JP2024002381A - カートリッジ - Google Patents

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Yosuke Kashiide
直樹 前田
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Abstract

【課題】 従来の技術をさらに発展させること。【解決手段】 カートリッジが、(i)軸線方向に延びる軸線の周りに回転可能な感光ドラムと、(ii)記憶素子に電気的に接続されたメモリ接点と、メモリ接点が配置された面を有する基板と、を有するメモリであって、面の法線方向が軸線方向と交差するように基板が配置されたメモリと、(iii)感光ドラムを支持し、基板が取り付けられ、軸線方向について第1端と、第1端の反対側の第2端とを有し、第1突出部と、第2突出部と、第3突出部と、第4突出部とを有する枠体と、を有する。軸線方向について、第1突出部は基板と隣り合い、基板と第2端の間に配置され、第2突出部は第1突出部と第2端の間に配置され、第3突出部は基板と第1端の間に配置され、第4突出部は第3突出部と第1端の間に配置される。【選択図】 図20

Description

本発明は、電子写真画像形成装置(画像形成装置)に用いられるカートリッジに関するものである。
電子写真画像形成装置(画像形成装置)とは、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成する装置である。画像形成装置の例としては、電子写真複写機、電子写真プリンタ(LEDプリンタ、レーザビームプリンタ等)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が挙げられる。
特許文献1は、情報を記憶するメモリを備えたカートリッジを開示する。
特開2019-128565号公報
本発明は、従来の技術をさらに発展させたものである。
本出願に係る発明の一つは、以下のようなものである。
軸線方向に延びる軸線の周りに回転可能な感光ドラムと、
情報を記憶する記憶素子と、前記記憶素子に電気的に接続されたメモリ接点と、前記メモリ接点が配置された面を有する基板と、を有するメモリであって、前記面の法線方向が前記軸線方向と交差するように前記基板が配置されたメモリと、
前記感光ドラムを支持し、前記基板が取り付けられ、前記軸線方向について第1端と、前記第1端の反対側の第2端とを有し、第1突出部と、第2突出部と、第3突出部と、第4突出部とを有する枠体と、
を有し、
前記軸線方向について、前記メモリ接点と前記第2端の距離は、前記枠体の中央と前記メモリ接点の距離よりも短く、
前記軸線方向について、前記第1突出部は前記基板と隣り合い、前記基板と前記第2端の間に配置され、前記第2突出部は前記第1突出部と前記第2端の間に配置され、前記第3突出部は前記基板と前記第1端の間に配置され、前記第4突出部は前記第3突出部と前記第1端の間に配置され、
前記法線方向に平行かつ前記メモリ接点が露出される露出方向に向けて、前記第1突出部と前記第3突出部は前記面に対して突出し、前記第2突出部は前記第1突出部に対して突出し、前記第4突出部は前記第3突出部に対して突出していることを特徴とするカートリッジ。
本発明は、従来の技術をさらに発展させることができる。
プリンタの構成を示す概略断面図である。 プロセスカートリッジおよびトナーカートリッジの斜視図である。 プロセスカートリッジおよびトナーカートリッジの斜視図である。 プロセスカートリッジおよびトナーカートリッジの側面図である。 プロセスカートリッジおよびトナーカートリッジの側面図である。 プロセスカートリッジおよびトナーカートリッジの断面図である。 プロセスカートリッジおよびトナーカートリッジの断面図である。 プロセスカートリッジの駆動伝達経路を説明する側面図である。 取り外し方向に見たプロセスカートリッジとトナーカートリッジの図である。 トナーカートリッジの斜視図である。 トナーカートリッジの斜視図である。 取り外し方向に見たトナーカートリッジの図である。 トナーカートリッジの内部構造を示す図である。 トナーカートリッジの断面図である。 トナーカートリッジの側面図である。 トナーカートリッジの側面図である。 メモリタグの説明図である。 プロセスカートリッジのメモリタグの配置を示す斜視図である。 プロセスカートリッジのメモリタグの配置を示す上面図である。 プロセスカートリッジのメモリタグの配置を示す断面図である。 取り付け部材について説明する斜視図である。 プロセスカートリッジのメモリタグの配置を示す側面図である。 プロセスカートリッジに対するトナーカートリッジの取り付けを説明する断面図ある。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<プリンタの全体概要>
本実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタ100の基本構成とその動作について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るプリンタ100の構成を示す概略断面図である。矢印Zは鉛直方向を示し、矢印Hは水平方向を示す。
図1に示すようにプリンタ100は装置本体100A、装置本体100Aに取り外し可能に装着されるカートリッジとしてのプロセスカートリッジP、トナーカートリッジTを有する。
装置本体100Aは、露光装置としてのスキャナ101、シートSが積載される積載トレイ102、給紙ローラ103、転写ローラ104、定着部105、排出トレイ106、制御部107を有する。また、プロセスカートリッジP、トナーカートリッジ(現像剤カートリッジ)Tは装置本体100Aに取り外し可能に装着される。
プロセスカートリッジPは、感光ドラム12、クリーニングブレード(清掃部材)14、帯電ローラ(帯電部材)13、ドラム枠体11を有するドラムユニット10と、現像ローラ32、現像枠体31を有する現像ユニット30とを有する。感光ドラム12はドラム枠体11に回転可能に支持される。現像ローラ32は、現像枠体31に回転可能に支持される。
トナーカートリッジTはプロセスカートリッジPに対して装着可能である。トナーカートリッジTは現像剤としてのトナーを収容し、トナーをプロセスカートリッジPの現像ユニット30に供給するように構成されている。トナーカートリッジTは、トナー搬送部材62、トナー搬送スクリュー63、トナー枠体55を有する。トナー搬送部材62、トナー搬送スクリュー63はトナー枠体55に回転可能に支持される。
シートSへの画像形成動作について説明する。プリンタ100の制御部107が、外部装置から受けた信号に基づいて、シートSへの画像形成動作を開始する。
まず、感光ドラム12が装置本体100Aの駆動源によって回転される。帯電ローラ13に帯電電圧が印可された状態で、帯電ローラ13が感光ドラム12によって回転される。その結果、感光ドラム12の表面が一様に帯電される。画像情報に基づいて、スキャナ101は帯電された感光ドラム12の表面に向けてレーザを照射し、感光ドラム12の表面に静電潜像が形成される。
感光ドラム12に対して現像ローラ32からトナーが供給され、静電潜像がトナー像として現像される。感光ドラム12が回転することにより、感光ドラム12に形成されたトナー像は、転写ローラ104と感光ドラム12の間に形成された転写部に向けて搬送される。
一方、積載トレイ102から給紙ローラ103によってシートSが給紙される。シートSは、感光ドラム12に形成されたトナー像が転写部に到達するタイミングに合わせて、転写部に搬送される。
転写ローラ104に転写電圧が印可され、トナー像は感光ドラム12からシートSに転写される。シートSに転写されなかった残留トナーは、クリーニングブレード14によって感光ドラム12の表面から取り除かれる。
トナー像が転写されたシートSは、定着部105に向けて搬送される。シートSが定着部105を通過する際、定着部105によってトナー像が加熱、および加圧され、シートSに定着される。
本実施形態に係るプリンタ100は、シートSの表面と裏面に画像形成動作を行う、両面印刷を実行することができる。シートSの表面にのみ画像が形成される場合、定着部105を通過したシートSは、排出トレイ106に排出される。一方、両面印刷が実行される場合、表面にトナー像が定着されたシートSは、両面搬送路を通じて再度転写部に向けて搬送され、シートSの裏面にトナー像が形成される。その後、シートSは定着部105を通過して、排出トレイ106に排出される。
<プロセスカートリッジおよびトナーカートリッジの取り付けおよび取り外し>
図1、図2、図3、図4,図5を用いて、本実施形態に係るプロセスカートリッジPおよびトナーカートリッジTの取り付けおよび取り外しについて説明する。
図2、図3は、プロセスカートリッジPおよびトナーカートリッジTの斜視図である。図4、図5は、プロセスカートリッジPおよびトナーカートリッジTの側面図である。
図5に示すように、感光ドラム12は、回転軸線(第1軸線)12aの周りに回転可能である。回転軸線12aが延びる方向を、感光ドラム12の回転軸線方向(軸線方向)と呼ぶ。
図2は駆動側から見たプロセスカートリッジPおよびトナーカートリッジTの斜視図である。図3は非駆動側から見たプロセスカートリッジPおよびトナーカートリッジTの斜視図である。図4は感光ドラム12の回転軸線方向に見たプロセスカートリッジPおよびトナーカートリッジTの駆動側の側面図である。図5は感光ドラム12の回転軸線方向に見たプロセスカートリッジPおよびトナーカートリッジTの非駆動側の側面図である。
図1に示すように、プリンタ100は、装置本体100Aの開口100Cを覆う、ドア(開閉部材)100Bを有する。ドア100Bは、装置本体100Aに対して回転可能に取り付けられている。ドア100Bは、開口100Cを覆う閉じ位置と、開口100Cが露出される開位置の間を移動可能に構成されている。ドア100Bが開位置にある状態で、開口100Cを通じて、装置本体100Aに対するプロセスカートリッジPおよびトナーカートリッジTの取り付けと、装置本体100AからのプロセスカートリッジPおよびトナーカートリッジTの取り外しが許容される。
図2、図3に示すように、感光ドラム12の回転軸線方向について、ドラム枠体11はプロセス駆動端(ドラム枠体11の第1端)11f1と、プロセス駆動端11f1と反対のプロセス非駆動端(ドラム枠体11の第2端)11f2を有する。プロセス駆動端11f1とプロセス非駆動端11f2は、感光ドラム12の回転軸線方向で、ドラム枠体11の中で最も外側に位置する部分(端)である。プロセス駆動端11f1とプロセス非駆動端11f2は、それぞれ複数個あってもよい。感光ドラム12の回転軸線方向について、ドラム枠体11の中心を、中央11f3と呼ぶ。ドラム枠体11の中央11f3からプロセス駆動端11f1の距離と、中央11f3からとプロセス非駆動端11f2までの距離は等しい。
