JP2024026918A - コンクリート締固め管理システムおよびコンクリート締固め管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】締固め装置の位置測定の精度を高めることができるコンクリート締固め管理システムおよびコンクリート締固め管理方法を提供する。【解決手段】本開示に係るコンクリート締固め管理システムは、振動部を有する締固め装置による締固めが行われたコンクリートの締固め状態を管理するコンクリート締固め管理システムである。本開示に係るコンクリート締固め管理システムは、前記締固め装置とともに移動可能な第1アンテナと、前記第1アンテナとの間で位置測定用の無線信号を送受信する第2アンテナを有する測位用固定基準と、前記無線信号に基づいて前記締固め装置の位置を測定する位置測定部と、前記コンクリートの締固め状態を確認する締固め計測部と、を備える。【選択図】図1
Description
本開示は、コンクリート締固め管理システムおよびコンクリート締固め管理方法に関する。
コンクリート構造物には、ジャンカ、空隙などが形成されることがある。そのため、コンクリートを打設する際には、バイブレータを有する締固め装置を用いて締固めが行われる。締固め装置は、打設されたコンクリートに振動を与える。コンクリートは振動によって撹拌されて均質化するため、ジャンカは形成されにくくなる。コンクリートに振動を加えると気泡が除去されるため、空隙は生じにくくなる。
特許文献1には、締固めを実施したか否かを管理する締固め管理装置が開示されている。この締固め管理装置は、締固め装置に取り付けられたターゲットと、位置座標を検知する座標検知手段とを用いる。座標検知手段はレーザ光を出射する。座標検知手段は、レーザ光がターゲットで反射した反射光を受光することによって位置座標を検知する。
特許文献1に記載の締固め管理装置は、使用環境によっては、座標検知手段の出射光が遮られることなどによって、位置座標の検知精度が低くなることがある。
本開示は、締固め装置の位置測定の精度を高めることができるコンクリート締固め管理システムおよびコンクリート締固め管理方法を提供することを目的とする。
本開示に係るコンクリート締固め管理システムの一つの態様は、振動部を有する締固め装置による締固めが行われたコンクリートの締固め状態を管理するコンクリート締固め管理システムであって、前記締固め装置とともに移動可能な第1アンテナと、前記第1アンテナとの間で位置測定用の無線信号を送受信する第2アンテナを有する測位用固定基準と、前記無線信号に基づいて前記締固め装置の位置を測定する位置測定部と、前記コンクリートの締固め状態を確認する締固め計測部と、を備える。
本開示に係るコンクリート締固め管理方法の一つの態様は、振動部を有する締固め装置による締固めが行われたコンクリートの締固め状態を管理するコンクリート締固め管理方法であって、前記締固め装置とともに移動可能な第1アンテナと、第2アンテナを有する測位用固定基準と、を用い、位置測定用の無線信号を前記第1アンテナと前記第2アンテナとの間で送受信することによって前記締固め装置の位置を測定する工程と、前記コンクリートの締固め状態を確認する工程と、を有する。
本開示によれば、締固め装置の位置測定の精度を高めることができるコンクリート締固め管理システムおよびコンクリート締固め管理方法を提供することができる。
以下、本開示の実施の形態1に係るコンクリート締固め管理システムおよびコンクリート締固め管理方法を説明する。コンクリート締固め管理システムは「締固め管理システム」ともいう。コンクリート締固め管理方法は「締固め管理方法」ともいう。
図1は、実施の形態1に係る締固め管理システム10の構成図である。図2は、締固め管理システム10の一部の構成図である。図3は、締固め管理システム10のブロック図である。
図1および図2に示すように、締固め管理システム10は、コンクリート構造物を構築するためのコンクリート打設作業の現場で用いられる。コンクリート構造物は、型枠101内に供給されたコンクリートCによって形成される。型枠101は、例えば、平面視において矩形状である。型枠101の内側には、鉄筋102が設けられている。鉄筋102は、例えば、縦横に組み合わされて立体的に構成されている。型枠101の上には、締固めの作業のために第1作業員W1が乗る足場が設けられてもよい。
締固め装置200は、バイブレータ(振動部)201と、ケーブル202とを備える。バイブレータ201は、例えば、コンクリートCに振動を与える駆動部(モータなど)を備える。バイブレータ201は、打設されたコンクリートCに挿入される。バイブレータ201は、コンクリートCに振動を与えることによって、コンクリートCの締固めを行う。バイブレータ201は、振動によって気泡を除去するため、コンクリートCには空隙が形成されにくくなる。バイブレータ201は、振動によってコンクリートCを撹拌し、コンクリートCの均質化を図ることができる。そのため、コンクリートCにはジャンカが形成されにくくなる。ケーブル202は、バイブレータ201に給電する。
締固め管理システム10は、締固め装置200によって締固めが行われたコンクリートCの締固め状態を管理する。
図3に示すように、締固め管理システム10は、第1携帯端末1と、1または複数の測位用アンカー(測位用固定基準)2と、第2携帯端末3と、サーバ4とを備える。
