JP2024014015A - 建具 - Google Patents

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Yusuke Ebara
昌広 嵯峨野
Masahiro Sagano
尊行 田中
Takayuki Tanaka
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Abstract

【課題】セキュリティ向上が図られた建具を提供すること。【解決手段】玄関ドアを有する建具1であって、枠体2と、枠体2内に開閉可能に配置される戸体本体3と、戸体本体3の戸先により形成される隙間を遮蔽するエッジ材3822と、を備え、エッジ材3822に設けられた鋼材31と、を備える建具1である。エッジ材3822は金属製であり、鋼材31は、エッジ材3822の室外側に配置されているか、鋼材31Bは、エッジ材3822Bの室内側に配置されている。【選択図】図33

Description

本開示は、建具に関する。
建物の玄関に用いられる建具が知られている(例えば、特許文献1参照)。建具を構成するドア本体としての扉は、内部に断熱材が設けられたパネルと、パネルの戸先に取り付けられた煙返しと、ラッチと、を備えている。ドア枠としての枠体の縦枠には、ラッチが係合する溝部が形成されている。
特開2016-148225号公報
近年では建具には、更なるセキュリティ向上が求められている。本開示は、セキュリティ向上が図られた建具を提供することを目的とする。
本開示は、玄関ドアを有する建具であって、枠体と、前記枠体内に開閉可能に配置される戸体本体と、前記戸体本体の戸先により形成される隙間を遮蔽するエッジ材と、を備え、前記エッジ材に設けられた鋼材と、を備える建具に関する。
第1実施形態の玄関周りの構造を建具の室外側から見た場合の斜視図である。 第1実施形態の玄関周りの構造を建具の室内側から見た場合の斜視図である。 図2のA-A線断面図である。 図2のB-B線断面図である。 図2のC-C線の袖部側の断面図である。 図2のC-C線のドア本体側の断面図である。 図3の上側の拡大断面図である。 図3の下側の拡大断面図である。 図5Aの袖部の部分の拡大断面図である。 第1実施形態の玄関周りの構造のドア本体を示す斜視図である。 第1実施形態の玄関周りの構造のドア本体における雨水の流れを示す斜視図である。 第1実施形態の玄関周りの構造のドア本体の溝形成部材を示す斜視図である。 第1実施形態の玄関周りの構造の袖部から導線を取り外した様子を示す斜視図である。 第1実施形態の玄関周りの構造のパネル体を示す斜視図である。 第1実施形態の玄関周りの構造のパネル体同士の連結部分の連結凸部材を示す斜視図である。 第1実施形態の玄関周りの構造のパネル体の上端部の角部を示す斜視図である。 第1実施形態の玄関周りの構造のパネル体の下端部の角部を示す斜視図である。 第1実施形態の玄関周りの構造のパネル体同士の連結部分の連結凹部を示す斜視図である。 第1実施形態の玄関周りの構造のパネル体同士の連結部分を示す斜視図である。 第1実施形態の玄関周りの構造のパネル体の下端部の部分の構造を示す斜視図である。 第1実施形態の玄関周りの構造の枠体を側方壁部に固定するためのクランク金具を示す斜視図である。 第1実施形態の玄関周りの構造の下枠に取り付けられるカバー部材を示す斜視図である。 第1実施形態の玄関周りの構造の下枠に取り付けられる袖部固定部材を示す斜視図である。 第1実施形態の玄関周りの構造の枠体を示す斜視図である。 第1実施形態の玄関周りの構造の枠体の縦枠の方に袖部を移動させている状態を示す説明図である。 第1実施形態の玄関周りの構造の袖部にカバー部材を取り付ける状態を示す説明図である。 第1実施形態の玄関周りの構造の枠体に袖部を固定した状態を示す斜視図である。 第1実施形態の玄関周りの構造の枠体に袖部を固定した後に、カバー部材取り付ける前の状態を示す斜視図である。 第1実施形態の玄関周りの構造の枠体に袖部を固定した後に、カバー部材取り付けた状態を示す斜視図である。 第1実施形態の玄関周りの構造の袖部を示す横断面図である。 第1実施形態の玄関周りの構造の袖部の上端部を示す斜視図である。 第1実施形態の玄関周りの構造のパネル体の上端部が側方壁部に固定されている部分を示す拡大縦断面図である。 第1実施形態の玄関周りの構造のパネル体の上端部が側方壁部に固定されている部分を示す拡大平面図である。 第1実施形態のドア本体を示す断面図である。 第2実施形態のドア本体を示す断面図である。 第3実施形態のドア本体を示す断面図である。
以下、本開示の玄関周りの構造10の第1実施形態について図面を用いて詳細に説明する。以下の説明においては、ドア本体3及び袖部4の幅方向を「幅方向」とし、ドア本体3の戸先側を「戸先側」とし、ドア本体3の戸先側と反対側である吊元側を「吊元側」とし、閉じた状態でのドア本体3の厚さ方向を「奥行方向(見込方向)」とし、ドア本体3の長手方向を「上下方向」として説明する。建具1の横方向を左右方向とする。図3~図6において、室外側を「Y1」と記載し、室内側を「Y2」と記載する。
図1及び図2に示すように、本実施形態の玄関周りの構造10において、建具1は、建物に設けられる。図3及び図4に示すように、建具1は、建物に固定される枠体2と、枠体2内に開閉可能に配置されるドア本体3(戸体本体)と、枠体2の戸先側に配置される袖部4と、を備える。建具1は、建物の玄関用として設けられる。
図1に示すように、玄関周りの構造10において、建具1に隣接して、壁部11が配置される。壁部11は、室外側Y1から見た場合に、建具1の左右方向(横方向)の両側の側方に隣接して配置される側方壁部12と、建具1の上方に隣接して配置される上方壁部13と、側方壁部12の室外側に配置されるパネル体14と、を有する。
枠体2は、図3~図5Bに示すように、建物の開口部80の四周に沿って設けられる。枠体2は、それぞれアルミニウム材により構成された、横枠としての上枠21及び下枠22と、吊元側の縦枠23と、戸先側の縦枠24と、により矩形に枠組みされる。枠体2内には、ドア本体3及び袖部4が、幅方向に隣接して配置されている。袖部4は、ドア本体3の幅方向の一方側の戸先側に配置されている。
建具1は、建物の開口部80から室外側Y1に若干オフセットされた位置に納められている。建物の開口部80は、図3~図5Bに示すように、上部構造体81と、床構造体82と、左右の側部構造体83と、により区画形成される。
上部構造体81は、図3に示すように、鉄筋コンクリートにより構成される上部構造物811と、上部構造物811の下方に配置される断熱材812と、上部構造物811と断熱材812の間に充填されるモルタル813と、断熱材の下面に貼り付けられた上部額縁材814と、を有する。上部構造体81の室外側Y1の位置において、モルタル813、断熱材812及び上部額縁材814の室外側Y1には、上枠21が固定されている。
床構造体82は、図3に示すように、室外側Y1の部分が室内側Y2の部分よりも低い段差状に形成される。床構造体82は、下方に配置される下部構造物821と、室外側Y1の上部に配置される室外側床材822と、室内側Y2の上部に配置される室内側床材823と、モルタル824と、を有する。室外側床材822は、室内側床材823よりも低い位置に配置される。モルタル824は、下部構造物821と、室外側床材822及び室内側床材823との間に充填される。床構造体82には、下枠22が固定されている。
左右の側部構造体83は、それぞれ、図5A、5Bに示すように、建物の開口部80の左右方向の外側に配置される。左右の側部構造体83は、いずれも、側部構造物831と、側部構造物831の左右方向の内側に配置される断熱材832と、側部構造物831と断熱材との間に充填されるモルタル833と、断熱材832の左右方向の内側の面に設けられた額縁材834と、を有する。左右の側部構造体83の室外側Y1の位置において、断熱材832、額縁材834及びモルタル833の室外側Y1には、左右の縦枠23,24がそれぞれ固定されている。
