JP2024017725A - シート搬送装置、及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2024017725000001
【課題】成果物の品質低下の防止を図ること。
【解決手段】挟持搬送状態と非挟持状態とに切換えられる第1ローラ対(32a,32b,32c)と、第1ローラ対よりもシートの搬送方向における下流に配置され、シートを搬送する第2ローラ対(31)と、第1ローラ対を挟持搬送状態に切換え、第1ローラ対及び第2ローラ対の回転速度を第1回転速度に制御して第1ローラ対から第2ローラ対にシートを搬送し、第1ローラ対を非挟持状態に切換え、第2ローラ対の回転速度を第1回転速度よりも遅い第2回転速度に減速してシートの搬送速度を減速する制御部と、を備える。制御部は、第2ローラ対の回転速度を第1回転速度から第2回転速度に減速する場合に、第1ローラ対の回転速度を第1回転速度から第2回転速度以下に減速するモードを実行する。
【選択図】図13

Description

本発明は、シートを搬送するシート搬送装置、及び画像形成装置に関する。
一般に、画像形成装置等に備えられる、シート(用紙)を搬送するシート搬送装置(用紙搬送装置)においては、シートを挟持して搬送する複数のローラ対が、搬送方向の上流から下流に並んで配置されている。このようなシート搬送装置にあって、ローラに付着したインクによる汚れの発生や傷の発生を防ぐ目的で、搬送方向の下流にあるローラ対でシートを搬送する際に、上流にあるローラ対を離間させるものが提案されている(特許文献1参照)。
特開2016-8110号公報
ところで、上記のようなシート搬送装置において、生産性を向上するためには、ローラ対によるシートの搬送速度が高速であることが望まれる。しかしながら、例えば画像をシートに転写する転写部等では、画像品質を高品質に転写するため、或いはシートに対する転写位置の調整を図るため、シートの搬送速度を低下させることが求められる。そのため、シートを高速で搬送し、例えば転写部等の手前のローラ対でシートの搬送速度を減速することが行われている。
このようにシートの搬送速度を減速する場合、後続のシートの搬送を遅らせない目的で、回転速度を減速するローラ対に対して、搬送方向の上流にあるローラ対を離間させつつ、その上流にあるローラ対の回転速度は維持する方が望ましい。しかしながら、近年、様々なシートの種類に対応した印刷が求められており、例えばシートの厚みがかなり厚い板紙やボール紙等の超厚紙を搬送する場合がある。このような場合、上流にあるローラ対を離間しても、特にシートの後端に対してシートの搬送速度よりも高速の回転速度でローラ対が触れることがあり、そのシートの後端におけるコバが捲れる所謂コバ捲れが生じて、成果物の品質低下を招く虞がある。
そこで本発明は、下流にある第2ローラ対によりシートの搬送速度を減速し、かつ上流にある第1ローラ対においてシートの挟持を解除するもので、成果物の品質低下の防止を図ることが可能なシート搬送装置、及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、シートを挟持して搬送する挟持搬送状態と、シートの挟持を解除した非挟持状態と、に切換えられる第1ローラ対と、前記第1ローラ対を駆動する第1駆動部と、前記第1ローラ対よりもシートの搬送方向における下流に配置され、シートを搬送する第2ローラ対と、前記第2ローラ対を駆動する第2駆動部と、前記第1ローラ対を前記挟持搬送状態に切換え、前記第1駆動部及び前記第2駆動部を制御することで前記第1ローラ対及び前記第2ローラ対の回転速度を第1回転速度に制御して前記第1ローラ対から前記第2ローラ対にシートを搬送し、前記第1ローラ対を前記非挟持状態に切換え、前記第2駆動部を制御することで前記第2ローラ対の回転速度を前記第1回転速度よりも遅い第2回転速度に減速してシートの搬送速度を減速する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第2ローラ対の回転速度を前記第1回転速度から前記第2回転速度に減速する場合に、前記第1駆動部を制御することで前記第1ローラ対の回転速度を前記第1回転速度から前記第2回転速度以下に減速するモードを実行する、ことを特徴とするシート搬送装置である。
本発明によると、下流にある第2ローラ対によりシートの搬送速度を減速し、かつ上流にある第1ローラ対においてシートの挟持を解除するもので、成果物の品質低下の防止を図ることができる。
本実施の形態に係る画像形成装置を示す断面図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係るレジストレーションユニットを示す斜視図である。 本実施の形態に係るレジストレーションユニットを示す上方視図である。 本実施の形態に係るレジストレーションユニットを示す断面図である。 (a)はシートを搬送ローラ対により搬送する状態を示す上方視図である。(b)はシートを搬送ローラ対により搬送する状態を示す断面図である。 (a)はシートを斜送ローラ対によりサイド突き当て板に突き当てる状態を示す上方視図である。(b)はシートを斜送ローラ対によりサイド突き当て板に突き当てる状態を示す断面図である。 (a)はシートを斜送ローラ対によりシフトローラに搬送する状態を示す上方視図である。(b)はシートを斜送ローラ対によりシフトローラに搬送する状態を示す断面図である。 (a)はシートをシフトローラにより幅方向にシフトする状態を示す上方視図である。(b)はシートをシフトローラにより幅方向にシフトする状態を示す断面図である。 本実施の形態に係るシート搬送制御を示すフローチャートである。 (a)本実施の形態に係る第1モードにおいて、シートの先端が第1シート検出センサに検出された状態を示す断面図である。(b)本実施の形態に係る第1モードにおいて、シートの先端が二次転写部に到達する直前の状態を示す断面図である。(c)本実施の形態に係る第1モードにおいて、シートの後端が斜送ローラ部を通過する状態を示す断面図である。 本実施の形態における第1モードにおいて、シートの通過位置と各ローラの回転速度とを示すタイムチャートである。 本実施の形態に係る第2モードにおいて、シートの後端が斜送ローラ部を通過する状態を示す断面図である。 本実施の形態における第2モードにおいて、シートの通過位置と各ローラの回転速度とを示すタイムチャートである。 (a)は普通紙の後端が、回転速度が維持された斜送ローラ対を抜ける場合を示す断面図である。(b)は超厚紙の後端が、回転速度が維持された斜送ローラ対を抜ける場合を示す断面図である。
以下、本実施の形態について図を用いて説明する。まず、本実施の形態に係るが画像形成装置の概略構成を図1を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る画像形成装置を示す断面図である。
[画像形成装置の概略構成]
画像形成装置としてのプリンタ1は、電子写真方式のフルカラーレーザビームプリンタである。プリンタ1は、図1に示すように、シートの給紙及び画像形成を行うユニットを内蔵する筐体1aと、定着や冷却を行うユニットを内蔵する筐体1bとを備えている。
筐体1aは、給送ユニット10a,10bと、引き抜きユニット20a,20bと、シート搬送装置としてのレジストレーションユニット30と、画像形成部としての画像形成ユニット40と、第一両面搬送ユニット60と、を有している。筐体1bは、定着ユニット100と、冷却ユニット110と、分岐搬送ユニット120と、反転搬送ユニット130と、第二両面搬送ユニット140と、排紙デカールユニット150と、を有している。
