JP2024008177A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】除菌性能を維持しつつ、オゾン発生装置に対する接触を防止することと、紫外線光源から発生する紫外線の人体への照射を防止することとを両立できる冷蔵庫を提供する。【解決手段】貯蔵室を囲む壁体と、前記貯蔵室と前記壁体との間で冷気を前記貯蔵室の上部空間に向けて吹き出す方向に流す冷却風路を形成した流路形成部品と、を備える。前記冷却風路には、前記冷却風路の上流側に配置され、冷気中の酸素分子からオゾンを生成するオゾン発生装置と、前記オゾン発生装置の下流側に配置され、生成した前記オゾンに照射する紫外線を発生する紫外線光源と、が設けられる。前記紫外線光源は、前記冷却風路の出入口となる開口部を通じて外側から直接、見えない遮蔽領域に配置されている。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。
循環ファンの上流側にオゾン発生装置を配置し、下流側に紫外線光源を配置することで、庫内を除菌する冷蔵庫が提案されている。このような冷蔵庫では、利用者とオゾン発生装置との距離が近くなり、放電部に高電圧が印加されるオゾン発生装置に利用者が接触するおそれがある。また、収納室内に過酸化水素等の殺菌ガスを供給し、滅菌ガスに紫外線を照射する位置に紫外線照射装置を設け、殺菌ガスに紫外線を照射して分解することが提案されている。この場合、利用者に対する紫外線の曝露に関する防止対策が必要となっている。このように除菌性能を維持しつつ、利用者がオゾン発生装置に直接触れることがなく、かつ紫外線に曝露されることがない冷蔵庫が求められていた。
特許第6752488号公報 特許第5337339号公報
本発明が解決しようとする課題は、除菌性能を維持しつつ、オゾン発生装置に対する接触を防止することと、紫外線光源から発生する紫外線の人体への照射を防止することとを両立できる冷蔵庫を提供することである。
実施形態の冷蔵庫は、貯蔵室を囲む壁体と、前記貯蔵室と前記壁体との間で冷気を前記貯蔵室の上部空間に向けて吹き出す方向に流す冷却風路を形成した流路形成部品と、を持つ。前記冷却風路には、前記冷却風路の上流側に配置され、冷気中の酸素分子からオゾンを生成するオゾン発生装置と、前記オゾン発生装置の下流側に配置され、生成した前記オゾンに照射する紫外線を発生する紫外線光源と、を持つ。前記紫外線光源は、前記冷却風路の出入口となる開口部を通じて外側から直接、見えない遮蔽領域に配置された構成を持つ。
実施形態の冷蔵庫の正面図。 図1に示された冷蔵庫のF1-F1線に沿う断面図。 図2に示された冷蔵庫の要部拡大図。
以下、実施形態の冷蔵庫を、図面を参照して説明する。以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。
本明細書では、冷蔵庫の正面に立つ利用者から冷蔵庫を見た方向を基準に、左右を定義している。また、冷蔵庫から見て冷蔵庫の正面に立つ利用者に近い側を「前」、遠い側を「後ろ」と定義している。本明細書において「幅方向」とは、上記定義における左右方向を意味する。本明細書において「奥行方向」とは、上記定義における前後方向を意味する。本明細書において「幅方向」とは、上記定義における左右方向を意味する。本明細書において「上下方向」とは、冷蔵庫の高さ方向を意味する。
本明細書で「除菌」とは、説明の便宜上の呼称であり、ウイルスまたは菌の抑制(例えば、ウイルスの感染性の低下や不活化、菌の増殖抑制)を意味する広い意味の用語として用いている。すなわち、本明細書で「除菌」とは、菌を除去する(減らす)ことに限定されず、菌が増えることを抑制すること、および/または、菌以外のウイルスなどの広まりを抑制することの意味で用いている。「ウイルスなどの広まりを抑制する」とは、冷蔵庫内でウイルスが広まることを抑制することに限定されず、ウイルスの感染性が弱まり、そのウイルスが冷蔵庫の外部に出た後に広まることを抑制する場合も該当し得る。
[冷蔵庫の全体構成]
図1及び図2を参照し、実施形態の冷蔵庫1について説明する。まず、冷蔵庫1の全体構成について説明する。ただし、冷蔵庫1は、以下に説明する構成の全てを有する必要はなく、いくつかの構成が適宜省略されてもよい。
図1は、冷蔵庫1を示す正面図である。冷蔵庫1は、例えば、筐体10(壁体)と、複数の扉20とを備えている。
