JP2024006353A - 電力供給装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2024006353000001
【課題】基板に異物が接触することの抑制された電力供給装置を提供する。
【解決手段】第1端子台91および第2端子台92と、直交方向に関して、第1端子台および第2端子台から離れた基板24Aと、基板が設けられた底壁61、第1端子台および第2端子台が設けられた仕切り壁63、仕切り壁から離れた天壁64と、を有する筐体60と、を備え、天壁の第1端子台に重なる部位に、第1サービスホール64Aが設けられ、天壁の第2端子台に重なる部位に、第2サービスホール64Bが設けられ、仕切り壁の第1サービスホールと第2サービスホールの間の部位に、直交方向に貫通し、直交方向に関して第1サービスホールおよび第2サービスホールと非重複である貫通孔63Aが設けられ、第1サービスホールと貫通孔の間に第1端子台の一部が設けられ、第2サービスホールと貫通孔の間に第2端子台の一部が設けられている。
【選択図】図4

Description

本明細書に記載の開示は、電力供給装置に関するものである。
特許文献1には、基板と、端子台と、これらを収容するケースと、を備えるインバータが記載されている。ケースの上側寄りの位置に端子台が固定設置され、端子台より奥側に基板が配置されている。端子台の上面には、異物が端子台から滑り落ちることを防止する、落下防止壁が設けられている。またケースには、端子台と対向する位置に、端子台へのアクセスを許容するための開口であるサービスホールが複数設けられている。
特許第5287829号公報
特許文献1には、落下防止壁と、落下防止壁に対向する壁との間に、ケースの上側と奥側とを連通する開口が設けられている。落下防止壁と落下防止壁に対向する壁とが並ぶ方向に関して開口の長さが、隣接するサービスホール間の長さよりも長い。落下防止壁で防止しきれなかった異物が開口を介してケースの奥側に配置された基板に接触する虞があった。
そこで本開示の目的は、基板に異物が接触することの抑制された電力供給装置を提供することである。
本開示の一態様による電力供給装置は、
第1端子台(91)および第2端子台(92)と、
第1端子台と第2端子台が並ぶ並び方向(DP)に直交する直交方向(TD)に関して、第1端子台および第2端子台から離れた位置に設けられている基板(24A)と、
基板が設けられている底壁(61)、基板よりも直交方向に関して底壁から離れた位置において、第1端子台および第2端子台が設けられている仕切り壁(63)、第1端子台と第2端子台よりも直交方向に関して仕切り壁から離れた位置に設けられている天壁(64)と、を有する筐体(60)と、を備え、
天壁における直交方向に関して第1端子台に重なる部位に、直交方向に貫通する第1サービスホール(64A)が設けられ、
天壁における直交方向に関して第2端子台に重なる部位に、直交方向に貫通する第2サービスホール(64B)が設けられ、
仕切り壁における第1サービスホールと第2サービスホールの間の部位に、直交方向に貫通するとともに、直交方向に関して第1サービスホールおよび第2サービスホールと非重複である貫通孔(63A)が設けられ、
第1サービスホールと貫通孔の間に第1端子台の一部が設けられ、第2サービスホールと貫通孔の間に第2端子台の一部が設けられている。
これによれば、異物が貫通孔(63A)を通りにくくなる。基板(24A)に異物が接触することが抑制される。
なお、上記の括弧内の参照番号は、後述の実施形態に記載の構成との対応関係を示すものに過ぎず、技術的範囲を何ら制限するものではない。
電力供給装置のブロック図である。 電力供給装置の平面図である。 カバーを除いた平面図である。 図2に示すIV-IV線に沿う断面図である。 図3に示すV-V線に沿う断面図である。 第2実施形態の電力供給装置の平面図である。 第3実施形態の電力供給装置の断面図である。 第4実施形態の電力供給装置の断面図である。 第5実施形態の電力供給装置の断面図である。 第6実施形態の電力供給装置の断面図である。 第7実施形態の電力供給装置の断面図である。 第8実施形態の電力供給装置の断面図である。
以下、図面を参照しながら本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。
また、各実施形態で組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士、実施形態と変形例、および、変形例同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
図1~図5に基づいて本実施形態に係る電力供給システム1および電力供給装置30を説明する。電力供給システム1および電力供給装置30は電気自動車やプラグインハイブリッド自動車などの電動車両に適用される。
<電力供給システムと電力供給装置>
図1に示すように電力供給装置30は車両の電力供給システム1に含まれる。電力供給装置30は、電池パック10と分配モジュール20を備える。電力供給システム1は、電池パック10、分配モジュール20、第1車載負荷41、第2車載負荷42、FrPCU51、FrMG52、RrPCU53、および、RrMG54を備えている。この電力供給システム1に外部からDC電源70やAC電源80が接続される。PCUはPower Control Unitの略である。MGはMotor Generatorの略である。ECUはelectronic control unitの略である。なお、FrMG52が第1モータに相当する。RrMG54が第2モータに相当する。
電力供給経路として、電池パック10と分配モジュール20とがワイヤハーネスやバスバなどの導電部材を介して電気的に接続されている。分配モジュール20に、第1車載負荷41と、第2車載負荷42と、FrPCU51と、RrPCU53と、が導電部材を介して電気的に接続されている。FrPCU51に導電部材を介してFrMG52が電気的に接続されている。RrPCU53に導電部材を介してRrMG54が電気的に接続されている。
なお、以下の説明において、ラインと称されるものがそれぞれに対応するワイヤハーネスやバスバなどの導電部材に相当している。FrPCU51とRrPCU53は電力変換を行うためのインバータやコンバータを備える。これらインバータやコンバータに含まれる複数のスイッチが、車載ECUによってオンオフ制御されている。FrPCU51とRrPCU53が、車載ECUによって制御されている。
電池パック10から出力された直流電力は、分配モジュール20を介して、第1車載負荷41と、第2車載負荷42と、FrPCU51と、RrPCU53と、に供給される。FrPCU51とRrPCU53は、供給された直流電力を交流電力に変換する。逆に、FrPCU51とRrPCU53は、供給された交流電力を直流電力に変換する。FrMG52とRrMG54は、車両に推進力を付与するための車両走行用のモータジェネレータである。FrMG52はFrPCU51から供給された交流電力によって力行する。RrMG54はRrPCU53から供給された交流電力によって力行する。
