JP2024004526A - 位置情報通信システム及び位置情報通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の通信装置が連携することで、移動体の安全性を向上させることができる位置情報通信システム等を提供する。【解決手段】複数の通信装置30のそれぞれは、第1の移動体10の位置を示す第1の位置情報を取得する第1の位置情報取得部31と、第1の移動体10とは別の移動体である第2の移動体20の位置を示す第2の位置情報を取得する第2の位置情報取得部32と、第2の移動体20に第1の移動体10に関する情報である移動体情報を送信する通信部とを有する。また、それぞれの第1の位置情報取得部31は、取得した第1の位置情報に紐付けられる通信方式を取得する。そして、制御部33は、第1の位置情報に紐付けられた通信方式が既定の方式を満たした場合、第1の移動体10の移動体情報を、複数の通信装置30のうちの第1の位置情報を取得した1以上の通信装置30から複数の通信装置30のうちの他の1以上の通信装置30へ送信させる。【選択図】図1

Description

本開示は、位置情報通信システム及び位置情報通信方法に関する。
特許文献1には、車両走行速度が制限されたエリア内の歩行者の安全を高めるための路側通信機か開示されている。路側通信機は、エリア内を走行する車両の走行速度情報を取得する走行速度情報取得部と、歩行者が携行する無線端末装置に対して、速度超過車両に関する情報を送信する速度超過車両情報送信部とを有している。
特開2016-105098号公報
しかしながら、従来の路側通信機では、例えば、歩行者等の移動体に搭載された無線端末装置の位置を他の移動体に通知する場合、無線端末装置の通信距離が短ければ、移動体の位置を他の移動体に通知することができず、移動体の安全性が十分でないという課題がある。
そこで、本開示では、複数の通信装置が連携することで、移動体の安全性を向上させることができる位置情報通信システム及び位置情報通信方法を提供することを目的とする。
本開示に係る位置情報通信システムの一態様は、複数の通信装置と、複数の前記通信装置の通信を制御する制御部とを備え、複数の前記通信装置のそれぞれは、第1の移動体の位置を示す第1の位置情報を取得する第1の位置情報取得部と、前記第1の移動体とは別の移動体である第2の移動体の位置を示す第2の位置情報を取得する第2の位置情報取得部と、前記第2の移動体に前記第1の移動体に関する情報である移動体情報を送信する通信部とを有し、それぞれの前記第1の位置情報取得部は、取得した前記第1の位置情報に紐付けられる通信方式を取得し、前記制御部は、前記第1の位置情報に紐付けられた前記通信方式が既定の方式を満たした場合、前記第1の移動体の前記移動体情報を、複数の前記通信装置のうちの前記第1の位置情報を取得した1以上の通信装置から複数の前記通信装置のうちの他の1以上の通信装置へ送信させる。
また、本開示に係る位置情報通信方法の一態様は、制御部が複数の通信装置の通信を制御することを含み、複数の前記通信装置のそれぞれは、第1の移動体の位置を示す第1の位置情報を取得する第1の位置情報取得部と、前記第1の移動体とは別の移動体である第2の移動体の位置を示す第2の位置情報を取得する第2の位置情報取得部と、前記第2の移動体に前記第1の移動体に関する情報である移動体情報を送信する通信部とを有し、それぞれの前記第1の位置情報取得部は、取得した前記第1の位置情報に紐付けられる通信方式を取得し、前記制御部は、前記第1の位置情報に紐付けられた前記通信方式が既定の方式を満たした場合、前記第1の移動体の前記移動体情報を、複数の前記通信装置のうちの前記第1の位置情報を取得した1以上の通信装置から複数の前記通信装置のうちの他の1以上の通信装置へ送信させる。
本開示によれば、複数の通信装置が連携することで、移動体の安全性を向上させることができる。
図1は、実施の形態1に係る通信システムを示す模式図である。 図2Aは、実施の形態1に係る通信システムを示すブロック図である。 図2Bは、移動体情報の一例を示す図である。 図3は、実施の形態1に係る位置情報通信システムのフローチャートである。 図4は、実施の形態1の変形例に係る通信システムにおいて、道路に配置された位置情報通信システム、第1の移動体、及び、第2の移動体を示す図である。 図5は、実施の形態1の変形例に係る位置情報通信システムのフローチャートである。 図6は、実施の形態2に係る通信システムを示す模式図である。 図7は、実施の形態2に係る通信システムを示すブロック図である。 図8は、実施の形態2に係る位置情報通信システムのフローチャートである。 図9は、実施の形態2の変形例に係る通信システムにおいて、道路に配置された位置情報通信システム、第1の移動体、及び、第2の移動体を示す模式図である。 図10は、実施の形態2の変形例に係る位置情報通信システムのフローチャートである。 図11は、実施の形態3に係る通信システムにおいて、道路に配置された位置情報通信システム、集団となった複数の第1の移動体、及び、第2の移動体を示す模式図である。 図12は、実施の形態3に係る位置情報通信システムの動作例1を示すフローチャートである。 図13は、実施の形態3に係る位置情報通信システムの動作例2を示すフローチャートである。 図14は、実施の形態3に係る位置情報通信システムの動作例3を示すフローチャートである。 図15は、実施の形態3に係る位置情報通信システムの動作例4を示すフローチャートである。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序等は、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、同じ構成部材については同じ符号を付している。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
(実施の形態1)
<構成及び機能>
まず、通信システム1の構成及び機能について図1~図2Bを用いて説明する。
図1は、実施の形態1に係る通信システム1を示す模式図である。図2Aは、実施の形態1に係る通信システム1を示すブロック図である。図2Bは、移動体情報の一例を示す図である。
[通信システム1]
図1に示すように、第1の移動体10が第2の移動体20に対して第1の移動体10の位置を示す情報である第1の位置情報を送信する場合、第1の移動体10が第2の移動体20と直接的に通信をすることができない場合がある。このため、通信システム1では、道路等に沿って配置されている複数の通信装置30のうちの1以上の通信装置30が第1の移動体10の第1の位置情報を取得することで、道路を走行する第2の移動体20に対して取得した第1の位置情報を直接的に又は間接的に送信(報知)する。これにより、第2の移動体20は、第1の移動体10の第1の位置情報を取得することで、第1の移動体10の存在を把握することができる。
ここで、第1の位置情報は、位置を示す情報である。また、第1の移動体10は、人、車両等である。第1の移動体10が人である場合、人が保有する第1端末装置11が自機の第1の位置情報を取得することで、自機の第1の位置情報を第1の移動体10の第1の位置情報として、位置情報通信システム3及び第2の移動体20に送信する。つまり、本実施の形態では、第1の移動体10の第1の位置情報は、第1端末装置11の第1の位置情報とみなす。第1端末装置11は、例えば、スマートフォン又はキーデバイス等の通信端末である。例えば、キーデバイスがBluetoothモジュール、MATTER(登録商標)に基づく通信デバイス、ICタグ、ICチップ等の通信端末である場合、キーデバイスは、名札、杖、靴、車椅子に搭載されていてもよい。第1端末装置11は、搭載されたGPS(Global Positioning System)機能に基づいて第1の位置情報を取得してもよく、外部サーバ40から取得した情報に基づいて第1の位置情報を算出することで取得してもよい。また、第2の移動体20は、車両、人等である。本実施の形態では、第1の移動体10が人である場合を想定し、第2の移動体20が車両である場合を想定している。ここで車両は、自転車、自動二輪車、自家用車、バス及び輸送トラック等の自動運転車、電車等である。
また、第1の移動体10が複数の通信装置30のうちの1以上の通信装置30としか通信できない場合、第1の移動体10と通信可能な1以上の通信装置30が他の1以上の通信装置30を経由させることで、第1の位置情報を第2の移動体20に送信する。このため、第1の移動体10から第1の位置情報を取得した1以上の通信装置30は、間接的に第1の位置情報を第2の移動体20に送信することができる。
このような、通信システム1は、位置情報通信システム3と、第1の移動体10が所持する第1端末装置11と、第2の移動体20が所持する第2端末装置21とを備えている。
[位置情報通信システム3]
位置情報通信システム3は、道路に沿って配置されている屋外照明装置(街路灯)、又は、電柱等に取り付けられている。また、位置情報通信システム3が屋外照明装置に取り付けられる場合、位置情報通信システム3は、照明装置を有していてもよい。
位置情報通信システム3は、複数の通信装置30と、制御部33とを備えている。
複数の通信装置30のそれぞれは、第1の位置情報取得部31と、第2の位置情報取得部32と、通信部34とを備えている。
