JP2024021753A - 情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の印刷設定が反映され得る状況下においても、ユーザが意図しない態様で印刷が行われる事態の発生を防止する。【解決手段】印刷データ生成部223は、印刷データに対して、互いに独立した第1の印刷設定及び第2の印刷設定がなされている場合に、第1の印刷設定及び第2の印刷設定間において共通の設定項目に対して重複して設定がなされているか否かを判定する。印刷設定UI部213は、共通の設定項目に対して重複して設定がなされていると判定された場合に、所定の出力先に報知情報を出力する。【選択図】図6
Description
本開示は、情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理装置の制御方法に関する。
プリンタを制御するためのソフトウェアとして、プリンタベンダーが提供するプリンタ固有のソフトウェア(以下、固有プリンタドライバとも称する)が知られている。また、固有プリンタドライバを使用せずとも印刷を可能とするために、オペレーティングシステム(以下、OSとも称する)のような基本ソフトウェアが標準的な印刷機能(以下、OS標準印刷機能とも称する)を提供している場合もある。また、OS等の基本ソフトウェアに組み込むための印刷システム(以下、「OS印刷システム」とも称する)も提供されている。このようなOS印刷システムの一例として、米国アップル社のmacOS(登録商標)に組み込まれるCUPS(登録商標)(Common UNIX Printing System)と称される印刷システムが知られている。また、アプリケーションによっては、前述した固有プリンタドライバ、OS標準印刷機能、及びOS印刷システムとは別に、独自に印刷に関する設定を行うための機能を有している場合がある。
このように、印刷に関する設定を行うための手段が複数設けられている状況下では、複数の手段それぞれによって共通の設定項目(例えば、集約印刷等)に対してなされた設定が重複して反映され、結果としてユーザの意図した出力とならない場合がある。このような課題を解決する技術として、特許文献1には、ドライバによりなされた集約印刷の設定と、プリンタ固有の設定によりなされた集約印刷の設定とが重複した場合であっても、ユーザの意図に沿った集約数での集約印刷を可能とする技術が開示されている。
特許文献1に開示された技術では、ドライバによる印刷設定が反映された印刷データをプリンタが受け取り、当該プリンタがデータを解析することで印刷設定を判定し、当該判定の結果を踏まえて印刷の設定を変更している。しかしながら、アプリケーションとOS印刷システムとのそれぞれによりなされた印刷設定が重複している状況下では、それぞれによりなされた印刷設定が独立しており、一方の出力結果を参照及び解析して他方の設定を変更することが困難な場合がある。そのため、このような状況下において、共通の設定項目に対して重複して設定がなされている場合には、ユーザが気付かないうちに、当該ユーザが本来意図していない態様で印刷設定が反映されるといった事態が発生する場合がある。
本発明は上記の問題を鑑み、複数の印刷設定が反映され得る状況下においても、ユーザが意図しない態様で印刷が行われる事態の発生を防止することを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、印刷データに対して、互いに独立した第1の印刷設定及び第2の印刷設定がなされている場合に、前記第1の印刷設定及び前記第2の印刷設定間において共通の設定項目に対して重複して設定がなされているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により共通の設定項目に対して重複して設定がなされていると判定された場合に、所定の出力先に報知情報を出力する出力手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、複数の印刷設定が反映され得る状況下においても、ユーザが意図しない態様で印刷が行われる事態の発生を防止することが可能となる。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<第1の実施形態>
(ハードウェア構成)
図1を参照して、本実施形態に係る情報処理システムのハードウェア構成の一例について説明する。本実施形態に係る情報処理システムは、ホストコンピュータ11とプリンタ12とが、通信バス121を介して通信可能に接続されて構成されている。
なお、図1に示す例では、説明をよりわかりやすくするためにプリンタが1台の場合について示しているが、本実施形態に係る情報処理システムの構成を限定するものではない。すなわち、ホストコンピュータ11に対して通信バス121を介して任意の数のプリンタが接続されていてもよい。また、ホストコンピュータ11とプリンタ12とを通信可能に接続することが可能であれば、通信バス121として適用される伝送経路の種別は特に限定はされない。具体的な一例として、通信バス121として、Ethernet(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)等の規格に基づくケーブルが適用されてもよい。また、他の一例として、通信バス121として、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等のネットワークが適用されてもよい。
(ハードウェア構成)
図1を参照して、本実施形態に係る情報処理システムのハードウェア構成の一例について説明する。本実施形態に係る情報処理システムは、ホストコンピュータ11とプリンタ12とが、通信バス121を介して通信可能に接続されて構成されている。
なお、図1に示す例では、説明をよりわかりやすくするためにプリンタが1台の場合について示しているが、本実施形態に係る情報処理システムの構成を限定するものではない。すなわち、ホストコンピュータ11に対して通信バス121を介して任意の数のプリンタが接続されていてもよい。また、ホストコンピュータ11とプリンタ12とを通信可能に接続することが可能であれば、通信バス121として適用される伝送経路の種別は特に限定はされない。具体的な一例として、通信バス121として、Ethernet(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)等の規格に基づくケーブルが適用されてもよい。また、他の一例として、通信バス121として、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等のネットワークが適用されてもよい。
ホストコンピュータ11は、本実施形態に係る情報処理装置の一例に相当し、例えば、PC(Personal Computer)により実現され得る。また、本実施形態に係るホストコンピュータ11は、デスクトップ型のPCに限らず、ノート型のPC、タブレット端末、またはスマートフォン等により実現されてもよい。
ホストコンピュータ11は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103とを有する。また、ホストコンピュータ11は、表示部104と、入力部105、外部記憶装置106と、インターフェース(I/F)部107とを有する。
ホストコンピュータ11は、プリンタ12に対して、当該プリンタ12を制御するための指示、印刷データ、及び設定コマンド等を送信する。
ホストコンピュータ11は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103とを有する。また、ホストコンピュータ11は、表示部104と、入力部105、外部記憶装置106と、インターフェース(I/F)部107とを有する。
ホストコンピュータ11は、プリンタ12に対して、当該プリンタ12を制御するための指示、印刷データ、及び設定コマンド等を送信する。
CPU101は、ホストコンピュータ11の各部の動作を制御する中央演算装置であり、OS等の基本ソフトウェアや詳細を後述する固有プリンタドライバ部203等のような制御プログラムを実行する。ROM102は、CPU101により実行されるプログラム(例えば、OSのプログラム等)や各種パラメータが記憶された記憶領域である。RAM103は、ワークエリアやCPU101により実行されるプログラムを展開するための一時記憶領域として用いられる。外部記憶装置106は、各種データや各種プログラムを記憶するための記憶領域である。アプリケーションや固有プリンタドライバ部203等のプログラムは、外部記憶装置106に記憶されている。
入力部105は、ホストコンピュータ11に対するユーザからの指示を受け付けるための入力インターフェースであり、例えば、キーボードやポインティングデバイス等の入力デバイスにより実現され得る。
表示部104は、ユーザに対して各種情報を提示するための出力インターフェースであり、例えば、ディスプレイ等の表示デバイスにより実現され得る。より具体的な一例として、入力部105を介して入力された情報の表示、OSやアプリケーションのUI(ユーザインタフェース)の表示、及びメッセージ等の報知情報の報知は、表示部104を介して行われ得る。
