JP2024025021A - 視認性判定システム、視認性判定方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】表示物の視認性を精度よく判定できる視認性判定システム、視認性判定方法、及びプログラムを提供する。【解決手段】表示物3が形成されたパネル2に背面から光源10の光が照射されると、表示物3を透過する光によって、パネル2の模様を背景とした表示物3の表示が実行される。表示物3の視認性への影響要因は、例えば、パネル2の模様の明瞭さがある。パネル2の模様の明瞭さに関連する設計要素は、例えば、パネル2のデザイン、パネル2の反射率、などが挙げられる。視認性判定システム13は、パネル2の模様の明瞭さを表す特徴量に基づき表示物3の視認性を判定する判定部17を備える。【選択図】図7
Description
本発明は、視認性判定システム、視認性判定方法、及びプログラムに関する。
従来、特許文献1に開示されるように、計器の表示パターンを光源の光によって表示する自動車用計器が周知である。この自動車用計器は、光源の光の調光度合いに応じて、表示パターンに照射される光の特性を補正することにより、表示パターンの視認性を確保する。
ところで、デザイン的な観点から、柄があるパネルに対して背面から光源の光を照射することにより、柄のある背景に表示パターンを表示する表示装置が検討されている。しかし、例えば背景の柄が濃すぎる場合、表示パターンの輪郭が見え難くなってしまうため、十分な視認性を確保できない可能性があった。よって、背景の柄を考慮に入れた表示パターンの表示の仕方を判定できる技術開発のニーズがあった。
前記課題を解決する視認性判定システムは、表示物が形成されたパネルの背面に光源から光を照射することにより、前記表示物を透過する光によって、前記パネルの模様を背景とした前記表示物の表示が実行される場合に、前記表示物の視認性を判定する構成であって、前記パネルの模様の明瞭さを表す特徴量に基づき、前記表示物の視認性を判定する判定部を備えた。
前記課題を解決する視認性判定方法は、表示物が形成されたパネルの背面に光源から光を照射することにより、前記表示物を透過する光によって、前記パネルの模様を背景とした前記表示物の表示が実行される場合に、前記表示物の視認性を判定する視認性判定システムにおいて使用される方法であって、前記パネルの模様の明瞭さを表す特徴量を取得することと、前記パネルの模様の明瞭さの特徴量に基づき、前記表示物の視認性の判定を実行することとを、前記視認性判定システムに実行させる。
前記課題を解決するプログラムは、表示物が形成されたパネルの背面に光源から光を照射することにより、前記表示物を透過する光によって、前記パネルの模様を背景とした前記表示物の表示が実行される場合に、前記表示物の視認性を判定する視認性判定システムにおいて使用されるプログラムであって、前記パネルの模様の明瞭さを表す特徴量を取得することと、前記パネルの模様の明瞭さの特徴量に基づき、前記表示物の視認性の判定を実行することとを、コンピュータに実行させる。
本発明は、表示物の視認性を精度よく判定できる。
(第1実施形態)
以下、本開示の第1実施形態を説明する。
(表示装置1の概説)
図1(a)に示すように、表示装置1は、模様を有するパネル2と、パネル2に形成された表示物3と、を備える。表示装置1は、パネル2の模様を背景にして表示物3を照明によって表示する。パネル2は、例えば、木目調である。表示物3は、例えば、パネル2を貫通する孔4によって形成されている。表示物3は、非照明時(図1(b)の場合)には見えず、照明時(図1(a)の場合)にパネル2上に表示される。表示物3は、例えば、記号、文字、数字、絵柄などが挙げられる。
以下、本開示の第1実施形態を説明する。
(表示装置1の概説)
図1(a)に示すように、表示装置1は、模様を有するパネル2と、パネル2に形成された表示物3と、を備える。表示装置1は、パネル2の模様を背景にして表示物3を照明によって表示する。パネル2は、例えば、木目調である。表示物3は、例えば、パネル2を貫通する孔4によって形成されている。表示物3は、非照明時(図1(b)の場合)には見えず、照明時(図1(a)の場合)にパネル2上に表示される。表示物3は、例えば、記号、文字、数字、絵柄などが挙げられる。
図2に示すように、パネル2は、模様が付された表面層7と、表面層7の裏面に設けられた黒色の印刷層8と、印刷層8の裏面に設けられた透明板9と、を有する。表面層7は、例えば、木目調の模様が形成された樹脂層である。印刷層8は、例えば、有色の樹脂層(遮光板でもよい)である。透明板9は、例えば、印刷層8の裏面全体に設けられている。表示物3を象る孔4は、表面層7及び印刷層8の両方にわたって形成されている。孔4は、例えば、単なる空間でもよいし、又は、透明(半透明)の材料が充填されてもよい。
表示装置1は、パネル2の背面から表示物3を照明する光源10を備える。光源10は、例えば、LEDである。光源10は、1つ又は複数のいずれでもよい。表示装置1は、パネル2の背面に配置された光源10の光(照明光R1)をパネル2の孔4から透過させることにより、パネル2の模様を背景にした表示物3の照明を実行する。ユーザには、表示物3を透過する照明光R1が表示物3として見える。また、ユーザには、パネル2で反射した太陽光R2も届く。