第1携帯端末1は、第1作業員W1(図1参照)が携帯可能な電子機器である。第1携帯端末1は、例えば、タブレット型、スマートフォン型などの電子機器である。第1携帯端末1は、締固め装置200に取り付け可能な構造を備えていてもよい。
第1携帯端末1は、第1作業員W1(図1参照)が携帯可能な電子機器である。第1携帯端末1は、例えば、タブレット型、スマートフォン型などの電子機器である。第1携帯端末1は、締固め装置200に取り付け可能な構造を備えていてもよい。
第1携帯端末1は、第1アンテナ11と、位置測定部12と、締固め計測部13と、締固め判定部14と、を備える。
第1アンテナ11は、測位用アンカー2の第2アンテナ21との間で位置測定用の無線信号を送受信する。「送受信する」は、送信と受信のうち少なくとも一方を行うことをいう。
第1アンテナ11は、測位用アンカー2の第2アンテナ21との間で位置測定用の無線信号を送受信する。「送受信する」は、送信と受信のうち少なくとも一方を行うことをいう。
第1アンテナ11は、第1作業員W1(図1参照)が持つ第1携帯端末1に設けられているため、第1携帯端末1を持つ第1作業員W1が操作する締固め装置200とともに移動可能である。第1携帯端末1は、第1作業員W1が操作する締固め装置200に近接する位置にあるため、第1アンテナ11は、締固め装置200の位置を示すことができる。
第1アンテナ11は、第1電波受信部111と、第1電波送信部112と、第1データ送信部113と、を備える。第1電波受信部111は、測位用アンカー2の第2アンテナ21からの無線信号(電波)を受信する。第1電波送信部112は、第2アンテナ21に無線信号(電波)を送信する。第1データ送信部113は、サーバ4のサーバアンテナ41に無線通信によってデータを送信する。
第1アンテナ11と第2アンテナ21との間の無線通信の通信規格としては、UWB(Ultra Wide Band)通信と、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)ビーコン通信のうち少なくとも一方が好適である。UWB通信は、超広帯域通信ともいう。通信規格としては、UWB通信とBLEビーコン通信のうち一方のみを使用してもよいし、両方を併用してもよい。
UWB通信は、測位精度が高いという利点がある。BLEビーコン通信は当該技術分野で広く用いられているため、通信機器の入手しやすさ、コストなどの点で有利である。
位置測定部12は、第1アンテナ11と第2アンテナ21との間で送受信された無線信号、および既知である第2アンテナ21の位置に基づいて、第1アンテナ11の位置を測定する。
第1アンテナ11の位置を測定するには、第1アンテナ11と第2アンテナ21との距離を元に位置を測定する方法と、第1アンテナ11と第2アンテナ21との距離と第2アンテナ21に対する角度を元に位置を測定する方法とがある。それぞれの方法について以下に説明する。
第1アンテナ11の位置を測定するには、第1アンテナ11と第2アンテナ21との距離を元に位置を測定する方法と、第1アンテナ11と第2アンテナ21との距離と第2アンテナ21に対する角度を元に位置を測定する方法とがある。それぞれの方法について以下に説明する。
[1]距離を元に位置を測定する方法
測位用アンカー2の数は複数であると想定する。複数の測位用アンカー2は、第2アンテナ21をそれぞれ1つ備えると想定する。測位用アンカー2の数をN個とすると、第2アンテナ21の位置は、yi=(yi x yi y yi z)T(i=1...N)で表される。第1アンテナ11の位置xは、x=(xx xy xz)Tと表される。第1アンテナ11と第2アンテナ21との距離を「li」とする。第1アンテナ11の位置xは、次の式(1)に基づいて求めることができる。
測位用アンカー2の数は複数であると想定する。複数の測位用アンカー2は、第2アンテナ21をそれぞれ1つ備えると想定する。測位用アンカー2の数をN個とすると、第2アンテナ21の位置は、yi=(yi x yi y yi z)T(i=1...N)で表される。第1アンテナ11の位置xは、x=(xx xy xz)Tと表される。第1アンテナ11と第2アンテナ21との距離を「li」とする。第1アンテナ11の位置xは、次の式(1)に基づいて求めることができる。
なお、第1アンテナ11および第2アンテナ21は、受信した電波に含まれる識別情報から、受信した電波を送信したアンテナを識別することができる。また、第1アンテナ11および第2アンテナ21は、受信した電波の強度から、受信した電波を送信したアンテナとの距離を確認することができる。これらにより、第1アンテナ11は、複数の第2アンテナ21から受信した電波に基づいて第1アンテナ11と第2アンテナ21との距離liを求めることができる。
式(1)は、Newton法などの非線形最適化手法によって処理することができる。処理手順は、例えば、以下のとおりである。
(i)初期値の設定
xの初期値を設定する。前回の測位結果があれば、この測位結果を初期値として設定する。前回の測位結果がない場合は、測位用アンカー2の重心を初期値として設定する。測位用アンカー2の重心とは、例えば、平面視において、隣り合う測位用アンカー2を結ぶ直線を輪郭とする図形(測位用アンカーが4つの場合は四角形)の重心である。
(ii)位置の更新
非線形最適化手法によって、繰り返し第1アンテナ11の位置xを更新する。
(iii)収束判定
更新しても位置の変化が少ない場合、処理を終了し、そのときの位置xを測位結果とする。
(i)初期値の設定