画像形成ユニット40は、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色のトナー画像を形成する4つのプロセスカートリッジ40Y、40M、40C、40Kと、露光装置43Y、43M、44C、44Kとを備える。なお、4つのプロセスカートリッジ40Y、40M、40C、40Kは、形成する画像の色が異なること以外は同じ構成である。このため、プロセスカートリッジ40Yの構成及び画像形成プロセスのみを説明し、プロセスカートリッジ40M、40、40Kの説明は省略する。
プロセスカートリッジ40Yは、感光ドラム41と、不図示の帯電ローラと、現像器42と、クリーナ45と、を有している。感光ドラム41は、アルミシリンダの外周に有機光導電層を塗布して構成され、不図示の駆動モータによって回転する。また、画像形成ユニット40には、駆動ローラ52によって矢印T方向に回転する像担持体としての中間転写ベルト50が設けられ、中間転写ベルト50は、テンションローラ51、駆動ローラ52及び二次転写内ローラ53に巻き掛けられている。中間転写ベルト50の内側には、1次転写ローラ55Y、55M、55C、55Kが設けられており、中間転写ベルト50の外側には、二次転写内ローラ53に対向して転写ローラとしての二次転写外ローラ54が設けられている。
給送ユニット10aは、シートSを積載しつつ昇降するリフト板11aと、リフト板11aに積載されたシートSを給送するピックアップローラ12aと、給送されたシートを1枚ずつに分離する分離ローラ対13aと、を有している。同様にして、給送ユニット10bは、シートSを積載しつつ昇降するリフト板11bと、リフト板11bに積載されたシートSを給送するピックアップローラ12bと、給送されたシートを1枚ずつ分離する分離ローラ対13bと、を有している。
詳しくは後述するレジストレーションユニット30は、シートSの位置ずれを補正するシフトローラ対31と、シートSの斜行を補正する複数の斜送ローラ対32と、シートSを斜送ローラ対に搬送する複数の搬送ローラ対33、34と、を有している。
一方、筐体1bに配置された定着ユニット100は、加熱可能な定着ローラ対101を有している。また、冷却ユニット110は、上冷却駆動ローラ112aにより矢印T方向に回転する上冷却ベルト111aを有している。同様に、下冷却駆動ローラ112bにより矢印T方向に回転する下冷却ベルト111bを有している。また、シートを冷却するためにヒートシンク113を有している。
[画像形成動作]
次に、このように構成されたプリンタ1の画像形成動作について説明する。例えば外部のパソコン等のコンピュータ300(図2参照)から画像信号が露光装置43に入力されると、露光装置43から、画像信号に対応したレーザ光がプロセスカートリッジ40Yの感光ドラム41上に照射される。
このとき感光ドラム41は、不図示の帯電ローラにより表面が予め所定の極性・電位に一様に帯電されており、露光装置43からミラー44を介してレーザ光が照射されることによって表面に静電潜像が形成される。感光ドラム41に形成された静電潜像は、現像器42により現像され、感光ドラム41上にイエロー(Y)のトナー像が形成される。
同様にして、プロセスカートリッジ40M、40C、40Kの各感光ドラムにも露光装置43M、40C、40Kからレーザ光が照射され、各感光ドラムにマゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)のトナー像が形成される。各感光ドラム上に形成された各色のトナー像は、1次転写ローラ55Y、55M、55C、55Kにより中間転写ベルト50に転写される。そして、フルカラーのトナー像は、駆動ローラ52によって回転する中間転写ベルト50により二次転写内ローラ53及び二次転写外ローラ54によって形成される二次転写ニップT2まで搬送される。感光ドラム41に残ったトナーは、クリーナ45によって回収される。なお、各色の画像形成プロセスは、中間転写ベルト50上に1次転写された上流のトナー像に重ね合わせるタイミングで行われる。
この画像形成プロセスに並行して、給送ユニット10a,10bのいずれかからシートSが給送され、引き抜きユニット20a,20bのいずれかによって、シートSはレジストレーションユニット30に搬送される。レジストレーションユニット30には、詳しくは後述するシフトローラ対31、複数の斜送ローラ対32、複数の搬送ローラ対33等がそなえられている。このシートSは、レジストレーションユニット30により位置ずれ及び斜行が補正され、中間転写ベルト50に形成されたフルカラーのトナー像が二次転写ニップT2に到達するタイミングに合わせて、二次転写ニップT2に搬送される。そして、シートSの第1シート面(表面)には、二次転写外ローラ54に印加された二次転写バイアスによって、中間転写ベルト50上のフルカラーのトナー像が転写される。なお、中間転写ベルト50上に残存した残存トナーは、ベルトクリーナ56によって回収される。
トナー像が転写されたシートSは、定着前搬送部70によって定着ユニット100に搬送される。そして、シートSは定着ローラ対101のニップに案内され、所定の熱及び圧力が付与されてトナーが溶融固着(定着)される。定着ユニット100を通過したシートSは、冷却ユニット110において、無端ベルトである上冷却ベルト111a及び、下冷却ベルト111bによってニップされ、上冷却駆動ローラ112a及び下冷却駆動ローラ112bの回転によってシートSを搬送する。そして、シートSをヒートシンク113と、上冷却ベルト111aを介して接触させ、熱をヒートシンク113に移すことでシートSを冷却する。
続いて、分岐搬送ユニット120によって、排紙デカールユニット150に搬送されるか反転搬送ユニット130に搬送されるかの経路選択が行われる。なお、反転搬送ユニット130にシートSが搬送された後、二次転写ニップT2で画像が形成された第1シート面が下側となるようにシートSを反転させ、デカールユニット170にシートSを搬送することもできる。
シートSの片面のみに画像を形成する場合には、シートSは分岐搬送ユニット120から排紙デカールユニット150に搬送され、小径の硬質ローラ及び大径の軟質ローラによってシートのカールが補正される。続いて、排紙デカールユニット150を通過したシートSは機外に排出されるか、または、不図示の排紙オプション装置に受け渡される。
シートSの両面に画像形成する場合には、シートSは分岐搬送ユニット120によって反転搬送ユニット130に搬送され、反転搬送ユニット130においてスイッチバックされる。スイッチバックされたシートSは、反転搬送ユニット130から第二両面搬送ユニット140、及び第一両面搬送ユニット60に搬送され、レジストレーションユニット30に案内される。この後、シートSは、二次転写ニップT2において第2シート面(裏面)に画像が形成され、分岐搬送ユニット120及び排紙デカールユニット150を経由して、機外に排出されるか、または、不図示の排紙オプション装置に受け渡される。
[制御系の構成]
続いて、上記プリンタ1における制御系の構成について図2を用いて説明する。図2は本実施の形態に係る画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図である。
上記プリンタ1には、制御部200が備えられており、その制御部200には、コンピュータ300や各種のセンサ等が、信号入力可能となるように接続されていると共に、上記画像形成ユニット40や各種のモータ等を制御可能となるように接続されている。
詳細には、制御部200は、CPU201及び図示を省略したRAMやROM等のハード構成を有している。制御部200においては、これらハード構成がプログラム等によって、メモリ部202、操作制御部203、画像形成制御部204、シート搬送制御部205、センサ制御部206、シフト制御部207としての機能が達成されるように構成されている。