表示装置1は、例えば、車載用である。この場合、表示装置1は、例えば、センタークラスター、センターコンソール、ステアリングホイールなどに配置される。表示装置1は、例えば、表示物3として、車載装置の操作アイコンを表示する。操作アイコンは、例えば、車載装置の動作状態の選択や決定を行うためのアイコンが挙げられる。表示装置1は、例えば、車両電源がオン状態となったときに光源10を駆動することにより、パネル2に表示物3を表示する。
(表示物3の視認性への影響要因)
図3及び図4に示すように、表示物3の視認性への影響要因は、例えば、パネル2の模様の明瞭さCL1,L1+SDがある。パネル2の模様の明瞭さCL1,L1+SDに関連する設計要素は、例えば、パネル2のデザイン、パネル2の反射率、などが挙げられる。例えば、模様が濃過ぎる場合、パネル2の模様の明瞭さCL1,L1+SDが悪化するため、表示物3の視認性が悪くなる。
図3及び図4に示すように、表示物3の視認性への影響要因は、例えば、パネル2の模様の明瞭さCL1,L1+SDがある。パネル2の模様の明瞭さCL1,L1+SDに関連する設計要素は、例えば、パネル2のデザイン、パネル2の反射率、などが挙げられる。例えば、模様が濃過ぎる場合、パネル2の模様の明瞭さCL1,L1+SDが悪化するため、表示物3の視認性が悪くなる。
表示物3の視認性への影響要因は、例えば、表示物3の明瞭さCL1,L2がある。表示物3の明瞭さCL1,L2に関連する設計要素は、例えば、表示物3の光源10の輝度、表示物3の透過率、パネル2の反射率、などが挙げられる。例えば、パネル2と表示物3との輝度差が小さい場合、表示物3の明瞭さCL1,L2が悪化するため、表示物3の視認性が悪くなる。
図5に示すように、表示物3の視認性への影響要因は、例えば、表示物3の大きさを視覚で表したマーク視覚αがある。マーク視覚αに関連する設計要素は、例えば、表示物3のサイズの設計、搭載位置、アイポイント、などが挙げられる。例えば、表示物3のサイズが小さい場合、マーク視覚αが悪化するため、表示物3の視認性が悪くなる。
図6に示すように、表示物3の視認性への影響要因は、例えば、パネル2と表示物3との色度差DL1,L2がある。パネル2と前記表示物との色度差DL1,L2の設計要素は、例えば、表示物3の光源色、表示物3の透過特性、パネル2のデザイン、などが挙げられる。表示物3の透過特性は、例えば、表示物3においてパネル2への色変換有無などが挙げられる。例えば、パネル2と表示物3との色が近い場合、色度差DL1,L2が悪化するため、表示物3の視認性が悪くなる。
なお、図示はしないが、表示物3の視認性への影響要因は、例えば、パネル2の模様と表示物3との形の類似もある。パネル2の模様と表示物3との形の類似の設計要素は、例えば、パネル2のデザインなどが挙げられる。例えば、パネル2の模様と表示物3との形が似ている場合、これらの見分けが付き難くなるため、表示物3の視認性が悪くなる。
(視認性判定システム13の概説)
図7に示すように、視認性判定システム13は、表示装置1によって表示される表示物3の視認性を判定する。表示物3の視認性の判定とは、例えば、柄のあるパネル2に表示された表示物3の見易さを判定することである。視認性判定システム13は、例えば、視認性判定を常時実行してもよいし、或いは、視認性判定の開始操作が行われたことをトリガにして視認性判定を実行してもよい。
図7に示すように、視認性判定システム13は、表示装置1によって表示される表示物3の視認性を判定する。表示物3の視認性の判定とは、例えば、柄のあるパネル2に表示された表示物3の見易さを判定することである。視認性判定システム13は、例えば、視認性判定を常時実行してもよいし、或いは、視認性判定の開始操作が行われたことをトリガにして視認性判定を実行してもよい。
視認性判定システム13は、視認対象14の画像を取得するための画像取得部15を備える。画像取得部15は、例えば、光の特性を用いて画像を取得する光学機器である。光学機器は、例えば、輝度計などが挙げられる。画像取得部15は、例えば、視認対象14として、パネル2(表示物3を含む)の画像を取得する。このように、視認対象14は、例えば、表示物3を含むパネル2である。
視認性判定システム13は、表示物3の視認性判定に使用する特徴量を算出する特徴量算出部16を備える。本例の場合、特徴量算出部16は、例えば、画像取得部15に設けられている。特徴量算出部16は、例えば、撮影した画像に基づき、パネル2の模様の明瞭さCL1,L1+SD、表示物3の明瞭さCL1,L2、マーク視覚α、色度差DL1,L2などの各特徴量を算出する。
視認性判定システム13は、パネル2の模様の明瞭さCL1,L1+SDを表す特徴量に基づき表示物3の視認性を判定する判定部17を備える。本例の場合、判定部17は、パネル2の模様の明瞭さCL1,L1+SDに加え、表示物3の明瞭さCL1,L2、マーク視覚α、及び、パネル2と表示物3との色度差DL1,L2、の少なくとも1つを用いて、表示物3の視認性を判定する。
