JP2024005847A - 斜面補強構造及びその工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】限られた施工範囲で適切に斜面補強を行うことが可能な斜面補強構造及びその工法を提供する。【解決手段】斜面を有する地盤を補強する斜面補強構造1において、斜面から削孔された第一削孔部11と、第一削孔部11に挿入された第一補強材12と、を有し、かつ、第一削孔部11に充填材Fが充填されて第一補強材12が定着した、第一補強体10と、斜面以外の箇所から削孔され、第一削孔部11に接続された第二削孔部21と、第二削孔部21に挿入された第二補強材22と、を有し、かつ、第二削孔部21に充填材Fが充填されて第二補強材22が定着した、第二補強体20と、第一補強材12と第二補強材22とが接続された接続部30と、を設ける。【選択図】図2

Description

本発明は、地震や降雨時の影響により崩壊が危惧される斜面や石積みブロック擁壁等の補強を行うための斜面補強構造及びその工法に関する。
斜面近傍における地盤の補強構造は、一定間隔で斜面側から補強材を打設し、すべり土塊や土圧に対して抵抗力を発生させるものである。一般的に、宅地などの盛土や切土斜面等の地山の耐力が低い場所における補強構造は、長尺の補強材を用いたり、補強材の施工本数を増加させたり、又はグラウトが充填される削孔の径を大きくすることによって、摩擦による引抜抵抗力を確保している。
しかしながら、斜面近傍に宅地などの建物が存在する場合、長尺の補強材を斜面側から施工すると、要求される引抜抵抗力を確保するためには、図1のように補強材80が敷地境界線を越える場合がある。そのような場合には、通常の施工許可に加え、他の施工許可も必要となり、施工の前段階における手続きに手間がかかるといった問題がある。すなわち、施工前の手続き簡素化のためには、敷地境界線を越えない施工を実現できることが好ましい。
一方、敷地境界線を越えない範囲で斜面補強を試みる場合には、限られた施工範囲内での施工となるため、大型の施工機械を使用することが困難であり、斜面補強を行うことが困難であるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、限られた施工範囲で適切に斜面補強を行うことが可能な斜面補強構造及びその工法を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の一態様は、斜面を有する地盤を補強する斜面補強構造であって、前記斜面から削孔された第一削孔部と、前記第一削孔部に挿入された第一補強材と、を有し、かつ、前記第一削孔部に充填材が充填されて前記第一補強材が定着した、第一補強体と、前記斜面以外の箇所から削孔され、前記第一削孔部に接続された第二削孔部と、前記第二削孔部に挿入された第二補強材と、を有し、かつ、前記第二削孔部に充填材が充填されて前記第二補強材が定着した、第二補強体と、前記第一補強材と前記第二補強材とが接続された接続部と、を備えることを特徴としている。
前記第一補強材には、前記第二補強材が接続される接続具が取り付けられ、前記接続部は、前記接続具と前記第二補強材とが接続されることで構成されてもよい。
前記第一補強材の一部を覆う袋体具を備え、前記袋体具内に前記充填材が充填されてもよい。
前記第二削孔部は、地表面から削孔されてもよい。
前記第二削孔部は、前記斜面の延長方向に沿って形成されてもよい。
別の観点による本発明の一態様は、斜面を有する地盤を補強する斜面補強工法であって、前記斜面から削孔される第一削孔部と、前記斜面以外の箇所から削孔される第二削孔部とが接続されるように各削孔部を形成し、前記第一削孔部に第一補強材を、前記第二削孔部に第二補強材をそれぞれ挿入して、前記第一補強材と前記第二補強材とを接続し、前記第一削孔部及び前記第二削孔部に充填材を充填して、前記第一補強材及び前記第二補強材を定着させることを特徴としている。
前記第二補強材が接続される接続具が取り付けられた前記第一補強材を前記第一削孔部に挿入し、前記第二補強材を前記第二削孔部に挿入する際に、前記第二補強材を前記接続具に接続してもよい。
前記第一補強材の一部が袋体具で覆われた該第一補強材を前記第一削孔部に挿入し、前記袋体具内に前記充填材を充填してもよい。
前記第二削孔部は、地表面から削孔されてもよい。
前記第二削孔部は、前記斜面の延長方向に沿って形成されてもよい。
本発明によれば、限られた施工範囲で適切に斜面補強を行うことができる。
