JP2024021525A - 便秘治療用内服組成物 - Google Patents

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一剛 深田
Kazutaka Fukada
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Abstract

【課題】本発明によれば、ストレスや疲れ、ホルモンバランスの変化等を原因とする、ウサギの糞のようなコロコロした便の症状を早期に治療し、改善することができる内服用組成物を提供するものである。さらに患者の症状に応じて投薬を中止、再度投与することができる内服用組成物を提供するものである。【解決手段】酸化マグネシウム及び/又は水酸化マグネシウム、並びにセルロース及び/又はデンプンを含有する、コロコロ便、やウサギのような便、ストレス性便秘を早期に治療し、改善する、内服用組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、コロコロした便を伴う便秘を治療するための内服用組成物に関する。
便秘は、排便回数の減少、1回排便量の減少、便の硬化等により、排便困難、残便感、腹痛等の不快な症状を伴う疾患である。便秘の対応としては、食事及び生活習慣の改善、市販品による自己治療、医療機関における薬物を中心とした治療等が行われている。
ところで、便秘にはストレスや疲れが原因で、大腸が敏感に反応し、便がスムーズに運ばれず、便が腸に存在するうちに水分が腸に吸い取られたり、また女性ホルモン(プロゲステロン)の分泌バランスによって、腸の蠕動運動が抑制されたり、体に水分をためこみやすくなることで便の水分量が減ることで、ウサギの糞のようなコロコロとした便(以下、コロコロ便)になることがある。
特許文献1には、ポリエチレングリコール、塩化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、及び塩化カリウムを含み、1回又は複数回の投与期間を含む長期の治療期間にわたって、慢性便秘症の患者の治療に用いられることを特徴とする、慢性便秘症を治療するための内服用組成物が記載されている。
特開2020-045332号公報
本発明は、ストレスや疲れ、ホルモンバランスの変化等を原因とする、コロコロ便の治療に使用することのできる内服用組成物を提供することを課題とする。
上記目的を達成するため、鋭意検討したところ、驚くべきことに、酸化マグネシウム及び/又は水酸化マグネシウムに、セルロース又はデンプンを加えた製剤がコロコロ便伴う便秘を治療し、改善することが分かった。
すなわち、本発明は、以下の発明等に関する。
[1]
A)酸化マグネシウム及び/又は水酸化マグネシウム
B)セルロース及び/又はデンプン
を含有する、コロコロ便をともなう便秘症状を改善する、内服用組成物。
[2]
1日あたりのA)の投与量が、240mg~6300mgである[1]に記載の内服用組成物。
[3]
1日あたりのB)の投与量が、30mg~600mgである[1]又は[2]に記載の内服用組成物。
[4]
便秘症状がストレス、ホルモンバランスの変化によるものである、[1]~[3]のいずれかに記載の内服用組成物。
[5]
成人女性に用いられるものである、[1]~[4]のいずれかに記載の内服用組成物。
本発明によれば、ストレスや疲れなどが原因のコロコロ便を伴う便秘症の治療に使用することのできる内服用組成物を提供することができる。
以下、本実施形態に係るコロコロ便を伴う便秘症を治療するための内服用組成物について説明する。
[内服用製剤]
本発明は、酸化マグネシウム及び/又は水酸化マグネシウムを含有し、さらに、セルロース及び/又はデンプンを配合する、コロコロ便やストレス性便秘を治療し、改善する、内服用組成物である。
本発明の内服用組成物は、1日投与量を1~3回に分けて投与(服用)するが、好ましくは1日1回投与である。特に限定はないが、就寝前又は空腹時の服用が好ましい。
本発明の内服用組成物の剤型は、固形製剤であれば特に限定されないが、配合成分の含量の多さから顆粒又は細粒剤であることが好ましい。
[(A)酸化マグネシウム及び/又は水酸化マグネシウム]
(A)成分の酸化マグネシウム及び/又は水酸化マグネシウムは第17改正日本薬局方に収載されており、市販にて容易に入手できる。内服用製剤の1日投与量における(A)成分の含有量は限定はされないが、240mg~6300mgであり、好ましくは、350mg~4200mg、さらに好ましくは700mg~2100mgである。
(A)成分の含有量は、本発明の効果を顕著に奏する観点から、例えば、内服用組成物の総量を基準として、(A)成分の総含有量が、40~98質量%であることが好ましく、50~95質量%であることがより好ましく、60~90質量%であることがさらにより好ましい。
