JP2023547206A - レーダービーコンおよびレーダー測定システム - Google Patents

レーダービーコンおよびレーダー測定システム Download PDF

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Abstract

レーダービーコンおよびレーダー測定システムである。入射電磁波を球形レンズ(21)で反射装置(22)に屈折させ、屈折電磁波を反射装置(22)で反射して球形レンズ(21)の屈折を経てエコー信号を形成することによりレーダー測定を実現し、球形レンズ(21)の焦点は球形レンズ(21)と同心の曲面上に位置し、反射装置(22)は曲面の曲率と同じ反射面を有し、曲面上に設けられ、反射面と曲面の一部とが重なり合う。これにより、レーダービーコンの取付を容易にし、レーダービーコンのコストを低減し、レーダービーコンの反射効率とレーダー測定システムの測定精度を向上させることができる。

Description

<関連出願の相互参照>
本願は、2020年11月02日に出願された、出願番号202011205150.8、発明の名称「レーダービーコンおよびレーダー測定システム」の中国特許出願に対して優先権を主張し、そのすべての内容は引用により本願に組み込まれている。
本発明はレーダー技術分野に関し、特にレーダービーコンおよびレーダー測定システムに関する。
レーダービーコンは、対象(航空機、ミサイルなど)に取り付け、電磁信号を送信し、レーダーと連携して動作する電子機器であり、ビーコン機や応答機とも呼ばれる。現在、レーダービーコンは航空管制、無線航法、ミサイル誘導、外弾道測定、衛星軌道測定、レーダーリモートセンシングなどの分野で広く使用されている。信号送信方式を直接使用するかどうかによって、レーダービーコンを能動ビーコンと受動ビーコンに分けることができる。
従来の受動ビーコンは通常、角反射器によって実現され、角反射器は金属板材によって用途に応じて作られた異なる規格のレーダー波反射器である。レーダー電磁波が角反射器に走査されると、電磁波は金属角に屈折増幅を発生し、エコー信号を発生し、レーダー測定を実現する。
しかし、角度反射器はレーダーとの適切な反射角を調整する必要があり、レーダー波が角反射器に平行に入射する場合にのみ、レーダーは相応の強い反射信号を取得し、追跡、測定の目的を達成することができ、取付過程はより煩雑である。同時に、角反射器の反射効率は低く、距離が遠いほど、必要な角反射器の面積も大きくなり、角反射器の辺長が一定値を超えると、その金属材質特性、自身の重量、面積が取付に多くの不便をもたらす。また、角反射器の幾何学的形状のため、角反射器は外界環境に対する要求が高く、例えば、風の作用がある場合、角反射器はジッタを形成し、さらに測定誤差をもたらし、例えば、角反射器からレーダーまでの通視距離の範囲内で相対的な清浄空を維持する必要があり、植生や水たまりなどが発生してはならない。
この点に鑑みて、本発明の実施形態は、レーダービーコンの取付を容易にし、レーダービーコンのコストを低減し、レーダービーコンの反射効率とレーダーシステムの測定精度を向上させることができるレーダービーコンおよびレーダー測定システムを提供することを目的とする。
第1の形態では、本発明の実施形態は、レーダービーコンであって、
その焦点が球形レンズと同心の曲面上に位置する球形レンズと、
前記曲面の曲率と同じ反射面を有し、前記曲面上に設けられ、前記反射面と前記曲面の一部とが重なり合い、前記球形レンズを介して入射した電磁波を反射するための反射装置と、を含む。
好ましくは、前記球形レンズの材質はポリテトラフルオロエチレンである。
好ましくは、前記曲面と球形レンズ表面との距離が0.4R-0.5Rであり、
ただし、Rは前記球形レンズの半径である。
好ましくは、前記レーダービーコンは、
前記反射装置と前記球形レンズとの相対位置を固定するために前記反射装置と前記球形レンズとの間に接続された少なくとも1つの固定具をさらに含む。
好ましくは、前記レーダービーコンは、
前記球形レンズの下に設けられ、前記レーダービーコンを支持するための支持体をさらに含む。
好ましくは、前記反射装置の反射面は銅めっき工程を用いて製造される。
好ましくは、前記反射装置は反射底板をさらに含み、前記反射面は前記反射底板に付着する。
好ましくは、前記反射底板の縁部は円形である。
好ましくは、前記反射装置は対象物体の一部である。
