JP2024014276A - 電動圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】取付部の位置精度の低下の発生を防止する。【解決手段】電動圧縮機1は、電動モータ10と、電動モータ10によって駆動される圧縮機構20と、電動モータ10を駆動するインバータ30と、電動モータ10、圧縮機構20及びインバータ30が収容されるケーシング40と、ケーシング40に形成されケーシング40を所定の対象物Cに取り付けるための取付部50とを含む。ケーシング40は、電動モータ10が収容されるモータケーシング41と、圧縮機構20が収容される圧縮機構ケーシング42と、インバータ30が収容されるインバータケーシング43とを有し、取付部50は、圧縮機構ケーシング42に設けられる第1取付脚部51とインバータケーシング43に設けられる第2取付脚部(52,52)とからなる。【選択図】図3

Description

本発明は、車両などの所定の対象物に取り付けられる電動圧縮機に関する。
特許文献1には、電動モータと、電動モータによって駆動される圧縮機構と、電動モータを駆動するインバータと、これらが収容されるハウジング(以下、ケーシングという)と、を含む電動圧縮機が開示されている。この電動圧縮機は、第1取付脚部と第2取付脚部と第3取付脚部とからなる取付部を介して車両に取り付けられている。第1取付脚部及び第2取付脚部はケーシングのうちのモータケーシングの周壁にこの周壁と一体に設けられ、第3取付脚部はケーシングのうちのインバータ側のカバーに設けられている。そして、電動圧縮機において、電動モータのステータは、一般的に、ケーシングの内部に焼き嵌めにより組み込まれる。この焼き嵌めの際に、ケーシングが加熱される。
特許第6955220号公報
しかしながら、特許文献1に開示された電動圧縮機では、第1取付脚部及び第2取付脚部は、モータケーシングと一体に設けられているので、ステータの焼き嵌めの際に、第1取付脚部及び第2取付脚部がモータケーシングと一緒に加熱されてしまう。その結果、第1取付脚部及び第2取付脚部が変形してしまい、ステータ組付けに起因する取付部の位置精度の低下が発生するおそれがある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ステータ組付けに起因する取付部の位置精度の低下の発生を防止することができる構造を有した電動圧縮機を提供することである。
本発明に係る電動圧縮機は、電動モータと、前記電動モータによって駆動される圧縮機構と、前記電動モータを駆動するインバータと、前記電動モータ、前記圧縮機構及び前記インバータが収容されるケーシングと、前記ケーシングに形成され該ケーシングを所定の対象物に取り付けるための取付部とを含む。前記電動圧縮機において、前記ケーシングは、前記電動モータが収容されるモータケーシングと、前記圧縮機構が収容される圧縮機構ケーシングと、前記インバータが収容されるインバータケーシングとを有し、前記取付部は、前記圧縮機構ケーシングに設けられる第1取付脚部と前記インバータケーシングに設けられる第2取付脚部とからなる。
本発明によれば、ステータ組付けに起因する取付部の位置精度の低下の発生を防止することができる構造を有した電動圧縮機を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る電動圧縮機の分解斜視図である。 電動圧縮機の斜視図である。 電動圧縮機が設置対象物に取り付けられたときの状態の一例を説明するための概念図である。 電動圧縮機の第1取付脚部の断面図である。 電動圧縮機の第2取付脚部の断面図である。 変形例に係る第1取付脚部を含む拡大斜視図である。 別の変形例に係る第1取付脚部を含む拡大斜視図である。
以下、本発明に係る電動圧縮機の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1~図3は本発明の一実施形態に係る電動圧縮機1を説明するための図である。具体的には、図1は電動圧縮機1の分解斜視図であり、図2は電動圧縮機1の斜視図、図3は電動圧縮機1が所定の対象物Cに取り付けられたときの状態の一例を説明するための概念図である。なお、図3では、部分的に概略的な断面図として示されている。
