JP2024013056A - 接続部材 - Google Patents

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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Abstract

【課題】より簡単及び低コストにて導電板同士を接続させる接続部材を提供する。【解決手段】重畳した複数のバスバー200,300を接続させる接続部材100であって、内側にバスバー200,300が挿入される筒型枠30と、筒型枠30の内側に突出した第1曲げ板部10とを備える。【選択図】図1

Description

本開示は、導電板同士を接続させる接続部材に関する。
従来、比較的大きな電流を導通させるためにバスバーを用いた回路が車両に搭載されている。また、近年は、車両機能の拡大と共に、バスバーに流れる電流値も大きくなりつつある。
一方、特許文献1には、開閉可能な接点と、該接点の開閉を切り替える励磁コイルとを有するリレーを備え、該リレーの接点をバスバーと電気的に接続し、該バスバーに放熱機構を備えることで、バスバーを電流経路と放熱経路とに兼用できる電源装置が開示されている。
特開2014-79093号公報
上述のようなバスバーに、他のバスバーを接続させる場合、一般には、超音波溶着、TOX(登録商標)のカシメ、レーザー接合等の特殊な手法が用いられる。
ところが、このような手法は、特殊な装置を必要とすることから作業コストの増加を招く等の問題がある。しかしながら、特許文献1の電源装置ではこのような問題について考慮されておらず、解決できない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、より簡単及び低コストにて導電板同士を接続させる接続部材を提供することにある。
本開示の実施形態に係る接続部材は、重畳した複数の導電板を接続させる接続部材であって、内側に前記導電板が挿入される筒型枠と、前記筒型枠の内側に突出した突出部とを備える。
本開示によれば、より簡単及び低コストにて導電板同士を接続させる接続部材を提供できる。
実施形態1に係る接続部材を一側から示す斜視図である。 実施形態1に係る接続部材を他側から示す斜視図である。 図1のIII‐III線による断面図である。 実施形態1の接続部材が重畳された2つのバスバーを電気的に接続させた状態を示す説明図である。 図4のV‐V線による断面図である。 一方のバスバーに形成された係合部と、他方のバスバーに形成された被係合部とを例示する例示図である。 実施形態2に係る接続部材を一側から示す斜視図である。 実施形態2に係る接続部材を他側から示す斜視図である。 図7のIX‐IX線による断面図である。 扁平板部の外側を示す接続部材の斜視図である。 実施形態2の接続部材が重畳された2つのバスバーを電気的に接続させた状態を示す説明図である。 図11のXII‐XII線による断面図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
(1)本開示の実施形態に係る接続部材は、重畳した複数の導電板を接続させる接続部材であって、内側に前記導電板が挿入される筒型枠と、前記筒型枠の内側に突出した突出部とを備える。
本実施形態にあっては、前記筒型枠内に挿入された、重畳した複数の導電板の外側主面が前記突出部によって押される。従って、前記複数の導電板が電気的に接続される。
(2)本開示の実施形態に係る接続部材は、前記突出部は、前記筒型枠の一壁の縁に連設されて前記筒型枠の内側に折り曲げられた第1曲げ板部を含む。
本実施形態にあっては、重畳した複数の導電板が前記筒型枠内に挿入される際に、前記第1曲げ板部が変形し、前記複数の導電板の外側主面が変形した前記第1曲げ板部によって押される。従って、前記複数の導電板が電気的に接続される。
(3)本開示の実施形態に係る接続部材は、前記突出部は、前記一壁と対向する他壁の縁に連設されて前記筒型枠の内側に折り曲げられた第2曲げ板部を含み、前記第1曲げ板部及び前記第2曲げ板部は対向している。
本実施形態にあっては、重畳した複数の導電板が前記筒型枠内に挿入される際に、前記第1曲げ板部及び前記第2曲げ板部が変形し、前記複数の導電板の両外側主面が変形した前記第1曲げ板部及び前記第2曲げ板部によって重畳方向に押される。従って、前記複数の導電板が電気的に接続される。
