JP2024004205A - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】適切に、テキストの可読性の低下を抑制することができる技術を提供する。【解決手段】テキストオブジェクトである第1オブジェクトの配置領域および前記第1オブジェクトが前面で重なる第2オブジェクトの配置領域を取得し、前記第1オブジェクトの配置領域と前記第2オブジェクトの配置領域とが重なる重畳領域を取得する。そして、前記重畳領域における前記第1オブジェクトの第1色情報および前記第2オブジェクトの第2色情報を取得し、前記第1色情報と前記第2色情報とに応じた、前記重畳領域における前記第1オブジェクト内のテキストの可読性に基づいて、前記テキストの可読性を向上させるための編集を実行する。【選択図】図7

Description

本発明は、データを編集可能な情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
従来、ユーザがフォトアルバムやポスターなどの印刷物を作る際には、レイアウト編集アプリケーションのUI上に、画像や図形のオブジェクトを配置するとともに、ユーザが入力したテキストのオブジェクトを配置することが一般的である。UI上では、オブジェクト同士を重ねて配置する場合があり、例えば、画像オブジェクトの上にテキストオブジェクトを重ねることで、画像に説明文を付加したレイアウトが実現できる。また、UI上でのテキストの編集時に自動改行やフォントサイズ調整などにより描画領域が変わると、テキストオブジェクトが他のオブジェクトと重なる場合がある。
なお、テキストオブジェクトが他のオブジェクトと重なるとき、互いの色調が近似していると、テキストが読みにくくなる。特許文献1では、こうした点を解決するために、背面に位置するオブジェクト側の、テキストオブジェクトと重なっている部分にソフトマスクを適用して当該部分の画像を半透明にし、前面に位置するテキストの可読性の低下を抑制する技術が開示されている。
特開2013-12115公報
しかしながら、特許文献1の技術では、テキストオブジェクトおよび背面に位置するオブジェクトそれぞれの属性および透明度に基づいて、ソフトマスクを適用するか否かを判定している。このため、特許文献1の技術では、例えば、白みがかった明るい色調の画像オブジェクトに、黒色のテキストオブジェクトが重なるような、テキストの可読性が低下しない場合であっても、ソフトマスクを適用してしまっていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、テキストオブジェクトが他のオブジェクトに重なった際に、適切に、テキストの可読性の低下を抑制することができる技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一実施形態は、コンピュータを、オブジェクトを編集可能な情報処理装置として機能させるプログラムであって、前記コンピュータを、テキストオブジェクトである第1オブジェクトを含む複数のオブジェクトに対する編集を実行可能な編集手段と、前記第1オブジェクトの配置領域および前記第1オブジェクトが前面で重なる第2オブジェクトの配置領域を取得可能な第1取得手段と、前記第1オブジェクトの配置領域と前記第2オブジェクトの配置領域とが重なる重畳領域を取得可能な第2取得手段と、前記重畳領域における前記第1オブジェクトの第1色情報および前記第2オブジェクトの第2色情報を取得する色情報取得手段と、して機能させ、前記編集手段は、前記第1色情報と前記第2色情報とに応じた、前記重畳領域における前記第1オブジェクト内のテキストの可読性に基づいて、前記テキストの可読性を向上させるための編集を実行する、ことを特徴とする。
本発明によれば、テキストオブジェクトが他のオブジェクトに重なった際に、適切にテキストの可読性の低下を抑制することができるようになる。
情報処理システムの概略構成図 情報処理システムで印刷した成果物の一例を示す図 情報処理システムで印刷した成果物の一例を示す図 印刷されるテキストの一例を示す図 情報処理装置におけるUIの一例を示す図 レイアウトデータの一例を示す図 抑制処理の処理ルーチンを示すフローチャート 判定処理の処理ルーチンを示すフローチャート 重畳領域を示す図 外周ピクセルの取得方法を説明する図 比較ピクセルの取得方法を説明する図 テキストの可読性を向上させる編集の一例を示す図 テキストの可読性を向上させる編集のための通知を示す図
以下、添付の図面を参照しながら、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムの実施形態の一例を詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせのすべてが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。また、実施形態に記載さえている構成要素の位置、形状などはあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(情報処理システムの構成)
まず、本実施形態による情報処理装置を備えた情報処理システムについて説明する。図1は、本実施形態による情報処理装置を備えた情報処理システムの概略構成図である。情報処理システム10は、レイアウト編集アプリケーション12(後述する)を備えた情報処理装置14と、ネットワーク16を介して情報処理装置14と接続される外部サーバ18と、外部サーバ18からの情報に基づいて印刷を行うプリンタ20とを備えている。
情報処理装置14は、CPU22、ROM24、およびRAM26を備えており、情報処理装置14としては、例えば、汎用のパーソナルコンピュータを用いることができる。そして、情報処理装置14には、例えば、プリンタ30、モニタ32、入力装置34、および記憶装置36が接続されている。また、情報処理装置14は、ネットワーク16に接続するための入出力インターフェース(不図示)を備えている。
CPU22は、中央演算装置であり、ROM24、RAM26、あるいは記憶装置36などに記憶されているオペレーションシステムプログラム(以下、「OS」と称する。)を実行することにより、情報処理装置14の全体の動作を制御する。また、CPU22は、ROM24やRAM26に記憶されているプログラムを実行することによって、入力されたデータに基づいて演算を行って当該データを加工して出力したり、各ハードを制御したりして、情報処理装置14の各機能を実現する。ROM24は、読み出し専用メモリであって、各種のプログラムが格納されている。RAM26は、ランダムアクセスメモリであり、CPU22のワークメモリとして使用される。RAM26が不揮発性のRAMであれば、RAM26には各種のプログラムを格納することもできる。
情報処理装置14は、ROM24などに格納された、アルバムやポスターなどを印刷するためのデータを、編集および生成することが可能なレイアウト編集アプリケーション12を備えている。このレイアウト編集アプリケーション12では、オブジェクトが配置されたアルバムやポスターに対応するレイアウトデータを編集および生成することができる。情報処理装置14では、レイアウト編集アプリケーション12で編集、生成されたレイアウトデータを、印刷データとしてプリンタ30に出力したり、ネットワーク16を介して外部サーバ18にアップロードしたりすることが可能である。本実施形態では、レイアウトデータには、フォトアルバム、フォトブック、およびボスターを印刷するためのデータを含む。なお、レイアウト編集アプリケーション12は、そのプログラムがROM24などの記憶領域に格納されており、当該プログラムがCPU22によって実行されることによって実現される。