I/F部107は、外部装置(例えば、プリンタ12)との間で通信バス121を介してデータの送受信を行う。I/F部107の構成については、通信バス121として適用される伝送経路の種別や、データの送受信に適用される伝送方式や通信方式に応じて適宜変更されてもよい。
表示部104は、ユーザに対して各種情報を提示するための出力インターフェースであり、例えば、ディスプレイ等の表示デバイスにより実現され得る。より具体的な一例として、入力部105を介して入力された情報の表示、OSやアプリケーションのUI(ユーザインタフェース)の表示、及びメッセージ等の報知情報の報知は、表示部104を介して行われ得る。
I/F部107は、外部装置(例えば、プリンタ12)との間で通信バス121を介してデータの送受信を行う。I/F部107の構成については、通信バス121として適用される伝送経路の種別や、データの送受信に適用される伝送方式や通信方式に応じて適宜変更されてもよい。
プリンタ12は、例えば、インクジェットプリンタ等の印刷装置により実現され得る。プリンタ12は、CPU111と、ROM112と、RAM113と、プリントエンジン114と、I/F部115とを含む。
CPU111は、プリンタ12の各部の動作を制御する中央演算装置である。ROM112は、CPU111により実行されるプログラム(例えば、プリントエンジン114を制御するためのプログラム)が記憶された記憶領域である。RAM113は、ワークエリアやCPU111により実行されるプログラム(例えば、プリントエンジン114の動作を実現するためのプログラム)を展開するための一時記憶領域として用いられる。また、ホストコンピュータ11から送信された設定値等を保持するための記憶領域としてRAM113が使用されてもよい。
プリントエンジン114は、ホストコンピュータ11から送信された印刷データに基づき、紙等の記録媒体に画像を印刷する。
I/F部115は、外部装置(例えば、ホストコンピュータ11)との間で通信バス121を介してデータの送受信を行う。I/F部115の構成については、通信バス121として適用される伝送経路の種別や、データの送受信に適用される伝送方式や通信方式に応じて適宜変更されてもよい。
プリントエンジン114は、ホストコンピュータ11から送信された印刷データに基づき、紙等の記録媒体に画像を印刷する。
I/F部115は、外部装置(例えば、ホストコンピュータ11)との間で通信バス121を介してデータの送受信を行う。I/F部115の構成については、通信バス121として適用される伝送経路の種別や、データの送受信に適用される伝送方式や通信方式に応じて適宜変更されてもよい。
プリントエンジン114は、I/F部115を介してホストコンピュータ11にプリンタ12の現在の状態を示すステータス情報を送信してもよい。例えば、プリントエンジン114は、例えば、I/F部115を介して接続されているホストコンピュータ11からの要求に応じてステータス情報を当該ホストコンピュータ11に返送してもよい。ステータス情報としては、例えば、「印刷中」、「待機状態」等のようなプリンタ12の動作状態を示す情報や、「用紙切れ」、「カバーが開いている」、「消耗品残量無し」等のようなプリンタ12のエラーの状態を示す情報が挙げられる。また、プリンタ12に装着されている消耗品の種類、消耗品ごとの表示色、消耗品ごとの残量値等の情報が、ステータス情報に含まれていてもよい。
(ソフトウェア構成)
図2を参照して、本実施形態に係るホストコンピュータ11のソフトウェア構成の一例について説明する。ホストコンピュータ11は、OS標準印刷ソフトウェアであるOS印刷システム201を含む。なお、本実施形態では、OS印刷システム201は、OS標準印刷機能を提供するためのOS標準印刷機能部202と、プリンタベンダーが提供する固有プリンタドライバに相当する固有プリンタドライバ部203とを含むものとする。また、OS印刷システム201は、印刷設定UI部211と、レンダラー部221とを含む。OS標準印刷機能部202は、印刷設定UI部212と、印刷データ生成部222とを含む。同要員、固有プリンタドライバ部203は、印刷設定UI部213と、印刷データ生成部223とを含む。
図2を参照して、本実施形態に係るホストコンピュータ11のソフトウェア構成の一例について説明する。ホストコンピュータ11は、OS標準印刷ソフトウェアであるOS印刷システム201を含む。なお、本実施形態では、OS印刷システム201は、OS標準印刷機能を提供するためのOS標準印刷機能部202と、プリンタベンダーが提供する固有プリンタドライバに相当する固有プリンタドライバ部203とを含むものとする。また、OS印刷システム201は、印刷設定UI部211と、レンダラー部221とを含む。OS標準印刷機能部202は、印刷設定UI部212と、印刷データ生成部222とを含む。同要員、固有プリンタドライバ部203は、印刷設定UI部213と、印刷データ生成部223とを含む。
また、アプリケーション205は、ホストコンピュータ11で動作するアプリケーションを模式的に示しており、描画データ(換言すると、印刷される画像のデータ)を生成する機能を有する。アプリケーション205としては、例えば、ホストコンピュータ11の基本ソフトウェアであるOS上で動作するアプリケーションが該当し得る。アプリケーション205は、作成したデータに基づく画像の印刷を所望のプリンタ(例えば、プリンタ12)に指示する機能を有する。アプリケーション205としては、例えば、文書作成に使用されるワープロソフト、画像編集ソフト、年賀状作成ソフト等が挙げられる。アプリケーション205により作成される描画データとしては、例えば、PDF(Portable Document Format)等のようなプリンタ12が解析可能なフォーマットのデータが該当し得る。
アプリケーション205は、描画データの生成後、ユーザからの指示に基づき、OS印刷システム201に対して当該描画データを対象とした印刷要求を行う。なお、印刷要求が行われる際の印刷設定については、例えば、アプリケーション205が有する印刷設定UI部215により提供される設定画面や、OS印刷システム201の印刷設定UI部211により提供される設定画面を介してユーザから指示される。また、プリンタ12への印刷要求の送信には、OS標準印刷機能部202と固有プリンタドライバ部203とのいずれかが使用される。この際に、OS標準印刷機能部202が有する印刷設定UI部212、または固有プリンタドライバ部203が有する印刷設定UI部213が提供する設定画面を介してユーザからの各種指示が受け付けられる。
OS印刷システム201によりアプリケーション205からの印刷要求が受け付けられると、レンダラー部221は、当該印刷要求に関連付けられた描画データに基づき印刷データを生成する。レンダラー部221は、生成した印刷データを、OS標準印刷機能部202が有する印刷データ生成部222と、固有プリンタドライバ部203が有する印刷データ生成部223とのいずれかに出力する。
印刷データ生成部222は、レンダラー部221から出力された印刷データに対して、印刷設定UI部212が提供する設定画面を介してユーザから指定された印刷設定を反映したうえで、プリント通信部204を介してプリンタ12に当該印刷データを送信する。これは、印刷データ生成部223についても実質的に同様である。印刷データ生成部223は、レンダラー部221から出力された印刷データに対して、印刷設定UI部213が提供する設定画面を介してユーザから指定された印刷設定を反映したうえで、プリント通信部204を介してプリンタ12に当該印刷データを送信する。
なお、本実施形態では、固有プリンタドライバ部203側に着目して各種説明を行うものとする。
印刷データ生成部222は、レンダラー部221から出力された印刷データに対して、印刷設定UI部212が提供する設定画面を介してユーザから指定された印刷設定を反映したうえで、プリント通信部204を介してプリンタ12に当該印刷データを送信する。これは、印刷データ生成部223についても実質的に同様である。印刷データ生成部223は、レンダラー部221から出力された印刷データに対して、印刷設定UI部213が提供する設定画面を介してユーザから指定された印刷設定を反映したうえで、プリント通信部204を介してプリンタ12に当該印刷データを送信する。
なお、本実施形態では、固有プリンタドライバ部203側に着目して各種説明を行うものとする。
(OS印刷システムの印刷設定UI部の概要)
次いで、OS印刷システム201の印刷設定UI部211の概要について説明する。図3は、OS印刷システム201の印刷設定UI部211が提供する設定画面の一例を示した図である。メインウィンドウ31の内部には、プリンタ選択部32と、印刷部数設定部33と、出力レイアウトプレビュー部34と、集約数設定部35と、集約印刷レイアウト設定部36と、設定完了ボタン37とが提示されている。
次いで、OS印刷システム201の印刷設定UI部211の概要について説明する。図3は、OS印刷システム201の印刷設定UI部211が提供する設定画面の一例を示した図である。メインウィンドウ31の内部には、プリンタ選択部32と、印刷部数設定部33と、出力レイアウトプレビュー部34と、集約数設定部35と、集約印刷レイアウト設定部36と、設定完了ボタン37とが提示されている。
