JP2024002797A - 分岐チューブの製造方法、および分岐チューブ - Google Patents

分岐チューブの製造方法、および分岐チューブ Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な方法で、省スペースかつ気密性、液密性に優れる分岐チューブの製造方法、および分岐チューブを提供する。【解決手段】本発明の分岐チューブの製造方法は、複数のシングルルーメンチューブが1つのシングルルーメンチューブに連通する分岐チューブの製造方法であって、複数の芯金から構成される線状芯金の合流側の端部、および分岐側の端部に個別のシングルルーメンチューブを装着する装着工程と、金型に前記複数のシングルルーメンチューブを装着した線状芯金を収容する収容工程と、前記金型を加熱してシングルルーメンチューブの分岐部側の端部を溶融させる溶融工程と、前記金型の冷却後、前記シングルルーメンチューブを装着した線状芯金を取り出す取り出し工程と、前記シングルルーメンチューブから前記線状芯金を抜き取る抜き取り工程と、を含むことを特徴とする。【選択図】図5D

Description

本発明は、分岐チューブの製造方法、および分岐チューブに関する。
従来、被検体内に挿入されて被検部位の観察等を行う内視鏡が知られており、医療分野等で広く利用されている。内視鏡を用いる医療分野では、複数の樹脂チューブを1つの樹脂チューブに合流させる分岐部を有する分岐チューブが使用されている。例えば、内視鏡内の送気用チューブと送液用チューブとを合流させる三方分岐チューブや、処置具関連における複数のシングルルーメンチューブをマルチルーメンチューブに合流させたカテーテル等が使用されている(例えば、特許文献1および2参照)。
特開2004-291241号公報 特許第6404619号公報
特許文献1の分岐チューブは、分岐体を内部材と外部材で構成し、内部材にチューブを装着後、外部材を金型で形成する。特許文献1の分岐チューブは分岐体とチューブの接合部が嵩張るとともに製造工程が複雑となり、気密性、液密性も低いという問題を有する。
一方、特許文献2のカテーテルは、マルチルーメンチューブであるため、製造工程が複雑であり、また分岐部が嵩張るという問題を有している。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な方法で、省スペースかつ気密性、液密性に優れる分岐チューブの製造方法、および分岐チューブを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る分岐チューブの製造方法は、複数のシングルルーメンチューブが1つのシングルルーメンチューブに連通した分岐チューブの製造方法であって、複数の芯金から構成され、外形が前記分岐チューブの内形を形成する線状芯金の合流側の端部、および分岐側の端部に個別のシングルルーメンチューブをそれぞれ装着する装着工程と、前記分岐チューブの外形を形成する金型に、前記複数のシングルルーメンチューブを装着した線状芯金を収容する収容工程と、前記金型を加熱して、少なくともシングルルーメンチューブの分岐部側の端部を溶融させて一体化する溶融工程と、前記金型の冷却後、一体化したシングルルーメンチューブを前記金型より取り出す取り出し工程と、前記一体化したシングルルーメンチューブから前記線状芯金を抜き取る抜き取り工程と、を含むことを特徴とする。
即ち、本発明では特許文献1のように分岐体を用いずに、シングルルーメンチューブの端部同士が溶融して一体化されている。これにより分岐部の嵩張りが抑制される。
また、本発明に係る分岐チューブの製造方法は、上記発明において、前記シングルルーメンチューブは、前記線状芯金の合流側では前記複数の芯金をまとめた状態で被せた筒状芯金の上から装着され、前記線状芯金の分岐側では分岐した各芯金にそれぞれ装着されることを特徴とする。
即ち、本発明の芯金は複数の線状芯金より構成されており、芯金の一端は複数の線状芯金がまとめられた状態で合流して合わさっており、他端は各々の芯金が分離・分枝している。一端の複数の芯金がまとめられて一本になった合流側の端部には、筒状芯金が被せられ、この筒状芯金の上に一本のシングルルーメンチューブが装着され、他端の分岐した芯金の各々には、一本づつシングルルーメンチューブが装着される。このように芯金を構成することで、シングルルーメンチューブ同士の端部の溶着後に分岐側から芯金を引き抜いてゆけば、容易に分岐チューブから芯金を分離できる。また、線状芯金の合流側の端部に筒状芯金を被せた後にシングルルーメンチューブを装着するため、複数の芯金が合流した隙間への樹脂の侵入を抑止することができる。