上枠21は、図3に示すように、上部構造体81に固定される。上枠21は、上部構造体81の断熱材812及び上部額縁材814の室外側Y1の面に固定される。上枠21は、上枠本体枠部211と、上枠本体枠部211の室内側Y2の下部に固定される戸当たり部212と、を有する。
上枠本体枠部211は、断面方形状のホロー構造に形成される上枠中空枠部211aと、上枠中空枠部211aの上端から室内側Y2に延出する上枠延出板211bと、を有する。上枠延出板211bと上部構造体81の上部構造物811との間には、シーリング材211cが設けられている。
上枠21の室内側Y2の部分は、クランク金具213に固定されている。クランク金具213は、図20に示すように、長方形状の上側の長辺の中央部が切り欠かれた形状を有する板状基部213aと、板状基部213aの一方の面から離れるように延び、端部において板状基部213aと平行に折れ曲がった長方形状の先端板部213bとを有している。クランク金具213の一端側である板状基部213aは、内部に補強用の裏板が設けられた上枠中空枠部211a(図6等参照)の室内側Y2の上方側の面に配置されて固定されている。クランク金具213の他端側である先端板部213bは、上部構造体81の上部構造物811に埋め込まれたアンカー214に固定された状態で、モルタル813の内部に埋め込まれる。
ドア本体3の周縁部に対向する戸当たり部212の部分には、図6に示すように、金属製カバー材212b及び樹脂形材212cを介して、シールパッキン212aが取り付けられている。樹脂形材212cは、クランク金具213及びアンカー214を避けるようにオフセットした位置で配置され、図6に示すように、上下に2つの中空部2121cを有しており、樹脂形材212cの下部には、シールパッキン212aが固定されている。戸当たり部212に取り付けられたシールパッキン212aには、ドア本体3が閉位置に位置する場合に、ドア本体3の室内側Y2の上端面が当たる。
金属製カバー材212bは、上下に2つの中空部2121bを有しており、金属製カバー材212bの上端部及び下端部は、室外側へ延びる外方延出部2122bを有している。金属製カバー材212bの下端部の外方延出部2122bは、枠体2の中央側における樹脂形材212cの部分、即ち、樹脂形材212cの下端部を覆っている。これにより、建具1の開口部を通過する人から、樹脂形材212cは隠されて見えない状態とされている。金属製カバー材212bの下面には、粉体塗装が施されている。
上枠21における長手方向の途中には、図1に示すように、コンシールド型のドアクローザー215が配置される。コンシールド型のドアクローザー215は、ドア本体3を、安全な速度で緩やかにスムーズに閉める機構を有する。
コンシールド型のドアクローザー215は、図6に示すように、上枠21の内部に配置されるクローザー本体215aと、クローザー本体215aとドア本体3とを接続する接続部215bと、を有する。本実施形態においては、クローザー本体215aが上枠21の内部に配置されているため、スッキリとした外観となる。
上枠21の室外側Y1の面には、図6に示すように、意匠材216が設けられる。意匠材216は、上枠21の室外側Y1の面の下端部から、上枠21の上端部を超えて天井まで延びる。上枠21から天井まで延びる意匠材216は、上枠室外側意匠材217と、上部壁部構成意匠材218と、を有する。
上枠室外側意匠材217は、上枠21の室外側Y1の面の下端部から上端部までの間に亘って配置される。上部壁部構成意匠材218は、上枠室外側意匠材217に連続して形成され、上枠室外側意匠材217の上端部(上枠21の上端部)から天井まで延びる。上部壁部構成意匠材218は、上部構造体81の室外側Y1に配置され、上部構造体81の室外側Y1に形成される上方壁部13(図6参照)の表面材を構成する。上方壁部13は、建具1の上部に設けられる壁部であり、上枠21と天井との間に配置される壁部である。
上枠室外側意匠材217及び上部壁部構成意匠材218は、同一の意匠材216により一体で形成されているため、同一の素材、同一の表面処理及び同一の塗装の少なくとも1以上を有する意匠材で構成されることにより、上枠室外側意匠材217及び上部壁部構成意匠材218の室外側Y1の表面は、同一種類の外観意匠を有して統一されている。また、上枠21の室外側Y1に設けられた上枠室外側意匠材217の表面と、建具1の上部に配置される上方壁部13に設けられた上部壁部構成意匠材218の表面とは、同一平面上に位置する。
下枠22は、図7に示すように、床構造体82に固定される。下枠22は、断面視L字状の下枠本体枠部221と、クランク金具223と、を有する。下枠本体枠部221は、段差状に形成される下部構造物821に対応して、室外側Y1及び上方側が開放した断面視L字状に形成され、室外側Y1の先端部の下部は、中空の箱状部221cを形成する。箱状部221cの室内側Y2の側面には、クランク金具213と同一の形状のクランク金具223の基部側板部223aが固定されている。クランク金具223の先端部側板部223bは、下部構造物821に埋め込まれたアンカー825に固定されている。
下枠本体枠部221は、室内側Y2の端部に形成される立ち上がり片221aを有する。立ち上がり片221aには、シールパッキン221bが取り付けられている。立ち上がり片221aに付けられたシールパッキン221bには、ドア本体3が閉位置に位置する場合に、ドア本体3の室内側Y2の下端の面が当たる。
下枠22には、カバー部材222が設けられている。カバー部材222は、図21に示すように、表面に酸化被膜が施された、側方視でL字形状に折り曲げられた、いわゆるブラックステンレス製の板部材により構成されており、水平配置部222aと垂直配置部222bとを有している。水平配置部222aは、図7に示すように、垂直配置部222bと一体的に接続されている部分から室外側へ延びて、シールパッキン221bの上側において、下側へ折り返され室内側へ折り返されている。このため、カバー部材222は、シールパッキン221bの上面を覆っている。
折り返されている手前の部分は、下枠22の立ち上がり片221aの上面に、両面テープ222c(図21参照)によって接着されて固定されている。垂直配置部222bは、水平配置部222aと一体的に接続されている部分から下側へ延びており、図7に示すように、下枠22の立ち上がり片221aの上下2つの側壁に、両面テープ222c(図21参照)によって接着されて固定されている。これにより、カバー部材222は、下枠22の立ち上がり片221aを覆っている。
下枠22には、図4、図23に示すように、袖固定金具225が設けられている。袖固定金具225は、図22に示すように、下枠22の上面に固定される板状の被固定基部225aと、被固定基部225aから上側へL字形状に折り曲げられて立ち上がるガイド板部225bと、ガイド板部225bの縦枠23側の端部において見込方向にL字形状に折り曲げられた被固定部225cであって、ドア本体3が閉位置に位置する場合にドア本体3の戸先側の端部に対向する袖部4の部分に固定される板状の被固定部225cと、を備えている。なお、上枠21にも、袖固定金具225と同一の形状の、被固定基部219a、ガイド板部219b、被固定部219cを有する袖固定金具219が、図4等に示すように設けられている。袖固定金具219、袖固定金具225には、袖部4が固定されている。
縦枠23,24は、図5A、図5Bに示すように、側部構造体83に固定される。縦枠23,24は、縦枠本体枠部231,241と、縦枠本体枠部231,241の室内側Y2の左右方向の内側に固定される戸当たり部232,242と、を有する。
縦枠本体枠部231,341は、図5A、図5Bに示すように、断面方形状のホロー構造に形成される縦枠中空枠部231a,341aと、縦枠中空枠部231a,341aの左右方向の外側の端部から室内側Y2に延出する縦枠延出板231b,341bと、を有する。縦枠延出板231b,341bと側部構造体83の側部構造物831との間には、図4に示すように、シーリング材231c,241cが設けられている。