本実施形態において、プロセス駆動端11f1とプロセス非駆動端11f2は、感光ドラム12の回転軸線方向で、プロセスカートリッジPの中で最も外側に位置する部分(端)である。つまり、感光ドラム12の回転軸線方向で、プロセス駆動端11f1とプロセス非駆動端11f2は、プロセスカートリッジPの駆動端(プロセスカートリッジPの第1端)、非駆動端(プロセスカートリッジPの第2端)と一致している。
感光ドラム12の回転軸線方向で、ドラム枠体11の中央11f3に対して、プロセス駆動端11f1が配置される側が、ドラム枠体11の駆動側またはプロセスカートリッジPの駆動側である。感光ドラム12の回転軸線方向で、ドラム枠体11の中央11f3に対して、プロセス非駆動端11f2が配置される側が、ドラム枠体11の非駆動側またはプロセスカートリッジPの非駆動側である。本実施形態において、感光ドラム12の回転軸線方向で、ドラム枠体11の中央11f3はプロセスカートリッジPの中央と同じである。
感光ドラム12の回転軸線方向で、ドラム枠体11の駆動側またはプロセスカートリッジPの駆動側は、ドラム枠体11の非駆動側またはプロセスカートリッジPの非駆動側の反対側に位置する。
後述するように、トナー搬送部材62は、回転軸線62aの周りに回転可能である。回転軸線62aが延びる方向を、トナー搬送部材62の回転軸線方向(軸線方向)と呼ぶ。トナー搬送スクリュー63は、回転軸線63aの周りに回転可能である。回転軸線63aが延びる方向を、トナー搬送スクリュー63の回転軸線方向(軸線方向)と呼ぶ。
トナー搬送スクリュー63の回転軸線方向について、トナー枠体55はトナー駆動端(トナー枠体55の第1端)55a1と、トナー駆動端55a1と反対のトナー非駆動端55a2(トナー枠体55の第2端)を有する。トナー駆動端55a1とトナー非駆動端55a2は、トナー搬送スクリュー63の回転軸線方向で、トナー枠体55の中で最も外側に位置する部分(端)である。トナー駆動端55a1とトナー非駆動端55a2は、それぞれ複数個あってもよい。トナー搬送スクリュー63の回転軸線方向について、トナー枠体55の中心を、中央55a3と呼ぶ。トナー枠体55の中央55a3からトナー駆動端55a1の距離と、中央11f3からとトナー非駆動端55a2までの距離は等しい。
本実施形態において、トナー駆動端55a1とトナー非駆動端55a2は、トナー搬送スクリュー63の回転軸線方向で、トナーカートリッジTの中で最も外側に位置する部分(端)である。つまり、トナー搬送スクリュー63の回転軸線方向で、トナー駆動端55a1とトナー非駆動端55a2は、トナーカートリッジTの駆動端(トナーカートリッジTの第1端)、非駆動端(トナーカートリッジTの第2端)と一致している。
トナー搬送スクリュー63の回転軸線方向で、トナー枠体55の中央55a3に対して、トナー駆動端55a1が配置される側が、トナー枠体55の駆動側またはトナーカートリッジTの駆動側である。トナー搬送スクリュー63の回転軸線方向で、トナー枠体55の中央55a3に対して、トナー非駆動端55a2が配置される側が、トナー枠体55の非駆動側またはトナーカートリッジTの非駆動側である。本実施形態において、トナー搬送スクリュー63の回転軸線方向で、トナー枠体55の中央55a3はトナーカートリッジTと同じである。
トナー搬送スクリュー63の回転軸線方向で、トナー枠体55の駆動側またはトナーカートリッジTの駆動側は、トナー枠体55の非駆動側またはトナーカートリッジTの非駆動側の反対側に位置する。
本実施形態において、感光ドラム12の回転軸線方向、トナー搬送部材62の回転軸線方向、トナー搬送スクリュー63の回転軸線方向は互いに平行である。したがって、感光ドラム12の回転軸線方向と、トナー搬送部材62の回転軸線方向、トナー搬送スクリュー63の回転軸線方向を、単に軸線方向(第1方向)LDと呼ぶ。
本実施形態では、軸線方向LDについて、トナー枠体55の中央55a3の位置と、ドラム枠体11の中央11f3の位置は同じである。しかし、トナー枠体55の中央55a3の位置と、ドラム枠体11の中央11f3の位置は異なっていてもよい。
図2、図4に示すように、プロセスカートリッジPは、ドラム枠体11の駆動側に駆動側プロセスガイド22を有する。トナーカートリッジTは、トナー枠体55の駆動側に駆動側トナーガイド51を有する。図3、図5に示すように、プロセスカートリッジPは、ドラム枠体11の非駆動側に非駆動側プロセスガイド23を有する。トナーカートリッジTは、トナー枠体55の非駆動側に非駆動側トナーガイド52を有する。
装置本体100Aに対してプロセスカートリッジPを取り付ける方向を取り付け方向PDAと呼ぶ。装置本体100AからプロセスカートリッジPを取り外す方向を取り外し方向PDDと呼ぶ。取り付け方向PDAと取り外し方向PDDを総称して、着脱方向PDと呼ぶ。駆動側プロセスガイド22と非駆動側プロセスガイド23は、着脱方向PDに沿って形成されている。駆動側プロセスガイド22と非駆動側プロセスガイド23が装置本体100Aのガイド部にガイドされ、プロセスカートリッジPは装置本体100Aに対して着脱方向PDに移動する。
装置本体100Aに対してトナーカートリッジTを取り付ける方向を取り付け方向TDAと呼ぶ。装置本体100AからトナーカートリッジTを取り外す方向を取り外し方向TDDと呼ぶ。取り付け方向TDAと取り外し方向TDDを総称して、着脱方向TDと呼ぶ。駆動側トナーガイド51と非駆動側トナーガイド52は、着脱方向TDに沿って形成されている。駆動側トナーガイド51と非駆動側トナーガイド52が装置本体100Aのガイド部にガイドされ、トナーカートリッジTは装置本体100Aに対して着脱方向TDに移動する。
本実施形態において、着脱方向PDは、軸線方向LDに交差する方向である。軸線方向LDの直交方向と着脱方向PDのなす角が、軸線方向LDと着脱方向PDのなす角よりも小さいことが好ましく、着脱方向PDが軸線方向LDと直交する方向であることがより好ましい。
本実施形態において、着脱方向TDは、軸線方向LDに交差する方向である。軸線方向LDの直交方向と着脱方向TDのなす角が、軸線方向LDと着脱方向TDのなす角よりも小さいことが好ましく、着脱方向TDが軸線方向LDと直交する方向であることがより好ましい。
本実施形態においては、着脱方向PDと着脱方向TDは平行であるが、着脱方向PDと着脱方向TDが異なっていてもよい。
本実施形態において、プロセスカートリッジPの取り付けおよび取り外しは、装置本体100AにトナーカートリッジTが取り付けられていない状態で行われる。言い換えれば、プロセスカートリッジPの取り付けおよび取り外しは、装置本体100Aに対するトナーカートリッジTの取り付けの前に行われる。
トナーカートリッジTが装置本体100Aに取り付けられていない状態で、開口100Cを通じて、装置本体100Aに対してプロセスカートリッジPを取り付ける。さらに、プロセスカートリッジPが装置本体100Aに取り付けられた状態で、開口100Cを通じて、装置本体100AおよびプロセスカートリッジPに対してトナーカートリッジTを取り付ける。
装置本体100AにトナーカートリッジTとプロセスカートリッジPが取り付けられた状態では、取り付け方向PDAおよび取り付け方向TDAにおいて、プロセスカートリッジPはトナーカートリッジTの下流側に位置する。
装置本体100AからトナーカートリッジTとプロセスカートリッジPを取り外す場合、開口100Cを通じて、トナーカートリッジTが装置本体100AおよびプロセスカートリッジPから取り外される。その後、開口100Cを通じて装置本体100AからプロセスカートリッジPが取り外される。
<プロセスカートリッジ>
図2、図3、図4,図5,図6,図7,図8、図9を用いて、本実施形態に係るプロセスカートリッジPの構成について、さらに詳しく説明する。
図6、図7は、プロセスカートリッジPおよびトナーカートリッジTの断面図である。具体的には、図6、図7は、軸線方向LDに直交する方向を断面方向とした、プロセスカートリッジPおよびトナーカートリッジTの断面図である。図7は、後述する戻しスクリュー18の回転軸線RSに沿ってプロセスカートリッジPおよびトナーカートリッジTを切断した図である。
図8は、プロセスカートリッジPの駆動伝達経路を説明する側面図である。図9は、取り外し方向PDDに見たプロセスカートリッジPとトナーカートリッジTの図である。
プロセスカートリッジPは、現像ユニット30と、ドラムユニット10を含む。現像ユニット30は、ドラムユニット10に対して移動可能(回動可能)に連結されている。図4,図5に示すように、プロセスカートリッジPは駆動側バネ37と非駆動側バネ38を有し、駆動側バネ37と非駆動側バネ38は、ドラムユニット10と現像ユニット30に取り付けられている。駆動側バネ37と非駆動側バネ38は、現像ローラ32が感光ドラム12に向けて押し付けられるように、現像ユニット30を付勢する。
図6、図7に示すように、現像ユニット30は、現像枠体31、トナーを担持する現像ローラ32(現像剤担持体)、現像ローラ32に当接してトナーを供給する供給ローラ33(供給部材)、現像ブレード34、撹拌部材35を有する。現像枠体31は、現像ローラ32、供給ローラ33、現像ブレード34、撹拌部材35を支持する。現像枠体31には、現像収容室31aと現像室31bが備えられる。現像収容室31aには撹拌部材35が配置され、現像室31bには現像ローラ32、供給ローラ33、現像ブレード34が配置される。
トナーカートリッジTから供給されたトナーは、現像収容室31aに収容される。撹拌部材35は、現像収容室31aに収容されたトナーを現像室31bに搬送する。現像室31bに搬送されたトナーは、現像ローラ32に接触して回転する供給ローラ33によって、現像ローラ32に供給される。現像ローラ32に供給されたトナーは現像ブレード34によって規制され、現像ローラ32の表面にトナー層が形成される。現像ブレード34は、トナー層の厚みを規制する層厚規制部材としての機能を有する。
図6、図7に示すように、ドラムユニット10は、ドラム枠体11、感光ドラム12(像担持体)、帯電ローラ13、クリーニングブレード14、中間搬送部材15、中間スクリュー16、伝達シャフト17、戻しスクリュー18を有する。ドラム枠体11は、感光ドラム12、帯電ローラ13、クリーニングブレード14、中間搬送部材15、中間スクリュー16、伝達シャフト17、戻しスクリュー18を支持する。さらに、ドラムユニット10は、後述するメモリタグ90Pを有する。
ドラム枠体11は、クリーニング回収室19を備える。クリーニング回収室19には、中間搬送部材15、中間スクリュー16、戻しスクリュー18が配置される。
図7に示すように、ドラム枠体11は戻しスクリュー18を収容する戻し経路45を備える。戻し経路45はクリーニング回収室19の一部であるということができる。
