JP2024015823A - 棚構造 - Google Patents

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JP2024015823A
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宏幸 田中
Hiroyuki Tanaka
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Fukushima Galilei Co Ltd
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Abstract

【課題】落下防止具の姿勢を簡便且つ手早く切換えることができるようにしながら、棚本体に載置された物品が落下することを確実に防ぐことができる、棚構造を提供する。【解決手段】本発明に係る棚構造16は、上面が載置面17とされた棚本体18と、棚本体18の前端に設けられた落下防止具19とを備える。落下防止具19は、載置面17より上方に位置する突出姿勢と、載置面17よりも下方に位置する退避姿勢との間で姿勢変位可能に構成されて、突出姿勢において物品の落下防止を担う防止具本体20と、防止具本体20を回動可能に支持するヒンジ体22と、防止具本体20を突出姿勢に向かって付勢する付勢体23とを備える。そして、突出姿勢にある防止具本体20が退避姿勢側に回動することを阻止するロック構造25と、付勢体23の付勢力に抗して防止具本体20を退避姿勢で保持する保持機構24とを設ける。【選択図】図1

Description

新規性喪失の例外適用申請有り
本発明は、棚本体の前端に、棚本体に載置された物品の前方への落下を防止する落下防止具を備える棚構造に関する。本発明の棚構造は、冷蔵ショーケースやゴンドラ(登録商標)と称される陳列棚などに適用される。
本発明の棚構造は、棚本体に載置された物品の落下防止を担う落下防止具を備えるが、このような落下防止具を備える棚構造の従来例としては、例えば特許文献1(発明の名称:棚装置)を挙げることができる。特許文献1の棚装置は、棚板と、棚板の前部に回動自在に取り付けられる装飾板(落下防止具)とを備える。装飾板の左右の端部のそれぞれには、L字形状のスリットが設けられた係止片が固定されている。各係止片は、スリットを介して棚板の側面にねじ込まれるネジにより連結されている。ネジを中心にして係止片および装飾板は回動可能に構成されている。
装飾板は、棚板の上面よりも上方に突出する上姿勢と、棚板の上面よりも下方に位置する下姿勢との間で姿勢を切換えることができる。具体的には、装飾板が棚板の上面よりも上方に突出する状態(上姿勢)から、作業者が、装飾板を上側に持ち上げ、次いで装着板を手前側へと引き出し、さらに装飾板をネジまわりに下側に回動させることで、装飾板を棚板の上面よりも下方に位置する姿勢(下姿勢)へ切換えることができる。また、装飾板が棚板の上面よりも下方に位置する状態(下姿勢)から、作業者が、装飾板をネジまわりに上側へと回動させ、次いで装飾板を奥側へと押込み、さらに装飾板を下側に押し下げることで、装飾板を棚板の上面よりも上方に突出する姿勢(上姿勢)へ切換えることができる。
実願昭49-58866号(実開昭50-146498号)のマイクロフィルム
特許文献1の棚装置では、装飾板が棚板の上面よりも上方に突出する姿勢(上姿勢)とすることで、棚板上の物品を装飾板で受け止めて、棚板から物品が落下することを防ぐことができる。また、装飾板が棚板の上面よりも下方に位置する姿勢(下姿勢)に切換えることで、装飾板が邪魔になることなく棚板上に物品を載置し、或いは棚板上から物品を取り出すことができる。しかし、棚板に対する装飾板の姿勢を切換える際には、装飾板を上下方向に移動させる操作、装飾板を前後方向に移動させる操作、及び装飾板を回動させる操作などを行う必要であり、装飾板の姿勢の切換えに手間と時間を要する点に不利があった。
本発明は、落下防止具の姿勢を簡便且つ手早く切換えることができるようにしながら、棚本体に載置された物品が落下することを確実に防ぐことができる、棚構造を提供することを目的とする。
本発明に係る棚構造は、上面が物品の載置面17とされた棚本体18と、載置面17に載置された物品の落下を防ぐことを目的として、棚本体18の前端に設けられた落下防止具19とを備える。落下防止具19は、載置面17より上方に位置する突出姿勢と、載置面17よりも下方に位置する退避姿勢との間で姿勢変位可能に構成されて、突出姿勢において物品の落下防止を担う防止具本体20と、棚本体18に対して防止具本体20を回動可能に支持するヒンジ体22と、防止具本体20を退避姿勢側から突出姿勢側に向かって付勢する付勢体23とを備える。そして、突出姿勢にある防止具本体20が退避姿勢側に回動することを阻止するロック構造25と、付勢体23の付勢力に抗して防止具本体20を退避姿勢で保持する保持機構24とを備えることを特徴とする。
