JP2024021577A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2024021577A JP2022124496A JP2022124496A JP2024021577A JP 2024021577 A JP2024021577 A JP 2024021577A JP 2022124496 A JP2022124496 A JP 2022124496A JP 2022124496 A JP2022124496 A JP 2022124496A JP 2024021577 A JP2024021577 A JP 2024021577A
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俊二 吉元
Shunji Yoshimoto
啓太 鈴木
Keita Suzuki
慎太郎 鈴木
Shintaro Suzuki
航司 小川
Koji Ogawa
草太 平野
Sota Hirano
彩香 小森
Ayaka KOMORI
千栄子 三村
Chieko Mimura
利郎 古川
Toshiro Furukawa
道雄 藤岡
Michio Fujioka
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Abstract

【課題】クリーニングローラから感光ドラムに移動したトナーが帯電ローラに移動するのを抑制することができる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置1の制御部100は、感光ドラム52を第1回転方向に回転させながら、転写後に感光ドラム52上に残ったトナーをクリーニングローラ55で回収するため、トナーを感光ドラム52からクリーニングローラ55に移動させる回収バイアスをクリーニングローラ55に印加する第1回収制御と、現像ローラ61を感光ドラム52から離間する位置に位置させた状態で感光ドラム52を第1回転方向とは逆の第2回転方向に回転させながら、クリーニングローラ55が回収したトナーを感光ドラム52および転写ベルト73を介してベルトクリーナ90で回収するため、トナーをクリーニングローラ55から感光ドラム52に移動させる吐出バイアスをクリーニングローラ55に印加する第2回収制御とを実行可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、感光ドラムを帯電させる帯電ローラを備える画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置として、感光ドラムと、感光ドラムを帯電させる帯電ローラと、帯電後の感光ドラムに静電潜像を書き込む露光部と、静電潜像をトナーで現像する現像ローラと、感光ドラム上のトナーを記録用紙へ転写する転写ローラと、感光ドラム上の未転写トナーを回収するクリーニングローラとを備えるものが知られている(特許文献1)。未転写トナーは、現像行程を終えた感光ドラムの表面からトナーを記録用紙に転写させた後に感光ドラムの表面に残存するトナーである。この技術では、画像形成装置は、クリーニングローラ上に回収した未転写トナーを、クリーニングローラから感光ドラムに放出し、感光ドラム上に放出された未転写トナーを、感光ドラムと帯電ローラとの間を通過させた後、現像ローラによって回収する動作を実行する。
特開2002-251115号公報
ところで、クリーニングローラから感光ドラムに移動したトナーは、感光ドラムと帯電ローラとの間を通過するときに帯電ローラに移動する可能性がある。トナーが帯電ローラ上に蓄積されると、画質の低下を招いたり、帯電ローラの寿命を縮めたりする可能性がある。
そこで、クリーニングローラから感光ドラムに移動したトナーが帯電ローラに移動するのを抑制することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
画像形成装置は、感光ドラムと、感光ドラムを帯電させる帯電ローラと、帯電後の感光ドラムに形成された静電潜像にトナーを供給して感光ドラムにトナー像を形成する現像ローラと、感光ドラムに接触する無端状のベルトと、感光ドラムに形成されたトナー像を被転写体に転写する転写ローラであって、ベルトを挟んで感光ドラムと向かい合う転写ローラと、転写後に感光ドラム上に残ったトナーを回収するクリーニングローラと、ベルト上のトナーを回収するベルトクリーナと、現像ローラを、感光ドラムに接触させる接触位置と、感光ドラムから離間させる離間位置との間で移動させる接触離間機構と、制御部と、を備える。
制御部は、感光ドラムをトナー像を被転写体に転写する場合と同じ回転方向である第1回転方向に回転させながら、転写後に感光ドラム上に残ったトナーをクリーニングローラで回収する第1回収制御と、現像ローラを離間位置に位置させた状態で感光ドラムを第1回転方向とは逆の回転方向である第2回転方向に回転させながら、クリーニングローラが回収したトナーを感光ドラムおよびベルトを介してベルトクリーナで回収する第2回収制御と、を実行可能である。
制御部は、第1回収制御を実行する場合、トナーの帯電極性と逆の極性の回収バイアスであって、転写後に感光ドラム上に残ったトナーを感光ドラムからクリーニングローラに移動させる回収バイアスを、クリーニングローラに印加し、第2回収制御を実行する場合、回収バイアスと逆の極性の吐出バイアスであって、クリーニングローラが回収したトナーをクリーニングローラから感光ドラムに移動させる吐出バイアスを、クリーニングローラに印加する。
第2回収制御を実行することで、クリーニングローラから感光ドラムに移動したトナーが、感光ドラムと帯電ローラとの間を通過せず、感光ドラムとベルトとの間で感光ドラムからベルトに移動する。これにより、クリーニングローラから感光ドラムに移動したトナーが帯電ローラに移動するのを抑制することができる。
制御部は、第2回収制御を実行する場合において、感光ドラムを第2回転方向に回転させる前に、現像ローラを離間位置に位置させる構成であってもよい。
感光ドラムを第2回転方向に回転させる前に現像ローラを離間位置に位置させることで、感光ドラムと現像ローラが擦れ合わないようにすることができる。また、第2回収制御において、感光ドラム上に、ベルトに移動せずに残ったトナーがあったとしても、そのようなトナーが現像ローラに移動しないようにすることができる。
制御部は、感光ドラムを第2回転方向に回転させ始めた後に、吐出バイアスを、クリーニングローラに印加する構成であってもよい。
感光ドラムを第2回転方向に回転させ始めた後に吐出バイアスをクリーニングローラに印加することで、第2回収制御において、クリーニングローラから感光ドラムに移動するトナーが感光ドラムと帯電ローラとの間を通過しないようにしてから、実際にトナーをクリーニングローラから感光ドラムに移動させることができる。
制御部は、感光ドラムにトナー像を形成するために感光ドラムを帯電させる場合、第1の帯電バイアスを、帯電ローラに印加し、第2回収制御を実行する場合、第1の帯電バイアスよりも絶対値が小さい第2の帯電バイアスを、帯電ローラに印加する構成であってもよい。
第2回収制御を実行する場合に絶対値が小さい第2の帯電バイアスを帯電ローラに印加することで、感光ドラム上のトナーが帯電ローラに移動するのを抑制することができる。
第2回収制御を実行する場合の、感光ドラムとクリーニングローラとが接触する部分における、感光ドラムの移動方向と、クリーニングローラの移動方向とは逆である構成であってもよい。
第2回収制御を実行する場合の、感光ドラムとクリーニングローラとが接触する部分における、感光ドラムの移動方向と、クリーニングローラの移動方向とは逆であることで、クリーニングローラ上のトナーを感光ドラムによって物理的に掻き取ることができる。これにより、より確実にクリーニングローラ上のトナーを感光ドラムに移動させることができる。
制御部は、第1回収制御を実行する場合、ベルトをトナー像を被転写体に転写する場合と同じ回転方向である第3回転方向に回転させ、第2回収制御を実行する場合、ベルトを第3回転方向に回転させ、感光ドラムとベルトとが接触する部分において、第1回転方向に回転している感光ドラムの移動方向と、第3回転方向に回転しているベルトの移動方向とは同じである構成であってもよい。
第1回収制御を実行する場合にベルトを第3回転方向に回転させ、第2回収制御を実行する場合にベルトを第3回転方向に回転させることで、ベルトを第3回転方向とは逆の回転方向に回転させる機構が不要となるので、ベルトを回転させる機構が簡単な構造で済む。
制御部は、第1回収制御を実行する場合、ベルトをトナー像を被転写体に転写する場合と同じ回転方向である第3回転方向に回転させ、第2回収制御を実行する場合、ベルトを第3回転方向とは逆の回転方向である第4回転方向に回転させ、感光ドラムとベルトとが接触する部分において、第1回転方向に回転している感光ドラムの移動方向と、第3回転方向に回転しているベルトの移動方向とは同じである構成であってもよい。
第1回収制御を実行する場合にベルトを第3回転方向に回転させ、第2回収制御を実行する場合にベルトを第3回転方向とは逆の第4回転方向に回転させることで、感光ドラムとベルトが接触する部分において、感光ドラムとベルトの相対的な速度差を小さくすることができる。
