JP2024013605A - 加工方法、加工プログラム、工作機械、自動プログラミング装置 - Google Patents

加工方法、加工プログラム、工作機械、自動プログラミング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単なプログラミングで逃がし部の端部のバリ又は角の除去を短時間で行う。【解決手段】隣接するフランジ31の端面と短軸部32の周面との間に溝状のぬすみ34が形成されると共に、ぬすみ34の形成方向の端部34aが内側面36に開口する被加工物30に対して、先端がボール状であるボールエンドミル4を用いて、端部34aのバリ又は角を除去する加工方法であって、ボールエンドミル4を、先端のボール4aの直径Dtが、ぬすみ34の幅Nw以上となるものとして、内側面36と平行な平面において、ボール4aの中心O2がぬすみ34の中心O1と一致し、且つボール4aの断面幅Bwとぬすみ34の幅Nwとが等しくなる位置を基準として内側面36に対する切込量tを設定し、ボールエンドミル4を設定した位置に移動させることで、端部34aのバリ又は角を除去する加工を行う。【選択図】図3

Description

本開示は、工作機械によって被加工物に設けられた逃がし部の端部のバリ又は角を除去するための加工方法と、当該加工方法を実施するための加工プログラム及び工作機械と、当該加工プログラムを自動生成する自動プログラミング装置と、に関する。
平面部又は曲面部となる外面に段部を有する被加工物において、段部とそれ以外の部分との境界部に逃がし部(ぬすみ)を設ける場合がある。例えば段部となるフランジが形成される円筒状の被加工物に、他の部材がフランジに突き当てた状態でキー結合されるような場合、被加工物におけるフランジの付け根部分に逃がし部が設けられる。
この場合、被加工物にキー溝が形成されるが、キーとキー溝との接触面を確保するためにキー溝を被加工物の軸方向に長くすると、キー溝が逃がし部と連通して形成される場合がある。この場合、逃がし部がキー溝によって周方向に分断されるため、キー溝の内側面に開口する逃がし部の端部にバリが生じることがある。このようなバリは、逃がし部の端部の面取り加工等で除去することができる。
例えば特許文献1には、円柱状の素材形状上に定義された溝又は穴と素材形状との境界部に対して面取り加工を施す際に、面取り加工工具パスデータとして、素材形状の中心軸に平行な回転軸と、溝又は穴の底面と平行な直線軸との2軸方向の加工による面取り加工を実現する加工パスを生成する面取り加工工具パス生成部を備えた自動プログラミング装置の発明が開示されている。
特許文献2には、被加工物の外周面と凹曲面との境界部に面取り加工を施すための工具経路データを生成する装置において、境界部上に複数の点を設定し、設定した各点において、3次元空間内における座標位置を算出し、ボールエンドミルの中心位置を座標位置からオフセットさせる工具補正ベクトルを算出し、算出した工具補正ベクトルを座標位置に加味して工具経路データを算出して工具を順次移動させる発明が開示されている。
国際公開第2014/068715号 特開2005-271148号公報
特許文献1,2の面取り加工は、溝又は穴と被加工物の外面との境界部(稜線)に沿って面取りを行う方法であるため、プログラミングが複雑化して面取り加工に時間もかかってしまう。
そこで、本開示は、簡単なプログラミングで逃がし部の端部のバリ又は角の除去を短時間で行うことができる加工方法、加工プログラム、工作機械、自動プログラミング装置を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、本開示の第1の構成は、隣接する2面間に溝状の逃がし部が形成されると共に、前記逃がし部の形成方向の端部が壁面に開口する被加工物に対して、先端がボール状である工具を用いて、前記端部のバリ又は角を除去するための加工方法であって、
前記工具を、先端のボールの直径が、前記逃がし部の幅以上となるものとして、
前記壁面と平行な所定の平面において、前記ボールの中心が前記逃がし部の中心と一致し、且つ前記ボールの断面径と前記逃がし部の幅とが等しくなる位置を基準として前記壁面に対する切込量を設定し、前記工具を設定した位置に移動させることで、前記端部のバリ又は角を除去する加工を行うことを特徴とする。
第1の構成の別の態様は、上記構成において、前記工具を、軸線角度が前記壁面と平行且つ前記逃がし部の加工角度と同じとなる姿勢として前記端部の加工を行うことを特徴とする。
