JP2024005675A - ヒーター、定着装置、画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】定着部材を効率的に加熱することができるヒーター、定着装置および画像形成装置を提供すること。【解決手段】定着装置5において、ヒーター53は、複数の抵抗体6と、給電電極600と、を備える。前記複数の抵抗体6は、間隔を空けて主方向に並ぶ。前記給電電極600は、前記複数の抵抗体6に電力を供給する。前記複数の抵抗体6は、単位個数ごとに前記主方向に交差する副方向にずれた2つの位置に分かれて配列されている。【選択図】図5
Description
本発明は、複数の抵抗体を有するヒーター、そのヒーターを備える定着装置およびその定着装置備える画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、シートに転写されたトナー像を加熱および加圧する定着装置を備える。また、前記定着装置が、ヒーターを内包する筒状の定着部材と、前記定着部材との間にシートが通過するニップを形成する加圧ローラーとを備える場合がある。
前記ヒーターは、前記定着部材を加熱する。この場合、面状ヒーターが、前記定着装置に採用される。前記面状ヒーターは、複数の抵抗体と、前記複数の抵抗体に電力を供給する給電電極を有する。
前記面状ヒーターにおいて、前記複数の抵抗体は、間隔を開けて主方向に一列に配列される(例えば、特許文献1参照)。前記主方向は、前記シートの搬送方向に交差する方向である。
ところで、前記複数の抵抗体による加熱の効率を高めることが、前記面状ヒーターの消費電力の低減およびコスト低減につながる。
本発明の目的は、定着部材を効率的に加熱することができるヒーター、定着装置および画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係るヒーターは、複数の抵抗体と、給電電極と、を備える。前記複数の抵抗体は、間隔を空けて主方向に並ぶ。前記給電電極は、前記複数の抵抗体に電力を供給する。前記複数の抵抗体は、単位個数ごとに前記主方向に交差する副方向にずれた2つの位置に分かれて配列されている。
本発明の他の局面に係る定着装置は、シートの搬送路において前記シート上のトナー像を加熱および加圧することにより前記トナー像を前記シートに定着させる。前記定着装置は、支持部材と、定着部材と、前記ヒーターと、を備える。前記支持部材は、シート搬送方向に交差する主方向に沿って配置されている。前記定着部材は、前記支持部材によって回転可能に支持された筒状の部材である。前記ヒーターは、前記主方向に沿う状態で前記支持部材によって支持される。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、シートにトナー像を転写する転写装置と、前記定着装置と、を備える。
本発明によれば、定着部材を効率的に加熱することができるヒーター、定着装置および画像形成装置を提供することが可能になる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[第1実施形態]
第1実施形態に係るヒーター53は、画像形成装置10の定着装置5に含まれる(図1参照)。
第1実施形態に係るヒーター53は、画像形成装置10の定着装置5に含まれる(図1参照)。
[画像形成装置10の構成]
画像形成装置10は、シート9に画像を形成するプリント処理を行うプリント装置4を備える。
画像形成装置10は、シート9に画像を形成するプリント処理を行うプリント装置4を備える。
プリント装置4は、電子写真方式で前記プリント処理を行う。シート9は、用紙またはシート状の樹脂部材などの画像形成媒体である。
図1に示されるように、画像形成装置10は、本体部1内に設けられたシート搬送装置3、プリント装置4および制御装置8を備える。
プリント装置4は、1つ以上の画像形成部4x、光走査装置40、転写装置44および定着装置5を備える。画像形成部4xは、ドラム状の感光体41、帯電装置42、現像装置43およびドラムクリーニング装置45などを含む。
シート送出装置30は、シート収容部2に収容されたシート9を本体部1内の搬送路300へ送り出す。搬送路300は、転写位置P1および定着位置P2を経由するシート9の通路である。
さららにシート送出装置30は、シート9を搬送路300に沿って搬送した後、シート9を排出トレイ101へ排出する。
以下の説明において、搬送路300に沿ってシート9が搬送される方向のことを搬送方向D01と称する。定着位置P2は、転写位置P1に対し搬送方向D01の下流側の位置である。