電動圧縮機1は、例えば、車両用空調装置の一部として車両に搭載され、車両用空調のための冷媒を吸入し、圧縮して吐出する装置として用いられる。電動圧縮機1は、例えば、車両のエンジンルーム内において車両の車体の一部に取り付けられる。つまり、本実施形態では、電動圧縮機1が取り付けられる対象物Cは、車体の一部である。
図1及び図2を参照すると、電動圧縮機1は、電動モータ10と、電動モータ10によって駆動される圧縮機構20と、電動モータ10を駆動するインバータ30と、これら電動モータ10、圧縮機構20及びインバータ30が内部に収容されるケーシング40と、取付部50とを含む。つまり、電動圧縮機1は、いわゆるインバータ一体型の電動圧縮機として構成されている。
図3を参照すると、電動モータ10は、円環状のステータ11と、ロータ12と、ステータ11に巻回される図示省略されたコイルとを有する。電動モータ10としては、例えば、三相交流モータが適用される。
ステータ11は、円環状に形成されている。ステータ11は、例えば、互いに積層された複数のケイ素鋼板により構成されている。
ロータ12は、ステータ11の径方向内側に配置され、複数の磁極(図示省略)を有する。ロータ12の径方向中央に形成された貫通孔には、回転軸10aが嵌め込まれている。回転軸10aは、ロータ12と一体に設けられている。回転軸10aの長手方向の各端部は、ケーシング40の内部で回転可能に支持される。ロータ12は回転軸10aを介してステータ11の径方向内側で回転可能に支持される。インバータ30からの給電により、ステータ11に磁界が発生すると、ロータ12に回転力が作用し、これにより、回転軸10aが回転駆動される。回転軸10aの一方の端部は、圧縮機構20を駆動可能に圧縮機構20に連結されている。
圧縮機構20は、電動モータ10によって駆動され冷媒を圧縮するものである。圧縮機構20及び電動モータ10は、ケーシング40の内部において直列に配置されている。圧縮機構20は、特に限定されるものではないが、ここでは、固定スクロールと可動スクロールとを有するスクロール型圧縮機構である。なお、圧縮機構20としては、スクロール型に限らず、揺動板に連結されたピストンを往復動させる往復動型などの適宜のタイプの圧縮機構が採用され得る。
インバータ30は、例えば、車両のバッテリ(図示省略)からの直流電流を交流電流に変換し、この交流電流を電動モータ10に供給する。
ケーシング40は、電動圧縮機1の外殻を構成するものである。ケーシング40の内部には、電動モータ10、圧縮機構20及びインバータ30が収容される。ケーシング40には、前記車両用空調装置の冷媒配管(図示省略)が接続される吸入ポート40a及び吐出ポート40bが形成されている。吸入ポート40a及び吐出ポート40bの位置については、後述する。
電動圧縮機1において、インバータ30によって電動モータ10が駆動されると、電動モータ10がその回転軸(出力軸)10aを介して圧縮機構20を駆動する。これにより、電動圧縮機1は、前記車両用空調装置の冷媒(低圧冷媒)を吸入ポート40aから吸入して圧縮機構20により圧縮し、圧縮した冷媒(高圧冷媒)を吐出ポート40bから吐出する。
取付部50は、ケーシング40に形成されこのケーシング40を所定の対象物C(ここでは、車体)に取り付けるためのものである。取付部50は、ケーシング40と一体に形成されている。取付部50の構造及び位置などについては後述する。
ところで、電動モータ10のステータ11は、ケーシング40の内部に焼き嵌めにより組み込まれる(嵌め込まれる)。この焼き嵌めの際に、ケーシング40(具体的には後述するモータケーシング41)が加熱される。したがって、ステータ11の焼き嵌め(組付け)の際に、取付部50がケーシング40と一緒に加熱されてしまうと、取付部50が変形してしまい、ステータ組付けに起因する取付部50の位置精度の低下が発生するおそれがある。これに対し、電動圧縮機1は、以下で説明する構造を有している。