プリンタ30は、情報処理装置14から直接入力された印刷データに基づいて印刷するためのプリンタである。例えば、アルバムを作製する場合には、ユーザが所有するアルバムデータを情報処理装置14で編集するなどして情報処理装置14からプリンタ30に印刷データを出力して、プリンタ30で印刷し、ユーザが製本してアルバムに仕上げることとなる。モニタ32は、情報処理装置14から出力された画像情報などを表示する表示装置である。入力装置34は、ユーザが情報処理装置14に入力を行うためのキーボードやポインティングデバイスなどの入力装置である。モニタ32と入力装置34とは一体となって構成されるようにしてもよく、例えば、タッチパネルなどのように、モニタに直接触れて入力する形態としてもよい。記憶装置36は、画像データや、オブジェクト配置領域を有するテンプレートなどを保存するHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの記憶装置である。
なお、本実施形態では、情報処理装置14と、モニタ32、入力装置34、および記憶装置36とは別体で構成されるようにしたが、これに限定されるものではない。情報処理装置14は、モニタ32、入力装置34、および記憶装置36の少なくとも1つと一体的に構成されるようにしてもよい。
ネットワーク16は、情報処理装置14および外部サーバ18のそれぞれの送信部および受信部と接続されており、情報処理装置14および外部サーバ18間におけるデータの伝達を行うための通信網である。外部サーバ18は、プリンタ20と接続するための入出力インターフェース(不図示)を備えており、この入出力インターフェースを介してプリンタ20と接続されている。プリンタ20は、例えば、外部サーバ18にアップロードされたレイアウトデータを用いて印刷するためのプリンタである。従って、外部サーバ18は、プリンタ機能管理サーバとしても機能し、プリンタ固有の機能に基づいて印刷データを作成して、作成した印刷データをプリンタ20に出力する。
情報処理装置14においてレイアウト編集アプリケーション12で編集、生成されたレイアウトデータは、ネットワーク16を介して外部サーバ18にアップロードされる。外部サーバ18では、アップロードされたレイアウトデータが印刷可能であればプリンタ20に出力する。外部サーバ18は、例えば、アルバムを受注・管理するサーバであり、ユーザにより情報処理装置14でレイアウトデータとして作成されたアルバムデータがアップロードされる。そして、外部サーバ18では、必要なアルバム購入の手続が完了すると、プリンタ20へアルバムデータを出力することとなる。プリンタ20では、外部サーバ18からのアルバムデータを入力すると、当該アルバムデータに基づいて印刷が行われる。その後、プリンタ20による印刷物は製本されて、ユーザに送付される。
ここで、情報処理システム10で得られる成果物としてのアルバムやポスターでは、情報処理装置14において、画像、図形、およびテキストなどが、ユーザの好みに応じて編集、生成される。なお、テキストとは、入力装置34などから入力された文字、数字、記号、および絵文字など、テキストコードが付与されている情報を指す。図2(a)は、画像およびテキストが印刷されたアルバムの表紙を示し、図2(b)は、図形が印刷されたアルバムの裏表紙を示し、図2(c)は、画像およびテキストが印刷されたアルバム内を示す図である。図3は、テキスト、図形、および画像が印刷されたポスターを示す図である。図4は、印刷されるテキストの一例を示す図である。
図2のアルバムを作製しようとする場合、ユーザはレイアウト編集アプリケーション12を用いて、表紙では画像およびテキス、裏表紙では図形、ページ内では複数の画像およびテキストが配置されたレイアウトデータを作成する。また、図3ポスターを作製しようとする場合、ユーザはレイアウト編集アプリケーション12を用いて、ポスターの、中央に画像、その上下にテキスト、上方のテキストを囲うように図形が配置されたレイアウトデータを作成する。また、レイアウト編集アプリケーション12では、テキストは、図4のように、テキスト本体部402だけでなく、テキスト本体部402の影などの装飾部404、および、背景色や背景パターンなどを含む背景効果部406などを付与することができる。このように、アルバムおよびポスターを印刷するためのレイアウトデータでは、ユーザの好みに応じて画像、図形、およびテキストが編集および生成される。
レイアウト編集アプリケーション12は、起動されると、モニタ32に、画像、図形オブジェクトおよびテキストオブジェクトを編集、生成するためのユーザインターフェース(UI)500が表示される(図5参照)。図5は、情報処理装置14におけるUI500の一例を示す図である。UI500では、各種オブジェクトの生成や編集などを実行可能な編集画面502と、編集画面502に表示させる画像オブジェクトを選択可能な画像選択画面504と、編集画面502に表示させる図形オブジェクトを選択可能な図形選択画面506とを備えている。図5では、編集画面502には、中央部分に画像オブジェクト512が配置され、その上にテキストオブジェクト514が配置され、画像オブジェクト512およびテキストオブジェクト514を囲むように、円形の図形オブジェクト516が配置さている。また、画像選択画面504には、4つの画像オブジェクトが選択可能に表示されて、図形選択画面506には、3つの図形オブジェクトが選択可能に表示されている。
編集画面502は、各種のオブジェクトが配置され、ユーザの入力に基づいて編集作業が実行されるオブジェクト編集領域520を備えている。従って、画像選択画面504および図形選択画面506において画像オブジェクトや図形オブジェクトが選択されると、選択されたオブジェクトがオブジェクト編集領域520に表示されることとなる。なお、画像選択画面504および図形選択画面506に表示されるオブジェクトは、例えば、記憶装置36などの記憶領域に記憶されている。ユーザは、入力装置34などを操作して、オブジェクト編集領域520に配置された各オブジェクトに対して、所望の編集などを行う。また、編集画面502は、作成したレイアウトデータを、ネットワーク16を介して外部サーバ18にアップロードする際に選択するアップロードボタン522を備えている。さらに、編集画面502は、レイアウトデータをプリンタ30などに出力して印刷する際に選択する印刷ボタン524と、テキストオブジェクトをオブジェクト編集領域520に表示させるテキストボタン526とを備えている。
レイアウト編集アプリケーション12では、オブジェクト編集領域520において、オブジェクトを配置したり、編集したりすると、当該オブジェクトのレイアウトデータを取得する。図6は、レイアウトデータを示す図である。本実施形態では、レイアウトデータには、オブジェクトの種類、配置領域、レイヤー、オブジェクトファイルの4つの情報を少なくとも含むものとするが、他の情報を含むようにしてもよい。図6のように、レイアウトデータは、オブジェクト単位で保持されることとなる。
