JP2024008054A - 遊戯画像撮影システム - Google Patents

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Abstract

【課題】遊戯画像撮影装置で生成された動画をユーザの不本意とならない形で公開可能な技術を提供する。【解決手段】遊戯画像撮影システムは、ユーザを被写体として撮影する撮影部と、撮影で得られた動画像を構成する複数のフレームから代表フレームを選択するフレーム選択部と、選択された代表フレームを動画像に関連づけて表示させる表示部と、を備える。フレーム選択部は、設定条件に基づき動画像の先頭フレームとは異なるフレームを代表フレームとして選択する。【選択図】図8

Description

本発明は、遊戯画像の表示、特に撮影された動画像の表示技術に関する。
プリクラ(登録商標)とよばれる遊戯画像撮影装置は、10代~20代を中心として根強い人気を誇る。ユーザは、自らを撮影し、編集用のディスプレイにて撮影画像にさまざまな装飾を施す。装飾後の画像はシール台紙に印刷される(特許文献1参照)。遊戯画像撮影装置は、また、撮像画像を外部のサーバにアップロードする。ユーザは、スマートフォンなどのユーザ端末からサーバにアクセスすることにより、編集画像をダウンロードすることもできる。
近年、ユーザの静止画のみならず動画を撮影し、サーバにアップロードする遊戯画像撮影装置も提案されている(特許文献2参照)。ユーザがサーバからその動画像をダウンロードしてSNS(Social Networking Service)で公開することもでき、遊戯画像撮影装置の利用価値がより一層高められている。
特開2016‐184287号公報 特開2019‐115029号公報
遊戯画像撮影装置で生成された動画像は、その内容が一目で分かるようサムネイルの形で公開される。すなわち、動画像を生成した際にその先頭フレームなど、動画像を構成する複数のフレームの1つがサムネイルとして自動的に選択される。その動画像をSNSに投稿すると、ユーザの投稿画面にその動画像のサムネイルが表示される。このため、そのサムネイルがユーザにとって映りの良い画像であるか否かは重要である。
本発明は、上記着眼点に基づいてなされた発明であり、その主たる目的は、遊戯画像撮影装置で生成された動画像をユーザの不本意とならない形で公開可能な技術を提供することにある。
本発明のある態様の遊戯画像撮影システムは、ユーザを被写体として撮影する撮影部と、撮影で得られた動画像を構成する複数のフレームから代表フレームを選択するフレーム選択部と、選択された代表フレームを動画像に関連づけて表示させる表示部と、を備える。フレーム選択部は、設定条件に基づき動画像の先頭フレームとは異なるフレームを代表フレームとして選択する。
別の態様の遊戯画像撮影システムは、ユーザを被写体として撮影する撮影部と、撮影で得られた動画像を構成する複数のフレームから代表候補を抽出する代表候補抽出部と、ユーザによる選択入力を受け付ける入力部と、ユーザにより代表候補の中から選択されたフレームを代表フレームとして動画像に関連づけて表示させる表示部と、を備える。
本発明によれば、遊戯画像撮影装置で生成された動画をユーザの不本意とならない形で公開可能な技術を提供できる。
遊戯画像撮影システムの全体構成図である。 遊戯画像撮影装置の外観斜視図である。 撮影ブースの外観斜視図である。 遊戯画像撮影装置におけるプレイの流れを示すフローチャートである。 遊戯画像撮影装置を上から見た平面図である。 遊戯画像撮影装置の機能ブロック図である。 撮影処理の過程を表すタイムチャートである。 撮影動画像の生成方法および画像データの調整方法を表す図である。 編集動画像を構成するフレームの例を表す図である。 編集動画像を構成するフレームの例を表す図である。 ユーザ端末に表示されるダウンロード画面の例を表す図である。 図4のS18の画像データ調整処理を表すフローチャートである。
本実施形態における遊戯画像撮影装置は、撮影ブースと編集ブースを備える。ユーザは撮影ブースにて自らを撮影する。以下、撮影ブースにおいて被写体(ユーザ)を撮影した画像のことを「撮影画像」とよぶ。遊戯画像撮影装置は、撮影ブースにおいて肌の美白化、髪のつや出しなどの画像修正を撮影画像に施す(以下、このような画像修正を「事前修正」とよぶ)。本実施形態における遊戯画像撮影装置は、撮影ブースにおいて静止画だけでなく動画も撮影する。撮影画像のうち、動画像として取得されるものを「撮影動画像」、静止画像として取得されるものを「撮影静止画像」とよぶ。
事前修正を施された撮影画像は、編集ブースに送られる。ユーザは、編集ブースにおいて、スタンプ画像の貼付やスタイラスペンによる落書きなど任意の装飾を撮影画像に施すことができる(以下、このような画像の装飾を「装飾加工」または「編集」とよぶ)。編集ブースにおいて編集対象となっている撮影画像のことを「対象画像」とよぶ。また、対象画像のうち、撮影動画像を編集対象としたものを「対象動画像」、撮影静止画像を編集対象としたものを「対象静止画像」とよぶ。編集後の対象画像のことを「編集画像」とよび、編集画像のうち、対象動画像を編集したものを「編集動画像」、対象静止画像を編集したものを「編集静止画像」とよぶ。
遊戯画像撮影装置は、編集静止画像をシール台紙(外部媒体)に印刷する。また、遊戯画像撮影装置は、編集動画像および編集静止画像をサーバ(以下、「専用サーバ」ともよぶ)にアップロードする。ユーザは、スマートフォンなどのユーザ端末からサーバにアクセスすることにより、編集画像(編集動画像と編集静止画像)をダウンロードすることもできる。ユーザは、ダウンロードした編集画像をSNSのサーバ(以下、「SNSサーバ」とよぶ)にアップロードして公開することもできる。