電動圧縮機1において、ケーシング40は、電動モータ10が収容されるモータケーシング41と、圧縮機構20が収容される圧縮機構ケーシング42と、インバータ30が収容されるインバータケーシング43とを有している。つまり、ケーシング40は、少なくとも、モータケーシング41と圧縮機構ケーシング42とインバータケーシング43とに分離されている。各ケーシング部材(41,42,43)は、例えば、主に鋳造により形成されている。そして、各ケーシング部材(41,42,43)がボルトなどの締結手段によって一体的に締結されることで、ケーシング40が構成される。
本実施形態では、モータケーシング41は、圧縮機構ケーシング42とインバータケーシング43との間に設けられている。モータケーシング41は、例えば、電動モータ10の周囲を囲むように概ね円筒状に形成された筒部411を有する。筒部411の一端面は圧縮機構ケーシング42に当接し、筒部411の他端面はインバータケーシング43に当接している。そして、吸入ポート40aは、モータケーシング41の筒部411におけるインバータ側端部に設けられている。そして、電動モータ10のステータ11は、モータケーシング41の筒部411の内部に焼き嵌めにより組付けられる。この焼き嵌めの際には、ケーシング40のうちのモータケーシング41だけが加熱される。
本実施形態では、圧縮機構ケーシング42は、圧縮機構20の周囲を囲むように概ね円筒状に形成された筒部421を有する。筒部421における一方の開口は塞がれている。圧縮機構ケーシング42の筒部421における開口側端面がモータケーシング41の筒部411の端面に当接するようになっている。圧縮機構ケーシング42の筒部421の外径はモータケーシング41の筒部411の外径に合わせられている。
本実施形態では、インバータケーシング43は、例えば、インバータケース本体部431と、インバータカバー部432と、を有する。インバータケーシング43は、電動モータ10の回転軸10aの中心軸線Xと直交する方向に長い概ね箱状に形成されている。インバータケース本体部431は、モータケーシング41に固定される底壁431aと、底壁431aの縁部から延びる側壁431bとを有する。底壁431aは平面視で概ね矩形状に形成されており、側壁431bは底壁431aに向かって視た平面視で概ね矩形の環状に形成されている。インバータカバー部432は、平面視で概ね矩形の平板状に形成されている。インバータカバー部432は、インバータケース本体部431の開口を塞ぐようにインバータケース本体部431にボルトなどにより固定される。インバータケース本体部431の底壁431aに、インバータ30を構成する基板が固定されている。
本実施形態では、インバータケーシング43は、圧縮機構ケーシング42の外面及びモータケーシング41の外面よりも対象物C側に張り出している。具体的には、インバータケーシング43がモータケーシング41に固定された状態で、インバータケーシング43の長手方向の一端側部分が圧縮機構ケーシング42の外面及びモータケーシング41の外面よりも対象物C側に張り出している(突出している)。
図3を参照すると、本実施形態では、対象物Cはケーシング40の上方に位置しており、ケーシング40は取付部50を介して対象物Cの下方に吊り下げられている。つまり、電動圧縮機1は、取付部50を介して対象物Cの下方に吊り下げられている。
次に、取付部50の構造、位置及び形状などについて、詳述する。
取付部50は、圧縮機構ケーシング42に設けられる第1取付脚部51とインバータケーシング43に設けられる第2取付脚部52とからなる。つまり、取付部50は複数の取付脚部からなり、複数の取付脚部のうちの一部(第1取付脚部51)は圧縮機構ケーシング42に設けられ、複数の取付脚部のうちの残り(第2取付脚部52)はインバータケーシング43に設けられている。したがって、複数の取付脚部は、ケーシング40のうちのモータケーシング41を避けたケーシング部分に設けられている。