レイアウトデータにおけるオブジェクトの種類は、テキスト、画像、図形など、対象となるオブジェクトの種類を示す情報である。レイアウトデータにおける配置領域は、例えば、オブジェクト編集領域520の中央またはオブジェクト編集領域520の1つの角を原点とした座標(X座標、Y座標)に基づく情報である。対象となるオブジェクトが、例えば、矩形であれば、配置領域は、1つの角または中央の座標と、そこからの矩形の幅および高さに関する情報となる。あるいは、配置領域は、4つの角の座標としてもよい。また、対象となるオブジェクトが矩形でなければ、配置領域は、描画領域のすべての座標を保持するようにしてもよい。なお、配置領域を特定する情報については、これに限定されるものではなく、オブジェクト編集領域520における、対象となるオブジェクトの配置位置を特定することが可能であれば、どのような情報であってもよい。
レイアウトデータにおけるレイヤーは、対象となるオブジェクトの重なり順を示す情報であり、数値で示される。例えば、重なりがないオブジェクトには、「1」がセットされ、上に重ねられたオブジェクトには「2」以上の値がセットされる。レイヤーは、オブジェクトの重なりを判別可能であれば、どのような形態であってもよい。レイアウトデータにおけるオブジェクトファイルは、オブジェクト編集領域520に描画するためのオブジェクトファイルの所在を示す情報である。レイアウト編集アプリケーション12では、テキストオブジェクト、図形オブジェクトは、オブジェクト編集領域520に配置されたタイミングで、SVG(Scalable Vector Graphics)などのベクタデータ形式でファイルが作成される。また、画像オブジェクトは、オブジェクト編集領域520に配置されたタイミングで、PNG(Portable Network Graphics)などの画像形式でファイルが作成される。そして、作成されたファイルの所在をファイルの絶対パスや相対パスなどで保持しておく。
(抑制処理)
以上の構成において、ユーザがオブジェクト編集領域520において、テキスト入力が完了する、つまり、テキストオブジェクトが配置されると、レイアウト編集アプリケーション12は、テキストの可読性の低下を抑制する抑制処理が実行される。図7は、抑制処理の詳細な処理ルーチンを示すフローチャートである。図8は、抑制処理のサブルーチンである判定処理の詳細な処理ルーチンを示すフローチャートである。図7および図8のフローチャートで示される一連の処理は、CPU22がROM24に記憶されているプログラムコードをRAM26に展開して実行されることにより行われる。あるいはまた、図7および図8におけるステップの一部または全部の機能をASICまたは電気回路などのハードウェアで実行してもよい。なお、各処理の説明における符号Sは、フローチャートにおけるステップであることを意味する。
抑制処理が開始されると、まず、レイアウト編集アプリケーション12は、テキストオブジェクトの配置領域を取得し(S702)、このテキストオブジェクトが前面で重なる他のオブジェクトの配置領域を取得する(S704)。S702では、対象となるテキストオブジェクトのレイアウトデータから配置領域を取得する。S704では、オブジェクト編集領域520に配置される他のオブジェクトの配置領域とレイヤーとを参照し、対象となるテキストオブジェクトと重なり、かつ、当該テキストオブジェクトの背面に位置する他のオブジェクトの配置領域を取得する。配置領域の重なりについては、テキストオブジェクトと他のオブジェクトそれぞれとの配置領域を比較し、共通する領域があれば重なるものと判定する。そして、テキストオブジェクトおよび他のオブジェクトのレイヤーを参照し、テキストオブジェクトが他のオブジェクトの前面に位置するのかを判定する。なお、対象となるテキストオブジェクトが前面で重なる他のオブジェクトが複数存在する場合には、当該テキストオブジェクトが重なる他のオブジェクトそれぞれの配置領域が取得される。このように、本実施形態では、レイアウト編集アプリケーション12が、テキストオブジェクトの配置領域およびテキストオブジェクトが前面で重なる他のオブジェクトの配置領域を取得可能な第1取得部として機能している。
次に、レイアウト編集アプリケーション12は、テキストオブジェクトが前面で重なる他のオブジェクトの配置領域を取得できたか否かを判定する(S706)。S706において、テキストオブジェクトが前面で重なる他のオブジェクトの配置領域を取得できなかったと判定されると、この抑制処理を終了する。また、S706において、テキストオブジェクトが前面で重なる他のオブジェクトの配置領域を取得できたと判定されると、レイアウト編集アプリケーション12はテキストオブジェクトと他のオブジェクトとが重なった領域である重畳領域を取得する(S708)。S708では、S702で取得したテキストオブジェクトの配置領域と、S704で取得した他のオブジェクトの配置領域とに基づいて、テキストオブジェクトと他のオブジェクトとが重なる重畳領域を取得することとなる(図9参照)。図9は、重畳領域を示す図である。図9では、画像オブジェクト902の前面にテキストオブジェクト904の一部が重ねられて、重畳領域906が形成されている。
例えば、テキストオブジェクトと他のオブジェクトとが矩形であり、それぞれの配置領域が4つの角の座標で示される場合、下記のようにして、重畳領域の4つの角の座標を取得する。なお、ここでの説明では、オブジェクト編集領域520の左上の角を原点とする。まず、重畳領域の左上の角と左下の角のX座標は、テキストオブジェクトの左上の角のXlut座標が、他のオブジェクトの左上の角のX座標Xluoよりも、小さければX座標Xluoとし、大きければX座標Xlutとする。また、重畳領域の左上の角と右上の角のY座標は、テキストオブジェクトの左上の角のY座標Ylutが、他のオブジェクトの左上の角のY座標Yluoよりも、小さければY座標Yluoとし、大きければY座標Ylutとする。さらに、重畳領域の右上の角と右下の角のX座標は、テキストオブジェクトの右上の角のX座標Xrutが、他のオブジェクトの右上の角のX座標Xruoよりも、小さければX座標Xrutとし、大きければX座標Xruoとする。さらにまた、重畳領域の左下の角と右下の角のY座標は、テキストオブジェクトの左下角のY座標Yldtが、他のオブジェクトの左下の角のY座標値Yldoよりも、小さければY座標Yldtとし、大きければY座標Yldoとする。
また、例えば、テキストオブジェクトと他のオブジェクトとが矩形であり、配置領域が1つの角または中央の座標と、そこからの矩形の幅および高さとで示される場合は、これらの情報からテキストオブジェクトと他のオブジェクトの4つの角の座標を求める。次に、上記した方法により、重畳領域の4つの角の座標を取得する。その後、取得した4つの角の座標を、1つの角または中央の座標と、そこからの矩形の幅および高さとで表すことで、重畳領域を取得することとなる。なお、S704において他のオブジェクトの配置領域が複数取得されている場合には、S708では、重畳領域の面積が最も広くなる他のオブジェクトを選択し、選択した他のオブジェクトと対象となるオブジェクトとの重畳領域を取得することとなる。このように、本実施形態では、レイアウト編集アプリケーション12が、テキストオブジェクトと他のオブジェクトとが重なった重畳領域を取得可能な第2取得部として機能している。
その後、レイアウト編集アプリケーション12は、重畳領域におけるテキストオブジェクトの色情報と他のオブジェクトの色情報とを比較して、テキストの可読性を判定する判定処理を行う(S710)。つまり、S710では、テキストの可読性が一定レベル以上か否かを判定することとなる。なお、テキストの可読性の判定基準については、使用するインクの種類や使用する記録媒体の種類などに応じて、適宜に変更可能としてもよい。
