JP2023545957A - 装軌車両の無限軌道用駆動輪部材の固締構造 - Google Patents
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Abstract
本発明は装軌車両(V)の無限軌道(E)用の駆動輪部材(DW)の固締構造に関する。駆動輪部材(DW)はハブ部材(H)と駆動スプロケット部材(S1,S2)とを備え、駆動スプロケット部材は駆動スプロケット部材(S1,S2)の周囲に配置された一組の歯部材(10)を備える。駆動スプロケット部材(S1,S2)は更に、駆動スプロケット部材の歯部材(10)のための環状支持部材(20)を備える。固締構造は、一組の歯部材(10)のうち1つの歯部材(10)を、その歯部材(10)が無限軌道と係合するための動作位置にあるように支持部材(20)に固締するように構成されており、固締構造は、歯部材(10)を支持部材(20)に取り外し可能に取り付けるように構成された取り付け装置を備えており、従って歯部材は、歯部材が特定の閾値を超える半径方向の力(F)に曝された場合に動作位置から取り外される。本発明は装軌車両にも係る。【選択図】図10b
Description
本発明は、装軌車両の無限軌道用の駆動輪部材の固締構造に関する。本発明は、そのような構造を有する駆動輪部材にも関する。本発明は、そのような構造を有する駆動輪部材を備える装軌車両にも関する。
装軌車両は対向する軌道アセンブリを装備し得る。各軌道アセンブリは、駆動輪部材と、テンション輪と、その間の一組の道路輪とを備える一組の車輪上に延びるように配置された無限軌道を備える。
駆動輪部材は、ハブ部材と、ハブ部材の各面に接続された内側駆動スプロケット部材及び外側駆動スプロケット部材とを装備し得る。
このような装軌車両、例えば戦闘車両は、不整地で運転されることが意図されている。このような車両で不整地を走行する際の、特に後退及び旋回に関連する問題は、それぞれの軌道アセンブリ内及び車輪、特に駆動輪部材と無限軌道との間への砂利や石などの望ましくない物質の吸い込みが発生し得るということであり、これはひいては駆動輪部材及び軌道の損傷を含む装軌車両の損傷を引き起こし、場合によっては無限軌道が引き裂かれる事態に至り得る。
また、駆動輪部材の摩耗は比較的大きい可能性がある。ゴムの無限軌道を使用するときには、ワークステーションで駆動輪部材の交換が実施される必要があり、その場合、駆動輪部材の各駆動スプロケット部材が取り外されなければならない。
このような損傷の低減を更に容易にすると共に保守を更に容易にする、無限軌道用の駆動輪部材の固締構造を提供する必要がある。
発明の目的
本発明の目的は、無限軌道及び駆動輪部材の損傷の低減/防止を容易にする、装軌車両の無限軌道用駆動輪部材の固締構造を提供することである。
本発明の目的は、無限軌道及び駆動輪部材の損傷の低減/防止を容易にする、装軌車両の無限軌道用駆動輪部材の固締構造を提供することである。
本発明の更なる目的は、駆動輪部材の保守を容易にする、装軌車両の無限軌道用駆動輪部材の固締構造を提供することである。
本発明の更なる目的は、そのような構造を備える駆動輪部材を提供することである。
本発明の更なる目的は、そのような構造を備える車両を提供することである。
以下の記載から明らかであるこれら及び他の目的は、添付の独立請求項に記載される固締構造、駆動輪部材、及び車両によって達成される。固締構造の好適な実施形態は、添付の従属請求項において定義される。
本発明によれば、目的は、装軌車両の無限軌道用駆動輪部材の固締構造によって実現される。駆動輪部材は、無限軌道を回転させるために、中心軸について回転可能である。駆動輪部材は、ハブ部材と、駆動スプロケット部材とを備える。駆動スプロケット部材は駆動スプロケット部材の周囲に配置された一組の歯部材を備え、歯部材は無限軌道と係合するように構成されている。駆動スプロケット部材は更に、駆動スプロケット部材の歯部材のための環状支持部材を備える。歯部材は、支持部材に取り外し可能に取り付け可能であるように構成されている。固締構造は、一組の歯部材のうち1つの歯部材を、その歯部材が無限軌道と係合するための動作位置にあるように支持部材に固締するように構成されている。固締構造は、歯部材を支持部材に取り外し可能に取り付けるように構成された取り付け装置を備えており、したがって歯部材は、歯部材が特定の閾値を超える半径方向の力に曝された場合に、動作位置から取り外される。本開示の一態様によれば、半径方向の力は中心軸に向かって半径方向に向けられる。
これにより、駆動輪部材と無限軌道との間への砂利や石などの望ましくない物質の吸い込みに起因する無限軌道及び歯部材への損傷が、効率的に低減され得る。このように、歯部材が特定の閾値を超える半径方向の力に曝された場合に歯部材が動作位置から取り外されるように、歯部材を支持部材に取り外し可能に取り付けることによって、無限軌道が引き裂かれるリスクを含む無限軌道の損傷のリスクが効率的に低減され得る。これにより、例えばゴム材料の無限軌道を通って長手方向に延在するワイヤの損傷が効率的に低減され得、これはひいては無限軌道が引き裂かれるリスクを低減する。そのようなワイヤは、例えば、スチールワイヤ又は他の適切な材料のワイヤであり得る。さらに、歯部材が簡単且つ効率的に交換され得ると共に簡単且つ効率的に支持部材に取り付けられ得るという点で、駆動輪部材の簡単且つ効率的な保守が容易になる。このように、そのような固締構造によって、駆動輪部材の駆動スプロケット部材の歯部材の交換及び再組立てが容易になる。
本開示の一態様によれば、取り付け装置は、動作位置において歯部材と支持部材との間の半径方向に配置された取り付けを提供するように構成されており、取り付け装置は、歯部材が特定の閾値を超える半径方向の力に曝された場合に歯部材が動作位置から取り外されるように、歯部材を支持部材に取り外し可能に取り付けるように構成されており、半径方向の力は中心軸の方に向けられる。
固締構造の一実施形態によれば、環状支持部材は、駆動輪部材が装軌車両に装着されているときに装軌車両の無限軌道に面するように構成された外面と、反対の内面とを有しており、歯部材は、支持部材の内面に接続して配置されるように構成された接続部と、環状支持部材から突出するように構成され、それによって動作位置において無限軌道と係合する係合部とを備える。無限軌道は、駆動輪部材が装軌車両に装着されているときに駆動輪部材上に延びるように構成されている。無限軌道は、軌道が駆動輪部材と係合しているとき、すなわち歯部材と係合しているときに駆動輪部材から離れた方に向いている外面と、軌道が駆動輪部材と係合しているときに駆動輪部材の方に向いている内面とを有しており、したがって歯部材は無限軌道の内面と係合している。支持部材の外面は、支持部材の半径方向で中心軸から離れた方に向くように構成されており、支持部材の内面は、半径方向で中心軸の方に向くように構成されている。
固締構造の一実施形態によれば、環状支持部材は第1の端面と反対の第2の端面とを有し、これらの端面は中心軸の方向に平行な方向に向いており、係合部は、動作位置において無限軌道と係合するべく、中心軸の方向に本質的に平行な方向で第1の端面から突出するように構成されている。本開示の一態様によれば、係合部は、歯部材が特定の閾値を超える半径方向の力に曝された場合に動作位置からの歯部材の取り外しを容易にするべく、中心軸の方向に本質的に平行な方向で第1の端面から突出するように構成されている。本開示の一態様によれば、係合部は、環状支持部材に対して、中心軸の軸方向から遠ざかる半径方向で突出するように構成されており、したがって、係合部の半径方向外面は、中心軸から支持部材の半径方向外面の半径方向距離よりも大きい半径方向距離にあり、それによって、動作位置における無限軌道との係合を容易にする。
一実施形態によれば、固締構造は、環状支持部材の内面に配置され第1の端面と反対の第2の端面との間に延びるように構成された凹部を備えており、歯部材の接続部は、動作位置において凹部に接続してぴったりと収容されるように構成されている。これにより、歯部材の効率的な組み立てが容易になる。本開示の一態様によれば、凹部は、半径方向で中心軸の方に向いている環状支持部材の半径方向内面に配置されている。本開示の一態様によれば、環状支持部材の半径方向内面に配置された凹部は、半径方向で中心軸の方に向いている凹部底を有する。
固締構造の一実施形態によれば、取り付け装置は、動作位置において歯部材を支持部材に接続するように構成された固締具を備えており、固締具は、歯部材が特定の閾値を超えない半径方向の力に曝された場合には歯部材が動作位置で取り付けられたままであるように、及び特定の閾値を超える半径方向の力に曝された場合には歯部材が動作位置から取り外されるように、抵抗力を提供するように構成されている。これにより、半径方向の力が閾値を超える場合に歯部材が取り外される所定の閾値が設定され得るという点で、歯部材を動作位置に保持するための所望の抵抗の効率的な制御が提供され得る。本開示の一態様によれば、固締具は、支持部材に接続した半径方向の延在部分を有するように構成されており、それによって、動作位置において半径方向に配置された取り付けを提供する。そのような半径方向に配置された取り付けは、所定の閾値に基づく制御された取り外しを容易にする。固締具は、例えば、任意の適当なねじ継手部材であってもよい。本開示の一態様によれば、取り付け装置の固締具は、歯部材が特定の閾値を超える半径方向の力に曝された場合に歯部材が突出部から外れることができるように、半径方向に延在する開口を通って凹部の底から突出するように構成されると共に歯部材が動作位置にあるときに歯部材の接続部の開口に収容及び接続されるように構成された突出部を有している。
固締構造の一実施形態によれば、歯部材は留置可能に配置されるように構成されており、したがって、歯部材が特定の閾値を超える半径方向の力に曝されて動作位置からの取り外しに至った場合に、歯部材は支持部材に接続して留置される。これにより、歯部材が動作位置から取り外された場合、歯部材は脱落せず、支持部材、ひいては駆動輪部材に接続したままになる。これにより、このようにして取り外された歯部材は、再使用され得、よって駆動輪部材の支持部材へと再び組み立てられ得る。
固締構造の一実施形態によれば、固締構造は更に、歯部材が特定の閾値を超える半径方向の力に曝されて動作位置からの取り外しに至った場合に歯部材を留置するように構成された留置装置を備えている。これにより、そのような半径方向の力に曝されたときに歯部材が駆動輪部材から脱落するのを回避するような効率的な留置が容易になり得る。
固締構造の一実施形態によれば、留置装置は歯部材を支持部材に移動可能に接続するように構成されており、したがって、歯部材が特定の閾値を超える半径方向の力に曝された場合に、歯部材は半径方向で傾斜可能に移動される。留置装置によって歯部材のこのような傾斜可能な移動を可能にすることによって、歯部材が特定の閾値を超える半径方向の力に曝されたときの動作位置からの歯部材の効率的な取り外しと、その取り外しに関連した支持部材における歯部材の効率的な留置との組み合わせが容易になる。
固締構造の一実施形態によれば、取り付け装置の固締具は、歯部材の接続部を、第1の端面に接続する支持部材の凹部に取り付けるように構成されており、凹部は、第1の端面と第1の端面から第2の端面に向かう途中の少なくとも特定の部分とに接続して半径方向で中心軸に向かって開口し、したがって歯部材は、特定の閾値を超える半径方向の力に曝された場合に、動作位置から外れることができる。このように凹部を利用することによって、歯部材の効率的な組み立て、及び動作位置における歯部材の効率的な係止が容易になる。
