JP2024004534A - 作業ユニット選択装置および作業ユニット選択方法ならびに部品実装システム - Google Patents

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Abstract

【課題】実装基板の生産に適した作業ユニットを適切に選択することができる作業ユニット選択装置および作業ユニット選択方法ならびに部品実装システムを提供する。【解決手段】複数の候補の中から作業ユニットを選択する作業ユニット選択方法は、過去に使用された作業ユニットのユニット情報と作業対象であった部品の部品情報と部品に関連して行った作業実績を関連付けて記憶し(ST1)、記憶されたユニット情報と部品情報と作業実績に基づき学習モデルを生成し(ST2)、これから生産する実装基板に実装する対象部品の部品情報を取得し(ST3)、使用可能な作業ユニットのユニット情報を取得し(ST4)、学習モデルを用いて、取得した部品情報とユニット情報から対象部品と作業ユニットの組み合わせ毎に適合指標を算出し(ST5)、適合指標に基づいて、対象部品毎に使用する作業ユニットの種類を選択する(ST6)。【選択図】図6

Description

本発明は、実装基板を生産するための作業を行う作業ユニットを選択する作業ユニット選択装置および作業ユニット選択方法ならびに部品実装システムに関する。
部品実装システムは、生産する実装基板に対応して、部品を供給するフィーダ、部品を保持するノズル、ノズルが装着されるヘッド、基板に部品を実装する部品実装装置などの実装基板を生産するための作業を行う作業ユニットなどが組み合わされて構成される。部品実装システムによって生産される実装基板の品質や生産性は、使用する作業ユニットの種類によって変動する。また、実装基板の生産に使用可能な作業ユニットの種類は非常に多いため、使用する作業ユニットの選択を支援する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、基板に実装する部品のサイズとノズルのサイズに基づいて、複数の種類の部品を保持可能で共用性が高いノズルを選択し、ノズルの交換回数を削減してスループット向上を図る吸着ノズル決定装置が開示されている。
特開2006-339531号公報
しかしながら、特許文献1を含む従来技術では、共用性のあるノズルを選択して使用することで生産性の向上が図れるものの、部品とノズルのサイズのみに基づいてノズルを選択しているため次の問題点があった。すなわち、選択されたノズルを使用した場合に期待される品質と生産性が得られるか否かは、実装基板を生産するまで確認することができない。また、共用性を重視して1つのノズルに保持させる部品の種類を増やすと、部品を正常に保持できないミスが発生する可能性も高くなることから、共用性と生産性のバランスを考慮して作業ユニットを適切に選択できるようにするためには更なる改善の余地があった。
そこで本発明は、実装基板の生産に適した作業ユニットを適切に選択することができる作業ユニット選択装置および作業ユニット選択方法ならびに部品実装システムを提供することを目的とする。
本発明の作業ユニット選択装置は、基板に部品を実装した実装基板を生産するための作業を行う作業ユニットを複数の候補の中から選択する作業ユニット選択装置であって、過去に使用された作業ユニットのユニット情報と、前記作業ユニットの作業対象であった部品の部品情報と、前記作業ユニットが前記部品に関連して行った作業実績を関連付けて記憶する実績情報記憶部と、記憶された前記ユニット情報と前記部品情報と前記作業実績に基づき、学習モデルを生成する学習部と、生成された前記学習モデルを用いて、これから生産する実装基板に実装する複数の対象部品の部品情報と使用可能な複数の作業ユニットのユニット情報から、前記対象部品と前記作業ユニットの組み合わせ毎に適合指標を算出する指標算出部と、算出された前記適合指標に基づいて、前記対象部品毎に前記実装基板の生産で使用する作業ユニットの種類を選択するユニット選択部と、を備える。