FrMG52の力行によって前輪が回転する。RrMG54の力行によって後輪が回転する。またFrMG52は車両の推進力によって回生発電する。この回生発電によって生じた交流電力がFrPCU51で直流電力に変換される。RrMG54は車両の推進力によって回生発電する。この回生発電によって生じた交流電力がRrPCU53で直流電力に変換される。この直流電力が分配モジュール20を介して第1車載負荷41と第2車載負荷42に供給される。この直流電力が分配モジュール20を介して電池パック10に供給される。
以下、表記を簡便とするために、電池パック10から供給される直流電力を電源電力と示す。回生発電によって生成され、FrPCU51およびRrPCU53で直流電力に変換された電力を回生電力と示す。分配モジュール20は車内で出力された電源電力と回生電力を車両に搭載された各種電気機器に供給する機能を果たしている。さらに分配モジュール20は外部電源から供給される充電電力を車両に搭載された各種電気機器に供給する機能を果たしている。以下、電池パック10と分配モジュール20の備える構成要素を個別に説明する。
<電池パック>
電池パック10は、組電池11、SMR12、電源リレー13、電池ECU14、および、電池コネクタ15A、15Bを有する。SMR12と電源リレー13それぞれの駆動が電池ECU14によって制御される。電池コネクタ15A、15B側への出力がSMR12と電源リレー13の駆動によって通電と遮断とに制御される。分配モジュール20への出力が、SMR12と電源リレー13の駆動によって通電と遮断とに制御される。なお図面においては、電池ECU14を「BAECU」と略記している。
組電池11は直列接続された複数の電池セルを有する。直列接続された複数の電池セルのうちの最高電位の電池セルの正極端子と最低電位の電池セルの負極端子との電位差に応じた電圧が組電池11の電源電圧に相当する。この組電池11に含まれる電池セルとしては、例えばリチウムイオン電池などの二次電池を採用することができる。
直列接続された複数の電池セルのうちの最高電位に位置する電池セルの正極端子に第1電源ライン10Aの一端が接続されている。最低電位に位置する電池セルの負極端子に第2電源ライン10Bの一端が接続されている。これら第1電源ライン10Aと第2電源ライン10Bそれぞれの他端が第1電池コネクタ15Aに設けられている。第1電源ライン10Aと第2電源ライン10BそれぞれにSMR12が設けられている。SMR12は機械式のスイッチ素子である。SMR12は、電池ECU14から出力される駆動信号の入力によってオン状態とオフ状態が切り替わるスイッチ素子である。SMRはSystem Main Relayの略である。
第1電源ライン10Aにおける組電池11とSMR12との間の中点に第3電源ライン10Cの一端が接続されている。第2電源ライン10Bにおける組電池11とSMR12との間の中点に第4電源ライン10Dの一端が接続されている。これら第3電源ライン10Cと第4電源ライン10Dそれぞれの他端が第2電池コネクタ15Bに設けられている。第3電源ライン10Cと第4電源ライン10Dそれぞれに電源リレー13が設けられている。電源リレー13は機械式のスイッチ素子である。
電源リレー13は電池ECU14から出力される駆動信号の入力によってオン状態とオフ状態が切り替わるスイッチ素子である。電池ECU14は図示しない配線を介して車載ECUや後述の電力供給ECU26と通信を行っている。電池ECU14はこれらECUとの通信に基づいてSMR12と電源リレー13の駆動を制御する。上記したように第1電池コネクタ15Aに、第1電源ライン10Aと第2電源ライン10Bの他端が設けられている。第2電池コネクタ15Bに、第3電源ライン10Cと第4電源ライン10Dの他端が設けられている。これら4つの電源ラインそれぞれの接続と遮断の制御が、電池ECU14からSMR12と電源リレー13への駆動信号の出力と不出力とによってなされる。これら4つの電源ラインそれぞれの他端側が分配モジュール20に接続される。
<分配モジュール>
分配モジュール20は、直流リレー23A、23B、DCDCコンバータ24、ACDC変換機25、電力供給ECU26、および、供給コネクタ28を有する。直流リレー23A、23Bは機械式のスイッチである。直流リレー23A、23Bは電力供給ECU26から出力される駆動信号の入力によってオン状態とオフ状態が切り替わるスイッチである。DCDCコンバータ24は供給された電力を12Vに降圧し、それを第2車載負荷42に供給する。ACDC変換機25はAC電源80から供給される交流電力を直流電力に変換する。なお図面においては、電力供給ECU26を「PDECU」と略記している。電力供給ECU26は電気部品に相当する。電力供給ECU26は制御装置とも称される場合がある。
電力供給ECU26は図示しない配線を介して車載ECUや電池ECU14と通信を行っている。電力供給ECU26は、ECUとの通信や図示しない車載センサなどから入力される車両情報を含む車両信号に基づいて、DCDCコンバータ24、直流リレー23A、23B、および、ACDC変換機25の駆動を制御する。供給コネクタ28は、第1電源コネクタ28A、第2電源コネクタ28B、第1負荷コネクタ28C、第2負荷コネクタ28D、DCコネクタ28E、FrPCUコネクタ28F、RrPCUコネクタ28G、および、交流電源コネクタ28Hを有する。なお、FrPCUコネクタ28Fが第1コネクタに相当する。RrPCUコネクタ28Gが第2コネクタに相当する。
第1電源コネクタ28Aに、第1電池コネクタ15Aが電気的に接続される。第1電源コネクタ28Aに、第1電力ライン20Aと第2電力ライン20Bの一端が設けられている。第1電力ライン20Aの一端に第1電源ライン10Aの他端が接続される。第2電力ライン20Bの一端に第2電源ライン10Bの他端が接続される。これにより、組電池11のSMR12がオン状態になると、第1電力ライン20Aと第2電力ライン20Bが組電池11と電気的に接続される。SMR12がオフ状態になると、第1電力ライン20Aと第2電力ライン20Bの組電池11との電気的な接続が遮断される。
第1電力ライン20Aは複数の正極ラインに分岐している。同様にして、第2電力ライン20Bは複数の負極ラインに分岐している。これら複数の正極ラインと負極ラインそれぞれの先端が、第1電力ライン20Aと第2電力ライン20Bそれぞれの他端として負荷コネクタ28C、28D、DCコネクタ28E、FrPCUコネクタ28F、RrPCUコネクタ28Gに設けられている。なお、正極ラインと負極ラインに、直流リレー23A、23B、および、DCDCコンバータ24が設けられている。正極ラインと負極ラインについては後で詳説する。
第2電源コネクタ28Bに、第2電池コネクタ15Bが電気的に接続される。第2電源コネクタ28Bに、第3電力ライン20Cと第4電力ライン20Dの一端が設けられている。第3電力ライン20Cの一端に第3電源ライン10Cの他端が接続される。第4電力ライン20Dの一端に第4電源ライン10Dの他端が接続される。組電池11の電源リレー13がオン状態になると、第3電力ライン20Cと第4電力ライン20Dとが組電池11と電気的に接続される。電源リレー13がオフ状態になると、第3電力ライン20Cと第4電力ライン20Dの組電池11との電気的な接続が遮断される。
第3電力ライン20Cと第4電力ライン20DにACDC変換機25が設けられている。第3電力ライン20Cと第4電力ライン20Dそれぞれの他端が交流電源コネクタ28Hに設けられている。この交流電源コネクタ28Hに外部からAC電源80が接続される。これにより電源リレー13がオン状態になると、組電池11とAC電源80とがACDC変換機25を介して電気的に接続される。