ヒンジ体22は、棚本体18に固定される第1ヒンジ部材44と、防止具本体20に固定される第2ヒンジ部材45と、両ヒンジ部材44・45を相対回動自在に連結する水平軸であるヒンジ軸46とを備える。付勢体23は、ヒンジ体22に組み込まれて、第1ヒンジ部材44と第2ヒンジ部材45とをヒンジ軸46のまわりに相対的に回動付勢するばね47で構成され、保持機構24は、ヒンジ体22に組み込まれて、付勢体23の付勢力に抗して第1ヒンジ部材44と第2ヒンジ部材45との相対位置を保持するストッパー48で構成されている。
落下防止具19は、防止具本体20を着脱可能に保持する取付体21を含み、この取付体21に第2ヒンジ部材45が固定されている。
棚本体18は、上面が載置面17とされる天壁28と、天壁28の前縁部から下向きに伸びる縦壁30と、縦壁30の下端から後向きに伸びる底壁31とを備える。取付体21は、上片62及び下片63と、上下片62・63の前端どうしを接続する前片64とを備え、防止具本体20が突出姿勢にあるとき、棚本体18の底壁31の前方に下片63が位置している。底壁31に第1ヒンジ部材44が固定され、下片63に第2ヒンジ部材45が固定されており、底壁31及び下片63よりも下方にヒンジ軸46が配置されている。
取付体21に、棚本体18に接触して落下防止具19の突出姿勢を規定する当接片65が設けられており、棚本体18と当接片65とが面接触状に接触するように構成されている。
ロック構造25は、棚本体18に連結されて、防止具本体20が突出姿勢から退避姿勢に向かうときの当接片65の移動軌跡に重なるロック位置と、前記当接片65の移動軌跡から外れるアンロック位置とに変位できるロックピース74を含み、ロックピース74は、ロック位置とアンロック位置との間を左右方向にスライド変位するように構成されている。
ロックピース74は、棚本体18と正対する垂直片76を備えており、ロック位置にあるロックピース74の垂直片76は、棚本体18と協働して当接片65を前後に挟持している。
物品の落下防止を担う防止具本体20をヒンジ体22で回動可能に支持して、突出姿勢と退避姿勢との間で姿勢変位可能に構成した落下防止具19を備える本発明の棚構造によれば、防止具本体20を回動操作するだけで、突出姿勢から退避姿勢へと、或いは退避姿勢から突出姿勢へと防止具本体20の姿勢を適宜に変位させることができる。また、防止具本体20は付勢体23で突出姿勢に向かって付勢されているため、退避姿勢へと回動された防止具本体20を、その回動操作力を取り除くだけで突出姿勢へと自動的に復帰させることができる。
そのうえで突出姿勢にある防止具本体20が退避姿勢側に回動することを阻止するロック構造25を備えると、ロック構造25を有効にすることで、防止具本体20が不用意に退避姿勢に変位することを防ぐことができる。これにより、例えば棚本体18に載置された物品が防止具本体20に接触したときにも、当該防止具本体20が退避姿勢に変位することを防ぐことができるので、棚本体18に載置された物品が落下することを確実に防ぐことができる。また、付勢体23の付勢力に抗して防止具本体20を退避姿勢で保持する保持機構24を備えると、ロック構造25が解除されて退避姿勢へと姿勢変位された防止具本体20を保持機構24で保持することで、作業者は両手が自由な状態で、防止具本体20が邪魔になることもなく、棚本体18に物品を載置する作業、或いは棚本体18から物品を取り出す作業を進めることができる。加えて、物品の載置或いは取り出し作業後は、保持機構24による保持を解除することで、付勢体23の付勢力で防止具本体20を突出姿勢へと自動的に復帰させることができる。このときロック構造25を有効にすることで、再び物品の落下防止を図ることができる。以上のように、本発明の棚構造16によれば、落下防止具19の姿勢を簡便且つ手早く切換えることができる。また、棚本体18に載置された物品が落下することを確実に防ぐことができる。
ヒンジ体22が、棚本体18に固定される第1ヒンジ部材44と、防止具本体20に固定される第2ヒンジ部材45と、両ヒンジ部材44・45を相対回動自在に連結する水平軸であるヒンジ軸46とを備えるものとし、付勢体23が、ヒンジ体22に組み込まれて、第1ヒンジ部材44と第2ヒンジ部材45とをヒンジ軸46のまわりに相対的に回動付勢するばね47で構成されている構成を採ることができる。このように付勢体23がヒンジ体22に組み込まれていると、棚本体18と防止具本体20との間に、ヒンジ体22と付勢体23とを個別に取り付ける必要がない分、棚構造16の組立に要する作業工程の短縮を図ることができる。また、保持機構24が、ヒンジ体22に組み込まれて、付勢体23の付勢力に抗して第1ヒンジ部材44と第2ヒンジ部材45との相対位置を保持するストッパー48で構成されていると、棚本体18と防止具本体20との間に、ヒンジ体22と保持機構24とを個別に取り付ける必要がない分、棚構造16の組立に要する作業工程の短縮を図ることができる。加えて、付勢体23と保持機構24とがヒンジ体22に組み込まれていると、落下防止具19の構造が煩雑化することを防ぐことができる。なお、この種のばねおよびストッパー付きのヒンジ体は、クリックヒンジと称される市販品として、種々のサイズ及び保持されたときの両ヒンジ部材44・45の相対位置が異なるものが流通しており、これら市販品を使用することで、棚構造16の使用用途に適したヒンジ体22を適宜選択して取り付けることができるので、様々なバリエーションの棚構造16を容易に提供できる利点もある。