xの初期値を設定する。前回の測位結果があれば、この測位結果を初期値として設定する。前回の測位結果がない場合は、測位用アンカー2の重心を初期値として設定する。測位用アンカー2の重心とは、例えば、平面視において、隣り合う測位用アンカー2を結ぶ直線を輪郭とする図形(測位用アンカーが4つの場合は四角形)の重心である。
(ii)位置の更新
非線形最適化手法によって、繰り返し第1アンテナ11の位置xを更新する。
(iii)収束判定
更新しても位置の変化が少ない場合、処理を終了し、そのときの位置xを測位結果とする。
[2]距離と角度を元に位置を測定する方法
測位用アンカー2の数は1つであると想定する。測位用アンカー2は、第2アンテナ21を少なくとも2つ備えると想定する。第2アンテナ21の位置yは、y=(yx yy yz)Tと表される。第1アンテナ11と第2アンテナ21との距離を「l」とする。第2アンテナ21に対する角度は単位ベクトルとして表現できる。第2アンテナ21に対する角度をe=(ex ey ez)Tとする。第1アンテナ11の位置であるx=(xx xy xz)Tは、次の式(2)によって求めることができる。なお、第1アンテナ11および第2アンテナ21は、受信した電波の到来方向を確認することができる。電波の到来方向は、第1アンテナ11からみた第2アンテナ21の方向、すなわち、第2アンテナ21に対する角度を示す。
測位用アンカー2の数は1つであると想定する。測位用アンカー2は、第2アンテナ21を少なくとも2つ備えると想定する。第2アンテナ21の位置yは、y=(yx yy yz)Tと表される。第1アンテナ11と第2アンテナ21との距離を「l」とする。第2アンテナ21に対する角度は単位ベクトルとして表現できる。第2アンテナ21に対する角度をe=(ex ey ez)Tとする。第1アンテナ11の位置であるx=(xx xy xz)Tは、次の式(2)によって求めることができる。なお、第1アンテナ11および第2アンテナ21は、受信した電波の到来方向を確認することができる。電波の到来方向は、第1アンテナ11からみた第2アンテナ21の方向、すなわち、第2アンテナ21に対する角度を示す。
測位用アンカー2の数は複数であってもよい。測位用アンカー2の数が複数である場合、まず、式(2)によって、各測位用アンカー2に対応した第1アンテナ11の位置を求める。第1アンテナ11の位置は、複数の測位用アンカー2について得た測位結果に基づいて、平均などの処理によって定めてもよい。
複数の測位用アンカー2について信頼度が判明している場合は、信頼度を元にした重み付き線形和で第1アンテナ11の位置を求めてもよい。
複数の測位用アンカー2について信頼度が判明している場合は、信頼度を元にした重み付き線形和で第1アンテナ11の位置を求めてもよい。
方法[1]、[2]のいずれにおいても、過去に求めた第1アンテナ11の位置情報を考慮して第1アンテナ11の位置を求めてもよい。例えば、過去に求めた位置情報と、現在の位置情報とを統合して第1アンテナ11の位置を定めてもよい。過去に求めた位置情報と現在の位置情報とを統合する方法として、ベイズフィルタを用いる方法がある。特に、カルマンフィルタを利用する方法が好適である。
第1データ送信部113は、位置測定部12で得られた第1アンテナ11の位置、および、締固め判定部14で得られた締固めの情報(締固めの完了または未完了)を、無線通信によりサーバ4に送信する。
位置測定部12は、方法[1]と方法[2]のいずれか一方のみを用いて第1アンテナ11の位置測定を行ってもよいし、方法[1]と方法[2]の両方を用いて第1アンテナ11の位置測定を行ってもよい。
なお、締固め管理システム10の第1アンテナ11と第2アンテナ21との間の無線通信で使用できる通信規格はUWB通信およびBLEビーコン通信に限らない。少なくとも距離の測定が可能な無線通信を行うことができれば、他の通信規格を使用してもよい。
なお、締固め管理システム10の第1アンテナ11と第2アンテナ21との間の無線通信で使用できる通信規格はUWB通信およびBLEビーコン通信に限らない。少なくとも距離の測定が可能な無線通信を行うことができれば、他の通信規格を使用してもよい。
締固め計測部13は、コンクリートCの締固め状態を確認する。締固め計測部13は、例えば、超音波、レーザ、電磁波、カメラ、およびLiDARのうち少なくとも1つを用いてコンクリートCの締固め状態を確認する。
締固め判定部14は、例えば、締固め計測部13により得たコンクリートCの締固め状態に基づいて、締固めの完了および未完了を判定する。
締固め判定部14は、例えば、締固め計測部13により得たコンクリートCの締固め状態に基づいて、締固めの完了および未完了を判定する。
超音波を使用する場合は、超音波発生器とセンサとを使用する。超音波発生器は、超音波を発生させる。センサは、超音波がコンクリートCで反射した反射波を検知する。締固め計測部13は、センサで検知した反射波の波形と、締固め後の反射波の波形とを比較する。「締固め後の反射波の波形」は、締固めされていることが確認されたコンクリートについての反射波の波形である。締固め後の反射波の波形は、予めデータベースに格納しておく。締固め計測部13は、センサで検知した反射波形と、締固め後の反射波形との類似性に基づいて、締固めの進行度を確認できる。
締固め判定部14は、センサで検知した反射波形が、締固め後の反射波形と類似している場合に、締固めが完了したと判定できる。