第1の構成の別の態様は、上記構成において、前記工具を、軸線角度が前記壁面に対して所定角度傾斜する姿勢として前記端部の加工を行うことを特徴とする。
第1の構成の別の態様は、上記構成において、前記被加工物は、外周に段部を備えた軸体であり、前記段部の隅部に前記逃がし部が形成されていると共に、軸方向に前記段部及び前記逃がし部を含む溝部が形成されており、
前記溝部の内側面に開口する前記端部の加工を行うことを特徴とする。
上記目的を達成するために、本開示の第2の構成は、加工プログラムであって、工作機械のNC装置に、請求項1に記載の加工方法を実施させることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本開示の第3の構成は、隣接する2面間に溝状の逃がし部が形成されると共に、前記逃がし部の形成方向の端部が壁面に開口する被加工物に対して、先端がボール状である工具をNC装置により制御させて、前記端部のバリ又は角を除去する加工が可能な工作機械であって、
前記工具は、先端のボールの直径が、前記逃がし部の幅以上となるものであり、
前記NC装置は、前記壁面と平行な所定の平面において、前記ボールの中心が前記逃がし部の中心と一致し、且つ前記ボールの断面径と前記逃がし部の幅とが等しくなる位置を基準として前記壁面に対する切込量を設定し、前記工具を設定した位置に移動させることで、前記端部のバリ又は角を除去する加工が可能であることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本開示の第4の構成は、隣接する2面間に溝状の逃がし部が形成されると共に、前記逃がし部の形成方向の端部が壁面に開口する被加工物に対して、工作機械が、先端がボール状である工具を用いて前記端部のバリ又は角を除去するための加工プログラムを自動的に生成する自動プログラミング装置であって、
前記被加工物及び前記工具の寸法情報と、前記壁面と平行な所定の平面における前記工具の先端のボール断面の形状情報と、前記平面における前記逃がし部の中心情報と、に基づいて、前記工具の姿勢及び前記工具の移動経路を決定して前記加工プログラムを自動的に生成可能であることを特徴とする。
第4の構成の別の態様は、上記構成において、前記工具の姿勢は、軸線角度が前記平面と平行且つ前記逃がし部の加工角度と同じとなる姿勢であることを特徴とする。
第4の構成の別の態様は、上記構成において、前記工具の姿勢は、軸線角度が前記平面に対して所定角度傾斜する姿勢であることを特徴とする。
第4の構成の別の態様は、上記構成において、前記移動経路は、前記平面において、前記ボールの中心が前記逃がし部の中心と一致し、且つ前記ボールの断面径と前記逃がし部の幅とが等しくなる位置を基準として生成されることを特徴とする。
本開示によれば、簡単なプログラミングで逃がし部の端部のバリ又は角の除去を短時間で行うことができる。
NC旋盤の説明図である。 被加工物の説明図で、図2AはX方向から見た状態を、図2BはZ方向から見た状態をそれぞれ示す。 図3Aはボールエンドミルによる加工の説明図、図3Bは図3AのA-A線の一部拡大断面図、図3Cは工具軸垂直方向から見たキー溝部分の拡大図である。 キー溝の内側面に開口するぬすみの端部の各位置を示す説明図である。 キー溝をZ方向から見た拡大図である。 ぬすみの端部とボールエンドミルとの位置関係を示す説明図で、図6AはY方向から見た状態を、図6Bは工具軸垂直方向から見た状態をそれぞれ示す。 ぬすみの端部に対する加工状態を示す説明図である。 口元が広いぬすみの端部とボールエンドミルとの位置関係を示す説明図である。 口元が広いぬすみの端部に対する加工状態を示す説明図である。 ボールエンドミルをキー溝の内側面に対して傾斜姿勢とした状態を示す説明図で、図10AはZ方向から見た状態を、図10BはY方向から見た状態をそれぞれ示す。 傾斜姿勢としたボールエンドミルによる加工状態を示す説明図で、図11Aは図10AのB-B線断面図、図11Bは、図10AのD部拡大図である。 ブロック状の被加工物の説明図で、図12Aは正面、図12Bは側面、図12Cは斜視をそれぞれ示す。 ブロック状の被加工物の加工状態を示す説明図で、図13Aは正面、図13Bは側面、図13CはC-C線の一部拡大断面をそれぞれ示す。