メモリ部202は、各種の信号やデータを一時的に格納可能に構成されている。操作制御部203は、プリンタ1に設けられた、図示を省略した操作パネル等の操作部に接続され、その操作部からの信号を入力したり画像を表示したりする制御を行う。画像形成制御部204は、画像形成ユニット40に接続されて、それを制御する。画像形成制御部204は、例えばコンピュータ300から送信されたプリントジョブ等に含まれる画像信号を画像形成ユニット40に送信し、各プロセスカートリッジを制御しつつ、上述したようにトナー像を中間転写ベルト50に形成する。
シート搬送制御部205は、第2駆動部としてのシフトローラ駆動モータ31M、第1駆動部としての斜送ローラ駆動モータ32M、搬送ローラ駆動モータ33M、離間駆動モータ32SM等に接続されて、それらを制御する。シフトローラ駆動モータ31Mは、詳しくは後述するレジストレーションユニット30のシフトローラ対31における駆動ローラを駆動するモータであり、シフトローラ対31の駆動や停止を含め、その回転速度(つまりシートの搬送速度)を自在に制御する。同様に、斜送ローラ駆動モータ32Mは、詳しくは後述する複数の斜送ローラ対32における各駆動ローラを駆動するモータであり、斜送ローラ対32の駆動や停止を含め、その回転速度(つまりシートの搬送速度)を自在に制御する。同様に、搬送ローラ駆動モータ33Mは、詳しくは後述する複数の搬送ローラ対33における各駆動ローラを駆動するモータであり、搬送ローラ対33の駆動や停止を含め、その回転速度(つまりシートの搬送速度)を自在に制御する。つまり、本実施の形態に係るプリンタ1においては、シフトローラ対31、複数の斜送ローラ対32、複数の搬送ローラ対33は、それぞれ別のモータによって独立して回転速度が自在に制御可能に構成されている。
離間駆動モータ32SMは、複数の斜送ローラ対32の駆動ローラと従動ローラとを押し付けてシートを挟持して搬送する挟持搬送状態と、駆動ローラと従動ローラとを離間してシートの挟持を解除した非挟持状態と、に切換える駆動を行う。要するに、シート搬送制御部205は、これらのモータを駆動制御することで、詳しくは後述するようにシートの斜行補正を行いつつ、上記中間転写ベルト50のトナー像にタイミングを合わせて二次転写ニップT2にシートを搬送する。なお、これら各モータの駆動制御についての詳細は後述する。
センサ制御部206は、詳しくは後述する第1先端検出センサ311や第2先端検出センサ312(図3参照)等のセンサ類に接続されて、それらセンサからの信号を入力する。センサ制御部206は、レジストレーションユニット30において第1先端検出センサ311や第2先端検出センサ312がシートの先端を検出した信号を入力することで、シートの位置を検出する。
シフト制御部207は、サイド突き当て板シフトモータ301SMやシフトモータ31SMに接続されて、それらモータを駆動制御する。サイド突き当て板シフトモータ301SMは、詳しくは後述するサイド突き当て板301をシート搬送方向と直交する幅方向に駆動制御する。シフトモータ31SMは、上記シフトローラ対31を幅方向に駆動制御する。
[レジストレーションユニットの詳細]
つづいて、レジストレーションユニット30の具体的な構成について詳細に説明する。図3は本実施の形態に係るレジストレーションユニットを示す斜視図である。図4は本実施の形態に係るレジストレーションユニットを示す上方視図である。図5は本実施の形態に係るレジストレーションユニットを示す断面図である。
図3、図4、及び図5に示すように、シートが搬送されるシート搬送方向の上流から順に、複数の搬送ローラ対33、複数の斜送ローラ対32、シフトローラ対31、二次転写ローラ対500が配置されている。二次転写ローラ対500は、二次転写内ローラ53及び二次転写外ローラ54からなる一対のローラで構成されている。
また、第2ローラ対としてのシフトローラ対31は、シフト駆動ローラ31d及びシフト従動ローラ31fからなる一対のローラで構成されている。シフト駆動ローラ31dは、上記シフトローラ駆動モータ31Mにより駆動されて回転速度が制御される。また、シフトローラ対31は、シフトモータ31SMにより幅方向である矢印A方向に駆動され、これによりシートの幅方向の位置を移動して補正する。
複数の斜送ローラ対32は、本実施の形態では3つの斜送ローラ対32a,32b,32cを含む。なお、以下の説明において、これら3つの斜送ローラ対32a,32b,32cを区別する必要がない場合は、単に斜送ローラ対32という。第1ローラ対としての斜送ローラ対32aは、斜送駆動ローラ32ad及び斜送従動ローラ32afからなる一対のローラで構成される。また同様に、第2ローラ対としての斜送ローラ対32bは、斜送駆動ローラ32bd及び斜送従動ローラ32bfからなる一対のローラで構成される。さらに同様に、斜送ローラ対32cは、斜送駆動ローラ32cd及び斜送従動ローラ32cfからなる一対のローラで構成される。斜送駆動ローラ32ad,32bd,32cdは、上記斜送ローラ駆動モータ32Mにより駆動されて回転速度が制御される。また、斜送ローラ対32は、離間駆動モータ32SMにより、斜送従動ローラ32af,32bf,32cfがそれぞれ斜送駆動ローラ32ad,32bd,32cdから矢印E方向に離間するように駆動可能である。つまり斜送ローラ対32は、離間駆動モータ32SMにより、上記挟持搬送状態と上記非挟持状態とに切換えられる。なお、本実施の形態においては、シート搬送方向における最も下流にある斜送ローラ対32aを第1ローラ対、それよりも上流にある斜送ローラ対32bを第3ローラ対として説明する。しかしながら、これに限らず、シート搬送方向における上流と下流との関係であれば、第1ローラ対と第3ローラ対とは何れの斜送ローラ対であっても構わない。
また、これら複数の斜送ローラ対32が配置されている位置の幅方向の一方には、突き当て部としてのサイド突き当て板301が幅方向である矢印B方向に移動可能に配置されている。即ち、このサイド突き当て板301は、サイド突き当て板シフトモータ301SMにより矢印B方向に駆動されて幅方向の位置が制御され、シートSの幅方向の長さ(幅方向のサイズ)に応じてプリントジョブの開始時に位置が変更されて設定される。
複数の搬送ローラ対33は、本実施の形態では4つの搬送ローラ対33a,33b,33c,33dを含む。なお、以下の説明において、これら4つの搬送ローラ対33a,33b,33c,33dを区別する必要がない場合は、単に搬送ローラ対33という。搬送ローラ対33aは、搬送駆動ローラ33ad及び搬送従動ローラ33afからなる一対のローラで構成される。また同様に、搬送ローラ対33bは、搬送駆動ローラ33bd及び搬送従動ローラ33bfからなる一対のローラで構成される。さらに同様に、搬送ローラ対33cは、搬送駆動ローラ33cd及び搬送従動ローラ33cfからなる一対のローラで構成される。そして同様に、搬送ローラ対33dは、搬送駆動ローラ33dd及び搬送従動ローラ33dfからなる一対のローラで構成される。搬送駆動ローラ33ad,33bd,33cd,33ddは、上記搬送ローラ駆動モータ33Mにより駆動されて回転速度が制御される。また、搬送ローラ対33は、離間駆動モータ32SMにより、搬送従動ローラ33af,33bf,33cf,33dfがそれぞれ搬送駆動ローラ33ad,33bd,33cd,33ddから矢印D方向に離間するように駆動可能である。つまり搬送ローラ対33は、同様に離間駆動モータ32SMにより、挟持搬送状態と非挟持状態とに切換えられる。