(A)成分が(A1)酸化マグネシウムである場合、本発明の内服用製剤の1日投与量における、酸化マグネシウムの含有量は100mg以上、150mg以上、200mg以上、250mg以上、300mg以上、350mg以上、400mg以上、450mg以上、500mg以上、600mg以上、700mg以上、800mg以上、900mg以上であってよく、6500mg以下、6000mg以下、4500mg以下、4000mg以下、2500mg以下、2000mg以下であってよい。通常、250mg~6000mgであり、好ましくは、450mg~4000mg、さらに好ましくは900mg~2000mgである。
(A1)成分の含有量は、本発明の効果を顕著に奏する観点から、例えば、内服用組成物の総量を基準として、(A1)成分の総含有量が、40~98質量%であることが好ましく、50~95質量%であることがより好ましく、60~90質量%であることがさらにより好ましい。
(A)成分が(A2)水酸化マグネシウムである場合、本発明の内服用製剤の1日投与量における、水酸化マグネシウムの含有量は100mg以上、150mg以上、200mg以上、250mg以上、300mg以上、350mg以上、400mg以上、450mg以上、500mg以上、600mg以上、700mg以上、800mg以上、900mg以上であってよく、6500mg以下、6000mg以下、4500mg以下、4000mg以下、2500mg以下、2100mg以下、2000mg以下であってよい。通常、240mg~6300mgであり、好ましくは、350mg~4200mg、さらに好ましくは700mg~2100mgである。
(A2)成分の含有量は、本発明の効果を顕著に奏する観点から、例えば、内服用組成物の総量を基準として、(A1)成分の総含有量が、40~98質量%であることが好ましく、50~95質量%であることがより好ましく、60~90質量%であることがさらにより好ましい。
[(B)セルロース及び/又はデンプン]
(B)セルロース及び/又はデンプンについても、市販にて容易に入手できる。セルロースは、限定はされないが、結晶セルロースが好ましく、デンプンは、限定はされないが、トウモロコシデンプンが好ましい。
内服用製剤の1日投与量における(B)成分の含有量は、本発明の効果を顕著に奏する観点から、例えば、内服用組成物の総量を基準として、10mg以上、30mg以上、45mg以上、60mg以上、90mg以上、120mg以上、180mg以上、240mg以上、300mg以上であってもよく、600mg以下、540mg以下、480mg以下、420mg以下、360mg以下であってもよい。また、好ましくは30mg~600mg、より好ましくは45mg~420mg、さらに好ましくは60mg~360mgである。
(B)成分の総含有量が、成分の含有量は、本発明の効果を顕著に奏する観点から、例えば、内服用組成物の総量を基準として、(B)成分の総含有量が、1~30質量%であることが好ましく、3~25質量%であることがより好ましく、5~20質量%であることがさらにより好ましい。
(B)成分が(B1)セルロースである場合、内服用製剤の1日投与量における(B1)成分の含有量は、本発明の効果を顕著に奏する観点から、例えば、内服用組成物の総量を基準として、10mg以上、30mg以上、45mg以上、60mg以上、90mg以上、120mg以上、180mg以上、240mg以上、300mg以上であってもよく、600mg以下、540mg以下、480mg以下、420mg以下、360mg以下であってもよい。また、好ましくは30mg~600mg、より好ましくは45mg~420mg、さらに好ましくは60mg~360mgである。
(B1)成分の含有量は、本発明の効果を顕著に奏する観点から、例えば、内服用組成物の総量を基準として、(B1)成分の総含有量が、1~30質量%であることが好ましく、3~25質量%であることがより好ましく、5~20質量%であることがさらにより好ましい。
(B)成分が(B2)デンプンである場合、内服用製剤の1日投与量における(B2)成分の含有量は、本発明の効果を顕著に奏する観点から、例えば、内服用組成物の総量を基準として、10mg以上、30mg以上、45mg以上、60mg以上、90mg以上、120mg以上、180mg以上、240mg以上、300mg以上であってもよく、600mg以下、540mg以下、480mg以下、420mg以下、360mg以下であってもよい。また、好ましくは30mg~600mg、より好ましくは45mg~420mg、さらに好ましくは60mg~360mgである。
