JP2024013790A - インナー素材用発泡シート及びそれを用いたインナー素材 - Google Patents

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栄 相田
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Abstract

【課題】熱成型性、特にコールドプレス成型性に優れたインナー素材用発泡シート、並びに、そのインナー素材用発泡シートを使用したインナー素材を提供する。【解決手段】ゴム、エチレン-酢酸ビニル共重合体樹脂及び熱可塑性エラストマーから成る混合物を架橋及び発泡させて成るインナー素材用発泡シートであって、前記インナー素材用発泡シートは、発泡倍率が25~50倍である。【選択図】図1

Description

本発明は、熱成型性の優れたインナー素材用発泡シート及びそれを用いたインナー素材に関する。
インナーウェアにおけるブラカップ、ブラパッド、ヒップパッドや肩パッド等のパッドのようなインナー素材(インナーウェア用部材)においては、クッション性、それらの素材が直接触れた場合のフィット性、或いは人体やファッションにおける美学的形状等といったものが、重要視されてくる。パッド素材として、先述した性質や形状のいずれかを重要視するかによるが、織布や不織布等の積層体や、ウレタンフォーム(ウレタン発泡体)やエチレン-酢酸ビニル共重合体樹脂発泡体(以下、「EVA樹脂発泡体」と称す。)といった発泡体などといったものが主に使用される。
ここで、不織布の積層体を使用したブラジャー等のモールドカップ(パッド)が、例えば特開平08-60410号公報(特許文献1)に開示されている。特許文献1におけるモールドカップは、所定の厚さ及び形状を形成した積層不織布を所定形状に裁断した表布と裏布間に積層した積層体が溶融し一体化して形成されたことにより、長時間安定したファッション的形状や美観を保持し、且つ変形を防止できるというものである。
また、ウレタンフォームを使用したブラカップ用パッドが、例えば特開2013-60672号公報(特許文献2)に開示されている。特許文献2におけるブラカップ用パッドは、素材としてウレタンフォームを使用することにより、胸への圧迫感が無いフィット感の良好で、かつ蒸れを効果的に低減したブラカップ用パッドである。
特許平08-60410号公報 特開2013-60672号公報 国際特許公開第2020/090669号 特開2022-29576号公報
しかしながら、特許文献1におけるモールドカップにおいては、先述のように長時間安定したファッション的形状や美観を保持することや、変形に対しては効果を発揮するが、クッション性に欠け、また通気性や耐水性に欠けるといったことが懸念材料であった。
そして、特許文献2において、素材としてウレタンフォームを使用することにより、胸に対する圧迫感、言い換えると胸に対するクッション感や通気性が改善されたが、耐水性や耐候性に欠け、洗濯することによる劣化、更には乾燥のため屋外に干した場合には直射日光にさらされ、変色や劣化が懸念となっていた。
ここで、ウレタンフォームの懸念材料を解消すべく、ウレタンフォームの代わりにEVA樹脂発泡体から成る衣料用芯材(例えば、先述のパッド素材など)が、国際特許公開第2020/090669号(特許文献3)に開示されている。特許文献3に記載されている衣料用芯材は、EVA樹脂発泡体に、均一にパンチング加工若しくはスリット加工を施して、板状に成型した当該発泡体の片面或いは両面に生地を積層してラミネート加工して、更にコールドプレス成型加工をしたものであり、更にまた、コールドプレス成型加工した当該発泡体をブラジャー要素(ブラカップパッド等)に用いるというものである。しかしながら、特許文献3に記載されている衣料用芯材においては、EVA樹脂発泡体を使用しているため、耐水性や耐候性にはウレタンフォームに比べれば優れているものの、風合いやクッション感においては、ウレタンフォームに劣るという欠点があり、一部のパッドの置き換えにしかならなかった。
そして、更に、耐候性、耐薬品性、耐老化性、更に加工性に優れた発泡シートが、例えば特開2022-29576号公報(特許文献4)に開示されている。特許文献4に記載されている発泡シートは、ゴム、熱可塑性エラストマー、及び無機系充填剤、並びに発泡剤及び架橋剤を用いて成るシートであり、更に皮革材を当該シートの片面若しくは両面に貼り合わせることにより、軽くて丈夫な本革製表皮材を成すというものである。更に、特許文献4に記載されている発泡シートは、ゴムとして主にプロピレンゴム、熱可塑性エラストマーとして主にポリスチレン系エラストマー、無機系充填剤として主にタルクを使用することにより、耐候性、耐薬品性、耐老化性はもとより、切削加工性や切削容易性に優れている。