なお、シフトローラ対31のシート搬送方向の下流の近傍には、シート検出センサとしての第1先端検出センサ311が配置されている。また、搬送ローラ対33aのシート搬送方向の上流の近傍には、第2先端検出センサ312が配置されている。即ち、第1先端検出センサ311又は第2先端検出センサ312によりシートSの搬送タイミングが検出される。また、シートSの搬送タイミングが、所定のタイミングよりも遅い場合には、異常と判断しプリントジョブが停止される。
[レジストレーションユニットによる搬送動作の概略]
次に、レジストレーションユニット30におけるシートSの搬送動作(シートの位置ずれ補正及び斜行補正の動作)について、図6(a)、図6(b)、図7(a)、図7(b)、図8(a)、図8(b)、図9(a)、及び図9(b)を用いて説明する。図6(a)はシートを搬送ローラ対により搬送する状態を示す上方視図である。図6(b)はシートを搬送ローラ対により搬送する状態を示す断面図である。図7(a)はシートを斜送ローラ対によりサイド突き当て板に突き当てる状態を示す上方視図である。図7(b)はシートを斜送ローラ対によりサイド突き当て板に突き当てる状態を示す断面図である。図8(a)はシートを斜送ローラ対によりシフトローラに搬送する状態を示す上方視図である。図8(b)はシートを斜送ローラ対によりシフトローラに搬送する状態を示す断面図である。図9(a)はシートをシフトローラにより幅方向にシフトする状態を示す上方視図である。図9(b)はシートをシフトローラにより幅方向にシフトする状態を示す断面図である。
図6(a)及び図6(b)に示すように、例えばシートSが斜行した状態で、レジストレーションユニット30における複数の搬送ローラ対33a,33b,33c,33dにおいて矢印C方向に搬送されるとする。すると、図7(a)及び図7(b)に示すように、シートSが斜送ローラ対32a,32b,32cに到達すると、シートSにはシート搬送方向に加えて幅方向にも搬送力が付与され、シートSはサイド突き当て板301に向けて移動しながら搬送される。シートSの側端がサイド突き当て板301に突き当ると、斜送ローラ対32a,32b,32cがスリップすることにより、シートSは旋回させられ、サイド突き当て板301に倣うことにより斜行が補正される。
なお、図7(b)に示すように、斜送ローラ対32a,32b,32cによって斜行を補正する際には、シート搬送方向における上流の搬送ローラ対33a,33b,33c,33dは、矢印D方向に離間されて非挟持状態とする。即ち、搬送ローラ対33a,33b,33c,33dが離間した状態でなければ、シートSは挟持されて幅方向に移動できず、サイド突き当て板301に倣うことができない。そのため、搬送ローラ対33a,33b,33c,33dが離間することにより、サイド突き当て板301に倣うように搬送させることができる。
その後、図8(a)及び図8(b)に示すように、シートSの先端がシフトローラ対31に到達したことが、第1先端検出センサ311により検出される。すると、図9(a)に示すように、二次転写ローラ対500で転写される画像の幅方向の位置に対して、シートSの幅方向の位置が合うように、シフトローラ対31を矢印A方向にシフトする。これにより、シートSの幅方向における位置ずれが補正される。また、制御部200は、第1先端検出センサ311によりシートSの先端を検出したタイミングと、トナー像が二次転写ローラ対500に到達するタイミングとを比較する。そして、トナー像とシートSとのタイミングが合致するように、シフトローラ対31の回転速度を減速するタイミングを制御する。このように、斜送ローラ対32の回転速度を減速するタイミングにより、シートSに転写されるトナー像の転写位置を調整する。
なお、図8(b)に示すように、シフトローラ対31によってシートSを幅方向にシフトする際には、斜送ローラ対32a,32b,32cは、矢印E方向に離間されて非挟持状態として、シートSにねじれが生じないようする。
そして、図9(a)及び図9(b)に示すように、シートSが二次転写ローラ対500まで搬送されると、シフトローラ対31も矢印F方向に離間する。シートSを二次転写ローラ対500で搬送する間、二次転写ローラ対500よりもシート搬送方向の上流にあるローラ対は全て離間した非挟持状態とする。これにより、二次転写ローラ対500でシートSを搬送する間、シートSを介してシート搬送方向の上流にあるローラ対から影響を受けることがなくなるので、シートSに速度変動を生じることなく、高精度に搬送することができる。
[本実施の形態に係るシート搬送制御の詳細]
続いて、本実施の形態に係るシート搬送制御の詳細を図10、図11(a)、図11(b)、図11(c)、図12、図13、図14、図15(a)、及び図1(b)を用いて説明する。図10は本実施の形態に係るシート搬送制御を示すフローチャートである。図11(a)は本実施の形態に係る第1モードにおいて、シートの先端が第1シート検出センサに検出された状態を示す断面図である。図11(b)本実施の形態に係る第1モードにおいて、シートの先端が二次転写部に到達する直前の状態を示す断面図である。図11(c)本実施の形態に係る第1モードにおいて、シートの後端が斜送ローラ部を通過する状態を示す断面図である。図12は本実施の形態における第1モードにおいて、シートの通過位置と各ローラの回転速度とを示すタイムチャートである。図13は本実施の形態に係る第2モードにおいて、シートの後端が斜送ローラ部を通過する状態を示す断面図である。図14は本実施の形態における第2モードにおいて、シートの通過位置と各ローラの回転速度とを示すタイムチャートである。図15(a)は普通紙の後端が、回転速度が維持された斜送ローラ対を抜ける場合を示す断面図である。図15(b)は超厚紙の後端が、回転速度が維持された斜送ローラ対を抜ける場合を示す断面図である。
まず、超厚紙以外のシートとして普通紙をレジストレーションユニット30で搬送する場合について、図10から図12を用いて説明する。図10に示すように、プリンタ1の制御部200は、例えばコンピュータ300(図2参照)を介してユーザから印刷実行の指示を受付け、プリントジョブを開始する(S1)。なお、ユーザは、例えばコンピュータ300からプリント部数なども指示すると共に、印刷に使用するシートSの種別なども指定する。
本実施の形態においては、シートが超厚紙か、それ以外の用紙かで、詳しくは後述する第1モードと第2モードとの何れかのモードを選択的に実行する。即ち、超厚紙とは、板紙、ボール紙などのシートの厚みが第1の厚みである用紙である。また、超厚紙以外とは、薄紙、普通紙、通常の厚紙などの第1の厚みよりも薄い第2の厚みである用紙である。まず、制御部200は、プリントジョブの開始を受けて、シートSの種類が、超厚紙か、或いは、超厚紙以外であるかを判別する(S2)。ここでは、シートSが普通紙であって超厚紙以外であるので(S2のNO)、ステップS12からステップS18を実行するモードである、第2モードを実行する。
(第2モード)
制御部200は、まず、上述のようにシートSの種類が普通紙と判定されたため、第2モードとしてステップS12に進み、複数のシートを搬送する間隔(いわゆる紙間)を普通紙用の間隔に設定し、シートSの搬送を開始する。すると、制御部200は、図11(a)及び図12に示すように、搬送ローラ対33a,33b,33c,33dのシート搬送速度を搬送速度Vf=1000mm/sに設定する。また、斜送ローラ対32a,32b,32cのシート搬送速度を搬送速度Vd=1000mm/sに設定する。そして、シフトローラ対31のシート搬送速度を搬送速度Vs=1000mm/sに設定する。なお、二次転写ローラ対500の搬送速度は、画像形成速度である搬送速度Vt=500mm/sに設定されている。