(4)本開示の実施形態に係る接続部材は、前記第1曲げ板部の端部及び前記第2曲げ板部の端部は、前記筒型枠の内面から離隔している。
本実施形態にあっては、前記第1曲げ板部の端部及び前記第2曲げ板部の端部が前記筒型枠の内面から離隔しているので、重畳した複数の導電板が前記筒型枠内に挿入される際に、前記第1曲げ板部及び前記第2曲げ板部が変形し易い。変形した前記第1曲げ板部及び前記第2曲げ板部は、前記複数の導電板の両外側主面を重畳方向に夫々押す。従って、前記複数の導電板が電気的に接続される。
(5)本開示の実施形態に係る接続部材は、前記第1曲げ板部の端部及び前記第2曲げ板部の端部は、夫々前記一壁及び前記他壁に向けて湾曲している。
本実施形態にあっては、前記第1曲げ板部の端部及び前記第2曲げ板部の端部が夫々前記一壁及び前記他壁に向けて湾曲している。よって、重畳した複数の導電板が前記筒型枠内に挿入される際に、前記第1曲げ板部及び前記第2曲げ板部が変形して夫々端部が前記一壁及び前記他壁に当接し、原形への復元力が大きくなる。従って、変形した前記第1曲げ板部及び前記第2曲げ板部は、前記複数の導電板の両外側主面を重畳方向により強く夫々押す。
(6)本開示の実施形態に係る接続部材は、前記突出部は前記筒型枠の一壁を局所的に浮き上がらせたエンボス部を含む。
本実施形態にあっては、重畳した複数の導電板が前記筒型枠内に挿入される際に、前記エンボス部が変形し、前記複数の導電板の外側主面が変形した前記エンボス部によって押される。従って、前記複数の導電板が電気的に接続される。
(7)本開示の実施形態に係る接続部材は、前記一壁と対向側に設けられ、径方向に並設された一対の半円筒部を備える。
本実施形態にあっては、重畳した複数の導電板が前記筒型枠内に挿入される際に、前記エンボス部に加えて前記一対の半円筒部が変形し、前記複数の導電板の両外側主面が変形した前記エンボス部及び前記一対の半円筒部によって重畳方向に夫々押される。従って、前記複数の導電板が電気的に接続される。
(8)本開示の実施形態に係る接続部材は、各半円筒部は前記筒型枠の外側に凸曲している。
本実施形態にあっては、重畳した複数の導電板が前記筒型枠内に挿入される際に、前記エンボス部及び前記一対の半円筒部が変形し、各半円筒部の周方向端及び前記エンボス部の突出端が前記複数の導電板の両外側主面と夫々当接する。このような状態で、変形した前記エンボス部及び前記一対の半円筒部が前記複数の導電板の両外側主面を重畳方向に夫々押す。従って、前記複数の導電板が電気的に接続される。
(9)本開示の実施形態に係る接続部材は、前記一対の半円筒部は互いに分断されている。
本実施形態にあっては、前記一対の半円筒部は互いに分断されているので、各半円筒部の変形自由度が増す。即ち、複数の導電板の前記筒型枠内への挿入によって変形する際、各半円筒部が、斯かる導電板の外側主面の凹凸に応じて、自由に変形できる。従って、前記複数の導電板をより的確に接続させることができる。
[本発明の実施形態の詳細]
本開示の実施形態に係る接続部材を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(実施形態1)
以下、実施形態について図面に基づいて説明する。
図1は、実施形態1に係る接続部材100を一側から示す斜視図であり、図2は、実施形態1に係る接続部材100を他側から示す斜視図であり、図3は、図1のIII‐III線による断面図である。
実施形態1に係る接続部材100は、複数の導電板を電気的に接続させる。例えば、接続部材100は、重畳された複数のバスバーを対向する両外側から挟持することによってバスバーの主面同士を当接させて斯かる複数のバスバーを電気的接続させる。
接続部材100は、接続の対象である複数の導電板が内側に挿入される筒型枠30、並びに、筒型枠30の内側に突出しており、前記複数の導電板を挟持する第1曲げ板部10(突出部)及び第2曲げ板部20(突出部)を備える。
筒型枠30は、断面視矩形の四角筒形状を成しており、鋼材などの弾性に優れた材料からなる。互いに対向する第1対向壁31及び第2対向壁33には、第1曲げ板部10及び第2曲げ板部20が夫々設けられている。第1対向壁31及び第2対向壁33は長方形であり、対向する長辺縁同士が側壁32,34によって連結されている。第1対向壁31、第2対向壁33、側壁32,34は、一体形成されている。即ち、筒型枠30は、一枚の板材からなり、斯かる板材に曲げ加工を施すことによって製造されている。