本実施形態の遊戯画像撮影装置は、編集動画像について所定の評価基準を満たすサムネイルを表示させるよう画像データを調整する。それにより、ユーザが専用サーバにアクセスした際に編集動画像の選択画面に不本意なサムネイルが表示されないようにする。また、その編集動画像をSNSで公開する際にも不本意なサムネイルが表示されないようにする。以下、その詳細について説明する。
図1は、遊戯画像撮影システム200の全体構成図である。
遊戯画像撮影システム200においては、遊戯画像撮影装置100はインターネット204を介してサーバ202およびユーザ端末206(携帯デバイス)と接続される。遊戯画像撮影装置100においてユーザは自らを撮影する。遊戯画像撮影装置100は、被写体(ユーザ)を含む撮影画像を取得し、必要に応じて事前修正を撮影画像に施し、ユーザによる装飾加工を受け付ける。
装飾加工後の編集画像はユーザIDとともに遊戯画像撮影装置100からサーバ202にアップロードされる。サーバ202は、遊戯画像撮影装置100で生成された画像を管理する専用サーバであり、ユーザID、撮影日時および編集画像(編集動画像と編集静止画像)を対応づけて保存する。ユーザは、ユーザIDを指定してサーバ202にアクセスすることにより、サーバ202から編集画像をダウンロードできる。ユーザは、ダウンロードした編集画像を図示しないSNSサーバにアップロードして公開することもできる。
図2は、遊戯画像撮影装置100の外観斜視図である。
遊戯画像撮影装置100は、受付装置102、撮影ブース104、編集ブース106および印刷装置110を備える。ユーザは、受付装置102において遊戯画像撮影装置100の使用を予約する。ユーザは、受付装置102においてユーザIDを入力するとともに、現金または電子マネーにてプレイ料金を支払う。受付装置102は、ユーザに予約番号を発行する。受付装置102は、受付モニタ108において待機人数および呼び出し対象となる予約番号を表示させる。ユーザは、自分の予約番号が受付モニタ108に表示されると、撮影ブース104に入室する。
撮影ブース104においてユーザは撮影を行う。撮影終了後、ユーザは編集ブース106に移動する。編集ブース106には、編集装置126が設置される。編集装置126は、編集モニタ120を備える。編集モニタ120には対象画像(装飾加工の対象となる撮影画像)が表示される。本実施形態における編集モニタ120は、静電容量式タッチパネルにより形成される。1つの編集モニタ120に対して、2つのスタイラスペン122a、122bが用意される。ユーザはスタイラスペン122および指を使って対象画像に装飾加工を施す。編集終了後、印刷装置110は編集静止画像をシール台紙に印刷する。また、編集装置126は、編集画像をサーバ202にアップロードする。
図3は、撮影ブース104の外観斜視図である。
撮影ブース104は、カーテン124により外部から遮蔽される。撮影ブース104には、撮影装置128が設置される。撮影装置128は、被写体となるユーザを3方向から照らす3つのライト116、撮影静止画像および撮影動画像を取得するためのカメラ118、第1撮影モニタ112および第2撮影モニタ114を備える。
第1撮影モニタ112は、ユーザの撮影画像(撮影動画像と撮影静止画像)をプレビュー表示させる。第2撮影モニタ114は、被写体となるユーザ以外の人物、たとえば、モデルの撮影画像(以下、「サンプル画像」とよぶ)を表示させる。ユーザは、第2撮影モニタ114に表示されるサンプル画像を参考にしながら、カメラ118の前で任意の撮影ポーズをとる。第2撮影モニタ114には、撮影方法に関する各種説明も表示される。上述したように、撮影ブース104においては、撮影動画像および撮影静止画像を取得できる。
また、第1撮影モニタ112にはユーザが自らの姿を確認するためのライブビュー画像(姿見画像)のほか、撮影タイミングを示すためのカウントダウン画像も表示される。
図4は、遊戯画像撮影装置100におけるプレイの流れを示すフローチャートである。図5は、遊戯画像撮影装置100を上から見た平面図である。
ユーザは、受付装置102において使用予約を行うと、受付装置102は受付処理を実行する(S10)。受け付け後、ユーザは撮影ブース104に入室する。撮影装置128は、ユーザの撮影画像を取得する(S12)。撮影ブース104においては、ユーザは所定数の撮影画像を取得できる。撮影動画像と撮影静止画像は同時に取得され、撮影動画像と撮影静止画像のペアを1セットの撮影画像とカウントする。本実施形態においては、5セットの撮影画像(撮影動画像と撮影静止画像のセット)が取得される。撮影に際し、ユーザは撮影装置128が提供する複数の事前修正メニューから事前修正の方法を選択できる。また、ユーザは撮影画像の背景色等も撮影装置128において選択できる。撮影装置128は、撮影画像を取得するごとに事前修正を実行する。なお、事前修正メニューは、受付装置102においてプレイ前に選択できてもよい。
撮影後、第1撮影モニタ112には、2つの編集ブース106のいずれかを指示する指示情報が表示される。ユーザは、2つの編集ブース106a、106bのうち、第1撮影モニタ112により指定された編集ブース106に移動する。撮影装置128からは、編集装置126に撮影画像(対象画像)が転送される。ユーザは、編集装置126において転送された撮影画像(対象画像)に装飾加工を施す(S14)。
編集後、編集装置126は編集画像を印刷装置110に送り、印刷装置110は編集画像をシール台紙に印刷する(S16)。また、編集装置126は、サーバ202へのアップロードに先立って、編集画像のサムネイルを設定する画像データ調整処理を実行する(S18)。この画像データ調整処理の詳細については後述する。その後、編集装置126は、インターネット204を介して編集画像をサーバ202にアップロードする(S20)。ユーザは、サーバ202にアクセスすることにより、編集画像をサーバ202からユーザ端末206にダウンロードできる。