画像形成装置は、第1感光ドラムおよび第2感光ドラムと、第1感光ドラムを帯電させる第1帯電ローラと、第2感光ドラムを帯電させる第2帯電ローラと、帯電後の第1感光ドラムに形成された静電潜像にトナーを供給して第1感光ドラムにトナー像を形成する第1現像ローラと、帯電後の第2感光ドラムに形成された静電潜像にトナーを供給して第2感光ドラムにトナー像を形成する第2現像ローラと、第1感光ドラムおよび第2感光ドラムに接触する無端状のベルトと、第1感光ドラムに形成されたトナー像を被転写体に転写する第1転写ローラであって、ベルトを挟んで第1感光ドラムと向かい合う第1転写ローラと、第2感光ドラムに形成されたトナー像を被転写体に転写する第2転写ローラであって、ベルトを挟んで第2感光ドラムと向かい合う第2転写ローラと、転写後に第1感光ドラム上に残ったトナーを回収する第1クリーニングローラと、転写後に第2感光ドラム上に残ったトナーを回収する第2クリーニングローラと、ベルト上のトナーを回収するベルトクリーナと、第1現像ローラを、第1感光ドラムに接触させる接触位置と、第1感光ドラムから離間させる離間位置との間で移動させ、第2現像ローラを、第2感光ドラムに接触させる接触位置と、第2感光ドラムから離間させる離間位置との間で移動させる接触離間機構と、制御部と、を備える。
制御部は、第1感光ドラムおよび第2感光ドラムをトナー像を被転写体に転写する場合と同じ回転方向である第1回転方向に回転させながら、転写後に第1感光ドラム上に残ったトナーを第1クリーニングローラで回収するとともに、転写後に第2感光ドラム上に残ったトナーを第2クリーニングローラで回収する第1回収制御と、第1現像ローラおよび第2現像ローラを離間位置に位置させた状態で第1感光ドラムおよび第2感光ドラムを第1回転方向とは逆の回転方向である第2回転方向に回転させながら、第1クリーニングローラが回収したトナーを第1感光ドラムおよびベルトを介してベルトクリーナで回収するとともに、第2クリーニングローラが回収したトナーを第2感光ドラムおよびベルトを介してベルトクリーナで回収する第2回収制御と、を実行可能である。
制御部は、第1回収制御を実行する場合、トナーの帯電極性と逆の極性の回収バイアスであって、転写後に第1感光ドラム上に残ったトナーを第1感光ドラムから第1クリーニングローラに移動させるとともに、転写後に第2感光ドラム上に残ったトナーを第2感光ドラムから第2クリーニングローラに移動させる回収バイアスを、第1クリーニングローラおよび第2クリーニングローラに印加し、第2回収制御を実行する場合、回収バイアスと逆の極性の吐出バイアスであって、第1クリーニングローラが回収したトナーを第1クリーニングローラから第1感光ドラムに移動させるとともに、第2クリーニングローラが回収したトナーを第2クリーニングローラから第2感光ドラムに移動させる吐出バイアスを、第1クリーニングローラおよび第2クリーニングローラに印加する。
第2回収制御を実行することで、クリーニングローラから感光ドラムに移動したトナーが、感光ドラムと帯電ローラとの間を通過せず、感光ドラムとベルトとの間で感光ドラムからベルトに移動する。これにより、クリーニングローラから感光ドラムに移動したトナーが帯電ローラに移動するのを抑制することができる。
制御部は、第1感光ドラムおよび第2感光ドラムを用いてトナー像を被転写体に転写する第1印刷モードと、第1感光ドラムのみを用いてトナー像を被転写体に転写する第2印刷モードと、を実行可能であり、第1印刷モードを実行する場合および第2印刷モードを実行する場合に第1回収制御を実行し、第2印刷モードを実行する場合の第1回収制御において第2クリーニングローラに印加する回収バイアスの絶対値は、第1印刷モードを実行する場合の第1回収制御において第2クリーニングローラに印加する回収バイアスの絶対値よりも小さい構成であってもよい。
第2印刷モードを実行する場合の第1回収制御において第2クリーニングローラに印加する回収バイアスの絶対値が小さいことで、印刷に用いない第2感光ドラムの劣化を抑制することができる。
制御部は、第2回収制御を実行する場合において、第1感光ドラムおよび第2感光ドラムを第2回転方向に回転させる前に、第1現像ローラおよび第2現像ローラを離間位置に位置させる構成であってもよい。
感光ドラムを第2回転方向に回転させる前に現像ローラを離間位置に位置させることで、感光ドラムと現像ローラが擦れ合わないようにすることができる。また、第2回収制御において、感光ドラム上に、ベルトに移動せずに残ったトナーがあったとしても、そのようなトナーが現像ローラに移動しないようにすることができる。
制御部は、第1感光ドラムおよび第2感光ドラムを第2回転方向に回転させ始めた後に、吐出バイアスを、第1クリーニングローラおよび第2クリーニングローラに印加する構成であってもよい。
感光ドラムを第2回転方向に回転させ始めた後に吐出バイアスをクリーニングローラに印加することで、第2回収制御において、クリーニングローラから感光ドラムに移動するトナーが感光ドラムと帯電ローラとの間を通過しないようにしてから、実際にトナーをクリーニングローラから感光ドラムに移動させることができる。
制御部は、第1感光ドラムにトナー像を形成するために第1感光ドラムを帯電させる場合、第1の帯電バイアスを、第1帯電ローラに印加し、第2回収制御を実行する場合、第1の帯電バイアスよりも絶対値が小さい第2の帯電バイアスを、第1帯電ローラに印加し、第2感光ドラムにトナー像を形成するために第2感光ドラムを帯電させる場合、第3の帯電バイアスを、第2帯電ローラに印加し、第2回収制御を実行する場合、第3の帯電バイアスよりも絶対値が小さい第4の帯電バイアスを、第2帯電ローラに印加する構成であってもよい。
第2回収制御を実行する場合に絶対値が小さい第2の帯電バイアスを帯電ローラに印加することで、感光ドラム上のトナーが帯電ローラに移動するのを抑制することができる。
第2回収制御を実行する場合の、第1感光ドラムと第1クリーニングローラとが接触する部分における、第1感光ドラムの移動方向と、第1クリーニングローラの移動方向とは逆であり、第2回収制御を実行する場合の、第2感光ドラムと第2クリーニングローラとが接触する部分における、第2感光ドラムの移動方向と、第2クリーニングローラの移動方向とは逆である構成であってもよい。
第2回収制御を実行する場合の、感光ドラムとクリーニングローラとが接触する部分における、感光ドラムの移動方向と、クリーニングローラの移動方向とは逆であることで、クリーニングローラ上のトナーを感光ドラムによって物理的に掻き取ることができる。これにより、より確実にクリーニングローラ上のトナーを感光ドラムに移動させることができる。
制御部は、第1回収制御を実行する場合、ベルトをトナー像を被転写体に転写する場合と同じ回転方向である第3回転方向に回転させ、記第2回収制御を実行する場合、ベルトを第3回転方向に回転させ、第1感光ドラムとベルトとが接触する部分において、第1回転方向に回転している第1感光ドラムの移動方向と、第3回転方向に回転しているベルトの移動方向とは同じであり、第2感光ドラムとベルトとが接触する部分において、第1回転方向に回転している第2感光ドラムの移動方向と、第3回転方向に回転しているベルトの移動方向とは同じである構成であってもよい。
第1回収制御を実行する場合にベルトを第3回転方向に回転させ、第2回収制御を実行する場合にベルトを第3回転方向に回転させることで、ベルトを第3回転方向とは逆の回転方向に回転させる機構が不要となるので、ベルトを回転させる機構が簡単な構造で済む。
制御部は、第1回収制御を実行する場合、ベルトをトナー像を被転写体に転写する場合と同じ回転方向である第3回転方向に回転させ、第2回収制御を実行する場合、ベルトを第3回転方向とは逆の回転方向である第4回転方向に回転させ、第1感光ドラムとベルトとが接触する部分において、第1回転方向に回転している第1感光ドラムの移動方向と、第3回転方向に回転しているベルトの移動方向とは同じであり、第2感光ドラムとベルトとが接触する部分において、第1回転方向に回転している第2感光ドラムの移動方向と、第3回転方向に回転しているベルトの移動方向とは同じである構成であってもよい。
第1回収制御を実行する場合にベルトを第3回転方向に回転させ、第2回収制御を実行する場合にベルトを第3回転方向とは逆の第4回転方向に回転させることで、感光ドラムとベルトが接触する部分において、感光ドラムとベルトの相対的な速度差を小さくすることができる。
上述の画像形成装置によれば、クリーニングローラから感光ドラムに移動したトナーが帯電ローラに移動するのを抑制することができる。
実施形態に係る画像形成装置を示す図である。 画像形成部の要部とバイアス印加回路を説明する図である。 接触離間機構を説明する図(a),(b)である。 カラー印刷モードにおいて第1回収制御を実行しているときの画像形成部の要部を示す図(a)と、印加するバイアスの一例を示す表(b)である。 モノクロ印刷モードにおいて第1回収制御を実行しているときの画像形成部の要部を示す図(a)と、印加するバイアスの一例を示す表(b)である。 第1回転方向に回転している感光ドラムと、第2回転方向に回転している転写ベルトの接触部分における移動方向を示す図である。 第2回収制御を実行しているときの画像形成部の要部を示す図(a)と、印加するバイアスの一例を示す表(b)である。 第2回収制御を実行しているときの感光ドラムとクリーニングローラの接触部分における移動方向を示す図である。 制御部の動作の一例を示すフローチャートである。 制御部の動作の一例を示す、図9に続くフローチャートである。 変形例に係る第2回収制御を実行しているときの画像形成部の要部を示す図である。
次に、実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、画像形成装置1は、シートSにカラー画像またはモノクロ画像を形成可能なカラープリンタであり、筐体2と、シート供給部3と、画像形成部4と、シート排出部8と、ベルトクリーナ90と、制御部100とを備える。
シート供給部3は、被転写体の一例としてのシートSを収容するシートトレイ3Aと、押圧板3Bと、シート供給機構3Cとを備える。シート供給部3は、シートトレイ3A内のシートSを押圧板3Bによってシート供給機構3Cに寄せ、シート供給機構3Cによって1枚ずつ分離して画像形成部4に供給する。
画像形成部4は、露光ユニット40と、プロセスユニット50と、転写ユニット70と、定着ユニット80とを備える。