なお、側壁34の第1対向壁31寄りの端部341は、第1対向壁31側に折り曲げられ、第1対向壁31の外側面を覆っている。よって、第1対向壁31が第2対向壁33から遠ざかる方向に開くことが防止されている。
長手方向において筒型枠30の一端に、第1曲げ板部10及び第2曲げ板部20が連設されている。詳しくは、第1対向壁31の長手方向の一短辺縁に第1曲げ板部10が連設され、第2対向壁33の長手方向の一短辺縁に第2曲げ板部20が連設されている。
第1曲げ板部10は、筒型枠30と同材の矩形の板材からなる。第1曲げ板部10は、長手方向の一端側の辺縁が第1対向壁31の前記一短辺縁に連設され、筒型枠30の内側に折り曲げられている。即ち、第1曲げ板部10の一端部11が筒型枠30の内側に湾曲している。また、第1曲げ板部10は、長手方向の他端側の他端部12が第1対向壁31に向けて湾曲している。この際、他端部12の辺縁は第1対向壁31から離隔して配設されている(図3参照)。第1曲げ板部10は第1対向壁31から筒型枠30の内側に突出している。例えば、他端部12の曲率半径が一端部11の曲率半径よりも大きい。
第2曲げ板部20は、第1曲げ板部10と同様、筒型枠30と同材の矩形の板材からなる。第2曲げ板部20は、長手方向の一端側の辺縁が第2対向壁33の前記一短辺縁に連設され、筒型枠30の内側に折り曲げられている。即ち、第2曲げ板部20の一端部21が筒型枠30の内側に湾曲している。また、第2曲げ板部20は、長手方向の他端側の他端部22が第2対向壁33に向けて湾曲している。この際、他端部22の辺縁は第2対向壁33から離隔して配設されている(図3参照)。即ち、第2曲げ板部20は、第1曲げ板部10の反転形状を成しており、第2曲げ板部20は第2対向壁33から筒型枠30の内側に突出している。例えば、他端部22の曲率半径が一端部21の曲率半径よりも大きい。
図3に示すように、第1曲げ板部10及び第2曲げ板部20は対向しており、第1曲げ板部10の一端部11と第2曲げ板部20の一端部21との間隔は、第1曲げ板部10の他端部12と第2曲げ板部20の他端部22との間隔よりも広い。即ち、長手方向における中間部では、筒型枠30の一端から他端に行くにつれて、第1曲げ板部10及び第2曲げ板部20の間の間隔が狭くなるように構成されている。筒型枠30、並びに、第1曲げ板部10及び第2曲げ板部20は一体形成されている。
図4は、実施形態1の接続部材100が重畳された2つのバスバー200,300を電気的に接続させた状態を示す説明図であり、図5は、図4のV‐V線による断面図である。バスバー200,300は、銅等の導電性の板材からなり、夫々の主面が同じ大きさの矩形であるが、バスバー200の厚みがバスバー300の厚みよりも薄い。
ユーザは、バスバー200,300を主面同士が接するように重畳させた状態で、筒型枠30の一端側から、即ち、第1曲げ板部10の一端部11と第2曲げ板部20の一端部21との間から、接続部材100(筒型枠30)内に、バスバー200,300を押し入れる(図4の矢印参照)。
これによって、バスバー200,300は重畳された状態で、第1曲げ板部10及び第2曲げ板部20の間に介在する。この際、第1曲げ板部10及び第2曲げ板部20は夫々第1対向壁31及び第2対向壁33側に変形するので、元の形状に戻ろうとする復元力が作用する。よって、第1曲げ板部10及び第2曲げ板部20は、重畳されたバスバー200,300の外側主面を両側から相手側に押し付けて挟持する。
即ち、第1曲げ板部10の扁平な中央部がバスバー200の外側主面と当接してバスバー300側に付勢し、第2曲げ板部20の扁平な中央部がバスバー300の外側主面と当接してバスバー200側に付勢する(図5参照)。これによって、バスバー200,300の内側主面同士が接するので、バスバー200,300が電気的に接続される。
また、図5に示すように、バスバー200,300が第1曲げ板部10及び第2曲げ板部20の間に介在する際、離隔していた第1曲げ板部10の他端部12の辺縁が第1対向壁31に突き当たり、離隔していた第2曲げ板部20の他端部22の辺縁が第2対向壁33に突き当たる。かつ、上述の如く、第1曲げ板部10の他端部12が第1対向壁31に向けて湾曲しており、第2曲げ板部20の他端部22が第2対向壁33に向けて湾曲している。従って、第1曲げ板部10の他端部12及び第2曲げ板部20の他端部22は、径方向に外側へ応力(復元力)が更に働く。即ち、第1曲げ板部10の他端部12及び第2曲げ板部20の他端部22はばねの役割を成す。よって、バスバー200,300の内側主面同士がより頑丈に接する。