プリンタ選択部32は、印刷を実行させるプリンタの指定をユーザから受け付けるための入力インターフェースである。印刷部数設定部33は、印刷物の部数の指定をユーザから受け付けるための入力インターフェースである。集約数設定部35は、出力用紙1枚あたりに集約するページ数の指定をユーザから受け付けるための入力インターフェースである。集約印刷レイアウト設定部36は、出力用紙1枚に集約する複数のページを配置する際のレイアウトの指定をユーザから受け付けるための入力インターフェースである。出力レイアウトプレビュー部34は、集約数設定部35及び集約印刷レイアウト設定部36を介して指定された集約印刷の条件に基づき、出力用紙に印刷される画像のプレビュー画像が表示される表示領域である。
プリンタ選択部32を介して選択されたプリンタに対して、集約数設定部35を介して指定された集約数と、集約印刷レイアウト設定部36を介して設定されたレイアウトとに応じて、印刷部数設定部33を介して指定された部数の印刷物の出力の指示が行われる。また、集約数設定部35を介して指定された集約数と、集約印刷レイアウト設定部36を介して指定されたレイアウトとに応じて、出力レイアウトプレビュー部34に、記録媒体に印刷される画像のプレビュー画像が表示される。図3に示す例では、集約数設定部35を介して出力用紙1枚あたりのページ数として4ページが指定され、集約印刷レイアウト設定部36を介して左上、右上、左下、右下の順にページを配置するレイアウトが指定された状態が示されている。
設定完了後に設定完了ボタン37が押下されると、後述するアプリケーション205の印刷設定UI部215が提供する設定画面に遷移する。その後に、当該印刷設定UI部215が提供する設定画面を介して印刷指示が受け付けられると、印刷設定UI部211が提供する設定画面を介して指定された印刷設定が印刷物の出力結果に反映される。
(アプリケーションの印刷設定UI部の概要)
次いで、アプリケーション205の印刷設定UI部215の概要について説明する。図4は、アプリケーション205の印刷設定UI部215が提供する設定画面の一例を示した図である。メインウィンドウ41の内部には、プリンタ選択部42と、印刷プレビュー部43と、印刷部数設定部44と、集約数設定部45と、詳細設定ボタン46と、キャンセルボタン47と、プリントボタン48とが提示されている。
次いで、アプリケーション205の印刷設定UI部215の概要について説明する。図4は、アプリケーション205の印刷設定UI部215が提供する設定画面の一例を示した図である。メインウィンドウ41の内部には、プリンタ選択部42と、印刷プレビュー部43と、印刷部数設定部44と、集約数設定部45と、詳細設定ボタン46と、キャンセルボタン47と、プリントボタン48とが提示されている。
プリンタ選択部42は、印刷を実行させるプリンタの指定をユーザから受け付けるための入力インターフェースである。印刷部数設定部44は、印刷物の部数の指定をユーザから受け付けるための入力インターフェースである。集約数設定部45は、出力用紙1枚あたりに集約するページ数の指定をユーザから受け付けるための入力インターフェースである。印刷プレビュー部43は、集約数設定部45を介して指定された集約印刷の条件に基づき、出力用紙に印刷される画像のプレビュー画像が表示される表示領域である。
アプリケーション205のメイン画面を介して印刷指示が受け付けられると、図4に例示した印刷設定UI部215が提供する設定画面が表示される。キャンセルボタン47が押下されると、アプリケーション205のメイン画面に制御が戻る。プリントボタン48が押下されると、図4に例示した印刷設定UI部215が提供する設定画面を介して指定された印刷条件に基づき、対象となるプリンタ(プリンタ選択部42を介して指定されたプリンタ)に対して印刷指示が行われる。
なお、前述したように、本実施形態では、固有プリンタドライバ部203を使用して対象となるプリンタに印刷指示が行われるものとする。その際に、プリンタ選択部42を介して指定されたプリンタに対して、集約数設定部45を介して指定された集約数にて、印刷部数設定部44を介して指定された部数の印刷物の出力が指示される。また、集約数設定部45を介して指定された集約数に応じて、印刷プレビュー部43に、記録媒体に印刷される画像のプレビュー画像が表示される。図4に示す例では、印刷対象となるページが4ページであり、集約数設定部45を介して出力用紙1枚あたりのページ数として4ページが指定された状態が示されている。
詳細設定ボタン46が押下されると、図3を参照して説明した、OS印刷システム201の印刷設定UI部211が提供する設定画面が表示される。これにより、OS印刷システム201が制御対象としている印刷設定の指定が可能となる。
プリンタ選択部42の設定や、印刷部数設定部44の設定については、OS印刷システム201の印刷設定UI部211が提供する設定画面における設定と連動して変更されるが、集約数設定部45の設定については連動して変更されない。すなわち、図3及び図4を参照して説明した例では、OS印刷システム201とアプリケーション205とで、集約印刷の設定が互いに独立して管理されており、それぞれの設定が印刷結果に個別に反映される。すなわち、このような状況下では、図4に示す設定画面と、図3に示す設定画面とのそれぞれにおいて、出力用紙1枚あたりのページ数が4ページとなるように設定がなされて印刷が行われると、集約印刷の設定が重複して適用される場合がある。
例えば、図5は、OS印刷システム201及びアプリケーション205それぞれにおいて印刷に係る共通の設定項目に対して重複して設定がなされた場合の印刷物の出力結果の一例について、特に集約印刷の設定が重複した場合に着目して示した図である。具体的には、出力結果51は、出力用紙1枚あたりのページ数を4ページとする設定が正しく反映された場合の出力結果の一例を示している。これに対して、出力結果52は、OS印刷システム201及びアプリケーション205それぞれにおける集約印刷の設定が重複して適用された場合の印刷物の出力結果の一例を示している。すなわち、出力結果52では、出力用紙1枚当たりに4×4=16ページのデータが配置されるようなレイアウトとなっている。
(固有プリンタドライバ部の印刷データ生成部の概要)
固有プリンタドライバ部203の印刷データ生成部223の概要について説明する。
アプリケーション205の印刷設定UI部215が提供する設定画面にてプリントボタン48が押下されると、固有プリンタドライバ部203がアプリケーション205から印刷指示を受け取る。次いで、固有プリンタドライバ部203の印刷データ生成部223がOS印刷システム201により起動される。印刷データ生成部223は、OS印刷システム201及びアプリケーション205それぞれにおいてなされた印刷設定に関する情報を受け取る。また、OS印刷システム201のレンダラー部221が、アプリケーション205が生成した描画データをレンダリングしてビットマップ化したうえで印刷データ生成部223に出力する。
なお、アプリケーション205が生成した描画データには、OS印刷システム201及びアプリケーション205それぞれにおいてなされた集約印刷の設定が反映されている。また、OS印刷システム201及びアプリケーション205それぞれにおける集約印刷の設定については、前述したように、図3に示す集約数設定部35及び図4に示す集約数設定部45を介して指定される。
印刷データ生成部223は、取得したビットマップデータ及び印刷設定に基づき印刷データを生成し、プリント通信部204を介して印刷設定にて指定されたプリンタに当該印刷データを送信する。
固有プリンタドライバ部203の印刷データ生成部223の概要について説明する。
アプリケーション205の印刷設定UI部215が提供する設定画面にてプリントボタン48が押下されると、固有プリンタドライバ部203がアプリケーション205から印刷指示を受け取る。次いで、固有プリンタドライバ部203の印刷データ生成部223がOS印刷システム201により起動される。印刷データ生成部223は、OS印刷システム201及びアプリケーション205それぞれにおいてなされた印刷設定に関する情報を受け取る。また、OS印刷システム201のレンダラー部221が、アプリケーション205が生成した描画データをレンダリングしてビットマップ化したうえで印刷データ生成部223に出力する。
なお、アプリケーション205が生成した描画データには、OS印刷システム201及びアプリケーション205それぞれにおいてなされた集約印刷の設定が反映されている。また、OS印刷システム201及びアプリケーション205それぞれにおける集約印刷の設定については、前述したように、図3に示す集約数設定部35及び図4に示す集約数設定部45を介して指定される。
印刷データ生成部223は、取得したビットマップデータ及び印刷設定に基づき印刷データを生成し、プリント通信部204を介して印刷設定にて指定されたプリンタに当該印刷データを送信する。
(固有プリンタドライバ部の印刷データ生成部の処理)
固有プリンタドライバ部203の印刷データ生成部223の処理の詳細について説明する。印刷データ生成部223は、OS印刷システム201及びアプリケーション205それぞれにおいてなされた集約印刷の設定が重複しているか否かを判定する。印刷データ生成部223は、集約印刷の設定が重複していると判定した場合には、印刷物の出力結果がユーザの意図しない結果となる可能性が高いため、警告を示す報知情報を所定の出力先に出力することでユーザに対して印刷の中断と印刷設定の再設定とを促す。
