JP2024006601A - 加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スピンナテーブルのサイズを短時間で素早く認識すること。【解決手段】チャックテーブル10と、研削ユニット(加工手段)20と、スピンナテーブル31に保持されたウェーハWを洗浄するスピンナ洗浄手段30と、ウェーハWを搬送するロボット40を備える研削装置(加工装置)1において、ロボット40は、投光部47aと該投光部47aから投光された光の反射光を受光すると受光部47bを備えるセンサ47と、該センサ47を水平方向に移動させる水平移動機構44とを備え、センサ47をスピンナテーブル31に向かって水平方向に接近させ、該センサ31の受光部47bが所定量の反射光を受光してスピンナテーブル31の外周を検知したときの該センサ47とスピンナテーブル31の中心との水平方向の距離(センサ47の水平方向の位置)によって、スピンナテーブル31のサイズを認識するテーブルサイズ認識部48を設ける。【選択図】図6

Description

本発明は、ウェーハを搬送するロボットに設けられたセンサによってスピンナテーブルのサイズを認識することができる加工装置に関する。
例えば、ウェーハを研削する研削装置には、研削後のウェーハを洗浄して該ウェーハに付着した研削屑を除去するためのスピンナ洗浄手段が設けられている。このスピンナ洗浄手段は、ウェーハを保持して高速回転するスピンナテーブルを備えており、該スピンナテーブルに保持されて高速回転するウェーハに向けて洗浄液が噴射されることによって、該ウェーハから研削屑が除去される。
ところで、研削対象であるウェーハは、例えば、外径が6インチや8インチのようにそのサイズは様々であり、該ウェーハを吸引保持するチャックテーブルの吸引エリアをウェーハのサイズに応じて切り換えることによって、サイズの異なるウェーハをチャックテーブルに吸引保持することができるようにしている。
他方、スピンナ洗浄手段においては、スピンナテーブルが高速回転するため、チャックテーブルのようにウェーハのサイズに応じて吸引エリアを切り換えることができない。このため、ウェーハのサイズに応じたサイズの複数のスピンナテーブルを予め用意しておき、洗浄すべきウェーハのサイズか変更されるときには、スピンナテーブルをウェーハのサイズに応じたものに交換するようにしている。
しかしながら、ウェーハのサイズが変更された場合であっても、スピンナテーブルを交換し忘れてウェーハのサイズに合わないスピンナテーブルをそのまま使用してしまうことがあり、このような場合には、ウェーハの破損を招くなどの問題が発生する。
また、スピンナテーブルが完全に装着されていない状態のままスピンナ洗浄手段を稼働してしまうことがあり、このような場合には、ウェーハの洗浄を正常に行うことができない。
そこで、特許文献1には、適切なサイズのスピンナテーブルが装着されていることを確認することができる研削装置が提案されている。この研削装置においては、ロボットのロボットハンドがウェーハを吸着した際に該ウェーハを検出するウェーハ検出センサを用いてスピンナテーブルのサイズを検出することによって、適切なサイズのスピンナテーブルが装着されているか否かを判断するようにしている。
特開2018-140450号公報
ところが、特許文献1において提案された研削装置においては、スピンナテーブルのサイズを検出するためには、ロボットハンドをスピンナテーブルの上面に対面するように配置する必要があり、このようにロボットハンドを位置づけるには、ロボットハンドが多くの動作を行う必要がある。このため、スピンナテーブルのサイズを検出したり、スピンナテーブルが装着されているか否かを検出するには多くの時間を要するという問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、その目的は、スピンナテーブルのサイズを短時間で素早く認識することができる加工装置を提供することにある。
