JP2023550827A - 採掘車両のブームおよび採掘車両の回転装置 - Google Patents

Abstract

軸方向中心軸（２１０）を有する回転デバイス（２１）を備える、採掘車両のブーム（１）の回転装置。回転デバイス（２１）は、ハウジング（２１３）と、内部に空間（２１２）を有する管状構造を有する内側マニホールド（２１４）とを備え、内側マニホールド（２１４）は、ハウジング（２１３）の内部に同心円状に構成される。ハウジング（２１３）は、軸方向中心軸（２１０）を中心に回転するように構成され、ハウジング（２１３）は、ハウジングチャネル（２１５）を１０備える。内側マニホールド（２１４）は、ブームから流体を受容するための流体入口（２１７）を有する流体チャネル（２１６）を備え、流体チャネル（２１６）は、回転デバイスを通る流体導管を形成するためにハウジングチャネル（２１５）に接続される。【選択図】図３

Description

本発明は、採掘車両のブームの回転装置に関する。

鉱山などの作業現場では、採掘装置や採掘車両が落下物などの過酷な環境条件に曝される。車両および装置は、例えば削岩機、補強デバイス、測定デバイスまたは油圧ブレーカなどの作業工具を有するフィードビームを備える回転デバイスに接続された、例えばブームなどの可動アームを備える。作業工具は、典型的には、作動液、場合によってはフラッシング媒体と、加圧空気とを備える必要がある油圧デバイスである。作動液および他の媒体は、例えばサービスライン、油圧ホースなどの導管を介して車両から作業工具に導かれる。導管はブーム構造の外側に配索され、したがって、落石などの環境に曝される。サービスラインは、ブーム構造の外側に緩く垂れ下がっており、したがって、サービスライン自体が絡まることさえある。外部サービスラインも故障しやすく、高圧流体の放出および環境汚染の可能性がある。故障したサービスラインの修理および保守には時間がかかり、装置が修理されている間、装置は稼働しておらず、コストがかかる。さらに、外側に配索されるケーブルは、作業者の視認性を低下させる。
発明の目的

装置の目的は、上述の欠点を軽減することである。

特に、本装置は、回転装置内により安全なサービスライン構造を提供する。

第１の態様によれば、本発明は、採掘車両のブームの回転装置を提供する。

この装置によれば、装置は、軸方向中心軸を有する回転デバイスを備える。回転デバイスは、ハウジングと、内部に空間を有する管状構造を有する内側マニホールドとを備え、内側マニホールドは、ハウジングの内部に同心円状に構成される。ハウジングは、軸方向中心軸を中心に回転するように構成され、ハウジングはハウジングチャネルを備え、内側マニホールドは、ブームから流体を受容するための流体入口を有する流体チャネルを備える。流体チャネルは、回転デバイスを介して流体導管を形成するためにハウジングチャネルに接続される。電気ケーブルは、軸方向中心軸で回転デバイスを通って配索される。

この装置の利点は、流体導管を回転装置内に囲まれてもよく、これにより保守のダウンタイムを短縮し、露出したホースラインの損傷の可能性を回避し得る。岩石などの落下物が流体ラインに衝突するリスクが大幅に低減される。さらに、高圧流体放出の可能性が少ないため、環境汚染の可能性が低減される。また、外部ホースが少ないか、またはゼロであるため、コントローラの視認性を向上させ得る。電気ケーブルは、軸方向中心軸で各回転デバイスを通って配索されるため、装置構造の内部に安全に設けられ、したがって環境に曝されない。

