JP2024002174A - 色調整装置および方法、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】色合わせの精度を視覚的に分かり易くする。【解決手段】補正LUT106をターゲットカメラ画像IMG_Tに適用したターゲットカメラ画像IMG_T_LUTが生成される。リファレンスカメラ画像IMG_Rの色差信号VEC_INFO_Rおよびターゲットカメラ画像IMG_T_LUTの色差信号VEC_INFO_Tが出力される。リファレンスカメラ画像IMG_Rのうち、カラーチャート105におけるパッチに対応する抽出領域301r~303rの色差信号のみに基づくベクトルスコープ画像VEC_IMG_Rが生成される。ターゲットカメラ画像IMG_T_LUTのうち、抽出領域301t~303tの色差信号のみに基づくベクトルスコープ画像VEC_IMG_Tが生成される。【選択図】図8

Description

本発明は、色調整装置および方法、プログラムに関する。
従来、撮影現場等において、複数台のカメラ(撮像装置)を用いた撮影を行う場合、撮影前に複数カメラ間の色合わせが行われている。以降、色合わせの基準となるカメラをリファレンスカメラと呼び、色合わせの対象となるカメラをターゲットカメラと呼ぶ。
一般に、カメラ間の色合わせにおいては、まず、撮影環境に配置したカラーチャートをリファレンスカメラとターゲットカメラのそれぞれによって撮像し、これらの撮像画像を元に、補正ルックアップテーブル(補正LUTと呼ぶ)が生成される。補正LUTは、ターゲットカメラの撮像画像の色をリファレンスカメラの撮像画像の色に合わせるための補正情報である。その後、生成した補正LUTをターゲットカメラに適用することで、カメラ間の色合わせが行われる。
カメラ間の色合わせ後の精度は、通常、リファレンスカメラで撮影した画像と、ターゲットカメラで撮影した画像に補正LUTを適用したものとを、目視で比較することで確認される。しかし、画像内の各色について1色ずつ、色が合っている否かを目視で確認するのは簡単でなく、色の一致度がより直感的に分かるような表示が望まれている。
そこで、色合わせ後の色の精度確認を行う手法として、色差信号(画像のCbCrの画素情報)を画面上にプロットしてベクトルスコープ画像として表示する技術が用いられている(例えば、特許文献1)。この技術では、撮影画像の色差信号をベクトルスコープ画像として表示することで、画質調整時にパラメータ調整による効果が分かり易くなる。
特開2011-217091号公報
しかしながら、色合わせ時に撮影するリファレンスカメラ画像とターゲットカメラ画像の撮影画角が異なる場合、カラーチャート以外の領域の画像が異なる。従って、撮影した画面全体の色差信号をベクトルスコープ表示した場合、カラーチャート以外の領域での色差信号も表示される。そのため、ユーザは、色合わせに用いるカラーチャートの色のずれや色味の違いを一見して把握するのが容易でなく、色合わせの精度を分かり易くする表示する上で改善の余地があった。
本発明は、色合わせの精度を視覚的に分かり易くすることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、パッチを含む色合わせ用のカラーチャートを、基準となる第1の撮像装置により撮像した第1の撮像画像を取得する第1の取得手段と、前記カラーチャートを、補正対象となる第2の撮像装置により撮像した第2の撮像画像を取得する第2の取得手段と、色合わせ用の補正情報を取得する第3の取得手段と、前記第2の取得手段により取得された前記第2の撮像画像に前記第3の取得手段により取得された前記補正情報を適用することで第3の撮像画像を生成する補正手段と、前記第1の取得手段により取得された前記第1の撮像画像の色差信号および前記補正手段により生成された前記第3の撮像画像の色差信号を出力する出力手段と、前記出力手段により出力された前記第1の撮像画像の色差信号のうち前記カラーチャートにおける前記パッチに対応する範囲の色差信号のみに基づく第1画像と、前記出力手段により出力された前記第3の撮像画像の色差信号のうち前記パッチに対応する範囲の色差信号のみに基づく第2画像とを生成する生成手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、色合わせの精度を視覚的に分かり易くすることができる。
色調整装置を含む色調整システムの構成を示す模式図である。 LUT生成処理にかかわる制御装置の機能ブロック図である。 リファレンスカメラ画像、ターゲットカメラ画像の一例を示す図である。 LUT生成処理を示すフローチャートである。 カラーパッチ画素値(RGB値)を示す概念図である。 カラーパッチに対応するカラーパッチ画素値(XYZ値)を示す概念図である。 補正LUTの一例を示す図である。 色差信号描画処理にかかわる制御装置の機能ブロック図である。 撮像画像全体の色差信号を画面上に表示した例を示す図である。 ベクトルスコープ画像を画面上に表示した例を示す図である。 色差信号描画処理にかかわる制御装置の機能ブロック図である。 ベクトルスコープ画像、重畳画像を画面上に表示した例を示す図である。 ベクトルスコープ画像、目標矩形、重畳画像を画面上に表示した例を示す図である。 20色のパッチに対応するベクトルスコープ画像の概念図、一部の色に対応する色差信号の表示を制限したベクトルスコープ画像の表示例である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る色調整装置を含む色調整システムの構成を示す模式図である。この色調整システムは、色調整装置としての制御装置102と、第1の撮像装置100と、第2の撮像装置101と、表示装置103と、を含む。
制御装置102は、CPU102a、ROM102bおよびRAM102cを含む。ROM102bには、各種プログラムや制御に用いる値が格納されている。CPU102aは、ROM102bに格納されたプログラムを実行することでシステム全体を制御する。RAM102cは、CPU102aが制御プログラムを実行する際のワークエリアを提供する。
第1の撮像装置100は、撮像装置間の色合わせ処理において、色合わせを行う基準となるリファレンスカメラである。第2の撮像装置101は、色合わせの対象(補正対象)となるターゲットカメラである。撮像装置100、101は、それぞれ映像線を介し、被写体を撮影した画像を制御装置102へ送信する。なお、撮像した画像を、映像線を介して送信することは必須でなく、映像線が無い構成でも実現可能である。例えば、撮像した画像をメモリカード等の記録媒体を介して受け渡す構成や、無線通信により撮像画像の送受信をする構成でもよい。