上記目的を達成する本発明は、ウェーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウェーハを加工する加工手段と、回転軸に着脱可能に装着されたスピンナテーブルの保持面に保持されたウェーハを洗浄するスピンナ洗浄手段と、該スピンナテーブルとカセットとの間でウェーハを搬送するロボットと、を備える加工装置であって、該ロボットは、該カセットに収容されているウェーハに光を投光する投光部と、該光がウェーハで反射した反射光を受光する受光部とを備え、該受光部の受光量によってウェーハを検知するセンサと、該センサを水平方向に移動させる水平移動機構と、を備え、該センサを該スピンナテーブルに向かって水平方向に接近させ、該受光部が所定量の反射光を受光して該スピンナテーブルの外周を検知したときの該センサと該スピンナテーブルの中心との水平方向の距離によって、該スピンナテーブルのサイズを認識するテーブルサイズ認識部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、センサをスピンナテーブルに向かって水平方向に接近させ、該センサの受光部が所定量の反射光を受光してスピンナテーブルの外周を検知したときのセンサとスピンナテーブルの中心との水平方向の距離(スピンナテーブルの外周を検知したときのセンサの位置)によって、スピンナテーブルのサイズを認識するようにしたため、ロボットの動作を最小限に抑えることができ、スピンナテーブルのサイズを短時間で素早く認識することができるという効果が得られる。
本発明に係る加工装置の一形態である研削装置の一部を破断して示す斜視図である。 スピンナテーブルの装着構造を示す部分縦断面図であり、(a)はスピンナテーブルの装着前の状態を示し、(b)は装着後の状態を示す。 ロボットの斜視図である。 スピンナテーブルのサイズの認識とスピンナテーブルが正常に装着されているか否かを判定する手順を示すフローチャートである。 正常に装着されているスピンナテーブルからの反射光を受光するセンサの高さ位置を示す部分断面図である。 スピンナテーブルのサイズを認識する原理を説明する図である。 (a),(b)は正常に装着されていないスピンナテーブルからの反射光を受光するセンサの高さ位置を示す部分断面図である。 センサの水平方向の移動距離と上昇距離に対するセンサの出力電圧との関係を示す図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
[研削装置の構成]
先ず、本発明に係るウェーハの加工装置の一形態としての研削装置の基本構成を図1に基づいて以下に説明する。なお、以下においては、図1に示す矢印方向をそれぞれX軸方向(左右方向)、Y軸方向(前後方向)、Z軸方向(上下方向)として説明する。
図1に示す研削装置1は、被加工物である円板状のウェーハWの裏面(図1においては、上面)を研削加工するものであって、次の構成要素を備えている。
すなわち、研削装置1は、ウェーハWを保持するチャックテーブル10と、該チャックテーブル10の保持面10aに保持されたウェーハWの裏面(図1においては、上面)を研削する加工手段である研削ユニット20と、ウェーハWを洗浄するスピンナ洗浄手段30と、カセット70に対してウェーハWを搬出入するロボット40を主要な構成要素として備えている。
その他、研削装置1は、位置合わせテーブル50と、該位置合わせテーブル50において位置合わせされたウェーハWを保持してチャックテーブル10へと受け渡す第1搬送手段51と、研削加工後のウェーハWを保持してこれをチャックテーブル10からスピンナ洗浄手段30へと搬送する第2搬送手段52と、研削加工中のウェーハWの厚みを測定する厚み測定器60などを備えている。
ここで、ウェーハWは、単結晶のシリコン母材で構成されており、図1に示す状態において下方を向いている表面には、複数の不図示のデバイスが形成されており、これらのデバイスは、ウェーハWの表面に貼着された不図示の保護テープによって保護ざれている。そして、ウェーハWは、その表面(図1においては下面)がチャックテーブル10の保持面10aに吸引保持され、裏面(図1においては上面)が後述のように研削ユニット20によって研削加工される。
