JP2024002033A - メモパッド、及びメモパッドの使用方法 - Google Patents

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裕一 高野
Yuichi Takano
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【課題】狭い作業スペースでも安定して手書きのメモをとることが可能なメモパッドを提供する。【解決手段】メモパッド1は、複数枚のメモ用紙2Aが積層し枚葉毎に剥離可能に綴じたメモ帳2と、一方の面に上記メモ帳2が貼り付けられた台紙3と、を備え、上記台紙3は、平面視で、上記メモ帳2の位置よりも張り出した張り出し部3aを有し、上記張り出し部3aの張り出し量Hが、20mm以上50mm以下である。【選択図】 図1

Description

本発明は、メモ用紙を有するメモパッド、及びそのメモパッドの使用方法に関する技術である。本発明は、特に、携帯可能なパソコンであるノートパソコンと共に使用することが可能なメモパッドに関する。なお、ノートパソコンとは、携帯可能なパソコンを指す。
パソコンとの共に使用可能なメモパッドとしては、例えば特許文献1や特許文献2に記載のものがある。
特許文献1に記載のメモパッドは、メモ帳を兼ねたマウスパッドである。特許文献1に記載のメモパッドでは、メモ用紙を複数枚積み重ね、周囲4辺のうち、隣り合う2辺だけを剥離可能に糊で綴じている。これによって、マウスの使用で目メモ紙がめくれ上がったり、剥がれたりしないようになっている。
特許文献2のメモパッドは、B3版以上の大型の紙片を多数重ね、1辺が接着されて構成されている。特許文献2には、メモパッドがマウスパッドの機能があることが記載されている。
特開2002-132443号公報 実用新案登録第3150426号公報
卓上でノートパソコンを使用して作業をする場合、作業環境に、手書きのメモをとるスペースが少ない場合が多い。
特に、近年の働き方の多様化により仕事をする環境が多岐にわたり、職場だけでなく、自宅、レンタルスペース、サテライトオフィス、カフェなどの場所で仕事を行うことも想定される。このため、使用可能な作業スペースが狭い場合も想定され、そのような環境でも、安定して手書きメモをとることが出来ることが求められる。
特許文献1,2に記載のメモパッドは、パソコンと共に使用することを想定しているが、デスクトップパソコンのような、作業スペースを比較的大きく確保出来る場合に向いている。すなわち、特許文献1,2に記載のメモパッドは、携帯してきたノートパソコンを使用して仕事を行うような狭いスペースでの、手書きのメモをとる際には向いていない。
本発明は、上記のような点に着目してなされたもので、狭い作業スペースでも安定して手書きのメモをとることが可能なメモパッドを提供することを目的としている。
課題解決のために、本発明の一態様は、複数枚のメモ用紙が積層し枚葉毎に剥離可能に綴じたメモ帳と、一方の面に上記メモ帳が貼り付けられた台紙と、を備え、上記台紙は、平面視で、上記メモ帳の位置よりも張り出した張り出し部を有し、上記張り出し部の張り出し量が、20mm以上50mm以下である、ことを要旨とする。
本発明の態様のメモパッドによれば、例えば、載置するノートパソコンの底側に張り出し部を差し込むことで、メモパッドが安定して保持されることから、狭い作業スペースでも安定して手書きのメモをとることが可能となる。
特に、メモパッドを横長の形状とし、張り出し部の張り出し方向の辺が短辺となっている場合には、メモパッドが占めるスペースを小さくすることも可能である。
本発明に基づく実施形態に係るメモパッドを示す平面図である。 メモパッドを短辺側から見た側面図である。 メモ用紙の例を示す平面図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(構成)
本実施形態のメモパッド1は、図1及び図2に示すように、台紙3と、台紙3の上面に貼り付けられたメモ帳2とを備える。
<メモ帳2>
メモ帳2は、図2のように、複数枚のメモ用紙2Aが積層し枚葉毎に剥離可能に綴じられて構成される。
本実施形態の各メモ用紙2Aは同一形状である。各メモ用紙2Aの形状は、長方形形状となっている。各メモ用紙2Aの形状は、長方形形状でなくてもよい。
本実施形態では、周囲4辺のうち、2つの長辺のうちの一方の長辺側の辺部と2つの短片のうちの一方の短辺の辺部とが糊付けされることで、綴じられている。本実施形態では、図3に示すように、2つの長辺のうち手前から離れた側(張り出し部3a側)の長辺と、右側の短辺の辺部が糊付けされる糊付け部2Aa、2Abとなっている。この結果、本実施形態では、各メモ用紙2Aを右手にて剥がしやすくなっている。
本実施形態のメモ用紙2Aは、例えば、長辺L2の長さに対する短辺L1の長さの比である縦長比(L1/L2)が、0.2以上0.4以下である。メモ用紙2Aのとしては、例えば、B5用紙の半分のサイズや、A4用紙の半分のサイズがより好ましい。
メモ用紙2Aには、図3に示すように、例えば、記入の領域AR2に罫線が引かれていると共に、下部の領域AR1などに、カレンダー等が表示されている。罫線が引かれていることで、メモ用紙2Aをマウスパッドとして使用可能となっている。
<台紙3>
平面視において、台紙3の寸法は、メモ帳2の寸法よりも大きい。そして、図1及び図2のように、台紙3に対し、メモ帳2を片側に偏心させて配置することで、台紙3は、平面視で、メモ帳2の位置よりも張り出した張り出し部3aを有する。張り出し部3aの張り出し量H(メモ帳2位置からの前方への張り出し量)が、20mm以上50mm以下となっている。張り出し量Hが多すぎると、張り出し部3aが折れ易くなったり、また必要以上に台紙3、つまりメモパッド1が大きくなって、メモパッド1の占めるスペースの省スペース化を図る点で好ましくない。好ましい張り出し量Hは、例えば、25mm以上35mm以下である。
張り出し部3aは、メモ帳2に対し一方向に向けて張り出すように形成されている。
台紙3のうち、張り出し部3aの部分だけメモ帳よりも横の長さが短くても良い。
