JP2023541786A - その要素の改良されたアタッチメントを有する長尺装置 - Google Patents

その要素の改良されたアタッチメントを有する長尺装置 Download PDF

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Abstract

その要素の改良された取り付けを有する長尺装置が提供される。本装置は、基端方向に延びる第一接続部を備えた作動要素であって、第一接続部が第一取付面を有し、遠位方向に延びる第二接続部を有し、第二接続部が第一取付面に対向し、かつ長手方向に整合して、重複部分を画定するとともに、重複部分の第一及び第二横方向長さに沿って長手方向に延びる第一及び第二シームを規定する第二接続部を有するプッシャと、第一シームから第二シームに向かって延びる、第一及び第二接続部を取り付ける第一溶接部と、第二シームから第一シームに向かって延びる、第一及び第二接続部を取り付ける第二溶接部と、を備える。作動要素をプッシャに接続するための方法も提供される。【選択図】 図1

Description

本発明は、一般に、血流を回復させるか、又は血栓を除去するための医療装置の分野を対象とする。特に、本発明は、その要素の改良されたアタッチメント(又は、取付体)を有する長尺(又は、細長い/elongated)装置に関する。長尺装置は、医療介入中に操られる/操作される(maneuvered/manipulated)ように適合される。また、本発明は、長尺装置の作動要素をプッシャ(pusher)に接続し、プッシャが作動要素を操ることができるようにする方法に関する。
血栓除去介入中に血流を回復させたり、血管から血栓を除去したりするための長尺医療装置(又は、デバイス)は、介入中に血管内で前進させ、牽引し、無傷に保つ必要がある。これらの装置の制御及び前進は、長尺装置が押し、引っ張り、及びトルクを受けなければならないので、困難である。これらの長尺装置の長さ、ならびに血栓除去介入中にユーザが長尺装置に加えなければならない動き及び力のために、長尺装置の一部である要素のしっかりした取付(アタッチメント)/接続を維持することはしばしば困難である。
血流回復又は血栓除去のための現在の技術は、使用中にしばしば破れたり分離したりして、患者に深刻な健康上の結果を引き起こす可能性がある[1,2]。
したがって、要素/構成要素のアタッチメントを改善した新しい長尺装置が必要とされる。
参考文献:
[1] Penumbra社は、使用中に破損又は分離する可能性のあるワイヤ材料に起因して3D Revascularization Deviceをリコールする。FDAのリコール。https://www.fda.gov/medical-devices/medical-device-recalls/penumbra-inc-recalls-3d-revascularization-device-due-wire-material-may-break-or-separate-during-use
[2] 急性虚血性脳卒中における機械的血栓摘出術中のSolitaireデバイスの望ましくない剥離Journal of NeuroInterventional Surgery 2016 Dec;8(12):1226-1230. doi: 10.1136/neurintsurg-2015-012156.
従来技術の欠点を克服するために、本発明は、一態様によれば、それらの要素の改善されたアタッチメントを有する長尺装置を提案する。長尺装置は、近位端から近位に引き出され、遠位に前進され、近位端から長手方向軸の周りに回転され得る。長尺装置は、近位に延在する第一接続部を含む作動要素(例えば、ステント回収器又は他の医療装置)を含み、第一接続部は、第一取付面を有し、遠位に延在する第二接続部を含み、第二接続部は、第一取付面に面し、縦方向に整列して、重複部分(又は、重なり部分/オーバーラップ部分/overlapping portion)を画定し、重複部分の第一及び第二横方向範囲に沿って長手方向に延在する第一及び第二シーム(又は、継目/seam)を画定する第二取付面を有し、第一シーム及び第二接続部を取り付け、第一シームから第二シームに向かって(すなわち、横方向に)延在する第一溶接と、第二シームから第一シームに向かって延在する第二溶接とを含む。
一実施形態において、長手方向軸に垂直な第一接続部の断面形状は、環状部の断面である。別の実施形態において、長手方向軸に垂直な第二接続部の断面形状は、円形である。
一実施形態では、第一溶接部は、第一シームに沿った複数の溶接点を含む。別の実施形態では、第二溶接部は、第二シームに沿った複数の溶接点を含む。いくつかの実施形態では、第一溶接部及び第二溶接部の複数の溶接点は連続しており、すなわち、点は整列している。
いくつかの実施形態では、第一溶接部はさらに、複数の連続する溶接点を含むことができる。いくつかの実施形態では、第二溶接部はさらに、複数の連続する溶接点を含むことができる。したがって、溶接シームは、先に適用された溶接点の頂部に設けられる。
一実施形態によると、第一溶接部及び第二溶接部はそれぞれ、重複部分の全長に沿って延在する。
一実施形態では、第一及び第二溶接部の上に接着剤を追加することができる。
一実施形態において、長手方向軸に垂直な第一接続部の断面積と長手方向軸に垂直な第二接続部の対応する断面積との比は、1:4~2:1の範囲である。
一実施形態によると、第二取付面の半径は、第一取付面の半径よりも小さい。
一実施形態では、長尺装置はまた、重複部分の少なくとも一部の周りに延在するジャケットを含む。ジャケットは、プッシャの少なくとも一部の周りの重複部分から近位に延在することができる。
さらに、長尺装置はまた、重複部分の近位端に配置された放射線不透過性要素を含むことができる。一実施形態では、放射線不透過性要素は、プッシャの少なくとも一部の周りに延びるコイルを含む。
一実施形態では、長尺装置はまた、放射線不透過性要素の周りに延在するジャケットを含む。ジャケットは、重複部分の少なくとも一部の周りに延在することができる。
