JP2023551810A - クランプ装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023551810000001
本発明は、作動媒体によって作動可能なゼロ点クランプシステム(1)と、ゼロ点クランプシステム(1)に結合可能なマシンバイス(2)と、ゼロ点クランプシステム(1)上でマシンバイス(2)を搬送及び位置決めするための把持位置決め装置(3)とを備え、ゼロ点クランプシステム(1)が少なくとも1つの結合要素(26)を含み、把持位置決め装置(3)が作動媒体をゼロ点クランプシステム(1)に供給するために結合要素(26)に結合可能な少なくとも1つのドッキング要素(28)を有するドッキング装置(27)を含む、クランプ装置に関する。容易な結合プロセスを可能にするために、ゼロ点クランプシステム(1)上の少なくとも1つの結合要素(26)がマシンバイス(2)上に位置するクランプ要素(18)用の受入れ開口部(19)と平行にオフセットされており、マシンバイス(2)上に位置するクランプ要素(18)の受入れ開口部(19)内への引込み動作によって、少なくとも1つのドッキング要素(28)が結合要素(26)に結合されるように配置される。
【選択図】図4

Description

本発明は、請求項1のプリアンブルに記載のクランプ装置に関する。
このようなクランプ装置は、特許文献1から知られている。これは、作動媒体によって作動可能なゼロ点クランプシステムと、パレットを介してゼロ点クランプシステムに結合可能なマシンバイスと、マシンバイスを備えたパレットをゼロ点クランプシステム上で搬送及び位置決めするためのパレットグリッパとして設計された把持位置決め装置と、を有する。パレットグリッパを介してゼロ点クランプシステムに作動媒体を供給できるように、ドッキングユニットがプレートグリッパに組み込まれており、パレット用クランプシステムにドッキングすることができる。ゼロ点クランプシステムは、プレートに組み込まれた複数のゼロ点クランプ装置を含み、その各々は、パレットの下面から突出するクランプピンを受けるための受入れ開口部を有する。パレットグリッパに配置されたドッキングユニット内の対応するドッキング要素と結合するために、並んで配置された複数の結合要素がプレートの側壁に設けられている。ゼロ点クランプ装置を作動させるために、結合要素を介してゼロ点クランプシステムに作動媒体を供給することができる。結合要素は、その長手軸がクランプスピゴットの受入れ開口部の長手軸に対して直角に整列するように、パレットの側壁に配置される。マシンバイスが配置されたパレットは、パレットグリッパによってゼロ点クランプシステムのプレート上に配置することができる。パレットグリッパ上に配置されたドッキングユニットをゼロ点クランプシステム上に配置された結合要素に結合するためには、ドッキングユニット内のドッキング要素をゼロ点クランプシステム内の結合要素に対して垂直に整列させるために、ドッキングユニットを最初にプレートグリッパに対して下降させなければならない。この垂直方向の位置合わせの後、次のステップで、ドッキングユニットをゼロ点クランプシステムのプレートにロックしてドッキング要素を結合要素に接続するために、ドッキングユニットを水平方向に延ばす必要がある。そのためには、対応するリニアガイドと別個の駆動装置が必要である。
DE102018128883A1
本発明の課題は、最初に述べたタイプのクランプ装置を考案することであり、ドッキングユニットを結合することにより、ドッキングユニットに別個の駆動装置を設けることなく、ゼロ点クランプシステムに作動媒体を供給することを可能にすることである。
この課題は、請求項1の特徴を有するクランプ装置によって解決される。本発明の適切な実施形態及び有用な改良は、従属請求項に記載されている。
本発明によるクランプ装置におけるゼロ点クランプシステムは、少なくとも1つの結合要素を有し、把持位置決め装置は、作動媒体をゼロ点クランプシステムに供給するための結合要素に結合可能な少なくとも1つのドッキング要素を備えたドッキング装置を有する。ゼロ点クランプシステム上の少なくとも1つの結合要素は、マシンバイス上に配置されたクランプ要素用の受入れ開口部と平行にオフセットされており、少なくとも1つのドッキング要素は、マシンバイス上に配置されたクランプ要素の受入れ位置への引込み動作によって結合要素に結合されるように配置されている。本発明によるクランプ装置の重要な利点は、作動媒体の供給のために設けられた結合要素の結合も、追加の駆動装置や複雑な結合動作なしで、把持位置決め装置によって開始されるゼロ点クランプシステムへのマシンバイスの結合だけで行われる。
特に好ましい実施形態では、互いに結合可能な結合要素及びドッキング要素は、作動媒体として圧縮空気や油圧流体を移送するための流体移送要素として設計されている。結合要素は、好都合には、貫通開口部を含み、貫通開口部の長手軸はクランプ要素用の受入れ開口部の長手軸と平行に延びる。圧縮ばねによって閉位置に作動されるブロック要素を、結合要素の貫通開口部に配置することができる。互いに結合可能な結合要素とドッキング要素は、流体伝達要素として、及び/又は電気エネルギーもしくは電気信号を伝達するための電気コネクタとして設計することができる。電気コネクタは、非接触伝送用の接続要素として設計することもできる。
少なくとも1つのドッキング要素は、ドッキングユニットの受入れ開口部内へ軸方向に変位可能な圧力ラム(圧力ピストン)であって、貫通開口部が設けられた圧力ラムを含むことができる。把持位置決め装置がマシンバイスをゼロ点クランプシステムにドッキングさせるためのドッキング位置にあるとき、圧力ラムは、圧力ラムの貫通開口部が、対応する結合要素の貫通開口部と整列するように配置される。圧力ラムは、圧縮ばねによって外側に押圧され得、好都合には、接続部分に配置されたブロック要素を開放するための結合要素に面する外端部に設けられた中央圧力部と、圧縮空気をドッキング要素から結合要素に運ぶための通路と、を有する。ブロック要素は、結合要素内を移動するように案内され、圧縮ばねによって閉位置に付勢されるブロックピンであり得る。
分離を容易にするために、圧力ラムは、好都合には、作動媒体が作用して圧力ラムを引込み位置に移動させることができる第1の圧力面を有する。これにより、ゼロ点クランプシステムの中心軸に対して90°の角度で分離するために、把持位置決め装置を離すことが可能になる。更なる有用な方法では、圧力ラムを差圧ラムとして設計することができ、この差圧ラムは、作動媒体が作用して圧力ラムを引込み位置に移動させることができる第1の圧力面に加えて、作動媒体が作用して圧力ラムを引出し位置に移動させる(押される)ことができる第2の圧力面を含む。これにより、圧力ラムは、作動媒体によって結合要素に押し付けられるとともに、引き込まれることも可能になる。好都合には、複数の切換弁が圧縮空気の供給を制御するためにドッキングユニット内に配置される。ばね付勢式の閉鎖機構を備えたゼロ点クランプシステムには、ゼロ点クランプシステムを開位置に保持するために、セルフロック弁を配置することができる。