次に、研削装置1の主要な構成要素であるチャックテーブル10と、研削ユニット20と、スピンナ洗浄手段30及びロボット40の構成についてそれぞれ説明する。
(チャックテーブル)
チャックテーブル10は、円板状の部材であって、その中央部には、多孔質のセラミックなどで構成された円板状のポーラス部材10Aが組み込まれている。ここで、ポーラス部材10Aは、その上面が円板状のウェーハWを吸引保持する保持面10aを構成しており、保持面10aは、不図示の吸引源に選択的に接続される。
そして、チャックテーブル10は、その下方に設けられた駆動源である電動モータを含む不図示の回転機構によって軸中心回りに所定の速度で回転駆動されるが、その下方に設けられた不図示の水平移動機構によって加工位置P1と受け渡し位置P2との間をY軸方向(前後方向)に往復移動することができる。なお、不図示の水平移動機構は、公知のボールネジ機構などによって構成されている。
ここで、本実施の形態に係る研削装置1においては、図1に示すように、基台2の上面には、Y軸方向に長い矩形の開口部3が開口しており、この開口部3には、チャックテーブル10が臨んでいる。そして、開口部3のチャックテーブル10の周囲は、矩形プレート状のカバー4によって覆われており、開口部3のカバー4の前後(-Y軸方向と+Y軸方向)の部分は、カバー4と共に移動して伸縮する蛇腹状の伸縮カバー5,6によってそれぞれ覆われている。したがって、チャックテーブル10がY軸上のどの位置にあっても、開口部3は、カバー4と伸縮カバー5,6によって常時閉じられているため、開口部3から基台2内への異物の侵入が確実に防がれる。
そして、基台2上の加工位置P1に位置するチャックテーブル10の近傍には、前記厚み測定器60が配置されている。この厚み測定器60は、ハイトゲージであって、チャックテーブル10の外周部上面に接触するに第1の接触子61と、チャックテーブル10に保持されたウェーハWの上面に接触する第2の接触子62を備えている。したがって、第2の接触子62によって測定されるウェーハWの上面高さから第1の接触子61によって測定されるチャックテーブル10の上面高さを差し引くことによって、研削加工中のウェーハWの厚みを測定することができる。
(研削ユニット)
研削ユニット20は、図1に示すように、上方が開口するホルダ21と、該ホルダ21に縦置き状態で固定された回転駆動源であるスピンドルモータ22と、該スピンドルモータ22によって回転駆動されるスピンドル23と、該スピンドル23の下端に取り付けられた円板状のマウント24と、該マウント24の下面に着脱可能に装着された研削ホイール25とを備えている。ここで、研削ホイール25には、加工具である矩形ブロック状の複数の砥石25aが円環状に取り付けられている。
ところで、研削ユニット20は、垂直移動機構11によってチャックテーブル10の保持面10aに対して垂直な方向(Z軸方向)に沿って昇降動することができ、この垂直移動機構11は、図1に示すように、基台2の上面の+Y軸方向端部(後端部)上に垂直に立設された矩形ボックス状のコラム12の-Y軸方向端面(前面)に配置されている。この垂直移動機構11は、ホルダ21の背面に取り付けられた矩形プレート状の昇降板13を、ホルダ21及び該ホルダ21に保持されたスピンドルモータ22や研削ホイール25などと共に左右一対のガイドレール14に沿ってZ軸方向に昇降動させるものである。ここで、左右一対のガイドレール14は、コラム12の前面に垂直且つ互いに平行に配設されている。
また、左右一対のガイドレール14の間には、回転可能なボールネジ軸15がZ軸方向(上下方向)に沿って垂直に立設されており、該ボールネジ軸15の上端は、駆動源である正逆転可能な電動モータ16に連結されている。ここで、電動モータ16は、コラム12の上面に取り付けられた矩形プレート状のブラケット17を介して縦置き状態で取り付けられている。また、ボールネジ軸15の下端は、コラム12に回転可能に支持されており、このボールネジ軸15には、昇降板13の背面に後方(+Y軸方向)に向かって水平に突設された不図示のナット部材が螺合している。