以下、本開示の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本開示の第3の構成に係る工作機械の一例であるNC旋盤1を示している。NC旋盤1は、チャック2と刃物台3とを備えている。チャック2は、図示しない主軸に設けられ、被加工物30を把持して回転可能となっている。刃物台3は、チャック2に把持された被加工物30に対し、相対的に直交するX-Y-Z軸にて動作可能となっている。刃物台3は、Y軸回りに旋回可能とするB軸を有している。刃物台3には、回転可能な状態にてボールエンドミル4が取り付けられている。
NC旋盤1は、制御系としてNC装置10と自動プログラミング装置20とを備えている。NC装置10は、プログラム解釈部11と動作指令部12とを有している。プログラム解釈部11は、自動プログラミング装置20から入力された加工プログラムを主軸回転指令、送り軸動作指令、B軸回転指令、ボールエンドミル4の回転指令に解釈する。動作指令部12は、プログラム解釈部11から送られた指令に基づいて主軸モータや各送り軸モータ等を制御する。
本開示の第4の構成に係る自動プログラミング装置20は、入力部21と、演算部22と、記憶部23と、出力部24とを備えている。入力部21は、キーボードやタッチパネル等の入力装置を備えて、被加工物30及びボールエンドミル4の寸法に係るデータが入力可能となっている。演算部22は、入力部21から得られたデータに基づいて、ボールエンドミル4の姿勢及び経路を決定して加工プログラムを生成する。記憶部23は、入力部21に入力されたデータ及び演算部22で生成された加工プログラム等を記憶する。出力部24は、生成された加工プログラムをNC装置10へ出力する。自動プログラミング装置20は、NC装置10と共にNC旋盤1に搭載してもよいし、パーソナルコンピュータのような外部装置で構成してもよい。自動プログラミング装置20からNC装置10への加工プログラムの出力は、有線若しくは無線、又は外部サーバを介して行ってもよい。
被加工物30は、図2にも示すように、フランジ31が形成されて外周面に段差のある円柱状である。フランジ31は、被加工物30の一端部寄りに形成されて、フランジ31を挟んで軸方向の一端側に短軸部32が、他端側に長軸部33が形成されている。フランジ31の端面と短軸部32の外周面との間の隅部には、全周に亘って溝状のぬすみ(逃がし部)34が加工されている。但し、被加工物30には、相手部品40とキー結合するために、短軸部32の端部から長軸部33に向けて軸方向にキー溝35が加工されている。キー溝35は、ここに結合されるキー41の強度を確保するために、短軸部32からフランジ31及び長軸部33に跨がるように軸方向に長く形成されている。よって、ぬすみ34は、キー溝35によって周方向に分断されて、キー溝35の内側面36,36にそれぞれ凹曲面状の端部34a,34aが開口する格好となっている。
このため、キー溝35の各内側面36では、開口するぬすみ34の端部34aをボールエンドミル4で加工してバリを除去する。以下、本開示の第1の構成に係る加工方法について説明する。
まず、図3に示すように、ボールエンドミル4の先端のボール4aの直径Dtは、ぬすみ34を加工する際に用いた工具の先端ノーズの直径(ぬすみ幅Nw)よりも大径で、且つ、キー溝35の幅W以下となっている。よって、ボールエンドミル4は、キー溝35内に進入可能である。
ボールエンドミル4は、ぬすみ34の端部34aのエッジのバリを除去するため、B軸旋回させ、キー溝35への加工角度Aを決定する。また、キー溝35の内側面36へのボールエンドミル4の先端のボール4aの切込量tは、キー溝35の内側面36において、ぬすみ34の端部34aの中心O1とボール4aの中心O2とがY方向で一致し、且つ、ボール4aの断面幅(直径)Bwの寸法が、ぬすみ34のぬすみ幅Nwと同じになるように決定される。
円柱状の被加工物30において、キー溝35を加工すると、ぬすみ34の中心等の各座標位置は、図4及び図5に示すように、二点鎖線で示す溝加工前の位置と、実線で示す溝加工後の位置とは、Z方向では変わらないものの、X方向ではシフトする。溝加工前のぬすみ34の形状より、溝加工後のぬすみ34のX方向の座標は、以下の式(1)によって算出できる。iは各座標の点に対応している。
Figure 2024013605000002
一方、キー溝35の内側面36に対してボールエンドミル4の工具軸線が平行な場合、バリ取り時のボールエンドミル4の加工角度(工具角度)Aは、以下の式(2)により求めることができる。