帯電ローラ13は感光ドラム12に接触しており、感光ドラム12によって回転される。クリーニングブレード14は感光ドラム12に接触しており、感光ドラム12の表面に残留したトナーを回収する。回収されたトナー(廃トナー、残留トナー、回収トナー)は、クリーニング回収室19に収容される。回収トナーは、中間搬送部材15によって中間スクリュー16に向けて搬送され、中間スクリュー16は戻しスクリュー18に向けて回収トナーを搬送する。中間搬送部材15は、軸線方向LDに交差する方向に向けて回収トナーを搬送する。中間スクリュー16は、軸線方向LDに沿って回収トナーを搬送する。
戻しスクリュー(回転部材)18は、回転軸線(第2軸線)RSの周りに回転する。戻しスクリュー18の回転軸線RSが延びる方向を、戻しスクリュー18の回転軸線方向(第2方向)と呼ぶ。
戻しスクリュー18の回転軸線方向は軸線方向LDと交差する方向である。軸線方向LDの直交方向と戻しスクリュー18の回転軸線方向のなす角が、軸線方向LDと戻しスクリュー18の回転軸線方向のなす角よりも小さいことが好ましく、戻しスクリュー18の回転軸線方向が軸線方向LDと直交する方向であることがより好ましい。
図7に示すように、ドラム枠体11は、戻し開口20を備える。戻し開口20は、クリーニング回収室19の戻し経路45と、ドラム枠体11の外側に連通し、戻しスクリュー18と対向している。中間スクリュー16から戻しスクリュー18に受け渡された回収トナーは、戻しスクリュー18によって戻し開口20に向けて搬送され、戻し開口20から排出され、後述するトナー受入口84を通過してトナーカートリッジTに受けられる。
このように、戻しスクリュー18は、感光ドラム12から回収されたトナーをトナー受入口84に向けて搬送する搬送部材としての機能を有する。戻しスクリュー18が回収トナーを搬送する方向は、プロセスカートリッジPからトナーカートリッジTに向かう方向であり、鉛直方向について上方向である。
戻しスクリュー18は、らせん状のフィンとスクリューシャフトを有し、回転軸線RSの周りに回転することで、トナーを戻し開口20に向けて搬送する。らせん状のフィンとスクリューシャフトは一体的に形成されている。
図2、図4に示すように、プロセスカートリッジPはプロセスカップリング36(第1入力部、現像駆動部材)とドラムギア21(第2入力部、ドラム駆動部材)を有する。プロセスカップリング36が装置本体100Aの本体カップリングと係合することで、装置本体100Aからプロセスカップリング36に駆動力(外力)が伝達される。ドラムギア21が装置本体100Aの本体ギアと係合することで、装置本体100Aからドラムギア21に駆動力(外力)が伝達され、ドラムギア21が回転する。ドラムギア21が回転することで、感光ドラム12が駆動され、回転する。
本実施形態において、プロセスカップリング36とドラムギア21は、プロセスカートリッジPの駆動側に配置されている。すなわち、軸線方向LDについて、プロセス駆動端11f1とプロセスカップリング36の距離は、プロセス非駆動端11f2とプロセスカップリング36の距離よりも短い。同様に、軸線方向LDについて、プロセス駆動端11f1とドラムギア21の距離は、プロセス非駆動端11f2とドラムギア21の距離よりも短い。すなわち、軸線方向LDについて、プロセスカップリング36とドラムギア21は、プロセス非駆動端11f2よりもプロセス駆動端11f1に近い。
図8に示すように、プロセスカートリッジPは、撹拌部材35を駆動する撹拌ギア39、現像ローラ32を駆動する現像ギア40、供給ローラ33を駆動する供給ギア41を有する。撹拌ギア39、現像ギア40、供給ギア41は、複数のアイドラギア42を介してプロセスカップリング36に連結され、プロセスカップリング36が回転することで、現像ローラ32、供給ローラ33、撹拌部材35が駆動され、回転する。
また、プロセスカートリッジPは、中間搬送部材15を駆動する中間搬送ギア24、中間スクリュー16を駆動する中間スクリューギア25、伝達シャフト17を駆動するシャフトギア26を有する。中間搬送ギア24、中間スクリューギア25、シャフトギア26は、複数アイドラギア27を介してプロセスカップリング36に連結され、プロセスカップリング36が回転することで、中間搬送部材15、中間スクリュー16、伝達シャフト17が回転する。
戻し経路45および戻しスクリュー18は、プロセスカートリッッジPの非駆動側に配置されている(図2、3、9参照)。つまり、軸線方向LDについて、戻しスクリュー18とプロセス非駆動端11f2の距離は、戻しスクリュー18とプロセス駆動端11f1の距離よりも短い。すなわち、軸線方向LDについて、戻しスクリュー18は、プロセス駆動端11f1よりもプロセス非駆動端11f2に近い。
より具体的には、図9に示すように、軸線方向LDについて、回転軸線RSとプロセス非駆動端11f2の距離は、回転軸線RSとプロセス駆動端11f1の距離よりも短い。また、軸線方向LDについて、回転軸線RSとプロセス非駆動端11f2の距離は、回転軸線RSとドラム枠体11の中央11f3の距離よりも短い。すなわち、軸線方向LDについて、回転軸線RSは、プロセス駆動端11f1およびドラム枠体11の中央11f3よりもプロセス非駆動端11f2に近い。
図7に示すように、伝達シャフト17には伝達ギア28が取り付けられ、戻しスクリュー18には伝達ギア28と噛み合う戻しギア29が取り付けられている。伝達ギア28と戻しギア29はかさ歯車であり、伝達シャフト17が回転することで、戻しスクリュー18が回転する。すなわち、プロセスカップリング36に伝達された駆動力は、伝達シャフト17によってプロセスカートリッッジPの駆動側からプロセスカートリッッジPの非駆動側に伝達され、戻しスクリュー18に伝達される。つまり、プロセスカップリング36は、戻しスクリュー18を駆動するように構成されている。
図9に示すように、伝達シャフト17はクリーニング回収室19の外側に配置され、伝達ギア28と戻しギア29はクリーニング回収室19の外側で噛み合う。
図3、図5に示すように、プロセスカートリッジPの非駆動側には、現像ローラ電極(現像ローラ接点)32a、現像ブレード電極(現像ブレード接点)34a、供給ローラ電極(供給ローラ接点)33a、帯電ローラ電極(帯電接点)13aが配置される。つまり、軸線方向LDについて、プロセス非駆動端11f2と帯電ローラ電極13aの距離は、プロセス駆動端11f1と帯電ローラ電極13aの距離よりも短い。同様に、軸線方向LDについて、プロセス非駆動端11f2と現像ローラ電極32a、現像ブレード電極34a、供給ローラ電極33aの距離は、プロセス駆動端11f1と現像ローラ電極32a、現像ブレード電極34a、供給ローラ電極33aの距離よりも短い。すなわち、軸線方向LDについて、帯電ローラ電極13a、現像ローラ電極32a、現像ブレード電極34a、供給ローラ電極33aは、プロセス駆動端11f1よりもプロセス非駆動端11f2に近い。
現像ローラ32電極、現像ブレード34電極、供給ローラ33電極、帯電ローラ電極13aは、現像ローラ32、現像ブレード34、供給ローラ33、帯電ローラ13と、それぞれ電気的に接続されている。画像形成動作が行われる際、現像ローラ電極32a、現像ブレード電極34a、供給ローラ電極33a、帯電ローラ電極13aに対して、装置本体100Aの電源から所定の電圧が印可される。
現像ローラ電極32a、現像ブレード電極34a、供給ローラ電極33a、帯電ローラ電極13aのそれぞれの材質は、金属であってもよく、導電性を有する樹脂であってもよい。
なお、本実施形態においては、現像ローラ32、供給ローラ33、撹拌部材35、帯電ローラ13、中間搬送部材15、中間スクリュー16、伝達シャフト17の回転軸線の方向は、軸線方向LDと平行である。プロセスカップリング36、ドラムギア21、戻しギア29を除く各ギアの回転軸線の方向も、軸線方向LDと平行である。
<トナーカートリッジ>
図6,図7,図10、図11、図12、図13、図14、図15,図16を用いて、本実施形態に係るトナーカートリッジTの構成について、さらに詳しく説明する。
図10、図11は、トナーカートリッジTの斜視図である。具体的には、図10(a)、(b)は駆動側から見たトナーカートリッジTの斜視図である。図10(b)においては、トナーカートリッジTの一部が省略されている。図11(a)、(b)は非駆動側から見たトナーカートリッジTの斜視図である。図11(b)においては、トナーカートリッジTの一部が省略されている。
図12は、取り外し方向TDDに見たトナーカートリッジTの図である。図13は、トナーカートリッジTの内部構造を示す図である。図14は、軸線方向LDに直交する方向を断面方向とした、トナーカートリッジTの断面図である。
図15、図16は、トナーカートリッジTの側面図である。具体的には、図15は軸線方向LDに見たトナーカートリッジTの駆動側の側面図である。図16は軸線方向LDに見たトナーカートリッジTの非駆動側の側面図である。
図6、図13に示すように、トナーカートリッジTのトナー枠体55には、トナー収容室(第1室)53と、トナー回収室(第2室)54が備えられる。トナー収容室53には、プロセスカートリッジPに供給されるトナーが収容される。トナー回収室54には、戻しスクリュー18によってプロセスカートリッジPから戻されたトナーが収容される。
トナー回収室54とトナー収容室53は互いに対して分離(隔離)されている。具体的には、トナー枠体55は、仕切り壁55bを有し、トナー回収室54とトナー収容室53は、仕切り壁55bによって(完全に)仕切られている。これにより、トナー回収室54とトナー収容室53の間でトナーが移動することが防止され、トナー回収室54に収容されたトナーと、トナー収容室53に収容されたトナーが混ざることが防止される。
トナー収容室53の容積は、トナー回収室54の容積よりも大きい。本実施形態においては、軸線方向LDについて、仕切り壁55bとトナー非駆動端55a2の距離は、仕切り壁55bとトナー駆動端55a1の距離よりも短い。すなわち、軸線方向LDについて、仕切り壁55bはトナー駆動端55a1よりもトナー非駆動端55a2に近い。
軸線方向について、トナー収容室53はトナー枠体55の中央55a3と重なるように配置されている。一方、軸線方向LDについて、トナー回収室54はトナー枠体55の非駆動側に配置されている。軸線方向LDについて、トナー回収室54とトナー非駆動端55a2の距離は、トナー回収室54とトナー駆動端55a1の距離の距離よりも短い。すなわち、軸線方向LDについて、トナー回収室54は、トナー駆動端55a1よりもトナー非駆動端55a2に近い。また、軸線方向LDについて、トナー回収室54は、トナー収容室53とトナー非駆動端55a2の間に配置されている。
図12,図13に示すように、トナー枠体55は、トナー収容室53とトナー回収室54を備える容器部56と、トナーカートリッジTの駆動側に配置される駆動端カバー57と、トナーカートリッジTの非駆動側に配置される非駆動端カバー58とを有する。
