JP2024025420A - 貨幣処理装置、貨幣処理装置の製造方法、およびプログラム - Google Patents

貨幣処理装置、貨幣処理装置の製造方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

Figure 2024025420000001
【課題】複数ユニットの種々のレイアウトに容易に対応することができる貨幣処理装置、貨幣処理装置の製造方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】本開示に係る貨幣処理装置は、貨幣を搬送する上部搬送部を有する上部モジュールと、前記貨幣を搬送する下部搬送部を有する下部モジュールと、を備え、前記上部搬送部の端部と接続される第1端部、および前記下部搬送部の端部と接続される第2端部の間で前記貨幣を搬送する中部搬送部を有する中部搬送モジュールが選択的に前記下部モジュールに取り付けられて、前記上部搬送部の端部と前記下部搬送部の端部とを複数の異なる位置関係で設置して前記上部搬送部と前記下部搬送部との間で前記貨幣の搬送を可能にする。
【選択図】図1

Description

本開示は、貨幣、すなわち紙幣、硬貨、または紙葉類の少なくとも1つを収納する貨幣処理装置、貨幣処理装置の製造方法、およびプログラムに関する。
貨幣を受け付け、貨幣に対して種々の処理を実行する貨幣処理装置が普及している。貨幣処理装置は、一般的に、貨幣の入金を受け付ける入金ユニット、入金された貨幣を収納する収納ユニット、貨幣の出金を行う出金ユニット、各ユニットの間で貨幣を搬送する搬送ユニットなどの複数種類のユニットの組み合わせにより構成される。
貨幣処理装置を構成する各ユニットは、種々の用途に対応可能とするため、種々の形状および大きさを有する。複数種類のユニットを組み合わせて貨幣処理装置を設計するとき、各ユニットのレイアウトを調節する必要がある。
特に、搬送ユニットは、例えば入金ユニット、出金ユニット、および収納ユニットの間で貨幣が互いに搬送可能となるように各ユニットの貨幣の出入り口同士を接続する必要がある。
特許文献1には、紙幣を受け取るリサイクラーと、金庫と、複数の連結輸送アセンブリと、を備え、リサイクラーが金庫に対して複数の異なる方向とオフセットで配置されたとき、複数の連結輸送アセンブリを、それぞれ個別にリサイクラーの内部に直接係合させるモジュール式の現金自動預払機が開示されている。
米国特許出願公開第2021/0264745号明細書
特許文献1に開示された現金自動預払機では、リサイクラーの方向およびオフセットに基づいて、複数の連結輸送アセンブリのいずれかがリサイクラー内部の下側に直接接続される。そして、リサイクラーと連結輸送アセンブリとが一体的に現金自動預払機の上部のシェルに収納される。このため、上部のシェルが大型化してしまうとともに、リサイクラーに連結輸送アセンブリを取り付ける際、下側からリサイクラー内部に直接取り付ける必要があるため、作業が比較的困難である、という課題がある。
本開示は、複数ユニットの種々のレイアウトに容易に対応することができる貨幣処理装置、貨幣処理装置の製造方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る貨幣処理装置は、貨幣を搬送する上部搬送部を有する上部モジュールと、前記貨幣を搬送する下部搬送部を有する下部モジュールと、を備え、前記上部搬送部の端部と接続される第1端部、および前記下部搬送部の端部と接続される第2端部の間で前記貨幣を搬送する中部搬送部を有する中部搬送モジュールが選択的に前記下部モジュールに取り付けられて、前記上部搬送部の端部と前記下部搬送部の端部とを複数の異なる位置関係で設置して前記上部搬送部と前記下部搬送部との間で前記貨幣の搬送を可能にする。
本開示の一態様に係る貨幣処理装置によれば、前記下部モジュールは、前記下部搬送部が取り付けられる下部フレームを有し、前記中部搬送モジュールは、前記下部フレームに取り付けられて固定される。このような構成により、中部搬送モジュールは下部モジュールから取り外し可能で、中部搬送モジュールのみを下部筐体から取り出すことができる。
本開示の一態様に係る貨幣処理装置によれば、前記下部モジュールは、前記下部搬送部および前記中部搬送モジュールが取り付けられた状態の前記下部フレームを移動させる移動機構をさらに有する。
本開示の一態様に係る貨幣処理装置によれば、前記下部搬送部および前記中部搬送モジュールが取り付けられた状態の前記下部フレームを内部に収納する下部筐体をさらに備える。
本開示の一態様に係る貨幣処理装置によれば、前記中部搬送モジュールは、前記下部フレームに上側から取り付けられる。
本開示の一態様に係る貨幣処理装置によれば、前記中部搬送モジュールは、前記中部搬送部が取り付けられる中部フレームを有し、前記中部搬送モジュールは、前記中部フレームが前記下部フレームに取り付けられることにより、前記下部モジュールに固定される。
本開示の一態様に係る貨幣処理装置によれば、前記中部搬送モジュールは、前記中部搬送部を稼働させるモータをさらに有する。
本開示の一態様に係る貨幣処理装置によれば、前記中部搬送モジュールは、前記中部搬送部により搬送される前記貨幣を検知する検知部をさらに有する。
本開示の一態様に係る貨幣処理装置によれば、前記中部搬送モジュールは、前記中部搬送部内の前記貨幣を手動で移動させる手動移動機構をさらに有する。
本開示の一態様に係る貨幣処理装置によれば、前記中部フレームは、凸部を有し、前記下部フレームのスリットに前記凸部が係合されることで位置決めされる。