また、搬送路300における搬送方向D01に交差する方向のことを主方向D1と称する。本実施形態において、主方向D1は搬送方向D01に直交する方向である。
プリント装置4は、搬送路300に沿って搬送されるシート9にトナー像を形成する。前記トナー像は、トナーを現像剤とする現像剤像である。前記トナーは粒状の前記現像剤の一例である。
図1に示される画像形成装置10は、タンデム式のカラー画像形成装置である。そのため、プリント装置4は、イエロー、シアン、マゼンタおよびブラックの4色の前記トナーに対応した4つの画像形成部4xを備える。
画像形成部4xにおいて、感光体41が回転し、帯電装置42が感光体41の表面を帯電させる。さらに、光走査装置40が、レーザー光の走査によって感光体41の表面に静電潜像を書き込む。
さらに、現像装置43が、前記静電潜像を前記トナー像として現像する。転写装置44は、搬送路300の転写位置P1において前記トナー像をシート9に転写する。
転写装置44は、中間転写ベルト441と、4つの画像形成部4xに対応する4つの一次転写装置442と、二次転写装置443と、ベルトクリーニング装置444とを備える。
転写装置44において、一次転写装置442は、感光体41の表面の前記トナー像を中間転写ベルト441の表面へ転写する。これにより、中間転写ベルト441の表面にカラーの前記トナー像が形成される。
二次転写装置443は、搬送路300において、中間転写ベルト441に形成された前記トナー像をシート9に転写する。
なお、画像形成装置10が、モノクロ画像形成装置である場合、二次転写装置443が、搬送路300において感光体41上の前記トナー像をシート9へ転写する。
ドラムクリーニング装置45は、感光体41の表面に残存する廃トナーを除去する。ベルトクリーニング装置444は、中間転写ベルト441に残存する前記廃トナーを除去する。
[定着装置5]
定着装置5は、搬送路300の定着位置P2においてシート9を搬送しつつシート9上の前記トナー像を加熱および加圧する。これにより、定着装置5は、前記トナー像をシート9に定着させる。
定着装置5は、搬送路300の定着位置P2においてシート9を搬送しつつシート9上の前記トナー像を加熱および加圧する。これにより、定着装置5は、前記トナー像をシート9に定着させる。
図2に示されるように、定着装置5は、加圧ローラー50、定着部材51、支持部材52、ヒーター53、付勢機構54および温度センサー55を備える。
加圧ローラー50、定着部材51、支持部材52およびヒーター53は、それぞれ定着位置P2において主方向D1に沿って配置されている。
定着部材51は、可撓性の筒状部材である。換言すれば、定着部材51は、無端のベルト状の可撓筒体である。例えば、定着部材51は筒状のフィルム部材である。定着部材51は、支持部材52によって回転可能に支持されている。
加圧ローラー50は、定着部材51に圧接することにより、定着部材51との間にニップNp1を形成する。加圧ローラー50は、定着位置P2を通過するシート9を定着部材51に付勢する。
支持部材52は、定着部材51を回転可能に支持する。さらに支持部材52は、ヒーター53を支持する。支持部材52は、定着部材51を介して加圧ローラー50に対向する対向部52aを有する。対向部52aは、定着部材51の内側面に接する。
ヒーター53は、対向部52aに組み込まれている。これにより、ヒーター53は、主方向D1に沿う状態で支持部材52によって支持されている。加圧ローラー50、定着部材51および支持部材52は、主方向D1に延びて形成されている。ヒーター53は、定着部材51の内側面に接し、定着部材51を加熱する。
付勢機構54は、支持部材52を介して定着部材51を加圧ローラー50へ弾性付勢する。
加圧ローラー50は、不図示のモーターによって駆動されることにより回転する。加圧ローラー50は、定着部材51を従動回転させる。定着部材51が従動回転することにより、定着部材51の内側面がヒーター53および対向部52aに対して摺動する。定着部材51の内側面には、潤滑剤が塗布されている。
ヒーター53は、定着部材51におけるニップNp1を形成する部分を加熱する。定着部材51は、支持部材52の周囲を回転しつつ、ヒーター53によって加熱される。
温度センサー55は、ヒーター53の温度を計測する。例えば、温度センサー55はサーミスタである。
温度センサー55の検出温度は、定着温度制御に用いられる。前記定着温度制御は、温度センサー55の検出温度と予め設定される目標温度との比較により、ヒーター53への供給電力を制御するフィードバック制御である。
[制御装置8]
制御装置8は、各種のデータ処理と、シート搬送装置3およびプリント装置4などの機器の制御とを実行する。制御装置8の制御対象は、定着装置5を含む。