固締構造の一実施形態によれば、留置装置は、歯部材の接続部を第2の端面に接続して留置するように構成されており、したがって、歯部材が特定の閾値を超える半径方向の力に曝された場合、歯部材は、歯部材が中心軸の方向に対して特定の角度で位置決めされるように、動作位置から半径方向で傾斜可能に移動される。これにより、そのような半径方向の力に曝されたときの歯部材の効率的な留置が容易になる。これにより、歯部材の効率的な傾斜可能な移動が容易になり、それによって、歯部材が特定の閾値を超える半径方向の力に曝されたときの動作位置からの歯部材の効率的な取り外しと、その取り外しに関連した支持部材における歯部材の効率的な留置との組み合わせが更に容易になる。
固締構造の一実施形態によれば、留置装置は、第2の端面に接続した第2の端面開口と、その開口によって提供される止め部とを備える留置部材を備え、第2の端面開口は凹部に接続して配置されると共に凹部の延在部分を提供し、第2の端面開口は接続部の留置部を収容するように配置され、止め部は収容された留置部の中心軸に向かう半径方向での移動を防止する。これにより、歯部材の効率的な傾斜可能な移動が容易になり、それによって、歯部材が特定の閾値を超える半径方向の力に曝されたときの動作位置からの歯部材の効率的な取り外しと、その取り外しに関連した支持部材における歯部材の効率的な留置との組み合わせが更に容易になる。
固締構造の一実施形態によれば、留置装置は歯部材の接続部を第2の端面に接続して留置するように構成されており、したがって、歯部材が特定の閾値を超える半径方向の力に曝された場合、歯部材は動作位置から接続部が少なくとも部分的に凹部内に収容される位置へ半径方向で傾斜可能に移動され、それによって、歯部材は、半径方向に直交し且つ中心軸の方向に直交する方向で移動することを本質的に防止される。これにより、そのような半径方向の力に曝されたときの歯部材の効率的な留置が更に容易になる。
固締構造の一実施形態によれば、留置装置は、第2の端面に接続して半径方向で凹部の底から突出するように構成された突出部を有する接続部材を備えており、留置装置は歯部材の接続部に配置された開口を更に備えており、突出部は歯部材が動作位置にあるときに開口内に収容されるように構成されており、開口は突出部と係合するように寸法決め及び構成されており、したがって、歯部材が特定の閾値を超える半径方向の力に曝された場合、歯部材は、中心軸に本質的に平行な位置から中心軸の方向に対して特定の角度の位置へと、開口に接続して半径方向で回動可能に移動することができる。これにより、歯部材の効率的な留置が更に容易になる。これにより、特定の閾値を超える半径方向の力に曝されたときの歯部材の効率的な傾斜が更に容易になる。
固締構造の一実施形態によれば、突出部は、中心軸の方向での歯部材の移動を本質的に防止するように構成されている。これにより、歯部材の効率的な留置が更に容易になる。
固締構造の一実施形態によれば、止め部は接続部の方に向くように構成された傾斜面部を有しており、したがって、歯部材が特定の閾値を超える半径方向の力に曝された場合、歯部材は、接続部が止め部の傾斜面部に向かって止められる傾斜位置まで、半径方向で傾斜可能に移動することができる。これにより、そのような半径方向の力に曝されたときの歯部材の効率的な留置が更に容易になる。これにより、歯部材の効率的で制御可能な傾斜可能な移動が容易になり、それによって、歯部材が特定の閾値を超える半径方向の力に曝されたときの動作位置からの歯部材の効率的な取り外しと、その取り外しに関連した支持部材における歯部材の効率的な留置との組み合わせが更に容易になる。
固締構造の一実施形態によれば、駆動輪部材は、ハブ部材の外面に配置された外側駆動スプロケット部材と、ハブ部材の内面に配置された内側駆動スプロケット部材とを備え、外面は車両の横方向で車両から外に向いており、内面は駆動輪部材が装着される車両の横方向で車両の方に向いている。
本発明によれば、目的は、本明細書に記載される固締構造を備える駆動輪部材によって達成される。
本発明によれば、目的は、本明細書に記載される固締構造を備える装軌車両によって達成される。
本開示のより良い理解のために、添付の図面と合わせて以下の詳細な説明が参照される。図面中、同じ参照符号はいくつかの図を通じて同じ部分を指す。
本明細書において、「ゴム軌道」に関連する「ゴム」という用語は、ゴム、エラストマ、又はゴムとエラストマとの組み合わせなど、任意の弾性材料を指す。
本開示の一態様によれば、装軌車両の無限軌道用駆動輪部材の固締構造が提供される。固締構造は、無限軌道及び駆動輪部材の損傷の防止を容易にするための固締構造である。固締構造は、本開示の一態様によれば、駆動輪部材の保守を容易にするための固締構造である。固締構造は、本開示の一態様によれば、駆動輪部材の駆動スプロケット部材の歯部材の交換及び再組立てを容易にするための固締構造である。
このような装軌車両は、車両を駆動するための右軌道アセンブリ及び左軌道アセンブリを備え得る。各軌道アセンブリは、駆動輪部材と、テンション輪と、一組の道路輪と、これらの車輪上に延びるように、すなわちこれらの車輪を取り囲むように配置された無限軌道とを備え得る。各軌道アセンブリの無限軌道は、駆動輪部材によって駆動されると共にひいては回転されるように配置され得る。装軌車両は駆動輪部材を駆動するための駆動手段を備え得る。駆動手段は、1つ以上の内燃エンジン及び/又は1つ以上の電気機械など、任意の適当な駆動手段であり得る。
各軌道アセンブリの無限軌道は、任意の適当な構成を有し得ると共に任意の適当な材料で成り得る。各軌道アセンブリの無限軌道は、本開示の一態様によれば、ゴム軌道であり得る。各軌道アセンブリの無限軌道は、本開示の一態様によれば、鋼軌道であり得る。
駆動輪部材は、ハブ部材と、駆動スプロケット部材とを備える。駆動スプロケット部材はハブ部材に取り付けられている。
本開示の一態様によれば、駆動輪部材は、ハブ部材の外面に配置された外側駆動スプロケット部材と、ハブ部材の内面に配置された内側駆動スプロケット部材とを備える。ハブ部材の外面は車両の横方向で車両から外に向いており、ハブ部材の内面は駆動輪部材が装着される車両の横方向で車両の方に向いている。
本開示の一態様によれば、ハブ部材は、車両の側部から外に向くように構成された前面又は外面と、駆動輪部材が車両に装着されるとき、すなわち装軌車両の軌道アセンブリに装着されるときに車両の側部の方に、向くように構成された反対の後面又は内面とを有する。
駆動スプロケット部材は、駆動スプロケット部材の周囲に配置された一組の歯部材を備える。歯部材は無限軌道と係合するように構成されている。駆動スプロケット部材は更に、駆動スプロケット部材の歯部材のための環状支持部材を備える。歯部材は、環状支持部材に取り外し可能に取り付けられるように構成されている。
駆動輪部材が装軌車両に配置されているとき、駆動スプロケット部材の歯部材の一組は無限軌道と係合してもよく、駆動スプロケット部材の歯部材の別の一組は、無限軌道と係合されず、よって取り外されて交換され得るように、駆動輪部材の回転位置にあってもよい。駆動輪部材はその後、駆動スプロケット部材の歯部材の別の一組が無限軌道と係合せず、よって取り外されて交換され得るように、駆動輪部材の別の回転位置に回転されてもよい。
図1は、本開示の一実施形態による装軌車両Vの側面図を概略的に図示する。
装軌車両Vは、図1の開示によれば、軍用車両である。装軌車両Vは、図1の開示によれば、戦闘車両である。
装軌車両Vは車両本体Bを備えており、これは本開示の一態様によれば車両Vの車台と車体構造とを備える。
装軌車両Vは、車両Vを駆動するための右軌道アセンブリT1及び左軌道アセンブリを備えており、図1には左軌道アセンブリが示されている。各軌道アセンブリは長手方向の延在部分を有し、右軌道アセンブリは車両Vの車両本体Bの長手方向の延在部分に沿って右側に接続して延びるように構成されており、左軌道アセンブリは車両Vの車両本体Bの長手方向の延在部分に沿って左側に接続して延びるように構成されている。各軌道アセンブリは、駆動輪部材DWと、テンション輪TWと、一組の道路輪RWと、これらの車輪上に延びるように配置された無限軌道Eとを備えている。ここでは、駆動輪部材DWは前方に配置されており、テンション輪TWは後方に配置されており、道路輪RWは駆動輪部材DWとテンション輪TWとの間に配置されている。しかしながら、本開示による装軌車両は、駆動輪部材、テンション輪、及び道路輪の任意の適当な配置を備えた軌道アセンブリを有していてもよい。本開示の一態様によれば、テンション輪が前方に配置されてもよく、駆動輪部材が後方に配置されてもよく、道路輪がそれらの間に配置されてもよい。一態様によれば、本開示は、軌道アセンブリ用の駆動輪DWの固締構造に関する。
各軌道アセンブリの無限軌道Eは、駆動輪部材DWによって駆動されると共にひいては回転されるように配置されている。装軌車両Vは、駆動輪部材DWを駆動するための図示しない駆動手段を備える。駆動手段は、内燃エンジン及び/又は電気機械など、任意の適当な駆動手段であり得る。
各軌道アセンブリの無限軌道は、任意の適当な構成を有し得ると共に任意の適当な材料で成り得る。各軌道アセンブリの無限軌道Eは、本開示の一態様によれば、ゴム軌道であり得る。各軌道アセンブリの無限軌道は、本開示の一態様によれば、鋼軌道であり得る。
図2は、本開示の一態様による軌道アセンブリT1の駆動輪部材DW及び無限軌道Eの一部を含む装軌車両Vの一部の斜視図を概略的に図示する。図3は、本開示の一態様による図2の駆動輪部材DWの側面図を概略的に図示する。
駆動輪部材DWは中心軸Zを有する。中心軸Zは装軌車両Vの横方向に延びている。中心軸Zは軌道アセンブリT1の横方向に延びている。駆動輪部材DWは中心軸Zについて回転するように構成されている。駆動輪部材DWはハブ部材Hを備える。ハブ部材Hは、装軌車両の駆動手段の駆動アクスルと動作可能に係合するように構成されると共に駆動手段によって回転されるように構成されている。よって、ハブ部材Hは中心軸Zについて回転するように配置されている。図3を参照されたい。
ハブ部材Hは、本実施形態によれば、スポークSPを有する。本開示によるハブ部材は任意の適当な構成を有し得る。駆動手段は、図示しない本開示の一態様によれば、駆動輪部材と接続して配置されてもよく、したがって駆動手段、例えば電気機械は、少なくとも部分的に駆動輪部材の周辺に収納され、駆動手段アクスルは駆動輪部材の中心軸Zと本質的に同軸で一致する。
ハブ部材Hは、前面H1と、反対の後面H2とを有する。図3を参照されたい。駆動輪部材DWが車両に装着されているとき、前面H1は車両から外に向くように構成されており、後面H2は車両の方に向くように構成されている。よって、駆動輪部材DWが車両に装着されているとき、前面H1は車両の側部から外に、すなわち車両の横方向に向いている。よって、前面H1は横方向前面H1である。よって、駆動輪部材DWが車両に装着されているとき、後面H2は車両の横方向で車両の方に向いている。よって、後面H2は横方向後面H2である。ハブ部材の前面H1は、車両の短手方向で車両から外方に向いているので、ハブ部材Hの外面H1又は横方向外面H1と称され得る。ハブ部材の後面H2は、車両の短手方向で内方に向いているので、ハブ部材Hの内面H2又は横方向内面H2と称され得る。よって、ハブ部材Hの外面H1は車両の横方向で車両から外に向いており、ハブ部材Hの内面H2は駆動輪部材DWが装着される車両の横方向で車両の方に向いている。
本開示の一態様によれば、駆動輪部材DWは、ハブ部材Hの前面H1に配置された外側駆動スプロケット部材S1と、ハブ部材Hの後面H2に配置された内側駆動スプロケット部材S2とを備える。図2及び図3においては、各駆動スプロケット部材S1は、歯部材10を1つだけ備えている。各駆動スプロケット部材S1は、動作時には、駆動スプロケット部材S1,S2の周囲に配置されるように構成された一組の歯部材10を備えるように構成されている。