縦枠23,24の室内側Y2の部分は、クランク金具213と同一の形状のクランク金具233,243に固定されている。クランク金具233,243の基部側板部は、縦枠中空枠部231a,341aの室内側Y2の面に配置されて固定されている。クランク金具233,243の先端部側板部は、側部構造体83の側部構造物831に埋め込まれたアンカー234,244に固定された状態で、モルタル833の内部に埋め込まれる。
図5Bに示すように、戸当たり部232は、シールパッキン232aが取り付けられている。戸当たり部232に取り付けられたシールパッキン232aには、ドア本体3が閉位置に位置する場合に、ドア本体3の左右方向の外側の室内側Y2の端部の面が当たる。また、図5Aに示すように、戸当たり部242には、シールパッキン242aが取り付けられている。戸当たり部242に取り付けられたシールパッキン242aには、袖部4の左右方向の外側の室内側Y2の端部の面が当たる。
ドア本体3の周縁部に対向する戸当たり部232の部分には、図5Bに示すように、金属製カバー材232b及び樹脂形材232cを介して、シールパッキン232aが取り付けられている。樹脂形材232cは、図5Bに示すように、左右に2つの中空部2321cを有しており、枠体2の内方(図5Bにおける右方向)における樹脂形材232cの部分には、シールパッキン232aが固定されている。
金属製カバー材232bは、図5Bに示すように、左右に2つの中空部2321bを有しており、金属製カバー材232bの、枠体2の内方側端部及び外方側端部は、金属製カバー材212bと同様に、室外側へ延びる外方延出部2322cを有している。金属製カバー材232bの図5Bに示す右端部の外方延出部2322cは、枠体2の中央側における樹脂形材232cの部分、即ち、樹脂形材232cの図5Bに示す右端部を覆っており、これにより、建具1の開口部80を通過する人から、樹脂形材232cは隠されて見えない状態とされている。金属製カバー材232bの右面には、粉体塗装が施されている。
ドア本体3の周縁部に対向する戸当たり部242の部分には、図5Aに示すように、金属製カバー材242b及び樹脂形材242cを介して、シールパッキン242aが取り付けられている。樹脂形材242cは、図5Aに示すように、左右に2つの中空部2421cを有しており、枠体2の内方(図5Aにおける左方向)における樹脂形材242cの部分には、シールパッキン242aが固定されている。金属製カバー材242bは、上下に2つの中空部2421bを有している。
図5A、図5Bに示すように、縦枠23,24の室外側Y1の面には、意匠材236,246が設けられる。意匠材236,246は、縦枠23,24の室外側Y1の面の左右方向の内側から左右方向の外側に延び、縦枠23,24の左右方向の外側の端部を超えて更に外側に延びる。縦枠23,24から左右方向の外側に延びる意匠材236,246は、縦枠室外側意匠材237,247と、パネル体構成意匠材238,248(意匠材141)と、を有する。
吊元側の縦枠23の縦枠室外側意匠材237は、吊元側の縦枠23の室外側Y1の面の左右方向の内側の端部よりも内側から左右方向の外側の端部までの間に亘って配置される。戸先側の縦枠24の縦枠室外側意匠材247は、縦枠24の室外側Y1の面の左右方向の内側の端部から左右方向の外側の端部までの間に亘って配置される。
パネル体構成意匠材238,248(意匠材141)は、縦枠室外側意匠材237,247に連続して形成され、縦枠室外側意匠材237,247の左右方向の外側の端部(縦枠23,24の左右方向の端部)から左右方向の外側に延びる。図5A、図5Bに示すように、パネル体構成意匠材238,248(意匠材141)は、側部構造体83の室外側Y1のパネル体14の室外側Y1に配置され、側部構造体83の室外側Y1に形成されるパネル体14の表面材を構成する。側方壁部12及びパネル体14は、建具1の側方に隣接して設けられる壁部である。
縦枠室外側意匠材237,247及びパネル体構成意匠材238,248(意匠材141)は、同一の意匠材236,246により一体で形成されているため、同一の素材、同一の表面処理及び同一の塗装の少なくとも1以上を有する意匠材で構成されることにより、縦枠室外側意匠材237,247及びパネル体構成意匠材238,248(意匠材141)の室外側Y1の表面は、同一種類の外観意匠を有して統一されている。また、縦枠23,24の室外側Y1に設けられた縦枠室外側意匠材237,247の表面と、建具1の左右方向の外側に配置されるパネル体14に設けられたパネル体構成意匠材238,248(意匠材141)の表面とは、同一平面上に位置する。
ドア本体3は、閉じた状態から室外側Y1に向けて回転する、いわゆる外開きで取り付けられる。ドア本体3は、図5Bに示すように、吊元側の縦枠23に設けられる丁番25の回転軸を中心に回転して開閉可能な開きドアである。ドア本体3の厚みは、40mm以上である。本実施形態では、例えば、100mm程度である。これにより、ドア本体3の厚みは40mm以上であるため、十分な厚みが確保されたドア本体3とすることが可能となり、セキュリティ向上が図られた建具とすることが可能となる。
丁番25は、ドア本体3の吊元側においてドア本体3を回転可能に支持する。丁番25は、一端側が、ドア本体3の左右方向の吊元側の端面33に取り付けられ、他端側が、吊元側の縦枠23のドア本体3側の面に取り付けられている。ドア本体3の左右方向の吊元側の端面33は、図5Bにおいて示す断面がコの字形状の端部壁部305に固定される部材の端面であって、ドア本体3の左右方向の吊元側の端部において、左右方向の外側を向いて形成される見込面である。ドア本体3の吊元側の端面33を構成する見込面は、奥行方向(見込方向)に延びる。
ドア本体3の戸先側の端部壁部305には、図5A等に示すように、金属製、例えば本実施形態ではアルミ製の被係合溝部材382が固定されている。被係合溝部材382はアルミ製に限定されない。被係合溝部材382は、溝形成部3821と、エッジ材としての室外側延出部3822とを有している。溝形成部3821は、端部壁部305に固定されており、袖部4から出没するストライク471が係合可能な係合溝が形成されている。室外側延出部3822は、見付方向であって袖部4の方向へ延びており、室外側からストライク471が目視できないようにドア本体3と袖部4との間の隙間を遮蔽する。室外側延出部3822の室外側の面には、後述の意匠材3の戸先側の端部が配置され固定されて設けられている。これにより、この部分を強化することが可能となり、セキュリティ向上が図られた建具とすることが可能となる。
ドア本体3は、図1、図2、図9に示すように、上下方向に長い略長方形の板状に形成されている。ドア本体3の室外側Y1の表面には、室外側ハンドル27が設けられている。ドア本体3の室内側Y2の表面には、室内側ハンドル28が設けられている。室外側ハンドル27及び室内側ハンドル28は、ドア本体3を開閉する利用者が把持可能な開閉操作部として機能する。利用者は、室外側ハンドル27又は室内側ハンドル28を把持して、ドア本体3を押したり引いたりしてドア本体3を開閉することが可能である。
ドア本体3の室外側Y1の表面には、図3に示すように、意匠材31が設けられる。ドア本体3の室外側Y1の表面に設けられる意匠材31は、左右方向及び上下方向に延びて配置される。ドア本体3の室外側Y1の表面に設けられる意匠材31は、図5Bに示すように、左右方向における吊元側の端部側において、丁番25を覆うように、ドア本体3の左右方向の外側に延在されて形成される延在部31aを有する。これにより、丁番25が延在部31aにより覆われるため、室外側Y1からの外観視で、丁番25が見えにくい。