本開示の一態様に係る貨幣処理装置によれば、前記第1端部と前記第2端部との位置関係が互いに異なる複数の中部搬送モジュールのうち、前記上部搬送部の端部と前記第1端部の位置、および前記下部搬送部の端部と前記第2端部の位置が合致する前記中部搬送モジュールを選択的に取り付けて、前記上部搬送部の端部と前記下部搬送部の端部とを複数の異なる位置関係で設置して前記上部搬送部と前記下部搬送部との間で前記貨幣の搬送を可能にする。
本開示の一態様に係る貨幣処理装置によれば、前記下部フレームが前記移動機構により引き出されるときに、前記中部搬送モジュールが露出する。
本開示の一態様に係る貨幣処理装置によれば、前記下部筐体が金庫ではないときに前記中部搬送モジュールを取り付けずに前記上部モジュールと前記下部モジュールの前面を揃え、前記下部筐体が金庫であるときに前記中部搬送モジュールを取り付けて、前記上部モジュールと前記下部モジュールを収納した金庫の前面とを揃える。
本開示の一態様に係る貨幣処理装置の製造方法は、貨幣を搬送する上部搬送部を有する上部モジュール、および、前記貨幣を搬送する下部搬送部を有する下部モジュールを備える貨幣処理装置の製造方法であって、コンピュータが、前記上部搬送部および前記下部搬送部のそれぞれの端部の位置に関する情報を取得し、第1端部および第2端部の位置関係がそれぞれ異なる中部搬送部をそれぞれ有する複数の中部搬送モジュールのうち、前記上部搬送部の端部と前記第1端部の位置、および前記下部搬送部の端部と前記第2端部の位置がそれぞれ合致する前記中部搬送モジュールを選択し、選択した前記中部搬送モジュールに関する情報を出力する。
本開示の一態様に係るプログラムは、貨幣を搬送する上部搬送部を有する上部モジュール、および、前記貨幣を搬送する下部搬送部を有する下部モジュールを備える貨幣処理装置を製造するプログラムであって、前記上部搬送部および前記下部搬送部のそれぞれの端部の位置に関する情報を取得し、第1端部および第2端部の位置関係がそれぞれ異なる中部搬送部をそれぞれ有する複数の中部搬送モジュールのうち、前記上部搬送部の端部と前記第1端部の位置、および前記下部搬送部の端部と前記第2端部の位置がそれぞれ合致する前記中部搬送モジュールを選択し、選択した前記中部搬送モジュールに関する情報を出力する、手順をコンピュータに実行させる。
本開示によれば、複数ユニットの種々のレイアウトに容易に対応することができる。
貨幣処理装置の内部構造の一例を示す図 中部搬送モジュールを追加した貨幣処理装置の内部構造の一例を示す図 下部フレームに中部フレームが取り付けられる様子を示す図 貨幣処理装置の外形の具体例を説明するための図 種々の外形の貨幣処理装置を実現するための貨幣処理装置の内部構造を例示した図 中部搬送モジュールの一例を示す斜視図 貨幣処理装置の製造制御を行う製造制御装置の構成の一例を示す図 製造制御装置による貨幣処理装置の製造方法を説明するためのフローチャート
以下、本開示の各実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。ただし、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明等は省略する場合がある。また、各実施の形態において共通する構成については同一の符号を付し、重複する説明を省略することがある。
[構成の説明]
以下では、本開示の実施の形態に係る貨幣処理装置1について詳細に説明する。
図1は、貨幣処理装置1の内部構造の一例を示す図である。図1に示すように、貨幣処理装置1は、筐体11と、上部モジュール12と、下部モジュール13と、を備える。図1に示す例では、左側が貨幣処理装置1の前方、右側が貨幣処理装置1の後方とされている。
筐体11は、上部モジュール12および下部モジュール13に収納する。筐体11は、上部モジュール12を収納する上部筐体111と、下部モジュール13を収納する下部筐体112と、を有する。図1に示す例では、上部筐体111および下部筐体112は、それぞれ、例えば比較的薄い金属板で構成された金属ケースである。
貨幣処理装置1は、上部筐体111の下側の面と、下部筐体112の上側の面とが互いに接触した状態で設置される。
上部筐体111は、その内部にアクセスするための扉113を有する。また、下部筐体112は、その内部にアクセスするための扉114を有する。図1に示す例では、扉113は、上部筐体111の上側の面に、扉114は、下部筐体112の前方側の面に、それぞれ設けられている。ただし、本開示では、後述するように、扉は、筐体の他の面、例えば筐体の後方側の面、または側面に設けられてもよい。
扉113および扉114は、それぞれ、例えばヒンジなどによって上部筐体111および下部筐体112に開閉可能に取り付けられている。
上部モジュール12は、筐体11に設けられた入金口151(後出の図4を参照)から入金された貨幣を受け付ける入金ユニット121と、筐体11に設けられた出金口152(後出の図4を参照)に貨幣の出金を行う出金ユニット122、および、上部モジュール12内での貨幣の搬送を行う上部搬送部123と、を有する。なお、上部モジュール12は、入金された貨幣を上部モジュール12内で一時保持する一時保留部などをさらに有してもよい。
上部搬送部123は、入金ユニット121と、出金ユニット122と、上部モジュール12の下端部に設けられた接続端124と、の間で貨幣を搬送する。接続端124は、下部搬送部132の接続端133(詳細は後述)と接続可能な上部搬送部123の一端部である。なお、上部搬送部123の他端部は、入金ユニット121および出金ユニット122に設けられている。
