JP2024000233A - 研削装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ディンプルの発生数の低減とウェーハの生産性とを両立する。【解決手段】ウェーハを吸引保持するチャックテーブルと、ウェーハを研削するための研削ユニットと、位置決め用テーブルを有する位置決めユニットと、位置決め用テーブルとチャックテーブルとの間でウェーハを搬送する搬送アームと、位置決め用テーブルで吸引保持されたウェーハの一面側を撮像するカメラユニットと、カメラユニットで得られた画像に基づいて一面側の汚れ状態を判定する汚れ状態判定部を含む制御ユニットと、位置決め用テーブルとチャックテーブルとの間における搬送アームの移動経路の下部に配置され、ウェーハの他面側が搬送アームで保持された状態でウェーハの一面側に洗浄水を供給するノズルを有する洗浄ユニットと、を備え、制御ユニットは、汚れ状態に応じて洗浄ユニットでのウェーハの洗浄条件を変更可能である研削装置を提供する。【選択図】図1
Description
本発明は、ウェーハ、特に、シリコンインゴットから切り出されたシリコンウェーハ、を研削する研削装置に関する。
IC(Integrated Circuit)等のデバイスチップを製造するためには、通常、単結晶シリコンで形成されているシリコンウェーハ(以下、単にウェーハ)が用いられる。ウェーハは、単結晶シリコンで形成されているシリコンインゴット(以下、単にインゴット)を加工することで製造される。
例えば、内周刃式切断機やマルチワイヤソーでインゴットを薄板状に切断して所定の厚さのウェーハを切り出す(即ち、スライシング)。スライシング後、ウェーハの切断面を、研削等により平坦化する。
スライシング後のウェーハには、シリコンの切り屑が付着していることがある。例えば、ウェーハの一面側に切り屑が残存した状態で一面側をチャックテーブルで吸引保持してウェーハの他面側を研削すると、研削後の他面側には局所的な窪み(ディンプル)が形成される。
ディンプルの発生を抑制するためには、ウェーハの一面をチャックテーブルで吸引保持する前に、この一面側を洗浄する必要がある。しかし、切り屑の付着量は、ウェーハ毎に異なるので、想定される切り屑の最大の付着量に応じた比較的長い洗浄時間を各ウェーハに一律に適用して洗浄を行うと、ウェーハの生産性が低下する。
本発明は係る問題点に鑑みてなされたものであり、ディンプルの発生数の低減と、ウェーハの生産性と、を両立することを目的とする。
本発明の一態様によれば、ウェーハを研削する研削装置であって、該ウェーハを吸引保持するチャックテーブルと、スピンドルを有し、該チャックテーブルで保持された該ウェーハを研削するための研削ホイールが該スピンドルに装着される研削ユニットと、該チャックテーブルの外径よりも小さい径を有する位置決め用テーブルを有し、該ウェーハを所定位置に位置決めするための位置決めユニットと、該位置決め用テーブルと該チャックテーブルとの間で該ウェーハを搬送する搬送アームと、該位置決め用テーブルで吸引保持された該ウェーハの一面側を撮像するカメラを有するカメラユニットと、プロセッサ及びメモリを有し、該カメラユニットで得られた画像に基づいて該一面側の汚れ状態を判定する汚れ状態判定部を含む制御ユニットと、該位置決め用テーブルと該チャックテーブルとの間における該搬送アームの移動経路の下部に配置され、該ウェーハのうち該チャックテーブルで吸引保持される該一面側とは反対側に位置する該ウェーハの他面側が該搬送アームで保持された状態で、該ウェーハの該一面側に洗浄水を供給するノズルを有する洗浄ユニットと、を備え、該制御ユニットは、該汚れ状態に応じて該洗浄ユニットでの該ウェーハの洗浄条件を変更可能である研削装置が提供される。
本発明の一態様に係る研削装置では、カメラで撮像された画像に基づいて制御ユニットがウェーハの一面側の汚れ状態を判定した後、搬送アームがウェーハの他面側を保持した状態でウェーハの一面側を洗浄ユニットで洗浄する。
制御ユニットは、汚れ状態に応じて洗浄ユニットでのウェーハの洗浄条件を変更可能である。例えば、制御ユニットは、切り屑の付着量が比較的少ないウェーハに対しては洗浄時間を短くし、切り屑の付着量が比較的多いウェーハに対しては洗浄時間を長く設定する。
切り屑の付着量が比較的少ないウェーハに対しては洗浄時間を短くできるので、切り屑の付着量が比較的多いウェーハを洗浄する際に適用される洗浄時間を一律に適用して各ウェーハを洗浄する場合に比べて、ウェーハの生産性を向上できる。
加えて、ウェーハの他面側の研削前にウェーハの一面側に対して洗浄を施すことで、研削におけるディンプルの発生数を低減できる。それゆえ、ディンプルの発生数の低減と、ウェーハの生産性と、を両立できる。
(第1の実施形態)添付図面を参照して、本発明の一態様に係る実施形態について説明する。図1は、研削装置2の斜視図である。なお、図1では、構成要素の一部を機能ブロックで示す。図1において、X軸方向、Y軸方向(前後方向)、及び、Z軸方向(上下方向、研削送り方向)は互いに直交する。
