JP2024018229A - 施解錠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉装置の扉の温度環境が変化した場合には、可能な限り、それに対応することができること。【解決手段】可動部としての扉と固定部としての戸枠とを有する開閉装置と、前記開閉装置のロック機構を駆動する駆動部と、前記扉と戸枠との相対位置変化又は前記ロック機構の施錠位置および解錠位置の相対位置変化のいずれかに基づく磁場の変化を検出する磁気検出部と、前記磁気検出部が検出した磁場の変化に基づいて前記駆動部を作動させ前記ロック機構を施解錠させる制御部を有し、前記磁気検出部は、検出結果を前記制御部に所定の出力周期で通知する施解錠装置であって、記憶部に閾値を基準として所定範囲の閾値許容幅が記憶され、閾値許容幅は、閾値の上限許容値及び閾値の下限許容値であり、制御部は、磁気検出部の検出結果の磁力を理論閾値に置き換え、理論閾値が、閾値の上限許容値、又は閾値の下限許容値のいずれか一方を超える状態が一定時間続いた時、開閉装置の場の環境が変化したものと判定し、閾値を自動補正する、施解錠装置。【選択図】図3

Description

本発明は、施解錠装置に関し、特に磁場の磁力の値を検出することができる施解錠装置に関する。
特許文献1は建物の施解錠装置に関するもので、該特許文献1には色々な実施形態に基づく発明が記載されているが、本願発明の施解錠装置に対応するものは請求項1である。すなわち、請求項1には、「開閉装置200のロック機構230を駆動する駆動部130と、前記開閉装置の可動部220と固定部210との相対位置変化に基づく磁場の変化を検出する磁気検出部110と、前記磁気検出部110が検出した磁場の変化に基づいて前記開閉装置200の開閉状態を判定し、前記開閉状態に基づいて前記駆動部130を作動させ前記ロック機構230を施解錠させる制御部140とを有し、前記磁気検出部110は、検出結果を前記制御部140に所定の出力周期で通知し、前記制御部140は、前記開閉装置200の前記開閉状態に基づき、前記磁気検出部110の出力周期を変更し、前記開閉装置200が閉じた状態から開いた状態となった以降の前記磁気検出部110の出力周期は、前記開閉装置200(の可動部220)が閉じた状態であるときの前記磁気検出部110の出力周期よりも短い施解錠装置」が記載されている。なお、符号は特許文献1のものであり、(の可動部220)の文言は出願人が入れた。
上記の施解錠装置は、磁気検出部110が検出した磁場の結果(戸枠側の磁性体の磁力)の変化、或いは有無に基づき、開閉装置200を構成する可動部220の開閉の有無を検出することができるものの、閉扉時に於いて、磁気検出部110が検出した磁場の結果が、記憶部に格納した「特定の閾値」の基準から外れた場合、制御部140は前記磁場の変化に関して、例えば扉が開いたものと誤認し、駆動部に制御信号を与える或いは与えないという恐れがあった。特に、開閉装置の扉の温度環境が変化した場合には、前記閾値を自動修正することができなかった。さらに、開閉装置の扉の温度環境が著しく変化した場合には、施解錠装置の誤作動の防止という観点から、外部に点灯・点滅・音声等の物理的方法で、或いは通信手段を介して管理サーバに知らせることもできなかった。
なお、特許文献2には、電気錠システム及び制御ユニットに関する発明であるが、例えば図1及び図2には、「電動サムターン」と称されている電気錠の構成が詳細に記載されている。
特許第7063384号公報 特許第5903601号公報
本発明の主たる課題は、環境等による磁力変化に応じ、扉開閉や施解錠判定のための磁力閾値を自動補正することである。付言すると、開閉装置の扉の温度環境が変化した場合には、可能な限り、それに対応することができる施解錠装置を提案することである。二次的な課題は、施解錠装置の異常状態を知ることができることである。