具体的には、第1取付脚部51は、圧縮機構ケーシング42の筒部421における対象物C側の頂部に設けられている。第2取付脚部52は、インバータケーシング43の上面、つまり、インバータケース本体部431の側壁431bのうちの対象物C側の面に設けられている。第1取付脚部51及び第2取付脚部52のそれぞれは、対象物Cに向かって直線的に延伸している。
本実施形態では、第1取付脚部51の個数(本数)は一個(一本)であり、第2取付脚部52の個数(本数)は二個(二本)である。したがって、本実施形態では、電動圧縮機1は、三個の吊具(一本の第1取付脚部51と二本の第2取付脚部52)を介して対象物Cの下方に吊り下げられている。具体的には、ケーシング40を上方から視た平面視において、一個の第1取付脚部51は中心軸線Xと重なるように筒部421の頂部に配置され、二個の第2取付脚部52はインバータケーシング43の側壁431bの上面において中心軸線Xと直交する方向に互いに離隔するように設けられている。ケーシング40を上方から視た平面視において、中心軸線Xは二個の第2取付脚部52の間に位置している。そして、電動圧縮機1の重心は、ケーシング40を上方から視た平面視において、一個の第1取付脚部51と二個の第2取付脚部52とからなる仮想三角形の内側の領域に位置している。
本実施形態では、第1取付脚部51及び第2取付脚部52のそれぞれの先端には、対象物Cに当接する座面(51a,52a)を有する座部(511,521)が形成されている。座部(511,521)には、雌ねじ(51b,52b)が形成されている。そして、第1取付脚部51の座部511の座面51aと第2取付脚部52の座部521の座面52aは、同一の仮想平面P上に位置している。
具体的には、各座部(511,521)は円盤状に形成され、各座面(51a,52a)は、例えば、座部(511,521)の端面により構成された平坦な円形面である。そして、雌ねじ(51b,52b)は、例えば、座面(51a,52a)から下方に所定深さまで形成されている。
雌ねじ(51b,52b)には、対象物Cに形成された図示省略された貫通孔に挿通されたボルトのネジ部が螺合される。これにより、第1取付脚部51の座部511及び第2取付脚部52の座部521が対象物Cに締結される。その結果、ケーシング40が、3本の取付脚部(51,52,52)を介して対象物Cの下方に吊り下げられるように、対象物Cの下面に取り付けられる。
本実施形態では、第1取付脚部51の全長L1は、第2取付脚部52の全長L2よりも長い。具体的には、ここでは、第1取付脚部51は、圧縮機構ケーシング42の筒部421の頂部とインバータケーシング43の上面との間の上下方向についての段差に相当する距離分だけ、第2取付脚部52よりも長く形成されている。
本実施形態では、第1取付脚部51は、前述の座部511と、柱状(ここでは円柱状)に形成された脚部本体512と、脚部本体512の外面(外周面)に沿って脚部長手方向に延びる補強リブ部513と、を有する。同様に、第2取付脚部52は、前述の座部521と、柱状に形成された脚部本体522と、脚部本体522の外周面に沿って脚部長手方向に延びる補強リブ部523と、を有する。
図4は第1取付脚部51の断面図であり、図5は第2取付脚部52の断面図である。図4及び図5は、座部(511,521)の裏面側(座面(51a,52a)と反対側)から視た断面図である。
具体的には、図4を参照すると、第1取付脚部51の補強リブ部513は、脚部本体512の外面(外周面)におけるモータケーシング側部分(頂部)に沿って脚部長手方向に延びる第1リブ513aと、第1リブ513aと直交する第2リブ513b及び第3リブ513cとを有している。つまり、第1取付脚部51は、第1リブ513aをモータケーシング側に差し向けた概ねT字状断面を有している。そして、第1リブ513aは、断面視で中心軸線Xと重なる位置において、中心軸線Xと平行に延び、第2リブ513b及び第3リブ513cは中心軸線Xと直交する方向に延びている。図1から図3を参照すると、本実施形態では、第1取付脚部51の各リブ(513a,513b,513c)は、圧縮機構ケーシング42の筒部421に向かうほど脚部本体512の外面から離れるように形成されている。詳しくは、各リブ(513a,513b,513c)の縁部は、全体として円弧状に形成されており、各リブ(513a,513b,513c)は円弧状輪郭(円弧フィレット)を有している。また、本実施形態では、第1取付脚部51の第1リブ513aの基端部(根元部)は、筒部421におけるモータケーシング側端面421aよりも脚部本体512側に位置している。
