JP2024006248A - ダンパ - Google Patents

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Abstract

【課題】ストローク速度が高速である場合に低速である場合に対してリバウンドストロークを制限可能なダンパを提供する。【解決手段】ダンパ1を、車輪側に接続され作動流体Oが充填された第1シリンダと、第1シリンダに挿入された第1ピストン40と、第1ピストンに設けられたピストンバルブと、車体側に接続されたロッド30と、第1ピストンとロッドとの一方に固定された第2シリンダ32と、第1ピストンとロッドとの他方に固定されかつ第2シリンダに挿入された第2ピストン50と、第2シリンダの内部における第2ピストンの一方側の液室と第1シリンダの内部とを連通させて、第2ピストンを第1ピストンとロッドとの間隔が短縮される方向へ押圧する液圧を供給する連通流路33と、ストローク速度が所定値以上の場合にのみ第2シリンダに対する第2ピストンの相対変位を許容する第2ピストン規制部51とを備える構成とする。【選択図】図4

Description

本発明は、車両のサスペンション装置に設けられるダンパに関する。
自動車等の車両のサスペンション装置に減衰要素として設けられるダンパ(ショックアブソーバ・緩衝装置)に関する技術として、特許文献1には、ピストン/シリンダ型の複数のショックアブソーバを、直列に省スペースに配置するため、ピストン、ピストンバルブ、ボトムバルブ、油圧室、シリンダから成り車体側取付ブッシュを介して車体側に連結される第1のショックアブソーバと、ピストン、ピストンバルブ、ボトムバルブ、油圧室、シリンダから成り車輪側取付ブッシュを介して車輪側に連結される第2のショックアブソーバとを含み、これらショックアブソーバを直列に連結するとともに、第1および第2のショックアブソーバの一方を他方の内部に収納したショックアブソーバが記載されている。
特許文献2には、油圧緩衝装置において、リバウンドストローク不足を改善するため、車体と車輪の間に第1ダンパと第2ダンパを互いに独立させた状態で直列に配置するとともに、第1ダンパと車体の間にスプリングを配置し、第1ダンパの伸縮ストロークを第2ダンパの伸縮ストロークより長くし、第1ダンパの減衰力を第2ダンパの減衰力より高めに設定することが記載されている。
特許文献3には、伸縮ストロークを長くしても取付間距離を短くするため、大径シリンダチューブ内に大径ピストンを嵌挿して大径伸長室と大径縮小室を形成し、大径ピストンに小径シリンダチューブを連結し、小径シリンダチューブ内にロッドを備えた小径ピストンを嵌挿して小径伸長室と小径縮小室を形成し、大径伸長室と大径縮小室を第1オリフィス、大径伸長室の負圧により開動作する第1ベースバルブ、大径伸長室の高圧により開動作する第1ピストンバルブで開閉される第1連通孔でそれぞれ連通し、小径伸長室と小径縮小室を第2オリフィス、小径伸長室の負圧により開動作する第2ベースバルブ、小径伸長室の高圧により開動作する第2ピストンバルブでそれぞれ連通するよう構成したショックアブソーバが記載されている。
特開平11-153171号公報 特開2005-133800号公報 実開平 5- 54838号公報
車両の走行時における質感を向上するため、例えばスピードブレーカー等の大突起を乗り越す際に発生するサスペンション装置の異音(典型的にはリバウンドストッパの打音)を低減することが求められている。
その対策として、ダンパの最大リバウンドストローク(伸び側の最大ダンパ長)を延長し、リバウンドストッパ当たりが発生する際のストローク速度を抑制し、リバウンドストッパ当たり時の衝撃を緩和することが考えらえる。
また、悪路走行時における接地性向上の観点からも、リアサスペンションのダンパのリバウンドストロークを延長することは有効であると考えられる。
しかし、ダンパのリバウンドストロークを通常走行時には必要ない程度まで過度に長くしてしまうと、通常走行時における操縦安定性などに弊害が生じることが懸念される。
このため、ストローク速度が遅い領域ではリバウンドストロークを比較的大きくし、ストローク速度が速い領域ではリバウンドストロークを制限することが要望されている。
上述した問題に鑑み、本発明の課題は、ストローク速度が高速である場合に低速である場合に対してリバウンドストロークを制限可能なダンパを提供することである。