研削装置2は、構成要素を支持する直方体状の基台4を有する。基台4の前方(Y軸方向の一方)側には凹部4aが形成されており、この凹部4aには、ウェーハ11を搬送する搬送ロボット6が設けられている。
搬送ロボット6は、多節リンク構造を有する。多節リンクの最上段の先端部には、エンドエフェクタと呼ばれるフォーク状のハンド部6aが設けられている。ハンド部6aは、所定範囲内における任意の位置に配置される。
ハンド部6aは、非接触でウェーハ11を吸引保持できる。ハンド部6aには、それぞれ円板状の複数の吸引パッド(不図示)が設けられている。各吸引パッドは、所謂、ベルヌーイの法則に従って負圧を発生させる。
この様な吸引パッドは、ベルヌーイチャックとも呼ばれる。各吸引パッドには、複数のノズルが形成されており、複数のノズルから放射状又はサイクロン状にエアを噴射させることで、吸引パッドの径方向の中心部に、負圧を発生させる。
ハンド部6aの各吸引パッドを下向きに配置し、ハンド部6aをウェーハ11に接近させた状態で、各吸引パッドから負圧を生じさせると、ウェーハ11がハンド部6aに吸引される。負圧による上向きの力と、ウェーハ11の重さ等による下向きの力と、がつり合うことで、ウェーハ11はハンド部6aに非接触で吸引保持される。
凹部4aのX軸方向の両側には、カセット載置領域8a,8bが設けられている。カセット載置領域8a,8bの各々には、研削前の1以上のウェーハ11を収容しているカセット10が載置されている。ウェーハ11は、上述の様に単結晶シリコンで形成されている。
ウェーハ11は、例えば、レーザービームの集光点をインゴットの所定の深さ位置に位置付けて集光点に対してインゴットを移動させることで機械的強度が脆弱な領域(所謂、改質領域)を形成した後に、改質領域を境にインゴットを分離することで形成される。なお、ウェーハ11は、インゴットをワイヤソーでスライシングすることで形成されてもよい。
研削装置2で研削されるウェーハ11は、インゴットから分離された後、且つ、研削が施される前のものである。ウェーハ11の被研削面(本実施形態では、他面11b)は、改質領域が形成された領域や、スライシングが施された領域に対応する。
ウェーハ11は、一面11aと、一面11aとは反対側に位置する他面11bと、を有する。一面11aから他面11bまでの距離(即ち、ウェーハ11の厚さ)は、例えば、250μmから800μmであり、ウェーハ11の直径は、例えば、2インチ(約50mm)から12インチ(約300mm)である。
勿論、ウェーハ11の一面11a及び他面11bには、IC(Integrated Circuit)、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)等のデバイスや、TEG(Test Element Group)等の回路は形成されていない。
カセット載置領域8aの後方(Y軸方向の他方)には、搬送ロボット6により搬出されたウェーハ11を所定の位置に決めるための位置決めユニット12が設けられている。図2は、位置決めユニット12等の一部断面側面図である。
図2に示す様に、位置決めユニット12は、ウェーハ11が載置される円板状の位置決め用テーブル12aを有する。位置決め用テーブル12aは、後述する研削用のチャックテーブル22の外径に比べて小さい径を有する。
また、位置決め用テーブル12aの径は、ウェーハ11の径よりも小さいので、位置決め用テーブル12aにウェーハ11が載置されると、ウェーハ11の外周部は、位置決め用テーブル12aよりも外側にはみ出す。
位置決め用テーブル12aの表面側には、表面の中心を通る十字状の溝と、当該中心の周りに同心円状に配置された複数の環状溝と、が形成されている。十字状の溝と、複数の環状溝とは、互いに交差して接続しており、位置決め用テーブル12aに形成されている吸引路12bと、接続されている。
吸引路12bの一端部は、十字状の溝の中心部に接続されており、吸引路12bの他端部は、管部等を介して、真空ポンプ等の吸引源14に接続されている。吸引源14を動作させると、位置決め用テーブル12aの表面側の溝に負圧が伝達される。
位置決め用テーブル12aの下面側には、円柱状の回転軸12cが連結されている。回転軸12cの長手方向はZ軸方向に沿って配置されている。回転軸12cは、モータ等の回転駆動源(不図示)に直接又は間接的に連結されている。
回転駆動源を動作させれば、位置決め用テーブル12aは回転軸12cを中心として回転する。なお、位置決め用テーブル12aはどちらの方向にも回転可能である。位置決め用テーブル12aの周囲には、位置決め用テーブル12aの周方向に沿って略等間隔に複数の位置決めピン12dが設けられている。
各位置決めピン12dは、位置決め用テーブル12aの径方向に沿ってそれぞれ同じ距離だけ移動可能である。ウェーハ11をXY平面の所定位置に位置付けるためには、まず、ウェーハ11を位置決め用テーブル12aに載置する。
なお、本実施形態では、ウェーハ11の一面11aが位置決め用テーブル12aに接し、他面11bが上方に露出する様に、ウェーハ11を位置決め用テーブル12aに載置する。載置された状態のとき、位置決め用テーブル12aでウェーハ11を吸引保持しない。