本発明の施解錠装置は、可動部としての扉と固定部としての戸枠とを有する開閉装置と、前記開閉装置のロック機構を駆動する駆動部と、前記扉と戸枠との相対位置変化又は前記ロック機構の施錠位置および解錠位置の相対位置変化のいずれかに基づく磁場の変化を検出する磁気検出部と、前記磁気検出部が検出した磁場の変化に基づいて前記駆動部を作動させ前記ロック機構を施解錠させる制御部を有し、前記磁気検出部は、検出結果を前記制御部に所定の出力周期で通知する施解錠装置であって、記憶部に閾値を基準として所定範囲の閾値許容幅が記憶され、前記閾値許容幅は、閾値の上限許容値及び閾値の下限許容値であり、前記制御部は、前記磁気検出部の検出結果の磁力を理論閾値に置き換え、前記理論閾値が、前記閾値の上限許容値、又は前記閾値の下限許容値のいずれか一方を超える状態が一定時間続いた時、前記開閉装置の場の環境が変化したものと判定し、前記閾値を自動補正することを特徴とする(請求項1)。
前記請求項1の施解錠装置に於いて、前記記憶部に前記磁気検出部が閉扉時に検出した閉扉時磁力が基準値として記憶され、或いは前記記憶部に前記閾値を基準値として記憶され、前記基準値として、所定範囲のエラー許容幅がさらに記憶され、前記エラー許容幅は、前記閉扉時磁力の上限許容値よりもさらに高い上限エラー値と、前記閉扉時磁力の下限許容値よりもさらに下回る下限エラー値であり、前記制御部は、前記磁気検出部の検出結果の磁力が、前記上限エラー値を超える状態が一定時間続いた場合、又は下限エラー値を継続的に下回る状態が一定時間続いた場合、のいずれか一方の場合には、自動的にエラーと判断し、特定処理を行うことを特徴とする(請求項2、請求項3)。
ここで「特定の処理」とは、施解錠装置が警報情報を出力することを意味し、前記出力の態様は、施解錠装置自体からのエラー報知だけでなく、部屋内にある携帯端末やインターフォンへの通知であっても良い。例えば施解錠装置の表示部のランプを点灯・点滅させる、施解錠装置に直接又は間接的に接続する音声発生手段から音声を流す等外部に異常状態を適宜に知らせることであり、室内外を問わず、ネットワークを介して他の端末に警報情報を送信することも含まれる。
なお、請求項1の施解錠装置に於いて、前記制御部は、前記磁気検出部が検出した磁場の値が記憶部に予め記録されている閾値を超えている場合は前記開閉装置の開閉状態を閉状態と判定して前記駆動部に対して施・解錠用の制御信号を出力し、一方、前記閾値を満たさない場合は前記開閉状態を開状態と判定して前記駆動部に対して施・解錠用の制御信号を出力しないようにすることが好ましい。加えて、施解錠装置は、施錠片を固定部の係合受けに対して出没させることができるロック機構を有すると共に扉の自由端部に内装されたと、前記錠前本体の回転中心軸とサムターン軸が同軸上に位置するにように前記錠前本体の錠箱に対して添設された電動サムターンとから成るのが望ましい。
本発明は、開閉装置の扉の温度環境が変化した場合には、可能な限り、それに対応することができる。また実施形態によっては、施解錠装置の異常状態を知ることができる。
図1乃至図9は本発明の第1実施形態を示す各説明図。図10及び図11は本発明の第2実施形態を示す各説明図。図12は図9と同様の従来の概略説明図。
施解錠装置の各構成要素の建具に対する取付け態様の一例を示す概略説明図。 錠本体の説明図。 施解錠装置の構成の一例を示すブロック図。 施解錠装置の全体をブロック的に示した説明図(閉扉時磁力の磁力許容幅を記憶)。 記憶部に記憶されている閾値の自動修正の一例を示す説明図。 図5に於いて、記憶部にエラー許容幅の情報を記憶させた一例を示す概略説明図。 図6の内容を簡易的に示した概略説明図。 施解錠装置の制御の一例を示す説明図。 実施形態の特徴点をブロック的に示した説明図。 本発明の第2実施形態を示す図3と同様のブロック図(閾値の許容幅を記憶)。 図5と同様に記憶部に記憶されている閾値の自動修正の一例を示す説明図。 図9と同様の従来の概略説明図。
図1乃至図7は、本発明の第1実施形態の施解錠装置Xである。本発明の施解錠装置は、定期的に測定する磁力(または計算式を経た理論閾値)が予め設定された許容幅を越えてしまった場合、環境変化があったと認識して、閾値基準と許容幅を更新、置き変える仕組みを採用している。