第1の位置情報取得部31は、第1の移動体10の第1の位置情報を取得する。例えば、人が保有する第1端末装置11が第1の位置情報を取得すると、第1端末装置11が周囲に第1の位置情報をビーコン信号によって送信したり、第1端末装置11がBluetooth等で複数の通信装置30のうちの1以上の通信装置30と無線通信したりすることによって、第1の位置情報取得部31は、第1の位置情報を受信して取得する。この際、第1の位置情報取得部31が取得した第1の位置情報に紐付けられる通信方式を取得する。つまり、第1の位置情報取得部31は、第1の位置情報取得部31と第1の移動体10とが通信する際に用いた通信方式を取得することで、通信方式と第1の位置情報とを紐付ける。第1の位置情報取得部31は、第1の位置情報及び通信方式を所定期間間隔ごとに取得するため、取得するたびに第1の位置情報及び通信方式を制御部33に出力する。
第2の位置情報取得部32は、第1の移動体10とは別の移動体である第2の移動体20の第2の位置情報を取得する。例えば、車両に搭載されている第2端末装置21が第2の位置情報を取得すると、第2端末装置21が周囲に第2の位置情報をビーコン信号によって送信したり、第2端末装置21がBluetooth等で複数の通信装置30のうちの1以上の通信装置30と無線通信したりすることによって、第2の位置情報取得部32は、第2の位置情報を受信して取得する。第2の位置情報取得部32は、第2の位置情報を所定期間間隔ごとに取得するため、取得するたびに第2の位置情報を制御部33に出力する。本実施の形態では、第2の移動体20の第2の位置情報は、第2端末装置21の第2の位置情報とみなす。ここで、第2の位置情報は、第2の移動体20の位置を示す情報である。
なお、本実施の形態における所定期間間隔は、如何様な組織でも対応することができるように、設置時及び使用時等において、任意に変更できてもよい。
位置情報通信システム3の制御部33は、複数の通信装置30の通信を制御する。制御部33は、複数の通信装置30のそれぞれに対応するように位置情報通信システム3に設けられていてもよい。また、制御部33は、複数の通信装置30のそれぞれの構成要素に含まれていてもよく、外部サーバ40であってもよい。
制御部33は、第1の位置情報取得部31が第1の移動体10の第1の位置情報及び通信方式を取得すると、取得した第1の位置情報に紐付けられた通信方式が既定の方式を満たしているか否かを判定する。制御部33は、取得した第1の位置情報に紐付けられた通信方式が既定の方式を満たしていると判定した場合、第1の位置情報を含む移動体情報を、複数の通信装置30のうちの第1の位置情報を取得した1以上の通信装置30から複数の通信装置30のうちの他の1以上の通信装置30へ送信させる。つまり、制御部33は、1以上の第1通信装置が第1の位置情報を取得すると、第1の位置情報を取得した1以上の第1通信装置の通信部34を制御することで、取得した第1の位置情報を含む移動体情報を1以上の第1通信装置から、1以上の第2通信装置へ送信させる。また、1以上の第2通信装置は、移動体情報を取得すると、別の1以上の第2通信装置へ送信したり、第2の移動体20に送信したりする。このように、位置情報通信システム3では、2以上の通信装置30間で移動体情報をホッピングさせることで、移動体情報を第2の移動体20に送信することができる。第1の移動体10の移動体情報は、図2Bに示すように、第1の移動体10に関する情報であり、少なくとも第1の位置情報を含む。第1の位置情報は、緯度経度等で示される。
また、移動体情報をホッピングさせる際に、第1の移動体10から遠く離れた第2の移動体20まで情報が送信されないように、通信装置30をホッピングする回数について、予め制限を設けていてもよい。例えば、制御部33は、第1の移動体10から第1の位置情報を取得した1以上の通信装置30から起算した所定回数だけ移動体情報をホッピングさせるために、ホッピング回数の制限を移動体情報に含ませても良い。これにより、第1の移動体10の近くの第2の移動体20に対してだけ移動体情報が送信されるため、移動体情報の錯綜を抑制することができる。
また、制御部33は、第2の位置情報取得部32が第2の移動体20の第2の位置情報を取得すると、通信部34を制御することで、取得した第2の位置情報を直接的又は間接的に第1の移動体10の端末装置へ送信する。例えば、制御部33は、取得した第2の位置情報を2以上の通信装置30間でホッピングさせて第1の移動体10の第1端末装置11へ送信する。これにより、第1端末装置11は、取得した第2の位置情報に示される第2の移動体20の位置を通知する。
通信装置30の通信部34は、制御部33に制御されることで、他の1以上の通信装置30の通信部34へ第1の移動体10の移動体情報を送信する。
また、通信部34は、制御部33に制御されることで、第2の位置情報を直接的に第1の移動体10の端末装置へ送信したり、他の1以上の通信装置30の通信部34を経由して間接的に第1の移動体10の第1端末装置11へ送信したりする。
また、通信部34は、例えば、他の1以上の通信装置30の通信部34と通信するだけでなく、第2の移動体20と無線通信することが可能である。また、通信部34は、第2の移動体20だけでなく第1の移動体10が所持している第1端末装置11と無線通信することが可能である。
<処理動作>
次に、位置情報通信システム3及び位置情報通信方法の処理動作について図3を用いて説明する。
図3は、実施の形態1に係る位置情報通信システム3のフローチャートである。
まず、図3に示すように、第1の位置情報取得部31は、第1の移動体10の第1の位置情報及び通信方式を取得する(S1)。具体的には、第1の位置情報取得部31は、第1の移動体10の第1の位置情報を取得するとともに、第1の位置情報取得部31と第1の移動体10とが通信する際に用いた通信方式を取得することで、通信方式と第1の位置情報とを紐付ける。第1の位置情報取得部31は、第1の位置情報と、第1の位置情報に紐付けられた通信方式とを制御部33に出力する。
次に、第2の位置情報取得部32は、第2の移動体20の第2の位置情報を取得する(S2)。第2の位置情報取得部32は、取得した第2の位置情報を制御部33に出力する。
次に、制御部33は、第1の位置情報及び通信方式を第1の位置情報取得部31から取得し、第2の位置情報を第2の位置情報取得部32から取得する。制御部33は、第1の位置情報取得部31が第1の移動体10の第1の位置情報及び通信方式を取得すると、取得した第1の位置情報に紐付けられた通信方式が既定の方式を満たしているか否かを判定する(S3)。
制御部33は、第1の位置情報に紐付けられた通信方式が既定の方式を満たしていないと判定した場合(S3でNO)、図3の処理動作を終了する。
一方、制御部33は、第1の位置情報に紐付けられた通信方式が既定の方式を満たしていると判定した場合(S3でYES)、第1の位置情報を含む移動体情報を、複数の通信装置30のうちの第1の位置情報を取得した1以上の通信装置30から複数の通信装置30のうちの他の1以上の通信装置30へ送信させる(S4)。つまり、第1の位置情報を取得した1以上の通信装置30の通信部は、制御部33に制御されることで、複数の通信装置30のうちの他の1以上の通信装置30へ送信する。これにより、移動体情報は、複数の通信装置30を経由することで、第1の移動体10から第2の移動体20まで送信される。そして、図3のフローチャートの処理動作は、終了し、同様の処理動作を繰り返す。
<作用効果>
次に、本実施の形態における位置情報通信システム3及び位置情報通信方法の作用効果について説明する。
例えば、第1の移動体10が第2の移動体20と通信することができない場合、第1の移動体10が第2の移動体20に対して第1の位置情報を送信できず、第2の移動体20に対して第1の移動体10が死角に隠れているとき、第2の移動体20は、第1の移動体10の存在を把握することができない。そこで、道路に通信装置30を配置することで、通信装置30は第1の移動体10が送信した第1の位置情報を取得して第2の移動体20に送信することが考えられる。この場合でも、1台の通信装置30と第2の移動体20との距離が離れている場合には、1台の通信装置30は、第2の移動体20に第1の位置情報を送信することができない。
そこで、上述したように、本実施の形態に係る位置情報通信システム3は、複数の通信装置30と、複数の通信装置30の通信を制御する制御部33とを備える。また、複数の通信装置30のそれぞれは、第1の移動体10の位置を示す第1の位置情報を取得する第1の位置情報取得部31と、第1の移動体10とは別の移動体である第2の移動体20の位置を示す第2の位置情報を取得する第2の位置情報取得部32と、第2の移動体20に第1の移動体10に関する情報である移動体情報を送信する通信部とを有する。また、それぞれの第1の位置情報取得部31は、取得した第1の位置情報に紐付けられる通信方式を取得する。そして、制御部33は、第1の位置情報に紐付けられた通信方式が既定の方式を満たした場合、第1の移動体10の移動体情報を、複数の通信装置30のうちの第1の位置情報を取得した1以上の通信装置30から複数の通信装置30のうちの他の1以上の通信装置30へ送信させる。
これによれば、第1の移動体10が第2の移動体20と直接的に通信することができない場合であっても、1以上の通信装置30が第1の移動体10からの第1の位置情報を取得することができる。例えば、第1の移動体10の通信方式によっては、第1の移動体10の通信距離が短い場合があるが、この場合であっても、第1の位置情報を取得した1以上の通信装置30は、他の1以上の通信装置30へ第1の位置情報を含む移動体情報として送信することができる。第1の位置情報を取得した1以上の通信装置30は、他の1以上の通信装置30へ第1の位置情報を含む移動体情報として送信することができる。このため、第2の移動体20は、複数の通信装置30を経由して移動体情報を取得することができる。
したがって、位置情報通信システム3は、複数の通信装置30が連携することで、移動体(第1の移動体10及び第2の移動体20)の安全性を向上させることができる。