この状態で、複数の位置決めピン12dが、位置決め用テーブル12aの径方向でウェーハ11を挟むことで、ウェーハ11の位置がXY平面の所定位置に調整される。例えば、一面11aの中心が、位置決め用テーブル12aの上面の中心と、XY平面において一致する様にウェーハ11の位置が調整される。
位置調整後、負圧によりウェーハ11を位置決め用テーブル12aで吸引保持し、その後、ウェーハ11の一面11a(即ち、後述するチャックテーブル22での被吸引面)側をカメラユニット16で撮像する。カメラユニット16は、位置決め用テーブル12aの近傍において上向きに配置されたカメラ16aを設けられている。
カメラ16aは、可視光帯域の光を照射する光源(不図示)を有する。光源は、上向きに光を照射して、位置決め用テーブル12aで吸引保持されたウェーハ11の一面11aの所定の範囲を照らす。
一面11aで反射された光は、光軸がZ軸方向に沿って配置された対物レンズ(不図示)を介して、撮像素子で受光される。撮像素子は、例えば、CMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)イメージセンサ、CCD(Charge-Coupled Device)イメージセンサである。
カメラ16aの下部には、位置決め用テーブル12aの半径方向に沿って直線的にカメラ16aを移動させる移動機構(不図示)が設けられている。なお、カメラ16aは、回転軸12cに近づく向きにも回転軸12cから離れる向きにも移動可能である。移動機構は、例えば、ボールねじ式であるが、他の方式であってもよい。
カメラ16aで一面11a側を撮像する際には、回転軸12c周りの所定方向に位置決め用テーブル12aを回転させると共に、カメラ16aを移動機構で直線的に(例えば、回転軸12cに近づく向きに)移動させながら、一面11a側を撮像する。
これにより、一面11a側の中央部(即ち、被吸引領域)を除く一面11a側の全体を撮像できる。得られた画像は、後述する研削装置2の制御ユニット62により、一面11a側の汚れ状態を判定する際に利用される。
位置決めユニット12に対してX軸方向の一方に隣接する領域には、ローディングアーム(搬送アーム)18の基端部が設けられている(図1、図4参照)。図4に示す様に、ローディングアーム18は、腕部18aを有する。
腕部18aの先端部の下面側には、円板状の吸引部18bが設けられている。吸引部18bは、枠体と、枠体の凹部に固定された多孔質板と、を有し、吸引部18bの下面は、ウェーハ11に接触した状態でウェーハ11を吸引保持する保持面18b1として機能する。
腕部18aの基端部に位置する円柱部18cは、回転軸18c1の周りにおいて所定の角度範囲で回転可能である。更に、円柱部18cは、アクチュエータにより、Z軸方向に沿って上下移動可能である。
後述する様に、本実施形態のローディングアーム18は、吸引部18bの高さ位置を精密に調整する必要がある。そこで、アクチュエータには、例えば、電動シリンダが用いられる。電動シリンダは、モータを有し、モータによる軸の回転を直線動作に変換することで、円柱部18cの高さ位置を精密に調整できる。
図1に戻って、ローディングアーム18の基端部よりも後方には円板状のターンテーブル20が設けられている。ターンテーブル20の下面側には、ターンテーブル20を回転させるモータ等の回転駆動源(不図示)が配置されている。
ターンテーブル20の上面側は、放射状に設けられた各々直線状の複数の仕切板により、3つの扇状領域に区切られている。各扇状領域の中心角は略120度である。ローディングアーム18に最も近い扇状領域は、ウェーハ11をターンテーブル20へ搬入又は搬出する搬入搬出領域Aとなる。
搬入搬出領域Aから上面視で時計回りに略120度進んだ扇状領域は、ウェーハ11の粗研削が行われる粗研削領域Bとなる。また、搬入搬出領域Aから上面視で反時計回りに略120度進んだ扇状領域は、ウェーハ11の仕上げ研削が行われる仕上げ研削領域Cとなる。
搬入搬出領域A、粗研削領域B及び仕上げ研削領域Cの各々には、1つのチャックテーブル22が設けられている。各チャックテーブル22は、ターンテーブル20の回転により、搬入搬出領域A、粗研削領域B及び仕上げ研削領域Cのいずれかに選択的に配置される。
チャックテーブル22は、非多孔質セラミックスで形成された円板状の枠体を有する。枠体の上面側には、円板状の凹部が形成されており、この凹部には多孔質セラミックスで形成された円板状の多孔質板が固定されている。
多孔質板には、枠体に形成されている所定の流路を介して、吸引源14(図2参照)から負圧が伝達される。枠体及び多孔質板の上面は、ウェーハ11を吸引保持する保持面22a(図5参照)として機能する。
ローディングアーム18が、位置決め用テーブル12aから、搬入搬出領域Aに配置されたチャックテーブル22にウェーハ11を搬送すると、ウェーハ11は、保持面22aで吸引保持される。
各チャックテーブル22には、直線的又は間接的にモータ等の回転駆動源(不図示)が連結されており、各チャックテーブル22は、所定の回転軸22b(図5参照)の周りに回転可能である。