容器部56は、トナー収容室53を備える第1容器56aと、トナー回収室54を備える第2容器56bを含む。第2容器56bは第1容器56aに対して固定されている。
本実施形態において、第1容器56aの側壁と第2容器56bの側壁は、互いに対向し、仕切り壁55bとしての機能を有する。
図10(a)、(b)に示すように、トナー枠体55は、トナー収容室53に収容されたトナーをプロセスカートリッジPの現像ユニット30に向けて排出するためのトナー排出口(第1開口)61を備える。トナー排出口61は、トナー枠体55の外側とトナー収容室53とを連通しており、トナー収容室53に収容されたトナーが、トナー排出口61を通じてトナー枠体55の外部に排出される。トナー排出口61は、第1容器56aに備えられている。
軸線方向LDについて、トナー排出口61はトナー枠体55の駆動側に配置されている。軸線方向LDについて、トナー排出口61とトナー駆動端55a1の距離は、トナー排出口61とトナー非駆動端55a2の距離よりも短い。すなわち、軸線方向LDについて、トナー排出口61は、トナー非駆動端55a2よりもトナー駆動端55a1に近い。
トナー排出口61は不図示の排出口シャッタによって覆われている。排出口シャッタは、プロセスカートリッジPに対するトナーカートリッジTの取り付けおよび取り外しと連動して開閉される。プロセスカートリッジPにトナーカートリッジTが取り付けられた状態で、トナー排出口61からトナーの排出が許容される。上述したように、プロセスカートリッジPの現像ローラ32は、感光ドラム12に形成された静電潜像を、トナー排出口61から排出されたトナーによって現像する。
図6、図13に示すように、トナー収容室53の内部には、トナー搬送部材62と、トナー搬送スクリュー63が収容されている。トナー搬送部材62と、トナー搬送スクリュー63は、トナーカートリッジTの第1回転部材と呼ぶことができる。
図13、図14に示すように、トナーカートリッジTは、トナー排出口61からトナーを排出するためのトナー排出装置64を有する。
トナー排出装置64は、圧縮されることで空気を送り出すポンプ部65と、ポンプ部65によって送り出された空気をトナー排出口61に向けて導くエアガイド66と、ポンプ部65を圧縮する圧縮部67と、圧縮部67を移動させる作動ギア68と、を有する。作動ギア68は、圧縮部67を移動させるための作動溝68aを備える。
トナー搬送部材62は、可撓性を有するフィン62bと、フィン62bが取り付けられるシャフト62cとを有し、回転軸線62aの周りに回転することで、トナーをトナー搬送スクリュー63に向けて搬送する。図14に示すように、フィン62bはトナー収容室53の内壁と接触して、点線で示す自然状態から変形し、トナーを搬送する。トナー搬送スクリュー63は、らせん状のフィン63b1とスクリューシャフト63b2を有し、回転軸線63aの周りに回転することで、トナーをトナー排出口61に向けて搬送する。らせん状のフィン63b1とスクリューシャフト63b2は一体的に形成されている。
一方、作動ギア68が回転することで、作動溝68aと係合する圧縮部67が作動ギア68の回転軸線の方向に移動する。圧縮部67が移動することでポンプ部65が圧縮され、ポンプ部65はトナー収容室53に向けて空気を送り出す。
送り出された空気は、エアガイド66によってトナー排出口61に向けて導かれる。なお、トナー排出口61付近には、カバー部材が配置されており、カバー部材はトナー搬送スクリュー63の一部を覆っている。これにより、トナー搬送部材62によって搬送されたトナーが、トナー排出口61から直接排出されることが抑制されるともに、エアガイド66から放出された空気が、効率的にトナー排出口61へと向かう。
また、図10(a)、(b)に示すように、トナー枠体55は、プロセスカートリッジPから戻されるトナーを受け入れる、トナー受入口(第2開口)84を備える。トナー受入口84は、トナー枠体55の外側とトナー回収室54とを連通している。トナー回収室54は、トナー戻し開口20から排出され、トナー受入口84を通過したトナー(回収トナー)を収容する。
軸線方向LDについて、トナー受入口84はトナー枠体55の非駆動側に配置されている。すなわち、軸線方向LDについて、トナー受入口84とトナー非駆動端55a2の距離は、トナー受入口84とトナー駆動端55a1の距離よりも短い。また、軸線方向LDについて、トナー受入口84とトナー非駆動端55a2の距離は、トナー受入口84とトナー枠体55の中央55a3の距離よりも短い。すなわち、軸線方向LDについて、トナー受入口84はトナー駆動端55a1およびトナー枠体55の中央55a3よりもトナー非駆動端55a2に近い。
トナー受入口84は、受入口シャッタ85によって覆われている。受入口シャッタ85は、プロセスカートリッジPに対するトナーカートリッジTの取り付けおよび取り外しと連動して開閉される。
より具体的には、受入口シャッタ85は、トナー受入口84を覆う閉位置と、トナー受入口84が露出される開位置とに移動可能である。図7に示すように、トナーカートリッジTがプロセスカートリッジPに取り付けられることで、受入口シャッタ85はプロセスカートリッジPと当接して、開位置に移動する。トナーカートリッジTがプロセスカートリッジPに取り付けられた状態で、トナー受入口84とトナー戻し開口20は対向している。
図13に示すように、トナー回収室54は、第1回収室69、第2回収室70、第3回収室71を含む。トナーカートリッジTは、トナーを第1回収室69から第2回収室70に搬送する第1回収スクリュー72と、トナーを第2回収室70から第3回収室71に搬送する第2回収スクリュー(第2回転部材)73を有する。第1回収スクリュー72と第2回収スクリュー73はトナー回収室54に収容される。
図7に示すように、第1回収スクリュー72は、回転軸線72aの周りに回転可能であり、第2回収スクリュー73は回転軸線73aの周りに回転可能である。回転軸線72aの方向は軸線方向LDと平行であり、回転軸線73aの方向は軸線方向LDと交差する方向である。軸線方向LDの直交方向と回転軸線73aの方向のなす角が、軸線方向LDと回転軸線73aの方向のなす角よりも小さいことが好ましく、回転軸線73aの方向が軸線方向LDと直交する方向であることがより好ましい。
トナー受入口84から受け入れられたトナーは、第1回収室69に蓄積され、第1回収スクリュー72によって第1回収室69から第2回収室70に搬送される。第2回収室70に搬送されたトナーは、第2回収スクリュー73によって鉛直方向で上方に向けて搬送され、第2回収室70から第3回収室71に搬送される。
図15(a)、図15(b)に示すように、トナーカートリッジTは、第2トナーカップリング74、第1トナーカップリング75、搬送ギア76、排出ギア77とを有する。
作動ギア68、第2トナーカップリング74、第1トナーカップリング75、搬送ギア76、排出ギア77は、トナーカートリッジTの駆動側に配置されている。つまり、軸線方向LDについて、第2トナーカップリング74、第1トナーカップリング75とトナー駆動端55a1の距離は、第2トナーカップリング74、第1トナーカップリング75とトナー非駆動端55a2の距離よりも短い。すなわち、軸線方向LDについて、第2トナーカップリング74、第1トナーカップリング75は、トナー非駆動端55a2よりもトナー駆動端55a1に近い。
駆動端カバー57は、作動ギア68、第2トナーカップリング74、第1トナーカップリング75、搬送ギア76、排出ギア77の少なくとも一部を覆うとともに、トナー駆動端ガイド51を有する。駆動端カバー57はポンプ部65の少なくとも一部を覆う。
搬送ギア76はトナー搬送部材62に連結され、排出ギア77はトナー搬送スクリュー63に連結されている。第2トナーカップリング74は、装置本体100Aから駆動力(外力)を受け、搬送ギア76を回転する。その結果、トナー搬送部材62が回転される。第1トナーカップリング75は、アイドラギアを介して作動ギア68と噛み合っており、作動ギア68は排出ギア77と噛み合っている。第1トナーカップリング75は、装置本体100Aから駆動力(外力)を受け、作動ギア68と排出ギア77とを回転する。その結果、ポンプ部65が圧縮され、トナー搬送スクリュー63が回転される。
つまり、第2トナーカップリング74はトナー搬送部材62を駆動する駆動部材としての機能を有する。第1トナーカップリング75は、トナー排出装置64、トナー搬送スクリュー63を駆動する駆動部材としての機能を有する。
図16に示すように、トナーカートリッジTはトナー回収室54内のトナー量を検知するための検知部材78を有する。トナー非駆動端カバー58は、検知部材78を覆うと共に、トナー非駆動端ガイド52を有する。
本実施形態における検知部材78は、光をガイドするライトガイド対である。検知部材78は、導光部材78a1と導光部材78a2を含み、トナーカートリッジTの非駆動側に配置されている。つまり、軸線方向LDについて、導光部材78a1と導光部材78a2とトナー非駆動端55a2の距離は、導光部材78a1と導光部材78a2とトナー駆動端55a1の距離よりも短い。すなわち、軸線方向LDについて、導光部材78a1と導光部材78a2は、トナー駆動端55a1よりもトナー非駆動端55a2に近い。
導光部材78a1の一部と導光部材78a2の一部は、トナー回収室54に露出されている。導光部材78a1と導光部材78a2の一方が、トナー回収室54の外側からトナー回収室54の内側に光を導く。トナー回収室54の内側に導かれた光は、トナー回収室54を通過する。導光部材78a1と導光部材78a2の他方が、トナー回収室54の内側からトナー回収室54の外側に光を導く。
装置本体100Aの制御部107は、導光部材78a1と導光部材78a2を介してトナー回収室54の内部を通過した光に基づいて、トナー量を検知することができる。なお、検知部材78として、互いに対向する電極対を用いることもできる。この場合、装置本体100Aの制御部107は、電極対の間の静電容量の変化に基づいて、トナー量を検知することができる。
<メモリの構成>
メモリの構成について、図17を用いて説明する。図17は、メモリタグ90の説明図である。
本実施形態におけるプロセスカートリッジPはプロセスカートリッジPに関する情報を記憶するメモリとしてのメモリタグ90Pを有する。また、トナーカートリッジTは、トナーカートリッジTに関する情報を記憶するメモリとしてのメモリタグ90Tを有する。記憶される情報としては、例えばプロセスカートリッジPやトナーカートリッジTの使用履歴に関する情報が含まれる。
プロセスカートリッジPのメモリタグ90PとトナーカートリッジTのメモリタグ90Tは類似形状である。メモリタグ90Pとメモリタグ90Tを区別しない時や、メモリタグ90Pとメモリタグ90Tに共通する事項について説明するときは、メモリタグ90Pとメモリタグ90Tを単にメモリタグ90と呼ぶ。