しかしながら、特許文献4においては、本革製表皮材の芯材としての発泡シートであるため、切削加工性や切削容易性に優れているが、衣料用芯材として特許文献4に記載の発泡シートを用いた場合に、衣料用芯材を加工するときに主に用いるコールドプレス成型加工ができるか否かが不明であること、ブラカップやパッドにおける衣料用芯材としての風合いが、特許文献4に記載の発泡シートの配合比や見かけ密度(架橋度や発泡倍率に比例するファクター)等が、特許文献3に記載のEVA樹脂発泡体を用いた衣料用芯材に比べて良くなるか否かが不明であること等の懸念材料があった。
本発明は、上述したような実情に鑑みてなされたもので、熱成型性、特にコールドプレス成型性に優れたインナー素材用発泡シート、並びに、そのインナー素材用発泡シートを使用したインナー素材を提供することにある。
本発明に係るインナー素材用発泡シートの上記目的は、ゴム、エチレン-酢酸ビニル共重合体樹脂及び熱可塑性エラストマーから成る混合物を架橋及び発泡させて成るインナー素材用発泡シートであって、前記インナー素材用発泡シートは、発泡倍率が25~50倍であることを特徴とすることにより達成される。
更に本発明に係るインナー素材用発泡シートの上記目的は、前記インナー素材用発泡シートは、前記ゴムが10重量部~50重量部、前記エチレン-酢酸ビニル共重合体樹脂が10重量部~50重量部、前記熱可塑性エラストマーが10重量部~50重量部であることにより、或いは前記ゴムは、エチレン‐プロピレンゴムであることにより、或いは前記ゴムは、エチレン‐プロピレン‐ジエンゴムであり、該エチレン‐プロピレン‐ジエンゴムは、ジエン含有量が3%から6%の範囲内にあることにより、或いは前記熱可塑性エラストマーは、スチレン系熱可塑性エラストマーであることにより、或いは前記熱可塑性エラストマーは、オレフィン系熱可塑性エラストマーであることにより、或いは前記インナー素材用発泡シートは、見掛け密度が0.025g/cm~0.045g/cmであることにより、より効果的に達成される。
本発明に係るインナー素材の上記目的は、ゴム、エチレン-酢酸ビニル共重合体樹脂及び熱可塑性エラストマーから成る混合物を架橋及び発泡させて成るインナー素材用発泡シートの片面若しくは両面に布地を積層させたインナー素材であって、前記インナー素材用発泡シートは、発泡倍率が25~50倍であることを特徴とすることにより達成される。
本発明に係るインナー素材用発泡シートは、EP(エチレン‐プロピレン)ゴム、EVA(エチレン-酢酸ビニル共重合体)樹脂、及びスチレン系熱可塑性エラストマーの混合物に架橋剤及び発泡剤を配合することにより、コールドプレス成型加工性が良く、その工業的価値がきわめて高いものである。
また、本発明に係るインナー素材用発泡シートを使用したインナー素材によれば、当該発泡シートの片面若しくは両面に布地を設ければよく、製造も簡便で、軽量且つ、布地の風合いや美観を残したインナー素材を提供することができるようになる。
本発明に係るインナー素材の構造を示す概略図である。 本発明に係るインナー素材の構造の別態様を示す概略図である。 本発明に係るインナー素材用発泡シートの製造方法を示すフローチャートである。 インナー素材1の層断面及び製造の概略を示す図である。 本発明に係るインナー素材の製造方法を示すフローチャートである。
以下、本発明に係るインナー素材用発泡シート及び該シートを使用したインナー素材について、図面等を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係るインナー素材の構造を示す概略図である。図1に示すように、インナー素材1は、発泡シート層2(発泡シート)、接着剤層3(接着剤)及び生地層4(生地)から成る。ちなみに、発泡シート層2は、本願で言うインナー素材用発泡シートと同一のものである。
先ず、発泡シート層2(インナー素材用発泡シート。以下単に「発泡シート」と称することがある。)について説明する。本発明に係る発泡シート層2、即ち発泡シートは、ゴム、エチレン-酢酸ビニル共重合体樹脂(EVA樹脂)及び熱可塑性エラストマーを、架橋剤及び発泡剤を加えることにより、架橋発泡させて成る。なお、本願では「ゴム」、「(EVA)樹脂」、「エラストマー」については、それぞれ別様態のものとして説明する。
