JP2024000889A - 区画部材、区画部材ユニット及び冷暖房システム - Google Patents

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Abstract

【課題】大型化を抑制しつつ熱伝達効率に優れる区画部材、区画部材ユニット及び冷暖房システムを提供する。【解決手段】区画部材1は、冷暖房対象空間Rに面して配置される第1のパネル11と、第1のパネル11に対して間隔を空けて設けられた第2のパネル12と、第1のパネル11と第2のパネル12との間を第1の空間と第2の空間とに仕切る中間パネル14と、温度調節済気体Aを第2の空間に導く気体導入構造体41と、第2の空間に供給された温度調節済気体Aを第1の空間に噴流として吐出する噴流ノズル30と、を備える。区画部材ユニットは、区画部材1を複数備え、流入ボックス41は、複数の区画部材1のそれぞれの第2の空間に温度調節済気体Aを同時に供給する。冷暖房システムは、区画部材1と、温度調節済気体Aを生成する温度調節機器とを備える。【選択図】図1

Description

本開示は区画部材、区画部材ユニット及び冷暖房システムに関し、特に輻射による冷暖房に好適な区画部材、区画部材ユニット及び冷暖房システムに関する。
近年、省エネルギーと快適性とを両立する冷暖房方式として、輻射熱で冷暖房を行う輻射冷暖房システムが注目されている。輻射冷暖房システムは、区画部材(天井面、床面、壁面等)の一面又は複数面を、冷房時は冷やし暖房時は暖めて、冷却又は加熱した区画部材からの輻射熱により冷暖房室の冷暖房を行うシステムである。輻射熱による冷暖房は、室内に極端な温度ムラが生じないため快適であると共に、区画部材を冷却又は加熱するのに必要な熱量がいわゆる対流方式の冷暖房システムに比べて少ない。このため、輻射冷暖房システムは、より省エネルギーなシステムといえる。
輻射冷暖房システムを構成する仕切パネルとして、冷熱又は温熱を輻射する表面板と、表面板の両側に設けられたフレームと、両フレーム間を表面板に沿って熱媒体が流れる流路を形成する連通流路形成部材と、表面板から離れた裏面板とを備えるものがある。この仕切パネルでは、連通流路を流れる熱媒体が表面板に伝達した冷熱又は温熱が表面板から輻射されて顕熱を処理し、連通流路を流れた熱媒体は表面板と裏面板との間の空間を通って上端から外部に流出する(例えば、特許文献1参照。)。
特開2011-252375号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載された仕切パネルは、表面板と裏面板との間の空間に、連通流路と、熱媒体が出口の開口に向かう隙間とが形成されるため、比較的大型化する傾向にあった。
本開示は上述の課題に鑑み、大型化を抑制しつつ熱伝達効率に優れる区画部材、区画部材ユニット及び冷暖房システムを提供することに関する。
本開示の第1の態様に係る区画部材は、冷房又は暖房の対象となる空間を区画する区画部材であって、前記空間に面して配置される第1のパネルと、前記第1のパネルに対して間隔を空けて設けられた第2のパネルと、前記第1のパネルと前記第2のパネルとの間に配置された中間パネルであって、前記第1のパネルと前記第2のパネルとの間の空間を、前記第1のパネルの側の第1の空間と、前記第2のパネルの側の第2の空間と、に仕切る中間パネルと、温度が調節された気体である温度調節済気体を、前記第2の空間に導く気体導入構造体と、前記第1の空間と前記第2の空間とにまたがって配置された噴流ノズルであって、前記第2の空間に供給された前記温度調節済気体を前記第1の空間に噴流として吐出する噴流ノズルと、を備える。
このように構成すると、第2の空間をチャンバとして機能させつつ第1の空間に噴流を供給することができ、大型化を抑制しつつ温度調節済気体が保有する冷熱又は温熱を効率よく第1のパネルに伝達することができる。
また、本開示の第2の態様に係る区画部材は、上記本開示の第1の態様に係る区画部材において、前記噴流ノズルは、前記温度調節済気体を噴流として吐出する吐出孔が形成された吐出ノズルと、前記第2の空間に供給された前記温度調節済気体が流入する流入孔が形成された流入部材と、を有し、前記吐出ノズルと前記流入部材とは、連絡孔が形成された部分の前記中間パネルを挟み込んで接続されていると共に、前記流入孔から前記吐出孔まで前記温度調節済気体の流路が形成されている。
このように構成すると、中間パネルへの噴流ノズルの取り付けを比較的簡便に行うことができる。
また、本開示の第3の態様に係る区画部材は、上記本開示の第2の態様に係る区画部材において、前記吐出ノズルは、前記吐出孔が複数形成され、複数の前記吐出孔は、吐出された前記温度調節済気体が前記第1のパネルに沿って放射状に拡散する配置及び形状に形成されている。
このように構成すると、第1のパネルの比較的広範囲に温度調節済気体が保有する冷熱又は温熱を伝達させることができる。
また、本開示の第4の態様に係る区画部材は、上記本開示の第2の態様に係る区画部材において、前記吐出ノズルは、前記吐出孔が複数形成され、複数の前記吐出孔は、吐出された前記温度調節済気体が前記第1のパネルに沿って旋回しながら拡散する配置及び形状に形成されている。
このように構成すると、吐出ノズルの周辺の第1のパネルに比較的満遍なく温度調節済気体が保有する冷熱又は温熱を伝達させることができる。
また、本開示の第5の態様に係る区画部材は、上記本開示の第1の態様に係る区画部材において、前記噴流ノズルは、前記中間パネルを貫通して延びて一端が前記第1のパネルに接触した筒状に形成された本体と、前記本体の外面から外側に広がる係止片と、を有すると共に、前記一端に隣接した前記本体の部分に前記温度調節済気体を噴流として吐出する吐出孔が形成され、前記係止片に対して前記一端とは反対側の前記本体の部分に前記第2の空間に供給された前記温度調節済気体が流入する流入孔が形成され、前記係止片は、前記中間パネルに接する位置に設けられている。
このように構成すると、噴流ノズルを比較的簡便な構成とすることができる。
また、本開示の第6の態様に係る区画部材は、上記本開示の第1の態様乃至第5の態様のいずれか1つの態様に係る区画部材において、前記第2のパネルに対して間隔を空けて、前記中間パネルの側とは反対側に設けられた第3のパネルと、前記第2のパネルと前記第3のパネルとの間に形成された第3の空間に配置され、前記第2の空間に供給された前記温度調節済気体を噴流として吐出する追加噴流ノズルと、を備える。
このように構成すると、温度調節済気体が保有する冷熱又は温熱を第3のパネルに伝達して第3のパネルから輻射させることができ、第3のパネルが面する空間の冷暖房も行うことができる。
また、本開示の第7の態様に係る区画部材ユニットは、上記本開示の第1の態様乃至第6の態様のいずれか1つの態様に係る区画部材を複数備え、複数の前記区画部材のそれぞれの前記気体導入構造体が、当該複数の前記区画部材に共用の一体に形成された流入ボックスで構成され、前記流入ボックスは、複数の前記区画部材のそれぞれの前記第2の空間に前記温度調節済気体を同時に供給する。