締固め判定部14は、センサで検知した反射波形が、締固め後の反射波形と類似している場合に、締固めが完了したと判定できる。
レーザを使用する場合は、レーザ距離計を用いて、コンクリートCに対するバイブレータ201(図1参照)の挿入深さを計測する。締固め計測部13は、バイブレータ201の挿入深さと、バイブレータ201がコンクリートCに挿入されている時間とに基づいて、締固めの状態を確認することができる。
締固め判定部14は、バイブレータ201の挿入深さと、バイブレータ201がコンクリートCに挿入されている時間とに基づいて、締固めが完了したと判定できる。
締固め判定部14は、バイブレータ201の挿入深さと、バイブレータ201がコンクリートCに挿入されている時間とに基づいて、締固めが完了したと判定できる。
電磁波を使用する場合は、超音波の場合と同様に、電磁波発生器とセンサとを使用する。電磁波発生器は、電磁波を発生させる。センサは、電磁波がコンクリートCで反射した反射波を検知する。締固め計測部13は、センサで検知した反射波の波形と、締固め後の反射波の波形とを比較する。締固め後の反射波の波形は、予めデータベースに格納しておく。締固め計測部13は、センサで検知した反射波形と、締固め後の反射波形との類似性に基づいて、締固めの進行度を確認できる。
締固め判定部14は、センサで検知した反射波形が、締固め後の反射波形と類似している場合に、締固めが完了したと判定できる。
締固め判定部14は、センサで検知した反射波形が、締固め後の反射波形と類似している場合に、締固めが完了したと判定できる。
カメラを用いる場合は、締固め装置200およびコンクリートCを撮像した画像に基づいて、コンクリートCに対するバイブレータ201(図1参照)の挿入深さを計測する。バイブレータ201には、挿入深さ測定のためのマーキングを施してもよい。締固め計測部13は、バイブレータ201の挿入深さと、バイブレータ201がコンクリートCに挿入されている時間とに基づいて、締固めの状態を確認することができる。
締固め判定部14は、バイブレータ201の挿入深さと、バイブレータ201がコンクリートCに挿入されている時間とに基づいて、締固めが完了したと判定できる。
締固め判定部14は、バイブレータ201の挿入深さと、バイブレータ201がコンクリートCに挿入されている時間とに基づいて、締固めが完了したと判定できる。
LiDAR(Light Detection and Ranging、またはLaser Imaging Detection and Ranging)を用いる場合は、LiDARを用いてコンクリートCに対するバイブレータ201(図1参照)の挿入深さを計測する。締固め計測部13は、バイブレータ201の挿入深さと、バイブレータ201がコンクリートCに挿入されている時間とに基づいて、締固めの状態を確認することができる。
締固め判定部14は、バイブレータ201の挿入深さと、バイブレータ201がコンクリートCに挿入されている時間とに基づいて、締固めが完了したと判定できる。
締固め判定部14は、バイブレータ201の挿入深さと、バイブレータ201がコンクリートCに挿入されている時間とに基づいて、締固めが完了したと判定できる。
締固め計測部13は、超音波、レーザ、電磁波、カメラ、およびLiDARのうち少なくとも1つを用いてコンクリートの締固め状態を確認するため、締固め状態を精度よく確認することができる。
超音波、レーザ、電磁波、カメラ、およびLiDARのうちのうち、超音波およびレーザは、使用環境による制約が少ないという利点がある。レーザおよび超音波の利点としては、通信機器が小型であるため設置が容易であることも挙げられる。
超音波、レーザ、電磁波、カメラ、およびLiDARのうちのうち、超音波およびレーザは、使用環境による制約が少ないという利点がある。レーザおよび超音波の利点としては、通信機器が小型であるため設置が容易であることも挙げられる。
図1および図2に示すように、測位用アンカー2は、1または複数の第2アンテナ21と、支柱22とを備える。なお、1つの測位用アンカー2に複数の第2アンテナ21が設置される場合、第1携帯端末1から送信された電波を複数の第2アンテナ21が受信するタイミングは、第2アンテナ21の設置位置によりそれぞれ異なる。位置測定部12は、複数の第2アンテナ21の受信タイミングの差異に基づいて、電波の到来方向の角度や、作業現場における第1作業員W1の位置を求めることができる。
図3に示すように、第2アンテナ21は、第2電波受信部211と、第2電波送信部212と、を備える。第2電波受信部211は、第1アンテナ11の第1電波送信部112からの無線信号(電波)を受信する。第2電波送信部212は、第1アンテナ11の第1電波受信部111に無線信号(電波)を送信する。第2アンテナ21は、それぞれ支柱22の上部に設けられている(図1および図2参照)。
図2に示すように、測位用アンカー2の数は、例えば4つである。支柱22は、平面視において矩形状である型枠101の四隅に近い位置にそれぞれ設けられている。支柱22は、型枠101の上縁より高い位置に達するように上方に延びる。支柱22の形状は、例えば、円柱状、角柱状などであってよい。測位用アンカー2の数は1でもよいし、複数(2以上の任意の数)でもよい。測位用アンカー2の数は3以上が好適である。第2アンテナ21は、型枠101の上縁より高い位置に設置されている。なお、コンクリート打設作業の現場が屋内である場合には、測位用アンカー2は、天井に設けられてもよい。測位用アンカー2は、第2アンテナ21の電波到達範囲にコンクリートの打設領域が含まれるようにコンクリート打設作業の現場に設置されていればよい。