敷地境界線の周辺における従来の斜面補強構造の概略構成を示す地盤の縦断面図である。 敷地境界線の周辺における本発明の第一実施形態に係る斜面補強構造の概略構成を示す地盤の縦断面図である。 斜面補強構造の概略構成を示す地盤の横断面図である。 第一補強材に取り付けられた接続具を説明するための第一補強材の平面図及びその平面図を下方から見た図である。 斜面補強構造の第一削孔部周辺の拡大図である。 第一補強材の形状例を示す図である。 第一実施形態に係る斜面補強工法を説明するための図である。 第一実施形態に係る斜面補強工法を説明するための図である。 第二削孔部に鉄筋かごを挿入する場合の工法を説明するための図である。 第一補強材の頭部処理の施工例を説明するための図である。 第一補強材の頭部処理の他の施工例を説明するための図である。 敷地境界線の周辺における本発明の第二実施形態に係る斜面補強構造の概略構成を示す地盤の縦断面図である。 第一補強材に取り付けられた袋体具を説明するための第一補強材の平面図及びその平面図を下方から見た図である。 第二実施形態に係る斜面補強工法を説明するための図である。 第二実施形態に係る斜面補強工法を説明するための図である。 袋体具内への充填材の充填方法の一例を説明するための図である。 第二補強体の他の配置例を説明するための地盤の縦断面図である。 第二補強体の他の配置例を説明するための地盤の横断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素においては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、「Y方向」は、斜面の延長方向(地表面と斜面の間にある稜線の延伸方向)、「Z方向」は、鉛直方向、「X方向」は、Y方向とZ方向の各々の方向に垂直な方向である。
<第一実施形態>
図2は、敷地境界線の周辺における斜面補強構造1の概略構成を示す地盤の縦断面図であり、地表面と斜面の間にある稜線の延伸方向から見た断面図である。図3は、斜面補強構造1の概略構成を示す地盤の横断面図であり、地盤の水平断面を示す図である。
(斜面補強構造の概略構成)
図2及び図3に示すように、斜面補強構造1は、斜面から地盤内部に延びた第一補強体10と、地表面から地盤内部に延びた第二補強体20を備えている。
第一補強体10は、地盤の斜面に形成された第一削孔部11と、その第一削孔部11に挿入された第一補強材12とを有し、かつ、第一削孔部11内に充填材F(グラウト材)が充填されることによって第一補強材12が定着したものである。
第一削孔部11は、斜面から削孔された孔部であって、斜面に開口を有し、その開口から地盤内部に向かって延びている。第一削孔部11の先端部(地盤側の端部)は、敷地境界線を越えない範囲内に位置しており、後述する第二補強体20の第二削孔部21に接続されている。なお、削孔手段は特に限定されず、公知の手段を適用できる。
第一補強材12は、充填材Fに定着して引抜抵抗力によって地盤の補強に寄与することが可能な長尺の棒状又は筒状の部材であり、例えば長尺の鋼部材が用いられる。より具体的には、例えばロックボルトのような中空棒鋼や、円形鋼管、異形棒鋼(異形鉄筋)等が第一補強材12として用いられる。
図2に示すように、第一補強体10は、鉛直方向(Z方向)に沿って間隔をおいて複数設けられるが、鉛直方向における第一補強体10の設置箇所及び設置間隔は、要求される斜面の補強範囲等に応じて適宜変更される。例えば補強範囲の大きさによっては、鉛直方向における第一補強体10の設置箇所は一箇所のみであってもよい。
第二補強体20は、地盤の地表面に形成された第二削孔部21と、その第二削孔部21に挿入された第二補強材22とを有し、第二削孔部21内に充填材F(グラウト材)が充填されることによって第二補強材22が定着したものである。
第二削孔部21は、地表面から削孔された鉛直方向(Z方向)に延びた孔部であって、地表面に開口を有し、その開口から地盤内部に向かって延びている。第二削孔部21の深さは、鉛直方向における第一補強体10の設置数に応じて適宜変更される。また、第二削孔部21の形成箇所は、敷地境界線よりも斜面側に位置しており、第二削孔部21には、前述の第一削孔部11が接続されている。なお、削孔手段は特に限定されず、公知の手段を適用できる。
第二補強材22は、充填材Fに定着して引抜抵抗力によって地盤の補強に寄与することが可能な長尺の棒状又は筒状の部材であり、例えば長尺の鋼部材が用いられる。より具体的には、例えばロックボルトのような中空棒鋼や、円形鋼管、異形棒鋼(異形鉄筋)等が第二補強材22として用いられる。