また、本発明の実施形態は、別の態様によれば、作動要素をプッシャに接続し、プッシャが作動要素を操縦する(例えば、作動要素を遠位方向に進め、作動要素を近位方向に引き出し、プッシャの近位端から長手方向軸線を中心に作動要素を回転させる)ことを可能にする方法を提供し、この遠位作動要素は、近位方向に延びる第一接続部を備え、第一接続部は第一取付面を有し、この第二接続部は、遠位方向に延びる第二接続部を有し、この第二接続部は第二取付面を有する。本方法は、重複部分を形成するために、第二取付面に縦方向に位置合わせされた第一取付面を配置することと、重複部分の第一及び第二横方向の広がりに沿って長手方向軸に平行に延びる第一及び第二シームを形成することと、第一シームから第二シームに向かって延びる第一溶接部を形成することと、第二シームから第一シームに向かって延びる第二溶接部を形成することとを含む。
一実施形態において、長手方向軸に垂直な第一接続部の断面形状は、環状部の断面である。別の実施形態において、長手方向軸に垂直な第二接続部の断面形状は、円形である。
一実施形態では、第一溶接部を形成するステップは、第一シームから第二シームの方へ延びる複数の溶接点を形成するステップを含む。別の実施形態では、第二溶接部を形成するステップは、第二シームから第一シームの方へ延びる複数の溶接点を形成するステップを含む。特に、第一及び第二溶接部は、複数の溶接点を順次形成する(すなわち、溶接点が整列する)ことによって形成される。
一実施形態では、第一溶接部を形成するステップは、第一シームから第二シームの方へ延びる複数の溶接点を連続的に形成するステップを更に含む。別の実施形態では、第二溶接部を形成するステップは、第二シームから第一シームの方へ延びる複数の溶接点を連続的に形成するステップを更に含む。
第一溶接部及び第二溶接部を形成するために、エネルギー、例えばレーザエネルギーが印加されると、第一接続部、第二接続部、又は両方の接続部の破損をもたらすことができる熱影響部が現れる(すなわち、特定のゾーンにおける熱の蓄積)。その破損を回避するために、幾つかの実施例では、第一溶接部を形成するステップは、第一シームの遠位部分に複数の溶接点の第一溶接点を形成するステップと、複数の溶接点のうちの以前に形成された溶接点よりも第一シームに沿ったより近位の位置に複数の溶接点のうちの互いの溶接点を形成するステップとを更に含む。いくつかの実施形態では、第二溶接部を形成するステップは、第二シームの遠位部分に複数の溶接点の第一溶接点を形成するステップと、複数の溶接点の以前に形成された溶接点よりも第二シームに沿ったより近位の位置に複数の溶接点の互いの溶接点を形成するステップとを更に含む。
いくつかの実施態様では、第一溶接部は、第一シームの全長に沿って延び、第二溶接部は、第二シームの全長に沿って延びてもよい。
一実施形態では、第一溶接部を形成するステップは、第一シームに沿った他の任意の点に溶接点を形成する前に、第一シームの近位端部に第一溶接点を形成するステップと、第一シームの近位端部と遠位端部との間に第二溶接点を形成するステップとを含む。
一実施形態では、第二溶接部を形成するステップは、第二シームに沿った他の任意の点に溶接点を形成する前に、第二シームの近位端部に第一溶接点を形成するステップと、第二シームの近位端部と遠位端部との間に第二溶接点を形成するステップとを含む。
一実施形態では、第一溶接部を形成するステップは、エネルギーを第一シームで横方向に第二シームの方へ向けることを含む。一実施形態では、第二溶接部を形成するステップは、エネルギーを第二シームで横方向に第一シームの方へ向けることを含む。
一実施形態では、本方法はまた、第一及び第二溶接部上に接着剤を添加するステップを含む。
一実施形態では、本方法はまた、重複部分の近位端に放射線不透過性要素を配置するステップを含む。一実施形態では、放射線不透過性要素は、プッシャの少なくとも一部の周りに延びるコイルを含むことができる。
一実施形態では、本方法はまた、放射線不透過性要素をプッシャの遠位端上に組み立てる、又は配置し、放射線不透過性要素をプッシャの近位端に向かって押すステップを含む。
一実施形態では、本方法は、重複部分の少なくとも一部をジャケットで覆うことをさらに含む。いくつかの実施形態では、重複部分の近位のプッシャの一部もまた、ジャケットで覆うことができる。
一実施形態では、方法は、放射線不透過性要素をジャケットで覆うことをさらに含む。いくつかの実施形態では、ジャケットはまた、重複部分の少なくとも一部の周りに延在する。
一実施形態では、ジャケットを挿入する前に、方法は、重複部分を覆うことなく、放射線不透過性要素をプッシャの遠位端(又は重複部分の近位端)に配置すること、又は押し戻すことをさらに含む。
さらに別の実施形態では、本方法は、重複部分の少なくとも一部をジャケット(又は内側ジャケット)で覆うことと、ジャケットがプッシャの少なくとも一部の周りの重複部分から近位に延びることと、放射線不透過性要素を重複部分の近位端に配置することと、放射線不透過性要素がプッシャの少なくとも一部の周りに延びるコイルを含むことと、放射線不透過性要素をジャケット(又は外側ジャケット)で覆うこととを含み、ジャケットは重複部分の少なくとも一部の周りに延びる。
一実施形態では、内側ジャケットを挿入する前に、方法は、放射線不透過性要素をプッシャの遠位端上に組み立てるか、又は配置し、放射線不透過性要素をプッシャの近位端に向かって押すことをさらに含む。
別の実施形態では、外側ジャケットを挿入する前に、方法は、重複部分を覆うことなく、放射線不透過性要素をプッシャの遠位端(又は重複部分の近位端)に配置すること、又は押し戻すことをさらに含む。
一実施形態において、長手方向軸に垂直な第一接続部の断面積と長手方向軸に垂直な第二接続部の対応する断面積との比は、1:4~2:1の範囲である。
一実施形態によると、第二取付面の半径は、第一取付面の半径よりも小さい。