さて、第1実施形態は、可動部としての扉1と固定部としての戸枠10とを有する開閉装置と、前記開閉装置のロック機構を駆動する駆動部12と、 前記扉と戸枠との相対位置変化又はロック機構の施錠位置および解錠位置の相対位置変化に基づく磁場の変化を検出する磁気検出部21と、前記磁気検出部が検出した磁場の変化に基づいて前記駆動部を作動させ前記ロック機構を施解錠させる制御部20を有し、 前記磁気検出部21は、検出結果を前記制御部20に所定の出力周期で通知する施解錠装置Xである。第1実施形態では、磁気検出部21が扉と戸枠との相対位置変化を検出する場合を想定している。
上記構成に於いて、前記記憶部24に閾値を基準として所定範囲の閾値許容幅が記憶され、前記閾値許容幅は、閾値の上限許容値及び閾値の下限許容値であり、前記制御部20は、前記磁気検出部の検出結果の磁力を理論閾値に置き換え、前記理論閾値が、前記閾値の上限許容値、又は前記閾値の下限許容値のいずれか一方を超える状態が一定時間続いた時、前記開閉装置の場の環境が変化したものと判定し、前記閾値を自動補正する(特徴事項)。
ここで、「理論閾値」について説明する。そもそも閾値は、ロック機構を設置した後、最初に閉扉時磁力と開扉時磁力をそれぞれ測定した結果に基づき計算式を使って導かれたものある。しかして、仮に、最初の閉扉時磁力を「11」、開扉時磁力を「1」とした場合に於いて、閾値は、所定の計算式により、中間の6((11+1)/2)と定めることが可能である。そこで、制御部は、磁気検出部から扉の環境変化に伴い前記閉扉時磁力が11→9に下がったことを意味する検出信号を取得すると、該制御部の判定部は、閾値は(9+1)/2=「5」にあるべき、と判断する。この判断を、ここでは理論閾値ということにする。それ故に、例えば閾値の上下許容幅が±10%(6を基準に、5.4~6.6は許容)の場合、5は許容幅を超えているため閾値および上下許容幅を自動補正し、5±10%(4.5~5.5)にする。
一方、扉の環境変化に伴い閉扉時磁力が10に下がったことを検出すると、閾値は5.5((10+1)/2)にあるべきと判断する(理論閾値)。それ故に、例えば閾値の上下許容幅が±10%(6を基準に、5.4~6.6は許容)だった場合、5.5は許容範囲内のため閾値および上下許容値を補正しない。
以下、各構成要素について説明する。
〈施解錠装置〉
施解錠装置Xの構成を要約すると、例えば図1及び図2で示すように、可動部としての扉1の自由端部に内装された錠前本体2と、前記錠前本体の錠箱2aに対して扉の内壁部1aを介して垂直状態に添設された電動サムターン3とから成る。錠前本体2は、錠箱2aに設けられたシリンダ錠5(図3、図5参照)、電動サムターン3側の出力軸と連結穴を介して連結される第1入力部材6a及び該第1入力部材と共働すると共に半径外方向に延びる係合腕を有する伝達部材6bを含む動力伝達手段6、施錠片7等を有する。なお、符号22は戸枠10に設けられ磁性体としての磁石である。
一方、図4で示すように、電動サムターン3は、筐体3a内に施錠片7を固定部としての戸枠10に設けられた係合受け11に対して出没させることができる駆動部12、複数の歯車から成る動力伝達部13、クラッチ部14、サムターン摘み15を有するサムターン軸16、前記クラッチ部14に組み込まれる動力入力部17、前記動力入力部の複数個の突起状係合片17aと係合する出力軸18aを有する出力部18等から成るロック機構を有する。そして、前記筐体は前記ロック機構の出力軸と同軸上にサムターン軸が位置するように錠箱2aに間接的に連結される。付言すると、図4で示すように、サムターン軸16、ロック機構の出力軸18a及びシリンダ錠5の内筒中心を含む回転中心軸Oを一致させる。
制御部20は駆動部12としての電動モータを正転方向(施錠片が前進する施錠方向)又は逆転方向(施錠片が後退する解錠方向)に回転させる。そして、例えば電動サムターン3の縦長状の筐体の一側壁又は正面壁のいずれかに設けられた磁気検出部21は、扉を閉めた時に戸枠10に固定的に設けた磁性体(例えば磁石)22に対して接近する。