上述した課題を解決するため、本発明のダンパは、車輪側と車体側との一方に接続され作動流体が充填された第1シリンダと、前記第1シリンダの内径側に前記第1シリンダに対して軸方向に相対変位可能に挿入された第1ピストンと、前記第1ピストンに設けられ前記第1ピストンの前記第1シリンダに対する相対変位に応じて前記作動流体を通過させるピストンバルブと、前記車輪側と前記車体側との他方に接続されたロッドと、前記第1ピストンと前記ロッドとの一方に固定された第2シリンダと、前記第1ピストンと前記ロッドとの他方に固定されかつ前記第2シリンダの内径側に前記第2シリンダに対して軸方向に相対変位可能に挿入された第2ピストンと、前記第2シリンダの内部における前記第2ピストンの一方側の液室と前記第1シリンダの内部とを連通させて、前記第2ピストンを前記第1ピストンと前記ロッドとの間隔が短縮される方向へ押圧する液圧を供給する連通流路と、前記第1シリンダと前記ロッドとの相対移動速度が所定値以上の場合にのみ前記第2シリンダに対する前記第2ピストンの相対変位を許容するとともに他の場合には前記第2シリンダに対する前記第2ピストンの相対変位を規制する第2ピストン規制部とを備えることを特徴とする。
なお、ここで軸方向とは、ダンパの伸縮時における第1シリンダとロッドとの相対移動方向である伸縮軸線方向を意味するものとする。
本発明によれば、第1シリンダとロッドとの相対移動速度が所定値以上の場合には、第2シリンダの内部に供給される液圧によって、第2ピストンが第1ピストンとロッドとの間隔が短縮される方向へ変位する。
このため、第1ピストンがロッドと近接した状態となることから、第1シリンダがリバウンド方向(伸び方向)へ変位した際の最大リバウンドストローク(典型的には、リバウンドストッパのストッパ当たりが生じる際の伸びストローク)が小さくなる。
これにより、ストローク速度が高速である場合に、低速である場合に対してリバウンドストロークを制限することが可能となる。
その結果、車両の良路走行時の性能に影響を与えることなく、低速で比較的大きな凹凸を通過する際のリバウンドストロークを延長することができ、例えばスピードブレーカーなどの大突起を通過する際のリバウンドストッパ当たりによる異音を抑制したり、悪路走行時のタイヤの接地性を向上することができる。
本発明において、前記第2ピストン規制部は、前記第2シリンダの内部に設けられ、前記第1ピストンが前記ロッドから離間する方向に付勢するばね要素を有する構成とすることができる。
これによれば、簡単な構成により上述した効果を得ることができる。
本発明において、前記第2ピストン規制部は、前記第2ピストンに設けられ前記第1シリンダと前記ロッドとの相対移動速度の増加に応じて開弁し、前記第2ピストンの前記第2シリンダに対する相対変位に応じて前記作動流体を通過させる補助バルブを有する構成とすることができる。
これによれば、補助バルブの特性のチューニングにより、ダンパのストローク速度とストローク長との相関を適切に設定することができる。
本発明において、前記補助バルブは、前記連通流路から前記第2シリンダへ供給される液圧の増加に応じて開弁する圧力感応弁である構成とすることができる。
これによれば、簡単な構成により確実に上述した効果を得ることができる。
また、本発明において、前記補助バルブを開閉するアクチュエータと、前記車両の走行状態を検出する走行状態検出部と、前記走行状態検出部の出力に基づいて、前記第1シリンダと前記ロッドとの相対移動速度が高速になると判別された場合に、前記アクチュエータに前記補助バルブを開弁させる補助バルブ制御部とを備える構成とすることができる。
これによれば、車両の走行状態に応じて、ダンパのストローク速度が高速となる状況を判別した場合に、補助バルブをアクチュエータで開弁させることにより、きめ細かい制御を行うことができる。
以上説明したように、本発明によれば、ストローク速度が高速である場合に低速である場合に対してリバウンドストロークを制限可能なダンパを提供することができる。
本発明を適用したダンパの第1実施形態を伸縮軸線を含む平面で切って見た模式的断面図である。 第1実施形態のダンパの低速ストローク時の状態変化の一例を時系列で示した図である。 第1実施形態のダンパの高速ストローク時の状態変化の一例を時系列で示した図である。 第1実施形態のダンパにおける低速ストローク時と高速ストローク時のリバウンドストロークの違いを示す図である。 本発明を適用したダンパの第3実施形態の制御システムの構成を示す図である。 本発明を適用したダンパの第4実施形態を伸縮軸線を含む平面で切って見た模式的断面図である。
<第1実施形態>
以下、本発明を適用したダンパの第1実施形態について説明する。
第1実施形態のダンパは、例えば自動車等の車両のサスペンション装置に、ばね要素と並列に設けられ、ストローク速度に応じた減衰力を発生する減衰要素(ショックアブソーバ、油圧緩衝器)である。
図1は、第1実施形態のダンパを伸縮軸線を含む平面で切って見た模式的断面図である。
図1においては、例えば、車両の1G状態(初期状態・中立状態)を示している。(後述する図6において同じ)
