JP2024006019A - スタンディングパウチ - Google Patents

スタンディングパウチ Download PDF

Info

Publication number
JP2024006019A
JP2024006019A JP2022106551A JP2022106551A JP2024006019A JP 2024006019 A JP2024006019 A JP 2024006019A JP 2022106551 A JP2022106551 A JP 2022106551A JP 2022106551 A JP2022106551 A JP 2022106551A JP 2024006019 A JP2024006019 A JP 2024006019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pouch
width direction
standing
embossed
standing pouch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022106551A
Other languages
English (en)
Inventor
泰士 中村
Hiroshi Nakamura
俊輔 川西
Shunsuke Kawanishi
正洋 本間
Masahiro Honma
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP2022106551A priority Critical patent/JP2024006019A/ja
Publication of JP2024006019A publication Critical patent/JP2024006019A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Bag Frames (AREA)

Abstract

【課題】大容量であってもピン角の発生を抑制できるスタンディングパウチを提供する。【解決手段】対向する2つの可撓性フィルムの周縁がシールされたシール部を有し、内部が収容室とされ正面視で略四角形のパウチ本体と、ガセット部とを有し、1100~2400mLの液体組成物を収容するのに用いられるスタンディングパウチである。パウチ本体は、最大高さの1/2となる位置よりも上側における正面側および背面側に幅方向に直線状に延びるエンボス部が高さ方向に複数配置される。エンボス部は、パウチ本体の幅方向に線対称に設けられる。エンボス部の高さ方向の寸法は、5mm以上、20mm以下であり、エンボス部の間隔は、5mm以上、20mm以下である。幅方向のパウチ本体の長さをWとし、エンボス部の長さをL1とすると、L1/Wで表される値は、0.5以上、0.8以下であり、エンボス部の凸量は、0.5mm以上、1.5mm以下である。【選択図】図1

Description

本発明は、スタンディングパウチに関するものである。
液体洗浄剤、液体石鹸、シャンプー、液体調味料等の液状物を収容する包装材として、スタンディングパウチがある。スタンディングパウチとしては、可撓性を有するシートで形成されたパウチ本体と、パウチ本体から突出する注出体とを有するものが挙げられる。パウチ本体の底部は、内方に折り込まれたガセット部とされている。このため、スタンディングパウチに内容物を収容した製品は、底部が広がり、自立できる。
スタンディングパウチは、詰め替え用製品の容器として汎用されている。詰め替え時には、スタンディングパウチから内容物を注出して、ボトル等の正規容器に内容物を充填する。
上記のスタンディングパウチは、内容量の大きなもの(大容量製品)が求められている。容量の大型化に伴いスタンディングパウチ上側の沈み込みによるピン角によって、スタンディングパウチの胴部にピン角が形成されやすくなっている。このピン角が製造時の外装段ボールへの装填時や輸送過程に外装段ボールと接触し、擦れることによってピンホールとなり液漏れする問題が生じている。
そのため、上記のスタンディングパウチにおいては、上側におけるピン角が生じ難い構成が肝要である。例えば、特許文献1に開示されたスタンディングパウチのように、トップシール部の左右両側を除くほぼ中央部から下側に延びるシール部を設けることで、中央部の強度を大きくしてピン角を抑えることが考えられる。
特開2005-271943号公報
特許文献1に記載されたスタンディングパウチは、容量として600~800mLを挙げており、大容量とはいえない。大容量のスタンディングパウチは、液体組成物の重量が大きく上記のピン角が生じやすいが、特許文献1には、大容量に対応してピン角を抑える構成については言及されていない。
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、大容量であってもピン角の発生を抑制できるスタンディングパウチを提供することを目的とする。
本発明は下記の態様を有する。