〈制御ユニットの構成〉
図3は、施解錠装置Xの制御ユニットの構成を示すブロック図である。図3の内壁部には電動サムターン3が配置され、該電動サムターン3には、次の各構成要素を有している。すなわち、20は前述した制御部、21は磁気検出部、22は磁性体、23は磁力算出手段、24は扉の開閉状態を判断するための閾値a、現場(出入口)に設置された扉の閉扉時磁力(基準値)b、磁力許容幅cがそれぞれ記憶されている記憶部、25は閾値自動補正手段、26は扉の開状態と閉状態をそれぞれ検知する扉検出部、27は施解錠装置の施錠状態と解錠状態をそれぞれ検知する施解錠検出部、12は駆動部等、28は報知手段、29は入出力部である。
次に、錠前本体2の構成は周知技術なので、各構成要素の詳細な説明は割愛し、電動サムターン3の具体的構成、特に 制御ユニットの制御部20の機能について付言する。
本実施形態の施解錠装置は、図示しない非接触電子鍵装置やICカード、或いは電子鍵を施解錠装置Xの入出力部29に送信可能な通信端末を構成要件に含めると「電気錠システム」と称することもできる。
したがって、施解錠装置Xは、前記入出力部29に含まれる近距離無線手段及び制御部20を含む制御ユニット、電動サムターン3の駆動部12、動力伝達部13を含むロック機構(施解錠機構ともいう)、非接触電子鍵装置から構成されている。
制御ユニットの主要部は、電動サムターン3の筐体3a内に設けられ、該電動サムターン3は前述したように扉1の内壁部に設置されている。近距離無線手段(リーダ)は、扉1の屋外面に設置され、前記屋外面にはシリンダ錠が取り付けられている。シリンダ錠は機械式キーKの操作力によって施解錠可能である。
電動サムターン3の駆動部及び近距離無線手段は、それぞれ制御部20接続されている。周知の如く、電動サムターン3は、例えば筐体3aに内装された電源(二次電池)30(図4)や外部の電源(商業用交流電源)により、例えば駆動部12の一例としての電動モータが正転又は逆転方向のいずれかに回転し、該電動モータの駆動力により、ロック機構(施解錠機構)の施錠及び解錠を行うことができる。また、電動サムターン3は、室内側からサムターン摘み15を操作すると、該手動の操作力によってロック機構(施解錠機構)の施錠及び解錠を行うことができる。
さらに、例えば近距離無線手段と同一の規格の通信手段を有する通信端末(例えばスマホ)を所持する利用者が、入室するために、扉1の屋外側で、通信端末を近距離無線手段に「かざす」と、近距離無線手段から電子鍵を電動サムターン3の入出力部29へ送信することができる。であるから、電動サムターン3の記憶部24は、磁力に関する閾値のみならず、少なくとも1個以上の通信端末の利用者に関する識別情報を記憶している。
電動サムターン3の認証部(判定部)については特に図示しないが、認証部は、通信端末から受け取った電子鍵が予め記憶しておいた識別情報と一致するならば、駆動部12に対して制御信号を与える。
図3は実施形態に関係がある構成要素のみをブロックに描き、その他の構成要素については特に図示しないが、制御ユニットは、制御部20、記憶部24等の構成要素に加え、例えば電気錠駆動回路を有する。電気錠駆動回路は、受信及び送信機能を有する入出力部29と接続し、前記入出力部29を介して前記制御部20から、施錠の指示を示す施錠指示信号及び解錠の指示を示す解錠指示信号を受け取り、またサムターン軸16側から、手動による解錠又は施錠を検出したことを示す手動の施解錠検出信号を受け取る。したがって、制御部20は、電動又は手動のいずれかにより施錠指示信号及び解錠指示信号を受け取ると、電気錠駆動回路に対して、それぞれ施錠指示信号及び解錠指示信号を出力する。