図5を参照すると、各第2取付脚部52の補強リブ部523は、脚部本体522の外面(外周面)におけるモータケーシング側部分(頂部)に沿って脚部長手方向に延びる第4リブ523aと、第4リブ523aと直交する第5リブ523b及び第6リブ523cとを有している。つまり、各第2取付脚部52は、第4リブ523aをモータケーシング側に差し向けた概ねT字状断面を有している。そして、第4リブ523aは中心軸線Xと平行に延び、第2リブ513b及び第3リブ513cは中心軸線Xと直交する方向に延びている。図1から図3を参照すると、本実施形態では、第2取付脚部52の各リブ(523a,523b,523c)は、圧縮機構ケーシング42の筒部421に向かうほど脚部本体522の外面から離れるように形成されている。詳しくは、第2取付脚部52においても、各リブ(523a,523b,523c)の縁部は、全体として円弧状に形成されており、各リブ(523a,523b,523c)は円弧状輪郭(円弧フィレット)を有している。
以上のように、本実施形態に係る電動圧縮機1では、ケーシング40はモータケーシング41と圧縮機構ケーシング42とインバータケーシング43とを有しており、ケーシング40に形成されケーシング40を対象物Cに取り付けるための取付部50は圧縮機構ケーシング42に設けられる第1取付脚部51とインバータケーシング43に設けられる第2取付脚部52とからなる。したがって、取付部50を構成する複数の取付脚部(第1取付部51及び第2取付部52)は、ケーシング40のうちのモータケーシング41を避けたケーシング部分に設けられている。つまり、取付部50は、ステータ11の焼き嵌めの際に加熱されるモータケーシング41と分離されているケーシング部分である圧縮機構ケーシング42及びインバータケーシング43に設けられている。その結果、ステータ11の焼き嵌めの際に、取付部50がモータケーシング41と一緒に加熱されることはなく、取付部50の位置精度が意図した要求精度の範囲内に収まる。したがって、ステータ組付けに起因する取付部50の位置精度の低下の発生が防止される。このように、電動圧縮機1は、ステータ組付けに起因する取付部50の位置精度の低下の発生を防止することができる構造を有している。
また、インバータケーシング43が第2取付脚部52を介して対象物Cに固定されるので、インバータケーシング43が安定的に支持される。その結果、インバータ30の回路部品の振動が抑制される。
本実施形態では、第1取付脚部51の個数は一個であり、第2取付脚部52の個数は二個である。これにより、取付部50は、3個の取付脚部(51,52,52)による3点支持構造により、ケーシング40を簡素な構造で且つ安定的に対象物Cに取り付けることができる。
本実施形態では、第1取付脚部51及び第2取付脚部52のそれぞれの先端には、対象物Cに当接する座面(51a,52a)を有する座部(511,521)が形成されている。座部(511,521)には、雌ねじ(51b,52b)が形成されている。これにより、雌ねじ(51b,52b)に、対象物C側から延びるボルトのネジ部を螺合させるだけで、電動圧縮機1が取付部50を介して対象物Cに容易に取り付けられる。
本実施形態では、第1取付脚部51の座部511の座面51aと第2取付脚部52の座部521の座面52aは、同一の仮想平面P上に位置している。これにより、対象物Cにおける電動圧縮機1に対する取付箇所(締結箇所)が同一の仮想平面P上に位置している場合において、電動圧縮機1が対象物Cに容易に取り付けられる。