したがって、電動モータ16を駆動してボールネジ軸15を正逆転させれば、このボールネジ軸15に螺合する不図示のナット部材が取り付けられた昇降板13が研削ユニット20と共にZ軸方向に沿って上下動する。
(スピンナ洗浄手段)
スピンナ洗浄手段30は、裏面(図1においては、上面)の研削が終了したウェーハWの裏面を洗浄するものであって、研削加工後のウェーハWを保持して回転するスピンナテーブル31と、ウェーハWの裏面に向けて洗浄水を噴射する洗浄水ノズル32と、これらのスピンナテーブル31と洗浄水ノズル32を覆う昇降動可能な多角筒状のカバー33を備えている。なお、洗浄水には、純水が好適に使用される。
ここで、スピンナテーブル31の装着構造を図2に基づいて説明する。
スピンナテーブル31は、円盤状の部材であって、その上部中央には、円板状のポーラス部材31Aが嵌め込まれており、このポーラス部材31Aの上面は、保持面31aを構成している。また、スピンナテーブル31の下部中心部には、大小異径の円穴31b,31cが形成されており、該スピンナテーブル31の小径側の円穴31bとポーラス部材31Aとの間には円孔状の連通孔31dが貫設されている。また、スピンナテーブル31の側部には円穴31eが水平方向に形成されており、この円穴31eと小径側の円穴31bとの間には、ネジ孔31fが水平方向に貫設されている。そして、このネジ孔31fには、固定ネジ34が螺合している。
他方、プレート35の下部には、回転駆動源である電動モータ36が縦置き状態で取り付けられており、この電動モータ36の出力軸(以後、「回転軸」と称する)37は、プレート35に形成された円孔35aの周囲に一体に立設された円筒状のボス部35Aを貫通して垂直上方に延びている。そして、回転軸37の中心部には円孔状の連通孔37aが貫設されており、この連通孔37aは、不図示の吸引源に接続されている。
図2(a)はスピンナテーブル31の装着前の状態を示すが、この状態から、図2(b)に示すように、スピンナテーブル31の中心部に形成された小径側の円穴31bを電動モータ36の回転軸37に上方から嵌め込み、該スピンナテーブル31に形成されたネジ孔31fに螺合する固定ネジ34を締め付けることによって、スピンナテーブル31が出力軸37の上端に固定される。このとき、スピンナテーブル31に形成された連通孔31dと回転軸37に形成された連通孔37aとが連通するため、スピンナテーブル31のポーラス部材31Aが連通孔31d,37aを介して不図示の吸引源に選択的に連通する。したがって、ポーラス部材31A内のエアが連通孔31d,37aを経て吸引源によって吸引されると、該ポーラス部材31Aに負圧が発生し、該ポーラス部材31Aの保持面31a上に載置されたウェーハWが負圧によって保持面31a上に吸引保持される。
また、図2(b)に示すように、電動モータ36の回転軸37の上端部に固定されたスピンナテーブル31は、固定ネジ34を緩めて上方に引き抜くことによって回転軸37から簡単に取り外すことができる。
(ロボット)
ロボット40は、多関節ロボットであって、図3に示すように、矩形ボックス状の装着部41の先端には、ホルダ42を介してプレート状のロボットハンド43が装着されている。そして、ロボット40には、装着部41とロボットハンド43を水平方向に移動させる水平移動機構44と、装着部41とロボットハンド43を昇降させる昇降機構45が設けられている。
上記水平移動機構44は、屈曲可能な第1アーム44aと第2アーム44bを備えており、第1アーム44aの一端に昇降機構45が連結されている。そして、第1アーム44aの他端に第2アーム44bの一端が回動可能に連結されており、第2アーム44bの他端は、軸44cを介して装着部41に連結されている。
ここで、水平移動機構44を構成する第1アーム44aと第2アーム44bには、これらの第1アーム44aと第2アーム44bをそれぞれ水平方向に旋回させる不図示の旋回機構がそれぞれ設けられており、これらの旋回機構によって第1アーム44aと第2アーム44bが旋回して屈曲することによって、装着部41とロボットハンド43が水平方向に移動することができる。