筐体10は、上壁10a、下壁10b、左右の側壁10c,10d、および後壁10e(図2参照)を有する。上壁10aおよび下壁10bは、水平方向に広がる。左右の側壁10c,10dは、下壁10bの左右の端部から上方に起立し、上壁10aの左右の端部に繋がっている。左側壁10cは、後述する野菜室11Bに露出して野菜室11Bの左側面を形成する左側壁部を含む。右側壁10dは、野菜室11Bに露出して野菜室11Bの右側面を形成する右側壁部を含む。後壁10eは、下壁10bの後端部から上方に起立し、上壁10aの後端部に繋がっている。筐体10は、筐体10の内面を形成する内箱10iと、内箱10iの外側に位置して筐体10の外面を形成する外箱10jと、内箱10iと外箱10jとの間に設けられた発泡ウレタンのような発泡断熱材10kとを含み(図2参照)、断熱性を有する。
筐体10の内部には、複数の貯蔵室11が設けられている。複数の貯蔵室11は、例えば、冷蔵室11A、チルド室11Aa、野菜室11B、製氷室11C、小冷凍室11D、および主冷凍室11Eを含む。冷蔵室11Aは、例えば、約2℃~6℃である冷蔵温度帯に冷却される。チルド室11Aaは、例えば、約-1℃~+1℃であるチルド温度帯に冷却される。野菜室11Bは、例えば、約3℃~7℃である野菜室温度帯に冷却される。製氷室11C、小冷凍室11D、および主冷凍室11Eは、例えば、約-20℃~-18℃である冷凍温度帯に冷却される。
本実施形態では、上部空間に冷蔵室11Aが配置され、冷蔵室11Aの下方に野菜室11Bが配置され、野菜室11Bの下方に製氷室11Cおよび小冷凍室11Dが配置され、製氷室11Cおよび小冷凍室11Dの下方に主冷凍室11Eが配置されている。ただし、貯蔵室11の配置は、上記例に限定されない。筐体10は、各貯蔵室11の前面側に、各貯蔵室11に対して食材の出し入れを可能にする開口を有する。野菜室11Bは、貯蔵室の一例である。チルド室11Aaは、冷蔵室11Aの下部の一画に設けられている。
筐体10は、第1および第2仕切部15,16を有する(図2参照)。第1および第2仕切部15,16は、例えば、それぞれ略水平方向に沿う仕切壁である。第1仕切部15は、冷蔵室11Aおよびチルド室11Aaと、野菜室11Bとの間に位置し、冷蔵室11Aおよびチルド室11Aaと、野菜室11Bとの間を仕切っている。例えば、第1仕切部15は、断熱性を有しない仕切壁である。第1仕切部15は、筐体10と一体に設けられていてもよく、筐体10とは別体に設けられて筐体10内に取り付けられていてもよい。第1仕切部15は、冷蔵室11Aまたはチルド室11Aaを通った冷気を野菜室11Bに導く通気孔を有する。一方で、第2仕切部16は、野菜室11Bと、製氷室11Cおよび小冷凍室11Dとの間に位置し、野菜室11Bと、製氷室11Cおよび小冷凍室11Dとの間を仕切っている。第2仕切部16は、例えば筐体10と一体に設けられ、断熱性を有する。
図1に示すように、複数の貯蔵室11は、複数の扉20によって開閉可能に閉じられる。複数の扉20は、例えば、冷蔵室11Aの開口を閉じる左右の冷蔵室扉20Aa,20Ab、野菜室11Bの開口を閉じる野菜室扉20B、製氷室11Cの開口を閉じる製氷室扉20C、小冷凍室11Dの開口を閉じる小冷凍室扉20D、および主冷凍室11Eの開口を閉じる主冷凍室扉20Eを含む。左右の冷蔵室扉20Aa,20Abは、例えばフレンチ扉(観音開き扉)を構成する。野菜室扉20B、製氷室扉20C、小冷凍室扉20D、および主冷凍室扉20Eの各々は、冷蔵庫1の前側に引き出し可能な引出扉である。
ここでは、野菜室扉20Bについて詳しく説明する。野菜室扉20Bは、例えば、扉本体21と、レール部材(図示省略)とを含む。扉本体21は、筐体10の外部に位置し、冷蔵庫1の前側から野菜室11Bの開口に向かい合う。扉本体21は、野菜室11Bの開口よりも大きな外形を有し、野菜室11Bの開口を開閉可能に閉じる。扉本体21の上端部には、野菜室扉20Bを開くときに利用者が手を掛ける取手が設けられている。レール部材は、扉本体21の内面(後面)に取り付けられ、扉本体21から後方に延びている。レール部材22は、筐体10の左側壁部および右側壁部に設けられたレール受け部によって支持されている。これにより、野菜室扉20Bは、筐体10に対して冷蔵庫1の前後方向にスライド移動可能である。
図2は、図1中に示された冷蔵庫1のF1-F1線に沿う断面図である。冷蔵庫1は、例えば、複数の棚30、複数の容器40、流路形成部品50、冷却ユニット60、除菌装置70、および制御装置80(制御部)を備えている。
複数の棚30は、冷蔵室11Aに配置されている。
複数の容器40は、チルド室11Aaに収容された第1および第2チルド室容器41,42、野菜室11Bに収容された第1および第2野菜室容器43,44、製氷室11Cに収容された製氷室容器(不図示)、小冷凍室11Dに収容された小冷凍室容器46、および主冷凍室11Eに収容された第1および第2主冷凍室容器47,48を含む。