装置の一実施形態では、装置は、第１の回転デバイスと、第２の回転デバイスの２つの回転デバイスとを備え、第２の回転デバイスは、第２の回転デバイスの軸方向中心軸が第１の回転デバイスの軸方向中心軸に垂直になるように第１の回転デバイスに接続される。第１の回転デバイスのハウジングチャネルは、第２の回転デバイスの流体チャネルに接続され、第２の回転デバイスの流体チャネルは、第２の回転デバイスのハウジングチャネルに接続され、それにより、形成された流体導管は、第１の回転デバイスおよび第２の回転デバイスを通って延びる。第２の回転デバイスでは、ハウジングは、第２の回転デバイスの内側マニホールドに対して、その軸方向中心軸を中心に回転するように構成される。利点は、第２の移動自由度が提供され得ることである。

装置の一実施形態では、装置は第３の回転デバイスを備え、第３の回転デバイスは、第３の回転デバイスの軸方向中心軸が第２の回転デバイスの軸方向中心軸に垂直になるように第２の回転デバイスに接続される。第２の回転デバイスのハウジングチャネルは、第３の回転デバイスのハウジングチャネルに接続され、第３の回転デバイスのハウジングチャネルは、第３の回転デバイスの流体チャネルに接続され、それにより、形成された流体導管は、第１の回転デバイス、第２の回転デバイス、および第３の回転デバイスを通って延びる。第３の回転デバイスでは、内側マニホールドは、第３の回転デバイスのハウジングに対して、その軸方向中心軸を中心に回転するように構成される。利点は、第３の移動自由度が提供され得ることである。

装置の一実施形態では、ハウジングチャネルは、ハウジングの内面に設けられた少なくとも１つの環状リングを備える。利点は、内側マニホールドとハウジングとが互いに対して回転運動している間に、流体チャネルとハウジングチャネルとの間に流体を供給し得ることである。

装置の一実施形態では、ハウジングチャネルは、ハウジング構造内で軸方向に延びる軸方向部分を備える。

装置の一実施形態では、流体チャネルは、内側マニホールド構造内で軸方向に延びる軸方向部分を備える。

装置の一実施形態では、流体チャネルは、ハウジングチャネルの環状リングに接続された流体チャネル出口を備える。

装置の一実施形態では、装置は、互いに接続された複数のハウジングチャネルおよび流体チャネルによって形成された複数の流体導管を備える。利点は、異なる流体を供給するいくつかの流体導管を設け得ることである。

装置の一実施形態では、空間は駆動デバイスを囲む。利点は、駆動デバイスを装置構造の内部に安全に設け得、したがって駆動装置が環境に曝されないことである。

装置の一実施形態では、各回転デバイスは、その軸方向中心軸を中心に１８０°回転するように構成される。

第１の態様によれば、本発明は、本発明による回転装置を備える採掘車両を提供する。

上述した本発明の態様および実施形態は、互いに任意の組み合わせで使用し得ることを理解されたい。態様および実施形態のいくつかを組み合わせて、本発明のさらなる実施形態を形成し得る。

本発明のさらなる理解を提供し、本明細書の一部を構成するために含まれる添付の図面は、本発明の実施形態を示し、説明と共に本発明の原理を説明するのに役立つ。
回転装置が接続された、鉱山または建設現場で使用される掘削リグなどの採掘車両の可動アームの概略図を示す。 ３つの回転デバイスを有する回転装置の側面図を示す。 図２と同様の３つの回転デバイスを有する回転装置の断面図を示す。 図２と同様の３つの回転デバイスを有する回転装置の断面図を示す。 １つの回転デバイスの一実施形態の長手方向の断面図を示す。 回転デバイスのエンドプレートを示す。 回転装置が３つの回転デバイス、第１の回転デバイス、第２の回転デバイスと、第３の回転デバイス２３とを備える一実施形態を示す。

図１は、回転装置２が接続された、鉱山または建設現場で使用される掘削リグなどの採掘車両の可動アーム１の概要を示す。可動アーム１は、伸縮ブームであってもよいし、非伸縮ブームであってもよい。回転装置２は、ブームの端部で回転運動を提供し、回転装置２に接続された作業工具の柔軟な運動および使用を提供する。