[1]対向する2つの可撓性フィルムの周縁がシールされたシール部を有し、内部が収容室とされ正面視で略四角形のパウチ本体と、前記パウチ本体の底部に設けられたガセット部とを有し、前記パウチ本体には、上端縁に隣接する1つの角部に、上方に傾斜する隅切部が形成され、前記シール部は、前記パウチ本体の幅方向の端縁に配置され上下方向に延びる第1サイドシール部および第2サイドシール部と、前記幅方向の一方側に位置する前記第1サイドシール部から前記隅切部の傾斜に沿って前記上端縁まで延びる傾斜シール部と、前記傾斜シール部と前記幅方向の他方側に位置する前記第2サイドシール部との間に位置し前記上端縁に沿って配置されたトップシール部とを有し、前記傾斜シール部に溶着され前記パウチ本体から突出する注出体とを有し、1100~2400mLの液体組成物を収容するのに用いられる、スタンディングパウチであって、前記パウチ本体は、最大高さの1/2となる位置よりも上側における正面側および背面側に、前記幅方向に直線状に延びるエンボス部が高さ方向に間隔をあけて複数配置され、前記エンボス部は、前記パウチ本体の前記幅方向の中心に対して線対称に設けられ、前記エンボス部の前記高さ方向の寸法は、5mm以上、20mm以下であり、複数の前記エンボス部の高さ方向の間隔は、5mm以上、20mm以下であり、前記パウチ本体の前記幅方向の最大長さをWとし、前記エンボス部の前記幅方向の最大長さをL1とすると、L1/Wで表される値は、0.5以上、0.8以下であり、前記エンボス部の凸量は、0.5mm以上、1.5mm以下である、スタンディングパウチ。
[2]前記エンボス部は、4本以上、10本以下の数で配置されている、[1]に記載のスタンディングパウチ。
[3]前記パウチ本体における前記幅方向の最大長さは、200~220mmであり、
前記パウチ本体における最大高さは、280~350mmである、[1]または[2]に記載のスタンディングパウチ。
[4]前記パウチ本体の胴部における前記可撓性フィルムの厚さは、140~240μmである、[1]から[3]のいずれか一項に記載のスタンディングパウチ。
[5]前記胴部における前記可撓性フィルムは、ポリエチレンを含む3層~4層で構成される、[4]に記載のスタンディングパウチ。
[6]前記収容室内の前記液体組成物の充填率は、40~75体積%である、[1]から[5]のいずれか一項に記載のスタンディングパウチ。
本発明では、大容量であってもピン角の発生を抑制できるスタンディングパウチを提供できる。
本発明のスタンディングパウチを示す正面図である。 比較例2のスタディングパウチを示す正面図である。
以下、本発明のスタンディングパウチの実施の形態を、図1を参照して説明する。
なお、以下の実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせている。
図1は、本発明のスタンディングパウチ1を示す正面図である。
図1に示すように、スタンディングパウチ1は、正面視略四角形のパウチ本体10と、注出体20とを有する。
パウチ本体10は、対向する2枚の可撓性フィルム(正面フィルム12、背面フィルム14)の周縁がシールされ、周縁に上端縁13、第一の側縁15、第二の側縁17及び下端縁19が形成されている。すなわち、パウチ本体10の周縁には、シール部10aが形成さている。パウチ本体10の内部には、液体組成物等を収容する収容室11が形成されている。第一の側縁15は、パウチ本体10における幅方向の一方側(図1では左側)に位置する側縁である。第二の側縁17は、パウチ本体10における幅方向の他方側(図1では右側)に位置する側縁である。以下の説明では、幅方向の一方側を単に「左側」と呼び、幅方向の他方側を単に「右側」と呼ぶ場合がある。
パウチ本体10には、底部16aが収容室11内に折り込まれて、ガセット部16が形成されている。底部16aには、上端縁13側に折曲縁16bが形成されている。底部16aの側縁は、正面フィルム12と背面フィルム14とで挟み込まれ、シールされている。底部16aの下端縁は、正面フィルム12と背面フィルム14とのそれぞれにシールされている。なお、ガセット部16の態様は、これに限定されない。
なお、内容物(液体組成物)の充填前のスタンディングパウチ1の上端縁13は、シールされておらず、開口している。
正面視において、パウチ本体10の上端には、直線の隅切部18が形成されている。隅切部18は、上端縁13と、上端縁13に隣接する第一の側縁15とで形成される角部に形成されている。隅切部18は、上方(すなわち、上端縁13の方向)に傾斜している。
パウチ本体10の角部は、隅切部18が形成された角部を除く3つの角部に円弧で隅切が形成されている。
注出体20は、隅切部18に設けられている。注出体20の基端22は、隅切部18に位置する、後述するシール部10aの傾斜シール部において、正面フィルム12と背面フィルム14とに挟まれて、固定されている。注出体20は、パウチ本体10から突出している。
正面フィルム12は、可撓性を有し、かつ背面フィルム14及び底部16aのフィルムとシールできるものであれば、特に限定されず、公知のフィルムを用いることができる。
正面フィルム12としては、例えば、少なくとも外層と内層とを有する多層ラミネートフィルムが挙げられる。
外層としては、例えば、二軸延伸ポリエステルフィルム、二軸延伸ポリアミドフィルム又は延伸ナイロン(ONY)等が挙げられる。内層としては、例えば、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、ポリプロピレン又はメタロセン系ポリエチレン等の熱融着性樹脂からなるフィルムが挙げられる。多層ラミネートフィルムは、エチレンビニルアルコール共重合体のフィルム、アルミニウム箔、酸化ケイ素等の無機物を蒸着したフィルム(例えばアルミ蒸着ポリエチレンテレフタレート:アルミ蒸着PETと以下略す)等のガスバリア性フィルム等を含んでもよい。多層ラミネートフィルムの各構成は、環境素材を含む。
