JP2024018439A - エレベータシステムおよび行先階呼び登録装置 - Google Patents

エレベータシステムおよび行先階呼び登録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 セキュリティゲートに相当する機能を有したエレベータシステムであって、小規模な建物に導入することが可能なエレベータシステムを提供すること。【解決手段】 一実施形態に係るエレベータシステムは、制御盤と、行先階呼び登録装置と、第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、読取装置と、を備える。行先階呼び登録装置は、制御盤と有線接続され、行先階が指定された乗りかごをロビー階に呼ぶ行先階呼びを制御盤に登録する。行先階呼び登録装置は、建物の関係者により来訪が許可された来訪者に対して行先階呼びを登録するための2次元コードを発行し、当該2次元コードを来訪者に向けて送信する。行先階呼び登録装置は、読取装置により有効な2次元コードが読み取られた場合、当該2次元コードに対応する行先階呼びを生成し、当該行先階呼びを制御盤に登録する。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、エレベータシステムおよび行先階呼び登録装置に関する。
近年、セキュリティゲートと連動して行先階呼びを登録することが可能なエレベータシステムが普及してきている。しかしながら、このようなエレベータシステムは、セキュリティゲートの設置や、当該エレベータシステムに関する各種情報を管理するサーバルームの設置などが必要であり、導入コストや設置スペースの関係上、ある程度の規模を有した建物にしか導入することができないという不都合がある。
特開2018-70344号公報
本発明が解決しようとする課題は、セキュリティゲートに相当する機能を有したエレベータシステムであって、小規模な建物に導入することが可能なエレベータシステム、および、当該エレベータシステムに含まれる行先階呼び登録装置を提供することである。
一実施形態に係るエレベータシステムは、制御盤と、行先階呼び登録装置と、第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、読取装置と、を具備する。前記制御盤は、乗りかごの動作を制御する。前記行先階呼び登録装置は、前記制御盤と有線接続され、行先階が指定された前記乗りかごをロビー階に呼ぶ行先階呼びを前記制御盤に登録する。前記第1の携帯端末は、前記乗りかごが設置された建物の関係者により所持される。前記第2の携帯端末は、前記建物に来訪する来訪者により所持される。前記読取装置は、前記ロビー階に設置され、前記行先階呼びを登録するために前記来訪者により提示される2次元コードを読取可能な装置である。前記行先階呼び登録装置は、前記関係者により来訪が許可された来訪者に対して前記2次元コードを発行し、当該2次元コードを前記第2の携帯端末に送信する。前記行先階呼び登録装置は、前記読取装置により有効な2次元コードが読み取られた場合、当該2次元コードに対応する行先階呼びを生成し、当該行先階呼びを前記制御盤に登録する。
図1は、一実施形態に係るエレベータシステムの全体構成を示す図である。 図2は、同実施形態における許諾システムの機能構成例を示すブロック図である。 図3は、同実施形態における有効コード情報のデータ構造の一例を示す図である。 図4は、同実施形態におけるエレベータシステムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
なお、開示はあくまで一例にすぎず、以下の実施形態に記載した内容により発明が限定されるものではない。当業者が容易に想到し得る変形は、当然に開示の範囲に含まれる。説明をより明確にするため、図面において、各部分のサイズ、形状等を実際の実施態様に対して変更して模式的に表す場合もある。複数の図面において、対応する要素には同じ参照数字を付して、詳細な説明を省略する場合もある。
図1は、一実施形態に係るエレベータシステムの全体構成を示す図である。
図1に示すように、エレベータシステムは、複数の住戸を有する建物(例えば、マンションなど)内に設置された乗りかご11と、乗りかご11の乗場ドア近辺であって、当該建物のロビー階に設置されたQRコードリーダー12(読取装置)と、エレベータの運行に係る機器を有する機械室に設置された許諾システム13および制御盤14と、当該建物の所定の住戸に居住する居住者が所持する居住者端末15(第1の携帯端末)と、当該建物に来訪する来訪者が所持する来訪者端末16(第2の携帯端末)と、により構成される。本明細書におけるロビー階とは、建物の出入口がある階床を指すものとし、当該ロビー階には、建物内への自由な行き来を防止するため、誰でも登録可能な上下ボタンを有する乗場呼びボタンは設置されていないものとする。なお、利用者情報や認証に基づいて登録可能な乗場呼びボタンはこの限りではない。