図17に示すように、本実施例におけるメモリタグ90は、プロセスカートリッジPまたはトナーカートリッジTに関する情報を記憶する記憶素子90d、記憶素子90dに電気的に接続された導電部(電極部、インターフェース部、メモリ接点)90aを有する。導電部90aは、第1電極(第1端子、第1メモリ電極、第1メモリ接点)90a1、第2電極(第2端子、第2メモリ電極、第2メモリ接点)90a2を含み、第1電極90a1、第2電極90a2が記憶素子90dに電気的に接続されている。
メモリタグ90は、導電部90a(第1電極90a1、第2電極90a2)を保持する保持部(保持基板)90bを備える。メモリタグ90は、記憶素子90dを覆って保護する保護部90cを備える。本実施形態において、保持部90bの一方の面(表面)に導電部90aが配置され、保持部90bの他方の面(裏面)に記憶素子90dが配置されている。
本実施例におけるメモリタグ90は、面積が5.5mm×5mm、厚みが1.4mmの板状の部材である。保持部90bと保護部90cは一体化されている。メモリタグ90は、保持部90bと保護部90cによって形成される2層構造を有している。保持部90bと保護部90cによって、導電部90aを備える基板部(基板)90fが形成される。
基板90fは、導電部90aが配置される表面90f1と、表面90f1の裏側の裏面90f2を有する。
プリンタ100の制御部107は、導電部90aを介して記憶素子90dと電気的に接続することで、記憶素子90dに格納された情報を読み出して、プリンタ100を制御する。
具体的には、装置本体100Aには、プロセスカートロッジPやトナーカートリッジTが装置本体100Aに装着された状態で導電部90aと接触する本体接点(本体電極)92が備えられる。本体接点92は、第1本体電極92a1、第2本体電極92a2を有する。プロセスカートロッジPやトナーカートリッジTが装置本体100Aに装着された状態で、第1本体電極92a1は第1電極90a1と接触し、第2本体電極92a2は第2電極90a2と接触する。
本実施例においては、導電部90aに配置された電極の数は2つであるが、本発明はこれに限られない。例えば、導電部90aが、3つ以上の電極を有していてもよい。また、保持部90bに一つの電極を配置して、他の電極は別の部分に配置してもよい。
さらに、保持部90bと保護部90cが互いに離れた位置に配置されていてもよい。例えば、導電部90aを有する基板と、記憶素子90dを有する基板とが、離れた位置に配置されていてもよい。
<プロセスカートリッジのメモリタグの配置>
図3,図5,図18,図19、図20、図21,図22を用いてプロセスカートリッジPのメモリタグ90Pの配置について説明する。
図18は、プロセスカートリッジPのメモリタグ90Pの配置を示す斜視図である。図19は、プロセスカートリッジPのメモリタグ90Pの配置を示す上面図である。図20は、プロセスカートリッジPのメモリタグ90Pの配置を示す断面図である。図19,図20は、導電部90aが配置される表面90f1と平行、かつ軸線方向LDと直交する方向に、メモリタグ90Pを見た図である。
図21は、取り付け部材91について説明する斜視図である。図22は、プロセスカートリッジPのメモリタグ90Pの配置を示す側面図である。図21は、プロセスカートリッジPのメモリタグ90Pおよび、メモリタグ90Pを取り付ける取り付け部材91が取り付けられる前の様子を示す斜視図である。図22は、プロセスカートリッジPのメモリタグ90Pが取り付けられる取り付け部91を示す側面図である。
メモリタグ90Pの基板90fは、ドラム枠体11に取り付けられている。より具体的には、ドラム枠体11は、クリーニング回収室19が備えられた回収容器(容器)11gと、メモリタグ90Pが取り付けられる取り付け部材91を有している。回収容器11gには、クリーニング回収室19と、クリーニング回収室19に連通するクリーニング開口19aが備えられている。取り付け部材91は、クリーニング開口19aを覆うように、回収容器11gに取り付けられている。本実施形態において、取り付け部材91は、回収容器11gに接着されている。メモリタグ90Pの基板90fが、取付け部材91に支持されている。
プロセスカートリッジPの取り付け部材91は、プロセスカートリッジPの非駆動側に配置されている。軸線方向LDについて、取り付け部材91とプロセス非駆動端11f2の距離は、取り付け部材91とプロセス駆動端11f1の距離よりも短い。
軸線方向LDについて、取り付け部材91は、プロセス非駆動端11f2の近傍に配置されている。軸線方向LDについて、プロセス非駆動端11f2と取り付け部材91の距離は、ドラム枠体11の中央11f3と取り付け部材91の距離よりも短い。すなわち、軸線方向LDについて、取り付け部材91はプロセス駆動端11f1およびドラム枠体11の中央11f3よりもプロセス非駆動端11f2に近い。
軸線方向LDについて、メモリタグ90Pの全体は、プロセス駆動端11f1とプロセス非駆動端11f2の間に配置されている。本実施形態においては、軸線方向LDについて、メモリタグ90Pの全体は、プロセス非駆動端11f2とドラム枠体11の中央11f3の間に配置されている。言い換えれば、軸線方向LDについて、メモリタグ90Pの全体は、ドラム枠体11の非駆動側(プロセスカートリッジPの非駆動側)に配置されている。
軸線方向LDについて、メモリタグ90Pの導電部90aとプロセス非駆動端11f2の距離は、メモリタグ90Pの導電部90aとプロセス駆動端11f1の距離よりも短い。そして、軸線方向LDについて、メモリタグ90Pとプロセス非駆動端11f2の距離は、メモリタグ90Pとプロセス駆動端11f1の距離よりも短い。
軸線方向LDについて、プロセス非駆動端11f2とメモリタグ90Pの導電部90aの距離は、ドラム枠体11の中央11f3とメモリタグ90Pの導電部90aの距離よりも短い。そして、軸線方向LDについて、プロセス非駆動端11f2とメモリタグ90Pの距離は、ドラム枠体11の中央11f3とメモリタグ90Pの距離よりも短い。すなわち、軸線方向LDについて、メモリタグ90Pの導電部90aおよびメモリタグ90Pはプロセス駆動端11f1およびドラム枠体11の中央11f3よりもプロセス非駆動端11f2に近い。
図5に示すように、軸線方向LDに見て、メモリタグ90Pの導電部90aは、戻しスクリュー18の回転軸線RSと、戻しスクリュー18の回転軸線RSと平行かつ感光ドラム12の回転中心を通る直線RS1の間に配置される。軸線方向LDに見て、感光ドラム12の回転中心は、感光ドラム12の回転軸線12aと一致する。つまり、メモリタグ90Pの導電部90aは、戻しスクリュー18の回転軸線RSと軸線方向LDとに直交する方向について、戻しスクリュー18の回転軸線RSと感光ドラム12の回転軸線12aの間に位置される。本実施形態においては、軸線方向LDに見て、メモリタグ90Pの全体が、戻しスクリュー18の回転軸線RSと、直線RS1の間に配置される。
これにより、戻しスクリュー18と、感光ドラム12と、メモリタグ90P、導電部90aとを、省スペースで配置することができる。
本実施形態においては、軸線方向LDに見て、帯電ローラ電極13a、現像ローラ電極32a、現像ブレード電極34a、供給ローラ電極33aは、回転軸線RSと直線RS1の間に配置される。帯電ローラ電極13a、現像ローラ電極32a、現像ブレード電極34a、供給ローラ電極33aは、回転軸線RSと軸線方向LDとに直交する方向について、回転軸線RSと、回転軸線12aの間に位置される。
これにより、戻しスクリュー18と、感光ドラム12と、帯電ローラ電極13a、現像ローラ電極32a、現像ブレード電極34a、供給ローラ電極33aとを、省スペースで配置することができる。
また、図9に示すように、軸線方向LDについて、メモリタグ90Pの導電部90aとプロセス非駆動端11f2の距離は、戻しスクリュー18の回転軸線RSとプロセス非駆動端11f2の距離よりも短い。すなわち、軸線方向LDについて、メモリタグ90Pの導電部90aは、戻しスクリュー18の回転軸線RSよりもプロセス非駆動端11f2に近い。
図5に示すように、メモリタグ90Pは、導電部90aが軸線方向LDに交差する方向を向くように配置されている。具体的には、導電部90aが配置された表面90f1の法線方向90gが、軸線方向LDに交差する。軸線方向LDの直交方向と法線方向90gのなす角が、軸線方向LDと法線方向90gのなす角よりも小さいことが好ましく、法線方向90gが軸線方向LDと直交する方向であることがより好ましい。
また、図3,図5、図9に示すように、導電部90aは、取り付け方向PDAを向くように配置されている。言い換えれば、取り付け方向PDAについて、導電部90aは基板90fの下流側に配置されている。また、着脱方向PDと法線方向90gのなす角が、着脱方向PDの直交方向と法線方向90gのなす角よりも小さいことが好ましく、法線方向90gが着脱方向PDが平行であることがより好ましい。
なお、本実施形態において、軸線方向LDに見て、法線方向90gは、戻しスクリュー18の回転軸線RSの方向に対して傾斜している。
図19,図20に示すように、ドラム枠体11は第1突出部91a、第2突出部91b、第3突出部91c、第4突出部91dを有する。第4突出部91dの少なくとも一部は、トナー回収室19を形成する壁としての機能を有する。
本実施形態において、第1突出部91a、第2突出部91b、第3突出部91c、第4突出部91dはドラム枠体11の非駆動側に配置されている。軸線方向LDについて、プロセス非駆動端11f2と第1突出部91a、第2突出部91bの距離は、プロセス駆動端11f1と第1突出部91a、第2突出部91b、の距離よりも短い。軸線方向LDについて、プロセス非駆動端11f2と第3突出部91c、第4突出部91dの距離は、プロセス駆動端11f1と第3突出部91c、第4突出部91dの距離よりも短い。
さらに、軸線方向LDについて、プロセス非駆動端11f2と第1突出部91a、第2突出部91bの距離は、ドラム枠体11の中央11f3と第1突出部91a、第2突出部91bの距離よりも短い。さらに、軸線方向LDについて、プロセス非駆動端11f2と第3突出部91c、第4突出部91dの距離は、ドラム枠体11の中央11f3と第3突出部91c、第4突出部91dの距離よりも短い。
すなわち、軸線方向LDについて、第1突出部91a、第2突出部91b、第3突出部91c、第4突出部91dは、プロセス駆動端11f1および中央11f3よりもプロセス非駆動端11f2に近い。
また、軸線方向LDについて、プロセス非駆動端11f2と第1突出部91a、第2突出部91bの距離は、プロセス非駆動端11f2と基板90fおよび導電部90aの距離よりも短い。軸線方向LDについて、プロセス非駆動端11f2と第3突出部91c、第4突出部91dの距離は、プロセス非駆動端11f2と基板90fおよび導電部90aの距離よりも長い。すなわち、軸線方向LDについて、第1突出部91a、第2突出部91bは、基板90fおよび導電部90aよりもプロセス非駆動端11f2に近い。また、軸線方向LDについて、第3突出部91c、第4突出部91dは、基板90fおよび導電部90aよりもプロセス非駆動端11f2から遠い。
