JP2024014093A - 薄膜トランジスタ、トランジスタアレイ、及び、センサ装置 - Google Patents

薄膜トランジスタ、トランジスタアレイ、及び、センサ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】寄生容量を低減すると共に、素子特性を向上させ、屈曲試験においてクラックの発生を防止することが可能な薄膜トランジスタを提供する。【解決手段】薄膜トランジスタ100は、絶縁基板10と、ゲート電極11aと、ゲート電極11aを覆う有機ゲート絶縁膜12と、有機ゲート絶縁膜12上に形成された無機ゲート絶縁膜13と、無機ゲート絶縁膜13上に形成されたチャネル層14と、チャネル層14上に互いに離隔して形成されたソース電極15a及びドレイン電極15bとを備える。ソース電極15aとドレイン電極15bの間の領域に位置する有機ゲート絶縁膜の膜厚bが、ゲート電極11aとソース電極15aの間に設けられた有機ゲート絶縁膜の膜厚a1、または、ゲート電極11aとドレイン電極15bの間に設けられた有機ゲート絶縁膜の膜厚a2より小さく、有機ゲート絶縁膜12が凹形状を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、薄膜トランジスタ、トランジスタアレイ、及び、センサ装置に関する。本発明はより詳細には、有機高分子化合物によって構成された有機ゲート絶縁膜と、無機珪素化合物によって構成された無機ゲート絶縁膜との積層体をゲート絶縁層として備える薄膜トランジスタに関する。
酸化物半導体は、新しい特性を持つ電子・光デバイスの実現に必要な材料である。特にZnOやInGaZnOなどの酸化物半導体材料は、薄膜トランジスタのチャネル層として用いた場合、a-Si(アモルファスシリコン)を凌駕する性能を示すことが明らかになっている。このため、酸化物半導体は、液晶パネルや有機ELパネルなどの駆動用背面板としての利用が試みられている。また、上記の酸化物半導体材料は、成膜条件を適切に制御することにより、成膜時又は成膜後の加熱なしで、または、低温加熱により良好な半導体特性を得られることが知られている。このため、耐熱性の乏しい樹脂フィルムなどを基材とするフレキシブルデバイスの実現にも大きな期待が寄せられている。
特許文献1には、アモルファス酸化物半導体を用いた薄膜電界効果型トランジスタが開示されている。特許文献1に開示されている薄膜トランジスタでは、ゲート絶縁膜として、有機高分子化合物膜と無機珪素化合物膜とが設けられており、これにより、耐圧性と柔軟性とが付与されている。
特開2010-21264号公報
特許文献1に記載されるような従来の薄膜トランジスタは、例えば、図16及び図17に示すように、絶縁基板200、ゲート電極201、有機ゲート絶縁膜202、無機ゲート絶縁膜203、チャネル層204、ソース電極205a、及び、ドレイン電極205b(ソース・ドレイン層205)を備えて構成されている。チャネル層204は半導体層であり、例えば、アモルファス酸化物半導体からなる。この薄膜トランジスタは、例えば、ゲート電極201がソース電極205a及びドレイン電極205bよりも絶縁基板200側に位置するボトム・ゲート構造の薄膜トランジスタである。
一般的に薄膜トランジスタの駆動電圧を低減し、高速動作を行うためには、ゲート絶縁膜の膜厚を小さくすることが効果的である。しかし、ボトム・ゲート構造において、ゲート電極と、ソース電極及びドレイン電極とがゲート絶縁膜を介し一部重畳する場合には、ゲート絶縁膜の膜厚が小さくなることで、ゲート電極とソース電極及びドレイン電極間に寄生容量が形成され、素子特性に影響を及ぼす懸念がある。その結果、素子特性にばらつきが生じ、素子の信頼性が低下する懸念がある。
また、図18に示すように、ゲート絶縁膜を介してゲート電極の端部を覆うようにソース電極やドレイン電極が設けられている場合、ゲート電極の端部を被覆するゲート絶縁膜の厚さが小さくなることで、ゲート電極とソース電極やドレイン電極との間でリークが起こりやすくなり、屈曲試験においてクラックが発生したりする問題が生じる。
上記問題に鑑み、本発明は、チャネル層をゲート電極上、かつ、ソース電極及びドレイン電極下に設ける場合であっても、素子特性を向上させると共に、素子の信頼性を向上させ、屈曲試験においてクラックの発生を防止することが可能な薄膜トランジスタ、トランジスタアレイ、及びセンサ装置を提供する。