第1実施形態のダンパ1は、例えば、車両の後輪用のダブルウィッシュボーン式サスペンション等に用いられるものである。
ダンパ1は、内筒10、外筒20、第1ロッド30、第1ピストン40、第2ピストン50、第2ロッド60、リバウンドストッパ70、ベースバルブ80等を有する。
ここで、伸縮軸線とは、内筒10、外筒20、第1ロッド30の中心軸に沿った直線を指すものとする。
ダンパ1は、この伸縮軸線に沿って、内筒10、外筒20からなる本体筒部と、第1ロッド30とが伸縮方向に相対変位する。
内筒10、外筒20は、伸縮軸線と同心に設けられた円筒上の部材である。
内筒10、外筒20は、複筒式油圧緩衝器であるダンパ1の本体筒を構成する。
内筒10の内径側は、第1ピストン40が挿入され、本発明の第1シリンダとして機能する。
内筒10の内径側には、ダンパ1の作動流体であるオイルOが充填されている。
内筒10は、外筒20の内径側に挿入されている。
外筒20は、内筒10の外径側に設けられ、ダンパ1の外表面の一部を構成する部材である。
外筒20の内周面と内筒10の外周面との間には空隙Sが設けられている。
外筒20の上端部、下端部は、端面21,22により閉塞されている。
空隙Sの下部には、ベースバルブ80を介して流入したオイルOが貯留されている。
空隙Sの上部(オイルO以外の領域)には、ガスGが封入されている。
外筒20の下部は、例えば、図示しないサスペンション装置のバネ下部品(典型的にはサスペンションリンク)に、例えばゴムブッシュ等の弾性体を介して連結される。
第1ロッド30は、下部が端面21に形成された開口を介して内筒10の内部に挿入されるとともに、上部が内筒10から突出した円柱状の部材である。
第1ロッド30の上部は、図示しない弾性体ブッシュ等を介して、車体又はサブフレーム等の車体側部材に連結される。
第1ロッド30は、内筒10に対して伸縮軸線方向に相対変位可能となっている。
第1ロッド30の第1ピストン40側の端面31は、後述するリバウンドストッパ70の円盤部71と対向して配置されている。
第1ロッド30の第1ピストン40側の端部(図1における下端部)近傍には、シリンダ32が形成されている。
シリンダ32は、ダンパ1の伸縮軸線と同心となる円柱状の形状を有する空洞部である。
シリンダ32は、本発明の第2シリンダとして機能する。
シリンダ32の内径側には、第2ピストン50が挿入されている。
第1ロッド30は、第2ピストン50等の組み込みを可能とするため、図示しない分割箇所において分割し、シリンダ32の内部へアクセスすることが可能となっている。
第1ロッド30は、さらに連通穴33を有する。
連通穴33は、第1ロッド30の外周面からシリンダ32の内周面まで貫通して形成されたオイル流路である。
連通穴33は、内筒10(第1シリンダ)の内部と、シリンダ32の内部とを連通させる。
第1ロッド30の伸縮軸線方向における貫通穴33の位置は、第2ピストン50に対して第1ピストン40側(図1の場合には下側)に配置されている。
第1ピストン40は、内筒10の内径側に、内筒10に対して伸縮軸線方向に沿って相対変位可能な状態で挿入された部材である。
第1ピストン40には、ダンパ1がストロークする際に、オイルを通過させるとともに、流路抵抗によって減衰力を発生するピストンバルブが設けられている。
第1ピストン40のピストンバルブは、ダンパ1の主にリバウンド側の減衰力を発生させる。
第2ピストン50は、第1ロッド30のシリンダ32の内径側に、第1ロッド30に対して伸縮軸線方向に沿って相対変位可能な状態で挿入された部材である。
第2ピストン50には、第2ピストン50が第1ロッド30に対して相対変位する際に、オイルを通過させるとともに、流路抵抗によって減衰力を発生するピストンバルブが設けられている。
シリンダ32における第1ピストン40側とは反対側(図1の場合には上側)の端面部と、この端面部と対向する第2ピストン50の面部との間には、スプリング51が設けられている。
スプリング51は、第2ピストン50を第1ピストン40側へ付勢する例えば圧縮コイルばね等のばね要素である。
スプリング51は、第2ピストン50に所定のプリセット荷重P(図2等参照)を与えるばね要素である。
第2ピストン50は、シリンダ32内における第2ピストン50の上方の液室と下方の液室との圧力差が所定値以上となる(ダンパ1のストローク速度が所定値以上となる)までは、シリンダ32に対する相対変位がスプリング51により拘束された状態となっている。
また、この圧力差が所定値以上となった後は、スプリング51が圧縮変形を開始する。
このとき、第2ピストン50は、シリンダ32に対して、第1ロッド30と第1ピストン40とを短縮する方向に変位する。
第2ロッド60は、第1ピストン40と第2ピストン50とを連結する円柱状(あるいは軸状)の部材である。