このように構成すると、複数の区画部材に同時に温度調節済気体を供給することができる。
また、本開示の第8の態様に係る冷暖房システムは、上記本開示の第1の態様乃至第6の態様のいずれか1つの態様に係る区画部材と、気体の温度を調節して前記温度調節済気体を生成する温度調節機器と、を備える。
このように構成すると、区画部材からの輻射で冷暖房空間の冷房又は暖房を連続的に行うことができる。
本開示によれば、第2の空間をチャンバとして機能させつつ第1の空間に噴流を供給することができ、大型化を抑制しつつ温度調節済気体が保有する冷熱又は温熱を効率よく第1のパネルに伝達することができる。
(A)は一実施の形態に係る区画部材の斜視図、(B)は当該区画部材の分解斜視図である。 (A)は一実施の形態に係る区画部材の部分側面断面図、(B)は当該区画部材の部分分解斜視図である。 (A)は一実施の形態に係る区画部材が備える噴流ノズルを構成する吐出ノズルの側面部分断面図、(B)は当該噴流ノズルを構成する流入部材の側面部分断面図である。 一実施の形態に係る区画部材が備える流入ボックスの斜視図である。 (A)は一実施の形態の変形例に係る区画部材の部分側面断面図、(B)は当該区画部材の部分分解斜視図である。 (A)は一実施の形態に係る区画部材ユニットの分解斜視図、(B)は当該区画部材ユニットの分解平面図である。 (A)は第1の変形例に係る区画部材ユニットの分解平面図、(B)は第2の変形例に係る区画部材ユニットの分解平面図、(C)は第3の変形例に係る区画部材ユニットの分解平面図である。 一実施の形態に係る冷暖房システムの概略構成を示す斜視図である。 (A)は第1の変形例に係る吐出ノズルの斜視図、(B)は第2の変形例に係る吐出ノズルの斜視図、(C)は第3の変形例に係る吐出ノズルの斜視図である。 一実施の形態の変形例に係る区画部材が備える噴流ノズルの斜視図である。 (A)は一実施の形態の変形例に係る区画部材の部分側面断面図、(B)は当該区画部材の部分分解斜視図である。 一実施の形態の別の変形例に係る区画部材の部分側面断面図である。 一実施の形態の変形例に係る区画部材が備える裏パネルの斜視図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。なお、各図において互いに同一又は相当する部材には同一あるいは類似の符号を付し、重複した説明は省略する。
まず図1(A)及び図1(B)並びに図2(A)及び図2(B)を参照して、一実施の形態に係る区画部材1を説明する。図1(A)は区画部材1の斜視図、図1(B)は区画部材1の分解斜視図である。図2(A)は区画部材1の部分側面断面図、図2(B)は区画部材1の部分分解斜視図である。区画部材1は、本実施の形態では、冷暖房を行う対象の空間(以下「冷暖房室R」という。)の間仕切り壁として用いられるものであるとして説明する。ここで、冷暖房を行うとは、状況に応じて冷房又は暖房のいずれかを行うことをいう。区画部材1は、温度調節済気体としての温度が調節された空気(以下「温調空気A」という。)を内部に流し、温調空気Aが保有する冷熱又は温熱が伝達されて冷却又は加熱された表面から冷熱又は温熱を輻射するものである。ここで、区画部材1の表面を冷却して冷熱を輻射する際は、周囲よりも温度が低い区画部材1の表面が、周囲から吸熱するのであるが、便宜上、区画部材1が冷熱を輻射すると表現することとする。
区画部材1は、全体として、厚みがある矩形の板状の外観を呈している。区画部材1は、輻射パネル11と、裏パネル12と、中間パネル14と、噴流ノズル30と、を備えている。輻射パネル11は、冷暖房室Rに面することとなるパネルであり、第1のパネルに相当する。輻射パネル11は、典型的には鋼板で構成されているが、他の金属板や、熱放射による伝熱性に優れた他の材料(金属以外の材料)で構成されていてもよい。また、輻射パネル11を構成する材料には、亜鉛めっき等の表面処理が施されていてもよい。
裏パネル12は、輻射パネル11の裏側で区画部材1の面を構成するパネルであり、第2のパネルに相当する。裏パネル12は、輻射パネル11に対して、典型的には面同士が平行になるようにして、間隔を空けて設けられている。裏パネル12は、本実施の形態では、冷暖房の対象とならない空間(以下「対象外空間」という。)に面することを想定しているため、対象外空間への放熱を抑制する材料で形成されていることが好ましい。裏パネル12は、典型的には樹脂や熱貫流率が小さい材料を用いることが好ましく、鋼板等の比較的熱貫流率が大きい材料を用いる場合は対象外空間への放熱を抑制する措置(例えば塗装等)を施すことが好ましい。
中間パネル14は、輻射パネル11と裏パネル12との間に配置されたパネルである。中間パネル14が配置されることで、輻射パネル11と裏パネル12との間の空間が、図2(A)に示すように、噴流空間21と流入空間22とに区画されている(仕切られている)。噴流空間21は、輻射パネル11と中間パネル14との間に形成された空間であり、第1の空間に相当する。流入空間22は、裏パネル12と中間パネル14との間に形成された空間であり、第2の空間に相当する。中間パネル14は、典型的には、輻射パネル11及び裏パネル12に対して平行に配置されている。中間パネル14には、鋼板や他の金属板、あるいは樹脂板等、種々の材料で形成されたものを用いることができる。中間パネル14は、噴流空間21と流入空間22とを連絡する連絡孔15(図2(B)参照)が、適宜の位置に形成されている。輻射パネル11、裏パネル12、中間パネル14は、それぞれ、典型的には、同じ大きさで、矩形に形成されている。
輻射パネル11、裏パネル12、及び中間パネル14(以下、これらをまとめて「輻射パネル11等」ということもある。)は、外周が、フレーム18及び流入ボックス41によって、相互の位置関係が適切に維持されるように、支持されている。フレーム18は、本実施の形態では、輻射パネル11等の上辺及び下辺並びに一方の側辺を支持している。流入ボックス41は、輻射パネル11等の、フレーム18に支持されていない方の側辺を支持している。フレーム18及び流入ボックス41には、中間パネル14の外周辺全体が接触しており、連絡孔15を除き、噴流空間21と流入空間22とが連絡しないようになっている。流入ボックス41は、温調空気Aを流入空間22に導くことができるようになっており、気体導入構造体の一形態である。流入ボックス41は、温調空気Aを流入させるための流入筒43が設けられている。流入筒43は、本実施の形態では、流入ボックス41の下端に配置されている。また、本実施の形態では、フレーム18の、輻射パネル11の側の上方に、噴流空間21の内部の温調空気Aを区画部材1の外に流出させる還流口19が形成されている。