まず、第1および第2チルド室容器41,42について説明する。第1チルド室容器41は、2段式のチルド室容器41,42のうち下側に位置する容器である。第2チルド室容器42は、2段式のチルド室容器41,42のうち上側に位置する容器である。第2チルド室容器42は、第1チルド室容器41の上方に位置する。第1および第2チルド室容器41,42は、それぞれ独立して前方に引き出し可能である。なお、チルド室11Aaに配置されるチルド室容器は、1つだけでもよい。
次に、第1および第2野菜室容器43,44について説明する。第1野菜室容器43は、2段式の野菜室容器43,44のうち下側に位置する容器である。第1野菜室容器43は、野菜室扉20Bによって支持され、野菜室扉20Bと一体に冷蔵庫1の前側に引き出し可能である。第1野菜室容器43の前端部43aは、野菜室扉20Bの扉本体21の近くに位置する。第1野菜室容器43の内部には、仕切り43pが設けられている。一方で、第1野菜室容器43の後端部43bは、第1野菜室容器43が野菜室11Bに収容された状態で、筐体10の後壁10eの近くに位置する。
第2野菜室容器44は、2段式の野菜室容器43,44のうち上側に位置する容器である。第2野菜室容器44は、第1野菜室容器43の上方に配置されている。冷蔵庫1の前後方向における第2野菜室容器44の寸法は、同方向における第1野菜室容器43の寸法よりも小さい。第2野菜室容器44の前端部44aは、第1野菜室容器43の仕切り43pの直上に位置するか、または仕切り43pよりも後側に位置する。すなわち、第2野菜室容器44の前端部44aは、第1野菜室容器43の前端部43aと比べて後側に位置する。第2野菜室容器44の前端部44aには、第2野菜室容器44を前側に引き出すときに利用者が手を掛ける取手が設けられている。第2野菜室容器44の後端部44bは、第1野菜室容器43の後端部43bと比べて前側に位置する。
流路形成部品50は、冷蔵用ダクト51と、冷凍用ダクト52とを含む。冷蔵用ダクト51は、筐体10内に設けられ、後壁10eに沿って鉛直方向に延びている。冷蔵用ダクト51は、筐体10の後壁10eの近くに、冷気が流れる通路である第1ダクト空間D1(冷却風路)を形成している。図中の矢印Eは、冷気の流れを示す。本明細書で「ダクト」とは、筒状の部品に限定されず、他の部品(例えば筐体10の後壁10e)と協働することで冷気Eの通路の少なくとも一部を規定する部品を含み得る。例えば、本実施形態の冷蔵用ダクト51は、筐体10の後壁10eに取り付けられ、筐体10の後壁10eとの間に第1ダクト空間D1を形成する板状のカバー部材である。
冷蔵用ダクト51は、冷気吹出口51a,51b、51c(開口部)および冷気戻り口51d,51eを有する。冷気吹出口51a(下流側開口部)は、冷蔵用ダクト51の上端に開口し、後述する冷蔵用熱交換器62により冷却された冷気Eを冷蔵室11Aの上部空間に供給する。冷気吹出口51b(中間開口部)は、冷蔵用ダクト51の上下方向の途中の位置で冷蔵室11Aに複数開口し、後述する冷蔵用熱交換器62により冷却された冷気Eを冷蔵室11Aに供給する。冷気吹出口51cは、チルド室11Aaに開口し、後述する冷蔵用熱交換器62により冷却された冷気Eをチルド室11Aaに供給する。冷気戻り口51d(上流側開口部)は、チルド室11Aaに開口し、チルド室11Aaを通過することで温められた冷気Eを第1ダクト空間D1に向けて導く。冷気戻り口51e(上流側開口部)は、野菜室11Bに開口し、冷蔵室11Aや野菜室11Bなどを通過することで温められた冷気Eを第1ダクト空間D1に導く。
冷蔵用ダクト51は、第1壁部511、第2壁部512、および第3壁部513を有する。第1壁部511は、冷蔵室11Aに露出する。第2壁部512は、チルド室11Aaに露出し、チルド室11Aaの後壁部の一部を形成している。第1壁部511および第2壁部512は、冷蔵庫1の前側に向いた壁部である。第3壁部513は、野菜室11Bに露出し、野菜室11Bの後壁部の一部を形成している。第3壁部513の上端は、第2壁部512の下端の前側に重なる位置に配置されている。第3壁部513は、上端から後側に進むに従い高さ位置が低くなるように傾斜している(すなわち、前下がりに傾斜している)。冷蔵用ダクト51は、下端および左右両側部を塞ぐ壁部(図示省略)が設けられている。
第1壁部511には、複数の冷気吹出口51bが設けられている。第2壁部512の上部には、冷気吹出口51cが設けられている。第3壁部513には、上部において冷気戻り口51d(チルド室11Aaからの冷気Eの戻り口)が設けられ、下部において冷気戻り口51e(野菜室11Bからの冷気Eの戻り口)が設けられている。冷気戻り口51d、51eは、それぞれ冷蔵庫1の幅方向に複数並べて設けられている。例えば複数の冷気戻り口51d、51eの各々は、冷蔵庫1の前後方向に沿う長穴状である。