ドア本体3の室外側Y1の表面に設けられる意匠材31と、吊元側の縦枠23及び戸先側の縦枠24の室外側Y1の表面に設けられる意匠材236,246とが、同一の素材、より具体的には、厚みが1mm以上6mm以下の鋼材により構成され、同一の表面処理及び同一の塗装の少なくとも1以上を有する意匠材で構成されることにより、ドア本体3、吊元側の縦枠23及び戸先側の縦枠24の室外側Y1の表面は、同一種類の外観意匠を有して統一されている。ドア本体3の室外側Y1の表面に設けられた意匠材31の表面と、吊元側の縦枠23及び戸先側の縦枠24の室外側Y1の表面に設けられる意匠材236,246の表面とは、同一平面上に位置する。意匠材31の厚みが1mm以上であるため、戸先の端部における強度を十分に担保することが可能となる。意匠材31の厚みが6mm以下であるため、戸先の端部における強度を、高い水準で担保することが可能となる。
また、図6に示すように、ドア本体3の室外側Y1の表面に設けられる意匠材31と、上枠21の室外側Y1の表面に設けられる意匠材216とが、同一の素材、同一の表面処理及び同一の塗装の少なくとも1以上を有する意匠材で構成されることにより、ドア本体3及び上枠21の室外側Y1の表面は、同一種類の外観意匠を有して統一されている。ドア本体3の室外側Y1の表面に設けられる意匠材31の表面と、上枠21の室外側Y1の表面に設けられる意匠材216の表面とは、同一平面上に位置する。
また、ドア本体3の室内側Y2の表面には、意匠材32が設けられる。ドア本体3の室内側Y2の表面に設けられる意匠材32は、左右方向及び上下方向に延びる。ドア本体3の室内側Y2の表面に設けられる意匠材32と、ドア本体3の室外側Y1の表面に設けられる意匠材31とが、同一の素材、同一の表面処理及び同一の塗装の少なくとも1以上を有する意匠材で構成されることにより、ドア本体3の室外側Y1及び室内側Y2の表面は、同一種類の外観意匠を有して統一されている。
意匠材31と意匠材32との間には、断熱材381が充填されて設けられている。断熱材381により、ドア本体3の断熱性の向上が図られている。
ドア本体3の上端面の室外側の部分は、図6等に示すように、室内側の部分に対して上側に突出する凸部301を有している。凸部301は、ドア本体3の上端面の室外側の部分の吊元側から戸先側に至るまで上側に突出している。凸部301には、角部樹脂部材35が固定されている。角部樹脂部材35は、ドア本体3の凸部301の上端面と室外側の側面とが接続されてなす角部を覆うように、当該角部に固定されており、この部分は断熱性を有する樹脂芯材352を構成する。樹脂芯材352は、図6に示すように、断面視でL字形状の硬質の樹脂により構成されている。
樹脂芯材352の室内側の端部、即ち、凸部301の室内側の端部の上側に位置する樹脂芯材352の部分には、樹脂芯材352よりも軟質の樹脂により構成され、上側へ延びる止水材351が、樹脂芯材352と組合されて一体とされて配置されている。止水材351は、図6に示すように、上側に向かって室外側へ傾斜して、即ち、図6において上に向かうにつれて図6の左側である室外側Y1へ向かうように傾斜して延びている。このように傾斜している構成により、止水材351は、止水材351が設けられている位置よりも室内側へ雨水が浸入することを抑える。
ドア本体3の上端面の室内側の部分であって吊元側と戸先側との中央部分には、窪んだ溝である凹部302が形成されており、凹部302には、コンシールド型のドアクローザー215のクローザー本体215aとドア本体3とを接続する接続部215bと、溝形成部材36と、が固定されている。凹部302に接続部215bが配置されているため、接続部215bを上枠21の側に配置させずに済み、上枠21の下面21aは平坦面により構成されている。溝形成部材36は、上側に開口している直方体形状に形成されており、溝形成部材36の長手方向における端部の2つの角部には、図11に示すように隙間303が形成されている。
止水材351を超えて室内側へ侵入してきた雨水は、図10において矢印で示すように、溝形成部材36により形成された溝の中を流れ、溝形成部材36の長手方向における端部の2つの角部の隙間303を通って下側へ流れてドア本体3の内部に入り、ドア本体3の内部から下部に流れて排水される。即ち、ドア本体3には、雨水を排水可能なこのような排水流路が形成されている。
袖部4は、図5Aに示すように、ドア本体3の戸先側に隣接して枠体2内に配置されており、枠体2の上枠21、下枠22及び戸先側の縦枠24に固定されている。即ち、袖部4は、ドア本体3が閉位置に位置する場合に、ドア本体3の戸先側に配置される。袖部4には、図1及び図2に示すように、認証装置及び電気錠装置6が設けられている。図5Aに示すように、袖部4は、室外側Y1の表面を覆う室外側カバー材41と、室内側Y2の表面を覆う室内側カバー材42と、を有する。
室外側カバー材41は、図1に示すように、上下方向に長い略長方形の板状に形成され、袖部4の内部に充填されて設けられた断熱材461を室外側Y1から覆う。パネルとしての室外側カバー材41の周縁部には、図29に示すように、周囲枠413が設けられており、これにより、断熱材461と室外側カバー材41との間には、空間により構成される空気層414が形成されている。これにより、断熱材461による断熱の効果に加えて、空気層414による断熱の効果を得ることができ、断熱性を向上させることが可能となる。また、この位置に空気層414が形成されているため、外気温に対する断熱効果を高めることが可能となる。室外側カバー材41は、図5Aに示すように、袖部4の幅方向におけるドア本体3とは反対側の端部に配置される回転軸41aを中心に回転可能に構成され、袖部4の室外側Y1の面に開閉可能に設けられる。
室外側カバー材41の表面には、意匠材411が設けられる。室外側カバー材41の表面に設けられる意匠材411と、戸先側の縦枠24の室外側Y1の表面に設けられる意匠材246とが、同一の素材、同一の表面処理及び同一の塗装の少なくとも1以上を有する意匠材で構成されることにより、室外側カバー材41の表面と、戸先側の縦枠24の室外側Y1の表面とは、同一種類の外観意匠を有して統一されている。室外側カバー材41の表面に設けられる意匠材411の表面と、戸先側の縦枠24の室外側Y1の表面に設けられる意匠材246の表面とは、同一平面上に位置する。
また、室外側カバー材41の室外側Y1の表面に設けられる意匠材411と、ドア本体3の室外側Y1の表面に設けられる意匠材31とが、同一の素材、同一の表面処理及び同一の塗装の少なくとも1以上を有する意匠材で構成されることにより、室外側カバー材41及びドア本体3の室外側Y1の表面は、同一種類の外観意匠を有して統一されている。室外側カバー材41の室外側Y1の表面に設けられる意匠材411と、ドア本体3の室外側Y1の表面に設けられる意匠材31とは、同一平面上に位置する。
また、室外側カバー材41の室外側Y1の表面に設けられる意匠材411と、上枠21の室外側Y1の表面に設けられる意匠材216とが、同一の素材、同一の表面処理及び同一の塗装の少なくとも1以上を有する意匠材で構成されることにより、室外側カバー材41及び上枠21の室外側Y1の表面は、同一種類の外観意匠を有して統一されている。室外側カバー材41の室外側Y1の表面に設けられる意匠材411の表面と、上枠21の室外側Y1の表面に設けられる意匠材216の表面とは、同一平面上に位置する。
室内側カバー材42は、図2に示すように、上下方向に長い略長方形の板状に形成され、袖部4の内部に充填されて設けられた断熱材461を室内側Y2から覆う。パネルとしての室内側カバー材42の周縁部には、図29に示すように、周囲枠423が設けられており、これにより、断熱材461と室内側カバー材42との間には、空間により構成される空気層424が形成されている。これにより、断熱材461による断熱の効果に加えて、空気層424による断熱の効果を得ることができ、断熱性を向上させることが可能となる。また、この位置に空気層424が形成されているため、室温を外気へ漏らすことを抑える断熱効果を高めることが可能となる。室内側カバー材42は、図5Aに示すように、袖部4の幅方向におけるドア本体3とは反対側の端部に配置される回転軸42aを中心に回転可能に構成され、袖部4の室内側Y2の面に開閉可能に設けられる。
