JP2024022464A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】エアバッグ展開時の力布にかかる荷重をクリップで安定して保持することが可能な車両用シートを提供する。【解決手段】車両用シートは、フレームと、フレームに配置されるパッド10と、パッド10を覆う表皮と、フレームに取り付けられ、エアバッグとインフレータ4bを有するエアバッグ装置と、表皮の内面側であってエアバッグ装置に対応する位置に設けられ、エアバッグの展開を案内する案内部材31と、表皮をパッド10に吊り込む係合部材40と、を備える。係合部材40の第1上端から第1下端までの上下方向における長さL2は、案内部材31の第1端部32における第1上端部32aから第1下端部32bまでの上下方向における長さL1よりも長い。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用シートに係り、特に、エアバッグ装置を備える車両用シートに関する。
近年、車両用シートには乗員に対する側方からの衝撃に対する保護のために、サイドエアバッグが提供されるようになった。サイドエアバッグは、衝撃荷重を緩衝し、且つ分配することにより乗員の保護をしている。
シートバックに設けられるサイドエアバッグは、エアバッグの膨張エネルギを効率的に表皮の継ぎ目の接合部分(ティアライン)に伝達して接合部分を短時間で破断する。
例えば、特許文献1の車両用シートでは、エアバッグを遅滞なく展開させるため、力布の一端部が表皮と共に接合部分で縫製され、力布の他端部がバックフレームに固定されている。
また、例えば、特許文献2の車両用シートでは、表皮に断面が略三角形状を成したサスペンダ(取付部材)を設け、クッションパッドの吊り込み溝に埋設されたクリップ(係合部材)にサスペンダを係合して、表皮をクッションパッドに固定することが行われている。
特開2022-033340号公報 特開2011-069417号公報
特許文献1に記載のような力布を、表皮と共にクッションパッドに固定する場合に、特許文献2に記載のようなクリップ等の係合部材によって、力布を表皮と共にクッションパッドに固定することが考えられる。
しかしながら、サイドエアバッグが展開する際、力布の荷重が係合部材へかかるため、係合部材がクッションパッドの吊り込み溝から外れてしまうおそれがあった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、エアバッグ展開時の力布にかかる荷重をクリップで安定して保持することが可能な車両用シートを提供することにある。
前記課題は、本発明の車両用シートによれば、車両用シートであって、フレームと、前記フレームに配置されるパッドと、前記パッドを覆う表皮と、前記フレームに取り付けられ、エアバッグとインフレータを有するエアバッグ装置と、前記表皮の内面側であって前記エアバッグ装置に対応する位置に設けられ、前記エアバッグの展開を案内する案内部材と、前記表皮を前記パッドに吊り込む係合部材と、を備え、前記表皮は、前記パッドのシート幅方向における中央部分を覆う中央部と、前記中央部のシート幅方向における端部に接合される第1側部と、前記第1側部のシート幅方向における外端部に接合される第2側部と、前記中央部と前記第1側部とが接合される第1接合部と、前記第1側部と前記第2側部とが接合される第2接合部と、を有し、前記第1接合部は、前記係合部材に係合されて前記パッドに吊り込まれており、前記第2接合部には、前記エアバッグの展開時に破断する破断部が形成され、前記案内部材のシート幅方向における外側の端部である第1端部は、前記破断部において前記第1側部と接合され、前記案内部材のシート幅方向における内側の端部である第2端部は、前記第1接合部において前記第1側部と接合され、前記係合部材の第1上端から第1下端までの上下方向における長さは、前記案内部材の前記第1端部における第1上端部から第1下端部までの上下方向における長さよりも長いこと、により解決される。
上記構成により、簡易な構造で、エアバッグ展開時の案内部材(力布)にかかる荷重を係合部材(クリップ)で安定して保持することができる。
詳しく述べると、エアバッグの展開時に、破断部(ティアライン)を切開する力が破断部にかかると、係合部材で案内部材を支持するが、案内部材の外側端部の上下長よりも、係合部材の上端から下端までの上下長のほうが長いので、案内部材を係合部材によって安定して保持することができる。
このとき、前記案内部材の前記第1上端部は、前記係合部材の前記第1上端よりも上方に配置され、前記案内部材の前記第1上端部と前記係合部材の前記第1上端との上下方向における長さは、前記係合部材の前記第1上端から前記第1下端までの上下方向における長さよりも短いと良い。
上記構成により、デザインの制約により吊り込み溝の長さを確保できず、係合部材を理想的な位置に配置できない場合でも、案内部材からの偏荷重を係合部材で安定して支持することができる。