第2の形態では、本発明の実施形態は、レーダー測定システムであって、
測定レーダーと、
少なくとも1つの第1の形態に記載のレーダービーコンと、を含む。
本発明の実施形態に係る発明は、入射電磁波を球形レンズで反射装置に屈折させ、屈折電磁波を反射装置で反射し、球形レンズの屈折を経てエコー信号を形成することにより、レーダー測定を実現し、球形レンズの焦点は前記球形レンズと同心の曲面上に位置し、反射装置は前記曲面の曲率と同じ反射面を有し、前記曲面上に設けられ、前記反射面と前記曲面の一部とが重なる。これにより、レーダービーコンの取付を容易にし、レーダービーコンのコストを低減し、レーダービーコンの反射効率とレーダー測定システムの測定精度を向上させることができる。
以下の図面を参照して本発明の実施形態を説明することにより、本発明の上述およびその他の目的、特徴および利点がより明確になる。
本発明の実施形態に係るレーダー測定システムの概略図である。 本発明の実施形態に係る測定レーダーの概略図である。 本発明の第1の実施形態に係るレーダービーコンの概略図である。 本発明の実施形態に係る球形レンズおよび球面の概略図である。 本発明の実施形態に係る反射装置の一方向の斜視図である。 本発明の実施形態に係る反射装置の他の方向の斜視図である。 本発明の実施形態に係る反射装置の概略図である。 本発明の実施形態の第2の実施形態に係るレーダービーコンの概略図である。 本発明の一実施形態に係るテスト結果の比較図である。 本発明の別の実施形態に係るテスト結果の比較図である。
以下、実施形態に基づいて本発明を説明するが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。以下、本発明の詳細な説明では、特定の詳細な部分について詳しく説明する。本発明は、当業者にとってこれらの詳細な部分の説明がなくても完全に理解できる。本発明の本質を混同することを避けるために、公知の方法、プロセス、フロー、素子、回路は詳細に述べられていない。
また、本明細書で提供される図面は、説明の目的のために提供され、必ずしも比例して描かれたものではないことを当業者は理解するであろう。
文脈が明確に要求されない限り、明細書の「含む」、「備える」などの類似語は、排他的または貧挙的な意味ではなく、含む意味として解釈されるべきである。つまり、「含むがこれに限らない」という意味である。
本発明の説明では、用語「第1」、「第2」などは、説明の目的にのみ使用され、相対的な重要性を指示するものまたは暗示するものとしては理解できないことを理解する必要がある。さらに、本発明の説明では、特に説明がない限り、「複数」の意味は2つまたは2つ以上である。
図1は本発明の実施形態に係るレーダー測定システムの概略図である。図1に示すように、本発明の実施形態に係るレーダー測定システムは、測定レーダー1とレーダービーコン2とを含む。ここで、測定レーダー1は、電磁波を送信し、レーダービーコン2から戻るエコー信号を受信するためのものである。レーダービーコン2は、前記測定レーダー1から発射された電磁波を反射してエコー信号を形成して前記測定レーダー1に送信するためのものである。
さらに、前記レーダー測定システムは、前記測定レーダーと通信接続し、前記測定レーダー1からエコー信号を受信し、前記エコー信号を解析してレーダー測定を実現するためのサーバーをさらに含む。
図2は本発明の実施形態に係る測定レーダーの概略図である。図2に示すように、本発明の実施形態に係る測定レーダーは、無線周波数信号源ユニット11と、信号送信ユニット12と、アンテナ13と、信号受信ユニット14と、通信ユニット15とを含む。
本実施形態では、無線周波数信号源ユニット11は、電磁波を発生するためのものである。
さらに、前記電磁波の周波数は、従来の各種レーダーの動作周波数であってもよく、例えば、高周波(HF)、超高周波(VHF)、超高周波(UHF、Pとも呼ばれる)、Lバンド、Sバンド、Cバンド、Xバンド、Kuバンド、Kバンド、Kaバンド、Uバンド、Vバンド、Wバンドなどであってもよい。
本実施形態では、信号送信ユニット12は、電磁波を送信する。
本実施形態では、信号受信ユニット14は、エコー信号を受信するためのものである。
さらに、前記信号送信ユニット12と信号受信ユニット14はアンテナ13に接続されている。信号送信ユニット12は、前記アンテナ13を介して前記電磁波を送信するように構成されている。信号受信ユニット14は、アンテナ13を介してエコー信号を受信するように構成されている。