本開示の一態様によれば、外側駆動スプロケット部材S1は、ハブ部材Hの外面H1に接続して配置されて、車両の横方向で車両から外に向いており、内側駆動スプロケット部材S2は、ハブ部材Hの内面H2に接続して配置され、よって、駆動輪部材DWが装着される車両の横方向で車両の方に向いている。よって、外側駆動スプロケット部材S1は横方向外側駆動スプロケット部材S1であり、内側駆動スプロケット部材S2は横方向内側駆動スプロケット部材S2である。
駆動スプロケット部材S1,S2は、本開示の一態様によれば、駆動輪又は駆動輪ユニットと称され得る。外側駆動スプロケット部材S1は、本開示の一態様によれば、外側駆動輪又は外側駆動輪ユニットと称され得る。内側駆動スプロケット部材S2は、本開示の一態様によれば、内側駆動輪又は内側駆動輪ユニットと称され得る。
各駆動スプロケット部材S1,S2は、駆動スプロケット部材S1,S2の周囲に配置された一組の歯部材10を備える。本実施形態によれば、外側駆動スプロケット部材S1は、外側駆動スプロケット部材S1の周囲に配置された一組の歯部材10を備え、1つの歯部材10のみが図示されている。本実施形態によれば、内側駆動スプロケット部材S2は、内側駆動スプロケット部材S2の周囲に配置された一組の歯部材10を備え、1つの歯部材10のみが図示されている。
装軌車両Vの各軌道アセンブリT1の無限軌道Eは、車両の横方向で車両から外に向いている外面E1と、軌道アセンブリが装着される車両の横方向で車両の方に向いている内面E2とを有する。図2を参照されたい。よって、車両Vの横方向で車両から外に向いている外面E1は、横方向外面E1である。よって、車両Vの横方向で車両の方に向いている内面E1は、横方向内面E2である。横方向外面E1及び横方向内面E2は、中心軸Zの方向に対応する方向に向いている。
装軌車両Vの各軌道アセンブリT1の無限軌道Eは、軌道が駆動輪部材DWと係合しているときに駆動輪部材DWから離れた方に向いている外面E3と、軌道が駆動輪部材DWと係合しているときに駆動輪部材DWの方に向いている内面E4とを有する。図2を参照されたい。外面E3は地面係合外面E3であり、地面係合外面E3の一部は地面と係合するように構成されており、この部分は、駆動時、よって軌道Eの回転時に変化する。外面E4は駆動輪係合内面E4であり、駆動輪係合内面E4の一部は駆動輪部材DWと係合するように構成されており、この部分は、駆動時、よって軌道Eの回転時に変化する。よって、無限軌道Eの地面係合外面E3と、反対の駆動輪係合内面E4とは、無限軌道Eの横方向外面E1及び横方向内面E2の方向に直交する方向に向いている。無限軌道Eは、例えば図1を参照すると、駆動輪部材DWを含む車両の車輪を取り囲むように構成されており、したがって内面E4はこれらの車輪に面している。
歯部材10は装軌車両の無限軌道と係合するように構成されている。無限軌道Eは図2に概略的に示されており、内面に歯部材との係合のための凹部がない。
各駆動スプロケット部材S1,S2は、駆動スプロケット部材S1,S2の歯部材のための環状支持部材20を備える。本実施形態によれば、外側駆動スプロケット部材S1は、外側駆動スプロケット部材S1の歯部材10のための支持部材20を備える。本実施形態によれば、内側駆動スプロケット部材S2は、内側駆動スプロケット部材S2の歯部材10のための支持部材20を備える。
歯部材10は、支持部材20に取り外し可能に取り付けられるように構成されている。
各駆動スプロケット部材S1,S2の支持部材20は、本開示の一態様によれば、環状の構成を有する。各駆動スプロケット部材S1,S2の支持部材20は、外面20aと、反対の内面20bとを有している。本開示の一態様によれば、外面20aは環状支持部材20の半径方向で外方に向いている半径方向外面20aであり、反対の内面20bは環状支持部材20の半径方向で内方に向いている半径方向内面である。本開示の一態様によれば、環状支持部材20は、外面を有する外径と、内面を有する内径とを有している。支持部材20の半径方向外面20aは、駆動輪部材DWが軌道Eと係合しているとき、軌道Eの駆動輪係合内面E4に面するように構成されている。
各駆動スプロケット部材S1,S2の支持部材20は、第1の端面20cと、反対の第2の端面20dとを有している。第1の端面20c及び反対の第2の端面20dは、中心軸Zの方向に向くように構成されている。支持部材20の第1の端面20c及び反対の第2の端面20dは、駆動輪部材DW及びひいては軌道アセンブリが装軌車両に取り付けられているとき、装軌車両の横方向に向くように構成されている。よって、第1の端面20cは第1の横方向端面20cであり、反対の第2の端面20dは横方向端面20dである。
外側駆動スプロケットS1の環状支持部材20の第1の端面20cは、ハブ部材Hに取り付けられているとき、ハブ部材Hの前面H1から離れた方に向くように構成されている。内側駆動スプロケットS2の支持部材20の第1の端面20cは、ハブ部材Hに取り付けられているとき、ハブ部材Hの後面H2から離れた方に向くように構成されている。
外側駆動スプロケットS1の支持部材20の第1の端面20cは、駆動輪部材が無限軌道に接続されているとき、無限軌道の外面E1と同じ方向に向くように構成されている。内側駆動スプロケットS2の支持部材20の第1の端面20cは、駆動輪部材が無限軌道に接続されているとき、無限軌道の内面E2と同じ方向に向くように構成されている。よって、各駆動スプロケットS1,S2の環状部の第1の端面20cは、中心軸Zの方向で無限軌道から離れた方に向くように構成されている。
よって、各駆動スプロケットS1,S2の環状支持部材20の第1の端面20cは、互いに離れた方に向くように構成されている。よって、外側駆動スプロケットS1の環状支持部材20の第1の端面20cは、内側駆動スプロケットS2の環状支持部材20の第1の端面20cから離れた方に向くように構成されている。
外側駆動スプロケットS1の支持部材20の第2の面20dは、ハブ部材Hに取り付けられているとき、ハブ部材Hの前面H1の方に向くように構成されている。内側駆動スプロケットS2の支持部材20の第2の面20dは、ハブ部材Hに取り付けられているとき、ハブ部材Hの後面H2の方に向くように構成されている。
外側駆動スプロケットS1の支持部材20の第2の端面20dは、駆動輪部材が無限軌道に接続されているとき、無限軌道の外面E1から離れた方に向くように構成されている。内側駆動スプロケットS2の支持部材20の第2の端面20dは、駆動輪部材が無限軌道に接続されているとき、無限軌道の内面E2から離れた方に向くように構成されている。よって、各駆動スプロケットS1,S2の環状支持部材20の第2の端面20dは、中心軸の方向で無限軌道の方に向くように構成されている。
よって、各駆動スプロケットS1,S2の環状支持部材20の第2の端面20dは、互いの方に向くように構成されている。よって、外側駆動スプロケットS1の環状支持部材20の第2の端面20dは、内側駆動スプロケットS2の環状支持部材20の第2の端面20dの方に向くように構成されている。
図4は、本開示の一態様による装軌車両の無限軌道用駆動輪部材の駆動スプロケット部材S1の、後面から見た斜視図を概略的に図示する。駆動スプロケット部材S1は環状支持部材20を備える。支持部材20には1つの歯部材10のみが取り付けられている。図5aは、本開示の一実施形態による図4の支持部材20を有する駆動スプロケット部材S1の、前面から見た斜視図を概略的に図示する。このようなスプロケット部材S1を備える駆動輪部材が図1の駆動輪部材DWによる駆動輪部材であってもよい。このようなスプロケット部材S1を備える駆動輪部材が図2及び図3の駆動輪部材DWによる駆動輪部材であってもよい。
図6は、本開示の一態様による図4の支持部材20を有する駆動スプロケット部材S1の正面図を概略的に図示する。そして図8は、本開示の一態様による、図6の支持部材20を有する駆動スプロケット部材S1の断面図を概略的に図示し、取り付けられた歯部材10の断面を図示している。
図7は、本開示の一態様による、歯部材を取り付けられていない図4の支持部材20の正面図を概略的に図示する。そして図9は、本開示の一態様による、図7の支持部材20の断面図を概略的に図示し、中に歯部材が収容されることが意図されている凹部22の断面を図示している。このように、本開示の一態様によれば、支持部材20は、支持部材20の周囲に分布する一組の凹部22を備える。本開示の一態様によれば、各凹部22は、一組の歯部材のうち1つの歯部材10を収容するように構成されている。本開示の一態様によれば、各凹部22は、環状支持部材20の内面20bに配置されている。本開示の一態様によれば、各凹部22は、環状支持部材20の半径方向内面20bに配置され、半径方向で中心軸Zの方に向くように構成されている。本開示の一態様によれば、各凹部22は、環状支持部材20の第1の端面20cと反対の第2の端面20dとの間に延びるように構成されている。本開示の一態様によれば、各凹部22は、環状支持部材20の第1の端面20cと反対の第2の端面20dとの間に、軸方向、すなわち中心軸の軸方向に本質的に平行な方向に延びるように構成されている。本開示の一態様によれば、各凹部22は、駆動輪部材が装軌車両に取り付けられているときに、環状支持部材20の第1の端面20cと反対の第2の端面20dとの間に、車両の横方向に延びるように構成されている。凹部22の一実施形態が、図5bから図5c及び図10aから図10bを参照して、以下で更に詳述される。
歯部材10は、各駆動スプロケット部材S1,S2の支持部材20に配置されその周りに分布するとき、本開示の一態様によれば、外面20aから突出するように構成され、それによって無限軌道と係合する。
歯部材10は、各駆動スプロケット部材S1,S2の支持部材20に配置されその周りに分布するとき、第1の端面20cから突出するように構成されている。本開示の一態様によれば、各歯部材10の係合部が、中心軸Zの方向に本質的に平行な方向で第1の端面20cから突出するように構成されており、それによって、歯部材が動作位置にあるときに無限軌道と係合する。
本開示の一態様によれば、各駆動スプロケット部材S1,S2は、各環状支持部材20の内面20bの周りに配置された一組の固締部材24を備えている。外側駆動スプロケット部材S1の一組の固締部材24を示す図4,5a,6,及び7を参照されたい。各固締部材24は、各駆動スプロケット部材S1,S2を駆動輪部材DWのハブ部材Hに取り付けるために、図示しないボルト継手部材を備えているか又は収容するように配置されている。本開示の一態様によれば、固締部材24は、ハブ部材Hのスポークに取り付けられるように構成されている。
本開示による駆動輪部材は、図示しない本開示の代替的な一態様によれば、単一の駆動スプロケット部材を備えていてもよい。本開示による駆動輪部材は、本開示の一態様によれば、図示しない単一の駆動スプロケット部材であって、単一の駆動スプロケットの周囲に配置された歯部材と、それらの歯部材のための1つの支持部材とを有する単一の駆動スプロケット部材を備えていてもよい。歯部材は、図示しない駆動スプロケット部材の単一の支持部材に取り外し可能に取り付けられるように構成されている。