張り出し部3aの表面には、個人名や会社名(名入れ)が施されていたり、広告や格言などが表示されていても良い。このような表示を考慮した場合、張り出し量Hは、例えば、20mm以上が好ましい。また、名入れスペースを確保する観点から、張り出し量Hは、メモ帳2の短辺の長さL1の1/4以上が好ましい。
本実施形態の台紙3の形状は、長方形形状となっている。台紙3の形状は、長方形形状でなくても良い。
本実施形態では、例えば、台紙3の張り出し部3aをノートパソコン11などの下に差し込むことで(図2参照)、メモパッド1を安定させることを想定している。このために、台紙3は、ある程度の厚みや強度があることが好ましい。ただし、あまり台紙3が厚すぎると、ノートパソコン11の前側が差し込んだ台紙3の厚みで必要以上に持ち上がってしまい、パソコン作業に悪影響がでる。この観点から、台紙3の厚さは、例えば、0.1mm以上0.5mm以下の範囲が好ましい。
また、台紙3は、例えば、厚紙や樹脂プレートなどの所定の剛性を有する材料から構成する。使用する厚紙は、例えば、卓上カレンダーで使用される台紙3と同様なものを使用する。
台紙3の左右の長さ(長辺の長さ)は、対象とするノートパソコン11の左右幅に近似した長さが好ましい。A4の長辺は297mmであり、A5の長辺の長さは210mm、B5の長辺は257mmであるので、台紙3の左右の長さは、例えば、210mm以上290mm以下とする。台紙3の左右の長さは、対象とするノートパソコン11(モバイルPCを含む)の左右の長さよりも若干短めが好ましい。
図1のように、張り出し部3aの左右の角部は面取りされていて、張り出し部3aをノートパソコン11の下に差し込む際に、角が折れないようにしている。面取り形状は、例えばアール形状である。
<台紙3とメモ帳2の配置関係>
メモ帳2は、図1に示すように、例えば、当該メモ帳2の長辺が台紙3の長辺と平行で且つ台紙3の一方の長辺側に偏った状態で台紙3に配置されて、台紙3の他方の長辺側の領域が張り出し部3aを構成する。
張り出し量Hは、メモ帳2の短辺の長さL1の1/4以上1/2以下が好ましい。例えば、メモ帳2の短辺の長さL1が90mmであれば、張り出し量Hは、22.5mm~45mmが好ましい範囲となる。
すなわち、張り出し量Hは、20mm以上50mm以下の範囲で、且つ、メモ帳2の短辺の長さL1の1/4以上1/2以下が好ましい。メモ帳2の短辺の長さL1よりも張り出し量Hが大きすぎる場合、メモパッド1の大きさに比べて、手書きのメモ機能の範囲が小さくなってしまう。
本実施形態では、図1及び図2のように、台紙3の手前側の長辺の端面と、メモ帳2の手前側の長辺の端面とが面一となるように設定されている。
メモ帳2の長辺と台紙3の長辺とは、同じ若しくは略同じ長さとなっている。図1では、台紙3の左右位置が、それぞれメモ帳2よりも1mmだけ長くなっている場合を例示している。
(使用例その他)
本実施形態のメモパッド1は、図2に示すように、台紙3の長辺側に形成された張り出し部3aを、ノートパソコン11が載置される載置面10と、当該ノートパソコン11の底面との間に差し込んだ状態として、当該メモ帳2を使用する。張り出し部3aは、差し込み部を構成する。これによって、メモパッド1がノートパソコン11に押さえられて安定化する。
またこの状態では、メモパッド1は、ノートパソコン11の前側にメモ帳2の短辺の長さL1だけ手前に張り出した状態となる。この結果、作業時にメモパッド1が占めるスペースを少なくすることが出来る。すなわち、本実施形態のメモパッド1では、ノートパソコン11の手前側にメモ帳2の短辺分だけ大きくなった状態で作業することになる。パソコン操作を考慮すると、メモ帳2の短辺は10mm以下が好ましい。また、手書きメモの記載エリアと考えると、メモ帳2の短辺は5mm以上が好ましい。
また、ノートパソコン11の手前にメモ帳2が配置されることで、手書きのメモが取りやすくなると共に、メモ帳2の上面をマウスパッドとして使用しやすくなる。なお、メモ帳2の上面をマウスパッドとして使用しても、ノートパソコン11で台紙3が押さえられていることから、メモ帳2の上をマススが移動しても、メモ帳2が移動し難くなっている。また、2辺が糊付け部2Aa、2Abとなっているので、最上部のメモ用紙2Aが、マウスの移動でめくれにくくなっている。
(その他)
本開示は、次の構成も取り得る。
(1)複数枚のメモ用紙が積層し枚葉毎に剥離可能に綴じたメモ帳と、一方の面に上記メモ帳が貼り付けられた台紙と、を備え、
上記台紙は、平面視で、上記メモ帳の位置よりも張り出した張り出し部を有し、上記張り出し部の張り出し量が、20mm以上50mm以下である、メモパッド。
(2)上記台紙及び上記メモ帳は共に、長方形形状若しくは略長方形形状であり、
上記メモ帳は、当該メモ帳の長辺が上記台紙の長辺と平行で且つ上記台紙の一方の長辺側に偏った状態で、上記台紙に配置されて、上記台紙の他方の長辺側の領域が上記張り出し部を構成し、
上記張り出し量は、上記メモ帳の短辺の長さの1/4以上1/2以下である。
(3)隣り合うメモ用紙同士は、周囲4辺のうち隣り合う2つの辺の辺部が糊付けされることで、綴じられている。
(4)上記メモ用紙は、長辺の長さに対する短辺の長さの比である縦長比が、0.2以上0.4以下である。
(5)上記台紙は、上記張り出し部の左右の角部が面取りされている。
(6)ノートパソコンと共に使用されるメモパッドであって、
上記ノートパソコンが載置される載置面と、当該ノートパソコンの底面との間に差し込まれる差し込み部を有し、上記張り出し部
が上記差し込み部を構成する。
(7)本開示のメモパッドの使用方法であって、
ノートパソコンと共に使用され、
上記ノートパソコンが載置される載置面と、当該ノートパソコンの底面との間に、上記張り出す部を差し込んだ状態でメモパッドを使用する。
(8)上記メモ用紙には罫線が引かれており、
上記メモ用紙をマウスパッドとしても使用する。
1 メモパッド
2 メモ帳
2A メモ用紙
2Aa、2Ab 糊付け部
3 台紙
3a 張り出し部
10 載置面
11 ノートパソコン
H 張り出し量