このとき、前記案内部材の前記第2端部における第2上端部は、前記係合部材の前記第1上端よりも上方に配置され、前記案内部材の前記第2端部における第2下端部は、前記係合部材の前記第1下端よりも下方に配置されると良い。
上記構成により、簡易な構造で、エアバッグ展開時の案内部材にかかる荷重を係合部材で、より安定して保持することができる。
このとき、前記係合部材は、第1係合部材と、前記係合部材よりも下方に配置される第2係合部材と、を有し、前記案内部材は、シートにおける乗員の胸の高さに対応する位置に配置され、前記第1係合部材に係合される第1案内部材と、前記シートにおける乗員の胸の高さに対応する位置に配置され、前記第2係合部材に係合される第2案内部材と、を有し、前記第2係合部材の第2上端から第2下端までの上下方向における長さは、前記第2案内部材のシート幅方向における外側の第3上端部から第3下端部までの上下方向における長さよりも長いと良い。
上記構成により、簡易な構造で、エアバッグ展開時の案内部材にかかる荷重を係合部材で、より安定して保持することができる。
このとき、前記係合部材は、第1係合部材と、前記係合部材よりも下方に配置される第2係合部材と、を有し、前記案内部材は、シートにおける乗員の胸の高さに対応する位置に配置され、前記第1係合部材に係合される第1案内部材と、前記シートにおける乗員の胸の高さに対応する位置に配置され、前記第2係合部材に係合される第2案内部材と、を有し、前記インフレータにおけるガス吹出部は、前記第2案内部材よりも前記第1案内部材の近傍に配置され、前記第2案内部材のシート幅方向における外側の第3上端部から第3下端部までの上下方向における長さは、前記第1上端部から前記第1下端部までの上下方向における長さよりも長いと良い。
上記構成により、第1案内部材は、インフレータの高圧ガス噴射口の近傍位置にあるため、破断部を切開しやすくなり、インフレータの高圧ガス噴射口と離間した位置にある第2案内部材は、破断部側の端部の上下長を長くすることで、破断部を切開しやすくできる。
このとき、前記係合部材は、第1係合部材と、前記係合部材よりも下方に配置される第2係合部材と、を有し、前記案内部材は、シートにおける乗員の胸の高さに対応する位置に配置され、前記第1係合部材に係合される第1案内部材と、前記シートにおける乗員の胸の高さに対応する位置に配置され、前記第2係合部材に係合される第2案内部材と、を有し、前記インフレータにおけるガス吹出部は、前記第1案内部材よりも前記第2案内部材の近傍に配置され、前記第2案内部材のシート幅方向における外側の第3上端部から第3下端部までの上下方向における長さは、前記第1上端部から前記第1下端部までの上下方向における長さよりも長いと良い。
上記構成により、第2案内部材は、インフレータの高圧ガス噴射口の近傍位置にあるため、より破断部を切開しやすくできる。
このとき、前記係合部材は、第1係合部材と、前記係合部材よりも下方に配置される第2係合部材と、を有し、前記第2係合部材は、上部係合部材と、前記上部係合部材よりも下方に配置される中間係合部材と、前記中間係合部材よりも下方に配置される下部係合部材と、を有し、前記案内部材は、シートにおける乗員の胸の高さに対応する位置に配置され、前記第1係合部材に係合される第1案内部材と、前記シートにおける乗員の胸の高さに対応する位置に配置され、前記第2係合部材に係合される第2案内部材と、を有し、前記第2案内部材のシート幅方向における外側の第3上端部から第3下端部までの上下方向における長さは、前記第1上端部から前記第1下端部までの上下方向における長さよりも長いと良い。
上記構成により、破断部側の端部の上下長が長い第2案内部材を固定する係合部材の数を多くすることで、エアバッグ展開時の案内部材にかかる荷重を係合部材で、より安定して保持することができる。
本発明によれば、簡易な構造で、エアバッグ展開時の案内部材(力布)にかかる荷重を係合部材(クリップ)で安定して保持することができる。
また本発明によれば、デザインの制約により吊り込み溝の長さを確保できず、係合部材を理想的な位置に配置できない場合でも、案内部材からの偏荷重を係合部材で安定して支持することができる。
また本発明によれば、簡易な構造で、エアバッグ展開時の案内部材にかかる荷重を係合部材で、より安定して保持することができる。
また本発明によれば、破断部を切開しやすくできる。
また本発明によれば、より破断部を切開しやすくできる。
また本発明によれば、エアバッグ展開時の案内部材にかかる荷重を係合部材でより安定して保持することができる。
本実施形態の車両用シートの斜視図である。 シートバックの正面図であって、表皮が取り外された状態を示す図である。 シートバックの部分拡大図である。 図2のIV-IV断面図である。 変形例のシートバックの正面図である。
以下、本発明に係る実施形態について図1~図4を参照して説明する。
以下の説明において、「前後方向」とは、車両用シートの前後方向であり、車両走行時の進行方向と一致する方向である。また、「シート幅方向」とは、車両用シートの幅方向であり、車両用シートに着座した乗員から見た左右方向と一致する方向である。また、「上下方向」とは、車両用シートの上下方向であり、車両が水平面を走行しているときには鉛直方向と一致する方向である。