本開示は、一組の歯部材10のうち1つの歯部材10を駆動輪部材の支持部材20に固締することを容易にするための、駆動輪部材DWの固締構造を備える。本開示は、一組の歯部材10のうち1つの歯部材10を駆動輪部材DWの各支持部材20に固締することを容易にするための固締構造を備える。本開示は、一組の歯部材10の歯部材10を各支持部材20に固締することを容易にするための固締構造を備える。本開示は、一組の歯部材10の各歯部材10を各支持部材20に固締することを容易にするための、一組の固締構造を備えていてもよい。本開示は、一組の歯部材10のうち1つの歯部材10を駆動輪部材の支持部材20に取り外し可能に固締することを容易にするための、駆動輪部材DWの固締構造を備える。本開示は、一組の歯部材10のうち1つの歯部材10を駆動輪部材の支持部材20に取り外し可能に固締すると共に留置可能に配置することを容易にするための、駆動輪部材DWの固締構造を備える。
駆動輪部材DWは、一組の歯部材10のうち1つの歯部材10を支持部材20に固締することを容易にするための固締構造を備える。駆動輪部材DWは、一組の歯部材10のうち1つの歯部材10を各支持部材20に固締することを容易にするための固締構造を備える。駆動輪部材は、一組の歯部材10の歯部材10を各支持部材20に固締することを容易にするための固締構造を備えていてもよい。駆動輪部材DWは、一組の歯部材10の各歯部材10を各支持部材20に固締することを容易にするための、一組の固締構造を備えていてもよい。
図10aは、本開示の一態様による、図8の支持部材20の一部P2を、取り付けられた歯部材10の断面と共に概略的に図示する。そして図10bは、本開示の一態様による、取り外され留置された状態の図10aの歯部材の断面を概略的に図示する。図10aから図10bは、本開示の一態様による、一組の歯部材10のうち1つの歯部材10を駆動輪部材の支持部材20に取り外し可能に固締すると共に留置可能に配置することを容易にするための、駆動輪の固締構造を図示する。
よって、図10aから図10bは、本開示の装軌車両の無限軌道用駆動輪部材、例えば図2に記載の装軌車両Vの無限軌道用駆動輪部材DWの一部を図示する。このような駆動輪部材DWは、無限軌道を回転させるために、中心軸Zについて回転可能であるように構成されている。このような駆動輪部材DWは、ハブ部材Hと、駆動スプロケット部材S1,S2とを備える。
本開示の一態様によれば、駆動輪部材DWは、ハブ部材Hの外面H1に配置された外側駆動スプロケット部材S1と、ハブ部材Hの内面H2に配置された内側駆動スプロケット部材S2とを備え、外面H1は車両の横方向で車両から外に向いており、内面H2は駆動輪部材DWが装着される車両の横方向で車両の方に向いている。図2を参照されたい。
駆動スプロケット部材は駆動スプロケット部材S1,S2の周囲に配置された一組の歯部材10を備え、歯部材10は無限軌道Eと係合するように構成されている。駆動スプロケット部材S1,S2は更に、駆動スプロケット部材の歯部材10のための環状支持部材20を備える。図10aには、支持部材20に取り付けられた1つの歯部材10の断面が示されている。歯部材10は、支持部材20に取り外し可能に取り付け可能であるように構成されている。
固締構造は、一組の歯部材10のうち1つの歯部材10を、その歯部材10が無限軌道と係合するための動作位置にあるように支持部材20に固締するように構成されている。図10aを参照されたい。
本開示の一態様による歯部材10の動作位置が図10aに図示されており、ここで、歯部材10は、接続部が支持部材の内面20bに取り付けられるように支持部材に取り付けられている。
本開示の一態様によれば、図10aに図示される歯部材10の動作位置では、歯部材10の接続部12が、内面20bの凹部22の凹部底22cに固定的に接続されている。本開示の一態様によれば、図10aに図示される歯部材10の動作位置では、歯部材の係合部14が、支持部材20の第1の端面20cから、支持部材20及びひいては駆動輪部材の中心軸Zに本質的に平行な方向で突出している。例えば図8を参照されたい。
固締構造は、歯部材10を支持部材20に取り外し可能に取り付けるように構成された取り付け装置を備えており、したがって歯部材は、歯部材10が特定の閾値を超える半径方向の力Fに曝された場合に、動作位置から取り外される。図10bを参照されたい。半径方向の力Fは、駆動輪部材、例えば無限軌道と係合するように構成されている歯部材10の一部と無限軌道との間に現れる材料、例えば石などに起因し得る。半径方向の力Fは所定の力であってもよい。
歯部材10の構成の一実施形態が、特に図11aから図11c及び図12aから図12cを参照して、以下で更に詳述される。凹部22の構成の一実施形態が、特に図5bから図5cを参照して、以下で更に詳述される。
取り付け装置は、動作位置において歯部材10を支持部材20に接続するように構成された固締具J1、例えばねじ継手部材を備える。固締具J1は抵抗力を提供するように構成されており、したがって歯部材10は、歯部材10が特定の閾値を超えない半径方向の力に曝される通常動作時には、動作位置に取り付けられたままである。固締具J1は、歯部材10の支持部材20への取り付けを提供するように構成されており、それによって、歯部材10が特定の閾値を超えない半径方向の力に曝された場合に、歯部材10を動作位置に保持する。固締具J1は更に、抵抗力を提供するように構成されており、したがって歯部材10は、特定の閾値を超える半径方向の力に曝された場合に、動作位置から取り外される。
本開示の一態様によれば、継手部材J1は、歯部材10を支持部材20に接続するために、支持部材20の外面20aから導入されるように構成されている。
よって、環状支持部材20は、駆動輪部材が装軌車両に装着されているときに装軌車両の無限軌道に面するように構成された外面20aと、反対の内面20bとを有しており、歯部材10は、支持部材20の内面20bに接続して配置されるように構成された接続部12と、環状支持部材から突出するように構成され、それによって動作位置において無限軌道と係合する係合部14とを備える。
本開示の一態様によれば、接続部12は支持部材20の半径方向内面20bに接続して配置されるように構成されており、したがって半径方向で中心軸Zの方を向く。
本開示の一態様によれば、係合部14は、中心軸Zの軸方向に本質的に平行な方向で、支持部材20の横方向外面20cから外向きに、環状支持部材20から突出するように構成されている。本開示の一態様によれば、係合部14は、駆動輪部材が車両に取り付けられているとき、支持部材20の外面20cから外向きに、車両に対して横方向で、環状支持部材20から突出するように構成されている。
本開示の一態様によれば、係合部14は、環状支持部材20に対して、中心軸Zの軸方向から遠ざかる半径方向で突出するように構成されており、したがって、係合部14の半径方向外面14aは、中心軸Zから支持部材20の半径方向外面20aの半径方向距離よりも大きい半径方向距離にあり、それによって、動作位置における無限軌道との係合を容易にする。
環状支持部材20は、前述したように、第1の端面20cと反対の第2の端面20dとを有し、これらの端面は中心軸Zの方向に平行な方向に向いている。係合部14は、中心軸Zの方向に本質的に平行な方向で第1の端面20cから突出するように構成されており、それによって、接続部が支持部材20の内面20bと接続して取り付けられた状態で歯部材10が動作位置にあるときに、無限軌道と係合する。
本開示の一態様によれば、固締構造は、環状支持部材20の内面20bに配置された凹部22を備える。図5bから図5cに記載され同図を参照してより詳細に説明されたように、凹部22は、第1の端面20cと反対の第2の端面20dとの間に延びるように構成されている。歯部材10の接続部12は、動作位置において凹部22にぴったりと接続して収容されるように構成されている。よって、凹部22は接続部12を収容するように構成されている。本開示の一態様によれば、歯部材が動作位置にあるとき、接続部12の外面12aの表面部分は、凹部底に面すると共に接して横たわるように構成されている。本開示の一態様によれば、歯部材10が動作位置にあるとき、接続部12の外面12aの表面部分は、半径方向で中心軸Zから離れた方に向くように構成されている。
本開示の一態様によれば、取り付け装置の固締具J1は、歯部材10の接続部12を、第1の端面20cに接続する支持部材20の凹部22に取り付けるように構成されている。本開示の一態様によれば、凹部22は、第1の端面20cと第1の端面20cから第2の端面20dに向かう途中の少なくとも特定の部分とに接続して半径方向で中心軸Zに向かって開口するように構成されており、したがって歯部材10は、特定の閾値を超える半径方向の力Fに曝された場合に、動作位置から外れることができる。図10b及び図5bを参照されたい。
本開示の一態様によれば、固締具J1は、固締具J1の支持部材20への固定的な取り付けを容易にするように構成された取り付け部J1aを備える。図10aから図10bを参照されたい。
本開示の一態様によれば、取り付け装置の固締具J1は、第1の端面20cに接続して半径方向で凹部22の底22cから突出するように構成された突出部J1bを有する。取り付け装置は更に、歯部材10の接続部12に配置された開口O1Bを備えており、突出部J1bは、歯部材10が動作位置にあるとき、開口O1Bに収容されるように構成されている。開口O1Bは突出部J1bと係合するように寸法決め及び構成されており、したがって、歯部材10が特定の閾値を超える半径方向の力Fに曝された場合には、歯部材10は突出部から外れることができる。
本開示の一態様によれば、固締構造は、歯部材10が支持部材20に接続して留置可能に配置されるように構成されており、したがって、歯部材10が特定の閾値を超える半径方向の力Fに曝されて動作位置からの取り外しに至った場合に、歯部材10は、支持部材20に接続して留置される。図10bを参照されたい。よって、歯部材10は支持部材20に接続して留置可能に配置されるように構成されており、したがって、歯部材10が特定の閾値を超える半径方向の力Fに曝されて動作位置からの取り外しに至った場合に、歯部材10は支持部材20に接続したままである。例えば図10bを参照されたい。
本開示の一態様によれば、固締構造は更に、歯部材10が特定の閾値を超える半径方向の力Fに曝されて動作位置からの取り外しに至った場合に歯部材10を留置するように構成された留置装置J2,22O,22Sを備えている。
本開示の一態様によれば、留置装置J2,22O,22Sは歯部材10を支持部材20に移動可能に接続するように構成されており、したがって、歯部材10が特定の閾値を超える半径方向の力Fに曝された場合に、歯部材10は半径方向で傾斜可能に移動される。図10bに図示されるように、半径方向の力Fは、外面14aに向かって、環状支持部材20の中心軸に向かう半径方向で提供される。本開示の一態様によれば、歯部材10は、係合部14が支持部材20の第1の端面20cに向かって移動するように、回動運動Dによって半径方向で傾斜可能に移動される。
本開示の一態様によれば、留置装置は、歯部材10の接続部12を第2の端面20dに接続して留置するように構成されており、したがって、歯部材10が特定の閾値を超える半径方向の力Fに曝された場合、歯部材10は、歯部材10が中心軸Zの方向に対して特定の角度αで位置決めされるように、動作位置から半径方向で傾斜可能に移動される。本開示の一態様によれば、歯部材10は、特定の閾値を超える半径方向の力Fに曝されたとき、歯部材10が中心軸Zの方向に対して特定の角度αで位置決めされるように、動作位置から取り外し位置に向かって半径方向で傾斜可能に移動される。
本開示の一態様によれば、歯部材10は、特定の閾値を超える半径方向の力Fに曝されたとき、動作位置から接続部12が少なくとも部分的に凹部22内に収容される位置へ半径方向で傾斜可能に移動され、それによって、歯部材10は、半径方向に直交し且つ中心軸Zの方向に直交する方向で移動することを本質的に防止される。本開示の一態様によれば、凹部は対向する内壁22a,22bと凹部底22cとを備えており、接続部12は、歯部材10が半径方向で傾斜可能に移動されるときに内壁が接続部12の移動を防止するように、少なくとも部分的に凹部22内に収容されている。本開示の一態様によれば、凹部底22cは、半径方向で中心軸Zの方に向くように構成されている。