ただし、乗場呼びを自由に行うことができる乗場呼びボタンを有する場合は、かごに乗り込んだ際の行先階登録には認証等を必須とする。
許諾システム13と制御盤14とは、例えば有線で接続されている。許諾システム13は、例えば制御盤14の補助盤のような形態で当該制御盤14近辺に設置されるが、設置形態はこの例に限られない。なお、図1では説明の便宜上、居住者端末15が建物内にある場合(つまり、居住者が建物内にいる場合)を図示しているが、居住者端末15は建物外にあっても構わない(つまり、居住者は建物外からも本実施形態に係るエレベータシステムを利用することが可能である)。また、図1では説明の便宜上、ロビー階の様子のみを図示しているが、ロビー階以外の階床の乗りかご11の乗場ドア近辺には乗場呼びボタンが設置されており、QRコードリーダー12は設置されていなくてもよい。
QRコードリーダー12は、来訪者が所持する来訪者端末16に表示されたQRコード(登録商標)を読み取り、当該QRコードに含まれる各種情報を取得すると、取得した各種情報を許諾システム13に送信する。QRコードリーダー12と許諾システム13とは、有線または無線で接続されている。来訪者端末16におけるQRコードの表示手順については後述する。
許諾システム13は、QRコードリーダー12から取得した各種情報に基づいて、後述する行先階呼びを生成し、これを制御盤14に登録する。このため、許諾システム13は、行先階呼び登録装置と称されてもよい。
許諾システム13は、居住者により来訪が許可された来訪者に対して、当該居住者の居住階を行先階として指定した乗りかご11をロビー階に呼ぶ行先階呼びを登録するためのQRコードを発行する。許諾システム13により発行されたQRコードは、来訪者が所持する来訪者端末16に送信される。許諾システム13により発行されたQRコードには、当該QRコード固有の識別情報と、来訪者の来訪を許可した居住者の居住階を示す情報(つまり、来訪者の行先階を示す行先階情報)とが含まれる。
制御盤14は、乗りかご11の運転動作を制御する。制御盤14は、許諾システム13により生成された行先階呼びが登録されると、乗りかご11の運転動作を制御し、行先階が指定された状態の乗りかご11をロビー階に応答させる。
居住者端末15は、許諾システム13と無線通信可能に接続されている。居住者端末15は、居住者の操作に応じて、許諾システム13にQRコード発行依頼を送信する。QRコード発行依頼には、居住者の居住階を示す階床情報と、居住者の連絡先を示す居住者情報と、来訪者の連絡先を示す来訪者情報と、が含まれる。なお、QRコード発行依頼には、上記した各種情報の他に、来訪者が建物に来訪する予定の日付と時間帯を示す日時情報がさらに含まれてもよい。これによれば、許諾システム13は、上記した日時情報により示される日付と時間帯にのみ有効なQRコードを発行することが可能となる。
来訪者端末16は、許諾システム13と無線通信可能に接続されている。来訪者端末16は、許諾システム13により発行・送信されたQRコードを受信する。来訪者は、受信したQRコードを来訪者端末16の画面上に表示させ、当該QRコードをQRコードリーダー12にかざすことで、当該QRコードの発行を許諾システム13に依頼した居住者の居住階に移動する乗りかご11をロビー階に呼ぶことができる。
本明細書においては、建物がマンションであり、当該マンションに居住する居住者が居住者端末15を用いて上記したQRコード発行依頼を許諾システム13に送信する場合について説明するが、この例に限られず、例えば建物がオフィスビルであり、当該オフィスビルに勤務する勤務者が、自身の勤務階を示す階床情報と、自身の連絡先を示す勤務者情報と、来訪者の連絡先を示す連絡先情報とを含むQRコード発行依頼を許諾システム13に送信するとしてもよい。居住者および勤務者に相当する人物は共に、建物に関係する人物であることから、これら人物は関係者と総称されてもよい。
図2は、許諾システム13の機能構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、許諾システム13は、通信部131と、QRコード発行部132と、有効コード情報記憶部133と、有効/無効判定部134と、行先階呼び生成部135と、などを備えている。
通信部131は、外部装置(例えば、QRコードリーダー12、居住者端末15、来訪者端末16、など)と通信するための通信インタフェースである。