図4に示すように、袖部4の上端部には、袖部4の見付面に沿った左右方向に延びる溝401が形成された溝形成部材402が袖部4に固定されて設けられている。具体的には溝401は、図24に示すように、枠体2の縦枠24に対向する袖部4の吊元側(図24の袖部4の右側)において縦枠24に向けて開口している。そして、溝401は、ドア本体3の戸先側の端部に対向する袖部4の戸先側(図24の袖部4の左側)へ延びて、袖部4の戸先側の端部において袖部4の戸先側の端部を構成する壁部である側壁431(図29、図30等参照)により塞がれている。溝401には、袖固定金具219が挿入された状態で、ドア本体3が閉位置に位置する場合にドア本体3の戸先側の端部に対向する袖部4の側壁431の上部に、袖固定金具219がネジ2191(図4、図27参照)により固定されている。
また、袖部4の下端部には、袖部4の見付面に沿った左右方向に延びる溝403が形成された溝形成部材404が袖部4に固定されて設けられている。具体的には溝403は、図24に示すように、枠体2の縦枠24に対向する袖部4の吊元側(図24の袖部4の右側)において縦枠24に向けて開口している。そして、溝403は、ドア本体3の戸先側の端部に対向する袖部4の戸先側(図24の袖部4の左側)へ延びて袖部4の戸先側の端部において袖部4の戸先側の端部を構成する壁部である側壁431により塞がれている。溝403には、図4に示すように、袖固定金具225が挿入された状態で、ドア本体3が閉位置に位置する場合にドア本体3の戸先側の端部に対向する袖部4の側壁431の下部が、袖固定金具225にネジ2251(図4、図27参照)により固定されている。より詳細には、袖部4の側壁431の下部は、袖固定金具225の被固定部225cと、断面がコの字形状のネジ固定用部材2252(図29参照)と、により挟まれるようにして、袖固定金具225にネジ2251により固定されている。これにより、袖部4は、枠体2の上枠21及び下枠22に固定されている。
側壁431、及び、ネジ2191、2251は、上下方向に長い長方形状の板状部材により構成されるカバー部材432(図25、図27~図30参照)が、袖部4の戸先側の端部に固定されていることにより、覆われて隠された状態とされている。カバー部材432からは、ストライク471が出没可能であり、施錠時には、ストライク471がカバー部材432から突出する。ストライク471は、戸体本体3の室外側の表面から見込方向室内側へ30mm以上、具体的には、53mm程度離れた位置に配置されている。これにより、十分にストライク471が室内側に位置しているため、セキュリティ向上を図ることが可能となる。また、ドア本体3を施錠するためのストライクは、ドア本体3の厚みの中心よりも室内側に位置することとなり、更にセキュリティ向上を図ることが可能となる。即ち、図27に示すように、カバー部材432が袖部4の戸先側の端部に固定されていないときには、ネジ2191、2251が露出して見えているが、カバー部材432が袖部4の戸先側の端部に固定されることにより、図28に示すように、ネジ2191、2251はカバー部材432によって覆い隠された状態とされる。カバー部材432は、フック状の被係止部4321(図29参照)を、カバー部材432における袖部4の吊元側に備えている。また、袖部4の側壁431における袖部4の戸先側は、図29に示すように、係止部4331を有する固定部材433を備えている。固定部材433の係止部4331に、カバー部材432の被係止部4321が係止されることにより、カバー部材432は、袖部4の戸先側の端部に固定される。
図8に示すように、袖部4の枠体2の縦枠24の側の部分、即ち、袖部4の見付面に沿った左右方向の縦枠24に対向する袖部4の端部には、上下方向に延びる中空の芯材405が固定されている。中空の芯材405の内部空間406は、袖部4の上端部から下端部に至るまで延びている。また、芯材405の吊元側、即ち、縦枠24に対向する側の部分には、図12に示すように、複数の貫通孔407が形成されている。貫通孔407は、袖部4の上下方向、即ち、芯材405の長手方向に沿って延びて複数形成されており、芯材405の内部空間406と外部の空間とを連通するように貫通している。内部空間406には、複数の貫通孔407を通して図示しない電源部等と認証装置及び電気錠装置6とを電気的に接続する配線を構成する導線44(図12参照)の、袖部4の長手方向に沿った部分44aが配置されて収納される。内部空間406は、導線配置部を構成する。導線44の袖部4の長手方向に沿った部分44aは、端部で折れ曲がり、袖部4の幅方向に延びる部分44bは、袖部4の内部に入り、認証装置及び電気錠装置6に電気的に接続されている。
パネル体14は、図13に示すように、アルミ製の格子状のフレーム142と、フレーム142の屋外側に配置され両面テープで固定された意匠材141と、を備えており、複数のパネル体14により外壁パネルが構成される。意匠材141は、例えは厚さ2mm程度のステンレス等の金属製の板により構成される。フレーム142は、上フレーム材1421と、下フレーム材1422と、縦フレーム材1423、1424とが、矩形に枠組みされて構成される。また、上フレーム材1421の中央部と、下フレーム材1422の中央部とを結ぶように中央フレーム材1425が設けられている。また、縦フレーム材1423、中央フレーム材1425、縦フレーム材1424に跨るように、複数の水平フレーム材1426が設けられている。
縦フレーム材1423、1424と、上フレーム材1421、下フレーム材1422との接続部であるパネル体14の角部には、L字形状の板状の固定金具145(図15、図16等参照)が設けられて、縦フレーム材1423、1424と、上フレーム材1421、下フレーム材1422と、がそれぞれ連結されて固定されている。また、縦フレーム材1423、1424と、水平フレーム材1426との接続部には、長方形状の固定金具146(図13等参照)が設けられて、縦フレーム材1423、1424と、水平フレーム材1426と、がそれぞれ連結されて固定されている。また、中央フレーム材1425と、水平フレーム材1426と、の接続部には、長方形状の固定金具147(図13等参照)が設けられて、中央フレーム材1425と、水平フレーム材1426と、がそれぞれ連結されて固定されている。
縦フレーム材1423、1424と、上フレーム材1421、下フレーム材1422と、中央フレーム材1425と、水平フレーム材1426と、により囲まれる空間には、断熱材1401が配置される。なお、便宜上、断熱材1401の図示については、省略しており、また、図13において当該空間は10か所あるが、1か所のみ符号を図示している。また、縦フレーム材1423、1424、上フレーム材1421、下フレーム材1422、中央フレーム材1425、水平フレーム材1426のそれぞれの周縁部と意匠材141との間には、シーリング1402(図5A等参照)が施されており、これらの間は水密とされている。
図15に示すように、パネル体14の上端部には、下部が中空に構成され上部が上方に向かって開口する壁部被固定部材144が固定されて設けられている。壁部被固定部材144は、パネル体14の上端部において、見付面に沿った左右方向における左端から右端に至るまで設けられている。
被固定部材144は、図31、図32に示すように、それぞれL字状に折り曲げられた固定金具161、171により、側方壁部12に固定される。具体的には、固定金具161は、基部1611と、延出部1612とを有している。固定金具171は、基部1711と、延出部1712とを有している。固定金具161の基部1611は、壁部被固定部材144の側面にボルトによって固定される。固定金具171の基部1711は、側方壁部12の上端部に設けられたパネル固定部121に、ボルトによって固定される。そして、固定金具161の延出部1612と、固定金具171の延出部1712と、がボルト1615によって固定されることにより、パネル体14は側方壁部12に上吊りされた状態で固定される。