本開示の一態様によれば、留置装置は凹部22を備えている。本開示の一態様によれば、留置装置は歯部材10の接続部12を第2の端面20dに接続して留置するように構成されており、したがって、歯部材10が特定の閾値を超える半径方向の力Fに曝された場合、歯部材10は動作位置から接続部12が少なくとも部分的に凹部22内に収容される位置へ半径方向で傾斜可能に移動され、それによって、歯部材10は、半径方向に直交し且つ中心軸Zの方向に直交する方向で移動することを本質的に防止される。
本開示の一態様によれば、留置装置は、第2の端面20dに接続した第2の端面開口22Oと、その開口22Oによって提供される止め部22Sとを備える留置部材22O,22Sを備えている。本開示の一態様によれば、第2の端面開口22Oは、凹部22に接続して配置されると共に凹部22の延在部分を提供する。本開示の一態様によれば、第2の端面開口22Oは、接続部12の留置部12-2を収容するように配置される。よって、留置部12-2は、端面開口22Oに収容されるように構成されている。止め部22Sは、収容された留置部12-2の半径方向で中心軸Zに向かう移動を防止するように構成されている。例えば、図10bを参照されたい。
本開示の一態様によれば、留置装置は、第2の端面20dに接続して半径方向で凹部22の凹部底22cから突出するように構成された突出部を有する接続部材J2を備えている。本開示の一態様によれば、接続部材J2は、接続部材J2の支持部材20への固定的な取り付けを容易にするように構成された取り付け部J2aを備える。図10aから図10bを参照されたい。
本開示の一態様によれば、留置装置は更に、歯部材10の接続部12に配置された開口O2Bを備える。図12cを参照されたい。本開示の一態様によれば、突出部J2bは、歯部材10が動作位置にあるとき、開口O2Bに収容されるように構成されている。本開示の一態様によれば、突出部J2bは、歯部材10が動作位置から留置可能に取り外されるとき、少なくとも部分的に開口O2Bに収容されるように構成されている。
本開示の一態様によれば、開口O2Bは突出部J2Bと係合するように寸法決め及び構成されており、したがって、歯部材10が特定の閾値を超える半径方向の力Fに曝された場合、歯部材10は、中心軸Zに本質的に平行な位置から中心軸Zの方向に対して特定の角度αの位置へと、開口O2Bに接続して半径方向で中心軸Zに向かって回動可能に移動することができる。図10bを参照されたい。
本開示の一態様によれば、突出部J2bは、中心軸Zの方向での歯部材の移動を本質的に防止するように構成されている。
本開示の一態様によれば、止め部22Sは接続部12の方に向くように構成された傾斜面部22Saを有しており、したがって、歯部材10が特定の閾値を超える半径方向の力Fに曝された場合、歯部材10は、接続部12が止め部22Sの傾斜面部22Saに向かって止められる傾斜位置まで、半径方向で傾斜可能に移動することができる。
図5bは、図5aの支持部材20の一部の斜視図を概略的に図示し、本開示の一実施形態による凹部22を図示している。そして図5cは、図9の支持部材20の一部の斜視図を概略的に図示し、本開示の一実施形態による凹部22の断面を図示している。
上述したように、環状支持部材20は、支持部材22の周囲に分布する一組の凹部22を備える。各凹部は、一組の歯部材10のうち1つの歯部材10の接続部12を収容するように構成されている。本開示の一態様によれば、歯部材10の接続部12は、凹部22内にぴったりと収容されるように構成されている。本開示の一態様によれば、凹部22は、歯部材10の接続部12を収容するように構成されている。本開示の一態様によれば、各歯部材10の接続部12は、それぞれの凹部22に係止嵌合するように構成されている。
本開示の一態様によれば、固締構造はこのような凹部22を備える。
本開示の一態様によれば、凹部22は、環状支持部材20の内面20bに配置されている。本開示の一態様によれば、凹部22は、環状支持部材20の第1の端面20cと反対の第2の端面20dとの間に延びるように構成されている。例えば図5cを参照されたい。
歯部材10の接続部12は、歯部材10の動作位置においては凹部22に接続してぴったりと収容されるように構成されている。例えば図10aを参照されたい。
本開示の一態様によれば、凹部22は、環状支持部材20の第1の端面20cから見たときに本質的にU字形の外形を有する。例えば図5bを参照されたい。本開示の一態様によれば、凹部22は、環状支持部材20の第1の端面20cから第2の端面20dに向かって延びる本質的にU字形の構成を有する。例えば図5bを参照されたい。
本開示の一態様によれば、凹部22は対向する内壁22a,22bを有する。対向する内壁22a,22bは、歯部材10の接続部12を収容するように、互いに距離をおいて配置されている。対向する内壁22a,22bは、第1の内壁22a及び反対の第2の内壁22bを構成する。本開示の一態様によれば、内壁22a,22bは、支持部材20の内面20bから外面20aに向かって一定の距離にわたって延びるように構成されている。内壁22a,22bは、第1の端面20cから第2の端面20dに向かって延びるように構成されている。
本開示の一態様によれば、内壁22a,22bは、内面20bから凹部底22cに向かって延びるように構成されている。よって、凹部底22cは、第1の端面20cから第2の端面20dに向かって延びるように構成されている。よって、凹部22は内壁22a,22bと凹部底22cとを有する。
本開示の一態様によれば、凹部22は、支持部材20の第2の端面20dに接続した内端22dを有する。本開示の一態様によれば、内面22dは内壁22a,22bの接続を提供し、内壁22a,22bに本質的に垂直に延びている。
本開示の一態様によれば、例えば図5bに図示されるように、凹部22の各内壁22a,22bは、支持部材20の半径方向に垂直な方向に対して傾きを有する。本開示の一態様によれば、凹部22の各内壁22a,22bは傾きを有し、したがって、支持部材20の内面20bに接続する内壁22a,22b間の距離は、凹部底22cに接続する内壁22a,22b間の距離よりも大きい。
本開示の一態様によれば、例えば図5a及び5bに図示されるように、凹部は、第1の端面20cと第1の端面20cから第2の端面20dに向かう途中の特定の部分とに接続して半径方向で支持部材20の中心軸Zに向かって開口している。これにより、歯部材10、すなわち歯部材10の接続部12は、特定の閾値を超える半径方向の力に曝された場合に、凹部22内にぴったりと収容される動作位置から外れることができる。
本開示の一態様によれば、凹部22は、第2の端面20dに接続した第2の端面開口22Oを備え、又は第2の端面開口22Oに接続して配置される。本開示の一態様によれば、第2の端面開口22Oは凹部22の内端22dに接続した開口22Oを構成し、端面開口22Oは凹部底22cに接続して配置され、第2の端面20dを貫通する凹部22の延在部分を提供する。
本開示の一態様によれば、端面開口22Oは止め部22Sを提供するように構成されており、止め部22Sは第1の端面20cの方に向いた内面22dを有する。
本開示の一態様によれば、第2の端面開口22Oは、歯部材10の接続部12の留置部12-2を収容するように構成されており、止め部22Sは、収容された留置部12-2の半径方向で中心軸に向かう移動を防止するように構成されている。例えば、図10a及び10bを参照されたい。
本開示の一態様によれば、支持部材20、すなわち支持部材20の凹部22は、外面20aから凹部底22cに向かい凹部底22cを貫通して延びるように構成された第1の開口O1Aを有する。本開示の一態様によれば、第1の開口O1Aは、支持部材20の半径方向で外面20aから凹部底22cを貫通して延びるように構成されている。本開示の一態様によれば、第1の開口O1Aは、歯部材10が動作位置で凹部22内に配置されているとき、接続部12の外面12aから内面12bに向かって延びる開口O1Bに対して同軸に配置されるように構成されている。本開示の一態様によれば、第1の開口O1Aは固締具J1を収容するように構成されており、固締具は、一態様によれば、歯部材10を支持部材20に取り付けるための継手部材J1、例えばねじ継手部材である。本開示の一態様によれば、第1の開口O1Aは、支持部材20の第1の端面20cに比較的近接して配置されている。継手部材は、開口O1A,O1Bを通って延びるように構成されると共に歯部材10を取り付けるように構成されており、克服するには特定の閾値を超える半径方向の力を必要とする特定の抵抗を提供する。第1の開口O1Aは、支持部材20の固締開口O1Aである。
本開示の一態様によれば、支持部材20、すなわち支持部材20の凹部22は、外面20aから凹部底22cに向かい凹部底22cを貫通して延びるように構成された第2の開口O2Aを有する。本開示の一態様によれば、第2の開口O2Aは、支持部材20の半径方向で外面20aから凹部底22cを貫通して延びるように構成されている。本開示の一態様によれば、第2の開口O2Aは、歯部材10が動作位置で凹部22内に配置されているとき、接続部12の外面12aから内面12bに向かい内面12bを貫通して延びる開口O2Bに対して同軸に配置されるように構成されている。本開示の一態様によれば、歯部材10が動作位置で凹部22内に配置されているとき、第2の開口O2Aは、支持部材20の第2の端面20dに比較的近接して配置されている。第2の開口O2Aは、支持部材20の固締開口O2Aである。
本開示の一態様によれば、第2の開口O2Aは接続部材J2を収容するように構成されている。本開示の一態様によれば、接続部材J2は、支持部材20の固締開口O2Aへの接続部材J2の固定的な取り付けを容易にするように構成された取り付け部J2aを備えている。本開示の一態様によれば、接続部材J2は、歯部材10が凹部22に接続して配置されているとき、第2の端面20dに接続して半径方向で凹部22の凹部底22cから突出するように構成された突出部J2bを備えている。
図11aは、本開示の一実施形態による歯部材10の外側平面図を概略的に図示する。図11bは、本開示の一実施形態による図11aの歯部材10の内側平面図を概略的に図示する。図11cは、本開示の一実施形態による図11aの歯部材10の側面図を概略的に図示する。図12aは、本開示の一実施形態による図11aの歯部材10の正面図を概略的に図示する。図12bは、本開示の一実施形態による図11aの歯部材10の背面図を概略的に図示する。そして図12cは、本開示の一実施形態による図12bの歯部材10の側面断面図を概略的に図示する。
歯部材10は、支持部材20に接続されるように構成された接続部12を備える。歯部材10は更に、動作位置において無限軌道と係合するように環状支持部材20から突出するように構成された係合部14を備えている。
本開示の一態様によれば、接続部12は支持部材20の内面20bに接続して配置されるように構成されている。本開示の一態様によれば、接続部12は支持部材20の内面20bに接続して配置されるように構成されている。本開示の一態様によれば、接続部12は、装軌車両の軌道アセンブリの駆動輪部材が無限軌道に接続されている場合に、歯部材が無限軌道と係合するための動作位置にあるとき、支持部材の凹部22に接続してぴったりと収容されるように接続して配置されるように構成されている。