図3に示すように、第二補強体20は、斜面の延長方向(Y方向)に間隔をおいて複数設けられ、また、第二補強体20の設置箇所に対応するように、第一補強体10も斜面の延長方向に間隔をおいて複数設けられている。なお、斜面の延長方向における第一補強体10と第二補強体20の設置箇所及び設置間隔は、要求される斜面の補強範囲に応じて適宜変更される。例えば補強範囲の大きさによっては、斜面の延長方向における第一補強体10と第二補強体20の設置箇所は一箇所のみであってもよい。
斜面補強構造1においては、第一補強材12と第二補強材22とが接続部30において接続されている。以下、接続部30について説明する。
図4は、第一補強材12に取り付けられた接続具を説明するための第一補強材12の平面図及びその平面図を下方から見た図である。図5は、斜面補強構造1の第一削孔部11周辺の拡大図である。
図4に示すように、第一補強材12の先端部(地盤側の端部)には、第二補強材22を接続するための接続具として、アイボルト13が螺合されて取り付けられている。そして、図5に示すように、接続部30においては、アイボルト13の輪の内方に第二補強材22が挿通されており、これによって第一補強材12と第二補強材22とが接続されている。
ここで、本明細書における「第一補強材と第二補強材とが接続されている」とは、削孔部に挿入された第一補強材12と第二補強材22のいずれか一方の補強材を削孔部から引き抜こうとする際に、当該補強材と共に他方の補強材も引き抜き方向に移動する状態にあることを意味する。
詳述すると、第一補強材12を引き抜こうとする際に、第一補強材12と共に第二補強材22が第一補強材12の引き抜き方向に移動する場合は、第一補強材12と第二補強材22とが接続された状態にある。
また例えば、第一補強材12を引き抜こうとする際に、第二補強材22が第一補強材12の引き抜き方向に移動しない場合であっても、第二補強材22を引き抜こうとする際に、第二補強材22と共に第一補強材12が第二補強材22の引き抜き方向に移動する場合は、第一補強材12と第二補強材22とが接続された状態にある。
一方で、第一補強材12を引き抜こうとする際に、第二補強材22が第一補強材12に追従して移動せずに第一補強材12のみが引き抜かれ、かつ、第二補強材22を引き抜こうとする際に、第一補強材12が第二補強材22に追従して移動せずに第二補強材22のみが引き抜かれる場合は、第一補強材12と第二補強材22とが接続されていない状態である。
図5を参照してさらに説明すると、第一補強材12のアイボルト13に第二補強材22を挿通させている場合には、第一補強材12を斜面側に引き抜こうとすると、アイボルト13の内周面と第二補強材22が接触し、第二補強材22が第一補強材12の引き抜き方向に引っ張られて移動する。このため、図5に示した例では、第一補強材12と第二補強材22とが接続された状態にあり、接続部30が構成されている。
一方で、図示はしないが、例えばアイボルト13を有しない第一補強材12と第二補強材22とが十字状に交差するように接している場合には、第一補強材12を斜面側に引き抜こうとすると、第一補強材12のみが引き抜き方向へと移動し、第二補強材22は追従しない。そして、第二補強材22を地表面側に引き抜こうとすると、第二補強材22のみが引き抜き方向へと移動し、第一補強材12は追従しない。すなわち、いずれの補強材を引き抜こうとしても、引き抜こうとした補強材のみが引き抜かれるため、第一補強材12と第二補強材22とが十字状に交差して接している状態は、第一補強材12と第二補強材22とが接続された状態ではなく、接続部30は構成されていない。
なお、第一補強材12に設けられる接続具としては、上述したアイボルト13に限定されず、例えば図7に示すようなフック14であってもよい。このフック14が第二補強材22に引っ掛かる状態となるように、フック14の円弧部の内方に第二補強材22が挿通されていれば、第一補強材12と第二補強材22とが接続された状態となり、接続部30を構成することができる。
接続部30の構成は、以上で例示した構成に限定されず、第一補強材12と第二補強材22とが接続される構成であればよい。例えば一方の補強材に他の補強材を接続するための接続具は、上述したアイボルト13やフック14以外の部品であってもよい。また例えば、第一補強材12ではなく、第二補強材22に接続具が設けられてもよい。また例えば、溶接や工業用接着剤によって第一補強材12と第二補強材22とを接合する場合のように、第一補強材12と第二補強材22とを一体化させることによって接続部30を構成してもよい。