パネル体14の下フレーム材1422、縦フレーム材1423には、連結凸部材143が設けられている。連結凸部材143は、図14、図16、図18に示すように、コの字形状の被固定基部1431と、被固定基部1431の中央部から被固定基部1431の開口とは反対の方向に突出する被連結凸部1432とを有している。被固定基部1431の開口には、下フレーム材1422又は縦フレーム材1423が挿入されて、被固定基部1431は、下フレーム材1422又は縦フレーム材1423に固定される。被連結凸部1432は、被連結凸部1432と後述の被連結凹部1482の間にクリアランスが形成された状態で、後述の被連結凹部1482の溝に挿入される。又は、被固定基部1431は、図19に示すように、パネル体14の下方に配置されたレール15であって、上部に上側に開口する溝を形成する溝形成部151を有し下部に中空部152を有するレール15の、当該溝形成部151の溝に、溝形成部151と被連結凸部1432との間にクリアランスが形成された状態で、挿入される。
縦フレーム材1424には、連結凹部148が設けられている。連結凹部148は、図17、図18に示すように、コの字形状の被固定基部1481と、被固定基部1481の中央部から被固定基部1481の開口とは反対の方向に突出する被連結凹部1482とを有している。被固定基部1481の開口には、縦フレーム材1424が挿入されて、被固定基部1481は、縦フレーム材1424に固定される。被連結凹部1482の溝には、被連結凹部1482と被連結凸部1432との間にクリアランスが形成された状態で、被連結凸部1432が挿入される。これにより、隣接する2枚のパネル体14同士は接続される。
次に、建具の施工方法について説明する。以下に説明する建具の施工方法は、上記の構成の建具1を施工する際の、特に、袖部4を枠体2に配置する施工方法である。袖部の施工方法では、先ず、袖部4を枠体2の縦枠23寄りの位置であって、上枠21の袖固定金具219、下枠22の袖固定金具225よりも縦枠23寄りの位置に配置させる。次に、上枠21及び下枠22に沿って、袖部4を縦枠24の方へ移動させることにより、上枠21の袖固定金具219を溝401に挿入するとともに、下枠22の袖固定金具225を溝403に挿入し、更に、図24において矢印で示すように、袖部4を縦枠24の方向へ、上枠21、下枠22に沿って移動させる。このとき、ガイド板部219bの側面、ガイド板部225bの側面は、袖部4を、被固定部219c、被固定部225cへガイドするガイド面を構成する。
次に、ドア本体3が閉位置に位置する場合にドア本体3の戸先側の端部に対向することとなる袖部4の戸先側の部分である、袖固定金具219、袖固定金具225に対向する側壁431を、被固定部219c、被固定部225cにそれぞれ当接させて、ネジ2191、2251により、袖固定金具219、袖固定金具225に、袖部4の側壁431を固定する。そして、図25において矢印で示すように、上下方向に長い長方形状の板状部材により構成されるカバー部材432により、側壁431、及び、ネジ2191、2251を覆うようにして、カバー部材432を袖部4の戸先側の端部に固定する。また、カバー部材としての袖部4の室外側カバー材41及び室内側カバー材42を、図26に示すように、開いた状態から、図1に示すように閉じた状態とする。
次に、建具1における袖部の電気配線のメンテナンス方法について説明する。以下に説明する電気配線のメンテナンス方法は、袖部4に設けられた認証装置及び電気錠装置6が正常に動作しない等の不具合が生じた場合に、認証装置及び電気錠装置6に電気的に接続された導線により構成される配線を交換等するメンテナンス方法である。
先ず、袖部4を枠体2から取り外す工程を行う。前述の建具の施工方法において、袖部4を枠体2に施工したが、当該施工方法とは逆の工程により、袖部4を枠体2から取り外す。
即ち、袖部4の室外側カバー材41及び室内側カバー材42を、図26に示すように、開いた状態とし、また、カバー部材432を取り外して、袖固定金具219、袖固定金具225を側壁431に固定しているネジ2191、2251が見える状態とする。そして、ネジ2191、2251を緩めて取り外し、袖部4を縦枠23の方向へ、上枠21、下枠22に沿って移動させる。そして、袖部4が袖固定金具219、袖固定金具225よりも縦枠23に近い位置に移動したときに、袖部4を枠体2から取り外す。
次に、袖部4から芯材405を取り外して、芯材405の内部空間406に収納されている配線を構成する導線44を交換する。そして芯材405を袖部4に戻して固定し、前述の建具1の袖部4の施工方法の工程を行って袖部4を枠体2に固定する。以上が建具のメンテナンス方法である。
次に、外壁パネルの施工方法について説明する。以下に説明する外壁パネルの施工方法は、上記構成のパネル体14により構成される外壁パネルを施工する方法である。
先ず、縦フレーム材1423、1424と、上フレーム材1421、下フレーム材1422とに、固定金具145を固定するとともに、上フレーム材1421、下フレーム材1422と、中央フレーム材1425とに固定金具146を固定し、また、縦フレーム材1423、1424と、水平フレーム材1426とに固定金具146を固定し、中央フレーム材1425と、水平フレーム材1426とに固定金具147を固定する。また、縦フレーム材1423、1424、上フレーム材1421、下フレーム材1422、中央フレーム材1425、及び、水平フレーム材1426の周縁部にシーリング1402を施し、フレーム142に意匠材141を両面テープで固定する。また、連結凸部材143、連結凹部148をフレーム142に固定して、パネル体14を組み立てる工程を行う。
次に、組み立てたパネル体14を、施工する場所へ搬送する工程を行う。次に、施工する場所へ搬送されたパネル体14の内の1枚目のフレーム142の下端部の連結凸部材143の被連結凸部1432を、レール15の溝形成部151の溝に挿入する。そして、パネル体14をレール15に沿って所定の位置まで摺動させる。そして、パネル体14の被固定部材144を、固定金具161、171により、側方壁部12に固定する。
次に、2枚目のパネル体14のフレーム142の下端部の連結凸部材143の被連結凸部1432を、レール15の溝形成部151の溝に挿入する。そして、パネル体14をレール15に沿って1枚目のパネル体14の方へ移動し、2枚目のパネル体14の縦フレーム材1423の連結凸部材143の被連結凸部1432を、1枚目の連結凹部148の被連結凹部1482の溝に挿入して連結する。
次に、3枚目、4枚目、・・・のパネル体14についても、1枚目、2枚目のパネル体14と同様に、連結してゆき、外壁パネルの施工方法が完了する。
以上説明した本実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
本実施形態では、建具1は、上枠21及び一対の縦枠23、24の部分であって戸体本体としてのドア本体3の周縁部に対向する部分に配置された樹脂形材212cと、枠体2の中央側の樹脂形材212cの部分を覆う金属製のカバー材212bと、を備える。
これにより、樹脂形材212cを備えているため、断熱性の向上を図ることが可能となる。また,開口部通る人から見えないように、樹脂形材212cを覆い隠すことが可能であるため、意匠性の向上を図ることが可能となる。この結果、断熱性の向上と、意匠性の向上との両立を可能とする。
また、本実施形態では、建具1は、鉄筋コンクリートにより構成される側方壁部12の開口部80に設けられている。これにより、鉄筋コンクリートにより構成される側方壁部12に設けられた建具1において、断熱性の向上が図られた建具1とすることができる。
また、本実施形態では、枠体2は、鉄筋コンクリートにより構成される側方壁部12に設けられた被固定部としてのアンカー214に固定される。これにより、建具1を鉄筋コンクリート(RC)収まりの建具1とすることが可能となる。
また、本実施形態では、枠体2には、被固定部アンカー214に固定されるアンカー固定部材としてのクランク金具213が固定されている。これにより、樹脂形材212cがクランク金具213を避けたオフセット位置関係で、クランク金具213をアンカー214に固定することで、枠体2を鉄筋コンクリートに対して確実に固定することができる。