(視認性の判定の仕方)
視認性判定システム13は、例えば、表示装置1の実際の取付け先において、視認性判定を実行する。すなわち、視認性判定システム13は、実車両に搭載されている表示装置1において、パネル2及び表示物3が映り込んだ画像(画像データ)に基づき、表示物3の視認性を判定する。
視認性判定システム13は、例えば、表示装置1の実際の取付け先において、視認性判定を実行する。すなわち、視認性判定システム13は、実車両に搭載されている表示装置1において、パネル2及び表示物3が映り込んだ画像(画像データ)に基づき、表示物3の視認性を判定する。
図7に示す通り、特徴量算出部16は、画像取得部15で取得した画像から、視認性判定に必要な各特徴量を算出する。具体的には、特徴量算出部16は、画像取得部15で取得した画像に基づき、パネル2の模様の明瞭さCL1,L1+SD、表示物3の明瞭さCL1,L2、マーク視覚α[deg]、及び、パネル2と表示物3との色度差DL1,L2、を算出する。
そして、これら特徴量の算出後、判定部17は、次の判定式(1)を使用して、表示物3の視認性を判定する。
このように、判定部17は、表示物3の視認性を判定するための判定式(1)に、パネル2の模様の明瞭さCL1,L1+SDを表す特徴量などを代入して判定値pを求めるとともに、この判定値pに基づき、表示物3の視認性を判定する。本例の場合、判定値pの算出には、パネル2の模様の明瞭さCL1,L1+SD、表示物3の明瞭さCL1,L2、マーク視覚α、及び、色度差DL1,L2の特徴量を使用する。判定式(1)は、複数の説明変数の回帰分析によって視認性の良否を予測するロジスティック回帰分析を用いた式である。
判定値pは、例えば、「0」~「1」の範囲内(0≦p≦1)の1値である。そして、判定値pが規定値以上であれば、表示物3の視認性が基準を満たすと言え、逆に、判定値pが規定値未満であれば、視認性を向上させる必要があると言える。なお、式(1)の「k0」は、定数項である。また、式(1)の「k1」、「k2」、「k3」、「k4」は、係数である。
(パネル2の模様の明瞭さCL1,L1+SDの求め方)
図3及び図4に示す通り、特徴量算出部16は、パネル2の模様の明瞭さCL1,L1+SDを求める場合、パネル2の平均輝度L1[cd/m2]と、パネル2の輝度の標準偏差SD[cd/m2]と、を使用する。そして、判定部17は、パネル2の模様の明瞭さCL1,L1+SDを、次の式(2)によって算出する。標準偏差SDは、パネル輝度のヒストグラム上での偏差、すなわち、パネル2内での輝度分布のバラツキ度合いを表す。
図3及び図4に示す通り、特徴量算出部16は、パネル2の模様の明瞭さCL1,L1+SDを求める場合、パネル2の平均輝度L1[cd/m2]と、パネル2の輝度の標準偏差SD[cd/m2]と、を使用する。そして、判定部17は、パネル2の模様の明瞭さCL1,L1+SDを、次の式(2)によって算出する。標準偏差SDは、パネル輝度のヒストグラム上での偏差、すなわち、パネル2内での輝度分布のバラツキ度合いを表す。
このように、パネル2の模様の明瞭さCL1,L1+SDは、「L1」と「L1+SD」との輝度差を、「L1」に対する「L1+SD」の比で表した値である。パネル2の模様の明瞭さCL1,L1+SDは、「0」以上の値をとる。
図3に示す通り、パネル2の模様が明瞭である場合、パネル2の各画素(各ピクセル)の輝度分布は、傾きが緩やかで頂点が低い上凸の放物線の波形特性をとる。このため、標準偏差SDが大きめの値となるため、パネル2の模様の明瞭さCL1,L1+SDの特徴量は、値が大きくなる。このように、パネル2の模様の明瞭さCL1,L1+SDの値が大きくなれば、模様が明瞭であることになる。
図4に示す通り、パネル2の模様が明瞭でない場合、パネル2の各画素(各ピクセル)の輝度分布は、傾きが急峻で頂点が高い上凸の放物線の波形特性をとる。このため、標準偏差SDが小さめの値(図4に示すSD’)となるため、パネル2の模様の明瞭さCL1,L1+SDの特徴量は、小さくなる。このように、パネル2の模様の明瞭さCL1,L1+SDの値が小さくなれば、模様が明瞭でないことになる。なお、パネル2の模様の明瞭さCL1,L1+SDが「0」のときは、無地模様であることを表す。
(表示物3の明瞭さCL1,L2の求め方)
特徴量算出部16は、表示物3の明瞭さCL1,L2を、次の式(3)によって算出する。なお、式(3)では、パネル2の平均輝度L1と、表示物3の平均輝度L2[cd/m2]と、を使用する。
特徴量算出部16は、表示物3の明瞭さCL1,L2を、次の式(3)によって算出する。なお、式(3)では、パネル2の平均輝度L1と、表示物3の平均輝度L2[cd/m2]と、を使用する。
このように、表示物3の明瞭さCL1,L2は、「L1」と「L2」との輝度差を、「L1」に対する「L2」の比で表した値(輝度コントラスト)である。表示物3の明瞭さCL1,L2は、例えば、パネル2と表示物3とのコントラスト比とも言う。表示物3の明瞭さCL1,L2の値が大きくなれば、表示物3の視認性が高まる。