固有プリンタドライバ部203の印刷データ生成部223の処理の詳細について説明する。印刷データ生成部223は、OS印刷システム201及びアプリケーション205それぞれにおいてなされた集約印刷の設定が重複しているか否かを判定する。印刷データ生成部223は、集約印刷の設定が重複していると判定した場合には、印刷物の出力結果がユーザの意図しない結果となる可能性が高いため、警告を示す報知情報を所定の出力先に出力することでユーザに対して印刷の中断と印刷設定の再設定とを促す。
図6は、印刷データ生成部223の処理の一例を示したフローチャートである。
S601において、印刷データ生成部223は、印刷設定に係る情報として、アプリケーション205にて開かれた元データの総ページ数P、OS印刷システム201にてなされた集約印刷の指定数N、及び実際に印刷データとして出力されるページ数Dを取得する。なお、本実施形態では、集約数設定部45を介して指定された集約印刷の設定については、アプリケーション205が管轄する設定であるため、印刷データ生成部223が直接取得することは困難であるものとする。また、元データの総ページ数Pについては、固有プリンタドライバ部203の印刷設定UI部211が提供する設定画面を介してユーザにより指定されてもよいし、元データを解析することで取得されてもよい。
S601において、印刷データ生成部223は、印刷設定に係る情報として、アプリケーション205にて開かれた元データの総ページ数P、OS印刷システム201にてなされた集約印刷の指定数N、及び実際に印刷データとして出力されるページ数Dを取得する。なお、本実施形態では、集約数設定部45を介して指定された集約印刷の設定については、アプリケーション205が管轄する設定であるため、印刷データ生成部223が直接取得することは困難であるものとする。また、元データの総ページ数Pについては、固有プリンタドライバ部203の印刷設定UI部211が提供する設定画面を介してユーザにより指定されてもよいし、元データを解析することで取得されてもよい。
S602において、印刷データ生成部223は、取得した印刷設定に係る情報のうち、OS印刷システム201にてなされた集約印刷の指定数Nとして1以外の値が設定されているか否かを判定する。
印刷データ生成部223は、S602において集約印刷の指定数Nとして1以外の値が設定されていると判定した場合には、処理をS603に進める。
一方で、印刷データ生成部223は、S602において集約印刷の指定数Nとして1以外の値が設定されていないと判定した場合には、処理をS611に進める。
印刷データ生成部223は、S602において集約印刷の指定数Nとして1以外の値が設定されていると判定した場合には、処理をS603に進める。
一方で、印刷データ生成部223は、S602において集約印刷の指定数Nとして1以外の値が設定されていないと判定した場合には、処理をS611に進める。
S603において、印刷データ生成部223は、印刷データ生成部223は、アプリケーション205にて開かれた元データの総ページ数Pが、集約印刷の指定数Nよりも大きいか否かを判定する。
印刷データ生成部223は、S603において元データの総ページ数Pが集約印刷の指定数Nよりも大きいと判定した場合には、処理をS604に進める。元データの総ページ数Pが集約印刷の指定数Nよりも大きい場合には、出力用紙1ページ分の領域に印刷対象となる一連のページのデータが収まらないため、出力される出力用紙のページ数は2ページ以上となる。
一方で、印刷データ生成部223は、S603において元データの総ページ数Pが集約印刷の指定数N以下であると判定した場合には、処理をS607に進める。元データの総ページ数Pが集約印刷の指定数N以下の場合には、出力用紙1ページ分の領域に印刷対象となる一連のページのデータが収まるため、実際に出力される出力用紙のページ数は1ページとなる。
印刷データ生成部223は、S603において元データの総ページ数Pが集約印刷の指定数Nよりも大きいと判定した場合には、処理をS604に進める。元データの総ページ数Pが集約印刷の指定数Nよりも大きい場合には、出力用紙1ページ分の領域に印刷対象となる一連のページのデータが収まらないため、出力される出力用紙のページ数は2ページ以上となる。
一方で、印刷データ生成部223は、S603において元データの総ページ数Pが集約印刷の指定数N以下であると判定した場合には、処理をS607に進める。元データの総ページ数Pが集約印刷の指定数N以下の場合には、出力用紙1ページ分の領域に印刷対象となる一連のページのデータが収まるため、実際に出力される出力用紙のページ数は1ページとなる。
S604において、印刷データ生成部223は、実際に印刷データとして出力されるページ数Dが、元データの総ページ数Pを集約印刷の指定数Nで除算し、小数点以下を切り上げた出力ページ数と一致するか否かを判定する。例えば、元データの総ページ数Pが5ページであり、集約印刷の指定数Nが4ページ/枚である場合には、想定される出力ページ数は2ページとなる。
印刷データ生成部223は、S604において実際に印刷データとして出力されるページ数Dと、元データの総ページ数P及び集約印刷の指定数Nに基づき算出された出力ページ数とが一致すると判定した場合には、処理をS606に進める。この場合には、実際に出力されるページ数Dが、想定される出力ページ数と一致することとなる。そのため、S606において、印刷データ生成部223は、OS印刷システム201の集約印刷の設定だけが指定されていると判定し、図6に示す一連の処理を終了する。
一方で、印刷データ生成部223は、S604において実際に印刷データとして出力されるページ数Dと、元データの総ページ数P及び集約印刷の指定数Nに基づき算出された出力ページ数とが一致しないと判定した場合には、処理をS605に進める。この場合には、実際に出力されるページ数Dが、想定される出力ページ数よりも小さい値となっていることとなる。そのため、S605において、印刷データ生成部223は、警告を示す報知情報を報知したうえで、図6に示す一連の処理を終了する。
印刷データ生成部223は、S604において実際に印刷データとして出力されるページ数Dと、元データの総ページ数P及び集約印刷の指定数Nに基づき算出された出力ページ数とが一致すると判定した場合には、処理をS606に進める。この場合には、実際に出力されるページ数Dが、想定される出力ページ数と一致することとなる。そのため、S606において、印刷データ生成部223は、OS印刷システム201の集約印刷の設定だけが指定されていると判定し、図6に示す一連の処理を終了する。
一方で、印刷データ生成部223は、S604において実際に印刷データとして出力されるページ数Dと、元データの総ページ数P及び集約印刷の指定数Nに基づき算出された出力ページ数とが一致しないと判定した場合には、処理をS605に進める。この場合には、実際に出力されるページ数Dが、想定される出力ページ数よりも小さい値となっていることとなる。そのため、S605において、印刷データ生成部223は、警告を示す報知情報を報知したうえで、図6に示す一連の処理を終了する。
ここで、図7を参照して、印刷データ生成部223により報知される警告を示す報知情報の一例について説明する。印刷データ生成部223は、例えば、OS印刷システム201が印刷ジョブの状況をユーザに提示するために表示させる管理ウィンドウ71を利用して、警告を示す報知情報の報知を行う。管理ウィンドウ71には、メッセージを表示するための表示領域72と、印刷ジョブの状況を表示するための表示領域73とが設けられている。印刷データ生成部223は、管理ウィンドウ71の表示領域72に警告を示す報知情報を表示させることで、当該報知情報をユーザに報知する。
ここで、改めて図6を参照する。
S607に処理が進められた場合、すなわち元データの総ページ数Pが集約印刷の指定数N以下の場合には、想定される出力ページ数は1ページとなり、印刷データ生成部223は、印刷設定のみを参照して集約印刷の設定の重複の判定が困難となる。この場合には、印刷データ生成部223は、集約印刷の設定が重複しているか否かを判定するために、印刷データの解析を行うこととなる。
S607に処理が進められた場合、すなわち元データの総ページ数Pが集約印刷の指定数N以下の場合には、想定される出力ページ数は1ページとなり、印刷データ生成部223は、印刷設定のみを参照して集約印刷の設定の重複の判定が困難となる。この場合には、印刷データ生成部223は、集約印刷の設定が重複しているか否かを判定するために、印刷データの解析を行うこととなる。
ここで、S607に実行される印刷データの解析処理についてより詳しく説明する。
印刷データ生成部223は、OS印刷システム201にてなされた集約印刷の指定数Nに基づき印刷データに含まれるビットマップデータ(すなわち、記録媒体に印刷される画像のデータ)の分割を行う。例えば、図8は、集約印刷の指定数Nに基づき印刷データに含まれるビットマップデータを分割した結果の一例を示している。
具体的には、図8に示す例では、A4サイズ(幅210mm×高さ297mm)のデータが、左上の座標を原点(0,0)としたうえで、縦方向及び横方向それぞれにおいて2分割することで全体が4分割され、各領域の頂点の座標が示されている。印刷データ生成部223は、OS印刷システム201のレンダラー部221によるレンダリングによりビットマップ化されたデータを取得し、当該データを1ピクセル単位で読み込み解析することが可能である。そのため、印刷データ生成部223は、4分割された領域のうちのどの領域に印刷の対象となるデータが存在するか、もしくは、いずれの領域にも印刷の対象となるデータが存在せずに、全てのピクセルが白ピクセルであるか否かを判定することが可能である。
