JP2024008672A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、腹側や背側からの液体の漏れを抑制する吸収性物品を提供することを目的とする。【解決手段】吸収性物品は、吸収体と、吸収体の肌面側に配置された透水性を有する透水性シートと、透水性シートの幅方向両側に配置され、長手方向に延在し、非透水性を有する一対の防漏シートと、を備え、防漏シートは、透水性シートと接合され、立ち上がりの起点となる基端部と、立ち上がりの先端側となる自由端と、長手方向の端部において透水性シートと固定される固定部と、を有し、吸収性物品の使用前の状態において、固定部と重なりつつ長手方向に延在する折り線で、透水性シートと防漏シートとが互いに対向するように折りたたまれている。【選択図】図2

Description

本発明は、吸収性物品に関する。
吸収性物品として使い捨ておむつや尿パッドなどが知られている。特許文献1には、尿パッドが記載されている。吸収性物品は、着用者が排出した液体を吸収体で吸収、保持している。一般的に、吸収性物品は、液体の横漏れを抑制するために立体ギャザーを備えている。
特開2019-68949号公報
吸収性物品において、立体ギャザーは、液体の横漏れの抑制には有用であるが、腹側や背側からの液体の背漏れを抑制することは困難である。吸収性物品において、腹側や背側からの液体の漏れを抑制する構造や構成には改良の余地がある。
本発明は、腹側や背側からの液体の漏れを抑制する吸収性物品を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る吸収性物品は、長手方向に沿った長さと、前記長手方向に直交する幅方向に沿った長さを有し、着用状態において着用者の腹部側に位置する前身頃領域、股下に位置すると股下領域、及び背部側に位置する後身頃領域が前記長手方向にこの順に設けられた吸収性物品であって、吸収体と、前記吸収体の肌面側に配置された透水性を有する透水性シートと、前記透水性シートの前記幅方向両側に配置され、前記長手方向に延在し、非透水性を有する一対の防漏シートと、を備え、前記防漏シートは、前記透水性シートと接合され、立ち上がりの起点となる基端部と、前記立ち上がりの先端側となる自由端と、前記長手方向の端部において前記透水性シートと固定される固定部と、を有し、前記吸収性物品の使用前の状態において、前記固定部と重なりつつ前記長手方向に延在する折り線で、前記透水性シートと前記防漏シートとが互いに対向するように折りたたまれている。
本発明によれば、腹側や背側からの液体の漏れを抑制することができる。
図1は、実施形態に係る吸収性パッドの外観斜視図である。 図2は、実施形態に係る吸収性パッドの平面図である。 図3は、実施形態に係る吸収性パッドの断面図である。 図4は、実施形態に係る吸収性パッドが折り畳まれた状態を示す平面図である。 図5は、実施形態の変形例に係る吸収性パッドの平面図である。 図6は、実施形態の変形例に係る吸収性パッドの平面図である。
以下に、図面を参照して本発明の実施形態に係る吸収性物品について説明する。なお、以下の実施形態の構成は例示であり、本発明はこれらの実施の形態の構成に限定されるものではない。
本実施形態では、交換式の吸収性パッド(本願でいう「吸収性物品」の一例である)について、着用者の腹部に対向して配置される前身頃と背部に対向して配置される後身頃とを結ぶ方向を長手方向とする。これらの前身頃(長手方向の一側)と後身頃(長手方向の他側)との間(長手方向の中央)には、着用者の股下に配置(股間に対向して配置)される股下部が連接して配置されている。また、吸収性パッドが着用者に着用された状態(以下、「着用状態」と略称する)において、着用者の肌に向かう側(着用された状態で内側)を肌面側とし、肌面側の反対側(着用された状態で外側)を非肌面側とする。さらに、肌面側と非肌面側とを結ぶ方向を厚み方向とし、長手方向と厚み方向の何れにも直交する方向を幅方向とする。そのほか、厚み方向から視ることを平面視とする。
図1は、実施形態に係る吸収性パッドの外観斜視図である。吸収性パッド1は、おむつまたは下衣肌着と着用者の肌面との間に着用されることにより、着用者の肌に当接する吸収性物品である。吸収性パッド1をテープ型おむつやパンツ型おむつの内側に着用した場合、吸収性パッド1が排出物を保持して吸収するため排出物はおむつに流入せず、おむつの交換頻度を低減することができる。