<正極ラインと負極ライン>
図1に示すように、第1電力ライン20Aは、第1主配線から、第1正極ライン21A、第2正極ライン21B、第3正極ライン21C、および、第4正極ライン21の4つに分岐している。第2電力ライン20Bは、第2主配線から、第1負極ライン22A、第2負極ライン22B、第3負極ライン22C、および、第4負極ライン22Dの4つに分岐している。
第1正極ライン21Aと第1負極ライン22Aそれぞれの先端が第1負荷コネクタ28Cに設けられている。これにより、SMR12がオン状態になると組電池11と第1車載負荷41とが電気的に接続される。第2正極ライン21Bと第2負極ライン22Bそれぞれの先端が第2負荷コネクタ28Dに設けられている。これら第2正極ライン21Bと第2負極ライン22BにDCDCコンバータ24が設けられている。これにより、DCDCコンバータ24に電力が供給されると12Vの直流電力が第2車載負荷42に供給される。
第3正極ライン21Cと第3負極ライン22Cそれぞれの先端がDCコネクタ28Eに設けられている。これら第3正極ライン21Cと第3負極ライン22Cそれぞれに直流リレー23A、23Bが設けられている。直流リレー23A、23Bは第1直流リレー23Aと第2直流リレー23Bを備える。第3正極ライン21Cに第1直流リレー23Aが設けられている。第3負極ライン22Cに第2直流リレー23Bが設けられている。直流リレー23A、23Bがオン状態になると、第1車載負荷41とDCDCコンバータ24それぞれがDC電源70と電気的に接続される。さらにSMR12がオン状態になると組電池11がDC電源70と電気的に接続される。
第4正極ライン21Dは、先端で、第1正極枝ライン21Eと、第2正極枝ライン21Fに分岐している。第1正極枝ライン21Eの先端にFrPCU51が設けられている。第2正極枝ライン21Fの先端にRrPCU53が設けられている。同様にして、第4負極ライン22Dは、先端で、第1負極枝ライン22Eと、第2負極枝ライン22Fに分岐している。第1負極枝ライン22Eの先端にFrPCU51が設けられている。第2負極枝ライン22Fの先端にRrPCU53が設けられている。第1車載負荷41とDCDCコンバータ24それぞれがPCU51、53と電気的に接続される。SMR12がオン状態になると組電池11とPCU51、53とが電気的に接続される。なお、FrPCU51とRrPCU53をまとめてPCU51、53と称される場合がある。
<電力供給装置の機械的構成>
電力供給装置30に含まれる構成要素を説明するに当たって、後述の底壁61の厚さ方向をTD方向(thickness direction)と称することがある。TD方向に直交する二方向の奥行方向をDP方向(depth direction)、幅方向をWD方向(width direction)と称することがある。DP方向およびWD方向は、底壁61の底表面61Aと底裏面61Bの広がる方向に相当する。なお、DP方向が並び方向に相当する。TD方向が直交方向に相当する。
電力供給装置30は、これまでに説明した構成要素の他に、基板24Aと、筐体60と、端子台ユニット90と、を備える。基板24Aに、電力供給ECU26におけるDCDCコンバータ24を制御可能な機能が設けられている。DCDCコンバータ24は基板24Aを備える。分配モジュール20が基板24Aを備えるとも言える。筐体60は、分配モジュール20に含まれる構成要素を収納するためのケースである。
<FrラインとRrライン>
基板24AはFrPCU51およびRrPCU53と電気的に接続されている。基板24AとFrPCU51とが、第2正極ライン21B、第1電力ライン20A、第4正極ライン21D、および、第1正極枝ライン21Eを介して電気的に接続されている。基板24AとFrPCU51とが、第2負極ライン22B、第2電力ライン20B、第4負極ライン22D、および、第1負極枝ライン22Eを介して電気的に接続されている。第2正極ライン21B、第1電力ライン20A、第4正極ライン21D、および、第1正極枝ライン21Eを合わせて正極Frライン29Aと称する場合がある。第2負極ライン22B、第2電力ライン20B、第4負極ライン22D、および、第1負極枝ライン22Eを合わせて負極Frライン29Bと称する場合がある。
基板24AとRrPCU53とが、第2正極ライン21B、第1電力ライン20A、第4正極ライン21D、および、第2正極枝ライン21Fを介して電気的に接続されている。基板24AとRrPCU53とが、第2負極ライン22B、第2電力ライン20B、第4負極ライン22D、および、第2負極枝ライン22Fを介して電気的に接続されている。第2正極ライン21B、第1電力ライン20A、第4正極ライン21D、および、第2正極枝ライン21Fを合わせて正極Rrライン29Cと称する場合がある。第2負極ライン22B、第2電力ライン20B、第4負極ライン22D、および、第2負極枝ライン22Fを合わせて負極Rrライン29Dと称する場合がある。
基板24AとFrPCU51とが、正極Frライン29Aと負極Frライン29Bを介して電気的に接続されている。基板24AとRrPCU53とが、正極Rrライン29Cと負極Rrライン29Dを介して電気的に接続されている。なお、正極Frライン29Aと正極Rrライン29Cは共通の第2正極ライン21Bを備えている。負極Frライン29Bと負極Rrライン29Dは共通の第2負極ライン22Bを備えている。
第2正極ライン21Bは基板24AとFrPCU51とRrPCU53とに電気的に接続されている。第2負極ライン22Bは基板24AとFrPCU51とRrPCU53とに電気的に接続されている。言い換えれば、第2正極ライン21Bは基板24AとFrPCUコネクタ28FとRrPCUコネクタ28Gとに電気的に接続されている。第2負極ライン22Bは基板24AとFrPCUコネクタ28FとRrPCUコネクタ28Gとに電気的に接続されている。なお、第2正極ライン21Bが第1導電部材に相当する。第2負極ライン22Bが第2導電部材に相当する。
端子台ユニット90は、第1枝ライン21E、22E、および、FrPCUコネクタ28Fの導電部材と、第2枝ライン21F、22F、および、RrPCUコネクタ28Gの導電部材と、を支持固定する固定台である。第1正極枝ライン21Eおよび第1負極枝ライン22Eを第1枝ライン21E、22Eと称する場合がある。第2正極枝ライン21Fおよび第2負極枝ライン22Fを第2枝ライン21F、22Fと称する場合がある、なお、端子台ユニット90については後で詳しく説明する。
筐体60は、アルミニウムなどの金属を主成分として構成されている。筐体60は、底壁61と、側壁62と、仕切り壁63と、カバー64とを備える。図3においては、電力供給装置30からカバー64を取り外した平面図を表している。図3においては、図2と同じ位置に一点鎖線を付している。なお、カバー64が天壁に相当する。電力供給装置30は底壁61が重力方向に関してカバー64よりも下方に位置するように、車両に設けられている。ただし、電力供給装置30の搭載状態はこれに限定されない。