一般的には、撮影作業よりも編集作業に時間がかかる。本実施形態の遊戯画像撮影装置100においては、1つの撮影ブース104に対して2つの編集ブース106a、106b(編集装置126a、126b)を設けることにより、顧客回転率を高めている。
図6は、遊戯画像撮影装置100の機能ブロック図である。
遊戯画像撮影装置100の各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)および各種コプロセッサなどの演算器、メモリやストレージといった記憶装置、それらを連結する有線または無線の通信線を含むハードウェアと、記憶装置に格納され、演算器に処理命令を供給するソフトウェアによって実現される。コンピュータプログラムは、デバイスドライバ、オペレーティングシステム、それらの上位層に位置する各種アプリケーションプログラム、また、これらのプログラムに共通機能を提供するライブラリによって構成されてもよい。上述のように、遊戯画像撮影装置100は、撮影装置128、受付装置102、編集装置126および印刷装置110の集合体として構成される。以下に説明する各ブロックは、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
遊戯画像撮影装置100は、ユーザインタフェース処理部130、データ処理部132、通信部134およびデータ格納部136を含む。ユーザインタフェース処理部130は、受付モニタ108、編集モニタ120等を介したユーザインタフェース処理を担当する。通信部134は、インターネット204を介してサーバ202との通信処理を担当する。通信部134は、Wi-Fi(登録商標)等の近距離無線通信によりユーザ端末206と直接通信することもできる。たとえば、通信部134からユーザ端末206に編集画像を直接送信してもよい。データ格納部136は各種データを格納する。データ処理部132は、通信部134により取得されたデータおよびデータ格納部136に格納されているデータに基づいて各種処理を実行する。
ユーザインタフェース処理部130は、入力部140および出力部142を含む。入力部140は、ユーザによる操作入力を受け付ける。入力部140は、受付装置102、撮影装置128、編集装置126等に設置されるタッチパネルに対するユーザの操作入力を検出する。入力部140は、スタイラスペン122による操作入力も検出する。入力部140は、また、受付装置102においてユーザIDを検出する。
出力部142は、ユーザへの情報提示を行う。出力部142は、受付装置102、撮影装置128、編集装置126等における画像表示のほか、音声出力、印刷出力など各種の出力処理を実行する。
出力部142は表示部144を含む。表示部144は、撮影時において、第1撮影モニタ112にユーザ(被写体)のライブビュー画像(姿見画像)を表示させる。ユーザはライブビュー画像により自分の姿を鏡に映すように確認しながら撮影を実行する。
データ処理部132は、撮影処理部150、編集処理部152、受付処理部154、印刷処理部156および画像処理部158を含む。撮影処理部150は、撮影ブース104におけるライト116の点灯/消灯、光量、色彩など照明に関する設定を制御し、カメラ118による撮影を制御する。
撮影ブース104では、ユーザを被写体として静止画および動画が撮影される。撮影処理部150は動画撮影部160および静止画撮影部162を含む。動画撮影部160は動画撮影を制御し、静止画撮影部162は静止画撮影を制御する。本実施形態では、静止画撮影タイミングの前後で動画を撮影する。以下、その撮影タイミングの前に記録される動画像を「前半動画像」とよび、その撮影タイミングの後に記録される動画像を「後半動画像」とよぶ。動画撮影部160は、前半動画像と後半動画像をつなげることにより撮影動画像を生成する。静止画撮影部162は、カウントダウンの表示および音声による通知を出力部142に指示することにより、ユーザに静止画の撮影タイミングを通知する。
出力部142は、撮影画像を対象画像として編集モニタ120(静電容量式のタッチパネル)に表示させる。編集処理部152は、ユーザからの操作入力にしたがって対象画像を装飾加工する。受付処理部154は、受付装置102においてユーザによるプレイ料金の支払いを管理する。受付処理部154は、撮影ブース104において撮影作業が終了するごとに、予約中のユーザを撮影ブース104に案内する。印刷処理部156は、印刷装置110における編集画像の印刷を制御する。
画像処理部158は、編集動画像に対応づけられるサムネイルを設定するための画像データ調整処理を実行する。画像処理部158は、画像認識部164、フレーム選択部166およびデータ調整部168を含む。画像認識部164は、編集動画像を構成するフレームにおける顔画像を認識する。フレーム選択部166は、認識された顔画像に基づき、編集動画像を構成する複数のフレームからサムネイルに適切なフレームを代表フレームとして抽出する。データ調整部168は、その代表フレームを編集動画像に対応づけるよう画像データを調整し、サーバ202に送信させる。この画像データ調整処理の具体例については後述する。
通信部134は、受信部170および送信部172を含む。受信部170は、サーバ202やユーザ端末206等の外部装置からデータを受信する。送信部172は、外部装置に向けてデータを送信する。送信部172は、アップロードの対象となる編集画像をサーバ202に送信する。
図7は、撮影処理の過程を表すタイムチャートである。横軸は時間の経過を示す。