露光ユニット40は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応した図示しない光源や、ポリゴンミラー、レンズ、反射鏡などを備える。露光ユニット40は、一点鎖線で示す光ビームを後述する感光ドラム52に照射することで、感光ドラム52の表面を露光する。
プロセスユニット50は、ドロワ51と、4つの感光ドラム52と、4つの帯電ローラ53と、4つの除電装置54と、4つのクリーニングローラ55と、紙粉回収ローラ56と、4つの現像カートリッジ60とを備える。
ドロワ51は、感光ドラム52や帯電ローラ53などを保持する部材であり、フロントカバー2Aを開いた状態で、筐体2の開口を通して筐体2に対して着脱可能となっている。これにより、感光ドラム52や帯電ローラ53などは交換可能となっている。また、ドロワ51は、各現像カートリッジ60を着脱可能に支持している。これにより、現像カートリッジ60は、ドロワ51を筐体2内から引き出した状態で個別に交換可能となっている。
図2に示すように、感光ドラム52は、ブラックに対応する第1感光ドラム52Kと、イエローに対応する第2感光ドラム52Yと、マゼンタに対応する第3感光ドラム52Mと、シアンに対応する第4感光ドラム52Cとを含む。本実施形態では、第1感光ドラム52Kが「感光ドラム」に相当する。4つの感光ドラム52は、シートSの搬送方向の上流から下流に向けて(前から後に向けて)、第2感光ドラム52Y、第3感光ドラム52M、第4感光ドラム52C、第1感光ドラム52Kの順に並んで配置されている。
本明細書および図面においては、各色に対応して設けられた部材について、色を区別する場合には、符号にY,M,C,Kを付し、色を区別しない場合には、符号にY,M,C,Kを付さない。
感光ドラム52は、第1回転方向としての正回転方向(図1の時計回り)と、第2回転方向としての逆回転方向(図7参照)に回転可能である。正回転方向は、シートSにトナー像を転写する場合、具体的には、シートSに画像を形成する場合と同じ回転方向である。逆回転方向は、正回転方向とは逆の回転方向である。感光ドラム52は、後述する第2回収制御を実行する場合に逆回転方向に回転する。感光ドラム52の駆動は、制御部100によって制御される。
帯電ローラ53は、第1感光ドラム52Kを帯電させる第1帯電ローラ53Kと、第2感光ドラム52Yを帯電させる第2帯電ローラ53Yと、第3感光ドラム52Mを帯電させる第3帯電ローラ53Mと、第4感光ドラム52Cを帯電させる第4帯電ローラ53Cとを含む。本実施形態では、第1帯電ローラ53Kが「帯電ローラ」に相当する。帯電ローラ53は、対応する感光ドラム52に接触した状態で配置され、対応する感光ドラム52が回転することで従動回転するようになっている。
図1に示すように、現像カートリッジ60は、ブラックのトナーを収容する第1現像カートリッジ60Kと、イエローのトナーを収容する第2現像カートリッジ60Yと、マゼンタのトナーを収容する第3現像カートリッジ60Mと、シアンのトナーを収容する第4現像カートリッジ60Cとを含む。本実施形態では、トナーは、正帯電性の乾式トナーである。
現像カートリッジ60は、それぞれ、現像ローラ61と、供給ローラ62と、層厚規制ブレード63と、トナーを収容する収容部64と、アジテータ65とを備える。現像カートリッジ60は、収容部64内のトナーをアジテータ65によって攪拌しながら、供給ローラ62に供給する。供給ローラ62に供給されたトナーは、現像ローラ61に供給され、回転する現像ローラ61と層厚規制ブレード63との間で一定の厚さに規制されて現像ローラ61上に担持される。
図2に示すように、現像ローラ61は、第1現像カートリッジ60Kの第1現像ローラ61Kと、第2現像カートリッジ60Yの第2現像ローラ61Yと、第3現像カートリッジ60Mの第3現像ローラ61Mと、第4現像カートリッジ60Cの第4現像ローラ61Cとを含む。本実施形態では、第1現像ローラ61Kが「現像ローラ」に相当する。第1現像ローラ61Kは、帯電後の第1感光ドラム52Kに形成された静電潜像にブラックのトナーを供給して第1感光ドラム52Kにブラックのトナー像を形成する。
第2現像ローラ61Yは、帯電後の第2感光ドラム52Yに形成された静電潜像にイエローのトナーを供給して第2感光ドラム52Yにイエローのトナー像を形成する。第3現像ローラ61Mは、帯電後の第3感光ドラム52Mに形成された静電潜像にマゼンタのトナーを供給して第3感光ドラム52Mにマゼンタのトナー像を形成する。第4現像ローラ61Cは、帯電後の第4感光ドラム52Cに形成された静電潜像にシアンのトナーを供給して第4感光ドラム52Cにシアンのトナー像を形成する。
転写ユニット70は、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、ベルトの一例としての転写ベルト73と、4つの転写ローラ74とを備える。転写ベルト73は、駆動ローラ71と従動ローラ72の間に架け渡された無端状のベルトであり、第1感光ドラム52K、第2感光ドラム52Y、第3感光ドラム52Mおよび第4感光ドラム52Cに接触する。
転写ローラ74は、第1転写ローラ74Kと、第2転写ローラ74Yと、第3転写ローラ74Mと、第4転写ローラ74Cとを含む。本実施形態では、第1転写ローラ74Kが「転写ローラ」に相当する。第1転写ローラ74Kは、転写ベルト73を挟んで第1感光ドラム52Kと向かい合い、第1感光ドラム52Kに形成されたブラックのトナー像をシートSに転写する。
第2転写ローラ74Yは、転写ベルト73を挟んで第2感光ドラム52Yと向かい合い、第2感光ドラム52Yに形成されたイエローのトナー像をシートSに転写する。第3転写ローラ74Mは、転写ベルト73を挟んで第3感光ドラム52Mと向かい合い、第3感光ドラム52Mに形成されたマゼンタのトナー像をシートSに転写する。第4転写ローラ74Cは、転写ベルト73を挟んで第4感光ドラム52Cと向かい合い、第4感光ドラム52Cに形成されたシアンのトナー像をシートSに転写する。
図1に示すように、転写ベルト73は、駆動ローラ71に駆動力が入力されて駆動ローラ71が回転することで、第3回転方向としての正回転方向(図1の反時計回り)に回転するようになっている。転写ベルト73(駆動ローラ71)の駆動は、制御部100によって制御される。
定着ユニット80は、シートSを加熱する加熱ローラ81と、加熱ローラ81との間でシートSを挟む加圧ローラ82とを備える。
シート排出部8は、シートSを搬送する搬送ローラ8Aと、シートSを筐体2の外に排出する排出ローラ8Bとを備える。
制御部100は、CPU、RAM、ROM、入出力回路などを備える。制御部100は、ROMなどに記憶されたプログラムやデータに基づいて各種演算処理を行うことによって制御を実行する。
図3(a),(b)に示すように、画像形成装置1は、接触離間機構200を備える。接触離間機構200は、現像ローラ61を、図3(a)に示すように、対応する感光ドラム52に接触させる接触位置と、図3(b)に示すように、対応する感光ドラム52から離間させる離間位置との間で移動させるための機構である。
本実施形態では、現像カートリッジ60は、ドロワ51(図1参照)に対して、現像ローラ61が対応する感光ドラム52に接触する状態となる位置と、現像ローラ61が対応する感光ドラム52から離間する状態となる位置との間で移動可能に支持されている。接触離間機構200は、現像カートリッジ60を移動させることで、現像ローラ61を接触位置と離間位置との間で移動させるように構成されている。接触離間機構200は、制御部100によって制御される。
接触離間機構200は、第1現像ローラ61Kを、第1感光ドラム52Kに接触させる接触位置と、第1感光ドラム52Kから離間させる離間位置との間で移動させる。また、接触離間機構200は、第2現像ローラ61Yを、第2感光ドラム52Yに接触させる接触位置と、第2感光ドラム52Yから離間させる離間位置との間で移動させ、第3現像ローラ61Mを、第3感光ドラム52Mに接触させる接触位置と、第3感光ドラム52Mから離間させる離間位置との間で移動させ、第4現像ローラ61Cを、第4感光ドラム52Cに接触させる接触位置と、第4感光ドラム52Cから離間させる離間位置との間で移動させる。
画像形成装置1は、印刷の指令や画像データを含む印刷ジョブが入力される前の待機状態にあるとき、図3(b)に示すように、4つの現像ローラ61のすべてが離間位置に位置している。
図2に示すように、画像形成装置1は、帯電バイアス印加回路110と、現像バイアス印加回路120と、転写バイアス印加回路130と、ドラムクリーニングバイアス印加回路140と、ベルトクリーニングバイアス印加回路150と、紙粉回収バイアス印加回路160とを備える。各バイアス印加回路110~160は、制御部100に接続され、制御部100によって制御される。
帯電バイアス印加回路110は、帯電ローラ53K,53Y,53M,53Cに帯電バイアスVcを印加するための回路であり、帯電ローラ53K,53Y,53M,53Cに接続されている。
現像バイアス印加回路120は、現像ローラ61K,61Y,61M,61Cに現像バイアスVdを印加するための回路であり、現像ローラ61K,61Y,61M,61Cに接続されている。
転写バイアス印加回路130は、転写ローラ74K,74Y,74M,74Cに転写バイアスVtを印加するための回路であり、転写ローラ74K,74Y,74M,74Cに接続されている。
ドラムクリーニングバイアス印加回路140は、クリーニングローラ55K,55Y,55M,55Cに回収バイアスVaまたは吐出バイアスVbを印加するための回路であり、クリーニングローラ55K,55Y,55M,55Cに接続されている。
ベルトクリーニングバイアス印加回路150は、ベルトクリーニングローラ91にベルトクリーニングバイアスVbcを印加するための回路であり、ベルトクリーニングローラ91に接続されている。