底壁61はTD方向に厚さの薄い扁平形状をしている。底壁61はTD方向に離れて並ぶ底表面61Aと底裏面61Bを備える。側壁62は底壁61と同一の材料によって連続して底表面61Aに設けられている。側壁62は、底表面61Aの外周に沿って環状に延びるとともに、底表面61Aから遠ざかるように延びている。側壁62は、WD方向に離れて配置される第1壁部62Aおよび第3壁部62Cと、DP方向に離れて配置される第2壁部62Bおよび第4壁部62Dを備える。第1壁部62A~第4壁部62Dが、第1壁部62A、第2壁部62B、第3壁部62C、第4壁部62Dが時計回りに連続している。
仕切り壁63はTD方向に厚さの薄い扁平形状をしている。仕切り壁63は、側壁62と同一の材料によって連続して側壁62の内面に設けられている。仕切り壁63は、底壁61と、側壁62における底壁61から離れた端部との間に設けられている。カバー64はTD方向に厚さの薄い扁平形状をしている。カバー64は側壁62の底壁61から離れた端部に設けられている。仕切り壁63とカバー64との間の第1空間60Aに、分配モジュール20の備える構成要素の一部が設けられている。仕切り壁63と底壁61の間の第2空間60Bに、分配モジュール20の備える構成要素の別の一部が設けられている。第1空間60Aに端子台ユニット90が設けられている。第2空間60Bに基板24Aが設けられている。なお、図面においては、基板24Aに、代表として金属ハッチングを付しているが、実際には樹脂製の基材にこれら金属部材が設けられている。
仕切り壁63には、TD方向に開口する通し孔63Aが設けられている。通し孔63Aは、DP方向に関して、第1サービスホール64Aと第2サービスホール64Bの間に設けられている。DP方向に関して、第1サービスホール64Aと、第2サービスホール64Bと、通し孔63Aとが、離れて設けられている。通し孔63Aに、基板24Aと第1電力ライン20Aとを連結する第2正極ライン21Bと、基板24Aと第2電力ライン20Bとを連結する第2負極ライン22Bが、通されている。基板24Aと第1電力ライン20Aとが第2正極ライン21Bによって接続されているとも言える。基板24Aと第2電力ライン20Bとが第2負極ライン22Bによって接続されているとも言える。なお、通し孔63Aが貫通孔に相当する。
さらに、通し孔63Aに、正極Frライン29Aおよび負極Frライン29Bと、正極Rrライン29Cおよび負極Rrライン29Dとが、通されているとも言える。基板24AとFrPCUコネクタ28Fとが、正極Frライン29Aおよび負極Frライン29Bによって接続されているとも言える。基板24AとRrPCUコネクタ28Gとが、正極Rrライン29Cおよび負極Rrライン29Dによって接続されているとも言える。
なお、通し孔63Aに、第2正極ライン21Bと第2負極ライン22Bが通されていなくても良い。言い換えれば、通し孔63Aに、正極Frライン29Aおよび負極Frライン29Bと、正極Rrライン29Cおよび負極Rrライン29Dとが、通されていなくても良い。仕切り壁63に通し孔63Aとは別の貫通孔が設けられていてもよい。通し孔63Aとは別の貫通孔に、第2正極ライン21Bと第2負極ライン22Bが通されていてもよい。言い換えれば、通し孔63Aとは別の貫通孔に、正極Frライン29Aおよび負極Frライン29Bと、正極Rrライン29Cおよび負極Rrライン29Dが通されていてもよい。
第1壁部62AにDCコネクタ28Eが設けられている。第3壁部62Cに第1電源コネクタ28AとFrPCUコネクタ28FとRrPCUコネクタ28Gが設けられている。DCコネクタ28Eは第1壁部62Aの第4壁部62D側に設けられている。第1電源コネクタ28Aは第3壁部62Cの第4壁部62D側に設けられている。WD方向に関して、DCコネクタ28Eと第1電源コネクタ28Aが向かい合うように側壁62に設けられている。RrPCUコネクタ28Gは第3壁部62Cの第2壁部62B側に設けられている。第3壁部62Cにおいて第1電源コネクタ28AとRrPCUコネクタ28Gの間にFrPCUコネクタ28Fが設けられている。
DCコネクタ28Eから第1電源コネクタ28Aに向かって、第3正極ライン21Cと第3負極ライン22Cが延びている。第1電源コネクタ28AからDCコネクタ28Eに向かって、第1電力ライン20Aと第2電力ライン20Bが延びている。第3正極ライン21Cにおける第1電源コネクタ28A側の端部と、第1電力ライン20AにおけるDCコネクタ28E側の端部との間に、第1直流リレー23Aが設けられている。第3負極ライン22Cにおける第1電源コネクタ28A側の端部と、第2電力ライン20BにおけるDCコネクタ28E側の端部との間に、第2直流リレー23Bが設けられている。
また第1電力ライン20Aは第1電源コネクタ28AからDCコネクタ28Eに向かって延びる途中で、第2壁部62Bに向かって延びている。第2電力ライン20Bは第1電源コネクタ28AからDCコネクタ28Eに向かって延びる途中で、第2壁部62Bに向かって延びている。上記したように、第3壁部62CにFrPCUコネクタ28FとRrPCUコネクタ28Gが設けられている。FrPCUコネクタ28Fに第1枝ライン21E、22Eが設けられている。RrPCUコネクタ28Gに第2枝ライン21F、22Fが設けられている。第1枝ライン21E、22Eが、FrPCUコネクタ28Fから遠ざかるように、第1壁部62Aに向かって延びている。第2枝ライン21F、22Fが、RrPCUコネクタ28Gから遠ざかるように第1壁部62Aに向かって延びている。
上記したように通し孔63Aに、第2正極ライン21Bと第2負極ライン22Bが通されている。第2正極ライン21Bと第2負極ライン22Bは、通し孔63Aを通って、第2空間60Bから第1空間60Aに延びている。第1空間60Aに通された、第2正極ライン21Bと第2負極ライン22Bが、第1壁部62Aに向かって延びている。
図3に示すように、第1正極枝ライン21Eの端部、第2正極枝ライン21Fの端部、および、第2正極ライン21Bの端部と、第1電力ライン20Aにおける第2壁部62B側に向かって延びる端部とが、導電部材を介して電気的に接続されている。この導電部材は第1電力ライン20Aの一部である。第1負極枝ライン22Eの端部、第2負極枝ライン22Fの端部、および、第2負極ライン22Bの端部と、第2電力ライン20Bにおける第2壁部62B側に向かって延びる端部とが、導電部材を介して電気的に接続されている。この導電部材は第2電力ライン20Bの一部である。
図4および図5に示すように、端子台ユニット90は、第1端子台91、第2端子台92、および、連結壁93を備える。端子台ユニット90は樹脂などを主成分として構成されている。第1端子台91と第2端子台92はDP方向に関して離れて設けられている。連結壁93は第1連結壁93Aと第2連結壁93Bを備える。第1連結壁93Aと第2連結壁93BはWD方向に関して離れて設けられている。第1支持部91Aの第3壁部62C側の縁と、第2支持部92Aの第3壁部62C側の縁とを連結するように第1連結壁93Aが設けられている。第1支持部91Aの第1壁部62A側の縁と、第2支持部92Aの第1壁部62A側の縁とを連結するように第2連結壁93Bが設けられている。
なお、TD方向に関する第1連結壁93Aの長さと、TD方向に関する第2連結壁93Bの長さは、筐体60の内部に塵や埃などの異物が侵入したとしても、振動などによって異物が通し孔63A側に移動できない程度の長さに設定されている。