環境素材としては、例えば、植物を原料に作られたバイオマスプラスチックや、使用済みの製品及び製造工程から出る廃棄物を回収し、そこから再利用する再生プラスチック材料、生分解性プラスチックが挙げられる。
パウチ本体10の胴部における可撓性フィルムは、ポリエチレンを含む3層~4層で構成されることが好ましい。
可撓性フィルムが3層未満ではスタンディング性が悪くなるため外観不良となり好ましくない。可撓性フィルムが4層を超えるとコストアップになるため好ましくない。可撓性フィルムを3層とすることで、コスト低減に寄与できる。可撓性フィルムを4層とすることで、ピン角の抑制効果を高くできる。
3層ラミネートフィルムの層構成としては、ONY/アルミ蒸着PET/LLDPE、PET/ONY/LLDPE、ONY/アルミ/LLDPE、PET/PET/LLDPE、PET/アルミ蒸着PET/LLDPEが好ましく、ONY/アルミ蒸着PET/LLDPE、PET/ONY/LLDPE、ONY/PET/LLDPEがより好ましい。
4層ラミネートフィルムの層構成としては、PET/アルミ蒸着PET/ONY/LLDPE、PET/アルミ/ONY/LLDPE、PET/PET/ONY/LLDPE、ONY/アルミ蒸着PET/ONY/LLDPE、ONY/アルミ/ONY/LLDPE、ONY/PET/ONY/LLDPE、ONY/アルミ蒸着PET/PET/LLDPE、ONY/アルミ/PET/LLDPE、ONY/PET/PET/LLDPEが好ましく、PET/アルミ蒸着PET/ONY/LLDPE、PET/アルミ/ONY/LLDPE、PET/PET/ONY/LLDPE、ONY/アルミ蒸着PET/ONY/LLDPE、ONY/アルミ/ONY/LLDPE、ONY/PET/ONY/LLDPEがより好ましい。
なお、層構成の標記は、外層から順に記載されている。即ち、「ONY/アルミ蒸着PET/LLDPE」であれば、外層がONY、内層がLLDPE、外層と内層との間の中間層がアルミ蒸着PETである。
多層ラミネートフィルムの各層の厚さは、パウチ本体10の内容量、収容する液体組成物の組成等を勘案して決定される。多層ラミネートフィルムの各層の厚さは、外層が10~30μm、中間層が10~60μm、内層が80~200μmであることが好ましい。
合計の正面フィルム12の厚さ(全体の厚さ)は、140~220μmが好ましく、160~220μmがより好ましい。
背面フィルム14の層構成、各層の厚さ、全体の厚さは、正面フィルム12と同様である。背面フィルム14の層構成、各層の厚さ、全体の厚さは、各々、正面フィルム12と同じでもよいし、異なってもよい。
パウチ本体10の胴部における可撓性フィルムの厚さは、140~240μmであることが好ましい。
可撓性フィルムの厚さが140μm未満の場合は、ピン角が生じやすくなるとともに、スタンディング性が悪くなるため外観不良となり好ましくない。可撓性フィルムの厚さが240μmを超えた場合は、コストアップになるため好ましくない。
パウチ本体10の胴部における可撓性フィルムの厚さを140~240μmとすることで、コストアップになることなく、ピン角の抑制および外観性の確保に寄与できる。
2層構成の底部16aの層構成としては、ONY/LLDPE、アルミ蒸着PET/LLDPEが好ましく、ONY/LLDPEがより好ましい。
3層構成の底部16aの層構成としては、ONY/ONY/LLDPE、PET/ONY/LLDPE、PET/PET/LLDPEが好ましく、ONY/ONY/LLDPEがより好ましい。
各々の厚さの範囲は内容液の容量や組成により選定され、外層が10~30μm、中間層の合計が10~80μm、内層が80~200μmで、合計の厚さは、140μm~240μmが好ましく、より好ましくは160μm~240μmである。
パウチ本体10の最大高さH(下端縁19から上端縁13までの距離)は、280~350mmが好ましい。高さHが上記下限値以上であれば、パウチ本体10の内容量をより大きくできる。高さHが上記上限値以下であれば、商品棚に、より容易に陳列できる。
パウチ本体10の幅方向の最大長さW(第一の側縁15から第二の側縁17までの距離)は、200~220mmが好ましい。最大長さWが上記下限値以上であれば、パウチ本体10の高さHを低くしつつ、内容量をより大きくできる。最大長さWが上記上限値以下であれば、液体組成物製品を正立状態としたときに、上端縁13が撓むことをより良好に抑制できる。
底部16aの折込幅Dは、50~70mmが好ましく、55~65mmがより好ましい。折込幅Dは、下端縁19から、底部16aの折曲縁16bまでの距離である。
シール部10aは、第1サイドシール部31と第2サイドシール部32と傾斜シール部33とトップシール部34とを有する。
第1サイドシール部31は、第一の側縁15に沿って形成され上下方向に延びる。第2サイドシール部32は、第二の側縁17に沿って形成され上下方向に延びる。傾斜シール部33は、第1サイドシール部31の上端から隅切部18の傾斜に沿って上端縁13まで延びる。傾斜シール部33の右側の端縁は上下方向に延び、上端縁13と直交する。傾斜シール部33には、注出体20が溶着されている。