また、本実施の形態に係る位置情報通信方法は、制御部33が複数の通信装置30の通信を制御することを含み、複数の通信装置30のそれぞれは、第1の移動体10の位置を示す第1の位置情報を取得する第1の位置情報取得部31と、第1の移動体10とは別の移動体である第2の移動体20の位置を示す第2の位置情報を取得する第2の位置情報取得部32と、第2の移動体20に第1の移動体10に関する情報である移動体情報を送信する通信部34とを有し、それぞれの第1の位置情報取得部31は、取得した第1の位置情報に紐付けられる通信方式を取得し、制御部33は、第1の位置情報に紐付けられた通信方式が既定の方式を満たした場合、第1の移動体10の移動体情報を、複数の通信装置30のうちの第1の位置情報を取得した1以上の通信装置30から複数の通信装置30のうちの他の1以上の通信装置30へ送信させる。
この場合においても、上述と同様の作用効果を奏する。
また、本実施の形態に係る位置情報通信システム3において、第2の移動体20は、車両である。
この場合においても、上述と同様の作用効果を奏する。
また、本実施の形態に係る位置情報通信システム3において、それぞれの第1の位置情報取得部31、および、それぞれの第2の位置情報取得部32は、屋外照明装置に配置される。
この場合においても、上述と同様の作用効果を奏する。
また、本実施の形態に係る位置情報通信システム3において、第1の移動体10には、端末装置(第1端末装置11)が設けられる。また、通信装置30は、取得した第2の位置情報を第1の移動体10の端末装置へ送信する。そして、端末装置は、取得した第2の位置情報に示される第2の移動体20の位置を通知する。
これによれば、第1の移動体10の第1端末装置11は、第2の移動体20の第2の位置情報を取得することができるため、第1端末装置11は、第2の移動体20の位置を通知することができる。このため、第1の移動体10は、第2の移動体20と接触しないように注意して移動することができる。
(実施の形態1の変形例)
本変形例の位置情報通信システム3及び位置情報通信方法では、第1の移動体10の第1端末装置11に警告信号又はアンビエント強制制御信号を送信する点で実施の形態1の位置情報通信システム及び位置情報通信方法と相違する。本変形例の位置情報通信システム3及び位置情報通信方法の構成及び機能は、実施の形態1の位置情報通信システム及び位置情報通信方法の構成及び機能と同一の構成及び機能については同一の符号を付して構成及び機能に関する詳細な説明を省略する。
本変形例に係る位置情報通信システム3及び位置情報通信方法について図4を用いて説明する。図4は、実施の形態1の変形例に係る通信システム1において、道路に配置された位置情報通信システム3、第1の移動体10、及び、第2の移動体20を示す図である。
図4に示すように、制御部33は、第1端末装置11が音響機能又は消音機能を再生中である場合、第1端末装置11から再生中であることを示す情報を取得する。例えば、第1端末装置11に搭載されている音響機能又は消音機能を有するアプリケーションが実行する際にこれら機能が再生中であることを示す情報を位置情報通信システム3に自動的に送信することで、制御部33は、これら機能が再生中であることを示す情報を取得することができる。これにより、制御部33は、第1端末装置11が音響機能又は消音機能を再生中の場合、複数の通信装置30のうちの1以上の通信装置30を制御することで、1以上の通信装置30から第1端末装置11へ警告信号又はアンビエント強制制御信号を送信させる。つまり、制御部33は、複数の通信装置30のうちの第1端末装置11と通信可能な1以上の通信装置30を抽出し、抽出した1以上の通信装置30から第1端末装置11へ警告信号又はアンビエント強制制御信号を送信させる。第1端末装置11は、警告信号を取得すると、音又は映像の表示によって第2の移動体20の第2の位置情報を第1の移動体10に対して通知することができる。また、第1端末装置11は、アンビエント強制制御信号を取得すると、起動している音響機能又は消音機能の動作を変化させたりすることで、第2の移動体20の接近を第1の移動体10に対して通知することができる。
位置情報通信システム3では、アンビエント強制制御信号により、第1端末装置11が音楽再生又は消音モード中であっても、音楽再生モード、低音モード又は消音モードを停止して外音を聞き取れる音響環境にすることができる。アンビエント強制制御信号によりアンビエントモードが実行されることとで、消音モードを停止させるだけでもよく、音楽再生モードを停止してもよく、音楽の音量を下げた低音モードを実行してもよい。
また、アンビエント強制制御信号により、第1端末装置11に警告音を出力させてもよい。この場合、第1端末装置11に警告音又は警告信号(赤ランプ点灯)を出力させることで、補聴器を所持している人、車椅子を利用している人、高齢者等にも知らせることができる。例えば、消音モードを実行中に、アンビエント強制制御信号を取得した場合、アンビエントモードに変更して音楽の音量を下げて警告音を発してもよい。
なお、第1端末装置11は、例えばスピーカ、イヤホン、補聴器等の音響装置を含んでいてもよい。この場合、第1端末装置11がアンビエント強制制御信号を取得することで、起動している音響機能又は消音機能の動作を変化させたり、第1端末装置11が疑似音を第1の移動体に聞かせるように制御したりしてもよい。疑似音は、走行する車両を模した音、アラート音等である。
次に、位置情報通信システム3及び位置情報通信方法において、警告信号又はアンビエント強制制御信号を送信する場合の処理動作について図5を用いて説明する。
図5は、実施の形態1の変形例に係る位置情報通信システム3のフローチャートである。
まず、図5に示すように、制御部33は、第1端末装置11が音響機能又は消音機能を再生中であるか否かを判定する(S2a)。つまり、制御部33は、第1端末装置11に搭載されている音響機能又は消音機能を有するアプリケーションが実行する際に、これら機能が再生中であることを示す情報を取得したか否かを判定する。
制御部33は、第1端末装置11が音響機能又は消音機能を再生していないと判定した場合(S2aでNO)、つまり、これら機能が再生中であることを示す情報を取得していない場合、図5の処理動作を終了する。
一方、制御部33は、第1端末装置11が音響機能又は消音機能を再生していると判定した場合(S2aでYES)、つまり、これら機能が再生中であることを示す情報を取得した場合、複数の通信装置30のうちの第1端末装置11と通信可能な1以上の通信装置30を抽出し、抽出した1以上の通信装置30から第1端末装置11へ警告信号又はアンビエント強制制御信号を送信させる(S2b)。そして、図5の処理動作を終了する。
次に、本変形例における位置情報通信システム3及び位置情報通信方法の作用効果について説明する。
上述したように、本変形例に係る位置情報通信システム3において、制御部33は、第1の移動体10に設けられる端末装置(第1端末装置11)が音響機能又は消音機能を再生中の場合、複数の通信装置30のうちの1以上の通信装置30から端末装置へ警告信号又はアンビエント強制制御信号を送信させる。
これによれば、第1端末装置11の地図情報を取得しながら、例えばナビゲーション走行している自転車に対してアンビエント強制信号を送信したり、自転車側の第1端末装置11のナビゲーションアプリへ警告を表記させたりすることができる。
また、第1の移動体10が人である場合、音響機能又は消音機能によって第2の移動体20の第2の位置情報の通知又は第2の移動体20の存在に気付いていない場合がある。しかしながら、本実施の形態によれば、第1端末装置11は、取得した警告信号によって第1の移動体10に通知したり、取得したアンビエント強制制御信号によって第1の移動体10に第1端末装置11における音響機能又は消音機能の動作を変化させたりすることができる。このため、第1の移動体10は、第2の移動体20の第2の位置情報の通知又は第2の移動体20の存在を気付くことができる。また、第1の移動体10が第1端末装置11を操作しながら移動することを停止するという意識が働くことが期待できるため、第1の移動体10の安全性を向上させることができる。
(実施の形態2)
本実施の形態の位置情報通信システム3及び位置情報通信方法では、第2の条件を満たした第1の移動体10の移動体情報を、第2の移動体20に対して優先的に送信する点で実施の形態1の位置情報通信システム及び位置情報通信方法と相違する。本実施の形態の位置情報通信システム3及び位置情報通信方法の構成及び機能は、実施の形態1の位置情報通信システム及び位置情報通信方法の構成及び機能と同一の構成及び機能については同一の符号を付して構成及び機能に関する詳細な説明を省略する。
まず、本実施の形態における通信システム1の構成及び機能について図6及び図7を用いて説明する。
図6は、実施の形態2に係る通信システム1を示す模式図である。図7は、実施の形態2に係る通信システム1を示すブロック図である。
図6及び図7に示すように、本実施の形態の位置情報通信システム3の制御部33は、第2の条件を満たした第1の移動体10の移動体情報と、第2の条件を満たしていない他の第1の移動体10の移動体情報とを区別し、第2の条件を満たした第1の移動体10の移動体情報を優先的に第2の移動体20に送信する。
具体的には、制御部33は、第1の条件を満たした第2の移動体20に対して、第1の条件と異なる第2の条件を満たした第1の移動体10の移動体情報を、通信部34から送信させる。このとき、制御部33は、第2の条件を満たした第1の移動体10の移動体情報を、第2の条件を満たしていない他の第1の移動体10に関する情報よりも優先的に通信部34から送信させる。