冷蔵用ダクト51は、基礎絶縁を確保可能な厚さ1mm以上の絶縁体から形成されることが好ましい。具体的に冷蔵用ダクト51の材質としては、例えばポリプロピレン(PP)やABS等の樹脂が採用できる。また、冷蔵用ダクト51を構成する壁部は、200~300nmの紫外線を透過しない材料により形成され、かつ可視光を透過する例えばアクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレンなどの透明樹脂を採用することも可能である。すなわち、紫外線を透過する石英ガラスやフッ素樹脂等は適用対象外である。
冷蔵用ダクト51の内部には、断熱部材55が設けられている。断熱部材55は、例えば、ビーズ法ポリスチレンフォーム(EPS:Expanded Poly-Styrene)のような発泡断熱材であり、高い断熱性を有する。断熱部材55は、単位厚さ当たりの断熱性がダクト51よりも良好な断熱部材である。
冷気戻り口51dと冷気戻り口51eから冷蔵用ダクト51の内部に流入した冷気Eは、第3壁部513の冷気通路(以下「合流空間G」と称する)に導かれ、合流空間Gで合流する。
冷凍用ダクト52は、筐体10内に設けられ、後壁10eに沿って鉛直方向に延びている。冷凍用ダクト52は、筐体10の後壁10eの近くに、冷気Eが流れる通路である第2ダクト空間D2を形成している。冷凍用ダクト52は、冷気吹出口52aおよび冷気戻り口52bを有する。冷気吹出口52aは、製氷室11C、小冷凍室11D、または主冷凍室11Eに開口し、後述する冷凍用冷却器64により冷却された冷気Eを、製氷室11C、小冷凍室11D、または主冷凍室11Eに供給する。冷気戻り口52bは、主冷凍室11Eの下部に開口し、製氷室11C、小冷凍室11D、および主冷凍室11Eのうち1つ以上を通過することで温められた冷気Eをダクト空間D2に導く。
冷却ユニット60は、例えば、圧縮器61、冷蔵用熱交換器62、冷蔵用ファン63(送風機)、冷凍用冷却器64、および冷凍室ファン65を含む。冷蔵用熱交換器62および冷蔵用ファン63は、第1ダクト空間D1に配置されている。冷蔵用熱交換器62は、第1ダクト空間D1の上流側開口部に配置され、圧縮器61により圧縮された冷媒が供給され、第1ダクト空間D1を流れる冷気Eを冷却する。冷蔵用ファン63が駆動されると、冷蔵用熱交換器62により冷却された冷気Eが冷気吹出口51a,51b、51cから冷蔵室11Aおよびチルド室11Aaに供給される。冷蔵室11Aまたはチルド室11Aaを通った冷気Eの一部は、野菜室11Bに流れ込む。そして、冷蔵室11A、チルド室11Aa、および野菜室11Bのうち1つ以上で温められた冷気Eが冷気戻り口51d,51eから第1ダクト空間D1に戻る。
冷凍用冷却器64および冷凍室ファン65は、第2ダクト空間D2に配置されている。冷凍用冷却器64は、圧縮器61により圧縮された冷媒が供給され、第2ダクト空間D2を流れる冷気Eを冷却する。冷凍室ファン65が駆動されると、冷凍用冷却器64により冷却された冷気Eが冷気吹出口52aから冷凍室(製氷室11C、小冷凍室11D、主冷凍室11E)に供給され、上記冷凍室で温められた冷気Eが冷気戻り口52bから第2ダクト空間D2に戻る。
制御装置80は、回路基板と、回路基板に実装された電子部品とを有する。制御装置80は、冷蔵庫1の全体を統括的に制御する。例えば、制御装置80は、上述した圧縮器61、冷蔵用ファン63、冷凍室ファン65、および除菌装置70の動作などを制御する。また、制御装置80は、除菌装置70による紫外線の照射を制御する。本実施形態では、制御装置80は、野菜室扉20Bおよびチルド室11Aaの扉の開閉状態を検出する扉スイッチの検出結果に基づき、除菌装置70を制御する。例えば、制御装置80は、野菜室扉20Bやチルド室11Aaの扉が開かれたことが検出された場合、除菌装置70による紫外線の照射を停止させる。一方で、制御装置80は、野菜室扉20Bやチルド室11Aaの扉が閉じられたことが検出された場合、除菌装置70による紫外線の照射を再開させる。
図3は、図2に示された冷蔵庫の要部拡大図である。図2及び図3に示すように、除菌装置70は、第1ダクト空間D1内に設けられている。除菌装置70は、第1ダクト空間D1に露出し、冷気戻り口51d、51eから冷蔵用熱交換器62を経由して各吹出口51a、51b、51cに向かう冷気Eに晒される。除菌装置70は、第1ダクト空間D1の上流側に配置され、冷気E中の酸素分子からオゾンを生成するオゾン発生装置71と、オゾン発生装置71の下流側に配置され、生成したオゾンに照射する紫外線を発生する紫外線光源72と、を備える。オゾン発生装置71および紫外線光源72は、基板73上に搭載されている。