また、本実施形態では、カバー材212bの表面には、粉体塗装が施されている。これにより、樹脂製のカバー部材では、耐熱性が低いため粉体塗装はできなかったのに対して、粉体塗装を行うことができる。
また、本実施形態では、パネル体は、アルミ製の格子状のフレーム142と、フレーム142の屋外側に配置される意匠材141と、を備える。この構成により、フレーム142はアルミ製の格子状により構成されているため、パネル体14の軽量化を図ることが可能となる。また、格子状のフレーム142に意匠材141が配置された構成のパネル体14を、予め工場において組み立てておいて、それを施工の現場へ搬送して施工を行うことができるため、現場での施工の作業を少なくすることが可能となり、施工性の向上を図ることが可能となる。
また、本実施形態では、パネル体の上部が支持されることにより上吊りされる。この構成により、下フレーム材1422とレール15との間にクリアランスを確保することが可能となる。この結果、温度変化によりフレーム142の寸法の変化を、クリアランスにより吸収することが可能となる。
また、本実施形態では、フレームと意匠材とにより囲まれる空間には断熱材1401が配置される。これにより、パネル体14の断熱性の向上を図ることが可能となる。また、断熱材1401により、薄い意匠材が叩かれた場合の音等の発生を抑えることが可能となる。
また、本実施形態では、フレーム142を構成する縦フレーム材1423、1424、上フレーム材1421、下フレーム材1422、中央フレーム材1425、及び、水平フレーム材1426の周縁部と意匠材141との間には、シーリング1402を施されている。これにより、フレーム142と意匠材141との間を水密とすることが可となる。
また、本実施形態では、意匠材141はフレーム142に両面テープにより固定されている。これにより、意匠材141をフレーム142に簡易的に強固に固定することが可能となる。
また、本実施形態では、フレーム142の左右端部の一方は、隣接するフレーム142に差し込まれることにより接続され、フレーム142の下端部は、フレーム142の下端部の下方に配置されるレール15に差し込まれることにより接続される。これにより、下フレーム材1422とレール15との間にクリアランスを確保することが可能となると共に、連結凸部材143の被連結凸部1432と、連結凹部148の被連結凹部1482との間にクリアランスを確保することが可能となる。また、パネル体14間の隙間である、いわゆるチリを、例えば5mm程度として均等にすることが容易にできる。
また、本実施形態では、外壁パネルの施工方法は、フレーム142に意匠材141を固定して組み立てたパネル体14を施工場所へ搬送する工程と、施工場所へ搬送されたパネル体14のフレーム142の下端部を、フレーム142の下端部の下方に配置されるレール15に差し込んだ状態としてレール15に対して所定位置まで摺動させる工程と、所定位置においてパネル体14の上部を上吊りの状態で支持させた状態とする工程と、を有する。これにより、施工の現場においてパネル体14を組み立てる必要がなくなり、施工の現場における施工性の向上を図ることが可能となる。
また、本実施形態では、建具1は、戸体本体としてのドア本体3に当接可能に下枠22に配置されたシール部材としてのシールパッキン221bと、下枠22に取り付けられ少なくとも下枠22の上面を覆うカバー部材222と、を備える。これにより、下枠22の上面をカバー部材222覆い、開口部80を通過する人から下枠22の上面に代えてカバー部材222を見えるようにすることが可能となる。このため、意匠性を向上させることが可能となる。
また、本実施形態では、屋外側のカバー部材222の端部は、室内側へ折り返されている。これにより、カバー部材222が、開口部80を通過する人の足で蹴られることにより破損することを抑えることが可能となる。
また、本実施形態では、カバー部材222は、シールパッキン221bの上面を覆う。これにより、シールパッキン221bをカバー部材222で覆うことができ、開口部80を通過する人からシールパッキン221bが見えないように、カバー部材222で隠すことが可能となる。このため、意匠性を向上させることが可能となる。
また、本実施形態では、カバー部材222は、両面テープ222cにより下枠22に固定されている。これにより、カバー部材222を簡易的に且つ強固に下枠22に固定することが可能となる。
また、本実施形態では、カバー部材222はステンレス製である。これにより金属製の高級感を発揮することが可能となり、意匠性を高めることが可能となる。
また、本実施形態では、カバー部材222の表面には、酸化被膜が生成されている。これにより酸化被膜の高級感を発揮することが可能となり、意匠性を高めることが可能となる。
また、本実施形態では、下枠22は、アルミ製である。これにより、枠体2の軽量化を図り、且つ、下枠22の意匠性の向上を図ることが可能となる。
また、本実施形態では、上枠21及び下枠22には、袖部4が固定される袖固定金具219、225が設けられ、袖部4の上端部及び下端部には、袖固定金具219、225が通過可能な溝401、403が形成されている。これにより、溝401、403に袖固定金具219、225を挿入させることにより袖部4をガイドして、袖部4を施工することが可能となる。また、袖部4の枠体2からの取り外しも容易となり、メンテナンス性の向上を図ることができる。また、中方立のない枠体2とすることができ、意匠性を向上させることが可能となる。
また、本実施形態では、袖固定金具219、225は、L字形状に折り曲げられた板状の金具により構成されている。これにより、袖固定金具219、225の構成を簡単な構成とすることが可能となる。
また、本実施形態では、袖固定金具219、225は、袖部4が固定される固定面を有する被固定部225cと、袖部4を固定面へガイドするガイド面を有するガイド板部225bとを有する。これにより、建具1の施工の際には、袖部4をガイドするとともに、袖部4を固定することができる。
また、本実施形態では、袖固定金具219、225を覆うカバー部材を備える。これにより、袖固定金具219、225が袖部4の外部から見えないように覆うことが可能となり、意匠性を向上させることが可能となる。
また、本実施形態では、建具の施工方法は、上枠21及び下枠22には、袖部4が固定される袖固定金具219、225が設けられ、袖部4の上端部及び下端部には、袖固定金具219、225が通過可能な溝401、403が形成されている建具1の、溝401、403に袖固定金具219、225を挿入する工程と、溝401、403において袖固定金具219、225を移動させることにより袖部4を移動させ、袖固定金具219、225に袖部4を当接させて固定する工程と、を有する。これにより、袖部4の枠体2への施工、及び、取り外しが容易となり、施工性の向上を図ることが可能となるとともに、メンテナンス性の向上を図ることが可能となる。
また、本実施形態では、袖部4には、認証装置及び電気錠装置6を含む電気デバイスが設けられ、袖部4の吊元側の部分は、上下方向に延びる芯材405を備え、芯材405は、電気デバイスに電気的に接続される導線44が配置される。これにより、導線44が断線等して電気デバイスの動作に不具合が生じた場合であっても、導線44の交換が容易であり、メンテナンス性を向上させることが可能である。
また、本実施形態では、導線配置部を構成する芯材405の空間406は、袖部4の枠体2の縦枠24側の部分に配置されている。
これにより、枠体2の縦枠24の側において電気的に電源部等に接続をすることが可能となり、電気的な配線を容易とすることができる。