Claims (8)

  1. 複数枚のメモ用紙が積層し枚葉毎に剥離可能に綴じたメモ帳と、一方の面に上記メモ帳が貼り付けられた台紙と、を備え、
    上記台紙は、平面視で、上記メモ帳の位置よりも張り出した張り出し部を有し、上記張り出し部の張り出し量が、20mm以上50mm以下である、
    ことを特徴とするメモパッド。
  2. 上記台紙及び上記メモ帳は共に、長方形形状若しくは略長方形形状であり、
    上記メモ帳は、当該メモ帳の長辺が上記台紙の長辺と平行で且つ上記台紙の一方の長辺側に偏った状態で、上記台紙に配置されて、上記台紙の他方の長辺側の領域が上記張り出し部を構成し、
    上記張り出し量は、上記メモ帳の短辺の長さの1/4以上1/2以下である、
    ことを特徴とする請求項1に記載したメモパッド。
  3. 隣り合うメモ用紙同士は、周囲4辺のうち隣り合う2つの辺の辺部が糊付けされることで、綴じられている、
    ことを特徴とする請求項2に記載したメモパッド。
  4. 上記メモ用紙は、長辺の長さに対する短辺の長さの比である縦長比が、0.2以上0.4以下である、
    ことを特徴とする請求項2に記載したメモパッド。
  5. 上記台紙は、上記張り出し部の左右の角部が面取りされている、
    ことを特徴とする請求項2に記載したメモパッド。
  6. ノートパソコンと共に使用されるメモパッドであって、
    上記ノートパソコンが載置される載置面と、当該ノートパソコンの底面との間に差し込まれる差し込み部を有し、上記張り出し部が上記差し込み部を構成する、
    ことを特徴とする請求項1~請求項5のいずれか1項に記載したメモパッド。
  7. 上記請求項1~請求項5のいずれか1項に記載したメモパッドの使用方法であって、
    ノートパソコンと共に使用され、
    上記ノートパソコンが載置される載置面と、当該ノートパソコンの底面との間に、上記張り出す部を差し込んだ状態でメモパッドを使用する、
    ことを特徴とするメモパッドの使用方法。
  8. 上記メモ用紙には罫線が引かれており、
    上記メモ用紙をマウスパッドとしても使用する、
    ことを特徴とする請求項7に記載したメモパッドの使用方法。

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