紙粉回収バイアス印加回路160は、紙粉回収ローラ56に紙粉回収バイアスVpを印加するための回路であり、紙粉回収ローラ56に接続されている。
制御部100は、第1印刷モードの一例としてのカラー印刷モードと、第2印刷モードの一例としてのモノクロ印刷モードとを実行可能である。カラー印刷モードは、第1感光ドラム52K、第2感光ドラム52Y、第3感光ドラム52Mおよび第4感光ドラム52Cを用いてトナー像をシートSに転写することで、シートSにカラー画像を形成するモードである。モノクロ印刷モ―ドは、第1感光ドラム52Kのみを用いてトナー像をシートSに転写することで、シートSにモノクロ画像を形成するモードである。
図4(a),(b)に示すように、カラー印刷モードを実行する場合、制御部100は、接触離間機構200を制御して、4つの現像ローラ61を離間位置から、対応する感光ドラム52に接触する接触位置に移動させる。
次に、制御部100は、4つの感光ドラム52を正回転方向(図4の時計回り)に回転させながら、4つの感光ドラム52の表面を対応する帯電ローラ53によって帯電させる。このとき、制御部100は、帯電バイアス印加回路110(図2参照)を制御して、帯電バイアスVc3を、4つの帯電ローラ53(53Y,53M,53C,53K)に印加する。帯電バイアスVc3は、帯電ローラ53と感光ドラム52との間で放電を発生させて感光ドラム52の表面を所定の電位に帯電させるためのバイアスである。帯電バイアスVc3は、トナーの帯電極性と同じ極性の正のバイアスであり、一例として、+1400Vである。
本実施形態では、印刷を実行する場合に第1帯電ローラ53Kに印加される帯電バイアスVc3が、第1感光ドラム52Kにトナー像を形成するために第1感光ドラム52Kを帯電させる場合に第1帯電ローラ53Kに印加される「第1の帯電バイアス」に相当する。また、印刷を実行する場合に第2帯電ローラ53Yに印加される帯電バイアスVc3が、第2感光ドラム52Yにトナー像を形成するために第2感光ドラム52Yを帯電させる場合に第2帯電ローラ53Yに印加される「第3の帯電バイアス」に相当する。
次に、制御部100は、露光後の感光ドラム52の表面を露光ユニット40からの画像データに基づく光ビーム(一点鎖線参照)によって露光することで、4つの感光ドラム52上に画像データに基づく静電潜像を形成する。
次に、制御部100は、4つの感光ドラム52に、対応する現像ローラ61からトナーを供給して感光ドラム52上の静電潜像を現像することで、4つの感光ドラム52上にトナー像を形成する。このとき、制御部100は、現像バイアス印加回路120(図2参照)を制御して、現像バイアスVdを、4つの現像ローラ61(61Y,61M,61C,61K)に印加する。現像バイアスVdは、現像ローラ61上に担持されたトナーを、現像ローラ61から感光ドラム52の静電潜像の部分に移動させるためのバイアスである。現像バイアスVdは、トナーの帯電極性と同じ極性の正のバイアスであり、一例として、+400Vである。
次に、制御部100は、シート供給部3から転写ベルト73上に供給されたシートSを、感光ドラム52と転写ローラ74との間で搬送することで、感光ドラム52上に形成されたトナー像をシートSにイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の順に転写する。このとき、制御部100は、転写バイアス印加回路130(図2参照)を制御して、転写バイアスVt2を、4つの転写ローラ74(74Y,74M,74C,74K)に印加する。転写バイアスVt2は、感光ドラム52上のトナーを、感光ドラム52からシートSに移動させるためのバイアスである。転写バイアスVt2は、トナーの帯電極性と逆の極性の負のバイアスであり、一例として、-2000Vである。
その後、図1に示すように、制御部100は、トナー像が転写されたシートSを、加熱ローラ81と加圧ローラ82との間で搬送することで、シートSにトナー像を定着してシートSにカラー画像を形成し、カラー画像が形成されたシートSを、搬送ローラ8Aと排出ローラ8Bによって排出トレイ2Bに排出する。
図5(a),(b)に示すように、モノクロ印刷モードを実行する場合、制御部100は、接触離間機構200を制御して、第1現像ローラ61Kを離間位置から、第1感光ドラム52Kに接触する接触位置に移動させる。制御部100は、現像ローラ61Y,61M,61Cについては、離間位置から移動させない。
次に、制御部100は、4つの感光ドラム52を正回転方向(図5の時計回り)に回転させながら、4つの感光ドラム52の表面を対応する帯電ローラ53によって帯電させる。このとき、制御部100は、帯電バイアス印加回路110(図2参照)を制御して、カラー印刷モードを実行する場合と同じ帯電バイアスVc3(+1400V)を、4つの帯電ローラ53(53Y,53M,53C,53K)に印加する。
次に、制御部100は、露光後の第1感光ドラム52Kの表面を露光ユニット40からの画像データに基づく光ビーム(一点鎖線参照)によって露光することで、第1感光ドラム52K上に画像データに基づく静電潜像を形成する。
次に、制御部100は、第1感光ドラム52Kに、第1現像ローラ61Kからトナーを供給して第1感光ドラム52K上の静電潜像を現像することで、第1感光ドラム52K上にトナー像を形成する。このとき、制御部100は、現像バイアス印加回路120(図2参照)を制御して、現像バイアスVd(+400V)を、第1現像ローラ61Kに印加する。制御部100は、現像ローラ61Y,61M,61Cについては、現像バイアスVdを印加しない(0V)。
次に、制御部100は、シート供給部3から転写ベルト73上に供給されたシートSを、感光ドラム52と転写ローラ74との間で搬送することで、第1感光ドラム52K上に形成されたブラックのトナー像をシートSに転写する。このとき、制御部100は、転写バイアス印加回路130(図2参照)を制御して、転写バイアスVt2(-2000V)を、第1転写ローラ74Kに印加する。
また、制御部100は、転写バイアス印加回路130を制御して、転写バイアスVt1を、第2転写ローラ74Y、第3転写ローラ74Mおよび第4転写ローラ74Cに印加する。転写バイアスVt1は、シートSに転写されたブラックのトナーが感光ドラム52Y,52M、52Cに移動するのを抑制するためのバイアスである。転写バイアスVt1は、トナーの帯電極性と逆の極性の負のバイアスであり、一例として、-1000Vである。
その後、図1に示すように、制御部100は、トナー像が転写されたシートSを、加熱ローラ81と加圧ローラ82との間で搬送することで、シートSにトナー像を定着してシートSにモノクロ画像を形成し、モノクロ画像が形成されたシートSを、搬送ローラ8Aと排出ローラ8Bによって排出トレイ2Bに排出する。
図2に示すように、除電装置54は、第1除電装置54Kと、第2除電装置54Yと、第3除電装置54Mと、第4除電装置54Cとを含む。除電装置54は、それぞれ、図示しない光源と、光源からの光を対応する感光ドラム52の表面に均一に導くためのライドガイドなどを備える。
第1除電装置54Kは、第1感光ドラム52Kの、第1転写ローラ74Kと後述する第1クリーニングローラ55Kとの間の位置に光を照射して第1感光ドラム52Kの表面電位の絶対値を低下させる。第2除電装置54Yは、第2感光ドラム52Yの、第2転写ローラ74Yと後述する第2クリーニングローラ55Yとの間の位置に光を照射して第2感光ドラム52Yの表面電位の絶対値を低下させる。
第3除電装置54Mは、第3感光ドラム52Mの、第3転写ローラ74Mと後述する第3クリーニングローラ55Mとの間の位置に光を照射して第3感光ドラム52Mの表面電位の絶対値を低下させる。第4除電装置54Cは、第4感光ドラム52Cの、第4転写ローラ74Cと後述する第4クリーニングローラ55Cとの間の位置に光を照射して第4感光ドラム52Cの表面電位の絶対値を低下させる。
本実施形態では、除電装置54は、対応する感光ドラム52の表面電位を略0Vに低下させる。
クリーニングローラ55は、第1クリーニングローラ55Kと、第2クリーニングローラ55Yと、第3クリーニングローラ55Mと、第4クリーニングローラ55Cとを含む。本実施形態では、第1クリーニングローラ55Kが「クリーニングローラ」に相当する。第1クリーニングローラ55Kは、転写後に第1感光ドラム52K上に残ったトナーを回収する。第2クリーニングローラ55Yは、転写後に第2感光ドラム52Y上に残ったトナーを回収する。第3クリーニングローラ55Mは、転写後に第3感光ドラム52M上に残ったトナーを回収する。第4クリーニングローラ55Cは、転写後に第4感光ドラム52C上に残ったトナーを回収する。
クリーニングローラ55は、駆動力が入力されることで、例えば、図4の反時計回りに回転するようになっている。クリーニングローラ55の駆動は、制御部100によって制御される。
図1に示すように、ベルトクリーナ90は、ベルトクリーニングローラ91と、回収ローラ92と、掻き取りブレード93と、貯留部94と、ベルトクリーニングローラ91との間で転写ベルト73を挟むバックアップローラ95とを備える。ベルトクリーナ90は、転写ベルト73上のトナーを貯留部94に回収するように構成されている。
詳しくは、ベルトクリーニングローラ91は、転写ベルト73に接触し、転写ベルト73の表面に付着したトナーを回収する。制御部100は、転写ベルト73の表面に付着したトナーを回収する場合、ベルトクリーニングバイアス印加回路150(図2参照)を制御して、ベルトクリーニングバイアスVbcを、ベルトクリーニングローラ91に印加する。ベルトクリーニングバイアスVbcは、転写ベルト73上に付着したトナーを、転写ベルト73からベルトクリーニングローラ91に移動させるためのバイアスである。ベルトクリーニングバイアスVbcは、トナーの帯電極性と逆の極性の負のバイアスである。