QRコード発行部132は、居住者端末15から送信されたQRコード発行依頼を受信すると、当該QRコード発行依頼に含まれる階床情報により示される居住階を行先階として指定した行先階呼びを登録するためのQRコードを発行する。QRコード発行部132により発行されるQRコードには、当該QRコードを特定するための識別情報と、当該QRコードの発行を依頼した居住者の居住階に相当する行先階情報とが含まれる。発行されたQRコードは、受信したQRコード発行依頼に含まれる来訪者情報に基づいて、来訪者端末16に送信される。
有効コード情報記憶部133には、有効なQRコードに関する情報(以下、「有効コード情報」と表記する)として、図3に示すように、有効なQRコードの識別情報と、当該識別情報により特定されるQRコードの発行を依頼した居住者の連絡先を示す居住者情報とが対応づけて記憶されている。例えば図3に示す有効コード情報133aによれば、識別情報「id1」を含むQRコードは有効なQRコードであり、当該QRコードの発行を依頼した居住者の連絡先が「メールアドレス1」であることが示される。
有効コード情報は、QRコード発行部132によりQRコードが発行される度に許諾システム13(QRコード発行部132)により生成され、有効コード情報記憶部133に記憶される。また、詳細については後述するが、行先階呼びの生成に用いられたQRコードに対応する有効コード情報は、行先階呼びの生成から一定時間経過後に、有効コード情報記憶部133から消去される。
有効/無効判定部134は、QRコードリーダー12により読み取られたQRコードが有効なQRコードであるか、無効なQRコードであるかを判定する処理を実行する。有効なQRコードとは、行先階呼びの生成にまだ用いられておらず、有効コード情報記憶部133に有効コード情報が記憶されたQRコードのことを指す。無効なQRコードとは、行先階呼びの生成に既に用いられ、有効コード情報記憶部133に有効コード情報が記憶されていないQRコードのことを指す。
行先階呼び生成部135は、有効なQRコードに含まれる行先階情報を用いて行先階呼びを生成する。生成された行先階呼びは、制御盤14に出力・登録される。また、行先階呼び生成部135は、有効なQRコード(に含まれる行先階情報)を用いて行先階呼びを生成すると、当該QRコードの発行を依頼した居住者に来訪者が到着したことを通知する。さらに、行先階呼び生成部135は、有効なQRコード(に含まれる行先階情報)を用いて行先階呼びを生成すると、行先階呼びの生成から一定時間経過後に、当該QRコードに対応する有効コード情報を有効コード情報記憶部133から消去する。
次に、図4のシーケンスチャートを参照して、本実施形態に係るエレベータシステムの動作例を説明する。
まず、居住者端末15は、居住者の操作に応じて、許諾システム13へのログインを試行する。その後、居住者端末15は、居住者の操作に応じて入力された階床情報、居住者情報および来訪者情報を含むQRコード発行依頼を許諾システム13に送信する(ステップS1)。なお、ここでは一例として、居住者端末15が許諾システム13にログインした上でQRコード発行依頼を送信するとしたが、居住者端末15は、許諾システム13へのログインを試行するのではなく、当該建物の居住者であることを証明するための情報をQRコード発行依頼にさらに含めて許諾システム13に送信するとしてもよい。許諾システム13にログインした上でQRコード発行依頼を送信する場合であっても、当該建物の居住者であることを証明するための情報をQRコード発行依頼に含めて送信する場合であっても、当該建物の関係者(この場合、居住者)しかQRコードを発行することができないようにすることができるため、セキュリティ性を確保することが可能である。
許諾システム13のQRコード発行部132は、居住者端末15から送信されたQRコード発行依頼を受信すると、受信したQRコード発行依頼に含まれる階床情報により示される居住階を行先階として指定した行先階呼びを登録するためのQRコードを発行する(ステップS2)。発行されたQRコードには、当該QRコード固有の識別情報と、受信したQRコード発行依頼に含まれる階床情報により示される居住階を行先階として指定するための行先階情報とが含まれる。
許諾システム13のQRコード発行部132は、発行したQRコードに含まれる識別情報と、受信したQRコード発行依頼に含まれる居住者情報とが対応づけられた有効コード情報を生成し、これを有効コード情報記憶部133に記憶する(ステップS3)。続いて、許諾システム13のQRコード発行部132は、受信したQRコード発行依頼に含まれる来訪者情報により示されるメールアドレス(つまり、来訪者端末16)に、発行したQRコードを含むメールを送信する(ステップS4)。