S710では、図8の判定処理が実行される。この判定処理が開始されると、まず、レイアウト編集アプリケーション12は、テキストオブジェクトと他のオブジェクトのビットマップデータの解析を行う(S802)。S802では、ビットマップデータの解析を行うことで、テキストオブジェクトおよびその他のオブジェクトの色情報を取得する。具体的には、まず、テキストオブジェクトおよび他のオブジェクトのレイアウトデータのオブジェクトファイルに基づいて、各オブジェクトのオブジェクトファイルを読み込む。そして、読み込んだオブジェクトファイルがベクタデータであればラスターデータ化したうえで、ピクセルデータの集合体であるビットマップデータを取得する。この際、各オブジェクトの解像度は揃える。例えば、一般的なモニタやプリンタの解像度を鑑みると、各オブジェクトの解像度は1200dpi(dot per inch)であればビットマップデータを解析するのに十分であると考えられる。なお、各オブジェクトの解像度については、実施環境に合わせて変更してもよいし、処理速度を向上させるために低下させるようにしてよい。
なお、S802では、テキストオブジェクトおよび他のオブジェクトの重畳領域部分についてビットマップデータの解析を行うようにしてもよいし、各オブジェクト全体についてビットマップデータの解析を行うようにしてもよい。後者の場合には、当該解析後に、重畳領域部分のビットマップデータの切り出しを行う。例えば、X=600、Y=800、W(幅)=400、H(高さ)=200で、重畳領域が、X=600、Y=900、W=400、H=100であるとする。この場合、当該オブジェクトの重畳領域部分としては、ビットマップデータを高さ方向において均等に分割したうちの下半分を切り出すこととなる。
その後、重畳領域部分のテキストオブジェクトのビットマップデータの中でテキストの外周であって、各ピクセル列における端部に位置するピクセルを取得する(S804)。なお、本実施形態では、テキストの外周のピクセルとは、テキストオブジェクトにおいて、テキストを形成するピクセル群の、テキストを形成しないピクセルと隣接する位置にあるピクセルである。S804では、ビットマップデータ中の透明(透明度100%)のピクセルを除き、残ったピクセル(テキストの外周のピクセル)のうち、X方向およびX方向に交差するY方向に延在する各ピクセル列における端部に位置するピクセルを取得する。以下、「テキストの外周であって、各ピクセル列の端部に位置するピクセル」を、「外周ピクセル」と適宜に称する。
ここで、S804における外周ピクセルの取得について、図10を参照しながら詳細に説明する。図10(a)は、重畳領域におけるテキストオブジェクトのピットマップデータの一例を示す図である。図10(b)は、各ピクセル列の-Y方向での上流側端部に位置するピクセルを示す図である。図10(c)は、各ピクセル列の+Y方向、-Y方向、+X方向、および-X方向での上流側端部に位置するピクセル、つまり、外周ピクセルを示す図である。なお、図10を用いた説明では、理解を容易にするために、図中、上方から下方に向かう方向を+Y方向、下方から上方に向かう方向を-Y方向、右方から左方に向かう方向を-X方向、左方から右方に向かう方向を+X方向と称する。また、図10では、ビットマップデータ1000において、白抜きのピクセルが透明(透明度100%)のピクセル1002を示し、グレーのピクセルが透明でないピクセル1004を示す。ピクセル1004で構成される形状は、テキスト本体部402、装飾部404、背景効果部406のいずれかである。
まず、ビットマップデータ1000におけるY方向に延在する各ピクセル列における端部に位置するピクセル1004を取得する場合について説明する。Y方向に延在する各ピクセル列では、一方の端部(図中最上端)に位置するピクセルから+Y方向に進み、最初に検出したピクセル1004を取得する。即ち、一方の端部に位置するピクセルから透明なピクセルか否かを判定し、透明なピクセル、つまり、ピクセル1002であれば、当該ピクセルの+Y方向に隣接するピクセルについて上記判定を行う。そして、こうした判定を、透明でないピクセル、つまり、ピクセル1004を検出するまで、あるいは、+Y方向に隣接するピクセルが存在しなくなるまで実行する。
例えば、X方向の一方の端部に位置する、Y方向に延在するピクセル列1010について着目する(図10(b)参照)。このピクセル列1010において、一方の端部に位置するピクセル1012から+Y方向に順に進み、各ピクセルが透明か否かを判定する。このピクセル列1010においては、ピクセル1002しか存在しないため、ピクセル1004は検出されない。また、ピクセル列1010に隣接するピクセル列1020では、一方の端部に位置するピクセル1022から+Y方向に順に進むと、ピクセル1022から4ピクセル目でピクセル1004aが検出される。このようにして、Y方向に延在する各ピクセル列について、一方の端部に位置するピクセルから+Y方向に順に進み、最初に検出したピクセル1004を取得する。図10(b)では、Y方向に延在する各ピクセル列について、一方の端部に位置するピクセルから+Y方向に進んだ際に最初に検出したピクセル1004が示されている。他のY方向に延在するピクセル列についても、同様にして、一方の端部から+Y方向に進んだ際に最初に検出したピクセル1004を取得する。
また、Y方向に延在する各ピクセル列について、他方の端部(図中最下端)に位置するピクセルから-Y方向に進み、最初に検出したピクセル1004を取得する。例えば、ピクセル列1010では、他方の端部に位置するピクセル1014から-Y方向に進む(図10(c)の破線矢印を参照)。このピクセル列1010においては、ピクセル1002しか存在しないため、ピクセル1004は検出されない。また、ピクセル列1020では、他方の端部に位置するピクセル1024から-Y方向に進むと、ピクセル1024から3ピクセル目でピクセル1004bが検出される。このようにして、Y方向に延在する各ピクセル列について、他方の端部に位置するピクセルから-Y方向に進み、最初に検出したピクセル1004を取得する。他のY方向に延在するピクセル列についても、同様にして、他方の端部から-Y方向に進んだ際に最初に検出したピクセル1004を取得する。
次に、ビットマップデータ1000におけるX方向に延在する各ピクセル列における端部に位置するピクセル1004を取得する場合について説明する。X方向に延在する各ピクセル列では、一方の端部(図中最右側)に位置するピクセルから-X方向に進み、最初に検出したピクセル1004を取得する。例えば、Y方向の一方の端部に位置する、X方向に延在するピクセル列1030では、一方の端部に位置するピクセル1032から-X方向に進む(図10(c)二点鎖線矢印を参照)。このピクセル列1030においては、ピクセル1002しか存在しないため、ピクセル1004は検出されない。また、ピクセル列1030に隣接するピクセル列1040では、一方の端部に位置するピクセル1042から-X方向に進むと、ピクセル1042から7ピクセル目でピクセル1004cが検出される。このようにして、X方向に延在する各ピクセル列について、一方の端部に位置するピクセルから-X方向に進み、最初に検出したピクセル1004を取得する。他のX方向に延在するピクセル列についても、同様にして、一方の端部から-X方向に進んだ際に最初に検出したピクセル1004を取得する。