第2ロッド60は、一体に形成された小径部61、大径部62を有する。
小径部61は、第2ロッド60における第2ピストン50側の部分(図1における上部)である。
小径部61の一部(図1における上部)は、第1ロッド30の端面31に形成された開口からシリンダ32の内部に挿入されている。
小径部61の突端部(図1における上端部)には、第2ピストン50が固定されている。
大径部62は、第2ロッド60における第1ピストン40側の部分(図1における下部である。
大径部62と小径部61との境界部には、段状に拡径された段部が設けられている。
大径部62の突端部(図1における下端部)には、第1ピストン40が固定されている。
リバウンドストッパ70は、ダンパ1のリバウンド(伸び)方向における最大ストロークを規制するものである。
リバウンドストッパ70は、基部71、円筒部72、ストッパ部材73等を有して構成されている。
基部71は、第2ロッド60の小径部61と大径部62との間の段部に取り付けられている。
基部71は、例えば、中央部に開口を有する円盤状に形成されている。
基部71の開口には、第2ロッド60の小径部61が挿入されている。
円筒部72は、基部71の外周縁部から、端面21側(図1における上方)に延在している。
円筒部72は、ダンパ1の伸縮軸線と同心に配置されている。
ストッパ部材73は、円筒部72の端面21側の端部に取り付けられた弾性体である。
ストッパ部材73は、ダンパ1がリバウンド側へ伸び切った状態以外では、端面21と間隔を隔てて対向して配置されている。
また、ダンパ1がリバウンド方向へ伸び切った状態においては、ストッパ部材73は端面21と当接する。
ベースバルブ80は、内筒10の第1ロッド30側とは反対側の端部に設けられている。
ベースバルブ80は、ダンパ1がストロークする際に、内筒10の内部から、内筒10と外筒20との間隔との間でオイルを通過させるとともに、流路抵抗によって減衰力を発生する。
ベースバルブ80は、ダンパ1の主にバウンド側(バンプ側)の減衰力を発生させる。
以下、第1実施形態のダンパ1のストローク時の動作について説明する。
図2は、第1実施形態のダンパの低速ストローク時の状態変化の一例を時系列で示した図である。
図2の下段は、ダンパ1のストロークの時系列変化を示し、上段は、各時点でのダンパ1の状態を示している。
なお、下段に示すストロークの時系列変化は、理解を容易にするための便宜的なものであり、実際のストローク量を正確に図示したものではない。
ストロークの時系列変化は、先ず初期状態(中立状態)からバウンド側(縮側)に変位した後、伸び側への変位に転じ、初期状態を超えてリバウンド側(伸び側)に変位し、リバウンドストッパ当たりが生じるまでの推移を示している。(以上、後述する図3において同じ)
図2においては、例えば、車両が低速でスピードブレーカー(車両を減速させるために路面に設けられる突起)を通過したり、比較的大周期かつ振幅が大きい凹凸を有する悪路(いわゆるモーグル路等)を通過する場合のように、ダンパ1のストローク速度が比較的遅くかつ路面の凹凸が大きい状態を示している。
図2(a)に示す初期状態から、図2(b)に示すように、内筒10、外筒20が第1ロッド30に対して上昇してバウンド側への変位が開始されると、内筒10の内部において、第1ピストン40の上下で圧力差が生じ、オイルは第1ピストン40のピストンバルブを通過して下方から上方へ移動する。このとき、ピストンバルブは、ダンパ1のストローク速度に応じた減衰力を発生する。
また、内筒10への第1ロッド30の挿入深さが大きくなり、内筒10内でオイルが貯留可能な容積が減少することにより、一部のオイルは、ベースバルブ80を通過して内筒10と外筒20との間隔へ移動する。
このとき、オイルが第1ピストン40を押し上げる力Fは、スプリング51のプリセット荷重P未満である。
この状態では、第2ピストン50は、スプリング51のプリセット荷重によって拘束され、第1ロッド30に対して相対変位することはない。
このため、図2(c)に示すように、内筒10が第1ロッド30に対してさらにバウンド側へストロークした場合であっても、第1ロッド30に対する第1ピストン40の相対位置は不変である。
その後、第1ロッド30に対して内筒10、外筒20が下降を開始(リバウンド側へのストロークを開始)する場合にも、第1ロッド30に対する第1ピストン40の相対位置は不変のまま、第1ロッド30及び第1ピストン40に対して内筒10、外筒20は下降する。
最終的には、図2(d)に示すように、ストッパ部材73が端面21に当接する(ストッパ当たりする)ことにより、リバウンドストロークが規制される。
図3は、第1実施形態のダンパの高速ストローク時の状態変化の一例を時系列で示した図である。