いくつかの実施形態では、長尺装置の作動要素は、セルの複数のクラウン(又は列)を有する作動部分を含む。作用部分の各セルは、ストラット(又は、支柱/strut)によって縁取られた開放領域を含み、ここで、複数のクラウンの第一クラウン内の各セルの遠位端は、複数のクラウンの第三クラウン内の対応するセルの近位端と隣接し、複数のクラウンの第二クラウン内の各セルの遠位端は、複数のクラウンの第四クラウン内の対応するセルの近位端と隣接し、第二クラウンは、第一クラウンに対して遠位に、かつ第三クラウンに対して近位に配置され、第四クラウンは、第三クラウンに対して遠位に配置される。さらに、第一、第二、第三及び第四クラウンの各々における各セルの第一及び第二反対の中間部分は、各々、そのようなクラウンにおける隣接するセルの中間部分と隣接する。
いくつかの実施形態では、セルのクラウン(又は、クラウンのセル)の数は、作動部分の所望の長さに依存する。いくつかの実施形態では、作動部分は、少なくとも4つのセルクラウンを有することができる。
いくつかの実施形態では、作動部分は、4~12クラウンのセルを有することができる。特に、作用部分は、6~10個のセルクラウンを有することができる。より詳細には、作動部分は、セルの7つ、8つ、又は9つのクラウンを有することができる。
いくつかの実施形態では、作用部分中のセルの各クラウンは、少なくとも3つのセルを有することができる。いくつかの実施形態では、作動部分内のセルの各クラウンは、少なくとも4つのセルを有することができる。いくつかの実施形態では、作用部分中のセルの各クラウンは、4~10個のセル、特に4~8個のセルを有することができる。一実施形態では、作動部分内のセルの各クラウンは、4つ又は6つのセルを有することができる。
一実施形態では、作動部分内のセルの各クラウンは、4つのセルを有することができる。別の実施形態では、作動部分内のセルの各クラウンは、6つのセルを有することができる。
一実施形態では、作動部分は、少なくとも4つのセルクラウンを含み、各セルクラウンは、少なくとも4つのセルを含む。別の実施形態では、作動部分は、8つのセルクラウンを含み、各セルクラウンは、4つのセルを含む。別の実施形態では、作動部分は、セルの7つのクラウンを含み、セルの各クラウンは、4つのセルを含む。別の実施形態では、作動部分は、9つのセルクラウンを含み、各セルクラウンは6つのセルを含む。
いくつかの実施形態では、作動要素はまた、作動部分の近位端から近位に延在するテーパー部を備え、テーパー部はまた、複数のストラットを有する。一実施形態では、テーパー部は、作用部分の拡大された直径よりも小さい直径を基端部において有する。別の実施例では、テーパー付き部分ストラットの少なくともいくつかは、作用部分ストラットの幅よりも大きい幅を有する。
一実施形態では、複数のテーパー部ストラットの第一及び第二テーパー部ストラットは、作動部分の近位端から近位接続部の遠位端に収束して、近位セルを部分的に画定する。いくつかの実施形態では、長尺装置は、近位接続部から近位に延在するプッシャを含む。
一実施形態では、複数のテーパー部ストラットの第三テーパー部ストラットが、第一テーパー部ストラットから基端側接続部まで遠位側に延びる。別の実施形態では、複数のテーパー部ストラットのうちの第四テーパー部ストラットは、第二テーパー部ストラットから遠位に、近位接続部の遠位の点から延び、第三及び第四テーパー部ストラットは、近位セルを部分的に画定する。
一実施形態では、第三及び第四テーパー部ストラットは、作動部の近位端で収束する。
一実施形態によると、長尺装置は、圧縮直径を有する圧縮(又は後退)構成(又は位置又は状態)と、拡張直径を有する拡張構成(又は位置又は状態)とを有するように構成される。長尺装置は、例えば、狭いカテーテルの管腔又は小さい直径を有する狭い血管の管腔内に位置する場合、圧縮された構成を有し、例えば、大きい直径を有する血管の管腔内に位置する場合、拡張された構成を有する。長尺装置は、圧縮位置(圧縮直径又は第一直径を有する)から拡張位置(拡張直径又は第二直径を有する)へ自己拡張するように構成される。換言すれば、長尺装置は、圧縮構成から拡張構成に自己拡張可能である。さらに、長尺装置は、その形状を周囲の血管に適合させるように構成され、したがって、長尺装置は、小さい直径を有する狭い血管内に第一直径を有し、大きい直径を有する広い血管内に第二直径を有することができる。特に、この実施形態によれば、長尺装置、又はその作動要素は、血餅モビライザ装置として理解されるべきである。
本発明のある実施形態によれば、前記作動部は、1.5mm未満の圧縮直径から少なくとも3.5mmの拡張直径まで拡張され、前記圧縮直径と前記拡張直径との間及び前記拡張直径を含むすべての直径において、0.75 Nから3Nの間の外向きの半径方向の力を及ぼすように構成される。
一実施形態によると、作動部は1.5mm未満の圧縮直径を有し、圧縮直径が約1.5mmの場合に1.75Nと3Nとの間の外向きの半径方向の力を作用させるように構成される。別の実施形態では、作動部は、少なくとも3.5mmの拡張直径を有し、拡張直径が約3.5mmの場合に0.75Nから1.5Nの間の外向きの半径方向の力を及ぼすように構成される。
有利には、本提案の長尺装置では、広範囲の血管に対して外向きの半径方向力が維持され、その結果、平坦な曲線挙動及びより良好なプッシャビリティが得られる。この挙動は、小さい直径ではより低い半径方向力を、大きい直径ではより大きい半径方向力を可能にし、従って、1Nと2.1Nの間の限定された安全ウィンドウ外にならない。一実施形態では、作用部分は、安全ウィンドウの内側において、1.5mmの圧縮直径と3.5mmの拡大直径との間のあらゆる直径において、1Nと2.1Nとの間の範囲の外向きの半径方向の力を及ぼすように構成される。注目すべきことに、小さい直径においてより少ない半径方向力を有するという事実のために、血管を損傷する危険性が低減される。さらに、提案された長尺装置は、異なる直径(1.5~4mm)の血管において使用することができる。