(マーク視覚αの求め方)
図5に示す通り、特徴量算出部16は、マーク視覚αを求める場合、表示物3が収まる最小円の直径φ[mm]と、表示物3及びアイポイントの間の物理距離である視認距離d[mm]と、を使用する。そして、特徴量算出部16は、マーク視覚αを、次の式(4)によって算出する。式(4)からも分かる通り、マーク視覚αの値が大きくなれば、表示物3の視認性が高くなる。
図5に示す通り、特徴量算出部16は、マーク視覚αを求める場合、表示物3が収まる最小円の直径φ[mm]と、表示物3及びアイポイントの間の物理距離である視認距離d[mm]と、を使用する。そして、特徴量算出部16は、マーク視覚αを、次の式(4)によって算出する。式(4)からも分かる通り、マーク視覚αの値が大きくなれば、表示物3の視認性が高くなる。
(色度差DL1,L2の求め方)
図6に示す通り、特徴量算出部16は、色度差DL1,L2を求める場合、パネル2の平均色度(u’L1、v’L1)と、表示物3の平均色度(u’L2、v’L2)と、を使用する。パネル2の平均色度(u’L1、v’L1)は、パネル2の色度の平均を、u’-v’色度で表した際の座標値である。表示物3の平均色度(u’L2、v’L2)は、表示物3の色度の平均を、u’-v’色度で表した際の座標値である。そして、判定部17は、色度差DL1,L2を、次の式(5)によって算出する。
図6に示す通り、特徴量算出部16は、色度差DL1,L2を求める場合、パネル2の平均色度(u’L1、v’L1)と、表示物3の平均色度(u’L2、v’L2)と、を使用する。パネル2の平均色度(u’L1、v’L1)は、パネル2の色度の平均を、u’-v’色度で表した際の座標値である。表示物3の平均色度(u’L2、v’L2)は、表示物3の色度の平均を、u’-v’色度で表した際の座標値である。そして、判定部17は、色度差DL1,L2を、次の式(5)によって算出する。
色度差DL1,L2は、u’-v’色度上での座標間の直線距離である。そして、色度差DL1,L2の値が大きくなれば、表示物3の視認性が高くなる。
(視認性の判定の動作)
図7に示す通り、判定部17は、特徴量算出部16によって算出された特徴量に基づき、表示物3の視認性を判定する。具体的には、特徴量算出部16は、前述の式(2)~(5)を用い、パネル2の模様の明瞭さCL1,L1+SDと、表示物3の明瞭さCL1,L2と、マーク視覚αと、色度差DL1,L2と、を求める。そして、判定部17は、これら特徴量を判定式(1)に代入することにより、表示物3の視認性を判定するための判定値pを算出する。
(視認性の判定の動作)
図7に示す通り、判定部17は、特徴量算出部16によって算出された特徴量に基づき、表示物3の視認性を判定する。具体的には、特徴量算出部16は、前述の式(2)~(5)を用い、パネル2の模様の明瞭さCL1,L1+SDと、表示物3の明瞭さCL1,L2と、マーク視覚αと、色度差DL1,L2と、を求める。そして、判定部17は、これら特徴量を判定式(1)に代入することにより、表示物3の視認性を判定するための判定値pを算出する。
このとき、判定部17は、算出した判定値pと規定値とを比較することにより、表示物3の視認性の妥当性を判定する。具体的には、判定部17は、判定値pが規定値以上となれば、表示物3の視認性は良いと判定する。一方、判定部17は、判定値pが規定値未満となれば、表示物3の視認性は悪いと判定する。そして、判定部17は、視認性の妥当性の判定結果を、例えば、視認性判定システム13の表示部(図示略)に表示することにより、作業者に通知する。
作業者は、表示物3の視認性が悪い場合、表示物3の視認性に関連する設計要素を調整することにより、表示物3の照明パターンを変更する。そして、この作業を繰り返すことにより、表示物3の視認性を最適化する。ところで、本例の場合、視認性の判定結果が「良い」又は「悪い」の2値のパターンで出力される。このため、作業者は、表示物3の視認性について、妥当性の判断を付け易い。
(第1実施形態の効果)
上記実施形態の視認性判定システム13(視認性判定方法、プログラム)によれば、以下のような効果を得ることができる。
上記実施形態の視認性判定システム13(視認性判定方法、プログラム)によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1-1)表示物3が形成されたパネル2の背面に光源10から光を照射することにより、表示物3を透過する光によって、パネル2の模様を背景とした表示物3の表示が実行される。このとき、視認性判定システム13は、表示物3の視認性を判定する。具体的には、視認性判定システム13は、パネル2の模様の明瞭さCL1,L1+SDを表す特徴量に基づき表示物3の視認性を判定する判定部17を備える。
本構成によれば、パネル2の模様の明瞭さCL1,L1+SDを表す特徴量を指標にして表示物3の視認性を判定する。このため、パネル2の模様に対する表示物3の見え方を、精度よく判定することが可能となる。すなわち、表示物3が背景の柄に対して見え難くないか否かが判定可能になる。よって、表示物3の視認性を精度よく判定できる。