また、本実施形態では、袖部4には、少なくとも認証装置及び電気錠装置6を含む電気デバイスが設けられ、袖部4の吊元側の部分は、上下方向に延びる芯材405を備え、芯材405は、電気デバイスに電気的に接続される導線44が配置される導線配置部を有する建具のメンテナンス方法は、袖部4を枠体2から取り外す工程と、袖部4の芯材405の導線配置部の導線44を交換する工程と、袖部4を枠体2に取り付ける工程と、を有する。これにより、袖部4の導線44を容易に交換することが可能となる。このため、導線44が断線等して電気デバイスの動作に不具合が生じた場合であっても、導線44を交換してメンテナンスをすることが容易であり、メンテナンス性を向上させることが可能である。
また、本実施形態では、ドア本体3の上部に配置された止水材351と、を備える。これにより、ドア本体3の樹脂芯材352と一体的に止水材351を構成することができる。このため、上枠21の下面21aに止水材を設けずに済み、開口部80を通過する人の目に付かない位置に止水材を配置できるため、意匠性を向上させることが可能となる。また、樹脂芯材352を硬質の樹脂とし、止水材351を軟質の樹脂とすることが可能となる。
また、本実施形態では、枠体2に対してドア本体3を閉じるコンシールド型のドアクローザー215を備える。これにより、人の目に付かない位置にドアクローザー215を配置させることができ、意匠性の向上を図ることが可能となる。また、ドアクローザー215の接続部215bが衝突しない位置に配置された止水材351とすることができる。
また、本実施形態では、ドア本体3の上面は、上側に突出する凸部301を有し、止水材351は、凸部301の上面から上側に延びている。これにより、ドア本体3の上面の高い位置で止水をすることが可能となり、効果的に止水をすることができる。
また、本実施形態では、ドア本体3の上面に対向する上枠21の下面21aは平坦面により構成されている。これにより、開口部80を通過する人の目に付く上枠21の下面21aは平坦面であることから、意匠性を向上させることが可能となる。
また、本実施形態では、ドア本体3の上面には、凸部301に隣接して、コンシールド型のドアクローザー215のクローザー本体215aとドア本体3とを接続する接続部215bが配置される溝である凹部302が形成されている。これにより、凹部302に接続部215bを収納するとともにクローザー本体215aとを上枠21に収納して、ドア本体3及び上枠21から突出しないドアクローザーとして、意匠性の向上を図ることが可能となる。
次に、本開示の第2実施形態について説明する。第2実施形態においては、ストライク371Aがドア本体3Aに設けられている点で第1実施形態のドア本体3とは異なる。これ以外の構成については、第1実施形態と同様のため、同一の部材については同一の符号を付して説明を省略する。
図34に示すように、ストライク371Aは、端部壁部305に固定された端部金具382Aに、出没可能に設けられている。図示しない袖部には、ストライク371Aが係合可能な溝部材が設けられている。上記構成により、ドア本体3Aにおいて施錠及び開錠を行うことが可能なドア本体3Aとすることが可能となる。
次に、本開示の第3実施形態について説明する。第3実施形態においては、意匠材31に代えて折り曲げられた鋼板により構成される鋼材31Bがドア本体3Bに設けられている点で第1実施形態のドア本体3とは異なる。これ以外の構成については、第1実施形態と同様のため、同一の部材については同一の符号を付して説明を省略する。
鋼材31Bは、端部壁部305にビス383Bにより固定された被固定部312Bと、図35に示す断面で被固定部312Bに対して直交するように折り曲げられた見付方向延出部311Bと、を有しており、これらにより断面L字状に形成されて取り囲まれる空間である中空部が形成されている。見付方向延出部311Bにはエッジ材としての戸先延出金具3822Bが見付方向延出部311Bに沿って設けられている。即ち戸先延出金具3822Bの室内側に鋼材31Bは、配置されている。この構成により、意匠版3を有していないドア本体3Aであっても、鋼材31Bが設けられているため、更なるセキュリティの向上を図ることが可能となる。
本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本開示に含まれる。
例えば、カバー部材222は、シールパッキン221bの上面と、下枠22の立ち上がり片221aを覆っていたが、これに限定されない。カバー部材は、少なくとも下枠の上面を覆っていればよい。更に、カバー部材は、少なくともシール部材としてのシールパッキン221bの上面を覆っていればよい。
また、例えば、袖部4には、認証装置及び電気錠装置6が設けられていたが、これに限定されない。袖部には、少なくとも認証装置及び電気錠装置を含む電気デバイスが設けられていればよい。
また、例えば、認証装置及び電気錠装置6、導線44、及び、芯材405は、袖部4に設けられていたが、これに限定されず、例えば、ドア本体3に設けられていてもよい。この場合、芯材405は、縦枠23に対向するドア本体3の部分に設けられればよい。
また、例えば、2枚目のパネル体14の縦フレーム材1423の連結凸部材143は、2枚目のパネル体14の縦フレーム材1424の連結凹部148に差し込まれることにより接続されたが、これに限定されない。フレームの左右端部の少なくとも一方は、隣接するフレームに差し込まれることにより接続されればよい。
また、例えば、パネル体14は、玄関周りの構造の一部を構成していたが、玄関周りの構造の一部を構成することに限定されない。
また、金属製カバー材232bの右面には、粉体塗装が施されていたが、これに限定されず、電着塗装が施されてもよく、また、樹脂シートのラミネート品で構成されてもよい。
また、本実施形態では、エッジ材としての室外側延出部3822はドア本体3に設けられていたが、これに限定されず、エッジ材は、袖部に設けられていてもよい。
1 建具
2 枠体
3 ドア本体(戸体本体)
4 袖部
6 認証装置及び電気錠装置
10 玄関周りの構造
12 側方壁部(壁部)
14 パネル体
21 上枠
21a 下面
22 下枠
31 意匠材
41 室外側カバー材(カバー部材)
42 室内側カバー材(カバー部材)
44 導線
80 開口部
141 意匠材
142 フレーム
212b 金属製カバー材
212c 樹脂形材
213 クランク金具(アンカー固定部材)
214 アンカー(被固定部)
215 ドアクローザー
215a クローザー本体
215b 接続部
221b シールパッキン(シール部材)
222 カバー部材
222c 両面テープ
225 袖固定金具
301 凸部
302 凹部(溝)
351 止水材
381 461 断熱材
382 被係合溝部材
1401 断熱材
1402 シーリング
401、403 溝
405 芯材
414、424 空気層
3821 溝形成部
3822 室外側延出部

Claims (9)

  1. 玄関ドアを有する建具であって、
    枠体と、
    前記枠体内に開閉可能に配置される戸体本体と、
    前記戸体本体の戸先により形成される隙間を遮蔽するエッジ材と、を備え、
    前記エッジ材に設けられた鋼材と、を備える建具。
  2. 前記エッジ材は金属製であり、
    前記鋼材は、前記エッジ材の室外側に配置されている請求項1に記載の建具。
  3. 前記エッジ材は金属製であり、
    前記鋼材は、前記エッジ材の室内側に配置されている請求項1に記載の建具。
  4. 前記鋼材は、折り曲げられて中空部を有する請求項3に記載の建具。
  5. 前記戸体本体を施錠するためのストライクは、前記戸体本体の厚みの中心よりも室内側に位置している請求項1に記載の建具。
  6. 前記戸体本体を施錠するためのストライクは、前記戸体本体の室外側の表面から見込方向室内側へ30mm以上離れた位置に配置されている請求項1に記載の建具。
  7. 前記鋼材の厚みは1mm以上6mm以下である請求項1に記載の建具。
  8. 前記戸体本体の厚みは40mm以上である請求項1に記載の建具。
  9. 前記エッジ材は、戸体本体か、又は、袖部に設けられている請求項1に記載の建具。
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