接続端124は、例えば櫛歯状構造を有する。接続端124は、同様の構造を有する下部搬送部132の接続端133との間で、櫛歯状構造同士を互いに噛み合わせることにより貨幣を受け渡しできるように構成される。なお、本明細書において、接続端同士の接続とは、2つの搬送部の接続端同士の位置を合わせ、櫛歯状構造同士を互いに噛み合わせることを意味している。接続端同士の接続は、例えばいずれかのモジュールが移動されることによって、容易に解除されうる。
上部搬送部123は、接続端124から、貨幣を下向きに送り出す、または貨幣を上向きに取り込むことができる。
なお、上部筐体111の下面、および下部筐体112の上面には、それぞれ、上部搬送部123および下部搬送部132の間で貨幣の受け渡しを行うための開口が設けられている。
上部モジュール12の各構成は、例えば上部フレーム125に取り付けられている。上部フレーム125は、上下方向および水平方向に沿って配置される棒または細い板の組み合わせで構成されている。上部フレーム125には、ネジなどを用いて上部モジュール12の各構成を取り付けるための穴が設けられている。
なお、上部モジュール12の各構成は、上部フレーム125に取り付けられるのではなく、構成同士が互いに接続されていてもよい。
下部モジュール13は、貨幣を収納する収納部131と、下部モジュール13内での貨幣の搬送を行う下部搬送部132と、を有する。また、下部モジュール13は、貨幣処理装置1の全体の動作制御を行う制御ユニットをさらに有していてもよい。
収納部131は、貨幣を収納し、貯留する。収納部131は、収納した貨幣を排出する機構を有しない回収部であってもよいし、収納した貨幣を排出する機構を有するリサイクル部であってもよい。貨幣処理装置1は、リサイクル部に収納された貨幣を排出させて再利用することはできるが、回収部に収納された貨幣を排出させることはできない。
下部モジュール13には、図1に示すように複数の収納部131が含まれていてもよい。この場合、複数の収納部131には、回収部とリサイクル部の両方が含まれてもよいし、いずれか一方のみが含まれてもよい。
下部搬送部132は、収納部131(収納部131が複数ある場合は複数の収納部131のそれぞれ)と、下部モジュール13の上端部に設けられた接続端133と、の間で貨幣を搬送する。接続端133は、上部モジュール12の接続端124と接続可能な下部搬送部132の一端部である。接続端133は、上述した接続端124と同様の櫛歯状構造を有し、櫛歯状構造同士を互いに噛み合わせることにより貨幣を受け渡しできるように構成される。
下部搬送部132は、接続端133から、貨幣を上向きに送り出す、または貨幣を下向きに取り込むことができる。
下部モジュール13の各構成は、例えば下部フレーム134に取り付けられる。下部フレーム134は、上下方向および水平方向に沿って配置される棒または細い板の組み合わせで構成されている。下部フレーム134には、ネジなどを用いて下部モジュール13の各構成を取り付けるための穴が設けられている。
下部フレーム134は、レールなどの移動機構135により下部筐体112内に保持されている。これにより、下部フレーム134および下部フレーム134に取り付けられた各構成(後述するように、中部搬送モジュール14を含む)は、扉114が開いた状態で、移動機構135に沿って筐体11の外部まで引き出すことができる。なお、図1に示す例では、移動機構135は下部筐体112の最下部に配置されているが、例えば移動機構が下部筐体の最上部に配置され、下部フレーム134に取り付けられた各構成が移動機構に吊り下げられて保持されていてもよい。
このように、貨幣処理装置1では、上部モジュール12の上部搬送部123と下部モジュール13の下部搬送部132とが、それぞれの接続端同士で接続されており、貨幣を上部モジュール12と下部モジュール13との間で搬送させることができる。
本開示では、このような構成を有する貨幣処理装置1は、さらに以下説明する中部搬送モジュール14を加えて全体を構成し直すことができる。中部搬送モジュール14は、上部モジュール12と下部モジュール13との間で、貨幣の搬送を行うモジュールである。本開示では、詳細は後述するが、複数の形状を有する中部搬送モジュール14が、予め、設計され、製造されているものとする。
貨幣処理装置1は、後出の図4にて説明するように、様々な外形に設計される場合がある。貨幣処理装置1の外形が変更されると、筐体11の形状も変更される。これに伴い、筐体11内部における上部モジュール12および下部モジュール13のレイアウトも変更される。
このため、貨幣処理装置1は、所望される外形に合わせたレイアウトに合致する形態の中部搬送モジュール14が選択的に取り付けられる。これにより、上部モジュール12および下部モジュール13のレイアウトが変更されることにより生じる接続端同士の位置のずれを、中部搬送モジュール14によって吸収することができる。このため、上部モジュール12および下部モジュール13それぞれの構成を変更することなく、上部モジュール12と下部モジュール13のレイアウトを比較的容易に変更することができる。以下では、中部搬送モジュール14について詳細に説明する。
図2は、図1に示す貨幣処理装置1に、中部搬送モジュール14を加えた様子を示す図である。図2に示すように、中部搬送モジュール14は、下部モジュール13の上部に取り付けられ、下部筐体112の内部に下部モジュール13と共に収納される。なお、図2では、下部筐体112は、中部搬送モジュール14が加わったことにより、図1に示すものよりも大きな形状に構成されている。