制御装置8は、各種のデータ処理と、シート搬送装置3およびプリント装置4などの機器の制御とを実行する。制御装置8の制御対象は、定着装置5を含む。
図3に示されるように、制御装置8は、CPU(Central Processing Unit)81および周辺機器を備える。前記周辺機器は、RAM(Random Access Memory)82、二次記憶装置83および信号インターフェイス84などを含む。
さらに、制御装置8は、通信装置85およびヒーター給電回路86を備える。
CPU81は、コンピュータープログラムを実行することにより、各種のデータ処理および制御を実行するプロセッサーである。
RAM82は、コンピューター読み取り可能な揮発性の記憶装置である。RAM82は、CPU81が実行する前記コンピュータープログラムおよびCPU81が各種の処理を実行する過程で出力および参照するデータを一次記憶する。
CPU81は、前記コンピュータープログラムを実行することにより実現される複数の処理モジュールを含む。前記複数の処理モジュールは、主制御部8a、ヒーター制御部8bおよびプリント制御部8cなどを含む。
主制御部8aは、不図示の操作装置に対する操作に応じて各種の処理を開始させる開始制御などを実行する。
ヒーター制御部8bは、前記定着温度制御によりヒーター53への給電量を制御する。ヒーター制御部8bは、ヒーター給電回路86を制御することにより、ヒーター53への給電量を調節する。
ヒーター給電回路86は、ヒーター制御部8bからの給電指令に従った電力をヒーター53に供給する。
プリント制御部8cは、シート搬送装置3を制御する。さらにプリント制御部8cは、シート搬送装置3によるシート9の搬送に同期して、プリント装置4に前記プリント処理を実行させる。
二次記憶装置83は、コンピューター読み取り可能な不揮発性の記憶装置である。例えば、フラッシュメモリーまたはハードディスクドライブの一方または両方が、二次記憶装置83として採用される。
信号インターフェイス84は、温度センサー55などの各種のセンサーが出力する信号をデジタルデータへ変換し、そのデジタルデータをCPU81へ伝送する。さらに、信号インターフェイス84は、CPU81が出力する制御指令を制御信号へ変換し、その制御信号を制御対象の機器へ伝送する。
通信装置85は、画像形成装置10にプリントジョブを送信するホスト装置などの他装置との通信を実行する。CPU81は、通信装置85を通じて前記他装置と通信する。
[ヒーター53の構成]
ヒーター53は、面状ヒーターである。ヒーター53は、間隔を空けて主方向D1に並ぶ複数の抵抗体6を有する(図4参照)。本実施形態において、抵抗体6各々は、主方向D1に沿う2辺と副方向D2に沿う2辺とを有する矩形状である(図5参照)。
ヒーター53は、面状ヒーターである。ヒーター53は、間隔を空けて主方向D1に並ぶ複数の抵抗体6を有する(図4参照)。本実施形態において、抵抗体6各々は、主方向D1に沿う2辺と副方向D2に沿う2辺とを有する矩形状である(図5参照)。
ヒーター53は、基材6xと、複数の抵抗ブロック60と、複数の給電電極600と、接地電極610とを備える(図4参照)。
基材6xは、非導電性のフィルムである。複数の抵抗ブロック60、複数の給電電極600および接地電極610は、基材6x上に形成されている。
複数の抵抗ブロック60は、それぞれ主方向D1に間隔を空けて並ぶ複数の抵抗体6を有する。抵抗体6各々は、電力が供給されることによって発熱する発熱体である。
以下の説明において、搬送方向D01に沿う方向のことを副方向D2と称する。副方向D2は、主方向D1に交差する方向である。主方向D1は、ヒーター53の長手方向である。副方向D2は、ヒーター53の短手方向である。
複数の給電電極600は、それぞれ複数の抵抗ブロック60における副方向D2の一端に接続されている。即ち、給電電極600各々は、対応する抵抗ブロック60各々の複数の抵抗体6における副方向D2の第1端に接続されている。
接地電極610は、複数の抵抗ブロック60における副方向D2の他端に接続されている。即ち、接地電極610は、ヒーター53の全ての抵抗体6における副方向D2の第2端に接続されている。
複数の給電電極600は、複数の抵抗ブロック60に対応して形成されている。給電電極600各々は、抵抗ブロック60各々における複数の抵抗体6に電力を供給する。複数の給電電極600は、抵抗ブロック60各々に個別に電力を供給可能である。本実施形態において、抵抗ブロック60各々における複数の抵抗体6は、電気的に並列に接続されている。
抵抗ブロック60各々において、複数の抵抗体6は、主方向D1において第1の間隔L1を空けて配列されている(図5参照)。また、複数の抵抗ブロック60は、主方向D1において第2の間隔L2を空けて配列されている。第2の間隔L2は、第1の間隔L1よりも大きい。