色合わせ処理においては、並べて配置した撮像装置100、101が、色合わせ用のカラーチャート105を撮影する。撮像装置100、101により撮像された各画像が制御装置102へ送信される。カラーチャート105には、色の異なる複数のカラーパッチ(例えば、パッチ301C、302C、303Cの3つを例示する)が配置されている。カラーパッチは測定用画像である。なお、カラーパッチの数は問わない。
なお、撮像装置100、101を並べて撮影することは必須でなく、例えば、撮像装置100、101を一台ずつカラーチャート105に正対させて撮影してもよい。また、
撮像装置100、101で撮像した撮影画像内に、カラーチャート105の画像が含まれるような位置であれば、撮像時の両撮像装置の位置は互いに離れていてもよい。
以降、撮像装置100、101で撮像された画像を、それぞれ、リファレンスカメラ画像、ターゲットカメラ画像と呼称する。制御装置102は、撮像装置100、101から受信したリファレンスカメラ画像およびターゲットカメラ画像を元に、色合わせ用の補正情報としての補正LUTを生成する。補正LUTは、ターゲットカメラ画像の色をリファレンスカメラ画像の色に近づけるためのルックアップテーブルである。また、制御装置102は、生成した補正LUTの効果を確認するための確認画像を生成する。これらに関する制御装置102の詳細動作は後述する。
表示装置103は、制御装置102で補正LUTを生成する際のUIや、補正LUTの効果を確認するための確認画像を表示する。表示装置103は、HDMI(登録商標)やDVI等の一般的な画像規格のケーブルを介して制御装置102と接続され、画像情報やその他の付加情報を画面上に表示する。具体的には、制御装置102は、リファレンスカメラ画像、ターゲットカメラ画像(補正LUT適用前/補正LUT適用後)、さらには色差信号(ベクトルスコープ)を、表示装置103に表示させる。
なお、ターゲットカメラ画像に関し、補正LUT適用前と適用後の双方の画像を切り換えて表示させれば、補正LUT適用前後の画像を比較しやすくなる。なお、補正LUT適用前後の画像を並べて表示させてもよい。ただし、補正LUT適用前後の画像を表示することは必須ではない。
次に、制御装置102の詳細な動作について説明する。制御装置102内では、LUT生成処理、および、入力された撮像画像の色差信号描画処理が実行される。まず、図2~図7で、LUT生成処理を説明する。
図2は、LUT生成処理にかかわる制御装置102の機能ブロック図である。制御装置102は、LUT生成処理にかかわる機能部として、カラーパッチ位置決定部200、カラーパッチ画素値抽出部201、LUT生成部202を有する。
カラーパッチ位置決定部200、カラーパッチ画素値抽出部201およびLUT生成部202の各機能は、制御装置102におけるCPU102a、ROM102bおよびRAM102c等の協働により実現される。カラーパッチ位置決定部200には、リファレンスカメラ画像IMG_Rおよびターゲットカメラ画像IMG_Tが入力される。
図3(a)、(b)はそれぞれ、リファレンスカメラ画像IMG_R、ターゲットカメラ画像IMG_Tの一例を示す図である。カメラ画像IMG_R、IMG_Tの各々には、カラーチャート105に対応するカラーチャート画像が含まれる。カメラ画像IMG_R、IMG_T内のカラーチャート画像に含まれるパッチ301C、302C、303Cに対応する画像をパッチ画像301、302、303とする。パッチ画像301、302、303は、カラーチャート画像のうち、パッチ301C、302C、303Cの部分が撮像された画像である。ここで、パッチ301C、302C、303Cはそれぞれ、赤色、緑色、青色で作成されたカラーパッチであるとする。
カラーパッチ位置決定部200は、次のようにして、リファレンスカメラ画像IMG_Rのカラーパッチ位置情報POSITION_Rおよびターゲットカメラ画像IMG_Tのカラーパッチ位置情報POSITION_Tを生成する。
まず、カラーパッチ位置決定部200は、ユーザから、カメラ画像IMG_R、Tのそれぞれにおけるパッチ画像301、302、303の各位置の指定を、UIを介して受け付ける。ユーザは、パッチ画像301、302、303の中央位置(重心)または2つ以上の頂点を指定する。カラーパッチ位置決定部200は、指定された位置に基づき、リファレンスカメラ画像IMG_Rから抽出領域301r、302r、303rを決定すると共に、ターゲットカメラ画像IMG_Tから抽出領域301t、302t、303tを決定する。
各抽出領域は一例として矩形とする。なお、パッチ画像301、302、303の位置の指定方法や、各抽出領域の形状は、パッチ301C、302C、303Cの種類に応じて決めてもよい。これらの抽出領域は、パッチの数だけ決定される。カメラ画像IMG_Rとカメラ画像IMG_Tとに含まれるパッチ画像301、302、303は同じものを撮像して得られたものであるが、2つの撮像装置の撮影画角が互いに異なるため、矩形形状の抽出領域の座標位置は互いに異なっている。
カラーパッチ位置決定部200は、抽出領域301r、302r、303rを示す情報として、位置情報POSITION_Rを生成し、抽出領域301t、302t、303tを示す情報として、位置情報POSITION_Tを生成する。位置情報POSITION_R、POSITION_Tは、カラーパッチの種類、カラーパッチの種類に紐づく矩形形状の領域情報(水平開始位置(座標値)、垂直開始位置(座標値)、水平幅、垂直幅の情報)を含んでいる。カラーパッチ画素値抽出部201には、カメラ画像IMG_R、IMG_Tが入力され、且つ、カラーパッチ位置決定部200から位置情報POSITION_R、POSITION_Tが入力される。
なお、パッチ画像301、302、303の各位置の指定をユーザから受け付けることは必須でない。例えば、物体検出AIを用いた推論処理や、ルールベースのアルゴリズムを用いて、入力された撮像画像から自動でパッチ画像301、302、303の各位置を特定してもよい。
カラーパッチ画素値抽出部201は、位置情報POSITION_R、POSITION_Tを元に、各撮像画像に含まれるカラーパッチに対応する領域(抽出領域301r、302r、303r、301t、302t、303t)のRGB画素値を抽出する。