第1端子台91と第2端子台92とが、第1連結壁93Aと第2連結壁93Bを介して一体的に連結されている。第1端子台91、第2端子台92、第1連結壁93A、および、第2連結壁93Bによって、TD方向に開口する開口部94が区画されている。通し孔63Aが、第1端子台91、第2端子台92、第1連結壁93A、および、第2連結壁93Bによって四方を囲まれている。図4に示すように、TD方向に関して開口部94と通し孔63Aとが重複している。TD方向に関して、開口部94と通し孔63Aとが、連通している。一例として、DP方向に関する開口部94の幅と、DP方向に関する通し孔63Aの幅とが同等である。なお、開口部94の幅と通し孔63Aの幅とが同等でなくてもよい。通し孔63Aの幅が、開口部94の幅よりも狭くてもよい。
第1端子台91は、第1支持部91Aと、第1内壁91Bと、第1外壁91Cと、を備える。第1支持部91Aに、第1正極枝ライン21Eと、第1負極枝ライン22Eと、FrPCUコネクタ28Fの導電部材と、が設けられている。第1正極枝ライン21Eと、第1負極枝ライン22Eと、FrPCUコネクタ28Fの導電部材とが連結部材100によって第1支持部91Aに連結固定されている。なお、第1内壁91Bは、第1支持壁に相当する。
第1支持部91Aにおける第2壁部62B側の端部に、第1内壁91Bが設けられている。第1支持部91Aにおける第4壁部62D側の端部に、第1外壁91Cが設けられている。第1内壁91Bと第1外壁91Cとは、第1支持部91Aからカバー64に向かって遠ざかるように延びている。第1内壁91Bと第1外壁91Cとの間に、第1正極枝ライン21Eと、第1負極枝ライン22Eと、FrPCUコネクタ28Fの導電部材と、これらを連結する連結部材100が設けられている。
第2端子台92は、第2支持部92Aと、第2内壁92Bと、第2外壁92Cと、を備える。第2支持部92Aに、第2正極枝ライン21Fと、第2負極枝ライン22Fと、RrPCUコネクタ28Gの導電部材と、が設けられている。第2正極枝ライン21Fと、第2負極枝ライン22Fと、RrPCUコネクタ28Gの導電部材とが連結部材100によって第2支持部92Aに連結固定されている。なお、第2内壁92Bは、第2支持壁に相当する。
第2支持部92Aにおける第4壁部62D側の端部に、第2内壁92Bが設けられている。第2支持部92Aにおける第2壁部62B側の端部に、第2外壁92Cが設けられている。第2内壁92Bと第2外壁92Cとは、第2支持部92Aからカバー64に向かって遠ざかるように延びている。第2内壁92Bと第2外壁92Cとの間に、第2正極枝ライン21Fと、第2負極枝ライン22Fと、RrPCUコネクタ28Gの導電部材と、これらを連結する連結部材100が設けられている。
またカバー64には、第1枝ライン21E、22Eと、FrPCUコネクタ28Fの導電部材と、を連結する連結部材100へのアクセスを許容する、第1サービスホール64Aが設けられている。TD方向に関して、カバー64における第1端子台91に重なる位置に、第1サービスホール64Aが設けられている。より詳しく言えば、カバー64における、第1枝ライン21E、22Eと、FrPCUコネクタ28Fの導電部材と、を連結する連結部材100に重なる位置に、第1サービスホール64Aが設けられている。第1サービスホール64AはTD方向に関して第1端子台91の投影領域内に設けられている。
カバー64には、第2枝ライン21F、22Fと、RrPCUコネクタ28Gの導電部材と、を連結する連結部材100へのアクセスを許容する、第2サービスホール64Bが設けられている。TD方向に関して、カバー64における第2端子台92に重なる位置に、第2サービスホール64Bが設けられている。より詳しく言えば、第2枝ライン21F、22Fと、RrPCUコネクタ28Gの導電部材と、を連結する連結部材100に重なる位置に、第2サービスホール64Bが設けられている。第2サービスホール64BはTD方向に関して第2端子台92の投影領域内に設けられている。
上記したように、DP方向に関して、第1サービスホール64Aと、第2サービスホール64Bと、通し孔63Aとが、離れて設けられている。さらに、TD方向に関して、第1サービスホール64Aおよび第2サービスホール64Bは、通し孔63Aと非重複である。DP方向に関して第1サービスホール64Aと第2サービスホール64Bの間に通し孔63Aが設けられている。DP方向に関する通し孔63Aの幅は、第1サービスホール64Aと第2サービスホール64Bの間に設けられる程度に狭い。
なお、サービスホール64A、64Bは、作業者が結線作業を行うためにカバー64に設けられた孔である。電力供給装置30は、車両組み立て工程とは、別の工程で組み立てられた後、車両組み立て工程に納入され、組み立て作業が行われる。車両組み立て工程においては、電力供給装置30は、外部の部品と結線を行う必要がある。電力供給装置30の構成部品を筐体60から取り出すことなく、こうした結線作業を行うために、筐体60に第1サービスホール64Aと、第2サービスホール64Bが設けられている。
<サービスホールと貫通孔>
図4に示すように、第1端子台91と第2端子台92が仕切り壁63に設けられている。仕切り壁63における通し孔63Aよりも第4壁部62D側の部位に第1端子台91が設けられている。仕切り壁63における通し孔63Aよりも第2壁部62B側の部位に第2端子台92が設けられている。
第1サービスホール64Aにおける第2サービスホール64B側の縁の第1縁部65Aが、通し孔63Aにおける第4壁部62D側の内壁の第1内面63Bよりも、第4壁部62D側に設けられている。第2サービスホール64Bにおける第1サービスホール64A側の縁の第2縁部65Bが、通し孔63Aにおける第2壁部62B側の内壁の第2内面63Cよりも、第2壁部62B側に設けられている。TD方向に関して、カバー64における第1端子台91に重なる位置に、第1サービスホール64Aが設けられている。TD方向に関して、カバー64における第2端子台92に重なる位置に、第2サービスホール64Bが設けられている。
第1サービスホール64Aから、第1枝ライン21E、22Eと、FrPCUコネクタ28Fと、を連結する連結部材100へのアクセス可能なように、仕切り壁63に第1端子台91が設けられている。第2サービスホール64Bから、第2枝ライン21F、22Fと、RrPCUコネクタ28Gと、を連結する連結部材100へのアクセス可能なように、仕切り壁63に第2端子台92が設けられている。
また第1支持部91Aから第1内壁91Bがカバー64に向かって延びている。第1内壁91Bは第1縁部65Aよりも第2縁部65B側に設けられている。第1サービスホール64Aと通し孔63Aの間に、第1内壁91Bが設けられている。第1内壁91BにおけるTD方向の高さは、第1サービスホール64Aから内部に塵や埃などの異物が侵入したとしても、異物が通し孔63Aに移動できない程度の高さに設定されている。
第2支持部92Aから第2内壁92Bがカバー64に向かって延びている。第2内壁92Bは第2縁部65Bよりも第1縁部65A側に設けられている。第2サービスホール64Bと通し孔63Aの間に、第2内壁92Bが設けられている。第2内壁92BにおけるTD方向の高さは、第2サービスホール64Bから内部に異物が侵入したとしても、異物が通し孔63Aに移動できない程度の高さに設定されている。