以上、本実施形態にかかる斜面補強構造1の概略構成について説明した。なお、第一補強材12と第二補強材22とを定着させる充填材Fとしては、例えばモルタルやコンクリート等の公知の充填材を用いることができる。
(斜面補強工法の説明)
次に、本実施形態にかかる斜面補強工法として、上述した斜面補強構造1の施工方法の一例について説明する。
図7及び図8は、第一実施形態に係る斜面補強工法を説明するための図である。図7は、地盤の削孔から各補強材12、22の挿入までの工程を示し、図8は、各削孔部11、21への充填材Fの充填から反力板40の取り付けまでの工程を示している。
まず、図7(a)に示すように、地盤の斜面側に第一削孔部11を、地表面側に第二削孔部21を形成する。このとき、第一削孔部11と第二削孔部21のいずれの削孔部を先に形成してもよいが、第一削孔部11と第二削孔部21とが互いに接続されるように各削孔部11、21を形成する。
次いで、図7(b)に示すように、第一削孔部11内に第一補強材12を挿入する。このとき、第一補強材12の先端部(地盤側の端部)に取り付けられたアイボルト13が、第二削孔部21に到達するまで第一補強材12を挿入する。また、アイボルト13の円環状の開口部分が上向きになるように第一補強材12を配置する。
その後、図7(c)に示すように、第二削孔部21の上端から第二補強材22を挿入する。このとき、第一補強材12の先端部にあるアイボルト13の輪の内方を通るように第二補強材22を挿入する。これにより、第一補強材12と第二補強材22とが接続され、接続部30が構成される。
次に、図8(a)に示すように、各削孔部11、21に充填材Fを充填するために第一削孔部11の斜面側の開口を閉塞し、第二削孔部21の上端から、例えばモルタルなどの充填材Fを注入する。
これにより、第二削孔部21の底部に充填材Fが充填されていき、充填材Fの液面が、第一削孔部11と第二削孔部21の接続高さまで上昇すると、第二削孔部21から第一削孔部11に充填材Fが流入する。そして、鉛直方向下側に位置する第一削孔部11内が充填材Fで満たされると、第二削孔部21内の充填材Fの液面がさらに上昇し、鉛直方向上側に位置する第一削孔部11にも充填材Fが流入する。
このような充填材Fの充填方法によって、図8(b)に示すように、第一削孔部11及び第二削孔部21に充填材Fが充填される。そして、第一削孔部11内の充填材Fに第一補強材12が定着することによって、第一補強体10が構成され、第二削孔部21内の充填材Fに第二補強材22が定着することによって、第二補強体20が構成される。
最後に、図8(c)に示すように、公知の施工方法と同様に、第一補強材12の頭部(斜面側の端部)に反力板40(受圧板)として座金を取り付ける。これによって斜面補強構造1が構築される。
この斜面補強構造1においては、地盤の斜面側から挿入された第一補強材12が定着する第一補強体10に加え、地盤の地表面側から挿入された第二補強材22が定着する第二補強体20が設けられている。また、第一補強材12と第二補強材22とが接続された接続部30を有する。
このような構成を有する斜面補強構造1によれば、第一補強材12と第二補強材22が接続された状態で定着していることによって、構造全体としての引抜抵抗力が増大し、第一補強材のみを設ける従前の補強構造と比較して斜面の補強力を向上させることができる。
このため、敷地境界線を越えないように第一補強材12の全長を短くしても、適切に斜面補強を行うことが可能となる。また、地盤補強力の向上に伴い、削孔径を従前の構造より小さくすることも可能となり、敷地境界線よりも斜面側にある限られた施工範囲であっても、大型の施工機械を使用せずに斜面補強を行うことができる。
なお、上述した斜面補強構造1は、敷地境界線による施工範囲の制限がない地盤に対しても適用できる。この場合においても、第二補強体20が設けられていることによって、従前の補強構造より地盤の補強力を高めることができる。
また、図7及び図8では、斜面補強構造1の施工方法の一例について説明したが、地盤の地質によっては第二削孔部21の内壁が自立せずに崩れ易い場合も想定される。そのような場合には、図9に示すように、第二削孔部21に鉄筋かご41を挿入してもよい。鉄筋かご41は、第二削孔部21の内周面に接するように第二削孔部21の形状と略同一の形状を有し、かつ、第二削孔部21の深さと略同一の鉛直方向長さを有している。鉄筋かご41を用いる場合の施工方法は、次の通りである。