リファレンスカメラ画像IMG_Rから抽出された各カラーパッチのRGB画素値は、リファレンスカメラ画像内のカラーパッチ画素値PIXEL_VALUE_Rとして出力される。すなわち、カラーパッチ画素値PIXEL_VALUE_Rは、抽出領域301r、302r、303rのRGB画素値である。また、ターゲットカメラ画像IMG_Tから抽出された各カラーパッチのRGB画素値は、ターゲットカメラ画像内のカラーパッチ画素値PIXEL_VALUE_Tとして出力される。カラーパッチ画素値PIXEL_VALUE_Tは、抽出領域301t、302t、303tのRGB画素値である。カラーパッチ画素値PIXEL_VALUE_R、PIXEL_VALUE_Tには、カラーパッチの色数の分だけ画素値が格納されている。
なお、RGB値の抽出において、指定されたカラーパッチの領域内の画素値の平均値がRGB値として抽出される。ただし、画素値の抽出方法はこの手法に限定されず、例えば領域中心の画素値をRGB値として抽出してもよい。領域内の画素値の平均値を抽出する場合は、領域中心の画素値をRGB値として抽出する場合に比べて、演算処理は発生するがノイズ耐性は高くなる。
カラーパッチ画素値PIXEL_VALUE_R、PIXEL_VALUE_Tは、LUT生成部202に入力される。LUT生成部202は、カラーパッチ画素値PIXEL_VALUE_R、PIXEL_VALUE_Tに基づいて、補正LUTを生成する。ここで、補正LUTは、カラーパッチ画素値PIXEL_VALUE_Tの値を、カラーパッチ画素値PIXEL_VALUE_Rに合わせる補正を行うためのLUTである。
図4を用いて、LUT生成部202による補正LUTの生成処理の詳細を説明する。図4は、LUT生成処理を示すフローチャートである。この処理は、CPU102aが、ROM102bに格納されたプログラムをRAM102cに展開して実行することにより実現される。
ステップS101では、LUT生成部202は、カラーパッチ画素値抽出部201から、カラーパッチ画素値PIXEL_VALUE_R、PIXEL_VALUE_Tを取得する。ステップS102では、LUT生成部202は、カラーパッチ画素値PIXEL_VALUE_R、PIXEL_VALUE_TのRGB値をXYZ値に変換する。RGB値からXYZ値への変換は、一例として、式1を用いて実現される。
Figure 2024002174000002
式1におけるRGBtoXYZ変換マトリクスは、例えば、表示装置103の表示色域のxy座標と白色点のxy座標とを用いて算出可能である。また、RGB値としては、各カラーパッチのRGB値を正規化した値が用いられる。
図5は、各撮像画像内のパッチ画像301、302、303に対応するカラーパッチ画素値(RGB値)を示す概念図である。図6は、各撮像画像内のパッチ画像301、302、303に対応するカラーパッチ画素値(XYZ値)を示す概念図である。図5に示すRGB値(In)が、上記したRGBtoXYZ変換マトリクス(式1)を用いて、図6に示すXYZ値に変換される。
図6に示すように、リファレンスカメラ画像内の抽出領域301r、302r、303rのRGB値をXYZ値に変換したものを演算マトリクスRとする。ターゲットカメラ画像内の抽出領域301t、302t、303tのRGB値をXYZ値に変換したものを演算マトリクスTとする。
次に、ステップS103では、LUT生成部202は、ターゲットカメラ画像の色をリファレンスカメラ画像の色に合わせるための補正マトリクスMを算出する。ここで、補正マトリクスMは、ターゲットカメラ画像のカラーパッチのXYZ値をリファレンスカメラのカラーパッチのXYZ値に補正するためのマトリクスである。補正マトリクスMは、上記算出した演算マトリクスRおよび演算マトリクスTを用いて、式2で算出される。
Figure 2024002174000003
ステップS104では、LUT生成部202は、ステップS103で算出した補正マトリクスMを用いて補正LUTを生成し、生成した補正LUTを出力して、図4に示す処理を終了する。
詳細には、ステップS104では、LUT生成部202は、変換されたXYZ値と補正マトリクスMとを用いて、補正後のXYZ値を算出する。そして、LUT生成部202は、RGBtoXYZ変換マトリクスの逆行列を用いて、補正後のXYZ値から補正後のRGB値(Out)を算出する。算出したRGB値のIn/Outの関係を対応付けしたデータが、3DLUTである補正LUT106として生成される。
図7は、補正LUT106の一例を示す図である。例示した補正LUTは、17×17×17の格子点で構成され、各格子点のRGB値(In)に対応した、補正後のRGB値(Out)が格納されている。なお、格子点数は例示した数に限定されない。格子点数を多くすれば色合わせ精度は高まるが、処理の規模が大きくなる。逆に格子点数を小さくすれば処理の規模は小さくなるが、色合わせ精度は低下する。ユーザが費用対効果を考慮し、これらを適宜決定すればよい。補正LUTは、後述するLUT適用部400(図8)へ入力される。
なお、本実施の形態では、カラーチャート105内に含まれるカラーパッチ数が3色の場合を示したが、この数に限らない。補正LUT生成に用いる色の数は多いほど精度が高くなることが知られている。カラーパッチ数が多くなると演算時間が多くなるため、精度と演算時間のトレードオフを考慮して、色合わせに用いるカラーチャート105の種類・パッチ数を選択すればよい。
なお、補正LUTは、入力された2つの撮像画像から生成される例を示したが、予め生成しておいた補正LUTを読み込む構成としてもよい。この場合は、リファレンスカメラおよびターゲットカメラを用いて、ターゲットカメラ画像がリファレンスカメラ画像に近づくような補正LUTを予め生成しておく必要がある。
次に、図8を用いて、色差信号描画処理を説明する。
図8は、色差信号描画処理にかかわる制御装置102の機能ブロック図である。制御装置102は、色差信号描画処理にかかわる機能部として、LUT適用部400、色差信号変換部401、色差信号描画部402を有する。LUT適用部400、色差信号変換部401および色差信号描画部402の各機能は、制御装置102におけるCPU102a、ROM102bおよびRAM102c等の協働により実現される。
第2の取得手段としてのLUT適用部400は、ターゲットカメラ画像IMG_T(第2の撮像画像)を取得する。また、第3の取得手段としてのLUT適用部400は、LUT生成部202(図2)により生成された補正LUT106を取得する。なお、上述したように、取得する補正LUT106は予め生成され外部から入力されたものであってもよい。
補正手段としてのLUT適用部400は、補正LUT106をターゲットカメラ画像IMG_Tに適用することで、LUT適用後(色合わせ後)のターゲットカメラ画像IMG_T_LUT(第3の撮像画像)を生成する。そしてLUT適用部400は、生成したターゲットカメラ画像IMG_T_LUTを色差信号変換部401へ出力する。