撮影ブース104においてユーザが撮影開始ボタン(図示せず)をタッチすると、撮影が開始される。このとき、静止画撮影のためにユーザにポーズを促すポーズ説明画像とサンプル静止画像が第2撮影モニタ114に表示される。ポーズ説明画像は、たとえばテキスト情報による通知を表す画像である。
撮影開始から4秒後に、静止画撮影に向けてのカウントダウンが始まる。このカウントダウンは、ユーザに静止画の撮影タイミングを知らせるものである。カウントは静止画撮影の3秒前から始まり、カウントが0になるタイミングで静止画が撮影される。それに先立って、カウントダウン開始の1秒前に動画像の録画が開始される。静止画撮影へのカウントダウン中に動画像の録画を開始することで、ユーザが静止画撮影のためのポーズをとるまでの動きや様子をさりげなく撮影できる。
動画像の録画は、静止画撮影前に一旦停止する。録画を止めてから静止画撮影が行われる。静止画の撮影後に動画像の録画が再開される。ストロボのフラッシュの影響が動画像に及び難くするためである。
動画像の録画が終了すると、撮影静止画像と撮影動画像を事前修正する。事前修正された撮影静止画像と撮影動画像は、第1撮影モニタ112に表示される。なお、第1撮影モニタ112には、撮影開始から終了までライブビュー画像が表示される。
図8は、撮影動画像の生成方法および画像データの調整方法を表す図である。
図の上段は、静止画撮影タイミングを基準とした動画の撮影期間(動画像の録画期間)を示す。図の中段は、上段との関係で動画の撮影開始からのフレームの取得過程を示す。図の下段は、生成される撮影動画像のフレーム構成を示す。
本実施形態では上述のように、静止画撮影タイミングの4秒前から動画像の録画が開始され、3秒前からカウントダウンが開始される。統計上、静止画の撮影に向けてユーザの気合が最も入る、つまり自身の中で良い表情をつくる(だらけた表情をみせない)のが1秒前あたりと考えられる。このため、静止画撮影タイミングの1秒前を経過したところでストロボを発光させ、静止画撮影タイミングにてカメラ118のシャッタが切られる。
動画像の録画は、静止画撮影前に一旦停止され、静止画撮影後に再開される。この例では、静止画撮影の直前に前半動画像の録画が停止される。静止画撮影の0.5秒後に後半動画像の録画が開始され、その録画が1秒間継続する。このように動画像の録画再開まで所定時間あけるのは、残存する反射光による影響を排除するためである。
図示の例では、動画撮影のフレームレートが30fpsに設定され、前半動画像のフレームが120フレーム、後半動画像のフレームが30フレーム得られる。このうち、前半動画像の末尾の所定数のフレームをコマ落ち範囲として除去し、前半動画像と後半動画像とを結合して撮影動画像とする。コマ落ち範囲は、静止画撮影のための「準備期間」に対応し、動画にフラッシュが映り込む可能性があるなど、動画撮影には適さないフレーム範囲として予め設定される。このようにコマ落ち範囲を除去することで、動画再生時の画像の品質を維持できる。この撮影動画像は、静止画撮影の画像が含まれないため、スムーズな動画再生を実現できる。
本実施形態では、前半動画像において静止画撮影タイミングの1秒前にあたる第90フレームまでを使用し、第91フレーム以降を除去する。後半動画像については全てのフレームを使用する。上述のように、カウントダウンが1秒となるあたりでユーザの表情が最良となるため、その範囲の録画を取りこぼさないようにするためである。図示の例では、前半動画像と後半動画像とを結合した120フレームの撮影動画像が生成される。この撮影動画像に対して編集処理(装飾加工)が反映される。
画像処理部158は、こうして得られた編集動画像をサーバ202にアップロードする際に表示させるサムネイルを設定する。フレーム選択部166は、編集動画像を構成する複数のフレームからサムネイルに適切なフレームを代表フレームとして抽出する。ただし、図8の下段に示すように、代表フレームとして選択されうる範囲(以下、「フレーム選択範囲」とよぶ)は、前半動画像を構成する範囲とする。静止画像撮影後はユーザが油断した表情をすると考えられるため、静止画像撮影前の前半動画像の範囲を選択対象とするものである。
画像認識部164は、編集動画像のフレームを先頭フレームから順次抽出し、各フレームにおけるユーザの顔画像を認識し、顔の位置や表情を特定する。画像認識部164は、各フレームにおいてユーザの顔全体が画角に含まれているか否か、ユーザの表情が予め定める評価基準を満たすか否かを判定する。
図9および図10は、編集動画像を構成するフレームの例を表す図である。図9はユーザの表情が評価基準を満たす場合の例を示し、図10はユーザの表情が評価基準を満たさない場合の例を示す。
図示の例では複数(二人)のユーザが映り込んでいるが、図9に示すように、各ユーザの顔全体が画角に収まり、かつ、それぞれの目がぱっちりと開いている状態(目の開度が所定値以上)であれば評価基準が満たされる。図10に示すように、いずれかのユーザの目が半目であったり、白目をむいていたり、目をつぶっている場合には、評価基準は満たされない。また、いずれかのユーザの顔の一部が切れている(画角からはみ出している)場合も評価基準は満たされない。フレーム選択部166は、評価基準を満たすフレームを代表フレームとして設定する。
すなわち、代表フレームの「設定条件」として、予め定める評価基準を満たすことが含まれる。本実施形態では、編集動画像に映る全てのユーザの顔全体が収まることを前提に、全てのユーザの目の開き具合が基準値以上であること、黒目の位置が白目の基準範囲内にあることなどを評価基準が満たされる条件としている。
なお、評価基準に関し、顔全体が画角に収まっているか否かの判定は、たとえば以下のように実現できる。画像認識において顔検出したときに、両目と口が含まれているかどうかにより判定してもよい。あるいは、顔領域のサイズの画面全体に占める割合が所定値以上あるかどうかにより判定してもよい。