(1-2)パネル2の模様の明瞭さCL1,L1+SDの特徴量は、パネル2の平均輝度L1と、パネル2の輝度の標準偏差SDと、に基づき求められる。この構成によれば、パネル2の平均輝度L1とパネル2の輝度の標準偏差SDとに基づき、パネル2の模様の明瞭さCL1,L1+SDを簡易に求めることができる。
(1-3)判定部17は、パネル2の模様の明瞭さCL1,L1+SDに加え、表示物3の明瞭さCL1,L2、表示物3の大きさを視覚で表したマーク視覚α、及び、パネル2と表示物3との色度差DL1,L2、の少なくとも1つを用いて、表示物3の視認性を判定する。この構成によれば、複数の指標を用いて表示物3の視認性を判定するので、最適な判定結果を得るのに一層寄与する。
(1-4)判定部17は、パネル2への表示物3の表示を実行する表示装置1の実際の取付け先において、表示物3の視認性の判定を実行する。この構成によれば、表示装置1が実際に取り付けられる取付け先の環境下において表示物3の視認性を判定する。よって、表示物3の視認性を取付け先の環境下に合わせた最適な視認性に設定できる。
(1-5)判定部17は、表示物3の視認性を判定するための判定式(1)に、パネル2の模様の明瞭さCL1,L1+SDを表す特徴量(本例は、「CL1,L2」、「α」、「DL1,L2」も含む)を代入して判定値pを求めるとともに、判定値pに基づき、表示物3の視認性を判定する。この構成によれば、特徴量を判定式(1)に代入して求めた判定値pで視認性を判定するという簡易な方式により、表示物3の見え方を判定できる。
(1-6)判定式(1)は、複数の説明変数の回帰分析によって視認性の良否を予測するロジスティック回帰分析を用いた式である。この構成によれば、判定値pが規定値を満足するか否かという値の比較によって、視認性の良否を判定することが可能となる。よって、視認性の良否を分かり易く判定可能となるので、判定作業が簡易になる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態は、第1実施形態に対して付加機能を追加した実施例である。よって、第1実施形態と同一部分には同じ符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ詳述する。
次に、第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態は、第1実施形態に対して付加機能を追加した実施例である。よって、第1実施形態と同一部分には同じ符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ詳述する。
(表示物3の視認性の自動調整の概要)
図8に示すように、視認性判定システム13は、判定部17の判定結果から光源10を自動で調整する機能(フィードバック機能)を備える。この場合、視認性判定システム13は、判定部17の判定結果に基づき光源10の動作を調整する調整部21を備える。調整部21は、判定部17の判定結果に基づき、表示物3の視認性がよくなるように光源10を制御する。
図8に示すように、視認性判定システム13は、判定部17の判定結果から光源10を自動で調整する機能(フィードバック機能)を備える。この場合、視認性判定システム13は、判定部17の判定結果に基づき光源10の動作を調整する調整部21を備える。調整部21は、判定部17の判定結果に基づき、表示物3の視認性がよくなるように光源10を制御する。
(表示物3の視認性の自動調整の仕方)
本例の場合、調整部21は、判定部17から視認性の判定結果として判定値pを取得する。調整部21は、判定値pが規定値未満の場合、光源10の調整を実行する。具体的には、調整部21は、例えば、光源10の出力輝度、光源10の点灯数、光源10の色度、又はこれらの組み合わせなどを変更することにより、光源10の照明パターンを調整する。そして、調整部21は、この一連の調整を、判定値pが規定値以上となるまで繰り返す。これにより、表示物3の視認性を自動で最適化し得る。
本例の場合、調整部21は、判定部17から視認性の判定結果として判定値pを取得する。調整部21は、判定値pが規定値未満の場合、光源10の調整を実行する。具体的には、調整部21は、例えば、光源10の出力輝度、光源10の点灯数、光源10の色度、又はこれらの組み合わせなどを変更することにより、光源10の照明パターンを調整する。そして、調整部21は、この一連の調整を、判定値pが規定値以上となるまで繰り返す。これにより、表示物3の視認性を自動で最適化し得る。
(第2実施形態の効果)
上記実施形態の視認性判定システム13(視認性判定方法、プログラム)によれば、以下のような効果を得ることができる。
上記実施形態の視認性判定システム13(視認性判定方法、プログラム)によれば、以下のような効果を得ることができる。
(2-1)視認性判定システム13の調整部21は、判定部17の判定結果に基づき、表示物3の視認性がよくなるように光源10の動作状態を調整する。この構成によれば、表示物3の視認性を調整部21によって最適な状態に自動調整することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態を説明する。第3実施形態も第1実施形態及び第2実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