まず、前述の図7(a)のように第一削孔部11と第二削孔部21を形成した後、図9(a)に示すように、第二削孔部21の上端から鉄筋かご41を挿入する。次に、図9(b)に示すように、第一削孔部11内に第一補強材12を挿入する。鉄筋かご41には、第一補強材12を挿通可能な開口部(図示せず)が予め設けられており、第一補強材12は、アイボルト13が鉄筋かご41の開口部を通過して第二削孔部21に到達するように挿入される。続いて、図9(c)に示すように、鉄筋かご41内に位置するアイボルト13の輪に挿通させるように、第二削孔部21内に第二補強材22を挿入する。
その後の工程は、図8(a)~図8(c)の工程と同様であり、第一削孔部11及び第二削孔部21に充填材Fが充填されて斜面補強構造1が構築される。
このような鉄筋かご41を用いた施工方法によれば、第二削孔部21の内壁を崩壊させずに、斜面補強構造1を構築することができる。また、この斜面補強構造1によれば、第二補強材22に加え、鉄筋かご41も充填材に定着するため、地盤の補強力がさらに向上する。
なお、鉄筋かご41を用いた上述の施工方法においては、鉄筋かご41とは別の部品として第二補強材22を用いたが、鉄筋かご41自体を第二補強材22として利用してもよい。この場合、例えば、第一補強材12の先端部に、図6に示したフック14を取り付け、そのフック14を鉄筋かご41の鉄筋に引っ掛けることによって、第一補強材12と鉄筋かご41(第二補強材22)を接続する。
また、第二削孔部21の内壁の自立を維持するための部材は、図9に示した鉄筋かご41に限定されず、例えばスプリング(ばね)材であってもよい。また、鉄筋カゴ41やスプリング(ばね)材などの鋼材に限定されず、例えば樹脂製のメッシュ状の筒状部材、塩ビ管あるいはボイド管などであってもよい。すなわち、第二削孔部21の内壁の自立を維持するための部材としては、筒状部材であって、かつ、当該筒状部材の内方で第一補強材12と第二補強材22との接続が可能な形状、又は、筒状部材自体が第一補強材12との接続が可能な形状を有する部材であればよい。
なお、図8(c)で例示した施工方法では、第一補強材12の頭部処理として、第一補強材12の頭部に反力板40を取り付けているが、例えば景観を重視する石垣やコンクリート擁壁が設けられる斜面においては、以下に説明する図10のような頭部処理を行うことが好ましい。図10では、既設の石垣に対して前述の斜面補強構造1を構築するための施工例について説明する。
まず、コアドリルのような切削工具を使用し、図10(a)に示すように、石垣を構成する複数の築石の一部の築石41aの中央部をくり抜き(コアサンプリング)、第一補強材12を挿通可能な貫通孔42を形成する。ここで築石41aからくり抜かれた棒状の抜き取り材43(コアサンプル)については、後述する貫通孔42を覆う閉塞部材として使用するために、抜き取り材43の一部を切断して全長を短くする。
続いて、図10(b)に示すように、築石41aの貫通孔42に第一補強材12を挿入して地盤の斜面に第一補強材12を設置する。このとき、第一補強材12の頭部が築石41aの外側(外観側)に突出しないように第一補強材12を挿入する。
そして、築石41aに形成された貫通孔42の外側端部(外観側端部)から、例えばモルタルなどの充填材Fを注入する。ここで注入された充填材Fは、貫通孔42内に充填され、また、築石41aの背面側においては、築石41aに隣接する周囲の築石41bとの隙間に充填される。これによって第一補強材12と築石41a、41bが定着する。
最後に、図10(d)に示すように、築石41aからくり抜かれて短く切断された抜き取り材43を、貫通孔42の外側端部(外観側端部)に嵌めこみ、貫通孔42を閉塞する。これにより既設の石垣に対する第一補強材12の頭部処理が完了する。
以上の図10で例示した施工方法(第一補強材12の頭部処理)によれば、築石41aの貫通孔42内に第一補強材12の頭部が収まるため、第一補強材12の頭部余長が石垣の外観に露出することがなく、周辺の景観を維持することができる。
特に、図10(d)に示したように、築石41aからくり抜かれた抜き取り材43を使用して貫通孔42を閉塞する場合には、抜き取り材43と築石41aが同一組成の素材であるために、貫通孔42を閉塞した抜き取り材43とその周囲の築石41aの外観に違和感が生じ難くなる。すなわち、貫通孔42の閉塞時に、築石41aからくり抜かれた抜き取り材43を使用することによって、周辺景観の維持機能を高めることができる。