第1の取得手段としての色差信号変換部401は、リファレンスカメラ画像IMG_R(第1の撮像画像)を取得する。また、色差信号変換部401は、LUT適用後のターゲットカメラ画像IMG_T_LUTを取得する。
出力手段としての色差信号変換部401は、式3を用いて、カメラ画像IMG_R、IMG_T_LUTのフォーマットを、RGBフォーマットからYCbCrフォーマットに変換して、色差信号として出力する。ここで、RGBtoYCbCr変換マトリクスには、入力された色規格(BT.709等)に従って決められた値を用いればよい。
Figure 2024002174000004
すなわち、色差信号変換部401は、リファレンスカメラ画像IMG_Rの色差信号として、色差信号VEC_INFO_Rを出力すると共に、ターゲットカメラ画像IMG_T_LUTの色差信号として、色差信号VEC_INFO_Tを出力する。
色差信号描画部402は、色差信号変換部401から色差信号VEC_INFO_R、VEC_INFO_Tを取得する。さらに色差信号描画部402は、位置情報POSITION_R、POSITION_Tを取得する。
ここで、位置情報POSITION_R、POSITION_Tは、LUT生成処理におけるカラーパッチ位置決定部200(図2)による生成と同様の手法を用いて生成される。ここでは、位置情報POSITION_R、POSITION_Tは、改めてユーザによって指定されるとする。従って、位置情報POSITION_Rに基づいて、リファレンスカメラ画像IMG_Rから抽出領域301r、302r、303rが決定される。また、位置情報POSITION_Tに基づいて、ターゲットカメラ画像IMG_Tから抽出領域301t、302t、303tが決定される。色差信号描画処理においては、抽出領域301r、302r、303r、301t、302t、303tは、色差信号を抽出する範囲である「切り出し領域」となる。
生成手段としての色差信号描画部402は、色差信号VEC_INFO_Rから、位置情報POSITION_Rに基づいて、ベクトルスコープ画像VEC_IMG_R(第1画像)を生成する。また、色差信号描画部402は、色差信号VEC_INFO_Tから、位置情報POSITION_Tに基づいて、ベクトルスコープ画像VEC_IMG_T(第2画像)を生成する。
色差信号VEC_INFO_R、VEC_INFO_Tは、撮像画像全体の色差信号である。一方、ベクトルスコープ画像VEC_IMG_Rは、色差信号VEC_INFO_Rのうち抽出領域301r、302r、303r(パッチに対応する範囲)の色差信号のみに基づく画像である。ベクトルスコープ画像VEC_IMG_Tは、色差信号VEC_INFO_Tのうち抽出領域301t、302t、303t(パッチに対応する範囲)の色差信号のみに基づく画像である。
制御装置102(色差信号描画部402)は、ベクトルスコープ画像VEC_IMG_Rとベクトルスコープ画像VEC_IMG_Tとを、表示装置103に表示させる(図9、図10で説明する)。具体的には、制御装置102は、色差信号VEC_INFO_R、VEC_INFO_Tのうち、抽出領域外に位置する色差信号を「0」にクリップする。このような処理を行うことで、抽出領域内の色差信号のみが、撮像画像に対する色差信号として描画される一方、抽出領域外の色差信号は描画されない。
図9は、入力された撮像画像全体の色差信号を画面上に表示した例を示す図である。図10(a)、(b)はそれぞれ、ベクトルスコープ画像VEC_IMG_R、VEC_IMG_Tを画面上に表示した例を示す図である。
図9、図10(a)、(b)に示す画像は、色差信号の値(Cb、Cr)に対して、横軸をCb軸、縦軸をCr軸とし、色差信号の値を2次元上にプロットしたものである。
図10(a)、(b)に示すように、1つの画面を2つに分割するか、あるいは2つの画面を用いて、ベクトルスコープ画像VEC_IMG_R、VEC_IMG_Tが並べて表示される。カラーチャート105に含まれるカラーパッチの色をピンポイントに表示することが可能になる。従って、図10(a)の画像と図10(b)の画像とを比較することで、各パッチ色に対して色差信号をピンポイントに比較することが可能になり、ユーザが色合わせ時の色の一致度合いを確認しやすくなる。
このように、撮影画像内の切り出し領域の色差信号のみを描画して画面表示することで、2つの画像の画角が異なる場合においても、色合わせ後の色合わせ精度が分かり易くなる。
本実施の形態によれば、リファレンスカメラ画像IMG_Rのうち、カラーチャート105におけるパッチに対応する範囲(抽出領域301r~303r)の色差信号のみに基づくベクトルスコープ画像VEC_IMG_Rが生成される。また、LUT適用後(色合わせ後)のターゲットカメラ画像IMG_T_LUTのうち、パッチに対応する範囲(抽出領域301t~303t)の色差信号のみに基づくベクトルスコープ画像VEC_IMG_Tが生成される。そしてベクトルスコープ画像VEC_IMG_R、VEC_IMG_Tが並べて表示される。よって、色合わせの精度を視覚的に分かり易くすることができる。
なお、撮像画像全体の色差信号の画像(図9)と、ベクトルスコープ画像(図10(a)、(b))とを、不図示の表示モード切り換えのUIを用いて切り替えることが可能であってもよい。例えば、撮像画像全体の色差信号を表示する「全体モード」を選択した場合に図9の画像が表示され、ユーザが切り出し領域の色差信号のみを表示する「チャートモード」を選択した場合に図10(a)、(b)の画像が表示される。
なお、ベクトルスコープ画像VEC_IMG_R、VEC_IMG_Tを並べて表示することは必須でない。例えば、ベクトルスコープ画像VEC_IMG_R(図10(a))とベクトルスコープ画像VEC_IMG_T(図10(b))とを、ユーザ操作に応じて切り替えて表示してもよい。
なお、色差信号描画処理における位置情報POSITION_R、POSITION_Tは、補正LUT生成時とは異なる手法で生成されてもよい。なお、抽出領域(切り出し領域)は、各撮像画像内のパッチ画像301、302、303の一部でなくてもよく、パッチ画像301、302、303の全領域であってもよい。
なお、抽出領域301r~303rは、リファレンスカメラ画像IMG_Rに含まれるカラーチャート画像の画角比率に基づいて決定されてもよい。同様に、抽出領域301t~303tは、ターゲットカメラ画像IMG_Tに含まれるカラーチャート画像の画角比率に基づいて決定されてもよい。例えば、カラーチャートの画角比率が大きい場合は、切り出し領域を小さくし、逆にカラーチャートの画角比率が小さい場合は、切り出し領域を大きくしてもよい。言い換えると、画角比率が第1の値のときと比べて、画角比率が第1の値より大きい第2の値のときは、パッチ画像における切り出し領域を小さくする。