中部搬送モジュール14は、中部搬送部141と、上側接続端142と、下側接続端143と、を有する。上側接続端142は、上部搬送部123の一端部である接続端124と接続される。下側接続端143は、下部搬送部132の一端部である接続端133と接続される。これにより、中部搬送部141は、上部搬送部123および下部搬送部132と貨幣の受け渡しを行うことができる。なお、上側接続端142が本開示の第1端部の一例であり、下側接続端143が本開示の第2端部の一例である。
中部搬送部141は、上側接続端142から、貨幣を上向きに送り出す、または貨幣を下向きに取り込むことができる。また、中部搬送部141は、下側接続端143から、貨幣を下向きに送り出す、または貨幣を上向きに取り込むことができる。
中部搬送モジュール14の中部搬送部141は、中部フレーム144に取り付けられる。中部フレーム144は、上下方向および水平方向に沿って配置される棒または細い板の組み合わせで構成されている。中部フレーム144には、ネジなどを用いて中部搬送部141を取り付けるための穴が設けられている。
中部フレーム144が下部フレーム134に上側から取り付けられることにより、中部搬送モジュール14は下部モジュール13に取り付けられる。中部フレーム144の下部フレーム134への取り付けは、ネジなどを用いて行われる。中部フレーム144および下部フレーム134には、互いに位置決めのための目印が設けられており、貨幣処理装置1の製造時には容易に取り付けできるように構成される。目印の例として、中部フレーム144および下部フレーム134のそれぞれに設けられた、突起および当該突起が収められる穴部などが挙げられる。また、中部搬送モジュール14は、下部モジュール13から取り外すこともでき、取り外された中部搬送モジュール14は、扉114から外部に取り出すことができる。
中部フレーム144は、下部フレーム134に上側から取り付けられる。図3は、下部フレーム134に中部フレーム144が取り付けられる様子を示す図である。図3に示すように、中部フレーム144は、下部フレーム134の上側にネジなどにより取り付けられることで、下部フレーム134に固定される。図3に示すように、中部フレーム144には位置決めのための凸部21が設けられている。下部フレーム134に設けられたスリット22に凸部21が嵌め入れられることにより、下部フレーム134に対する中部フレーム144の位置決めが行われる。
下部モジュール13の各構成は、下部フレーム134の上端部から上側に突出しないように、下部フレーム134に取り付けられている。このため、中部フレーム144を下部フレーム134の上側に容易に配置することができるとともに、ネジなどにより中部フレーム144を下部フレーム134の上側に取り付けることも容易である。
このように、中部搬送モジュール14が固定された中部フレーム144が下部フレーム134に取り付けられるため、下部モジュール13の各構成が移動機構135によって筐体11の外部まで引き出されるとき、中部搬送モジュール14も同時に筐体11の外部まで引き出される。
上述したように、本開示では、複数の形状を有する中部搬送モジュール14が予め用意されており、上部モジュール12および下部モジュール13のレイアウトに応じて、適切な中部搬送モジュール14が選択される。なお、複数の形状を有する中部搬送モジュール14は、具体的には、上側接続端142および下側接続端143の位置がそれぞれ異なり、これに伴って搬送路の形状もそれぞれ異なる。複数の形状を有する中部搬送モジュール14についての詳細は、後述する。
以上、貨幣処理装置1の全体構成の一例について説明した。このように、貨幣処理装置1は、貨幣の入金や出金などを扱う上部モジュール12と、貨幣を収納する収納部131を含む下部モジュール13と、を備え、複数の形状の中部搬送モジュール14のうち、上部モジュール12および下部モジュール13の所望のレイアウトに合致する形状の中部搬送モジュール14が下部モジュール13に上側から取り付けられる。
以下、貨幣処理装置1の種々の外形について、具体例を挙げて説明する。図4は、貨幣処理装置1の外形の具体例を説明するための図である。
図4Aは、貨幣処理装置1の外形の第1の例を示す。図4Aに示される貨幣処理装置1は、入金口151と、出金口152と、を有する。入金口151と、出金口152は、貨幣処理装置1の上部筐体111の前方側に設けられている。
また、図4Aに示す例では、下部筐体112の前方側の面に扉114が設けられている。
図4Aに例示した貨幣処理装置1は、例えば壁際に設置される。この場合、貨幣処理装置1に対して貨幣の入金または出金などを行う利用者は、筐体11の前方側から入金口151または出金口152を介して貨幣処理装置1を利用する。また、貨幣処理装置1の収納部131(図1参照)への貨幣の補充、または収納部131から貨幣の回収などを行う管理者は、下部筐体112の前方側から扉114を介して下部筐体112の内部へアクセスする。図4Aには、扉114が少し開かれた様子が示されている。
図4Bは、貨幣処理装置1の外形の第2の例を示す。図4Bに示される貨幣処理装置1は、図4Aに示す第1の例と比較して、入金口151および出金口152付近の筐体11の一部が前方側にせり出した形状を有する。
このような外形により、例えば、貨幣処理装置1の設置場所と、利用者が立ち入ることができる場所との間に多少距離がある場合でも、入金口151および出金口152を利用者が立ち入ることができる場所に近づけることができる。このため、利用者は入金口151および出金口152に容易にアクセスすることができる。