<シートの全体構成>
本実施形態の車両用シートSは、図1に示すように、車体フロア上に載置され、車両の乗員が着座するシートである。本実施形態において、車両用シートSは、車両の前部座席に相当するフロントシートとして利用される。ただし、これに限定されるものではなく、車両用シートSは、車両のリアシートであってもよく、また、前後方向に三列のシートを備える車両において二列目のミドルシートや三列目のリアシートとしても利用可能である。
車両用シートSは、図1、図2に示すように、シートクッション1と、シートバック2と、ヘッドレスト3とを有するシート本体と、エアバッグ装置4と、から主に構成されている。
車両用シートSは、内部にシートフレームFが設けられている。シートクッション1及びシートバック2は、シートフレームFに配置されるパッド10と、パッド10を覆う表皮20と、を有する。また、シートバック2は、表皮20の内面側(パッド10側)であってエアバッグ装置4に対応する部位に、力布30(案内部材)を有する。
パッド10は、表皮20を吊り込むためのクリップ40(係合部材)を有する。表皮20は、クリップ40に係合される取付部材50を有する。表皮20は、取付部材50がクリップ40に係合されて吊り込まれることで、パッド10に固定される。
なお、係合部材としてクリップ40を例示したが、これ限らず、ワイヤ部材によって表皮20をパッド10に係合させても良い。
シートクッション1は、図1に示すように、乗員を下方から支持する着座部であって、シートクッション1の骨格をなす不図示のクッションフレームにパッド10を載置して、表皮20で被覆することで構成されている。
シートバック2は、乗員の背中を後方から支持する背もたれ部であって、シートバック2の骨格をなす図4に示すシートフレームF(バックフレーム)にパッド10を載置して、表皮20で被覆することで構成されている。
シートバック2は、乗員を後方から支持するバック中央部2aと、乗員を側方から支持する土手部2bと、を有する。
ヘッドレスト3は、乗員の頭を後方から支持する頭部であって、芯材となる不図示のピラーにパッド材を載置して表皮材で被覆することで構成されている。
エアバッグ装置4は、図1、図2、図4に示すように、公知の構成からなり、シートフレームFに取り付けられ、シートバック2の土手部2bの内部であって、表皮20の内側に配置される。
エアバッグ装置4は、エアバッグ4aと、エアバッグ4aにガスを供給するインフレータ4bと、エアバッグ4a内にガスを噴出するガス吹出部4cと、エアバッグ4a、インフレータ4b及びガス吹出部4cを覆うケース4dと、ケース4dをシートフレームFに固定する固定具4eと、を有する。
エアバッグ装置4は、図4に示すように、シートフレームFの右側(車両用シートSの外側)にボルト等の固定具4eで取り付けられ、パッド10の内部に収容される。インフレータ4bによりガス吹出部4cからガスが噴出してエアバッグ4aがケース4d外へ膨出したとき、パッド10が破断すると共に、表皮20が切開されて、エアバッグ4aが外方に展開される。
<パッド>
パッド10は、発泡体によりクッション部分が形成されており、クッション部分が表皮20により被覆される。この発泡体としては、ポリプロピレンビーズ発泡体、ポリエチレンビーズ発泡体、ポリプロピレン発泡体、ポリエチレン発泡体、アクリロニトリル・スチレン発泡体、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂、ウレタンフォーム材等、若しくはこれらを組合わせて使用される。本実施形態において、パッド10は、ウレタン発泡剤を用いて、発泡成型により成型されたウレタンパッドである。
図2に示すように、シートバック2のパッド10には、シート縦方向に延びる二つの吊り込み溝10aと、シート幅方向に延びる横吊り込み溝10bが形成されている。横吊り込み溝10bは、二つの吊り込み溝10aの上端を連結している。なお、この吊り込み溝10a及び横吊り込み溝10bの配置は一例であり、横吊り込み溝10bが2つの吊り込み溝10aの間に配置されることで、シート前方から見て略H字状に形成されても良い。
吊り込み溝10aの内部には、所定の間隔を開けて複数のクリップ40が設けられている。クリップ40は、図4に示すように吊り込み溝10aの底部に一部が埋設されることによりパッド10に固定される。
図4に示すように、シートバック2のパッド10には、エアバッグ装置4を収容する収容部10cと、パッド10を破断させやすくするスリット10dが形成されている。
収容部10cは、シートフレームFに取り付けられたエアバッグ装置4を収容する空間である。スリット10dは、ケース4dから膨出したエアバッグ4aにより破断する部分である。
<表皮>
表皮20は、布、フィルム、クロス、革やシート等により構成され、所定のテンションが掛かるように張られた状態でパッド10を覆うよう取り付けられている。
図1、図4に示すように、シートバック2を覆う表皮20は、バック中央部2aの前側を覆う中央部21と、土手部2bのシート幅方向内側(乗員側)を覆う第1側部22と、土手部2bのシート幅方向外側を覆う第2側部23と、を有する。