本発明の作業ユニット選択方法は、基板に部品を実装した実装基板を生産するための作業を行う作業ユニットを複数の候補の中から選択する作業ユニット選択方法であって、過去に使用された作業ユニットのユニット情報と、前記作業ユニットの作業対象であった部品の部品情報と、前記作業ユニットが前記部品に関連して行った作業実績を関連付けて記憶する実績情報記憶工程と、記憶された前記ユニット情報と前記部品情報と前記作業実績に基づき、学習モデルを生成する学習工程と、生成された前記学習モデルを用いて、これから生産する実装基板に実装する複数の対象部品の部品情報と使用可能な複数の作業ユニットのユニット情報から、前記対象部品と前記作業ユニットの組み合わせ毎に適合指標を算出する指標算出工程と、算出された前記適合指標に基づいて、前記対象部品毎に前記実装基板の生産で使用する作業ユニットの種類を選択するユニット選択工程と、を含む。
本発明の部品実装システムは、過去に使用された基板に部品を実装した実装基板を生産するための作業を行う作業ユニットのユニット情報と、前記作業ユニットの作業対象であった部品の部品情報と、前記作業ユニットが前記部品に関連して行った作業実績に基づき生成された学習モデルを用いて、これから生産する実装基板に実装する複数の対象部品の部品情報と使用可能な複数の作業ユニットのユニット情報から、前記対象部品と前記作業ユニットの組み合わせ毎に適合指標を算出する指標算出部と、算出された前記適合指標に基づいて、前記対象部品毎に前記実装基板の生産で使用する作業ユニットの種類を選択するユニット選択部と、選択された前記作業ユニットによって前記実装基板を生産する実装基板生産部と、を備える。
本発明によれば、実装基板の生産に適した作業ユニットを適切に選択することができる。
本発明の一実施の形態の部品実装システムの構成説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置の構成説明図 本発明の一実施の形態の管理コンピュータ(作業ユニット選択装置)の情報処理系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の管理コンピュータ(作業ユニット選択装置)により作成される適合指標情報の説明図 本発明の一実施の形態の管理コンピュータ(作業ユニット選択装置)により作成される選択ユニット情報の(a)第1実施例の説明図(b)第2実施例の説明図 本発明の一実施の形態の作業ユニット選択方法のフロー図
以下に図面を用いて、本発明の一実施の形態を詳細に説明する。以下で述べる構成、形状等は説明のための例示であって、部品実装システム、部品実装装置、管理コンピュータの仕様に応じ、適宜変更が可能である。以下では、全ての図面において対応する要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図2、及び後述する一部では、水平面内で互いに直交する2軸として、基板搬送方向のX軸(図2における紙面垂直方向)、基板搬送方向に直交するY軸(図2における左右方向)が示される。図2、及び後述する一部では、水平面と直交する高さ方向としてZ軸(図2における上下方向)が示される。
まず図1を参照して、部品実装システム1の構成を説明する。部品実装システム1は、複数の部品実装装置M1~M3と実装検査装置M4を連結して構成されている。部品実装装置M1~M3と実装検査装置M4は、通信ネットワーク2を介して管理コンピュータ3に接続されている。管理コンピュータ3は、部品実装システム1による実装基板の生産を管理する他、部品実装装置M1~M3と実装検査装置M4から作業実績等を収集し、実装基板の生産に使用するノズル等の作業ユニットを選択する機能を有している。なお、部品実装システム1が備える部品実装装置M1~M3は3台に限定されることなく、1台、2台でも、4台以上でもよい。
次に図2を参照して、部品実装装置M1~M3の構成を説明する。部品実装装置M1~M3は同様の構成をしており、以下、部品実装装置M1について説明する。部品実装装置M1は、基板Bに部品Dを実装する機能を有している。基台4の上面に設けられた基板搬送機構5は、基板BをX軸に沿って搬送して位置決めして保持する。基台4の上方に設けられたヘッド移動機構6は、プレート6aを介して着脱可能に装着された実装ヘッド7を水平方向(X軸方向、Y軸方向)に移動させる。実装ヘッド7の下端には、ノズル8が着脱可能に装着される。
基板搬送機構5の側方で基台4に結合された台車10の上部のフィーダベース10aには、複数のテープフィーダ9がX軸に沿って並んで装着されている。台車10には、部品実装装置M1に供給される部品Dを格納するキャリアテープ11が、リール12に巻回収納されて保持されている。テープフィーダ9に挿入されたキャリアテープ11はピッチ送りされて、キャリアテープ11に格納されている部品Dがテープフィーダ9の上部に設けられた部品供給位置9aに順に供給される。