なお、式(2)に代えて、簡略的にぬすみ加工時の工具の角度を加工角度Aにしてもよい。
Figure 2024013605000003
バリ取り時には、ぬすみ34の中心O1とボールエンドミル4のボール4aの中心O2とをY方向で合わせる。図6に示すボールエンドミル4のボール4aの断面幅Bwは、2×(Xa1-Xa6)以上の値に設定することで、ぬすみ34の全域に対してボール4aを接触させることができる。
ボール4aの断面幅Bwが決まれば、キー溝35の内側面36に対する切込量tは、以下の式(3)で計算できる。
Figure 2024013605000004
そして、バリ取り加工は、図7に示すぬすみ34の中心O1から(Xa1-Xa6-ぬすみ半径R)=mの距離だけ+X方向と-X方向とのそれぞれにボールエンドミル4を上下移動させる。これにより、均等にぬすみ34の端部34aのエッジをバリ取り加工することができる。
よって、自動プログラミング装置20では、被加工物30及びボールエンドミル4の寸法と、キー溝35の内側面36におけるボール4aの断面幅Bwと、ぬすみ34の中心O1とに係るデータをオペレータが入力部21から入力する。すると、演算部22は、ボールエンドミル4の加工角度Aを、内側面36に対して平行で、且つぬすみ形成角度と等しくして決定すると共に、移動経路を、内側面36においてボール4aの中心O2とぬすみ34の中心O1とが等しく、且つ断面幅Bwとぬすみ幅Nwとが同等となる位置を基準に自動的に決定して、本開示の第2の構成に係る加工プログラムを生成し、記憶部23に記憶される。記憶された加工プログラムは、出力部24を介してNC装置10のプログラム解釈部11に送られる。動作指令部12は、解釈された加工プログラムに基づいて主軸及び各軸を制御して、ボールエンドミル4により上述の加工方法を、ぬすみ34の各端部34aにおいてそれぞれ実施する。
上記形態の加工方法及びNC旋盤1は、隣接するフランジ31の端面と短軸部32の周面との間に溝状のぬすみ34(逃がし部の一例)が形成されると共に、ぬすみ34の形成方向の端部34aが内側面36(壁面の一例)に開口する被加工物30に対して、先端がボール状であるボールエンドミル4(工具の一例)を用いて、端部34aのバリ又は角を除去する。
このとき、ボールエンドミル4を、先端のボール4aの直径Dtが、ぬすみ34の幅Nw以上となるものとして、内側面36と平行な所定の平面(ここでは所定の平面=内側面36)において、ボール4aの中心O2がぬすみ34の中心O1と一致し、且つボール4aの断面幅Bw(断面径の一例)とぬすみ34の幅Nwとが等しくなる位置を基準として内側面46に対する切込量tを設定し、ボールエンドミル4を設定した位置に移動させることで、端部34aのバリ又は角を除去する加工を行う。
この構成によれば、簡単なプログラミングでぬすみ34の端部34aのバリ又は角の除去を短時間で行うことができる。
以下、本開示の変更例について説明する。
図8に示すように、ぬすみ34の口元が広い場合、ぬすみ34の中心O1を起点にB軸を角度A1からA2に変化させると、ぬすみ34の端部34a全域のバリを除去することができる。角度A1,A2は、以下の式(4)(5)で計算することができる。
Figure 2024013605000005
よって、図9に示すように、ぬすみ34の中心O1から、(Xa1-Xa6-ぬすみ半径R)=mの距離だけ+X方向と-X方向とのそれぞれにボールエンドミル4を上下移動させて各上下位置で角度A1,A2の工具姿勢とすることで、均等にぬすみ34の端部34aのエッジをバリ取り加工することができる。
図10に示すように、ボールエンドミル4がキー溝35の内側面36に対して平行でない場合にも同様のバリ取り加工が行える。
この場合も断面幅Bwに基づく切込量tは、先述の式(3)と同じで、加工角度Aも式(4)(5)から決定できる。図11に示すように、ボールエンドミル4を加工角度Aで矢印で示す工具進行方向に揺動させれば、ぬすみ34の端部34a全域のバリを除去することができる。
上記各例では、軸物の被加工物に対してぬすみのバリ取りを行う例を説明したが、図12に示すようなブロック状の被加工物50において、加工したぬすみ34の端部34aが外面50aに対して開口するような場合も本開示は適用できる。ボールエンドミル4が外面50aに対して平行な場合、図13に示すように、ぬすみ34の半径Rと外面50aにおけるボールエンドミル4の断面形状とが同じになるため、断面幅Bwは、ぬすみ34の半径Rの2倍以上の大きさに設定すればよい。加工角度Aもぬすみ34の角度と同じにすればよい。また、ボールエンドミル4が外面に対して平行でない場合にも同様にバリ取り加工は可能である。