一実施形態では、長尺装置のセルのクラウンは、円筒形に閉鎖された構造を形成する管状セクションを画定する。そのため、提案された長尺装置は、チューブ上又はワイヤ上のいずれかに特定の切断を生成することによって製造することができる。別の実施形態では、長尺装置は、ワイヤ上に特定の切断を生成することによって製造される。別の実施形態では、提案される長尺装置はまた、前記チューブ又は前記ワイヤ上に特定の切断を生成することによって製造されるプッシャ又はプッシャワイヤを含む。
一実施形態では、作動部分内のセルはアーモンド形状を有する。
一部の実施形態では、作動部ストラットの少なくとも一部は、30μm~60μm、特に40μm~50μm、より特に43μm又は48μmの幅を有することができる。
いくつかの実施形態では、テーパー部ストラットの少なくともいくつかは、60μm~155μm、特に70μm~145μm、より特に71μm又は142μmの幅を有することができる。
いくつかの実施形態では、拡張構成の作動部分は、20mm~50mm、特に38mm~42mm、より特に40mmの長さを有することができる。
いくつかの実施形態では、圧縮構成の作動部分は、10mm~60mm、特に47mm~51mm、より特に49mmの長さを有することができる。
いくつかの実施形態では、拡張構成のテーパー部は、10mm~20mm、特に13mm~17mm、より特に15mmの長さを有することができる。
いくつかの実施形態では、圧縮構成のテーパー部は、10mm~20mm、特に10~14mm、より特に12mmの長さを有することができる。一実施形態では、テーパー部ストラットは、作用部ストラットの厚さに等しい厚さを有する。
いくつかの実施形態では、長尺装置はまた、作動要素の作動部分の遠位端に位置する放射線不透過性マーカーを含む。他の実施形態では、放射線不透過性マーカーはまた、作動部分の他のセクション、例えば、中央及び/又は近位端に位置することができる。放射線不透過性マーカーは、特に、それらの間又は他のデバイスの絡み合いを回避するために、異なる長さを有する。放射線不透過性マーカーは、白金イリジウム合金又はタンタルから作製することができる。
一実施形態では、長尺装置は、ニチノールを含む金属から作製される。特に、ニチノール材料は、ASTM(American Society of Testing and Materials) F2063(Standard Specification for Wrought Nickel-Titanium Shape Memory Alloys for Medical Devices and Surgical Implants)に準拠している。ニチノールは、自己拡張構造における用途でよく知られている。しかしながら、他のタイプの金属又は更に他のタイプの材料、例えば、コバルト-クロム合金又は鉄合金、例えばステンレス鋼又はばね鋼を使用することもできる。
本発明の実施形態は、さらに別の態様によれば、血管から閉塞を抽出するための拡張可能な長尺装置を提供する。血餅モビライザ装置とみなすことができる長尺装置は、セルの複数のクラウン(又は列)を有する作動部分を含む。作動部分の各セルは、2つの近位セルストラット、2つの遠位セルストラット、及び2つの中位セルストラットによって境界された開放領域を含み、ここで、近位セルストラットは、各々、共通の近位端から遠位に伸びて、2つの中位セルストラットの各々は、共通の遠位端から近位に伸びて、2つの中位セルストラットの各々の中位セルストラットの遠位端まで伸びており、各々のクラウンにおける中位セルストラットは、そのクラウンにおける2つの隣接セルと境界する。中央セルストラットの各々は、それが伸長する遠位セルストラット及び近位セルストラットよりも柔軟であるように適合され、構成される。したがって、中間セルストラットを含むセルは、所望の柔軟性を作動部分に移すように構成される。同様に、作用部分ストラットは、脈管構造(例えば、神経解剖学的構造)を通ってナビゲートされるべき血餅モビライザに所望の可撓性を伝達するように構成される。
拡張可能な長尺装置は、作動部分の近位端から近位に延びるテーパー部を含み、テーパー部はまた、複数のテーパー部ストラットを有する。テーパー付き部分は、拡張構成において、作用部分の直径よりも小さい直径を基端部に有する。さらに、いくつかの実施形態では、テーパー部ストラットは、作動部分ストラット、例えば、遠位セルストラット、近位セルストラット及び/又は中間セルストラットの幅よりも大きい幅を有することもできる。テーパー部ストラットは、作用部分によって提供される半径方向外向きの力を増大させ、座屈及びよじれを最小限にしながら、血管系(例えば、神経解剖学的構造)を通してナビゲートされる血餅モビライザに押圧可能性を提供するように構成される。
長尺装置は、圧縮直径を有する圧縮(又は後退)構成(又は位置又は状態)と、拡張直径を有する拡張構成(又は位置又は状態)とを有するように構成される。長尺装置は、例えば、狭いカテーテルの管腔又は小さい直径を有する狭い血管の管腔内に位置する場合、圧縮された構成を有し、例えば、大きい直径を有する血管の管腔内に位置する場合、拡張された構成を有する。長尺装置は、圧縮位置(圧縮直径又は第一直径を有する)から拡張位置(拡張直径又は第二直径を有する)へ自己拡張するように構成される。換言すれば、長尺装置は、圧縮構成から拡張構成に自己拡張可能である。さらに、長尺装置は、その形状を周囲の血管に適合させるように構成され、したがって、長尺装置は、小さい直径を有する狭い血管内に第一直径を有し、大きい直径を有する広い血管内に第二直径を有することができる。
いくつかの実施形態では、作動部は、1.5mm未満の第一直径を有する圧縮構成から、少なくとも3.0mmの第二直径を有する拡張構成に拡張し、第一直径と第二直径との間、及びそれらを含むすべての直径で、0.5Nと3Nとの間の外向きの半径方向の力を作用させるように構成される。
いくつかの実施形態では、作用部分は、1.5mmから3.5mmの直径(第一直径)で0.5Nから3Nの間の外向きの半径方向の力を及ぼすように構成される。他の実施形態において、作用部分は、2.0mm~3.0mmの直径(第二直径)で1.0N~2.0Nの外向きの半径方向の力を及ぼすように構成される。