また、築石41aに貫通孔42を形成する際には、例えばビット径が異なるコアドリルを使用して、図11に示すように貫通孔として長径部42aと小径部42bを形成してもよい。このように長径部42aと小径部42bを形成することによって、長径部42aと小径部42bとの境界に段差が形成される。
貫通孔内に段差が形成されている場合、小径部42bよりも外径が大きい座金44を段差部分に配置し、ナット45によって第一補強材12の頭部を段差部分に固定することができる。これにより、築石41aと第一補強材12との固定構造をより強固な構造とすることができる。
なお、以上で説明した図10及び図11においては、既設の石垣に対する施工について例示しているが、コンクリート擁壁などの他の既設の擁壁に対しても同様の施工が可能である。
<第二実施形態>
前述のように、第一削孔部11には充填材Fが注入されるが、地盤の地質によっては第一削孔部11に流入する充填材Fが逸走し、第一削孔部11内の所望の領域に充填材Fを充填できないことも懸念される。そこで、第二実施形態においては、その課題についても解決できる斜面補強構造1について説明する。
図12は、敷地境界線の周辺における第二実施形態に係る斜面補強構造1の概略構成を示す地盤の縦断面図であり、地表面と斜面の間にある稜線の延伸方向から見た断面図である。図13は、第一補強材12に取り付けられた袋体具50を説明するための第一補強材12の平面図及びその平面図を下方から見た図である。
図12に示すように、本実施形態に係る斜面補強構造1は、第一補強材12の両端部を除く全長の一部が筒状の袋体具50で覆われている。この袋体具50は、例えばポリエチレン繊維などの繊維糸からなる。袋体具50の全長は、第一削孔部11の全長や第一補強材12の全長、第一削孔部11内における所望の充填材の充填領域に応じて適宜設定される。
図13に示すように、袋体具50の両端部は、結束バンドなどの結束具51によって第一補強材12に緊結されている。また、第一補強材12は、中空棒鋼(例えばロックボルト)であり、図13(a)に示すように、第一補強材12の袋体具50で覆われた部分には、第一補強材12の外周面から内周面まで貫通した、充填材の排出孔15が形成されている。
第二実施形態に係る斜面補強構造1は、以上の構成が第一実施形態に係る斜面補強構造1に対して異なっている。次に、第二実施形態に係る斜面補強構造1の施工方法について説明する。
図14及び図15は、斜面補強工法を説明するための図である。図14は、地盤の削孔から各補強材12、22の挿入までの工程を示し、図15は、各削孔部11、21への充填材Fの充填から反力板40の取り付けまでの工程を示している。
まず、図14(a)に示すように、前述の図7(a)の工程と同様に、地盤に第一削孔部11と第二削孔部21を形成する。続いて、図14(b)に示すように、袋体具50が取り付けられ第一補強材12を第一削孔部11に挿入する。そして、図14(c)に示すように、第一補強材12の先端部に取り付けられたアイボルト13の輪に挿通させるように第二補強材22を第二削孔部21に挿入する。
次に、図15(a)に示すように、第一補強材12の頭部(斜面側の端部)から充填材Fを注入する。ここで注入される充填材Fは、中空状の第一補強材12の内方を通り、排出孔15(図13)から袋体具50内に流入する。そして、袋体具50内に充填材Fが満たされた後に、充填材Fの注入を停止する。その後、袋体具50の充填材Fに第一補強材12が定着することによって、第一補強体10が構成される。
続いて、図15(b)に示すように、第二削孔部21内に充填材Fを充填し、充填材Fに第二補強材22が定着することによって、第二補強体20が構成される。
最後に、図15(c)に示すように、第一補強材12の頭部(斜面側の端部)に、反力板40(受圧板)として座金を取り付けることで、斜面補強構造1が構築される。
以上で説明した第二実施形態に係る斜面補強構造1においては、袋体具50に充填材Fが注入されるため、第一削孔部11内に充填材Fを充填する際に、地質の影響を受け難くなり、充填材Fの逸走を回避できる。これにより、第一削孔部11内の所望の領域に充填材Fを充填し易くなる。
なお、図15(a)に示した例では、第一補強材12として中空棒鋼を使用したため、第一補強材12の内方空間に充填材Fを注入したが、第一補強材12が異形鉄筋のような中実部材である場合には、例えば図16に示す注入ホース52を使用して充填材Fを注入するとよい。