除菌装置70は、紫外線光源72をオゾン発生装置71の下流側(冷蔵室11Aの上側)に向けた状態で、冷蔵用ファン63の下流側の位置における第1ダクト空間D1を形成する内壁面に固定されている。オゾン発生装置71は、冷蔵用熱交換器62の下流側に設けられている。
除菌装置70では、オゾン発生装置71および紫外線光源72が設けられた第1ダクト空間D1内に冷気Eが導入され、オゾン発生装置71によって冷気E中の酸素をオゾン(O)に変換し、その生成したオゾンに対して紫外線光源72で発生する紫外線を照射して、生成したオゾンをOHラジカルに変換する。除菌装置70では、変換されたOHラジカルによってとくに冷気Eに含まれる臭気成分が酸化分解されて無臭化される。
[オゾン発生装置]
オゾン発生装置71は、放電部を有し、風路2内において効率よくオゾンを発生させる。本実施形態の放電部は、第1ダクト空間D1の左右方向及び前後方向の中央に配置されている。オゾン発生装置71は、放電部において電極間に数kVの高電圧を印加して放電し、冷気E中の酸素分子(O)からオゾン(O)を生成する放電方式のものである。オゾン発生装置71では、間欠的に高電圧を印加することで、放出するオゾン濃度を、除菌性能があり、さらに人体影響のないオゾン濃度0.01~0.1ppmの範囲となるように制御している。オゾン発生装置71の一例として、例えば無声放電方式(バリア放電方式)や沿面放電方式によるオゾン発生方式で、0.02mg/Hr以上のオゾン発生量となるものを採用できる。本実施形態のオゾン発生装置71は、無声放電方式(バリア放電方式)の一例である。
[紫外線光源]
紫外線光源72は、基板73の一方面上に配置され紫外線を所定の照射角度(照射範囲)で照射する照射部を備えている。紫外線光源72の照射部は、オゾン発生装置71で生成されたオゾン(O)に対して紫外線が十分に照射できる位置に配置される。
紫外線光源72は、第1ダクト空間D1の出入口となる開口部を通じて外側から直接、見えない遮蔽領域Rに配置されている。すなわち、紫外線光源72は、発生される紫外線が冷蔵室11A及びチルド室11Aa内に照射されないように配置されている。さらに、紫外線光源72は、冷蔵用ダクト51の第1壁部511に形成される冷気吹出口51bを冷蔵室11A側(前側)から水平方向に見たときに冷蔵用ダクト51によって遮蔽された状態で配置されている。
紫外線光源72は、200~300nmの波長領域の紫外線(UV)を発生するLED素子が採用されている。紫外線光源72は、オゾンが吸収可能なオゾン光吸収波長が200~300nmの紫外線を照射する。紫外線光源72の一例として、例えば光出力が3mW、ピーク波長が280nmのものを採用できる。
紫外線光源72における紫外線の照射角度は、120°~150°である。紫外線光源72において、オゾンに紫外線を照射することで、オゾン(O)が酸素分子(O)と酸素原子(O)とに解離する。そして、解離した酸素原子(O)が水蒸気(HO)と反応して酸化力の高いOHラジカル(ヒドロキシルラジカル)(OH・)が生成され、放出される。OHラジカルが生成されることにより、冷気E中の各種臭気成分と気相で反応する脱臭反応が促進され、オゾン酸化では除去が困難とされるアンモニアや脂肪酸などの酸化除去が可能となる。ここで、一般的に気体状態のオゾンは、200~300nmの波長領域で紫外線を吸収し、光エネルギーによりオゾン分子から酸素原子が解離している。
本実施形態のように構成される除菌装置70のように、冷気Eの流通方向に対して、紫外線光源72がオゾン発生装置71より下流側に設ける配置順となる。紫外線光源72としては、オゾン発生装置71によるオゾン発生量に合わせて光出力の高出力化や使用数を増加することにより、オゾンをリークさせずに高濃度の臭気を無臭化することができ、除菌を促進することができる。
オゾン発生装置71は、冷蔵用ファン63の動作と連動して運転される。制御装置80は、オゾン発生装置71の動作を制御する。すなわち、制御装置80では、オゾン発生装置71が冷蔵用ファン63の動作と連動して運転されるように制御する。
図2に示すように、本実施形態では、冷蔵室11Aの左右の冷蔵室扉20Aa,20Abの一方には、冷蔵室11A内のオゾン濃度を検知するオゾン濃度検知センサ74(オゾン濃度検知手段)が設けられている。制御装置80では、オゾン濃度検知センサ74で検知したオゾン濃度が所定の設定濃度より低下したときにオゾン発生装置71を運転するように制御している。