より具体的には、印刷データ生成部223は、原点を基準として横方向に1ラインずつデータを読み込んでいく際に、105mmまでの領域と、105mmから210mmまでの領域とのそれぞれに、白以外のデータ(印刷対象のデータ)が存在する否かを判定する。印刷データ生成部223は、この1ラインごとのデータの判定を、高さ297mm分繰り返し実行する。これにより、印刷データ生成部223は、図8に示す領域1、2、3、及び4のうちのいずれの領域に白以外のデータ(印刷対象のデータ)が存在するか、どの領域が白データだけの領域となっているかを判定する。
印刷データ生成部223は、OS印刷システム201にてなされた集約印刷の指定数Nに基づき印刷データに含まれるビットマップデータ(すなわち、記録媒体に印刷される画像のデータ)の分割を行う。例えば、図8は、集約印刷の指定数Nに基づき印刷データに含まれるビットマップデータを分割した結果の一例を示している。
具体的には、図8に示す例では、A4サイズ(幅210mm×高さ297mm)のデータが、左上の座標を原点(0,0)としたうえで、縦方向及び横方向それぞれにおいて2分割することで全体が4分割され、各領域の頂点の座標が示されている。印刷データ生成部223は、OS印刷システム201のレンダラー部221によるレンダリングによりビットマップ化されたデータを取得し、当該データを1ピクセル単位で読み込み解析することが可能である。そのため、印刷データ生成部223は、4分割された領域のうちのどの領域に印刷の対象となるデータが存在するか、もしくは、いずれの領域にも印刷の対象となるデータが存在せずに、全てのピクセルが白ピクセルであるか否かを判定することが可能である。
より具体的には、印刷データ生成部223は、原点を基準として横方向に1ラインずつデータを読み込んでいく際に、105mmまでの領域と、105mmから210mmまでの領域とのそれぞれに、白以外のデータ(印刷対象のデータ)が存在する否かを判定する。印刷データ生成部223は、この1ラインごとのデータの判定を、高さ297mm分繰り返し実行する。これにより、印刷データ生成部223は、図8に示す領域1、2、3、及び4のうちのいずれの領域に白以外のデータ(印刷対象のデータ)が存在するか、どの領域が白データだけの領域となっているかを判定する。
印刷データ生成部223は、上記解析の結果に基づいて、S608において印刷対象のデータが存在する領域が1/N以上の領域となっているか否かを判定する。
印刷データ生成部223は、S608において印刷対象のデータが存在する領域が1/N以上の領域となっていると判定した場合には、処理をS609に進める。この場合には、集約印刷の設定の重複が生じておらず有効に機能しているため、図5において出力結果51として例示したような出力結果が得られることとなる。そのため、S609において、印刷データ生成部223は、集約印刷の設定の重複が生じておらず、OS印刷システム201の集約印刷の設定だけが指定されていると判定できるため、このまま出力を行っても問題ないと判断し、図6に示す一連の処理を終了する。
一方で、印刷データ生成部223は、S608において印刷対象のデータが存在する領域が1/N以上の領域となっていないと判定した場合には、処理をS610に進める。この場合には、4ページ/枚のうち3/4の領域に印刷対象のデータが存在せず、図5において出力結果52として例示したような出力結果が得られることとなる。そのため、S610において、印刷データ生成部223は、集約印刷の設定の重複が生じており、ユーザが意図していない出力結果がとなる可能性が高いため、警告を示す報知情報を報知したうえで、図6に示す一連の処理を終了する。なお、警告を示す報知情報の報知方法の一例については、図7を参照して前述した通りである。
印刷データ生成部223は、S608において印刷対象のデータが存在する領域が1/N以上の領域となっていると判定した場合には、処理をS609に進める。この場合には、集約印刷の設定の重複が生じておらず有効に機能しているため、図5において出力結果51として例示したような出力結果が得られることとなる。そのため、S609において、印刷データ生成部223は、集約印刷の設定の重複が生じておらず、OS印刷システム201の集約印刷の設定だけが指定されていると判定できるため、このまま出力を行っても問題ないと判断し、図6に示す一連の処理を終了する。
一方で、印刷データ生成部223は、S608において印刷対象のデータが存在する領域が1/N以上の領域となっていないと判定した場合には、処理をS610に進める。この場合には、4ページ/枚のうち3/4の領域に印刷対象のデータが存在せず、図5において出力結果52として例示したような出力結果が得られることとなる。そのため、S610において、印刷データ生成部223は、集約印刷の設定の重複が生じており、ユーザが意図していない出力結果がとなる可能性が高いため、警告を示す報知情報を報知したうえで、図6に示す一連の処理を終了する。なお、警告を示す報知情報の報知方法の一例については、図7を参照して前述した通りである。
次いで、S611の処理について説明する。
S611において、印刷データ生成部223は、元データの総ページ数Pと印刷データとして出力されるページ数Dとが一致しているか否かを判定する。
印刷データ生成部223は、S611において元データの総ページ数Pと印刷データとして出力されるページ数Dとが一致していると判定した場合には、処理をS612に進める。S612において、印刷データ生成部223は、集約印刷の設定の指定がなされていないと判定し、図6に示す一連の処理を終了する。
また、印刷データ生成部223は、S611において元データの総ページ数Pと印刷データとして出力されるページ数Dとが一致していないと判定した場合には、処理をS613に進める。S613において、印刷データ生成部223は、アプリケーション205においてのみ集約印刷の設定がなされていると判定し、図6に示す一連の処理を終了する。
S611において、印刷データ生成部223は、元データの総ページ数Pと印刷データとして出力されるページ数Dとが一致しているか否かを判定する。
印刷データ生成部223は、S611において元データの総ページ数Pと印刷データとして出力されるページ数Dとが一致していると判定した場合には、処理をS612に進める。S612において、印刷データ生成部223は、集約印刷の設定の指定がなされていないと判定し、図6に示す一連の処理を終了する。
また、印刷データ生成部223は、S611において元データの総ページ数Pと印刷データとして出力されるページ数Dとが一致していないと判定した場合には、処理をS613に進める。S613において、印刷データ生成部223は、アプリケーション205においてのみ集約印刷の設定がなされていると判定し、図6に示す一連の処理を終了する。
以上のような制御が適用されることで、OS印刷システム201及びアプリケーション205それぞれにおける集約印刷の設定が重複して適用されることで、ユーザが意図しない印刷物の出力が行われる事態の発生を未然に防止することが可能となる。
なお、本実施形態では、主に集約印刷の設定に着目して、互いに独立した複数の印刷設定が重複してなされているか否かを判定したうえで、重複して設定がなされていると判定された場合に報知情報を所定の出力先に出力する場合の一例について説明した。一方で、対象となる設定項目は、集約印刷の設定のみには限定されない。例えば、印刷部数の設定や、印刷されるページの順序の設定等を対象として、上述した制御が適用されてもよい。なお、他の設定項目を対象とする場合には、印刷データの解析方法については、対象となる設定項目に応じて適宜変更すればよい。
具体的な一例として、印刷部数の設定に着目した場合には、OS印刷システム201及びアプリケーション205それぞれにおいて部数として「3」が設定されると、設定の重複により実際に出力される部数は「9」となる。そのため、この部数の違いに着目して、印刷部数の設定の重複が生じているか否かの判定が行われればよい。
また、他の一例として、印刷されるページの順序の設定に着目した場合には、OS印刷システム201及びアプリケーション205それぞれにおいて「最終ページから印刷」が設定されると、設定の重複により実際に出力される順序は、反転せずに元の順序となる。そのため、この順序の違いに着目して、印刷されるページの順序の設定の重複が生じているか否かの判定が行われればよい。
具体的な一例として、印刷部数の設定に着目した場合には、OS印刷システム201及びアプリケーション205それぞれにおいて部数として「3」が設定されると、設定の重複により実際に出力される部数は「9」となる。そのため、この部数の違いに着目して、印刷部数の設定の重複が生じているか否かの判定が行われればよい。
また、他の一例として、印刷されるページの順序の設定に着目した場合には、OS印刷システム201及びアプリケーション205それぞれにおいて「最終ページから印刷」が設定されると、設定の重複により実際に出力される順序は、反転せずに元の順序となる。そのため、この順序の違いに着目して、印刷されるページの順序の設定の重複が生じているか否かの判定が行われればよい。