トップシール部34は、傾斜シール部33と第2サイドシール部32との間に位置し上端縁13に沿って配置されている。トップシール部34は、内容物(液体組成物)の充填前のスタンディングパウチ1において、上端縁13の開口部を形成する領域である。なお、スタンディングパウチ1の製造においては、予めシールして傾斜シール部33、第1サイドシール部31および第2サイドシール部32が形成された状態で内容物を充填した後に、上端縁13をシールしてトップシール部34を形成する。このとき、トップシール部34と傾斜シール部33との境界およびトップシール部34と第2サイドシール部32との境界に隙間が残らないように、トップシール部34は傾斜シール部33および第2サイドシール部32とオーバーラップしてシールされるが、本実施形態におけるトップシール部34は、オーバーラップを考慮せずに、幅方向で傾斜シール部33と第2サイドシール部32との間の範囲に形成されるものと定義する。
トップシール部34の幅方向の最大長さは、一例として、143~165mmである。
第1サイドシール部31および第2サイドシール部32のシール幅は、3mm以上、12mm以下であることが好ましく、5mm以上、10mm以下であることがより好ましい。トップシール部34および傾斜シール部33のシール幅は、3mm以上、15mm以下であることが好ましく、5mm以上、12mm以下であることがより好ましい。
パウチ本体10は、複数(図1では5つ)のエンボス部40を有している。
エンボス部40は、パウチ本体10における最大高さHの1/2となる位置よりも上側に複数配置されている。エンボス部40がパウチ本体10における最大高さHの1/2となる位置よりも下側に配置された場合、エンボス部40が外装段ボールと接触しピンホールが生じる可能性があるため好ましくない。
エンボス部40は、幅方向に直線状に延びており、パウチ本体10の幅方向の中心に対して線対称に設けられている。複数のエンボス部40は、高さ方向に一定の間隔H2をあけて配置されている。エンボス部40は、パウチ本体10における正面側および背面側にそれぞれ配置されている。エンボス部40は、正面フィルム12および背面フィルム14のそれぞれに正面視で重なる位置に配置されている。
エンボス部40が突出する向きは、正面フィルム12および背面フィルム14の両方が外側であることが好ましい。正面フィルム12および背面フィルム14の一方のエンボス部40が外側に突出し、他方のエンボス部40が内側に突出する場合、外側に突出するエンボス部40における裏側の凹部に、内側に突出するエンボス部40の凸部が嵌まり込んでしまい収容室11の収容量に悪影響を及ぼす可能性がある。また、スタンディングパウチ1は外装段ボールに装填される際に、横向きに寝かせた状態で搬送されるため、正面フィルム12および背面フィルム14の両方のエンボス部40が内側に突出する場合、正面フィルム12および背面フィルム14の少なくとも一方が搬送時に擦れてしまう。
正面フィルム12および背面フィルム14の両方のエンボス部40が外側に突出することで、収容室11の収容量に悪影響を及ぼさず、また、正面フィルム12および背面フィルム14の少なくとも一方が搬送時に擦れることを抑制できる。
エンボス部40の高さ方向の寸法H1は、5mm以上、20mm以下であることが好ましく、7mm以上、12mm以下であることがより好ましい。
高さ方向の寸法H1が5mm未満の場合、凹凸の影響によってデザインが歪みやすくなり、印字された文字等に重なった場合に読めなくなる可能性がある。高さ方向の寸法H1が20mmを超えた場合、第一の側縁15および第二の側縁17と平行な折り線で幅方向に二つ折りされる曲げ力が(詳細は後述する)小さくなる。エンボス部40は、4本以上、10本以下の数で配置されていることが好ましい。
間隔H2としては、5mm以上、20mm以下であることが好ましく、7mm以上、12mm以下であることがより好ましい。
間隔H2が5mm未満の場合、凹凸の影響によってデザインが歪みやすくなり、印字された文字等に重なった場合に読めなくなる可能性がある。間隔H2が20mmを超えた場合、第一の側縁15および第二の側縁17と平行な折り線で幅方向に二つ折りされる曲げ力(詳細は後述する)が小さくなる。
エンボス部40の凸量としては、0.5mm以上、1.5mm以下であることが好ましく、0.5mm以上、1.0mm以下であることがより好ましい。
可撓性フィルムに幅方向に延びるエンボス部40が設けられる場合、エンボス部40が幅方向に延びるリブ状となり、幅方向と直交する断面が略T字状となる。この場合、断面係数が大きくなり、上記第一の側縁15および第二の側縁17と平行な折り線で幅方向に二つ折りされる曲げ力が大きくなる。
エンボス部40の凸量が0.5mm未満の場合、エンボス部40によるリブ効果が十分に発揮されない。エンボス部40の凸量が1.5mmを超えた場合、加工による可撓性フィルムの延伸が大きくなり、加工時に破袋する可能性がある。
エンボス部40の凸量は、エンボス部40の周辺の可撓性フィルムに対する、可撓性フィルムの厚さ方向におけるエンボス部40との段差量である。
エンボス部40の幅方向の最大長さをL1とすると、パウチ本体10の幅方向の最大長さWを用いた、L1/Wで表される値は、0.5以上、0.8以下であることが好ましく、0.6以上、0.7以下であることがより好ましい。