回収ローラ92は、ベルトクリーニングローラ91に接触し、ベルトクリーニングローラ91上のトナーを回収する。掻き取りブレード93は、回収ローラ92に接触し、回収ローラ92上のトナーを掻き取る。貯留部94は、掻き取りブレード93によって回収ローラ92上から掻き落とされたトナーを収容する。
制御部100は、第1回収制御と、第2回収制御とを実行可能である。
図4および図5に示すように、制御部100は、カラー印刷モードを実行する場合およびモノクロ印刷モードを実行する場合に第1回収制御を実行する。第1回収制御では、4つの感光ドラム52(52Y,52M,52C,52K)を正回転方向に回転させながら、転写後に感光ドラム52上に残ったトナーを、対応するクリーニングローラ55(55Y,55M,55C,55K)で回収する。
制御部100は、第1回収制御を実行する場合、転写ベルト73を正回転方向(図4および図5の反時計回り)に回転させる。正回転方向は、シートSにトナー像を転写する場合と同じ回転方向である。図6に示すように、感光ドラム52(52Y,52M,52C,52K)と転写ベルト73とが接触する部分において、正回転方向に回転している感光ドラム52(52Y,52M,52C,52K)の移動方向D51と、正回転方向に回転している転写ベルト73の移動方向D73とは同じである。
制御部100は、第1回収制御を実行する場合、ドラムクリーニングバイアス印加回路140(図2参照)を制御して、回収バイアスVaを、4つのクリーニングローラ55(55Y,55M,55C,55K)に印加する。回収バイアスVaは、転写後に感光ドラム52(52Y,52M,52C,52K)上に残ったトナーを、感光ドラム52(52Y,52M,52C,52K)から対応するクリーニングローラ55(55Y,55M,55C,55K)に移動させるためのバイアスである。回収バイアスVaは、トナーの帯電極性と逆の極性の負のバイアスである。
図4(b)に示すように、制御部100は、カラー印刷モードを実行する場合の第1回収制御において、4つのクリーニングローラ55(55Y,55M,55C,55K)に回収バイアスVa2を印加する。回収バイアスVa2は、一例として、-500Vである。
また、図5(b)に示すように、制御部100は、モノクロ印刷モードを実行する場合の第1回収制御において、第1クリーニングローラ55Kに回収バイアスVa2(-500V)を印加し、第2クリーニングローラ55Y、第3クリーニングローラ55Mおよび第4クリーニングローラ55Cに回収バイアスVa1を印加する。回収バイアスVa1は、一例として、-300Vである。回収バイアスVa1の絶対値は、回収バイアスVa2の絶対値よりも小さい。すなわち、回収バイアスVa1の大きさは、回収バイアスVa2の大きさよりも小さい。
図7(a),(b)に示すように、制御部100は、例えば、シートSへの画像の形成が終了した場合に第2回収制御を実行する。第2回収制御では、4つの現像ローラ61(61Y,61M,61C,61K)を離間位置に位置させた状態で、4つの感光ドラム52(52Y,52M,52C,52K)を逆回転方向に回転させながら、クリーニングローラ55(55Y,55M,55C,55K)が回収したトナーを、対応する感光ドラム52(52Y,52M,52C,52K)および転写ベルト73を介してベルトクリーナ90で回収する。制御部100は、第2回収制御を実行する場合、転写ベルト73を第1回収制御と同じ正回転方向に回転させる。
制御部100は、第2回収制御を実行する場合、ドラムクリーニングバイアス印加回路140(図2参照)を制御して、吐出バイアスVbを、4つのクリーニングローラ55(55Y,55M,55C,55K)に印加する。吐出バイアスVbは、クリーニングローラ55(55Y,55M,55C,55K)が回収したトナーを、クリーニングローラ55(55Y,55M,55C,55K)から対応する感光ドラム52(52Y,52M,52C,52K)に移動させるためのバイアスである。吐出バイアスVbは、回収バイアスVaと逆の極性の正のバイアス、言い換えると、トナーの帯電極性と同じ極性の正のバイアスであり、一例として、+500Vである。
吐出バイアスVbをクリーニングローラ55に印加することにより、クリーニングローラ55が回収したトナーが、クリーニングローラ55から対応する感光ドラム52に移動する。図8に示すように、第2回収制御を実行する場合の、感光ドラム52(52Y,52M,52C,52K)と、対応するクリーニングローラ55(55Y,55M,55C,55K)とが接触する部分における、感光ドラム52の移動方向D52と、対応するクリーニングローラ55の移動方向D55とは逆である。
また、図7(a),(b)に示すように、第2回収制御において、制御部100は、転写バイアス印加回路130(図2参照)を制御して、転写バイアスVt2(-2000V)を、4つの転写ローラ74(74Y,74M,74C,74K)に印加する。これにより、感光ドラム52上のトナーが、感光ドラム52から転写ベルト73に移動する。
また、第2回収制御において、制御部100は、ベルトクリーニングバイアス印加回路150(図2参照)を制御して、ベルトクリーニングバイアスVbcを、ベルトクリーニングローラ91に印加する。これにより、転写ベルト73上のトナーが、転写ベルト73からベルトクリーニングローラ91に移動し、回収ローラ92(図1参照)と掻き取りブレード93によって貯留部94内に回収される。
制御部100は、第2回収制御を実行する場合において、感光ドラム52(52Y,52M,52C,52K)を逆回転方向に回転させる前に、現像ローラ61(61Y,61M,61C,61K)を離間位置に位置させる。また、制御部100は、感光ドラム52を逆回転方向に回転させ始めた後に、吐出バイアスVbを、クリーニングローラ55(55Y,55M,55C,55K)に印加する。制御部100は、第2回収制御を実行する場合、現像ローラ61に現像バイアスVdを印加しない(0V)。
また、制御部100は、第2回収制御を実行する場合、帯電バイアス印加回路110(図2参照)を制御して、帯電バイアスVc1を、4つの帯電ローラ53(53Y,53M,53C,53K)に印加する。帯電バイアスVc1は、感光ドラム52上のトナーが、感光ドラム52から帯電ローラ53に移動しないようにするためのバイアスである。
帯電バイアスVc1は、印刷を実行する場合に帯電ローラ53に印加される帯電バイアスVc3(+1400V)よりも絶対値が小さいバイアスである。帯電バイアスVc1は、トナーの帯電極性と同じ極性の正のバイアスである。本実施形態では、帯電バイアスVc1は、感光ドラム52との間で放電が発生しないような大きさに設定されており、一例として、+400Vである。
本実施形態では、第2回収制御を実行する場合に第1帯電ローラ53Kに印加される帯電バイアスVc1が「第2の帯電バイアス」に相当する。また、第2回収制御を実行する場合に第2帯電ローラ53Yに印加される帯電バイアスVc1が「第4の帯電バイアス」に相当する。
紙粉回収ローラ56は、第2クリーニングローラ55Yの表面に付着した紙粉を回収する。紙粉は、感光ドラム52と転写ベルト73との間を搬送されるシートSから、主に、シートSの搬送方向において最も上流に位置する第2感光ドラム52Yの表面に付着し、さらに、第2感光ドラム52Yから第2クリーニングローラ55Yの表面に移動する。
制御部100は、第2クリーニングローラ55Yの表面に付着した紙粉を回収する場合、紙粉回収バイアス印加回路160(図2参照)を制御して、紙粉回収バイアスVpを、紙粉回収ローラ56に印加する。紙粉回収バイアスVpは、第2クリーニングローラ55Y上に付着した紙粉を、第2クリーニングローラ55Yから紙粉回収ローラ56に移動させるためのバイアスである。紙粉回収バイアスVpは、紙粉の帯電極性と逆の極性のバイアスである。本実施形態では、紙粉回収バイアスVpは、正のバイアスである。
図4(b)に示すように、制御部100は、カラー印刷モードにおいて第1回収制御を実行しているとき、紙粉回収バイアスVp1を紙粉回収ローラ56に印加する。紙粉回収バイアスVp1は、一例として、+100Vである。また、図5(b)に示すように、制御部100は、モノクロ印刷モードにおいて第1回収制御を実行しているとき、紙粉回収バイアスVp2を紙粉回収ローラ56に印加する。紙粉回収バイアスVp2は、一例として、+300Vである。紙粉回収バイアスVp2の絶対値は、紙粉回収バイアスVp1の絶対値よりも大きい。
また、図7(b)に示すように、制御部100は、第2回収制御を実行しているとき、紙粉回収バイアスVp3を紙粉回収ローラ56に印加する。紙粉回収バイアスVp3は、一例として、+600Vである。紙粉回収バイアスVp3の絶対値は、紙粉回収バイアスVp2の絶対値よりも大きい。また、紙粉回収バイアスVp3(+600V)の絶対値は、負に帯電した紙粉が紙粉回収ローラ56から第2クリーニングローラ55Yに移動しないように、吐出バイアスVb(+500V)の絶対値よりも大きい。
次に、制御部100の動作の一例について、フローチャートを参照しながら説明する。
図9に示すように、印刷の指令や画像データを含む印刷ジョブを受信した場合、制御部100は、感光ドラム52、クリーニングローラ55、転写ベルト73(駆動ローラ71)などの駆動を開始する(S11)。このとき、制御部100は、感光ドラム52を正回転方向に回転させるとともに、転写ベルト73を正回転方向に回転させる(図4または図5参照)。
次に、制御部100は、受信した印刷ジョブに基づき、カラー印刷モードを実行するのか、モノクロ印刷モードを実行するのかを判定する(S12)。