このようにすれば、撮影画像内に含まれるカラーチャート画像の画角が小さい場合においても、色差信号を描画する情報が増えるため、視認しやすい色差信号の生成が可能となる。なお、このほか、簡易的な手法として、カラーチャート画像の画角比率が、ある値よりも小さい場合に、描画する点を膨張させて描画することでも同様の効果が得られる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、リファレンスカメラ画像とターゲットカメラ画像のそれぞれについて、抽出領域(切り出し領域)のみの色差信号を描画して表示する例を示した。これに対し、本発明の第2の実施の形態では、リファレンスカメラ画像とターゲットカメラ画像のそれぞれの抽出領域のみの色差信号を重ねて表示する例を示す。
従って、本実施の形態では、第1の実施の形態に対し、色差信号描画処理が異なり、LUT生成処理は同じである。
図11は、色差信号描画処理にかかわる制御装置102の機能ブロック図である。制御装置102は、色差信号描画処理にかかわる機能部として、LUT適用部500、色差信号変換部501、色差信号描画部502を有する。LUT適用部500、色差信号変換部501、色差信号描画部502の基本的機能は、それぞれ、図8に示したLUT適用部400、色差信号変換部401、色差信号描画部402と同様である。ただし、色差信号描画部502は、色差信号描画部402とは異なり、さらに重畳画像VEC_IMG_RTを生成する。なお、第1の実施の形態で説明したベクトルスコープ画像VEC_IMG_R、VEC_IMG_Tが表示されることは必須でない。
重畳画像VEC_IMG_RTは、ベクトルスコープ画像VEC_IMG_Rとベクトルスコープ画像VEC_IMG_Tとを重ねた画像である。制御装置102は、重畳画像VEC_IMG_RTを表示装置103における同じ画面内に表示させる。この表示例を図12(a)~(c)で説明する。
図12(a)、(b)はそれぞれ、ベクトルスコープ画像VEC_IMG_R、VEC_IMG_Tを画面上に表示した例を示す図である。図12(c)は、重畳画像VEC_IMG_RTを画面上に表示した例を示す図である。
なお、第1の実施の形態では、カラーチャート105に含まれるカラーパッチの数を3つ(3色)としたが、図12(a)~(c)では、カラーパッチの数を20個(20色)として説明する。なお、上述のように、図12(a)、(b)に示す画面を表示することは必須でない。
色差信号描画部502は、ベクトルスコープ画像VEC_IMG_R、VEC_IMG_Tを互いに異なる色で描画する。例えば、色差信号描画部502は、ベクトルスコープ画像VEC_IMG_Rを白色で描画し、ベクトルスコープ画像VEC_IMG_Tを黒色で描画する。色の種類は限定されない。
また、図12(c)に示すように、色差信号描画部502は、一例として、ベクトルスコープ画像VEC_IMG_Tの上(上階層レイヤ)にベクトルスコープ画像VEC_IMG_Rが重なるように描画する。従って、色味のずれが少ない色に関して、両者の色差信号の表示位置が重なる部分はベクトルスコープ画像VEC_IMG_Rのみが視認される。一方、色味のずれが大きい色に関しては、両者の色差信号の表示位置が分離しているので、ずれた色が目立ち、色差信号のずれが一目で認識可能となる。例えば、図12(c)の例では、赤(R)方向、黄色(Yl)方向、及びシアン(Cy)方向にずれが多く残っていることが分かる。なお、ベクトルスコープ画像VEC_IMG_R、VEC_IMG_Tのいずれを上階層レイヤに配置するかは問わない。
ベクトルスコープ画像VEC_IMG_R、VEC_IMG_Tの各表示色をそれぞれ緑、赤とした場合、色味がずれている箇所のみが赤色で表示される。従って、一般に警告で用いられる感覚(赤色は警告を示す)と合わせることも可能である。
本実施の形態によれば、ベクトルスコープ画像VEC_IMG_R、VEC_IMG_Tを重ねた重畳画像VEC_IMG_RTが表示される。従って、色合わせの精度を視覚的に分かり易くすることに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、ベクトルスコープ画像VEC_IMG_R、VEC_IMG_Tを互いに異なる色で描画することで、色合わせの精度を一層分かり易くすることができる。
なお、色差信号描画部502は、パッチの色ごとに、ベクトルスコープ画像VEC_IMG_Rとベクトルスコープ画像VEC_IMG_Tとの一致度に応じて、これらのベクトルスコープ画像を描画する際の色を決定してもよい。
例えば、色差信号描画部502は、ベクトルスコープ画像VEC_IMG_Rの描画色を一律に所定色(例えば、白色)と決定する。色差信号描画部502は、ベクトルスコープ画像VEC_IMG_R、VEC_IMG_T間で、パッチの色のうち一致度が所定以上に高い色については、ベクトルスコープ画像VEC_IMG_Tの描画色を「緑」と決定する。色差信号描画部502は、一致度が所定より低い色については、ベクトルスコープ画像VEC_IMG_Tの描画色を「赤」と決定する。
このようにすることで、色の一致度を一目で認識することが可能になる。なお、色の一致度は、リファレンスカメラ画像とターゲットカメラ画像の画像を用いて、一般的な指標(例えばCIE2000)を用いて算出すればよい。なお、ベクトルスコープ画像VEC_IMG_Rの描画色も、上記一致度に応じて結成してもよい。
なお、このほか、ベクトルスコープ画像VEC_IMG_R、VEC_IMG_T間で、色差信号が重なった領域を、ベクトルスコープ画像VEC_IMG_R、VEC_IMG_Tの個々の描画色とは別の色で描画・表示してもよい。例えば、ベクトルスコープ画像VEC_IMG_R、VEC_IMG_Tの描画色がそれぞれ「緑」、「赤」であるとした場合において、色差信号が重なった領域を「黄色」で表示してもよい。このようにすることで、色味がどの方向にずれているのかを一目で認識することが可能になる。