図3(a)に示す初期状態から、図3(b)に示すように、内筒10、外筒20が第1ロッド30に対して上昇してバウンド側への変位が開始されると、低速ストローク時と同様に、内筒10の内部において、第1ピストン40の上下で圧力差が生じ、オイルは第1ピストン40のピストンバルブを通過して下方から上方へ移動する。このとき、ピストンバルブは、ダンパ1のストローク速度に応じた減衰力を発生する。
また、内筒10への第1ロッド30の挿入深さが大きくなり、内筒10内でオイルが貯留可能な容積が減少することにより、一部のオイルは、ベースバルブ80を通過して内筒10と外筒20との間隔へ移動する。
ここで、ダンパ1のストローク速度が所定値以上となる高速ストローク時においては、オイルが第1ピストン40を押し上げる力Fが、スプリング51のプリセット荷重P以上となる。
この状態では、オイルから第1ピストン40への作用力により、スプリング51が圧縮され、第2ピストン50はロッド32に対して押し込まれる方向(第1ピストン40が第1ロッド30に近接する方向)に変位する。
このため、図3(c)に示すように、内筒10、外筒20が第1ロッド30に対してさらにバウンド側へストロークした場合であっても、初期状態に対して第1ピストン40が第1ロッド30に近接した状態(第1ピストン40と第1ロッド30とが短縮した状態)に維持される。
その後、第1ロッド30に対して内筒10が下降を開始(リバウンド側へのストロークを開始)する場合にも、連通穴33からシリンダ32内へ供給されるオイルの圧力は低下しないため、第1ピストン40が第1ロッド30に近接した状態のまま、第1ロッド30及び第1ピストン40に対して内筒10、外筒20は下降する。
最終的には、図3(d)に示すように、ストッパ部材73が端面21に当接する(ストッパ当たりする)ことにより、リバウンドストロークが規制される。
図4は、第1実施形態のダンパにおける低速ストローク時と高速ストローク時のリバウンドストロークの違いを示す図である。
上述したように、高速ストローク時においては、第1ピストン40が第1ロッド30に近接するよう、第2ピストン50がシリンダ32に対して変位することにより、ストッパ部材73の端面21への当接が生じる際の内筒10、外筒20の降下量(リバウンドストローク)が、図4に示すストローク差ΔSだけ、低速ストローク時に対して小さくなる。
以上説明した第1実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)内筒10、外筒20と、第1ロッド30との相対移動速度(ストローク速度)が所定値以上の場合には、シリンダ32の内部に供給されるオイルOの圧力によって、第2ピストン50が第1ピストン40と第1ロッド30との間隔が短縮される方向へ変位する。
このため、第1ピストン40が第1ロッド30と近接した状態となることから、内筒10、外筒20がリバウンド方向(伸び方向)へ変位した際に、ダンパ1が伸び切る(リバウンドストッパ当たりが生じる)ストロークが小さくなる。
これにより、ストローク速度が高速である場合に、低速である場合に対してリバウンドストロークを制限することが可能となる。
その結果、車両の良路走行時の性能に影響を与えることなく、低速で比較的大きな凹凸を通過する際のリバウンドストロークを延長することができ、例えばスピードブレーカーなどの大突起を通過する際のリバウンドストッパ当たりによる異音を抑制したり、悪路走行時のタイヤの接地性を向上することができる。
(2)シリンダ32の内部に設けたスプリング51によって、低速ストローク時における第2ピストン50の移動の規制を行うことにより、簡単な構成で上述した効果を得ることができる。
(3)高速ストローク時には、第2ピストン50のピストンバルブをオイルが通過する際の流路抵抗によっても減衰力を得られるため、ダンパ1全体として減衰力を向上し、良路高速走行時などにおける車両の過剰な姿勢変化を抑制することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明を適用したダンパの第2実施形態について説明する。
以下説明する各実施形態において、従前の実施形態と共通する箇所には同じ符号を付して説明を省略し、主に相違点について説明する。
第2実施形態においては、第2ピストン50に設けられるピストンバルブを、連通穴33からシリンダ32内に導入されるオイルOの圧力が所定値以上となった場合に開弁する圧力感応弁としている。
第2ピストン50のピストンバルブは、内筒10、外筒20と第1ロッド30との相対移動速度の増加に応じたオイルOの圧力により開弁し、第2ピストン50のシリンダ32に対する相対変位に応じてオイルOを通過させる補助バルブ(第2ピストン規制部)として機能する。