また、X方向に延在する各ピクセル列について、他方の端部(図中最左側)に位置するピクセルから+X方向に進み、最初に検出したピクセル1004を取得する。例えば、ピクセル列1030では、他方の端部に位置するピクセル1034から+X方向に進む(図10(c)の一点鎖線矢印を参照)。このピクセル列1030においては、ピクセル1001しか存在しないため、ピクセル1004は検出されない。また、ピクセル列1040では、他方の端部に位置するピクセル1044から+X方向に進むと、ピクセル1044から6ピクセル目でピクセル1004dが検出される。このようにして、X方向に延在する各ピクセル列について、他方の端部に位置するピクセルから+X方向に進み、最初に検出したピクセル1004を取得する。他のX方向に延在するピクセル列についても、同様にして、他方の端部から+X方向に進んだ際に最初に検出したピクセル1004を取得する。
S804では、このようにして取得した各ピクセル1004を外周ピクセルとして取得することとなる。図10(c)では、図10(a)のテキストオブジェクトの重畳領域でのテキストの外周ピクセルが示されている。なお、S804では、X方向に延在する各ピクセル列およびY方向に延在する各ピクセル列について、その端部のピクセル1004を取得するようにしたが、これに限定されるものではない。つまり、処理速度を向上させるために、例えば、n(nは自然数)ピクセル列おきに、その端部のピクセル1004を取得するようにしてもよい。
外周ピクセルを取得すると、次に、レイアウト編集アプリケーション12は、取得した各外周ピクセルの色情報と、他のオブジェクトにおける、各外周ピクセルに隣接するピクセルの色情報とを取得する(S806)。以下、「他のオブジェクトにおける、外周ピクセルに隣接するピクセル」を、「比較ピクセル」と適宜に称する。この比較ピクセルは、S804で取得した各外周ピクセルの外側、つまり、外周ピクセルを取得する際に進んだ方向の上流側に隣接するピクセルとなる。
比較ピクセルについて、図11を参照しながら説明する。図11は、重畳領域におけるテキストオブジェクトのビットマップデータ1000と他のオブジェクトのビットマップデータ1100とを示す図である。ここで、外周ピクセル1102および外周ピクセル1102に隣接する外周ピクセル1104について着目する。外周ピクセル1102は、Y方向に延在する各ピクセル列を、一方の端部から+Y方向に進んだ際に取得される。従って、外周ピクセル1102の比較ピクセルは、他のオブジェクトのビットマップデータ1100において、外周ピクセル1102と重なるピクセル1112の+Y方向上流側に隣接するピクセル1122となる。
一方、外周ピクセル1104は、Y方向に延在する各ピクセル列を、一方の端部から+Y方向に進んだ際に取得されるとともに、X方向に延在する各ピクセル列を、一方の端部から-X方向に進んだ際にも取得される(図10(c)の符号1004c参照)。従って、外周ピクセル1104の比較ピクセルは、他のオブジェクトのビットマップデータ1100において、外周ピクセル1104と重なるピクセル1114の、+Y方向上流側に隣接するピクセル1124、および-X方向上流側に隣接するピクセル1134となる。
なお、外周ピクセルの外側がない、つまり、重畳領域において外周ピクセルが、取得する際に進む方向の最上流側に位置する場合には、比較ピクセルがないため、こうした外周ピクセルについては、色情報の比較を実行しない。また、比較ピクセルの色情報が透明(透明度100%の場合には、重畳領域における他のオブジェクトの背面に別のオブジェクトが位置していれば、当該別のオブジェクトにおいて比較ピクセルを取得し、当該比較ピクセルの色情報を利用することが好ましい。
その後、一般的なRGBカラーモデルに従い、各外周ピクセルおよび各比較ピクセルにおける色を、赤(R)、緑(G)、青(B)の256階層の値に分解し、各外周ピクセルおよび各比較ピクセルの色情報を取得する。
外周ピクセルおよび比較ピクセルの色情報を取得すると、次に、レイアウト編集アプリケーション12は、各外周ピクセルについて、その色情報と、対応する比較ピクセルの色情報とを比較して、テキストの可読性が低いか否かを判定する(S808)。S808では、外周ピクセルとそれに対応する比較ピクセルとの色味を比較するために、色相および明度を比較する。具体的には、外周ピクセルおよび当該外周ピクセルに対応する比較ピクセルの、R値同士、G値同士、B値同士を比較し、(大きい方の値/小さい方の値)-1.0(以下、式1と称する。)を算出する。そして、算出した値がRGBいずれも第1閾値(本実施形態では「0.05」とする)以内であるか否かを判定(以下、「第1判定」と称する。)する。また、外周ピクセルのR値と比較ピクセルのG値との第1差分、および、外周ピクセルのR値と比較ピクセルのB値との第2差分が、いずれも第2閾値(本実施形態では「30」とする)以内であるか否かを判定(以下、「第2判定」と称する。)する。第1閾値および第2閾値については、使用するインクの種類や使用する記録媒体の種類などに応じて変更するようにしてもよい。
そして、第1判定を満たし(つまり、算出した値がRGBいずれも0.05以内であり)、かつ、第2判定を満たす(つまり、第1差分と第2差分とが、いずれも30以内である)と、外周ピクセルと比較ピクセルとの間に色相および明度に差がないと判定する。つまり、外周ピクセルと比較ピクセルとは、色味が近いと判定する。例えば、外周ピクセルが、R=100、G=100、B=100であり、比較ピクセルが、R=105、G=130、B=130であるとする。この場合、上記式1の計算結果が、R値では0.05(105/100-1.0)、G値では0.3(130/100-1.0)、B値では0.3(130/100-1.0)となり、R値は0.05以内であるが、G値、B値は0.05以内でない。このため、第1判定を満たしていない。また、第2判定では、外周ピクセルのR値100と比較ピクセルのG値130との第1差分は30、外周ピクセルR値100と比較ピクセルB値130との第2差分も30となり、いずれも30以内であるため、第2判定を満たしている。従って、この場合、第1判定は満たしておらず、第2判定のみ満たしていることとなり、外周ピクセルと比較ピクセルとは色味が遠いと判定する。なお、外周ピクセルと比較ピクセルとの色味が近いか否かを判定するための色情報の比較方法については、上記説明に限定されるものではなく、ピクセル間の色情報を比較する公知の種々の技術を用いることができる。このように、本実施形態では、レイアウト編集アプリケーション12が、外周ピクセルの色情報(第1色情報)と、比較ピクセルの色情報(第2色情報)とを取得する色情報取得部として機能している。
このようにして、各外周ピクセルについて、対応する比較ピクセルと色味が近いか否かを判定する。そして、S808では、外周ピクセルの総数に対する、対応する比較ピクセルと色味が近いと判定される外周ピクセルの数が、所定の割合以上であれば、テキストの可読性は低いと判定され、所定の割合未満であれば、テキストの可読性は低くないと判定される。所定の割合としては、例えば、3割とするが、使用するインクの種類や使用する記録媒体の種類などに応じて変更するようにしてもよい。