落下防止具19が防止具本体20を着脱可能に保持する取付体21を含むものとし、この取付体21に第2ヒンジ部材45が固定されていると、例えば防止具本体20をプライスカードの保持構造を備えるカードレールとする、或いは電子式の価格表示装置を掛け止めることができる枠体で構成されるカードレールとするなど、防止具本体20の形態を変更するだけで、棚構造16の表示態様や表示機能を簡便に変更することができる。
棚本体18の底壁31及び取付体21の下片63よりも下方に、ヒンジ軸46が配置されていると、棚本体18の縦壁30と取付体21との間にヒンジ体22を配するための領域を設ける必要がない分、棚本体18の前後方向の寸法を大きくすることができる。したがって、物品を陳列する載置面17のスペースを大きくすることができる。
取付体21に、棚本体18に接触して落下防止具19の突出姿勢を規定する当接片65が設けられており、棚本体18と当接片65とが面接触状に接触するように構成されていると、付勢体23の付勢力で突出姿勢へと復帰する際の棚本体18に対する取付体21の衝撃を、当接片65で分散させて棚本体18に受け止めさせることができる。これにより、衝撃により棚本体18或いは落下防止具19が破損することを防ぐことができる。
ロック構造25は、棚本体18に連結されて、防止具本体20が突出姿勢から退避姿勢に向かうときの当接片65の移動軌跡に重なるロック位置と、前記当接片65の移動軌跡から外れるアンロック位置とに変位できるロックピース74を含むものとする。これによれば、落下防止具19が回動操作されるときの当接片65の移動軌跡に対するロックピース74の位置だけでロック構造25の状態を切換えることができるので、ロック構造25の構成を簡略化することができる。また、ロックピース74が、ロック位置とアンロック位置との間を左右方向にスライド変位するように構成されていると、ロックピース74をスライドさせるだけの簡単な操作でロック構造25のロック状態を切換えることができる。したがって、ロック構造25の切換え操作が容易な分、棚本体18に対する落下防止具19の姿勢を簡便且つ手早く切換えることができる。
ロックピース74が、棚本体18と正対する垂直片76を備えており、ロック位置にあるロックピース74の垂直片76が、棚本体18と協働して当接片65を前後に挟持していると、棚本体18とロックピース74とで当接片65の前後移動を規制して、落下防止具19ががたつくことを防ぐことができる。
本発明の実施形態に係る棚構造の要部を示す縦断側面図である。 同棚構造が適用された冷蔵ショーケースの縦断側面図である。 落下防止具を示す縦断側面図である。 棚本体と落下防止具との連結部分を示す底面図である。 保持機構の構造を示す断面図である。 ロック構造を示す底面図である。 図1におけるA-A線断面図であり、(a)はロックピースがアンロック位置にある状態を示し、(b)はロックピースがロック位置にある状態を示している。
(実施形態) 図1から図7に、本発明に係る棚構造をオープン型の冷蔵ショーケースに適用した実施形態を示す。本実施形態における前後、左右、上下とは、図2から図4に示す交差矢印と、各矢印の近傍に表記した前後、左右、上下の表示に従う。
図2に示すように、冷蔵ショーケースは、前面開口を有する断熱箱体からなる本体ケース1を備える。本体ケース1で囲まれる庫内2は、内ケース3により商品を冷蔵陳列する陳列室4と通気ダクト5とに区画されている。通気ダクト5には、冷凍サイクルを構成する蒸発器6と、庫内2で循環する空気流を形成する循環ファン7とが設置されている。循環ファン7が駆動されると、陳列室4の前端上部に設けられた吹出口8から前端下部に設けられた吸込口9へ向かって循環空気が吹き出され、前面開口にエアカーテンが形成される。循環ファン7は、冷蔵ショーケースの運転中は常時駆動され、形成されるエアカーテンで陳列室4への外気の侵入を抑制する。庫内2は、蒸発器6で熱交換された循環空気で冷却される。本体ケース1の下側に配される機械室10には、通気ダクト5に配された蒸発器6とともに冷凍サイクルを構成する圧縮機11及び凝縮器12と、これら両者11・12を冷却するための冷却ファン13などが設置されている。
陳列室4には、食品や飲料などの商品(物品)を載置するための棚構造16が上下多段状に設置される。棚構造16には、商品が収容された梱包箱Bが載置される。図3に示すように棚構造16は、上面が載置面17とされる棚本体18と、棚本体18の前端に設けられる落下防止具19などで構成される。落下防止具19は、落下防止機能を担う防止具本体20と、防止具本体20を着脱可能に保持する取付体21と、棚本体18に対して防止具本体20及び取付体21を回動可能に支持するヒンジ体22とを備える。ヒンジ体22で回動可能に支持される防止具本体20は、載置面17より上方に突出する突出姿勢と、突出姿勢における上端部が棚本体18から遠ざかる方向(図3に向かって反時計方向)に回動して、防止具本体20の全体が載置面17よりも下側に退避する退避姿勢との間で変位できるようになっている。防止具本体20が退避姿勢にあるとき、取付体21も全体が載置面17よりも下側に位置している。