特に有用な実施形態では、並んで配置された複数の第1の結合要素の列がゼロ点クランプシステム上に配置され、並んで配置された複数のドッキング要素が、各列の対応する結合要素と結合するために、把持位置決め装置上に配置される。これにより、異なる長さのマシンバイスにも、複雑な調整機構なしで作動媒体を供給することができる。結合要素は、様々なマシンバイスに合わせて所定の分割と間隔を空けて格子状に配置することができる。この格子は、特定の寸法及び要件に適合させることができる。
別の有用な実施形態では、把持位置決め装置は、クランプ装置への解放可能な接続及び搬送中のクランプ装置の固定保持のための結合装置に加えて、クランプ装置をクランプ位置と解放(リリース)位置との間で移動させる一体型駆動装置を有することができる。したがって、このような把持位置決め装置は、クランプ装置を、異なる位置間で、例えば、工作機械内の保管位置と機械加工位置との間で、往復搬送することができるだけでなく、クランプ位置と解放位置との間の移動のために様々な位置でクランプ装置を作動させることもできる。したがって、この把持位置決め装置により、従来のクランプ装置を、加工中のワークピースを保持するためだけでなく、ワークピースの搬送や取扱いのための把持装置としても使用することができる。これにより、ローディングプロセスが簡略化され、組立時間や停止時間が短縮される。交換作業や再加工作業を機械室の外部で行うこともできる。
本発明のさらなる詳細及び利点は、図面を参照した好ましい実施形態例の以下の説明から明らかになるであろう。
ゼロ点クランプシステム、マシンバイス、及び把持位置決め装置を備えたクランプ装置の斜視図を示す。 図1に示すクランプ装置の側面図を示す。 図1に示すクランプ装置の拡大斜視図を示す。 図1に示すクランプ装置の詳細図を示す。 図1に示すクランプ装置のゼロ点クランプシステムの上面図を示す。 図5の線A-Aに沿った断面図を示す。 図5の線B-Bに沿った断面図を示す。 ゼロ点クランプシステムの制御のための回路図を示す。 ゼロ点クランプシステムのスイッチング状態を監視するためのセンサ機構を備えたクランプ装置を示す。
図1は、機械加工のためにワークピースをクランプするように設計されたクランプ装置を示す。クランプ装置は、ゼロ点クランプシステム1と、ゼロ点クランプシステム1に結合可能なマシンバイス2と、ゼロ点クランプシステム1上でマシンバイス2を搬送して位置決めするために、マシンバイス2に着脱可能に接続可能な把持位置決め装置3と、を含む。把持位置決め装置3は、異なる位置間でのマシンバイス2の搬送のために、マシンバイス2に結合することができる。図示の実施例では、マシンバイス2に結合可能な把持位置決め装置3は、支持アーム4に取り付けられており、支持アーム4は、多関節アームロボットとして設計されたロボットの複数の軸で移動可能である。しかしながら、把持位置決め装置3は、マシンバイス1を異なる方向に移動させるためのガントリーロボットに、又は異なる設計の搬送システム又は位置決めシステムに、配置することもできる。図示の実施形態では、ゼロ点クランプシステム1は、ここでは垂直に位置合わせされたクランプテーブル又はクランプキャリア5に固定可能な別個のアセンブリとして設計されている。しかしながら、ゼロ点クランプシステム1を工作機械のクランプテーブル又はワークピーステーブルに組み込むこともできる。
図2から図4に、より詳細に示されるマシンバイス2は、互いに対して調整可能な2つのクランプジョー6及び7を有するセンタリングバイスとして設計されている。しかしながら、それはまた、1つの固定クランプジョーと1つの可動クランプジョーとを有してもよく、又は3つ以上のクランプジョーを有するマルチクランプ装置として設計されてもよい。図示の実施例では、マシンバイス2は、ベース要素8を含み、ベース要素8上で、2つのクランプジョー6および7は、図4に示すスライド9および10上を移動するように案内され、2つのクランプジョー6および7は、本明細書では調整スピンドルとして設計された調整要素11を備えた調整機構によって対向して調整可能である。
図4から分かるように、調整スピンドルの形態である調整要素11は、その自由端に、把持位置決め装置3に組み込まれた駆動装置14の対応する結合部品13に結合するための、例えば、外六角の形態の結合プロファイル12を有する。把持位置決め装置3はまた、その前面側に、マシンバイス2のベース要素8との確実な結合のための結合ユニット15を含む。結合ユニット15を介して、マシンバイス2は、把持位置決め装置3によって把持され、所望の位置まで搬送され得る。結合ユニット15は、マシンバイス2を把持するだけでなく、搬送中にマシンバイス2を確実に保持し、したがってまた、マシンバイス2をゼロ点クランプシステム1まで、例えば任意の位置で、安全に搬送するように設計されている。RFID書込み/読取りヘッド16及び様々なセンサもまた、把持位置決め装置3の前面側に配置され、ロックを監視し、距離を検出し、かつマシンバイス2の存在をチェックする。
把持位置決め装置3に組み込まれた回転駆動装置14により、調整スピンドルとして設計された調整要素11を回転させて、2つのクランプジョー6及び7を相互に調整することができる。したがって、マシンバイス2は、把持位置決め装置3を介して搬送されるだけでなく、クランプされたり、解放されたりすることも可能である。したがって、マシンバイス2は、機械加工の間、クランプするためだけでなく、機械加工の前に、搬送のために加工物を把持するためにも使用することができる。外六角として設計された結合プロファイル13の代わりに、スプラインシャフト、クローアタッチメント、四エッジ接続、又はトラニオンアタッチメント付きシャフトなど、他の結合に関するソリューションも使用することができる。回転駆動装置14は、把持位置決め装置3をマシンバイス2に結合する間、調整スピンドルとして設計された調整要素11に結合されるように設計されている。マシンバイス2の搬送及び動作のための把持位置決め装置の1つの可能な設計は、DE102018106210A1に開示されている。把持位置決め装置の設計及び動作モードに関して、本開示の内容を明示的に言及する。
マシンバイス2のベース要素8の下面17から直角に突出するゼロ点クランプ要素18は、図4及び図5に示すゼロ点クランプシステム1の受入れ開口部19にロック可能に係合するために設けられている。本明細書ではクランプスピゴット(クランプ差込部)として設計されているゼロ点クランプ要素17を介して、マシンバイス2を、対応するゼロ点クランプシステム1を備える工作機械の機械テーブル上で、中心を合わせて正確に位置決めし、適切なクランプ装置でクランプすることができる。この目的のために、ここでは単一のクランプスピゴットとして設計されているゼロ点クランプ要素17は、ゼロ点クランプ要素17の受入れ開口部19の長手軸20に沿って移動し、その後のクランプのためにゼロ点クランプ要素17の受入れ開口部19に係合するように、マシンバイス2は把持位置決め装置3によって移動される。図示の実施形態では、クランプスピゴットとして設計された1つのみのゼロ点クランプ要素17がマシンバイス2上に配置されている。しかしながら、センタリング要素及びクランプ要素として機能する複数のゼロ点クランプ要素が、ゼロ点クランプシステムの対応する受入れ開口部に係合するために、マシンバイス2に設けられ得る。