最大長さWが200mmである場合では、L1で表される値の範囲は、100mm~160mmであり、好ましくは、120mm~140mmである。
L1/Wで表される値が0.5未満の場合、幅方向におけるピン角の発生位置によっては、エンボス部40がピン角位置から外れることで、ピン角形成に対する抑制効果が低くなる。L1/Wで表される値が0.8を超えると、エンボス部40が第1サイドシール部31および第2サイドシール部32に近づきすぎるため、製袋時に第1サイドシール部31および第2サイドシール部32のシール不良に繋がる可能性がある。
エンボス部40は、例えば、熱罫による加工や、円筒状のロール表面にエンボス型を装着したエンボスロールを通過させることにより、単一の工程で一括して形成することができる。
注出体20は、収容室11の内外を連通し、収容室11内の液体組成物を注出できる部材であればよい。
注出体20としては、円筒状又は多角筒状の注出筒と、注出筒の先端を塞ぐ蓋体とを有するものが挙げられる。
注出体20としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂の成形体が挙げられる。
注出体20の開口径は、収容する液体組成物の物性(例えば、粘度)に応じて適宜決定され、例えば、8.5~21mmとされる。
注出体20の長さ(基端から先端までの距離)は、例えば、18~30mmが好ましい。
注出体20の大きさは、隅切部18に隣接する第一の側縁15の接線と、上端縁13の接線とで囲われる領域内に収まる大きさが好ましい。即ち、注出体20の先端の好ましい位置は、第一の側縁15よりも第二の側縁17寄りで、かつ上端縁13よりも下端縁19寄りである。スタンディングパウチ1を充填機に供給する際には、スタンディングパウチ1の側縁をガイドに当てて整列させる。注出体20の大きさが、上記の領域内に収まる大きさであれば、注出体20がガイドに当接しないため、スタンディングパウチ1をより容易に整列できる。
<液体組成物充填前のスタンディングパウチの製造方法>
スタンディングパウチ1は、従来公知のスタンディングパウチの製造方法に準じて製造される。例えば、それぞれがエンボス部40を有する正面フィルム12と背面フィルム14とを重ね、両フィルムの間に、底部16aを形成するフィルムを折り込み、かつ、隅切部18において注出体20を両フィルムの間に挟み、重ねたフィルムの周縁をシールしてトップシール部34以外のシール部10aを形成することで、スタンディングパウチ1を得る。
<液体組成物>
パウチ本体10に収容される液体組成物としては、例えば、液体洗浄剤組成物、液体柔軟剤組成物、液体漂白剤組成物、液体歯磨組成物、洗口液組成物、液体殺菌剤組成物、液体調味料等が挙げられる。液体洗浄剤組成物としては、衣料用液体洗浄剤組成物、浴室用液体洗浄剤組成物、トイレ用液体洗浄剤組成物、食器用液体洗浄剤組成物等が挙げられる。これらの中でも、液体洗浄剤組成物、液体柔軟剤組成物、液体歯磨組成物、洗口液組成物、浴室用液体洗浄剤組成物が好ましい。
液体組成物の25℃における粘度は、例えば、1~200mPa・sが好ましい。液体歯磨組成物、洗口液組成物、浴室用液体洗浄剤組成物の場合は、通常25℃における粘度が1~10mPa・sである。衣料用液体洗浄剤組成物、液体柔軟剤組成物の場合は、通常25℃における粘度が10~200mPa・sである。
液体歯磨組成物、洗口液組成物、浴室用液体洗浄剤組成物の場合は、TVB-10形粘度計(東機産業社製)のM1ローターを使用し、60回転/分の設定で1分後の粘度を測定した値である(水を含む)。
衣料用液体洗浄剤組成物、液体柔軟剤組成物の場合は、BH形粘度計(東機産業社製)のNo.1ローターを使用し、30回転/分の設定で10回転目の粘度を測定した値である。
試料(液体組成物)は、300mLのトールビーカーに300mLを測り、測定時の試料(液体組成物)の温度は、いずれも25℃である。試料の温度の調整方法としては、例えば、恒温循環水槽(アズワン社製)を用いて、25℃で3時間、調整する方法が挙げられる。
スタンディングパウチ1は、1100~2400mLの液体組成物を収容するのに用いられる容器である。すなわち、スタンディングパウチ1は、内容量(充填量)1100~2400mLの容器である。スタンディングパウチ1の内容量は、1100~2400mLであり、1200~2100mLが好ましい。
内容量が1100mL未満では、消費者が容器の大きさの割に容量が少ないと感じるため好ましくない。内容量が2400mLを超えると容器の大きさに対する充填量の適性から外れ生産適性を欠いてしまう。多くのスタンディングパウチ1における液体組成物の充填は、第1サイドシール部31の傾斜開始点付近を設備のチャックでつかみ、上部から液体組成物を充填し、シーラーでトップシールをし、密封する。そのため、内容量が2400mLを超えた場合、チャックで第1サイドシール部31をつかんだ際に内部の液体組成物がトップシール部34まで上昇しシール不良を引き起こす可能性がある。
収容室11内の液体組成物の充填率は、40~75体積%であることが好ましく、50~70体積%であることがより好ましい。