また、本実施形態では、OS印刷システム201とアプリケーション205との間で印刷に係る共通の設定項目に対して重複して設定がなされているか否かの判定が行われる場合の一例について説明したが、印刷設定をなす主体は必ずしもこれらには限定されない。すなわち、互いに独立して複数の印刷設定がなされる状況下であれば、OS印刷システム201とアプリケーション205との組み合わせのみに限らず、他の主体どうしの組み合わせについても、本発明を適用することが可能である。
<第2の実施形態>
本開示の第2の実施形態について説明する。本実施形態では、OS標準印刷機能と印刷データ変換ユーティリティとが使用される場合の一例について説明する。
本開示の第2の実施形態について説明する。本実施形態では、OS標準印刷機能と印刷データ変換ユーティリティとが使用される場合の一例について説明する。
(ソフトウェア構成)
図9を参照して、本実施形態に係るホストコンピュータ11のソフトウェア構成の一例について説明する。本実施形態に係るホストコンピュータ11は、固有プリンタドライバ部203に替えて印刷データ変換ユーティリティ901が含まれる点で、第1の実施形態において図2を参照して説明した構成と異なる。
印刷データ変換ユーティリティ901は、印刷設定UI部911と、印刷データ生成部921とを含む。前述した第1の実施形態では、固有プリンタドライバ部203を使用して印刷設定がなされる場合の一例について説明した。これに対して本実施形態では、OS標準印刷機能部202と印刷データ変換ユーティリティ901とを使用して印刷設定がなされる場合の一例について説明する。
図9を参照して、本実施形態に係るホストコンピュータ11のソフトウェア構成の一例について説明する。本実施形態に係るホストコンピュータ11は、固有プリンタドライバ部203に替えて印刷データ変換ユーティリティ901が含まれる点で、第1の実施形態において図2を参照して説明した構成と異なる。
印刷データ変換ユーティリティ901は、印刷設定UI部911と、印刷データ生成部921とを含む。前述した第1の実施形態では、固有プリンタドライバ部203を使用して印刷設定がなされる場合の一例について説明した。これに対して本実施形態では、OS標準印刷機能部202と印刷データ変換ユーティリティ901とを使用して印刷設定がなされる場合の一例について説明する。
・印刷データ変換ユーティリティの概要
印刷データ変換ユーティリティ901は、OS標準印刷機能部202により出力された標準形式の印刷データを、プリンタベンダー固有の形式の印刷データに変換するソフトウェアである。印刷データ変換ユーティリティ901は、OS標準印刷機能部202から標準形式の印刷データと印刷設定に係る情報を受け取り、印刷の制御に係る各種処理を実行する。具体的には、印刷データ変換ユーティリティ901は、まず、プリント通信部204を介してプリンタ12から機種情報を取得し、当該プリンタ12がOS標準印刷機能をサポートしているか否かを判定する。なお、サポート判定に使用される情報については、プリンタ12の機種情報に限らず、プリンタ12のケイパビリティ情報等であってもよい。
印刷データ変換ユーティリティ901は、OS標準印刷機能部202により出力された標準形式の印刷データを、プリンタベンダー固有の形式の印刷データに変換するソフトウェアである。印刷データ変換ユーティリティ901は、OS標準印刷機能部202から標準形式の印刷データと印刷設定に係る情報を受け取り、印刷の制御に係る各種処理を実行する。具体的には、印刷データ変換ユーティリティ901は、まず、プリント通信部204を介してプリンタ12から機種情報を取得し、当該プリンタ12がOS標準印刷機能をサポートしているか否かを判定する。なお、サポート判定に使用される情報については、プリンタ12の機種情報に限らず、プリンタ12のケイパビリティ情報等であってもよい。
印刷データ変換ユーティリティ901は、プリンタ12がOS標準印刷機能をサポートしていないと判定した場合には、プリンタ12が疑似的にOS標準印刷機能をサポートしているように扱われるための仮想プリンタの作成処理を実行する。なお、プリンタ12がOS標準印刷機能をサポートしていた場合においても、固有プリンタドライバ部203と同等の機能を提供すべきプリンタであった場合には、上記仮想プリンタの作成処理が実行されるとよい。
また、印刷データ変換ユーティリティ901は、OS標準印刷機能部202から取得した標準形式の印刷データと印刷設定に係る情報とを、個別形式(例えば、プリンタベンダー固有の形式)の印刷データに変換する処理を実行する。印刷データ変換ユーティリティ901の印刷データ生成部921により印刷データの変換が行われることで、OS標準印刷機能部202の提供する機能が限られている場合においても、固有プリンタドライバ部203と同等の機能を提供することが可能となる。
なお、本実施形態に係るOS標準印刷機能部202は、印刷データ変換ユーティリティ901と、標準印刷プロトコルであるIPP(Internet Printing Protocol)を用いてデータのやり取りを行う。
また、印刷データ変換ユーティリティ901は、OS標準印刷機能部202から取得した標準形式の印刷データと印刷設定に係る情報とを、個別形式(例えば、プリンタベンダー固有の形式)の印刷データに変換する処理を実行する。印刷データ変換ユーティリティ901の印刷データ生成部921により印刷データの変換が行われることで、OS標準印刷機能部202の提供する機能が限られている場合においても、固有プリンタドライバ部203と同等の機能を提供することが可能となる。
なお、本実施形態に係るOS標準印刷機能部202は、印刷データ変換ユーティリティ901と、標準印刷プロトコルであるIPP(Internet Printing Protocol)を用いてデータのやり取りを行う。
図10は、印刷データ変換ユーティリティ901の印刷設定UI部911が提供する設定画面の一例を示した図である。メインウィンドウ1001の内部には、登録プリンタ表示領域1002と、プリンタ情報表示領域1003とが提示されている。また、登録プリンタ表示領域1002に表示されたプリンタのリストの中からプリンタが選択されると、当該プリンタに関する情報がプリンタ情報表示領域1003に表示される。
プリンタ情報表示領域1003には、設定メニュー1004が表示されており、当該設定メニュー1004を介して「印刷設定」が指定されると、詳細な印刷設定の指定を受け付けるためのメニューが表示される。例えば、図10に示す例では、詳細な印刷設定のメニューとして、用紙サイズの指定を受け付けるための用紙サイズメニュー1005と、用紙の種類の指定を受け付けるための用紙の種類メニュー1006とが提示されている。これにより、ユーザは、用紙サイズメニュー1005及び用紙の種類メニュー1006を介して、実際にプリンタにセットされている用紙のサイズや用紙の種類を指定することが可能となる。なお、対象となるプリンタが複数の給紙口を有している場合には、用紙サイズメニュー1005及び用紙の種類メニュー1006それぞれを介して指定可能な設定については、給紙口の数だけ存在することとなる。
プリンタ情報表示領域1003には、設定メニュー1004が表示されており、当該設定メニュー1004を介して「印刷設定」が指定されると、詳細な印刷設定の指定を受け付けるためのメニューが表示される。例えば、図10に示す例では、詳細な印刷設定のメニューとして、用紙サイズの指定を受け付けるための用紙サイズメニュー1005と、用紙の種類の指定を受け付けるための用紙の種類メニュー1006とが提示されている。これにより、ユーザは、用紙サイズメニュー1005及び用紙の種類メニュー1006を介して、実際にプリンタにセットされている用紙のサイズや用紙の種類を指定することが可能となる。なお、対象となるプリンタが複数の給紙口を有している場合には、用紙サイズメニュー1005及び用紙の種類メニュー1006それぞれを介して指定可能な設定については、給紙口の数だけ存在することとなる。
・印刷データ変換ユーティリティによる警告表示処理
本実施形態では、印刷データ変換ユーティリティ901において、OS印刷システム201及びアプリケーション205それぞれにおいてなされた集約印刷の設定が重複しているか否かの判定がなされる。この場合における印刷データ変換ユーティリティ901の処理については、当該印刷データ変換ユーティリティ901の印刷データ生成部921により実行される点を除けば、図6を参照して説明した例と実質的に同様である。なお、警告を示す報知情報の報知に係る処理については、印刷データ変換ユーティリティ901にて行われる。
本実施形態では、印刷データ変換ユーティリティ901において、OS印刷システム201及びアプリケーション205それぞれにおいてなされた集約印刷の設定が重複しているか否かの判定がなされる。この場合における印刷データ変換ユーティリティ901の処理については、当該印刷データ変換ユーティリティ901の印刷データ生成部921により実行される点を除けば、図6を参照して説明した例と実質的に同様である。なお、警告を示す報知情報の報知に係る処理については、印刷データ変換ユーティリティ901にて行われる。