図1に示すように、第2携帯端末3は、第2作業員W2が携帯可能な電子機器である。第2携帯端末3は、例えば、タブレット型、スマートフォン型などの電子機器である。第2作業員W2は、例えば、作業現場を統括する現場監督である。
図3に示すように、第2携帯端末3は、第3アンテナ31と、位置設定部32と、表示部33と、記憶部36とを備える。
第3アンテナ31は、第2データ受信部311を備える。第2データ受信部311は、サーバ4のサーバアンテナ41からのデータを受信する。
第3アンテナ31は、第2データ受信部311を備える。第2データ受信部311は、サーバ4のサーバアンテナ41からのデータを受信する。
位置設定部32は、設計図面34(図5参照)における測位用アンカー2(詳しくは、第2アンテナ21)の位置を設定する。第2アンテナ21の位置は、タッチパネル、マウス、およびキーボード等の入力手段により設定されてもよい。位置設定部32(または記憶部36)は、第2アンテナ21の位置と設計図面34とを関連付けして記憶する。第2アンテナ21の位置は、設計図面34の座標系における座標値として定められてもよい。設計図面34が緯度と経度の情報を含む場合、第2アンテナ21の位置は、緯度と経度によって定められてもよい。
表示部33は、第3アンテナ31が受信したデータに基づいて、コンクリートCの締固め状態を表示することができる。表示部33は、タッチパネルディスプレイの画面であってもよい。設計図面34が表示されたタッチパネルディスプレイの画面をユーザがタッチ操作することにより、設計図面34における第2アンテナ21の位置が入力されてもよい。
記憶部36は、締固め装置200の位置および締固め状態についての情報、および設計図面34(図5参照)などを記憶する。
サーバ4は、サーバアンテナ41を備える。サーバアンテナ41は、第1データ受信部411と、第2データ送信部412とを備える。第1データ受信部411は、第1携帯端末1の第1データ送信部113から送られたデータを受信する。第2データ送信部412は、第1データ受信部411が受信したデータを、第2携帯端末3の第2データ受信部311に、無線通信によって送信する。
次に、実施の形態に係る締固め管理方法を説明する。図4は、実施の形態に係る締固め管理方法を説明するフロー図である。
この締固め管理方法は、準備工程と、測位工程と、締固め確認工程と、を有する。
図4に示すように、準備工程では、締固め管理システム10の初期設定を行う(ステップS01)。初期設定では、測位用アンカー2の第2アンテナ21の位置設定を行う。具体的には、例えば、設計図面34(図5参照)における第2アンテナ21の位置を定める。設計図面34(図5参照)は、型枠101(図1参照)の全体を含む範囲の図面である。
図4に示すように、準備工程では、締固め管理システム10の初期設定を行う(ステップS01)。初期設定では、測位用アンカー2の第2アンテナ21の位置設定を行う。具体的には、例えば、設計図面34(図5参照)における第2アンテナ21の位置を定める。設計図面34(図5参照)は、型枠101(図1参照)の全体を含む範囲の図面である。
設計図面は、2D(2次元)図面であってもよいし、3D(3次元)図面であってもよい。3D図面は、コンクリート構造物の建物情報モデル(BIM:Building Information Modeling)データを含んでいてもよい。設計図面は、コンクリート打設作業の現場の寸法、形状、方角、注意事項などの情報を含んでいてもよい。設計図面は、予め第2携帯端末3の位置設定部32(図3参照)に入力しておく。3D図面は、俯瞰データに変換して入力してもよい。
2D図面を用いる場合、位置設定部32には、第2アンテナ21の高さに関する情報を入力する。位置設定部32には、高さ方向のデータをユーザが手入力によって入力し、2D図面データを他の方法により入力してもよい。
図5は、第2アンテナ21の位置を設定した第2携帯端末3の模式図である。図5に示すように、第2アンテナ21の位置設定を行うには、設計図面34における位置がわかるように4つの第2アンテナ21を登録する。これにより、設計図面34における第2アンテナ21の位置を指定できる。位置設定部32は、設計図面34におけるアンテナの位置とアンテナの識別情報とを関連付けて記憶してもよい。設計図面34および第2アンテナ21は表示部33に表示される。設計図面34は、コンクリートC(図1参照)の打設領域を含む設計図面である。
第2アンテナ21の位置情報は、サーバ4を介して第1携帯端末1に送られ、記録される。
第2アンテナ21の位置情報は、サーバ4を介して第1携帯端末1に送られ、記録される。