S808において、テキストの可読性が低いと判定されると、レイアウト編集アプリケーション12は、テキストの可読性が低いことを設定し(S810)、後述するS712へ進む。また、S808において、テキストの可読性が低くないと判定されると、レイアウト編集アプリケーション12は、テキストの可読性が十分であることを設定し(S812)、後述するS712に進む。なお、S810およびS812で設定された内容は、例えば、RAM26などの、情報処理装置14の記憶領域に記憶される。
図7に戻る。判定処理が終了すると、S712に進み、レイアウト編集アプリケーション12は、重畳領域におけるテキストの可読性が低いか否かを判定する。S712では、記憶領域に格納されている、S810またはS812で実行された設定の内容に基づいて判定することとなる。つまり、S810でテキストの可読性が低いことが設定されていると、S712では、テキストの可読性が低いと判定される。また、S812でテキストの可読性が十分であることが設定されていると、S712ではテキストの可読性が低くないと判定される。S712において、テキストの可読性が低くないと判定されると、この抑制処理を終了する。また、S712において、テキストの可読性が低いと判定されると、レイアウト編集アプリケーション12は、テキストの可読性を向上させる編集を実行して(S714)、この抑制処理を終了する。このように、本実施形態では、レイアウト編集アプリケーション12が、オブジェクトを編集可能であって、外周ピクセルと比較ピクセルとの色情報に基づいて、テキストの可読性を向上させるための編集を実行する編集部として機能している。
S714では、例えば、テキストの色や濃度を変更する編集を行うことで、テキストの可読性を向上させるようにする。具体的には、S806で取得した他のオブジェクトの色情報に基づいて、他のオブジェクトの色味から遠い色味、つまり、人が異なる色と認識可能な色味となる色情報を生成し、生成した色情報をテキストの色情報とする。なお、テキストの可読性を向上させる編集は、例えば、重畳領域におけるテキストのみに実行するようにしてもよいし(図12(a)参照)、テキストオブジェクト内のテキスト全体に対して実行するようにしてもよい。図12(a)は、テキストの可読性が向上するように、テキストの色情報を変更した重畳領域の一部拡大図である。
なお、テキストの可読性を向上させる技術としては、テキストの色や濃度を変更する技術に限定されるものではない。具体的には、テキストの可読性を向上させるために、テキストに装飾を付与するようにしてもよい。例えば、テキストに輪郭線を追加する(図12(b)参照)。図12(b)は、テキストの可読性が向上するように、テキストに輪郭線1202を追加した重畳領域の一部拡大図である。このとき、輪郭線1202の色情報は、テキストの色情報および他のオブジェクトの色情報での色味から遠い色味を示す色情報とする。
また、テキストの可読性を向上させるために、テキストオブジェクトと他のオブジェクトとの間に、テクスチャやパターン模様を配置するようにしてもよい(図12(c)参照)。図12(c)は、テキストの可読性が向上するように、テキストオブジェクトと他のオブジェクトとの間にパターン模様1204を配置した重畳領域の一部拡大図である。このとき、パターン模様1204やテクスチャの色情報は、テキストの色情報および他のオブジェクトの色情報での色味から遠い色味を示す色情報とすることが好ましい。
さらに、テキストの可読性を向上させるために、他のオブジェクトの色味を変更、つまり、色相および明度の少なくとも一方を変更するようにしてもよい(図12(d)参照)。図12(d)は、テキストの可動性が向上するように、他のオブジェクトの明度を変更した重畳領域の一部拡大図である。このとき、他のオブジェクトが単色であれば、例えば、変更後の他のオブジェクトの色情報は、テキストの色情報での色味から遠い色味を示す色情報としてもよい。また、他のオブジェクト全体の色味を変更するようにしてもよいし、テキスト周辺の明度を変更するようにしてもよいし、他のオブジェクトをグレースケールやセピア色に変更して明度を変更するようにしてもよい。あるいは、他のオブジェクトにグラデーションを掛けて明度を変更するようにしてもよい。
さらにまた、テキストの可読性を向上させるために、他のオブジェクト全体または一部の、模様や周波(模様の周期)を変更するようにしてもよい(図12(e)参照)。図12(e)は、テキストの可読性が向上するように、テキスト周辺(重畳領域)の、他のオブジェクトの模様のパターン周期を変更した重畳領域の一部拡大図である。なお、テキストオブジェクトのRGB値では、最も大きい値が128以上である明るい色味となることが予想されるため、他のオブジェクトは暗く見える模様や周波に変更することが好ましい。この方法が適用される他のオブジェクトは、主に模様パターンやテクスチャが施されているものが対象となる。
また、テキストの可読性を向上させるために、UI500に、可読性が低いテキストまたはテキストオブジェクトが存在する旨を通知するようにしてもよい。具体的には、可読性が低いテキストオブジェクトが存在することを警告する警告画面1302を表示して、ユーザに可読性が向上するような操作を促すようにしてもよい(図13参照)。図13は、警告画面1302が表示されたUI500を示す図である。警告画面1302を表示するタイミングとしては、テキストの可読性が低いと判定された時点でもよいし、レイアウトデータのアップロード時、印刷開始時などであってもよい。
以上において説明したように、本実施形態では、テキストオブジェクトと他のオブジェクトとの重畳領域において、テキストの色情報と、他のオブジェクトの色情報とに基づいて、テキストの可読性を向上させる編集を実行するようにした。これにより、適切に、テキストの可読性の低下を抑制する処理を適切に実行することができるようになる。
(他の実施形態)
なお、上記した実施形態は、以下の(1)乃至(4)に示すように変形してもよい。
(1)上記実施形態では、レイアウト編集アプリケーション12は、テキスト入力が完了する、つまり、テキストオブジェクトがオブジェクト編集領域520に配置されると抑制処理を開始するようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、オブジェクト編集領域520上でテキストオブジェクトの形状が変更された時点で抑制処理を開始する。テキストオブジェクトの形状が変更された時点とは、例えば、テキストオブジェクトの幅、高さ、角度などが変更された時点である。または、例えば、オブジェクト編集領域520上でテキスト本体部402のフォントの変更や、太文字、斜体、影、ぼかしなどのテキストに対する装飾などが行われた時点としてもよし、ユーザ操作により配置領域の移動が完了された時点としてもよい。あるいは、レイアウト編集アプリケーション12は、ユーザ操作中に一定周期で抑制処理を実行してもよい。なお、レイアウト編集アプリケーション12は、上記したタイミングの2つ以上のタイミングで抑制処理を実行するようにしてもよい。
(2)上記実施形態では特に記載しなかったが、S714では、テキストの可読性を向上させる編集を実行する前の対象となるオブジェクトの状態を保持するようにしてもよい。そして、対象のオブジェクトへの可読性向上のための編集後に、ユーザ操作によって当該オブジェクトが移動され、テキストオブジェクトが他のオブジェクトと重ならなくなった場合、保持した情報を利用して、対象のオブジェクトを処理前の状態に戻すようにする。こうした機能によれば、例えば、テキストオブジェクトの配置領域が変化した操作を元に戻す「UNDO」操作が実施された場合に、対象となるオブジェクトを、自動で可読性を向上させる編集前の状態に戻すことができるようになる。