具体的に説明すると、第一補強材12に袋体具50を緊結する際に、注入ホース52の先端が袋体具50内に位置するように、第一補強材12と注入ホース52を纏めて結束具51で緊結する。そして、この状態の第一補強材12を第一削孔部11内に挿入した後、注入ホース52に充填材を注入する。これにより、注入ホース52の先端から袋体具50内に充填材が供給され、袋体具50内を充填材で充填することができる。
なお、充填材の注入が完了した後の注入ホース52については、例えば充填材が固化する前に第一削孔部11から引き抜いてもよいし、あるいは斜面側から突出する余剰部分を切断して第一削孔部11内に残置してもよい。
以上、第一実施形態及び第二実施形態に係る斜面補強構造1について説明した。
なお、以上の実施形態では、地盤の地表面から地盤内部に延びる第二補強体20が、鉛直方向(Z方向)に平行に延びていたが、第二補強体20の延伸方向は、鉛直方向に対して傾斜していてもよい。この場合であっても、地盤の斜面とは異なる面から地盤内部に延びた第二補強体20が設けられていることによって、斜面補強構造1の全体としての引抜抵抗力が従前の構造よりも増大する。
また例えば、図17及び図18に示すように、第二補強体20は、斜面の延長方向(Y方向)に沿って延びるように配置されてもよい。この場合であっても、地盤の斜面とは異なる面から地盤内部に延びた第二補強体20が設けられていることによって、斜面補強構造1の全体としての引抜抵抗力を高めることは可能である。
したがって、第二補強体20は、地盤の斜面以外の箇所から地盤内部に延びるように配置されていればよく、第二削孔部21は、地盤の斜面以外の箇所から削孔されていればよい。ただし、施工容易性の観点からは、第二削孔部21は地表面から削孔されていることが好ましい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到しうることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態の構成要件は任意に組み合わせることができる。当該任意の組み合せからは、組み合わせにかかるそれぞれの構成要件についての作用及び効果が当然に得られるとともに、本明細書の記載から当業者には明らかな他の作用及び他の効果が得られる。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的又は例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、又は、上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者にとって明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成例も本開示の技術的範囲に属する。
(1)斜面を有する地盤を補強する斜面補強構造であって、
前記斜面から削孔された第一削孔部と、前記第一削孔部に挿入された第一補強材と、を有し、かつ、前記第一削孔部に充填材が充填されて前記第一補強材が定着した、第一補強体と、
前記斜面以外の箇所から削孔され、前記第一削孔部に接続された第二削孔部と、前記第二削孔部に挿入された第二補強材と、を有し、かつ、前記第二削孔部に充填材が充填されて前記第二補強材が定着した、第二補強体と、
前記第一補強材と前記第二補強材とが接続された接続部と、を備えることを特徴とする、斜面補強構造。
(2)前記第一補強材には、前記第二補強材が接続される接続具が取り付けられ、
前記接続部は、前記接続具と前記第二補強材とが接続されることで構成されていることを特徴とする、(1)に記載の斜面補強構造。
(3)前記第一補強材の一部を覆う袋体具を備え、
前記袋体具内に前記充填材が充填されていることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の斜面補強構造。
(4)前記第二削孔部は、地表面から削孔されていることを特徴とする、(1)~(3)のいずれかに記載の斜面補強構造。
(5)前記第二削孔部は、前記斜面の延長方向に沿って形成されていることを特徴とする、(1)~(3)のいずれかに記載の斜面補強構造。
(6)斜面を有する地盤を補強する斜面補強工法であって、
前記斜面から削孔される第一削孔部と、前記斜面以外の箇所から削孔される第二削孔部とが接続されるように各削孔部を形成し、