別個のゼロ点クランプモジュールとして示された実施形態において設計されているゼロ点クランプシステム1は、ベースプレート21上に配置されたポット状のハウジング22を含み、その中に、ゼロ点クランプ要素17用の受入れ開口部18と、クランプスピゴットとして設計されたゼロ点クランプ要素17を介してマシンバイス2をクランプするための図6で示したクランプ装置23とが配置されている。ハウジング22は、その上側に、マシンバイス2を支持するための中央受入れ開口部19の周りに配置された複数の平坦な接触面24を有する。ブロック状接続ユニット25もまた、ゼロ点クランプシステム1上に設けられ、複数の第1の結合要素26が受入れ開口部18に平行に配置される。
接続ユニット25に結合可能なドッキング装置27は、ゼロ点クランプシステム1に作動媒体を供給するために、結合要素26に結合可能な複数のドッキング要素28と共に把持位置決め装置3上に配置される。ゼロ点クランプシステム1の結合要素26と対応するドッキング要素28は、作業テーブルに特別な設備がなくても、ゼロ点クランプシステム1へのエネルギー供給を実現することができるインタフェースを形成している。図示の実施形態例では、クランプ装置23は、ゼロ点クランプシステム1に作動媒体として圧縮空気が供給されるように、空気圧で作動される。把持位置決め装置3を介してゼロ点クランプシステム1に供給される圧縮空気は、クランプ装置23を作動させるために使用することができるだけでなく、圧縮空気は、切り屑や他の任意の汚染物質を除去するための送風空気として使用することもできる。しかしながら、油圧式又は電気式のクランプシステムの場合、結合要素が適切に設計されていれば、作動媒体として油圧流体又は電流を把持位置決め装置を介してゼロ点クランプシステムに供給することもできる。
クランプ装置23は、ばね付勢によって閉じられ、圧縮空気によって開くことができるように構成することができる。しかしながら、ゼロ点クランプシステム1に供給される圧縮空気は、クランプ装置23を開くことができるだけでなく、ばね付勢によって生成されるクランプ力を増強するために使用することもできる。更に、圧縮空気を、吹き飛ばし機能又はクリーニング機能を実現するために使用することもできる。センサ及び動圧クエリによって実施される制御機能も、圧縮空気によって実施することができる。
図示の実施形態では、ゼロ点クランプシステム1の接続ユニット25に、並んで配置された複数列の結合要素26が設けられている。把持位置決め装置3のドッキング装置27はまた、各列の対応する結合要素26と結合するために並んで配置された複数のドッキング要素28を有する。このようにして、様々な長さのマシンバイス2を接続することもできる。接続ユニット25に配置された結合要素26は、チャネル29とライン30を介してクランプ装置23に接続される。ドッキング装置27に配置されたドッキング要素28には、適切な接続部を介して圧縮空気が供給される。図示の実施形態では、ゼロ点クランプシステム1上に互いに離隔した4つの列が設けられ、4つの列それぞれが並んで配置された3つの結合要素26を有し、かつ各列の結合要素26と結合するために、把持位置決め装置3のドッキング装置27上に並んで配置された3つのドッキング要素28が設けられている。要件に応じて、他のグリッドや分割も可能である。
特に図7から分かるように、ゼロ点クランプシステム1の接続ユニット25に配置された結合要素26は、貫通開口部32を有する接続ユニット25にねじ込まれたブッシング状の接続部31と、貫通開口部32内で移動するように配置され、圧縮ばね33によって閉じる方向に付勢されたブロック要素34と、を有する。図示の実施形態では、ブロック要素34はブロックピンとして設計されている。結合要素26は、接続部31の貫通開口部32の長手軸35がクランプ要素18の受入れ開口部19の長手軸20と平行に延びるように、図6に従って配置される。
また、図7では、ドッキング装置27に配置されたドッキング要素28が、受入れ開口部36内で軸方向に変位可能な圧力ラム37を含むことが分かる。圧力ラム37は、貫通開口部38を有し、ばね39によって外側に押圧される。ドッキング要素28の圧力ラム37は、把持位置決め装置3がマシンバイス2をゼロ点クランプシステム1にドッキングするためのドッキング位置にあるとき、貫通開口部38が結合要素26の対応する貫通開口部32と整列するように、配置される。したがって、結合要素26とドッキング要素28は、マシンバイス2上のクランプピンとして設計されているゼロ点クランプ要素17がゼロ点クランプシステム1の受入れ開口部19内に引き込まれたときに、圧縮空気をゼロ点クランプシステム1へ供給するために互いに結合される。圧縮空気供給部を結合するために、別個の駆動装置は必要とされない。
圧力ラム37は、結合要素26に面する外端部に、ピン状ブロック要素34を開くための中央圧力部40と、圧力ラム37の貫通開口部38から接続部31の貫通開口部32に圧縮空気を運ぶためのノズル状通路41と、を有する。シール42は、圧力ラム37の外端部に配置され、圧力ラム37を結合要素26の接続部31と密封接続する。
図8は、ドッキング装置27を介してゼロ点クランプシステム1を空気圧制御するための回路図を示す。この回路図は、ゼロ点クランプシステム1上のM2で示されるクランプ装置23と、切り屑や他の汚染物質を吹き飛ばすための概略的に示された送風装置43と、セルフロック弁44と、X1からX3で示される3つの結合要素26と、を示す。M1、M3、及びM4で示される3つのドッキング要素28と、S1~S4で示される4つの切換弁45とがドッキング装置27に示されている。ドッキング装置27に圧縮空気を供給するために、P1で示される圧力接続部46もドッキング装置27に設けられている。
クランプ装置23は、X1とマークされた第1の結合要素26を介して解放位置に作動させることができる。クランプ位置においてばね45が作用するクランプ装置23のクランプ力は、X2とマークされた第2の結合要素26を介して高めることができる。切り屑や他の汚染物質を吹き飛ばすための送風装置43は、X3で示す第3の結合要素26を介して供給することができる。ドッキング装置27がゼロ点クランプシステム1に結合されると、クランプ装置23は、S1とマークされた第1の切換弁45によって解放位置に移動することができる。一方、クランプ位置においてばね47が作用するクランプ装置23のクランプ力は、S2とマークされた第2の切換弁45によって高めることができる。クランプ装置23の上流のセルフロック弁44によって、クランプ装置23は、アンローディングの間は開いたままであり、逆圧を積極的に制御するときにのみ閉じることを保証することができる。S3で示される第3の切換弁45は、送風装置43を制御するために使用することができる。S4で示される第4の切換弁45は、把持位置決め装置3の分離を容易にする目的で、ドッキング要素28の圧力ラム37を引き込むために使用することができる。