図1に示すように落下防止具19は、防止具本体20を退避姿勢側から突出姿勢側に向かって付勢する付勢体23と、付勢体23の付勢力に抗して防止具本体20を退避姿勢で保持する保持機構24と、突出姿勢にある防止具本体20が退避姿勢側に回動することを阻止するロック構造25とを備える。防止具本体20は、付勢体23による突出姿勢側への回動が棚本体18で受け止められることによって、常態において突出姿勢に保持される。
棚本体18は、左右に長い長方形状の天壁28と、天壁28の四周縁の下側に一体に形成される周枠29とで、上下に偏平で左右に長い下面が開口する四角箱状に形成されている。図3に示すように周枠29の各辺部は、天壁28の縁部から下向きに伸びる縦壁30と、縦壁30の下端から内向きに伸びる底壁31とでそれぞれ断面L字状に形成されている。図3において符号32は、天壁28を補強するための補強枠であり、補強枠32は、棚本体18の左右端に亘って設けられている。
図2に示すように棚本体18は、左右一対のブラケット33で本体ケース1に支持されている。各ブラケット33は、周枠29の左右枠部の後側にそれぞれ連結されており、陳列室4の奥側左右に立設される棚柱34に設けられるブラケット装着孔(図示していない)に装着される。棚柱34には上下方向に複数のブラケット装着孔が設けられており、任意のブラケット装着孔を利用して陳列室4に棚本体18を設置することができる。
防止具本体20は、プライスカードなどを保持する保持レール部37と、取付体21への取り付けを担う取付レール部38とを備える。つまり、本実施形態の防止具本体20はカードレールとしての機能も備える。保持レール部37は、直線部が密着する断面U字状に形成されており、プライスカードは対向する壁間に差し込まれて挟持保持される。取付レール部38は、保持レール部37を支持する垂直壁からなる支持壁39と、支持壁39の後面に一体に形成される断面逆L字状の挟持壁40と、支持壁39の下端から後向きに伸びる抜止壁41とで形成される。防止具本体20は弾性変形可能な透明な樹脂素材の押出し成形品からなる。
図3及び図4に示すようにヒンジ体22は、棚本体18に固定される第1ヒンジ羽根(第1ヒンジ部材)44と、取付体21に固定される第2ヒンジ羽根(第2ヒンジ部材)45と、両ヒンジ羽根44・45を相対回動自在に連結するヒンジ軸46とを備える。ヒンジ体22の第1ヒンジ羽根44と第2ヒンジ羽根45とは、ヒンジ軸46に装着されたねじりコイル形のばね47により、相対的に回動付勢されている。また、防止具本体20が退避姿勢にある状態において、第1ヒンジ羽根44と第2ヒンジ羽根45との相対位置は、ヒンジ体22に組み込まれたストッパー48で保持されるようになっている。本実施形態のヒンジ体22は、ストッパー付きスプリング蝶番、或いはクリックヒンジと称される市販品の平蝶番で構成される。棚本体18と落下防止具19との間には、複数個のヒンジ体22が左右方向に間隔を空けて設けられる。
図4に示すようにばね47は、ヒンジ軸46に外嵌装着される状態で第1ヒンジ羽根44に内蔵されており、ねじりコイルの各終端に設けられる一対の作用アーム49の一方が第1ヒンジ羽根44に接し、他方が第2ヒンジ羽根45に接している。本実施形態では、ヒンジ体22が備えるばね47が、防止具本体20を突出姿勢に向かって付勢する付勢体23を構成している。
ストッパー48は、両ヒンジ羽根44・45の間に設けられている。具体的には、図5に示すように、第1ヒンジ羽根44の摺動面52と第2ヒンジ羽根45の摺動面53との間にストッパー48が設けられている。ストッパー48は、第1ヒンジ羽根44の摺動面52に凹み形成されたすり鉢状の凹部54と、第2ヒンジ羽根45の摺動面53に凹み形成されたボール穴55に挿入されるボール56と、ボール穴55からボール56を押し出し付勢する押出ばね57とで構成されている。
ボール56がボール穴55に収納されて第1ヒンジ羽根44の摺動面52と接している状態では、ボール56は転動或いは摺動して両ヒンジ羽根44・45は相対的に回動することができる。また、防止具本体20の回動によって凹部54とボール穴55とが正対して、ボール穴55から押し出されたボール56が凹部54に落ち込んでいる状態では、ボール56は凹部54に引っ掛かり両ヒンジ羽根44・45はその相対的な回動が規制される。凹部54は、落下防止具19が突出姿勢から反時計方向に120度回動した位置と170度回動した位置とでストッパー48が機能するように、ヒンジ軸46のまわりにおいて2ヶ所に設けられている(図3の二点鎖線参照)。本実施形態では、ストッパー48が、ばね47(付勢体23)の付勢力に抗して防止具本体20を退避姿勢で保持する保持機構24を構成している。
図1に示すように取付体21は、一体に固定されるベース枠60と前枠61とを備える。ベース枠60は、上片62及び下片63と、上下片62・63の前端どうしを接続する前片64と、上片62の後端から下向きに伸びる当接片65とで断面略C字状に形成される。前枠61は、横片66と、横片66の先端から上向きに伸びる縦片67と、縦片67の左右端からそれぞれ後向きに伸びる側片68・68とを備える。取付体21の左右長さは、棚本体18の左右長さよりも僅かに短く形成されている。