来訪者端末16は、許諾システム13から送信されたQRコードを含むメールを受信する(ステップS5)。その後、来訪者端末16を所持する来訪者は、居住者がいる建物に到着すると、受信したメールに含まれるQRコードを来訪者端末16に表示させ、ロビー階に設置されたQRコードリーダー12に当該QRコードを提示する(かざす)動作を行う(ステップS6)。
QRコードリーダー12は、来訪者端末16に表示されたQRコードを読み取り、当該QRコードに含まれる識別情報と行先階情報とを取得する(ステップS7)。取得された識別情報と行先階情報とは、許諾システム13に送信される(ステップS8)。
許諾システム13の有効/無効判定部134は、QRコードリーダー12から送信されて来る識別情報および行先階情報を受信すると、受信した識別情報を含む有効コード情報が有効コード情報記憶部133に記憶されているか否かを確認し、QRコードリーダー12により読み取られたQRコードが有効なQRコードであるか否かを判定する。
図4では、上記した判定の結果、受信した識別情報を含む有効コード情報が有効コード情報記憶部133に記憶されており、QRコードリーダー12により読み取られたQRコードが有効であった場合の処理を図示している。なお、上記した判定の結果、受信した識別情報を含む有効コード情報が有効コード情報記憶部133に記憶されておらず、QRコードリーダー12により読み取られたQRコードが無効であった場合、許諾システム13は、QRコードリーダー12にQRコードを提示した来訪者のための行先階呼びを生成しない。
上記したように、受信した識別情報を含む有効コード情報が有効コード情報記憶部133に記憶されており、QRコードリーダー12により読み取られたQRコードが有効なQRコードであると判定された場合、許諾システム13の行先階呼び生成部135は、QRコードリーダー12から送信された行先階情報を用いて行先階呼びを生成し、これを制御盤14に登録する(ステップS9)。制御盤14は、許諾システム13により登録された行先階呼びに応じて乗りかご11の運転を制御し、当該乗りかご11をロビー階に応答させる(ステップS10)。これによれば、来訪者は、居住者の居住階に移動する乗りかご11に乗車し、居住者の居住階まで移動することができる。また、ここでは詳細な説明を省略するが、来訪者は、居住階からロビー階に戻る際には、居住階の乗場ドア近辺に設置された乗場呼びボタンを押下することで、当該居住階に乗りかご11を呼ぶことができるものとする。
許諾システム13の行先階呼び生成部135は、上記したステップS9の処理により行先階呼びを生成し、これを制御盤14に登録すると、受信した識別情報を含む有効コード情報記憶部133に含まれる居住者情報により示されるメールアドレス(つまり、居住者端末15)に、来訪者が到着した旨を通知するためのメールを送信する(ステップS11)。
しかる後、許諾システム13の行先階呼び生成部135は、上記したステップS9の処理により行先階呼びを生成し、これを制御盤14に登録してから一定時間経過後に、QRコードリーダー12から送信された識別情報を含む有効コード情報を有効コード情報記憶部133から消去し、当該識別情報により特定されるQRコードを無効にする処理を実行する(ステップS12)。
以上説明したエレベータシステムによれば、エレベータにセキュリティゲートの機能を付加することが可能であり、居住者か、予め居住者から来訪の許可を得た来訪者以外のロビー階以外の階床への移動を制限することが可能である。一方、予め居住者から来訪の許可を得た来訪者は、建物到着時に居住者に連絡することなく、エレベータに乗車して、当該居住者宅の玄関先まで行くことが可能である。これによれば、例えば来訪者が宅配業者であり、玄関先に荷物を置いて帰るいわゆる「置き配」が居住者によって希望されていた場合、宅配業者は、居住者が不在であっても、許諾システム13から発行・送信されたQRコードを持っていれば、当該居住者宅の玄関先まで行くことが可能なため、置き配を行うことが可能である。
なお、行先階呼びの生成に一度用いられたQRコードは、無効なQRコードとなり、以降は使用することができなくなるため、1つのQRコードが複数回にわたって来訪者により使用されてしまうことを防ぐことができ、建物のセキュリティを確保することが可能である。