なお、ユーザが、バスバー200,300を重畳させて、筒型枠30の一端側から、接続部材100(筒型枠30)内に押し入れる際、バスバー200,300の位置ずれが発生しないように、バスバー200,300の夫々に、係合部と、該係合部に対応する被係合部とを設けても良い。
図6は、バスバー200に形成された係合部201と、バスバー300に形成された被係合部301とを例示する例示図である。
具体的には、相対的に薄いバスバー200の長辺端部に、エンボス加工を施し、バスバー200の外側主面に凹部をなし、反対側の内側主面には凸部をなす係合部201を形成する。また、相対的に厚いバスバー300には、内側主面においてバスバー200の係合部201と対向する位置に、エンボス加工を施し、凹部をなす被係合部301を形成する。係合部201及び被係合部301は断面視半円形状を成しており、係合部201(凸)の曲率半径が被係合部301(凹)の曲率半径よりも大きい。
よって、バスバー200,300が重畳された場合(図6の矢印参照)、係合部201及び被係合部301が係合を行い、係合部201及び被係合部301が係合された状態で、バスバー200,300が筒型枠30内に押し入れられる(図4の矢印参照)。従って、バスバー200(係合部201)及びバスバー300(被係合部301)の接続を確保しつつも、バスバー200,300を筒型枠30に押し入れる際に位置ずれが発生することが抑止される。
以上では、係合部201及び被係合部301がバスバー200,300の長辺端部に形成された場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、バスバー200,300の中央部など、他の箇所であっても良い。
以上のように、実施形態1の接続部材100においては、複数の導電板を重畳させて、斯かる複数の導電板を接続部材100(筒型枠30)内に押し入れるだけで、導電板同士間を電気的に接続させることが出来る。よって、実施形態1の接続部材100は、特殊な装置等を使うことなく、より簡単かつ低コストにて導電板同士を電気的に接続させることが出来る。
また、実施形態1の接続部材100においては、長手方向において筒型枠30の一端から他端に行くにつれて、第1曲げ板部10及び第2曲げ板部20の間の間隔が狭くなるように構成されている。よって、重畳された複数の導電板の筒型枠30内への挿入を容易にしつつ、斯かる複数の導電板を確実に挟持(接続)することが出来る。
そして、以上においては、実施形態1の接続部材100が、第1曲げ板部10及び第2曲げ板部20の両方を有する場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、何れか一方を省略しても良い。
なお、以上においては、複数の導電板の全体が接続部材100(筒型枠30)内に押し入れられる大きさである場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。複数の導電板が筒型枠30内に押し入れられない大きさである場合は、夫々の導電板にタブを形成して、重畳されたタブが筒型枠30内に押し入れられるようにしても良い。
(実施形態2)
図7は、実施形態2に係る接続部材100を一側から示す斜視図であり、図8は、実施形態2に係る接続部材100を他側から示す斜視図であり、図9は、図7のIX‐IX線による断面図である。実施形態2に係る接続部材100は、例えば、重畳された複数の導電板を対向する両外側から挟持することによって導電板の主面同士を当接させて斯かる複数の導電板を電気的接続させる。
接続部材100は、接続の対象である複数の導電板が内側に挿入される筒型枠30Aと、筒型枠30Aの内側に突出しており、前記複数の導電板を挟持するためのエンボス部20A(突出部)と、エンボス部20Aと対向配置され、前記複数の導電板を挟持するための半円筒部10Aを備える。
筒型枠30Aは、略筒形状を成しており、鋼材などの弾性に優れた材料からなる。筒型枠30Aは、扁平な矩形板形状の扁平板部33Aを有しており、扁平板部33Aの中央部には、エンボス部20Aが形成されている。扁平板部33Aと対向する位置には一対の半円筒部10Aが設けられており、扁平板部33A及び一対の半円筒部10Aは、側壁32,34によって連結されている。扁平板部33Aと、側壁32,34と、一対の半円筒部10Aとは一体形成されている。即ち、筒型枠30Aは、一枚の板材からなり、斯かる板材に曲げ加工及びエンボス加工を施すことによって製造されている。