第1側部22は、中央部21のシート幅方向における外側の端部21aに接合される。第2側部23は、第1側部22のシート幅方向における外側の第1側部外側端部22bに接合される。
図1、図4に示すように、中央部21と第1側部22とが接合される第1接合部24(接合部)は、中央部21の端部21aと第1側部内側端部22aとが縫製により連結される。
第1側部22と第2側部23とが接合される第2接合部25(接合部分)は、第1側部外側端部22bと第2側部23の前端部23aが縫製により連結される。第2接合部25は、エアバッグ4aの展開時に破断する破断部25a(ティアライン)が形成される。
なお、第2側部23の後端部23bは、パッド10の背面側を覆う表皮背面部26と、線ファスナ27を介して連結される。
<力布>
力布30は、エアバッグ4aの展開を案内する案内部材である。力布30は、図1~図4に示すように、表皮20の内面側(パッド10側)であってエアバッグ装置4に対応する部位に配置されている。
力布30は、第1側部22に沿って設けられる内側力布(胸用力布31、腰用力布34)と、第2側部23に沿って設けられる外側力布37と、を有する。内側力布は、上下に分割されており、乗員の胸の高さに配置される胸用力布31(第1案内部材)と、胸用力布31よりも下方であって、乗員の腰の高さに配置される腰用力布34(第2案内部材)と、を有する。
力布30は、インナー力布とも呼ばれるもので、表皮20よりも引張り伸び量の小さい素材から形成されている。言い換えれば、力布30は、表皮20よりも伸縮性に乏しいシート状部材で形成されている。そのため、力布30は、エアバッグ4aの展開時に掛かる力をティアラインである破断部25aに伝達して、エアバッグ4aの展開を促進させることができる。
図1、図2に示すように、力布30のシート幅方向における一端部は、第2接合部25の破断部25aにおいて第1側部22と接合され、力布30のシート幅方向における他端部は、第1接合部24において第1側部22と接合される。力布30は、取付部材50がクリップ40に係合されることで、表皮20と共にパッド10に吊り込まれて固定される。
胸用力布31は、シート幅方向における外側の端部(胸用力布外側端部32)と第1側部22の第1側部外側端部22bとが、第2接合部25において共縫いされ、シート幅方向における内側の端部(胸用力布内側端部33)と第1側部22の第1側部内側端部22aとが、第1接合部24において共縫いされることで、表皮20に固定される。胸用力布31は、表皮20と共に取付部材50が共縫いされるため、取付部材50がクリップ40に係合されて吊り込まれることで、パッド10に固定される。
腰用力布34は、シート幅方向における一端部(腰用力布外側端部35)と第1側部22の第1側部外側端部22bとが、第2接合部25において共縫いされ、他端部(腰用力布内側端部36)と第1側部22の第1側部内側端部22aとが、第1接合部24において共縫いされることで、表皮20に固定される。腰用力布34は、表皮20と共に取付部材50が共縫いされるため、取付部材50がクリップ40に係合されて吊り込まれることで、パッド10に固定される。
外側力布37は、シート前後方向における前端部(外側力布前端部37a)と第2側部23の前端部23aとが、第2接合部25において共縫いされ、後端部(外側力布後端部37b)と第2側部23の後端部23bとが共縫いされることで、表皮20に固定される。
エアバッグ装置4によりエアバッグ4aが膨張されると、エアバッグ4aの膨張エネルギが、パッド10を介して、力布30に伝達される。胸用力布31、腰用力布34、及び外側力布37がエアバッグ4aの膨張エネルギを受けると、第2接合部25(破断部25a)の縫合糸にエアバッグ4aの膨張エネルギが集中し、縫合糸が切断される。そして、胸用力布31、腰用力布34、及び外側力布37が第2接合部25で切り離され、パッド10がスリット10dで破断されて、エアバッグ4aが外方に展開される。
ここで、エアバッグ装置4のインフレータ4bにおけるガス吹出部4cは、腰用力布34よりも胸用力布31の近傍に配置される。すなわち、腰用力布34よりも胸用力布31の方が、エアバッグ4aによる荷重を受けやすい。そのため、胸用力布31近傍の破断部25aは、腰用力布34近傍の破断部25aよりも切開しやすい。
<クリップ>
クリップ40は、図4に示すように、断面が略V字状に形成された係合部材である。クリップ40は、取付部材50を保持する保持部40aを有する。なお、クリップ40は断面がU字状、又はC字状に形成されてもよい。
クリップ40は樹脂製であり、例えばポリアセタール(POM)樹脂、ポリプロピレン(PP)樹脂、ポリアミド(PA)樹脂、ポリカーボネート(PC)樹脂等から形成される。なお、クリップ40は、比較的強度の高いポリアセタール(POM)樹脂により形成されると良い。