カラー印刷モードを実行する場合(S12,Yes)、制御部100は、帯電バイアスVc3(+1400V)を帯電ローラ53Y,53M,53C,53Kに印加し、現像バイアスVd(+400V)を現像ローラ61Y,61M,61C,61Kに印加し、転写バイアスVt2(-2000V)を転写ローラ74Y,74M,74C,74Kに印加する(S21)。
また、制御部100は、回収バイアスVa2(-500V)をクリーニングローラ55Y,55M,55C,55Kに印加する。これにより、転写後に感光ドラム52上に残ったトナーが、感光ドラム52から対応するクリーニングローラ55に移動することで、クリーニングローラ55によって回収される。
また、制御部100は、ベルトクリーニングバイアスVbcをベルトクリーニングローラ91に印加する。これにより、転写ベルト73上のトナーが、転写ベルト73からベルトクリーニングローラ91に移動することで、ベルトクリーナ90によって回収される。また、制御部100は、紙粉回収バイアスVp1(+100V)を紙粉回収ローラ56に印加する。これにより、シートSから第2感光ドラム52Yを介して第2クリーニングローラ55Yに付着した紙粉が、第2クリーニングローラ55Yから紙粉回収ローラ56に移動することで、紙粉回収ローラ56によって回収される。
次に、制御部100は、現像ローラ61Y,61M,61C,61Kを離間位置から接触位置に移動させる(S22)。その後、制御部100は、シートSにカラー画像を形成する(S23)。次の頁(次のシートS)がある場合(S24,Yes)、すなわち、受信した印刷ジョブが終了していない場合、制御部100は、ステップS23に戻って、次のシートSへのカラー画像の形成を実行する。
ステップS24において、次の頁がない場合(No)、すなわち、受信した印刷ジョブが終了した場合、図10に示すように、制御部100は、現像ローラ61Y,61M,61C,61Kを接触位置から離間位置に移動させる(S41)。
その後、制御部100は、感光ドラム52、クリーニングローラ55、転写ベルト73などの駆動を一時停止する(S42)。次に、制御部100は、感光ドラム52、クリーニングローラ55、転写ベルト73などの駆動を再開する(S43)。このとき、制御部100は、感光ドラム52を逆回転方向に回転させ、転写ベルト73を正回転方向に回転させる(図7参照)。
また、制御部100は、帯電バイアスVc1(+400V)を帯電ローラ53Y,53M,53C,53Kに印加するとともに、現像バイアスをOFFにする(バイアスの印加を停止する)(S44)。また、制御部100は、感光ドラム52を逆回転方向に回転させ始めた後に吐出バイアスVb(+500V)をクリーニングローラ55Y,55M,55C,55Kに印加する。これにより、クリーニングローラ55が回収したトナーが、クリーニングローラ55から対応する感光ドラム52に移動するようになる。また、制御部100は、紙粉回収バイアスVp3(+600V)を紙粉回収ローラ56に印加する。
その後、制御部100は、吐出バイアスVbの印加から第1時間T1が経過したか否かを判定する(S49)。第1時間T1は、例えば、クリーニングローラ55が1回転以上、回転する時間に設定されている。第1時間T1が経過した場合(S49,Yes)、制御部100は、吐出バイアスをOFFにする(S50)。これにより、クリーニングローラ55上のトナーが、クリーニングローラ55から対応する感光ドラム52に移動しなくなる。
次に、制御部100は、吐出バイアスをOFFにしてから第2時間T2が経過したか否かを判定する(S51)。第2時間T2は、例えば、感光ドラム52の、クリーニングローラ55に向かい合う部分が、感光ドラム52の逆回転方向への回転によって、転写ベルト73に向かい合う位置に移動するまでの時間以上の時間に設定されている。第2時間T2が経過した場合(S51,Yes)、制御部100は、転写バイアスをOFFにする(S52)。これにより、感光ドラム52上のトナーが、感光ドラム52から転写ベルト73に移動しなくなる。
次に、制御部100は、転写バイアスをOFFにしてから第3時間T3が経過したか否かを判定する(S53)。第3時間T3は、例えば、転写ベルト73の、第2感光ドラム52Yに向かい合う部分が、転写ベルト73の正回転方向への回転によって、ベルトクリーニングローラ91に向かい合う位置に移動するまでの時間以上の時間に設定されている。第3時間T3が経過した場合(S53,Yes)、制御部100は、ベルトクリーニングバイアスをOFFにする(S54)。これにより、転写ベルト73上のトナーが、ベルトクリーナ90によって回収されなくなる。また、このとき、制御部100は、帯電バイアスと紙粉回収バイアスをOFFにする。
その後、制御部100は、感光ドラム52、クリーニングローラ55、転写ベルト73などの駆動を停止して(S55)、処理を終了する。
図9に示すステップS12において、モノクロ印刷モードを実行する場合(No)、制御部100は、帯電バイアスVc3(+1400V)を帯電ローラ53Y,53M,53C,53Kに印加し、現像バイアスVd(+400V)を第1現像ローラ61Kに印加する(S31)。また、制御部100は、転写バイアスVt2(-2000V)を第1転写ローラ74Kに印加し、転写バイアスVt1(-1000V)を第2転写ローラ74Y、第3転写ローラ74Mおよび第4転写ローラ74Cに印加する。
また、制御部100は、回収バイアスVa2(-500V)を第1クリーニングローラ55Kに印加し、回収バイアスVa1(-300V)を第2クリーニングローラ55Y、第3クリーニングローラ55Mおよび第4クリーニングローラ55Cに印加する。これにより、感光ドラム52上のトナーが、対応するクリーニングローラ55によって回収される。
また、制御部100は、ベルトクリーニングバイアスVbcをベルトクリーニングローラ91に印加する。これにより、転写ベルト73上のトナーが、ベルトクリーナ90によって回収される。また、制御部100は、紙粉回収バイアスVp2(+300V)を紙粉回収ローラ56に印加する。これにより、第2クリーニングローラ55Yに付着した紙粉が、紙粉回収ローラ56によって回収される。
次に、制御部100は、第1現像ローラ61Kを離間位置から接触位置に移動させる(S32)。その後、制御部100は、シートSにモノクロ画像を形成する(S33)。次の頁がある場合(S34,Yes)、制御部100は、ステップS33に戻って、次のシートSへのモノクロ画像の形成を実行する。
ステップS34において、次の頁がない場合(No)、図10に示すように、制御部100は、第1現像ローラ61Kを接触位置から離間位置に移動させる(S45)。これにより、すべての現像ローラ61Y,61M,61C,61Kが離間位置に位置することになる。
その後、制御部100は、感光ドラム52、クリーニングローラ55、転写ベルト73などの駆動を一時停止する(S46)。次に、制御部100は、感光ドラム52、クリーニングローラ55、転写ベルト73などの駆動を再開する(S47)。このとき、制御部100は、感光ドラム52を逆回転方向に回転させ、転写ベルト73を正回転方向に回転させる(図7参照)。
また、制御部100は、帯電バイアスVc1(+400V)を帯電ローラ53Y,53M,53C,53Kに印加するとともに、現像バイアスをOFFにする(S48)。また、制御部100は、転写バイアスVt2(-2000V)を第2転写ローラ74Y、第3転写ローラ74Mおよび第4転写ローラ74Cに印加する。
また、制御部100は、感光ドラム52を逆回転方向に回転させ始めた後に吐出バイアスVb(+500V)をクリーニングローラ55Y,55M,55C,55Kに印加する。これにより、クリーニングローラ55が回収したトナーが、クリーニングローラ55から対応する感光ドラム52に移動するようになる。また、制御部100は、紙粉回収バイアスVp3(+600V)を紙粉回収ローラ56に印加する。
その後、制御部100は、カラー印刷モードを実行した後の場合と同様に、ステップS49以降の処理を実行する。
上述の画像形成装置1によれば、第2回収制御を実行する場合に感光ドラム52を逆回転方向に回転させることで、クリーニングローラ55から感光ドラム52に移動したトナーが、感光ドラム52と帯電ローラ53との間を通過せず、感光ドラム52と転写ベルト73との間で感光ドラム52から転写ベルト73に移動する。これにより、クリーニングローラ55から感光ドラム52に移動したトナーが帯電ローラ53に移動するのを抑制することができる。
また、感光ドラム52を逆回転方向に回転させる前に現像ローラ61を離間位置に位置させることで、感光ドラム52と現像ローラ61が擦れ合わないようにすることができる。また、第2回収制御において、感光ドラム52上に、転写ベルト73に移動せずに残ったトナーがあったとしても、そのようなトナーが現像ローラ61に移動しないようにすることができる。
また、感光ドラム52を逆回転方向に回転させ始めた後に吐出バイアスVbをクリーニングローラ55に印加することで、第2回収制御において、クリーニングローラ55から感光ドラム52に移動するトナーが感光ドラム52と帯電ローラ53との間を通過しないようにしてから、実際にトナーをクリーニングローラ55から感光ドラム52に移動させることができる。
また、第2回収制御を実行する場合に、印刷を実行する場合の帯電バイアスVc3(+1400V)よりも絶対値が小さい帯電バイアスVc1(+400V)を帯電ローラ53に印加することで、感光ドラム52上のトナーが帯電ローラ53に移動するのを抑制することができる。
また、第2回収制御を実行する場合の、感光ドラム52とクリーニングローラ55とが接触する部分における、感光ドラム52の移動方向D52と、クリーニングローラ55の移動方向D55とが逆であることで、クリーニングローラ55上のトナーを感光ドラム52によって物理的に掻き取ることができる。これにより、より確実にクリーニングローラ55上のトナーを感光ドラム52に移動させることができる。