位置決め用テーブル12aと、搬入搬出領域Aに配置されたチャックテーブル22と、の間における吸引部18bの移動経路18d(図1参照)の下部には、ウェーハ11の一面11a側を洗浄するための第1洗浄ユニット(洗浄ユニット)24が設けられている。なお、移動経路18dは、例えば、吸引部18bの径方向の中心位置の移動軌跡により特定される。
図3は、第1洗浄ユニット24の拡大斜視図である。本実施形態の第1洗浄ユニット24は、3つの洗浄バー部26-1,26-2,26-3を有する。3つの洗浄バー部26-1,26-2,26-3は、基端部において互いに接続されており、XY平面において放射状に配置されている。
3つの洗浄バー部26-1,26-2,26-3のうち隣接する2つが成す角度は、それぞれ略120度である。洗浄バー部26は、金属、樹脂等で形成された直方体状の基台部26aを有する。基台部26aの上面には、基台部26aと略同形状の発泡樹脂体26bが基台部26aの上面を覆う様に固定されている。
発泡樹脂体26bは、例えば、ポリビニルアルコール(以下、PVAと略記する)で形成されたPVAスポンジであり、発泡ポリウレタンで形成された一般的なスポンジに比べて高い、柔軟性、吸水性及び保水性を有する。
基台部26aの1つの側面には、当該側面から突出する態様で1つのノズルユニット28が設けられている。ノズルユニット28は、円柱状の筐体28aを有する。洗浄バー部26-1の基台部26aの側面から突出する1つの筐体28aは、洗浄バー部26-2の基台部26aの長手方向に沿う様に配置されている。
同様に、洗浄バー部26-2の基台部26aの側面から突出する他の1つの筐体28aは、洗浄バー部26-3の基台部26aの長手方向に沿う様に配置されており、洗浄バー部26-3の基台部26aの側面から突出する他のもう1つの筐体28aは、洗浄バー部26-1の基台部26aの長手方向に沿う様に配置されている。
各筐体28aの上面側には、複数のノズル28bが、筐体28aの長手方向に沿って略等間隔に配置されている。本実施形態のノズル28bは、筐体28aに設けられた開口であるが、ノズル28bは、Z軸方向に沿って突出する円筒形状又は円錐形状を有してもよい。
3つの洗浄バー部26-1,26-2,26-3の基端部の下面側には、回転軸30の上端部が連結されている(図4参照)。なお、図4では、回転軸30を一点鎖線で示す。回転軸30は、モータ等の回転駆動源により直接的又は間接的に回転駆動される。
図4は、第1洗浄ユニット24でウェーハ11を洗浄する様子を示す一部断面側面図である。本実施形態では、ローディングアーム18が、位置決め用テーブル12aと、搬入搬出領域Aに配置されたチャックテーブル22と、の間でウェーハ11を搬送する際に、第1洗浄ユニット24でウェーハ11の一面11a(即ち、下面)を洗浄する。
具体的には、ローディングアーム18が、位置決め用テーブル12a上に位置するウェーハ11の他面11b側を吸引部18bで吸引保持した状態で、円柱部18cを上昇させると共に、腕部18aを所定角度だけ回転させてウェーハ11を第1洗浄ユニット24の上方に配置する。
そして、第1洗浄ユニット24を回転軸30の周りに所定の回転数で回転させ、且つ、所定の流量で各ノズル28bから純水等の洗浄水28cを噴射(供給)させると共に、円柱部18cを降下させて発泡樹脂体26bにウェーハ11を押し込む。
これにより、ウェーハ11の一面11a側を洗浄するので、チャックテーブル22で吸引保持される一面11a側を洗浄できる。一例において、回転軸30の回転数は60rpmであり、所定の流量は全てのノズル28bの合計で1.0L/minである。
図1に戻って、ターンテーブル20の後方には、基台4の上面から突出する態様で、四角柱状の支持構造32a,32bが設けられている。支持構造32a,32bの前面側には研削送りユニット34が設けられている。
研削送りユニット34は、支持構造32a,32bの前面に固定されたZ軸方向に略平行な一対のZ軸ガイドレール36を有する。一対のZ軸ガイドレール36には、Z軸移動プレート38がスライド可能に取り付けられている。
Z軸移動プレート38の後方(裏面)側には、ナット部(不図示)が設けられている。ナット部には、一対のZ軸ガイドレール36の間においてZ軸方向に沿って設けられたねじ軸40が、複数のボール(不図示)を介して回転可能に連結している。
ねじ軸40の上端部には、ステッピングモータ等のモータ42が連結されており、モータ42でねじ軸40を回転させれば、Z軸移動プレート38は、Z軸ガイドレール36に沿ってZ軸方向に移動する。
支持構造32aの前方に位置するZ軸移動プレート38の前面には、粗研削ユニット(研削ユニット)44aが設けられている。粗研削ユニット44aは、Z軸移動プレート38に固定された円筒状のスピンドルハウジング46を有する。
スピンドルハウジング46は、その円筒の高さ方向がZ軸方向と略平行に配置されている。スピンドルハウジング46内には円柱状のスピンドル48(図5参照)の一部が回転可能に収容されている。スピンドル48の上端部近傍には、モータ等の回転駆動源(不図示)が設けられている。