位置設定部32は、ユーザが第2アンテナ21の位置設定を誤った場合に、測位用アンカー2同士の距離に基づいて位置設定の誤りを判定できるように構成されていてもよい。例えば、測位用アンカー2同士の距離は、それぞれの測位用アンカー2に設置されている第2アンテナ21同士で無線信号を送受信することにより取得することができる。また、ユーザにより位置設定された第2アンテナ21同士の距離は、設計図面34における第2アンテナ21の位置と、設計図面34にあらかじめ付与されている縮尺情報とに基づいて算出することができる。測位用アンカー2同士の距離と、これに対応する設計図面34における第2アンテナ21同士の距離との差異が所定値を超える場合、位置設定部32は、ユーザが第2アンテナ21の位置設定を誤ったと判定してもよい。ユーザがマウスのクリックや、タッチディスプレイへのタップをして位置設定をする場合、詳細な位置設定が難しいことがある。設定した位置に不確かさがあると想定される場合には、誤り判定をおこなうことにより、第2アンテナ21の詳細な位置設定を行うことができる。位置設定部32は、位置設定の誤りをユーザに報知するように構成してもよい。位置設定部32は、ユーザが第2アンテナ21の位置設定を誤ったときに、第2アンテナ21の位置を適切な位置に補正する機能を有していてもよい。なお、実施の形態1では、第2アンテナ21が作業現場に設置された後に、位置設定部32が第2アンテナ21の位置設定を行う場合について説明したが、位置設定のタイミングはこれに限定されない。位置設定部32が第2アンテナ21の位置設定を行った後に、作業現場の対応する位置に第2アンテナ21が設置されてもよい。
測位用アンカー2は、冗長的に設置されていてもよい。これにより、第1アンテナ11と第2アンテナ21との間に遮蔽物があった場合に、その影響を小さくできる。したがって、第1アンテナ11と第2アンテナ21との間の送受信特性を良好にすることができる。
準備工程が終了すると、コンクリートの締固め作業が行われる。
図1に示すように、コンクリートCは型枠101内に供給される。第1作業員W1は、第1携帯端末1を携帯している。第1作業員W1は、締固め装置200を操作する。詳しくは、第1作業員W1は、締固めを実施すべき箇所のコンクリートCにバイブレータ201を挿入する。バイブレータ201はコンクリートCを振動させる。コンクリートCは振動によって撹拌されて均質化が促される。コンクリートCは振動によって気泡が除去される。
図1に示すように、コンクリートCは型枠101内に供給される。第1作業員W1は、第1携帯端末1を携帯している。第1作業員W1は、締固め装置200を操作する。詳しくは、第1作業員W1は、締固めを実施すべき箇所のコンクリートCにバイブレータ201を挿入する。バイブレータ201はコンクリートCを振動させる。コンクリートCは振動によって撹拌されて均質化が促される。コンクリートCは振動によって気泡が除去される。
ある個所での締固め作業が終了すると、第1作業員W1は、ケーブル202を操作してバイブレータ201をコンクリートCから引き抜く。第1作業員W1は他の箇所に移動し、移動先のコンクリートCに対して締固めを行うことができる。測位工程と締固め確認工程は、第1作業員W1が他の箇所に移動する前に行われる。
図4に示すように、測位工程では、第1アンテナ11と第2アンテナ21との間で位置測定用の無線信号を送受信することによって締固め装置200(図1参照)の位置を測定する(ステップS02)。
前述のように、第1携帯端末1の位置測定部12(図3参照)は、例えば、方法[1]と方法[2]の少なくとも一方を用いて、第1アンテナ11の位置を測定する。
前述のように、第1携帯端末1の位置測定部12(図3参照)は、例えば、方法[1]と方法[2]の少なくとも一方を用いて、第1アンテナ11の位置を測定する。
第1作業員W1は第1携帯端末1を携帯しているため、第1アンテナ11は締固め装置200と近接している。そのため、第1アンテナ11の位置は、締固め装置200の位置として取り扱うことができる。このようにして、締固め装置200(図1参照)の位置を測定することができる。測位工程は、「締固め装置の位置を測定する工程」の一例である。なお、測位工程は、締固め作業と同時に行われてもよいし、締固め作業を行う位置に到着した第1作業員W1が締固め作業を開始する前に行われてもよい。
締固め確認工程では、締固め計測部13(図3参照)は、例えば、超音波、レーザなどを用いてコンクリートCの締固め状態を確認する(ステップS03)。締固め判定部14は、例えば、締固め計測部13により得たコンクリートCの締固め状態に基づいて、締固めの完了および未完了を判定する。締固め確認工程は、「コンクリートの締固め状態を確認する工程」の一例である。
次いで、第1携帯端末1の第1データ送信部113は、締固め装置200の位置およびコンクリートCの締固め状態についての情報を、サーバ4の第1データ受信部411に送信する。サーバ4の第2データ送信部412は、締固め装置200の位置およびコンクリートCの締固め状態についての情報を、第2携帯端末3の第2データ受信部311に送信する(ステップS04)。コンクリートCの締固め状態についての情報は、締固め判定部14で得られた締固めの情報、つまり、締固めが完了したか否かの判定結果を含んでいてもよい。また、コンクリートCの締固め状態についての情報は、締固めが完了したか否かの判定に用いられた情報を含んでいてもよい。
図6は、コンクリートCの締固め状態を表示した第2携帯端末3の模式図である。図6に示すように、型枠101(図1参照)の内部空間を、平面視において複数のグリッド35に区画することができる。実施の形態の締固め管理方法は、グリッド35ごとにコンクリートCの締固め状態を管理する。
グリッド35は、例えば、平面視において正方形状である。グリッド35の大きさは、締固め装置200のバイブレータ201(図1参照)の振動が及ぶ範囲に応じて設定することができる。グリッド35は、例えば、50cm×50cmの正方形状であってよい。
第1作業員W1(図1参照)は、締固め装置200による締固め操作を、複数のグリッド35についてそれぞれ行う。