この場合、スプリング51のばね定数は、第1実施形態のようなプリセット荷重Pを考慮する必要はなく、第2ピストン50に油圧が作用しない中立状態において、第2ピストン50を初期状態の位置に復帰させることが可能である程度に設定すればよい。
以上説明した第2実施形態によれば、上述した第1実施形態の効果と同様の効果に加えて、第2ピストン50のピストンバルブの特性のチューニングにより、ダンパ1のストローク速度とストローク長との相関を適切に設定することができる。
また、ピストンバルブをシリンダ32へ供給されるオイル圧力の増加に応じて開弁する圧力感応弁とすることにより、簡単な構成により確実に上述した効果を得ることができる。
<第3実施形態>
次に、本発明を適用したダンパの第3実施形態について説明する。
第3実施形態においては、第2実施形態の第2ピストン50のピストンバルブとして、アクチュエータ(一例としてソレノイド)により開閉可能なバルブを用いるとともに、車両の走行状態に応じてバルブの開閉を制御している。
第3実施形態においても、第2実施形態と同様に、第2ピストン50のピストンバルブが第2ピストン規制部として機能する。
図5は、第3実施形態のダンパの制御システムの構成を示す図である。
制御システム200は、ダンパ制御ユニット210、環境認識ユニット220、走行モード制御ユニット230等を有する。
各ユニットは、例えば、CPU等の情報処理部、RAMやROM等の記憶部、入出力インターフェイス、及び、これらを接続するバス等を有するマイクロコンピュータとして構成することができる。
また、各ユニットは、例えばCAN通信システム等の車載LANを介して、あるいは直接に、通信可能に接続されている。
ダンパ制御ユニット210は、第2ピストン50のピストンバルブ(本発明における補助バルブ)を開閉するアクチュエータであるソレノイド211を制御し、駆動させる補助バルブ制御部である。
ダンパ制御ユニット210には、ダンパストロークセンサ212が接続されている。
ダンパストロークセンサ212は、ダンパ1のストローク(第1ロッド30に対する内筒10の相対位置)を検出する位置エンコーダを有する。
ダンパ制御ユニット210は、ダンパストロークセンサ212が検出するストロークを時間微分することにより、ダンパ1のストローク速度(第1ロッド30に対する内筒10の相対速度)を演算する。
環境認識ユニット220は、自車両前方等の環境を、各種センサ等を用いて認識するものである。
環境認識ユニット220には、センサの一例として、ステレオカメラ装置221が接続されている。
ステレオカメラ装置221は、所定の基線長だけ水平方向に離間させて配置され、車両前方を撮像範囲とする一対のカメラと、これらカメラの撮像画像にステレオカメラ処理を行って物体の認識、物体と自車両との相対位置の演算などを行う画像処理部を有する。
環境認識ユニット220は、ステレオカメラ装置221からの情報に応じて、自車両前方に存在し、自車両の通過が予定されるスピードブレーカー等の障害物や、大振幅の凹凸路などを認識することができる。
走行モード制御ユニット230は、ドライバ等の乗員による走行モード選択スイッチ231の操作に応じて、車両の走行モードを変更するものである。
走行モードとして、例えば、通常の良路走行時に用いられる通常モードと、悪路走行に用いられる悪路モードなどが設定される。
走行モード制御ユニット230は、選択された走行モードに応じて、エンジン等の走行用動力源の特性、変速機における変速制御、AWDトランスファの締結力制御、各車輪の制動力を利用して一部の車輪の空転を防止するLSD制御などの内容を変更する。
環境認識ユニット220、走行モード制御ユニット230は、本発明の走行状態検出部として機能する。
ダンパ制御ユニット210は、例えば、以下の条件の少なくとも一つが充足された場合には、第2ピストンバルブソレノイド211に第2ピストン50のピストンバルブを閉じさせてダンパ1のリバウンドストロークを比較的長い状態にするとともに、それ以外の場合には、ピストンバルブを開けさせてダンパ1のリバウンドストロークを制限する。
(1)ダンパストロークセンサ212が検出するダンパ1のストローク速度が所定値以下
(2)環境認識ユニット220がスピードブレーカー等の突起物あるいは悪路を認識
(3)走行モード制御ユニット230において悪路モードを選択
すなわち、ダンパ制御ユニット210は、内筒10、外装20と、ロッド30との相対移動速度が高速になると判別された場合に、ソレノイド211に第2ピストン50のピストンバルブ(補助バルブ)を開弁させる。
以上説明した第3実施形態によれば、車両の走行状態に応じて、ダンパ1のストローク速度が高速となる状況を判別した場合に、第2ピストン50のピストンバルブをソレノイド211で開弁させることにより、きめ細かい制御を行うことができる。
<第4実施形態>
次に、本発明を適用したダンパの第3実施形態について説明する。