制御部20は、施解錠センサを有する施解錠検出部27に接続し、デッドボルト、ラッチボルト等の施錠片7が係合受け11に完全に係入した時、及び施錠片7が係合受け11から完全に離れた時に、前記施解錠検出部27が検出した施錠信号や解錠信号を受け取る。なお、施解錠検出部27の配設位置は、特に限定するものではなく、例えば動力伝達部13、サムターン軸16、クラッチ部14等の適宜箇所に設置される。また制御部20は扉の開閉状態を検出する開扉センサ及び閉扉センサを有する扉検出部26に接続している。前記開扉センサ及び閉扉センサは、リミットスイッチ、磁気検出部21が検出した磁場の変化に基づき、磁力算出手段23の算出結果等を適宜に利用すると良い。
さらに、制御部20は、戸枠10側の磁性体22に接近し、又は離反する磁気検出部21と接続する。磁気検出部21は、好ましくは「3軸」の磁力を検出できる磁気センサである。3軸の磁気センサと言っても、戸枠10の磁性体22に対して距離的に近い方が良い。
ここで、図5及び図6を参照にして、記憶部24に記憶されている閾値aと閉扉時磁力(磁力の基準値)b、磁力許容幅c及びエラー許容幅dについて説明する。
まず、図5に於いて、閾値aは扉の開閉状態を判断するための値であり、図5の略中心に横軸の如く「太い実線」で示してある。この閾値aを基準にすると、上方が、磁力が強く、一方、下方が、磁力が弱い。したがって、建物の出入口の現場に於いて、扉1を閉めると、磁力が最も強くなるので、これを扉1の初期位置として「閉扉時磁力(磁力の基準値)b」を記憶部24に定める。
次に、前記閉扉時磁力を「磁力の基準値b」として、磁力許容幅cを記憶に定める。磁力許容幅cは、前記磁力の基準値bを多少超える上限値と、前記磁力の基準値bを多少下回る下限値である。
付言すると、第1実施形態では、記憶部24に磁気検出部21が閉扉時に検出した閉扉時磁力が基準値bとして記憶され、さらに、該閉扉時磁力を基準値bとして所定範囲の磁力許容幅cが記憶され、前記磁力許容幅cは、前記閉扉時磁力基準よりも磁力が強い上限許容値と磁力が弱い下限許容値である。
そこで、制御部20は、磁気検出部21の検出結果の磁力が、前記上限許容値を超える状態が一定時間続いた場合、又は前記下限許容値を継続的に下回る状態が一定時間続いた場合、のいずれか一方の場合には、現場における開閉装置の場の環境が変化したものと推測し、閾値aを自動補正する(特徴事項)。
しかして、図6は、上記図5の構成に、さらに他の構成要件を加味するものである。すなわち、前記記憶部24に磁気検出部21が閉扉時に検出した閉扉時磁力が基準値bとして記憶され、さらに、該閉扉時磁力を基準値bとして、所定範囲のエラー許容幅dが記憶され、前記エラー許容幅dは、前記閉扉時磁力の上限許容値よりもさらに高い上限エラー値と、前記閉扉時磁力の下限許容値よりもさらに下回る下限エラー値であり、前記制御部20は、前記磁気検出部21の検出結果の磁力が、前記上限エラー値を超える状態が一定時間続いた場合、又は下限エラー値を継続的に下回る状態が一定時間続いた場合、のいずれか一方の場合には、自動的にエラーと判断し、外部に知らせる。なお、この実施形態の場合には、閾値aを自動修正しない。
ところで、磁気検出部21は、電動サムターン3を錠本体2に対して付設する際に、開扉時及び閉扉時のそれぞれ「初期磁力」を図示しない磁力自動測定器で測定し、閉扉時の閾値aのみならず、閉扉時磁力を基準値b及び磁力許容幅cを、現場における開閉装置の場の環境が変化に対応するために、予め記憶部24に記録する。またエラー許容幅dは、現場の磁力許容幅cを考慮して設定する。
図7は、図5の説明を簡略化して示した概略説明図である。図7で示すように、扉の開閉状態を判断するための閾値aが、閉扉時磁力bの磁力許容幅cに連動し、例えば下方方向へ自動修正される。例えば空調が聞いた扉(20度)に取り付けた電動サムターン3にて、閉扉時磁力の基準値bを設定した場合に於いて、いわゆるエアコンの冷房をOFFにして外出した場合を想定する。この場合、直射日光の当たる扉温度が上昇方向へと変化し、例えば上昇50度となり、何もしないのに磁力が低下し、その結果、扉1が閉じているにもかかわらず、開扉と誤検知してしまう。そこで、実施形態では、制御部20に接続する「しきい値」を自動補正する手段25が、前述した環境の変化を自動的にとらえる。付言すると、前記しきい値自動補正手段25が、例えば扉1の上昇温度に追従していくことで、扉開閉の誤検出をなくするようにすることができる。