クリップ40は、図2に示すように、パッド10の吊り込み溝10aの内部に、所定の間隔を開けて複数設けられている。クリップ40は、パッド10の発泡成型時に一体的に形成されることで、パッド10の内部に埋設された状態で、パッド10に取り付けられる。
表皮20及び力布30は、吊り込み溝10aと対応する位置に設けられる第1接合部24において、取付部材50がクリップ40に係合されて吊り込まれることで、パッド10に固定される。なお、クリップ40は、横吊り込み溝10bに設けられても良い。
図1、図2に示すように、シートバック2のシート幅方向における右側の土手部2b、すなわちエアバッグ装置4に対応する部位において、クリップ40は、胸用力布31をパッド10に吊り込む第1係合部材(第1クリップ41、第2クリップ42)と、第1係合部材よりも下方に配置され、腰用力布34をパッド10に吊り込む第2係合部材(第3クリップ43、第4クリップ44、第5クリップ45)と、を有する。
胸用力布31は、第1クリップ41及び第2クリップ42に係合されてパッド10に吊り込まれる。腰用力布34は、第1クリップ41及び第2クリップ42よりも下方に配置される第3クリップ43、第4クリップ44、及び第5クリップ45に係合されてパッド10に吊り込まれる。
第1クリップ41は、胸用力布内側端部33の上方部分を吊り込んで、胸用力布31をパッド10に固定する。
第2クリップ42は、第1クリップ41より下方に設けられ、胸用力布内側端部33の下方部分を吊り込んで、胸用力布31をパッド10に固定する。
第3クリップ43(上部係合部材)は、腰用力布内側端部36の上方部分を吊り込んで、腰用力布34をパッド10に固定する。
第4クリップ44(中間係合部材)は、第3クリップ43より下方に設けられ、腰用力布内側端部36の上下方向における中央部分を吊り込んで、腰用力布34をパッド10に固定する。
第5クリップ45(下部係合部材)は、第4クリップ44より下方に設けられ、腰用力布内側端部36の下方部分を吊り込んで、腰用力布34をパッド10に固定する。
<取付部材>
取付部材50は、図4に示すように、先端部分の断面が矢じり形状に形成された掛け具である。取付部材50は樹脂製であり、例えばポリプロピレン(PP)樹脂により形成される。
取付部材50は、保持部40aに挿入される先端部50aと、表皮20と接続する基端部50bと、を有する。基端部50bは、第1接合部24において、表皮20及び胸用力布31と共縫いされている。なお、取付部材50は、不図示の不織布を介して間接的に表皮20と接続する。不織布の一端側が縫製により表皮20と第1接合部24で固定され、不織布の他端側が、取付部材50の基端部50bと縫製により接続される。
このように、表皮20及び力布30は、第1接合部24において、取付部材50の先端部50aがクリップ40の保持部40aに係合されて吊り込まれることで、パッド10に固定される。
<力布とクリップの配置>
図2、図3に示すように、胸用力布31の胸用力布外側端部32における第1上端部32aから第1下端部32bまでの上下方向における長さL1は、第1クリップ41の第1クリップ上端部41aから第2クリップ42の第2クリップ下端部42bまでの上下方向における長さL2よりも短い。
したがって、エアバッグ4aの展開時に、破断部25aを切開する力が破断部25aにかかると、第1クリップ上端部41aから第2クリップ下端部42bまでの長さL2のほうが、第1上端部32aから第1下端部32bまでの長さL1よりも長いので、第1クリップ41及び第2クリップ42によって胸用力布31を安定して保持することができる。
このとき、図3に示すように、胸用力布31の第1上端部32aは、第1クリップ41の第1クリップ上端部41aよりも上方に配置される。そして、第1上端部32aと第1クリップ上端部41aとの上下方向における長さL3は、第1クリップ41の第1クリップ上端部41aから第2クリップ42の第2クリップ下端部42bまでの上下方向における長さL2よりも短い。
したがって、胸用力布31からの偏荷重を第1クリップ41及び第2クリップ42によって安定して支持することができる。
また、図3に示すように、胸用力布31の胸用力布内側端部33における第2上端部33aは、第1クリップ上端部41aよりも上方に配置され、第2下端部33bは、第2クリップ下端部42bよりも下方に配置される。
したがって、クリップ40をパッド10に埋設したときに、パッド10の発泡成型によりクリップ40の位置がずれた場合でも、第1クリップ41及び第2クリップ42によって胸用力布31を安定して保持することができる。
腰用力布34の腰用力布外側端部35における第3上端部35aから第3下端部35bまでの上下方向における長さL4は、第3クリップ43の第3クリップ上端部43aから第5クリップ45の第5クリップ下端部45bまでの上下方向における長さL5よりも短い。
したがって、エアバッグ4aの展開時に、破断部25aを切開する力が破断部25aにかかると、第3クリップ上端部43aから第5クリップ下端部45bまでの長さL5のほうが、第3上端部35aから第3下端部35bまでの長さL4よりも長いので、第3クリップ43及び第5クリップ45によって腰用力布34を安定して保持することができる。