なお、このほか、色差信号描画部502は、リファレンスカメラ画像IMG_Rの色差信号VEC_INFO_Rと、補正LUT適用前のターゲットカメラ画像IMG_Tの色差信号とを重ねた他の重畳画像を生成してもよい。そして制御装置102は、重畳画像VEC_IMG_RTと上記他の重畳画像とを切り換えて表示してもよい。例えば、ユーザ指示に応じて、両重畳画像を切り換えて表示することで、ユーザは、補正LUT適用前後の色の合致状態を一目で確認することが容易となる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態では、色ごとの色差信号VEC_INFO_Rの目標位置を示す画像を色差信号VEC_INFO_Rに重ねた重畳画像を生成する。本実施の形態におけるその他の構成は、第2の実施の形態と同様である。
図13(a)、(b)はそれぞれ、ベクトルスコープ画像VEC_IMG_R、VEC_IMG_Tを画面上に表示した例を示す図である。図13(c)は、目標矩形K1を画面上に表示した例を示す図である。図13(d)は、ベクトルスコープ画像VEC_IMG_Tに目標矩形K1を重ねた重畳画像を画面上に表示した例を示す図である。
図13(a)、(b)に示す画面は図12(a)、(b)に示すものと同様である。なお、図13(a)、(b)、(c)に示す画面を表示することは必須でない。
ここで、目標矩形K1は、色差信号VEC_INFO_Rの目標位置を色ごとに示す画像の一例である。具体的には、目標矩形K1は、各目標位置を基準とする所定範囲を示す枠である。なお、ここでいう所定範囲は固定範囲でもよい。目標矩形K1は全色に対応して設けてもよいが、本実施の形態では、一部の所定色に対応するものだけ表示する。例えば、パッチ色のうち、赤(R)、緑(G)、青(B)、シアン(Cy)、マゼンタ(Mg)、黄色(Yl)の色味の色に対応する目標位置を示す目標矩形K1を設ける。
図13(b)に示す画像に図13(c)に示す画像を重畳することで、図13(d)に示す重畳画像が生成される。図13(d)から分かるように、色味のずれが大きな色ほど、ベクトルスコープ画像VEC_IMG_Tが目標矩形K1から離れて配置される。従って、色差信号のずれを一目で視認容易となる。図13(d)に示す例では、赤(R)方向、黄色(Yl)方向、およびシアン(Cy)方向に大きなずれが生じていることが分かる。
本実施の形態によれば、色ごとの色差信号VEC_INFO_Rの目標位置を示す画像である目標矩形K1を色差信号VEC_INFO_Rに重ねた重畳画像が生成・表示される。従って、色合わせの精度を視覚的に分かり易くすることに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。特に、色差信号のずれを一目で視認することができる。
なお、目標矩形K1は矩形としたが、上記目標位置を示す画像の形状は、上記目標位置を視認可能にする形状であればよく、矩形に限定されない。例えば、円形や、三角形、菱型等の任意の図形を採用してもよい。また、上記目標位置を示す画像は中央位置を基準とすることも必須でない。
また、目標矩形K1の範囲(上記目標位置を示す画像の範囲)は、人の眼で違いを認識できる限界の範囲に基づき決定されてもよい。例えば、目標矩形K1等の画像サイズを人の目の視認能力に応じて決めることもできる。具体的には、目標位置の中央値座標に対して、人が色味の違いを視認できない範囲を画像の範囲として決定してもよい。このようにすることで、ユーザが許容できる色のずれを一目で確認することができる。人が色味の違いを視認できない範囲については、CIE2000に基づいて決定することができる。
なお、赤(R)、緑(G)、青(B)、シアン(Cy)、マゼンタ(Mg)、黄色(Yl)の6色に対して目標位置を表示する例を示したが、他の表示方法を採用してもよい。例えば、描画するCb軸とCr軸で分けられる4象限に1つずつ、ベクトルスコープ画像VEC_IMG_Tと目標矩形K1との色のペアを表示させてもよい。このようにすることで、色が重なることなく目標位置からのずれを視認容易となる。さらに、確認したい色をユーザが指定しながら表示を切り換えることで、すべての色に対して目標位置からのずれを確認することが可能になる。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態では、複数のパッチ色のうち一部の色に対応する色差信号の表示を制限する(表示しないようにする)。その他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
図14(a)、(b)は、20色のパッチに対応するベクトルスコープ画像VEC_IMG_Rの概念図である。図14(b)では、20色のパッチのうち、表示する色に対応する色差信号を白色で示し、20色のパッチのうち、表示しない色差信号を黒色で示している。
図14(c)は、一部の色に対応する色差信号の表示を制限したベクトルスコープ画像VEC_IMG_Rを画面上に表示した例を示す図である。なお、図14(a)~(c)で示した生成や表示は、代表してベクトルスコープ画像VEC_IMG_Rについて示しているが、ベクトルスコープ画像VEC_IMG_Tについても同様に適用される。
パッチ色の数が多く、且つ、パッチに対応する色差信号が近い場合に、描画領域が重なりやすく、色の対応を判別しにくくなる場合がある。そこで、このような場合に、色差信号を描画する色数を制限する。
図14(b)に示すようにパッチの色数20色のうち8色(黒丸)を削減し、12色(白丸)を表示するよう色数を制限すると、図14(c)に示す画面となる。このような処理を行うことで、重要な色に関して色味のずれを把握しやすくなる。図14(c)に示すベクトルスコープ画像VEC_IMG_Rと同様に、ベクトルスコープ画像VEC_IMG_Tについても色数を制限して生成される(図示せず)。
色数を制限する基準としては次のようなものが考えられる。
まず、色差信号描画部402は、パッチの色のうち色差信号が閾値以上に近い色が複数ある場合は、これら複数の色のうち少なくとも1つの色を除外して、ベクトルスコープ画像VEC_IMG_R、VEC_IMG_Tを生成する。
例えば、色差信号描画部402は、パッチの色のうち色差信号が閾値以上に近い色が複数ある場合は、彩度が最も高い色を除外することなくベクトルスコープ画像VEC_IMG_R、VEC_IMG_Tを生成してもよい。すなわち、ベクトルスコープ画像を生成する際、彩度を優先し、彩度の最も低い色の色差信号を、除外する色に含めるか、または彩度の最も高い色以外の色の色差信号を除外してもよい。
あるいは、色差信号描画部402は、パッチの色のうち色差信号が閾値以上に近い色が複数ある場合は、パッチの色のうち色味のずれが最も大きい色を除外することなくベクトルスコープ画像VEC_IMG_R、VEC_IMG_Tを生成してもよい。すなわち、ベクトルスコープ画像を生成する際、色味のずれを優先し、色味のずれの最も低い色の色差信号を、除外する色に含めるか、または色味のずれの最も高い色以外の色の色差信号を除外してもよい。