噴流ノズル30は、流入空間22に供給された温調空気Aを導入し、導入した温調空気Aを噴流として、噴流空間21に吐出するものである。噴流ノズル30は、図2(A)に示すように噴流空間21と流入空間22とにまたがって設けられており、本実施の形態では図2(B)に示すように吐出ノズル31と流入部材36とに二分割可能に構成されている。噴流ノズル30は、中間パネル14に形成された連絡孔15の1つにつき1つが設けられている。また、噴流ノズル30は、吐出ノズル31と流入部材36とで連絡孔15を挟むようにして設けられている。吐出ノズル31は噴流空間21に配置され、流入部材36は流入空間22に配置されている。
ここで図3(A)及び図3(B)を併せて参照して、噴流ノズル30のより詳細な構成を説明する。図3(A)は吐出ノズル31の側面部分断面図、図3(B)は流入部材36の側面部分断面図である。図3(A)及び図3(B)共に、上半分を内部構造の把握のために断面で表しており、下半分に側面で外観を示している。吐出ノズル31の外観形状は、本実施の形態では、図2(B)に示すように、正八角柱に形成された本体の一端側の縁部が面取りされた形状になっている。吐出ノズル31は、上記のように本体の一端側の縁部が面取りされることによって8つの斜面が形成されており、各斜面には吐出孔32が形成されている。吐出孔32は、温調空気Aを吐出する開口である。各吐出孔32は、温調空気Aが噴流として流出する形状及び大きさに形成されている。ここでいう噴流とは、速度を持った流体が小さな孔から空間中にほぼ一方向の流れとなって噴出する現象であり、典型的には概ね3m/s~5m/sの流速で吐出する流れである。各吐出孔32は、温調空気Aが概ね3m/s~5m/sの流速で吐出されるように断面積が決定されているとよい。なお、吐出孔32の数は、本実施の形態では、8個としているが、噴流ノズル30の使用態様に応じて適宜増減することができる。吐出ノズル31は、図3(A)に示すように、内部が空洞になっている。吐出ノズル31は、吐出孔32が形成された側とは反対側の端面の中心に連結ねじ33が形成されており、吐出孔32が形成された側の端面の中心に固定ねじ34が形成されている。連結ねじ33は、流入部材36に連結するねじ山である。固定ねじ34は、吐出ノズル31を輻射パネル11に固定するための固定ボルト94(図2(B)参照)が締結するねじ山である。連結ねじ33及び固定ねじ34は、それぞれの端面から吐出ノズル31の内部に向かって延びている。連結ねじ33及び固定ねじ34は、本実施の形態では共に内ねじになっている。吐出ノズル31は、吐出孔32、連結ねじ33、及び固定ねじ34の部分において外部と中空の内部とが連通しているが、固定ボルト94が固定ねじ34にねじ込まれると固定ねじ34は塞がれる。つまり、吐出ノズル31は、固定ボルト94によって輻射パネル11に取り付けられると、連結ねじ33から各吐出孔32に通じる温調空気Aの流路35が内部に形成されることとなる。
流入部材36の外観形状は、本実施の形態では、図2(B)に示すように、正八角柱に形成された本体の一方の端面に、本体よりも小さい円筒が取り付けられた形状になっている。流入部材36は、本体の側面に形成された8つの平面のそれぞれに流入孔37が形成されている。流入孔37は、温調空気Aを本体の内部に流入させるための開口である。なお、流入孔37の数は、8個に限らず、噴流ノズル30の使用態様に応じて適宜増減することができる。流入部材36は、図3(B)に示すように、内部が空洞になっている。流入部材36は、本体の内部と、本体の一方の端面に取り付けられた円筒の内部とがつながっている。円筒の外面は、連結ねじ38が形成されている。連結ねじ38は、吐出ノズル31の連結ねじ33に連結するねじ山であり、本実施の形態では外ねじになっている。流入部材36は、連結ねじ38が形成された円筒の、本体に接続された端面とは反対側の端面が、開口している。これにより、連結ねじ33及び連結ねじ38を介して接続された吐出ノズル31の内部と流入部材36の内部とは、連絡することとなる。流入部材36は、本体の他方の端面(連結ねじ38が形成された円筒が接続された端面の側とは反対側の端面)に、固定ねじ39が形成されている。固定ねじ39は、流入部材36を裏パネル12に固定するため固定ボルト99(図2(B)参照)が締結するねじ山である。固定ねじ39は、本実施の形態では内ねじになっている。流入部材36は、流入孔37、連結ねじ38、及び固定ねじ39の部分において外部と中空の内部とが連通しているが、固定ボルト99が固定ねじ39にねじ込まれると固定ねじ39は塞がれる。つまり、流入部材36は、固定ボルト99によって裏パネル12に取り付けられると、流入孔37から連結ねじ38に通じる温調空気Aの流路が内部に形成されることとなる。
図2(A)に示すように、吐出ノズル31の本体の高さ(両端面の間の距離)は、噴流空間21の高さ(輻射パネル11と中間パネル14との距離)に相当するようになっている。また、流入部材36の本体の高さは、流入空間22の高さに相当するようになっている。吐出ノズル31は、吐出孔32が形成された側の端面が輻射パネル11の内面に接触しており、輻射パネル11の外側から固定ボルト94が固定ねじ34にねじ込まれることで、輻射パネル11に固定されている。輻射パネル11は、固定ボルト94が通る部分に貫通孔が形成されている。本実施の形態では、1つの区画部材1につき18個の噴流ノズル30が設けられているので、固定ボルト94が通る貫通孔が輻射パネル11に18個形成されている。流入部材36は、連結ねじ38の側とは反対側の端面が裏パネル12の内面に接触しており、裏パネル12の外側から固定ボルト99がねじ込まれることで、裏パネル12に固定されている。裏パネル12に形成されている、固定ボルト99が通る孔も、輻射パネル11に形成されている貫通孔の数と同じ18個である。中間パネル14への噴流ノズル30の取り付けは、流入部材36の連結ねじ38が形成された円筒を連絡孔15に通した後、吐出ノズル31の連結ねじ33を連結ねじ38にねじ込むことで行われる。このような要領で噴流ノズル30が取り付けられた輻射パネル11等は、前述のようにフレーム18及び流入ボックス41によって外周が支持されている。
輻射パネル11の外周及び裏パネル12の外周は、それぞれ、フレーム18及び流入ボックス41に密着している。この構成により、輻射パネル11及び裏パネル12のそれぞれの外周とフレーム18及び流入ボックス41との間には、気体が通過可能な隙間が形成されていないようになっている。フレーム18は、矩形の4つの辺のうちの1つが除かれた3辺を有する構造となっており、除かれた辺の部分に流入ボックス41が取り付けられることで、フレーム18及び流入ボックス41が全体として矩形の外観を呈するようになっている。噴流ノズル30が取り付けられた輻射パネル11等は、フレーム18の除かれた一辺からフレーム18の内部に入れられ、その後に流入ボックス41が取り付けられることで、区画部材1とすることができる。