また、本発明に係る分岐チューブの製造方法は、上記発明において、前記溶融工程は、前記金型の外部から前記シングルルーメンチューブを前記金型の内部に押し入れて行うことを特徴とする。
即ち、溶融工程において、各シングルルーメンチューブは、分岐中心に向けて付勢されるので、分岐部の樹脂が不足して肉薄になることが抑止される。
また、本発明に係る分岐チューブの製造方法は、上記発明において、前記装着工程は、端部に切り込みを入れたシングルルーメンチューブを前記線状芯金に装着し、分岐部で前記シングルルーメンチューブの端部を重ね合わせることを特徴とする。
このとき、端部の切込みにより、シングルルーメンチューブの端面同士がより近接するので、分岐部の樹脂が不足して肉薄になることが抑止される効果がある。
また、本発明に係る分岐チューブの製造方法は、上記発明において、前記線状芯金の合流側は、前記複数の芯金をまとめた状態で前記シングルルーメンチューブの内形と同一形状であることを特徴とする。
即ち、合流側において、まとめられた芯金の外形状はシングルルーメンのチューブの内形状となる。例えば、半円形の断面をもつ芯金を2本あわせて断面が円形の芯金とし、ルーメンの断面形状が円形のシングルルーメンチューブに装着する。
また、本発明に係る分岐チューブは、複数のシングルルーメンチューブが1つのシングルルーメンチューブに連通した分岐チューブであって、前記分岐チューブの分岐部は前記シングルルーメンチューブの端部が融合して一体化されていることを特徴とする。
即ち、端部が直接融合しており、分岐体がないので、嵩張らない。
本発明では、複数の芯金から線状芯金を構成し、当該線状芯金の端部にシングルルーメンチューブを装着し、加熱してシングルルーメンチューブを一体化させることにより、気密性、液密性に優れ、省スペース化を可能とする分岐チューブを得ることが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態に係る分岐チューブを使用する内視鏡の構成を示す模式図である。 図2は、図1に示す挿入部の先端部の部分拡大図である。 図3は、図2に示す内視鏡の挿入部の先端部の断面図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る分岐チューブの一例を示す図である。 図5Aは、本発明の実施の形態に係る分岐チューブの製造工程を説明する図である。 図5Bは、本発明の実施の形態に係る分岐チューブの製造工程を説明する図である。 図5Cは、本発明の実施の形態に係る分岐チューブの製造工程を説明する図である。 図5Dは、本発明の実施の形態に係る分岐チューブの製造工程を説明する図である。 図5Eは、本発明の実施の形態に係る分岐チューブの製造工程を説明する図である。 図5Fは、本発明の実施の形態に係る分岐チューブの製造工程を説明する図である。 図5Gは、本発明の実施の形態に係る分岐チューブの製造工程を説明する図である。
以下、本発明に係る分岐チューブの製造方法、および分岐チューブの実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、以下の実施の形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものも含まれる。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る内視鏡本体の構成を示す模式図である。図2は、図1に示す挿入部の先端部の部分拡大図である。図3は、図2に示す内視鏡の挿入部の先端部の断面図である。