吸収性パッド1は、着用状態において着用者の陰部を覆う股下に対応する股下領域1Bと、股下領域1Bの前側に位置し、着用者の前身頃に対応する部位である前身頃領域1Fと、股下領域1Bの後ろ側に位置し、着用者の後身頃に対応する部位である後身頃領域1Rとを有する。吸収性パッド1は、股下領域1Bを括れ部とし、股下領域1Bよりも幅広の前身頃領域1Fと、前身頃領域1Fよりも幅広の後身頃領域1Rとを有し、全体として、略瓢箪型の平面形状を有している。吸収性パッド1の前身頃領域1F、後身頃領域1R、股下領域1Bには、股下領域1Bを中心に、股下部分が絞られた略瓢箪型の吸収体が組み込まれている。
吸収性パッド1の幅方向両側には、サイドシート9L,9R(本願でいう「一対の防漏シート」の一例)が設けられている。サイドシート9L,9Rには、透湿性および非透水性を有する不織布が用いられる。サイドシート9L,9Rの幅方向内側端部は他のシートと接着されていない自由端となっている。当該自由端には、吸収性パッド1の長手方向に沿って糸ゴムが伸張状態で接着されている。自由端は、着用時に当該糸ゴムの付勢力により肌面側に向けて立ち上がり、排出物の横漏れを防止する防漏壁である立体ギャザー3L,3Rとして機能する。サイドシート9L,9Rは、吸収性パッド1の肌面側の幅方向外側を保護すると共に、立体ギャザー3L,3Rで排出物の横漏れを防止する機能を有している。
吸収性パッド1の外周の吸収体が延在していない部分では、吸収体を覆う各シートがホットメルト接着剤等で接着されている。吸収体の外周の外側で各シートを接着することにより、非接着部分からの体液流入を防ぎ、吸収体の位置を一定に保つことができる。
吸収性パッド1は、外装面を形成するカバーシート4を備えている。カバーシート4は、吸収性パッド1の最も非肌面側に配置されており、併用されるおむつや肌着等との摩擦に耐え得る剛性を有している。カバーシート4には、一般的にポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート等の合成繊維で構成された不織布が用いられる。カバーシート4は、透湿性および液不透過性を有していることが好ましい。
また、吸収性パッド1は、吸収体の肌面側に配置されたトップシート8(本願でいう「透水性シート」の一例)を備えている。トップシート8は、吸収体の吸水面を被覆するように着用者の肌面側に配置される、シート状の部材である。トップシート8は、その一部又は全部において液透過性を有する。そのため、吸収性パッド1の着用状態において、着用者から排出された液体は、着用者の肌に接触し得るトップシート8を通って吸収体に浸入し、そこで吸収される。液透過性のシートとしては、例えば、織布、不織布、多孔質フィルムが挙げられる。また、熱可塑性樹脂の繊維を含んで形成されたスパンボンド不織布や、エアスルー不織布等がトップシート8に用いられていてもよい。トップシート8は、その一部又は全部において液透過性を有する。吸収性パッド1が着用された状態において、着用者から放出された排出液は、着用者の肌に接触し得るトップシート8を通って吸収体に進入し、そこで吸収される。また、トップシート8は親水性を有していてもよい。
図2は、実施形態に係る吸収性パッドを肌面側から視た平面図である。図3は、吸収性パッド1を図2に示すAA線で幅方向に沿って切断した場合の断面図である。カバーシート4、バックシート5、吸収体6、トップシート8は、何れも前身頃領域1Fから後身頃領域1Rにまで延在する。よって、バックシート5と吸収体6とトップシート8が積層されているカバーシート4で着用者の陰部を覆うと、バックシート5と吸収体6とトップシート8の各長手方向の両端部は、着用者の腹側と背側に位置する状態となる。
着用者が仰向け、またはうつ伏せ体勢の場合、排出液は体表面とトップシート8との間を均等に広がって徐々に吸収体6に吸収される。着用者が側臥位を取った場合などには、排出液が吸収体6が排出物を吸収し切る前に幅方向片側に流れることがあるが、吸収性パッド1は、排出液を受け止めて横漏れを防ぐ立体ギャザー3L,3Rを備えている。
立体ギャザー3L,3Rは、その幅方向両端部においてトップシート8と接着されて接続している。立体ギャザー3L,3Rは、下層吸収マット延在領域の幅方向端部付近に設けられた起立線3LL,3LRから立ち上がり、その幅方向の内側端部が自由端3BFL,3BFRとなっている。立体ギャザー3L,3Rの幅方向内側端部近傍である自由端3BFL,3BFR付近には、弾性を有する収縮部材である糸ゴム3BL,3BR(本願でいう「収縮部材」の一例)が設けられている。糸ゴム3BL,3BRは、伸張状態で吸収性パッド1の長手方向に沿って延在するように、自由端3BFL,3BFR付近のサイドシート9L,9Rと接着されている。