回転装置２は、軸方向中心軸を有し、軸方向中心軸の周りの回転運動を提供する少なくとも１つの回転デバイス２１を備える。回転装置は、次々に接続された２つ以上の回転デバイスを備えてもよく、個々の回転デバイスは各々、自由度を提供する。回転デバイスは、その軸方向中心軸を中心に１８０°回転するように構成されてもよい。回転装置が２つの回転デバイスを備える一実施形態では、第２の回転デバイスは、第２の回転デバイスの軸方向中心軸が第１の回転デバイスの軸方向中心軸に垂直になるように第１の回転デバイスに接続される。３つの個々の回転デバイスを有することにより、回転装置は、ブームの端部に３軸の回転運動を提供し得る。

回転デバイスは、回転デバイスの外層を形成するハウジングと、ハウジングの内部に同心円状に構成された内側マニホールドとを備える。ハウジングまたは内側マニホールドのいずれかは、回転デバイスの軸方向中心軸を中心に他方に対して回転するように構成される。回転デバイスは、互いに対して回転運動を達成するために、ハウジングと内側マニホールドとの間に構成されたベアリングを設けてもよい。ベアリングは、スライドベアリングおよび／またはボールベアリングを備えてもよい。

内側マニホールドは、内部に空間を有する管状構造を有する。空間は、回転デバイスの構成要素、例えばモータ、ブレーキおよびギアボックスなどの駆動デバイスを囲むために使用されてもよい。内側マニホールドは、ブームから流体を受容するための流体入口を有する少なくとも１つの流体チャネルを備える。流体チャネルは、内側マニホールド壁構造の内側で、長手方向に構成されてもよく、すなわち、軸方向中心軸に平行な軸方向部分を有してもよい。内側マニホールドはまた、長手方向に延びる２つ以上の流体チャネルを備えてもよい。

ハウジングは、ハウジング構造を通して流体を導くための少なくとも１つのハウジングチャネルを備える。ハウジングチャネルは、ハウジング構造の内部に設けられてもよく、またはハウジングチャネルは、ハウジングの外面に管またはパイプとして設けられてもよい。ハウジングチャネルは、長手方向に構成されてもよく、すなわち、軸方向中心軸に平行な軸方向部分を有してもよい。ハウジングチャネルの１つの端部は、内側マニホールドの流体チャネルに接続され、他端は、作業工具または別の回転デバイスに接続され、回転デバイスを通る流体導管を形成するために使用される。ハウジングはまた、２つ以上のハウジングチャネルを備えてもよい。

一実施形態では、ハウジングチャネルの数は流体チャネルの数に対応し、各ハウジングチャネルは１つの流体チャネルに接続され、それによって回転デバイスを通るいくつかの流体導管が形成される。

ハウジングは、環状リング、または内側マニホールドがいくつかの流体チャネルを備え、ハウジングチャネルがいくつかのハウジングチャネルを備える場合にはリングを備えてもよく、ハウジングチャネルは、軸方向に互いに離れてハウジングの内面に溝（または複数の溝）として設けられる。各環状リングをハウジングチャネルに接続し得り、それにより、内側マニホールドまたはハウジングの回転運動中に、内側マニホールドの流体チャネルからの流体をハウジングチャネルに導かれ得る。各環状リングは、同じハウジングチャネルまたは別個のハウジングチャネルに接続されてもよい。

図２は、３つの回転デバイスを有する回転装置の側面図を示す。各回転デバイス２１、２２、２３は、対応する回転デバイスの長手方向に延びる仮想軸方向中心軸２１０、２２０、２３０を有する。図２では、回転デバイス２１、２２、および２３は、第１の回転デバイス２１の軸方向中心軸２２０が水平方向に延び、第２の回転デバイス２２の軸方向中心軸２２０が点としてのみ見え、第３の回転デバイス２３の軸方向中心軸２３０が垂直方向に延びるように配置される。回転デバイス２１は、流体チャネルなどのサービスラインがブームから回転デバイス２１および回転装置に配索されるエンドプレート２５を備えてもよい。