ベース枠60と前枠61とは、下片63と横片66とが上下に重畳する状態で連結されて一体化されている。これら両枠60・61が一体化された状態において、その前片64と縦片67との間には間隙が設けられており、当該間隙は防止具本体20を取り付けるための左右横長の取付溝69を構成する。取付溝69は上方に開口しており、その左右の溝端は、それぞれ側片68で塞がれている。
取付体21への防止具本体20の取り付けは、支持壁39と挟持壁40との間隔を広げた状態で、これら両壁39・40の間に縦片67が入り込むように上方から防止具本体20を差込む。このとき、挟持壁40は取付溝69内に挿入され、抜止壁41が縦片67の下端を乗り越えると、防止具本体20自身の弾性力で抜止壁41が横片66に被さるように支持壁39が復元する。これにて、支持壁39と挟持壁40とで縦片67が前後に挟持され、さらに抜止壁41が横片66に引っ掛かることで上方への抜け止めが図られて、防止具本体20は取付体21に取り付けられる。取付体21に取り付けられた防止具本体20は、支持壁39を弾性変形させて横片66に対する抜止壁41の引っ掛かりを解除することで上方へと分離できる。
図3及び図4に示すようにヒンジ体22は、底壁31及び下片63よりも下方にヒンジ軸46が位置する状態で、第1ヒンジ羽根44が周枠29の前枠部分の底壁31の下側にビス70で締結固定されており、第2ヒンジ羽根45が取付体21の下片63と横片66との重畳部分の下側にビス70で締結固定されている。ヒンジ軸46の軸心の前後方向の位置は、棚本体18の前端位置、換言すれば周枠29の前辺部分の縦壁30の前面位置よりも僅かに後側に配される。図3において、ヒンジ体22のばね47は右回り方向に付勢力を発揮しており、当該付勢力により防止具本体20はヒンジ軸46を回動中心として時計回り方向に回動される。
ばね47で付勢される防止具本体20は、ベース枠60の当接片65が周枠29の前枠部分の縦壁30に接触することで回動が規制される。このように落下防止具19は、取付体21が棚本体18に受け止められて突出姿勢が規定される。回動が規制された落下防止具19は、防止具本体20の両レール部37・38の上半部が載置面17よりも上方に突出しており、この状態が突出姿勢となる。取付体21が棚本体18で受け止められた突出姿勢では、当接片65は縦壁30に対して面接触状に接触しており、ばね47による付勢力は分散された状態で縦壁30(棚本体18)に作用する。なお、当接片65と縦壁30との接触面の少なくともいずれか一方にクッション材を設けることができ、これによれば、両者(当接片65と縦壁30)間の衝撃をクッション材で緩和できる。
図3において突出姿勢にある防止具本体20の上端部を、ばね47(付勢体23)の付勢力に抗して棚本体18から遠ざかる方向、つまりヒンジ軸46を回動中心として防止具本体20を反時計回り方向に回動させると、防止具本体20は、その全部が載置面17よりも下側に位置する退避姿勢となる。ヒンジ体22で支持される防止具本体20は、第2ヒンジ羽根45が第1ヒンジ羽根44に接触する、具体的には、図3において第2ヒンジ羽根45の締結部位の下面が第1ヒンジ羽根44の締結部位の下面に接触するまで回動することができる。したがって、防止具本体20が載置面17よりも下方に退避した位置から第2ヒンジ羽根45が第1ヒンジ羽根44に接触する回動限界位置までが、防止具本体20の退避姿勢となっている。また、先に述べたように防止具本体20は、ヒンジ軸46のまわりにおいて2ヶ所に設けられているストッパー48により、図3に二点鎖線で示す退避姿勢における2ヶ所の位置で保持可能に構成されている。
ヒンジ軸46まわりの防止具本体20の回動時において、取付体21の回動軌跡は載置面17の高さ位置よりも下側に配されるように構成されている。詳しくは、防止具本体20が突出姿勢にある状態において、ベース枠60の上片62が水平状かつ載置面17よりも下方に配されるようにし、さらに棚本体18の前端位置よりも僅かに後側にヒンジ軸46の軸心を配したヒンジ体22で回動可能に支持するので、取付体21の回動時、上片62は突出姿勢の位置から上側へ移動することはない。したがって、取付体21が載置面17よりも上方に突出することはない。
退避姿勢へと回動されストッパー48で保持されている防止具本体20は、突出姿勢側に回動させるとストッパー48による保持が解除され、ばね47の付勢力でヒンジ軸46を回動中心として図3において時計方向に回動する。当該回動により当接片65が周枠29に接触した時点で、防止具本体20は回動が規制され突出姿勢へと復帰する。このように、落下防止具19は、ストッパー48による保持を解除するだけで、防止具本体20がばね47の付勢力で退避姿勢から突出姿勢へと自動的に姿勢変位するように構成されている。防止具本体20が突出姿勢へと復帰するとき、取付体21が棚本体18で受け止められる衝撃は、面接触状に接触する縦壁30と当接片65とにより分散される。