吸収性パッド1の長手方向端部では、立体ギャザー3L,3Rは、ホットメルト接着剤等の接着剤や熱溶着により、トップシート8と接着されて、固定部3Eが形成されている。糸ゴム3BL,3BRが収縮力を発揮して立体ギャザー3L,3Rが着用者の肌面に沿って立ち上がる際、長手方向両端部において固定部3Eの内側が収縮の起点となる。そして、糸ゴム3BL,3BRの収縮力は吸収性パッド1の長手方向両端部にも伝わって、前身頃領域1Fと後身頃領域1Rを肌面側に立ち上げる。このため、吸収性パッド1は適切に着用者の肌面に沿う。
糸ゴム3BLと起立線3LLの間には、立体ギャザー3Lを溶着することで形成された高剛性部3HLが設けられている。糸ゴム3BRと起立線3LRの間にも、同様の高剛性部3HRが設けられている。当該高剛性部3HL,3HRにおいて立体ギャザー3L,3Rが溶着されていることにより、糸ゴム3BL,3BRの位置ずれは抑制される。このため、吸収性パッド1の着用時に、糸ゴム3BL,3BRは適切な付勢力を発揮し、立体ギャザー3L,3Rを適切に立ち上げて、着用者の肌面に当接させることができる。立体ギャザー3L,3Rは、他のシートと接着されていないため剛性は高くないが、高剛性部3HL,3HRでは、立ち上がるサイドシート9L,9Rと、自由端3BFL,3BFRで折り返されたサイドシート9L,9Rが2枚重ねになって溶着されているため、立体ギャ
ザー3L,3Rの他の部分よりも剛性が高くなっている。
また、吸収性パッド1は、図3に示されるように、カバーシート4の肌面側において順に積層されるバックシート5(非透水性シート)と、吸収体6と、トップシート8とを備える。バックシート5は、着用者の前身頃から股下を経由して後身頃へ届く長さを長手方向に有し、当該長手方向に対し直交する幅方向に所定の横幅を有する略瓢箪型のシートである。バックシート5は、排出物の漏れを抑制するために非透液性の熱可塑性樹脂を材料として形成されたシートである。吸収体6、トップシート9は、何れもバックシート5と同様に略長方形の外観を有するシートであり、長手方向がバックシート5の長手方向と一致する状態で、バックシート5に対して順に積層されている。
吸収体6は、パルプ繊維、レーヨン繊維、またはコットン繊維のようなセルロース系繊維の短繊維や、ポリエチレン、ポリプロピレン、またはポリエチレンテレフタレート等の合成繊維に親水化処理を施した短繊維の隙間に、水を吸収し保持することのできる架橋構造を持つ親水性ポリマーであるSAP(高吸収性重合体:Super Absorbent Polymer)等の粒状の吸収性樹脂(高分子吸水材)を保持させた構造を有している。
本実施形態のSAP粒子とは、SAPを含む樹脂組成物を粒状としたものを指す。ここで言う「SAPを含む樹脂組成物」とは、SAPのみからなる組成物、SAPを主成分とし、これに吸水性に悪影響を及ぼさない程度に他の物質が含まれた組成物、の双方を包含する概念である。「他の物質」としては、添加剤(粒子表面を疎水化する目的で添加される表面改質剤等)、SAPの合成時に残存した未反応のモノマー等を挙げることができる。
本実施形態に係る吸収性パッド1において、吸収体6は、肌面側に配置された上層吸収マット6aと、上層吸収マット6aの非肌面側に配置された下層吸収マット6bとを有している。上層吸収マット6aは、全領域において、下層吸収マット6bよりも幅広であり、肌面側から観察した場合、矩形状を有する下層吸収マット6bは、上層吸収マット6aの幅方向内側に収まる。上層吸収マット6aは略瓢箪型の平面形状を有しており、前身頃領域1F,後身頃領域1Rでは、起立線3LL,3RLの幅方向外側にまで延在している。このため、前身頃領域1F,後身頃領域1Rでは、上層吸収マット6aは立体ギャザー3L,3Rの幅方向外側にまで延在する。一方、股下領域1Bでは、上層吸収マット6aは幅方向に括れており、その端部は立体ギャザー3L,3Rの起立線3LL,3LRの内側に収まっている。
また、吸収体6は、上層吸収マット6aと下層吸収マット6bとの間に配置され、SAP粒子によって形成されたSAP層6sを有している。SAP層6sは、複数のSAP粒子が接着剤で下層吸収マット6bの表面に付着されることで形成される。SAP層6sは、吸収性パッド1の幅方向中央部に間隔を設けて幅方向の両側に配置されている。この2つのSAP層6sは、吸収性パッド1の長手方向に延在している。なお、吸収性パッド1の長手方向において、SAP層6sは、上層吸収マット6aおよび下層吸収マット6b内に収まっている。SAPには、例えば、液体吸収前の状態において粒状のものが用いられる。SAPは、自重の10~100倍程度の液体を吸収する。SAP層6sは、上層吸収マット6aや下層吸収マット6bによって拡散される液体を吸収して保持する。