また、本実施形態では、紫外線光源72より下流側には、オゾン発生装置71で発生したオゾンを一定濃度以下に低減するためのオゾン分解触媒75が設けられている。オゾン分解触媒75は、第1ダクト空間D1内で紫外線光源72の下流側直下の位置に配置されている。
また、本実施形態の除菌装置70では、第1ダクト空間D1内の結露状態を検出する結露検知部(図示省略)を設け、この結露検知部で結露を検出したときに、制御装置80でオゾン発生装置71の動作を停止するように制御するようにしてもよい。
次に、冷蔵庫1の動作および作用について説明する。
本実施形態に係る冷蔵庫1によれば、冷蔵室11Aを囲む筐体10と、冷蔵室11Aと筐体10の後壁10eとの間で冷気Eを冷蔵室11Aの上部空間110に向けて吹き出す方向に流す第1ダクト空間D1を形成した冷蔵用ダクト51と、を備える。第1ダクト空間D1には、第1ダクト空間D1の上流側に配置され、冷気E中の酸素分子からオゾンを生成するオゾン発生装置71と、オゾン発生装置71の下流側に配置され、生成したオゾンに照射する紫外線を発生する紫外線光源72と、が設けられる。紫外線光源72は、第1ダクト空間D1の出入口となる開口部(冷気吹出口51a、51b、51c)を通じて外側から直接、見えない遮蔽領域Rに配置されている。
本実施形態では、第1ダクト空間D1に流入した冷気Eからオゾン発生装置71によって生成されたオゾンに対して、オゾン発生装置71の下流側に設けられる紫外線光源72で発生した紫外線を照射し、発生した酸素原子と水蒸気の反応により生成したOHラジカルなどの活性種を放出できる。このように冷気E中で促進酸化させたオゾンに対して確実に紫外線を照射することができるので、OHラジカル量を増加することができ、除菌性能を高めることができる。そして、除菌された冷気Eは第1ダクト空間D1から冷蔵室11A内に吹き出される。これにより、除菌や脱臭へ応用することで、高い除菌・脱臭効果を得ることができる。
また、本実施形態では、照射される紫外線が冷蔵用ダクト51の開口部(冷気吹出口51a、51b、51c)を通じて前側から直接、見えない遮蔽領域Rに配置されているので、紫外線が開口部(冷気吹出口51a、51b、51c)から漏れ出すことを抑制することができる。そのため、第1ダクト空間D1外の冷蔵室11Aにいる利用者に紫外線が照射されることを防止することができる。さらに、本実施形態では、高電圧を印加するオゾン発生装置71が冷蔵用ダクト51の背面側で利用者から離れた位置に配置されるので、利用者がオゾン発生装置71の放電部に接近することを防止でき、感電や火傷を負うことを防止できる。このように、本実施形態では、オゾン発生装置71への接触防止と、紫外線光源72から発生する紫外線の人体への照射防止とを両立することができる。
また、本実施形態では、第1ダクト空間D1の上流側開口部には、内部に冷媒が供給され通過する冷気Eを熱交換することにより冷却する冷蔵用熱交換器62が設けられる。オゾン発生装置71は、冷蔵用熱交換器62の下流側に設けられている。この場合には、野菜などの収納物から発生した水分が冷蔵用熱交換器62に着霜するため、冷蔵用熱交換器62の下流側は乾燥している。このように湿度の低い冷蔵用熱交換器62の下流側にオゾン発生装置71を設置することによって、オゾン発生装置71が結露による絶縁破壊や高電圧伝播を防止することができる。
本実施形態に係る冷蔵庫1によれば、紫外線光源72は、発生される紫外線が冷蔵室11A内に照射されないように配置されている。この場合、第1ダクト空間D1の開口部(冷気吹出口51a、51b、51c)から冷蔵室11A内へ紫外線が漏れ出さない構造となる。そのため、紫外線が利用者に照射されて火傷など負うことを防止することができる。
本実施形態に係る冷蔵庫1によれば、冷却風路内および冷蔵室11A内の冷気Eを流通させる冷蔵用ファン63が設けられている。オゾン発生装置71は、冷蔵用ファン63の動作と連動して運転される。本実施形態では、冷蔵用ファン63が動作し冷気Eが冷蔵室11A内を循環しているときにオゾン発生装置71を動作させて発生したオゾンを室内に拡散することができる。そのため、冷蔵室11A内でオゾンが局所的に高濃度になることを抑制することができ、オゾンが高濃度になった冷気Eを利用者が吸引することを防できる。
本実施形態に係る冷蔵庫1によれば、オゾン発生装置71の動作を制御する制御装置80が設けられている。制御装置80は、オゾン発生装置71が冷蔵用ファン63の動作と連動して運転されるように制御する。この場合、制御装置80によってオゾン発生装置71が冷蔵用ファン63の動作と連動するように制御することにより、より効率よくかつ確実にオゾン発生装置71を運転させることができる。