一実施形態では、作用部分は、1.5mm前後の第一直径において、1.4Nと3.0Nの間の外向きの半径方向の力を及ぼすように構成され、作用部分は、3.5mm前後の第二直径において、0.5Nと1.4Nの間の外向きの半径方向の力を及ぼすように構成される。
実施形態において、作用部分は、約2.0mmの直径で1Nと2Nの間の外向きの半径方向の力を及ぼすように構成される。実施形態において、作用部分は、約3.0mmの直径で1Nと2Nの間の外向きの半径方向の力を及ぼすように構成される。
一実施形態によると、長尺装置の作動部分におけるセルの複数のクラウンは、円筒状に閉じた構造を形成する管状断面を画定する。換言すれば、作用部分は、円筒状に閉じた構造を形成する管状断面を画定する。そのため、提案された長尺装置は、チューブ上又はワイヤ上のいずれかに特定の切断を生成することによって製造することができる。別の実施形態では、長尺装置は、前記ワイヤ上に特定の切断を生成することによって製造されたプッシャ(又はプッシャワイヤ)を含む。プッシャは、血餅モビライザを操作する(例えば、デバイスを遠位に前進させ、デバイスを近位に引き、プッシャの近位端から長手方向軸の周りにデバイスを回転させる)ように構成される。
一実施形態では、血餅モビライザは、チューブを提供することによって製造され、そこを通る長手方向軸を有し、レーザー放射線の固定源を提供し、レーザー放射線源を使用してレーザー放射線のビームを生成し、チューブの所望の領域にわたってビームを走査することによって、チューブ内に所望のパターンを切断する。別の実施形態では、血餅モビライザ装置は、ステントの所定の形状を生成するために、超短パルスレーザーによってワイヤの断面の所定の切断を生成する、ワイヤを提供することによって製造される。好適な製造方法は、例えばUS10434605B2に記載されている。
一実施形態では、作動部分内の各中間セルストラットは、少なくともヒンジ部分を含むことができる。各ヒンジ部分は、中間セルストラットの近位端と遠位端との間に配置される。一実施形態では、作動部分内の各中間セルストラットは、ヒンジ部分を含むことができる。一実施形態では、作動部分内の各中間セルストラットは、その近位端と遠位端との間に配置されたヒンジ部分を含むことができる。別の実施形態では、作動部分内の各中間セルストラットは、2つのヒンジ部分を含むことができる。
一実施形態では、ヒンジ部分は、少なくとも屈曲部を含むことができる。一実施形態では、ヒンジ部分は、曲げ部を含むことができる。いくつかの実施形態では、屈曲部は、中間セルストラットの中央部分に配置される。他の実施形態では、屈曲部は、中間セルストラットの別の端部よりも、中間セルストラットの一端部により近接して配置される。
一実施形態では、ヒンジ部分は、2つの屈曲部を含むことができる。
いくつかの実施形態では、ヒンジ部分は、増大した湾曲の部分を含むことができる。
いくつかの実施態様において、ヒンジ部分及び中間セルストラットは、単一構造の2つの部分である。したがって、ヒンジ部分は、中間セルストラットと一体である。
いくつかの実施形態では、作動部分の各セルに接する中間セルストラットは、そのセルに接する遠位セルストラットの幅よりも小さい幅を有する。いくつかの実施態様において、作動部分の各セルに接する中央セルストラットは、そのセルに接する基端セルストラットの幅よりも小さい幅を有する。いくつかの実施形態では、各セルに接する中間セルストラットは、そのセルに接する遠位セルストラットの幅未満の幅、及びそのセルに接する近位セルストラットの幅未満の幅を有する。
いくつかの実施形態では、作動部分は、中間セルの少なくとも1つのクラウンを含むことができる。いくつかの実施形態では、各中間セルは、2つの遠位セルストラットと交差する2つの近位セルストラットによって縁取られた開放領域を含むことができる。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの中間セルクラウン内の各中間セルの遠位セルストラットは、隣接するセルクラウン内のセルの近位セルストラットを含むことができる。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの中間セルクラウン内の各中間セルの近位セルストラットは、隣接するセルクラウン内のセルの遠位セルストラットを含むことができる。中間セルの少なくとも1つのクラウンに隣接するセルのクラウンは、各中間セルストラットが延在する遠位セルストラット及び近位セルストラットよりも可撓性であるように適合及び構成された中間セルストラットを含むことができる。したがって、中間セルストラットを含むセルは、所望の柔軟性を作動部分に移すように構成される。そして、中間セルは、作用部分に強度を伝達するように構成され、したがって、キンク(又は破断)を回避する。
いくつかの実施形態では、セルのクラウンの数は、作動部分の所望の長さに依存する。いくつかの実施形態では、作動部分は、少なくとも4つのセルクラウンを有することができる。いくつかの実施形態では、作動部分は、4~12クラウンのセルを有することができる。特に、作用部分は、6~10個のセルクラウンを有することができる。より詳細には、作動部分は、セルの7つ、8つ、又は9つのクラウンを有することができる。
いくつかの実施形態では、作用部分中のセルの各クラウンは、少なくとも3つのセルを有することができる。いくつかの実施形態では、作動部分内のセルの各クラウンは、少なくとも4つのセルを有することができる。いくつかの実施形態では、作用部分中のセルの各クラウンは、4~10個のセル、特に4~8個のセルを有することができる。一実施形態では、作動部分内のセルの各クラウンは、4つ又は6つのセルを有することができる。
一実施形態では、作動部分内のセルの各クラウンは、4つのセルを有することができる。別の実施形態では、作動部分内のセルの各クラウンは、6つのセルを有することができる。