次に発泡シート層2、即ちインナー素材用発泡シートの各構成要素について説明する。先ず、ゴムとしては、本発明のインナー素材用発泡シートの目的たる、コールドプレス成型加工性やプレス成型容易性、耐候性、耐薬品性、耐老化性、風合い等を考慮すると、非ジエン系のゴムが好ましい。そして、非ジエン系のゴムについては、エチレン‐プロピレンゴム(EPR)、エチレン‐プロピレン‐ジエンゴム(EPDM)、ブチルゴム(イソブチレン・イソプレンゴム(IIR))、ウレタンゴム(U)、ポリエステルウレタンゴム、ポリエーテルウレタンゴム、シリコーンゴム(Q)及びその誘導体、フッ素ゴム(FKM)、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)、塩素化ポリエチレン(CM)、アクリルゴム(ACM)類、エピクロルヒドリンゴム(CO,ECO)、加硫ゴム等といったものが可能であるが、先に述べたコールドプレス成型加工性や、後述する添加剤の配合、臭気等の自然環境などを考慮すると、エチレン‐プロピレンゴム(EPR)又はエチレン‐プロピレン‐ジエンゴム(EPDM)が望ましい。ちなみに、EPDMは、ジエン含有量が3%から6%の範囲内にあるものが好ましい。
なお、上記に述べたゴムの使用量に関しては、発泡シート層2を100重量部とした場合、10~50重量部、好ましくは20~40重量部が望ましい。ゴムの使用量が、10重量部未満の場合、得られる発泡シート層2の風合いが出にくくなる。また、ゴムの使用量が50重量部を超えると、発泡シート層2をコールドプレス成型などの成型をした場合に、成型後の戻りが大きくなってしまい、所定若しくは所望の形状を保持するのが難しくなる。
次に、発泡シート層2におけるEVA樹脂について説明する。EVA樹脂とは、エチレンと酢酸ビニル共重合体の樹脂を言い、本発明におけるEVA樹脂は、酢酸ビニルの含有量が、5~30%であることが好ましい。酢酸ビニルの含有量が5%未満である場合、得られるインナー素材用発泡シートが硬くなり、インナー素材を製造する際所望の素材が得られなくなる。酢酸ビニルの含有量が30%を超えると、インナー素材用発泡シートの発泡性が悪くなる。
また、発泡シート層2におけるEVA樹脂の使用量に関しては、発泡シート層2を100重量部とした場合、10~50重量部、好ましくは20~40重量部が望ましい。EVA樹脂の使用量が、10重量部未満の場合、コールドプレス成型などの成型をした場合の成型性が低下する。EVA樹脂の使用量が50重量部を超えると、発泡シートの風合いが悪くなる。
次に、発泡シート層2における熱可塑性エラストマーとしては、スチレン系、オレフィン系、塩化ビニル系、ポリアミド系、ポリエステル系、ポリウレタン系、アクリル系などが使用可能である。そして、ゴム同様に、本発明の発泡シートの目的たる、コールドプレス成型加工性やプレス成型容易性、耐候性、耐薬品性、耐老化性等を考慮すると、オレフィン系若しくはスチレン系が望ましい。
発泡シート層2における熱可塑性エラストマーの使用量は、10重量部~50重量部、好ましくは20~40重量部が望ましい。熱可塑性エラストマーの使用量が、10重量部未満の場合、発泡シート層2の風合いが低下する。熱可塑性エラストマーの使用量が50重量部を超えると、発泡シートが得られなくなる。
そして、本発明に係る発泡シート層2においては、架橋発泡させることが重要な点である。その理由としては、加工性の改善を目的とする。発泡シート層2において用いられる架橋剤は、有機過酸化物系架橋剤が好ましい。その理由として、例えば加硫剤や硫黄で架橋する場合は硫黄特有の臭気を有すること、加硫戻りがあること、また有機過酸化物系架橋剤の場合に比べると耐熱性が弱かったり、ひずみが生じやすくなったりするためである。有機過酸化物系架橋剤としては、ジクミルパーオキサイド、1,4-ビス[(t-ブチル)パーオキシ‐1,3-ジイソプロピル]ベンゼン、過酸化ジベンゾイル(BPO)などが使用される。また、架橋度を微調整するために、架橋助剤として、トリアリルイソシアヌレートやトリメチロールプロパントリアクリレートなどの多官能性モノマーを併用することも出来る。
ちなみに、発泡シート層2における架橋剤の使用量は、0.2重量部~2.0重量部が望ましい。0.2重量部未満であると架橋効率が低下し、必要な発泡倍率が得られない。2.0重量部を超えると、架橋が強くなり、発泡時に、亀裂が発生しやすくなる。また、架橋度は30%~60%の範囲内が望ましい。30%未満であると発泡工程での樹脂の溶融張力が低下し、ガス抜け状態となって、必要とする倍率が出ない。60%を超えると、発泡ガスの膨張に耐えうる樹脂の伸びが低下し、亀裂が発生し、必要とする倍率が出ない。