以上のように各ローラ対の搬送速度が設定された状態で、シートSは上述したように斜行が補正されつつシフトローラ対31まで搬送されてくる(図6乃至図8参照)。そして、制御部200は、第1先端検出センサ311によりシートSの先端が検出されると、タイマtの計時を開始する(S13)。この際、制御部200は、このシートSの先端の検出を受けて、上述したように二次転写ローラ対500においてトナー像とシートSとのタイミングが合致するタイミングに応じて、シフトローラ対31を減速するタイミングを算出する(S14)。さらにこの際、制御部200は、このシートSの先端の検出を受けて、斜送ローラ対32a,32b,32cを離間して非挟持状態に切換える(S15)。
制御部200は、図11(b)及び図12に示すように、算出したシフトローラ対31を減速するタイミングで、シフトローラ対31の搬送速度を搬送速度Vs=1000mm/sから画像形成速度である搬送速度Vs=500mm/sに減速する(S16)。即ち、上記第1先端検出センサ311がシートSの先端を検出したタイミングが通常のタイミングよりも遅い場合は、シフトローラ対31を減速するタイミングをその分遅くする。反対に、上記第1先端検出センサ311がシートSの先端を検出したタイミングが通常のタイミングよりも早い場合は、シフトローラ対31を減速するタイミングをその分早くする。なお、このタイミングの計時は、上記タイマtを用いることができる。
このように、シフトローラ対31によりシートSを二次転写ローラ対500に搬送するタイミングが調整されつつ、シートSが二次転写ローラ対500に搬送されると、シートSの印刷位置にトナー像(画像)が精度良く転写される(S17)。
その後、制御部200は、上記タイマtがシートSの後端がシフトローラ対31を抜けた後で、かつ後続のシートSの先端がシフトローラ対31に到達する前の第3所定時間t3となると、シフトローラ対31の搬送速度を復帰する(S18)。即ち、シフトローラ対31のシート搬送速度を搬送速度Vs=500mm/sから搬送速度Vs=1000mm/sに増速させる。これにより、1枚のシートSについての第2モードによるシート搬送制御が完了し、後続紙(後続のシートS’)があるか否かを判定する(S11)。後続紙がある場合(S11のYES)は、上記ステップS2に戻り、後続紙が例えば同じ普通紙であれば、再度、第2モードによるシート搬送制御を実行する。そして、後続紙がない場合(S11のNO)は、以上でプリントジョブを終了し(S19)、本シート搬送制御を終了する。
以上のように、二次転写ローラ対500における画像形成速度よりも高速でシートSをシフトローラ対31まで搬送し、シフトローラ対31により画像形成速度に減速することで、生産性を向上しつつ、高精度の画像形成を行うことを可能としている。
ところで、上記のようにシートSを搬送して斜行補正を行う際、斜送ローラ対32a,32b,32cは、シートSをサイド突き当て板301に突き当てながら搬送するため、スリップさせながら搬送することになる。このため、シートSを斜送ローラ対32a,32b,32cで搬送している間は、シートSの搬送速度のバラツキが大きくなる傾向がある。これに対して、本実施の形態のように第1先端検出センサ311によりシフトローラ対31にシートSの先端が到達したことを検出し、それに応じてシートSを二次転写ローラ対500に搬送するタイミングを算出してシートSの搬送速度を制御する。このように、シートSが二次転写ローラ対500に到達する直前に、シフトローラ対31の減速タイミングを制御する。これにより、斜送ローラ対32a,32b,32cによるシートSの搬送タイミングがばらついても、二次転写ローラ対500(トナー像)に対して搬送するシートSのタイミングを高精度に合致させることができる。
なお、シフトローラ対31の搬送速度Vsと二次転写ローラ対500の搬送速度Vtは、それぞれ1000mm/sと500mm/sとした。しかしながら、これらの速度差が大きいほどシートSの遅延量が大きくてもリカバリできるので、さらに速度差を大きくしてもよい。これにより、斜送ローラ対32による搬送タイミングのバラツキ量がさらに大きくなっても許容することが可能となる。
(後続のシートの搬送における生産性向上について)
次に、プリントジョブが複数枚の印刷指令であって、後続のシートに続けて画像形成を行う場合における生産性の工場について説明する。例えば複数枚の普通紙に連続して画像形成を行う場合、上記第2モードを繰り返し実行する(S12~S18、S11のYES)。ここで、図11(b)に示すように、後続のシートS’が搬送される場合には、搬送ローラ対33a,33b,33c,33dを、先行のシートSがそれらローラ対を抜けたタイミングで、順次、非挟持状態から挟持搬送状態に戻す。そして、図11(c)に示すように、後続のシートS’を搬送ローラ対33a,33b,33c,33dにより搬送速度Vt=1000mm/sで搬送し、以降は同様に、斜送ローラ対32及びシフトローラ対31に搬送していく。
即ち、図7(b)に示すように、先行のシートSを減速するまでは、先行のシートSと後続のシートS’との間隔は広い。しかしながら、先行のシートSを画像形成速度に減速すると、先行のシートSの搬送速度は500mm/sとなり、後続のシートS’の搬送速度は1000mm/sとなる。このため、図11(c)に示すように、後続のシートS’が斜送ローラ対32a,32b,32cに到達する頃には、先行のシートSと後続のシートS’との間隔は狭くなる。
上述したように、先行のシートSを斜送ローラ対32a,32b,32cで搬送している間は、搬送速度のバラツキが大きく、シフトローラ対31にて二次転写ローラ対500に搬送するタイミングを制御する。このため、先行のシートSと後続のシートS’とが干渉することがないように、シート間隔は広げてある。先行のシートSが二次転写ローラ対500に到達して画像形成速度として安定した後に、先行のシートSと後続のシートS’の搬送速度差により、それらの間隔が狭まるように紙間を制御することで、高い生産性を実現することができる。換言すると、例えば全てのローラ対を500mm/sで同じ速度で制御しても、斜送ローラ対32a,32b,32cで搬送している間に生じる搬送速度のバラツキ(減速)を考慮して、シートの間隔を広げておく必要がある。従って、斜送ローラ対32a,32b,32cを搬送速度は1000mm/sで制御し、シフトローラ対31で二次転写ローラ対500の直前で減速することで、シートの間隔を狭めることができ、高い生産性を実現することができる。
そして、シフトローラ対31でシートSの搬送速度Vsを500mm/sに減速し、二次転写ローラ対500により画像形成速度でシートSを搬送している間、斜送ローラ対32a,32b,32cの搬送速度Vdを1000mm/sのままにする。これにより、先行のシートSの後端が斜送ローラ対32a,32b,32cを抜けた後に、直ぐに後続のシートS’を挟持して搬送可能な状態とすることができる。
(超厚紙の搬送時における問題)
ついで、シフトローラ対31によりシートSの搬送速度を500mm/sに減速し、斜送ローラ対32a,32b,32cの搬送速度を1000mm/sのままにした場合の問題について図15(a)及び図15(b)を用いて説明する。なお、図15(a)及び図15(b)においては、代表的に斜送ローラ対32aを示しているが、斜送ローラ対32b,32cも同様である。
例えばシートSが板紙やボール紙等の超厚紙である場合には、シートSの後端が斜送ローラ対32を抜けるときに、斜送ローラ対32を離間していてもシートSの表面に斜送ローラ対32の一方が接触し易い。この際、シートSの搬送速度と斜送ローラ対32の搬送速度Vdとの速度差が大きいと、シートSの後端が汚れたり、後端面にコバ捲れ等が生じて傷がついたりする場合がある。
詳細には、図15(a)に示すように、シートSが例えば第2の厚みである厚みd2である薄紙、普通紙、普通の厚紙などの超厚紙以外である場合には、斜送ローラ対32aを非挟持状態となるように離間していると、シートSとの間に十分な距離がある。そのため、シートSの搬送速度と、斜送ローラ対32aの搬送速度Vdとの速度差が大きくても、シートSの後端が汚れたり、後端面に傷がついたりすることはない。