ここで、第1の条件を満たしたとは、第2の移動体20と通信部34とが通信可能となる場合である。また、第2の条件を満たしたとは、第1の位置情報に示される地点と第2の位置情報に示される地点との関係が地図情報に基づいて所定の条件を満たした場合である。つまり、所定の条件とは、地図情報に示される地図上において、第2の位置情報に示される地点から第1の位置情報に示される地点までの距離が所定距離未満の場合、第1の移動体10の移動速度が所定速度以上の場合等である。第1の移動体10の移動体情報は、第1の移動体10に関する情報であり、少なくとも第1の位置情報を含む。また、優先的とは、第2の条件を満たしていない他の第1の移動体10に関する情報を送信する代わりに、第2の条件を満たした第1の移動体10の移動体情報を優先して第2の移動体20に送信することを含む。また、地図情報は、位置情報通信システム3が有する図示しない記憶部に記憶されていてもよく、外部サーバ40から取得してもよい。
具体的には、制御部33は、第1の条件を満たした第2の移動体20が存在しているか否かを判定する。つまり、制御部33は、位置情報通信システム3と通信可能な第2の移動体20が存在しているか否かを判定する。制御部33は、第1の条件を満たした第2の移動体20が存在していると判定すれば、第2の条件を満たした第1の移動体10が存在しているか否かを判定する。つまり、制御部33は、地図情報に示される地図上において、第2の位置情報に示される地点から第1の位置情報に示される地点までの距離が所定距離未満の第1の移動体10が存在しているか否か、及び/又は、移動速度が所定速度以上の第1の移動体10が存在しているか否かを判定する。制御部33は、第2の条件を満たした第1の移動体10が存在していると判定した場合、第1の条件を満たした第2の移動体20に対して、第2の条件を満たした第1の移動体10の移動体情報を、第2の条件を満たしていない他の第1の移動体10に関する情報よりも優先的に送信させるように通信部34を制御する。
これにより、通信部34は、第1の位置情報を含む移動体情報を第2の移動体20に送信する。つまり、通信部34は、第2の条件を満たしていない他の第1の移動体10に関する情報よりも優先的に第2の条件を満たした第1の移動体10の移動体情報を、第2の移動体20に送信する。
また、通信部34は、例えば、第2の移動体20と無線通信することが可能な通信モジュールである。通信部34は、第2の移動体20だけでなく第1の移動体10が所持している第1端末装置11と無線通信することが可能である。
<処理動作>
次に、位置情報通信システム3及び位置情報通信方法の処理動作について図8を用いて説明する。
図8は、実施の形態2に係る位置情報通信システム3のフローチャートである。
まず、図8に示すように、第1の位置情報取得部31は、第1の移動体10の第1の位置情報を取得する(S11)。第1の位置情報取得部31は、取得した第1の位置情報を制御部33に出力する。
次に、第2の位置情報取得部32は、第2の移動体20の第2の位置情報を取得する(S12)。第2の位置情報取得部32は、取得した第2の位置情報を制御部33に出力する。
次に、制御部33は、第1の位置情報を第1の位置情報取得部31から取得し、第2の位置情報を第2の位置情報取得部32から取得する。制御部33は、第1の条件を満たした第2の移動体20が存在しているか否かを判定する(S13)。
制御部33は、第1の条件を満たした第2の移動体20が存在していないと判定した場合(S13でNO)、図8の処理動作を終了する。
一方、制御部33は、第1の条件を満たした第2の移動体20が存在していると判定した場合(S13でYES)、第2の条件を満たした第1の移動体10が存在しているか否かを判定する(S14)。つまり、制御部33は、取得した第1の位置情報、取得した第2の位置情報、及び地図情報に基づいて、第2の位置情報に示される地点から第1の位置情報に示される地点までの距離が所定距離未満の第1の移動体10、第1の移動体10の移動速度が所定速度以上の第1の移動体10等が存在しているか否かを判定する。
制御部33は、第2の条件を満たした第1の移動体10が存在していないと判定した場合(S14でNO)、図8の処理動作を終了する。
一方、制御部33は、第2の条件を満たした第1の移動体10が存在していると判定した場合(S14でYES)、第1の条件を満たした第2の移動体20へ、第2の条件を満たした第1の移動体10の移動体情報を、第2の条件を満たしていない他の第1の移動体10に関する情報よりも優先的に通信部34から送信させる(S15)。つまり、通信部34は、第2の条件を満たした第1の移動体10の移動体情報、つまり、第2の移動体20の近くに存在している、及び/又は、所定速度以上の第1の移動体10の移動体情報を第2の移動体20に送信する。このため、第2の移動体20は、第2の条件を満たした第1の移動体10の移動体情報を取得することで、自身の近くに存在する移動体情報を取得することができる。これにより、第2の移動体20は、近くに存在している第1の移動体10の動向及び安全性を確認しながら走行することができる。そして、図8のフローチャートの処理動作は、終了し、同様の処理動作を繰り返す。
なお、常時、第1の位置情報取得部31が第1の位置情報を取得する場合、ステップS14をステップS13よりも先に実行してもよい。例えば、道路を移動している第1の移動体10が人等の歩行者である場合、その道路に車両が進入するときがあるため、制御部33は、歩行者の第1の位置情報等に基づいて第2の条件を満たしたか否かを優先的に判定することができる。これにより、第1の移動体10及び第2の移動体20の双方の安全性を向上させることができる。
<作用効果>
次に、本実施の形態における位置情報通信システム3及び位置情報通信方法の作用効果について説明する。
上述したように、本実施の形態に係る位置情報通信システム3において、通信部34は、第1の位置情報を含んだ第1の移動体10に関する情報である移動体情報を第2の移動体20に送信する。そして、制御部33は、第1の条件を満たした第2の移動体20に対して、第1の条件と異なる第2の条件を満たした第1の移動体10の移動体情報を、第2の条件を満たしていない他の第1の移動体10に関する情報よりも優先的に通信部34から送信させる。
これによれば、第1の条件を満たした第2の移動体20は、第2の条件を満たした第1の移動体10の移動体情報を第2の条件を満たしていない他の第1の移動体10に関する情報よりも優先的に取得することができる。つまり、第2の移動体20は、優先度の高い第1の移動体10の移動体情報を取得することができる。このため、第2の移動体20は、優先的に送信された移動体情報を取得することで、優先度の高い第1の移動体10を認識することができる。
したがって、移動体の安全性を向上させることができる。
また、本実施の形態に係る位置情報通信システム3において、第1の条件は、通信部34と第2の移動体20とが通信可能となる場合である。第2の条件は、第1の位置情報に示される地点と第2の位置情報に示される地点との関係が地図情報に示される地図上において所定の条件を満たした場合である。
これによれば、例えば、第2の移動体20の近くに存在している第1の移動体10の移動体情報、所定速度以上で移動している第1の移動体10の移動体情報を取得することができる。このため、第2の移動体20は、優先的に送信された移動体情報を取得することで、優先度の高い第1の移動体10を認識することができる。
(実施の形態2の変形例)
本変形例の位置情報通信システム3及び位置情報通信方法では、第1の移動体10が危険性の高い位置に存在している場合に通信頻度を変更できる点、第1の位置情報を第1の移動体10の属性情報と紐付ける点で実施の形態2の位置情報通信システム及び位置情報通信方法と相違する。本変形例の位置情報通信システム3及び位置情報通信方法の構成及び機能は、実施の形態2の位置情報通信システム及び位置情報通信方法の構成及び機能と同一の構成及び機能については同一の符号を付して構成及び機能に関する詳細な説明を省略する。
本変形例に係る位置情報通信システム3及び位置情報通信方法について図9を用いて説明する。
図9は、実施の形態2の変形例に係る通信システム1において、道路に配置された位置情報通信システム3(3a、3b、3c)、第1の移動体10、及び、第2の移動体20を示す模式図である。図9ではT字路の交差点と十字路の交差点とが設けられた道路が例示されている。図9では、十字路の交差点に配置された位置情報通信システム3a、直線道路に配置された位置情報通信システム3b、T字路の交差点に配置された位置情報通信システム3cを例示しているが、これら位置情報通信システムを総括して位置情報通信システム3ということがある。
本変形例では、第2の条件における所定の条件には、さらに、地図情報に示される地図上において、第1の移動体10が危険性の高い位置に存在している場合を含んでいる。危険性の高い位置に存在しているとは、第1の移動体10が第2の移動体20に対して曲がり角、狭い道路等の見通しの悪い位置に存在している場合等である。
例えば、図9に示すように、T字路の交差点と十字路の交差点との間には、1名の第1の移動体10が存在し、T字路の交差点の近傍には1台の第2の移動体20が存在している。この場合、第2の移動体20と第1の移動体10との間に壁等が存在していれば、第2の移動体20は、第1の移動体10の存在を認識できない。
本変形例では、T字路の交差点に位置情報通信システム3cが配置されているが、位置情報通信システム3cが第1の移動体10の移動体情報を第2の移動体20に報知することで、第2の移動体20は、第1の移動体10の位置等を把握することができる。