また、第1回収制御を実行する場合に転写ベルト73を正回転方向に回転させ、第2回収制御を実行する場合に転写ベルト73を第1回収制御を実行する場合と同じ正回転方向に回転させることで、転写ベルト73を正回転方向とは逆の回転方向に回転させる機構が不要となるので、転写ベルト73を回転させる機構が簡単な構造で済む。
また、カラー印刷モードを実行する場合の第1回収制御においてクリーニングローラ55Y,55M,55Cに印加する回収バイアスVa1(-300V)の絶対値が、モノクロ印刷モードを実行する場合の第1回収制御においてクリーニングローラ55Y,55M,55Cに印加する回収バイアスVa2(-500V)の絶対値よりも小さいことで、印刷に用いない感光ドラム52Y,52M,52Cの劣化を抑制することができる。
以上、実施形態について説明したが、画像形成装置は以下に例示するように適宜変形して実施することができる。
前記実施形態では、シートSへの画像の形成が終了した場合に第2回収制御を実行したが、例えば、連続印刷枚数が閾値を超えた場合に第2回収制御を実行してもよい。また、例えば、前回、第2回収制御を実行したときからの感光ドラムなどの回転回数が閾値を超えた場合に第2回収制御を実行してもよい。また、例えば、画像形成装置の筐体内や所定の部位などの温度が閾値を超えた場合に実行するクーリングダウンモードから、印刷モードなどに復帰する場合に第2回収制御を実行してもよい。
前記実施形態では、第2回収制御を実行する場合において、感光ドラム52を逆回転方向に回転させる前に、現像ローラ61を離間位置に位置させたが、例えば、接触位置から離間位置に向けて移動する現像ローラが、離間位置に位置する前の、感光ドラムから離れたタイミングで、感光ドラムを逆回転方向に回転させ始めてもよい。
前記実施形態では、感光ドラム52を逆回転方向に回転させ始めた後に吐出バイアスVbをクリーニングローラ55に印加したが、例えば、吐出バイアスをクリーニングローラに印加した後、クリーニングローラから感光ドラムに移動したトナーが、感光ドラムと帯電ローラが接触する位置に到達するよりも前のタイミングで、感光ドラムを逆回転方向に回転させ始めてもよい。
前記実施形態では、例えば、図4(b)に示したように、カラー印刷モードにおいて第1回収制御を実行する場合の回収バイアスVa(Va2)が、4色のクリーニングローラ55の間で同じ値(-500V)であったが、色ごとに異なる値であってもよい。また、前記実施形態では、図7(b)に示したように、第2回収制御を実行する場合の吐出バイアスVbが、4色のクリーニングローラ55の間で同じ値(+500V)であったが、色ごとに異なる値であってもよい。帯電バイアスや現像バイアスなどの他のバイアスについても同様である。
前記実施形態では、図7(b)に示したように、第2回収制御を実行する場合に帯電ローラ53に印加する帯電バイアスVcとして、感光ドラム52との間で放電が発生しないような大きさの帯電バイアスVc1(+400V)を例示したが、例えば、第2回収制御を実行する場合の帯電バイアスVcは、感光ドラム52との間で放電が発生する大きさの帯電バイアスVc2であってもよい。帯電バイアスVc2は、印刷を実行する場合に帯電ローラ53に印加される帯電バイアスVc3(+1400V)よりも絶対値が小さいバイアスである。帯電バイアスVc2は、一例として、+900Vである。また、第2回収制御を実行する場合に帯電バイアスを帯電ローラに印加しない構成であってもよい。
前記実施形態では、カラー印刷モードを実行する場合においてクリーニングローラ55Y,55M,55Cに印加する回収バイアスVa1(-300V)の大きさが、モノクロ印刷モードを実行する場合においてクリーニングローラ55Y,55M,55Cに印加する回収バイアスVa2(-500V)の大きさよりも小さかったが、例えば、回収バイアスの大きさは、印刷モードに関わらず、同じであってもよい。
前記実施形態では、第2回収制御を実行する場合の、感光ドラム52とクリーニングローラ55とが接触する部分における、感光ドラム52の移動方向D52と、クリーニングローラ55の移動方向D55とが逆であったが、例えば、感光ドラム52の移動方向と、クリーニングローラ55の移動方向とは、同じであってもよい。
前記実施形態では、制御部100は、第2回収制御を実行する場合、転写ベルト73を第1回収制御(印刷時)と同じ正回転方向に回転させる構成であったが、例えば、図11に示すように、制御部100は、第2回収制御を実行する場合、転写ベルト73を正回転方向とは逆の回転方向である逆回転方向(図11の時計回り)に回転させる構成であってもよい。すなわち、制御部100は、第2回収制御を実行する場合、感光ドラム52と転写ベルト73の両方を逆回転させる構成であってもよい。転写ベルト73の逆回転方向は「第4回転方向」に相当する。なお、転写ベルト73を逆回転方向に回転させる場合、ベルトクリーナ90は、転写ベルト73の回転方向に関わらず、転写ベルト73上のトナーを回収可能な構成のものを採用する。
第1回収制御を実行する場合に転写ベルト73を正回転方向に回転させ、第2回収制御を実行する場合に転写ベルト73を逆回転方向に回転させることで、感光ドラム52と転写ベルト73が接触する部分において、感光ドラム52と転写ベルト73の相対的な速度差を小さくすることができる。これにより、例えば、感光ドラム52が摩耗しにくい。
前記実施形態では、無端状のベルトとして、感光ドラム52との間でシートSを搬送する転写ベルト73を例示したが、例えば、ベルトは、感光ドラムから転写されたトナー像をシートなどに転写する中間転写ベルトであってもよい。また、前記実施形態では、感光ドラム52に形成されたトナー像が転写される被転写体として、シートSを例示したが、例えば、被転写体は、中間転写ベルトであってもよい。言い換えると、被転写体は、無端状のベルトであってもよい。
前記実施形態では、画像形成装置としてカラープリンタを例示したが、例えば、画像形成装置は、感光ドラム、帯電ローラ、現像ローラ、転写ローラ、クリーニングローラなどを1つずつ備えるモノクロプリンタであってもよい。また、画像形成装置は、例えば、複写機や複合機などであってもよい。また、画像形成装置は、例えば、除電装置を備えない構成であってもよい。
前記実施形態では、正帯電性のトナーを用いる画像形成装置1を例示したが、例えば、画像形成装置は、負帯電性のトナーを用いるものであってもよい。なお、画像形成装置が負帯電性のトナーを用いるものである場合、回収バイアス、吐出バイアス、帯電バイアスなどの正負は、前記した実施形態とは逆になる。
前記した実施形態および変形例で説明した各要素は、任意に組み合わせて実施してもよい。
1 画像形成装置
52K 第1感光ドラム
52Y 第2感光ドラム
53K 第1帯電ローラ
53Y 第2帯電ローラ
55K 第1クリーニングローラ
55Y 第2クリーニングローラ
61K 第1現像ローラ
61Y 第2現像ローラ
73 転写ベルト
74K 第1転写ローラ
74Y 第2転写ローラ
90 ベルトクリーナ
100 制御部
200 接触離間機構

Claims (15)

  1. 感光ドラムと、
    前記感光ドラムを帯電させる帯電ローラと、
    帯電後の前記感光ドラムに形成された静電潜像にトナーを供給して前記感光ドラムにトナー像を形成する現像ローラと、
    前記感光ドラムに接触する無端状のベルトと、
    前記感光ドラムに形成されたトナー像を被転写体に転写する転写ローラであって、前記ベルトを挟んで前記感光ドラムと向かい合う転写ローラと、
    転写後に前記感光ドラム上に残ったトナーを回収するクリーニングローラと、
    前記ベルト上のトナーを回収するベルトクリーナと、
    前記現像ローラを、前記感光ドラムに接触させる接触位置と、前記感光ドラムから離間させる離間位置との間で移動させる接触離間機構と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記感光ドラムをトナー像を前記被転写体に転写する場合と同じ回転方向である第1回転方向に回転させながら、転写後に前記感光ドラム上に残ったトナーを前記クリーニングローラで回収する第1回収制御と、
    前記現像ローラを前記離間位置に位置させた状態で前記感光ドラムを前記第1回転方向とは逆の回転方向である第2回転方向に回転させながら、前記クリーニングローラが回収したトナーを前記感光ドラムおよび前記ベルトを介して前記ベルトクリーナで回収する第2回収制御と、を実行可能であり、
    前記第1回収制御を実行する場合、トナーの帯電極性と逆の極性の回収バイアスであって、転写後に前記感光ドラム上に残ったトナーを前記感光ドラムから前記クリーニングローラに移動させる回収バイアスを、前記クリーニングローラに印加し、
    前記第2回収制御を実行する場合、前記回収バイアスと逆の極性の吐出バイアスであって、前記クリーニングローラが回収したトナーを前記クリーニングローラから前記感光ドラムに移動させる吐出バイアスを、前記クリーニングローラに印加することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記第2回収制御を実行する場合において、前記感光ドラムを前記第2回転方向に回転させる前に、前記現像ローラを前記離間位置に位置させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記感光ドラムを前記第2回転方向に回転させ始めた後に、前記吐出バイアスを、前記クリーニングローラに印加することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、
    前記感光ドラムにトナー像を形成するために前記感光ドラムを帯電させる場合、第1の帯電バイアスを、前記帯電ローラに印加し、