また、吸収体6は、上層吸収マット6aおよび下層吸収マット6bの吸収マットの全体を包むコアラップシート7を有する。コアラップシート7は、透水性を有する薄手のシートであり、一例としては、ティッシュペーパー等のパルプ繊維からなるシートである。吸収体6は、複数の吸収マットをコアラップシート7で覆うことで、吸収マットの型崩れを
抑制できる。
本実施形態において、コアラップシート7は、上層コアラップシート7aと、下層コアラップシート7bとを有している。上層コアラップシート7aは、上層吸収マット6aの肌面側を覆っている。下層コアラップシート7bは、下層吸収マット6bの非肌面側と、上層吸収マット6aおよび下層吸収マット6bの側面部を覆っており、その端部は、上層吸収マット6aの幅方向端部の肌面側と重畳している。上層コアラップシート7aと下層コアラップシート7bとは、上層吸収マット6aの幅方向端部の肌面側で接合されており、両者で吸収マットの全体を包んでいる。
吸収体6の非肌面側には、吸収体6と略同一形状で吸収体6よりもサイズが大きいバックシート5が設けられている。バックシート5は、吸収体6に流入した排出液の漏れを抑制するためにポリエチレンフィルム等の熱可塑性の液体不透過性の樹脂を材料として形成されたシートである。バックシート5は、着用状態での蒸れを抑えるため、透湿性を併せもつ材料で構成されていてもよい。
また、図2に示されるように、吸収体6は、吸収性パッド1の長手方向の中央部に設けられた幅方向の長さが短い幅狭部と、幅狭部の当該長手方向の前身頃領域1Fおよび後身頃領域1R側に設けられた幅狭部よりも幅方向の長さが長い幅広部と、を有する。吸収体6は、幅狭部で幅方向に狭くなる瓢箪型形状を有している。具体的には、吸収体6の上層吸収マット6aが当該瓢箪型形状を有している。なお吸収性パッド1では、バックシート5およびカバーシート4も吸収体6と同様の瓢箪型形状を有している。なお、吸収体6の形状は、最も幅狭な位置から前後50mmを幅狭部とする瓢箪型形状や、幅広部が前身頃領域1Fまたは後身頃領域1Rの一方にのみに形成された漏斗状形状であってもよい。吸収体6が漏斗状形状である場合、吸収性パッド1も吸収体6と同様の漏斗状形状である。
バックシート5の非肌面側には、カバーシート4が設けられている。カバーシート4には、一般的にポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート等の合成繊維で構成された不織布が用いられる。カバーシート4は、液透過性であってもよく、液不透過性を有していてもよい。
立体ギャザー3L,3Rの起立線3LL,3LRで挟まれた領域の横幅は、下層吸収マット6bの横幅よりも狭い。このため、立体ギャザー3L,3Rの幅方向内側の、着用者の肌面と当接する領域では、吸収体6は2層の吸収マットを有している。
サイドシート9L,9Rは、吸収性パッド1の長手方向に延在しており、吸収体6の幅方向端部の両側を覆っている。サイドシート9L,9Rは、トップシート8に、ホットメルト接着剤で形成された強接着部16L,16Rで接着されている。強接着部16L,16Rの幅方向内側に起立線3LL,3LRが形成されており、サイドシート9L,9Rの起立線3LL,3LRの幅方向内側は規制されておらず、自由端3BFL,3BFRとなっている。サイドシート9L,9Rにおいて強接着部16L,16Rによってトップシート8に接合された部位は、立体ギャザー3L,3Rの立ち上がりの起点となる基端部3AL,3ARとなり、自由端3BFL,3BFRが立ち上がりの先端となる。なお、基端部3AL,3ARは、サイドシート9L,9Rがトップシート8に強接着部16L,16Rによって接合されている部位である。サイドシート9L,9Rは、下層吸収マット6bの幅方向端部付近に対応する部位であり、基端部3AL,3ARの内側に形成された起立線3LL,3LRから肌面側に立ち上がる。自由端3BFL,3BFR側には、糸ゴム3BL,3BRが設けられている。吸収性パッド1の着用時、サイドシート9L,9Rの幅方向内側の自由端3BFL,3BFRは、糸ゴム3BL,3BRの付勢力によって立ち上がり、立体ギャザー3L,3Rとして機能する。