(3)上記実施形態では特に記載しなかったが、レイアウト編集アプリケーション12では、図12(a)乃至図12(e)に示す、テキストの可読性を向上させるための編集のうちの複数の編集を実行可能としてもよい。この場合、例えば、実行可能な上記編集による結果をUI500に表示し、ユーザに実行する上記編集を選択させるようにしてもよい。
(4)上記実施形態および上記した(1)乃至(3)に示す各種の形態は、適宜に組み合わせるようにしてもよい。本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワークまたは記録媒体を介してシステムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
上記実施形態の開示は、以下の構成および方法を含む。
(構成1)
コンピュータを、オブジェクトを編集可能な情報処理装置として機能させるプログラムであって、前記コンピュータを、
テキストオブジェクトである第1オブジェクトを含む複数のオブジェクトに対する編集を実行可能な編集手段と、
前記第1オブジェクトの配置領域および前記第1オブジェクトが前面で重なる第2オブジェクトの配置領域を取得可能な第1取得手段と、
前記第1オブジェクトの配置領域と前記第2オブジェクトの配置領域とが重なる重畳領域を取得可能な第2取得手段と、
前記重畳領域における前記第1オブジェクトの第1色情報および前記第2オブジェクトの第2色情報を取得する色情報取得手段と、して機能させ、
前記編集手段は、前記第1色情報と前記第2色情報とに応じた、前記重畳領域における前記第1オブジェクト内のテキストの可読性に基づいて、前記テキストの可読性を向上させるための編集を実行する、ことを特徴とするプログラム。
(構成2)
前記第1オブジェクトおよび前記第2オブジェクトは、ピクセルデータの集合体であるビットマップデータであって、
前記第1色情報は、前記テキストの外周であって、第1方向に延在するピクセル列それぞれの端部および前記第1方向と交差する第2方向に延在するピクセル列それぞれの端部に位置する外周ピクセルの色情報であり、
前記第2色情報は、前記第1オブジェクトと前記第2オブジェクトとを重ねた際に、前記外周ピクセルの外側に隣接するピクセルの色情報である、ことを特徴とする構成1に記載のプログラム。
(構成3)
前記編集手段は、前記外周ピクセルの総数に対する、前記第1色情報が前記第2色情報と近い前記外周ピクセルの数が、所定の割合以上のときに、前記重畳領域における前記テキストの可読性を向上させるための編集を実行する、ことを特徴とする構成2に記載のプログラム。
(構成4)
前記編集手段は、前記テキストの可動性を向上させるための編集として、少なくとも前記重畳領域における前記テキストの色情報を変更する、ことを特徴とする構成1から3のいずれか1つに記載のプログラム。
(構成5)
前記編集手段は、前記テキストの可読性を向上させるための編集として、少なくとも前記重畳領域における前記テキストに装飾を付与する、ことを特徴とする構成1から4のいずれか1つに記載のプログラム。
(構成6)
前記編集手段は、前記テキストの可読性を向上させるための編集として、少なくとも前記重畳領域における前記第1オブジェクトと前記第2オブジェクトとの間に、テクスチャまたはパターン模様を配置する、ことを特徴とする構成1から5のいずれか1つに記載のプログラム。
(構成7)
前記編集手段は、前記テキストの可読性を向上させるための編集として、少なくとも前記重畳領域における前記第2オブジェクトの色相および明度の少なくとも一方を変更する、ことを特徴とする構成1から6のいずれか1つに記載のプログラム。
(構成8)
前記第2オブジェクトには、模様パターンまたはテクスチャが施されており、
前記編集手段は、前記テキストの可読性を向上させるための編集として、少なくとも前記重畳領域における前記第2オブジェクトの模様または周波を変更する、ことを特徴とする構成1から7のいずれか1つに記載のプログラム。
(構成9)
前記編集手段は、前記テキストの可読性を向上させるための編集として、前記テキストの可読性を向上させる編集を促す通知を実行する、ことを特徴とする構成1から8のいずれか1つに記載のプログラム。
(構成10)
コンピュータに、オブジェクトを編集可能な情報処理方法を実行させるためのプログラムであって、前記コンピュータに、
テキストオブジェクトである第1オブジェクトを含む複数のオブジェクトのうちの対象となるオブジェクトへの編集を行う編集工程を、実行させ、
前記編集工程では、
前記第1オブジェクトの配置領域および前記第1オブジェクトが前面で重なる第2オブジェクトの配置領域を取得し、
前記第1オブジェクトの配置領域と前記第2オブジェクトの配置領域とが重なる重畳領域を取得し、
前記重畳領域における前記第1オブジェクトの第1色情報および前記第2オブジェクトの第2色情報を取得し、
前記第1色情報と前記第2色情報とに応じた、前記重畳領域における前記第1オブジェクト内のテキストの可読性に基づいて、前記テキストの可読性を向上させるための編集を実行する、ことを特徴とするプログラム。
(構成11)
前記編集工程は、前記第1オブジェクトが生成されると実行される、ことを特徴とする構成10に記載のプログラム。
(構成12)
前記編集工程は、前記第1オブジェクトの形状が変更されると実行される、ことを特徴とする構成10に記載のプログラム。
(構成13)
前記編集工程は、前記テキストに装飾が付与されると実行される、ことを特徴とする構成10に記載のプログラム。
(構成14)
前記編集工程は、前記第1オブジェクトが移動されると実行される、ことを特徴とする構成10に記載のプログラム。
(構成15)
前記編集工程は、一定周期で実行される、ことを特徴とする構成10に記載のプログラム。
(構成16)
テキストオブジェクトである第1オブジェクトを含む複数のオブジェクトに対する編集を実行可能な編集手段と、
前記第1オブジェクトおよび前記第1オブジェクトが前面で重なる第2オブジェクトの配置領域を取得可能な第1取得手段と、
前記第1オブジェクトの配置領域と前記第2オブジェクトの配置領域とが重なる重畳領域を取得可能な第2取得手段と、
前記重畳領域における前記第1オブジェクトの第1色情報および前記第2オブジェクトの第2色情報を取得する色情報取得手段と、を有し、
前記編集手段は、前記第1色情報と前記第2色情報とに応じた、前記重畳領域における前記第1オブジェクト内のテキストの可読性に基づいて、前記テキストの可読性を向上させるための編集を実行する、ことを特徴とする情報処理装置。
(構成17)
オブジェクトを編集する情報処理方法であって、
テキストオブジェクトである第1オブジェクトの配置領域および前記第1オブジェクトが前面で重なる第2オブジェクトの配置領域を取得し、
前記第1オブジェクトの配置領域と前記第2オブジェクトの配置領域とが重なる重畳領域を取得し、
前記重畳領域における前記第1オブジェクトの第1色情報および前記第2オブジェクトの第2色情報を取得し、
前記第1色情報と前記第2色情報とに応じた、前記重畳領域における前記第1オブジェクト内のテキストの可読性に基づいて、前記テキストの可読性を向上させるための編集を実行する、ことを特徴とする情報処理方法。
12 レイアウト編集アプリケーション
22 CPU

Claims (17)

  1. コンピュータを、オブジェクトを編集可能な情報処理装置として機能させるプログラムであって、前記コンピュータを、