腰用力布34の腰用力布外側端部35における第3上端部35aから第3下端部35bまでの上下方向における長さL4は、胸用力布31の胸用力布外側端部32における第1上端部32aから第1下端部32bまでの上下方向における長さL1よりも長い。
胸用力布31がインフレータ4bのガス吹出部4cの近傍位置に配置されるため、胸用力布31は、破断部25aを切開しやすくなる。また、インフレータ4bのガス吹出部4cと離間した位置にある腰用力布34は、腰用力布外側端部35の長さL4を胸用力布外側端部32の長さL1よりも長くすることで、破断部25aを切開しやすくできる。
このように、力布30がエアバッグ4aの膨張エネルギを受けたとき、第1接合部24において、不織布を介してクリップ40によって、膨張エネルギを受け止めることができる。このとき、クリップ40が吊り込み溝10aに沿って、上下方向において等間隔で複数配置されているため、バランスよく荷重を支持することができる。なお、クリップ40の間隔は、40mm~65mmであると好適である。
また、第1クリップ41及び第2クリップ42が、胸用力布31の上下の長さ範囲内に収まっており、第3クリップ43、第4クリップ44、及び第5クリップ45が、腰用力布34の上下の長さ範囲内に収まっている。
そして、胸用力布31において、胸用力布外側端部32における第1上端部32aは、胸用力布内側端部33の第2上端部33aよりも上方に配置され、胸用力布外側端部32における第1下端部32bは、胸用力布内側端部33の第2下端部33bよりも上方に配置されているため、第1力布全体として斜めに配置されている。
なお、外側力布後端部37b側では、エアバッグ4aの膨張エネルギを第2側部23で受け止めることができる。
<変形例>
次に、車両用シートSの変形例について、図5に基づいて説明する。なお、上述の車両用シートSと重複する内容については説明を省略する。
変形例の車両用シートSでは、エアバッグ装置4のインフレータ4bにおけるガス吹出部4cは、胸用力布31よりも腰用力布34の近傍に配置される。すなわち、胸用力布31よりも腰用力布34の方が、エアバッグ4aによる荷重を受けやすい。そのため、腰用力布34近傍の破断部25aは、胸用力布31近傍の破断部25aよりも切開しやすい。
このように、腰用力布34がインフレータ4bのガス吹出部4cの近傍位置に配置されるため、胸用力布31は、破断部25aを切開しやすくなる。また、インフレータ4bのガス吹出部4cと近接した位置にある腰用力布34は、腰用力布外側端部35の長さL4を胸用力布外側端部32の長さL1よりも長くすることで、破断部25aをより一層切開しやすくできる。
<製造方法>
車両用シートSの製造方法について説明する。
まず、シートバック2のシートフレームF(バックフレーム)を用意する。シートフレームFの右側面に、エアバッグ4aとインフレータ4bを有するエアバッグ装置4をボルト等の固定具4eで取り付ける。
そして、エアバッグ装置4を取り付けたシートフレームFにパッド10を配置する。このとき、パッド10の収容部10cに、エアバッグ装置4を収容する。
エアバッグ4aの展開を案内する力布30が内側面に設けられた表皮20を用意する。エアバッグ装置4に対応する位置に力布30を配置して、表皮20と力布30とを縫合することで、表皮20の内側面に力布30を取り付ける。
そして、パッド10を力布30が取り付けられた表皮20で覆い、クリップ40を介して表皮20をパッド10に吊り込む。
クリップ40を介して表皮20をパッド10に吊り込む手順において、力布30の胸用力布外側端部32における第1上端部32aから第1下端部32bまでの上下方向における長さよりも第1クリップ上端部41aから第2クリップ下端部42bまでの上下方向における長さが長い前記クリップ40に、表皮20の第1接合部24を係合して吊り込む。
なお、表皮20は、パッド10のシート幅方向における中央部分であるバック中央部2aを覆う中央部21と、中央部21のシート幅方向における端部21aに接合される第1側部22と、第1側部22のシート幅方向における第1側部外側端部22bに接合される第2側部23と、中央部21と第1側部22とが接合される第1接合部24と、第1側部22と第2側部23とが接合される第2接合部25と、を有する。
第1接合部24は、クリップ40に係合されてパッド10に吊り込まれており、第2接合部25には、エアバッグ4aの展開時に破断する破断部25aが形成される。
力布30の胸用力布外側端部32は、破断部25aにおいて第1側部22と接合され、力布30の胸用力布内側端部33は、第1接合部24において第1側部22と接合される。
なお、インフレータ4bにおけるガス吹出部4cは、腰用力布34よりも胸用力布31の近傍に配置されると良い。
また、インフレータ4bにおけるガス吹出部4cは、胸用力布31よりも腰用力布34の近傍に配置されても良い。
なお、第1上端部32aは、第1クリップ上端部41aよりも上方に配置され、第1上端部32aと第1クリップ上端部41aとの上下方向における長さは、第1クリップ上端部41aから第2クリップ下端部42bまでの上下方向における長さよりも短いと良い。