一実施形態では、作動部分は、少なくとも4つのセルクラウンを含み、各セルクラウンは、少なくとも4つのセルを含む。別の実施形態では、作動部分は、8つのセルクラウンを含み、各セルクラウンは、4つのセルを含む。別の実施形態では、作動部分は、セルの7つのクラウンを含み、セルの各クラウンは、4つのセルを含む。別の実施形態では、作動部分は、9つのセルクラウンを含み、各セルクラウンは6つのセルを含む。
いくつかの実施形態では、作動部分内の遠位セルストラットは、それぞれ、0.08mm以上0.13mm以下の幅を有することができる。他の実施形態では、作動部分内の遠位セルストラットはそれぞれ、0.10mm以上0.125mm以下の幅を有することができる。特に、作動部分における遠位セルストラットは、それぞれ、0.10mm、0.12mm、0.124mm又は0.125mmの幅を有することができる。
いくつかの実施形態では、作動部分内の近位セルストラットは、それぞれ、0.08mm以上0.13mm以下の幅を有する。他の実施形態では、作動部分内の近位セルストラットは、それぞれ、0.10mm以上0.125mm以下の幅を有することができる。特に、作動部分における近位セルストラットは、それぞれ、0.10mm、0.12mm、0.124mm又は0.125mmの幅を有することができる。
いくつかの実施形態では、作動部分内の中間セルストラットはそれぞれ、0.05mm以上0.13mm以下の幅を有することができる。作動部分における中間セルストラットは、それぞれ、0.08mm以上0.125mm以下の幅を有することができる。作動部分における中間セルストラットは、それぞれ、0.08mm以上0.10mm以下の幅を有することができる。作動部分における中間セルストラットは、それぞれ、0.055mm、0.075mm、0.08mm、0.09mm、0.10mm又は0.125mmの幅を有することができる。
いくつかの実施形態では、遠位セルストラットは、それぞれ、0.10mm以上0.145mm以下の幅を有し、近位セルストラットは、それぞれ、0.10mm以上0.145mm以下の幅を有し、中間セルストラットは、それぞれ、0.05mm以上0.10mm以下の幅を有する。
一実施形態では、遠位セルストラット及び近位セルストラットは、実質的に同じ幅を有することができる。
一実施形態では、長尺装置は、近位接続部(又は第一接続部)から近位に延在するプッシャをさらに含む。
一実施形態では、近位接続部は、プッシャコネクタとして作用する。
一実施形態では、近位接続部は、2つの近位に延在するアームを有することができる。一実施形態では、近位接続部は、プッシャコネクタとして作用し、2つの延在アームを介して、プッシャを長尺装置に接続する。一実施形態では、近位接続部は、単一の近位に延在するアームを有することができる。一実施形態では、近位接続部は、プッシャコネクタとして作用し、単一の延在アームを通して長尺装置にプッシャを接続する。
上記及び他の利点及び特徴は、添付の図面を参照して、以下の実施形態の詳細な説明からより完全に理解され、これは、例示的かつ非限定的な方法で考慮されなければならない:
図1は、一実施形態による、遠位に前進させられ、近位端から近位に引き出され、近位端から長手方向軸の周りを回転されられるように適合された長尺装置を図示する。
図2は、一実施形態による、第一接続部及び第二接続部の断面図の幾何学的形状を概略的に示す。
図3は、別の実施形態による、遠位に前進させられ、近位端から近位に引き出され、近位端から長手方向軸の周りを回転させられるように適合された長尺装置のより詳細な図を図示する。
図4は、一実施形態による、作動要素をプッシャに接続し、プッシャが作動要素を操ることができるようにする方法を示すフローチャートである。
図5A及び5Bは、本発明のいくつかの実施形態による、提案された長尺装置の作動要素の2つの図を示す。
図6A及び図6Bは、本発明のいくつかの実施形態による、作動要素のテーパー部の拡大図を示す。
図7A、図7B、及び図7Cは、本発明のいくつかの実施形態による、提案された長尺装置の作動要素の3つの図を示す。
図1は、本発明のいくつかの実施形態による長尺装置1を示す。図1に示すように、提案された長尺装置1は、作動要素100とプッシャ200とを含む。作動要素100は、異なる医療装置、特にステント回収器(又は、リトリーバー)を備えることができ、近位に延在する第一接続部101を含み、第一接続部101は、第一取付面102を有する(図2参照)。プッシャ200は、遠位に延在する第二接続部201を備えることができ、第二接続部201は、重複部分を画定するように、第一取付面102に対向し、かつ長手方向に整合して延在する第二取付面202を有し、重複部分の第一及び第二の横方向の延在部に沿って長手方向に延在する第一及び第二シームを画定する。
長尺装置1はまた、第一シームから第二シームに向かって延在する、第一及び第二接続部101、201を取り付ける第一溶接部と、第二シームから第一シームに向かって延在する、第一及び第二接続部101、201を取り付ける第二溶接部とを含む。
図2は、環状の断面である第一接続部101の断面形状の、及び円形である第二接続部201の断面形状の実施例を示す。黒い三角形は、エネルギー、特にレーザエネルギーがどのように横方向に印加されて第一及び第二溶接部を形成するかの方向を示す。この実施形態では、第二取付面202の半径は、第一取付面102の半径よりも小さい。
特に、長手方向軸に垂直な第一接続部101の断面積と、長手方向軸に垂直な第二接続部201の対応する断面積との比は、1:4~2:1の範囲にあり、より詳細には、比は、3:4である。
第一溶接部は、第一シームに沿った複数の溶接点を含むことができる。同様に、第二溶接はまた、第二シームに沿った複数の溶接点を含むこともできる。一実施形態では、溶接点は、2個から12個の溶接点を含む。別の実施形態では、溶接点は、2~5の数を含む。溶接点は、特に互いに位置合わせされる。いくつかの実施形態では、第一溶接部及び第二溶接部はそれぞれ、複数の連続する溶接点によって先に適用され形成された複数の溶接点の上に配置/配列された溶接シームをさらに備えることができる。
いくつかの実施態様では、第一溶接部及び第二溶接部はそれぞれ、重複部分の全長に沿って延在する。