図10は、扁平板部33Aの外側を示す接続部材100の斜視図である。
上述の如く、扁平板部33Aの中央部には、エンボス加工によって扁平板部33Aを局所的に浮き上がらせたエンボス部20Aが形成されている。エンボス部20Aは扁平板部33Aから筒型枠30Aの内側に突出している。即ち、エンボス部20Aは、扁平板部33Aの外側に凹部を成し、扁平板部33Aの内側に凸部を成している。エンボス部20Aは、扁平板部33Aの面に沿う方向の断面視で略矩形であり、突出先の端面が扁平な矩形面である。
扁平板部33Aの両長辺縁には夫々側壁32,34が連設されている。側壁32,34は、同寸であって扁平板部33Aの長辺縁に沿って延びる短冊形状を成しており、扁平板部33Aに対して垂直に立設されている。即ち、扁平板部33Aの両長辺縁は、夫々側壁32,34の一長辺縁に連設されている。
上述の如く、扁平板部33Aと対向する位置に一対の半円筒部10Aが設けられている。詳しくは、側壁32,34の他長辺縁に、半円筒部10Aが夫々連設されている。各半円筒部10Aは、扁平板部33Aの長手方向に延びる半円筒形状を成しており、一対の半円筒部10Aは径方向に隣り合うように並設されている。
一対の半円筒部10Aは、径方向に対向する両周方向端のうち、一方の周方向端が側壁32,34の他長辺縁に夫々連設されている。また、一対の半円筒部10Aは互いに分断されている。即ち、一対の半円筒部10Aにおいては、一方の周方向端が上述の如く、側壁32,34に夫々連設されており、他方の周方向端同士は繋がらずそのまま隣り合うように配設されている。
一対の半円筒部10Aは、互いに同一の曲率半径を有し、筒型枠30Aの外側に凸曲している。即ち、一対の半円筒部10Aは、前記他方の周方向端がエンボス部20Aに向けて延びており、エンボス部20Aと対向している。
図11は、実施形態2の接続部材100が重畳された2つのバスバー200,300を電気的に接続させた状態を示す説明図であり、図12は、図11のXII‐XII線による断面図である。バスバー200,300は、銅等の導電性の板材からなり、夫々の主面が同じ大きさの矩形であるが、バスバー200の厚みがバスバー300の厚みよりも薄い。
ユーザは、バスバー200,300を主面同士が接するように重畳させた状態で、筒型枠30Aの一端側から、接続部材100(筒型枠30A)内に、バスバー200,300を押し入れる(図11の矢印参照)。
これによって、バスバー200,300は重畳された状態で、一対の半円筒部10A(他方の周方向端)及びエンボス部20Aの間に介在する。この際、各半円筒部10Aは、エンボス部20Aとの対向方向(以下、単に対向方向と称する)にて、筒型枠30Aの外側に変形し、エンボス部20Aは、前記対向方向にて筒型枠30Aの外側への押圧力を受ける。これに対して、湾曲形状の各半円筒部10Aには元の形状に戻ろうとする復元力が作用し、凸形成のエンボス部20Aには筒型枠30Aの内側への反発力が発生する。従って、一対の半円筒部10A及びエンボス部20Aは、重畳されたバスバー200,300の外側主面を両側から相手側に押し付けて挟持する。
即ち、各半円筒部10Aの他方の周方向端がバスバー200の外側主面と当接してバスバー300側に付勢し、エンボス部20Aの扁平な先端面がバスバー300の外側主面と当接してバスバー200側に付勢する(図12参照)。これによって、バスバー200,300の内側主面同士が接するので、バスバー200,300が電気的に接続される。
なお、ユーザが、バスバー200,300を重畳させて、筒型枠30Aの一端側から、接続部材100(筒型枠30A)内に押し入れる際、バスバー200,300の位置ずれが発生しないように、実施形態1と同様、バスバー200,300に、係合部と、該係合部に対応する被係合部とを夫々設けても良い。
以上のように、実施形態2の接続部材100においては、複数の導電板を重畳させて、斯かる複数の導電板を接続部材100(筒型枠30A)内に押し入れるだけで、導電板同士間を電気的に接続させることが出来る。よって、実施形態2の接続部材100は、特殊な装置等を使うことなく、より簡単かつ低コストにて導電板同士を電気的に接続させることが出来る。