上述のクランプ装置を用いて、マシンバイス2を、図1に示すように、準備ステーションから、把持位置決め装置3を介して、クランプ支持体5に固定されたゼロ点クランプシステム1に搬送することができる。ゼロ点クランプシステム1に配置されたクランプ装置23は、ばね力でクランプされ得、かつ、圧縮空気による制御又はクランプ力を高めた制御によって解放され得るように設計されている。次いで、セルフロック弁44はゼロ点クランプシステム1に組み込まれ、積極的(ポジティブ)な逆圧が圧縮空気によって調整されるまで、クランプ装置23を開いたままの状態に維持する。把持位置決め装置3によって搬送されるマシンバイス2が、そのピン状のゼロ点クランプ要素18と共にゼロ点クランプシステム1の対応する受入れ開口部19内に引き込まれるときに、圧縮空気をゼロ点クランプシステム1に導入するだけでよい。ピン状のゼロ点クランプ要素18は、マシンバイス2の正確な位置を指定する。クランプ装置23のクランプ状態及び解放状態は、損傷を回避するために適切なセンサ機構によって検出することができる。これにより、クランプ装置23が閉じているときに、把持位置決め装置3によってマシンバイス2がゼロ点クランプシステム1に結合されたり、ゼロ点クランプシステム1から取り外されたりすることが防止される。
ゼロ点クランプシステム1の切換え状態の監視は、例えば、図9に示すセンサ機構を介して実行することができる。センサ機構は、スイッチ49を有するゼロ点クランプシステムのクランプ装置23に接続されたプッシュロッド48と、ドッキング装置27上に配置されたセンサ50と、を有する。スイッチアクチュエータ49が全ての考えられるバイスを監視するために利用可能であるように、スイッチアクチュエータ49を異なるバイスの間隔寸法で配置することができる。プッシュロッド48は、伝達レバー51とジョイント52とを備える関節継手を介して、ゼロ点クランプシステム1に組み込まれたクランプ装置23に接続されている。したがって、クランプ装置23の動きを増幅することができる。センサ50は、好都合には、レーザセンサであってもよい。しかしながら、超音波センサやレーダセンサ、その他の誘導性、容量性、又は類似のセンサによる監視も行うことができる。センサ信号はまた、例えば、ブルートゥース(登録商標)又は同様の無線方法を介して、ゼロ点クランプシステム1からドッキング装置27に送信されて、圧縮空気を制御することができる。
ゼロ点クランプシステム1にマシンバイス2をローディングする間、図7に示す圧力ラム37は、ばね39によって下方に押圧される。ピン状のゼロ点クランプ要素18が受入れ開口部19内に正しく導入され、マシンバイス2が平坦な接触面24上に置かれるとすぐに、圧力ラム37はゼロ点クランプシステム1上に配置された結合要素26の接続部31に接触する。その後、ゼロ点クランプシステム1への圧縮空気の供給は、切換弁45と、クランプするために作動されるクランプ装置23とによって制御することができる。
マシンバイス2をゼロ点クランプシステム1上にクランプした後、把持位置決め装置3をマシンバイス2から分離することができ、この場合、圧縮空気は、圧力ラム37も引き出し、それにより把持位置決めユニット3の横方向の分離運動のための自由空間を作り出すために、ここでも効果的に利用され得る。この目的のために、図7に示す圧力ラム37は、圧力ラム37を引込み位置に移動させるために切換弁S4を開放することによって、圧縮空気の作用を受ける第1の圧力面53を有する。図示の実施形態における圧力ラム37は、差圧ラムとして設計されており、環状の第1の圧力面53に加えて、圧縮空気の作用を受ける第1の圧力面53と比べて小さい第2の圧力面54を有する。したがって、圧力ラム37は、圧縮空気を介して引き出されるだけでなく、結合要素26に押し付けられることもできる。
マシンバイス2をゼロ点クランプシステム1から取り外すには、把持位置決め装置3をドッキング装置27と共にゼロ点クランプシステム1の対応する結合要素26に位置決めする。ドッキング要素28の圧力ラム37が延出され、ゼロ点クランプシステム1の結合要素26と接触することができるように、S4で示される第4の切換弁45は閉じられる。S1で示される第1の切換弁45の対応する作動により、次に、クランプ装置23を開放するように制御することができる。クランプ装置23の開放は、対応するセンサ機構によって検出される。ゼロ点クランプシステム1内の開放圧力は、リターン弁として設計されているセルフロック弁44が開放されクランプ装置23が閉じることができるまで、セルフロック弁44によって維持される。
1 ゼロ点クランプシステム
2 マシンバイス
3 把持位置決め装置
4 支持アーム
5 クランプキャリア
6 クランプジョー
7 クランプジョー
8 ベース要素
9 スライド
10 スライド
11 調整要素
12 結合プロファイル
13 回転駆動装置
14 結合部品
15 結合ユニット
16 RFID書込み/読取りヘッド
17 下面
18 ゼロ点クランプ要素
19 受入れ開口部
20 長手軸
21 ベースプレート
22 ハウジング
23 クランプ装置
24 平坦な接触面
25 接続ユニット
26 結合要素
27 ドッキング装置
28 ドッキング要素
29 チャネル
30 ライン
31 接続部分
32 貫通開口部
33 圧縮ばね
34 ブロック要素
35 長手軸
36 受入れ孔
37 圧力ラム
38 貫通開口部
39 ばね
40 圧力部品
41 通路
42 シール
43 送風装置
44 セルフロック弁
45 切換弁
46 圧力接続部
47 ばね
48 プッシュロッド
49 スイッチアクチュエータ
50 センサ
51 伝達レバー
52 ジョイント
53 第1の圧力面
54 第2の圧力面
本発明は、請求項1のプリアンブルに記載のクランプ装置に関する。
このようなクランプ装置は、特許文献1から知られている。これは、作動媒体によって作動可能なゼロ点クランプシステムと、パレットを介してゼロ点クランプシステムに結合可能なマシンバイスと、マシンバイスを備えたパレットをゼロ点クランプシステム上で搬送及び位置決めするためのパレットグリッパとして設計された把持位置決め装置と、を有する。パレットグリッパを介してゼロ点クランプシステムに作動媒体を供給できるように、ドッキングユニットがプレートグリッパに組み込まれており、パレット用クランプシステムにドッキングすることができる。ゼロ点クランプシステムは、プレートに組み込まれた複数のゼロ点クランプ装置を含み、その各々は、パレットの下面から突出するクランプピンを受けるための受入れ開口部を有する。パレットグリッパに配置されたドッキングユニット内の対応するドッキング要素と結合するために、並んで配置された複数の結合要素がプレートの側壁に設けられている。ゼロ点クランプ装置を作動させるために、結合要素を介してゼロ点クランプシステムに作動媒体を供給することができる。結合要素は、その長手軸がクランプスピゴットの受入れ開口部の長手軸に対して直角に整列するように、パレットの側壁に配置される。マシンバイスが配置されたパレットは、パレットグリッパによってゼロ点クランプシステムのプレート上に配置することができる。パレットグリッパ上に配置されたドッキングユニットをゼロ点クランプシステム上に配置された結合要素に結合するためには、ドッキングユニット内のドッキング要素をゼロ点クランプシステム内の結合要素に対して垂直に整列させるために、ドッキングユニットを最初にプレートグリッパに対して下降させなければならない。この垂直方向の位置合わせの後、次のステップで、ドッキングユニットをゼロ点クランプシステムのプレートにロックしてドッキング要素を結合要素に接続するために、ドッキングユニットを水平方向に延ばす必要がある。そのためには、対応するリニアガイドと別個の駆動装置が必要である。
DE102018128883A1