このほか、色差信号が近い色をある一色に置き換えてもよい。または、ユーザが選択した箇所の色数を制限してもよい。
なお、上記各実施の形態において、色差信号のみに基づく第1画像、第2画像として、ベクトルスコープ画像を例示したが、これに限定されない。例えば、波形等の画像であってもよい。
本実施の形態によれば、色合わせの精度を視覚的に分かり易くすることに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。特に、複数のパッチ色のうち一部の色に対応する色差信号の表示を行わないことで、色合わせの精度を一層わかりやすくすることができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
本発明は、上記した実施形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワークや非一過性の記憶媒体を介してシステムや装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータの1以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。以上のプログラムおよび以上のプログラムを記憶する記憶媒体は、本発明を構成する。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本実施形態の開示は、以下の構成(および方法、プログラム)を含む。
(構成1) パッチを含む色合わせ用のカラーチャートを、基準となる第1の撮像装置により撮像した第1の撮像画像を取得する第1の取得手段と、
前記カラーチャートを、補正対象となる第2の撮像装置により撮像した第2の撮像画像を取得する第2の取得手段と、
色合わせ用の補正情報を取得する第3の取得手段と、
前記第2の取得手段により取得された前記第2の撮像画像に前記第3の取得手段により取得された前記補正情報を適用することで第3の撮像画像を生成する補正手段と、
前記第1の取得手段により取得された前記第1の撮像画像の色差信号および前記補正手段により生成された前記第3の撮像画像の色差信号を出力する出力手段と、
前記出力手段により出力された前記第1の撮像画像の色差信号のうち前記カラーチャートにおける前記パッチに対応する範囲の色差信号のみに基づく第1画像と、前記出力手段により出力された前記第3の撮像画像の色差信号のうち前記パッチに対応する範囲の色差信号のみに基づく第2画像とを生成する生成手段と、を有することを特徴とする色調整装置。
(構成2) 前記生成手段は、前記第1画像と前記第2画像とを重ねた重畳画像を生成することを特徴とする構成1に記載の色調整装置。
(構成3) 前記生成手段は、前記第2画像の上に前記第1画像を重ねることで前記重畳画像を生成することを特徴とする構成2に記載の色調整装置。
(構成4) 前記生成手段は、前記第1画像と前記第2画像とを異なる色で描画することを特徴とする構成2または3に記載の色調整装置。
(構成5) 前記生成手段は、前記パッチの色ごとに、前記第1画像と前記第2画像との一致度に応じて、前記第1画像と前記第2画像とを描画する際の色を決定することを特徴とする構成2または3に記載の色調整装置。
(構成6) 前記生成手段は、色ごとの前記第1画像の目標位置を示す画像を前記第2画像に重ねた重畳画像を生成することを特徴とする構成1に記載の色調整装置。
(構成7) 前記目標位置を示す画像は、前記目標位置を基準とする所定範囲を示す画像であることを特徴とする構成6に記載の色調整装置。
(構成8) 前記生成手段は、前記第1画像および前記第2画像を生成する際、前記パッチの色のうち色差信号が閾値以上に近い色が複数ある場合は、これら複数の色のうち少なくとも1つの色を除外して前記第1画像および前記第2画像を生成することを特徴とする構成1に記載の色調整装置。
(構成9) 前記生成手段は、前記パッチの色のうち色差信号が前記閾値以上に近い色が複数ある場合は、彩度が最も高い色を除外することなく前記第1画像および前記第2画像を生成することを特徴とする構成8に記載の色調整装置。
(構成10) 前記生成手段は、前記パッチの色のうち色差信号が前記閾値以上に近い色が複数ある場合は、前記パッチの色のうち色味のずれが最も大きい色を除外することなく前記第1画像および前記第2画像を生成することを特徴とする構成8に記載の色調整装置。
(構成11) 前記生成手段は、前記第1画像および前記第2画像を画面表示することを特徴とする構成1に記載の色調整装置。
(構成12) 前記補正情報は、前記カラーチャートを前記第1の撮像装置により撮像した画像と前記カラーチャートを前記第2の撮像装置により撮像した画像とに基づいて生成された情報であることを特徴とする構成1乃至11のいずれか1項に記載の色調整装置。
(構成13) 前記補正情報は、前記第2の撮像装置により撮像された画像の色を前記第1の撮像装置により撮像された画像の色に近づけるためのルックアップテーブルであることを特徴とする構成1乃至12のいずれか1項に記載の色調整装置。
(構成14) 前記第1画像を生成する際の前記パッチに対応する範囲および前記第2画像を生成する際の前記パッチに対応する範囲は、ユーザによって決定されることを特徴とする構成1乃至13のいずれか1項に記載の色調整装置。
(構成15) 前記第1画像を生成する際の前記パッチに対応する範囲は、前記第1の撮像画像に含まれる前記カラーチャートの画角比率に基づいて決定され、前記第2画像を生成する際の前記パッチに対応する範囲は、前記第2の撮像画像に含まれる前記カラーチャートの画角比率に基づいて決定されることを特徴とする構成1乃至14のいずれか1項に記載の色調整装置。
(方法1) パッチを含む色合わせ用のカラーチャートを、基準となる第1の撮像装置により撮像した第1の撮像画像を取得する第1の取得ステップと、
前記カラーチャートを、補正対象となる第2の撮像装置により撮像した第2の撮像画像を取得する第2の取得ステップと、
色合わせ用の補正情報を取得する第3の取得ステップと、
前記第2の取得ステップにより取得された前記第2の撮像画像に前記第3の取得ステップにより取得された前記補正情報を適用することで第3の撮像画像を生成する補正ステップと、
前記第1の取得ステップにより取得された前記第1の撮像画像の色差信号および前記補正ステップにより生成された前記第3の撮像画像の色差信号を出力する出力ステップと、