図2において、部品実装作業では、実装ヘッド7は、ヘッド移動機構6によりテープフィーダ9の上方に移動し、部品供給位置9aに供給された部品Dをノズル8により真空吸着してピックアップする(矢印a)。部品Dを保持した実装ヘッド7は、ヘッド移動機構6により基板搬送機構5に保持された基板Bの上方に移動し、基板B上の所定の実装位置Baに部品Dを実装する(矢印b)。
図2において、プレート6aには、光軸をZ軸の下方に向けた基板認識カメラ13が取り付けられている。基板認識カメラ13は、ヘッド移動機構6により実装ヘッド7と一体的にX軸の正負方向、Y軸の正負方向に移動する。実装ヘッド7が移動することにより、基板認識カメラ13は基板搬送機構5に位置決めされた基板Bの上方に移動し、基板Bに設けられた基板マーク(図示省略)を撮像する。また、基板認識カメラ13は、テープフィーダ9の上方に移動し、部品供給位置9aに供給された部品Dを上方から撮像する。
基板搬送機構5とテープフィーダ9の間の基台4の上面には、光軸をZ軸の上方に向けた部品認識カメラ14が取り付けられている。部品認識カメラ14は、部品Dをピックアップしたノズル8が上方を通過する際に、ノズル8に保持された部品Dを撮像する。部品認識カメラ14による撮像結果からは、ノズル8に対する吸着された部品Dの位置ずれ量である吸着ばらつきが算出される。実装ヘッド7による基板Bへの部品実装作業においては、部品認識カメラ14による部品Dの撮像結果と、基板認識カメラ13による基板位置の撮像結果とを加味して実装位置Baの補正が行われる。
図2において、基板認識カメラ13によるテープフィーダ9の部品供給位置9aの撮像結果からは、テープフィーダ9が部品Dを供給できなかったり、供給位置がずれたりする部品供給ミスが検出される。また、部品認識カメラ14による撮像結果からは、ノズル8が部品Dを保持していなかったり、保持位置がずれたりする部品保持ミスが検出される。さらに、部品実装システム1において部品実装装置M1~M3よりも下流に配置された実装検査装置M4では、内蔵するカメラで実装後の基板Bが撮像され、撮像結果から実装された部品Dの位置ずれ量である実装ばらつきが算出される。また、実装検査装置M4では、基板Bに部品Dが実装されていなかったり、実装位置Baからずれて実装されたりする部品実装ミスのミス率や、実装後の検査結果が不良であった基板Bの不良率などが算出される。
なお、部品Dを供給するフィーダとして、テープフィーダ9の他、トレイに並べた部品Dを供給するトレイフィーダや、スティックに収容した部品Dを供給するスティックフィーダなども使用される。また、部品実装システム1には、基板Bに表面実装部品(部品D)を実装する部品実装装置M1~M3(表面実装装置)の他、基板Bに挿入部品を装着する部品挿入装置も使用される。部品Dを保持するノズル8、装着されたノズル8によって基板Bに部品Dを実装する実装ヘッド7、部品Dを供給するフィーダ(テープフィーダ9、トレイフィーダ、スティックフィーダ)、基板Bに部品Dを実装する部品実装装置M1~M3、基板Bに挿入部品を装着する部品挿入装置は、基板Bに部品Dを実装した実装基板を生産するための作業を行う作業ユニットである。
次に図3を参照して、管理コンピュータ3の情報処理系の構成について説明する。ここでは、管理コンピュータ3が備える複数の機能のうち、複数の候補の中から生産に適した作業ユニットを選択する機能に関する構成について説明する。すなわち、管理コンピュータ3における基板Bに部品Dを実装した実装基板を生産するための作業を行う作業ユニットを複数の候補の中から選択する作業ユニット選択装置としての機能を中心に説明する。以下では、作業ユニットとしてノズル8を例として説明する。
管理コンピュータ3は、処理装置20、記憶装置である記憶部25の他、入力部33、表示部34、通信部35を備えている。処理装置20はCPUなどのデータ処理装置であり、内部処理部として実績情報収集部21、学習部22、指標算出部23、ユニット選択部24を備えている。なお、管理コンピュータ3は、ひとつのコンピュータで構成する必要はなく、複数のデバイスで構成してもよい。例えば、記憶部25、処理装置20の全てもしくは一部をクラウド側の管理装置に備えてもよい。