サイドシート9L,9Rは、自由端3BFL,3BFRで折り返されており、糸ゴム3BL,3BRを包み込んでいる。そして、折り返されたサイドシート9L,9Rは、糸ゴム3BL,3BRと起立線3LL,3LRとの間で熱溶着等の方法により接着され、高剛性部3HL,3HRを形成している。糸ゴム3BL,3BRは、自由端3BFL,3BFRと高剛性部3HL,3HRによりその位置ずれを抑制されるため、その付勢力を設計通りに発揮することができる。
本実施形態において、立体ギャザー3L,3Rは、高剛性部3HL,3HRにおいて幅方向外側に屈曲している。このため、立体ギャザー3L,3Rは、起立線3LL,3LRの幅方向内側に立ち上がり、高剛性部3HL,3HRが存在する領域を屈曲部分として屈曲し、その自由端3BFL,3BFR側が幅方向外側に向いた形で立ち上がる。このため、立体ギャザー3L,3Rの高剛性部3HL,3HRから自由端3BFL,3BFRの間は、着用者の肌面に面として当接しやすくなる。立体ギャザー3L,3Rの端部が着用者の肌面に面として当接していると、単に立体ギャザー3L,3Rが一方向に立ち上がり、線として着用者の肌面と当接している場合と比べると、肌当たりが柔らかくなる。また、排出物の横漏れをより効果的に抑制することができる。なお、本実施形態では、屈曲部分の近傍には、収縮部材が付されておらず、立体ギャザー3L,3Rは、自由端3BFL,3BFR側に存在する糸ゴム3BL,3BRの収縮力によって立ち上がり、その機能を発揮する。
より好適には、屈曲部分は、高剛性部3HL,3HRの幅方向端部と一致していることが望ましい。屈曲部分と高剛性部3HL,3HRの幅方向端部が一致していると、立体ギャザー3L,3Rは高剛性部3HL,3HRの端部が折り目となって屈曲しやすくなる。また、サイドシート9L,9Rの肌当たりを向上させるために素材として柔軟な不織布を用いた場合でも、高剛性部3HL,3HRの幅方向端部であれば折り跡が付きやすい。
また、吸収性パッド1は、使用前の状態において、固定部3Eと重なりつつ長手方向に延在する折り線20L,20R(図2参照)で、サイドシート9L,9Rとトップシート8とが互いに対向するように折りたたまれている。図4は、実施形態に係る吸収性パッド1を図2に示す折り線20L,20Rに沿って幅方向に折り畳んだ図である。吸収性パッド1は、長手方向に延在する一対の折り線20L,20Rに沿って幅方向内側に屈曲し、図4に示すように、所謂観音折り状に折り曲げられる。当該一対の折り線20L,20Rは、立体ギャザー3L,3Rに設けられた高剛性部3HL,3HR付近に形成されている。このため、立体ギャザー3L,3Rの起立線3LL,3LR側は、高剛性部3HL,3HRを屈曲部として、当該一対の折線に沿って肌面側に屈曲する。
折り線20L,20Rにより、トップシート8および上層吸収マット6aに肌面側(上側)に対して谷折りとなる溝が形成される。吸収性パッド1は、当該溝に沿って液体を前後方向に流れやすくできる。当該溝、すなわち、折り線20L,20Rは、固定部3Eを通過する。仮に、当該溝が吸収性パッド1の長手方向の端部と連通すると、液体の長手方向端部からの漏れである腹漏れや背漏れを起こしてしまう虞がある。本実施形態では、折り線20L,20Rで形成される溝を固定部3Eを通過させることで、固定部3Eにより液体の長手方向の端部への移動を規制しつつ、立体ギャザー3L,3Rによって肌面側に液体が移動することを防止できる。なお、折り線20L,20Rは、立体ギャザー3L,3Rの起立線3LL,3LRよりも吸収性パッド1の幅方向内側に形成されるのが好ましい。本実施形態に係る吸収性パッド1は、腹側や背側からの液体の漏れを抑制することがでる。また、吸収性パッド1は、使用前の状態で形成されている折り線20L,20Rによって生じる溝を利用して液体を吸収体6全体で吸収し、吸収速度を高めることができる。吸収速度の向上は、液体の漏れ抑制にも繋がる。
また、図2に示されるように、固定部3Eの吸収性パッド1の長手方向内側の端部は、吸収性パッド1を平面視した場合に吸収体6と重なる位置に配置されている。折り線20L,20Rを流れる液体は、固定部3Eの吸収性パッド1の長手方向内側の端部においてせき止められる。このせき止められた液体は、吸収体6に吸収されるため、吸収性パッド1は、固定部3Eの当該長手方向の端部に液体が溜まりすぎて着用者の体位が変化した際などに液体が漏れるのを抑制できる。