図4に、流入ボックス41の構成を示す。図4は、流入ボックス41の斜視図である。流入ボックス41は、主要な構成として、本体42を備えている。本体42は、フレーム18(図1(B)参照)の取り除かれた一辺を埋める支柱の役割を果たすことができるようになっている。本体42は、本実施の形態では、細長い四角柱の外観を呈しており、中空になっている。換言すれば、本体42は、断面が矩形の筒状の部材の両端面が塞がれた構成になっている。本体42の一方の端面(本実施の形態では下端面)には、流入筒43が取り付けられている。流入筒43は、本実施の形態では円筒状に形成されているが、断面が四角形等の多角形や楕円に形成された筒状に形成されていてもよい。流入筒43の内部は本体42の内部と連絡しており、流入筒43に流入した温調空気Aを本体42の内部に流入させることができるようになっている。
本体42の、4つの細長い側面のうちの1つには、供給筒44が取り付けられている。供給筒44は、本体42の1つの側面から突き出るように取り付けられた、突き出し長さが短いダクト状の部材である。供給筒44は、本体42の内部に流入した温調空気Aを、輻射パネル11等に形成された流入空間22に導くための部材である。供給筒44の、本体42の側面に沿った長さは、中間パネル14の辺のうちの流入ボックス41が対向する辺の長さに相当する長さになっている。供給筒44の幅は、流入空間22の高さ(裏パネル12と中間パネル14との距離)に相当する長さになっている。供給筒44の、本体42に取り付けられた面に対して反対側(裏側)の面は、全面が開口した供給口45になっている。流入ボックス41は、供給筒44が流入空間22に収まるように配置して、フレーム18に取り付けられている。
再び図1(A)~図2(B)を主に参照し、適宜図3(A)及び図3(B)並びに図4を参照して、区画部材1の作用を説明する。区画部材1に対して、温調空気Aは、まず、流入ボックス41の流入筒43から本体42の内部に流入する。本体42に流入した温調空気Aは、流入筒43が設けられた端部から反対側の端部に向けて本体42の内部を流れる。この途中、本体42の内部を流れる温調空気Aは、供給筒44を介して流入空間22に流れ込む。流入空間22に流入した温調空気Aは、流入空間22の全体に拡散する。温調空気Aの流入及び拡散によって流入空間22の内部の圧力が高まってくると、静圧により、温調空気Aは、各流入部材36の各流入孔37から各流入部材36の内部の空間に流入する。その後、温調空気Aは、連結ねじ33、38の内側に形成された空間を介して、吐出ノズル31の内部の空間に流入する。
吐出ノズル31の内部の空間に流入した温調空気Aは、各吐出孔32を介して吐出ノズル31から噴流空間21に流出する。吐出ノズル31から吐出された温調空気Aは、輻射パネル11に衝突し、輻射パネル11の内面に沿って、吐出ノズル31を中心とした放射状に広がっていく。温調空気Aは、輻射パネル11の面に沿って拡散する際に、温調空気Aが保有している冷熱(冷房時)又は温熱(暖房時)が輻射パネル11に伝達される。このことにより、輻射パネル11は冷やされ又は温められる。このとき、温調空気Aは、概ね3m/s~5m/sの流速で各吐出孔32から吐出されるので、温調空気Aから輻射パネル11への冷熱又は温熱の伝達を効果的に行うことができる。また、本実施の形態では、輻射パネル11に対して適宜の間隔で噴流ノズル30が配置されているので、輻射パネル11の面全体を冷やし又は温めることができる。
温調空気Aによって輻射パネル11が冷やされ又は温められると、冷やされ又は温められた輻射パネル11から冷暖房室Rに冷熱又は温熱が輻射され、冷暖房室Rの冷房又は暖房が行われる。噴流空間21に流出した温調空気Aは、フレーム18に形成されている還流口19に向かって流れ、還流口19を介して区画部材1の外(本実施の形態では冷暖房室R)に流出する。輻射パネル11に冷熱又は温熱を伝達した後の温調空気Aは、冷房時は温度が上昇して暖房時は温度が低下しているが、通常、冷暖房室Rの設定温度よりも温度が冷房時は低く暖房時は高くなっており、冷暖房室Rの熱負荷処理に寄与する。つまり、冷暖房室Rは、主として輻射パネル11からの輻射熱により、副次的に還流口19から流出した温調空気Aにより、冷暖房が行われる。このようにして、区画部材1によって、輻射による冷暖房室Rの冷暖房を行うことができる。
次に図5(A)及び図5(B)を参照して、変形例に係る区画部材2を説明する。図5(A)は区画部材2の部分側面断面図、図5(B)は区画部材2の部分分解斜視図である。区画部材2は、裏パネル12の外側に、裏パネル12から間隔を空けて、追加パネル16が設けられている。追加パネル16が設けられることにより、裏パネル12と追加パネル16との間に追加噴流空間23が形成されている。追加噴流空間23は、第3の空間に相当する。また、追加パネル16は、裏パネル12に対して、中間パネル14の側とは反対側に設けられており、第3のパネルに相当する。追加パネル16は、典型的には、材質及び形状において輻射パネル11と同じ構成になっている。追加噴流空間23には、追加吐出ノズル131が設けられている。追加吐出ノズル131は、典型的には吐出ノズル31と同じものが用いられるが、設置場所の違いによる区別をするため、吐出ノズル31と異なる呼称を用いている。追加吐出ノズル131は、吐出ノズル31と同様に温調空気Aを噴流として吐出することができ、追加噴流ノズルに相当する。
また、区画部材2では、流入空間22に設けられている流入部材136が、区画部材1(図1(A)参照)に設けられている流入部材36(図3(B)参照)と若干異なっている。流入部材36(図3(B)参照)では、連結ねじ38が形成された円筒が本体の一方の端面に設けられていたが、流入部材136では、図では視認できないが、連結ねじ38が形成された円筒が本体の両方の端面に設けられている。この構成により、区画部材2の裏パネル12には、固定ボルト99が通る孔に代えて連絡孔15が形成されている。つまり、区画部材2では、中間パネル14及び裏パネル12に連絡孔15が形成されている。固定ボルト99が通る孔は、追加パネル16に形成されている。区画部材2では、流入部材136の両端面に、吐出ノズル31及び追加吐出ノズル131がそれぞれ取り付けられて、噴流ノズル130が構成されている。追加吐出ノズル131は、流入部材136との間に、裏パネル12に形成された連絡孔15を挟むようにして、追加噴流空間23に配置されている。追加噴流ノズル130は、噴流空間21と流入空間22と追加噴流空間23とにまたがって設けられており、本実施の形態では吐出ノズル31と流入部材136と追加吐出ノズル131とに三分割可能に構成されている。
区画部材2は、図5(A)及び図5(B)には示されていないが、区画部材1(図1(A)参照)のフレーム18及び流入ボックス41と同様のフレーム及び流入ボックスを有している。しかしながら、区画部材2のフレーム及び流入ボックスは、輻射パネル11、中間パネル14、裏パネル12、及び追加パネル16を支持できるように、厚さが調整されている。また、区画部材2のフレームは、輻射パネル11の側だけでなく、追加パネル16の側にも還流口19(図1(A)参照)が形成されている。区画部材2の流入ボックスにおいても、供給筒44(図4参照)は、流入空間22に嵌まり込む位置に設けられている。区画部材2の上記以外の構成は、区画部材1(図1(A)参照)と同様である。