また、発泡シート層2において用いられる発泡剤は、一般的に用いられる化学発泡剤を用いることが出来る。例えば、アゾジカルボンアミド(以下、ADCAと言う)、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)、ジアゾアミノベンゼン等のアゾ化合物、N,N’-ジニトロソペンタメチレンテトラミン、4,4’-オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)などがあげられる。また、発泡助剤として、亜鉛華、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、尿素などの併用も可能である。
発泡シート層2において用いられる発泡剤の使用量は、10重量部~40重量部が望ましい。10重量部未満であると必要とする発泡倍率が出ない、40重量部を超えると、発泡時の発生ガス量が多くなりすぎて、亀裂や気泡粗大などの発泡不良を起こしやすくなる。
また、発泡シート層2、即ち発泡シートの発泡倍率(発泡率)は、25~50%が望ましい。25%より低いと、風合いが損なわれる。また、50%を超えると、発泡シートの強度がもろくなり、発泡シート層2、ひいてはインナー素材1の加工そのものができなくなる。
発泡シート層2の厚さについては、0.5~15mmが望ましい。0.5mmよりも薄い場合は、接着がうまくいかなかったり、インナー素材1としての強度が十分ではなかったり、インナー素材1を作製した時にクッション性が失われたりする。15mmよりも厚いと、ブラカップや肩パッド等のパッド類を加工するときにうまく加工できなかったり、また、インナー素材1の重さがそれらの加工製造にふさわしくなかったり、インナー素材自体の風合いが損なわれたりする。
また、発泡シート層2、即ち発泡シートの見掛け密度については、0.025g/cm~0.045g/cmの範囲が望ましい。見掛け密度が0.025g/cmよりも小さい場合、発泡シートの強度がもろくなり、布生地が持つ風合いが損なわれるといった懸念がある。また、見掛け密度が0.045g/cmよりも大きい場合、コールドプレス成型加工性が低下したり、風合いが損なわれるといったことがある。
また発泡シート層2には、必要に応じて、無機物充填剤を添加することが可能である。その無機物充填剤としては、主に、タルク、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウムを用いる。タルクとは、滑石という鉱石を微粉砕した無機粉末で、平均粒子径が、1μm~10μmの範囲内にあるもので、一般的に微粉タルクと言われているものであれば使用できる。炭酸カルシウムや水酸化アルミニウムについても、平均粒子径が、1μm~10μmの範囲内にあるものであれば使用可能である。また、これらの無機物充填の添加量は、5重量部~150重量部の範囲内で使用することが望ましい。5重量部未満では、特に効果は見られないが、5重量部以上添することにより、気泡径の均一化に効果が見られる。また、発泡シートをスライスする工程において、スライス性が良くなる。その他には、水酸化マグネシウム、球状シリカ、硫酸バリウム、クレー、酸化チタン、カーボンブラック等が発泡工程に悪影響を及ぼさない範囲内で添加することが可能である。
なお、無機物充填剤以外の添加剤としては、帯電防止剤、抗菌防カビ剤、消臭剤、加工助剤、酸化防止剤、着色剤なども発泡シート層2に使用することが出来る。
また、本発明においては、ゴム若しくは熱可塑性エラストマーの混合物の代わりに、発泡ゴムを単独材料で作成可能な軟質ポリウレタン、硬質ポリウレタン、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート樹脂発泡体、フェノール類、シリコーン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ユリア、アクリル、メタクリル、ポリイミドなども使用することができる。
次に、接着剤層3(接着剤)について説明する。
接着剤層3は、特に限定されないが、コールドプレス成型などの成型をすることを考慮すると、ホットメルト接着剤やホットメルト接着シートが好ましい。ちなみに、ホットメルト接着剤の他、エマルション接着剤、天然ゴム系接着剤、天然ゴムラテックス系接着剤、合成ゴム系接着剤、膠、アクリル樹脂系接着剤、ウレタン樹脂系接着剤、エチレン‐酢酸ビニル共重合体(EVA)接着剤、シリコーン系接着剤、紫外線硬化型接着剤、イソシアネート系接着剤、線状ポリアミド系接着剤、レゾルシノール系接着剤などといったものが使用でき、生地層4(生地)の材質や発泡シート層2に用いる発泡体の材質の接着の如何によっては、液状、固形、エマルション(乳状)タイプといった様態に使い分けることが可能である。