図4Cは、貨幣処理装置1の外形の第3の例を示す。図4Cに示される貨幣処理装置1は、下部筐体112の扉114が筐体11の前方側ではなく後方側に設けられている。それ以外の外形は、図4Aに示される外形とほぼ同じである。
図4Cに例示した貨幣処理装置1は、例えば貨幣処理装置1の前後方向に対して垂直な断面形状に沿ってくり抜かれた開口を有する壁の、開口内部に設置される。このような配置により、利用者が利用する入金口151および出金口152を、利用者が立ち入ることができるスペース内に配置し、管理者が収納部131にアクセスするための扉114を、壁により利用者が立ち入ることができないスペース内に配置することができる。この場合、管理者は利用者が立ち入ることができないスペース内において収納部131への貨幣の補充または収納部131からの貨幣の回収を行うことができるので、比較的防犯性が高い。
図4Dは、貨幣処理装置1の外形の第3の例を示す。図4Dに示される貨幣処理装置1は、図4Aに示す第1の例と比較して、入金口151および出金口152付近の筐体11の一部が後方側に下がった形状を有する。
このように、貨幣処理装置1の外形は、要求される入金口151および出金口152の位置、または収納部131にアクセスするための扉114の位置などに応じて、種々の形状を取りうる。
このような種々の外形の貨幣処理装置1を実現するためには、外形に合わせて貨幣処理装置1の内部構造も変更する必要がある。ここで、上部モジュール12および下部モジュール13(図1参照)における各構成のレイアウトそのものを変更すれば、どのような外形にも容易に対応可能である。しかしながら、その場合、上部モジュール12および下部モジュール13の設計変更が必要となるため、上部モジュール12および下部モジュール13の設計コスト、ひいては貨幣処理装置1の製造コストが増大する。
本開示では、上部モジュール12および下部モジュール13をモジュール化してどのような外形に対しても共通化し、複数の形状の中部搬送モジュール14を予め用意して、要求される外形に合わせて上部モジュール12と下部モジュール13とを接続する中部搬送モジュール14の形状を選択する。これにより、上部モジュール12および下部モジュール13の新たな設計コストを不要とし、低コストで種々の外形の貨幣処理装置1を実現することが可能となる。
[中部搬送モジュール14の詳細]
(中部搬送モジュール14の形状の例)
以下では、種々の外形の貨幣処理装置1を実現するための中部搬送モジュール14の形状について詳細に説明する。図2および図5は、図4に例示した種々の外形の貨幣処理装置1を実現するための貨幣処理装置1の内部構造が例示されている。
図2には、図4Aに例示した貨幣処理装置1の外形を実現するための内部構造が示されている。図5Aには、図4Bに例示した貨幣処理装置1の外形を実現するための内部構造が示されている。図5Bには、図4Cに例示した貨幣処理装置1の外形を実現するための内部構造が示されている。図5Cには、図4Dに例示した貨幣処理装置1の外形を実現するための内部構造が示されている。図5Dには、下部筐体112が金庫仕様である場合の内部構造の例が示されている。また、図5では、図2に示す内部構造と接続端の位置が異なる場合、その接続端の位置を破線で示している。
なお、図1、図2および図5に例示される貨幣処理装置1の内部構造において、上部モジュール12および下部モジュール13の形状はそれぞれ共通である。すなわち、図1、図2および図5に示す例では、共通の上部モジュール12および下部モジュール13を用いて、中部搬送モジュール14の形状を変更することにより、種々の外形の貨幣処理装置1が実現されている。
図5Aに示す例では、図2に示す内部構造と比較して、上部モジュール12が下部モジュール13に対して前方側にずれた状態で配置されている。下部モジュール13の配置位置については、図2に示す内部構造と同様である。この場合、上部モジュール12の接続端124の位置が、図2に示す内部構造よりも前方側となる。一方で下部モジュール13の接続端133の位置は変わらない。このため、接続端124と接続される中部搬送モジュール14の上側接続端142と、接続端133と接続される中部搬送モジュール14の下側接続端143と、の位置関係は、図2に例示される内部構造と図5Aに例示される内部構造とで異なる。
このため、図5Aに示す例では、図2に示す例よりも、上側接続端142の位置が前方よりに配置された中部搬送モジュール14が選択されて使用される。
次に、図5Bに示す例では、下部モジュール13が図2に示す例と前後反対に設置されている。これにより、図4Cに示すように後方側に設置された扉114を介して、管理者が貨幣処理装置1の後方側から、下部モジュール13の収納部131にアクセス可能となる。
図5Bに示す例では、下部モジュール13の接続端133の位置が、図2に示す例と前後反対の位置となっている。このため、図5Bに示す例では、図2に示す例よりも、下側接続端143の位置が前方よりに配置された中部搬送モジュール14が選択されて使用される。
次に、図5Cに示す例では、図2に示す内部構造と比較して、上部モジュール12が下部モジュール13に対して後方側にずれた状態で配置されている。この場合、上部モジュール12の接続端124の位置が、図2に示す内部構造よりも後方側となる。このため、図5Cに示す例では、図2に示す例よりも、上側接続端142の位置が後方よりに配置された中部搬送モジュール14が選択されて使用される。