具体的には、制御部33は、第2の条件を満たした第1の移動体10の移動体情報に含まれる第1の位置情報、第2の位置情報、及び、地図情報に基づいて、第2の条件を満たした第1の移動体10が存在していると判定する。制御部33は、第1の条件を満たした第2の移動体20に対して、第2の条件を満たした第1の移動体10の移動体情報を、第2の条件を満たしていない他の第1の移動体10に関する情報よりも高い頻度で優先的に通信部34から送信させる。つまり、制御部33は、第2の条件を満たした第1の移動体10が存在していると判定した場合、第1の条件を満たした第2の移動体20に対して、第2の条件を満たしていない他の第1の移動体10に関する情報を送信する頻度よりも高い頻度で、第2の条件を満たした第1の移動体10の移動体情報を通信部34から送信させる。
ここで、高い頻度で通信部34から送信とは、優先度の高い第1の移動体10の移動体情報だけを送信する場合、優先度の高い第1の移動体10の移動体情報の送信頻度を他の第1の移動体10の移動体情報よりも高い頻度で送信する場合である。具体的には、第1の条件を満たした第2の移動体20に対して、第2の条件を満たした優先度の高い第1の移動体10の移動体情報だけを、制御部33が通信部34から送信させてもよく、全ての第1の移動体10から取得する移動体情報の取得頻度が同一であっても、優先度の高い第2の条件を満たした第1の移動体10の移動体情報を、第2の条件を満たしていない他の第1の移動体10に関する情報よりも高い送信頻度で優先的に制御部33が通信部34から送信させてもよい。なお、第1の条件を満たした第2の移動体20に対して、第2の条件を満たしていない優先度の低い第1の移動体10の移動体情報を、制御部33が通信部34から送信させてもよい。
これにより、通信部34は、第2の条件を満たしていない他の第1の移動体10に関する情報よりも高い頻度で第2の条件を満たした第1の移動体10の移動体情報を、第2の移動体20に送信する。
ここで、制御部33が第1の移動体10の移動体情報を通信部34から第2の移動体20に送信させる頻度について説明する。
まず、図9に示す例では、第1の移動体10及び第2の移動体20の交通量は、十字路の交差点で最も多く、T字路の交差点が次に多く、直線状の道路が通常と考えられる。十字路の交差点の位置情報通信システム3aが最も通信頻度が高くなり、T字路の交差点の位置情報通信システム3cが次に通信頻度が高くなり、直線状の道路の位置情報通信システム3bが最も通信頻度が通常となりやすい。通信頻度の高い十字路の交差点及びT字路の交差点に配置されている位置情報通信システム3a、3cが通信過多とならないようにすることが考えられる。このため、通信頻度が通常である直線状の道路に配置されている位置情報通信システム3bが外部サーバ40と通信することが好ましい。つまり、通信頻度の低い位置に配置されている位置情報通信システム3ほど外部サーバ40との通信を頻繁に行うように設定されていることが好ましい。また、十字路の交差点及びT字路の交差点に配置されている位置情報通信システム3a、3cは、外部サーバ40と通信することができてもよい。
本変形例では、第1の位置情報は、属性情報と紐付けられている。ここで、属性情報は、第1の移動体10の身長、年齢、車椅子の有無等の第1の移動体10の特徴である。
例えば、第1の位置情報取得部31は、第1の位置情報と属性情報とが紐付けられた状態で、第1の位置情報と属性情報とを取得してもよい。つまり、第1の移動体10は、第1の位置情報に属性情報を紐付けて、第1の位置情報と属性情報とを位置情報通信システム3に送信してもよい。第1の位置情報取得部31は、紐付けられた第1の位置情報と属性情報とを制御部33に出力してもよい。この場合、制御部33は、紐付けられた第1の位置情報と属性情報とを取得してもよい。
また、第1の位置情報取得部31は、第1の位置情報とユーザIDとを取得してもよい。つまり、第1の移動体10は、第1の位置情報にユーザIDを紐付けて、第1の位置情報とユーザIDとを位置情報通信システム3に送信してもよい。第1の位置情報取得部31は、第1の位置情報とユーザIDとを制御部33に出力してもよい。制御部33は、外部サーバ40にアクセスし、ユーザIDに紐付けられている属性情報を外部サーバ40から取得してもよい。この場合、制御部33は、第1の位置情報と属性情報とを紐付けてもよい。
いずれの場合でも、制御部33は、第1の条件を満たした第2の移動体20に対して、属性情報をさらに含む移動体情報を通信部34から送信させる。つまり、制御部33は、第1の条件を満たした第2の移動体20に対して、紐付けられた第1の位置情報と属性情報とを含む移動体情報を送信させるように通信部34を制御する。これにより、通信部34は、第1の位置情報と属性情報とを含む移動体情報を第2の移動体20に送信する。
なお、制御部33は、第1の移動体10の属性情報が身長及び年齢が低い子供、車椅子の有の人の場合、第2の条件を満たしたと判定してもよい。この場合、優先的に第2の条件を満たした第1の移動体10の移動体情報を、第2の移動体20に送信してもよい。
次に、位置情報通信システム3及び位置情報通信方法の処理動作について図10を用いて説明する。
図10は、実施の形態2の変形例に係る位置情報通信システム3のフローチャートである。本変形例の処理動作では、図8と同様の処理については、同一の符号を付して適宜説明を省略する。
まず、図10に示すように、第1の位置情報取得部31は、第1の移動体10の位置を示す第1の位置情報を取得する(S11)。第1の位置情報取得部31は、取得した第1の位置情報を第1の移動体10の第1端末装置11のユーザ情報とともに制御部33に出力する。ユーザ情報は、第1端末装置11を識別する情報であり、属性情報又はユーザID等である。
例えば、第1の位置情報取得部31は、第1の位置情報と属性情報とが紐付けられた状態で、第1の位置情報と属性情報とを取得してもよい。この場合、第1の位置情報取得部31は、紐付けられた第1の位置情報と属性情報とを制御部33に出力する。
また、第1の位置情報取得部31は、第1の位置情報とユーザIDとを取得してもよい。この場合、第1の位置情報取得部31は、第1の位置情報とユーザIDとを制御部33に出力する。制御部33は、第1の位置情報取得部31から第1の位置情報及びユーザIDを取得すると、外部サーバ40にアクセスし、ユーザIDに紐付けられている属性情報を外部サーバ40から取得する。この場合、制御部33は、第1の位置情報と属性情報とを紐付ける。
次に、ステップS12、S13を経て、制御部33は、第2の条件を満たした第1の移動体10が存在していると判定した場合(S14でYES)、第2の条件を満たしていない他の第1の移動体10に関する情報を第2の移動体20に送信する頻度よりも高い頻度で、第2の条件を満たした移動体情報を、通信部34から第1の条件を満たした第2の移動体20に送信させる(S15a)。このとき、移動体情報には、第1の移動体10の第1の位置情報の他に、属性情報が含まれる。通信部34は、第2の条件を満たしていない他の第1の移動体10に関する情報よりも高い頻度で第2の条件を満たした第1の移動体10の移動体情報を、第1の条件を満たした第2の移動体20に送信する。これにより、第2の移動体20は、第1の移動体10の移動体情報に含まれる第1の位置情報、及び、属性情報を取得することで、近くに存在している第1の移動体10の動向及び安全性を確認しながら走行することができる。そして、図10のフローチャートの処理動作は、終了し、同様の処理動作を繰り返す。
次に、本変形例における位置情報通信システム3及び位置情報通信方法の作用効果について説明する。
このような、本変形例に係る位置情報通信システム3及び位置情報通信方法において、第1の条件は、通信部34と第2の移動体20とが通信可能となる場合である。第2の条件は、第1の位置情報に示される地点と第2の位置情報に示される地点との関係が地図情報に示される地図上において所定の条件を満たした場合である。
これによれば、例えば、第1の移動体10が第2の移動体20に対して曲がり角、狭い道路等の見通しの悪い位置に存在している場合、第2の移動体20は、優先的に送信された移動体情報を取得することで、優先度の高い第1の移動体10を認識することができる。
また、本変形例に係る位置情報通信システム3において、制御部33は、第1の条件を満たした第2の移動体20に対して、第2の条件を満たした第1の移動体10の移動体情報を、第2の条件を満たしていない他の第1の移動体10に関する情報よりも高い頻度で通信部34から送信させる。
これによれば、第1の条件を満たした第2の移動体20は、第2の条件を満たしていない他の第1の移動体10に関する情報よりも高い頻度で第2の条件を満たした第1の移動体10の移動体情報を取得することができる。つまり、第2の移動体20は、優先度の高い第1の移動体10の移動体情報を頻繁に取得することができる。このため、第2の移動体20は、優先的に送信された移動体情報を取得することで、優先度の高い第1の移動体10を認識することができる。
また、本変形例に係る位置情報通信システム3において、第1の移動体10の第1の位置情報は、属性情報と紐付けられている。そして、制御部33は、第1の条件を満たした第2の移動体20に対して、属性情報をさらに含む移動体情報を通信部34から送信させる。
これによれば、第2の移動体20は、第1の移動体10の移動体情報に含まれる第1の位置情報、及び、属性情報を取得することができる。これにより、第2の移動体20は、第1の移動体10の属性情報を把握することができるため、第1の移動体10の動向及び安全性を確認しながら走行することができる。
本変形例においても、上述の実施の形態2と同様の作用効果を奏する。
(実施の形態3)
本実施の形態に係る位置情報通信システム3及び位置情報通信方法について図11を用いて説明する。