次に、第3実施形態を説明する。第3実施形態も第1実施形態及び第2実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
(光学シミュレーション装置30の構成)
図9に示すように、表示物3の照明を仮想空間上で実行する光学シミュレーション装置30は、例えば、シミュレーション制御部31、入力部32、及び表示部33を備える。入力部32は、シミュレーション条件を入力するときに使用される。シミュレーション条件は、例えば、環境光の状態、素材光反射特性、人間の目の特性、などが挙げられる。環境光の状態は、例えば、屋外、屋内、トンネル内、などを指定することにより設定される。素材光反射特性は、例えば、表示物3が表示される部材の素材の光反射特性を入力することにより設定される。人間の目の特性は、例えば、眼の色、色覚特性、などを入力することにより設定される。
図9に示すように、表示物3の照明を仮想空間上で実行する光学シミュレーション装置30は、例えば、シミュレーション制御部31、入力部32、及び表示部33を備える。入力部32は、シミュレーション条件を入力するときに使用される。シミュレーション条件は、例えば、環境光の状態、素材光反射特性、人間の目の特性、などが挙げられる。環境光の状態は、例えば、屋外、屋内、トンネル内、などを指定することにより設定される。素材光反射特性は、例えば、表示物3が表示される部材の素材の光反射特性を入力することにより設定される。人間の目の特性は、例えば、眼の色、色覚特性、などを入力することにより設定される。
シミュレーション制御部31は、入力部32によって入力されたシミュレーション条件に基づき、シミュレーション処理を実行する。シミュレーション処理は、例えば、シミュレーション条件下において表示物3を照明したとき、表示物3がどのように見えるのかを仮想空間上で実行する処理である。表示部33は、例えば、シミュレーション処理における種々の画面を表示する。
(視認性判定システム13の概説)
図9に示す通り、特徴量算出部16は、光学シミュレーション装置30に設けられる。本例の場合、特徴量算出部16は、シミュレーション制御部31によって求められたシミュレーション結果に基づき、視認性の判定に必要な特徴量を算出する。すなわち、特徴量算出部16は、シミュレーション結果に基づき、「CL1,L1+SD」、「CL1,L2」、「α」、「DL1,L2」の各特徴量を求める。本例の場合、特徴量算出部16は、例えば、シミュレーション結果の数値を読み取ることにより、これら特徴量を取得する。
図9に示す通り、特徴量算出部16は、光学シミュレーション装置30に設けられる。本例の場合、特徴量算出部16は、シミュレーション制御部31によって求められたシミュレーション結果に基づき、視認性の判定に必要な特徴量を算出する。すなわち、特徴量算出部16は、シミュレーション結果に基づき、「CL1,L1+SD」、「CL1,L2」、「α」、「DL1,L2」の各特徴量を求める。本例の場合、特徴量算出部16は、例えば、シミュレーション結果の数値を読み取ることにより、これら特徴量を取得する。
判定部17は、特徴量算出部16によって求められた特徴量に基づき、表示物3に視認性を判定する。このように、本例の判定部17は、光学シミュレーション装置30を使用して表示物3の視認性の判定を実行する。本例の場合も、判定部17は、判定式(1)を用いて判定値pを求めるとともに、この判定値pに基づき表示物3の視認性の妥当性を判定する。
(視認性の判定の動作)
光学シミュレーション装置30を使用して表示物3の視認性を判定する場合、まず、仮想空間上で表示物3を表示するときのシミュレーション条件を設定する。すなわち、作業者は、光学シミュレーション装置30において、環境光の状態、素材光反射特性、人間の目の特性、などを設定する。
光学シミュレーション装置30を使用して表示物3の視認性を判定する場合、まず、仮想空間上で表示物3を表示するときのシミュレーション条件を設定する。すなわち、作業者は、光学シミュレーション装置30において、環境光の状態、素材光反射特性、人間の目の特性、などを設定する。
シミュレーション条件の設定後、シミュレーション開始操作が実行されると、シミュレーション制御部31は、設定されたシミュレーション条件に基づき、光学シミュレーション空間において表示物3を照明した状態を作り出す。なお、シミュレーション空間内に表示物3が複数存在する場合、これら表示物3の各々をシミュレーションする。そして、シミュレーション制御部31は、求めたシミュレーション結果を特徴量算出部16に出力する。
なお、このシミュレーション結果は、例えば、光学シミュレーション装置30の表示部33に表示されてもよい。このとき、表示物3は、例えば、どのような見え方で照明されるのかが表示部33で表示される。よって、表示部33に表示された表示物3の画像から、シミュレーションで算出された表示物3について、例えば、大きさ、輝度(明瞭さ)、明度、色度差を視認し得る。