スピンドル48の下端部には、円板状のホイールマウント50の上面側が固定されている。粗研削ユニット44aのホイールマウント50の下面側には、円環状の粗研削ホイール(研削ホイール)52aが装着されている。この様に、粗研削ホイール52aは、ホイールマウント50を介してスピンドル48に装着される。
図5に示す様に、粗研削ホイール52aは、アルミニウム合金等の金属材料で形成された円環状のホイール基台52a1を有する。ホイール基台52a1の上面側は、ボルト(不図示)等を利用して、ホイールマウント50の下面側に装着されている。
ホイール基台52a1の下面側には、各々ブロック状の複数の粗研削砥石52a2が固定されている。複数の粗研削砥石52a2は、ホイール基台52a1の周方向に沿って略等間隔で環状に配列されている。
粗研削砥石52a2の下面の軌跡で規定される環状の研削面は、XY平面に対して略平行である。粗研削砥石52a2は、ダイヤモンド、cBN(cubic boron nitride)等の砥粒と、砥粒を固定するためのセラミックス、樹脂等の結合材と、を有する。
粗研削ホイール52aの直下には、ウェーハ11と粗研削砥石52a2との接触領域(被研削領域)へ純水等の研削水を供給する研削水供給ノズル(不図示)が設けられている。
粗研削時には、研削水供給ノズルから被研削領域へ研削水が供給される。なお、研削水供給ノズルに代えて、ホイール基台52a1に開口(不図示)を形成し、当該開口から被研削領域へ研削水を供給してもよい。
粗研削領域Bに配置されたチャックテーブル22で吸引保持されたウェーハ11は、粗研削ホイール52aで粗研削される。なお、粗研削時には、厚さ測定器54でウェーハ11の厚さを測定しながら、他面11b側を研削する。
図5は、粗研削ユニット44aでウェーハ11の他面11bを研削する様子を示す一部断面側面図である。チャックテーブル22は、その外周部に比べて中央部が僅かに(例えば、10μmから20μm)突出している。
回転軸22bは、Z軸方向に対して僅かに傾けられており、保持面22aの一部は、研削面と平行である。研削面が保持面22aの中心上を通る様にチャックテーブル22と粗研削ホイール52aとの位置を調整することで、他面11b側が一様に粗研削される。
再び図1に戻って、支持構造32bの前面側にも研削送りユニット34が設けられている。支持構造32bに設けられた研削送りユニット34のZ軸移動プレート38の前面には、仕上げ研削ユニット(研削ユニット)44bが設けられている。
仕上げ研削ユニット44bも、Z軸移動プレート38に固定された円筒状のスピンドルハウジング46を有する。仕上げ研削ユニット44bのスピンドルハウジング46内には円柱状のスピンドル48(図5参照)の一部が回転可能に収容されている。
スピンドル48の上端部近傍には、モータ等の回転駆動源(不図示)が設けられており、スピンドル48の下端部には、ホイールマウント50が固定されている。仕上げ研削ユニット44bのスピンドル48には、ホイールマウント50を介して円環状の仕上げ研削ホイール(研削ホイール)52bが装着される。
仕上げ研削ホイール52bは、アルミニウム合金等の金属材料で形成された円環状のホイール基台を有する。ホイール基台の下面側には、各々ブロック状の複数の仕上げ研削砥石が固定されている。
複数の仕上げ研削砥石は、ホイール基台の周方向に沿って略等間隔で環状に配列されている。仕上げ研削砥石は、ダイヤモンド、cBN(cubic boron nitride)等の砥粒と、砥粒を固定するためのセラミックス、樹脂等の結合材と、を有する。
但し、仕上げ研削砥石の砥粒の平均粒径は、粗研削砥石52a2の砥粒の平均粒径に比べて小さい。仕上げ研削ホイール52bの直下には、被研削領域へ純水等の研削水を供給する研削水供給ノズル(不図示)が設けられている。
なお、研削水供給ノズルに代えて、ホイール基台に開口(不図示)を形成し、当該開口から被研削領域へ研削水を供給してもよい。仕上げ研削領域Cに配置されたチャックテーブル22で吸引保持されたウェーハ11は、仕上げ研削ホイール52bで仕上げ研削される。
仕上げ研削時にも、厚さ測定器54でウェーハ11の厚さを測定しながら、他面11b側を研削する。仕上げ研削が施されたウェーハ11は、搬入搬出領域Aへ戻される。そして、アンローディングアーム56によりチャックテーブル22から搬出される。
ウェーハ11をスピンナ洗浄装置60に搬入する前には、第1洗浄ユニット24と略同じ構造を有する第2洗浄ユニット58で、ウェーハ11の一面11a(即ち、下面)側を再度洗浄する。第2洗浄ユニット58の構造、使用方法等は、第1洗浄ユニット24と略同じであるので、詳細な説明は省略する。
第2洗浄ユニット58のノズルから洗浄水28cを噴射しながら第2洗浄ユニット58を所定の回転数で回転させると共に、アンローディングアーム56でウェーハ11を第2洗浄ユニット58に押し込むことで、ウェーハ11を洗浄する。
第2洗浄ユニット58でウェーハ11の一面11aを再度洗浄することで、スピンナ洗浄装置60のスピンナテーブルの汚染を低減できる。一面11a側が洗浄されたウェーハ11は、スピンナ洗浄装置60で、他面11b(上面)側が洗浄される。
具体的には、薬液、純水等を用いて他面11b側を洗浄し、その後、乾燥させる。スピンナ洗浄装置60で洗浄されたウェーハ11は、搬送ロボット6により、搬出元のカセット10へ戻される。