図11は、実施の形態3に係る通信システム1及び位置情報通信方法において、道路に配置された位置情報通信システム3(3a、3b、3c)、集団となった複数の第1の移動体10、及び、第2の移動体20を示す模式図である。集団は、例えば児童の登下校等の集団、同年代の集団等である。第1の移動体10のそれぞれは、第1端末装置11を所持(携帯)している。
本実施の形態の位置情報通信システム3及び位置情報通信方法では、さらに集団の移動方向を特定する点等で実施の形態の位置情報通信システム3及び位置情報通信方法と相違する。本実施の形態の位置情報通信システム3及び位置情報通信方法の構成及び機能は、実施の形態1等の位置情報通信システム及び位置情報通信方法の構成及び機能と同一の構成及び機能については同一の符号を付して構成及び機能に関する詳細な説明を省略する。
<構成及び機能>
制御部33は、第1の位置情報の経時変化から第1の移動体10の移動方向を特定する。つまり、制御部33は、第1の位置情報取得部31から所定期間間隔ごとに第1の位置情報を取得するため、取得したそれぞれの第1の位置情報の経時変化から第1の移動体10の移動方向を特定する。そして、制御部33は、特定した第1の移動体10の移動方向を示す情報をさらに含む移動体情報を、第2の条件を満たしていない他の第1の移動体10に関する情報よりも優先的に通信部34から第1の条件を満たした第2の移動体20に送信させてもよい。本実施の形態では、移動体情報は、さらに、第1の移動体10の移動方向を示す情報を含んでいてもよい。
また、制御部33は、さらに、複数の第1の移動体10が互いに所定の距離内に存在し、かつ、移動方向が同等の第1の移動体10が所定数以上存在する場合、移動方向が同等な当該所定数以上の第1の移動体10を集団であると判定してもよい。制御部33は、集団でありかつ第2の条件を満たしたと判定した場合、集団と判定した当該所定数以上の第1の移動体10に関する情報をさらに含む移動体情報を、第2の条件を満たしていない他の第1の移動体10に関する情報よりも優先的に通信部34から第1の条件を満たした第2の移動体20に送信させてもよい。
ここで、移動方向が同等とは、完全に同一の方向だけでなく、実質的に同一の方向と認められる方向も含む。本実施の形態では、移動体情報は、さらに、第1の移動体10の移動方向を示す情報、及び、集団と判定した当該所定数以上の第1の移動体10の移動体情報を含んでいてもよい。
また、制御部33は、さらに、所定数以上の第1の移動体10が集団であると判定した場合、集団と判定した当該所定数以上の第1の移動体10の第1の位置情報から、集団の代表位置、長さ、及び、幅を特定してもよい。制御部33は、特定した集団の代表位置、長さ、及び、幅をさらに含む移動体情報を、第2の条件を満たしていない他の第1の移動体10に関する情報よりも優先的に通信部34から第1の条件を満たした第2の移動体20に送信させてもよい。集団の代表位置とは、集団を引率する人であり、例えば、集団の先頭、年長者等の第1の移動体10である。このように、本実施の形態では、移動体情報は、さらに、第1の移動体10の移動方向を示す情報、及び、集団の代表位置、長さ、及び、幅を示す情報を含んでいてもよい。
なお、本実施の形態では、移動体情報は、さらに、第1の移動体10の移動方向を示す情報、集団と判定した当該所定数以上の第1の移動体10の移動体情報、集団の代表位置、長さ、及び、幅を示す情報を含んでいてもよい。
また、制御部33は、所定数以上の第1の移動体10が集団であると判定した場合、第1の位置情報の送信を停止する信号を、集団をなす当該所定数以上の第1の移動体10のうちの一部の第1の移動体10に向けて通信部34から送信させてもよい。例えば、制御部33は、集団であると判定した当該所定数以上の第1の移動体10のうちの中央に位置する第1の移動体10以外の第1の移動体10に対して第1の位置情報の送信を停止する信号を通信部34から送信させてもよい。また、制御部33は、集団であると判定した当該所定数以上の第1の移動体10のうちの任意の第1の移動体10に対して第1の位置情報の送信を停止する信号を通信部34から送信させてもよい。このように、集団のうちの一部の第1の移動体10だけから第1の位置情報を取得しさえすれば、集団のうちの残りの第1の移動体10の位置も同等と考えられる。このため、制御部33が所定数以上の第1の移動体10が集団であると判定した当該所定数以上の第1の移動体10の全てから第1の位置情報を取得しなくてもよくなることで、相互の通信量が過多になることを抑制することができる。
<処理動作>
次に、位置情報通信システム3及び位置情報通信方法の処理動作について説明する。
(動作例1)
まず、第1の移動体10の移動方向を特定する場合の動作例について、図12を用いて説明する。
図12は、実施の形態3に係る位置情報通信システム3の動作例1を示すフローチャートである。図8と同様の処理については、同一の符号を付して適宜説明を省略する。
まず、ステップS11を経て、制御部33は、第1の位置情報の経時変化から第1の移動体10の移動方向を特定する(S11a)。具体的には、制御部33は、第1の位置情報取得部31から所定期間間隔ごとに第1の位置情報を取得することで、取得したそれぞれの第1の位置情報の経時変化から第1の移動体10の移動方向を特定する。ステップS12~S14を経て、制御部33は、第2の条件を満たした第1の移動体10の第1の位置情報及び移動方向を示す情報を含んだ移動体情報を、第2の条件を満たしていない他の第1の移動体10に関する情報よりも優先的に通信部34から第1の条件を満たした第2の移動体20へ送信させる(S15)。つまり、通信部34は、第2の条件を満たしていない他の第1の移動体10に関する情報よりも高い頻度で第2の条件を満たした第1の移動体10の移動体情報を、第2の移動体20に送信する。そして、図12のフローチャートの処理動作は、終了し、同様の処理動作を繰り返す。
(動作例2)
次に、所定数以上の第1の移動体10を集団であると判定する場合の動作例について、図13を用いて説明する。
図13は、実施の形態3に係る位置情報通信システム3の動作例2を示すフローチャートである。図12と同様の処理については、同一の符号を付して適宜説明を省略する。
まず、ステップS11~S13を経て、制御部33は、道路を移動する複数の第1の移動体10において、集団が存在しているか否かを判定する(S13a)。
具体的には、制御部33は、複数の第1の移動体10が互いに所定の距離内に存在し、かつ、移動方向が同等の第1の移動体10が所定数以上となる集団が存在しているか否かを判定する。より具体的には、制御部33は、複数の第1の移動体10の移動体情報を取得し、移動体情報におけるそれぞれの第1の移動体10の位置関係に基づいて、複数の第1の移動体10のうちから所定の距離内に存在し、かつ、移動方向が同等な所定数以上の第1の移動体10を抽出する。制御部33は、抽出した移動方向が同等な当該所定数以上の第1の移動体10を1つの集団であると判定する。一方、複数の第1の移動体10が互いに所定の距離内に存在していない場合、移動方向が同等な第1の移動体10が所定数未満の場合では、制御部33は、集団が存在していないと判定する。
制御部33は、集団が存在していないと判定した場合(S13aでNO)、ステップS14~S15を経て、図13のフローチャートの処理動作を終了させ、同様の処理動作を繰り返す。
一方、制御部33は、集団が存在していると判定、つまり所定数以上の第1の移動体10が集団であると判定した場合(S13aでYES)、第2の条件を満たした第1の移動体10の集団が存在しているか否かを判定する(S16)。
制御部33は、第2の条件を満たした第1の移動体10の集団が存在していないと判定した場合(S16でNO)、図13の処理動作を終了する。
一方、制御部33は、第2の条件を満たした第1の移動体10の集団が存在していると判定した場合(S16でYES)、第2の条件を満たした第1の移動体10の移動体情報を、第2の条件を満たしていない他の第1の移動体10に関する情報よりも優先的に通信部34から第1の条件を満たした第2の移動体20に送信させる(S17)。このとき、制御部33が通信部34に送信させる移動体情報は、集団における一部の第1の移動体10からの移動体情報であってもよく、集団全体の第1の移動体10からの移動体情報であってもよい。ステップS17の移動体情報には、第1の位置情報、移動方向及び集団と判定した当該所定数以上の第1の移動体10の移動体情報が含まれている。そして、制御部33は、図13の処理動作を終了する。
なお、ステップS13aは、S11aからS14の処理の間に設けられていればよく、図13に開示されているフローチャートに限定されない。
なお、集団と認識した場合の最前列又は最後尾の人が所持している第1端末装置11によって、第2の移動体20の接近を警告音又はランプの点滅により、報知してもよい。これによれば、警告音又はランプの点滅により、集団全体に報知して注意喚起することができる。
(動作例3)
次に、集団の代表位置、長さ、及び、幅を特定する場合の動作例について、図14を用いて説明する。
図14は、実施の形態3に係る位置情報通信システム3の動作例3を示すフローチャートである。図13と同様の処理については、同一の符号を付して適宜説明を省略する。
まず、ステップS11~S13aを経て、制御部33は、複数の第1の移動体10に集団が存在している、つまり所定数以上の第1の移動体10が集団であると判定した場合(S13aでYES)、集団と判定した当該所定数以上の第1の移動体10の第1の位置情報から、集団の代表位置、長さ、及び、幅を特定する(S13b)。