本発明の課題は、最初に述べたタイプのクランプ装置を考案することであり、ドッキングユニットを結合することにより、ドッキングユニットに別個の駆動装置を設けることなく、ゼロ点クランプシステムに作動媒体を供給することを可能にすることである。
この課題は、請求項1の特徴を有するクランプ装置によって解決される。本発明の適切な実施形態及び有用な改良は、従属請求項に記載されている。
本発明によるクランプ装置におけるゼロ点クランプシステムは、少なくとも1つの結合要素を有し、把持位置決め装置は、作動媒体をゼロ点クランプシステムに供給するための結合要素に結合可能な少なくとも1つのドッキング要素を備えたドッキング装置を有する。ゼロ点クランプシステム上の少なくとも1つの結合要素は、マシンバイス上に配置されたクランプ要素用の受入れ開口部と平行にオフセットされており、少なくとも1つのドッキング要素は、マシンバイス上に配置されたクランプ要素の受入れ位置への引込み動作によって結合要素に結合されるように配置されている。本発明によるクランプ装置の重要な利点は、作動媒体の供給のために設けられた結合要素の結合も、追加の駆動装置や複雑な結合動作なしで、把持位置決め装置によって開始されるゼロ点クランプシステムへのマシンバイスの結合だけで行われる。
特に好ましい実施形態では、互いに結合可能な結合要素及びドッキング要素は、作動媒体として圧縮空気や油圧流体を移送するための流体移送要素として設計されている。結合要素は、好都合には、貫通開口部を含み、貫通開口部の長手軸はクランプ要素用の受入れ開口部の長手軸と平行に延びる。圧縮ばねによって閉位置に作動されるブロック要素を、結合要素の貫通開口部に配置することができる。互いに結合可能な結合要素とドッキング要素は、流体伝達要素として、及び/又は電気エネルギーもしくは電気信号を伝達するための電気コネクタとして設計することができる。電気コネクタは、非接触伝送用の接続要素として設計することもできる。
少なくとも1つのドッキング要素は、ドッキングユニットの受入れ開口部内へ軸方向に変位可能な圧力ラム(圧力ピストン)であって、貫通開口部が設けられた圧力ラムを含むことができる。把持位置決め装置がマシンバイスをゼロ点クランプシステムにドッキングさせるためのドッキング位置にあるとき、圧力ラムは、圧力ラムの貫通開口部が、対応する結合要素の貫通開口部と整列するように配置される。圧力ラムは、圧縮ばねによって外側に押圧され得、好都合には、接続部分に配置されたブロック要素を開放するための結合要素に面する外端部に設けられた中央圧力部と、圧縮空気をドッキング要素から結合要素に運ぶための通路と、を有する。ブロック要素は、結合要素内を移動するように案内され、圧縮ばねによって閉位置に付勢されるブロックピンであり得る。
分離を容易にするために、圧力ラムは、好都合には、作動媒体が作用して圧力ラムを引込み位置に移動させることができる第1の圧力面を有する。これにより、ゼロ点クランプシステムの中心軸に対して90°の角度で分離するために、把持位置決め装置を離すことが可能になる。更なる有用な方法では、圧力ラムを差圧ラムとして設計することができ、この差圧ラムは、作動媒体が作用して圧力ラムを引込み位置に移動させることができる第1の圧力面に加えて、作動媒体が作用して圧力ラムを引出し位置に移動させる(押される)ことができる第2の圧力面を含む。これにより、圧力ラムは、作動媒体によって結合要素に押し付けられるとともに、引き込まれることも可能になる。好都合には、複数の切換弁が圧縮空気の供給を制御するためにドッキングユニット内に配置される。ばね付勢式の閉鎖機構を備えたゼロ点クランプシステムには、ゼロ点クランプシステムを開位置に保持するために、セルフロック弁を配置することができる。
特に有用な実施形態では、並んで配置された複数の第1の結合要素の列がゼロ点クランプシステム上に配置され、並んで配置された複数のドッキング要素が、各列の対応する結合要素と結合するために、把持位置決め装置上に配置される。これにより、異なる長さのマシンバイスにも、複雑な調整機構なしで作動媒体を供給することができる。結合要素は、様々なマシンバイスに合わせて所定の分割と間隔を空けて格子状に配置することができる。この格子は、特定の寸法及び要件に適合させることができる。
別の有用な実施形態では、把持位置決め装置は、クランプ装置への解放可能な接続及び搬送中のクランプ装置の固定保持のための結合装置に加えて、クランプ装置をクランプ位置と解放(リリース)位置との間で移動させる一体型駆動装置を有することができる。したがって、このような把持位置決め装置は、クランプ装置を、異なる位置間で、例えば、工作機械内の保管位置と機械加工位置との間で、往復搬送することができるだけでなく、クランプ位置と解放位置との間の移動のために様々な位置でクランプ装置を作動させることもできる。したがって、この把持位置決め装置により、従来のクランプ装置を、加工中のワークピースを保持するためだけでなく、ワークピースの搬送や取扱いのための把持装置としても使用することができる。これにより、ローディングプロセスが簡略化され、組立時間や停止時間が短縮される。交換作業や再加工作業を機械室の外部で行うこともできる。
本発明のさらなる詳細及び利点は、図面を参照した好ましい実施形態例の以下の説明から明らかになるであろう。
ゼロ点クランプシステム、マシンバイス、及び把持位置決め装置を備えたクランプ装置の斜視図を示す。 図1に示すクランプ装置の側面図を示す。 図1に示すクランプ装置の拡大斜視図を示す。 図1に示すクランプ装置の詳細図を示す。 図1に示すクランプ装置のゼロ点クランプシステムの上面図を示す。 図5の線A-Aに沿った断面図を示す。 図5の線B-Bに沿った断面図を示す。 ゼロ点クランプシステムの制御のための回路図を示す。 ゼロ点クランプシステムのスイッチング状態を監視するためのセンサ機構を備えたクランプ装置を示す。
図1は、機械加工のためにワークピースをクランプするように設計されたクランプ装置を示す。クランプ装置は、ゼロ点クランプシステム1と、ゼロ点クランプシステム1に結合可能なマシンバイス2と、ゼロ点クランプシステム1上でマシンバイス2を搬送して位置決めするために、マシンバイス2に着脱可能に接続可能な把持位置決め装置3と、を含む。把持位置決め装置3は、異なる位置間でのマシンバイス2の搬送のために、マシンバイス2に結合することができる。図示の実施例では、マシンバイス2に結合可能な把持位置決め装置3は、支持アーム4に取り付けられており、支持アーム4は、多関節アームロボットとして設計されたロボットの複数の軸で移動可能である。しかしながら、把持位置決め装置3は、マシンバイスを異なる方向に移動させるためのガントリーロボットに、又は異なる設計の搬送システム又は位置決めシステムに、配置することもできる。図示の実施形態では、ゼロ点クランプシステム1は、ここでは垂直に位置合わせされたクランプテーブル又はクランプキャリア5に固定可能な別個のアセンブリとして設計されている。しかしながら、ゼロ点クランプシステム1を工作機械のクランプテーブル又はワークピーステーブルに組み込むこともできる。