しかし、図15(b)に示すように、シートSが例えば第2の厚みd2よりも厚い第1の厚みである厚みd1である板紙やボール紙などの超厚紙の場合には、斜送ローラ対32aを非挟持状態となるように離間していても、シートSとの間の距離が小さい。そのため、シートSの後端が汚れたり、後端面に傷がついたりする可能性があり、特にシートSの搬送速度と斜送ローラ対32aの搬送速度Vdとの速度差が大きいと、図中F部分に示すように、コバ捲れが生じる虞がある。
特に、斜送ローラ対32は、シートSをサイド突き当て板301に突き当てるために、搬送方向に対して各ローラ対の回転方向が斜めになるように配置されている。搬送方向に対してローラ対の回転方向をまっすぐ配置している場合は、シートSの後端とローラの表面とが擦ることになるが、斜めに配置している場合は、シートSの後端とローラの端部のエッジが擦ることになる。このため、シートSの後端が汚れたり、後端面に傷がついたりする可能性がより高くなるという問題がある。以下、このような問題を解決するシート搬送制御の第1モードについて説明する。
なお、超厚紙としての板紙やボール紙には様々な定義があり、JISでは225g/m2以上を板紙とみなすことがあると定義されているが、本実施の形態においては、例えば坪量400g/m2を超える紙を超厚紙として定義するものとする。
(第1モード)
上述したように、制御部200は、例えばコンピュータ300(図2参照)を介してユーザから印刷実行の指示を受付けると、図10に示すようにプリントジョブを開始する(S1)。そして、制御部200は、プリントジョブの開始を受けて、シートSの種類が、超厚紙か、或いは、超厚紙以外であるかを判別する(S2)。ここでは、シートSが超厚紙であるものとし(S2のYES)、ステップS3からステップS10を実行するモードである、第1モードを実行する。
制御部200は、シートSの種類が超厚紙であると判定されたため、第1モードとしてステップS3に進み、複数のシートを搬送する間隔(いわゆる紙間)を超厚紙用の間隔に設定し、シートSの搬送を開始する。すると、制御部200は、図11(a)及び図14に示すように、搬送ローラ対33a,33b,33c,33dのシート搬送速度を搬送速度Vf=1000mm/sに設定する。また、斜送ローラ対32a,32b,32cのシート搬送速度を搬送速度Vd=1000mm/sに設定する。そして、シフトローラ対31のシート搬送速度を搬送速度Vs=1000mm/sに設定する。なお、二次転写ローラ対500の搬送速度は、画像形成速度である搬送速度Vt=500mm/sに設定されている。
このように各ローラ対の搬送速度が設定された状態で、シートSは上述したように斜行が補正されつつシフトローラ対31まで搬送されてくる(図6乃至図8参照)。そして、制御部200は、上記第2モードと同様に、第1先端検出センサ311によりシートSの先端が検出されると、タイマtの計時を開始する(S4)。この際、制御部200は、このシートSの先端の検出を受けて、上述したように二次転写ローラ対500においてトナー像とシートSとのタイミングが合致するタイミングに応じて、シフトローラ対31を減速するタイミングを算出する(S5)。さらにこの際、制御部200は、このシートSの先端の検出を受けて、斜送ローラ対32a,32b,32cを離間して非挟持状態に切換える(S6)。
制御部200は、図13及び図14に示すように、算出したシフトローラ対31を減速するタイミングで、シフトローラ対31の搬送速度を、搬送速度Vs=1000mm/sから画像形成速度である搬送速度Vs=500mm/sに減速する。さらに同時に(シフトローラ対31の減速に同期して)、斜送ローラ対32a,32b,32cの搬送速度を搬送速度Vd=1000mm/sから画像形成速度である搬送速度Vd=500mm/sに減速する(S7)。
これにより、シフトローラ対31によりシートSを二次転写ローラ対500に搬送するタイミングが調整されつつ、シートSが二次転写ローラ対500に搬送されると、シートSの印刷位置にトナー像(画像)が精度良く転写される(S8)。
またこの際、シートSは、二次転写ローラ対500に搬送されて画像形成速度である搬送速度が500mm/sで搬送されるが、斜送ローラ対32a,32b,32cの搬送速度も搬送速度Vd=500mm/sに減速されている。これにより、シートSの後端が斜送ローラ対32a,32b,32cのそれぞれを抜ける際に、シートの表面に各ローラが接触しても、シート搬送方向に対して相対速度差があまり生じない。これにより、斜送ローラ対32a,32b,32cによってシートSの後端が汚れたり傷付けられたりすることが防止される。
制御部200は、上記タイマtがシートSの後端が斜送ローラ対32aを抜けた後の第1所定時間t1となると(第1先端検出センサがシートの先端を検出してから所定時間後に)、斜送ローラ対32a,32b,32cの搬送速度を復帰する(S9)。即ち、斜送ローラ対32a,32b,32cのシート搬送速度を搬送速度Vd=500mm/sから搬送速度Vd=1000mm/sに増速させる。これにより、後続のシートS’が斜送ローラ対32a,32b,32cに到達しても受け入れられる状態に復帰する。
さらにその後、制御部200は、上記タイマtがシートSの後端がシフトローラ対31を抜けた後で、かつ後続のシートSの先端がシフトローラ対31に到達する前の第2所定時間t2となると、シフトローラ対31の搬送速度を復帰する(S10)。即ち、シフトローラ対31のシート搬送速度を搬送速度Vs=500mm/sから搬送速度Vs=1000mm/sに増速させる。
以上により、1枚のシートSについての第1モードによるシート搬送制御が完了し、後続紙(後続のシートS’)があるか否かを判定する(S11)。後続紙がある場合(S11のYES)は、上記ステップS2に戻り、後続紙が例えば同じ超厚紙であれば、再度、第1モードによるシート搬送制御を実行する。そして、後続紙がない場合(S11のNO)は、以上でプリントジョブを終了し(S19)、本シート搬送制御を終了する。
なお、上記ステップS3において、超厚紙用の紙間を設定する際には、斜送ローラ対32の搬送速度Vdを加減速する時間を確保する為に、超厚紙以外である場合よりも、先行のシートSと後続のシートS’との間隔を広げて設定する必要がある。これにより、図13及び図14に示すように、先行のシートSが斜送ローラ対32aを抜けた後(第1所定時間t1が経過したとき)に、斜送ローラ対32a,32b,32cの搬送速度を復帰してから、後続のシートS’を受け入れることができる。
以上説明したように、本実施の形態に係るプリンタ1のシート搬送制御において、超厚紙を搬送する場合は、第1モードを実行することで、シフトローラ対31の減速に応じて斜送ローラ対32も減速する。これにより、シフトローラ対31によって画像形成速度に減速されたシートSの後端を、非挟持状態に切換えた斜送ローラ対32によって汚したりコバ捲れが生じて傷付けたりすることの防止を図ることができ、成果物の品質低下の防止を図ることができる。
また、本実施の形態に係るプリンタ1のシート搬送制御では、超厚紙以外(普通紙等)を搬送する場合は、第2モードを実行することで、生産性を向上しつつ、高精度の画像形成を行うことを可能としている。従って、シートの種類に応じて、成果物の品質低下の防止を図りつつ、生産性の向上も図ることができている。
[他の実施の形態の可能性]
なお、以上説明した本実施の形態においては、挟持搬送状態と非挟持状態とに切換えられる第1ローラ対が斜送ローラ対32であり、シートの搬送速度の減速を行う第2ローラ対がシフトローラ対であるものを説明した。しかしながら、これに限らず、シート搬送方向の下流でシート搬送速度の減速を行うローラ対と、上流で離間して非挟持状態に切換えられるローラ対とを備えるものであれば、どのようなものであっても構わない。