特徴量算出部16は、シミュレーション制御部31から得たシミュレーション結果に基づき、表示物3の視認性の判定に使用する特徴量を算出する。すなわち、特徴量算出部16は、「CL1,L1+SD」、「CL1,L2」、「α」、「DL1,L2」の各特徴量を検出する。特徴量算出部16は、求めた特徴量を判定部17に出力する。
判定部17は、特徴量算出部16から入力した特徴量に基づき、表示物3の視認性を判定する。本例の判定部17は、特徴量を前述の判定式(1)に代入して判定値pを求めるとともに、この判定値pから視認性の妥当性を判定する。なお、シミュレーション空間内に表示物3が複数存在する場合には、これら表示物3の各々について視認性を判定する。本例の場合も、判定部17は、判定値pが規定値以上となれば、視認性が妥当であると判定する。
図10に示すように、光学シミュレーション装置30は、判定部17の判定結果を、視覚的に作業者に通知してもよい。具体的には、シミュレーション制御部31は、判定部17から判定結果を取得するとともに、この判定結果を、視覚的に通知可能な画像で表示部33に表示する。
図11に、視認性判定の判定結果の通知例を図示する。シミュレーション制御部31は、表示物3の視認性の判定結果を、例えば、文字、図形、色、などで表示する。例えば、視認性が妥当な表示物3には、「OK」の文字が表示されたり、文字を囲む大きめの図形や文字自体が緑色で表示されたりする。一方、視認性が妥当でない表示物3には、例えば、「NG」の文字が表示されたり、文字を囲む小さめの図形や文字自体が赤色で表示されたりする。
(第3実施形態の効果)
上記実施形態の視認性判定システム13(視認性判定方法、プログラム)によれば、以下のような効果を得ることができる。
上記実施形態の視認性判定システム13(視認性判定方法、プログラム)によれば、以下のような効果を得ることができる。
(3-1)判定部17は、表示物3の照明を仮想空間上で実行する光学シミュレーション装置30を使用して、表示物3の視認性の判定を実行する。この構成によれば、光学シミュレーションの環境下で表示物3の視認性を判定可能となるので、実際に表示装置1を製造しなくても、表示物3がどのような視認性となるのかを把握できる。
(他の実施形態)
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・各実施形態において、パネル2の柄は、木目調に限定されず、例えば、ストライプ柄、チェック柄、幾何学柄、織物柄、タイル柄、レンガ柄、石目調柄、花柄、植物柄などでもよい。
・各実施形態において、パネル2の層構造は、実施例以外の構造に変更してもよい。
・各実施形態において、表示物3と組をなすスイッチをパネル2に設けてもよい。
・各実施形態において、表示物3にタッチスイッチの機能を持たせてもよい。具体的には、パネル2において表示物3の背面にセンサ(例えば、センサシート)を設け、表示物3へのタッチ操作を、このセンサで検出するようにしてもよい。
・各実施形態において、表示物3と組をなすスイッチをパネル2に設けてもよい。
・各実施形態において、表示物3にタッチスイッチの機能を持たせてもよい。具体的には、パネル2において表示物3の背面にセンサ(例えば、センサシート)を設け、表示物3へのタッチ操作を、このセンサで検出するようにしてもよい。
・各実施形態において、表示物3は、パネル2に複数表示されてもよい。
・各実施形態において、判定式(1)は、ロジスティック回帰分析を用いた式に限定されず、例えば、重回帰分析を用いた式など、他の種類の式を用いてもよい。
・各実施形態において、判定式(1)は、ロジスティック回帰分析を用いた式に限定されず、例えば、重回帰分析を用いた式など、他の種類の式を用いてもよい。
・各実施形態において、視認性判定システム13は、車両に常設されたシステムでもよいし、或いは、持ち運び可能なモバイル式のシステムでもよい。車両に常設された場合、視認性を常に判定できる。また、モバイル式の場合、複数の車両で1つのシステムを共用できる。
・各実施形態において、視認性判定システム13は、車載用に限定されず、他の機器や装置に使用されてもよい。
・各実施形態において、本開示において使用される「少なくとも1つ」という表現は、所望の選択肢の「1つ以上」を意味する。一例として、本開示において使用される「少なくとも1つ」という表現は、選択肢の数が2つであれば「1つの選択肢のみ」または「2つの選択肢の双方」を意味する。他の例として、本開示において使用される「少なくとも1つ」という表現は、選択肢の数が3つ以上であれば「1つの選択肢のみ」または「2つ以上の任意の選択肢の組み合わせ」を意味する。
・各実施形態において、本開示において使用される「少なくとも1つ」という表現は、所望の選択肢の「1つ以上」を意味する。一例として、本開示において使用される「少なくとも1つ」という表現は、選択肢の数が2つであれば「1つの選択肢のみ」または「2つの選択肢の双方」を意味する。他の例として、本開示において使用される「少なくとも1つ」という表現は、選択肢の数が3つ以上であれば「1つの選択肢のみ」または「2つ以上の任意の選択肢の組み合わせ」を意味する。