接着剤層3の厚さは、0.1~0.5mmくらいが望ましい。0.1mmよりも薄い場合は、接着が十分ではない。0.5mmよりも厚いと、却って接着が十分ではなかったり、インナー素材1全体の美観を損ねたりする。
次に生地層4(生地)は、その基礎材として綿、亜麻(リネン)、絹、羊毛といった天然繊維、ベンベルグ、キュプラ、テンセル、リヨセル、レーヨンといった再生繊維、ポリエステル、ポリウレタン、ナイロン、アクリル、合成セルロース繊維といった化学繊維が用いられる。またそれらの繊維を基礎材とした場合、生地層4としての生地は、編物(経編、緯編(丸編含む))、織物、レースなど種類を問わないが、天竺、トリコット生地などが、伸縮性があり、成型品としての保持性が出て、より好ましい。
なお、生地層4の厚さは、0.1~1.5mmが望ましい。0.1mm未満であると強度が小さく、1.5mmを超えると、風合いが損なわれる。
そして、インナー素材1の厚さは、0.5~20mmくらいが望ましい。0.5mmよりも薄いと強度がもろく、パッドの加工といった場合に、出来上がりがよくない。20mmよりも厚いと、成型性が低下する。
なお、図1におけるインナー素材については、発泡シート層2の片面に、接着剤層3を介して生地層4が積層する形態を概略的に記しているが、図2に示すように発泡シート層2のもう一方の面に、接着剤層3’を介して生地層4’を積層させる形態、即ち発泡シートの両面に生地を積層させる形態を採ってもかまわない。そして、図2に示す形態において、接着剤層3と接着剤層3’、生地層4と生地層4’とは、それぞれの層で、同じ材質を使用しても、上記に記している材質の中で異なるものを使用してもよい。
次に、発泡シート層2(インナー素材用発泡シート)の製造方法について、フローチャートを用いて説明する。図3は、発泡シート層2の製造方法を示すフローチャートである。
先ず、ゴム、EVA樹脂、熱可塑性エラストマー、架橋剤及び発泡剤を溶融混合する(ステップS1)。溶融混合の方法については、任意(既知)の方法が採られる。
ゴム、EVA樹脂、熱可塑性エラストマー、架橋剤及び発泡剤の各材質(種類)や使用量については、上述した材質や使用範囲となればよい。
発泡シート層2の厚さや見掛け密度や発泡率についても、上述した材質や使用範囲となればよい。
また発泡シート層2には、必要に応じて、上述の無機物充填剤を添加することが可能である。そのほか、帯電防止剤、抗菌防カビ剤、消臭剤、加工助剤、酸化防止剤、着色剤なども発泡シート層2に使用することが出来る。なお、これらの添加剤の使用については、ステップS1の工程にて添加する。
ステップS1の後、本発明に係る発泡シートに成り得る当該混合物をシート状に成型した後、所定のサイズの金型に投入し、加圧下で加熱することにより、当該混合物の架橋並びに発泡剤の初期分解を行う(ステップS2)。このステップS2において、当該混合物をシート状に成型する方法については任意且つ既知の方法を用いる。なお、架橋並びに発泡剤の初期分解における、加圧圧力、加熱温度、時間については任意であるが、プレス圧力は、10MPaから15MPaが好ましい。また、温度は、140℃~150℃の範囲内が良い。時間は、使用する金型の厚みによって、適宜変えることが出来る。金型の深さが15mmの場合は、15分~20分の範囲内が良い。金型の深さが2倍になれば、時間も2倍にするのが好ましい。
次に、ステップS2の後、オーブンに移して、再度加熱することにより、発泡剤を完全に分解させてシート状の発泡シートを得る(ステップS3)。ステップS3における加熱温度は、任意であるが、通常は、160℃から200℃の範囲内が良い。200℃以上の温度では、発泡速度が速く、亀裂が発生しやすくなる。また、160℃以下では、発泡終了時間が長くなり、作業性が悪い。
ステップS3で得られたブロック状の発泡シートを、厚さ0.5mm~15mmの範囲内にスライスする(ステップS4)。ステップS4におけるスライスの方法については、既知のバンドナイフスライサー等で切削すればよい。この時、発泡シートを、厚さ0.5mm~15mmの範囲内にスライスするとしたのは、発泡シートの厚みが、0.5mm以下の場合、布地を積層させた場合、クッション性が失われる。また、15mm以上では、風合いが失われる。好ましくは、1.5mm~15mmの範囲が良い。
次に、インナー素材1の製造方法について図面を用いて説明する。図4は、インナー素材1の層断面及び製造の概略を示す図である。図5は、本発明に係るインナー素材の製造方法を示すフローチャートである。なお、図4に記されている符号については、図1や2と同一である。