充填率が40体積%未満では消費者が容器の大きさの割に容量が少ないと感じる。また、充填量が少なくなり、包材費用が無駄に発生しコスト高となる。充填率が75体積%を超えると容器の大きさに対する充填量の適性から外れ生産適性を欠いてしまう。さらに、充填率が75体積%を超えると、上述したように、チャックで第1サイドシール部31をつかんだ際に内部の液体組成物がトップシール部34まで上昇しシール不良を引き起こす可能性がある。
上記の充填率は、下記の式により求められる値である。
充填率(体積%)=(液体組成物の充填量)÷(収容室の満注量)×100
上記の式中、満注量は、収容室11の最大容積である。本実施形態の収容室11の満注量は、例えば、1200~2340mLとされる。
パウチ本体10の最大長さWが200mm、最大高さHが290mmでの満注量は、一例として、2300mLである。この場合、液体組成物の充填量は、920~1725mLとされる。
パウチ本体10の最大長さWが200mm、最大高さHが340mmでの満注量は、一例として、2800mLである。この場合、液体組成物の充填量は、1120~2100mLとされる。
パウチ本体10の最大長さWが220mm、最大高さHが340mmでの満注量は、一例として、3400mLである。この場合、液体組成物の充填量は、1360~2550mLとされる。
<液体組成物充填からのスタンディングパウチ1の製造方法>
液体組成物の充填は、例えば、パウチ充填包装機等の装置を用い、液体組成物をスタンディングパウチ1のパウチ本体10に充填し、その後にトップシール部34をシールする。
パウチ充填包装機等においては、パウチ本体10の両側縁を把持具で把持して、スタンディングパウチ1を吊し、上端の開口部から液体組成物を充填する。
こうして得られたスタンディングパウチ1は、底部16aが下方に押し下げられ、ガセット部16が広がって、正立状態で自立できる。
<スタンディングパウチ1の製造後の後工程>
製造されたスタンディングパウチ1は、後工程として、パンク検査機における検査工程、ケーサー横送り工程、V字バケット移載工程、装填工程および箱正立工程を経て外装段ボールに梱包される。検査工程では、横向きに寝かせた状態でコンベアで搬送されたスタンディングパウチ1に対して、下端縁19側から上端縁13に亘って順次、上側から加圧し、例えば、画像処理を用いてスタンディングパウチ1の異常(シール不良、ピンホール)の有無を検査する。
ケーサー横送り工程では、横向きに寝かせたスタンディングパウチ1をプッシャーで押してケーサーのコンベア上に搬送する。スタンディングパウチ1は、第一の側縁15および第二の側縁17が延びる方向をコンベアの幅方向とした状態で横向きに搬送される。ケーサーのコンベアで搬送されたスタンディングパウチ1は、V字バケット移載工程において、第一の側縁15が上側で第二の側縁17が下側でコンベアに支持された横立ちにされた状態でロボット等によって複数個(例えば、3個)が移載される。装填工程においては、横向きに寝かせた複数のスタンディングパウチ1が幅方向に互いに一部重ねられた状態で外装段ボールに押し込まれて装填される。このとき、外装段ボールは底部が横向きに開口した状態で設置され、スタンディングパウチ1は、外装段ボールの開口に上端縁13側から押し込まれる。スタンディングパウチ1が装填された外装段ボールは、箱正立工程において横向きから正立させた後に封緘される。
上記の後工程におけるパンク検査においては、下端縁19側を加圧した際の内圧の上昇に伴い、上端縁13側において相対的に曲げ強度が小さい箇所にピン角が生じやすい。横向きに寝かせたスタンディングパウチ1におけるトップシール部34は、ケーサー横送り工程ではプッシャーで押されて沈み込むことで屈曲が生じやすい。また、パウチ本体10は、V字バケット移載工程では第二の側縁17が下側でコンベアに支持されて横立ちにされ、装填工程では幅方向に互いに一部重ねられた状態で押し込まれるため、第一の側縁15および第二の側縁17と平行な折り線で幅方向に二つ折りされる曲げ力が加わる。また、パウチ本体10は、トップシール部34の左側が傾斜シール部33と繋がり、トップシール部34の右側が第2サイドシール部と繋がっているため、両端の曲げ強度が大きい。そのため、エンボス部40が設けられていない場合には、プッシャーで押されてトップシール部34において曲げ強度が最も小さい幅方向の中心位置にて沈み込んで屈曲が生じる。そして、パウチ本体10の胴部は、上記沈み込みで生じた屈曲を起点として、曲げ力によって幅方向の中心を折り線として屈曲する。上端縁13側から見た平面視で、屈曲が幅方向の中心を折り線として生じた場合に、スタンディングパウチ1の中心位置からのピン角の突出量は最大となる。従って、装填工程においてスタンディングパウチ1を外装段ボールに押し込んで装填したとき、箱正立工程において外装段ボールを正立させたとき、および梱包後の輸送時において、ピン角が外装段ボールと擦れることで液漏れが生じる場合がある。
これに対して、本実施形態では、パウチ本体10における最大高さHの1/2となる位置よりも上側に、第一の側縁15および第二の側縁17と平行な折り線で幅方向に二つ折りされる曲げ力が大きいエンボス部40が配置されている。
エンボス部40を有することで、幅方向中心における曲げ強度を大きくできる。