図３および図４は、図２と同様の３つの回転デバイスを有する回転装置の断面図を示す。

図３は、平面Ａ－Ａ（図２に見られる）を通る第１の回転デバイス２１および第２の回転デバイス２２の断面図を示す。第１の回転デバイス２１は、ハウジング２１３と、ハウジング２１３の内部に同心円状に構成された内側マニホールド２１４とを備え、ハウジング２１３は、軸方向中心軸２１０を中心に回転するように構成されている。ハウジング２１３は、第２の回転デバイス２２に接続され、したがって、第２の回転デバイス２２は、ハウジング２１３とともに軸方向中心軸２１０を中心に回転している。

内側マニホールド２１４は、内側マニホールド構造の内側で軸方向に、すなわち軸方向中心軸２１０に平行に延びる流体チャネル２１６を備える。流体チャネルは、回転装置が取り付けられているブームから流体を受容するための流体入口２１７を備える。

ハウジング２１３は、ハウジング構造の内部に構成されたハウジングチャネル２１５を備える。上述したように、ハウジングチャネルは、ハウジング２１３の外面にパイプまたは管として構成されてもよい。

流体チャネル２１６は、ハウジングチャネル２１５に接続され、それによって、流体チャネルおよびハウジングチャネルは、回転デバイスを通る流体導管を形成する。第１の回転デバイスは、いくつかの流体チャネル２１６およびハウジングチャネル２１５によって形成されたいくつかの流体導管を備えてもよい。

第２の回転デバイス２２は、第１の回転デバイス２１と同様の構造を含む。第２の回転デバイス２２では、内側マニホールドは、第２の回転デバイス２２および第１の回転デバイス２１のハウジング２１３に対して回転しない。第２の回転デバイス２２において、ハウジング２２３は、第２の回転デバイス２２の軸方向中心軸２２０を中心に回転するように構成されている。

第１の回転デバイス２１のハウジングチャネル２１５は、第１の回転デバイス２１から第２の回転デバイス２２に流体を供給するために、第２の回転デバイス２２の流体チャネル２２６に接続されている。流体は、第２の回転デバイス２２の流体チャネル２２６から第２の回転デバイス２２のハウジングチャネルにさらに導かれ、第２の回転デバイス２２を通る流体導管を形成する。

第１の回転デバイス２１と同様に、第２の回転デバイス２２のハウジング２２３もまた、ハウジング２２３が内側マニホールド２２４に対して回転している間に流体チャネル２２６とハウジングチャネルとの間に流体接続を提供するために、ハウジング２２３の内面に環状リングを備えてもよい。また、第２の回転デバイス２２は、いくつかの流体チャネルおよびハウジングチャネルによって形成されたいくつかの個々の流体導管を備えてもよい。各環状リングは、同じハウジングチャネルまたは別個のハウジングチャネルに接続されてもよい。

第１の回転デバイス２１の内側マニホールド２１４および第２の回転デバイス２２の内側マニホールド２２４は、内部に空間２１２、２２２を有する管状構造を有する。空間は、上述のように回転デバイスの構成要素を囲んでもよい。

図４は、平面Ｂ－Ｂ（図２に見られる）を通る第２の回転デバイス２２および第３の回転デバイス２３の断面図を示す。第３の回転デバイス２３は、第１の回転デバイス２１と、第２の回転デバイス２２と同様の構造とを備える。第３の回転デバイス２３は、ハウジング２３３と、ハウジング２３３の内部に同心円状に構成された内側マニホールド２３４とを備え、内側マニホールド２３４は、ハウジング２３３に対して、第３の回転デバイス２３の軸方向中心軸２３０を中心に回転するように構成される。ハウジング２３３は、第２の回転デバイス２２に接続され、したがって、第３の回転デバイス２３のハウジング２３３は、第２の回転デバイス２２のハウジング２２３に対して軸方向中心軸２３０を中心に回転していない。