図5Dに示す例では、上部モジュール12は金属ケースである上部筐体111に収納されているが、下部モジュール13は金庫使用の下部筐体112に収納されている。金庫仕様の筐体とは、図1などに示す金庫仕様ではない筐体(金属ケース)と比較して、厚みが厚い金属板の各部を溶接などにより強固に接合することで、外部からの侵入を防止できる筐体である。
図5Dに示すように、下部モジュール13および中部搬送モジュール14が金庫仕様の下部筐体112に収納されている場合には、上側接続端142の位置が前方よりに配置された中部搬送モジュール14が選択されて使用される。図5Dでは、金庫仕様の下部筐体112の内壁部分を、ハッチングを付して示している。
下部筐体112が金庫仕様であって、上部筐体111が金庫仕様ではない場合、図5Dに示すように、上部筐体111の前側の面と下部筐体112の前側の面とを面一にするためには、上部筐体111に収納される上部モジュール12の位置を、下部モジュール13および中部搬送モジュール14の位置よりも相対的に前方側とする必要がある。このため、上述したように、上側接続端142の位置が前方よりに配置された中部搬送モジュール14が選択されて使用される。なお、金庫の厚みにより接続端124と上側接続端142の櫛歯状構造がかみ合わない場合には、上下に櫛歯状構造を有する金庫の厚み分の追加搬送路を追加してもよい。
(中部搬送モジュール14の構造の例)
次に、図2および図6を参照して、中部搬送モジュール14の構造について説明する。図6は、中部搬送モジュール14の一例を示す斜視図である。なお、図6における上下方向は、貨幣処理装置1に取り付けられた場合の中部搬送モジュール14の上下方向に対応する。
図2および図6に示すように、中部搬送モジュール14の上面には、上側接続端142が設けられている。また、中部搬送モジュール14の下面には、下側接続端143が設けられている。上側接続端142と下側接続端143との間には、ベルトおよびローラなどにより構成される中部搬送部141が配置される。上側接続端142は上向きの櫛歯状構造を有し、下側接続端143は下向きの櫛歯状構造を有している。
また、中部搬送モジュール14は、中部搬送部141を駆動するためのモータ145を有する。モータ145の制御は、中部搬送モジュール14が下部モジュール13に取り付けられた状態では、貨幣処理装置1の全体の動作制御を行う制御ユニットにより行われればよい。
このように中部搬送モジュール14が中部搬送部141を動作させるためのモータ145を有していることにより、中部搬送部141を上部搬送部123および下部搬送部132と独立して動作させることができる。
また、中部搬送部141には、搬送される貨幣を検知するための検知部146が設けられている。検知部146は、例えば光センサであり、貨幣による光の遮断を検知する。
また、中部搬送部141には、モータ145が停止した状態で、管理者などが中部搬送部141に搬送されている貨幣を手動で移動させるための手動移動機構147が設けられている。手動移動機構147は、例えばマニュアルノブなどと呼ばれ、手動で回転させることで中部搬送部141のローラを回転させ、ベルトを移動させることで、中部搬送部141に搬送されている貨幣を移動させる機構である。
[貨幣処理装置1の製造方法]
以下では、上記説明した貨幣処理装置1の設計を含む製造方法について説明する。図7は、貨幣処理装置1の製造制御を行う製造制御装置100の構成の一例を示す図である。
図7に示すように、製造制御装置100は、入力部101と、出力部102と、記憶部103と、制御部104と、を備える。
入力部101は、マウス、キーボード、タッチパッド、各種キーおよびボタン類などにより構成される。
出力部102は、製造制御装置100が生成した制御情報を出力する。出力部102は、例えば液晶ディスプレイまたは有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどにより構成されてもよいし、貨幣処理装置1の製造を実行する製造装置に対して制御情報を出力するインターフェースなどにより構成されてもよい。
記憶部103は、HDD(Hard Disk Drive)、またはSSD(Solid State Drive)などにより構成される。記憶部103には、製造されている中部搬送モジュール14の形状に関する情報など、制御情報の生成に必要な情報があらかじめ格納されている。また、記憶部103には、制御部104により実行されるプログラムなどが格納されている。
制御部104は、例えばCPU(Central Processing System)などのプロセッサにより構成される。制御部104は、記憶部103から貨幣処理装置1の製造に用いられるプログラムを読み出し、実行することにより、入力された情報および記憶部103に記憶されている情報に基づいて、貨幣処理装置1の製造を制御するための制御情報を生成する。
このように、製造制御装置100は、入力部、記憶部、およびプロセッサ、を有するコンピュータである。
図8は、製造制御装置100による貨幣処理装置1の製造方法を説明するためのフローチャートである。
図8に示すように、製造制御装置100は、ステップS1において、貨幣処理装置1の設計および製造に必要な情報の入力操作を受け付ける。貨幣処理装置1の設計および製造に必要な情報には、上部モジュール12および下部モジュール13の形状を示す情報、上部モジュール12の接続端124および下部モジュール13の接続端133の位置を示す情報、上部モジュール12および下部モジュール13の向きを示す情報、などが含まれる。ステップS1における入力操作は、例えば貨幣処理装置1の製造に携わる製造者によって行われる。