また、昇降機構45は、鉛直方向に立設された不図示の軸を備えており、この軸が第1アーム44aの一端に連結されている。そして、不図示の駆動機構によって軸が上下動することによって、水平移動機構44と装着部41及びロボットハンド43が昇降動することができる。
ところで、ロボットハンド43は、先端が二股状に分かれたプレートであって、少なくとも一方の面が吸着面43Aを構成しており、この吸着面43Aには、不図示の吸引源に選択的に接続される円孔状の複数の吸引孔43aが開口している。そして、このロボットハンド43の吸着面43Aの基端部には、該吸着面43AがウェーハWを保持しているか否かを検知するウェーハ検知センサ46が設けられている。
また、装着部41には、水平な反転軸41aを半回転させてロボットハンド43の吸着面43Aの向きを上向きと下向きに交互に変えることができる不図示の反転機構が設けられている。なお、反転軸41aの先端には、ホルダ42を介してロボットハンド43の基端部が連結されている。
さらに、装着部41には、図3及び図5に示すように、センサ47が内蔵されている。このセンサ47は、カセット70内のウェーハWの有無やウェーハWの枚数を光学的に一括して検出するマッピングセンサであって、図5に示すように、光を投光する投光部47aと、該投光部47aから投光されてウェーハWやスピンナテーブル31で反射した反射光を受光する受光部47bを備えている。
上記センサ47は、受光部47bが受光する反射光の光量によってウェーハWやスピンナテーブル31を検知するものであって、ロボット40には、水平移動機構44によってセンサ47がスピンナテーブル31に接近して受光部47bが所定量の反射光を受光した時点(センサ47がスピンナテーブル31を検知した時点)における該センサ47とスピンナテーブル31との水平方向の距離によってスピンナテーブル31のサイズを認識(識別)するテーブルサイズ認識部48(図3参照)が設けられている。なお、センサ47の受光部47bが所定量の反射光を受光した時点における該センサ47とスピンナテーブル31との水平方向の距離は、水平移動機構44を駆動する不図示の電動モータの回転数をエンコーダが検出することによって求められる。
また、昇降機構45によって昇降動する装着部41と共にセンサ47が上下動するが、テーブルサイズ認識部48は、センサ47が所定量の反射光を受光した時点における該センサ47の高さによってスピンナテーブル31が図2に示す電動モータ36の回転軸37に正常に装着されているか否かを判断する機能も備えている。なお、センサ47の受光部47bが所定量の反射光を受光した時点における該センサ47の高さは、昇降機構45を駆動する不図示の電動モータの回転数をエンコーダが検出することによって求められる。
[研削装置の作用]
次に、以上のように構成された研削装置1の作用を図1に基づいて説明する。
ウェーハWを研削加工する際には、ロボット40によって研削加工前のウェーハWがカセット70から取り出される。そして、カセット70から取り出されたウェーハWは、位置合わせテーブル50において位置合わせされた後、第1搬送手段51によって吸引保持されて受け渡し位置P2において待機するチャックテーブル10へと搬送される。
チャックテーブル10においては、ウェーハWがチャックテーブル10の保持面10a上にその表面を下にして載置される。すると、不図示の吸引源によってポーラス部材10Aが真空引きされるため、該ポーラス部材10Aに負圧が発生し、ポーラス部材10Aの保持面10a上に載置されているウェーハWが負圧によって保持面10a上に吸引保持される。
上記状態から不図示の水平移動機構を駆動してチャックテーブル10を+Y軸方向に加工位置P1へと移動させ、該チャックテーブル10に吸引保持されているウェーハWを研削ユニット20の研削ホイール25の下方に位置決めする。そして、不図示の回転駆動機構を駆動してチャックテーブル10を所定の速度(例えば、300rpm)で回転させる。これと同時に、スピンドルモータ22を起動して研削ホイール25を所定の速度(例えば、3000rpm)で回転させておく。