本発明の薄膜トランジスタは、絶縁基板と、絶縁基板上に形成されたゲート電極と、ゲート電極を覆う有機ゲート絶縁膜と、有機ゲート絶縁膜上に形成された無機ゲート絶縁膜と、無機ゲート絶縁膜上に形成されたチャネル層と、チャネル層上に互いに離隔して形成されたソース電極及びドレイン電極と、を備え、ソース電極とドレイン電極の間の領域に位置する有機ゲート絶縁膜の膜厚が、ゲート電極とソース電極の間に設けられた有機ゲート絶縁膜、または、ゲート電極とドレイン電極の間に設けられた有機ゲート絶縁膜の膜厚より小さいことを特徴とする。
本発明のトランジスタアレイは、上記の薄膜トランジスタを複数備え、複数の薄膜トランジスタがアレイ状に配置されている。これにより、トランジスタアレイの寄生容量を低減することが可能となる。
本発明のセンサ装置は、上記のトランジスタアレイと、トランジスタアレイ上に設けられるセンサ部材とを備える。これにより、センサ装置のプロセスを簡略化することが可能となる。
本発明によれば、ソース電極及びドレイン電極と、ゲート電極との間に生じる寄生容量を低減すると共に、素子特性を向上させ、屈曲試験においてクラックの発生を防止することが可能な薄膜トランジスタ、トランジスタアレイ、及びセンサ装置を提供することができる。
図1は、実施形態に係るボトム・ゲート構造の薄膜トランジスタを示す上面図である。 図2は、図1に示す薄膜トランジスタのA-A‘線に沿った断面図であり、ゲート電極方向における断面を示す。 図3Aは、図1に示す薄膜トランジスタを製造する工程を示す断面図である。 図3Bは、図3Aに続く工程を示す断面図である。 図3Cは、図3Bに続く工程を示す断面図である。 図4Aは、図3Cに続く工程を示す断面図である。 図4Bは、図4Aに続く工程を示す断面図である。 図4B2は図4Bに続く工程を示す断面図である。 図4B3は図4B2に続く工程を示す断面図である。 図4Cは図4B3に続く工程を示す断面図である。 図4Dは、図4Cに続く工程を示す断面図である。 図5Aは、図4Dに続く工程を示す断面図である。 図5Bは、図5Aに続く工程を示す断面図である。 図5Cは、図5Bに続く工程を示す断面図である。 図6Aは、図5Cに続く工程を示す断面図である。 図6Bは、図6Aに続く工程を示す断面図である。 図6Cは、図6Bに続く工程を示す断面図である。 図7Aは、図6Cに続く工程を示す断面図である。 図7Bは、図7Aに続く工程を示す断面図である。 図7Cは、図7Bに続く工程を示す断面図である。 図8は、図1に示す薄膜トランジスタのA-A‘線に沿った断面図であり、ゲート電極方向における断面を示す。 図9Aは、図1に示す薄膜トランジスタを製造する工程を示す断面図である。 図9Bは、図9Aに続く工程を示す断面図である。 図9Cは、図9Bに続く工程を示す断面図である。 図10Aは、図9Cに続く工程を示す断面図である。 図10Bは、図10Aに続く工程を示す断面図である。 図10Cは、図10Bに続く工程を示す断面図である。 図10Dは、図10Cに続く工程を示す断面図である。 図11Aは、図10Dに続く工程を示す断面図である。 図11Bは、図11Aに続く工程を示す断面図である。 図11Cは、図11Bに続く工程を示す断面図である。 図12Aは、図11Cに続く工程を示す断面図である。 図12Bは、図12Aに続く工程を示す断面図である。 図12Cは、図12Bに続く工程を示す断面図である。 図13Aは、図12Cに続く工程を示す断面図である。 図13Bは、図13Aに続く工程を示す断面図である。 図13Cは、図13Bに続く工程を示す断面図である。 図14は、図1または図8に示す薄膜トランジスタをアレイ状に配置したトランジスタアレイを示す上面図である。 図15は、図14に示すトランジスタアレイを用いたセンサ装置の概要を示す図である。 図16は、従来の薄膜トランジスタを示す上面図である。 図17は、図16に示す従来の薄膜トランジスタのB-B‘線に沿った断面図である。 図18は、図16に示す従来の薄膜トランジスタのB-B‘線に沿った断面図に対応する図であって、有機ゲート絶縁膜の膜厚を図17の半分である場合を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る薄膜トランジスタ、トランジスタアレイ、及び、センサ装置について、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の説明において、同一又は相当要素には同一符号を用い、重複する説明を適宜省略する。図面の寸法及び寸法比率は、必ずしも実際の寸法及び寸法比率とは一致していない。なお、本発明は以下の記述により限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
[実施形態]