また、実施形態2の接続部材100は、長手方向の両側が開放された筒型枠30Aを用いるので、長手方向における両端側から筒型枠30A内に複数の導電板を挿入できる。よって、作業の自由度を高めることが出来る。
また、実施形態2の接続部材100では、一対の半円筒部10Aが互いに分断されている。従って、前記対向方向における各半円筒部10Aの変形に自由度が増す。即ち、一方の半円筒部10Aは、他方の半円筒部10Aの影響を受けずに変形できる。よって、対象の導電板の表面が平らでなく、局所的凸部が存在する場合でも、各半円筒部10Aが独立的に変形して接点を増やし、導電板同士の電気的接続を適切に実施できる。
以上においては、実施形態2の接続部材100において、扁平板部33Aに1つのエンボス部20Aが形成されている場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、より小さいエンボス部20Aが扁平板部33Aに複数形成されている構成であっても良い。
また、以上においては、実施形態2の接続部材100において、一対の半円筒部10Aが互いに分断されている場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。一対の半円筒部10Aが互いに連結された構成、即ち、他方の周方向端同士が繋がっている構成であっても良い。
また、以上においては、一対の半円筒部10Aが筒型枠30Aの外側に凸曲している場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。一対の半円筒部10Aが筒型枠30Aの内側に凸曲するように構成しても良い。
実施形態1と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
実施の形態1~2で記載されている技術的特徴(構成要件)はお互いに組み合わせ可能であり、組み合わせすることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
各実施形態に記載した事項は相互に組み合わせることが可能である。また、特許請求の範囲に記載した独立請求項及び従属請求項は、引用形式に関わらず全てのあらゆる組み合わせにおいて、相互に組み合わせることが可能である。さらに、特許請求の範囲には他の2以上のクレームを引用するクレームを記載する形式(マルチクレーム形式)を用いているが、これに限るものではない。マルチクレームを少なくとも一つ引用するマルチクレーム(マルチマルチクレーム)を記載する形式を用いて記載しても良い。
10 第1曲げ板部
10A 半円筒部
11,21 一端部
12,22 他端部
20 第2曲げ板部
20A エンボス部
30,30A 筒型枠
31 第1対向壁
32,34 側壁
33 第2対向壁
33A 扁平板部
100 接続部材
200,300 バスバー
201 係合部
301 被係合部
341 端部

Claims (9)

  1. 重畳した複数の導電板を接続させる接続部材であって、
    内側に前記導電板が挿入される筒型枠と、
    前記筒型枠の内側に突出した突出部とを備える接続部材。
  2. 前記突出部は、前記筒型枠の一壁の縁に連設されて前記筒型枠の内側に折り曲げられた第1曲げ板部を含む請求項1に記載の接続部材。
  3. 前記突出部は、前記一壁と対向する他壁の縁に連設されて前記筒型枠の内側に折り曲げられた第2曲げ板部を含み、
    前記第1曲げ板部及び前記第2曲げ板部は対向している請求項2に記載の接続部材。
  4. 前記第1曲げ板部の端部及び前記第2曲げ板部の端部は、前記筒型枠の内面から離隔している請求項3に記載の接続部材。
  5. 前記第1曲げ板部の端部及び前記第2曲げ板部の端部は、夫々前記一壁及び前記他壁に向けて湾曲している請求項3又は4に記載の接続部材。
  6. 前記突出部は前記筒型枠の一壁を局所的に浮き上がらせたエンボス部を含む請求項1に記載の接続部材。
  7. 前記一壁と対向側に設けられ、径方向に並設された一対の半円筒部を備える請求項6に記載の接続部材。
  8. 各半円筒部は前記筒型枠の外側に凸曲している請求項7に記載の接続部材。
  9. 前記一対の半円筒部は互いに分断されている請求項7又は8のいずれか一項に記載の接続部材。
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