内視鏡1は、挿入部2と操作部3とユニバーサルコード4とコネクタ部5を備える。挿入部2は、先端に撮像部が配設され、一端(先端)側の少なくとも一部が被検体の体内に挿入される。操作部3は、この挿入部2の他端(基端)側に設けられている。ユニバーサルコード4は、この操作部3の側部から延出する。コネクタ部5は、ユニバーサルコード4に連設され、内視鏡1を制御する観察装置、内視鏡1に照明光を供給するための光源装置、内視鏡1に送気送液する供給装置等の内視鏡本体と接続される。なお、本明細書において、図1に示すように、内視鏡1の長手方向であって挿入部2を挿入する方向を「挿入方向」とし、操作部3からみて挿入部2の挿入方向側を「先端側」、先端側の反対側を「基端側」とする。
挿入部2は、先端側から順に、先端部2aと、操作部3の操作に応じて湾曲自在に構成された湾曲部2bと、可撓性を有する可撓管部2cと、を有する。可撓管部2cの基端は、操作部3の先端側に連設されている。
操作部3は、処置具挿通路3aと、アングルノブ3bと、送気送水ボタン3cと、吸引ボタン3dとを有する。
処置具挿通路3aは、処置具である鉗子針等を挿入可能である。アングルノブ3bは、湾曲用ワイヤによって挿入部2の湾曲部2bと接続される。アングルノブ3bは、ユーザの撚る操作により、湾曲部2bを湾曲させる。送気送水ボタン3cは、ユーザによる操作により、内視鏡装置本体から先端部2aのノズル24へ送気または送液させる。吸引ボタン3dは、ユーザによる操作により先端部2aの開口部21から内視鏡本体へ吸引対象物を吸引する。
先端部2aは、開口部21、照明窓22、観察窓23、ノズル24を有する。開口部21は、先端部2aの外周部に設けられ、処置具挿通路3aと連通する。照明窓22は、内視鏡本体の光源から導光された照明光を被検体に照射する。観察窓23は、被検体からの戻り光を取り込み、図示しない撮像素子に投影する。ノズル24は、内視鏡本体から送られた気体または液体を照明窓22および観察窓23に向けて吐出する。ノズル24の基端側には、図3に示すように、送気送液チューブ25が接続されている。この送気送液チューブ25が本実施の形態にかかる分岐チューブである。
図4は、本発明の実施の形態に係る分岐チューブ(送気送液チューブ25)の一例を示す図である。送気送液チューブ25は、合流側、すなわちノズル24に接続する側のシングルルーメンチューブ25aと、分岐側、すなわち操作部3の送気送水ボタン3cにそれぞれ接続する各シングルルーメンチューブ25bと、分岐部25cとを有する。送気送液チューブ25は、分岐部25cで2つのシングルルーメンチューブ25bが1つのシングルルーメンチューブ25aに連通する。送気送液チューブ25は、熱可塑性樹脂あるいは熱可塑性エラストマーからなる。なお、図4は、分岐部25の分岐部25c近傍のみを示すものであり、シングルルーメンチューブ25aおよびシングルルーメンチューブ25bは、先端部2a側および内視鏡本体側に延在している。
図5A~図5Gは、本発明の実施の形態に係る分岐チューブ(送気送液チューブ)の製造工程を説明する図である。
図5Aは、送気送液チューブ25を成型する金型30と、線状芯金40である。金型30は、内形が送気送液チューブ25の外形を形成する。
線状芯金40は、第1芯金41と、第2芯金42とを有する。線状芯金40の合流側には、筒状芯金45が被せられている。線状芯金40および筒状芯金45の外形が送気送液チューブ25の内形を形成する。線状芯金40は、第1芯金41と第2芯金42の合流側41a、42aをまとめた状態で筒状芯金45の中に挿入されており、筒状芯金45の外形が合流側のシングルルーメンチューブ25aの内形を形成し、第1芯金41と第2芯金42の合流側41a、42aをまとめて筒状芯金に挿入された状態でシングルルーメンチューブ251が装着される。第1芯金41と第2芯金42の分岐側41b、42bは、各芯金単独でシングルルーメンチューブ25bの内形を形成し、第1芯金41と第2芯金42の分岐側41b、42bにそれぞれシングルルーメンチューブ251が装着される。線状芯金40の合流側は、第1芯金41と第2芯金42の合流側41a、42aをまとめて筒状芯金45に挿入された状態でシングルルーメンチューブ251の内形と同一形状である。本実施の形態では、第1芯金41と第2芯金42の合流側41a、42aは、半円柱形状であり、まとめた状態で円柱形状をなしていて筒状芯金45の内形と同一形状となる。
図5Bは、線状芯金40へのシングルルーメンチューブ251の装着工程を説明する図である。装着工程では、まず、第1芯金41と第2芯金42の合流側41a、42aをまとめ、筒状芯金45に挿入し、その筒状芯金45の端部側からシングルルーメンチューブ251を装着する。その後、第1芯金41と第2芯金42の分岐側41b、42bの端部からシングルルーメンチューブ251をそれぞれ装着する。