図6は、第4実施形態のダンパを伸縮軸線を含む平面で切って見た模式的断面図である。
第4実施形態のダンパ1Aは、例えば、車両の前輪用のマクファーソンストラット式サスペンション等に用いられるものである。
第4実施形態のダンパ1Aは、第1実施形態の第1ロッド30、第2ピストン50、第2ロッド60、リバウンドストッパ70に代えて、以下説明するロッド130、第2ピストン150、第2ロッド160、リバウンドストッパ170を有する。
ロッド130は、下部が端面21に形成された開口を介して内筒10の内部に挿入されるとともに、上部が内筒10から突出した円柱状の部材である。
ロッド130の上部は、図示しない弾性体ブッシュ等を介して、車体又はサブフレーム等の車体側部材に連結される。
ロッド130は、内筒10に対して伸縮軸線方向に相対変位可能となっている。
ロッド130の第1ピストン40側の端部は、第2ピストン50の上部に連結されている。
第2ピストン150は、ロッド130の第1ピストン40側の端部(図6における下端部)に連結された円盤状の部材である。
第2ピストン150は、第2ロッド160の内部に形成されたシリンダ162(第2のシリンダ)の内部に、第2ロッド160に対して伸縮軸線方向に沿って相対変位可能な状態で挿入されている。
第2ピストン150には、第2ピストン150が第2ロッド160に対して相対変位する際に、オイルを通過させるとともに、流路抵抗によって減衰力を発生するピストンバルブが設けられている。
第2ロッド160は、第1ピストン40からロッド130側(上方側)に突出して設けられた円柱状の部材である。
第2ロッド160の第1ピストン40側とは反対側(上方側)の端面161には、ロッド130の下端部がシリンダ162内へ挿入される開口が形成されている。
第2ロッド160の内部には、シリンダ162が形成されている。
シリンダ162は、ダンパ1の伸縮軸線と同心となる円柱状の形状を有する空洞部である。
シリンダ162は、本発明の第2シリンダとして機能する。
シリンダ162の内径側には、第2ピストン150が挿入されている。
第2ロッド160は、第2ピストン150等の組み込みを可能とするため、図示しない分割箇所において分割し、シリンダ162の内部へアクセスすることが可能となっている。
シリンダ162の内部には、第2ピストン150を第1ピストン40側とは反対側(図6における上方)へ付勢するスプリング151が設けられている。
スプリング151は、例えば、第2ピストン150の第1ピストン40側の面部と、シリンダ162の第1ピストン側の端部(端面)との間にわたして設けられて圧縮コイルばねである。
スプリング151は、所定のプリセット荷重Pを発生し、ダンパ1の低速ストローク時に、第2ピストン150の第2ロッド160に対する相対変位を規制する第2ピストン規制部である。
第2ロッド160は、さらに連通穴163を有する。
連通穴163は、第2ロッド160の外周面からシリンダ162の内周面まで貫通して形成されたオイル流路である。
連通穴163は、内筒10(第1シリンダ)の内部と、シリンダ162の内部とを連通させる。
第2ロッド160の伸縮軸線方向における貫通穴163の位置は、第2ピストン150に対して第1ピストン40側とは反対側(図6の場合には上側)に配置されている。
リバウンドストッパ170は、ダンパ1Aのリバウンド(伸び)方向における最大ストロークを規制するものである。
リバウンドストッパ170は、円盤部171、ストッパ部材172等を有して構成されている。
円盤部171は、ダンパ1Aの伸縮軸線と同心の円盤状の部材である。
円盤部171の中央部には、ロッド130が挿通される開口が形成されている。
円盤部171は、第2ロッド160の第1ピストン40側とは反対側(上側)の端部に固定されている。
円盤部171は、ロッド130に対する第2ロッド160の相対変位に追従して、ロッド130に対して相対変位する。
ストッパ部材172は、円盤部171の端面21と対向する面部に取り付けられた弾性体である。
ストッパ部材172は、ダンパ1Aがリバウンド側へ伸び切った状態以外では、端面21と間隔を隔てて対向して配置されている。
また、ダンパ1Aがリバウンド方向へ伸び切った状態においては、ストッパ部材172は端面21と当接する。
第4実施形態においては、ダンパ1Aの低速ストローク時には、第2ピストン150は、スプリング151のプリセット荷重Pにより、第2ロッド160に対する相対変位が規制される。
一方、ダンパ1Aの高速ストローク時には、連通穴163からシリンダ162内へ導入されるオイルの圧力がプリセット荷重Pに打ち勝つことにより、第2ピストン150が第1ピストン40に近接する方向に変位する。
これにより、ダンパ1Aのリバウンドストローク量は、低速ストローク時に対して制限(短縮)される。