内側マニホールド２３４は、内側マニホールド構造の内側で軸方向に、すなわち軸方向中心軸２３０に平行に延びる流体チャネル２３６を備える。流体チャネル２３６は、第２の回転デバイス２２から流体を受容するために、第２の回転デバイス２２のハウジングチャネル２２６に接続されている。ハウジング２３３は、ハウジング構造の内部に構成されたハウジングチャネル２３５を備える。上述したように、ハウジングチャネルはまた、ハウジングの外面上に管のパイプとして構成されてもよい。

第２の回転デバイス２２のハウジングチャネル２２５は、第２の回転デバイス２２から第３の回転デバイス２３に流体を供給するために、第３の回転デバイス２３のハウジングチャネル２３５に接続されている。流体は、ハウジングチャネル２３５から第３の回転デバイス２３の流体チャネル２３６にさらに導かれ、第３の回転デバイス２３を通る流体導管を形成する。第３の回転デバイス２３の流体チャネル２３６は、作業工具に流体を供給するために、作業工具にさらに接続されている。

第１の回転デバイス２１および第２の回転デバイス２２と同様に、第３の回転デバイス２３のハウジング２３３はまた、ハウジング２３３の内面に、内側マニホールド２３４がハウジング２３３に対して回転している間に流体チャネル２３６とハウジングチャネル２３５との間の流体接続を提供するための環状リングを備えてもよい。また、第３の回転デバイス２３は、いくつかの流体チャネルおよびハウジングチャネルによって形成されるいくつかの個々の流体導管を備えてもよい。

第３の回転デバイス２３の内側マニホールド２３４も、内部に空間２３２を有する管状構造を有する。空間は、上述のように回転デバイスの構成要素を囲んでもよい。

流体チャネル２１６、２２６および２３６ならびにハウジングチャネル２１５、２２５および２３５によって形成された上述の流体導管を設けることにより、回転装置が第３の回転デバイスの端部に取り付けられた作業工具に接続されたブームからの流体を供給するために、各回転デバイスの内部および各回転デバイスを通る連続的な流体導管を設けることが可能である。

図５は、１つの回転デバイスの一実施形態の長手方向の断面図を示す。図示の実施形態は、回転装置の回転デバイスのいずれかおよび前述の実施形態のいずれかに実装されてもよいことを理解されたい。明確にするために、図５は、先に使用された第１の回転デバイスの参照番号を開示している。ハウジング２１３は、ハウジング２１３の内面に設けられたいくつかの環状リング２１８を備える。環状リング２１８は、軸方向に互いに離れて設けられる。環状リング２１８は、単一のハウジングチャネルに接続されてもよく、または各々が２つ以上のハウジングチャネルに接続されてもよい。各環状リング２１８はまた、内側マニホールド２１４の少なくとも１つの流体チャネル２１６に接続され、または各環状リング２１８は、２つ以上の流体チャネル２１６に接続されてもよい。図５の断面図は、同じ環状リングに接続された２つの流体チャネル２１６を示している。

図５に示すように、回転装置は、制御弁、トランスデューサ、センサ、および電気を必要とする作業工具の他の構成要素に電力を供給するための電気ケーブル２４０を備えてもよい。電気ケーブル２４０は、回転デバイス２１を通って配索される。電気ケーブル２４０は、配索デバイス２１の軸方向中心軸で内側マニホールドの内部に配索され得る。したがって、配索された電気ケーブル２４０は、環境および外部の衝撃に曝されない。２つ以上の回転デバイスが設けられる場合、電気ケーブル２４０は、各回転デバイスを通って配索されてもよい。