第1の間隔L1は、複数の抵抗体6の間の領域で電流がリークすることを防ぐために必要な間隔である。第2の間隔L2は、複数の抵抗ブロック60の間の境界領域で電流がリークすることを防ぐために必要な間隔である(図5参照)。
ヒーター53において、複数の抵抗ブロック60各々の主方向D1の長さは、定着位置P2を通過するシート9のサイズの複数の候補に応じて設定される。
また、ヒーター制御部8bは、ブロック選択制御を実行する。ヒーター制御部8bは、前記ブロック選択制御において、複数の抵抗ブロック60の中からシート9のサイズに応じて1つまたは複数の作動ブロックを選択する。さらにヒーター制御部8bは、選択された前記作動ブロックに電力が供給されるようにヒーター給電回路86を制御する。
例えば、ヒーター制御部8bは、前記プリント処理が実行されるときにシートサイズ情報を取得し、前記シートサイズ情報に応じて前記作動ブロックを選択する。例えば、前記シートサイズ情報は、シート9の規格サイズの情報と、シート9の向きの情報とを含む。
ところで、複数の抵抗体6による加熱の効率を高めることが、ヒーター53の消費電力の低減およびコスト低減につながる。
ヒーター53は、加熱の効率を高めるための構成を備える。以下、その構成について説明する。
図5に示されるように、複数の抵抗体6は、1個ごとに副方向D2にずれた2つの位置に分かれて配列されている。
即ち、複数の抵抗体6は、副方向D2の第1の位置に配列された複数の第1抵抗体6aと、副方向D2の第2の位置に配列された複数の第2抵抗体6bとを含む(図5参照)。第1抵抗体6a各々と第2抵抗体6b各々とは主方向D1において交互に配列されている。
図6に示されるグラフは、本実施形態に係るヒーター53および参考例に係るヒーターそれぞれが採用される場合における定着温度の副方向D2の分布を示す。前記定着温度は、ヒーター53または参照例に係るヒーターにより加熱される定着部材51の温度である。
図6に示されるグラフにおいて、横軸Yは副方向D2の位置を表し、縦軸Tは前記定着温度を表す。また、基準温度範囲TR1は、前記トナー像をシート9に定着させるために過不足のない温度範囲である。
前記参照例に係るヒーターは、複数の抵抗体6が副方向D2の同じ位置において主方向D1に配列された構造を有する。
図6において、対象定着温度T1は、ヒーター53における前記定着温度であり、参照定着温度T2は、前記参照例に係るヒーターにおける前記定着温度である。
図6に示されるように、対象定着温度T1は、参照定着温度T2に比べ、副方向D2における基準温度範囲TR1内の範囲が広い。これにより、ヒーター53は、定着部材51を効率的に加熱することができる。
ヒーター53が採用される場合、抵抗体6各々が小型化されることによってヒーター53のコストを低減することが可能である。或いは、前記定着温度を必要な温度に確保しつつヒーター53の消費電力を低減することが可能である。
[第2実施形態]
次に、図7を参照しつつ、第2実施形態に係るヒーター53Aについて説明する。図7において、図4および図5に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。
次に、図7を参照しつつ、第2実施形態に係るヒーター53Aについて説明する。図7において、図4および図5に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。
ヒーター53Aも、ヒーター53と同様に、間隔を空けて主方向D1に並ぶ複数の抵抗体6を備える。複数の抵抗体6は、1個ごとに副方向D2にずれた2つの位置に分かれて配列されている。
即ち、複数の抵抗体6は、副方向D2の第1の位置に配列された複数の第1抵抗体6aと、副方向D2の第2の位置に配列された複数の第2抵抗体6bとを含む。第1抵抗体6a各々と第2抵抗体6b各々とは主方向D1において交互に配列されている。
本実施形態において、複数の抵抗体6各々の形状は、副方向D2に沿う直線に対して対称な台形である。複数の抵抗体6は、1個ごとに副方向D2において反対の向きで配列されている。
抵抗ブロック60各々において、抵抗体6各々が形成する台形の脚は、主方向D1の両隣の抵抗体6各々が形成する台形の脚に対して第3の間隔L3を空けて平行に形成されている。また、抵抗ブロック60各々において、抵抗体6各々は、主方向D1の両隣の抵抗体6各々に対して主方向D1において一部が重なる位置に配置されている。
また、隣接する2つ抵抗ブロック60各々の一端に配置された2つの抵抗体6各々が形成する台形の脚は、第4の間隔L4を空けて平行に形成されている。第4の間隔L4は、第3の間隔L3よりも大きい。