さらに、アンテナ13は、ホーンアンテナやマイクロストリップアンテナなどの従来の各種レーダーアンテナであってもよい。
本実施形態では、通信ユニット15は、サーバーと通信してエコー信号を前記サーバーに送信したり、前記サーバーの制御信号を受信したりする。
さらに、前記通信ユニットは、従来の様々な有線通信方式または無線通信方式を用いて通信することができる。
あるいは、測定レーダー1は、信号をリアルタイムで処理するための制御ユニットをさらに含み、例えばエコー信号をフィルタリングし、受信した制御信号を解析するなどの動作である。
さらに、測定レーダー1は、測定レーダー1内の各モジュールに電力を供給するための電力供給ユニットをさらに含む。
これにより、測定レーダーにより信号の送受信を実現することができる。
図2は本発明の実施形態の測定レーダーの一例にすぎず、本発明の実施形態はこれに限定されず、測定レーダーは従来の各種レーダー装置によって実現できることを理解すべきである。
図3は本発明の第1の実施形態に係るレーダービーコンの概略図である。図3に示すように、本発明の実施形態に係るレーダービーコン2は、球形レンズ21と反射装置22とを含む。
本実施形態では、球形レンズの焦点は前記球形レンズと同心の曲面上に位置する。
具体的には、図4は本発明の実施形態に係る球形レンズおよび曲面の概略図である。図4に示すように、実線円は球形レンズを示し、破線円は前記球形レンズの異なる方向の焦点により形成された曲面を示し、以下、曲面と略称する。前記球形レンズは、前記曲面と共通の球心Oを有する。さらに、前記曲面は前記球形レンズと同心であり、かつ半径は前記球形レンズの球面の半径よりも大きい。
本実施形態では、球面の半径は図中Lのように、球形レンズの半径は図中Rのようになっている。
さらに、球面の半径は、前記球形レンズの半径よりも大きい。
さらに、前記球形レンズは、単媒体球形レンズである。ここで、前記単媒体球形レンズとは、同一の材質で作製された球形レンズをいう。これにより、前記球形レンズの異なる方向の焦点を規則的な球面にすることができ、前記球面と前記球形レンズは同じ円心を持つことができる。
さらに、前記曲面は焦点によって形成された球面の一部である。
さらに、異なる方向における2組の電磁波の伝送路を図に示す。ここで、第1組の電磁波はW11とW12であり、電磁波W11と電磁波W12は前記球形レンズに平行に入射し、球形レンズを経て屈折した後、焦点はA点である。第2組の電磁波はW21とW22であり、電磁波W21と電磁波W22は前記球形レンズに平行に入射し、球形レンズを経て屈折した後、焦点はB点である。
図から分かるように、任意の方向の電磁波が前記球形レンズを通過すると、最後に焦点は球面上に位置する。
本実施形態では、球形レンズの材質はポリテトラフルオロエチレン(PTFE、Poly tetra fluoroethylene)である。ポリテトラフルオロエチレンは、モノマーとしてテトラフルオロエチレンを重合して得られる高分子ポリマーである。形状は白色ワックス状、半透明で、耐熱性、耐寒性に優れ、コストが低いなどの特徴があり、-180~260oCで長期使用することができる。
さらに、本発明の実施形態は、ポリテトラフルオロエチレンに基づいて作製された球形レンズの誘電率が2.08である。
さらに、前記曲面と球形レンズ表面との距離は0.4R-0.5Rである。ここで、前記距離は、前記曲面の半径Lと前記球形レンズの半径Rとの差である。
具体的には、原理計算とシミュレーションにより、球形レンズの材質がポリテトラフルオロエチレンで誘電率が2.08の場合、球面から球形レンズ表面までの距離dが0.4Rの場合、レーダービーコンの効率が最も高い。距離dが0.5Rの場合、最も平坦な口径位相が得られ、dがさらに大きくなると、口径効率も方向図も悪くなる。したがって、本発明の実施形態の球形レンズにとって、dが0.4R-0.5Rの間にある場合、レーダービーコンの効率は最も優れている。
従来技術でよく使われている角反射器は3つの互いに垂直な平面鏡から構成されているため、形成された形状構造は角反射器の風に対する抵抗を大きくし、風力が大きい場合、角反射器に揺れなどの現象を発生させ、レーダー測定システムが測定できないか、測定結果の精度が不足している。一方、本実施形態における球形レンズは平滑で規則的な表面を有し、大きな起伏と鋭い角と溝がなく、風が球形レンズを迂回することができ、風に対する抵抗が小さく、風力の影響を受けて測定誤差を招きにくい。