    テキストオブジェクトである第1オブジェクトを含む複数のオブジェクトに対する編集を実行可能な編集手段と、
    前記第1オブジェクトの配置領域および前記第1オブジェクトが前面で重なる第2オブジェクトの配置領域を取得可能な第1取得手段と、
    前記第1オブジェクトの配置領域と前記第2オブジェクトの配置領域とが重なる重畳領域を取得可能な第2取得手段と、
    前記重畳領域における前記第1オブジェクトの第1色情報および前記第2オブジェクトの第2色情報を取得する色情報取得手段と、して機能させ、
    前記編集手段は、前記第1色情報と前記第2色情報とに応じた、前記重畳領域における前記第1オブジェクト内のテキストの可読性に基づいて、前記テキストの可読性を向上させるための編集を実行する、ことを特徴とするプログラム。
  2. 前記第1オブジェクトおよび前記第2オブジェクトは、ピクセルデータの集合体であるビットマップデータであって、
    前記第1色情報は、前記テキストの外周であって、第1方向に延在するピクセル列それぞれの端部および前記第1方向と交差する第2方向に延在するピクセル列それぞれの端部に位置する外周ピクセルの色情報であり、
    前記第2色情報は、前記第1オブジェクトと前記第2オブジェクトとを重ねた際に、前記外周ピクセルの外側に隣接するピクセルの色情報である、ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記編集手段は、前記外周ピクセルの総数に対する、前記第1色情報が前記第2色情報と近い前記外周ピクセルの数が、所定の割合以上のときに、前記重畳領域における前記テキストの可読性を向上させるための編集を実行する、ことを特徴とする請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記編集手段は、前記テキストの可動性を向上させるための編集として、少なくとも前記重畳領域における前記テキストの色情報を変更する、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のプログラム。
  5. 前記編集手段は、前記テキストの可読性を向上させるための編集として、少なくとも前記重畳領域における前記テキストに装飾を付与する、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のプログラム。
  6. 前記編集手段は、前記テキストの可読性を向上させるための編集として、少なくとも前記重畳領域における前記第1オブジェクトと前記第2オブジェクトとの間に、テクスチャまたはパターン模様を配置する、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のプログラム。
  7. 前記編集手段は、前記テキストの可読性を向上させるための編集として、少なくとも前記重畳領域における前記第2オブジェクトの色相および明度の少なくとも一方を変更する、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のプログラム。
  8. 前記第2オブジェクトには、模様パターンまたはテクスチャが施されており、
    前記編集手段は、前記テキストの可読性を向上させるための編集として、少なくとも前記重畳領域における前記第2オブジェクトの模様または周波を変更する、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のプログラム。
  9. 前記編集手段は、前記テキストの可読性を向上させるための編集として、前記テキストの可読性を向上させる編集を促す通知を実行する、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のプログラム。
  10. コンピュータに、オブジェクトを編集可能な情報処理方法を実行させるためのプログラムであって、前記コンピュータに、
    テキストオブジェクトである第1オブジェクトを含む複数のオブジェクトのうちの対象となるオブジェクトへの編集を行う編集工程を、実行させ、
    前記編集工程では、
    前記第1オブジェクトの配置領域および前記第1オブジェクトが前面で重なる第2オブジェクトの配置領域を取得し、
    前記第1オブジェクトの配置領域と前記第2オブジェクトの配置領域とが重なる重畳領域を取得し、
    前記重畳領域における前記第1オブジェクトの第1色情報および前記第2オブジェクトの第2色情報を取得し、
    前記第1色情報と前記第2色情報とに応じた、前記重畳領域における前記第1オブジェクト内のテキストの可読性に基づいて、前記テキストの可読性を向上させるための編集を実行する、ことを特徴とするプログラム。
  11. 前記編集工程は、前記第1オブジェクトが生成されると実行される、ことを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  12. 前記編集工程は、前記第1オブジェクトの形状が変更されると実行される、ことを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  13. 前記編集工程は、前記テキストに装飾が付与されると実行される、ことを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  14. 前記編集工程は、前記第1オブジェクトが移動されると実行される、ことを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  15. 前記編集工程は、一定周期で実行される、ことを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  16. テキストオブジェクトである第1オブジェクトを含む複数のオブジェクトに対する編集を実行可能な編集手段と、
    前記第1オブジェクトおよび前記第1オブジェクトが前面で重なる第2オブジェクトの配置領域を取得可能な第1取得手段と、
    前記第1オブジェクトの配置領域と前記第2オブジェクトの配置領域とが重なる重畳領域を取得可能な第2取得手段と、
    前記重畳領域における前記第1オブジェクトの第1色情報および前記第2オブジェクトの第2色情報を取得する色情報取得手段と、を有し、
    前記編集手段は、前記第1色情報と前記第2色情報とに応じた、前記重畳領域における前記第1オブジェクト内のテキストの可読性に基づいて、前記テキストの可読性を向上させるための編集を実行する、ことを特徴とする情報処理装置。
  17. オブジェクトを編集する情報処理方法であって、
    テキストオブジェクトである第1オブジェクトの配置領域および前記第1オブジェクトが前面で重なる第2オブジェクトの配置領域を取得し、
    前記第1オブジェクトの配置領域と前記第2オブジェクトの配置領域とが重なる重畳領域を取得し、
    前記重畳領域における前記第1オブジェクトの第1色情報および前記第2オブジェクトの第2色情報を取得し、
    前記第1色情報と前記第2色情報とに応じた、前記重畳領域における前記第1オブジェクト内のテキストの可読性に基づいて、前記テキストの可読性を向上させるための編集を実行する、ことを特徴とする情報処理方法。
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