軸線方向LDについて、第1突出部91aと第3突出部91cは、基板90fと隣り合っており、導電部90aが配置される保持部90bの表面90f1と直交する側面と対向する。軸線方向LDについて、メモリタグ90Pの導電部90aは、第1突出部91aと第3突出部11cの間に配置される。本実施形態において、第1突出部91aと第3突出部11cの少なくとも一方は、メモリタグ90の基板90と接触している。
また、軸線方向LDについて、第2突出部91bとプロセス非駆動端11f2の距離は、第1突出部91aとプロセス非駆動端11f2の距離よりも短い。すなわち、軸線方向LDについて、第2突出部91bは、第1突出部91aよりもプロセス非駆動端11f2に近い。軸線方向LDについて、第1突出部91aは、第2突出部91bとメモリタグ90Pの間に配置され、第2突出部91bは、第1突出部91aとプロセス非駆動端11f2の間に配置される。
また、軸線方向LDについて、第4突出部91dとプロセス非駆動端11f2の距離は、第3突出部91cとプロセス非駆動端11f2の距離よりも長い。すなわち、軸線方向LDについて、第4突出部91dは、第3突出部91cよりもプロセス非駆動端11f2から遠い。第4突出部91dとプロセス駆動端11f1の距離は、第3突出部91cとプロセス駆動端11f1の距離よりも短い。すなわち、軸線方向LDについて、第4突出部91dは、第3突出部91cよりもプロセス駆動端11f1に近い。つまり、軸線方向LDについて、第3突出部は基板90fとプロセス駆動端11f1の間に配置され、第4突出部91dは第3突出部91cとプロセス駆動端11f1の間に配置されている。
ここで、メモリタグ90pの保持部90bの表面90f1の法線方向90gと平行で、かつ導電部90aが露出される方向を露出方向90g1とする。つまり、露出方向90g1は、導電部90aが向く方向ということができる。本実施形態において、露出方向90g1は、取り付け方向PDAと平行である。
図9に示すように、露出方向11g1の反対の方向に見たとき、メモリタグ90Pは、基板90fの表面90f1の全体が露出されている。本実施形態では、基板90fがドラム枠体11の取り付け部材91に接着され、基板90fが露出方向90g1に移動することが規制される。
露出方向90g1について、第1突出部91aと第3突出部91cは、メモリタグ90pの表面90f1および導電部90aに対して突出し、第2突出部91bは第1突出部91aに対して突出し、第4突出部91dは第3突出部91cに対して突出している。
言い換えれば、露出方向90g1について、第1突出部91aの先端91a1と第3突出部11cの先端91c1は、表面90f1および導電部90aの下流側に位置する。また、第2突出部91bの先端91b1と、第4突出部91dの先端91d1は、第1突出部91aの先端91a1と第3突出部91cの先端91c1の下流側に位置する。さらに、露出方向90g1について、第4突出部91dの先端91d1は、第2突出部91bの先端91b1の下流側に位置する。
メモリタグ90Pの法線方向90gについて、第2突出部91bの先端91b1と第1突出部91aの先端91a1の距離は、導電部90aと第1突出部91aの先端91a1の距離よりも長い。第4突出部91dの先端91d1と第3突出部91cの先端91c1の距離は、導電部90aと第3突出部91c先端91c1の距離よりも長い。
感光ドラム12の回転軸線12a方向について、第2突出部91bの先端91b1と第1突出部91aの先端91a1の距離は、導電部90aと第1突出部91aの先端91a1の距離よりも長い。第4突出部91dの先端91d1と第3突出部91cの先端91c1の距離は、導電部90aと第3突出部91cの先端91c1の距離よりも長い。
言い換えれば、露出方向90g1について、第2突出部91bが第1突出部91aに対して突出する長さは、第1突出部91aが表面90f1に対して突出する長さよりも長い。露出方向90g1について、第4突出部91dが第3突出部91cに対して突出する長さは、第3突出部91cが表面90f1に対して突出する長さよりも長い。
露出方向90g1における第2突出部91bの端部には、軸線方向LDと露出方向90g1に対して傾斜した傾斜面91b2が備えられている。
また、軸線方向LDについて、第1突出部91aと第2突出部91bの距離は、メモリタグ90Pの基板90fと第1突出部91aの距離よりも長い。第3突出部91cと第4突出部91dの距離は、メモリタグ90Pの基板90fと第3突出部91cの距離よりも長い。
また、図22に示すように、軸線方向LDに見たとき、メモリタグ90Pの基板90fの少なくとも一部が、第2突出部91bと重なっている。
ドラム枠体11は、第1突出部91aと第3突出部91cの少なくともいずれかに接続された補強リブを有する。具体的には、図18に示すように、第1突出部91aと第3突出部91cには、軸線方向LDについて第1突出部91aと第3突出部91cの間に配置される連結部91g1が接続されている。第1突出部91aには、軸線方向LDについて第1突出部91aと第2突出部91bの間に配置される連結部91g2が接続されている。第3突出部91cには、軸線方向LDについて第3突出部91cと第4突出部91dの間に配置される連結部91g3が接続されている。
連結部91g1、連結部91g2,連結部91g3は、露出方向90g1に向けて突出し、軸線方向LDに延びるリブ(補強リブ)である。連結部91g1と連結部91g2のそれぞれは、第1突出部91aを補強する機能を有する。連結部91g1と連結部91g3のそれぞれは、第3突出部91cを補強する機能を有する。本実施形態においては、連結部91g1、連結部91g2,連結部91g3は、取り付け部材91に備えられている。
連結部91g1、連結部91g2,連結部91g3の数は、複数であることが好ましいが、連結部91g1、連結部91g2,連結部91g3の少なくとも一つが単数でもよい。本実施形態においては、2つの連結部91g1は第1突出部91a、第3突出部91cを介して連結されている。2つの連結部91g2も連結部(補強リブ)を介して連結され、2つの連結部91g3も連結部(補強リブ)を介して連結されている。
第1突出部91a、第2突出部91b、第3突出部91c、第4突出部91dにより、メモリタグ90Pを保護することができる。
また、第2突出部91b、第4突出部91dは、メモリタグ90Pに隣り合う第1突出部91a、第3突出部91cを保護する機能を有するということもできる。これにより、メモリタグ90Pの基板90fの近傍に配置された第1突出部91a、第3突出部91cに外力が作用して、変形することが抑制される。
また、プロセスカートリッジPが装置本体100Aに取り付けられた状態では、導電部90aが鉛直方向Zについて下方を向くように、メモリタグ90Pは水平方向と鉛直方向に対して傾斜している。
図21に示すように、取り付け部材91は、第1突出部91a、第2突出部91b、第3突出部91cを有する。回収容器11gは、第4突出部91dを有する。第1突出部91aと第3突出部91cの間に、メモリタグ90Pが取り付けられるメモリ取り付け部91eが形成される。つまり、メモリタグ90Pは、メモリ取り付け部91eにおいて、ドラム枠体11の取り付け部材91に支持されている。メモリ取り付け部(支持部)91eは、メモリタグ90Pの基板90fを支持する。
使用済みのプロセスカートリッジPを回収し、再利用する際、クリーニング回収室19からのトナーの除去が行われる場合がある。本実施形態に示した構成によれば、回収容器11gから取り付け部材91を取り外した場合、クリーニング開口19aが露出され、クリーニング回収室19からトナーを取り除くことができる。
また、第1突出部91a、第2突出部91b、第3突出部91cの少なくとも一つが変形した場合にも、取り付け部材91を交換することで、ドラム枠体11を、第1突出部91a、第2突出部91b、第3突出部91cが変形していない状態に戻すことができる。
また、回収容器11gから取り付け部材91を取り外すことで、プロセスカートリッジPからメモリタグ90Pを取り外すことができる。プロセスカートリッジPを再利用する場合、使用済みのプロセスカートリッジPに取り付けられていたメモリタグ90Pは、情報を書き換えて再利用されるか、別のメモリタグ90Pに交換される場合がある。
回収容器11gから取り付け部材91を取り外した後、クリーニング開口19aを塞ぐために、取り付け部材91が回収容器11gに再び取り付けられる。このとき、取り外した取り付け部材91を再度用いてもよく、別の取り付け部材91を用いてもよい。
まとめると、取り外されたメモリタグ90Pと取り付け部材91を再度利用してもよい。また、メモリタグ90Pと取り付け部材91の少なくとも何れか一方を、新たな部品に交換してもよい。
<トナーカートリッジのメモリの配置>
図10,図11,図12、図13、図15,図16、図17を用いて、トナーカートリッジTのメモリタグ90Tの配置について説明する。
図10,図11,図12,図13に示すように、トナーカートリッジTのメモリタグ90Tの基板90fはトナー枠体55に取り付けられている。より具体的には、トナーカートリッジTのメモリタグ90Tは、トナー枠体55の一部である駆動側カバー57の支持部57aに支持されている。
メモリタグ90Tは、導電部90aが軸線方向LDに交差する方向を向くように配置されている。したがって、表面90f1の法線方向90gと、軸線方向LDに直交する方向とのなす角は、表面90f1の法線方向90gと、軸線方向LDとのなす角よりも小さい。本実施形態では、表面90f1の法線方向90gは、軸線方向LDに直交する方向と平行である。したがって、上記なす角はゼロ度である。
また、メモリタグ90Tの導電部90aは、取り付け方向TDAを向くように配置されている。言い換えれば、取り付け方向TDAについて、導電部90aは基板90fの下流側に配置されている。また、着脱方向TDと法線方向90gのなす角が、着脱方向TDの直交方向と法線方向90gのなす角よりも小さいことが好ましく、法線方向90gが着脱方向TDが平行であることがより好ましい。
また、トナーカートリッジTが装置本体100Aに取り付けられた状態では、導電部90aが鉛直方向で下側を向くように、メモリタグ90Tは水平方向と鉛直方向に対して傾斜している。
図12、図13に示すように、軸線方向LDについて、メモリタグ90Tの全体は、トナー駆動端55a1とトナー非駆動端55a2の間に配置されている。本実施形態においては、軸線方向LDについて、メモリタグ90Tの全体は、トナー駆動端55a1とトナー枠体55の中央55a3の間に配置されている。言い換えれば、軸線方向LDについて、メモリタグ90Tの全体は、トナー枠体55の駆動側(トナーカートリッジTの駆動側)に配置されている。