本開示の一態様によれば、歯部材10の接続部12は、歯部材10が支持部材20に取り付けられているとき、支持部材20の内面20bに面するように構成された外表面を提供する外面12aを有する。本開示の一態様によれば、歯部材10の接続部12は、歯部材10が支持部材20に取り付けられているとき、支持部材20の内面20bに提供された凹部22の底面22cに面するように構成された外表面を提供する外面12aを有する。本開示の一態様によれば、接続部12は、外面10aとは反対の内面10bを有する。
本開示の一態様によれば、歯部材10の接続部12は、歯部材10が支持部材20に取り付けられているとき、支持部材20の第2の端面20dに接続して配置されるように構成された後面12dを有する。図8を参照されたい。本開示の一態様によれば、接続部12の後面12dは、歯部材10の後面を構成する。
本開示の一態様によれば、歯部材10の接続部12は、歯部材10の後面12dから前面に向かって延びるように構成された第1の長側面12eを有する。本開示の一態様によれば、接続部12の第1の長側面12eは、歯部材10が支持部材20に取り付けられているとき、凹部22の第1の内壁22aに接続して配置されるように構成されている。本開示の一態様によれば、接続部12の第1の長側面12eは、歯部材10が支持部材20に取り付けられており動作位置にあるとき、凹部22の第1の内壁22aに沿って延び第1の内壁22aに面するように構成されている。
本開示の一態様によれば、歯部材10の接続部12は、第1の長側面12eに対向する第2の長側面12fを有する。本開示の一態様によれば、第2の長側面12fは、歯部材10の後面12dから前面に向かって延びるように構成されている。本開示の一態様によれば、接続部12の第2の長側面12fは、歯部材10が支持部材20に取り付けられているとき、凹部22の第2の内壁22bに接続して配置されるように構成されており、第2の壁22bは第1の壁22aに対向している。本開示の一態様によれば、接続部12の第2の長側面12fは、歯部材10が支持部材20に取り付けられており動作位置にあるとき、凹部22の第2の内壁22bに沿って延び第2の内壁22bに面するように構成されている。
本開示の一態様によれば、歯部材10の接続部12は、外面12aから内面12bに向かって延びるように構成された第1の開口O1Bを有する。本開示の一態様によれば、第1の開口O1Bは、歯部材10が動作位置で凹部22内に配置されているとき、駆動輪部材の半径方向で外面12aから内面12bに向かって延びるように構成されている。本開示の一態様によれば、第1の開口O1Bは、外面12aから内面12bまで及び内面12bを貫通して延びるように構成されている。本開示の一態様によれば、第1の開口O1Bは、歯部材10が動作位置で凹部22内に配置されているとき、支持部材20の外面20aから凹部22の底22cを貫通して延びる開口O1Aに対して同軸に配置されるように構成されている。本開示の一態様によれば、第1の開口O1Bは固締具J1を収容するように構成されており、固締具は、一態様によれば、歯部材10を支持部材20に取り付けるための継手部材J1、例えばねじ継手部材である。本開示の一態様によれば、歯部材10が動作位置で凹部22内に配置されているとき、第1の開口O1Bは、支持部材20の第1の端面20cに比較的近接して配置されている。継手部材は、開口O1A,O1Bを通って延びるように構成されると共に歯部材10を取り付けるように構成されており、克服するには特定の閾値を超える半径方向の力を必要とする特定の抵抗を提供する。第1の開口O1Bは、歯部材10の接続部12の固締開口O1Bである。
本開示の一態様によれば、歯部材10の接続部12は、外面12aから内面12bに向かって延びるように構成された第2の開口O2Bを有する。本開示の一態様によれば、第2の開口O2Bは、歯部材10が動作位置で凹部22内に配置されているとき、駆動輪部材の半径方向で外面12aから内面12bに向かって延びるように構成されている。本開示の一態様によれば、第2の開口O2Bは、外面12aから内面12bまで及び内面12bを貫通して延びるように構成されている。本開示の一態様によれば、第2の開口O2Bは、歯部材10が動作位置で凹部22内に配置されているとき、支持部材20の外面20aから凹部22の底22cを貫通して延びる固締開口O2Aに対して同軸に配置されるように構成されている。本開示の一態様によれば、歯部材10が動作位置で凹部22内に配置されているとき、第2の開口O2Bは、支持部材20の第2の端面20dに比較的近接して配置されている。
本開示の一態様によれば、第2の開口O2Bは、歯部材10を支持部材20に移動可能に接続するように構成された接続部材J2を収容するように構成されている。本開示の一態様によれば、接続部材J2は、支持部材20の固締開口O2Aへの接続部材J2の固定的な取り付けを容易にするように構成された取り付け部J2aを備えている。本開示の一態様によれば、接続部材J2は、歯部材10が動作位置で凹部22内に配置されているとき、第2の端面20dに接続して半径方向で凹部22の底部22cから突出するように構成された突出部J2bを備えている。
本開示の一態様によれば、突出部J2bは、歯部材10が動作位置にあるとき、第2の開口O2Bに収容されるように構成されている。本開示の一態様によれば、第2の開口O2Bは突出部J2Bと係合するように寸法決め及び構成されており、したがって歯部材10は、中心軸に本質的に平行な位置から中心軸の方向に対して特定の角度の位置へと、第2の開口O2Bに接続して半径方向で回動可能に移動することができる。本開示の一態様によれば、第2の開口O2Bは突出部J2Bと係合するように寸法決め及び構成されており、したがって、歯部材10は、中心軸Zの方向で移動することを本質的に防止される。本開示の一態様によれば、第2の開口O2Bは突出部J2Bと係合するように寸法決め及び構成されており、したがって、歯部材10は、凹部22の長手方向の延在部分の方向で移動することを本質的に防止される。本開示の一態様によれば、第2の開口O2Bは突出部J2Bと係合するように寸法決め及び構成されており、したがって、歯部材10は、支持部材20の第1の端面20cから遠ざかる方向で移動することを本質的に防止される。
本開示の一態様によれば、第2の開口O2Bは、外面12aに接続した、後面12dの方に向いた第1の傾き部分O2B-1を有する。第1の傾き部分O2B-1は、外面12aから内面12bに向かって後面12dから遠ざかるように延びる傾きを有する。
本開示の一態様によれば、第2の開口O2Bは、内面12bに接続した、後面12dから離れた方に向いた第2の傾き部分O2B-2を有する。第2の傾き部分O2B-2は、内面12bから外面12aに向かって後面12dの方に延びる傾きを有する。
本開示の一態様によれば、第2の開口O2Bは、歯部材10の接続部12の引き止め開口O2Bである。
本開示の一態様によれば、歯部材10の接続部12は、内面12bに傾斜面部を提供する傾斜部分12-1を有し、それによって、歯部材が特定の閾値を超える半径方向の力に曝された場合に歯部材の特定の傾斜角度での止めを提供することを容易にする。本開示の一態様によれば、傾斜部分12-1は本質的に第1の開口O1Bから後面12dに向かって延びるように構成されており、したがって接続部12は、第1の開口O1Bに接続した位置から後面12dに向かってテーパ状になっている、すなわち狭まっている。本開示の一態様によれば、傾斜部分は、外面12aの表面に対して角度β2を有する。
本開示の一態様によれば、歯部材10の接続部12は、後面12dに接続した留置部12-2を備える。本開示の一態様によれば、留置部12-2は、支持部材20の第2の端面20dに接続した第2の端面開口22Oに収容されるように構成されており、したがって、収容された留置部12-2の半径方向の移動は、端面開口22Oによって提供される止め部22Sによって本質的に防止される。
本開示の一態様によれば、係合部14は、中心軸Zの方向に本質的に平行な方向で支持部材の第1の端面20cから突出するように構成されており、それによって、歯部材10、すなわち歯部材10の接続部12が支持部材20に取り付けられており動作位置にあるとき、無限軌道と係合する。
本開示の一態様によれば、歯部材10の係合部14は、歯部材10が支持部材20に取り付けられており駆動輪部材が装軌車両に装着されているとき、無限軌道の内面に面して係合するように構成された外表面を提供する外面14aを有する。本開示の一態様によれば、係合部14は、外面10aとは反対の内面10bを有する。
本開示の一態様によれば、歯部材10の係合部14は、歯部材10が支持部材20に取り付けられているとき、第1の端面20cから離れた方に面する、第1の端面20cから最も離れて配置されるように構成された前面14cを有する。図8を参照されたい。本開示の一態様によれば、係合部14の前面14cは、歯部材10の前面を構成する。
本開示の一態様によれば、歯部材10の係合部14は、前面14cから歯部材10の後面に向かって延びるように構成された第1の長側面14eを有する。本開示の一態様によれば、第1の長側面14eは、歯部材10が支持部材20に取り付けられているとき、前面14cから第1の端面20cに向かって延びるように構成されている。
本開示の一態様によれば、歯部材10の係合部分14は、第1の長側面14eに対向する第2の長側面14fを有する。本開示の一態様によれば、第2の長側面14fは、歯部材10の前面14cから後面に向かって延びるように構成されている。本開示の一態様によれば、第2の長側面14fは、歯部材10が支持部材20に取り付けられているとき、前面14cから第1の端面20cに向かって延びるように構成されている。
本開示の一態様によれば、一組の歯部材の各歯部材10は1つ以上の軽量化凹部を有する。
本明細書において、記載及び図示される歯部材は、支持部材への接続のための接続部と、無限軌道と係合するべく環状支持部材から突出するように構成された係合部とを備えており、係合部は単一の歯又は歯ユニットによって構成される。本開示の代替的な一態様によれば、歯部材は、支持部材への接続のための接続部と、無限軌道と係合するべく環状支持部材から突出するように構成された係合部とを備えていてもよく、係合部は1つよりも多くの歯/歯ユニット、例えば2つ又は3つの歯/歯ユニットを備える。
以下では、本開示による装軌車両の無限軌道用駆動輪部材の固締構造のいくつかの態様が列挙される。
態様1A.装軌車両Vの無限軌道E用駆動輪部材DWの固締構造であって、駆動輪部材DWは無限軌道を回転させるために中心軸Zについて回転可能であり、駆動輪部材DWはハブ部材Hと駆動スプロケット部材S1,S2とを備え、駆動スプロケット部材は駆動スプロケット部材S1,S2の周囲に配置された一組の歯部材10を備え、歯部材10は無限軌道Eと係合するように構成されており、駆動スプロケット部材S1,S2は更に、駆動スプロケット部材の歯部材10のための環状支持部材20を備え、歯部材10は支持部材20に取り外し可能に取り付け可能に構成されており、固締構造は、一組の歯部材10のうち1つの歯部材10を支持部材20に固締するように構成されており、それによってその歯部材10は無限軌道と係合する動作位置にあり、固締構造は、歯部材10を支持部材20に取り外し可能に取り付けるように構成された取り付け装置を備えており、したがって歯部材は、歯部材が特定の閾値を超える半径方向の力Fに曝された場合に動作位置から取り外され、半径方向の力Fは中心軸Zの方に向けられ、態様、歯部材10は留置可能に配置されるように構成されており、したがって、歯部材10が特定の閾値を超える半径方向の力に曝されて動作位置からの取り外しに至った場合に、歯部材10は支持部材20に接続して留置される、固締構造。