防止具本体20は付勢体23で突出姿勢側に向かって付勢されているので、防止具本体20に対して退避姿勢側に回動する方向に作用する回動トルクが付勢体23の付勢力を超えるまでは、防止具本体20が突出姿勢に維持される。したがって、棚本体18に載置されている物品が前方に移動して防止具本体20に接触したときでも、当該防止具本体20に対して付勢体23の付勢力を超える回動トルクが作用するまでは、防止具本体20は突出姿勢に維持され、これにより物品が棚本体18の前端から不用意に落下することを防ぐことができる。しかし、付勢体23の付勢力を超える回動トルクが防止具本体20に作用した場合、防止具本体20が退避姿勢側に回動して落下防止具19による落下防止機能が解除されるおそれがある。そこで棚構造16には、落下防止機能が解除されることを防ぐことを目的として、突出姿勢にある防止具本体20が退避姿勢側に回動することを阻止するロック構造25が設けられている。
図1及び図7に示すようにロック構造25は、棚本体18の底壁31に連結され、防止具本体20が突出姿勢から退避姿勢に向かうときの当接片65の移動軌跡に干渉するロック位置と、前記当接片65の移動軌跡から外れるアンロック位置とに変位できるロックピース74を備えている。ロックピース74は、棚本体18の周枠29の前枠部分に連結されており、L字状に配される水平片75及び垂直片76と、水平片75の右端から下向きに伸びる操作片77と、垂直片76の左端から左前向きに伸びる誘導片78とを備えている。
図1及び図6に示すように、ロックピース74は、水平片75が底壁31と正対し、垂直片76が縦壁と正対する状態で配され、水平片75に形成された左右に長い長孔状のスライド孔79を介して左右一対のガイドビス80が底壁31にねじ込まれることにより、周枠29の前枠部分の略左右中央に連結される。水平片75と底壁31との間には、僅かな隙間が設けられており、ロックピース74は周枠29に対してロック位置とアンロック位置との間で左右方向にスライドできるように構成されている。また、垂直片76と縦壁30との間には、当接片65の厚み寸法に相当する前後幅の隙間が設けられている。
図7(a)は、ロックピース74がアンロック位置にある状態を示しており、このアンロック位置では、正面視において垂直片76及び誘導片78が当接片65に形成された上向きに凹む切欠部81に臨む位置に配されている。ロックピース74がアンロック位置にあるとき、垂直片76および誘導片78は、切欠部81によって当接片65の回動軌跡から外れた位置にあるので、防止具本体20が退避姿勢側へと回動された場合でも、当接片65はロックピース74と接触することがなく、防止具本体20は退避姿勢へと問題なく回動することができる。アンロック位置において操作片77を摘まんで左方にスライドさせると、図7(b)に示すロック位置へとロックピース74をスライド変位させることができる。このとき、当接片65と縦壁30との間に僅かに隙間がある場合であっても、当接片65は誘導片78で縦壁30に密着する側へと押付けられて適正な位置へと移動するので、ロックピース74をスムーズにスライド操作することができる。
ロックピース74がロック位置にあるとき、ロックピース74は、垂直片76の左上部分が当接片65と前後に重畳して、防止具本体20が突出姿勢から退避姿勢に向かうときの当接片65の移動軌跡に重なる位置にある。したがって、防止具本体20の回動による当接片65の移動はロックピース74の垂直片76により規制され、突出姿勢にある防止具本体20の退避姿勢側への回動は阻止される。また、垂直片76は周枠29の縦壁30(棚本体18)と協働して当接片65を前後に挟持しているので(図1参照)、防止具本体20は回動することがない。ロック位置において操作片77を摘まんで右方にスライドさせると、図7(a)に示すアンロック位置へとロックピース74をスライド変位させることができる。
ここで、棚本体18に対する商品が収容された梱包箱Bの載置方法と、取出方法(棚本体18から梱包箱Bを降ろす方法)を説明する。載置時及び取り出し時の棚構造16の操作は同一であり、まず作業者は、ロックピース74をスライド操作してロック構造25を解除する。具体的には、作業者は、操作片77を手指で摘まんでこれを右方向にスライドさせる。これにて、ロックピース74はロック位置からアンロック位置に変位して落下防止具19は回動可能な状態となる。次いで作業者は、落下防止具19を回動させて防止具本体20を退避姿勢へと切換えるとともにストッパー48が作動する位置まで姿勢変位させる。これにて、防止具本体20は退避姿勢にある状態で保持される。防止具本体20を退避姿勢で保持したのちは、防止具本体20が邪魔になることなく、載置面17への梱包箱Bの載置或いは取り出しを簡便に行うことができる。
梱包箱Bを載置或いは取り出したのち、作業者は、防止具本体20を突出姿勢側へと回動させストッパー48による保持を解除する。ストッパー48による保持が解除された防止具本体20は、ばね47の付勢力で突出姿勢へと自動的に復帰する。防止具本体20が突出姿勢へと復帰したのち、作業者は、操作片77を手指で摘まんでこれを左方向にスライドさせる。これにて、ロックピース74はアンロック位置からロック位置に変位して落下防止具19の回動が阻止される状態となる。
以上のように、本実施形態の棚構造16によれば、防止具本体20を回動操作するだけで、突出姿勢から退避姿勢へと、或いは退避姿勢から突出姿勢へと防止具本体20の姿勢を適宜に変位させることができる。また、防止具本体20は付勢体23で突出姿勢に向かって付勢されているため、退避姿勢へと回動された防止具本体20を、その回動操作力を取り除くだけで突出姿勢へと自動的に復帰させることができる。