次に、ステップS16でYESの場合、制御部33は、第1の条件を満たした第2の移動体20に対して、第2の条件を満たした第1の移動体10の移動体情報を、第2の条件を満たしていない他の第1の移動体10に関する情報よりも優先的に通信部34から送信させる(S17)。ステップS17の移動体情報には、第1の位置情報、移動方向、集団と判定した当該所定数以上の第1の移動体10の移動体情報、及び、集団の代表位置、長さ、及び、幅を示す情報が含まれている。そして、制御部33は、図14の処理動作を終了する。
(動作例4)
次に、第1の位置情報の送信を停止する信号を一部の第1の移動体10に向けて送信する場合の動作例について、図15を用いて説明する。
図15は、実施の形態3に係る位置情報通信システム3の動作例4を示すフローチャートである。図14と同様の処理については、同一の符号を付して適宜説明を省略する。
まず、ステップS11~S13aを経て、制御部33は、複数の第1の移動体10に集団が存在している、つまり所定数以上の第1の移動体10が集団であると判定した場合(S13aでYES)、第1の位置情報の送信を停止する信号を、集団をなす当該所定数以上の第1の移動体10のうちの一部の第1の移動体10に向けて通信部34から送信する(S13c)。つまり、通信部34は、第1の位置情報の送信を停止する信号を、一部の第1の移動体10に送信する。このため、第1の位置情報の送信を停止する信号を取得した第1の移動体10の第1端末装置11は、第1の位置情報を位置情報通信システム3に送信せず、第1の位置情報の送信を停止する信号を取得していない第1の移動体10の第1端末装置11だけが第1の位置情報を位置情報通信システム3に送信する。このため、位置情報通信システム3は、一部の第1の移動体10のみから移動体情報を受信するため、通信量の増大と、取得した移動体情報の処理不可の増大とを抑制することができる。
次に、ステップS16でYESの場合、制御部33は、第1の条件を満たした第2の移動体20に対して、第2の条件を満たした第1の移動体10の移動体情報を、第2の条件を満たしていない他の第1の移動体10に関する情報よりも優先的に通信部34から送信させる(S17)。ステップS17の移動体情報には、第1の位置情報、移動方向、及び、集団と判定した当該所定数以上の第1の移動体10の移動体情報が少なくとも含まれている。そして、制御部33は、図15の処理動作を終了する。
なお、図15のフローチャートには、図14のステップS13bの処理がステップS13cの前後に追加されてもよい。
<作用効果>
次に、本実施の形態における位置情報通信システム3及び位置情報通信方法の作用効果について説明する。
上述したように、本実施の形態に係る位置情報通信システム3において、制御部33は、第1の条件を満たした第2の移動体20に対して、第1の位置情報の経時変化から第1の移動体10の移動方向を特定し、特定した第1の移動体10の移動方向を示す情報をさらに含む移動体情報を、第2の条件を満たしていない他の第1の移動体10に関する情報よりも優先的に通信部34から送信させる。
これによれば、制御部33は、第1の移動体10の移動方向を特定することができるため、第2の移動体20に近づいている第1の移動体10の移動体情報を優先的に、通信部34から第2の移動体20に送信することができる。このため、第2の移動体20は、自身に近づく第1の移動体10を認識することができる。
また、本実施の形態に係る位置情報通信システム3において、制御部33は、複数の第1の移動体10が互いに所定の距離内に存在し、かつ、移動方向が同等の第1の移動体10が所定数以上の場合、移動方向が同等な当該所定数以上の第1の移動体10を集団であると判定し、第2の条件を満たした場合、第1の条件を満たした第2の移動体20に対して、集団と判定した当該所定数以上の第1の移動体10に関する情報をさらに含む移動体情報を、第2の条件を満たしていない他の第1の移動体10に関する情報よりも優先的に通信部34から送信させる。
これによれば、所定数以上の第1の移動体10を集団と推定することができるため、第2の移動体20は、集団単位で第1の移動体10を認識することができるようになる。
また、本実施の形態に係る位置情報通信システム3において、制御部33は、第1の条件を満たした第2の移動体20に対して、集団であると判定した当該所定数以上の第1の移動体10のそれぞれの第1の位置情報から、集団の代表位置、長さ、及び、幅を特定し、特定した集団の代表位置、長さ、及び、幅をさらに含む移動体情報を、第2の条件を満たしていない他の第1の移動体10に関する情報よりも優先的に通信部34から送信させる。
これによれば、第2の移動体20は、集団の大きさを認識することができるようになる。
また、本実施の形態に係る位置情報通信システム3において、制御部33は、集団であると判定した場合、第1の位置情報の送信を停止する信号を、集団をなす当該所定数以上の第1の移動体10のうちの一部の第1の移動体10に向けて通信部34から送信させる。
これによれば、制御部33は集団の一部の第1の移動体10だけから移動体情報を取得することができるため、通信部34と集団の第1の移動体10との通信量との増大を抑制することができる。
(その他変形例)
以上、本開示に係る位置情報通信システムについて、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記各実施の形態に係る位置情報通信システムは、典型的に集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。
また、集積回路化はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、又はLSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
なお、上記各実施の形態において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPU又はプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスク又は半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、上記で用いた数字は、全て本開示を具体的に説明するために例示するものであり、本開示の実施の形態は例示された数字に制限されない。
また、ブロック図における機能ブロックの分割は一例であり、複数の機能ブロックを一つの機能ブロックとして実現したり、一つの機能ブロックを複数に分割したり、一部の機能を他の機能ブロックに移してもよい。また、類似する機能を有する複数の機能ブロックの機能を単一のハードウェア又はソフトウェアが並列又は時分割に処理してもよい。
また、フローチャートにおける各ステップが実行される順序は、本開示を具体的に説明するために例示するためであり、上記以外の順序であってもよい。また、上記ステップの一部が、他のステップと同時(並列)に実行されてもよい。
以下に、上記各実施の形態に基づいて説明した位置情報通信システム及び位置情報通信方法の特徴を示す。
<技術1>
複数の通信装置と、
複数の前記通信装置の通信を制御する制御部とを備え、
複数の前記通信装置のそれぞれは、第1の移動体の位置を示す第1の位置情報を取得する第1の位置情報取得部と、前記第1の移動体とは別の移動体である第2の移動体の位置を示す第2の位置情報を取得する第2の位置情報取得部と、前記第2の移動体に前記第1の移動体に関する情報である移動体情報を送信する通信部とを有し、
それぞれの前記第1の位置情報取得部は、取得した前記第1の位置情報に紐付けられる通信方式を取得し、
前記制御部は、前記第1の位置情報の前記通信方式が既定の方式を満たした場合、前記第1の移動体の前記移動体情報を、複数の前記通信装置のうちの前記第1の位置情報を取得した1以上の通信装置から複数の前記通信装置のうちの他の1以上の通信装置へ送信させる
位置情報通信システム。
<技術2>
前記第1の移動体には、端末装置が設けられ、
前記通信装置は、取得した前記第2の位置情報を前記第1の移動体の前記端末装置へ送信し、
前記端末装置は、取得した前記第2の位置情報に示される第2の移動体の位置を通知する
技術1に記載の位置情報通信システム。
<技術3>
前記制御部は、前記端末装置が音響機能又は消音機能を再生中の場合、複数の前記通信装置のうちの1以上の通信装置から前記端末装置へ警告信号又はアンビエント強制制御信号を送信させる
技術1又は2に記載の位置情報通信システム。
<技術4>
前記通信部は、前記第1の位置情報を含んだ前記第1の移動体に関する情報である移動体情報を前記第2の移動体に送信し、
前記制御部は、第1の条件を満たした前記第2の移動体に対して、前記第1の条件と異なる第2の条件を満たした前記第1の移動体の前記移動体情報を、前記第2の条件を満たしていない他の第1の移動体に関する情報よりも優先的に前記通信部から送信させる
技術1~3のいずれか1つに記載の位置情報通信システム。
<技術5>
前記第1の条件は、前記通信部と前記第2の移動体とが通信可能となる場合であり、
前記第2の条件は、前記第1の位置情報に示される地点と前記第2の位置情報に示される地点とが地図情報に示される地図上において所定の条件を満たした場合である
技術4に記載の位置情報通信システム。
<技術6>
前記制御部は、前記第1の条件を満たした前記第2の移動体に対して、前記第2の条件を満たした前記第1の移動体の前記移動体情報を、前記第2の条件を満たしていない前記他の第1の移動体に関する情報よりも高い頻度で前記通信部から送信させる
技術4または5に記載の位置情報通信システム。
<技術7>