一部の実施形態では、第一及び第二溶接部の上に接着剤を追加することができる。
図3は、ジャケット131すなわち外側ジャケット、ジャケット132すなわち内側ジャケット、及びプッシャ200の周りに延在する放射線不透過性要素としてのコイル133を備える長尺装置1の別の実施形態を図示する。ジャケット132は、プッシャ200の一部の上で重複部分から近位に延在する。ジャケット131は、放射線不透過性要素133で重複部分の一部の周りに延在する。さらに、熱収縮性材料を内側ジャケット131及び外側ジャケット132に加えることができる。
図4は、作動要素100をプッシャ200に関連付け(すなわち、接続/組み立て)て、プッシャ200が作動要素100を操る(すなわち、作動要素100を遠位側に進め、作動要素100を近位側に引き出し、そして作動要素100をプッシャ200の近位端から長手方向軸の周りに回転させる)ことを可能にする方法を図示する。ステップ401において、第一接続部101の第一取付面102は、第二接続部201の第二取付面202に長手方向に整列して配置され、重複部分を形成し、重複部分の第一及び第二横方向範囲に沿って長手方向軸に平行に延びる第一シーム及び第二シームを形成する。ステップ402では、第一シームから第二シームに向かって延在する第一溶接部が形成される。ステップ403では、第二シームから第一シームに向かって延在する第二溶接部が形成される。
いくつかの実施形態では、ステップ402は、第一シームから第二シームに向かって延在する複数の溶接点(例えば、2~12、特に2~5)を形成又は適用することを含む。同様に、ステップ403は、第二シームから第一シームに向かって延在する複数の溶接点を形成又は適用することを含む。いくつかの実施形態では、複数の溶接点は互いに位置合わせされる。いくつかの実施態様では、ステップ402及び403はまた、先に形成された/適用された溶接点の上に複数の溶接点を連続的に形成又は適用することにより、溶接シームを形成することを含む。
特定のゾーン内の熱の蓄積を回避するために、いくつかの実施形態では、ステップ402はさらに、第一シームの遠位部分に複数の溶接点の第一溶接点を形成するステップと、複数の溶接点のうち先に形成された溶接点よりも、第一シームに沿ったより近位位置に複数の溶接点のそれぞれ他の溶接点を形成するステップを含み、ステップ403は、第二シームの遠位部分に複数の溶接点の第一溶接点を形成するステップと、複数の溶接点のうち先に形成された溶接点よりも、第二シームに沿ったより近位位置に複数の溶接点のそれぞれ他の溶接点を形成するステップを含む。すなわち、溶接を形成するエネルギー装置は、第一接続部101、第二接続部102、又はその両方が、その破壊を引き起こし得る熱を蓄積することを回避するために、第一(及び第二)シームの遠位端から前記シームの近位端に移動させられる。
特定の実施形態では、この方法は、ジャケット132(又は内側ジャケット)で、重複部分の近位のプッシャ200の一部を覆うことと、放射線不透過性要素133を重複部分の近位端に配置し、放射線不透過性要素133をプッシャ200の周りに延在することと、放射線不透過性要素133をジャケット131(又は外側ジャケット)で覆い、後者を重複部分の少なくとも一部に延在することとを含む。
一実施形態では、内側ジャケット132を挿入する前に、方法は、放射線不透過性要素133をプッシャ200の遠位端上に組み立てるか、又は配置することと、放射線不透過性要素133をプッシャ200の近位端に向かって押すことをさらに含むことができる。
別の実施形態では、外側ジャケット131を挿入する前に、方法は、重複部分を覆うことなく、放射線不透過性要素133をプッシャ200の遠位端(又は重複部分の近位端)に配置すること、又は押し戻すことをさらに含むことができる。
いくつかの実施形態では、外側ジャケット131を挿入する前に、本方法は、内側ジャケット132を重複部分上に熱収縮させることと、外側ジャケット131を挿入した後に、外側ジャケット131を内側ジャケット132及び放射線不透過性コイル133上に熱収縮させることとをさらに含むことができる。熱収縮は、適切な収縮性材料、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE);フッ素化エチレンプロピレン(FEP);パーフルオロアルコキシアルカン(PFA);エチレンテトラフルオロエチレン(ETFE);ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂などの熱可塑性材料を使用して作製することができる。
他の実施形態では、作動要素100は、化学的又は熱的結合、摩擦又は機械的嵌合、圧着、はんだ付け、ろう付けなどの他の適切な取り付け技術によって、又はコネクタ材料又は部材、又はそれらの組み合わせを使用することによってさえ、プッシャ200に関連付ける(すなわち、接続/組み立てる)ことができる。別の実施形態では、作動要素100は、重複部分の周りに配置され、重複部分に圧着されるコーティング又はめっきされたバンドを圧着することによって、プッシャ200に関連付けられることができる。
長尺装置1は、ニチノール、コバルトクロム合金、ステンレス鋼又はばね鋼などの鉄合金などで作製することができる。
図5A~図5Bを参照すると、長尺装置1の作動要素100の異なる実施形態が示されている。これらの実施形態では、作動要素100は、図5Bの実施形態に図示される3D表現で分かるように、円筒形の閉じた構造を形成する管状部分を画定するアーモンド形状セル111の複数のクラウン(又は、冠状部/crown)110・・・110を含む作動部103と、作動部103の近位端から近位に延在するテーパー部120とを含む。本開示の目的のために、「クラウン」は、長手方向に長い部分と長手方向に短い部分を交互に有する、装置の周囲に円周方向に延在する閉じたリングである。圧縮直径内の作動部103は、10mm~60mmの長さを有し、拡張直径内の作動部103は、20mm~50mmの長さを有することができる。