そのうえで突出姿勢にある防止具本体20が退避姿勢側に回動することを阻止するロック構造25を備えるように構成したので、ロック構造25を有効にすることで、防止具本体20が不用意に退避姿勢に変位することを防ぐことができる。これにより、例えば棚本体18に載置された物品が防止具本体20に接触したときにも、当該防止具本体20が退避姿勢に変位することを防ぐことができるので、棚本体18に載置された物品が落下することを確実に防ぐことができる。また、付勢体23の付勢力に抗して防止具本体20を退避姿勢で保持する保持機構24を備えるように構成したので、ロック構造25が解除されて退避姿勢へと姿勢変位された防止具本体20を保持機構24で保持することで、作業者は両手が自由な状態で、防止具本体20が邪魔になることもなく、棚本体18に物品を載置する作業、或いは棚本体18から物品を取り出す作業を進めることができる。加えて、物品の載置或いは取り出し作業後は、保持機構24による保持を解除することで、付勢体23の付勢力で防止具本体20を突出姿勢へと自動的に復帰させることができる。このときロック構造25を有効にすることで、再び物品の落下防止を図ることができる。以上のように、本実施形態の棚構造16によれば、落下防止具19の姿勢を簡便且つ手早く切換えることができる。また、棚本体18に載置された物品が落下することを確実に防ぐことができる。
防止具本体20を退避姿勢側から突出姿勢側に向かって付勢する付勢体23をヒンジ体22に組み込まれるばね47で構成したので、棚本体18と防止具本体20との間に、ヒンジ体22と付勢体23とを個別に取り付ける必要がない分、棚構造16の組立に要する作業工程の短縮を図ることができる。また、付勢体23の付勢力に抗して防止具本体20を退避姿勢に保持する保持機構24を、ヒンジ体22に組み込まれるストッパー48で構成したので、棚本体18と防止具本体20との間に、ヒンジ体22と保持機構24とを個別に取り付ける必要がない分、棚構造16の組立に要する作業工程の短縮を図ることができる。加えて、付勢体23と保持機構24とがヒンジ体22に組み込まれていると、落下防止具19の構造が煩雑化することを防ぐことができる。なお、この種のばねおよびストッパー付きのヒンジ体は、クリックヒンジと称される市販品として、種々のサイズ及び保持されたときの両ヒンジ部材44・45の相対位置が異なるものが流通しており、これら市販品を使用することで、棚構造16の使用用途に適したヒンジ体22を適宜選択して取り付けることができるので、様々なバリエーションの棚構造16を容易に提供できる利点もある。
落下防止具19を防止具本体20を着脱可能に保持する取付体21を含むものとし、この取付体21に第2ヒンジ部材45を固定したので、例えば防止具本体20をプライスカードの保持構造を備えるカードレールとする、或いは電子式の価格表示装置を掛け止めることができる枠体で構成されるカードレールとするなど、防止具本体20の形態を変更するだけで、棚構造16の表示態様や表示機能を簡便に変更することができる。
棚本体18の底壁31及び取付体21の下片63よりも下方に、ヒンジ軸46を配置したので、棚本体18の縦壁30と取付体21との間にヒンジ体22を配するための領域を設ける必要がない分、棚本体18の前後方向の寸法を大きくすることができる。したがって、物品を陳列する載置面17のスペースを大きくすることができる。
取付体21に、棚本体18に接触して落下防止具19の突出姿勢を規定する当接片65を設け、棚本体18と当接片65とが面接触状に接触するように構成したので、付勢体23の付勢力で突出姿勢へと復帰する際の棚本体18に対する取付体21の衝撃を、当接片65で分散させて棚本体18に受け止めさせることができる。これにより、衝撃により棚本体18或いは落下防止具19が破損することを防ぐことができる。
ロック構造25は、棚本体18に連結されて、防止具本体20が突出姿勢から退避姿勢に向かうときの当接片65の移動軌跡に重なるロック位置と、前記当接片65の移動軌跡から外れるアンロック位置とに変位できるロックピース74を含むものとした。これによれば、落下防止具19が回動操作されるときの当接片65の移動軌跡に対するロックピース74の位置だけでロック構造25の状態を切換えることができるので、ロック構造25の構成を簡略化することができる。また、ロックピース74は、ロック位置とアンロック位置との間を左右方向にスライド変位するように構成したので、ロックピース74をスライドさせるだけの簡単な操作でロック構造25のロック状態を切換えることができる。したがって、ロック構造25の切換え操作が容易な分、棚本体18に対する落下防止具19の姿勢を簡便且つ手早く切換えることができる。
ロックピース74は、棚本体18と正対する垂直片76を備え、ロック位置にあるロックピース74の垂直片76が、棚本体18と協働して当接片65を前後に挟持するように構成したので、棚本体18とロックピース74とで当接片65の前後移動を規制して、落下防止具19ががたつくことを防ぐことができる。