図６は、回転デバイスのエンドプレート２５を示す。流体チャネルなどのサービスラインは、回転デバイス内のブームからエンドプレート２５を通って配索される。エンドプレートは、回転装置を通って流れる流体のためのいくつかの入口と、出口とを備えてもよい。図６において、エンドプレートは、油圧回転入口２５１と、油圧回転出口２５２と、油圧打撃入口２５３と、油圧打撃出口２５４と、共通レール油圧入口２５５と、共通油圧出口２５６と、潤滑油２５７と、潤滑空気２５８と、水フラッシング９と、エアフラッシング２６０とを備える。各入口および出口は、内側マニホールドの別個の流体チャネルに接続され、さらに環状リングおよび／またはハウジングチャネルに接続される。作業工具にサービスラインおよび流体を供給するために、回転装置の他の端部にも対応するエンドプレートが設けられてもよい。

図７は、各々が１つの自由度を提供する、すなわち３軸の回転運動を提供する３つの回転デバイス２１、２２、２３を備える回転装置２の概要を示す。図７では、ハウジングチャネル２１５は、ハウジングの外面に設けられているが、上述のように、ハウジングチャネルは、任意選択的に、ハウジング構造、すなわちハウジング壁の内部に設けられてもよい。ハウジングチャネル２１５は、各ハウジングチャネル２１５が異なる流体チャネルおよび／または環状リングに接続されるため、異なる長さを有する。同じ種類のハウジングチャネル構成が各回転デバイスに設けられてもよい。第１の回転デバイス２１は、流体が回転装置内に供給されるエンドプレート２５を備える。第３の回転デバイス２３は、回転装置から作業工具に流体を供給するための同様のエンドプレート２６を備える。

図７は、回転装置２が、３つの回転デバイスと、第１の回転デバイス２１と、第２の回転デバイス２２と、第３の回転デバイス２３とを備える一実施形態を示す。第３の回転デバイス２３は、第３の回転デバイス２３の軸方向中心軸が第２の回転デバイスの軸方向中心軸と垂直になるように、第２の回転デバイス２２に接続されている。

装置がいくつかの回転デバイスを備える場合、各回転デバイスに関してそのように記載されていなくても、１つの回転デバイスの上記の定義が他の回転デバイスに実装され得ることを理解されたい。

本発明を特定の種類の装置に関連して説明してきたが、本発明は任意の特定の種類の装置に限定されないことを理解されたい。本発明をいくつかの例示的な実施形態および実施態様に関連して説明してきたが、本発明はそのように限定されるものではなく、特許請求の範囲の技術的範囲に含まれる様々な修正形態および均等な構成を包含する。

Claims (11)