研削装置2の各構成要素は、制御ユニット62により制御される。制御ユニット62は、例えば、CPU(Central Processing Unit)に代表されるプロセッサ(処理装置)と、メモリ(記憶装置)と、を含むコンピューターによって構成されている。記憶装置は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の主記憶装置と、フラッシュメモリ等の補助記憶装置と、を含む。
補助記憶装置には、ソフトウェアが記憶されており、このソフトウェアに従い処理装置等を動作させることによって、制御ユニット62の機能が実現される。また、補助記憶装置には、ウェーハ11の汚れ状態を判定するための所定のプログラムが記憶されている。
所定のプログラムをプロセッサで読み込んで実行することで、当該プログラムは、汚れ状態判定部64として機能する。汚れ状態判定部64は、カメラユニット16で得られた画像に基づいて、ウェーハ11の一面11a側の汚れ状態を判定する。
汚れ状態判定部64は、例えば、得られた画像を二値化処理し、白色領域をゴミの付着がない領域と見なし、黒色領域をゴミが付着した領域と見なす。そして、黒色領域の面積に応じて、汚れ状態を判定する。
一例として、一面11aの中央部を除く環状領域において、黒色領域の面積が1%以下であれば汚れ状態はレベル1とされ、同環状領域において黒色領域の面積が1%超5%以下であれば汚れ状態はレベル2とされる。
また、同環状領域において黒色領域の面積が5%超10%以下であれば汚れ状態はレベル3とされ、同環状領域において黒色領域の面積が10%超20%以下であれば汚れ状態はレベル4とされる。
更に、同環状領域において黒色領域の面積が20%超30%以下であれば汚れ状態はレベル5とされる。この様に、汚れ状態に応じて、段階的なレベルが決定される。
なお、位置決め用テーブル12aで吸引保持されている一面11a側の中央部分は、カメラ16aでは撮像できないので、制御ユニット62は、中央部分を除く環状領域の画像に基づいて、レベルを決定する。つまり、環状領域の画像で一面11a側全体の汚れ状態を推定する。
そして、制御ユニット62は、汚れ状態に応じて、第1洗浄ユニット24でのウェーハ11の洗浄条件を変更する。例えば、レベルが最も低い場合(即ち、レベル1)の洗浄時間を基準として、レベルが高くなるほど洗浄時間を長くする。
この様に、本実施形態の制御ユニット62は、ウェーハ11の汚れ状態に応じて第1洗浄ユニット24でのウェーハ11の洗浄条件を変更することで、切り屑の付着量が比較的少ないウェーハ11に対しては洗浄時間を短くできる。
それゆえ、切り屑の付着量が比較的多いウェーハ11を洗浄する際に適用される洗浄時間を一律に適用して各ウェーハ11を洗浄する場合に比べて、ウェーハ11の生産性を向上できる。また、ウェーハ11の研削前に一面11a側に対して洗浄を施すことで、研削におけるディンプルの発生数を低減できる。
なお、洗浄時間に代えて、又は、洗浄時間と共に、(1)ローディングアーム18による第1洗浄ユニット24へウェーハ11の押し込み量、及び、(2)ノズル28bから噴射される洗浄水28cの水圧、の一方又は両方を変更してもよい。
例えば、レベル1の場合の押し込み量及び水圧を基準として、レベルが高くなるほど押し込み量を多くし、且つ、水圧を高くする。これにより、レベル2から5の汚れ状態のウェーハ11を、レベル1の場合の洗浄時間と同じ短時間で洗浄することもできる。
(第2の実施形態)次に、図6を参照し、第2の実施形態について説明する。図6は、第2の実施形態に係る研削装置72の斜視図である。研削装置72では、カメラユニット16を、位置決め用テーブル12aと環状に配置された複数の位置決めピン12dとの間ではなく、凹部4aと位置決めユニット12との間に設ける。
第2の実施形態では、ハンド部6aでウェーハ11の他面11b側を吸引保持した上で、搬送ロボット6がカメラユニット16上にウェーハ11を配置する。そして、カメラ16aで一面11a側の画像を取得する。
カメラ16aの移動と、ハンド部6aの移動と、を適宜組み合わせることで、一面11a側の全体の画像をカメラ16aで取得する。第2の実施形態では、一面11a側が下方に露出しているので、一面11a側の全体を撮像できる。それゆえ、第1の実施形態に比べてより正確にウェーハ11の汚れ状態を決定できる。
なお、第2の実施形態では、ウェーハ11を吸引保持する際にエアの旋回流により所定方向(右回り又は左回り)にウェーハ11を回転させる様に、それぞれサイクロン状にエアを噴出する複数の吸引パッドをハンド部6aに設けてもよい。
サイクロン状にエアを噴出する吸引パッドには、右回りにエアを噴射するものと、左周りにエアを噴射するものとが、存在する。フォーク状のハンド部6aの一面は、対称軸に対して線対称な形状を有する。
各々所定方向にエアを噴射する複数の吸引パッドを、対称軸に対して左右対称にハンド部6aに配置すれば、ウェーハ11を吸引保持すると共に回転させることができる。
この場合、ハンド部6aで吸引保持されているウェーハ11をカメラユニット16の上方で所定の速度で回転させながら、カメラ16aを所定の方向に沿って移動させるだけで、一面11a側の全体を撮像できる。