図1は、実施形態に係るボトム・ゲート構造の薄膜トランジスタを示す上面図である。図2は、図1に示す薄膜トランジスタのA-A‘線に沿った断面図であり、ゲート電極ライン方向に沿った断面を示す。図1及び図2に示すように、薄膜トランジスタ100は、例えば、ボトム・ゲート構造の薄膜トランジスタであり、絶縁基板10、ゲート層11、有機ゲート絶縁膜12(第1の有機絶縁膜12a、第2の有機絶縁膜12b)、無機ゲート絶縁膜13、チャネル層14、及び、ソース・ドレイン層15(ソース電極15a、ドレイン電極15b)を備える。なお、図2に示すように、ゲート層11とチャネル層14との間には有機ゲート絶縁膜12と無機ゲート絶縁膜13が形成されているが、有機ゲート絶縁膜12と無機ゲート絶縁膜13は薄膜トランジスタが形成された絶縁基板10上に一様に形成されているので図1においては図示していない。
絶縁基板10は、例えば可撓性の樹脂製基板であり、透明又は不透明に構成されている。絶縁基板10としては、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリレート、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリエチレンサルファイド、ポリエーテルスルホン、ポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、シクロオレフィンポリマー、ポリエーテルサルフェン、トリアセチルセルロース、ポリビニルフルオライドフィルム、エチレン-テトラフルオロエチレン共重合樹脂、耐候性ポリエチレンテレフタレート、耐候性ポリプロピレン、ガラス繊維強化アクリル樹脂フィルム、ガラス繊維強化ポリカーボネート、ポリイミド、透明性ポリイミド、フッ素系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂等からなる樹脂製基板や、SΜS薄板等を使用することができる。但し、絶縁基板10は、これらの材料に限定されるわけではなく、他の材料からなる基板を用いてもよい。また、絶縁基板は可撓性を有していなくてもよい。
ゲート層11は、絶縁基板10上に形成される導体層であり、ゲート電極11aとゲート電極11aに繋がるゲート配線11bとを有する。ゲート電極11aとゲート配線11bとは、例えば一体に形成されている。ゲート層11は、インジウム(In)、アルミ(Al)、金(Aμ)、銀(Ag)、チタン(Ti)、銅(Cμ)、モリブニオブ(MoNb)等の金属薄膜であってもよいし、酸化インジウム(In)、酸化スズ(SnO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化カドミウム(CdO)、酸化インジウムカドミウム(CdIn)、酸化カドミウムスズ(CdSnO)、酸化亜鉛スズ(ZnSnO)等の酸化物材料であってもよい。また、ゲート層11は、前記の酸化物材料に不純物をドープしたものを用いてもよい。例えば、Inにスズ(Sn)やモリブデン(Mo)、チタン(Ti)をドープしたもの、SnOにアンチモン(Sb)やフッ素(F)をドープしたもの、ZnOにインジウム、アルミニウム、ガリウム(Ga)をドープしたものなどを用いることができる。後述するソース・ドレイン層15を構成する材料は、ゲート層11と全て同じ材料でもあってもよいし、異なる材料であってもよい。
有機ゲート絶縁膜12は、ゲート層11を覆うように絶縁基板10及びゲート層11上に形成される絶縁層であり、無機ゲート絶縁膜13と共に、ゲート層11とチャネル層14との間の絶縁を行う。有機ゲート絶縁膜12を形成する有機絶縁材料としては、ポリビニルフェノール(PVP)、ポリイミド、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、アモルファスフッ素樹脂等のフッ素系樹脂、メラミン樹脂、フラン樹脂、キシレン樹脂、ポリアミドイミド樹脂、シリコーン樹脂などを例示することができ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。これらの中でも特にポリイミド、アクリル樹脂、フッ素系樹脂が好ましく用いられる。
有機ゲート絶縁膜12は、溶媒に溶解させた上記材料をゲート層11を覆うように絶縁基板10の表面に塗布した後に乾燥させ、必要に応じて、塗布された材料を加熱処理することにより、形成することができる。有機ゲート絶縁膜12を容易に形成することができる塗布法としては、スピンコーティング、スクリーン印刷等を用いることができる。乾燥した後に加熱処理する場合の加熱処理温度は例えば100℃~250℃であり、加熱時間は例えば10分~3時間程度とすることができる。有機ゲート絶縁膜12はネガタイプを使用する。有機ゲート絶縁膜12は、第1の有機絶縁膜12aと第2の有機絶縁膜12bの2層からなる。まず、絶縁基板10上およびゲート層11上に下層の第1の有機絶縁膜12aを形成する。