図11は、印刷データ変換ユーティリティ901の印刷データ生成部921により報知される警告を示す報知情報の一例を示した図である。警告ウィンドウ1101には、メッセージを表示するための表示領域1102と、出力される印刷物のプレビュー画像を表示するための表示領域1103と、キャンセルボタン1104と、プリントボタン1105とが設けられている。
図11に示す例では、印刷データ生成部921は、ユーザに対して意図しない出力結果となる可能性がある旨を警告し、印刷を継続するか否かの確認を促す報知情報を表示領域1102に表示させている。また、印刷データ生成部921は、印刷データに基づき出力される印刷物のプレビュー画像を表示領域1103に表示させている。これにより、ユーザは、出力される印刷物が意図する内容となっているか否かを確認することが可能となる。キャンセルボタン1104が押下されると、印刷データ変換ユーティリティ901は、印刷をキャンセルする。すなわち、この場合には、対象となる印刷データに基づく印刷が中断されることとなる。また、プリントボタン1105が押下されると、印刷データ変換ユーティリティ901は、印刷データ生成部921が生成した印刷データを、プリント通信部204を介してプリンタ12に送信し、当該プリンタ12に印刷を実行させる。すなわち、この場合には、対象となる印刷データに基づく印刷が継続されることとなる。
図11に示す例では、印刷データ生成部921は、ユーザに対して意図しない出力結果となる可能性がある旨を警告し、印刷を継続するか否かの確認を促す報知情報を表示領域1102に表示させている。また、印刷データ生成部921は、印刷データに基づき出力される印刷物のプレビュー画像を表示領域1103に表示させている。これにより、ユーザは、出力される印刷物が意図する内容となっているか否かを確認することが可能となる。キャンセルボタン1104が押下されると、印刷データ変換ユーティリティ901は、印刷をキャンセルする。すなわち、この場合には、対象となる印刷データに基づく印刷が中断されることとなる。また、プリントボタン1105が押下されると、印刷データ変換ユーティリティ901は、印刷データ生成部921が生成した印刷データを、プリント通信部204を介してプリンタ12に送信し、当該プリンタ12に印刷を実行させる。すなわち、この場合には、対象となる印刷データに基づく印刷が継続されることとなる。
以上のような制御が適用されることで、OS印刷システム201及びアプリケーション205それぞれにおける集約印刷の設定が重複して適用されることで、ユーザが意図しない印刷物の出力が行われる事態の発生を未然に防止することが可能となる。なお、本実施形態では、ホストコンピュータ11で動作する印刷データ変換ユーティリティ901の動作に着目して説明を行ったが、プリンタ12がOS標準印刷機能をサポートしている場合には、当該プリンタ12により同様の機能を実現することも可能である。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本実施形態の開示は、以下の構成、方法、及びプログラムを含む。
(構成1)印刷データに対して、互いに独立した第1の印刷設定及び第2の印刷設定がなされている場合に、前記第1の印刷設定及び前記第2の印刷設定間において共通の設定項目に対して重複して設定がなされているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により共通の設定項目に対して重複して設定がなされていると判定された場合に、所定の出力先に報知情報を出力する出力手段と、を有することを特徴とする、情報処理装置。
(構成2)前記判定手段は、前記第1の印刷設定及び前記第2の印刷設定間において、集約印刷、印刷部数、及び印刷されるページの順序のうち少なくともいずれかの設定項目に対して重複して設定がなされているか否かを判定することを特徴とする、構成1に記載の情報処理装置。
(構成3)前記判定手段は、前記印刷データに基づき記録媒体に印刷される一連の印刷画像を、前記第1の印刷設定及び前記第2の印刷設定のうちの少なくともいずれかにおける集約印刷の設定値に基づき複数の領域に分割し、当該複数の領域それぞれに対して、前記記録媒体に画像を形成するためのデータが含まれているか否かに応じて、当該第1の印刷設定及び当該第2の印刷設定間において、当該集約印刷の設定が重複してなされているか否かを判定することを特徴とする、構成2に記載の情報処理装置。
(構成4)前記出力手段は、前記報知情報として、ユーザに対して印刷を中止して印刷に関する再設定を促す情報を所定の出力先に出力することを特徴とする、構成1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(構成5)前記出力手段は、前記報知情報として、ユーザに対して印刷を中断して印刷に関する再設定を行うか、もしくは印刷を継続するかの指示を促す情報を所定の出力先に出力し、前記ユーザから受け付けられた前記指示に応じて印刷が中断されることを特徴とする、構成1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(構成6)前記出力手段は、前記報知情報として、前記第1の印刷設定及び前記第2の印刷設定に基づき印刷される印刷物のプレビュー画像を所定の出力先に出力することを特徴とする、構成1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(構成7)前記第1の印刷設定及び前記第2の印刷設定は、それぞれが互いに異なるソフトウェアにより互いに独立してなされることを特徴とする、構成1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(構成8)前記第1の印刷設定及び前記第2の印刷設定のうちのいずれ一方の印刷設定は基本ソフトウェアにより提供される機能によりなされ、他方の印刷設定は当該基本ソフトウェアとは異なる他のソフトウェアによりなされることを特徴とする、構成7に記載の情報処理装置。
(システム1)印刷データに対して、互いに独立した第1の印刷設定及び第2の印刷設定がなされている場合に、前記第1の印刷設定及び前記第2の印刷設定間において共通の設定項目に対して重複して設定がなされているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により重複して設定がなされていると判定された場合に、所定の出力先に報知情報を出力する出力手段と、を有することを特徴とする、情報処理システム。
(方法1)
情報処理装置の制御方法であって、印刷データに対して、互いに独立した第1の印刷設定及び第2の印刷設定がなされている場合に、前記第1の印刷設定及び前記第2の印刷設定間において共通の設定項目に対して重複して設定がなされているか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにおいて重複して設定がなされていると判定された場合に、所定の出力先に報知情報を出力する出力ステップと、を含むことを特徴とする、情報処理装置の制御方法。
(プログラム1)コンピュータを、印刷データに対して、互いに独立した第1の印刷設定及び第2の印刷設定がなされている場合に、前記第1の印刷設定及び前記第2の印刷設定間において共通の設定項目に対して重複して設定がなされているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により重複して設定がなされていると判定された場合に、所定の出力先に報知情報を出力する出力手段と、を有することを特徴とする情報処理装置として機能させるためのプログラム。
(構成1)印刷データに対して、互いに独立した第1の印刷設定及び第2の印刷設定がなされている場合に、前記第1の印刷設定及び前記第2の印刷設定間において共通の設定項目に対して重複して設定がなされているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により共通の設定項目に対して重複して設定がなされていると判定された場合に、所定の出力先に報知情報を出力する出力手段と、を有することを特徴とする、情報処理装置。
(構成2)前記判定手段は、前記第1の印刷設定及び前記第2の印刷設定間において、集約印刷、印刷部数、及び印刷されるページの順序のうち少なくともいずれかの設定項目に対して重複して設定がなされているか否かを判定することを特徴とする、構成1に記載の情報処理装置。
(構成3)前記判定手段は、前記印刷データに基づき記録媒体に印刷される一連の印刷画像を、前記第1の印刷設定及び前記第2の印刷設定のうちの少なくともいずれかにおける集約印刷の設定値に基づき複数の領域に分割し、当該複数の領域それぞれに対して、前記記録媒体に画像を形成するためのデータが含まれているか否かに応じて、当該第1の印刷設定及び当該第2の印刷設定間において、当該集約印刷の設定が重複してなされているか否かを判定することを特徴とする、構成2に記載の情報処理装置。