以上説明した第4実施形態によれば、上述した第1実施形態の効果と同様の効果に加えて、さらに、例えばマクファーソンストラット式サスペンションなどに用いられる比較的ロッド径が小さいダンパであっても、本発明を適用することが可能となる。
また、第4実施形態のダンパ1Aの構成において、第2実施形態と同様に、第2ピストン150のピストンバルブを圧力感応弁とし、第2ピストン規制部として利用することも可能である。また、第3実施形態と同様に、第2ピストン150のピストンバルブをソレノイド等のアクチュエータで開閉することもできる。
(変形例)
本発明は、以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
例えば、ダンパを構成する各部品の形状、構造、材質、製法、個数、配置等は、上述した各実施形態に限定されることなく、適宜変更することができる。
例えば、各実施形態のダンパは、本体筒として内筒及び外筒を有する複筒式のものでるが、本発明は、オイル室とガス室とをフリーピストンを介して直列に配置した単筒式のダンパにも適用することができる。
また、ダンパが設けられるサスペンション装置の形式、レイアウトや、車両の構成も特に限定されない。
1 ダンパ(第1実施形態) 1A ダンパ(第4実施形態)
10 内筒 20 外筒
21,22 端面 30 第1ロッド
31 端面 32 シリンダ
33 連通穴 40 第1ピストン
50 第2ピストン 51 スプリング
60 第2ロッド 61 小径部
62 大径部 70 リバウンドストッパ
71 基部 72 円筒部
73 ストッパ部材 80 ベースバルブ
130 ロッド 150 第2ピストン
151 スプリング 160 第2ロッド
161 端面 162 シリンダ
163 連通穴 170 リバウンドストッパ
171 円盤部 172 ストッパ部材
200 制御システム(第3実施形態)
210 ダンパ制御ユニット 211 ソレノイド
212 ダンパストロークセンサ 220 環境認識ユニット
221 ステレオカメラ装置 230 走行モード制御ユニット
231 走行モード選択スイッチ

Claims (5)

  1. 車輪側と車体側との一方に接続され作動流体が充填された第1シリンダと、
    前記第1シリンダの内径側に前記第1シリンダに対して軸方向に相対変位可能に挿入された第1ピストンと、
    前記第1ピストンに設けられ前記第1ピストンの前記第1シリンダに対する相対変位に応じて前記作動流体を通過させるピストンバルブと、
    前記車輪側と前記車体側との他方に接続されたロッドと、
    前記第1ピストンと前記ロッドとの一方に固定された第2シリンダと、
    前記第1ピストンと前記ロッドとの他方に固定されかつ前記第2シリンダの内径側に前記第2シリンダに対して軸方向に相対変位可能に挿入された第2ピストンと、
    前記第2シリンダの内部における前記第2ピストンの一方側の液室と前記第1シリンダの内部とを連通させて、前記第2ピストンを前記第1ピストンと前記ロッドとの間隔が短縮される方向へ押圧する液圧を供給する連通流路と、
    前記第1シリンダと前記ロッドとの相対移動速度が所定値以上の場合にのみ前記第2シリンダに対する前記第2ピストンの相対変位を許容するとともに他の場合には前記第2シリンダに対する前記第2ピストンの相対変位を規制する第2ピストン規制部と
    を備えることを特徴とするダンパ。
  2. 前記第2ピストン規制部は、前記第2シリンダの内部に設けられ、前記第1ピストンが前記ロッドから離間する方向に付勢するばね要素を有すること
    を特徴とする請求項1に記載のダンパ。
  3. 前記第2ピストン規制部は、前記第2ピストンに設けられ前記第1シリンダと前記ロッドとの相対移動速度の増加に応じて開弁し、前記第2ピストンの前記第2シリンダに対する相対変位に応じて前記作動流体を通過させる補助バルブを有すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のダンパ。
  4. 前記補助バルブは、前記連通流路から前記第2シリンダへ供給される液圧の増加に応じて開弁する圧力感応弁であること
    を特徴とする請求項3に記載のダンパ。
  5. 前記補助バルブを開閉するアクチュエータと、
    前記車両の走行状態を検出する走行状態検出部と、
    前記走行状態検出部の出力に基づいて、前記第1シリンダと前記ロッドとの相対移動速度が高速になると判別された場合に、前記アクチュエータに前記補助バルブを開弁させる補助バルブ制御部と
    を備えることを特徴とする請求項3に記載のダンパ。
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