第1の有機絶縁膜12aは、ゲート層11上は平坦であるため、有機絶縁材料をスピンコートにより一様に塗布し、仮焼成(プリベーク)を行った後、パターニングは行わず露光及び現像を行う。次に上層の第2の有機絶縁膜12bは、ゲート層11上を凹形状にする為、有機絶縁材料をスピンコートにより一様に塗布し、仮焼成(プリベーク)を行った後、パターニングを行うように露光及び現像し、所望の凹形状パターンを形成する。最後に本焼成により、有機ゲート絶縁膜12が形成され、凹形状となる。有機ゲート絶縁膜12は、ソース電極15aとドレイン電極15bの間の領域に位置する第1の有機絶縁膜12aの膜厚bを、ゲート電極11aとソース電極15aの間に設けられた有機ゲート絶縁膜12(12aと12b)の膜厚a1またはゲート電極11aとドレイン電極15bの間に設けられた有機ゲート絶縁膜12(12aと12b)の膜厚a2より小さくなるように設け、凹形状に形成する。つまり、これらの膜厚は、a1>b、a2>bの関係となる。実際の寸法範囲としては、例えば、a1=0.2~1.0μm>b=0.1~0.5μm、a2=0.2~1.0μm>b=0.1~0.5μmとなり、ゲート電極とソース電極の間に設けられた有機ゲート絶縁膜の膜厚a1、ゲート電極とドレイン電極の間に設けられた有機ゲート絶縁層の膜厚a2、ソース電極とドレイン電極の間の領域に位置する有機ゲート絶縁膜の膜厚bの比率a1/b、a2/bは、各々2となるように選択してもよい。
無機ゲート絶縁膜13は、有機ゲート絶縁膜12上に形成される絶縁層であり、有機ゲート絶縁膜12と共に、ゲート層11とチャネル層14との間の絶縁を行う。無機ゲート絶縁膜13は、例えば、シリコン及び酸素、または、シリコン及び窒素を主体とした無機材料から形成することができ、具体的には、酸化珪素や酸化窒素などを用いることができる。無機ゲート絶縁膜13は、レーザーアブレーション法、プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法、光CVD法、熱CVD法、ゾルゲル法などの方法を用いて形成することができる。なお、無機ゲート絶縁膜13は、有機ゲート絶縁膜12より薄く形成されていてもよい。
チャネル層14は、無機ゲート絶縁膜13上であってゲート層11上及びその周囲の領域に形成される半導体層であり、例えば、アモルファス酸化物半導体から構成されている。チャネル層14は、無機ゲート絶縁膜13側から積層された積層構造により構成されている。チャネル層14の材料となるアモルファス酸化物半導体としては、例えばInGaZnOを用いることができる。チャネル層4(活性層とも言う)は、物理的気相成長法(PVD:Physical Vapor Deposition)により成膜形成することができるが、良好なトランジスタ特性を得るために、DCスパッタ法、RFスパッタ法などのスパッタ法を採用することが好ましい。スパッタリングターゲットとしては、InGaZnO(1:1:1:4 at%)焼結体ターゲットが好ましい。
ソース・ドレイン層15は、チャネル層14上に形成された導体層であり、ソース配線16及びソース電極15aと、ドレイン配線17及びドレイン電極15bとを含んで構成され、ソース電極15a及びドレイン電極15bは、互いに離隔して形成される。ソース・ドレイン層15は、インジウム(In)、アルミ(Al)、金(Au)、銀(Ag)、チタン(Ti)、銅(Cμ)、モリブニオブ(MoNb)等の金属薄膜であってもよいし、酸化インジウム(In)、酸化スズ(SnO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化カドミウム(CdO)、酸化インジウムカドミウム(CdIn)、酸化カドミウムスズ(CdSnO)、酸化亜鉛スズ(ZnSnO)等の酸化物材料であってもよい。また、ソース・ドレイン層15は、前記の酸化物材料に不純物をドープしたものを用いてもよい。例えば、Inにスズ(Sn)やモリブデン(Mo)、チタン(Ti)をドープしたもの、SnOにアンチモン(Sb)やフッ素(F)をドープしたもの、ZnOにインジウム、アルミニウム、ガリウム(Ga)をドープしたものなどである。ソース・ドレイン層15を構成する材料は、前述したゲート層11と全て同じ材料であってもよく、異なる材料であってもよい。