軸線方向LDについて、メモリタグ90Tの導電部90aとトナー駆動端55a1の距離は、メモリタグ90Tの導電部90aとトナー非駆動端55a2の距離よりも短い。さらに。メモリタグ90Tの導電部90aとトナー駆動端55a1の距離は、メモリタグ90Tの導電部90aとトナー枠体55の中央55a3の距離よりも短い。すなわち、軸線方向LDについて、メモリタグ90Tの導電部90aは、トナー非駆動端55a2およびトナー枠体55の中央55a3よりも、トナー駆動端55a1に近い。軸線方向LDについて、メモリタグ90Tの導電部90aは、トナー排出口61とトナー駆動端55a1の間に配置されている。
本実施形態においては、軸線方向LDについて、メモリタグ90Tの全体とトナー駆動端55a1の距離は、メモリタグ90Tの全体とトナー非駆動端55a2の距離よりも短い。さらに。メモリタグ90Tの全体とトナー駆動端55a1の距離は、メモリタグ90Tの全体とトナー枠体55の中央55a3の距離よりも短い。すなわち、軸線方向LDについて、メモリタグ90Tの全体は、トナー非駆動端55a2およびトナー枠体55の中央55a3よりも、トナー駆動端55a1に近い。軸線方向LDについて、メモリタグ90Tの全体は、トナー排出口61とトナー駆動端55a1の間に配置されている。
また、軸線方向LDについて、トナー排出口61とトナー駆動端55a1の距離は、トナー排出口61とトナー非駆動端55a2の距離よりも短い。トナー受入口84とトナー非駆動端55a2の距離は、トナー受入口84とトナー駆動端55a1の距離よりも短い。
軸線方向LDについて、導電部90aとトナー駆動端55a1の距離は、トナー駆動端55a1とトナー回収室54の距離よりも短い。また、導電部90aとトナー非駆動端55a2の距離は、トナー回収室54とトナー非駆動端55a2の距離よりも長い。また、導電部90aとトナー駆動端55a1の距離は、トナー駆動端55a1と仕切り壁55bの距離よりも短い。導電部90aとトナー駆動端55a1の距離は、トナー駆動端55a1とトナー受入口84の距離よりも短い。すなわち、軸線方向LDについて、導電部90aは、トナー回収室54、仕切り壁55b、トナー受入口84よりも、トナー駆動端55a1に近い。
つまり、本実施形態におけるトナーカートリッジTでは、トナー回収室54やトナー受入口84をトナーカートリッジTの非駆動側に配置し、メモリタグ90Tの導電部90aを駆動側に配置した。
導電部90aとトナー駆動端55a1の距離は、トナー駆動端55a1とトナー排出口61の距離よりも短い。また、導電部90aとトナー駆動端55a1の距離は、トナー収容室53とトナー駆動端55a1の距離よりも短い。すなわち、軸線方向LDについて、導電部90aは、トナー排出口61、トナー収容室53よりも、トナー駆動端55a1に近い。
また、軸線方向LDについて、ポンプ部65が存在する領域(範囲)と、メモリタグ90Tおよび導電部90aが存在する領域(範囲)は、少なくとも部分的に重なっている。これにより、軸線方向LDについて、ポンプ部65と導電部90aを省スペースで配置できる。
これにより、トナー収容室53,トナー回収室54、トナー排出口61,トナー受入口84,メモリタグ90T、導電部90aのそれぞれの設計自由度を向上できる。例えば、トナー回収室54、トナー受入口84を配置するスペースと、メモリタグ90Tの導電部90aおよび本体接点92を配置するスペースとを容易に確保できる。
また、軸線方向LDについて、導電部90a、トナー排出口61,トナー受入口84の間に隙間がある(それぞれがずれて配置されている)ことにより、導電部90aにトナーが付着することが抑制される。導電部90aがトナー枠体55の駆動側に配置され、トナー受入口84がトナー枠体55の非駆動側に配置されることで、導電部90aに回収トナーが付着することが抑制される。
トナーカートリッジTを装置本体100AおよびプロセスカートリッジPに対して取り付ける際、トナーカートリッジTのメモリタグ90T、トナー排出口61をふさぐシャッタ(不図示)、トナー受入口84をふさぐ受入口シャッタ85に対して、装置本体100AやプロセスカートリッジPからの反力が作用する。メモリタグ90Tと、トナー排出口61と、トナー受入口84が、駆動側又は非駆動側に集中して配置されると、トナーカートリッジTを取り付ける際にこれらに作用する反力が、駆動側または非駆動側に集中し、トナーカートリッジTが斜めになる。一方、メモリタグ90Tと、トナー排出口61と、トナー受入口84駆動側と非駆動側に分散して配置することで、反力が集中することが抑制され、トナーカートリッジTが斜めになることが抑制される。
<トナーカートリッジの位置決めとメモリタグの配置>
トナーカートリッジTの位置決めに関する構成と、メモリタグ90Tの配置の関係について、図12と図15(a)と図23を用いて説明する。図23は、プロセスカートリッジPに対するトナーカートリッジTの取り付けを説明する断面図ある。
図23はトナーカートリッジTが装置本体100Aに装着された状態を、トナーカートリッジTの駆動側から見た断面図である。なお、図23においては、トナーカートリッジTの部品が、一部省略されている。
トナーカートリッジTはプロセスカートリッジPに位置決めされる被位置決め部55c1と、装置本体100Aによって押圧される力受け部55c2を有する。被位置決め部55c1と、力受け部55c2は、トナー枠体55の側面に配置され、軸線方向LDに向けて突出する突起である。
プロセスカートリッジPはトナーカートリッジTを位置決めするトナーカートリッジ位置決め部45を有する。さらにプリンタ100の装置本体100AはトナーカートリッジTを所定の位置に保持するためのトナーカートリッジ押圧部110を有する。トナーカートリッジ押圧部110は、バネなどで所定の方向に向けて押圧されている。
図23に示すように、トナーカートリッジTが装置本体100A、およびプロセスカートリッジPに装着されると、トナーカートリッジTの被位置決め部55c1がプロセスカートリッジPのトナーカートリッジ位置決め部45に突き当たる。これにより、装着方向TDAについて、トナーカートリッジTの被位置決め部55c1が位置決めされる。また、装着方向TDAに直交し、かつ鉛直方向で下方に向かう方向について、トナーカートリッジTの被位置決め部55c1がトナーカートリッジ位置決め部45に突き当たり、位置決めされる。
また、駆動側トナーガイド51には、駆動側回転止め51aが備えられる。駆動側回転止め部51aが装置本体100Aに当接し、トナーカートリッジTが被位置決め部55c1を中心に回転することが抑制される。
装置本体100AによってトナーカートリッジTが駆動されると、第1トナーカップリング75は図15(a)および、図23における反時計回りに駆動される。その結果、トナーカートリッジTに反時計回りの力が働く。トナーカートリッジTが反時計回りに回転すると、被位置決め部55c1がトナーカートリッジ位置決め部45から離れ、トナーカートリッジTの位置が定まらなくなる。
そこで、トナーカートリッジTの力受け部55c2を、装置本体100Aのトナーカートリッジ押圧部110によって押圧し、トナーカートリッジTの被位置決め部55c1がトナーカートリッジ位置決め部45から離れることを抑制している。
第1トナーカップリング75の回転方向について、力受け部55c2は、被位置決め部55c1の下流側に配置される。トナーカートリッジ押圧部110は、トナーカートリッジTが回転する方向と逆方向に力受け部55c2を押圧する。
また、本実施形態の構成では、力受け部55c2がトナーカートリッジ押圧部110から受ける力の方向は、トナーカートリッジTの取り外し方向TDDへの移動が阻害される方向である。トナーカートリッジTの着脱を行うユーザの負荷を下げるため、トナーカートリッジ押圧部110が生じる力は小さいことが好ましい。より小さな力でトナーカートリッジTの回転を抑制するためには、力受け部55c2を第1トナーカップリング75の距離が長いことが好ましい。本実施形態においては、軸線方向LDと直交する方向について、第1トナーカップリング75の回転中心と被位置決め部55c1の距離と、第1トナーカップリング75の回転中心と力受け部55c2の距離は、ほぼ同じである。
トナーカートリッジTをプロセスカートリッジPに向けて押圧する上述の構成は、トナーカートリッジTの非駆動側にも備えられている。非駆動側の構成は、上述した駆動側の構成と同様であるため、説明を省略する。
次に、メモリタグ90Tと被位置決め部55c1および力受け部55c2との位置関係について説明する。
なお、本実施形態では、メモリタグ90Tの導電部90aが取り付けられている表面90f1の法線方向90gとトナーカートリッジTの着脱方向TDは実質平行方向である。
メモリタグ90Tは、トナーカートリッジTの駆動側に設けられており、プリンタ100内に装着されると、装置本体100Aに設けられた本体接点92と導電部90aが接触し、制御部107との通信が行われる。
この時、通信の安定性を確保するため、本体接点92は導電部90aを法線方向90gに沿って押圧した状態で、導電部90aと接触している。導電部90aが本体接点92によって押圧された状態でメモリタグ90Tの位置がずれると、導電部90aの表面が削れてしまう場合がある。
導電部90aの表面の削れを抑制するためには、メモリタグ90Tの位置ずれを抑制することが好ましい。そのため、本実施形態では、メモリタグ90Tを、被位置決め部55c1および力受け部55c2の近傍に配置した。
具体的には、トナーカートリッジTの着脱方向TDにおいて、メモリタグ90Tと被位置決め部55c1との距離および、メモリタグ90Tと力受け部55c2との距離は、メモリタグ90Tと第1トナーカップリング75との距離よりも短い。さらには、メモリタグ90Tは、表面90f1の法線方向90gと軸線方向LDとに直交する方向について、力受け部55c2と少なくとも部分的にオーバーラップするように配置されている。
以上の構成により、メモリタグ90Tの導電部90aの削れを低減できる。
<変形例>
なお、本実施形態のプロセスカートリッジPは、トナーカートリッジTから供給されたトナーによって静電潜像を現像し、戻しスクリュー18によって、感光ドラム12から回収されたトナーをトナーカートリッジTに向けて搬送する構成を有している。しかし、第1突出部91a、第2突出部91b、第3突出部91c、第4突出部91dによるメモリタグ90の保護に関連する構成、取り付け部材91によってメモリタグ90Pを支持する構成は、これ以外のプロセスカートリッジにも適用することができる。例えば、これらの構成は、トナーカートリッジTからトナーを供給されない形式のプロセスカートリッジにも適用することができる。この場合、感光ドラム12から回収されたトナーは、クリーニング回収室19に留められる。
<まとめ>
本実施形態は、少なくとも以下の構成を開示する。
(構成1)
軸線方向に延びる軸線の周りに回転可能な感光ドラムと、