入力部33は、キーボード、タッチパネル、マウスなどの入力装置であり、操作コマンドやデータ入力時などに用いられる。表示部34は液晶パネルなどの表示装置であり、記憶部25が記憶する各種データを表示する他、入力部33による操作のための操作画面、入力画面などの各種情報を表示する。通信部35は、通信インターフェースであり、通信ネットワーク2を介して部品実装システム1を構成する部品実装装置M1~M3、実装検査装置との間でデータの送受信を行う。
図3において、記憶部25には、生産データライブラリ26、部品ライブラリ27、ユニットライブラリ28、実績情報29、学習モデル30、適合指標情報31、選択ユニット情報32などが記憶されている。生産データライブラリ26には、部品実装装置M1~M3による実装基板の生産で使用される生産データが、実装基板の生産機種名毎に記憶されている。生産データには、実装基板に実装される部品Dの部品名、部品Dを部品ライブラリ27の部品データと関連付けるための部品コード、部品Dの実装基板における実装位置Baおよび実装角度などが、実装対象の各部品について規定されている。
部品ライブラリ27には、部品Dの種類毎に、部品Dのサイズなどの部品情報と部品実装装置M1~M3において部品Dを実装する各種の作業を精細に制御するための動作パラメータを関連付けた複数の部品データが記憶されている。部品データは、部品コードによって生産データライブラリ26の生産データに関連付けられている。ユニットライブラリ28には、部品実装システム1において使用可能なノズル8、実装ヘッド7、テープフィーダ9、部品実装装置M1~M3などの作業ユニットの種類や、現在の所在地などの作業ユニットに関するユニット情報が記憶されている。
図3において、実績情報収集部21は、部品実装装置M1~M3、実装検査装置M4、記憶部25から、実装基板の生産に使用している作業ユニットのユニット情報、作業ユニットが作業を行った作業対象の部品Dの部品情報、作業ユニットが部品Dに関連して行った作業実績を取得する。さらに、実績情報収集部21は、取得したユニット情報、部品情報、作業実績を関連付けして実績情報29として記憶部25に記憶させる。すなわち、記憶部25は、過去に使用された作業ユニットのユニット情報と、作業ユニットの作業対象であった部品Dの部品情報と、作業ユニットが部品Dに関連して行った作業実績を関連付けて記憶する実績情報記憶部である。
例えば、作業ユニットがノズル8である場合、実績情報29には、使用されたノズル8の種類、そのノズル8が装着された実装ヘッド7と部品実装装置M1~M3の種類(ユニット情報)、そのノズル8が保持した部品Dの種類(部品情報)、そのノズル8が基板Bに部品Dを実装した際の実装ばらつき、吸着ばらつき、ミス率(部品保持ミス率、部品実装ミス率など)、不良率や生産能力(CPH)、または、そのノズル8が使用された頻度(作業実績)が関連付けされている。
図3において、学習部22は、記憶された実績情報29を教師データとして、後述する学習モデル30を、機械学習等を用いた学習アルゴリズムにより生成する。学習アルゴリズムとしては、ニューラルネットワーク(多層のニューラルネットワークを用いた深層学習を含む)、遺伝的プログラミング、決定木、ベイジアン・ネットワーク、サポート・ベクター・マシン(SVM)等を使用し得る。すなわち、学習部22は、記憶されたユニット情報と部品情報と作業実績に基づき、学習モデル30を生成する。また、実績情報収集部21は、学習データ(実績情報29)を作成する学習データ作成部である。生成された学習モデル30は、記憶部25に記憶される。なお、学習モデル30は、部品実装装置メーカによって生成された学習済の学習モデル30であってもよい。
指標算出部23は、生成された学習モデル30を用いて、これから生産する実装基板に実装する複数の対象部品の部品情報と使用可能な複数の作業ユニットのユニット情報から、対象部品と作業ユニットの組み合わせ毎に、作業ユニットが対象部品の作業に適する程度を示す適合指標を算出(推定)する。
具体的には、指標算出部23は、生産データライブラリ26と部品ライブラリ27からこれから生産する実装基板に実装する部品D(対象部品)の部品情報を取得する。また、指標算出部23は、ユニットライブラリ28から使用可能な作業ユニットのユニット情報を取得する。そして、指標算出部23は、取得した部品情報とユニット情報から、学習モデル30を使用して対象部品と作業ユニット毎に適合指標を推定する。