上述のように、ウェーハWと研削ホイール25が回転している状態で、垂直移動機構11を駆動して研削ホイール25を-Z軸方向に下降させる。すなわち、電動モータ16が駆動されてボールネジ軸15が回転すると、このボールネジ軸15に螺合する不図示のナット部材が設けられた昇降板13がホルダ21や研削ホイール25などと共に-Z軸方向に下降する。すると、研削ホイール25の砥石25aの下面(加工面)がウェーハWの上面(裏面)に接触する。このように、砥石25aの下面がウェーハWの上面に接触している状態から、研削ホイール25をさらに-Z軸方向に所定量(研削代)だけ下降させると、ウェーハWの上面が砥石25aによって所定量だけ研削される。なお、研削加工中のウェーハWの厚みは、厚み測定器60によって測定される。
上述のウェーハWに対する研削加工が終了すると、チャックテーブル10のポーラス部材10Aの真空引きが停止されてウェーハWの吸引保持が解除される。すると、第2搬送手段52によって研削加工後のウェーハWがスピンナ洗浄手段30へと搬送され、該ウェーハWがスピンナ洗浄手段30のスピンナテーブル31上に載置される。
スピンナ洗浄手段30においては、スピナーテーブル31とその上に吸引保持されたウェーハWが所定の速度(例えば、200rpm)で回転し、回転するウェーハWに向かって洗浄水が洗浄水ノズル32から噴射されるため、ウェーハWの上面(被研削面)が洗浄水によって洗浄され、該ウェーハWの上面に付着した研削屑などの異物が除去される。そして、スピンナテーブル31の回転を速くして(例えば、2000rpm)ウェーハWを乾燥させる。このようにして洗浄が終了したウェーハWは、ロボット40のロボットハンド43によって吸引保持されてカセット70へと搬送されて該カセット70に収納され、ウェーハWに対する一連の研削加工が終了する。
[テーブルサイズ認識部の作用]
ところで、本実施の形態に係る研削装置1のロボット40には、スピンナ洗浄手段30において装着されているスピンナテーブル31のサイズを認識するとともに、スピンナテーブルが正常に装着されているか否かを判別するためのテーブルサイズ認識部48が設けられているが、このテーブルサイズ認識部48の作用を図4~図8に基づいて以下に説明する。
テーブルサイズ認識部48は、電動モータ36の出力軸37に装着されているスピンナテーブルのサイズを以下の手順にしたがって認識する。
すなわち、ロボット40の装着部41に内蔵されたセンサ47を初期位置にセットする(図4のステップS1)。ここで、センサ47の初期位置とは、高さ方向において、図5に示すように、電動モータ36の回転軸37の上端部にスピンナテーブル31が正常に装着されている場合において、センサ47の投光部47aから投光された光がスピンナテーブル31の上端外周面で反射し、その反射光をセンサ47の受光部47bが受光する高さh0であり、この高さh0は、昇降機構45によって初期位置として記憶されている。なお、水平方向は、センサ47がスピンナテーブル31を検知する距離Lである。そして、この初期位置は、スピンナテーブル31のサイズに関わらず一定である。また、スピンナテーブル31のサイズに応じて初期位置を複数設定していてもよい。
次に、ロボット40の水平移動機構44によってセンサ47が原点位置からスピンナテーブル31に近づく方向に水平移動し(図4のステップS2)、該センサ47が所定の光量の反射光を受光したか否かが判断される(図4のステップS3)。ここで、所定の光量とは、図8に示すセンサ47の出力電圧の閾値に対応する。
センサ47の受光部47bが所定の光量の反射光を受光した場合(ステップS3:Yes)には、水平移動機構44によるセンサ47の水平移動が停止され(ステップS4)、その時点でのセンサ47の水平方向の位置xが検出される(ステップS5)。なお、センサ47の受光部47bが所定の光量の反射光を受光しない場合(ステップS3:No)には、センサ47の受光部47bが所定の光量の反射光を受光するまで該センサ47の水平移動が継続される(ステップS3→ステップS2)。