第1作業員W1(図1参照)は、締固め装置200による締固め操作を、複数のグリッド35についてそれぞれ行う。
第2携帯端末3は、締固め装置200の位置およびコンクリートCの締固め状態の情報に基づいて、締固め装置200による締固めが実施されたグリッド35ごとに、コンクリートCの締固めの完了または未完了を表示する(ステップS05)。締固めが完了したグリッド35と、未完了のグリッド35とは、異なる色で表示する。例えば、締固めが完了したグリッド35は第1の色(例えば、緑)で表示する。締固めが未完了であるグリッド35は第2の色(例えば、赤)で表示する。第1の色と第2の色とは異なる。第2携帯端末3は、締固め装置200の位置が含まれるグリッド35を、締固めが実施されたグリッド35として特定してもよい。
図6では、15個のグリッド35は3×5のマトリクス状に配列されている。15個のグリッド35のうち、グリッド35A,35B,35C,35D,35Eは、締固めが完了したと判定されたため、第1の色(例えば、緑)で表示されている。そのほかのグリッド35は、締固めが未完了であるため、第2の色(例えば、赤)で表示されている。このようにして、型枠101(図1参照)内のコンクリートCの締固め状態を管理することができる。
締固め装置200の位置および締固め状態についての情報は、設計図面34(図5参照)と関連付けて記録することができる。関連付けされた設計図面34と前記情報(締固め装置200の位置および締固め状態についての情報)とは、第2携帯端末3の記憶部36(図3参照)に記憶される。また、関連付けされた設計図面34と前記情報(締固め装置200の位置および締固め状態についての情報)とは、第2携帯端末3からサーバ4へ送信され、サーバ4において記憶されてもよい。設計図面34と、前記情報(締固め装置200の位置および締固め状態についての情報)とを関連付けて記録することにより、コンクリートCの締固め位置および締固め状態の管理を容易に、かつ一括的に行うことができる。
締固め管理システム10は、締固め装置200とともに移動可能な第1アンテナ11と、第2アンテナ21を有する測位用アンカー2とを備える。締固め管理システム10は、第1アンテナ11と第2アンテナ21との間で送受信される無線信号によって締固め装置200の位置を測定する。そのため、レーザ光による位置測定の場合と異なり、第1アンテナ11と第2アンテナ21との間に遮蔽物がある場合でも、締固め装置200の位置を精度よく測定することができる。また、GPSによる位置測定の場合と比べ、屋内でも締固め装置200の位置の測定がしやすい。このように、締固め管理システム10は、使用環境にかかわらず、締固め装置200の位置を精度よく測定することができる。
締固め管理システム10は、締固め判定部14を備えるため、コンクリートCの締固めが完了したか否かを情報として管理することができる。
締固め管理システム10は、第1作業員W1が携帯可能な第1携帯端末1を備えるため、測位工程および締固め確認工程の操作は容易となる。
締固め管理システム10は、第1作業員W1が携帯可能な第1携帯端末1を備えるため、測位工程および締固め確認工程の操作は容易となる。
締固め管理システム10は、表示部33を有する第2携帯端末3を備えるため、第2作業員W2による締固め状態の管理が容易となる。
前述の締固め管理方法では、第1アンテナ11と第2アンテナ21との間で送受信される無線信号によって締固め装置200の位置を測定する。そのため、使用環境にかかわらず、締固め装置200の位置を精度よく測定することができる。
本開示は上述の実施形態に限定されず、本開示の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、実施の形態1では、第1携帯端末1と第2携帯端末3との間のデータの通信は、サーバ4を介して行うが、第1携帯端末1と第2携帯端末3との間のデータの通信は、サーバを経由した通信に限定されない。第1携帯端末1と第2携帯端末3との間のデータの通信は、P2P(Peer 2 Peer)通信によって直接、行ってもよい。
例えば、実施の形態1では、第1携帯端末1と第2携帯端末3との間のデータの通信は、サーバ4を介して行うが、第1携帯端末1と第2携帯端末3との間のデータの通信は、サーバを経由した通信に限定されない。第1携帯端末1と第2携帯端末3との間のデータの通信は、P2P(Peer 2 Peer)通信によって直接、行ってもよい。
図3に示すように、実施の形態1の締固め管理システム10で用いられる第1携帯端末1は表示部を備えていないが、第1携帯端末1は表示部を備えていてもよい。第1携帯端末1の表示部は、例えば、締固め装置200の位置およびコンクリートCの締固め状態などを表示することができる。第1携帯端末1に表示部があると、第1作業員W1が締固め装置200の位置およびコンクリートCの締固め状態などを確認できる。第1携帯端末1の表示部は、例えば、予め第1携帯端末1に入力しておいた設計図面34、またはサーバを介して第2携帯端末3から受信した設計図面34を表示することができる。第1作業員W1は、作業現場における締固め装置200の位置と、設計図面34における締固め装置200の位置およびコンクリートCの締固め状態などを確認しながら締固め作業を行うことができる。
実施の形態1の締固め管理システム10では、締固め判定部14は、第1携帯端末1に設けられているが、締固め判定部は、第2携帯端末3またはサーバ4に設けてもよい。