図2から図4に、より詳細に示されるマシンバイス2は、互いに対して調整可能な2つのクランプジョー6及び7を有するセンタリングバイスとして設計されている。しかしながら、それはまた、1つの固定クランプジョーと1つの可動クランプジョーとを有してもよく、又は3つ以上のクランプジョーを有するマルチクランプ装置として設計されてもよい。図示の実施例では、マシンバイス2は、ベース要素8を含み、ベース要素8上で、2つのクランプジョー6および7は、図4に示すスライド9および10上を移動するように案内され、2つのクランプジョー6および7は、本明細書では調整スピンドルとして設計された調整要素11を備えた調整機構によって対向して調整可能である。
図4から分かるように、調整スピンドルの形態である調整要素11は、その自由端に、把持位置決め装置3に組み込まれた駆動装置13の対応する結合部品14に結合するための、例えば、外六角の形態の結合プロファイル12を有する。把持位置決め装置3はまた、その前面側に、マシンバイス2のベース要素8との確実な結合のための結合ユニット15を含む。結合ユニット15を介して、マシンバイス2は、把持位置決め装置3によって把持され、所望の位置まで搬送され得る。結合ユニット15は、マシンバイス2を把持するだけでなく、搬送中にマシンバイス2を確実に保持し、したがってまた、マシンバイス2をゼロ点クランプシステム1まで、例えば任意の位置で、安全に搬送するように設計されている。RFID書込み/読取りヘッド16及び様々なセンサもまた、把持位置決め装置3の前面側に配置され、ロックを監視し、距離を検出し、かつマシンバイス2の存在をチェックする。
把持位置決め装置3に組み込まれた回転駆動装置13により、調整スピンドルとして設計された調整要素11を回転させて、2つのクランプジョー6及び7を相互に調整することができる。したがって、マシンバイス2は、把持位置決め装置3を介して搬送されるだけでなく、クランプされたり、解放されたりすることも可能である。したがって、マシンバイス2は、機械加工の間、クランプするためだけでなく、機械加工の前に、搬送のために加工物を把持するためにも使用することができる。外六角として設計された結合プロファイル12の代わりに、スプラインシャフト、クローアタッチメント、四エッジ接続、又はトラニオンアタッチメント付きシャフトなど、他の結合に関するソリューションも使用することができる。回転駆動装置13は、把持位置決め装置3をマシンバイス2に結合する間、調整スピンドルとして設計された調整要素11に結合されるように設計されている。マシンバイス2の搬送及び動作のための把持位置決め装置の1つの可能な設計は、DE102018106210A1に開示されている。把持位置決め装置の設計及び動作モードに関して、本開示の内容を明示的に言及する。
マシンバイス2のベース要素8の下面17から直角に突出するゼロ点クランプ要素18は、図4及び図5に示すゼロ点クランプシステム1の受入れ開口部19にロック可能に係合するために設けられている。本明細書ではクランプスピゴット(クランプ差込部)として設計されているゼロ点クランプ要素18を介して、マシンバイス2を、対応するゼロ点クランプシステム1を備える工作機械の機械テーブル上で、中心を合わせて正確に位置決めし、適切なクランプ装置でクランプすることができる。この目的のために、ここでは単一のクランプスピゴットとして設計されているゼロ点クランプ要素18は、ゼロ点クランプシステム1の受入れ開口部19の長手軸20に沿って移動し、その後のクランプのためにゼロ点クランプシステム1の受入れ開口部19に係合するように、マシンバイス2は把持位置決め装置3によって移動される。図示の実施形態では、クランプスピゴットとして設計された1つのみのゼロ点クランプ要素18がマシンバイス2上に配置されている。しかしながら、センタリング要素及びクランプ要素として機能する複数のゼロ点クランプ要素が、ゼロ点クランプシステムの対応する受入れ開口部に係合するために、マシンバイス2に設けられ得る。
別個のゼロ点クランプモジュールとして示された実施形態において設計されているゼロ点クランプシステム1は、ベースプレート21上に配置されたポット状のハウジング22を含み、その中に、ゼロ点クランプ要素18用の受入れ開口部19と、クランプスピゴットとして設計されたゼロ点クランプ要素18を介してマシンバイス2をクランプするための図6で示したクランプ装置23とが配置されている。ハウジング22は、その上側に、マシンバイス2を支持するための中央受入れ開口部19の周りに配置された複数の平坦な接触面24を有する。ブロック状接続ユニット25もまた、ゼロ点クランプシステム1上に設けられ、複数の第1の結合要素26が受入れ開口部19に平行に配置される。
接続ユニット25に結合可能なドッキング装置27は、ゼロ点クランプシステム1に作動媒体を供給するために、結合要素26に結合可能な複数のドッキング要素28と共に把持位置決め装置3上に配置される。ゼロ点クランプシステム1の結合要素26と対応するドッキング要素28は、作業テーブルに特別な設備がなくても、ゼロ点クランプシステム1へのエネルギー供給を実現することができるインタフェースを形成している。図示の実施形態例では、クランプ装置23は、ゼロ点クランプシステム1に作動媒体として圧縮空気が供給されるように、空気圧で作動される。把持位置決め装置3を介してゼロ点クランプシステム1に供給される圧縮空気は、クランプ装置23を作動させるために使用することができるだけでなく、圧縮空気は、切り屑や他の任意の汚染物質を除去するための送風空気として使用することもできる。しかしながら、油圧式又は電気式のクランプシステムの場合、結合要素が適切に設計されていれば、作動媒体として油圧流体又は電流を把持位置決め装置を介してゼロ点クランプシステムに供給することもできる。
クランプ装置23は、ばね付勢によって閉じられ、圧縮空気によって開くことができるように構成することができる。しかしながら、ゼロ点クランプシステム1に供給される圧縮空気は、クランプ装置23を開くことができるだけでなく、ばね付勢によって生成されるクランプ力を増強するために使用することもできる。更に、圧縮空気を、吹き飛ばし機能又はクリーニング機能を実現するために使用することもできる。センサ及び動圧クエリによって実施される制御機能も、圧縮空気によって実施することができる。
図示の実施形態では、ゼロ点クランプシステム1の接続ユニット25に、並んで配置された複数列の結合要素26が設けられている。把持位置決め装置3のドッキング装置27はまた、各列の対応する結合要素26と結合するために並んで配置された複数のドッキング要素28を有する。このようにして、様々な長さのマシンバイス2を接続することもできる。接続ユニット25に配置された結合要素26は、チャネル29とライン30を介してクランプ装置23に接続される。ドッキング装置27に配置されたドッキング要素28には、適切な接続部を介して圧縮空気が供給される。図示の実施形態では、ゼロ点クランプシステム1上に互いに離隔した4つの列が設けられ、4つの列それぞれが並んで配置された3つの結合要素26を有し、かつ各列の結合要素26と結合するために、把持位置決め装置3のドッキング装置27上に並んで配置された3つのドッキング要素28が設けられている。要件に応じて、他のグリッドや分割も可能である。
特に図7から分かるように、ゼロ点クランプシステム1の接続ユニット25に配置された結合要素26は、貫通開口部32を有する接続ユニット25にねじ込まれたブッシング状の接続部31と、貫通開口部32内で移動するように配置され、圧縮ばね33によって閉じる方向に付勢されたブロック要素34と、を有する。図示の実施形態では、ブロック要素34はブロックピンとして設計されている。結合要素26は、接続部31の貫通開口部32の長手軸35がクランプ要素18の受入れ開口部19の長手軸20と平行に延びるように、図6に従って配置される。