ここで、センサ47の受光部47bが反射光を受光した時点における該センサ47の水平方向の位置xは、図6に示すように、大サイズのスピンナテーブル31からの反射光を受光した位置x1と、小サイズのスピンナテーブル31からの反射光を受光した位置x2とで異なる値を示す。したがって、この位置x1とx2の差Δx(=x2-x1)によって、装着されているスピンナテーブル31のサイズを認識することができる。なお、センサ47の受光部47bが反射光を受光することができる距離Lは、スピンナテーブル31のサイズによらず一定である。
そこで、テーブルサイズ認識部48は、センサ47が反射光を受光した位置xがx1であるか否かを判定し(図4のステップS6)、反射光を受光した位置xがx1である場合(ステップS6:Yes)には、装着されているスピンナテーブル31のサイズは、大サイズであるものと認識し(ステップS7)、反射光を受光した位置xがx1ではなく、x2である場合(ステップS6:No)には、装着されているスピンナテーブル31のサイズは、小サイズであるものと認識する(ステップS8)。
上述のようにしてテーブルサイズ認識部48によってスピンナテーブル31のサイズが認識されると、テーブルサイズ認識部48は、次の手順によってスピンナテーブル31が正常に装着されているか否かを判定する。
すなわち、例えば、小サイズのスピンナテーブル31の外周面で反射した所定量以上の反射光をセンサ47が受光したために、センサ47が水平位置x2で停止した時点においては、センサ47の出力電圧は、図8に示すように所定の閾値を示すが、水平位置x2で停止したセンサ47を昇降機構45によって上昇させる(図4のステップS9)。
ここで、図7(a)に示すように、例えば、小サイズのスピンナテーブル31が電動モータ36の回転軸37に正常に装着されないで図示のδだけ浮き上がっている場合、センサ47を上昇させても、該センサ47は、スピンナテーブル31の上面を通過するまでは、図7(b)に示すように、スピンナテーブル31の外周面で反射した反射光を受光するために該センサ47の出力電圧は、図8に示すように閾値を示す。
したがって、上述のようにセンサ47を上昇させても該センサ47が所定時間だけ反射光を受光するために図8に示すように該センサ47の出力電圧が閾値を示す場合には、スピンナテーブル31は、正常に装着されていないものと判定することができる。
そこで、テーブルサイズ認識部48は、センサ47が上昇している間に所定の光量の反射光を受光したか否かを判断し(図4のステップS10)、センサ47が所定の光量の反射光を受光した場合(ステップS10:Yes)には、スピンナテーブル31が正常に装着されていないものと判定し(ステップS11)、所定の警告表示を行い(ステップS12)、一連の処理を終了する(ステップS15)。
他方、センサ47の上昇中に該センサ47が反射光を受光しない場合(ステップS10:No)には、スピンナテーブル31は、正常に装着されているものと判定し(ステップS13)、正常である旨の表示を行い(ステップS14)、一連の処理を終了する(ステップS15)。
なお、以上は小サイズのスピンナテーブル31が正常に装着されているか否かを判定する手順について説明したが、大サイズのスピンナテーブル31が正常に装着されているか否かの判定も同様の手順に従って同様になされる。
以上のように、本実施の形態に係る研削装置1においては、マッピングセンサとしてロボット40に既設のセンサ47を利用し、該センサ47をスピンナテーブル31に向かって水平方向に接近させ、該センサ47が所定の反射光を受光してスピンナテーブル31の外周を検知したときの当該センサ47の位置x(センサ47とスピンナテーブル31の中心との間の水平方向の距離の違い)によってスピンナテーブル31のサイズを認識するようにしたため、ロボット40の動作を最小限に抑えることができ、スピンナテーブル31のサイズを短時間で素早く認識することができるという効果が得られる。