本実施形態では、反射装置22は、前記球面上に設けられ、かつ前記反射面と前記球面の一部とが重なり合い、かつ前記球面と同じ曲率の反射面を有する。
さらに、前記レーダービーコンは、前記反射装置と前記球形レンズとの相対位置を固定するために前記反射装置と前記球形レンズとの間に接続された少なくとも1つの固定具をさらに含む。
図3では、前記レーダービーコンがさらに2つの固定具24aおよび24bを含むことを例に説明したが、本発明の実施形態は、前記固定具の数を制限せず、1つ又は2つ以上であってもよい。
例えば、前記固定具が8つを含むことを例に説明すると、図5は本発明の実施形態に係る反射装置の斜視図であり、図中小円は固定具、または、固定具の接続位置を示している。ここで、上から下までの5つの小円のうち、最上と最下の小円は1つの固定具(または固定具の接続位置)であり、中間の3つの小円は2つの固定具(または固定具の接続位置)の一致位置である。
さらに、図5の反射装置については、矢印方向からの斜視図を図6に示すように、図6の小円は固定具、または、固定具の接続位置を示している。
さらに、前記固定具は、従来の様々な方法で球形レンズに前記反射装置を接続することができ、例えば、前記固定具は、ねじ接続または接着接続などの方法で球形レンズに前記反射装置を接続することができる。
さらに、前記反射装置22は、反射底板と反射面とを含む。ここで、前記反射面は電磁波を反射するためのものであり、反射底板は前記反射面を支持するためのものである。
具体的には、図5の破線枠の部分Cを例に説明するが、拡大後の構成を図7に示すように、反射面22aが前記反射底板22bに付着する。
さらに、前記反射装置の反射面22aは銅めっき工程を用いて製造され、前記球面の一部と重なり合う。
さらに、前記反射底板22bの縁部は円形をなしており、これにより、前記反射底板に付着した反射面が各方向の電磁波を反射できるようになっている。
さらに、前記反射底板22bは、各種金属(水銀を除く)や非金属材料(例えば、プラスチック、石材、木材)などを用いて作製することができる。
さらに、本発明の実施形態のレーダービーコンは、前記球形レンズ21の下に設けられ、レーダービーコンを支持するための支持体23をさらに含む。
これにより、前記レーダービーコンを、前記支持体23を介して適切な位置に配置することができる。
なお、図3では、前記支持体23を直方体として例を挙げて説明したが、本発明の実施形態は支持体の形状に制限せず、前記支持体23は他の形状、例えば円柱、角柱(三角柱、四角柱など)などの規則的または不規則な柱形状であってもよく、三脚、四脚などの架台体として設けてもよい。
代替的な実施形態では、前記支持体23は前記球形レンズ21に固定接続され、具体的な固定方法はねじによって固定または結合されてもよい。
別の代替的な実施形態では、前記支持体23は前記球形レンズ21から分離して配置される。具体的には、支持体23が柱形状である場合には、前記球形レンズ21が前記支持体上に円滑に載置できるように、前記球形レンズの少なくとも一部の縁に一致する円形溝を前記柱体の頂部に設けることができ、あるいは、前記柱体の頂部は平面に設置され、それに応じて、前記球形レンズの底部も平面に設置される。支持体23が架台体である場合、前記球形レンズ21が前記支持体上に安定して載置できるように、前記架台体の上部に円環を設けることができる。
レーダー散乱断面積(Radar Cross-Section,RCS)は対象がレーダー波の照射下で発生するエコー強度の物理量である。具体的には、レーダー対象と散乱のエネルギーは、有効面積と入射電力密度の積として表すことができる。この面積は一般的にレーダー散乱断面積と呼ばれている。レーダー対象反射面積RCSは電磁散乱理論の面から定義することができる。単位立体角内の対象の受信方向への散乱電力と、その対象に与えられた方向から入射する平面波電力密度との比の4π倍と定義される。
対象物体のRCSは方位によって変化が激しいため、dBsm(1平方メートルのデシベル数)でもよく表す。具体的な式は以下の通り:
ただし、σは1平方メートルあたりの電力で、σは1平方メートルあたりのデシベル数である。