そのため、パンク検査において内圧の上昇時、およびプッシャーで押されたときにトップシール部34が沈み込んでも、パウチ本体10の胴部におけるピン角が生じづらくなる。その結果、ピン角が外装段ボールと擦れて液漏れが生じることを抑制できる。また、屈曲によりピン角が生じた場合でも、屈曲部における折り線の交差角が大きくなりやすくなり、ピン角が鋭利なものから鈍角化することで、液漏れが生じることを抑制できる。
以上説明したように、本実施形態のスタンディングパウチ1では、1100~2400mLの大容量を収容するサイズであってもピン角の発生および液漏れを抑制することが可能になる。
以下、実施例を示して本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の記載によって限定されるものではない。
(使用材料)
<スタンディングパウチ>
各例では、以下に示すサンプルとした。
各例のスタンディングパウチの各部材の材質を以下に示す。
[サンプル]
・注出体:内径8.7mm、長さ22mm、材質:高密度ポリエチレン(HDPE)。
・正面フィルム及び背面フィルム(3層):ONY15μm/アルミ蒸着PET12μm/LLDPE150μm。
・底部(2層):ONY25μm/LLDPE150μm。
・最大長W=200mm×最大高さH=340mm×底部折込幅=60mm。
・第1、第2サイドシール部幅:7.5mm。
・トップシール部幅:8.0mm。
・トップシール部の幅方向の最大長さ:143mm。
・エンボス部の高さ寸法H1:10mm。
・エンボス部間の間隔H2:10mm。
・エンボス部の最大長さL1:120mm。
・トップシール部からエンボス部までの距離H3:30mm。
・エンボス部の凸量:0.5mm。
・満注容量:2800mL。
・液の充填量:1900mL。
(実施例1、比較例1~2)
実施例1は、上記実施形態における図1に示したエンボス部を有する形状のスタディングパウチである。
比較例1は、実施例1に対してエンボス部を有さない形状のスタディングパウチである。比較例2は、図2に示すように、実施例1のエンボス部を90°回転させ高さ方向に延びる形状である。
種々検討した結果、25℃における粘度が1~10mPa・sの液体組成物がピン角が発生し易い。よって作製したスタンディングパウチに、表中の仕様に従って内容物として最も低粘度な水(25℃での粘度1mPa・s)を充填し評価した。
作製したスタンディングパウチに、内容物として水を充填した。
得られたスタンディングパウチについて、屈曲によるピン角の発生率を評価した。
<屈曲によるピン角の発生率>
スタンディングパウチの製造プロセスでは、横向きに寝かせた状態で搬送するとともに、ケーシング工程においては、寝かせた状態で外装段ボールに押し込んで装填する。その後に、外装段ボールを正立状態に反転させてから封緘する。
液漏れに繋がるピン角の形成のしやすさの有無を確認するために、ケーシング工程を模した方法にて評価を行った。
上記サンプルを外装段ボール(H-BOX)に注出体が付いている方向からスタンディングパウチを6袋挿入し、3~5秒の時間をかけて正立反転を行い、屈曲によるピン角が発生した袋の個数をカウントした。1つのスタンディングパウチにピン角が複数発生した場合でも、ピン角が発生したスタンディングパウチ1袋としてカウントを行い、6袋を1セットとする確認を10回行い、ピン角発生率%(ピン角発生率=ピン角が発生した袋の数/60×100)を算出して評価した。
≪評価基準≫
ピン角発生率が30%未満を良好(OK)とし、ピン角発生率が30%以上を不良(NG)とした。
実施例1は、ピン角発生率が24%となり良好な評価となった。
比較例1は、ピン角発生率が65%となり良好な評価が得られなかった。
比較例2は、ピン角発生率が53%となり良好な評価が得られなかった。
これらの結果から、本発明を適用することで、本発明の効果を発揮できることを確認できた。
なお、液体組成物を水に代えて、液体組成物A(衣料用液体洗浄剤組成物 トップスーパーNANOXの粘度(25℃)=180mPa・s、ライオン社製)、液体組成物B(液体柔軟剤組成物 ソフランプレミアム消臭 フレッシュグリ-ンアロマの香りの粘度(25℃)=100mPa・s、ライオン社製)を実施例1で使用したスタンディングパウチに充填して液体組成物製品としたところ、上述の実施例1と同様の結果となった。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
1…スタンディングパウチ、 10…パウチ本体、 10a…シール部、 11…収容室、 12…正面フィルム(可撓性フィルム)、 13…上端縁、 14…背面フィルム(可撓性フィルム)、 16…ガセット部、 16a…底部、 18…隅切部、 20…注出体、 31…第1サイドシール部、 32…第2サイドシール部、 33…傾斜シール部、 34…トップシール部、 40…エンボス部、 L1…エンボス部の幅方向の最大長さ、 W…パウチ本体の幅方向の最大長さ

Claims (6)

  1. 対向する2つの可撓性フィルムの周縁がシールされたシール部を有し、内部が収容室とされ正面視で略四角形のパウチ本体と、前記パウチ本体の底部に設けられたガセット部とを有し、前記パウチ本体には、上端縁に隣接する1つの角部に、上方に傾斜する隅切部が形成され、前記シール部は、前記パウチ本体の幅方向の端縁に配置され上下方向に延びる第1サイドシール部および第2サイドシール部と、前記幅方向の一方側に位置する前記第1サイドシール部から前記隅切部の傾斜に沿って前記上端縁まで延びる傾斜シール部と、前記傾斜シール部と前記幅方向の他方側に位置する前記第2サイドシール部との間に位置し前記上端縁に沿って配置されたトップシール部とを有し、前記傾斜シール部に溶着され前記パウチ本体から突出する注出体とを有し、1100~2400mLの液体組成物を収容するのに用いられる、スタンディングパウチであって、