    前記第2回収制御を実行する場合、前記第1の帯電バイアスよりも絶対値が小さい第2の帯電バイアスを、前記帯電ローラに印加することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2回収制御を実行する場合の、前記感光ドラムと前記クリーニングローラとが接触する部分における、前記感光ドラムの移動方向と、前記クリーニングローラの移動方向とは逆であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、
    前記第1回収制御を実行する場合、前記ベルトをトナー像を前記被転写体に転写する場合と同じ回転方向である第3回転方向に回転させ、
    前記第2回収制御を実行する場合、前記ベルトを前記第3回転方向に回転させ、
    前記感光ドラムと前記ベルトとが接触する部分において、前記第1回転方向に回転している前記感光ドラムの移動方向と、前記第3回転方向に回転している前記ベルトの移動方向とは同じであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、
    前記第1回収制御を実行する場合、前記ベルトをトナー像を前記被転写体に転写する場合と同じ回転方向である第3回転方向に回転させ、
    前記第2回収制御を実行する場合、前記ベルトを前記第3回転方向とは逆の回転方向である第4回転方向に回転させ、
    前記感光ドラムと前記ベルトとが接触する部分において、前記第1回転方向に回転している前記感光ドラムの移動方向と、前記第3回転方向に回転している前記ベルトの移動方向とは同じであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 第1感光ドラムおよび第2感光ドラムと、
    前記第1感光ドラムを帯電させる第1帯電ローラと、
    前記第2感光ドラムを帯電させる第2帯電ローラと、
    帯電後の前記第1感光ドラムに形成された静電潜像にトナーを供給して前記第1感光ドラムにトナー像を形成する第1現像ローラと、
    帯電後の前記第2感光ドラムに形成された静電潜像にトナーを供給して前記第2感光ドラムにトナー像を形成する第2現像ローラと、
    前記第1感光ドラムおよび前記第2感光ドラムに接触する無端状のベルトと、
    前記第1感光ドラムに形成されたトナー像を被転写体に転写する第1転写ローラであって、前記ベルトを挟んで前記第1感光ドラムと向かい合う第1転写ローラと、
    前記第2感光ドラムに形成されたトナー像を前記被転写体に転写する第2転写ローラであって、前記ベルトを挟んで前記第2感光ドラムと向かい合う第2転写ローラと、
    転写後に前記第1感光ドラム上に残ったトナーを回収する第1クリーニングローラと、
    転写後に前記第2感光ドラム上に残ったトナーを回収する第2クリーニングローラと、
    前記ベルト上のトナーを回収するベルトクリーナと、
    前記第1現像ローラを、前記第1感光ドラムに接触させる接触位置と、前記第1感光ドラムから離間させる離間位置との間で移動させ、前記第2現像ローラを、前記第2感光ドラムに接触させる接触位置と、前記第2感光ドラムから離間させる離間位置との間で移動させる接触離間機構と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記第1感光ドラムおよび前記第2感光ドラムをトナー像を前記被転写体に転写する場合と同じ回転方向である第1回転方向に回転させながら、転写後に前記第1感光ドラム上に残ったトナーを前記第1クリーニングローラで回収するとともに、転写後に前記第2感光ドラム上に残ったトナーを前記第2クリーニングローラで回収する第1回収制御と、
    前記第1現像ローラおよび前記第2現像ローラを前記離間位置に位置させた状態で前記第1感光ドラムおよび前記第2感光ドラムを前記第1回転方向とは逆の回転方向である第2回転方向に回転させながら、前記第1クリーニングローラが回収したトナーを前記第1感光ドラムおよび前記ベルトを介して前記ベルトクリーナで回収するとともに、前記第2クリーニングローラが回収したトナーを前記第2感光ドラムおよび前記ベルトを介して前記ベルトクリーナで回収する第2回収制御と、を実行可能であり、
    前記第1回収制御を実行する場合、トナーの帯電極性と逆の極性の回収バイアスであって、転写後に前記第1感光ドラム上に残ったトナーを前記第1感光ドラムから前記第1クリーニングローラに移動させるとともに、転写後に前記第2感光ドラム上に残ったトナーを前記第2感光ドラムから前記第2クリーニングローラに移動させる回収バイアスを、前記第1クリーニングローラおよび前記第2クリーニングローラに印加し、
    前記第2回収制御を実行する場合、前記回収バイアスと逆の極性の吐出バイアスであって、前記第1クリーニングローラが回収したトナーを前記第1クリーニングローラから前記第1感光ドラムに移動させるとともに、前記第2クリーニングローラが回収したトナーを前記第2クリーニングローラから前記第2感光ドラムに移動させる吐出バイアスを、前記第1クリーニングローラおよび前記第2クリーニングローラに印加することを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記制御部は、
    前記第1感光ドラムおよび前記第2感光ドラムを用いてトナー像を被転写体に転写する第1印刷モードと、
    前記第1感光ドラムのみを用いてトナー像を被転写体に転写する第2印刷モードと、を実行可能であり、
    前記第1印刷モードを実行する場合および前記第2印刷モードを実行する場合に前記第1回収制御を実行し、
    前記第2印刷モードを実行する場合の前記第1回収制御において前記第2クリーニングローラに印加する前記回収バイアスの絶対値は、前記第1印刷モードを実行する場合の前記第1回収制御において前記第2クリーニングローラに印加する前記回収バイアスの絶対値よりも小さいことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、前記第2回収制御を実行する場合において、前記第1感光ドラムおよび前記第2感光ドラムを前記第2回転方向に回転させる前に、前記第1現像ローラおよび前記第2現像ローラを前記離間位置に位置させることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、前記第1感光ドラムおよび前記第2感光ドラムを前記第2回転方向に回転させ始めた後に、前記吐出バイアスを、前記第1クリーニングローラおよび前記第2クリーニングローラに印加することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  12. 前記制御部は、
    前記第1感光ドラムにトナー像を形成するために前記第1感光ドラムを帯電させる場合、第1の帯電バイアスを、前記第1帯電ローラに印加し、
    前記第2回収制御を実行する場合、前記第1の帯電バイアスよりも絶対値が小さい第2の帯電バイアスを、前記第1帯電ローラに印加し、
    前記第2感光ドラムにトナー像を形成するために前記第2感光ドラムを帯電させる場合、第3の帯電バイアスを、前記第2帯電ローラに印加し、
    前記第2回収制御を実行する場合、前記第3の帯電バイアスよりも絶対値が小さい第4の帯電バイアスを、前記第2帯電ローラに印加することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  13. 前記第2回収制御を実行する場合の、前記第1感光ドラムと前記第1クリーニングローラとが接触する部分における、前記第1感光ドラムの移動方向と、前記第1クリーニングローラの移動方向とは逆であり、
    前記第2回収制御を実行する場合の、前記第2感光ドラムと前記第2クリーニングローラとが接触する部分における、前記第2感光ドラムの移動方向と、前記第2クリーニングローラの移動方向とは逆であることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  14. 前記制御部は、
    前記第1回収制御を実行する場合、前記ベルトをトナー像を前記被転写体に転写する場合と同じ回転方向である第3回転方向に回転させ、
    前記第2回収制御を実行する場合、前記ベルトを前記第3回転方向に回転させ、
    前記第1感光ドラムと前記ベルトとが接触する部分において、前記第1回転方向に回転している前記第1感光ドラムの移動方向と、前記第3回転方向に回転している前記ベルトの移動方向とは同じであり、
    前記第2感光ドラムと前記ベルトとが接触する部分において、前記第1回転方向に回転している前記第2感光ドラムの移動方向と、前記第3回転方向に回転している前記ベルトの移動方向とは同じであることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  15. 前記制御部は、
    前記第1回収制御を実行する場合、前記ベルトをトナー像を前記被転写体に転写する場合と同じ回転方向である第3回転方向に回転させ、
    前記第2回収制御を実行する場合、前記ベルトを前記第3回転方向とは逆の回転方向である第4回転方向に回転させ、
    前記第1感光ドラムと前記ベルトとが接触する部分において、前記第1回転方向に回転している前記第1感光ドラムの移動方向と、前記第3回転方向に回転している前記ベルトの移動方向とは同じであり、
    前記第2感光ドラムと前記ベルトとが接触する部分において、前記第1回転方向に回転している前記第2感光ドラムの移動方向と、前記第3回転方向に回転している前記ベルトの移動方向とは同じであることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
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