前記出力ステップにより出力された前記第1の撮像画像の色差信号のうち前記カラーチャートにおける前記パッチに対応する範囲の色差信号のみに基づく第1画像と、前記出力ステップにより出力された前記第3の撮像画像の色差信号のうち前記パッチに対応する範囲の色差信号のみに基づく第2画像とを生成する生成ステップと、を有することを特徴とする色調整方法。
(プログラム1) コンピュータを、構成1乃至15のいずれか1項に記載の色調整装置の各手段として機能させる、コンピュータによる実行が可能なプログラム。
100、101 撮像装置
301r~303r、301t~303t 抽出領域
400、500 LUT適用部
401、501 色差信号変換部
402、502 色差信号描画部
IMG_R、IMG_T、IMG_T_LUT カメラ画像
VEC_INFO_R、VEC_INFO_T 色差信号
VEC_IMG_R、VEC_IMG_T ベクトルスコープ画像

Claims (17)

  1. パッチを含む色合わせ用のカラーチャートを、基準となる第1の撮像装置により撮像した第1の撮像画像を取得する第1の取得手段と、
    前記カラーチャートを、補正対象となる第2の撮像装置により撮像した第2の撮像画像を取得する第2の取得手段と、
    色合わせ用の補正情報を取得する第3の取得手段と、
    前記第2の取得手段により取得された前記第2の撮像画像に前記第3の取得手段により取得された前記補正情報を適用することで第3の撮像画像を生成する補正手段と、
    前記第1の取得手段により取得された前記第1の撮像画像の色差信号および前記補正手段により生成された前記第3の撮像画像の色差信号を出力する出力手段と、
    前記出力手段により出力された前記第1の撮像画像の色差信号のうち前記カラーチャートにおける前記パッチに対応する範囲の色差信号のみに基づく第1画像と、前記出力手段により出力された前記第3の撮像画像の色差信号のうち前記パッチに対応する範囲の色差信号のみに基づく第2画像とを生成する生成手段と、を有することを特徴とする色調整装置。
  2. 前記生成手段は、前記第1画像と前記第2画像とを重ねた重畳画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の色調整装置。
  3. 前記生成手段は、前記第2画像の上に前記第1画像を重ねることで前記重畳画像を生成することを特徴とする請求項2に記載の色調整装置。
  4. 前記生成手段は、前記第1画像と前記第2画像とを異なる色で描画することを特徴とする請求項2に記載の色調整装置。
  5. 前記生成手段は、前記パッチの色ごとに、前記第1画像と前記第2画像との一致度に応じて、前記第1画像と前記第2画像とを描画する際の色を決定することを特徴とする請求項2に記載の色調整装置。
  6. 前記生成手段は、色ごとの前記第1画像の目標位置を示す画像を前記第2画像に重ねた重畳画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の色調整装置。
  7. 前記目標位置を示す画像は、前記目標位置を基準とする所定範囲を示す画像であることを特徴とする請求項6に記載の色調整装置。
  8. 前記生成手段は、前記第1画像および前記第2画像を生成する際、前記パッチの色のうち色差信号が閾値以上に近い色が複数ある場合は、これら複数の色のうち少なくとも1つの色を除外して前記第1画像および前記第2画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の色調整装置。
  9. 前記生成手段は、前記パッチの色のうち色差信号が前記閾値以上に近い色が複数ある場合は、彩度が最も高い色を除外することなく前記第1画像および前記第2画像を生成することを特徴とする請求項8に記載の色調整装置。
  10. 前記生成手段は、前記パッチの色のうち色差信号が前記閾値以上に近い色が複数ある場合は、前記パッチの色のうち色味のずれが最も大きい色を除外することなく前記第1画像および前記第2画像を生成することを特徴とする請求項8に記載の色調整装置。
  11. 前記生成手段は、前記第1画像および前記第2画像を画面表示することを特徴とする請求項1に記載の色調整装置。
  12. 前記補正情報は、前記カラーチャートを前記第1の撮像装置により撮像した画像と前記カラーチャートを前記第2の撮像装置により撮像した画像とに基づいて生成された情報であることを特徴とする請求項1に記載の色調整装置。
  13. 前記補正情報は、前記第2の撮像装置により撮像された画像の色を前記第1の撮像装置により撮像された画像の色に近づけるためのルックアップテーブルであることを特徴とする請求項1に記載の色調整装置。
  14. 前記第1画像を生成する際の前記パッチに対応する範囲および前記第2画像を生成する際の前記パッチに対応する範囲は、ユーザによって決定されることを特徴とする請求項1に記載の色調整装置。
  15. 前記第1画像を生成する際の前記パッチに対応する範囲は、前記第1の撮像画像に含まれる前記カラーチャートの画角比率に基づいて決定され、前記第2画像を生成する際の前記パッチに対応する範囲は、前記第2の撮像画像に含まれる前記カラーチャートの画角比率に基づいて決定されることを特徴とする請求項1に記載の色調整装置。
  16. パッチを含む色合わせ用のカラーチャートを、基準となる第1の撮像装置により撮像した第1の撮像画像を取得する第1の取得ステップと、
    前記カラーチャートを、補正対象となる第2の撮像装置により撮像した第2の撮像画像を取得する第2の取得ステップと、
    色合わせ用の補正情報を取得する第3の取得ステップと、
    前記第2の取得ステップにより取得された前記第2の撮像画像に前記第3の取得ステップにより取得された前記補正情報を適用することで第3の撮像画像を生成する補正ステップと、
    前記第1の取得ステップにより取得された前記第1の撮像画像の色差信号および前記補正ステップにより生成された前記第3の撮像画像の色差信号を出力する出力ステップと、
    前記出力ステップにより出力された前記第1の撮像画像の色差信号のうち前記カラーチャートにおける前記パッチに対応する範囲の色差信号のみに基づく第1画像と、前記出力ステップにより出力された前記第3の撮像画像の色差信号のうち前記パッチに対応する範囲の色差信号のみに基づく第2画像とを生成する生成ステップと、を有することを特徴とする色調整方法。
  17. コンピュータを、請求項1乃至15のいずれか1項に記載の色調整装置の各手段として機能させる、コンピュータによる実行が可能なプログラム。
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