区画部材2では、温調空気Aが流入ボックスから流入空間22に流入して拡散すると、静圧により、温調空気Aは、各流入部材136の各流入孔37から各流入部材136の内部の空間に流入する。各流入部材136の内部の空間に流入した温調空気Aは、吐出ノズル31及び追加吐出ノズル131のそれぞれの内部の空間に流入する。吐出ノズル31の内部の空間に流入した温調空気Aは、区画部材1(図1(A)参照)と同様に、各吐出孔32から噴流として噴流空間21に流出して、輻射パネル11の面に沿って放射状に拡散する際に、輻射パネル11に冷熱又は温熱を伝達する。他方、追加吐出ノズル131の内部の空間に流入した温調空気Aは、吐出ノズル31の作用に倣い、噴流として追加噴流空間23に流出して、追加パネル16の面に沿って放射状に拡散する際に、追加パネル16に冷熱又は温熱を伝達する。温調空気Aによって輻射パネル11及び追加パネル16が冷やされ又は温められると、冷やされ又は温められた輻射パネル11及び追加パネル16のそれぞれから冷熱又は温熱が輻射される。つまり、区画部材2は、輻射パネル11及び追加パネル16の両面から冷熱又は温熱を輻射することができ、輻射パネル11及び追加パネル16の両方が面する空間の冷暖房を同時に行うことができる。噴流空間21に流出した温調空気A及び追加噴流空間23に流出した温調空気Aは、それぞれ、フレームに形成された還流口19(図1(A)参照)を介して区画部材2の外に流出する。
これまで説明した区画部材1、2は、複数個を配列して区画部材ユニットとすることで、さまざまな大きさの冷暖房室Rに対応することができる。あらかじめ決められた大きさの区画部材1、2を任意の数だけ配列して用いることで、冷暖房室Rの大きさに合わせて個別に区画部材1、2を製造しなくて済み、生産効率を向上させることができる。区画部材1、2の複数個を配列する際に、流入ボックス41を複数個の区画部材1で共用にすると、区画部材1、2を連結させつつ部品点数を削減することができるという利点がある。
図6(A)及び図6(B)に、2つの区画部材1を連結させた区画部材ユニット50の例を示す。図6(A)は2つの区画部材の連結態様を示す区画部材ユニット50の分解斜視図、図6(B)は区画部材ユニット50の分解平面図である。図6(A)及び図6(B)に示す例では、平面視(図6(B)参照)において、区画部材1を直線状に配列している。この場合、流入ボックス41は、本体42の細長い矩形の4つの側面のうち、1つの側面及びその裏側の側面の合計2つの側面に、供給筒44が設けられている。このように、2つの区画部材1(流入ボックス41は除く)を、1つの流入ボックス41に連結することで、区画部材1が区画する面を拡大することができる。なお、これまでは、1つの区画部材1、2の外縁を形成する矩形の4つの辺のうちの1つの辺の部分に流入ボックス41が配置されているとして説明したが、矩形の4つの辺のうちの平行な2つの辺の部分のそれぞれに流入ボックス41を設けてもよい。このとき、複数の供給筒44を有する流入ボックス41を用いると、3つ以上の区画部材1、2を直線状に連結することができる。また、複数の区画部材1、2は、直線状以外の形態で連結することもできる。
図7(A)に示す分解平面図は、2つの区画部材1を直角に連結する例を示している。この例で用いられる流入ボックス41は、本体42の細長い矩形の4つの側面のうち、隣接する2つの側面のそれぞれに供給筒44が設けられている。図7(B)に示す分解平面図は、3つの区画部材1をT字状に連結する例を示している。この例で用いられる流入ボックス41は、本体42の細長い矩形の4つの側面のうちの3つの側面のそれぞれに供給筒44が設けられている。図7(C)に示す分解平面図は、4つの区画部材1を十字状に連結する例を示している。この例で用いられる流入ボックス41は、本体42の細長い矩形の4つの側面のそれぞれに供給筒44が設けられている。図7(A)~図7(C)に示す形態の区画部材ユニットのように、区画部材1、2を適宜組み合わせることで、任意の大きさの冷暖房室Rを、間仕切りの有無を任意に調節して、形成することができる。
図8を主に参照して、区画部材1、2を複数配列して形成した冷暖房室Rの冷暖房を行うシステムを説明する。図8は、冷暖房システム100の概略構成を示す斜視図である。冷暖房システム100は、上述した連結が可能な区画部材1の複数で構成される区画部材ユニット50(あるいは単独の区画部材1の1つ又は複数)と、温調機器81と、供給ダクト83とを備えている。区画部材1は、本実施の形態では、15個が、冷暖房室Rの外周を囲むように、床板Fの上に配列されている。複数の区画部材1は冷暖房室Rの壁を構成し、床板Fは冷暖房室Rの床を構成している。なお、図8では天井の図示を省略しているが、実際は天井も設けられている。各区画部材1は、流入ボックス41の流入筒43が、床板Fを貫通して、床板Fの下に形成された床下空間Sに開口するように配置されている。本実施の形態では、床下空間Sが、床下チャンバとして機能するようになっている。
温調機器81は、空気の温度を調節して温調空気Aを生成する機器であり、温度調節機器に相当する。温調機器81は、温調空気Aを、冷暖房室Rの輻射冷暖房を行うのに適した温度に調節することができるように構成されている。温調機器81は、典型的にはパッケージ型空調機が用いられるが、エアハンドリングユニットやルームエアコン等が用いられることとしてもよい。温調機器81は、本実施の形態では、本体が天井裏に配置されており、フェースが冷暖房室Rの天井に現れている。温調機器81のフェースには吸気口82が形成されており、吸気口82から温調機器81の内部に空気を導入することができるようになっている。温調機器81で生成された温調空気Aは、供給ダクト83を介して床下空間Sに導かれるように構成されている。供給ダクト83は、温調空気Aを温調機器81から床下空間Sに導く部材である。供給ダクト83は、典型的にはスパイラルダクトが用いられるが、適宜、角ダクト、グラスウールダクト、塩化ビニル管等の、温調空気Aを搬送可能な部材を用いることができる。なお、温調機器81は、冷暖房室Rの内部に設置されることとしてもよく、このとき、温調機器81から流出した温調空気Aを床下空間Sに直接供給できる場合は、供給ダクト83を省略することができる。
上述のように構成された冷暖房システム100を作動させるには、まず、温調機器81を起動する。温調機器81では、冷暖房室Rを輻射冷暖房するのに適した温度(設定温度によるが、例えば、冷房時18~23℃、暖房時30~35℃)に調節された温調空気Aが生成される。輻射冷暖房は、一般に、対流のみによる冷暖房(温度調節された空気を冷暖房室内に供給して行う冷暖房)に比べて、温度調節された空気の温度と外気温との差が小さくなるように設計されるため、温調空気Aを生成するためのエネルギーが少なくて済む。温調機器81で生成された温調空気Aは、典型的には温調機器81に内蔵されたファンによって圧送され、供給ダクト83を介して床下空間Sに流入する。床下空間Sに流入した温調空気Aは、床下空間S全体に拡散して行き、床下空間S全体を加圧する。その後、温調空気Aは、床下空間Sに開放されている流入筒43に流入する。