前記制御部は、前記第1の条件を満たした前記第2の移動体に対して、前記第1の位置情報の経時変化から前記第1の移動体の移動方向を特定し、特定した前記第1の移動体の移動方向を示す情報をさらに含む前記移動体情報を、前記第2の条件を満たしていない前記他の第1の移動体に関する情報よりも優先的に前記通信部から送信させる
技術4~6のいずれか1つに記載の位置情報通信システム。
<技術8>
前記制御部は、複数の前記第1の移動体が互いに所定の距離内に存在し、かつ、前記移動方向が同等の前記第1の移動体が所定数以上の場合、前記移動方向が同等な当該所定数以上の前記第1の移動体を集団であると判定し、前記第2の条件を満たした場合、前記第1の条件を満たした前記第2の移動体に対して、前記集団と判定した当該所定数以上の前記第1の移動体に関する情報をさらに含む前記移動体情報を、前記第2の条件を満たしていない前記他の第1の移動体に関する情報よりも優先的に前記通信部から送信させる
技術7に記載の位置情報通信システム。
<技術9>
前記制御部は、前記第1の条件を満たした前記第2の移動体に対して、前記集団であると判定した当該所定数以上の前記第1の移動体のそれぞれの前記第1の位置情報から、前記集団の代表位置、長さ、及び、幅を特定し、特定した前記集団の代表位置、長さ、及び、幅をさらに含む前記移動体情報を、前記第2の条件を満たしていない前記他の第1の移動体に関する情報よりも優先的に前記通信部から送信させる
技術8に記載の位置情報通信システム。
<技術10>
前記制御部は、前記集団であると判定した場合、前記第1の位置情報の送信を停止する信号を、前記集団をなす当該所定数以上の前記第1の移動体のうちの一部の第1の移動体に向けて前記通信部から送信させる
技術8または9に記載の位置情報通信システム。
<技術11>
前記第1の移動体の前記第1の位置情報は、属性情報と紐付けられており、
前記制御部は、前記第1の条件を満たした前記第2の移動体に対して、前記属性情報をさらに含む前記移動体情報を前記通信部から送信させる
技術4~10のいずれか1つに記載の位置情報通信システム。
<技術12>
前記第2の移動体は、車両である
技術4~11のいずれか1つに記載の位置情報通信システム。
<技術13>
それぞれの前記第1の位置情報取得部、および、それぞれの前記第2の位置情報取得部は、屋外照明装置に配置される
技術4~12のいずれか1つに記載の位置情報通信システム。
<技術14>
制御部が複数の通信装置の通信を制御することを含み、
複数の前記通信装置のそれぞれは、第1の移動体の位置を示す第1の位置情報を取得する第1の位置情報取得部と、前記第1の移動体とは別の移動体である第2の移動体の位置を示す第2の位置情報を取得する第2の位置情報取得部と、前記第2の移動体に前記第1の移動体に関する情報である移動体情報を送信する通信部とを有し、
それぞれの前記第1の位置情報取得部は、取得した前記第1の位置情報に紐付けられる通信方式を取得し、
前記制御部は、前記第1の位置情報の前記通信方式が既定の方式を満たした場合、前記第1の移動体の前記移動体情報を、複数の前記通信装置のうちの前記第1の位置情報を取得した1以上の通信装置から複数の前記通信装置のうちの他の1以上の通信装置へ送信させる
位置情報通信方法。
その他、上記実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で上記実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本開示に含まれる。
3、3a、3b、3c 位置情報通信システム
10 第1の移動体
20 第2の移動体
30 通信装置
31 第1の位置情報取得部
32 第2の位置情報取得部
33 制御部
34 通信部

Claims (14)

  1. 複数の通信装置と、
    複数の前記通信装置の通信を制御する制御部とを備え、
    複数の前記通信装置のそれぞれは、第1の移動体の位置を示す第1の位置情報を取得する第1の位置情報取得部と、前記第1の移動体とは別の移動体である第2の移動体の位置を示す第2の位置情報を取得する第2の位置情報取得部と、前記第2の移動体に前記第1の移動体に関する情報である移動体情報を送信する通信部とを有し、
    それぞれの前記第1の位置情報取得部は、取得した前記第1の位置情報に紐付けられる通信方式を取得し、
    前記制御部は、前記第1の位置情報に紐付けられた前記通信方式が既定の方式を満たした場合、前記第1の移動体の前記移動体情報を、複数の前記通信装置のうちの前記第1の位置情報を取得した1以上の通信装置から複数の前記通信装置のうちの他の1以上の通信装置へ送信させる
    位置情報通信システム。
  2. 前記第1の移動体には、端末装置が設けられ、
    前記通信装置は、取得した前記第2の位置情報を前記第1の移動体の前記端末装置へ送信し、
    前記端末装置は、取得した前記第2の位置情報に示される第2の移動体の位置を通知する
    請求項1に記載の位置情報通信システム。
  3. 前記制御部は、前記第1の移動体に設けられる端末装置が音響機能又は消音機能を再生中の場合、複数の前記通信装置のうちの1以上の通信装置から前記端末装置へ警告信号又はアンビエント強制制御信号を送信させる
    請求項1又は2に記載の位置情報通信システム。
  4. 前記通信部は、前記第1の位置情報を含んだ前記第1の移動体に関する情報である移動体情報を前記第2の移動体に送信し、
    前記制御部は、第1の条件を満たした前記第2の移動体に対して、前記第1の条件と異なる第2の条件を満たした前記第1の移動体の前記移動体情報を、前記第2の条件を満たしていない他の第1の移動体に関する情報よりも優先的に前記通信部から送信させる
    請求項1又は2に記載の位置情報通信システム。
  5. 前記第1の条件は、前記通信部と前記第2の移動体とが通信可能となる場合であり、
    前記第2の条件は、前記第1の位置情報に示される地点と前記第2の位置情報に示される地点とが地図情報に示される地図上において所定の条件を満たした場合である
    請求項4に記載の位置情報通信システム。
  6. 前記制御部は、前記第1の条件を満たした前記第2の移動体に対して、前記第2の条件を満たした前記第1の移動体の前記移動体情報を、前記第2の条件を満たしていない前記他の第1の移動体に関する情報よりも高い頻度で前記通信部から送信させる
    請求項4に記載の位置情報通信システム。
  7. 前記制御部は、前記第1の条件を満たした前記第2の移動体に対して、前記第1の位置情報の経時変化から前記第1の移動体の移動方向を特定し、特定した前記第1の移動体の移動方向を示す情報をさらに含む前記移動体情報を、前記第2の条件を満たしていない前記他の第1の移動体に関する情報よりも優先的に前記通信部から送信させる
    請求項4に記載の位置情報通信システム。
  8. 前記制御部は、複数の前記第1の移動体が互いに所定の距離内に存在し、かつ、前記移動方向が同等の前記第1の移動体が所定数以上の場合、前記移動方向が同等な当該所定数以上の前記第1の移動体を集団であると判定し、前記第2の条件を満たした場合、前記第1の条件を満たした前記第2の移動体に対して、前記集団と判定した当該所定数以上の前記第1の移動体に関する情報をさらに含む前記移動体情報を、前記第2の条件を満たしていない前記他の第1の移動体に関する情報よりも優先的に前記通信部から送信させる
    請求項7に記載の位置情報通信システム。
  9. 前記制御部は、前記第1の条件を満たした前記第2の移動体に対して、前記集団であると判定した当該所定数以上の前記第1の移動体のそれぞれの前記第1の位置情報から、前記集団の代表位置、長さ、及び、幅を特定し、特定した前記集団の代表位置、長さ、及び、幅をさらに含む前記移動体情報を、前記第2の条件を満たしていない前記他の第1の移動体に関する情報よりも優先的に前記通信部から送信させる
    請求項8に記載の位置情報通信システム。
  10. 前記制御部は、前記集団であると判定した場合、前記第1の位置情報の送信を停止する信号を、前記集団をなす当該所定数以上の前記第1の移動体のうちの一部の第1の移動体に向けて前記通信部から送信させる
    請求項8に記載の位置情報通信システム。
  11. 前記第1の移動体の前記第1の位置情報は、属性情報と紐付けられており、
    前記制御部は、前記第1の条件を満たした前記第2の移動体に対して、前記属性情報をさらに含む前記移動体情報を前記通信部から送信させる
    請求項4に記載の位置情報通信システム。
  12. 前記第2の移動体は、車両である
    請求項4に記載の位置情報通信システム。
  13. それぞれの前記第1の位置情報取得部、および、それぞれの前記第2の位置情報取得部は、屋外照明装置に配置される
    請求項4に記載の位置情報通信システム。
  14. 制御部が複数の通信装置の通信を制御することを含み、
    複数の前記通信装置のそれぞれは、第1の移動体の位置を示す第1の位置情報を取得する第1の位置情報取得部と、前記第1の移動体とは別の移動体である第2の移動体の位置を示す第2の位置情報を取得する第2の位置情報取得部と、前記第2の移動体に前記第1の移動体に関する情報である移動体情報を送信する通信部とを有し、
    それぞれの前記第1の位置情報取得部は、取得した前記第1の位置情報に紐付けられる通信方式を取得し、
    前記制御部は、前記第1の位置情報に紐付けられた前記通信方式が既定の方式を満たした場合、前記第1の移動体の前記移動体情報を、複数の前記通信装置のうちの前記第1の位置情報を取得した1以上の通信装置から複数の前記通信装置のうちの他の1以上の通信装置へ送信させる
    位置情報通信方法。
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