なお、ウェーハ11の回転のために、各々所定方向(例えば、右回り)にエアを噴射する複数の吸引パッドが配置されている場合、ウェーハ11を回転させずに吸引保持するために、所定方向とは反対方向(例えば、左回り)にエアを各々噴射する複数の吸引パッドを同じ数だけ設けてもよい。
この態様において、ウェーハ11を回転させる場合には、所定方向(例えば、右回り)にエアを噴射する複数の吸引パッドを動作させるが、反対方向(例えば、左回り)にエアを噴射する複数の吸引パッドは動作させない。また、ウェーハ11を回転させない場合には、全ての吸引パッドを動作させる。
(第3の実施形態)次に、図7を参照し、第3の実施形態について説明する。図7は、第3の実施形態に係る研削装置82の斜視図である。研削装置82は、第1の実施形態に係る研削装置2において、位置決めユニット12と第1洗浄ユニット24との間に、洗浄後の一面11aを観察するための追加のカメラユニット84が設けられている。
追加のカメラユニット84は、移動経路18dの直下に位置する。追加のカメラユニット84は、カメラ84aと、カメラ84aを所定方向に直線的に移動させる移動機構(不図示)と、を含む。
第3の実施形態では、第1洗浄ユニット24で一面11a側を洗浄した後、ローディングアーム18がウェーハ11を位置決めユニット12側に戻し、追加のカメラユニット84の上方にウェーハ11を配置する。
そして、洗浄後の一面11aを追加のカメラユニット84で撮像し、制御ユニット62が汚れ状態判定部64を利用して、一面11aが適切に洗浄されたか否かを確認する。具体的には、上述の様に黒色領域の面積に基づいて、適切に洗浄されたか否かが判断される。
制御ユニット62は、第1洗浄ユニット24での洗浄が不十分であると判断した場合、もう一度、第1洗浄ユニット24で洗浄を実行するか、又は、研削装置82に設けられているスピーカ、ランプ、モニタ等(いずれも不図示)を通じて、洗浄結果が異常である旨をオペレータに通知する。
これにより、洗浄が不十分なウェーハ11をチャックテーブル22で吸引保持することを防止できると共に、ローディングアーム18、カメラユニット16、第1洗浄ユニット24等の異常を事前に検知できる。
その他、上述の実施形態に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。例えば、第2の実施形態の研削装置72に、第3の実施形態に記載の追加のカメラユニット84を適用してもよい。
ところで、位置決めユニット12の構成は、上述の構成に限定されない。位置決めユニット12は、複数の位置決めピン12dを有しなくてもよい。この場合、カメラユニット(例えば、上述のカメラユニット16)を利用してウェーハ11の中心が、移動経路18dの直下に配置される。
具体的には、ローディングアーム18から位置決め用テーブル12aにウェーハ11が搬送されると、まず、位置決め用テーブル12aと、カメラユニットと、の協働により、ウェーハ11の一面11a(又は他面11b)の中心が算出される。
例えば、ウェーハ11を静止させた状態で、ウェーハ11の一面11aの外周部を撮像し、一面11aの外周縁の二点の座標を特定する。そして、位置決め用テーブル12aを360度未満の所定角度だけ回転させた後、外周縁の異なる二点の座標を更に特定する。
例えば、一面11aにおける未知の中心(X0,Y0)は、回転前の外周縁の二点の座標(a,b)及び(c,d)を結ぶ線分の垂直二等分線と、回転後の外周縁の二点の座標(e,f)及び(g,h)を結ぶ線分の垂直二等分線と、の交点の座標として算出される。
一面11aの中心の座標を特定した後、この一面11aの中心が移動経路18d上に位置する様に、位置決め用テーブル12aを回転させる。これにより、ローディングアーム18はウェーハ11の他面11bを吸引保持する際に、他面11bの中心と、吸引部18bの中心と、を合せた状態で、ウェーハ11を吸引保持できる。
なお、中心(X0,Y0)を算出する方法は、上述の方法に限定されない。カメラユニット16に代えて、上方から他面11bを撮像可能な他のカメラを用いてもよい。
ところで、第1洗浄ユニット24では、発泡樹脂体26bに代えてPVA等の樹脂で形成されたブラシ(不図示)を基台部26aの上面に固定してもよい。また、発泡樹脂体26bやブラシを省略して、ノズルユニット28から噴射される洗浄水28cのみで一面11aを洗浄してもよい。
2,72,82:研削装置、4:基台、4a:凹部、6:搬送ロボット、6a:ハンド部
8a,8b:カセット載置領域、10:カセット
11:ウェーハ、11a:一面、11b:他面
12:位置決めユニット、12a:位置決め用テーブル
12b:吸引路、12c:回転軸、12d:位置決めピン、14:吸引源
16:カメラユニット、16a:カメラ
18:ローディングアーム(搬送アーム)、18a:腕部、18b:吸引部
18b1:保持面、18c:円柱部、18c1:回転軸、18d:移動経路
20:ターンテーブル、22:チャックテーブル、22a:保持面、22b:回転軸
24:第1洗浄ユニット(洗浄ユニット)