なお、図7に於いて、第1の磁力許容幅c内から第2の磁力許容幅c内へとその中途部が下り坂状にした太い実線Lは、「磁力の変化」を意味し、前記太い実線Lに対して下方にその中途部が段差状に描いた太い実線L1の左側の水平線部分は、第1の磁力許容幅cの中で磁力が変動しているだけの時は、閾値を更新しないことを示し、一方、前記実線L1の右側の水平線部分は、第1の磁力許容幅cから外れたので、閾値aを自動修正したことを示す。
ところで、図6で示す実施形態では、制御部20に報知手段28を接続しているが、該報知手段28は、磁気検出部21の検出結果の磁力が、第1の磁力許容幅cを大幅に超える時、制御部20はエラーと判断し、外部に、通知、点灯、点滅、音声等の態様で知らせる。前記通知の場合には、入出力部29を介して扉1を管理する管理者の端末或いは施錠システムを管理するサーバに知らせるとよい。
〈制御の説明〉
次に 図8を参照して、本実施形態に係る施解錠装置Xの制御部20の制御について説明する。図8に於いて、左側に「扉と錠の検出部」26、27を示す。すなわち、扉の開扉と閉扉の状態をそれぞれ検出する扉検出部26と、電動サムターン3(以下、「電サム3」ともいう)の駆動部12を起動させるために解錠検出と施錠検出を図示している。
一方、右側に磁気検出部21を示している。磁気検出部21は、電動サムターン3の取付け位置が扉の左勝手か、それとも右勝手かによって異なるが、ここでは図1で示すように、固定部の磁性体22と電サムの筐体3aの一側壁に搭載した「3軸」の磁気センサとの距離を接近させ、磁気検出部21の精度を高めるのが望ましい。
磁気検出部21は、可動部としての扉1が固定部の磁性体22に近接すると、磁性体22の磁力を検出する。一方、磁気検出部21は、前記扉1を開いて扉が前記磁性体から離れると磁力が弱くなる。
磁気検出部21は、扉1を閉じた状態の間のみならず、開いた状態の間も制御部20に対して検出した磁場の値の検出結果(出力)を通知する。通知は、所定の出力周期で行われる。出力周期は、数秒に1回程度の頻度としてもよく、例えば1~3秒に1回程度の頻度としてもよい。本実施形態では、扉1の開閉時点を基準とするものではなく、電サム3の施錠と解錠の時点を基準とする。
さて、図8に於いて、ステップS1は、扉検出部26が扉1の「閉」を検出したので、閉扉検出信号を制御部20に通知する。制御部20は、これにより扉が閉じた状態であると判定する。次にステップS2は、制御部20から電サム3の駆動部12に制御信号の一つである施錠信号を与える。ステップS3は、磁気検出部21が施錠開始から低速出力し、それを制御部に通知する。出力周期は便宜上「黒丸の間隔」で示すように、「長く」なる。
次にステップS4は、扉が閉じた状態(S1の状態)から扉が開く前の時点に、施解錠検出部27が解錠検出信号をする。実施形態では、図9の符号Aで示すように、手動又は自動の解錠時から開始し、その出力間隔が短い、いわば高速出力に移行する。
繰り返しになるが、ステップS5は、施解錠検出部27から前記解錠検出信号を受け取った制御部20は駆動部12に対して解錠信号を与える。ステップS6は、解錠開始から高速出力し、それを制御部に通知する。出力周期は便宜上「黒丸の間隔」で示すように、「短く」なる。
次に、ステップS7は、扉検出部26が開扉検出信号を制御部20に通知する。制御部20は、これにより扉が開いた状態であると判定する。前述したように、扉1が戸枠側の磁性体22から離れると、磁気検出部21は略磁性体22の磁力が弱くなるものの、扉が開いた間も所定の短い周期で出力し続ける。
次にステップS8は、施解錠検出部27が施錠検出をする。ステップS9は、制御部20から電サム3の駆動部12に施錠信号を与える。ステップS10は、図9の符号Bで示すように、施錠開始が「変化点」であることを意味し、磁気検出部21は施錠開始時点から、再び低速出力に切り替える。つまり、出力周期は再び長くなる。以下、ステップS11は、扉検出部26が閉扉検出をすると、ステップS1と同様になることを示す。