ステップS2において、製造制御装置100は、使用する中部搬送モジュール14の形状を決定する。この決定は、例えば記憶部103に記憶されている中部搬送モジュール14の形状に関する情報、より具体的には上側接続端142および下側接続端143の位置を示す情報と、ステップS1で入力された情報とに基づいて行われればよい。
ステップS3において、製造制御装置100は、決定した中部搬送モジュール14の形状を含む制御情報を生成し、出力する。制御情報には、決定した中部搬送モジュール14の形状を示す情報、決定した中部搬送モジュール14を識別するための情報(あらかじめ付与された識別番号など)を示す情報、上部モジュール12の接続端124および下部モジュール13の接続端133の位置を示す情報、などが含まれればよい。
製造制御装置100は、例えば制御情報を出力部102としてのディスプレイに表示する。これにより、貨幣処理装置1の製造者は、所望の貨幣処理装置1を製造するために、どの形状の中部搬送モジュール14を使用すればよいかを容易に認識することができる。
また、製造制御装置100は、例えば貨幣処理装置1の製造を実行する製造ロボットなどに対して、出力部102としてのインターフェースを介して制御情報を出力する。これにより、製造ロボットは、制御情報に含まれる形状の中部搬送モジュール14を使用して、所望の貨幣処理装置1を製造することができる。
なお、製造制御装置100は、ステップS1で入力された情報が、上部モジュール12の接続端124と下部モジュール13の接続端133の位置とが一致することを示す場合には、いずれの中部搬送モジュール14をも使用しないようにしてもよい。この場合、製造制御装置100は、中部搬送モジュール14を使用せずに上部モジュール12と下部モジュール13との位置合わせを行って接続端124と接続端133とを接続させるように、制御情報を生成してもよい。
<作用、効果>
以上説明したように、本開示の実施の形態に係る貨幣処理装置1は、貨幣を搬送する上部搬送部123を有する上部モジュール12と、貨幣を搬送する下部搬送部132を有する下部モジュール13と、を備え、上部搬送部123の端部である接続端124と接続される上側接続端142(本開示の第1端部)、および下部搬送部132の端部である接続端133と接続される下側接続端143(本開示の第2端部)の間で貨幣を搬送する中部搬送部141を有する複数の中部搬送モジュール14の内、上部搬送部123の接続端124と上側接続端142の位置、および下部搬送部132の接続端133と下側接続端143の位置が合致する中部搬送モジュール14が、下部モジュール13に取り付けられている。
このような構成により、本開示に係る貨幣処理装置1は、上部モジュール12および下部モジュール13が種々のレイアウトで配置される場合でも、あらかじめ用意されている複数の中部搬送モジュール14の中から、それぞれの位置に合致する中部搬送モジュール14を選択することにより、上部モジュール12および下部モジュール13内部のレイアウトを変更することなく、容易に製造することができる。このため、上部モジュール12および下部モジュール13が種々のレイアウトで配置された種々の貨幣処理装置1を低コストかつ容易に製造することができる。
また、中部搬送モジュール14は、下部モジュール13の下部フレーム134に上側から取り付けられて固定されている。これにより、下部フレーム134への中部搬送モジュール14の取り付けは、下部フレーム134の上側から中部搬送モジュール14を載せてネジなどにより固定すればよい。このため、他の構造の下側から中部搬送モジュールを取り付ける場合と比較して、容易に取り付けることができる。
また、貨幣処理装置1において、中部搬送モジュール14は、下部モジュール13とともに下部筐体112に収納される。このため、上部筐体111を大型化することなく、貨幣処理装置1を提供することができる。なお、中部搬送モジュール14を収納する必要がある分、中部搬送モジュールがない場合と比較して、下部筐体112を大型化する必要がある。しかしながら、下部筐体112が大型化することにより増大した下部筐体112内部のスペースのうち、中部搬送モジュール14の設置に必要なスペース以外のスペースを、収納部131の収納スペースに充てることにより、収納部131の収納量を増大させることができる。
<変形例>
上述した実施の形態では、貨幣処理装置1は、上部モジュール12が上部筐体111に、下部モジュール13および中部搬送モジュール14が下部筐体112に、それぞれ分かれて収納される例について説明した。しかしながら、本開示はこれに限定されず、本開示では、上部モジュールおよび下部モジュールがともに1つの架台に固定され、1つの筐体に架台ごと上部モジュールおよび下部モジュールが収納されてもよい。中部搬送モジュールを追加する場合には、中部搬送モジュールも当該架台に固定されればよい。
この場合、架台が、上部モジュールおよび下部モジュール(および中部搬送モジュール)を、例えば前方に移動させる機構を有していてもよい。これにより、例えば筐体11の前面側に扉が設けられている場合、この扉から上部モジュールおよび下部モジュール(および中部搬送モジュール)全体を引き出すことができる。
1 貨幣処理装置
11 筐体
111 上部筐体
112 下部筐体
113 扉
114 扉
12 上部モジュール
121 入金ユニット
122 出金ユニット
123 上部搬送部
124 接続端
125 上部フレーム
13 下部モジュール
131 収納部
132 下部搬送部