ソース・ドレイン層15は、真空蒸着法、イオンプレーティング法、スパッタ法、レーザーアブレーション法、又は、導電性ペーストを用いてスピンコート、ディップコート、スクリーン印刷、凸版印刷、凹版印刷、平版印刷、若しくは、インクジェットなどの方法で形成することができる。酸化インジウム、酸化亜鉛、酸化スズ等の透明導電性酸化物を使用する場合、ドーパントを混入させることで、ソース・ドレイン層15の透明導電膜の導電率を上げることが好ましい。例えば、酸化亜鉛ではガリウム、アルミニウム、ボロンなど、酸化スズではフッ素、アンチモンなど、酸化インジウムではスズ、亜鉛、チタン、セリウム、ハフニウム、ジルコニアなど混入させて、ソース・ドレイン層15の透明導電膜を縮退させることが好ましい。また、電極材料に酸化物半導体と同じ母材料を用い、ドーパント濃度だけを高くすることも、生産効率を高めえる観点からは好ましい。なお、ゲート層11も上記何れかの方法で作製することができる。
(実施例1)
次に、上述した薄膜トランジスタ1の製造方法の一例について、図3A~図7Cを参照して、説明する。なお、本実施形態に係る薄膜トランジスタの製造方法は以下の方法に限定されるものではなく、必要に応じて、上述した材料や製造方法を適宜、適用することが可能である。
まず、図3Aに示すように、絶縁基板10として、ポリイミドから成る可撓性プラスチック基板を準備する。そして、絶縁基板10上にゲート層11として金属層111のMoNbを、無加熱スパッタ法により、Mo:Nb=90:10(at%)焼結体ターゲットを使用し、アルゴン(Ar)=45sccmのガス流量で1.0Paの圧力下に、200WのDC電源をターゲットに印加してスパッタ成膜を行う。これにより、金属層111として、膜厚90nm~110nm(例えば100nm)のMoNb膜が成膜形成される。
続いて、図3Aに示すように、レジスト121のOFPR800 15cp(東京応化工業製)を塗布する。そして、図3Bに示すように、所定の形状にパターニングしてレジスト121aとする。
続いて、図3Cに示すように、パターニングしたレジスト121aをマスクに用いて金属層111のMoNbをエッチングして、ゲート層11に対応する金属層111aを形成する。金属層111aを形成した後、レジスト121aを除去する(図4Aを参照)。
続いて、図4Aに示すようにゲート層11が形成されると、図4B2に示すように、絶縁基板10上およびゲート層11上に有機ゲート絶縁膜12を形成するための2層の有機絶縁膜(12a、12b)を形成する。まず、図4B-1に示すように、第1の有機絶縁膜12aを形成するには、まず、アクリル樹脂をスピンコート(730rpm/30秒間)により一様に塗布し、90℃で2分間の仮焼成(プリベーク)を行った後、露光及び現像を行う。次に図4B-2に示すように、第1の有機絶縁膜12aの上にアクリル樹脂をスピンコート(730rpm/30秒間)により一様に塗布し、90℃で2分間の仮焼成(プリベーク)を行い、第2の有機絶縁膜12b’を形成する。次に、図4B-3に示すように、第2の有機絶縁膜12b’の上にメタルマスク160を設置し、メタルマスク160と絶縁基板10のアライメント調整を行った後、メタルマスクの上方から露光を行う。次に、メタルマスク160を外し、現像を行い、図4Cに示すように、第2の有機絶縁膜12b’を所望のパターンの第2の有機絶縁膜12bに形成する。そして、250℃で1時間の本焼成により、有機ゲート絶縁膜12が形成され、凹形状となる。この有機ゲート絶縁膜形成により、例えば、膜厚a1,a2=1.00μm、b=0.5μmの有機ゲート絶縁膜が形成される。
続いて、図4Dに示すように、無機ゲート絶縁膜13としてシリコン酸化膜を有機ゲート絶縁膜12上に形成する。シリコン酸化膜は、平行平板型のPECVD法を用いて、SiOを基板温度200℃で例えば5nm~10nmの間で成膜することができる。この際に、SiH/NO=65/500SCCMをプロセスガスとして流した。圧力は200Paに保持し、13.56MHzの高周波を投入電力500Wでプラズマを励起させて成膜を行う。
続いて、図5Aに示すように、チャネル層14のアモルファス酸化物半導体膜114を無機ゲート絶縁膜13上に形成する。アモルファス酸化物半導体膜114として酸化物半導体InGaZnOを無加熱スパッタ法によりInGaZnO(1:1:1:4 at%)焼結体ターゲットを使用し、Ar/O=50/0.2SCCMのガス流量で1.0Paの圧力下に、300WのRF電源をターゲットに印加してスパッタ成膜を行う。これにより、例えば、厚さ30nm~40nmのInGaZnO膜を成膜形成することができる。
続いて、図5Bに示すようにレジスト122のOFPR800 15cp(東京応化工業製)を塗布する。そして、図5Cに示すように、レジスト122をパターニングして、所定形状のレジスト122aとする。パターニングしたレジスト122aをマスクに用いてチャネル層14のアモルファス酸化物半導体膜114のエッチングを行う。これにより、図6Aに示すチャネル層14が形成される。チャネル層14が形成されると、レジスト122aは除去される(図6Bを参照)。