1. 軸方向中心軸（２１０）を有する回転デバイス（２１）を備える、採掘車両のブーム（１）の回転装置であって、
   前記回転デバイス（２１）が、
   ハウジング（２１３）と、
   内部に空間（２１２）を有する管状構造を有する内側マニホールド（２１４）であって、前記内側マニホールド（２１４）が前記ハウジング（２１３）の内部に同心円状に構成されている、内側マニホールド（２１４）とを備え、
   前記ハウジング（２１３）が、前記軸方向中心軸（２１０）を中心に回転するように構成され、
   前記ハウジング（２１３）が、ハウジングチャネル（２１５）を備え、
   前記内側マニホールド（２１４）が、前記ブームから流体を受容するための流体入口（２１７）を有する流体チャネル（２１６）を備え、
   前記流体チャネル（２１６）が、前記回転デバイスを通る流体導管を形成するために前記ハウジングチャネル（２１５）に接続され、
   前記回転装置が、前記回転デバイス（２１）を通って配索される電気ケーブル（２４０）をさらに備え、前記電気ケーブル（２４０）が、前記軸方向中心軸（２１０）で前記回転デバイス（２１）を通って配索されている
   ことを特徴とする、回転装置。
2. 前記回転装置が、第１の回転デバイス（２１）と、第２の回転デバイス（２２）との２つの回転デバイスを備え、
   前記第２の回転デバイス（２２）が、前記第２の回転デバイス（２２０）の軸方向中心軸が前記第１の回転デバイス（２１）の軸方向中心軸（２１０）に対して垂直になるように前記第１の回転デバイス（２１）に接続され、
   前記第１の回転デバイス（２１）の前記ハウジングチャネル（２１５）が前記第２の回転デバイス（２２）の流体チャネル（２２６）に接続され、
   前記第２の回転デバイス（２２）の前記流体チャネル（２２６）が前記第２の回転デバイス（２２）のハウジングチャネル（２２５）に接続され、形成された流体導管が、前記第１の回転デバイス（２１）および前記第２の回転デバイス（２２）を通って延びており、
   前記第２の回転デバイス（２２）において、前記ハウジング（２２３）が、前記第２の回転デバイス（２２）の内側マニホールド（２２４）に対して、前記第２の回転デバイス（２２）の軸方向中心軸（２２０）を中心に回転するように構成されている、請求項１に記載の回転装置。
3. 前記回転装置が、第３の回転デバイス（２３）を備え、
   前記第３の回転デバイス（２３）が、前記第３の回転デバイス（２３）の前記軸方向中心軸（２３０）が前記第２の回転デバイス（２２）の前記軸方向中心軸（２２０）に対して垂直になるように、前記第２の回転デバイス（２２）に接続され、
   前記第２の回転デバイス（２２）の前記ハウジングチャネル（２２５）が前記第３の回転デバイス（２３）のハウジングチャネル（２３５）に接続され、
   前記第３の回転デバイス（２３）の前記ハウジングチャネル（２３５）が前記第３の回転デバイス（２３）の流体チャネル（２３６）に接続され、形成された流体導管が、前記第１の回転デバイス（２１）、前記第２の回転デバイス（２２）、および前記第３の回転デバイス（２３）を通って延びており、
   前記第３の回転デバイス（２３）において、前記第３の回転デバイス（２３）の内側マニホールド（２３４）が、ハウジング（２３３）に対して、前記第３の回転デバイス（２３）の軸方向中心軸（２３０）を中心に回転するように構成されている、請求項２に記載の回転装置。
4. 前記ハウジングチャネル（２１５、２２５、２３５）が、前記ハウジング（２１３、２２３、２３３）の内面に設けられた少なくとも１つの環状リング（２１８）を備える、請求項１から３のいずれか一項に記載の回転装置。
5. 前記ハウジングチャネル（２１５、２２５、２３５）が、前記ハウジング構造（２１３、２２３、２３３）内で軸方向に延びる軸方向部分を備える、請求項１から４のいずれか一項に記載の回転装置。
6. 前記流体チャネル（２１６、２２６、２３６）が、前記内側マニホールド（２１４、２２４、２３４）内で軸方向に延びる軸方向部分を備える、請求項１から５のいずれか一項に記載の回転装置。
7. 前記流体チャネル（２１６、２２６、２３６）が、前記ハウジングチャネル（２１５、２２５、２３５）の前記環状リング（２１８）に接続された流体チャネル出口を備える、請求項４から６のいずれか一項に記載の回転装置。
8. 前記回転装置が、互いに接続された複数のハウジングチャネル（２１５、２２５、２３５）および流体チャネル（２１６、２２６、２３６）によって形成された複数の流体導管を備える、請求項１から７のいずれか一項に記載の回転装置。
9. 前記空間（２１２、２２２、２３２）が、駆動デバイスを囲む、請求項１から８のいずれか一項に記載の回転装置。
10. 各前記回転デバイス（２１、２２、２３）が、各前記回転デバイス（２１、２２、２３）の軸方向中心軸（２１０、２２０、２３０）を中心に１８０°回転するように構成されている、請求項１から９のいずれか一項に記載の回転装置。
11. 請求項１から１０のいずれか一項に記載の回転装置を備える、採掘車両。

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