本実施形態に係る冷蔵庫1によれば、冷蔵室11Aには、冷蔵室11A内のオゾン濃度を検知するオゾン濃度検知センサ74が設けられている。制御装置80は、オゾン濃度検知センサ74で検知したオゾン濃度が所定の設定濃度より低下したときにオゾン発生装置71を運転するように制御する。この場合には、冷蔵室11A内のオゾン濃度をオゾン濃度検知センサ74によって管理し、この管理値に基づいてオゾン発生装置71を運転することで冷蔵室11A内のオゾン濃度が著しく上昇してしまうことを抑制することができる。例えばオゾン濃度の管理値として0.1ppm以下に保つことができる。
本実施形態に係る冷蔵庫1によれば、オゾン濃度検知センサ74は、オゾン発生装置71からの距離が離れた冷蔵室扉20Aに設けられているので、利用者が繰返し接近する冷蔵室扉20A近傍のオゾン濃度を冷蔵室扉20Aに設けたオゾン濃度検知センサ74で検知し、オゾン発生装置71を制御した運転を行うことができる。
本実施形態に係る冷蔵庫1によれば、紫外線光源72より下流側には、オゾン発生装置71で発生したオゾンを一定濃度以下に低減するためのオゾン分解触媒75が設けられている。この場合には、冷蔵室11A内のオゾン濃度をオゾン分解触媒75によって高濃度のオゾンの濃度を低減することができ、冷蔵室11A内のオゾン濃度が著しく上昇してしまうことを抑制することができる。例えばオゾン濃度の管理値として0.1ppm以下に保つことができる。
本実施形態に係る冷蔵庫1によれば、オゾン分解触媒75は、第1ダクト空間D1内で紫外線光源72の下流側直下の位置に配置されている。これにより、紫外線光源72で紫外線が照射された直後でオゾンが拡散する前に、オゾン濃度が高濃度の場合にその濃度を低減するように調整できるので、より確実かつ効率よく冷蔵室11A内のオゾン濃度が著しく上昇してしまうことを抑制することができる。オゾン分解触媒75をオゾンが拡散される前の第1ダクト空間D1内に配置することができるので、オゾン分解触媒75を複数箇所に分散させて配置する必要がなく効率的である。
本実施形態に係る冷蔵庫1によれば、オゾン発生装置71と紫外線光源72とは、一つの基板73上に設けられている。これにより、オゾン発生装置71と紫外線光源72とをユニット化できるので、製造時において第1ダクト空間D1内で容易に組み立てを行うことができる。
本実施形態に係る冷蔵庫1によれば、冷蔵用ダクト51には、冷蔵用ダクト51の下流側開口部と紫外線光源72との間に冷蔵室11Aに連通する中間開口部となる冷気吹出口51bが設けられている。 紫外線光源72は、冷気吹出口51bを冷蔵室11A側から水平方向に見たときに冷蔵用ダクト51によって遮蔽されている。このように冷蔵用ダクト51に冷気吹出口51bが設けられる場合であっても、第1ダクト空間D1の開口部から冷蔵室11A内に紫外線が漏れ出さない構造となり、紫外線が利用者に照射されて火傷など負うことを防止することができる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、除菌性能を維持しつつ、オゾン発生装置71に対する接触を防止することと、紫外線光源72から発生する紫外線の人体への照射を防止することとを両立できる冷蔵庫を提供することができる。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
上述した、実施形態では、冷却風路の上流側開口部には、内部に冷媒が供給され通過する冷気Eを熱交換することにより冷却する冷蔵用熱交換器62の下流側にオゾン発生装置71が設けられているが、冷蔵用熱交換器62をオゾン発生装置71の下流側に配置することも可能である。
本実施形態では、紫外線光源72は、発生される紫外線が冷蔵室11A内に照射されないように配置されているが、これに限定されない。
本実施形態では、第1ダクト空間D1内および冷蔵室11A内の冷気Eを流通させる冷蔵用ファン63が設けられ、オゾン発生装置71が冷蔵用ファン63の動作と連動して運転されることに限定されることはない。そのため、オゾン発生装置71の動作を制御する制御装置80によってオゾン発生装置71が冷蔵用ファン63の動作と連動して運転されるように制御されることに限定されることはない。
オゾン濃度検知センサ74の取付位置は、冷蔵室扉20Aであることに限定されることはない。また、オゾン濃度検知センサ74を省略することも可能である。そのため、制御装置80を使用して、オゾン濃度検知センサ74で検知したオゾン濃度が所定の設定濃度より低下したときにオゾン発生装置71を運転するように制御されることに限定されるものではない。