26,26-1,26-2,26-3:洗浄バー部
26a:基台部、26b:発泡樹脂体
28:ノズルユニット、28a:筐体、28b:ノズル、28c:洗浄水、30:回転軸
32a,32b:支持構造、34:研削送りユニット、36:Z軸ガイドレール
38:Z軸移動プレート、40:ねじ軸、42:モータ
44a:粗研削ユニット(研削ユニット)
44b:仕上げ研削ユニット(研削ユニット)
46:スピンドルハウジング、48:スピンドル、50:ホイールマウント
52a:粗研削ホイール、52a1:ホイール基台、52a2:粗研削砥石
52b:仕上げ研削ホイール、54:厚さ測定器、56:アンローディングアーム
58:第2洗浄ユニット、60:スピンナ洗浄装置
62:制御ユニット、64:状態判定部
84:追加のカメラユニット、84a:カメラ
A:搬入搬出領域、B:粗研削領域、C:仕上げ研削領域
8a,8b:カセット載置領域、10:カセット
11:ウェーハ、11a:一面、11b:他面
12:位置決めユニット、12a:位置決め用テーブル
12b:吸引路、12c:回転軸、12d:位置決めピン、14:吸引源
16:カメラユニット、16a:カメラ
18:ローディングアーム(搬送アーム)、18a:腕部、18b:吸引部
18b1:保持面、18c:円柱部、18c1:回転軸、18d:移動経路
20:ターンテーブル、22:チャックテーブル、22a:保持面、22b:回転軸
24:第1洗浄ユニット(洗浄ユニット)
26,26-1,26-2,26-3:洗浄バー部
26a:基台部、26b:発泡樹脂体
28:ノズルユニット、28a:筐体、28b:ノズル、28c:洗浄水、30:回転軸
32a,32b:支持構造、34:研削送りユニット、36:Z軸ガイドレール
38:Z軸移動プレート、40:ねじ軸、42:モータ
44a:粗研削ユニット(研削ユニット)
44b:仕上げ研削ユニット(研削ユニット)
46:スピンドルハウジング、48:スピンドル、50:ホイールマウント
52a:粗研削ホイール、52a1:ホイール基台、52a2:粗研削砥石
52b:仕上げ研削ホイール、54:厚さ測定器、56:アンローディングアーム
58:第2洗浄ユニット、60:スピンナ洗浄装置
62:制御ユニット、64:状態判定部
84:追加のカメラユニット、84a:カメラ
A:搬入搬出領域、B:粗研削領域、C:仕上げ研削領域
Claims (1)
- ウェーハを研削する研削装置であって、
該ウェーハを吸引保持するチャックテーブルと、
スピンドルを有し、該チャックテーブルで保持された該ウェーハを研削するための研削ホイールが該スピンドルに装着される研削ユニットと、
該チャックテーブルの外径よりも小さい径を有する位置決め用テーブルを有し、該ウェーハを所定位置に位置決めするための位置決めユニットと、
該位置決め用テーブルと該チャックテーブルとの間で該ウェーハを搬送する搬送アームと、
該位置決め用テーブルで吸引保持された該ウェーハの一面側を撮像するカメラを有するカメラユニットと、
プロセッサ及びメモリを有し、該カメラユニットで得られた画像に基づいて該一面側の汚れ状態を判定する汚れ状態判定部を含む制御ユニットと、
該位置決め用テーブルと該チャックテーブルとの間における該搬送アームの移動経路の下部に配置され、該ウェーハのうち該チャックテーブルで吸引保持される該一面側とは反対側に位置する該ウェーハの他面側が該搬送アームで保持された状態で、該ウェーハの該一面側に洗浄水を供給するノズルを有する洗浄ユニットと、
を備え、
該制御ユニットは、該汚れ状態に応じて該洗浄ユニットでの該ウェーハの洗浄条件を変更可能であることを特徴とする研削装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022098907A JP2024000233A (ja) | 2022-06-20 | 2022-06-20 | 研削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022098907A JP2024000233A (ja) | 2022-06-20 | 2022-06-20 | 研削装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2024000233A true JP2024000233A (ja) | 2024-01-05 |
Family
ID=89384705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022098907A Pending JP2024000233A (ja) | 2022-06-20 | 2022-06-20 | 研削装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2024000233A (ja) |
-
2022
- 2022-06-20 JP JP2022098907A patent/JP2024000233A/ja active Pending
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