先ず、接着剤層3を成す接着剤5を予め作製しておいた厚さ0.5mm~15mmの発泡シート層2の上にドット状(点状)に塗布する(ステップS11)。接着剤層3(接着剤5)の材質であるが、ホットメルト接着剤の他、エマルション接着剤、天然ゴム系接着剤、天然ゴムラテックス系接着剤、合成ゴム系接着剤、膠、アクリル樹脂系接着剤、ウレタン樹脂系接着剤、エチレン―酢酸ビニル共重合体(EVA)接着剤、シリコーン系接着剤、紫外線硬化型接着剤、イソシアネート系接着剤、線状ポリアミド系接着剤、レゾルシノール系接着剤などといったものが使用でき、発泡シート層2に用いる発泡体の材質や後に説明する生地層4の材質の接着の如何によっては、液状、固形、エマルション(乳状)タイプといった様態に使い分けることが可能である。ここで、ドット状に接着剤を塗布するとしているが、これは、生地層4と、発泡シート層2とを接着する際、既知の方法よりは、塗り斑が出ずに接着できるためである。無論、十分な接着やインナー素材1の美観を損ねさえしなければ、ドット状にこだわる必要はない。なお、ドット状に塗布する際は、例えば接着工程にて使うローラに細工をしたり、任意の塗布器をドット状に塗布できるように工夫したりすることにより可能になる。
なお、ドット状に塗布した接着剤5は、結果として接着剤層3となるが、接着剤層3の厚さは、0.1~0.5mmくらいが望ましい。0.1mmよりも薄い場合は、接着が十分ではない。0.5mmよりも厚いと、却って接着が十分ではなかったり、インナー素材1全体の美観を損ねたりする。
また、接着剤層3については、接着剤5を発泡シート層2の上にドット状(点状)に塗布するだけでなく、ホットメルト接着シートのような接着シートを厚さ0.1~0.5mmくらいにして用いてもよい。
ステップS11の後、発泡シート層2をベルトプレスなどで生地層4と圧着してインナー素材1を得る(ステップS12)。
生地層4については、上述した基礎材を用いればよく、またそれらの繊維を基礎材とした場合、生地層4としての生地には、天竺、トリコット生地などが、伸縮性があり、成型品としての保持性が出て、より好ましい。
なお、生地層4(生地)の厚さは、0.1~1.5mmが望ましい。0.1mm未満であると強度が小さく、1.5mmを超えると、風合いが損なわれる。
ステップS12の後、インナー素材1を適宜用途に応じて裁断する(ステップS13)。なお、裁断方法については特に限定はない。
また、図2に示すような両面に生地を積層したタイプのインナー素材もまた、図5のフローチャートに則って製造することができる。
図5のフローチャートに則って製造されたインナー素材については、ブラカップ、ブラパッド、ヒップパッドや肩パッドに使用され得る。
以上、本発明に係る発泡シート及びそれを使用したインナー素材について記したが、本明細書、特許請求の範囲又は図面に記載の事項を逸脱しなければ、上記実施形態の限りではない。
本発明に係るインナー素材用発泡シート及び当該シートを使用したインナー素材について、実施形態を更に詳細に説明するために、実施例を挙げて説明する。
後述する実施例1乃至6、比較例1乃至8における成型性の判断として、端部がシャープに出るかどうかで、判断した。成型が出来て、端部もシャープに成型される場合を:〇、成型は出来るが、端部がシャープに出ない場合を:△、成型が出来ない場合(成型後、元に戻る)を、×とした(後述の表1及び2参照)。
また、後述する実施例1乃至6、比較例1乃至8における風合いについては、表面硬度(FP硬度)を測定し、測定値が70以下の場合:〇、70~80の範囲内の場合:△、80以上場合を:×として評価した(後述の表1及び2参照)。
[実施例1]EPゴム(三井EPT:X-3012P、以下EPゴム1と呼ぶ)を20重量部、EVA樹脂(東ソー:ウルトラセン631)を40重量部、オレフィン系エラストマー(LUMITAC22-7:以下エラストマー1)を40重量部、炭酸カルシウムを30重量部、ステアリン酸1.5重量部、発泡剤としてADCA(大塚化学製:ユニフォームAZ)を16重量部、亜鉛華を0.5重量部、架橋剤としてパーカドックスBC-FFを0.6重量部配合し、3Lニーダにて、溶融混合し取り出した後、オープンロールにて、厚み3mmのシート状に帯取りし、マザーシートを作成した。次に、深さ10mmで縦横サイズ:100mm×150mmの金型にマザーシートを投入し、145℃で15分加圧加熱した後、オーブンにて、170℃で15分加熱し、発泡体を得た。得られた発泡シートは、厚み:20mmで、見掛け密度を、JISK-6767に準拠して測定したところ、0.037g/cmであった。このシートをバンドナイフスライサーにて、スライス加工し、10mmの厚さのインナー素材用発泡シートを得た。次に、該発泡シートを用いて、布地(生地)と接着剤を用いて、積層した。本積層品をコールド成型し、ブラカップを得た。成型性、風合いともに、良好であった。また、耐水性を評価するため、40℃の温水にて洗濯乾燥を50回繰り返した結果、寸法、色の変化は、全くなかった。