続いて、図6Cに示すように、ソース・ドレイン層15用の金属層115のMoNbを無加熱スパッタ法により、Mo:Nb=90:10(at%)焼結体ターゲットを使用し、Ar=45SCCMのガス流量で1.0Paの圧力下に、200WのDC電源をターゲットに印加してスパッタ成膜を行う。このスパッタ成膜により、例えば、厚さ0.05~0.1μmのMoNb膜が成膜形成される。そして、金属層115の上に、レジスト123のOFPR800 15cp(東京応化工業製)を塗布する。
続いて、図7Aに示すように、金属層115上のレジスト123をパターニングして、パターニングされたレジスト123aとする。そして、パターニングしたレジスト123aをマスクに用いて、図7Bに示すように、金属層115のエッチングを行い、互いに離隔したソース電極及びドレイン電極を含むソース・ドレイン層15を形成する。この金属層115のエッチングにより、所望のパターンに形成する。その後、図7Cに示すように、レジスト123aを除去し、さらに、150℃のアニールを行う。以上により、図1及び図2に示す薄膜トランジスタ100が完成する。
(実施例2)
次に、薄膜トランジスタ1の製造方法の別の一例について、図8~図13Cを参照して説明する。この製造方法によれば、実施例1のようなメタルマスク160を使用することなく、所望のパターンの第2の有機絶縁膜12bを形成することができる。具体的には、ゲート層11をマスク替わりに使用するセルフアライメントプロセスを用いることで、メタルマスク160と絶縁基板10のアライメント調整を行わず、絶縁基板10の裏面からダイレクトに露光出来る。このように、この製造方法では第2の有機絶縁膜12bを形成する際にメタルマスクを使用しない為、製造コストを低減することができる。また、メタルマスク160と絶縁基板10のアライメント調整の手間もなく、第2の有機絶縁膜12bを形成する際のパターニングのばらつきも生じにくい。さらに、この製造方法によれば、ゲート電極と、ソース電極及びドレイン電極とがほとんど重ならない為、ソース電極及びドレイン電極と、ゲート電極との間に生じる寄生容量をさらに低減させることが可能である。
図8は、図1に示す薄膜トランジスタのA-A‘線に沿った断面図であり、ゲート電極ライン方向に沿った断面を示す。図8に示す薄膜トランジスタ100は、絶縁基板10、ゲート層11、有機ゲート絶縁膜12(第1の有機絶縁膜12a、第2の有機絶縁膜12b)、無機ゲート絶縁膜13、チャネル層14、及び、ソース・ドレイン層15(ソース電極15a、ドレイン電極15b)を備える。図8に示す薄膜トランジスタ100は、上述したようにゲート層11をマスク替わりにして第2の有機絶縁膜12bを形成する。つまり、第2の有機絶縁膜12bのパターニング幅はゲート層11の幅によって決まるため、所望の構成に合わせてゲート層11の幅を設計する。
まず、図9Aに示すように、絶縁基板10として、ポリイミドから成る可撓性プラスチック基板を準備する。そして、絶縁基板10上にゲート層11として金属層111のMoNbを、無加熱スパッタ法により、Mo:Nb=90:10(at%)焼結体ターゲットを使用し、アルゴン(Ar)=45sccmのガス流量で1.0Paの圧力下に、200WのDC電源をターゲットに印加してスパッタ成膜を行う。これにより、金属層111として、膜厚90nm~110nm(例えば100nm)のMoNb膜が成膜形成される。
続いて、図9Aに示すように、レジスト121のOFPR800 15cp(東京応化工業製)を塗布する。そして、図9Bに示すように、レジスト121を所定の形状にパターニングしてレジスト121aとする。
続いて、図9Cに示すように、パターニングしたレジスト121aをマスクに用いて金属層111のMoNbをエッチングして、ゲート層11に対応する金属層111aを形成する。続いて、図10Aに示すように、レジスト121aを除去する。
続いて、絶縁基板10上およびゲート層11上に有機ゲート絶縁膜12を形成するための2層の有機絶縁膜(12a、12b)を形成する。まず、第1の有機絶縁膜12aを形成するために、図10Bに示すように、アクリル樹脂をスピンコート(730rpm/30秒間)により一様に塗布し、90℃で2分間の仮焼成(プリベーク)を行った後、露光及び現像を行う。次に、図10Cに示す第2の有機絶縁膜12bを形成するために、アクリル樹脂をスピンコート(730rpm/30秒間)により一様に塗布し、90℃で2分間の仮焼成(プリベーク)を行った後、基板の下側から裏面露光及び現像を行う。これによって、所望のパターンの第2の有機絶縁膜12bを形成する。そして、250℃で1時間の本焼成により、有機ゲート絶縁膜12が形成され、凹形状となる。この有機ゲート絶縁膜形成により、例えば、膜厚a1,a2=1.00μm、b=0.5μmの有機ゲート絶縁膜12が形成される。