また、本実施の形態においては、シートの種類が超厚紙の場合に第1モードを実行し、超厚紙以外の場合に第2モードを実行するものを説明したが、これに限らず、全てのシートの種類で第1モードを実行するものでもよい。この場合、生産性は第2モードよりも低下するが、どのようなシートの種類でもシートを汚したり傷付けたりすることの防止を図ることができる。
また、本実施の形態においては、シートの種類に応じて第1モードと第2モードとを選択するものを説明したが、これに限らず、例えばユーザが操作部やコンピュータ300でモードを選択するようにしてもよい。この場合、第1モードは品質重視モード、第2モードは生産性重視モード、等のように選択可能にすることが考えられる。
また、本実施の形態における第1モードにおいては、斜送ローラ対32(第1ローラ対)をシフトローラ対31(第2ローラ対)の回転速度の減速に合わせて同じ搬送速度に減速するものを説明した。しかしながら、これに限らず、第1ローラ対の回転速度を、第2ローラ対の回転速度以下に減速すれば、図15(b)に示すようなコバ捲れを防止できる。つまり第1モードでは、第2ローラ対の回転速度を第2回転速度に減速した場合に、第1ローラ対の回転速度を第1回転速度から第2回転速度以下に減速することで、成果物の品質低下の防止の効果を得ることができる。
また、本実施の形態における第2モードにおいては、シフトローラ対31(第2ローラ対)の回転速度を減速した場合に、斜送ローラ対32(第1ローラ対)の回転速度をそのまま維持するものを説明した。しかしながら、この場合に、第1ローラ対の回転速度が第2ローラ対の回転速度よりも高速であれば、第1ローラ対におけるシートの搬送速度が第2ローラ対よりも低下してしまうことの防止を図ることができる。つまり第2モードでは、第2ローラ対の回転速度を第2回転速度に減速した場合に、第1ローラ対の回転速度を第2回転速度よりも高速にすることで、生産性の向上の効果を得ることができる。
また、本実施の形態における第1モードにおいては、シフトローラ対31の回転速度を減速するときに同期して斜送ローラ対32の回転速度を減速するものを説明した。しかしながら、これに限らず、斜送ローラ対32の減速はタイマtを用いて、所定のタイミングで減速するようにしてもよい。このタイミングは、シートの後端が斜送ローラ対32を抜ける前であれば、シートの後端にコバ捲れ等が生じないようにすることができるので、この効果が得られる時間をタイマで計時すればよい。
また、本実施の形態における第1モードにおいては、減速した斜送ローラ対の回転速度を第1先端検出センサによるシートの先端の検出から第1所定時間t1が経過した際に、回転速度を復帰させるものを説明した。しかしながら、これに限らず、例えば後続のシートS’の先端をセンサで検出したときに斜送ローラ対の回転速度を復帰させるようにしても構わない。また同様に、減速したシフトローラ対の回転速度も、例えば後続のシートS’の先端をセンサで検出したときに復帰させるようにしても構わない。
また、本実施の形態においては、プリンタ1が、電子写真方式のフルカラーレーザビームプリンタであるものを説明したが、これに限らない。例えばインクジェットプリンタ等、シートに画像を形成する画像形成部の構成や方式はどのようなものでも構わない。
本開示は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
[本実施の形態のまとめ]
[構成1]
シートを挟持して搬送する挟持搬送状態と、シートの挟持を解除した非挟持状態と、に切換えられる第1ローラ対と、
前記第1ローラ対を駆動する第1駆動部と、
前記第1ローラ対よりもシートの搬送方向における下流に配置され、シートを搬送する第2ローラ対と、
前記第2ローラ対を駆動する第2駆動部と、
前記第1ローラ対を前記挟持搬送状態に切換え、前記第1駆動部及び前記第2駆動部を制御することで前記第1ローラ対及び前記第2ローラ対の回転速度を第1回転速度に制御して前記第1ローラ対から前記第2ローラ対にシートを搬送し、前記第1ローラ対を前記非挟持状態に切換え、前記第2駆動部を制御することで前記第2ローラ対の回転速度を前記第1回転速度よりも遅い第2回転速度に減速してシートの搬送速度を減速する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記第2ローラ対の回転速度を前記第1回転速度から前記第2回転速度に減速する場合に、前記第1駆動部を制御することで前記第1ローラ対の回転速度を前記第1回転速度から前記第2回転速度以下に減速するモードを実行する、
ことを特徴とするシート搬送装置。
[構成2]
前記制御部は、前記モードにおいて、前記第1ローラ対の回転速度を前記第1回転速度から前記第2ローラ対の回転速度と同じ前記第2回転速度に減速する、
ことを特徴とする構成1に記載のシート搬送装置。
[構成3]
前記制御部は、前記モードにおいて、前記第2ローラ対の回転速度の減速と同期して、前記第1ローラ対の回転速度を減速する、
ことを特徴とする構成1又は2に記載のシート搬送装置。
[構成4]
前記第2ローラ対よりもシートの搬送方向における下流に配置され、シートの先端を検出するシート検出センサを備え、
前記制御部は、前記第2ローラ対により搬送されるシートの先端が、前記第2ローラ対よりもシートの搬送方向における下流に配置されてシートの画像を形成する画像形成部に到達するタイミングを調整するように、前記第2ローラ対の回転速度を前記第1回転速度から前記第2回転速度に減速する、
ことを特徴とする構成1乃至3の何れか1つに記載のシート搬送装置。
[構成5]
前記制御部は、前記モードにおいて、搬送速度を減速したシートの後端が前記第1ローラ対を通過し、後続のシートが前記第1ローラ対に到達する前に、前記第1ローラ対の回転速度を前記第2回転速度以下から前記第1回転速度に増速する、
ことを特徴とする構成4に記載のシート搬送装置。
[構成6]
前記制御部は、前記シート検出センサによりシートの先端を検出してから所定時間後に、前記第1ローラ対の回転速度を前記第2回転速度以下から前記第1回転速度に増速する、
ことを特徴とする構成5に記載のシート搬送装置。
[構成7]
前記モードは、第1モードであり、
前記制御部は、前記第1モードと、前記第2ローラ対の回転速度を前記第1回転速度から前記第2回転速度に減速する場合に、前記第1ローラ対の回転速度を前記第2回転速度よりも高速にする第2モードと、を選択的に実行する、
ことを特徴とする構成1乃至6の何れか1つに記載のシート搬送装置。
[構成8]
前記制御部は、前記2モードにおいて、前記第1ローラ対の回転速度を前記第1回転速度に維持する、
ことを特徴とする構成7に記載のシート搬送装置。
[構成9]
前記制御部は、シートの厚みが第1の厚みである場合に前記第1モードを選択し、シートの厚みが前記第1の厚みよりも薄い第2の厚みである場合に前記第2モードを選択する、
ことを特徴とする構成7又は8に記載のシート搬送装置。
[構成10]
シートの搬送方向に直交する幅方向の一方に配置された突き当て部を備え、
前記第1ローラ対は、前記挟持搬送状態において、シートを挟持して前記突き当て部に向けてシートを斜送し、
前記第2ローラ対は、前記突き当て部に突き当てられたシートを挟持して前記幅方向に移動する、
ことを特徴とする構成1乃至9の何れか1つに記載のシート搬送装置。
[構成11]
前記第2ローラ対よりもシートの搬送方向における上流に配置され、シートを挟持して前記突き当て部に向けてシートを斜送する挟持搬送状態と、シートの挟持を解除した非挟持状態と、に切換えられる第3ローラ対を備え、