上記の実施形態では、ヒンジ体22に組み込まれるばね47で付勢体23を構成したが、付勢体23はヒンジ体22と別体に設けた板ばねなどのばね体やロータリーダンパーなどで構成することができる。保持機構24はヒンジ体22と別体に設けた、例えば磁気吸着による保持構造であってもよい。ロック構造25は、当接片65に切欠部81を設け、ロック位置において当接片65に垂直片76が重畳するように構成したが、当接片65に下向きに延出する延出片を設け、該延出片に垂直片76が重畳するように構成することもできる。ロック構造25は複数個設けてもよい。防止具本体20は、カードレール以外に丸棒を四角枠状に成形した転び止め枠や左右に長い板体からなる転び止め板で構成することもできる。この場合には丸棒の直径或いは板体の厚み寸法を取付溝69の前後寸法に一致させれば、転び止め枠或いは転び止め板を取付溝69に差込むだけで取付体21に取り付けることができる。
上記では、棚構造16に商品が収容された梱包箱Bを載置することについて説明したが、棚構造16には梱包箱から取り出した商品を載置(陳列)することもできる。本発明の棚構造16は、冷蔵(冷凍)或いは温蔵のショーケースだけでなく、冷蔵機能や温蔵機能を具備しない、商品を陳列するためのゴンドラと称される陳列棚に適用することもできる。
17 載置面
18 棚本体
19 落下防止具
20 防止具本体
21 取付体
22 ヒンジ体
23 付勢体
24 保持機構
25 ロック構造
28 天壁
30 縦壁
31 底壁
44 第1ヒンジ部材(第1ヒンジ羽根)
45 第2ヒンジ部材(第2ヒンジ羽根)
46 ヒンジ軸
47 ばね
48 ストッパー
62 上片
63 下片
64 前片
65 当接片
74 ロックピース
76 垂直片

Claims (7)

  1. 上面が物品の載置面(17)とされた棚本体(18)と、載置面(17)に載置された物品の落下を防ぐことを目的として、棚本体(18)の前端に設けられた落下防止具(19)とを備え、
    落下防止具(19)は、載置面(17)より上方に位置する突出姿勢と、載置面(17)よりも下方に位置する退避姿勢との間で姿勢変位可能に構成されて、突出姿勢において物品の落下防止を担う防止具本体(20)と、棚本体(18)に対して防止具本体(20)を回動可能に支持するヒンジ体(22)と、防止具本体(20)を退避姿勢側から突出姿勢側に向かって付勢する付勢体(23)とを備え、
    突出姿勢にある防止具本体(20)が退避姿勢側に回動することを阻止するロック構造(25)と、付勢体(23)の付勢力に抗して防止具本体(20)を退避姿勢に保持する保持機構(24)とを備えることを特徴とする棚構造。
  2. ヒンジ体(22)は、棚本体(18)に固定される第1ヒンジ部材(44)と、防止具本体(20)に固定される第2ヒンジ部材(45)と、両ヒンジ部材(44・45)を相対回動自在に連結する水平軸であるヒンジ軸(46)とを備え、
    付勢体(23)が、ヒンジ体(22)に組み込まれて、第1ヒンジ部材(44)と第2ヒンジ部材(45)とをヒンジ軸(46)のまわりに相対的に回動付勢するばね(47)で構成され、
    保持機構(24)が、ヒンジ体(22)に組み込まれて、付勢体(23)の付勢力に抗して第1ヒンジ部材(44)と第2ヒンジ部材(45)との相対位置を保持するストッパー(48)で構成されている請求項1に記載の棚構造。
  3. 落下防止具(19)は、防止具本体(20)を着脱可能に保持する取付体(21)を含み、この取付体(21)に第2ヒンジ部材(45)が固定されている請求項2に記載の棚構造。
  4. 棚本体(18)は、上面が載置面(17)とされる天壁(28)と、天壁(28)の前縁部から下向きに伸びる縦壁(30)と、縦壁(30)の下端から後向きに伸びる底壁(31)とを備え、
    取付体(21)は、上片(62)及び下片(63)と、上下片(62・63)の前端どうしを接続する前片(64)とを備え、防止具本体(20)が突出姿勢にあるとき、棚本体(18)の底壁(31)の前方に下片(63)が位置しており、
    底壁(31)に第1ヒンジ部材(44)が固定され、下片(63)に第2ヒンジ部材(45)が固定されており、
    底壁(31)及び下片(63)よりも下方にヒンジ軸(46)が配置されている請求項3に記載の棚構造。
  5. 取付体(21)に、棚本体(18)に接触して落下防止具(19)の突出姿勢を規定する当接片(65)が設けられており、
    棚本体(18)と当接片(65)とが面接触状に接触するように構成されている請求項3に記載の棚構造。
  6. ロック構造(25)は、棚本体(18)に連結されて、防止具本体(20)が突出姿勢から退避姿勢に向かうときの当接片(65)の移動軌跡に重なるロック位置と、前記当接片(65)の移動軌跡から外れるアンロック位置とに変位できるロックピース(74)を含み、
    ロックピース(74)が、ロック位置とアンロック位置との間を左右方向にスライド変位するように構成されている請求項5に記載の棚構造。
  7. ロックピース(74)は、棚本体(18)と正対する垂直片(76)を備えており、
    ロック位置にあるロックピース(74)の垂直片(76)が、棚本体(18)と協働して当接片(65)を前後に挟持している請求項6に記載の棚構造。
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