態様2A.態様1に記載の固締構造であって、無限軌道(E)は、駆動輪部材が装軌車両に装着されているときに駆動輪部材上に延びるように構成されており、環状支持部材20は、駆動輪部材が装軌車両に装着されているときに装軌車両の無限軌道に面するように構成された外面20aと、反対の内面20bとを有しており、歯部材は、支持部材20の内面20bに接続して配置されるように構成された接続部12と、環状支持部材から突出するように構成され、それによって動作位置において無限軌道と係合する係合部14とを備える、固締構造。
態様3A.態様2Aに記載の固締構造であって、係合部は、歯部材が特定の閾値を超える半径方向の力に曝された場合に動作位置からの歯部材の取り外しを容易にするべく、中心軸の方向に本質的に平行な方向で第1の端面から突出するように構成されている、固締構造。
態様4A.いずれかの先行する態様に記載の固締構造であって、固締構造は更に、歯部材10が特定の閾値を超える半径方向の力Fに曝されて動作位置からの取り外しに至った場合に歯部材10を留置するように構成された留置装置J2,22O,22Sを備える、固締構造。
態様5A.態様4Aに記載の固締構造であって、留置装置J2,22O,22Sは歯部材10を支持部材20に移動可能に接続するように構成されており、したがって、歯部材10が特定の閾値を超える半径方向の力Fに曝された場合に、歯部材10は半径方向で傾斜可能に移動される、固締構造。
態様6A.態様4A又は5Aに記載の固締構造であって、留置装置は、歯部材10の接続部12を第2の端面20dに接続して留置するように構成されており、したがって、歯部材10が特定の閾値を超える半径方向の力Fに曝された場合、歯部材10は、歯部材10が中心軸Zの方向に対して特定の角度αで位置決めされるように、動作位置から半径方向で傾斜可能に移動される、固締構造。
態様7A.態様4Aから6Aのいずれかに記載の固締構造であって、留置装置は、第2の端面20dに接続した第2の端面開口22Oと、その開口22Oによって提供される止め部22Sとを備える留置部材22O,22Sを備え、第2の端面開口22Oは凹部22に接続して配置されると共に凹部22の延在部分を提供し、第2の端面開口22Oは接続部12の留置部12-2を収容するように配置され、止め部22Sは収容された留置部12-2の中心軸Zに向かう半径方向での移動を防止する、固締構造。
態様8A.態様7Aに記載の固締構造であって、留置装置は、第2の端面20dに接続して半径方向で凹部22の底22cから突出するように構成された突出部J2bを有する接続部材J2を備えており、留置装置は歯部材10の接続部12に配置された開口O2Bを更に備えており、突出部J2bは歯部材10が動作位置にあるときに開口O2B内に収容されるように構成されており、開口O2Bは突出部J2bと係合するように寸法決め及び構成されており、したがって、歯部材10が特定の閾値を超える半径方向の力Fに曝された場合、歯部材10は、中心軸Zに本質的に平行な位置から中心軸Zの方向に対して特定の角度の位置へと、開口O2Bに接続して半径方向で回動可能に移動することができる、固締構造。
態様9A.態様8Aに記載の固締構造であって、突出部J2bは、中心軸Zの方向での歯部材の移動を本質的に防止するように構成されている、固締構造。
態様10A.態様7Aから9Aのいずれかに記載の固締構造であって、止め部22Sは接続部12の方に向くように構成された傾斜面部22Saを有しており、したがって、歯部材10が特定の閾値を超える半径方向の力Fに曝された場合、歯部材10は、接続部12が止め部22Sの傾斜面部22Saに向かって止められる傾斜位置まで、半径方向で傾斜可能に移動することができる、固締構造。
態様11A.いずれかの先行する態様に記載の固締構造であって、環状支持部材20は第1の端面20cと反対の第2の端面20dとを有し、これらの端面は中心軸Zの方向に平行な方向に向いており、係合部は、動作位置において無限軌道と係合するべく、中心軸Zの方向に本質的に平行な方向で第1の端面20cから突出するように構成されている、固締構造。
態様12A.態様11Aに記載の固締構造であって、固締構造は、環状支持部材20の内面20bに配置され第1の端面20cと反対の第2の端面20dとの間に延びるように構成された凹部22を備えており、歯部材10の接続部12は、動作位置において凹部22に接続してぴったりと収容されるように構成されている、固締構造。
態様13A.いずれかの先行する態様に記載の固締構造であって、取り付け装置は、動作位置において歯部材10を支持部材20に接続するように構成された固締具J1を備えており、固締具J1は、歯部材10が特定の閾値を超えない半径方向の力に曝された場合には歯部材10が動作位置で取り付けられたままであるように、及び特定の閾値を超える半径方向の力に曝された場合には歯部材が動作位置から取り外されるように、抵抗力を提供するように構成されている、固締構造。
態様14A.態様13Aに記載の固締構造であって、取り付け装置の固締具J1は、歯部材10の接続部12を、第1の端面20cに接続する支持部材20の凹部22に取り付けるように構成されており、凹部22は、第1の端面20cと第1の端面から第2の端面20dに向かう途中の少なくとも特定の部分とに接続して半径方向で中心軸Zに向かって開口し、したがって歯部材10は、特定の閾値を超える半径方向の力Fに曝された場合に、動作位置から外れることができる、固締構造。
態様15A.態様1Aから14Aのいずれかに記載の固締構造であって、駆動輪部材DWは、ハブ部材Hの外面H1に配置された外側駆動スプロケット部材S1と、ハブ部材Hの内面H2に配置された内側駆動スプロケット部材S2とを備え、外面H1は車両の横方向で車両から外に向いており、内面H2は駆動輪部材DWが装着される車両の横方向で車両の方に向いている、固締構造。
態様16A.態様1Aから15Aのいずれかに記載の固締構造を備える駆動輪部材DW。
態様17A.態様1Aから15Aのいずれかに記載の固締構造を備える装軌車両V。
以下では、本開示による装軌車両の無限軌道用駆動輪部材の固締構造のいくつかの更なる態様が列挙される。
態様1B.装軌車両Vの無限軌道E用駆動輪部材DWの固締構造であって、駆動輪部材DWは無限軌道を回転させるために中心軸Zについて回転可能であり、駆動輪部材DWはハブ部材Hと駆動スプロケット部材S1,S2とを備え、駆動スプロケット部材は駆動スプロケット部材S1,S2の周囲に配置された一組の歯部材10を備え、歯部材10は無限軌道Eと係合するように構成されており、駆動スプロケット部材S1,S2は更に、駆動スプロケット部材の歯部材10のための環状支持部材20を備え、歯部材10は支持部材20に取り外し可能に取り付け可能に構成されており、固締構造は、一組の歯部材10のうち1つの歯部材10を、その歯部材10が無限軌道と係合するための動作位置にあるように支持部材20に固締するように構成されており、固締構造は、動作位置において歯部材10と支持部材との間に半径方向に配置された取り付けを提供するように構成された取り付け装置を備えており、取り付け装置は、歯部材10を支持部材20に取り外し可能に取り付けるように構成されており、したがって歯部材は、歯部材が特定の閾値を超える半径方向の力Fに曝された場合に動作位置から取り外され、半径方向の力Fは中心軸Zの方に向けられる、固締構造。
態様2B.態様1Bに記載の固締構造であって、無限軌道は、駆動輪部材が装軌車両に装着されているときに駆動輪部材上に延びるように構成されており、環状支持部材20は、支持部材の半径方向で中心軸から離れた方に向くように構成されると共に駆動輪部材が装軌車両に装着されているときに装軌車両の無限軌道Eの内面E4に面するように構成された外面20aと、半径方向で中心軸Zの方に向くように構成された反対の内面20bとを有し、歯部材10は、支持部材20の内面20bに接続して配置されるように構成された接続部12と、に環状支持部材から突出するように構成され、それによって動作位置において無限軌道と係合する係合部14とを備える、固締構造。
態様3B.態様1又は2に記載の固締構造であって、環状支持部材20は第1の端面20cと反対の第2の端面20dとを有し、これらの端面は中心軸Zの方向に平行な方向に向いており、係合部は、動作位置において無限軌道と係合するべく、中心軸Zの方向に本質的に平行な方向で第1の端面20cから突出するように構成されている、固締構造。
態様4B.態様3Bに記載の固締構造であって、係合部14は、歯部材が特定の閾値を超える半径方向の力に曝された場合に動作位置からの歯部材10の取り外しを容易にするべく、中心軸Zの方向に本質的に平行な方向で第1の端面20cから突出するように構成されている、固締構造。
態様5B.態様3B又は4Bに記載の固締構造であって、固締構造は、環状支持部材20の内面20bに配置され半径方向で中心軸Zの方に向いていて第1の端面20cと反対の第2の端面20dとの間に延びるように構成された凹部22を備えており、歯部材10の接続部12は、動作位置において凹部22に接続してぴったりと収容されるように構成されており、取り付け装置は、凹部22における接続部12の支持部材20への半径方向接続によって、歯部材10と支持部材20との間に半径方向に配置された取り付けを提供するように構成されている、固締構造。
態様6B.いずれかの先行する態様に記載の固締構造であって、取り付け装置は、動作位置において歯部材10を支持部材20に接続するように構成された固締具J1を備え、固締具は、支持部材に接続した半径方向の延在部分を有するように構成されており、それによって、動作位置において半径方向に配置された取り付けを提供し、固締具J1は、歯部材10が特定の閾値を超えない半径方向の力に曝された場合には歯部材10が動作位置で取り付けられたままであるように、及び特定の閾値を超える半径方向の力に曝された場合には歯部材が動作位置から取り外されるように、抵抗力を提供するように構成されている、固締構造。
態様7B.態様6Bに記載の固締構造であって、取り付け装置の固締具J1は、歯部材10の接続部12を、第1の端面20cに接続する支持部材20の凹部22に取り付けるように構成されており、凹部22は、第1の端面20cと第1の端面から第2の端面20dに向かう途中の少なくとも特定の部分とに接続して半径方向で中心軸Zに向かって開口し、したがって歯部材10は、特定の閾値を超える半径方向の力Fに曝された場合に、動作位置から外れることができる、固締構造。
態様8B.態様6B又は7Bに記載の固締構造であって、取り付け装置の固締具J1は第1の端面20cに接続して半径方向で凹部22の底22cから突出するように構成された突出部を有し、取り付け装置は歯部材10の接続部12に配置された開口O1Bを更に備え、突出部は歯部材10が動作位置にあるときに開口O1B内に収容されるように構成されており、開口O1Bは突出部と係合するように寸法決め及び構成されており、したがって、歯部材10が特定の閾値を超える半径方向の力Fに曝された場合、歯部材10は突出部から外れることができる、固締構造。
態様9B.いずれかの先行する態様に記載の固締構造であって、歯部材10は留置可能に配置されるように構成されており、したがって、歯部材10が特定の閾値を超える半径方向の力に曝されて動作位置からの取り外しに至った場合に、歯部材10は支持部材20に接続して留置される、固締構造。
態様10B.いずれかの先行する態様に記載の固締構造であって、固締構造は更に、歯部材10が特定の閾値を超える半径方向の力Fに曝されて動作位置からの取り外しに至った場合に歯部材10を留置するように構成された留置装置J2,22O,22Sを備える、固締構造。
態様11B.態様10Bに記載の固締構造であって、留置装置J2,22O,22Sは歯部材10を支持部材20に移動可能に接続するように構成されており、したがって、歯部材10が特定の閾値を超える半径方向の力Fに曝された場合に、歯部材10は半径方向で傾斜可能に移動される、固締構造。