また、一般に、セキュリティゲートと連動したエレベータシステムにおいては、セキュリティゲートの設置や、当該エレベータシステムに関する各種情報を管理するサーバルームの設置などが必要であり、導入コストや設置スペースの関係上、ある程度の規模を有した建物にしか導入することができないという不都合があるが、本実施形態に係るエレベータシステムは、セキュリティゲートの設置は不要な上に、許諾システム13を制御盤14の補助盤のような形態で設置することが可能なため、小規模な建物(例えば、マンションや小規模なオフィスビルなど)にも導入することが可能である。
さらに、本実施形態に係るエレベータシステムにおいては、QRコードの送受信についてはメールを用いて行うため、居住者や来訪者は、当該エレベータシステムを利用するにあたって、特定のアプリケーションを居住者端末15や来訪者端末16にインストールする必要がなく、当該エレベータシステムを簡単に利用することが可能である。
なお、本実施形態においては、許諾システム13は、居住者端末15から送信されるQRコード発行依頼に基づいてQRコードを発行するとしたが、許諾システム13は、来訪者端末16から送信されるQRコード発行依頼に基づいてQRコードを発行してもよい。例えば、居住者宅に一定回数以上来訪することが見込まれる来訪者など(例えば、居住者の親戚)、QRコードを発行することについて居住者から予め許可を得ている来訪者は、自身が所持する端末(つまり、来訪者端末16)を用いて、許諾システム13にQRコード発行依頼を送信してもよい。これによれば、一定回数以上来訪することが見込まれる来訪者が来訪する度に居住者にかかる手間(QRコード発行依頼を許諾システム13に送信する手間)を軽減することが可能である。なお、来訪者端末16から送信されるQRコード発行依頼には、上記した階床情報、居住者情報および来訪者情報の他に、来訪者の氏名を示す情報や、来訪予定時刻を示す情報などがさらに含まれている方が望ましい。また、許諾システム13は、来訪者端末16から送信されたQRコード発行依頼によるQRコードを発行した際には、当該QRコード発行依頼に含まれる各種情報に基づいて、来訪者に対してQRコードを発行した旨と、来訪者の氏名および来訪予定時刻とを、居住者端末15に通知することが望ましい。これによれば、居住者は、「誰が」、「いつ来る予定で」、「QRコードを発行したか」を把握することができる。
以上説明した一実施形態においては、識別情報と行先階情報とを含むQRコードが許諾システム13により発行される場合について説明したが、この例に限られず、許諾システム13は、上記した識別情報と行先階情報とを含むQRコード以外の2次元コードやバーコードなどを発行してもよい。この場合、許諾システム13により発行される情報(例えば、2次元コードやバーコードなど)を読み取り可能な読取装置を、QRコードリーダー12の代わりにロビー階に設置することで、図4に示した一連の動作と同様な動作を実行することが可能である。
以上説明した一実施形態によれば、セキュリティゲートに相当する機能を有したエレベータシステムであって、小規模な建物に導入することが可能なエレベータシステム、および、当該エレベータシステムに含まれる行先階呼び登録装置を提供することが可能である。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11…乗りかご、12…QRコードリーダー、13…許諾システム、14…制御盤、15…居住者端末、16…来訪者端末、131…通信部、132…QRコード発行部、133…有効コード情報記憶部、134…有効/無効判定部、135…行先階呼び生成部。
一実施形態に係るエレベータシステムは、1台の乗りかごと、制御盤と、行先階呼び登録装置と、第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、読取装置と、を具備する。前記制御盤は、前記乗りかごの動作を制御する。前記行先階呼び登録装置は、前記制御盤と有線接続され、行先階が指定された前記乗りかごをロビー階に呼ぶ行先階呼びを前記制御盤に登録する。前記第1の携帯端末は、前記乗りかごが設置された建物の関係者により所持される。前記第2の携帯端末は、前記建物に来訪する来訪者により所持される。前記読取装置は、前記ロビー階の乗場ドア近辺に設置され、前記行先階呼びを登録するために前記来訪者により提示される2次元コードを読取可能な装置である。前記行先階呼び登録装置は、前記関係者により来訪が許可された来訪者に対して前記2次元コードを発行し、当該2次元コードを前記第2の携帯端末に送信する。前記行先階呼び登録装置は、前記読取装置により有効な2次元コードが読み取られた場合、当該2次元コードに対応する行先階呼びを生成し、当該行先階呼びを前記制御盤に登録する。

Claims (8)

  1. 乗りかごの動作を制御する制御盤と、