目の開度の判定については、たとえば以下のように実現できる。まず、フレームから顔画像に対応する領域(顔領域)を検出する。その顔領域から右目に対応する領域と左目に対応する領域を検出する。そして、右目領域の開度(目の開き具合)を数値化する。たとえば、最大開度の右目画像と最小開度の右目画像を用意しておき、判定対象となる右目領域における瞳領域の縦幅の大きさから、右目領域の開度を数値化してもよい。左目領域の開度についても同様である。
フレーム選択部166は、編集動画像の先頭フレームが評価基準を満たしていれば、その先頭フレームを代表フレームとしてサムネイルに設定する。先頭フレームが評価基準を満たしていなければ、次フレーム以降を順次判定し、評価基準を満たすフレームがあればそれを代表フレームとしてサムネイルに設定する。データ調整部168は、編集動画像とそのサムネイルとの対応づけを示す設定情報を含むよう画像データを調整する。この「設定情報」は、例えば編集動画像のIDと、その編集動画像のサムネイルに対応するフレームの番号とを対応づけた情報であってもよい。送信部172は、調整後の画像データをサーバ202へ向けて送信する。サーバ202の図示しない表示部は、ユーザが編集動画像のダウンロードのためにアクセスしてきた際、ダウンロード画面にその編集動画像に対応するサムネイルを表示させる。
図11は、ユーザ端末206に表示されるダウンロード画面の例を表す図である。
ユーザは、サーバ202にアクセスすることにより、ユーザ端末206にダウンロード画面210を表示させることができる。ダウンロード画面210には、遊戯画像撮影装置100からアップロードされた各編集動画像に対応するサムネイルが表示される。ユーザは、いずれかのサムネイルを選択することで、該当する編集動画像をユーザ端末206にダウンロードできる。
図12は、図4におけるS18の画像データ調整処理を表すフローチャートである。
画像データ調整処理において、画像処理部158は、編集動画像の先頭フレームを取得する(S30)。画像認識部164は、その先頭フレームの画像認識をしてユーザの顔画像を特定し(S32)、顔の表情を特定する(S34)。そして、上述した評価基準を満たすか否かを判定する(S36)。
フレーム選択部166は、編集動画像の先頭フレームが評価基準を満たしていれば(S36のY)、その先頭フレームをサムネイルに設定する(S38)。先頭フレームが評価基準を満たしていない場合(S36のN)、次フレームがフレーム選択範囲にあれば(S40のY)、画像処理部158が次フレームを取得し(S44)、S32に戻る。
こうして、画像認識部164は、次フレーム以降を順次判定し、評価基準を満たすフレームがあれば(S36のY)、それをサムネイルとして設定する(S38)。フレーム選択範囲の全てのフレームについて評価基準を満たすものがなければ(S40のN)、先頭フレームをサムネイルに設定する(S44)。データ調整部168は、編集動画像とそのサムネイルの設定情報を含むよう画像データを更新する(S46)。
このようにしてサムネイルが設定された編集動画像がサーバ202にアップロードされる。遊戯画像撮影装置100の送信部172は、ユーザIDとともに編集動画像をサーバ202にアップロードしてもよい。サーバ202は、ユーザIDに対応づけて編集画像(編集動画像、編集静止画像)を保存する。
ユーザは、ユーザIDを用いてサーバ202にアクセスすることで、サーバ202が保持する編集動画像を確認できる。サーバ202が表示するダウンロード画面には編集動画像ごとに対応づけられたサムネイルが表示される。ユーザは、そのいずれかのサムネイルを選択することで、サーバ202から編集動画像をユーザ端末206にダウンロードすることができる。サーバ202は、ユーザIDに対応づけられ、ユーザに選択された編集画像(編集動画像、編集静止画像)をユーザ端末206に送信する。ユーザは、また、ダウンロードした編集動画像をSNSサーバにアップロードすることで編集動画像を公開することもできる。
以上、実施形態に基づいて遊戯画像撮影システム200を説明した。
本実施形態によれば、遊戯画像撮影装置100で生成した撮影動画像のサムネイルを、予め定める評価基準を満たすフレームを抽出して設定することとした。この評価基準を満たす条件として、ユーザの顔画像全体が画角に収まっていること、ユーザの表情が良い(予め定める設定基準を満たす)ことが含まれる。このため、その撮影動画像をサーバ202にアップロードした際に、ユーザにとって不本意な画像がサムネイルとして表示されることを抑制できる。また、その撮影動画像をSNSにアップロードしたとき、撮影動画像をユーザの意に沿った形で公開しやすくなる。
また、撮影動画像に複数のユーザが含まれる場合には、全てのユーザについて評価基準を満たすフレームがサムネイルとして設定される。このため、サーバ202から撮影動画像をダウンロードするいずれのユーザに対しても配慮されたサービスを提供できる。
なお、本発明は上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。上記実施形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成してもよい。また、上記実施形態や変形例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