本実施形態では、第1取付脚部51の全長L1は第2取付脚部52の全長よりも長く、第1取付脚部51は脚部本体512と脚部本体512の外面に沿って脚部長手方向に延びる補強リブ部513とを有する。これにより、インバータケーシング43が圧縮機構ケーシング42の外面及びモータケーシング41の外面よりも対象物C側に張り出しており、第1取付脚部51を第2取付脚部52よりも長く形成せざるを得ない場合などに、第1取付脚部51の強度が補強リブ部513により増強される。その結果、電動圧縮機1が対象物Cにより強固に取り付けられると共に、振動に対する耐久性能の向上が図られる。
本実施形態では、モータケーシング41は、第1取付脚部51が設けられる圧縮機構ケーシング42と、第2取付脚部52が設けられるインバータケーシング43との間に設けられている。つまり、取付部50は電動圧縮機1の長手方向の一方の端部と、他方の端部とに振り分けて設けられている。これにより、電動圧縮機1が両端支持により支持される(吊り下げられる)ことになり、電動圧縮機1の安定的な支持構造が構築される。また、第1取付脚部51は脚部本体512と第1リブ513aと第2リブ513bと第3リブ513cとを有し、全体としてT字状断面を有している。これにより、第2取付脚部52より長い第1取付脚部51の強度がより効果的に高められ、振動に対する耐久性能の向上がより効果的に図られる。
本実施形態では、第1取付脚部51の各リブ(513a,513b,513c)は、圧縮機構ケーシング42の筒部421に近づくほど脚部本体512の外面(外周面)から離れるように形成されている。これにより、振動発生時などにおける第1取付脚部51の基部への応力集中の低減が図られると共に、第1取付脚部51の基部の強度の向上が図られ、振動に対する耐久性能が顕著に向上する。第2取付脚部52についても同様である。
以下では、本実施形態の電動圧縮機1の変形例について説明する。
図6は第1取付脚部51の変形例を説明するための拡大斜視図である。本実施形態では、第1取付脚部51の第1リブ513aの基端部は、筒部421におけるモータケーシング側端面421aよりも脚部本体512側に離れた位置に位置しているが、これに限らず、図6に示されるように、筒部421におけるモータケーシング側端面421aまで延びてもよい。
具体的には、図6を参照すると、第1取付脚部51の第1リブ513aは、リブ本体部513a1及びリブ根元部513a2を有する。リブ本体部513a1は、圧縮機構ケーシング42の筒部421に向かうほど脚部本体512の外面(外周面)から離れるように形成されている。詳しくは、リブ本体部513a1の縁部は円弧状に形成されており、リブ本体部513a1は円弧状輪郭(円弧フィレット)を有している。リブ根元部513a2は、第1リブ513aの基端部を構成する部分である。リブ根元部513a2は、リブ本体部513a1と圧縮機構ケーシング42の筒部421の外面とを接続すると共に脚部本体512の外面(外周面)から筒部421のモータケーシング側端面421a位置まで延びている。つまり、リブ根元部513a2は筒部421の外周面から径方向外側に突出しており、その端部に連続してリブ本体部513a1が上方に延びている。これにより、第1リブ513aの全体の基端部(根元部)の強度が幅広に最大に形成されたリブ根元部513a2によって増強され、リブ根元部513a2(第1取付脚部51の基端部)における応力集中の低減がより効果的に図られる。特に、第1リブ513aの基端部におけるモータケーシング側端の応力(応力集中)が顕著に低減される。
また、図示省略するが、各リブ(513a,513b,513c,523a,523b,523c)は、上下方向に直線的に延びていてもよい。さらに、第1取付脚部51の個数は一個に限定されず二個以上でもよく、第2取付脚部52の個数は二個に限定されず一個又は三個以上でもよい。
そして、対象物Cにおける電動圧縮機1に対する取付箇所(締結箇所)が同一の仮想平面P上に位置していない場合もある。この場合、対象物Cにおける前記取付箇所と圧縮機構ケーシング42との間の距離及び前記取付箇所とインバータケーシング43との間の距離に応じて、第1取付脚部51の全長L1と第2取付脚部52の全長L2が適宜に設定される。第1取付脚部51の全長L1が第2取付脚部52の全長L2と同程度である場合(別の変形例を説明するための拡大斜視図である図7参照)や、第1取付脚部51の全長L1が第2取付脚部52の全長L2より短い場合(図示省略)もあり得る。