[実施例2]実施例1において、EPゴム1を20重量部、エラストマー1を20重量部、スチレン系熱可塑性エラストマー(旭化成(株)製:タフテック:P-1083、以下エラストマー2と呼ぶ)を20重量部、タルクを20重量部、ステアリン酸を1.5重量部、発泡剤としてADCA(大塚化学製:ユニフォームAZ)を16重量部、亜鉛華を0.5重量部、架橋剤としてパーカドックスBC-FFを0.6重量部配合し、同様の条件にて、インナー素材用発泡シートを得た。得られたインナー素材用発泡シートは、厚み:20mmで、見掛け密度は、0.031g/cmであった。発泡倍率は36倍。このシートをバンドナイフスライサーにて、スライス加工し、10mmの厚さのインナー素材用シートを得た。次に、本発泡シートを用いて、布地と接着剤を用いて、積層した。本積層品をコールド成型し、ブラカップを得た。風合いは良好であった。耐水性も良好であった。
[実施例3]実施例1において、EPゴムを30重量部、エラストマー2を40重量部、EVA樹脂を30重量部、ステアリン酸を1.5重量部、発泡剤としてADCA(大塚化学製:ユニフォームAZ)を21重量部、亜鉛華を0.5重量部、架橋剤としてパーカドックスBC-FFを0.6重量部配合し、同様の条件にて、インナー素材用発泡シートを得た。得られた発泡シートは、厚み:20mmで、見掛け密度は、0.026g/cmであった。次に、本発泡シートを用いて、布地と接着剤を用いて、積層した。本積層品をコールド成型し、ブラカップを得た。風合いは良好であった。
[実施例4]実施例1において、EPゴム2を30重量部、エラストマー1を20重量部、エラストマー2を30重量部、EVA樹脂30重量部、を用いた以外は、同様の条件にて、発泡シートを得た。得られた発泡シートは、厚み:20mmで、見掛け密度は、0.039g/cmであった。このシートをバンドナイフスライサーにて、スライス加工し、10mmの厚さのシートを得た。スライス加工の工程では、スライス面の状態は平滑で、厚さも均一なシートを得ることができた。次に、本発泡シートを用いて、生地と接着剤を用いて、積層した。本積層品をコールド成型し、ブラカップを得た。風合いは良好であった。
[実施例5]実施例2において、EPゴム1を35重量部、エラストマー1を30重量部、EVA樹脂35重量部以外は、同様の条件にて、発泡シートを得た。得られた発泡シートは、厚み:20mmで、見掛け密度は、0.032g/cmであった。次に、本発泡シートを用いて、布地と接着剤を用いて、積層した。本積層品をコールド成型し、ブラカップを得た。成型性は良好で、表面硬度は、66で、風合いも良好であった。
[実施例6]実施例2において、EPゴム1を40重量部、エラストマー1を40重量部、EVA樹脂20重量部以外は、同様の条件にて、発泡シートを得た。得られた発泡シートは、厚み:20mmで、見掛け密度は、0.033g/cmであった。次に、本発泡シートを用いて、布地と接着剤を用いて、積層した。本積層品をコールド成型し、ブラカップを得た。成型性は良好で、表面硬度は、64で、風合いも良好であった。
[比較例1]エラストマー1を40重量部、炭酸カルシウム50重量部、ステアリン酸1.5重量部、発泡剤としてADCA(大塚化学製:ユニフォームAZ)を12重量部、亜鉛華を0.5重量部、架橋剤としてパーカドックスBC-FFを1.0重量部配合し、実施例1と同様の条件にて、発泡シートを得た。得られた発泡シートは、厚み:20mmで、見掛け密度は、0.061g/cmであった。このシートをバンドナイフスライサーにて、スライス加工し、10mmの厚さのシートを得た。本発泡シートを用いて、生地と接着剤を用いて、積層した。本積層品をコールド成型し、ブラカップを得た。風合いは硬く、インナー素材としては向かなかった。
[比較例2]実施例1において、EPゴム20重量部、エラストマー1を60重量部、EVA樹脂20重量部以外は、同様の条件にて、発泡シートを得た。得られた発泡シートは、厚み:20mmで、見掛け密度は、0.033g/cmであった。このシートをバンドナイフスライサーにて、スライス加工し、10mmの厚さのシートを得た。本発泡シートを用いて、生地と接着剤を用いて、積層した。本積層品をコールド成型し、ブラカップを得たが、風合いは良いが、成型後収縮し、形状保持性が良くなかった。