また、第2上端部33aは、第1クリップ上端部41aよりも上方に配置され、第2下端部33bは、第2クリップ下端部42bよりも下方に配置されると良い。
また、第3クリップ上端部43aから第5クリップ下端部45bまでの上下方向における長さは、第3上端部35aから第3下端部35bまでの上下方向における長さよりも長いと良い。
また、第3上端部35aから第3下端部35bまでの上下方向における長さは、第1上端部32aから第1下端部32bまでの上下方向における長さよりも長いと良い。
上述した、車両用シートSの製造方法は、下記の通りである。
車両用シートの製造方法であって、
フレームを用意し、
前記フレームに、エアバッグとインフレータを有するエアバッグ装置を取り付け、
前記フレームにパッドを配置し、
前記エアバッグの展開を案内する案内部材が内側面に設けられた表皮を用意し、
前記エアバッグ装置に対応する位置に前記案内部材を配置して、前記パッドを前記表皮で覆い、
係合部材を介して前記表皮を前記パッドに吊り込むこと、を含み、
前記表皮は、前記パッドのシート幅方向における中央部分を覆う中央部と、前記中央部のシート幅方向における端部に接合される第1側部と、前記第1側部のシート幅方向における外端部に接合される第2側部と、前記中央部と前記第1側部とが接合される第1接合部と、前記第1側部と前記第2側部とが接合される第2接合部と、を有し、
前記第1接合部は、前記係合部材に係合されて前記パッドに吊り込まれており、
前記第2接合部には、前記エアバッグの展開時に破断する破断部が形成され、
前記案内部材のシート幅方向における外側の端部である第1端部は、前記破断部において前記第1側部と接合され、
前記案内部材のシート幅方向における内側の端部である第2端部は、前記第1接合部において前記第1側部と接合され、
前記係合部材を介して前記表皮を前記パッドに吊り込むことは、前記案内部材の前記第1端部における第1上端部から第1下端部までの上下方向における長さよりも第1上端から第1下端までの上下方向における長さが長い前記係合部材に、前記表皮の前記第1接合部を係合して吊り込むことを含む、車両用シートの製造方法。
上記実施形態では、具体例として自動車に用いられる車両用シートについて説明したが、特に限定されることなく、二輪車用の二輪シート、電車やバス等の車両用シート、飛行機や船等の乗り物用シートのほか、作業用の事務イス、車イス、ショッピングカートの子供用イス等の種々のシートに対して利用することができる。
本実施形態では、主として本発明に係る車両用シートに関して説明した。
ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
S 車両用シート
F シートフレーム(フレーム)
1 シートクッション
2 シートバック
2a バック中央部
2b 土手部
3 ヘッドレスト
4 エアバッグ装置
4a エアバッグ
4b インフレータ
4c ガス吹出部
4d ケース
4e 固定具
10 クッションパッド(パッド)
10a 吊り込み溝
10b 横吊り込み溝
10c 収容部
10d スリット
20 表皮
21 中央部
21a 中央部の端部
22 第1側部
22a 第1側部内端部
22b 第1側部外端部(外端部)
23 第2側部
23a 前端部
23b 後端部
24 第1接合部
25 第2接合部
25a 破断部
26 表皮背面部
27 線ファスナ
30 力布
31 胸用力布(案内部材、第1案内部材)
32 胸用力布外側端部(第1端部)
32a 第1上端部
32b 第1下端部
33 胸用力布内側端部(第2端部)
33a 第2上端部
33b 第2下端部
34 腰用力布(第2案内部材)
35 腰用力布外側端部
35a 第3上端部
35b 第3下端部
36 腰用力布内側端部
37 外側力布
37a 外側力布前端部
37b 外側力布後端部
40 クリップ
40a 保持部
41 第1クリップ(係合部材、第1係合部材)
41a 第1クリップ上端部(第1上端)
42 第2クリップ(係合部材、第1係合部材)
42b 第2クリップ下端部(第1下端)
43 第3クリップ(第2係合部材、上部係合部材)
43a 第3クリップ上端部(第2上端)
44 第4クリップ(第2係合部材、中間係合部材)
45 第5クリップ(第2係合部材、下部係合部材)
45b 第5クリップ下端部(第2下端)
50 取付部
50a 先端部
50b 基端部

Claims (7)

  1. 車両用シートであって、
    フレームと、
    前記フレームに配置されるパッドと、
    前記パッドを覆う表皮と、
    前記フレームに取り付けられ、エアバッグとインフレータを有するエアバッグ装置と、
    前記表皮の内面側であって前記エアバッグ装置に対応する位置に設けられ、前記エアバッグの展開を案内する案内部材と、
    前記表皮を前記パッドに吊り込む係合部材と、を備え、