前記第一削孔部に第一補強材を、前記第二削孔部に第二補強材をそれぞれ挿入して、前記第一補強材と前記第二補強材とを接続し、
前記第一削孔部及び前記第二削孔部に充填材を充填して、前記第一補強材及び前記第二補強材を定着させることを特徴とする、斜面補強工法。
(7)前記第二補強材が接続される接続具が取り付けられた前記第一補強材を前記第一削孔部に挿入し、
前記第二補強材を前記第二削孔部に挿入する際に、前記第二補強材を前記接続具に接続することを特徴とする、(6)に記載の斜面補強工法。
(8)前記第一補強材の一部が袋体具で覆われた該第一補強材を前記第一削孔部に挿入し、
前記袋体具内に前記充填材を充填することを特徴とする、(6)又は(7)に記載の斜面補強工法。
(9)前記第二削孔部は、地表面から削孔されていることを特徴とする、(6)~(8)のいずれかに記載の斜面補強工法。
(10)前記第二削孔部は、前記斜面の延長方向に沿って形成されていることを特徴とする、(6)~(8)のいずれかに記載の斜面補強工法。
本発明は、斜面を有する地盤の補強に適用することができる。
1 斜面補強構造
10 第一補強体
11 第一削孔部
12 第一補強材
13 アイボルト
14 フック
15 排出孔
20 第二補強体
21 第二削孔部
22 第二補強材
30 接続部
40 反力板
41a 築石(貫通孔あり)
41b 築石(貫通孔なし)
42 貫通孔
42a 長径部
42b 小径部
43 抜き取り材
44 座金
45 ナット
50 袋体具
51 結束具
52 注入ホース
80 補強材
F 充填材

Claims (10)

  1. 斜面を有する地盤を補強する斜面補強構造であって、
    前記斜面から削孔された第一削孔部と、前記第一削孔部に挿入された第一補強材と、を有し、かつ、前記第一削孔部に充填材が充填されて前記第一補強材が定着した、第一補強体と、
    前記斜面以外の箇所から削孔され、前記第一削孔部に接続された第二削孔部と、前記第二削孔部に挿入された第二補強材と、を有し、かつ、前記第二削孔部に充填材が充填されて前記第二補強材が定着した、第二補強体と、
    前記第一補強材と前記第二補強材とが接続された接続部と、を備えることを特徴とする、斜面補強構造。
  2. 前記第一補強材には、前記第二補強材が接続される接続具が取り付けられ、
    前記接続部は、前記接続具と前記第二補強材とが接続されることで構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の斜面補強構造。
  3. 前記第一補強材の一部を覆う袋体具を備え、
    前記袋体具内に前記充填材が充填されていることを特徴とする、請求項1に記載の斜面補強構造。
  4. 前記第二削孔部は、地表面から削孔されていることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の斜面補強構造。
  5. 前記第二削孔部は、前記斜面の延長方向に沿って形成されていることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の斜面補強構造。
  6. 斜面を有する地盤を補強する斜面補強工法であって、
    前記斜面から削孔される第一削孔部と、前記斜面以外の箇所から削孔される第二削孔部とが接続されるように各削孔部を形成し、
    前記第一削孔部に第一補強材を、前記第二削孔部に第二補強材をそれぞれ挿入して、前記第一補強材と前記第二補強材とを接続し、
    前記第一削孔部及び前記第二削孔部に充填材を充填して、前記第一補強材及び前記第二補強材を定着させることを特徴とする、斜面補強工法。
  7. 前記第二補強材が接続される接続具が取り付けられた前記第一補強材を前記第一削孔部に挿入し、
    前記第二補強材を前記第二削孔部に挿入する際に、前記第二補強材を前記接続具に接続することを特徴とする、請求項6に記載の斜面補強工法。
  8. 前記第一補強材の一部が袋体具で覆われた該第一補強材を前記第一削孔部に挿入し、
    前記袋体具内に前記充填材を充填することを特徴とする、請求項6に記載の斜面補強工法。
  9. 前記第二削孔部は、地表面から削孔されていることを特徴とする、請求項6~8のいずれか一項に記載の斜面補強工法。
  10. 前記第二削孔部は、前記斜面の延長方向に沿って形成されていることを特徴とする、請求項6~8のいずれか一項に記載の斜面補強工法。
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