[比較例3]実施例1において、EPゴム1を60重量部、エラストマー2を20重量部、EVA樹脂20重量部以外は、同様の条件にて、発泡シートを得た。得られた発泡シートは、厚み:20mmで、見掛け密度は、0.035g/cmであった。このシートをバンドナイフスライサーにて、スライス加工し、10mmの厚さのシートを得た。本発泡シートを用いて、生地と接着剤を用いて、積層した。本積層品をコールド成型し、ブラカップを得たが、風合いは良いが、成型後収縮し、形状保持性が良くなかった。
[比較例4]実施例1において、EPゴム1を50重量部、エラストマー1を50重量部、EVA樹脂を0重量部以外は、同様の条件にて、発泡シートを得た。得られた発泡シートは、厚み:18mmで、見掛け密度は、0.041g/cmであった。次に、本発泡シートを用いて、布地と接着剤を用いて、積層した。本積層品をコールド成型したところ、成型後、形が崩れて、元のシート状に戻った。
[比較例5]実施例1において、EPゴム1を50重量部、EVA樹脂50重量部以外は、同様の条件にて、発泡シートを得た。得られた発泡シートは、厚み:19mmで、見掛け密度は、0.039g/cmであった。次に、本発泡シートを用いて、布地と接着剤を用いて、積層した。本積層品をコールド成型したところ、成型品の端部がシャープに出なかった。風合いは良好であった。
[比較例6]実施例1において、EPゴム1を100重量部、エラストマー2を0重量部、EVA樹脂0重量部以外は、同様の条件にて、発泡シートを得た。得られた発泡シートは、厚み:22mmで、見掛け密度は、0.040g/cmであった。次に、本発泡シートを用いて、布地と接着剤を用いて、積層した。本積層品をコールド成型したところ、成型した後,すぐに元のシート状に戻った。
[比較例7]実施例1において、EPゴム1を0重量部、エラストマー1を100重量部、EVA樹脂0重量部以外は、同様の条件にて、発泡シートを得た。得られた発泡シートは、厚み:21mmで、見掛け密度は、0.038g/cmであった。次に、本発泡シートを用いて、布地と接着剤を用いて、積層した。本積層品をコールド成型したが、成型品の端部がシャープに出なかった。風合いはやや硬かった。
[比較例8]実施例3において、EPゴム1を0重量部、エラストマー2を0重量部、EVA樹脂100重量部以外は、同様の条件にて、発泡シートを得た。得られた発泡シートは、厚み:24mmで、見掛け密度は、0.028g/cmであった。次に、本発泡シートを用いて、布地と接着剤を用いて、積層した。本積層品をコールド成型し、ブラカップを得た。成型性は良かったが、風合いが硬かった。
本発明に係る発泡シート及びそれを使用したインナー素材によれば、軽量化や強度の調節が可能なため、パッド素材だけでなく、布地を利用する製品と同様の製品を製造することが可能である。
1 インナー素材
2、2’ 発泡シート層
3、3’ 接着剤層
4、4’ 生地層

Claims (8)

  1. ゴム、エチレン-酢酸ビニル共重合体樹脂及び熱可塑性エラストマーから成る混合物を架橋及び発泡させて成るインナー素材用発泡シートであって、前記インナー素材用発泡シートは、発泡倍率が25~50倍であることを特徴とするインナー素材用発泡シート。
  2. 前記インナー素材用発泡シートは、前記ゴムが10重量部~50重量部、前記エチレン-酢酸ビニル共重合体樹脂が10重量部~50重量部、前記熱可塑性エラストマーが10重量部~50重量部である請求項1に記載のインナー素材用発泡シート。
  3. 前記ゴムは、エチレン‐プロピレンゴムである請求項1又は2に記載のインナー素材用発泡シート。
  4. 前記ゴムは、エチレン‐プロピレン‐ジエンゴムであり、該エチレン‐プロピレン‐ジエンゴムは、ジエン含有量が3%から6%の範囲内にある請求項1又は2に記載のインナー素材用発泡シート。
  5. 前記熱可塑性エラストマーは、スチレン系熱可塑性エラストマーである請求項1又は2に記載のインナー素材用発泡シート。
  6. 前記熱可塑性エラストマーは、オレフィン系熱可塑性エラストマーである請求項1又は2に記載のインナー素材用発泡シート。
  7. 前記インナー素材用発泡シートは、見掛け密度が0.025g/cm~0.045g/cmである請求項1又は2に記載のインナー素材用発泡シート。
  8. ゴム、エチレン-酢酸ビニル共重合体樹脂及び熱可塑性エラストマーから成る混合物を架橋及び発泡させて成るインナー素材用発泡シートの片面若しくは両面に布地を積層させたインナー素材であって、前記インナー素材用発泡シートは、発泡倍率が25~50倍であることを特徴とするインナー素材。
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