実施の形態1の締固め管理システム10では、第1アンテナ11は第1携帯端末1に設けられているが、第1アンテナの設置位置は限定されない。例えば、第1アンテナは、締固め装置に設置してもよい。
実施の形態1の締固め管理システム10では、表示部33はコンクリートCの締固めが完了したか否かを表示するが、表示部33は、コンクリートCの締固めが完了したか否かの判断に用いられる情報を表示してもよい。「コンクリートCの締固めが完了したか否かの判断に用いられる情報」は、例えば、センサで検知した反射波形と締固め後の反射波形との類似を示すデータなどである。
実施の形態1の締固め管理システム10では、第1アンテナ11は第1携帯端末1に設けられているが、第1アンテナの設置位置は限定されない。例えば、第1アンテナは、締固め装置に設置してもよい。
実施の形態1の締固め管理システム10では、表示部33はコンクリートCの締固めが完了したか否かを表示するが、表示部33は、コンクリートCの締固めが完了したか否かの判断に用いられる情報を表示してもよい。「コンクリートCの締固めが完了したか否かの判断に用いられる情報」は、例えば、センサで検知した反射波形と締固め後の反射波形との類似を示すデータなどである。
1…第1携帯端末 2…測位用アンカー(測位用固定基準) 3…第2携帯端末 10…締固め管理システム(コンクリート締固め管理システム) 11…第1アンテナ、12…位置測定部、13…締固め計測部 14…締固め判定部 21…第2アンテナ 33…表示部 200…締固め装置 201…バイブレータ(振動部)
Claims (11)
- 振動部を有する締固め装置による締固めが行われたコンクリートの締固め状態を管理するコンクリート締固め管理システムであって、
前記締固め装置とともに移動可能な第1アンテナと、
前記第1アンテナとの間で位置測定用の無線信号を送受信する第2アンテナを有する測位用固定基準と、
前記無線信号に基づいて前記締固め装置の位置を測定する位置測定部と、
前記コンクリートの締固め状態を確認する締固め計測部と、
を備える、
コンクリート締固め管理システム。 - 前記無線信号の通信規格は、UWB通信と、BLEビーコン通信のうち少なくとも一方である、
請求項1記載のコンクリート締固め管理システム。 - 前記締固め計測部は、超音波、レーザ、電磁波、カメラ、およびLiDARのうち少なくとも1つを用いて前記コンクリートの締固め状態を確認する、
請求項1記載のコンクリート締固め管理システム。 - 前記コンクリートの締固め状態に基づいて前記コンクリートの締固め完了を判定する締固め判定部をさらに備える、
請求項1記載のコンクリート締固め管理システム。 - 前記締固め計測部は、前記コンクリートにより反射された超音波または電磁波を用いて前記コンクリートの締固め状態を確認する、
請求項1記載のコンクリート締固め管理システム。 - 前記締固め装置を操作する作業員が携帯可能な第1携帯端末をさらに備え、
前記位置測定部および前記締固め計測部は、前記第1携帯端末に設けられる、
請求項1記載のコンクリート締固め管理システム。 - 前記位置測定部で得られた前記締固め装置の位置と、前記締固め計測部で得られた締固め状態と、を表示する表示部を有する第2携帯端末をさらに備える、
請求項6記載のコンクリート締固め管理システム。 - 振動部を有する締固め装置による締固めが行われたコンクリートの締固め状態を管理するコンクリート締固め管理方法であって、
前記締固め装置とともに移動可能な第1アンテナと、第2アンテナを有する測位用固定基準と、を用い、位置測定用の無線信号を前記第1アンテナと前記第2アンテナとの間で送受信することによって前記締固め装置の位置を測定する工程と、
前記コンクリートの締固め状態を確認する工程と、
を有する、
コンクリート締固め管理方法。 - 前記締固め状態についての情報を、前記コンクリートの打設領域を含む設計図面と関連付けて記録する、
請求項8記載のコンクリート締固め管理方法。 - 前記締固め装置の位置についての情報を、前記コンクリートの打設領域を含む設計図面と関連付けて記録する、
請求項8記載のコンクリート締固め管理方法。 - 前記締固め装置の位置を測定するに先だって、前記コンクリートの打設領域を含む設計図面における前記第2アンテナの位置を指定する、
請求項8記載のコンクリート締固め管理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022129459A JP2024026918A (ja) | 2022-08-16 | 2022-08-16 | コンクリート締固め管理システムおよびコンクリート締固め管理方法 |
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JP2022129459A Pending JP2024026918A (ja) | 2022-08-16 | 2022-08-16 | コンクリート締固め管理システムおよびコンクリート締固め管理方法 |
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2022
- 2022-08-16 JP JP2022129459A patent/JP2024026918A/ja active Pending
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