上記の式から分かるように、1平方メートルあたりのデシベル数は10dBsm減少し、エコー電力は1/10しか残っていない。1平方メートルあたりのデシベル数は20dBsm減少し、エコー電力は1/100しか残っていない。1平方メートルあたりのデシベル数は30dBsm減少し、エコーパワーは1/1000しか残っていない。
さらに、角度反射器については、レーダー断面積の計算式は、
ただし、σ(max)は最大レーダー断面積で、Aは角反射器の正方形反射鏡面の辺長で、λは電磁波の波長である。
さらに、球形レンズについては、レーダー断面積の計算式は、
ただし、σ(max)は最大レーダー断面積で、dは球形レンズの直径で、λは電磁波の波長である。
従来技術の角反射器および本発明の実施形態に係るレーダービーコンの実際のテスト結果から分かるように、
角反射器は、電磁波の照射方向が25°の範囲内に変化した場合、レーダー断面積をほぼ一定に保つことができる。
本発明の実施形態に係る球形レーダービーコンは、電磁波の照射方向が90°~180°の範囲内に変化した場合に、レーダー断面積をほぼ一定に保つことができる。
これにより、本発明の実施形態に係るレーダービーコンを使用中にレーダービーコンとの適切な反射角に正確に調整することなくレーダー測定を行うことができ、レーダービーコンの取付を容易にすることができる。
本発明の実施形態は、入射電磁波を球形レンズで反射装置に屈折させ、屈折電磁波を反射装置で反射して球形レンズの屈折を経てエコー信号を形成することにより、レーダー測定を実現し、球形レンズの焦点は前記球形レンズと同心の曲面上に位置し、反射装置は前記曲面の曲率と同じ反射面を有し、前記曲面上に設けられ、前記反射面と前記曲面の一部とが重なり合う。これにより、レーダービーコンの取付を容易にし、レーダービーコンのコストを低減し、レーダービーコンの反射効率とレーダー測定システムの測定精度を向上させることができる。
図8は本発明の第2の実施形態に係るレーダービーコンの概略図である。図8に示すように、本発明の実施形態では、反射装置は対象物体の一部である。
具体的には、例えばレールの変形をテストするなどのテストシーンでは、レーダービーコンをレールに近い位置に置く必要があり、車両がレールを通過する際にビーコン装置に接触したり、地面の振動などでビーコン装置がアンバランスになったりする可能性があり、その際、ビーコン装置に頑丈なもの(例えば金属など)が存在する場合には、車両の正常な走行に影響を与える可能性があり、さらに深刻な結果を招く。これにより、本実施形態では、ビーコン装置に前記反射装置を設けず、対象物体の一部を反射装置とする。すなわち、本実施形態のビーコン装置は、球形レンズのみを含み、対象物体を反射装置とすることにより、対象物体の変形をより正確に測定することができる。
さらに、球形レンズはポリテトラフルオロエチレン製であるため、圧力を受けると変形や破壊が起こりやすい。これにより、テスト中に球形レンズがレール上に落下しても、車両の圧力を受けたときに瞬時に破壊され、車両の正常な走行に影響を与えない。
本発明の実施形態は、入射電磁波を球形レンズで反射装置に屈折させ、屈折電磁波を反射装置で反射して球形レンズの屈折を経てエコー信号を形成することにより、レーダー測定を実現し、球形レンズの焦点は前記球形レンズと同心の曲面上に位置し、反射装置は前記曲面の曲率と同じ反射面を有し、前記曲面上に設けられ、前記反射面と前記曲面の一部とが重なり合う。これにより、レーダービーコンの取付を容易にし、レーダービーコンのコストを低減し、レーダービーコンの反射効率とレーダー測定システムの測定精度を向上させることができる。
さらに、Xバンドレーダーを例に説明すると、異なる設定パラメータと対象距離の下で、球形レーダービーコンと角反射器のテストパラメータを図9に示すように、設定パラメータは解像度であり、対象距離は測定レーダーからレーダービーコンまでの距離であり、角反射の寸法は角反射器の正方形反射鏡面の辺長であり、球形レーダービーコンは本発明の実施形態のレーダービーコンを指す。なお、球形レーダービーコンのテストパラメータは、直径20cmの球形レーダービーコンのテストパラメータである。図9のデータから分かるように、
対象距離が80メートル未満の場合、角反射の寸法が15cmの場合、球形レーダービーコンの信号対雑音比は角反射器の信号対雑音比より5-6dB強い。角反射の寸法が20cmの場合、球形レーダービーコンの信号対雑音比は角反射器の信号対雑音比と大差がない。