遊戯画像撮影装置100とサーバ202、ユーザ端末206により、特に、遊戯画像撮影装置100とサーバ202により遊戯画像撮影システム200が構成されるとして説明したが、遊戯画像撮影装置100の機能の一部はサーバ202により実現されてもよいし、サーバ202の機能の一部が遊戯画像撮影装置100に割り当てられてもよい。また、遊戯画像撮影装置100やサーバ202以外の第3の装置が、これらの装置の機能の一部を担ってもよい。1つまたは複数のハードウェアに対して、本発明を実現するために必要な複数の機能をどのように配分するかは、各ハードウェアの処理能力や遊戯画像撮影システム200に求められる仕様等に鑑みて決定されればよい。
[変形例]
上記実施形態では、画像データ調整処理を遊戯画像撮影装置100で実行する例を示した。変形例においては、画像データ調整処理をサーバ202で実行してもよい。具体的には、サーバ202が画像処理部を備える。遊戯画像撮影装置100は、生成した編集画像(編集動画像)をそのままサーバ202にアップロードする。サーバ202の画像処理部は、その編集動画像について所定の評価基準を満たす代表フレームを選択し、サムネイルとして表示させてもよい。
あるいは、ユーザ端末206に画像データ調整処理を行うための専用のアプリケーション・ソフトウェアをインストールしてもよい。このアプリケーション・ソフトウェアは、ユーザがサーバ202に対して会員登録をしたとき、会員ソフトウェアとしてサーバ202からダウンロードできる。
サーバ202には、遊戯画像撮影装置100で生成された編集画像(編集動画像)がサムネイルの調整を行わないままアップロードされる。ユーザは、その編集動画像をユーザ端末206にダウンロードする。あるいは、遊戯画像撮影装置100で生成された編集画像をユーザ端末206に直接送信してもよい。ユーザ端末206は、会員ソフトウェアによりその編集動画像に対して上記実施形態と同様の画像データ調整処理を実行し、調整後のサムネイルを画面に表示させる。ユーザは、サムネイルが調整された画像データをSNSサーバにアップロードできる。
上記実施形態では、撮影動画像の中から代表フレームを選択してサムネイルとして表示させた。変形例においては、撮影静止画像を代表フレームとして選択し、撮影動画像のサムネイルとして表示させてもよい。静止画撮影に向けてカウントダウンがなされるため、ユーザの表情はその静止画撮影タイミングで最良となる可能性が高い。このため、ユーザの意に沿うサムネイルを公開しやすくなる。
上記実施形態では、編集ブースでの編集が反映された編集動画像について画像データ調整処理を行う例を示した。変形例においは、編集ブースでの編集が行われなかった場合など、編集が反映されない撮影動画像(つまり撮影ブースで撮影された動画像そのもの)について同様の画像データ調整処理を行ってもよい。上記実施形態では述べなかったが、編集動画像に対して画像データ調整処理を行う場合、ユーザが編集ブースに滞在する期間に同処理を行ってもよい。編集が反映されない撮影動画像に対して画像データ調整処理を行う場合、ユーザが撮影ブースに滞在する期間に同処理を行ってもよい。
また、編集処理部152が、ユーザから指示されたときには編集画像から装飾加工をオフして元の撮影画像に戻すこともできるようにしてもよい。画像処理部158は、元の撮影動画像に対して上述した画像データ調整処理を行ってもよい。
上記実施形態では、撮影動画像を構成する複数のフレームから代表フレームを選択し、その代表フレームをサムネイルとして表示させることで動画像に関連づける例を示した。変形例において、画像処理部は、選択した代表フレームをフレームの先頭に移動させることで動画像と関連づけてもよい。あるいは、先頭フレームを代表フレームに置換することで動画像と関連づけてもよい。所定の評価基準を満たす代表フレームを先頭フレームにすることで、動画を再生したときに最初に注目される画面をユーザの意に沿ったものとしやすくなる。
画像処理部は、先頭フレームから順次判定して代表フレームを抽出したとき、撮影動画像における代表フレームよりも前のフレームを無効(表示禁止)としてもよい。また、データ調整部が、代表フレームよりも前のフレームを削除することで撮影動画像を再構成(データの編集)してもよい。このように代表フレームより前のフレームを表示させないようにすることで、その後に再生される動画像全体の品質を高めることができる。
上記実施形態では、「設定条件」として、先頭フレーム(第1番目のフレーム)から評価基準を満たすか否かを順次判定し、予め定める評価基準そのものを満たすフレームを代表フレームとして選択する例を示した。変形例においては、所定の評価基準との適合度を判定し、適合度が所定値以上となるフレームを代表フレームとして選択してもよい。たとえば、評価基準を数値化したものとし、その評価基準の100%は満たされなくても、評価基準の所定割合以上(たとえば75%以上)であれば代表フレームとして採用してもよい。
複数のフレームのうち先頭から所定番目(第1番目以外)のフレームを代表フレームとしてもよい。「所定番目」としては、統計や経験則等からユーザの表情が良好となる値が予め設定される。あるいは、静止画撮影タイミングから遡って所定フレーム前のフレームを代表フレームとしてもよい。「所定番目」としては、静止画撮影タイミングから所定時間前(たとえば1秒前)に対応するフレームを代表フレームとしてもよい。これについても、統計や経験則等からユーザの表情が良好となる値が予め設定される。
上記実施形態では、前半動画像の先頭フレームからコマ落ち範囲直前(準備期間直前)までをフレーム選択範囲とする例を示した。変形例においては、コマ落ち範囲直前の所定範囲をフレーム選択範囲とし、その範囲から代表フレームを選択してもよい。コマ落ち範囲直前でユーザの表情が最良となる可能性が高いことから、ユーザの意に沿った代表フレームを選択できる可能性が高い。あるいは、コマ落ち範囲直前のフレーム(上記実施形態では第90フレーム)を代表フレームとして選択してもよい。統計上の裏付け等がある場合には、コマ落ち範囲直前に限らず、撮影動画像における特定範囲をフレーム選択範囲とし、その範囲から代表フレームを選択してもよい。