    前記制御盤と有線接続され、行先階が指定された前記乗りかごをロビー階に呼ぶ行先階呼びを前記制御盤に登録する行先階呼び登録装置と、
    前記乗りかごが設置された建物の関係者が所持する第1の携帯端末と、
    前記建物に来訪する来訪者が所持する第2の携帯端末と、
    前記ロビー階に設置され、前記行先階呼びを登録するために前記来訪者により提示される2次元コードを読取可能な読取装置と、
    を具備し、
    前記行先階呼び登録装置は、
    前記関係者により来訪が許可された来訪者に対して前記2次元コードを発行し、当該2次元コードを前記第2の携帯端末に送信し、
    前記読取装置により有効な2次元コードが読み取られた場合、当該2次元コードに対応する行先階呼びを生成し、当該行先階呼びを前記制御盤に登録する、
    エレベータシステム。
  2. 前記第1の携帯端末は、
    前記2次元コードの発行を依頼する発行依頼であって、前記関係者が居る階床を示す階床情報と、前記関係者の連絡先を示す関係者情報と、前記来訪者の連絡先を示す来訪者情報と、を含む発行依頼を前記行先階呼び登録装置に送信し、
    前記行先階呼び登録装置は、
    前記第1の携帯端末から送信された発行依頼を受信すると、当該発行依頼に含まれる階床情報により示される階床を行先階とした行先階情報を含む2次元コードを発行し、
    前記受信した発行依頼に含まれる来訪者情報に基づき特定される前記第2の携帯端末に、前記発行した2次元コードを送信する、
    請求項1に記載のエレベータシステム。
  3. 前記2次元コードは、前記行先階情報と、当該2次元コード固有の識別情報と、を含み、
    前記行先階呼び登録装置は、
    前記第1の携帯端末からの発行依頼に基づき2次元コードを発行すると、当該2次元コードに含まれる識別情報と、当該発行依頼に含まれる関係者情報とを対応づけた有効コード情報を生成し、当該有効コード情報を記憶部に記憶し、
    前記読取装置により2次元コードが読み取られると、前記記憶部に記憶された有効コード情報に基づいて、当該2次元コードが有効であるか否かを判定する、
    請求項2に記載のエレベータシステム。
  4. 前記行先階呼び登録装置は、
    前記読取装置により2次元コードが読み取られると、当該2次元コードに含まれる識別情報を含んだ有効コード情報が前記記憶部に記憶されているか否かに基づいて、当該2次元コードが有効であるか否かを判定し、
    前記読み取られた2次元コードが有効な2次元コードである場合、当該2次元コードに含まれる行先階情報に対応した行先階呼びを生成し、当該行先階呼びを前記制御盤に登録し、
    前記生成した行先階呼びを前記制御盤に登録すると、前記読み取られた2次元コードに対応する有効コード情報に含まれる関係者情報に基づき特定される前記第1の携帯端末に、来訪者が到着した旨を通知する、
    請求項3に記載のエレベータシステム。
  5. 前記行先階呼び登録装置は、前記生成した行先階呼びを前記制御盤に登録してから一定時間経過後に、当該行先階呼びの生成に用いた2次元コードに対応する有効コード情報を前記記憶部から消去する、
    請求項4に記載のエレベータシステム。
  6. 前記来訪者情報は、前記来訪者が有するメールアドレスであり、
    前記行先階呼び登録装置は、前記発行した2次元コードを含むメールを、前記来訪者情報により示されるメールアドレスに送信する、
    請求項2に記載のエレベータシステム。
  7. 前記関係者情報は、前記関係者が有するメールアドレスであり、
    前記行先階呼び登録装置は、来訪者が到着した旨の通知を、前記関係者情報により示されるメールアドレスに送信する、
    請求項4に記載のエレベータシステム。
  8. 乗りかごの動作を制御する制御盤と、前記乗りかごが設置された建物の関係者が所持する第1の携帯端末と、前記建物に来訪する来訪者が所持する第2の携帯端末と、前記来訪者により提示される2次元コードを読取可能な読取装置と、有線または無線で接続される行先階呼び登録装置であって、
    前記関係者により来訪が許可された来訪者に対して、当該関係者の居る階床が行先階として指定された乗りかごをロビー階に呼ぶ行先階呼びを登録するための2次元コードを発行する発行手段と、
    前記ロビー階に設置された前記読取装置により有効な2次元コードが読み取られた場合、当該2次元コードに対応する行先階呼びを生成し、当該行先階呼びを、有線で接続された前記制御盤に登録する呼び生成手段と、
    を具備する、
    行先階呼び登録装置。
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