さらに、Kバンドレーダーを例に説明すると、正方形反射鏡面の辺長20cmの角反射器と直径20cmの球形レーダービーコンのテストパラメータを図10に示すように、設定パラメータは解像度であり、対象距離は測定レーダーからレーダービーコンまでの距離であり、球形ビーコンは本発明の実施形態のレーダービーコンを指し、図10の球形レーダービーコンと角反射器のテストデータとを比較すると、以下のことを分かる。
対象距離が38.5メートルの場合、角反射器の信号対雑音比は球形ビーコンの平均より3dB高い。
対象距離が59メートルの場合、角反射器の信号対雑音比は球形ビーコンの平均より3dB低い。
対象距離が80メートルの場合、角反射器の信号対雑音比は球形ビーコンの平均より3dB高い。
対象距離が92メートルの場合、角反射器の信号対雑音比は球形ビーコンの平均より3dB高い。
対象距離が116メートルの場合、球形ビーコンは対象を追加することができなくなり、角反射器の信号対雑音比は20dBになる。
上記の比較結果から、球形レンズの直径と角反射器の辺長が共に20cmの場合、対象距離が59~80mの場合、球形ビーコンの効率が高いことが分かった。これにより、本発明の実施形態に係る球形レンズの直径を異なる適用シーンに応じて設定することができ、効率を最高にすることができる。
好ましくは、球形レンズの半径長さが12または21cmの場合、ほとんどの応用シーンで高い効率を維持することができる。
本発明の実施形態は、入射電磁波を球形レンズで反射装置に屈折させ、屈折電磁波を反射装置で反射して球形レンズの屈折を経てエコー信号を形成することにより、レーダー測定を実現し、球形レンズの焦点は前記球形レンズと同心の曲面上に位置し、反射装置は前記曲面の曲率と同じ反射面を有し、前記曲面上に設けられ、前記反射面と前記曲面の一部とが重なり合う。これにより、レーダービーコンの取付を容易にし、レーダービーコンのコストを低減し、レーダービーコンの反射効率とレーダー測定システムの測定精度を向上させることができる。
以上説明した本発明の好適な実施例のみであって、本発明を限定するものではなく、当業者にとって、本発明は種々の変更や変化が可能である。本発明の精神と原理の内に行ったいかなる修正、均等置換、改善などは、本発明の保護範囲に含まれるべきである。

Claims (10)

  1. レーダービーコンであって、
    その焦点は球形レンズと同心の曲面上に位置する球形レンズと、
    前記曲面の曲率と同じ反射面を有し、前記曲面上に設けられ、前記反射面と前記曲面の一部とが重なり合い、前記球形レンズを介して入射した電磁波を反射するための反射装置と、を含むことを特徴とするレーダービーコン。
  2. 前記球形レンズの材質はポリテトラフルオロエチレンであることを特徴とする請求項1に記載のレーダービーコン。
  3. 前記曲面と球形レンズ表面との距離が0.4R-0.5Rであり、
    ただし、Rは前記球形レンズの半径であることを特徴とする請求項1に記載のレーダービーコン。
  4. 前記レーダービーコンは、
    前記反射装置と前記球形レンズとの相対位置を固定するために前記反射装置と前記球形レンズとの間に接続された少なくとも1つの固定具をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のレーダービーコン。
  5. 前記レーダービーコンは、
    前記球形レンズの下に設けられ、前記レーダービーコンを支持するための支持体をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のレーダービーコン。
  6. 前記反射装置の反射面は銅めっき工程を用いて製造されることを特徴とする請求項1に記載のレーダービーコン。
  7. 前記反射装置は反射底板をさらに含み、前記反射面は前記反射底板に付着することを特徴とする請求項1に記載のレーダービーコン。
  8. 前記反射底板の縁部は円形であることを特徴とする請求項7に記載のレーダービーコン。
  9. 前記反射装置は対象物体の一部であることを特徴とする請求項1に記載のレーダービーコン。
  10. レーダー測定システムであって、
    測定レーダーと、
    少なくとも1つの請求項1~9のいずれか1項に記載のレーダービーコンと、を含むことを特徴とするレーダー測定システム。
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