なお、学習モデル30を使用することで、過去に使用された対象部品と作業ユニットの組み合わせだけではなく、過去に使用実績がない対象部品と作業ユニットの組み合わせに対しても、部品Dの上面のサイズ、材質や、ノズル8の先端の形状、面積などから適合指標が推定される。算出された適合指標は、適合指標情報31として記憶部25に記憶される。なお、過去に使用実績がない対象部品と作業ユニットの組み合わせに関して、部品実装装置M1~M3が生産中でない時間帯に対象部品と作業ユニットを組み合わせて実績情報の収集を行ってもよい。
ここで、図4を参照して、適合指標情報31の例について説明する。この例では、8種類のノズル8(対象ノズル41)に対する、6種類の対象部品40の適合指標42が表示されている。適合指標42は百分率で示されており、大きいほど適合性が高いことを示している。すなわち、適合指標42が高いほど、対象部品40に対象ノズル41を使用した場合の実装ばらつき、吸着ばらつき、ミス率、不良率などが低く、生産性などが高いことが推定される。なお、適合指標42はその度合いを示すものであれば百分率に限定されることはなく、例えば、A~Cで示す3つのクラス(区分)であってもよい。
図3において、ユニット選択部24は、算出された適合指標42に基づいて、対象部品40毎に実装基板の生産で使用する作業ユニット(対象ノズル41)の種類を選択する。選択された作業ユニットの情報は、選択ユニット情報32として記憶部25に記憶される。なお、記憶された選択ユニット情報32は、実装基板を生産する部品実装システム1を構成する部品実装装置M1~M3や部品実装装置M1~M3に装着する作業ユニットを決定し、最終的な生産データを作成する計画立案作業などに使用される。また、部品実装装置M1~M3は、選択された作業ユニットによって実装基板を生産する実装基板生産部である。
ユニット選択部24は、内部処理部として第1処理部24aと第2処理部24bを備えている。ユニット選択部24の第1処理部24aは、適合指標42が最大の作業ユニットの種類を対象部品40に対応する作業ユニットの種類として選択する(第1実施例)。すなわち、第1処理部24bは、作業ユニットの共用性は考慮せず、最も適する作業ユニットの種類を選択する。ユニット選択部24の第2処理部24bは、選択される作業ユニットの種類が少なくなるように、対象部品40に対応する作業ユニットの種類を選択する(第2実施例)。すなわち、第2処理部24bは、作業ユニットの共用性を考慮して、選択される作業ユニットの種類の数が少なくなるように作業ユニットの種類を選択する。
ここで、図5(a)と図5(b)を参照して、ユニット選択部24の第1処理部24a(第1実施例)と第2処理部24b(第2実施例)によって選択された作業ユニットの情報(選択ユニット情報32)の例について説明する。図5(a)には、図4に示す対象部品40と対象ノズル41の適合指標42に基づいて、第1処理部24aにより作成された第1選択適否情報43が表示されている。図5(b)には、図4に示す対象部品40と対象ノズル41の適合指標42に基づいて、第2処理部24bにより作成された第2選択適否情報44が表示されている。
図5(a)と図5(b)では、第1選択適否情報43と第2選択適否情報44において対象部品40に適合する作業ユニットとして選択された対象ノズル41(採用ノズル)を「〇」で、選択されなかった対象ノズル41(不採用ノズル)を「×」で表示している。
図5(a)において、第1処理部24aは、対象部品40に対して適合指標42が最大の対象ノズル41を採用ノズル(〇)として選択する。例えば、第1処理部24aは、対象部品「A」に対しては、適合指標42が「95%」で最大であったノズル「225」を採用ノズルとして選択する。
図5(b)において、第2処理部24bは、対象部品40に対して適合指標42が所定の範囲内にある対象ノズル41を採用可能なノズルとし抽出する。そして、第2処理部24bは、抽出したノズルのうち、適合する対象部品40の数が多く、かつ、適合指標42が総合的に大きな対象ノズル41を採用ノズル(〇)として選択する。この例では、第2処理部24bは、適合指標42が80%以上の範囲内の対象ノズル41を採用可能なノズルとして抽出している。
すなわち、第2処理部24bは、対象部品「A」に対してはノズル「225」とノズル「226」を採用可能なノズルとして抽出する。同様に、第2処理部24bは、対象部品「A2」に対してはノズル「225」とノズル「226」を、対象部品「A3」に対してはノズル「225」、ノズル「226」、ノズル「230」を採用可能なノズルとして抽出する。