ところで、実施形態では、磁気検出部21は、閉戸時、制御部20に対して検出した磁場の値の検出結果(出力)を逐一通知するが、制御部20の判定手段(判定回路)は、前記磁場の値の検出結果が記憶部24に記録されている「磁力許容幅c内か否か」、所定時間、逐次判定する。制御部20の判定手段は、前記検出結果(出力)が前記磁力許容幅cの上限と下限の範囲内である場合には、閾値を自動修正しない。一方、前記検出結果(出力)が前記磁力許容幅cの上限又は下限の、いずれか一方から継続的に一定時間外れた場合には、図5で示すように、修正後の許容幅cに連動した閾値aを自動的に修正する。
〈特許文献1との相違点〉
図9は本発明の特徴点を、ブロック図を用いて概略的に示したものである。一方、図12は、図9と同様の従来の概略説明図である。
まず、図12に於いて、符号Aは可動部としての扉220が開いた時から、該扉220が閉じるまでの間(つまり扉が開いている間)、制御部140で制御される磁気検出部110から出力が矢印で示すように出力間隔が短くなる(出力周期が高速出力となる)ことを示す。
一方、符号Bは可動部としての扉220が閉じた時から、次に該扉220が開くまでの間(つまり扉が閉じている間)、磁気検出部110の出力が矢印で示すように、出力間隔が長くなる(出力周期が低速出力となる)ことを示す。これにより、扉220が閉じている間の消費電力を少なくすることができる。図12のブロック図から理解できるように、特許文献1に記載の施解錠装置は、「(a)制御部140は、磁気検出部110が検出した磁場の変化に基づいて前記扉の開閉状態を判定し、その後に、駆動部を作動させる点、(b)磁気検出部110の出力周期の変化点について、扉の開扉時と閉扉時とする点、(c)出力周期の間隔について、開扉状態の方が閉扉状態よりも小さい点」が特徴である。
これに対して、本願発明は、図9で示すように、「制御部は、手動又は自動の解錠時から施錠時まで、磁気検出部の高速出力を受け取る点」が相違する。
最後に、図10及び図11は本発明の第2実施形態を示す各説明図である。本発明の第2実施形態が第1実施形態と主に異なる点は、記憶部24Aに閾値aと共に閾値許容幅eを記憶させ、さらに、併せて、エラー許容幅fも記憶させた点である。
すなわち、第1実施形態と主に異なる点は、記憶部24Aに閾値aを基準として所定範囲の閾値許容幅eが記憶され、前記閾値許容幅eは、閾値の上限許容値及び閾値の下限許容値であり、制御部20は、磁気検出部21の検出結果の磁力が、前記閾値aの上限許容値、又は前記閾値aの下限許容値のいずれか一方を超える状態が一定時間続いた時、開閉装置の場の環境が変化したものと推測し、前記閾値aを自動補正する。
そして、上記構成に於いて、前記記憶部24Aに前記閾値aを基準値として、所定範囲のエラー許容幅fが記憶され、前記エラー許容幅fは、閾値許容幅eよりも幅があるので、前記閾値aの上限許容値よりもさらに高い上限エラー値と、前記閾値aの下限許容値よりもさらに下回る下限エラー値であり、制御部20は、磁気検出部21の検出結果の磁力が、前記上限エラー値を超える状態が一定時間続いた場合、又は下限エラー値を継続的に下回る状態が一定時間続いた場合、のいずれか一方の場合には、自動的にエラーと判断し、外部に知らせる。なお、この実施形態の場合には、閾値aを自動修正しない。このように構成しても、第1実施例と同一の効果を得ることができる。
〈付記〉