続いて、図10Dに示すように、無機ゲート絶縁膜13としてシリコン酸化膜を有機ゲート絶縁膜12上に形成する。シリコン酸化膜は、平行平板型のPECVD法を用いて、SiOを基板温度200℃で例えば5nm~10nmの間で成膜することができる。この際に、SiH/NO=65/500SCCMをプロセスガスとして流した。圧力は200Paに保持し、13.56MHzの高周波を投入電力500Wでプラズマを励起させて成膜を行う。
続いて、図11Aに示すように、チャネル層14のアモルファス酸化物半導体膜114を無機ゲート絶縁膜13上に形成する。アモルファス酸化物半導体膜114として酸化物半導体InGaZnOを無加熱スパッタ法によりInGaZnO(1:1:1:4 at%)焼結体ターゲットを使用し、Ar/O=50/0.2SCCMのガス流量で1.0Paの圧力下に、300WのRF電源をターゲットに印加してスパッタ成膜を行う。これにより、例えば、厚さ30nm~40nmのInGaZnO膜を成膜形成することができる。
続いて、図11Bに示すようにレジスト122のOFPR800 15cp(東京応化工業製)を塗布する。そして、図11Cに示すように、レジスト122をパターニングして、所定形状のレジスト122aとする。パターニングしたレジスト122aをマスクに用いてチャネル層14のアモルファス酸化物半導体膜114のエッチングを行う。これにより、図12Aに示すチャネル層14が形成される。チャネル層14が形成されると、レジスト122aは除去される(図12Bを参照)。
続いて、図12Cに示すように、ソース・ドレイン層15用の金属層115のMoNbを無加熱スパッタ法により、Mo:Nb=90:10(at%)焼結体ターゲットを使用し、Ar=45SCCMのガス流量で1.0Paの圧力下に、200WのDC電源をターゲットに印加してスパッタ成膜を行う。このスパッタ成膜により、例えば、厚さ0.05~0.1μmのMoNb膜が成膜形成される。そして、金属層115の上に、レジスト123のOFPR800 15cp(東京応化工業製)を塗布する。
続いて、図13Aに示すように、金属層115上のレジスト123をパターニングして、パターニングされたレジスト123aとする。そして、パターニングしたレジスト123aをマスクに用いて、図13Bに示すように、金属層115のエッチングを行い、互いに離隔したソース電極及びドレイン電極を含むソース・ドレイン層15を形成する。この金属層115のエッチングにより、所望のパターンに形成する。その後、図13Cに示すように、レジスト123aを除去し、さらに、150℃のアニールを行う。以上により、図8に示す薄膜トランジスタ100が完成する。
ここで、本実施形態に係る薄膜トランジスタ100による作用効果について説明する。まず、比較例となる図16及び図17、図18に示す薄膜トランジスタについて説明する。図16は、従来の薄膜トランジスタを示す上面図である。図17は、図16に示す従来の薄膜トランジスタのチャネル長方向に沿った断面図(a1=b、a2=b)である。図18は、図17に示す従来の薄膜トランジスタの有機ゲート絶縁膜202の膜厚を半分にした断面図(a1=b、a2=b)である。この比較例にかかる薄膜トランジスタが実施形態にかかる薄膜トランジスタと異なる点は、有機ゲート絶縁膜202が平坦である点である。この比較例にかかる薄膜トランジスタでは、有機ゲート絶縁膜202の膜厚が小さくなる(例えば素子特性向上の為に、図18のように有機ゲート絶縁膜の膜厚を図17の有機ゲート絶縁膜202の膜厚の半分にする)ことで、ゲート電極201とソース電極205a及びドレイン電極205b間に寄生容量が形成され、素子特性の低下に影響を及ぼす。また、有機ゲート絶縁膜202を介してゲート電極201の端部を覆うようにソース電極205aやドレイン電極205bが設けられている場合、ゲート電極201の端部を被覆する有機ゲート絶縁膜202の厚さが小さくなることで、ゲート電極201とソース電極205aやドレイン電極205bとの間でリークが起こりやすくなり、屈曲試験においてクラックが発生したりする(図18参照)。加えて、図18の有機ゲート絶縁膜12の膜厚a1(a2)、bの関係がa1(a2)<bになるとさらに酷い結果となる。