これにより、ノズル「225」に適合する対象部品40の数は「3」、ノズル「226」に適合する対象部品40の数は「3」、ノズル「230」に適合する対象部品40の数は「1」となる。そして、第2処理部24bは、対象部品40の数は「3」で同数のノズル「225」とノズル「226」のうち、適合指標42の合計が大きいノズル「226」を採用ノズル(〇)として選択する。図5(b)では、採用可能なノズルとして抽出されたが、最終的に採用ノズルとして選択されなかったノズルを「△」で表示している。
次に、図6のフローに沿って、基板Bに部品Dを実装した実装基板を生産するための作業を行う作業ユニットを複数の候補の中から選択する作業ユニット選択方法について説明する。まず、実績情報収集部21は、過去に使用された作業ユニットのユニット情報と、作業ユニットの作業対象であった部品Dの部品情報と、作業ユニットが部品Dに関連して行った作業実績を収集して関連付け、実績情報29として実績情報記憶部(記憶部25)に記憶させる(ST1:実績情報記憶工程)。次いで学習部22は、記憶されたユニットライブラリ28に含まれるユニット情報と部品ライブラリ27に含まれる部品情報と実績情報29に含まれる作業実績に基づき、学習モデル30を生成する(ST2:学習工程)。
次いで指標算出部23は、生産データライブラリ26と部品ライブラリ27からこれから生産する実装基板に実装する対象部品40の部品情報を取得する(ST3:部品情報取得工程)。次いで指標算出部23は、ユニットライブラリ28から使用可能な作業ユニット(対象ノズル41)のユニット情報を取得する(ST4:ユニット情報取得工程)。次いで指標算出部23は、生成された学習モデル30を用いて、取得した複数の対象部品40の部品情報と複数の作業ユニットのユニット情報から、対象部品と作業ユニットの組み合わせ毎に適合指標42を算出する(ST5:指標算出工程)(図4参照)。
図6において、次いでユニット選択部24は、算出された適合指標42に基づいて、対象部品40毎に実装基板の生産で使用する作業ユニットの種類を選択する(ST6:ユニット選択工程)(図5(a)、図5(b)参照)。次いでユニット選択部24は、選択した対象部品40に対する作業ユニットの情報を、選択ユニット情報32として選択ユニット情報記憶部(記憶部25)に記憶させる(ST7:選択ユニット情報記憶工程)。これによって、実装基板の生産に適した作業ユニットを適切に選択することができる。なお、実績情報記憶工程(ST1)と学習工程(ST2)を省略して、それ以降の部品情報取得工程(ST3)から作業ユニット選択方法を実施して作業ユニット選択してもよい。
なお、上記は作業ユニットとして、ノズル8を例に対象部品40毎に作業ユニットの種類を選択する方法について説明したが、他の作業ユニットに対しても同様の方法によって選択ユニット情報32が作成される。例えば、作業ユニットが実装ヘッド7である場合、対象部品40毎に適合する実装ヘッド7が選択される。または、対象部品40毎に、適合するノズル8との組み合わせで実装ヘッド7が選択される。また、作業ユニットが部品Dを把持する把持機構である場合、対象部品40毎に適合する把持機構(少なくともボディチャック、ノズル、リードチャック、スイングノズルのいずれか)が選択される。
上記説明したように、本実施の形態の管理コンピュータ3は、過去に使用された作業ユニットのユニット情報と作業対象であった部品Dの部品情報と部品Dに関連して行った作業実績を関連付けて記憶する実績情報記憶部(記憶部25)と、記憶されたユニット情報と部品情報と作業実績に基づき学習モデル30を生成する学習部22と、学習モデル30を用いて、複数の対象部品40の部品情報と使用可能な複数の作業ユニット(対象ノズル41)のユニット情報から、対象部品40と作業ユニットの組み合わせ毎に適合指標42を算出する指標算出部23と、適合指標42に基づいて対象部品40毎に作業ユニットの種類を選択するユニット選択部24と、を備え、実装基板を生産する作業ユニットを複数の候補の中から選択する作業ユニット選択装置である。
また、本実施の形態の部品実装システム1は、実績情報記憶部(記憶部25)、学習部22、指標算出部23、ユニット選択部24、を備える作業ユニット選択装置(管理コンピュータ3)と、選択された作業ユニットによって実装基板を生産する実装基板生産部(部品実装装置M1~M3)を備えている。これによって、実装基板の生産に適した作業ユニットを適切に選択し、品質が高い実装基板を生産性良く生産することができる。