上記したように第2空間60Bに基板24Aが設けられている。基板24Aは底壁61に設けられている。基板24Aに、第2正極ライン21Bと第2負極ライン22Bが接続されている。第2正極ライン21Bと第2負極ライン22Bが、通し孔63Aを通って、第2空間60Bから第1空間60Aに延びている。第2正極ライン21Bと第2負極ライン22Bは、第2空間60Bから第1空間60Aに向かって、TD方向に関して第2連結壁93Bよりもカバー64側に延びている。第2正極ライン21Bと第2負極ライン22Bは、第1空間60Aにおける、第2連結壁93Bとカバー64の間を通って、第1壁部62A側に延びている。
DP方向に関する通し孔63Aの開口の幅は、第2正極ライン21Bと第2負極ライン22Bが通過可能な程度に狭い。DP方向に関する通し孔63Aにおける開口の縁間の長さは、第2正極ライン21Bと第2負極ライン22Bが通過可能な程度に短いとも言える。
また、DP方向に関して、開口部94の開口の幅は、通し孔63Aの開口の幅よりも狭い。第1内壁91Bが、第1内面63Bよりも、第2壁部62B側に設けられている。第2内壁92Bが、第2内面63Cよりも第4壁部62D側に設けられている。言い換えれば、第1内壁91Bが、第1内面63Bよりも、通し孔63Aの中心側に設けられているとも言える。第2内壁92Bが、第2内面63Cよりも、通し孔63Aの中心側に設けられているとも言える。
また第1端子台91と第2端子台92には、製品設計上、肉抜きが設けられている場合がある。その場合、サービスホール64A、64Bから内部に侵入した異物が、第1端子台91および第2端子台92と、仕切り壁63との間の空隙を通って、通し孔63Aから第2空間60Bに落下する虞がある。このような異物が第2空間60Bに落下することを抑制するために、第1端子台91および第2端子台92には、仕切り壁63と接触して、異物の移動を抑制可能な移動防止壁95が設けられている。またその他の形態として、第1端子台91と第2端子台92に肉抜きが設けられていなくてもよい。その場合においては、第1端子台91と第2端子台92が仕切り壁63に接触するように設けられていても良い。
<作用効果>
これまでに説明したように、第1空間60Aに、端子台ユニット90が設けられている。第2空間60Bに基板24Aが設けられている。仕切り壁63に、第1端子台91と第2端子台92がDP方向に関して離れて設けられている。第1支持部91Aから第1内壁91Bがカバー64に向かって延びている。第2支持部92Aから第2内壁92Bがカバー64に向かって延びている。
カバー64における第1端子台91が重なる位置に、第1サービスホール64Aが設けられている。カバー64における第2端子台92が重なる位置に、第2サービスホール64Bが設けられている。仕切り壁63に、TD方向に開口する通し孔63Aが設けられている。通し孔63Aは、DP方向に関して、第1サービスホール64Aと第2サービスホール64Bの間に設けられている。TD方向に関して、第1サービスホール64Aおよび第2サービスホール64Bは通し孔63Aと非重複である。
第1サービスホール64Aと通し孔63Aの間に、第1端子台91の一部である第1内壁91Bが設けられている。第2サービスホール64Bと通し孔63Aの間に、第2端子台92の一部である第2内壁92Bが設けられている。通し孔63Aは、第1サービスホール64Aと第2サービスホール64Bの間に設けられるほど小さい。
この通し孔63Aと第1サービスホール64Aの間に第1内壁91Bが設けられている。この通し孔63Aと第2サービスホール64Bの間に第2内壁92Bが設けられている。これによれば、異物が通し孔63Aを通りにくくなる。そのために第2空間60Bに収納された基板24Aに、異物が接触することが抑制される。部品点数を増やさずに、基板24Aに異物が接触することが抑制されるために、体格増大の抑制にもつながる。品質向上にもつながる。
これまでに説明したように、第1端子台91と第2端子台92とが、第1連結壁93Aと第2連結壁93Bを介して一体的に連結されている。通し孔63Aが、第1端子台91、第2端子台92、第1連結壁93A、および、第2連結壁93Bによって四方を囲まれている。これによれば、異物がどの方向からも通し孔63Aを通りにくくなる。それに伴って、異物が通し孔63Aを通りにくくなる。
これまでに説明したように、第1サービスホール64Aは、TD方向に関して、第1端子台91の投影領域内に設けられている。第2サービスホール64Bは、TD方向に関して、第2端子台92の投影領域内に設けられている。第1サービスホール64Aの開口の幅と第2サービスホール64Bの開口の幅は、作業者が作業に必要な程度に狭い幅である。これによれば、異物が筐体60の内部に侵入しにくい。第1サービスホール64Aと第2サービスホール64Bの狭い開口を通って、通し孔63Aに異物が通りにくくなる。
これまでに説明したように、基板24Aに、第2正極ライン21B、および、第2負極ライン22Bが接続されている。第2正極ライン21B、および、第2負極ライン22Bが通し孔63Aを通って第2空間60Bから第1空間60Aに向かって延びている。DP方向に関する通し孔63Aの開口の幅は、第2正極ライン21B、および、第2負極ライン22Bが通過可能な程度に狭い。これによれば、異物が通し孔63Aをさらに通りにくくなる。第2空間60Bに収納された基板24Aに、異物が接触することが効率的に抑制される。
これまでに説明したように、通し孔63Aに、正極Frライン29Aおよび負極Frライン29Bと、正極Rrライン29Cおよび負極Rrライン29Dが通されている。正極Frライン29Aおよび正極Rrライン29Cに、第2正極ライン21Bが含まれている。負極Frライン29Bおよび負極Rrライン29Dに第2負極ライン22Bが含まれている。通し孔63Aは、DP方向に関してFrPCUコネクタ28FとRrPCUコネクタ28Gの間に設けられている。
FrPCUコネクタ28Fに接続されるFrMG52と、RrPCUコネクタ28Gに接続されるRrMG54は、例えば車両において同一空間に設けられている。それに伴ってFrPCUコネクタ28FとRrPCUコネクタ28Gは、効率よく配線を行うために、隣接して設けられることがある。その場合、FrPCUコネクタ28FとRrPCUコネクタ28Gとは、例えば、工具隙の分、離れて隣接して設けられる。
FrPCUコネクタ28FとRrPCUコネクタ28Gとの間に、電気部品などを配置可能なほどの空間を確保できず、デッドスペースとなることがある。本実施形態では、このデッドスペースに積極的に通し孔63Aが設けられている。通し孔63Aに、第2正極ライン21B、および、第2負極ライン22Bが通されている。このように本実施形態では、デッドスペースを活用しつつ、異物が基板24Aに接触することを抑制できる。
これまでに説明したように、第1内壁91Bが、第1内面63Bよりも、通し孔63Aの中心側に設けられている。第2内壁92Bが、第2内面63Cよりも、通し孔63Aの中心側に設けられている。これによれば、異物が第1内壁91Bと第2内壁92Bの間を通りにくくなる。それに伴って、異物が通し孔63Aを通りにくくなる。
(第2実施形態)