また、センサ47が所定の光量の反射光を受光した時点で該センサ47の水平移動を停止し、センサ47を上昇させて該センサ47の反射光の受光の有無によって、スピンナテーブル31が正常に装着されているか否かの判定も行うことができる。なお、上記に記載した実施の形態では、センサ47を装着部41に内蔵しているが、センサ47を装着部41の上に配置してもよい。また、センサ47は、ロボットハンド43の先端に配置してもよい。
なお、以上は本発明をウェーハの研削装置に対して適用した形態について説明したが、本発明は、着脱可能なスピンナテーブルを備えるスピンナ洗浄手段が設けられた他の任意の加工装置、例えば、研磨装置や切削装置などに対しても同様に適用可能である。
その他、本発明は、以上説明した実施の形態に適用が限定されるものではなく、特許請求の範囲及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
1:研削装置(加工装置)、2:基台、3:開口部、4:カバー、5,6:伸縮カバー、10:チャックテーブル、10A:ポーラス部材、10a:保持面、
11:垂直移動機構、12:コラム、13:昇降板、14:ガイドレール、
15:ボールネジ軸、16:電動モータ、17:ブラケット、
20:研削ユニット(加工手段)、21:ホルダ、22:スピンドルモータ、
23:スピンドル、24:マウント、25:研削ホイール、25a:砥石、
30:スピンナ洗浄手段、31:スピンナテーブル、31A:ポーラス部材、
31a:保持面、31b,31c:円穴、31d:連通孔、31e:円孔、
31f:ネジ孔、32:洗浄水ノズル、33:カバー、34:固定ネジ、
35:プレート、35A:ボス部、35a:円孔、36:電動モータ、
37:回転軸、40:ロボット、41:装着部、41a:反転軸、42:ホルダ、
43:ロボットハンド、43A:吸着面、43a:吸引孔、44:水平移動機構、
44a:第1アーム、44b:第2アーム、44c:軸、45:昇降機構、
46:ウェーハ検知センサ、47:センサ、 47a:投光部、47b:受光部、
48:テーブルサイズ認識部、50:位置合わせテーブル、51:第1搬送手段、
53:第2搬送手段、60:厚み測定器、61:第1の接触子、62:第2の接触子、 70カセット、
0:センサの初期高さ、L:反射光受光距離、P1:加工位置、
P2:受け渡し位置、W:ウェーハ、x1,x2:センサの水平位置

Claims (2)

  1. ウェーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウェーハを加工する加工手段と、回転軸に着脱可能に装着されたスピンナテーブルの保持面に保持されたウェーハを洗浄するスピンナ洗浄手段と、該スピンナテーブルとカセットとの間でウェーハを搬送するロボットと、を備える加工装置であって、
    該ロボットは、
    該カセットに収容されているウェーハに光を投光する投光部と、該光がウェーハで反射した反射光を受光する受光部とを備え、該受光部の受光量によってウェーハを検知するセンサと、
    該センサを水平方向に移動させる水平移動機構と、
    を備え、
    該センサを該スピンナテーブルに向かって水平方向に接近させ、該受光部が所定量の反射光を受光して該スピンナテーブルの外周を検知したときの該センサと該スピンナテーブルの中心との水平方向の距離によって、該スピンナテーブルのサイズを認識するテーブルサイズ認識部を備える、加工装置。
  2. 該センサを昇降させる昇降機構を備え、
    該テーブルサイズ認識部は、該センサが該スピンナテーブルの外周を検知した時点で該センサの水平方向の移動を停止して該昇降機構によって該センサを上昇させ、該センサの該スピンナテーブルからの反射光の受光の有無によって該スピンナテーブルが正常に装着されているか否かを判定する、請求項1記載の加工装置。
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