本実施形態においても、抵抗ブロック60各々における複数の抵抗体6は、電気的に並列に接続されている。
ヒーター53Aが定着装置5に採用される場合も、ヒーター53が定着装置5に採用される場合と同様の効果が得られる。
[第3実施形態]
次に、図8を参照しつつ、第3実施形態に係るヒーター53Bについて説明する。図8において、図4、図5および図7に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。
次に、図8を参照しつつ、第3実施形態に係るヒーター53Bについて説明する。図8において、図4、図5および図7に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。
ヒーター53Bも、ヒーター53Aと同様に、間隔を空けて主方向D1に並ぶ複数の抵抗体6を備える。複数の抵抗体6は、1個ごとに副方向D2にずれた2つの位置に分かれて配列されている。
複数の抵抗体6は、副方向D2の第1の位置に配列された複数の第1抵抗体6aと、副方向D2の第2の位置に配列された複数の第2抵抗体6bとを含む。第1抵抗体6a各々と第2抵抗体6b各々とは主方向D1において交互に配列されている。
ヒーター53Bにおいて、複数の抵抗体6各々の形状は、副方向D2に沿う直線に対して対称な台形である。複数の抵抗体6は、1個ごとに副方向D2において反対の向きで配列されている。
ヒーター53Bにおける複数の抵抗体6は、ヒーター53Aにおける複数の抵抗体6と同様に配列されている。
しかしながら、ヒーター53Bにおいて、抵抗ブロック60各々における複数の抵抗体6は、給電電極600によって電気的に直列に接続されている。この点が、ヒーター53Bにおけるヒーター53Aと異なる点である。
ヒーター53Bが定着装置5に採用される場合も、ヒーター53またはヒーター53Aが定着装置5に採用される場合と同様の効果が得られる。
[応用例]
ヒーター53,53A,53Bにおいて、複数の抵抗体6が、2個ごとに副方向D2の2つの位置に分かれて配列されていてもよい。
ヒーター53,53A,53Bにおいて、複数の抵抗体6が、2個ごとに副方向D2の2つの位置に分かれて配列されていてもよい。
即ち、ヒーター53,53A,53Bにおいて、複数の抵抗体6は、単位個数ごとに副方向D2の2つの位置に分かれて配列される。例えば、前記単位個数は、1個または2個である。
4 :プリント装置
5 :定着装置
6 :抵抗体
6a :第1抵抗体
6b :第2抵抗体
6x :基材
8 :制御装置
40 :光走査装置
41 :感光体
42 :帯電装置
43 :現像装置
44 :転写装置
50 :加圧ローラー
51 :定着部材
52 :支持部材
53,53A,53B:ヒーター
60 :抵抗ブロック
600 :給電電極
610 :接地電極
5 :定着装置
6 :抵抗体
6a :第1抵抗体
6b :第2抵抗体
6x :基材
8 :制御装置
40 :光走査装置
41 :感光体
42 :帯電装置
43 :現像装置
44 :転写装置
50 :加圧ローラー
51 :定着部材
52 :支持部材
53,53A,53B:ヒーター
60 :抵抗ブロック
600 :給電電極
610 :接地電極
Claims (5)
- 間隔を空けて主方向に並ぶ複数の抵抗体と、
前記複数の抵抗体に電力を供給する給電電極と、を備え、
前記複数の抵抗体は、単位個数ごとに前記主方向に交差する副方向にずれた2つの位置に分かれて配列されている、ヒーター。 - 前記複数の抵抗体は、1個ごとに前記副方向の2つの位置に分かれて配列されている、請求項1に記載のヒーター。
- 前記複数の抵抗体各々の形状は、前記副方向に沿う直線に対して対称な台形であり、
前記複数の抵抗体は、1個ごとに前記副方向において反対の向きで配列されている、請求項2に記載のヒーター。 - シートの搬送路において前記シート上のトナー像を加熱および加圧することにより前記トナー像を前記シートに定着させる定着装置であって、
シート搬送方向に交差する主方向に沿って配置された支持部材と、
前記支持部材によって回転可能に支持された筒状の定着部材と、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のヒーターと、を備え、
前記ヒーターは、前記主方向に沿う状態で前記支持部材によって支持され、前記定着部材を加熱する、定着装置。 - シートにトナー像を転写する転写装置と、
請求項4に記載の定着装置と、を備える画像形成装置。
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