図6に示すように、第2実施形態においては、端子台ユニット90が連結壁93を備えていなくてもよい。第2実施形態においては、第1端子台91と第2端子台92がDP方向に関して離れて設けられている。第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を奏する。
(第3実施形態)
図7に示すように、第3実施形態においては、電力供給装置30に、端子台ユニット90への振動を抑制可能な緩衝材310が設けられている。緩衝材310は例えば、スポンジやゲル状部材などが挙げられる。緩衝材310が、仕切り壁63と第1端子台91の間、および、仕切り壁63と第2端子台92の間に設けられている。これによれば、振動が端子台ユニット90に伝達されることが抑制される。それに伴って、第1枝ライン21E、22Eと、FrPCUコネクタ28Fとの電気的接続不良が生じることが抑制される。第2枝ライン21F、22Fと、RrPCUコネクタ28Gとの電気的接続不良が生じることが抑制される。
(第4実施形態)
図8に示すように、第4実施形態においては、電力供給装置30に、第1サービスホール64Aおよび第2サービスホール64Bから侵入した異物を捕捉可能な粘着剤410が設けられている。粘着剤410は例えば、粘着テープやゲル状部材などが挙げられる。粘着剤410が、仕切り壁63と第1端子台91の間、および、仕切り壁63と第2端子台92の間に設けられている。異物が通し孔63Aを通るよりも前に、粘着剤410に捕捉されやすくなっている。これによれば、異物が基板24Aに接触することが抑制される。なお、粘着剤410が捕捉部材に相当する。
(第5実施形態)
図9に示すように、第5実施形態においては、電力供給装置30に、第1サービスホール64Aおよび第2サービスホール64Bから侵入した金属製の異物を捕捉可能な磁性体510が設けられている。磁性体510が、仕切り壁63と第1端子台91の間、および、仕切り壁63と第2端子台92の間に設けられている。金属製の異物が通し孔63Aを通るよりも前に、磁性体510に捕捉されやすくなっている。これによれば、異物が基板24Aに接触することが抑制される。なお、磁性体510が捕捉部材に相当する。
(第6実施形態)
図10に示すように、第6実施形態においては、仕切り壁63における第1端子台91に対向する部位に底壁61に向かって凹む第1凹部611と、仕切り壁63における第2端子台92に対向する部位に底壁61に向かって凹む第2凹部612が設けられている。異物が通し孔63Aを通るよりも前に、第1凹部611と第2凹部612に捕捉されやすくなっている。これによれば、異物が基板24Aに接触することが抑制される。なお、第1凹部611および第2凹部612が異物を捕捉可能な捕捉構造610であるとも言える。
(第7実施形態)
図11に示すように、第7実施形態においては、電力供給装置30に、通し孔63Aを閉塞するとともに、第2正極ライン21B、および、第2負極ライン22Bを通す閉塞部材710が設けられている。閉塞部材710は例えば樹脂を主成分として形成されている。例えば、閉塞部材710に第2正極ライン21B、および、第2負極ライン22Bがインサート成形されている。そして閉塞部材710が通し孔63Aを塞ぐように設けられている。閉塞部材710は第1空間60Aと第2空間60Bを仕切る壁でもある。閉塞部材710によって異物が第1空間60Aと第2空間60Bとを行き来できなくなっている。これによれば、サービスホール64A、64Bから内部に侵入した異物が第2空間60Bに設けられた基板24Aに接触することが抑制される。
(第8実施形態)
図12に示すように、第8実施形態においては、仕切り壁63に異物を誘導可能な誘導壁810が設けられている。誘導壁810は例えば、仕切り壁63から底壁61に向かって延びている。第2空間60Bにおける、仕切り壁63と誘導壁810との間に基板24Aが収納されている。誘導壁810は基板24Aよりも底壁61側まで延びている。これによれば、異物が通し孔63Aを通ったとしても誘導壁810を伝って、底壁61に誘導されるために、異物が基板24Aに接触することが抑制される。
(その他実施形態)
これまでに説明した実施形態においては、第1端子台91にFrPCUコネクタ28Fが設けられ、第2端子台92にRrPCUコネクタ28Gが設けられる構成について説明した。しかしながら第1端子台91にFrPCUコネクタ28Fが設けられ、第2端子台92にRrPCUコネクタ28Gが設けられていなくてもよい。例えば、第1端子台91に第1負荷コネクタ28Cが設けられ、第2端子台92に第2負荷コネクタ28Dが設けられていても良い。なお、第1端子台91と第2端子台92に設けられる供給コネクタ28はこれに限らずどの組み合わせであってもよい。
(技術的思想の開示)
この明細書は、以下に列挙する複数の項に記載された複数の技術的思想を開示している。いくつかの項は、後続の項において先行する項を択一的に引用する多項従属形式(a multiple dependent form)により記載されている場合がある。いくつかの項は、他の多項従属形式の項を引用する多項従属形式(a multiple dependent form referring to another multiple dependent form)により記載されている場合がある。これらの多項従属形式で記載された項は、複数の技術的思想を定義している。
(技術的思想1)
第1端子台(91)および第2端子台(92)と、
前記第1端子台と前記第2端子台が並ぶ並び方向(DP)に直交する直交方向(TD)に関して、前記第1端子台および前記第2端子台から離れた位置に設けられている基板(24A)と、
前記基板が設けられている底壁(61)、前記基板よりも前記直交方向に関して前記底壁から離れた位置において、前記第1端子台および前記第2端子台が設けられている仕切り壁(63)、前記第1端子台と前記第2端子台よりも前記直交方向に関して前記仕切り壁から離れた位置に設けられている天壁(64)と、を有する筐体(60)と、を備え、
前記天壁における前記直交方向に関して前記第1端子台に重なる部位に、前記直交方向に貫通する第1サービスホール(64A)が設けられ、
前記天壁における前記直交方向に関して前記第2端子台に重なる部位に、前記直交方向に貫通する第2サービスホール(64B)が設けられ、
前記仕切り壁における前記第1サービスホールと前記第2サービスホールの間の部位に、前記直交方向に貫通するとともに、前記直交方向に関して前記第1サービスホールおよび前記第2サービスホールと非重複である貫通孔(63A)が設けられ、
前記第1サービスホールと前記貫通孔の間に前記第1端子台の一部が設けられ、前記第2サービスホールと前記貫通孔の間に前記第2端子台の一部が設けられている電力供給装置。
(技術的思想2)
前記第1端子台に設けられている第1コネクタ(28F)と、
前記第2端子台に設けられている第2コネクタ(28G)と、をさらに備え、
前記第1端子台は前記第1コネクタが支持される第1支持部(91A)と、前記第1支持部から前記天壁に向かって突起する第1支持壁(91B)と、を備え、
前記第2端子台は前記第2コネクタが支持される第2支持部(92A)と、前記第2支持部から前記天壁に向かって突起する第2支持壁(92B)と、を備え、
前記第1サービスホールと前記貫通孔の間に前記第1支持壁が設けられ、前記第2サービスホールと前記貫通孔の間に前記第2支持壁が設けられている技術的思想1に記載の電力供給装置。