本実施形態の説明は、本発明を説明するための例示であって、特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではない。また、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
1…電動圧縮機、
10…電動モータ、
20…圧縮機構、
30…インバータ、
40…ケーシング、
41…モータケーシング、
42…圧縮機構ケーシング、421…筒部、
43…インバータケーシング、
50…取付部、
51…第1取付脚部、51a…座面、51b…雌ねじ、
511…座部、512…脚部本体、513…補強リブ部、
513a…第1リブ、513b…第2リブ、513c…第3リブ、
513a1…リブ本体部、513a2…リブ根元部、
52…第2取付脚部、52a…座面、52b…雌ねじ、
521…座部、522…脚部本体、523…補強リブ部、
523a…第4リブ、523b…第5リブ、523c…第6リブ、
C…対象物、
L1…第1取付脚部の全長、
L2…第2取付脚部の全長、
P…仮想平面

Claims (8)

  1. 電動モータと、前記電動モータによって駆動される圧縮機構と、前記電動モータを駆動するインバータと、前記電動モータ、前記圧縮機構及び前記インバータが収容されるケーシングと、前記ケーシングに形成され該ケーシングを所定の対象物に取り付けるための取付部とを含む、電動圧縮機であって、
    前記ケーシングは、前記電動モータが収容されるモータケーシングと、前記圧縮機構が収容される圧縮機構ケーシングと、前記インバータが収容されるインバータケーシングとを有し、
    前記取付部は、前記圧縮機構ケーシングに設けられる第1取付脚部と前記インバータケーシングに設けられる第2取付脚部とからなる、電動圧縮機。
  2. 前記第1取付脚部の個数は一個であり、
    前記第2取付脚部の個数は二個である、請求項1に記載の電動圧縮機。
  3. 前記第1取付脚部及び前記第2取付脚部のそれぞれの先端には、前記対象物に当接する座面を有する座部が形成され、
    前記座部には、雌ねじが形成され、
    前記第1取付脚部の前記座面と前記第2取付脚部の前記座面は、同一の仮想平面上に位置している、請求項1に記載の電動圧縮機。
  4. 前記インバータケーシングは、前記圧縮機構ケーシングの外面及び前記モータケーシングの外面よりも対象物側に張り出しており、
    前記第1取付脚部の全長は、前記第2取付脚部の全長よりも長く、
    前記第1取付脚部は、柱状に形成された脚部本体と、前記脚部本体の外面に沿って脚部長手方向に延びる補強リブ部と、を有する、請求項1に記載の電動圧縮機。
  5. 前記モータケーシングは、前記圧縮機構ケーシングと前記インバータケーシングとの間に設けられ、
    前記圧縮機構ケーシングは、前記圧縮機構の周囲を囲む筒部を有し、
    前記第1取付脚部の前記補強リブ部は、前記脚部本体の外面におけるモータケーシング側部分に沿って前記脚部長手方向に延びる第1リブと、前記第1リブと直交する第2リブ及び第3リブとを有している、請求項4に記載の電動圧縮機。
  6. 前記第1リブ、前記第2リブ及び前記第3リブは、前記圧縮機構ケーシングの前記筒部に向かうほど前記脚部本体の外面から離れるように形成されている、請求項5に記載の電動圧縮機。
  7. 前記第1リブは、前記圧縮機構ケーシングの前記筒部に向かうほど前記脚部本体の外面から離れるように形成されたリブ本体部、及び、前記リブ本体部と前記圧縮機構ケーシングの前記筒部の外面とを接続すると共に前記脚部本体の外面から前記筒部のモータケーシング側端面位置まで延びるリブ根元部を有する、請求項5に記載の電動圧縮機。
  8. 前記対象物は、前記ケーシングの上方に位置しており、
    前記ケーシングは、前記取付部を介して前記対象物の下方に吊り下げられている、請求項1~7のいずれか一つに記載の電動圧縮機。
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