    前記パウチ本体は、最大高さの1/2となる位置よりも上側における正面側および背面側に、前記幅方向に直線状に延びるエンボス部が高さ方向に間隔をあけて複数配置され、
    前記エンボス部は、前記パウチ本体の前記幅方向の中心に対して線対称に設けられ、
    前記エンボス部の前記高さ方向の寸法は、5mm以上、20mm以下であり、
    複数の前記エンボス部の高さ方向の間隔は、5mm以上、20mm以下であり、
    前記パウチ本体の前記幅方向の最大長さをWとし、
    前記エンボス部の前記幅方向の最大長さをL1とすると、
    L1/Wで表される値は、0.5以上、0.8以下であり、
    前記エンボス部の凸量は、0.5mm以上、1.5mm以下である、スタンディングパウチ。
  2. 前記エンボス部は、4本以上、10本以下の数で配置されている、
    請求項1に記載のスタンディングパウチ。
  3. 前記パウチ本体における前記幅方向の最大長さは、200~220mmであり、
    前記パウチ本体における最大高さは、280~350mmである、
    請求項1または2に記載のスタンディングパウチ。
  4. 前記パウチ本体の胴部における前記可撓性フィルムの厚さは、140~240μmである、
    請求項1または2に記載のスタンディングパウチ。
  5. 前記胴部における前記可撓性フィルムは、ポリエチレンを含む3層~4層で構成される、請求項4に記載のスタンディングパウチ。
  6. 前記収容室内の前記液体組成物の充填率は、40~75体積%である、
    請求項1または2に記載のスタンディングパウチ。
JP2022106551A 2022-06-30 2022-06-30 スタンディングパウチ Pending JP2024006019A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022106551A JP2024006019A (ja) 2022-06-30 2022-06-30 スタンディングパウチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022106551A JP2024006019A (ja) 2022-06-30 2022-06-30 スタンディングパウチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024006019A true JP2024006019A (ja) 2024-01-17

Family

ID=89539686

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022106551A Pending JP2024006019A (ja) 2022-06-30 2022-06-30 スタンディングパウチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024006019A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9815258B2 (en) Flexible containers
TWI577612B (zh) 製造撓性容器之方法
AU2002333849B2 (en) Package for a water-soluble capsule
TW201328940A (zh) 具有褶曲型式的實質上堅硬可折疊容器
JP4110940B2 (ja) ノズル付き液体収納容器
TWI602752B (zh) 重裝塡用容器
JP2024006019A (ja) スタンディングパウチ
WO2024004376A1 (ja) スタンディングパウチ
JP2024005885A (ja) スタンディングパウチ
JP2005126114A (ja) 梱包用充填材
JP3353056B2 (ja) 収容容器及びその製造方法
JP4993884B2 (ja) 自立袋
JP5477558B2 (ja) 注出口を有するスタンディングパウチ
JP4171001B2 (ja) 詰め替え用パウチ
JP4303841B2 (ja) 詰め替え用パウチ
EP1321377A1 (en) Package for a water-soluble capsule
JP2010105715A (ja) 注ぎ性を付与した自立包装袋
CN116198836A (zh) 自立袋和液体组合物制品
JP2023145025A (ja) 包装容器
JP4728543B2 (ja) 内容物充填済軟質容器体包装物およびその製造方法
JP2010184725A (ja) 詰め替え用包装袋
JP2023145024A (ja) 包装容器
JP2023145027A (ja) 包装容器
JP2021181328A (ja) 包装袋および包装体
JPH10114362A (ja) 詰替用液体収納袋を収容する箱