(技術的思想3)
前記並び方向と前記直交方向に直交する幅方向(WD)に離れて、前記第1端子台と前記第2端子台を連結する第1連結壁(93A)および第2連結壁(93B)をさらに備え、
前記貫通孔が、前記第1支持壁、前記第1連結壁、前記第2支持壁、および、前記第2連結壁によって囲まれている技術的思想1または2に記載の電力供給装置。
(技術的思想4)
前記直交方向に関して前記第1端子台の投影領域内に前記第1サービスホールが設けられ、
前記直交方向に関して前記第2端子台の投影領域内に前記第2サービスホールが設けられている技術的思想1~3のいずれか1項に記載の電力供給装置。
(技術的思想5)
前記基板に接続されている第1導電部材(21B)と第2導電部材(22B)をさらに備え、
前記第1導電部材および前記第2導電部材が、前記貫通孔を通って、前記底壁と前記仕切り壁の間の第2空間(60B)から、前記仕切り壁と前記天壁の間の第1空間(60A)に向かって延びている技術的思想1~4のいずれか1項に記載の電力供給装置。
(技術的思想6)
前記並び方向における前記貫通孔の幅が、前記第1導電部材および前記第2導電部材が通過可能な程度の狭さである技術的思想5に記載の電力供給装置。
(技術的思想7)
前記第1コネクタが第1モータ(52)に接続され、
前記第2コネクタが第2モータ(54)に接続され、
前記第1導電部材が、さらに前記第1コネクタと前記第2コネクタに接続され、
前記第2導電部材が、さらに前記第1コネクタと前記第2コネクタに接続されている技術的思想5または6に記載の電力供給装置。
(技術的思想8)
前記第1端子台の一部と前記第2端子台の一部が、前記貫通孔の内面(63B、63C)よりも前記貫通孔の中心側に設けられている技術的思想1~7のいずれか1項に記載の電力供給装置。
(技術的思想9)
前記第1端子台および前記第2端子台と、前記仕切り壁との間に、異物を捕捉可能な捕捉部材(410、510)、または、異物を捕捉可能な捕捉構造(610)をさらに備える技術的思想1~8のいずれか1項に記載の電力供給装置。
(技術的思想10)
前記貫通孔を閉塞する閉塞部材(710)をさらに備える技術的思想1~8のいずれか1項に記載の電力供給装置。
21B 第1導電部材、 22B 第2導電部材、 24A 基板、 28F 第1コネクタ、 28G 第2コネクタ、 410、510 捕捉部材、 52 第1モータ、 54 第2モータ、 60 筐体、 60A 第1空間、 60B 第2空間、 61 底壁、 610 捕捉構造、 63 仕切り壁、 63A 貫通孔、 63B、63C 内面、 64 天壁、 64A 第1サービスホール、 64B 第2サービスホール、 710 閉塞部材、 91 第1端子台、 91A 第1支持部、 91B 第1支持壁、 92 第2端子台、 92A 第2支持部、 92B 第2支持壁、 93A 第1連結壁、 93B 第2連結壁、 DP 方向、 TD 直交方向、 WD 幅方向。

Claims (10)

  1. 第1端子台(91)および第2端子台(92)と、
    前記第1端子台と前記第2端子台が並ぶ並び方向(DP)に直交する直交方向(TD)に関して、前記第1端子台および前記第2端子台から離れた位置に設けられている基板(24A)と、
    前記基板が設けられている底壁(61)、前記基板よりも前記直交方向に関して前記底壁から離れた位置において、前記第1端子台および前記第2端子台が設けられている仕切り壁(63)、前記第1端子台と前記第2端子台よりも前記直交方向に関して前記仕切り壁から離れた位置に設けられている天壁(64)と、を有する筐体(60)と、を備え、
    前記天壁における前記直交方向に関して前記第1端子台に重なる部位に、前記直交方向に貫通する第1サービスホール(64A)が設けられ、
    前記天壁における前記直交方向に関して前記第2端子台に重なる部位に、前記直交方向に貫通する第2サービスホール(64B)が設けられ、
    前記仕切り壁における前記第1サービスホールと前記第2サービスホールの間の部位に、前記直交方向に貫通するとともに、前記直交方向に関して前記第1サービスホールおよび前記第2サービスホールと非重複である貫通孔(63A)が設けられ、
    前記第1サービスホールと前記貫通孔の間に前記第1端子台の一部が設けられ、前記第2サービスホールと前記貫通孔の間に前記第2端子台の一部が設けられている電力供給装置。
  2. 前記第1端子台に設けられている第1コネクタ(28F)と、
    前記第2端子台に設けられている第2コネクタ(28G)と、をさらに備え、
    前記第1端子台は前記第1コネクタが支持される第1支持部(91A)と、前記第1支持部から前記天壁に向かって突起する第1支持壁(91B)と、を備え、
    前記第2端子台は前記第2コネクタが支持される第2支持部(92A)と、前記第2支持部から前記天壁に向かって突起する第2支持壁(92B)と、を備え、
    前記第1サービスホールと前記貫通孔の間に前記第1支持壁が設けられ、前記第2サービスホールと前記貫通孔の間に前記第2支持壁が設けられている請求項1に記載の電力供給装置。
  3. 前記並び方向と前記直交方向に直交する幅方向(WD)に離れて、前記第1端子台と前記第2端子台を連結する第1連結壁(93A)および第2連結壁(93B)をさらに備え、
    前記貫通孔が、前記第1支持壁、前記第1連結壁、前記第2支持壁、および、前記第2連結壁によって囲まれている請求項2に記載の電力供給装置。
  4. 前記直交方向に関して前記第1端子台の投影領域内に前記第1サービスホールが設けられ、
    前記直交方向に関して前記第2端子台の投影領域内に前記第2サービスホールが設けられている請求項1~3のいずれか1項に記載の電力供給装置。
  5. 前記基板に接続されている第1導電部材(21B)と第2導電部材(22B)をさらに備え、
    前記第1導電部材および前記第2導電部材が、前記貫通孔を通って、前記底壁と前記仕切り壁の間の第2空間(60B)から、前記仕切り壁と前記天壁の間の第1空間(60A)に向かって延びている請求項2または3に記載の電力供給装置。
  6. 前記並び方向における前記貫通孔の幅が、前記第1導電部材および前記第2導電部材が通過可能な程度の狭さである請求項5に記載の電力供給装置。
  7. 前記第1コネクタが第1モータ(52)に接続され、
    前記第2コネクタが第2モータ(54)に接続され、
    前記第1導電部材が、さらに前記第1コネクタと前記第2コネクタに接続され、
    前記第2導電部材が、さらに前記第1コネクタと前記第2コネクタに接続されている請求項5に記載の電力供給装置。
  8. 前記第1端子台の一部と前記第2端子台の一部が、前記貫通孔の内面(63B、63C)よりも前記貫通孔の中心側に設けられている請求項1~3のいずれか1項に記載の電力供給装置。
  9. 前記第1端子台および前記第2端子台と、前記仕切り壁との間に、異物を捕捉可能な捕捉部材(410、510)、または、異物を捕捉可能な捕捉構造(610)をさらに備える請求項1~3のいずれか1項に記載の電力供給装置。
  10. 前記貫通孔を閉塞する閉塞部材(710)をさらに備える請求項1~3のいずれか1項に記載の電力供給装置。
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