流入筒43に流入した温調空気Aは、前述の要領で、流入ボックス41から、流入空間22を経由して、噴流空間21に吐出され、輻射パネル11を冷却又は加熱する。冷却又は加熱された輻射パネル11は、冷熱又は温熱を輻射する。これにより、冷暖房室Rの冷暖房が行われる。輻射パネル11を冷却又は加熱した温調空気Aは、保有していた冷熱又は温熱が輻射パネル11に伝達されたことで、温調機器81から供給されたときよりも周囲環境温度に近づいている。その後、温調空気Aは、前述のように、フレーム18の還流口19を介して、区画部材1から冷暖房室Rに流出する。冷暖房室Rに流出した温調空気Aは、冷暖房室Rの熱負荷処理に寄与した後、吸気口82を介して温調機器81に流入する。温調機器81に流入した温調空気Aは、温調機器81において温度が調節され、輻射冷暖房に適した温度の温調空気Aとなり、以降、上述の作用を繰り返す。
なお、上記の説明では、区画部材ユニット50を構成しているのが区画部材1だとしたが、区画部材1に代えて区画部材2を採用してもよく、区画部材1及び区画部材2を適宜組み合わせてもよい。また、温調機器81からの温調空気Aが床下空間Sに供給されることとしたが、温調空気Aを天井裏の空間に供給して、天井裏の空間を天井チャンバとして機能させることとしてもよい。このとき、流入ボックス41の流入筒43は、天井裏の空間(天井チャンバ)に開放されることとなる。
以上で説明したように、本実施の形態に係る区画部材1、2によれば、流入空間22をチャンバとして機能させつつ噴流空間21及び追加噴流空間23に温調空気Aの噴流を供給することができる。そのため、区画部材1、2の大型化を抑制しつつ、温調空気Aが保有する冷熱又は温熱を効率よく輻射パネル11及び追加パネル16に伝達することができる。また、本実施の形態に係る冷暖房システム100によれば、区画部材1、2からの冷熱又は温熱の輻射を連続的に行うことができ、冷暖房室Rの冷暖房を連続的に行うことができる。
次に図9(A)~図9(C)を参照して、変形例に係る吐出ノズルを説明する。図9(A)は、第1の変形例に係る吐出ノズル31Aの斜視図である。前述の吐出ノズル31(図3(A)参照)では、吐出孔32が形成された部分が、正八角柱に形成された本体の一端側の縁部が面取りされた形状になっていたが、本変形例に係る吐出ノズル31Aは、本体の側面及び端面に平行に切欠きが形成されている。これにより、本体の一端側に、本体の主要な部分よりも外周が一回り小さい正八角柱が形成された態様になっている。本変形例では、一回り小さい正八角柱の側面のそれぞれに、吐出孔32が形成されている。吐出ノズル31Aの一回り小さい正八角柱の高さは、温調空気Aの噴流を吐出する大きさの吐出孔32を形成できる高さがあればよい。吐出ノズル31Aでは、温調空気Aが輻射パネル11の面に対して平行に流れる向きで吐出孔32から温調空気Aを流出するように、各吐出孔32が形成されている。吐出ノズル31Aは、輻射パネル11の面に平行に吐出孔32から流出した温調空気Aが、そのまま輻射パネル11の面に沿って吐出ノズル31Aを中心に放射状に拡散するようになっている。
図9(B)は、第2の変形例に係る吐出ノズル31Bの斜視図である。本変形例では、吐出孔32の位置を除き、基本的な構成は第1の変形例に係る吐出ノズル31Aと同様になっている。本変形例に係る吐出ノズル31Bは、吐出孔32が、上記の切欠きの部分の、本体の主要な部分の側(高さが高い正八角柱の側)の端面に形成されている。換言すれば、切欠きが形成された本体の一端側の、本体の主要な部分よりも外周が一回り小さい正八角柱の外側に、吐出孔32が形成されている。吐出ノズル31Bの各吐出孔32が形成された面は、輻射パネル11の面に平行となる面である。吐出ノズル31Bの吐出孔32は、典型的には当該面から突き出た短管の先端に形成されているが、当該面に直接形成されていてもよい。吐出ノズル31Bでは、温調空気Aが輻射パネル11の面に対して垂直に流れる向きで吐出孔32から流出するように、各吐出孔32が形成されている。吐出ノズル31Bは、輻射パネル11の面に垂直に吐出孔32から流出した温調空気Aが、輻射パネル11の面に衝突して流れの向きを変えた後、吐出ノズル31Aを中心に放射状に拡散するようになっている。
図9(C)は、第3の変形例に係る吐出ノズル31Cの斜視図である。本変形例では、基本的な構成は第1の変形例に係る吐出ノズル31Aと同様になっているが、温調空気Aが、正八角柱に形成された本体の軸線まわりの方向に吐出するように構成されている点で、吐出ノズル31Aと異なっている。換言すれば、吐出ノズル31Cは、温調空気Aが、輻射パネル11の面に対して平行かつ正八角柱の本体の側面に沿う方向に吐出するようになっている。このような方向に温調空気Aを吐出するために、吐出ノズル31Cでは、以下のようなカバーが設けられている。カバーとして、まず、第1の変形例に係る吐出ノズル31Aの切欠きの部分に相当する部分における正八角形を構成する1つの矩形の面につき、一回り小さい方の面の一方の辺から大きい方の面の他方の辺まで延びる壁面が設けられている。この壁面は、一回り小さい正八角柱の側面に対向する面である。そして、この壁面まで、一回り小さい正八角柱の端面から続くように天面が設けられている。天面は、本体の主要な部分の正八角柱の端面に対向する面である。当該壁面及び天面は、それぞれ対向する側面及び端面と協働して三角柱状に形成されており、当該三角柱の底面に相当する部分に、吐出孔32が形成されている。この構成が、八角形の各辺に設けられているため、本変形例に係る吐出ノズル31Cでは8個の吐出孔32が形成されている。吐出ノズル31Cは、輻射パネル11の面に平行かつ正八角柱の本体の側面に沿う方向に吐出孔32から流出した温調空気Aが、輻射パネル11の面に沿って吐出ノズル31Aを中心に旋回しながら拡散するようになっている。
次に図10並びに図11(A)及び図11(B)を参照して、変形例に係る噴流ノズル60を説明する。図10は噴流ノズル60の斜視図である。図11(A)は噴流ノズル60を備える区画部材の部分側面断面図、図11(B)は噴流ノズル60を備える区画部材の部分分解斜視図である。噴流ノズル60は、噴流ノズル30(図2(A)参照)に代えて、区画部材1の内部に設けられるものである。噴流ノズル60は、一体に形成された状態で、輻射パネル11と裏パネル12との間の噴流空間21及び流入空間22に配置されるようになっている。そのため、本変形例で用いられる中間パネル14は、連絡孔15(図2(B)参照)に代えて、一体に形成された噴流ノズル60を通すことができる孔が形成されている。