図5Cは、金型30への線状芯金40の収容工程を説明する図である。収容工程では、金型30に、複数のシングルルーメンチューブ251を装着した線状芯金40を収容する。
図5Dは、溶融工程を説明する図である。溶融工程では、金型30を外部から誘導加熱コイル50等により加熱して、少なくともシングルルーメンチューブ251の分岐部側の端部を溶融させて一体化する。加熱は、シングルルーメンチューブ251の材料に応じて適宜温度および加熱時間を調整して行うことが好ましい。このとき、加熱部位は分岐部近傍のみになるように調整し、分岐部から離れた部位は加熱されないように調整する方が良い。
図5Cに示すように、分岐部側までシングルルーメンチューブ251を装着した場合であっても、線状芯金40の周囲を完全にシングルルーメンチューブ251で覆うことは難しく、空間33が生じる。図5Dに示すように、溶融工程は、金型30の外部からシングルルーメンチューブ251を金型の内部に押し入れて行うことが好ましい。これにより、空間33を充填するのに必要な樹脂量を分岐部の外側から溶融したシングルルーメンチューブ251を押し込んで供給することで、所定の形状・肉厚の分岐チューブ25を得ることができる。
なお、シングルルーメンチューブ251を金型の内部に押し入れて溶融工程を行う場合、線状芯金40の端部に芯金保持具43を取り付け、線状芯金40と金型30との位置がずれないようにすることが好ましい。線状芯金40と金型30との位置を保持する芯金保持具43を取り付けることにより、シングルルーメンチューブ251を金型の内部へ押し入れる際も、線状芯金40と金型30との位置を保持することが容易となる。
また、端部に切り込みを入れたシングルルーメンチューブ251を線状芯金40に装着してもよい。シングルルーメンチューブ251の端部に切り込みを入れることにより、線状芯金30の周囲をより多くシングルルーメンチューブ251で覆うことが可能となり、空間33の体積を小さくすることで充填しやすくなる。
さらにまた、端部に切り込みを入れたシングルルーメンチューブ251を線状芯金に装着させる際、分岐部でシングルルーメンチューブ251の端部を重ね合わせることも良い。これにより、シングルルーメンチューブ251を金型の内部に押し入れる量を小さくすることが出来て、所定の肉厚の分岐チューブ25を安定して得ることができる。
図5Eは、冷却工程を説明する図であり、図5Fは、取り出し工程を説明する図である。シングルルーメンチューブ251の溶融工程での一体化後、金型30を冷却し、一体化した送気送液チューブ25を金型30から取り出す。
図5Gは、抜き取り工程を説明する図である。抜き取り工程では、一体化した送気送液チューブ25から線状芯金40および筒状芯金45を抜き取る。抜き取りは、筒状芯金45を送気送液チューブ25の合流側のシングルルーメンチューブ25aから、送気送液チューブ25の分岐側のシングルルーメンチューブ25bから、第1芯金41、第2芯金42をそれぞれ抜き取ることにより行う。
本実施の形態に係る送気送液チューブ25は、シングルルーメンチューブ251の分岐部側の端部を溶融させて一体化するため、省スペース、かつ気密性、液密性に優れるものである。
なお、上記の実施の形態では、2つのシングルルーメンチューブ25bが1つのシングルルーメンチューブ25aに連通する送気送液チューブ25について説明したが、分岐数は2つに限定されるものではなく、3つ以上であってもよい。
また、上記の実施の形態では、線状芯金40の合流側の端部に筒状芯金45を被せた状態でシングルルーメンチューブ251を装着しているが、筒状芯金45の装着を省略して線状芯金40の合流側の端部に直接シングルルーメンチューブ251を装着してもよい。
変形例では、第1芯金41と第2芯金42の合流側41a、42aをまとめ、合流側41a、42aの端部側から直接シングルルーメンチューブ251を装着し、溶融工程を行う。このとき、溶融したシングルルーメンチューブ251が第1芯金41と第2芯金42との間に入り込むことになるため溶融した樹脂が芯金と接触する面積が増大し、抜き取り工程が困難となるため、離型剤を塗布等することが好ましい。