上記実施形態では、代表フレームの選択に関し、評価基準を満たしているか否かを目の開度に基づいて判定する例を示したが、その他の要素に基づいて判定してもよい。たとえば、顔認識で得られた口角が上がっているかどうか、顔が傾いていないかどうかに基づいて判定してもよい。
上記実施形態では、遊戯画像撮影装置として、動画撮影の一時停止のタイミングで静止画を撮影する(言い換えれば、静止画撮影の前後で動画を撮影する)など、1回の撮影において静止画と動画を撮影する装置を例示した。変形例においては、静止画と動画を別々に撮影してもよい。あるいは、動画撮影を停止することなく、動画撮影の途中の所定タイミングで静止画撮影を行ってもよい。それらの場合にも、撮影動画像や編集動画像に対して上記実施形態と同様の画像データ調整処理を行ってよい。
上記実施形態では、撮影動画像に複数のユーザが含まれる場合に、全てのユーザについて評価基準が満たされるフレームがサムネイルとして1つ設定される例を示した。変形例においては、複数のユーザのそれぞれに個別のサムネイルを設定できるようにしてもよい。たとえば、図9、図10に示したように、第1ユーザと第2ユーザが一緒に撮影する場合を想定する。第1ユーザのユーザIDを用いて遊戯画像撮影装置を利用したとする。
その場合、1つの撮影動画像に関し、フレーム選択部は、第1ユーザについて上記手法で選択されたフレームを第1代表フレームとして設定する一方、第2ユーザについて上記手法で選択されたフレームを第2代表フレームとして設定する。第1代表フレームの選択に際して第2ユーザの顔画像は考慮に入れなくてよい。同様に、第2代表フレームの選択に際して第1ユーザの顔画像は考慮に入れなくてよい。
そして、データ調整部は、1つの撮影動画像に複数のサムネイルを対応づけるよう画像データを調整する。すなわち、第1代表フレームをサムネイルとした第1サムネイルと、第2代表フレームをサムネイルとした第2サムネイルを設定する。第1ユーザのユーザIDには、第1サムネイルおよび第2サムネイルとその撮影動画像とが対応づけられる。
これにより、第1ユーザが自身のユーザIDを用いてサーバ202にアクセスすると、第1サムネイルおよび第2サムネイルが表示される。第1ユーザは、第1サムネイルを選択することで、第1サムネイルに対応づけられた撮影動画像をダウンロードできる。また、第1サムネイルおよび第2サムネイルの双方を選択することで、両サムネイルに対応づけられた撮影動画像をダウンロードできる。第1ユーザは、ダウンロードした撮影動画像のうち、第2サムネイルに対応したものを第2ユーザに提供することもできる。
このような構成により、複数のユーザが一緒に動作撮影を行う場合に、必ずしも双方の表情が良好となる瞬間を捉えてサムネイルとする必要がなくなり、遊戯画像撮影装置における処理負荷が低減されることが期待できる。個々のユーザにとっても、共通の撮影動画像について、それぞれが意に沿った(少なくとも不本意でない)サムネイルを保持することができる。
上記実施形態では、遊戯画像撮影装置100において代表フレームを自動的に選択し、サムネイルに設定する例を示した。変形例においては、代表フレームをユーザが選択できるようにしてもよい。遊戯画像撮影装置100の画像処理部158は、図6に示した機能に加えて代表候補抽出部を含む。代表候補抽出部は、撮影動画像を構成する複数のフレームから代表フレームとなり得る複数の代表候補を抽出する。
代表候補抽出部は、たとえば先頭フレームから評価基準を満たすフレームであるか否かを順次判定し、満たすと判定されたフレームを代表候補として抽出する。こうして代表候補を設定数(たとえば5フレームなど)取得する。画像処理部158は、それらの代表候補の一覧画面をたとえばサムネイルの形式で表示部144に表示させる。入力部140を介したユーザの操作入力によりいずれかの代表候補が選択されると、フレーム選択部166は、その選択された代表候補を代表フレームとして設定する。この代表フレームを撮影動画像のサムネイルとして表示させるのは上記実施形態と同様である。このような構成により、よりユーザの意に沿った形で撮影動画像を公開できる。
撮影動画像に複数のユーザが含まれる場合、各ユーザが代表フレームを選択できるようにしてもよい。ここでは、第1ユーザと第2ユーザが含まれるとする。代表候補抽出部は、たとえば先頭フレームから評価基準を満たす複数(設定数)のフレーム(たとえば10フレーム)を代表候補として抽出する。この代表候補には、第1ユーザについて評価基準を満たすフレームと、第2ユーザについて評価基準を満たすフレームとがそれぞれ少なくとも1つは含まれるようにする。あるいは、設定数のうち、第1ユーザについて評価基準を満たすフレームの数と、第2ユーザについて評価基準を満たすフレームの数とを等しくするなど、両者の割合を予め設定してもよい。
画像処理部158は、抽出された代表候補の一覧画面を表示部144に表示させる。第1ユーザと第2ユーザのそれぞれが入力部140を介していずれかの代表候補を選択できる。第1ユーザが選択した代表候補を第1代表フレームとし、第2ユーザが選択した代表候補を第2代表フレームとする。第1ユーザと第2ユーザがともに会員登録済みであり、それぞれユーザIDをもっている場合、データ調整部168は、各ユーザが選択した代表フレームを各ユーザのユーザIDに対応づけるよう画像データを調整する。第1代表フレームが第1サムネイルとして設定され、第2代表フレームが第2サムネイルとして設定される。つまり、複数のユーザのそれぞれについて意に沿った(少なくとも不本意でない)サムネイルが設定される。