噴流ノズル60は、本実施の形態では本体61が円筒状に形成されている。本体61は、典型的には、一方の端面の径が他方の端面の径よりも大きいテーパーに形成されている。本体61は、径が大きい方の端面が開口しており、径が小さい方の端面が塞がれている。以下、本体61の径が小さい方の塞がれている端面を「底面」と言うこととする。本体61の径が大きい方の端部には、温調空気Aを吐出するための吐出孔62が形成されている。吐出孔62は、本体61の端部から側面の一部を切り欠くことで形成されている。吐出孔62は、温調空気Aが概ね3m/s~5m/sの流速で吐出されるように開口面積が決定されているとよい。吐出孔62は、円筒状の本体61の周方向に間隔を空けて複数が形成されている。本実施の形態では、90°の間隔で合計4個の吐出孔62が形成されているが、吐出孔62の数は、本体61の外径等の条件に応じて、3個又はそれ以下であってもよく、5個又は6個又はそれ以上であってもよい。
本体61の側面には、係止片63が設けられている。係止片63は、噴流ノズル30を中間パネル14に係止するための薄板状の部材である。係止片63は、本体61の側面から外側に広がるように本体61の側面に取り付けられている。係止片63は、典型的には実質的に正方形又は正方形に近い長方形に形成されており、円筒状の本体61の周方向に間隔を空けて複数が本体61に取り付けられている。本変形例では、図11(B)に示すように、中間パネル14が、係止片63を内包できるように構成されている。本変形で用いられる中間パネル14は、本体61に取り付けられた各係止片63を収めることができる窪み17が形成されていると共に、そこから本体61を軸線まわりに回転させたときに各係止片63を内部に収容できる溝が形成されている。また、本変形例で用いられる中間パネル14に形成された噴流ノズル60を通す孔の大きさは、係止片63が設けられた位置の本体61の外径に等しくなっている。また、本体61の吐出孔62が形成された側の端面には、外側に広がる鍔65が設けられている。鍔65は、吐出孔62が形成されている位置を除き、本体61の端面の全周に渡って設けられている。鍔65は、輻射パネル11に面で接し、輻射パネル11に対する噴流ノズル60の設置の安定に寄与する。
本体61の底面の側(径が小さい方の端面の側)の側面には、流入孔67が形成されている。流入孔67は、流入空間22に存在する温調空気Aを本体61の内部に流入させるための開口である。流入孔67は、本体61の側面の一部を切り出すことで形成されている。流入孔67は、本実施の形態では、本体61の底面まで達している。流入孔67は、円筒状の本体61の周方向に間隔を空けて複数が形成されている。本実施の形態では、90°の間隔で合計4個の流入孔67が形成されているが、流入孔67の数は、3個以下であってもよく、5個以上であってもよい。また、各流入孔67の配置は、本体61の端面に正対する方向で見て、吐出孔62が形成された位置に対して典型的には45°ずれているが、この配置は適宜変更することができる。
また、噴流ノズル60は、本体61の底面から開口の側に鍔65と同じ高さまで延びる小円筒68が設けられている。小円筒68は、底面の中心に設けられている。小円筒68は、開口の側の内面に、固定ねじ69が形成されている。固定ねじ69は、噴流ノズル60を輻射パネル11に固定するための固定ボルト94が締結するねじ山である。小円筒68は、固定ねじ69の反対側に、噴流ノズル60を裏パネル12に固定するための固定ボルト99が締結するねじ山が形成されている。本変形例においても、輻射パネル11及び裏パネル12のそれぞれに、固定ボルト94、99が通る貫通孔が形成されている。この貫通孔の数及び配置は、区画部材1(図1(A)参照)のものと同様である。
噴流ノズル60が設けられた、本変形例に係る区画部材では、区画部材1(図1(A)参照)と同じ要領で、流入空間22に温調空気Aが流入し、流入空間22の全体に拡散する。温調空気Aの流入及び拡散によって流入空間22の内部の圧力が高まってくると、静圧により、温調空気Aは、各噴流ノズル60の各流入孔67から各本体61の内部の空間に流入する。本体61の内部の空間に流入した温調空気Aは、輻射パネル11の方に拡散して本体61の内部の空間の全体に行き渡り、その後、各吐出孔62を介して噴流ノズル60から噴流空間21に流出する。吐出孔62を介して噴流ノズル60から流出した温調空気Aは、輻射パネル11の内面に沿って、噴流ノズル60を中心とした放射状に広がっていく。温調空気Aは、輻射パネル11の面に沿って拡散する際に、温調空気Aが保有している冷熱(冷房時)又は温熱(暖房時)が輻射パネル11に伝達されることは、区画部材1(図1(A)参照)と同様である。このとき、温調空気Aは、概ね3m/s~5m/sの流速で各吐出孔62から吐出されるので、温調空気Aから輻射パネル11への冷熱又は温熱の伝達を効果的に行うことができることも、区画部材1(図1(A)参照)と同様である。このようにして、本変形例においても、区画部材1(図1(A)参照)と同様の原理で冷暖房室Rの冷房又は暖房が行われる。その後、温調空気Aは、区画部材1(図1(A)参照)と同様に、フレーム18に形成された還流口19を介して区画部材1の外に流出する。
次に図12を参照して、さらなる変形例に係る噴流ノズル160を説明する。図12は噴流ノズル160を備える区画部材の部分側面断面図である。噴流ノズル160は、噴流ノズル130(図5(A)参照)に代えて、区画部材2の内部に設けられるものである。噴流ノズル160は、噴流ノズル60(図10参照)の2個を、本体61の底面同士を接触させた構成となっている。換言すれば、噴流ノズル160は、2つの噴流ノズル60に二分割することができるようになっている。本変形例では、裏パネル12には、中間パネル14と同様に係止片63を受け入れる窪み及び溝が形成されていると共に、本体61を通すことができる大きさの孔が形成されている。また、追加パネル16は、輻射パネル11と同様に構成されている。本変形例では、流入空間22に、本体61の底面から係止片63の部分までの構成の2個分が収容されている。このため、本変形における流入空間22は、図11(A)に示す区画部材の流入空間22よりも幅(本体61の軸線が延びる方向の距離)が広くなっている。本変形例では、一方の噴流ノズル60が噴流空間21から流入空間22にまたがって配置され、他方の噴流ノズル60が追加噴流空間23から流入空間22にまたがって配置されている。本変形例では、追加噴流空間23から流入空間22にまたがって配置されている方の噴流ノズル60が、追加噴流ノズルに相当する。
噴流ノズル160を備える区画部材では、区画部材2(図5(A)参照)と同じ要領で、流入空間22に温調空気Aが流入してその全体に拡散すると、2つの噴流ノズル60のそれぞれの流入孔67を介してそれぞれの噴流ノズル60の内部に流入する。その後、前述の噴流ノズル60(図10参照)と同様の要領で、温調空気Aは、吐出孔62を介して各噴流ノズル60から噴流空間21及び追加噴流空間23に流出し、輻射パネル11及び追加パネル16の内面に沿って放射状に広がる。このとき、温調空気Aは、輻射パネル11及び追加パネル16に冷熱又は温熱を伝達し、冷やされ又は温められた輻射パネル11及び追加パネル16のそれぞれから冷熱又は温熱が輻射される。このように、噴流ノズル160を備える区画部材は、区画部材2(図5(A)参照)と同様に、輻射パネル11及び追加パネル16の両面から冷熱又は温熱を輻射し、輻射パネル11及び追加パネル16の両方が面する空間の冷暖房を同時に行うことができる。