本発明の作業ユニット選択装置および作業ユニット選択方法ならびに部品実装システムは、実装基板の生産に適した作業ユニットを適切に選択することができるという効果を有し、部品を基板に実装する分野において有用である。
3 管理コンピュータ(作業ユニット選択装置)
7 実装ヘッド(作業ユニット)
8 ノズル(作業ユニット)
9 テープフィーダ(作業ユニット)
B 基板
D 部品
M1~M3 部品実装装置(作業ユニット、実装基板生産部)

Claims (7)

  1. 基板に部品を実装した実装基板を生産するための作業を行う作業ユニットを複数の候補の中から選択する作業ユニット選択装置であって、
    過去に使用された作業ユニットのユニット情報と、前記作業ユニットの作業対象であった部品の部品情報と、前記作業ユニットが前記部品に関連して行った作業実績を関連付けて記憶する実績情報記憶部と、
    記憶された前記ユニット情報と前記部品情報と前記作業実績に基づき、学習モデルを生成する学習部と、
    生成された前記学習モデルを用いて、これから生産する実装基板に実装する複数の対象部品の部品情報と使用可能な複数の作業ユニットのユニット情報から、前記対象部品と前記作業ユニットの組み合わせ毎に適合指標を算出する指標算出部と、
    算出された前記適合指標に基づいて、前記対象部品毎に前記実装基板の生産で使用する作業ユニットの種類を選択するユニット選択部と、を備える、作業ユニット選択装置。
  2. 前記ユニット選択部は、前記適合指標が最大の作業ユニットの種類を前記対象部品に対応する作業ユニットの種類として選択する、請求項1に記載の作業ユニット選択装置。
  3. 前記ユニット選択部は、選択される作業ユニットの種類が少なくなるように、前記対象部品に対応する作業ユニットの種類を選択する、請求項1に記載の作業ユニット選択装置。
  4. 前記作業実績は、前記作業ユニットが前記基板に前記部品を実装した際の実装ばらつき、吸着ばらつき、ミス率、不良率、または、前記作業ユニットが使用された頻度の少なくともいずれかである、請求項1に記載の作業ユニット選択装置。
  5. 前記作業ユニットは、部品を保持するノズル、装着されたノズルによって基板に部品を実装する実装ヘッド、部品を供給するフィーダ、基板に部品を実装する部品実装装置、基板に挿入部品を装着する部品挿入装置の少なくともいずれかである、請求項1から4のいずれかに記載の作業ユニット選択装置。
  6. 基板に部品を実装した実装基板を生産するための作業を行う作業ユニットを複数の候補の中から選択する作業ユニット選択方法であって、
    過去に使用された作業ユニットのユニット情報と、前記作業ユニットの作業対象であった部品の部品情報と、前記作業ユニットが前記部品に関連して行った作業実績を関連付けて記憶する実績情報記憶工程と、
    記憶された前記ユニット情報と前記部品情報と前記作業実績に基づき、学習モデルを生成する学習工程と、
    生成された前記学習モデルを用いて、これから生産する実装基板に実装する複数の対象部品の部品情報と使用可能な複数の作業ユニットのユニット情報から、前記対象部品と前記作業ユニットの組み合わせ毎に適合指標を算出する指標算出工程と、
    算出された前記適合指標に基づいて、前記対象部品毎に前記実装基板の生産で使用する作業ユニットの種類を選択するユニット選択工程と、を含む、作業ユニット選択方法。
  7. 過去に使用された基板に部品を実装した実装基板を生産するための作業を行う作業ユニットのユニット情報と、前記作業ユニットの作業対象であった部品の部品情報と、前記作業ユニットが前記部品に関連して行った作業実績に基づき生成された学習モデルを用いて、これから生産する実装基板に実装する複数の対象部品の部品情報と使用可能な複数の作業ユニットのユニット情報から、前記対象部品と前記作業ユニットの組み合わせ毎に適合指標を算出する指標算出部と、
    算出された前記適合指標に基づいて、前記対象部品毎に前記実装基板の生産で使用する作業ユニットの種類を選択するユニット選択部と、
    選択された前記作業ユニットによって前記実装基板を生産する実装基板生産部と、を備える、部品実装システム。
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