本発明の第1実施形態の磁気検出部21及び磁性体22の配設箇所に関して、「磁気検出部21は、扉と戸枠との相対位置変化に基づく磁場の変化を検出する」ものであるが、扉と戸枠との相対位置変化ではなく、特に図示しないが、磁気検出部21は、ロック機構の施錠位置および解錠位置の相対位置変化に基づく磁場の変化を検出する」ものであっても良い。ここで、「ロック機構の施錠位置および解錠位置」に関して説明すると、例えばデッドボルトが出ている、出ていない(例えばデッドボルト側に磁石、一方、デッドボルト受け側に磁気検出部、又は磁石と磁気検出部が逆態様の位置付け)を指す。又は機構の駆動部のギア(磁石付き)の回転により、施錠位置の磁力と解錠位置の磁力を検出し、施解錠を判定してもよい。又はサムターンが縦向きまたは横向き(例えばサムターン側に磁石、サムターンの縦向きまたは横向きの略延長線上に備える磁気検出部)や、ハンドルの略水平側、略下側(ハンドル側に磁石、ハンドルの略水平側または略下側の略延長線上に備える磁気検出部等)でもよい。さらに、ロック機構の仮係止位置、係止解除位置の相対位置変化に基づく磁場の変化を検出し、検出した磁力により閾値を自動補正してもよい。この場合には仮係止位置は施錠位置に相当する。一方、解錠位置に相当する仮係止位置は、例えばハンドルが略水平状態におけるロック機構の仮係止装置(ラッチ)が突出している状態、係止解除位置とはハンドルを下げた状態におけるロック機構の仮係止装置(ラッチ)が引っ込んでいる状態のことを指す。
本発明は、建物の出入り口に設置される施解錠装置の分野で利用することができる。
X…施解錠装置、
O…回転中心軸、
1…可動部(扉)、
2…錠本体、
3…電動サムターン、
5…シリンダ錠、
10…固定部(戸枠)、
12…駆動部、
20…制御部、
21…磁気検出部、
22…磁性体、
23…磁力算出手段、
24、24A…記憶部、
a…閾値、
b…閉扉時磁力、
c…磁力許容幅、
d…閉扉時磁力におけるエラー許容幅、
e…閾値許容幅、
f…閾値におけるエラー許容幅、
25…閾値自動修正手段、
26…扉検出部、
27…施解錠検出部、
28…報知手段、29…入出力部。

Claims (3)

  1. 可動部としての扉と固定部としての戸枠とを有する開閉装置と、前記開閉装置のロック機構を駆動する駆動部と、前記扉と戸枠との相対位置変化又は前記ロック機構の施錠位置および解錠位置の相対位置変化のいずれかに基づく磁場の変化を検出する磁気検出部と、前記磁気検出部が検出した磁場の変化に基づいて前記駆動部を作動させ前記ロック機構を施解錠させる制御部を有し、前記磁気検出部は、検出結果を前記制御部に所定の出力周期で通知する施解錠装置であって、
    記憶部に閾値を基準として所定範囲の閾値許容幅が記憶され、前記閾値許容幅は、閾値の上限許容値及び閾値の下限許容値であり、前記制御部は、前記磁気検出部の検出結果の磁力を理論閾値に置き換え、前記理論閾値が、前記閾値の上限許容値、又は前記閾値の下限許容値のいずれか一方を超える状態が一定時間続いた時、前記開閉装置の場の環境が変化したものと判定し、前記閾値を自動補正することを特徴とする施解錠装置。
  2. 請求項1の施解錠装置に於いて、前記記憶部に前記磁気検出部が閉扉時に検出した閉扉時磁力が基準値として記憶され、さらに、該閉扉時磁力を基準値として、所定範囲のエラー許容幅がさらに記憶され、前記エラー許容幅は、前記閉扉時磁力の上限許容値よりもさらに高い上限エラー値と、前記閉扉時磁力の下限許容値よりもさらに下回る下限エラー値であり、前記制御部は、前記磁気検出部の検出結果の磁力が、前記上限エラー値を超える状態が一定時間続いた場合、又は下限エラー値を継続的に下回る状態が一定時間続いた場合、のいずれか一方の場合には、自動的にエラーと判断し、特定処理を行うことを特徴とする施解錠装置。
  3. 請求項1の施解錠装置に於いて、前記記憶部に前記閾値を基準値として、所定範囲のエラー許容幅がさらに記憶され、前記エラー許容幅は、前記閾値の上限許容値よりもさらに高い上限エラー値と、前記閾値の下限許容値よりもさらに下回る下限エラー値であり、前記制御部は、前記磁気検出部の検出結果の磁力が、前記上限エラー値を超える状態が一定時間続いた場合、又は下限エラー値を継続的に下回る状態が一定時間続いた場合、のいずれか一方の場合には、自動的にエラーと判断し、特定処理を行うことを特徴とする施解錠装置。
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