また、立体ギャザー3L,3Rにおいては、固定部3Eよりも吸収性パッド1の長手方向の内側の所定範囲は、糸ゴム3BL,3BRによっては収縮しない。言い換えると、この所定範囲内には、糸ゴム3BL,3BRが延在していない。糸ゴム3BL,3BRによって自由端3BFL,3BFR側は、トップシート8から肌面側に起立するが、折り線20L,20Rによって形成される溝に沿って流れてきた液体の漏れを抑制するために、固定部3E近傍では、自由端3BFL,3BFR側は立ち上がらずにトップシート8の肌面側を覆っていることが好ましい。このため、本実施形態では、固定部3Eよりも当該長手方向の内側の所定範囲には、糸ゴム3BL,3BRを配置せず、所定範囲において糸ゴム3BL,3BRの収縮力が発揮されないように構成している。なお、糸ゴム3BL,3BRの収縮力を発揮させないために、所定範囲に糸ゴム3BL,3BRを配置しつつ、所定範囲よりも当該長手方向の内側で糸ゴム3BL,3BRをサイドシート9L,9Rに対して接着してもよい。なお、所定範囲は、吸収性パッド1の長手方向において少なくとも10mm以上設けることが好ましい。なお、立体ギャザー3L,3Rに糸ゴム3BL,3BR以外の糸ゴムを設ける場合においても同様である。
また、本実施形態では、固定部3Eは、吸収性パッド1平面視した場合に、一部が吸収体6と重なる位置に配置されてるが、全部が吸収体6と重なるように形成されていてもよい。
ここで、吸収性パッド1は、自由端3BFL,3BFRよりも幅方向の外側を含んで形成され、吸収体6とサイドシート9L,9Rとが非接着若しくは弱接着である弱接着部10を備える。弱接着部10では、少量のホットメルト接着剤が塗布されている。ここで、弱接着とは、吸収性パッド1の使用時などに接着箇所が剥がれる程度の強度の接着力のことであり、通常、弱接着とされた部位は、吸収性パッド1の着用状態においては非接着状態となる。弱接着部10は、強接着部16L,16Rの幅方向外側の部位である。また、図2に示されるように、弱接着部10は、吸収性パッド1の長手方向全体に延在しており、固定部3Eに隣接配置されている。なお、弱接着部10は、サイドシート9L,9Rと、吸収体6に接着されているトップシート8の間の隙間であり、サイドシート9L,9Rがトップシート8と非接着若しくは弱接着であるため、サイドシート9L,9Rと吸収体6とが非接着若しくは弱接着である。
折り線20L,20Rによる溝を通って固定部3E付近まで到達した液体は、弱接着部10に進入し、そこから、吸収体6に吸収される。これにより、固定部3Eに液体が溜まるのを防止し、固定部3Eによってせき止められた液体が着用者の体位変更時などに漏れてしまうということを抑制できる。また、弱接着部10に進入した液体は、非透液性を有するサイドシート9L,9Rによって吸収体6側への移動が促され、液体が吸収体6に進入しやすくなる。
また、図2および図3に示されるように、弱接着部10は、立体ギャザー3L,3Rの基端部3AL,3ARに沿って吸収性パッド1の長手方向に延在している。この構成により、吸収性パッド1は、着用者が側臥位の姿勢である場合に、液体が溜まりやすい位置である強接着部16L,16Rの非肌面側において、当該液体を弱接着部10に誘導し、吸
収体6に移動させることができる。吸収性パッド1は、折り線20L,20Rによる溝を通って固定部3Eに到達した液体は、強接着部16L,16Rの非肌面側を介して弱接着部10に到達するので、弱接着部10が液体で満杯になったり、弱接着部10の長手方向端部側から液体が漏出したりするのを防止できる。
また、弱接着部10は、折り線20L,20Rの近傍に設けられている。この構成により、吸収性パッド1は、折り線20L,20Rによる溝を通って固定部3E近傍に到達した液体を弱接着部10に誘導することで、当該液体が固定部3E近傍に溜まるのを抑制できる。また、弱接着部10の非肌面側においてもトップシート8および/または吸収体6が折り線20L,20Rによって肌面側に谷折りされた状態となり、弱接着部10におけるサイドシート9L,9Rとトップシート8との間に空間を形成し、弱接着部10に液体を誘導しやすくなる。
また、弱接着部10は、固定部3Eに隣接する領域において、吸収性パッド1における幅方向の長さが8mm以上30mm以下であり、吸収性パッド1を平面視した場合に20mm以上80mm以下の範囲において吸収体6と重なる。なお、固定部3Eに隣接する領域とは、吸収性パッド1の長手方向における位置が固定部3Eと同じ位置であるということである。固定部3Eに隣接する領域において、弱接着部10と吸収体6とのトップシート8を介した連通面積が小さすぎると、弱接着部10内の液体が吸収体6に移動し難くなる。固定部3E近傍に到達した液体を弱接着部10に誘導し、当該液体を弱接着部10から吸収体6に移動させるために、各固定部3Eに隣接する領域において、弱接着部10が吸収体6に対向する面積は少なくとも100mm以上あることが好ましい。吸収体の一般的な吸水速度は、0.19g/s程度である。