これに対し、本実施形態に係る薄膜トランジスタ100では、図2に示すように、ゲート電極11aと、ゲート電極11a上に設けられた有機ゲート絶縁膜12と、有機ゲート絶縁膜12を介してゲート電極11aの一部と重なるように設けられたソース電極15a及びドレイン電極15bと、有機ゲート絶縁膜12、ソース電極15a及びドレイン電極15b下に設けられたチャネル層14を有する構造において、ソース電極15aとドレイン電極15bの間の領域に位置する第1の有機絶縁膜12aの膜厚bを、ゲート電極11aとソース電極15aの間に設けられた有機ゲート絶縁膜12(12aと12b)の膜厚a1またはゲート電極11aとドレイン電極15bの間に設けられた有機ゲート絶縁膜12(12aと12b)の膜厚a2より小さくなるように設けることでa1>b、a2>bとなり、ソース電極15a及びドレイン電極15bと、ゲート電極11aとの間に生じる寄生容量を低減すると共に、素子特性を向上させ、屈曲試験においてクラックの発生を防止することができる。(図2参照)
[トランジスタアレイ]
次に、上述した実施形態に係る薄膜トランジスタを複数備えたトランジスタアレイについて説明する。図14は、一例として、実施形態に係る薄膜トランジスタ100をアレイ状に配置したトランジスタアレイ110を示す上面図である。図14に示すように、トランジスタアレイ110では、複数の薄膜トランジスタ100がアレイ状に配置されている。各薄膜トランジスタ100では、ゲート電極11aがゲート配線11bを介してゲートライン113に接続されている。ソース電極15aは、ソース配線16を介してソースライン116に接続されている。ドレイン電極15bは、ドレイン配線17、コンタクト部分112を介して画素電極117に接続されている。
[センサ装置]
また、上述したトランジスタアレイ110は、図15に示すセンサ装置とすることも可能である。図15は、図14に示すトランジスタアレイを用いたセンサ装置150の概要を示す図である。センサ装置150では、トランジスタアレイ110の上に、センサ部材120及び上部電極130を配置する。なお、本実施形態に係る薄膜トランジスタ100及びトランジスタアレイ110は、このセンサ装置150のような構成に限定されずに、その他の構成のセンサ装置や他の装置に適用してももちろんよい。
以上のように、本発明にかかる薄膜トランジスタは、寄生容量を低減すると共に、素子特性を向上させ、屈曲試験においてクラックの発生を防止することができ、高性能と耐久性が要求される用途に適している。
10…絶縁基板、11…ゲート層、11a…ゲート電極、12…有機ゲート絶縁膜、13…無機ゲート絶縁膜、14…チャネル層、15…ソース・ドレイン層、15a…ソース電極、15b…ドレイン電極、16…ソース配線、17…ドレイン配線、100…薄膜トランジスタ、110…トランジスタアレイ、150…センサ装置

Claims (8)

  1. 絶縁基板と、
    前記絶縁基板上に形成されたゲート電極と、
    前記ゲート電極を覆う有機ゲート絶縁膜と、
    前記有機ゲート絶縁膜上に形成された無機ゲート絶縁膜と、
    前記無機ゲート絶縁膜上に形成されたチャネル層と、
    前記チャネル層上に互いに離隔して形成されたソース電極及びドレイン電極と、を備え、
    前記ソース電極と前記ドレイン電極の間の領域に位置する前記有機ゲート絶縁膜の膜厚が、前記ゲート電極と前記ソース電極の間に設けられた前記有機ゲート絶縁膜、または、前記ゲート電極と前記ドレイン電極の間に設けられた前記有機ゲート絶縁膜の膜厚より小さい、薄膜トランジスタ。
  2. 前記有機ゲート絶縁膜が凹形状になるように形成されている、請求項1に記載の薄膜トランジスタ。
  3. 前記ソース電極と前記ドレイン電極の間の領域に位置する前記有機ゲート絶縁膜の膜厚が0.1~0.5μmになるように形成されている、請求項1に記載の薄膜トランジスタ。
  4. 前記ゲート電極と前記ソース電極の間に設けられた前記有機ゲート絶縁膜、または、前記ゲート電極と前記ドレイン電極の間に設けられた前記有機ゲート絶縁膜の膜厚が0.2~1.0μmになるように形成されている、請求項1に記載の薄膜トランジスタ。
  5. 前記ゲート電極と前記ソース電極の間に設けられた前記有機ゲート絶縁膜の膜厚a1,前記ゲート電極と前記ドレイン電極の間に設けられた前記有機ゲート絶縁膜の膜厚a2,前記ソース電極と前記ドレイン電極の間の領域に位置する前記有機ゲート絶縁膜の膜厚bの比率a1/b、a2/bが、各々2である、請求項1に記載の薄膜トランジスタ。
  6. 前記ソース電極及び前記ドレイン電極の膜厚が、0.05~0.1μmである、請求項1に記載の薄膜トランジスタ。
  7. 請求項1~6の何れか一項に記載の薄膜トランジスタを複数備え、
    複数の前記薄膜トランジスタがアレイ状に配置されている、トランジスタアレイ。
  8. 請求項7に記載のトランジスタアレイと、
    前記トランジスタアレイ上に設けられるセンサ部材と、を備えるセンサ装置。
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