また、図7では、ドッキング装置27に配置されたドッキング要素28が、受入れ開口部36内で軸方向に変位可能な圧力ラム37を含むことが分かる。圧力ラム37は、貫通開口部38を有し、ばね39によって外側に押圧される。ドッキング要素28の圧力ラム37は、把持位置決め装置3がマシンバイス2をゼロ点クランプシステム1にドッキングするためのドッキング位置にあるとき、貫通開口部38が結合要素26の対応する貫通開口部32と整列するように、配置される。したがって、結合要素26とドッキング要素28は、マシンバイス2上のクランプピンとして設計されているゼロ点クランプ要素18がゼロ点クランプシステム1の受入れ開口部19内に引き込まれたときに、圧縮空気をゼロ点クランプシステム1へ供給するために互いに結合される。圧縮空気供給部を結合するために、別個の駆動装置は必要とされない。
圧力ラム37は、結合要素26に面する外端部に、ピン状ブロック要素34を開くための中央圧力部40と、圧力ラム37の貫通開口部38から接続部31の貫通開口部32に圧縮空気を運ぶためのノズル状通路41と、を有する。シール42は、圧力ラム37の外端部に配置され、圧力ラム37を結合要素26の接続部31と密封接続する。
図8は、ドッキング装置27を介してゼロ点クランプシステム1を空気圧制御するための回路図を示す。この回路図は、ゼロ点クランプシステム1上のM2で示されるクランプ装置23と、切り屑や他の汚染物質を吹き飛ばすための概略的に示された送風装置43と、セルフロック弁44と、X1からX3で示される3つの結合要素26と、を示す。M1、M3、及びM4で示される3つのドッキング要素28と、S1~S4で示される4つの切換弁45とがドッキング装置27に示されている。ドッキング装置27に圧縮空気を供給するために、P1で示される圧力接続部46もドッキング装置27に設けられている。
クランプ装置23は、X1とマークされた第1の結合要素26を介して解放位置に作動させることができる。クランプ位置においてばね47が作用するクランプ装置23のクランプ力は、X2とマークされた第2の結合要素26を介して高めることができる。切り屑や他の汚染物質を吹き飛ばすための送風装置43は、X3で示す第3の結合要素26を介して供給することができる。ドッキング装置27がゼロ点クランプシステム1に結合されると、クランプ装置23は、S1とマークされた第1の切換弁45によって解放位置に移動することができる。一方、クランプ位置においてばね47が作用するクランプ装置23のクランプ力は、S2とマークされた第2の切換弁45によって高めることができる。クランプ装置23の上流のセルフロック弁44によって、クランプ装置23は、アンローディングの間は開いたままであり、逆圧を積極的に制御するときにのみ閉じることを保証することができる。S3で示される第3の切換弁45は、送風装置43を制御するために使用することができる。S4で示される第4の切換弁45は、把持位置決め装置3の分離を容易にする目的で、ドッキング要素28の圧力ラム37を引き込むために使用することができる。
上述のクランプ装置を用いて、マシンバイス2を、図1に示すように、準備ステーションから、把持位置決め装置3を介して、クランプ支持体5に固定されたゼロ点クランプシステム1に搬送することができる。ゼロ点クランプシステム1に配置されたクランプ装置23は、ばね力でクランプされ得、かつ、圧縮空気による制御又はクランプ力を高めた制御によって解放され得るように設計されている。次いで、セルフロック弁44はゼロ点クランプシステム1に組み込まれ、積極的(ポジティブ)な逆圧が圧縮空気によって調整されるまで、クランプ装置23を開いたままの状態に維持する。把持位置決め装置3によって搬送されるマシンバイス2が、そのピン状のゼロ点クランプ要素18と共にゼロ点クランプシステム1の対応する受入れ開口部19内に引き込まれるときに、圧縮空気をゼロ点クランプシステム1に導入するだけでよい。ピン状のゼロ点クランプ要素18は、マシンバイス2の正確な位置を指定する。クランプ装置23のクランプ状態及び解放状態は、損傷を回避するために適切なセンサ機構によって検出することができる。これにより、クランプ装置23が閉じているときに、把持位置決め装置3によってマシンバイス2がゼロ点クランプシステム1に結合されたり、ゼロ点クランプシステム1から取り外されたりすることが防止される。
ゼロ点クランプシステム1の切換え状態の監視は、例えば、図9に示すセンサ機構を介して実行することができる。センサ機構は、スイッチ49を有するゼロ点クランプシステムのクランプ装置23に接続されたプッシュロッド48と、ドッキング装置27上に配置されたセンサ50と、を有する。スイッチアクチュエータ49が全ての考えられるバイスを監視するために利用可能であるように、スイッチアクチュエータ49を異なるバイスの間隔寸法で配置することができる。プッシュロッド48は、伝達レバー51とジョイント52とを備える関節継手を介して、ゼロ点クランプシステム1に組み込まれたクランプ装置23に接続されている。したがって、クランプ装置23の動きを増幅することができる。センサ50は、好都合には、レーザセンサであってもよい。しかしながら、超音波センサやレーダセンサ、その他の誘導性、容量性、又は類似のセンサによる監視も行うことができる。センサ信号はまた、例えば、ブルートゥース又は同様の無線方法を介して、ゼロ点クランプシステム1からドッキング装置27に送信されて、圧縮空気を制御することができる。
ゼロ点クランプシステム1にマシンバイス2をローディングする間、図7に示す圧力ラム37は、ばね39によって下方に押圧される。ピン状のゼロ点クランプ要素18が受入れ開口部19内に正しく導入され、マシンバイス2が平坦な接触面24上に置かれるとすぐに、圧力ラム37はゼロ点クランプシステム1上に配置された結合要素26の接続部31に接触する。その後、ゼロ点クランプシステム1への圧縮空気の供給は、切換弁45と、クランプするために作動されるクランプ装置23とによって制御することができる。
マシンバイス2をゼロ点クランプシステム1上にクランプした後、把持位置決め装置3をマシンバイス2から分離することができ、この場合、圧縮空気は、圧力ラム37も引き出し、それにより把持位置決めユニット3の横方向の分離運動のための自由空間を作り出すために、ここでも効果的に利用され得る。この目的のために、図7に示す圧力ラム37は、圧力ラム37を引込み位置に移動させるために切換弁S4を開放することによって、圧縮空気の作用を受ける第1の圧力面53を有する。図示の実施形態における圧力ラム37は、差圧ラムとして設計されており、環状の第1の圧力面53に加えて、圧縮空気の作用を受ける第1の圧力面53と比べて小さい第2の圧力面54を有する。したがって、圧力ラム37は、圧縮空気を介して引き出されるだけでなく、結合要素26に押し付けられることもできる。