    前記表皮は、前記パッドのシート幅方向における中央部分を覆う中央部と、前記中央部のシート幅方向における端部に接合される第1側部と、前記第1側部のシート幅方向における外端部に接合される第2側部と、前記中央部と前記第1側部とが接合される第1接合部と、前記第1側部と前記第2側部とが接合される第2接合部と、を有し、
    前記第1接合部は、前記係合部材に係合されて前記パッドに吊り込まれており、
    前記第2接合部には、前記エアバッグの展開時に破断する破断部が形成され、
    前記案内部材のシート幅方向における外側の端部である第1端部は、前記破断部において前記第1側部と接合され、
    前記案内部材のシート幅方向における内側の端部である第2端部は、前記第1接合部において前記第1側部と接合され、
    前記係合部材の第1上端から第1下端までの上下方向における長さは、前記案内部材の前記第1端部における第1上端部から第1下端部までの上下方向における長さよりも長いことを特徴とする車両用シート。
  2. 前記案内部材の前記第1上端部は、前記係合部材の前記第1上端よりも上方に配置され、
    前記案内部材の前記第1上端部と前記係合部材の前記第1上端との上下方向における長さは、前記係合部材の前記第1上端から前記第1下端までの上下方向における長さよりも短いことを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記案内部材の前記第2端部における第2上端部は、前記係合部材の前記第1上端よりも上方に配置され、
    前記案内部材の前記第2端部における第2下端部は、前記係合部材の前記第1下端よりも下方に配置されることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  4. 前記係合部材は、第1係合部材と、前記係合部材よりも下方に配置される第2係合部材と、を有し、
    前記案内部材は、シートにおける乗員の胸の高さに対応する位置に配置され、前記第1係合部材に係合される第1案内部材と、前記シートにおける乗員の胸の高さに対応する位置に配置され、前記第2係合部材に係合される第2案内部材と、を有し、
    前記第2係合部材の第2上端から第2下端までの上下方向における長さは、前記第2案内部材のシート幅方向における外側の第3上端部から第3下端部までの上下方向における長さよりも長いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車両用シート。
  5. 前記係合部材は、第1係合部材と、前記係合部材よりも下方に配置される第2係合部材と、を有し、
    前記案内部材は、シートにおける乗員の胸の高さに対応する位置に配置され、前記第1係合部材に係合される第1案内部材と、前記シートにおける乗員の胸の高さに対応する位置に配置され、前記第2係合部材に係合される第2案内部材と、を有し、
    前記インフレータにおけるガス吹出部は、前記第2案内部材よりも前記第1案内部材の近傍に配置され、
    前記第2案内部材のシート幅方向における外側の第3上端部から第3下端部までの上下方向における長さは、前記第1上端部から前記第1下端部までの上下方向における長さよりも長いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車両用シート。
  6. 前記係合部材は、第1係合部材と、前記係合部材よりも下方に配置される第2係合部材と、を有し、
    前記案内部材は、シートにおける乗員の胸の高さに対応する位置に配置され、前記第1係合部材に係合される第1案内部材と、前記シートにおける乗員の胸の高さに対応する位置に配置され、前記第2係合部材に係合される第2案内部材と、を有し、
    前記インフレータにおけるガス吹出部は、前記第1案内部材よりも前記第2案内部材の近傍に配置され、
    前記第2案内部材のシート幅方向における外側の第3上端部から第3下端部までの上下方向における長さは、前記第1上端部から前記第1下端部までの上下方向における長さよりも長いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車両用シート。
  7. 前記係合部材は、第1係合部材と、前記係合部材よりも下方に配置される第2係合部材と、を有し、
    前記第2係合部材は、上部係合部材と、前記上部係合部材よりも下方に配置される中間係合部材と、前記中間係合部材よりも下方に配置される下部係合部材と、を有し、
    前記案内部材は、シートにおける乗員の胸の高さに対応する位置に配置され、前記第1係合部材に係合される第1案内部材と、前記シートにおける乗員の胸の高さに対応する位置に配置され、前記第2係合部材に係合される第2案内部材と、を有し、
    前記第2案内部材のシート幅方向における外側の第3上端部から第3下端部までの上下方向における長さは、前記第1上端部から前記第1下端部までの上下方向における長さよりも長いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車両用シート。
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