・各実施形態において、特徴量算出部16、判定部17、及び調整部21は、[1]コンピュータプログラム(ソフトウェア)に従って動作する1つ以上のプロセッサによって構成されてもよいし、[2]そのようなプロセッサと、各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する特定用途向け集積回路(ASIC)等の1つ以上の専用のハードウェア回路との組み合わせによって構成されてもよい。プロセッサは、CPU並びに、RAM及びROM等のメモリを含み、メモリは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコード、又は指令を格納している。メモリ(コンピュータ可読媒体)は、汎用、又は専用のコンピュータでアクセスできるあらゆる利用可能な媒体を含む。或いは、上記プロセッサを含むコンピュータに代えて、各種処理の全てを実行する1つ以上の専用のハードウェア回路によって構成された処理回路が用いられてもよい。
・各実施形態において、特徴量算出部16、判定部17、及び調整部21は、独立したプロセッサから構成されてもよいし、機能の一部分が共用のプロセッサから構築されてもよい。このように、特徴量算出部16、判定部17、及び調整部21は、独立した機能ブロックに限らず、1つの機能ブロックから構成されてもよいし、一部分が共用された機能ブロックから構成されてもよい。
・各実施形態において、本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
1…表示装置、2…パネル、3…表示物、10…光源、13…視認性判定システム、17…判定部、21…調整部、30…光学シミュレーション装置、CL1,L1+SD…パネルの模様の明瞭さ、CL1,L2…表示物の明瞭さ、α…マーク視覚、DL1,L2…パネルと表示物との色度差、L1…パネルの平均輝度、L2…表示物の平均輝度、SD…パネルの輝度の標準偏差、(1)…判定式、p…判定値。
Claims (10)
- 表示物が形成されたパネルの背面に光源から光を照射することにより、前記表示物を透過する光によって、前記パネルの模様を背景とした前記表示物の表示が実行される場合に、前記表示物の視認性を判定する視認性判定システムであって、
前記パネルの模様の明瞭さを表す特徴量に基づき、前記表示物の視認性を判定する判定部を備えた、視認性判定システム。 - 前記パネルの模様の明瞭さの特徴量は、前記パネルの平均輝度と、前記パネルの輝度の標準偏差と、に基づき求められる
請求項1に記載の視認性判定システム。 - 前記判定部は、前記パネルの模様の明瞭さに加え、前記表示物の明瞭さ、前記表示物の大きさを視覚で表したマーク視覚、及び、前記パネルと前記表示物との色度差、の少なくとも1つを用いて、前記表示物の視認性を判定する
請求項1に記載の視認性判定システム。 - 前記判定部の判定結果に基づき、前記表示物の視認性がよくなるように前記光源の動作状態を調整する調整部を備えた
請求項1に記載の視認性判定システム。 - 前記判定部は、前記パネルへの前記表示物の表示を実行する表示装置の実際の取付け先において、前記表示物の視認性の判定を実行する
請求項1に記載の視認性判定システム。 - 前記判定部は、前記表示物の照明を仮想空間上で実行する光学シミュレーション装置を使用して、前記表示物の視認性の判定を実行する
請求項1に記載の視認性判定システム。 - 前記判定部は、前記表示物の視認性を判定するための判定式に、前記パネルの模様の明瞭さを表す特徴量を代入して判定値を求めるとともに、前記判定値に基づき、前記表示物の視認性を判定する
請求項1に記載の視認性判定システム。 - 前記判定式は、複数の説明変数の回帰分析によって視認性の良否を予測するロジスティック回帰分析を用いた式である
請求項7に記載の視認性判定システム。 - 表示物が形成されたパネルの背面に光源から光を照射することにより、前記表示物を透過する光によって、前記パネルの模様を背景とした前記表示物の表示が実行される場合に、前記表示物の視認性を判定する視認性判定システムにおいて使用される視認性判定方法であって、
前記パネルの模様の明瞭さを表す特徴量を取得することと、
前記パネルの模様の明瞭さの特徴量に基づき、前記表示物の視認性の判定を実行することとを、
前記視認性判定システムに実行させる、視認性判定方法。 - 表示物が形成されたパネルの背面に光源から光を照射することにより、前記表示物を透過する光によって、前記パネルの模様を背景とした前記表示物の表示が実行される場合に、前記表示物の視認性を判定する視認性判定システムにおいて使用されるプログラムであって、
前記パネルの模様の明瞭さを表す特徴量を取得することと、
前記パネルの模様の明瞭さの特徴量に基づき、前記表示物の視認性の判定を実行することとを、
コンピュータに実行させる、プログラム。
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