(B2)成分の含有量は、本発明の効果を顕著に奏する観点から、例えば、内服用組成物の総量を基準として、(B2)成分の総含有量が、1~30質量%であることが好ましく、3~25質量%であることがより好ましく、5~20質量%であることがさらにより好ましい。
[(C)崩壊剤]
(C)崩壊剤についても、市販にて容易に入手でき、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、クロスカルメロースナトリウム、クロスカルメロースカルシウム、カルメロースナトリウム、ヒドロキシプロピルスターチ、部分アルファー化デンプン等を用いることができる。限定はされないが、本発明の効果を奏する点から、クロスカルメロースナトリウム、クロスカルメロースカルシウムか好ましい。
内服用製剤の1日投与量における(C)成分の含有量は限定はされないが、本発明の効果を顕著に奏する観点から、好ましくは10mg~500mgであり、好ましくは、20mg~300mg、さらに好ましくは30mg~180mgである。
(C)成分の総含有量は、本発明の効果を顕著に奏する観点から、例えば、内服用組成物の総量を基準として、(C)成分の総含有量が、0.5~30質量%であることが好ましく、1~20質量%であることがより好ましく、2~10質量%であることがさらにより好ましい。
本発明の内服用組成物は、経口投与用であることが好ましく、上記1日投与量を1~3回、好ましくは1回投与(服用)する。特に限定はないが、就寝前及び/又は空腹時の服用が好ましい。
本発明の内服用組成物の剤型は、固形製剤であれば特に限定されないが、配合成分の含量の多さから顆粒又は錠剤であることが好ましい。
(実施例) 以下、実施例を用いて本発明をより詳細に説明するが、本発明の技術的範囲はこれに限定されるものではない。
<処方>
1錠中に表1の成分を混合し、直打法にて打錠した。
Figure 2024021525000001
[実施例1:服用試験]
<対象者>
普段ストレスを抱えており、 コロコロ便の症状を有する便秘の症状がある成人女性40名(25歳~40歳)の自由意志により、表1に記載の処方1~4の各試験製剤を下記用法用量、投与量調節基準に従って服用した。
<用法用量>
1日1回2錠の投与から開始し、対象者の状態により、以下の投与量調節基準を目安に投与量を調節した。投与量の増量及び減量は2錠単位で行い、投与量の上限は1日6錠とした。投与のタイミングは就寝前又は空腹時とした。
<投与量調節基準>
Bristol便形状スケールを用いて投与量を調節するようにした。Bristol便形状スケールとは、便の状態を便の形状及び硬度で規定する指標であり、以下のように規定されている。
スケール1:硬くてコロコロの兎糞状の(排便困難な)便
スケール2:ソーセージ状であるが、でこぼこした(塊状の)便
スケール3:表面にひび割れのあるソーセージ状の便
スケール4:表面がなめらかで柔らかいソーセージ状、又は蛇のようなとぐろを巻く便
スケール5:はっきりとした断端のある柔らかい半分固形の(容易に排便できる)便
スケール6:端がほぐれて、ふにゃふにゃの不定形の小片便又は泥状の便
スケール7:水様で固形物を含まない液体状の便
Bristol便形状スケールが1若しくは2の場合又は1日排便が無い場合、Bristol便形状スケールが3又は4になるまで1日おきに増量する。
Bristol便形状スケールが3、4又は5の場合、投与量を変更しない。
Bristol便形状スケールが6又は7の場合、投与を休止する。
<結果>
表2に示すとおり、第2週まで、セルロース又はデンプンを配合した処方では早期にBristolスコアの改善が見られた。このことから、Bristolスコアが1のようなコロコロ便には、セルロース及び/又はデンプンを配合した、酸化マグネシウム又は水酸化マグネシウム製剤がより有用であることが分かった。
Figure 2024021525000002

Claims (5)

  1. A)酸化マグネシウム及び/又は水酸化マグネシウム
    B)セルロース及び/又はデンプン
    を含有する、コロコロ便又は兎糞状便をともなう便秘症状を改善する、内服用組成物。
  2. 1日あたりのA)の投与量が、240mg~6300mgである、請求項1に記載の内服用組成物。
  3. 1日あたりのB)の投与量が、30mg~600mgである、請求項1に記載の内服用組成物。
  4. 前記便秘症状がストレス、ホルモンバランスの変化によるものである、請求項1に記載の内服用組成物。
  5. 成人女性に用いられるものである、請求項1~4のいずれか一項に記載の内服用組成物。































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