次に、吸収体の吸収速度を測定する実験例について説明する。実験方法は、吸収性パッドの吸収体上に中心に穴の開いた試験板(15cm×15cm、厚さ7mm、重さ1253g、厚さ7mm)を置き、当該穴から人工尿を注入することによって吸収速度を測定する。なお、試験板の穴の直径は、54mmである。次に、人工尿150gを準備する。人工尿は、蒸留水1000mLに対して、尿素20g、塩化ナトリウム8g、硫酸マグネシウム7水和物0.8g、塩化カルシウム2水和物0.3gを溶解させて調製した。試験板の穴から吸収性パッドに人工尿150gを注入する。吸収性パッド1が人工尿を全て吸収したら試験板を吸収性パッド上から外す。なお、吸収性パッドに注いだ人工尿の全てがトップシート上から無くなった時が吸収性パッドが人工尿を全て吸収した時である。人工尿の注入開始から人工尿が全て吸収された時までの時間を吸収速度(秒)として測定した。
なお、実験に用いた吸収性パッドは、トップシート8がスパンボンド不織布であり、その目付は、19g/mであった。コアラップシートは、ティッシュペーパーであり、その目付は14g/mであった。吸収体の上層吸収コアおよび下層吸収コアの吸収コアは、SAPを含むパルプである。
次の表1は、実験結果を示す表である。
Figure 2024008672000002
本実験では、実験例1~6で異なる吸収体を用いて吸収速度を測定した。各実験例においける吸収体のパルプ目付(g/m)、SAP目付(g/m)、吸収速度(g/s)は表1に記載する通りである。このように、実験例3、4において吸収速度が0.19g/sであり、実験例1、2、6において吸収速度が0.19g/sに近い値となった。このため、吸収体の一般的な吸水速度は、0.19g/s程度であると言える。弱接着部10が吸収体6に対向する面積は少なくとも100mm以上であることによって、0.19g/sの吸収速度で吸収体6が弱接着部10から液体を吸収することができ、液体の漏れを抑制できる。
また、本実施形態では、弱接着部10は、吸収性パッド1の長手方向端部まで延在している。また、弱接着部10の当該長手方向端部側において、肌面側のシートと非肌面側のシートとが非接着若しくは弱接着である。ここで、肌面側のシートは、サイドシート9L,9Rやその他の非透水性シートのことであってもよい。また、非肌面側のシートは、サイドシート9L,9Rよりも非肌面側に配置されているトップシート8やカバーシート4やバックシート5であってもよいし、その他のシートであってもよい。本実施形態では、肌面側のシートは、サイドシート9L,9Rであり、非肌面側のシートは、トップシート8である。本実施形態に係る吸収性パッド1は、弱接着部10の当該長手方向端部側において、肌面側のシートと非肌面側のシートとが非接着若しくは弱接着とすることで、弱接着部10に空気が詰まるのを抑制できる。本実施形態に係る吸収性パッド1は、弱接着部10の長手方向の端部から空気を排出することで、弱接着部10に液体を導入しやすくなる。なお、弱接着部10は、吸収性パッド1の長手方向端部まで延在しておらず、弱接着部10の当該長手方向の端部側で肌面側のシートと非肌面側のシートとが非接着であってもよい。
<変形例1>
次に、本実施形態の変形例1に係る吸収性パッドについて説明する。図5は、変形例1に係る吸収性パッドを肌面側から視た平面図である。本変形例において、弱接着部10は、吸収性パッド1の長手方向端部まで延在しておらず、弱接着部10の当該長手方向端部側において、肌面側のシートと非肌面側のシートとが接着されている。これにより、吸収性パッド1は、弱接着部10内の液体が吸収性パッド1の長手方向端部から漏出するのを抑制できる。なお、肌面側のシートは、トップシート8であってもよいし、その他のシートであってもよい。例えば、肌面側のシートは、吸収体6よりも肌面側に配置されたトップシート8やその他の透水性シートのことであってもよい。また、非肌面側のシートは、カバーシート4やバックシート5であってもよいし、その他のシートであってもよい。例えば、非肌面側の非透水性シートは、吸収体6よりも非肌面側に配置されたカバーシート4やバックシート5やその他の非透水性シートのことであってもよい。本実施形態では、肌面側のシートは、トップシート8であり、非肌面側のシートは、カバーシート4である。
<変形例2>