(構成4)前記出力手段は、前記報知情報として、ユーザに対して印刷を中止して印刷に関する再設定を促す情報を所定の出力先に出力することを特徴とする、構成1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(構成5)前記出力手段は、前記報知情報として、ユーザに対して印刷を中断して印刷に関する再設定を行うか、もしくは印刷を継続するかの指示を促す情報を所定の出力先に出力し、前記ユーザから受け付けられた前記指示に応じて印刷が中断されることを特徴とする、構成1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(構成6)前記出力手段は、前記報知情報として、前記第1の印刷設定及び前記第2の印刷設定に基づき印刷される印刷物のプレビュー画像を所定の出力先に出力することを特徴とする、構成1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(構成7)前記第1の印刷設定及び前記第2の印刷設定は、それぞれが互いに異なるソフトウェアにより互いに独立してなされることを特徴とする、構成1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(構成8)前記第1の印刷設定及び前記第2の印刷設定のうちのいずれ一方の印刷設定は基本ソフトウェアにより提供される機能によりなされ、他方の印刷設定は当該基本ソフトウェアとは異なる他のソフトウェアによりなされることを特徴とする、構成7に記載の情報処理装置。
(システム1)印刷データに対して、互いに独立した第1の印刷設定及び第2の印刷設定がなされている場合に、前記第1の印刷設定及び前記第2の印刷設定間において共通の設定項目に対して重複して設定がなされているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により重複して設定がなされていると判定された場合に、所定の出力先に報知情報を出力する出力手段と、を有することを特徴とする、情報処理システム。
(方法1)
情報処理装置の制御方法であって、印刷データに対して、互いに独立した第1の印刷設定及び第2の印刷設定がなされている場合に、前記第1の印刷設定及び前記第2の印刷設定間において共通の設定項目に対して重複して設定がなされているか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにおいて重複して設定がなされていると判定された場合に、所定の出力先に報知情報を出力する出力ステップと、を含むことを特徴とする、情報処理装置の制御方法。
(プログラム1)コンピュータを、印刷データに対して、互いに独立した第1の印刷設定及び第2の印刷設定がなされている場合に、前記第1の印刷設定及び前記第2の印刷設定間において共通の設定項目に対して重複して設定がなされているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により重複して設定がなされていると判定された場合に、所定の出力先に報知情報を出力する出力手段と、を有することを特徴とする情報処理装置として機能させるためのプログラム。
11 ホストコンピュータ
12 プリンタ
203 固有プリンタドライバ部
213 印刷設定UI部
223 印刷データ生成部
12 プリンタ
203 固有プリンタドライバ部
213 印刷設定UI部
223 印刷データ生成部
Claims (11)
- 印刷データに対して、互いに独立した第1の印刷設定及び第2の印刷設定がなされている場合に、前記第1の印刷設定及び前記第2の印刷設定間において共通の設定項目に対して重複して設定がなされているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により共通の設定項目に対して重複して設定がなされていると判定された場合に、所定の出力先に報知情報を出力する出力手段と、
を有することを特徴とする、情報処理装置。 - 前記判定手段は、前記第1の印刷設定及び前記第2の印刷設定間において、集約印刷、印刷部数、及び印刷されるページの順序のうち少なくともいずれかの設定項目に対して重複して設定がなされているか否かを判定することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記判定手段は、
前記印刷データに含まれる記録媒体に印刷される画像のデータを、前記第1の印刷設定及び前記第2の印刷設定のうちの少なくともいずれかにおける集約印刷の設定値に基づき複数の領域に分割し、
当該複数の領域それぞれに対して、前記記録媒体への印刷の対象となるデータが含まれているか否かに応じて、当該第1の印刷設定及び当該第2の印刷設定間において、当該集約印刷の設定が重複してなされているか否かを判定する
ことを特徴とする、請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記出力手段は、前記報知情報として、ユーザに対して印刷を中断して印刷に関する再設定を促す情報を所定の出力先に出力することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記出力手段は、前記報知情報として、ユーザに対して印刷を中断して印刷に関する再設定を行うか、もしくは印刷を継続するかの指示を促す情報を所定の出力先に出力し、
前記ユーザから受け付けられた前記指示に応じて印刷が中断される
ことを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記出力手段は、前記報知情報として、前記第1の印刷設定及び前記第2の印刷設定に基づき印刷される印刷物のプレビュー画像を所定の出力先に出力することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記第1の印刷設定及び前記第2の印刷設定は、それぞれが互いに異なるソフトウェアにより互いに独立してなされることを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記第1の印刷設定及び前記第2の印刷設定のうちのいずれ一方の印刷設定は基本ソフトウェアにより提供される機能によりなされ、他方の印刷設定は当該基本ソフトウェアとは異なる他のソフトウェアによりなされることを特徴とする、請求項7に記載の情報処理装置。
- 印刷データに対して、互いに独立した第1の印刷設定及び第2の印刷設定がなされている場合に、前記第1の印刷設定及び前記第2の印刷設定間において共通の設定項目に対して重複して設定がなされているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により重複して設定がなされていると判定された場合に、所定の出力先に報知情報を出力する出力手段と、
を有することを特徴とする、情報処理システム。 - 情報処理装置の制御方法であって、
印刷データに対して、互いに独立した第1の印刷設定及び第2の印刷設定がなされている場合に、前記第1の印刷設定及び前記第2の印刷設定間において共通の設定項目に対して重複して設定がなされているか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおいて重複して設定がなされていると判定された場合に、所定の出力先に報知情報を出力する出力ステップと、
を含むことを特徴とする、情報処理装置の制御方法。 - コンピュータを、
印刷データに対して、互いに独立した第1の印刷設定及び第2の印刷設定がなされている場合に、前記第1の印刷設定及び前記第2の印刷設定間において共通の設定項目に対して重複して設定がなされているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により重複して設定がなされていると判定された場合に、所定の出力先に報知情報を出力する出力手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022124820A JP2024021753A (ja) | 2022-08-04 | 2022-08-04 | 情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理装置の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022124820A JP2024021753A (ja) | 2022-08-04 | 2022-08-04 | 情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理装置の制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2024021753A true JP2024021753A (ja) | 2024-02-16 |
Family
ID=89855521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022124820A Pending JP2024021753A (ja) | 2022-08-04 | 2022-08-04 | 情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理装置の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2024021753A (ja) |
-
2022
- 2022-08-04 JP JP2022124820A patent/JP2024021753A/ja active Pending
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