情報を記憶する記憶素子と、前記記憶素子に電気的に接続されたメモリ接点と、前記メモリ接点が配置された面を有する基板と、を有するメモリであって、前記面の法線方向が前記軸線方向と交差するように前記基板が配置されたメモリと、
前記感光ドラムを支持し、前記基板が取り付けられ、前記軸線方向について第1端と、前記第1端の反対側の第2端とを有し、第1突出部と、第2突出部と、第3突出部と、第4突出部とを有する枠体と、
を有し、
前記軸線方向について、前記メモリ接点と前記第2端の距離は、前記枠体の中央と前記メモリ接点の距離よりも短く、
前記軸線方向について、前記第1突出部は前記基板と隣り合い、前記基板と前記第2端の間に配置され、前記第2突出部は前記第1突出部と前記第2端の間に配置され、前記第3突出部は前記基板と前記第1端の間に配置され、前記第4突出部は前記第3突出部と前記第1端の間に配置され、
前記法線方向に平行かつ前記メモリ接点が露出される露出方向に向けて、前記第1突出部と前記第3突出部は前記面に対して突出し、前記第2突出部は前記第1突出部に対して突出し、前記第4突出部は前記第3突出部に対して突出していることを特徴とするカートリッジ。
(構成2)
前記露出方向に向けて、前記第4突出部は前記第2突出部に対して突出していることを特徴とする構成1に記載のカートリッジ。
(構成3)
前記軸線方向に見て、前記基板と前記第2突出部は、少なくとも部分的にオーバーラップしていることを特徴とする構成1または2に記載のカートリッジ。
(構成4)
前記枠体は、前記第1突出部または第3突出部の少なくともいずれかに接続された補強リブを有することを特徴とする構成1から3のいずれかに記載のカートリッジ。
(構成5)
前記枠体は、前記感光ドラムから回収された現像剤を収容するための収容室が備えられた容器と、前記容器に取り付けられた取り付け部材を含み、前記取り付け部材は、前記基板を支持する支持部を有することを特徴とする構成1から4のいずれかに記載のカートリッジ。
(構成6)
前記取り付け部材は、前記第1突出部、前記第2突出部、前記第3突出部を有し、前記容器は前記第4突出部を有することを特徴とする構成5に記載のカートリッジ。
(構成7)
前記軸線方向について、前記第4突出部と前記第2端の距離は、前記第4突出部と前記枠体の前記中央の距離よりも短いことを特徴とする構成1から6のいずれかに記載のカートリッジ。
(構成8)
前記露出方向の反対の方向に見て、前記基板の全体が露出されように、前記基板は前記枠体に支持されていることを特徴とする構成1から7のいずれかに記載のカートリッジ。
(構成9)
前記露出方向における前記第2突出部の端部に、前記軸線方向と前記露出方向に対して傾斜した第1傾斜面および第2傾斜面が備えられていることを特徴とする構成1から8のいずれかに記載のカートリッジ。
(構成10)
現像ローラを有する現像ユニットをさらに有し、
前記現像ユニットは、前記感光ドラムと、前記メモリと、前記枠体と、を有するドラムユニットに連結されていることを特徴とする構成1から9のいずれかに記載のカートリッジ。
(構成11)
前記ドラムユニットは、前記感光ドラムを駆動するためのドラム駆動部材をさらに有し、前記軸線方向について、前記ドラム駆動部材と前記第1端の距離は、前記ドラム駆動部材と前記第2端の距離よりも短いことを特徴とする構成10に記載のカートリッジ。
(構成12)
前記現像ユニットは、前記現像ローラを駆動するための現像駆動部材をさらに有し、前記軸線方向について前記現像駆動部材と前記第1端の距離は、前記現像駆動部材と前記第2端の距離よりも短いことを特徴とする構成11に記載のカートリッジ。
(構成13)
前記現像ローラと電気的に接続される現像ローラ接点を有し、
前記軸線方向について前記現像ローラ接点と前記第2端の距離は、前記現像ローラ接点と前記第1端の距離よりも短いことを特徴とする構成12に記載のカートリッジ。
(構成14)
前記感光ドラムを帯電するように構成された帯電部材と、
前記帯電部材に電気的に接続された帯電接点と、を有し、
前記軸線方向について前記帯電接点と前記第2端の距離は、前記帯電接点と前記第1端の距離よりも短いことを特徴とする構成1から13のいずれかに記載のカートリッジ。
(構成15)
前記法線方向は、前記軸線方向と交差する方向であることを特徴とする構成1から14のいずれかに記載のカートリッジ。
(構成16)
構成1から15のいずれかに記載のカートリッジと、
前記カートリッジが取り外し可能に装着される装置本体と、を有し、
前記カートリッジは、前記軸線方向と交差する方向に向けて前記装置本体に取り付けられるように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
P プロセスカートリッジ
11 ドラム枠体
12 感光ドラム
18 戻しスクリュー
19 クリーニング回収室
T トナーカートリッジ
53 トナー収容室
54 トナー回収室
55 トナー枠体
55b 仕切り壁
57 駆動端カバー
61 トナー排出口
62 トナー搬送部材
63 トナー搬送スクリュー
84 トナー受入開口
90、90T、90P メモリタグ
90a 導電部
90f 基板
90f1 表面
90g 法線方向
91 取り付け部材
91a 第1突出部
91b 第2突出部
91c 第3突出部
91d 第4突出部

Claims (16)

  1. 軸線方向に延びる軸線の周りに回転可能な感光ドラムと、
    情報を記憶する記憶素子と、前記記憶素子に電気的に接続されたメモリ接点と、前記メモリ接点が配置された面を有する基板と、を有するメモリであって、前記面の法線方向が前記軸線方向と交差するように前記基板が配置されたメモリと、
    前記感光ドラムを支持し、前記基板が取り付けられ、前記軸線方向について第1端と、前記第1端の反対側の第2端とを有し、第1突出部と、第2突出部と、第3突出部と、第4突出部とを有する枠体と、
    を有し、
    前記軸線方向について、前記メモリ接点と前記第2端の距離は、前記枠体の中央と前記メモリ接点の距離よりも短く、
    前記軸線方向について、前記第1突出部は前記基板と隣り合い、前記基板と前記第2端の間に配置され、前記第2突出部は前記第1突出部と前記第2端の間に配置され、前記第3突出部は前記基板と前記第1端の間に配置され、前記第4突出部は前記第3突出部と前記第1端の間に配置され、
    前記法線方向に平行かつ前記メモリ接点が露出される露出方向に向けて、前記第1突出部と前記第3突出部は前記面に対して突出し、前記第2突出部は前記第1突出部に対して突出し、前記第4突出部は前記第3突出部に対して突出していることを特徴とするカートリッジ。
  2. 前記露出方向に向けて、前記第4突出部は前記第2突出部に対して突出していることを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ。
  3. 前記軸線方向に見て、前記基板と前記第2突出部は、少なくとも部分的にオーバーラップしていることを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ。
  4. 前記枠体は、前記第1突出部または第3突出部の少なくともいずれかに接続された補強リブを有することを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ。
  5. 前記枠体は、前記感光ドラムから回収された現像剤を収容するための収容室が備えられた容器と、前記容器に取り付けられた取り付け部材を含み、前記取り付け部材は、前記基板を支持する支持部を有することを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ。
  6. 前記取り付け部材は、前記第1突出部、前記第2突出部、前記第3突出部を有し、前記容器は前記第4突出部を有することを特徴とする請求項5に記載のカートリッジ。
  7. 前記軸線方向について、前記第4突出部と前記第2端の距離は、前記第4突出部と前記枠体の前記中央の距離よりも短いことを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ。
  8. 前記露出方向の反対の方向に見て、前記基板の全体が露出されように、前記基板は前記枠体に支持されていることを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ。
  9. 前記露出方向における前記第2突出部の端部に、前記軸線方向と前記露出方向に対して傾斜した第1傾斜面および第2傾斜面が備えられていることを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ。
  10. 現像ローラを有する現像ユニットをさらに有し、
    前記現像ユニットは、前記感光ドラムと、前記メモリと、前記枠体と、を有するドラムユニットに連結されていることを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ。
  11. 前記ドラムユニットは、前記感光ドラムを駆動するためのドラム駆動部材をさらに有し、前記軸線方向について、前記ドラム駆動部材と前記第1端の距離は、前記ドラム駆動部材と前記第2端の距離よりも短いことを特徴とする請求項10に記載のカートリッジ。
  12. 前記現像ユニットは、前記現像ローラを駆動するための現像駆動部材をさらに有し、前記軸線方向について前記現像駆動部材と前記第1端の距離は、前記現像駆動部材と前記第2端の距離よりも短いことを特徴とする請求項11に記載のカートリッジ。
  13. 前記現像ローラと電気的に接続される現像ローラ接点を有し、
    前記軸線方向について前記現像ローラ接点と前記第2端の距離は、前記現像ローラ接点と前記第1端の距離よりも短いことを特徴とする請求項12に記載のカートリッジ。
  14. 前記感光ドラムを帯電するように構成された帯電部材と、
    前記帯電部材に電気的に接続された帯電接点と、を有し、
    前記軸線方向について前記帯電接点と前記第2端の距離は、前記帯電接点と前記第1端の距離よりも短いことを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ。
  15. 前記法線方向は、前記軸線方向と交差する方向であることを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ。
  16. 請求項1から15のいずれか1項に記載のカートリッジと、
    前記カートリッジが取り外し可能に装着される装置本体と、を有し、
    前記カートリッジは、前記軸線方向と交差する方向に向けて前記装置本体に取り付けられるように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
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