133 接続端
134 下部フレーム
135 移動機構
14 中部搬送モジュール
141 中部搬送部
142 上側接続端
143 下側接続端
144 中部フレーム
145 モータ
146 検知部
147 手動移動機構
151 入金口
152 出金口
100 製造制御装置
101 入力部
102 出力部
103 記憶部
104 制御部

Claims (15)

  1. 貨幣を搬送する上部搬送部を有する上部モジュールと、
    前記貨幣を搬送する下部搬送部を有する下部モジュールと、
    を備え、
    前記上部搬送部の端部と接続される第1端部、および前記下部搬送部の端部と接続される第2端部の間で前記貨幣を搬送する中部搬送部を有する中部搬送モジュールが選択的に前記下部モジュールに取り付けられて、前記上部搬送部の端部と前記下部搬送部の端部とを複数の異なる位置関係で設置して前記上部搬送部と前記下部搬送部との間で前記貨幣の搬送を可能にする、
    貨幣処理装置。
  2. 前記下部モジュールは、前記下部搬送部が取り付けられる下部フレームを有し、
    前記中部搬送モジュールは、前記下部フレームに取り付けられて固定される、
    請求項1に記載の貨幣処理装置。
  3. 前記下部モジュールは、前記下部搬送部および前記中部搬送モジュールが取り付けられた状態の前記下部フレームを移動させる移動機構をさらに有する、
    請求項2に記載の貨幣処理装置。
  4. 前記下部搬送部および前記中部搬送モジュールが取り付けられた状態の前記下部フレームを内部に収納する下部筐体をさらに備える、
    請求項2又は3に記載の貨幣処理装置。
  5. 前記中部搬送モジュールは、前記下部フレームに上側から取り付けられる、
    請求項2乃至4のいずれか1項に記載の貨幣処理装置。
  6. 前記中部搬送モジュールは、前記中部搬送部が取り付けられる中部フレームを有し、
    前記中部搬送モジュールは、前記中部フレームが前記下部フレームに取り付けられることにより、前記下部モジュールに固定される、
    請求項2乃至5のいずれか1項に記載の貨幣処理装置。
  7. 前記中部搬送モジュールは、前記中部搬送部を稼働させるモータをさらに有する、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の貨幣処理装置。
  8. 前記中部搬送モジュールは、前記中部搬送部により搬送される前記貨幣を検知する検知部をさらに有する、
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の貨幣処理装置。
  9. 前記中部搬送モジュールは、前記中部搬送部内の前記貨幣を手動で移動させる手動移動機構をさらに有する、
    請求項1乃至8のいずれか1項に記載の貨幣処理装置。
  10. 前記中部フレームは、凸部を有し、前記下部フレームのスリットに前記凸部が係合されることで位置決めされる、
    請求項6に記載の貨幣処理装置。
  11. 前記第1端部と前記第2端部との位置関係が互いに異なる複数の中部搬送モジュールのうち、前記上部搬送部の端部と前記第1端部の位置、および前記下部搬送部の端部と前記第2端部の位置が合致する前記中部搬送モジュールを選択的に取り付けて、前記上部搬送部の端部と前記下部搬送部の端部とを複数の異なる位置関係で設置して前記上部搬送部と前記下部搬送部との間で前記貨幣の搬送を可能にする、
    請求項1に記載の貨幣処理装置。
  12. 前記下部フレームが前記移動機構により引き出されるときに、前記中部搬送モジュールが露出する、
    請求項3に記載の貨幣処理装置。
  13. 前記下部筐体が金庫ではないときに前記中部搬送モジュールを取り付けずに前記上部モジュールと前記下部モジュールの前面を揃え、前記下部筐体が金庫であるときに前記中部搬送モジュールを取り付けて、前記上部モジュールと前記下部モジュールを収納した金庫の前面とを揃える、
    請求項4に記載の貨幣処理装置。
  14. 貨幣を搬送する上部搬送部を有する上部モジュール、および、前記貨幣を搬送する下部搬送部を有する下部モジュールを備える貨幣処理装置の製造方法であって、
    コンピュータが、
    前記上部搬送部および前記下部搬送部のそれぞれの端部の位置に関する情報を取得し、
    第1端部および第2端部の位置関係がそれぞれ異なる中部搬送部をそれぞれ有する複数の中部搬送モジュールのうち、前記上部搬送部の端部と前記第1端部の位置、および前記下部搬送部の端部と前記第2端部の位置がそれぞれ合致する前記中部搬送モジュールを選択し、
    選択した前記中部搬送モジュールに関する情報を出力する、
    貨幣処理装置の製造方法。
  15. 貨幣を搬送する上部搬送部を有する上部モジュール、および、前記貨幣を搬送する下部搬送部を有する下部モジュールを備える貨幣処理装置を製造するプログラムであって、
    前記上部搬送部および前記下部搬送部のそれぞれの端部の位置に関する情報を取得し、
    第1端部および第2端部の位置関係がそれぞれ異なる中部搬送部をそれぞれ有する複数の中部搬送モジュールのうち、前記上部搬送部の端部と前記第1端部の位置、および前記下部搬送部の端部と前記第2端部の位置がそれぞれ合致する前記中部搬送モジュールを選択し、
    選択した前記中部搬送モジュールに関する情報を出力する、
    手順をコンピュータに実行させる、プログラム。
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