さらに、本実施形態では、紫外線光源72より下流側直下の位置に、オゾン発生装置71で発生したオゾンを一定濃度以下に低減するためのオゾン分解触媒75を設けているが、紫外線光源72の下流側に距離をあけてオゾン分解触媒75が配置されていてもよい。また、オゾン分解触媒75を省略することも可能である。
また、本実施形態では、オゾン発生装置71と紫外線光源72とが一つの基板73上に設けてユニット化されているが、一つの基板73ではなく、オゾン発生装置71と紫外線光源72をそれぞれ別の基板に設けて、第1ダクト空間D1内でオゾン発生装置71と紫外線光源72とを離れた位置に配置するようにしてもよい。
本実施形態では、貯蔵室が冷蔵室11Aである一例を示したが、冷凍庫を適用対象としてもよい。
1…冷蔵庫、10…筐体(壁体)、11A…冷蔵室(貯蔵室)、11Aa…チルド室、11B…野菜室(貯蔵室)、20A…冷蔵室扉、51…冷蔵用ダクト(流路形成部品)、51a…冷気吹出口(下流側開口部)、51b…冷気吹出口(中間開口部)、51c…冷気吹出口、51d、51e…冷気戻り口(上流側開口部)、62…冷蔵用熱交換器、63…冷蔵用ファン(送風機)、70…除菌装置、71…オゾン発生装置、72…紫外線光源、73…基板、74…オゾン濃度検知センサ(オゾン濃度検知手段)、75…オゾン分解触媒、80…制御装置(制御部)、D1…第1ダクト空間(冷却風路)、E…冷気、R…遮蔽領域。

Claims (12)

  1. 貯蔵室を囲む壁体と、
    前記貯蔵室と前記壁体との間で冷気を前記貯蔵室の上部空間に向けて吹き出す方向に流す冷却風路を形成した流路形成部品と、を備え、
    前記冷却風路には、
    前記冷却風路の上流側に配置され、冷気中の酸素分子からオゾンを生成するオゾン発生装置と、
    前記オゾン発生装置の下流側に配置され、生成した前記オゾンに照射する紫外線を発生する紫外線光源と、が設けられ、
    前記紫外線光源は、前記冷却風路の出入口となる開口部を通じて外側から直接、見えない遮蔽領域に配置されている冷蔵庫。
  2. 前記冷却風路の上流側開口部には、内部に冷媒が供給され通過する冷気を熱交換することにより冷却する冷蔵用熱交換器が設けられ、
    前記オゾン発生装置は、前記冷蔵用熱交換器の下流側に設けられている、請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記紫外線光源は、発生される紫外線が前記貯蔵室内に照射されないように配置されている、請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記冷却風路内および前記貯蔵室内の冷気を流通させる送風機が設けられ、
    前記オゾン発生装置は、前記送風機の動作と連動して運転される、請求項1に記載の冷蔵庫。
  5. 前記オゾン発生装置の動作を制御する制御部が設けられ、
    前記制御部は、前記オゾン発生装置が前記送風機の動作と連動して運転されるように制御する、請求項4に記載の冷蔵庫。
  6. 前記貯蔵室には、前記貯蔵室内のオゾン濃度を検知するオゾン濃度検知手段が設けられ、
    前記制御部は、前記オゾン濃度検知手段で検知したオゾン濃度が所定の設定濃度より低下したときに前記オゾン発生装置を運転するように制御する、請求項5に記載の冷蔵庫。
  7. 前記オゾン濃度検知手段は、前記オゾン発生装置からの距離が離れた貯蔵室扉に設けられている、請求項6に記載の冷蔵庫。
  8. 前記紫外線光源より下流側には、前記オゾン発生装置で発生したオゾンを一定濃度以下に低減するためのオゾン分解触媒が設けられている、請求項4乃至7のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  9. 前記オゾン分解触媒は、前記冷却風路内で前記紫外線光源の下流側直下の位置に配置されている、請求項8に記載の冷蔵庫。
  10. 前記オゾン発生装置と前記紫外線光源とは、一つの基板上に設けられている、請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
  11. 前記流路形成部品には、前記流路形成部品の下流側開口部と前記紫外線光源との間に前記貯蔵室に連通する中間開口部が設けられ、
    前記紫外線光源は、前記中間開口部を前記貯蔵室側から水平方向に見たときに前記流路形成部品によって遮蔽されている、請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
  12. 前記貯蔵室は、冷蔵室である、請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
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