マシンバイス2をゼロ点クランプシステム1から取り外すには、把持位置決め装置3をドッキング装置27と共にゼロ点クランプシステム1の対応する結合要素26に位置決めする。ドッキング要素28の圧力ラム37が延出され、ゼロ点クランプシステム1の結合要素26と接触することができるように、S4で示される第4の切換弁45は閉じられる。S1で示される第1の切換弁45の対応する作動により、次に、クランプ装置23を開放するように制御することができる。クランプ装置23の開放は、対応するセンサ機構によって検出される。ゼロ点クランプシステム1内の開放圧力は、リターン弁として設計されているセルフロック弁44が開放されクランプ装置23が閉じることができるまで、セルフロック弁44によって維持される。
1 ゼロ点クランプシステム
2 マシンバイス
3 把持位置決め装置
4 支持アーム
5 クランプキャリア
6 クランプジョー
7 クランプジョー
8 ベース要素
9 スライド
10 スライド
11 調整要素
12 結合プロファイル
13 回転駆動装置
14 結合部品
15 結合ユニット
16 RFID書込み/読取りヘッド
17 下面
18 ゼロ点クランプ要素
19 受入れ開口部
20 長手軸
21 ベースプレート
22 ハウジング
23 クランプ装置
24 平坦な接触面
25 接続ユニット
26 結合要素
27 ドッキング装置
28 ドッキング要素
29 チャネル
30 ライン
31 接続部分
32 貫通開口部
33 圧縮ばね
34 ブロック要素
35 長手軸
36 受入れ孔
37 圧力ラム
38 貫通開口部
39 ばね
40 圧力部品
41 通路
42 シール
43 送風装置
44 セルフロック弁
45 切換弁
46 圧力接続部
47 ばね
48 プッシュロッド
49 スイッチアクチュエータ
50 センサ
51 伝達レバー
52 ジョイント
53 第1の圧力面
54 第2の圧力面

Claims (16)

  1. 作動媒体によって作動可能なゼロ点クランプシステム(1)と、前記ゼロ点クランプシステム(1)に結合可能なマシンバイス(2)と、前記ゼロ点クランプシステム(1)上で前記マシンバイス(2)を搬送及び位置決めするための把持位置決め装置(3)と、を備え、前記ゼロ点クランプシステム(1)が少なくとも1つの結合要素(26)を含み、前記把持位置決め装置(3)が前記作動媒体を前記ゼロ点クランプシステム(1)に供給するために前記結合要素(26)に結合可能な少なくとも1つのドッキング要素(28)を有するドッキング装置(27)を含み、前記ゼロ点クランプシステム(1)上の前記少なくとも1つの結合要素(26)が前記マシンバイス(2)上に位置するクランプ要素(18)用の受入れ開口部(19)と平行にオフセットされており、前記マシンバイス(2)上に位置する前記クランプ要素(18)の前記受入れ開口部(19)内への引込み動作によって、前記少なくとも1つのドッキング要素(28)が前記結合要素(26)に結合されるように前記少なくとも1つのドッキング要素(28)が配置されていることを特徴とする、クランプ装置。
  2. 前記少なくとも1つの結合要素(26)が貫通開口部(32)を有し、前記貫通開口部(32)の長手軸(35)が前記クランプ開口部(18)用の前記受入れ開口部(18)の長手軸(20)に平行に延びていることを特徴とする、請求項1に記載のクランプ装置。
  3. 前記少なくとも1つのドッキング要素(28)が、前記ドッキング装置(27)の受入れ開口部(36)内で軸方向に変位可能である圧力ラム(37)であって、貫通開口部(38)が設けられた圧力ラム(37)を含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載のクランプ装置。
  4. 前記圧力ラム(37)は、前記把持位置決め装置(3)が前記マシンバイス(2)を前記ゼロ点クランプシステム(1)にドッキングするためのドッキング位置にあるときに、前記圧力ラム(37)の貫通開口部(38)が対応する前記結合要素(26)の貫通開口部(32)と整列するように配置されていることを特徴とする、請求項3に記載のクランプ装置。
  5. 前記圧力ラム(37)が、圧縮ばね(33)によって外側に押圧されることを特徴とする、請求項3又は4に記載のクランプ装置。
  6. 前記圧力ラム(37)が、前記結合要素(26)に面する外端部に、前記接続部分に配置されたブロック要素(34)を開くための中央圧力部(40)と、圧縮空気を前記ドッキング要素(28)から前記結合要素(26)へ運ぶための通路(41)と、を含むことを特徴とする、請求項3から5のいずれか1項に記載のクランプ装置。
  7. 前記ブロック要素(34)が、前記結合要素(26)内を移動するように案内され、圧縮ばね(33)によって閉位置に付勢されるブロックピンであることを特徴とする、請求項6に記載のクランプ装置。
  8. 前記圧力ラム(37)が、前記作動媒体が作用して前記圧力ラム(37)を引込み位置に移動させることができる第1の圧力面(53)を含むことを特徴とする、請求項3から7のいずれか1項に記載のクランプ装置。
  9. 前記圧力ラム(37)が、差圧ラムとして設計されており、前記作動媒体が作用して圧力ラム(37)を引込み位置に移動させることができる前記第1の圧力面(53)に加えて、前記作動媒体が作用して前記圧力ラム(37)を引出し位置に移動させることができる第2の圧力面(54)を含むことを特徴とする、請求項8に記載のクランプ装置。
  10. 複数の切換弁(45)が、圧縮空気の供給を制御するためにドッキング装置(27)に配置されることを特徴とする、請求項1から9のいずれか1項に記載のクランプ装置。
  11. セルフロック弁(44)が、閉位置での作動がない場合に前記ゼロ点クランプシステム(1)を開位置に保持するために、前記ゼロ点クランプシステム(1)内に配置されていることを特徴とする、請求項1から10のいずれか1項に記載のクランプ装置。
  12. 並んで配置された複数列の結合要素(26)が、前記ゼロ点クランプシステム(1)に配置され、並んで配置された複数のドッキング要素(28)が各列の対応する前記結合要素(26)に結合するために、前記把持位置決め装置(3)に配置されていることを特徴とする、請求項1から11のいずれか1項に記載のクランプ装置。
  13. 前記把持位置決め装置(3)が、前記クランプ装置(1)をクランプ位置と解放位置との間で移動させるための一体型駆動装置(14)を含むことを特徴とする、請求項1から12のいずれか項に記載のクランプ装置。
  14. センサ機構(49,50)が、前記ゼロ点クランプシステム(1)の切換え状態を監視するために前記ゼロ点クランプシステム(1)に割り当てられることを特徴とする、請求項1から13のいずれか1項に記載のクランプ装置。
  15. 前記センサ機構(49,50)が、スイッチアクチュエータ(49)を有する前記ゼロ点クランプシステム(1)のクランプ装置(23)に接続されたプッシュロッド(48)と、前記ドッキング装置(27)上に配置されたセンサ(50)と、を有することを特徴とする、請求項14に記載のクランプ装置。
  16. 前記プッシュロッド(48)が、伝達レバー(51)とジョイント(52)とを備えた関節継手を介して、前記ゼロ点クランプシステム(1)の前記クランプ装置(23)に接続されていることを特徴とする、請求項15に記載のクランプ装置。
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