次に、本実施形態の変形例2に係る吸収性パッドについて説明する。図6は、変形例2に係る吸収性パッドを肌面側から視た平面図である。本変形例では、弱接着部10は、吸収性パッド1の長手方向端部側において、幅方向が狭くなる形状を有している。本変形例では、弱接着部10は、当該長手方向端部側において、連続的に幅が狭くなる形状を有しているが、非連続的に幅が狭くなる形状を有していてもよい。これにより、本変形例に係る吸収性パッド1は、弱接着部10の当該長手方向の端部側から液体が漏れるのを抑制しつつ、弱接着部10内の空気を抜くことができる。
以上、本発明の特徴について実施の形態を説明したが、本発明の内容は上記実施の形態に限られるものではない。
本実施形態では交換式の吸収性パッドを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、本発明は、乳幼児用または大人用のパンツ型のおむつや、乳幼児用または大人用のテープ型のおむつについても適用可能である。
以上で開示した各実施形態やその変形例に含まれる特徴は、それぞれ組み合わせることができる。
1・・吸収性パッド
1B・・股下領域
1F・・前身頃領域
1R・・後身頃領域
3E・・固定部
3BL,3BR・・糸ゴム
3HL,3HR・・高剛性部
3L,3R・・立体ギャザー
3AL,3AR・・基端部
3LL,3LR・・起立線
3BFL,3BFR・・自由端
4・・カバーシート
5・・バックシート
6・・吸収体
7・・コアラップシート
8・・トップシート
9L,9R・・サイドシート
10・・弱接着部
16L,16R・・強接着部
20L,20R・・折り線

Claims (10)

  1. 長手方向に沿った長さと、前記長手方向に直交する幅方向に沿った長さを有し、着用状態において着用者の腹部側に位置する前身頃領域、股下に位置すると股下領域、及び背部側に位置する後身頃領域が前記長手方向にこの順に設けられた吸収性物品であって、
    吸収体と、
    前記吸収体の肌面側に配置された透水性を有する透水性シートと、
    前記透水性シートの前記幅方向両側に配置され、前記長手方向に延在し、非透水性を有する一対の防漏シートと、
    を備え、
    前記防漏シートは、前記透水性シートと接合され、立ち上がりの起点となる基端部と、前記立ち上がりの先端側となる自由端と、前記長手方向の端部において前記透水性シートと固定される固定部と、を有し、
    前記吸収性物品の使用前の状態において、前記固定部と重なりつつ前記長手方向に延在する折り線で、前記透水性シートと前記防漏シートとが互いに対向するように折りたたまれている、
    吸収性物品。
  2. 前記固定部の前記長手方向内側の端部は、平面視した場合に前記吸収体と重なる位置に配置されている、
    請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記防漏シートの前記自由端側に伸張状態で接着され、前記長手方向に延在する収縮部材を備え、
    前記固定部よりも前記長手方向の内側の所定範囲は、前記収縮部材によっては収縮しない、
    請求項1または2に記載の吸収性物品。
  4. 前記固定部は、平面視した場合に、一部または全部が前記吸収体と重なる位置に配置されており、
    前記自由端よりも前記幅方向の外側を含んで形成され、前記吸収体と前記防漏シートとが非接着若しくは弱接着である弱接着部を備える、
    請求項1または2に記載の吸収性物品。
  5. 前記弱接着部は、前記防漏シートの前記基端部に沿って前記長手方向に延在している、
    請求項4に記載の吸収性物品。
  6. 前記弱接着部は、前記折り線の近傍に設けられている、
    請求項4に記載の吸収性物品。
  7. 前記弱接着部の前記長手方向端部側において、肌面側のシートと非肌面側のシートとが接着されている、
    請求項4に記載の吸収性物品。
  8. 前記弱接着部の前記長手方向端部側において、肌面側のシートと非肌面側のシートとが非接着若しくは弱接着である、
    請求項4に記載の吸収性物品。
  9. 前記弱接着部は、前記固定部に隣接する領域において、前記幅方向の長さが8mm以上であり、平面視した場合に20mm以上の範囲において前記吸収体と重なる、
    請求項4に記載の吸収性物品。
  10. 前記弱接着部は、前記長手方向端部側において、前記幅方向が狭くなる形状を有している、
    請求項4に記載の吸収性物品。
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