これまでに説明した変形例に係る噴流ノズル60を備える区画部材及び噴流ノズル160を備える区画部材についても、図6(A)~図7(C)に示す例と同様に複数連結して区画部材ユニットとすることができ、また、冷暖房システム100(図8参照)に適用することもできる。
以上の説明では、区画部材1が冷暖房室Rの間仕切り壁として用いられるものであるとしたが、冷暖房室Rの天井及び/又は床として用いることとしてもよい。区画部材1を天井や床として用いる場合、強度等を考慮した材料の選択や部材の配置等について、用途に応じて適宜変更してもよい。
以上の説明では、吐出ノズル31(追加吐出ノズル131も同様)及び流入部材36の本体の外観形状が正八角柱であるとした。しかしながら、この例に限らず、吐出ノズル31(追加吐出ノズル131)及び流入部材36の一方又は両方の本体の外観形状が、六角柱や四角柱等の断面形状が多角形の角柱であってもよく、円柱や楕円柱であってもよい。
以上の説明では、噴流ノズル60の本体61が円筒状であるとしたが、円筒状に限らず、断面形状が楕円の筒状又は断面形状が四角形や六角形等の多角形の筒状に形成されていてもよい。また、噴流ノズル60の本体がテーパーに形成されているとしたが、ストレート(径が変わらない態様)に形成されていてもよい。
以上の説明では、気体導入構造体が、概ね矩形のフレーム18の欠けた一辺の位置に配置された流入ボックス41であるとした。しかしながら、図13に示す変形した裏パネル12Aのように、気体導入構造体を、裏パネル12Aの面内に形成した凹んだ供給溝13としてもよい。図13に示す例では、供給溝13は、裏パネル12Aの幅方向中央に、裏パネル12Aの底辺から上辺まで直線状に形成されている。供給溝13の下端には、温調空気Aを導入する流入筒43が設けられている。供給溝13の上端には、温調空気Aの流出を防ぐキャップ48が設けられている。裏パネル12Aを採用した場合、フレーム18は矩形の4辺すべてを囲む構成となる。また、以上の説明では、還流口19が輻射パネル11の側のフレーム18に形成されているとしたが、還流口19は、フレーム18に代えて輻射パネル11及び/又は追加パネル16に形成されていてもよい。
1、2 区画部材
11 輻射パネル(第1のパネル)
12 裏パネル(第2のパネル)
13 供給溝(気体導入構造体)
14 中間パネル
15 連絡孔
16 追加パネル(第3のパネル)
21 噴流空間(第1の空間)
22 流入空間(第2の空間)
23 噴流空間(第3の空間)
30 噴流ノズル
31 吐出ノズル
32 吐出孔
35 流路
36 流入部材
37 流入孔
41 流入ボックス(気体導入構造体)
50 区画部材ユニット
60 噴流ノズル
61 本体
62 吐出孔
63 係止片
67 流入孔
81 温調機器(温度調節機器)
100 冷暖房システム
130、160 噴流ノズル
A 温調空気(温度調節済気体)
R 冷暖房室

Claims (8)

  1. 冷房又は暖房の対象となる空間を区画する区画部材であって、
    前記空間に面して配置される第1のパネルと、
    前記第1のパネルに対して間隔を空けて設けられた第2のパネルと、
    前記第1のパネルと前記第2のパネルとの間に配置された中間パネルであって、前記第1のパネルと前記第2のパネルとの間の空間を、前記第1のパネルの側の第1の空間と、前記第2のパネルの側の第2の空間と、に仕切る中間パネルと、
    温度が調節された気体である温度調節済気体を、前記第2の空間に導く気体導入構造体と、
    前記第1の空間と前記第2の空間とにまたがって配置された噴流ノズルであって、前記第2の空間に供給された前記温度調節済気体を前記第1の空間に噴流として吐出する噴流ノズルと、を備える、
    区画部材。
  2. 前記噴流ノズルは、前記温度調節済気体を噴流として吐出する吐出孔が形成された吐出ノズルと、前記第2の空間に供給された前記温度調節済気体が流入する流入孔が形成された流入部材と、を有し、
    前記吐出ノズルと前記流入部材とは、連絡孔が形成された部分の前記中間パネルを挟み込んで接続されていると共に、前記流入孔から前記吐出孔まで前記温度調節済気体の流路が形成されている、
    請求項1に記載の区画部材。
  3. 前記吐出ノズルは、前記吐出孔が複数形成され、
    複数の前記吐出孔は、吐出された前記温度調節済気体が前記第1のパネルに沿って放射状に拡散する配置及び形状に形成されている、
    請求項2に記載の区画部材。
  4. 前記吐出ノズルは、前記吐出孔が複数形成され、
    複数の前記吐出孔は、吐出された前記温度調節済気体が前記第1のパネルに沿って旋回しながら拡散する配置及び形状に形成されている、
    請求項2に記載の区画部材。
  5. 前記噴流ノズルは、前記中間パネルを貫通して延びて一端が前記第1のパネルに接触した筒状に形成された本体と、前記本体の外面から外側に広がる係止片と、を有すると共に、前記一端に隣接した前記本体の部分に前記温度調節済気体を噴流として吐出する吐出孔が形成され、前記係止片に対して前記一端とは反対側の前記本体の部分に前記第2の空間に供給された前記温度調節済気体が流入する流入孔が形成され、
    前記係止片は、前記中間パネルに接する位置に設けられている、
    請求項1に記載の区画部材。
  6. 前記第2のパネルに対して間隔を空けて、前記中間パネルの側とは反対側に設けられた第3のパネルと、
    前記第2のパネルと前記第3のパネルとの間に形成された第3の空間に配置され、前記第2の空間に供給された前記温度調節済気体を噴流として吐出する追加噴流ノズルと、を備える、
    請求項1に記載の区画部材。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の区画部材を複数備え、
    複数の前記区画部材のそれぞれの前記気体導入構造体が、当該複数の前記区画部材に共用の一体に形成された流入ボックスで構成され、
    前記流入ボックスは、複数の前記区画部材のそれぞれの前記第2の空間に前記温度調節済気体を同時に供給する、
    区画部材ユニット。
  8. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の区画部材と、
    気体の温度を調節して前記温度調節済気体を生成する温度調節機器と、を備える、
    冷暖房システム。
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