態様12B.態様10B又は11Bに記載の固締構造であって、留置装置は、歯部材10が特定の閾値を超える半径方向の力Fに曝された場合に歯部材10が傾斜可能に動作位置から半径方向で移動され、それによって歯部材10が中心軸Zの方向に対して特定の角度で位置決めされるように、歯部材10の接続部12を第2の端面20dに接続して留置するように構成されている、固締構造。
態様13B.態様10Bから12Bのいずれかに記載の固締構造であって、留置装置は、第2の端面20dに接続した第2の端面開口22Oと、その開口22Oによって提供される止め部22Sとを備える留置部材22O,22Sを備え、第2の端面開口22Oは凹部22に接続して配置されると共に凹部22の延在部分を提供し、第2の端面開口22Oは接続部12の留置部12-2を収容するように配置され、止め部22Sは収容された留置部12-2の中心軸Zに向かう半径方向での移動を防止する、固締構造。
態様14B.態様13Bに記載の固締構造であって、留置装置は、第2の端面20dに接続して半径方向で凹部22の底22cから突出するように構成された突出部J2bを有する接続部材J2を備えており、留置装置は歯部材10の接続部12に配置された開口O2Bを更に備えており、突出部J2bは歯部材10が動作位置にあるときに開口O2B内に収容されるように構成されており、開口O2Bは突出部J2bと係合するように寸法決め及び構成されており、したがって、歯部材10が特定の閾値を超える半径方向の力Fに曝された場合、歯部材10は、中心軸Zに本質的に平行な位置から中心軸Zの方向に対して特定の角度の位置へと、開口O2Bに接続して半径方向で回動可能に移動することができる、固締構造。
態様15B.態様14Bに記載の固締構造であって、突出部J2bは、中心軸Zの方向での歯部材の移動を本質的に防止するように構成されている、固締構造。
態様16B.態様13Bから15Bのいずれかに記載の固締構造であって、止め部22Sは接続部12の方に向くように構成された傾斜面部22Saを有しており、したがって、歯部材10が特定の閾値を超える半径方向の力Fに曝された場合、歯部材10は、接続部12が止め部22Sの傾斜面部22Saに向かって止められる傾斜位置まで、半径方向で傾斜可能に移動することができる、固締構造。
態様17B.態様1Bから16Bのいずれかに記載の固締構造であって、駆動輪部材DWは、ハブ部材Hの外面H1に配置された外側駆動スプロケット部材S1と、ハブ部材Hの内面H2に配置された内側駆動スプロケット部材S2とを備え、外面H1は車両の横方向で車両から外に向いており、内面H2は駆動輪部材DWが装着される車両の横方向で車両の方に向いている、固締構造。
態様18B.態様1Bから17Bのいずれかに記載の固締構造を備える駆動輪部材DW。
態様19B.態様1Bから17Bのいずれかに記載の固締構造を備える装軌車両V。
以上の本発明の好適な実施形態の記載は、説明及び記述の目的で提供されている。網羅的であること又は本発明を開示されたそのものの形に限定することは意図されていない。当該技術分野の実務者には、多くの修正及びバリエーションが明らかに自明であろう。実施形態は、本発明の原則とその実際の適用について最も良く説明するために選択され記述され、それによって、他の当業者が、種々の実施形態に関して及び考えられる特定の使用に適した種々の修正を加えて本発明を理解できるようにするものである。
Claims (17)
- 装軌車両(V)の無限軌道(E)用の駆動輪部材(DW)の固締構造であって、
前記駆動輪部材(DW)は、前記無限軌道を回転させるために中心軸(Z)について回転可能であり、
前記駆動輪部材(DW)は、ハブ部材(H)と駆動スプロケット部材(S1,S2)とを備え、
前記駆動スプロケット部材は、前記駆動スプロケット部材(S1,S2)の前記周囲に配置されている一組の歯部材(10)を備え、
前記歯部材(10)は、前記無限軌道(E)と係合するように構成されており、
前記駆動スプロケット部材(S1,S2)は更に、前記駆動スプロケット部材の歯部材(10)のための環状支持部材(20)を備え、
前記歯部材(10)は、前記支持部材(20)に取り外し可能に取り付け可能に構成されており、
前記固締構造は、前記一組の歯部材(10)のうち1つの歯部材(10)を、前記歯部材(10)が前記無限軌道と係合するための動作位置にあるように前記支持部材(20)に固締するように構成されており、
前記固締構造は、前記歯部材(10)を前記支持部材(20)に取り外し可能に取り付けるように構成されている取り付け装置を備えており、したがって前記歯部材は、前記歯部材が特定の閾値を超える半径方向の力(F)に曝された場合に、前記動作位置から取り外される、固締構造。 - 前記環状支持部材(20)は、前記駆動輪部材が前記装軌車両に装着されているときに前記装軌車両の前記無限軌道に面するように構成されている外面(20a)と、反対の内面(20b)と、を有しており、
前記歯部材は、前記支持部材(20)の前記内面(20b)に接続して配置されるように構成されている接続部(12)と、前記環状支持部材から突出するように構成され、それによって前記動作位置において前記無限軌道と係合する係合部(14)と、を有する、請求項1に記載の固締構造。 - 前記環状支持部材(20)は、第1の端面(20c)と反対の第2の端面(20d)とを有し、
前記端面は、前記中心軸(Z)の前記方向に平行な方向に向いており、
前記係合部は、前記動作位置において前記無限軌道と係合するべく、前記中心軸(Z)の前記方向に本質的に平行な方向で前記第1の端面(20c)から突出するように構成されている、請求項1又は2に記載の固締構造。 - 前記固締構造は、前記環状支持部材(20)の前記内面(20b)に配置され前記第1の端面(20c)と前記反対の第2の端面(20d)との間に延びるように構成されている凹部(22)を備えており、
前記歯部材(10)の前記接続部(12)は、前記動作位置において前記凹部(22)に接続してぴったりと収容されるように構成されている、請求項3に記載の固締構造。 - 前記取り付け装置は、前記動作位置において前記歯部材(10)を前記支持部材(20)に接続するように構成されている固締具(J1)を備えており、
前記固締具(J1)は、前記歯部材(10)が前記特定の閾値を超えない半径方向の力に曝された場合には前記歯部材(10)が前記動作位置で取り付けられたままであるように、及び、前記特定の閾値を超える前記半径方向の力に曝された場合には前記歯部材が前記動作位置から取り外されるように、抵抗力を提供するように構成されている、請求項1から4の何れか一項に記載の固締構造。 - 前記歯部材(10)は、留置可能に配置されるように構成されており、したがって、前記歯部材(10)が特定の閾値を超える半径方向の力に曝されて前記動作位置からの前記取り外しに至った場合に、前記歯部材(10)は前記支持部材(20)に接続して留置される、請求項1から5の何れか一項に記載の固締構造。
- 前記固締構造は更に、前記歯部材(10)が特定の閾値を超える前記半径方向の力(F)に曝されて前記動作位置からの前記取り外しに至った場合に前記歯部材(10)を留置するように構成されている留置装置(J2,22O,22S)を備える、請求項1から6の何れか一項に記載の固締構造。
- 前記留置装置(J2,22O,22S)は、前記歯部材(10)を前記支持部材(20)に移動可能に接続するように構成されており、したがって、前記歯部材(10)が特定の閾値を超える前記半径方向の力(F)に曝された場合に、前記歯部材(10)は前記半径方向で傾斜可能に移動される、請求項7に記載の固締構造。
- 前記取り付け装置の前記固締具(J1)は、前記歯部材(10)の前記接続部(12)を、前記第1の端面(20c)に接続する前記支持部材(20)の前記凹部(22)に取り付けるように構成されており、
前記凹部(22)は、前記第1の端面(20c)と前記第1の端面から前記第2の端面(20d)に向かう途中の少なくとも特定の部分とに接続して前記半径方向で前記中心軸(Z)に向かって開口し、したがって前記歯部材(10)は、前記特定の閾値を超える前記半径方向の力(F)に曝された場合に、前記動作位置から外れることができる、請求項4から8の何れか一項に記載の固締構造。 - 前記留置装置は、前記歯部材(10)が前記特定の閾値を超える前記半径方向の力(F)に曝された場合に前記歯部材(10)が傾斜可能に前記動作位置から前記半径方向で移動され、それによって前記歯部材(10)が前記中心軸(Z)の前記方向に対して特定の角度(α)で位置決めされるように、前記歯部材(10)の前記接続部(12)を前記第2の端面(20d)に接続して留置するように構成されている、請求項4から9の何れか一項に記載の固締構造。
- 前記留置装置は、前記第2の端面(20d)に接続した第2の端面開口(22O)と、前記開口(22O)によって提供される止め部(22S)と、を有する留置部材(22O,22S)を備え、
前記第2の端面開口(22O)は、前記凹部(22)に接続して配置されると共に前記凹部(22)の延在部分を提供し、
前記第2の端面開口(22O)は、前記接続部(12)の留置部(12-2)を収容するように配置され、
前記止め部(22S)は、前記収容されている留置部(12-2)の前記中心軸(Z)に向かう前記半径方向での移動を防止する、請求項4から10の何れか一項に記載の固締構造。 - 前記留置装置は、前記第2の端面(20d)に接続して前記半径方向で前記凹部(22)の前記底(22c)から突出するように構成されている突出部(J2b)を有する接続部材(J2)を備えており、
前記留置装置は、前記歯部材(10)の前記接続部(12)に配置されている開口(O2B)を更に備えており、
前記突出部(J2b)は、前記歯部材(10)が前記動作位置にあるときに前記開口(O2B)内に収容されるように構成されており、
前記開口(O2B)は、前記突出部(J2b)と係合するように寸法決め及び構成されており、したがって、前記歯部材(10)が前記特定の閾値を超える前記半径方向の力(F)に曝された場合、前記歯部材(10)は、前記中心軸(Z)に本質的に平行な位置から前記中心軸(Z)の前記方向に対して特定の角度の位置へと、前記開口(O2B)に接続して前記半径方向で回動可能に移動することができる、請求項10又は11に記載の固締構造。 - 前記突出部(J2b)は、前記中心軸(Z)の前記方向での前記歯部材の移動を本質的に防止するように構成されている、請求項12に記載の固締構造。
- 前記止め部(22S)は、前記接続部(12)の方に向くように構成されている傾斜面部(22Sa)を有しており、したがって、前記歯部材(10)が特定の閾値を超える前記半径方向の力(F)に曝された場合、前記歯部材(10)は、前記接続部(12)が前記止め部(22S)の前記傾斜面部(22Sa)に向かって止められる傾斜位置まで、前記半径方向で傾斜可能に移動することができる、請求項11から13の何れか一項に記載の固締構造。
- 前記駆動輪部材(DW)は、前記ハブ部材(H)の前記外面(H1)に配置されている外側駆動スプロケット部材(S1)と、前記ハブ部材(H)の前記内面(H2)に配置されている内側駆動スプロケット部材(S2)と、を備え、
前記外面(H1)は、車両の前記横方向で前記車両から外に向いており、
前記内面(H2)は、前記駆動輪部材(DW)が装着される前記車両の前記横方向で前記車両の方に向いている、請求項1から14の何れか一項に記載の固締構造。 - 請求項1から15の何れか一項に記載の固締構造を備える、駆動輪部材(DW)。
- 請求項1から15の何れか一項に記載の固着構造を備える、装軌車両(V)。
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