1・・NC旋盤、2・・チャック、3・・刃物台、4・・ボールエンドミル、4a・・ボール、10・・NC装置、11・・プログラム解釈部、12・・動作指令部、20・・自動プログラミング装置、21・・入力部、22・・演算部、23・・記憶部、24・・出力部、30,50・・被加工物、34・・ぬすみ、34a・・端部、35・・キー溝、36・・内側面、Dt・・ボールの直径、A・・加工角度、t・・切込量、Bw・・ボールの断面幅、Nw・・ぬすみ幅。

Claims (10)

  1. 隣接する2面間に溝状の逃がし部が形成されると共に、前記逃がし部の形成方向の端部が壁面に開口する被加工物に対して、先端がボール状である工具を用いて、前記端部のバリ又は角を除去するための加工方法であって、
    前記工具を、先端のボールの直径が、前記逃がし部の幅以上となるものとして、
    前記壁面と平行な所定の平面において、前記ボールの中心が前記逃がし部の中心と一致し、且つ前記ボールの断面径と前記逃がし部の幅とが等しくなる位置を基準として前記壁面に対する切込量を設定し、前記工具を設定した位置に移動させることで、前記端部のバリ又は角を除去する加工を行うことを特徴とする加工方法。
  2. 前記工具を、軸線角度が前記壁面と平行且つ前記逃がし部の加工角度と同じとなる姿勢として前記端部の加工を行うことを特徴とする請求項1に記載の加工方法。
  3. 前記工具を、軸線角度が前記壁面に対して所定角度傾斜する姿勢として前記端部の加工を行うことを特徴とする請求項1に記載の加工方法。
  4. 前記被加工物は、外周に段部を備えた軸体であり、前記段部の隅部に前記逃がし部が形成されていると共に、軸方向に前記段部及び前記逃がし部を含む溝部が形成されており、
    前記溝部の内側面に開口する前記端部の加工を行うことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の加工方法。
  5. 工作機械のNC装置に、請求項1に記載の加工方法を実施させるための加工プログラム。
  6. 隣接する2面間に溝状の逃がし部が形成されると共に、前記逃がし部の形成方向の端部が壁面に開口する被加工物に対して、先端がボール状である工具をNC装置により制御させて、前記端部のバリ又は角を除去する加工が可能な工作機械であって、
    前記工具は、先端のボールの直径が、前記逃がし部の幅以上となるものであり、
    前記NC装置は、前記壁面と平行な所定の平面において、前記ボールの中心が前記逃がし部の中心と一致し、且つ前記ボールの断面径と前記逃がし部の幅とが等しくなる位置を基準として前記壁面に対する切込量を設定し、前記工具を設定した位置に移動させることで、前記端部のバリ又は角を除去する加工が可能であることを特徴とする工作機械。
  7. 隣接する2面間に溝状の逃がし部が形成されると共に、前記逃がし部の形成方向の端部が壁面に開口する被加工物に対して、工作機械が、先端がボール状である工具を用いて前記端部のバリ又は角を除去するための加工プログラムを自動的に生成する自動プログラミング装置であって、
    前記被加工物及び前記工具の寸法情報と、前記壁面と平行な所定の平面における前記工具の先端のボール断面の形状情報と、前記平面における前記逃がし部の中心情報と、に基づいて、前記工具の姿勢及び前記工具の移動経路を決定して前記加工プログラムを自動的に生成可能であることを特徴とする自動プログラミング装置。
  8. 前記工具の姿勢は、軸線角度が前記壁面と平行且つ前記逃がし部の加工角度と同じとなる姿勢であることを特徴とする請求項7に記載の自動プログラミング装置。
  9. 前記工具の姿勢は、軸線角度が前記壁面に対して所定角度傾斜する姿勢であることを特徴とする請求項7に記載の自動プログラミング装置。
  10. 前記移動経路は、前記平面において、前記ボールの中心が前記逃がし部の中心と一致し、且つ前記ボールの断面径と前記逃がし部の幅とが等しくなる位置を基準として生成されることを特徴とする請求項7乃至9の何れかに記載の自動プログラミング装置。
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