前記制御部は、前記モードにおいて、前記第2ローラ対の回転速度を前記第1回転速度から前記第2回転速度に減速する場合に、前記第3ローラ対の回転速度も前記第1回転速度から前記第2回転速度以下に減速する、
ことを特徴とする構成10に記載のシート搬送装置。
[構成12]
構成1乃至11の何れか1つに記載のシート搬送装置と、
前記第2ローラ対よりもシートの搬送方向における下流に配置されてシートに画像を形成する画像形成部と、を備える、
ことを特徴とする画像形成装置。
[構成13]
前記画像形成部は、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体に担持されたトナー像をシートに転写する転写ローラと、を有し、
前記制御部は、前記転写ローラの回転速度を前記第2回転速度に制御し、かつ前記第2ローラ対の回転速度を前記第1回転速度よりも遅い第2回転速度に減速するタイミングにより、シートに転写されるトナー像の転写位置を調整する、
ことを特徴とする構成12に記載の画像形成装置。
1…プリンタ(画像形成装置)/30…レジストレーションユニット(シート搬送装置)/31…シフトローラ対(第2ローラ対)/31M…シフトローラ駆動モータ(第2駆動部)/32a…斜送ローラ対(第1ローラ対)/32b…斜送ローラ対(第3ローラ対)/32M…斜送ローラ駆動モータ(第1駆動部)/40…画像形成ユニット(画像形成部)/50…中間転写ベルト(像担持体)/54…二次転写外ローラ(転写ローラ)/200…制御部/301…サイド突き当て板(突き当て部)/311…第1先端検出センサ(シート検出センサ)/S…シート

Claims (13)

  1. シートを挟持して搬送する挟持搬送状態と、シートの挟持を解除した非挟持状態と、に切換えられる第1ローラ対と、
    前記第1ローラ対を駆動する第1駆動部と、
    前記第1ローラ対よりもシートの搬送方向における下流に配置され、シートを搬送する第2ローラ対と、
    前記第2ローラ対を駆動する第2駆動部と、
    前記第1ローラ対を前記挟持搬送状態に切換え、前記第1駆動部及び前記第2駆動部を制御することで前記第1ローラ対及び前記第2ローラ対の回転速度を第1回転速度に制御して前記第1ローラ対から前記第2ローラ対にシートを搬送し、前記第1ローラ対を前記非挟持状態に切換え、前記第2駆動部を制御することで前記第2ローラ対の回転速度を前記第1回転速度よりも遅い第2回転速度に減速してシートの搬送速度を減速する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第2ローラ対の回転速度を前記第1回転速度から前記第2回転速度に減速する場合に、前記第1駆動部を制御することで前記第1ローラ対の回転速度を前記第1回転速度から前記第2回転速度以下に減速するモードを実行する、
    ことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記制御部は、前記モードにおいて、前記第1ローラ対の回転速度を前記第1回転速度から前記第2ローラ対の回転速度と同じ前記第2回転速度に減速する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記制御部は、前記モードにおいて、前記第2ローラ対の回転速度の減速と同期して、前記第1ローラ対の回転速度を減速する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  4. 前記第2ローラ対よりもシートの搬送方向における下流に配置され、シートの先端を検出するシート検出センサを備え、
    前記制御部は、前記第2ローラ対により搬送されるシートの先端が、前記第2ローラ対よりもシートの搬送方向における下流に配置されてシートの画像を形成する画像形成部に到達するタイミングを調整するように、前記第2ローラ対の回転速度を前記第1回転速度から前記第2回転速度に減速する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  5. 前記制御部は、前記モードにおいて、搬送速度を減速したシートの後端が前記第1ローラ対を通過し、後続のシートが前記第1ローラ対に到達する前に、前記第1ローラ対の回転速度を前記第2回転速度以下から前記第1回転速度に増速する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のシート搬送装置。
  6. 前記制御部は、前記シート検出センサによりシートの先端を検出してから所定時間後に、前記第1ローラ対の回転速度を前記第2回転速度以下から前記第1回転速度に増速する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のシート搬送装置。
  7. 前記モードは、第1モードであり、
    前記制御部は、前記第1モードと、前記第2ローラ対の回転速度を前記第1回転速度から前記第2回転速度に減速する場合に、前記第1ローラ対の回転速度を前記第2回転速度よりも高速にする第2モードと、を選択的に実行する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  8. 前記制御部は、前記2モードにおいて、前記第1ローラ対の回転速度を前記第1回転速度に維持する、
    ことを特徴とする請求項7に記載のシート搬送装置。
  9. 前記制御部は、シートの厚みが第1の厚みである場合に前記第1モードを選択し、シートの厚みが前記第1の厚みよりも薄い第2の厚みである場合に前記第2モードを選択する、
    ことを特徴とする請求項7に記載のシート搬送装置。
  10. シートの搬送方向に直交する幅方向の一方に配置された突き当て部を備え、
    前記第1ローラ対は、前記挟持搬送状態において、シートを挟持して前記突き当て部に向けてシートを斜送し、
    前記第2ローラ対は、前記突き当て部に突き当てられたシートを挟持して前記幅方向に移動する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  11. 前記第2ローラ対よりもシートの搬送方向における上流に配置され、シートを挟持して前記突き当て部に向けてシートを斜送する挟持搬送状態と、シートの挟持を解除した非挟持状態と、に切換えられる第3ローラ対を備え、
    前記制御部は、前記モードにおいて、前記第2ローラ対の回転速度を前記第1回転速度から前記第2回転速度に減速する場合に、前記第3ローラ対の回転速度も前記第1回転速度から前記第2回転速度以下に減速する、
    ことを特徴とする請求項10に記載のシート搬送装置。
  12. 請求項1乃至11の何れか1項に記載のシート搬送装置と、
    前記第2ローラ対よりもシートの搬送方向における下流に配置されてシートに画像を形成する画像形成部と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  13. 前記画像形成部は、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体に担持されたトナー像をシートに転写する転写ローラと、を有し、
    前記制御部は、前記転写ローラの回転速度を前記第2回転速度に制御し、かつ前記第2ローラ対の回転速度を前記第1回転速度よりも遅い第2回転速度に減速するタイミングにより、シートに転写されるトナー像の転写位置を調整する、
    ことを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
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