本発明の分岐チューブは、送気送液チューブのほか、カテーテル等の医療器具としても利用可能である。
以下、本実施の形態に係る分岐チューブについて、実施例に基づき説明する。
(実施例1)
外径2.0mm、内径1.5mmのシングルルーメンチューブ(ポリプラ・エボニック株式会社製ダイアミドL1940)3本を、線状芯金の合流側および分岐側にそれぞれ装着し、金型に収容した。シングルルーメンチューブを金型内部に押し込みながら、250℃で90秒加熱し、シングルルーメンチューブを一体化して分岐チューブを得た。
(実施例2)
シングルルーメンチューブを外径1.6mm、内径1.2mmのアルケマ社製Pebax6333に変更し、230℃で60秒加熱して分岐チューブを得た。
得られた分岐チューブについて、耐圧特性を評価した。耐圧特性の評価は、分岐側のチューブ先端をそれぞれコックに接続し、コックを閉じた状態で、合流側からシリンジを用いて約2気圧加えた状態で1分間放置した。1分後、圧力低下は認められず、本実施の形態にかかる分岐チューブは、十分な耐圧性能を有していることが確認された。
以上、本発明に係る分岐チューブの製造方法、および分岐チューブについて、発明を実施するための形態により具体的に説明したが、本発明の趣旨はこれらの記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて広く解釈されなければならない。また、これらの記載に基づいて種々変更、改変等したものも本発明の趣旨に含まれることはいうまでもない。
1 内視鏡
2 挿入部
2a 先端部
2b 湾曲部
2c 可撓管部
3 操作部
3a 処置具挿通路
3b アングルノブ
3c 送気送水ボタン
3d 吸引ボタン
4 ユニバーサルコード
5 コネクタ
21 開口部
22 照明窓
23 観察窓
24 ノズル
25 送気送液チューブ
25’、25a、25b シングルルーメンチューブ
25c 分岐部
30 金型
31 上型
32 下型
40 線状芯金
41 第1芯金
42 第2芯金

Claims (6)

  1. 複数のシングルルーメンチューブが1つのシングルルーメンチューブに連通した分岐チューブの製造方法であって、
    複数の芯金から構成され、外形が前記分岐チューブの内形を形成する線状芯金の合流側の端部、および分岐側の端部に個別のシングルルーメンチューブをそれぞれ装着する装着工程と、
    前記分岐チューブの外形を形成する金型に、前記複数のシングルルーメンチューブを装着した線状芯金を収容する収容工程と、
    前記金型を加熱して、少なくともシングルルーメンチューブの分岐部側の端部を溶融させて一体化する溶融工程と、
    前記金型の冷却後、一体化したシングルルーメンチューブを前記金型より取り出す取り出し工程と、
    前記一体化したシングルルーメンチューブから前記線状芯金を抜き取る抜き取り工程と、
    を含むことを特徴とする分岐チューブの製造方法。
  2. 前記シングルルーメンチューブは、
    前記線状芯金の合流側では、前記複数の芯金をまとめた状態で挿入された筒状芯金の上から装着され、
    前記線状芯金の分岐側では、分岐した各芯金にそれぞれ装着されることを特徴とする請求項1に記載の分岐チューブの製造方法。
  3. 前記溶融工程は、前記金型の外部から前記シングルルーメンチューブを前記金型の内部に押し入れて行うことを特徴とする請求項1に記載の分岐チューブの製造方法。
  4. 前記装着工程は、端部に切り込みを入れたシングルルーメンチューブを前記線状芯金に装着し、分岐部で前記シングルルーメンチューブの端部を重ね合わせることを特徴とする請求項1に記載の分岐チューブの製造方法。
  5. 前記線状芯金の合流側は、前記複数の芯金をまとめた状態で前記シングルルーメンチューブの内形と同一形状であることを特徴とする請求項1に記載の分岐チューブの製造方法。
  6. 複数のシングルルーメンチューブが1つのシングルルーメンチューブに連通した分岐チューブであって、
    前記分岐チューブの分岐部は前記シングルルーメンチューブの端部が融合して一体化されていることを特徴とする分岐チューブ。
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