これにより、第1ユーザが自身のユーザIDを用いてサーバ202にアクセスすると第1サムネイルが表示され、これを選択することで撮影動画像をダウンロードできる。第2ユーザが自身のユーザIDを用いてサーバ202にアクセスすると第2サムネイルが表示され、これを選択することで撮影動画像をダウンロードできる。また、各ユーザがその撮影動画像をSNSにアップロードしたとき、撮影動画像をユーザの意に沿った形で公開しやすくなる。
なお、代表候補抽出部は、撮影動画像の先頭フレームではなく、コマ落ち範囲直前の所定範囲など、予め定める所定のフレーム選択範囲における先頭フレームから評価基準を満たすフレームであるか否かを順次判定し、代表候補を設定してもよい。
上記実施形態では、遊戯画像撮影システムを動画や写真を撮影してシールに印刷したりサーバにアップロードしてユーザにダウンロードさせるサービスを主な実施例として説明したが、これにとどまらず、ビデオゲームやメダルゲーム、景品取得ゲーム等のゲーム機においてもプレイの様子を撮影する際に、上記実施形態の遊戯画像撮影システムとして機能させてもよい。
上記実施形態では、図8に示したように、静止画撮影の前後で前半動画と後半動画とを分けて録画する例を示した。変形例においては、前半動画と後半動画に分けることなく一連の動画を録画し、その動画の途中で静止画撮影を行ってもよい。動画撮影用のカメラと静止画撮影用のカメラが設けられてもよい。このようにして取得された動画像に画像が止まっているフレーム(以下、「コマ落ちフレーム」とよぶ)が含まれているとする。
本変形例では、前半動画と後半動画とを分けて撮影しないが、静止画撮影の前に録画されている動画部分を「前半動画像」、静止画撮影の後に録画されている動画部分を「後半動画像」ともよぶ。上記のようにしてカメラから取得した一連の動画像(たとえば120フレーム)からコマ落ちフレームを除去して残った前半動画像と後半動画像から所定フレーム分(たとえば合計90フレーム分)を抽出し、撮影動画像とする。
なお、抽出モードとして「シャッタ前モード」と「シャッタ前後モード」を選択可能に設けてもよい。シャッタ前モードが選択されている場合、前半動画像から所定フレームを抽出してもよい。シャッタ前後モードが選択されている場合、前半動画像と後半動画像とを合わせて所定フレームを抽出してもよい。前半動画像と後半動画像のフレーム数を等しくしてもよい。
このようにして抽出された撮影動画像について、図8に示したような非選択範囲を設けなくてもよい。その場合、図12に示した画像データ調整処理において、S40を「次フレームが最終フレームではない?」に置き換えることができる。S40において撮影動画像の最終フレームでなければ(S40のN)、次フレームを取得して処理を継続する(S42)。最終フレームであれば(S40のY)、先頭フレームをサムネイルに設定してもよい(S44)。
100 遊戯画像撮影装置、102 受付装置、104 撮影ブース、106 編集ブース、108 受付モニタ、110 印刷装置、112 第1撮影モニタ、114 第2撮影モニタ、116 ライト、118 カメラ、120 編集モニタ、126 編集装置、128 撮影装置、130 ユーザインタフェース処理部、132 データ処理部、134 通信部、136 データ格納部、140 入力部、142 出力部、144 表示部、150 撮影処理部、152 編集処理部、154 受付処理部、156 印刷処理部、158 画像処理部、160 動画撮影部、162 静止画撮影部、164 画像認識部、166 フレーム選択部、168 データ調整部、200 遊戯画像撮影システム、202 サーバ、204 インターネット、206 ユーザ端末。

Claims (7)

  1. ユーザを被写体として撮影する撮影部と、
    撮影で得られた動画像を構成する複数のフレームから代表フレームを選択するフレーム選択部と、
    選択された代表フレームを前記動画像に関連づけて表示させる表示部と、
    を備え、
    前記フレーム選択部は、設定条件に基づき前記動画像の先頭フレームとは異なるフレームを前記代表フレームとして選択することを特徴とする遊戯画像撮影システム。
  2. 前記表示部は、前記選択された代表フレームを前記動画像のサムネイルとして表示させることを特徴とする請求項1に記載の遊戯画像撮影システム。
  3. 前記表示部は、前記選択された代表フレームを前記動画像の先頭フレームとして表示させることを特徴とする請求項1に記載の遊戯画像撮影システム。
  4. 前記動画像を構成するフレームにおける顔画像を認識する画像認識部をさらに備え、
    フレーム選択部は、認識された顔の表情に基づいて前記代表フレームを選択することを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の遊戯画像撮影システム。
  5. フレーム選択部は、前記被写体として複数のユーザが含まれるとき、各ユーザについて認識された顔の表情に基づいて前記代表フレームを選択することを特徴とする請求項4に記載の遊戯画像撮影システム。
  6. ユーザを被写体として撮影する撮影部と、
    撮影で得られた動画像を構成する複数のフレームから代表候補を抽出する代表候補抽出部と、
    ユーザによる選択入力を受け付ける入力部と、
    ユーザにより前記代表候補の中から選択されたフレームを代表フレームとして前記動画像に関連づけて表示させる表示部と、
    を備えることを特徴とする遊戯画像撮影システム。
  7. 入力部は、前記被写体として複数のユーザが含まれるとき、各ユーザからの選択入力を受け付け、
    前記表示部は、各ユーザが選択した代表フレームをそれぞれ表示させることを特徴とする請求項6に記載の遊戯画像撮影システム。
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