第一クラウン110内の各セル111の遠位端は、第三クラウン110内の対応するセル111の近接端と連続しており、第二クラウン110内の各セル111の遠位端は、第四クラウン110内の対応するセル111の近接端と連続している。クラウンの各々における各セル111の中間部分もまた、そのようなクラウンにおける隣接するセル111の中間部分と隣接する。
図5A-5Bに示される作動要素100は放射線不透過性マーカー107も含む。放射線不透過性マーカー107は、(図5A及び5Bのように)作動部103の遠位端のみに組み込むことができ、又は作動部103の他のセクションに組み込むこともできる。いくつかの実施形態では、異なる放射線不透過性マーカー107は、それらの間又は他のデバイスのからみ合いを回避するために、異なる長さを有する。放射線不透過性マーカー107は、白金イリジウム合金又はタンタルで作ることができる。
セル111の各々は、ストラット112を有する。同様に、テーパー部120は、少なくともいくつかの幅広いストラット122も有する。特に、テーパー部120の幅広のストラット122は、作動部ストラット112の幅よりも大きい幅を有する(その拡大図については図6A及び6Bを参照のこと)。
例えば、図6A及び6Bに示す実施形態では、第一ストラット122a及び第二ストラット122bは、作動部103の近位端から近位に延在し、作動要素100の近位接続部101の遠位端123で収束する。第三ストラット122c及び第四ストラット122dは、それぞれ第一ストラット122a及び第二ストラット122bから遠位に延在し、作動部103の近位端で収束する。第一ストラット122a、第二ストラット122b、第三ストラット122c、及び第四ストラット122dはともに、テーパー部120内のセル124を画定し、これらのストラット122a~122dは、すべて、作動部103内のストラット112よりも厚い。図6A及び6Bに示す実施形態では、第一、第二、第三及び第四ストラット122a~122dは、テーパー部120内の他のストラット122eよりも厚い。これらのより厚いストラット122a~122dは、後述するように、その圧縮直径からその拡張直径へ、より大きな外向きの半径方向の力を作用部103に与えるのに役立つ。いくつかの実施態様において、長尺装置1の作動部103及びテーパー部120は、単一のハイポチューブから形成されるため、幅広のテーパー部ストラット122は、それが作られるチューブの厚さによって予め定められる作動部ストラット112の厚さと等しい厚さを有する。いくつかの実施形態では、作動部ストラット112は、30μmから60μmの間の幅を有することができ、テーパー部ストラット122の少なくともいくつかは、60μmから155μmの間の幅を有することができる。
いくつかの実施形態では、作動部103は、1.5mm未満の圧縮直径及び約3.5mmの拡張直径を有する。いくつかの実施形態では、作動部103は、圧縮直径と拡張直径との間、及びそれらを含む間のあらゆる直径で、0.75Nから3Nの間の外向きの半径方向の力を及ぼすことができる。一実施形態では、1.5mmの圧縮直径で作動部103によって及ぼされる外向き半径方向の力は、1.75N~3N、特に2.1Nである。一実施形態では、3.5mmの拡張直径で作動部103によって及ぼされる外向き半径方向の力は、0.75N~1.5N、特に1Nである。
図7A-Cを参照すると、その中で、長尺装置(又は血餅モビライザ装置)1の提案された作動要素100の異なる実施形態が図示される。様々な実施形態はすべて、テーパー状の近位端及び開放した(開いた)遠位端(例えば、図7Bに示されるように)を有する長手方向に延在する閉鎖チューブを有するが、図7Aは、これらの実施形態のストラット及びセルパターンを二次元的に示すために、開放及び平坦化された特定の実施形態を示す。
作動要素100は、(図7B及び7Cの実施形態に図示される3D表現に見ることができるように)円筒形の閉じた構造を形成する管状部分を画定するセル111の複数のクラウン110・・・110を含む作動部103を含む。例えば、複数のクラウン110・・・110内のクラウンの数は、4~10であってもよく、より詳細には、6、7、8又は9(例えば、n=1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10)であり得る。図7A-Cに示すように、作動要素100の作動部103は、8つのセルのクラウンを含む。しかしながら、他の実施形態では、作動部103は、7つのセルのクラウン(図示せず)又は9つのセルのクラウン(図示せず)を含むことができる。本開示の目的のために、「クラウン」は、長手方向に長い部分と長手方向に短い部分を交互に有する、装置の周囲に円周方向に延在する閉じたリングである。作動部におけるセルの各クラウンは、例えば、4つ又は6つのセルを含むことができ、各クラウンは、1つ又は複数の隣接クラウンと共有される構成要素を有することができる。いくつかの実施形態では、作動部103は、30mm~50mm、例えば約40mmの長さを有することができる。
作動部103内のセル110の各セルのクラウン111は、2つの近位セルストラット、2つの遠位セルストラット、及び2つの中位(又は、中間/middle)セルストラット115によって縁取られた開放領域を有する。開示の目的で、「n」は、相互に関連する特徴を参照するために使用され、例えば、第一クラウンは、n=1として参照され、そのそれぞれの隣接クラウンは、n+1=2として参照され、逐次的に参照される。第一クラウン110の遠位セルストラットは、作動要素100の長手方向軸に沿った等しい遠位セルストラット位置で遠位セルストラットリング114に配置され、第一クラウン110の近位セルストラットは、作動要素100の長手方向軸に沿った等しい位置で近位セルストラットリング113に配置される。このようなセルのクラウンにおいて、近位セルストラットはそれぞれ、1つの隣接する近位セルストラットに共通の近位端から、別の隣接する近位セルストラットに共通の遠位端に遠位に延在し、ここで、2つの中位セルストラット115のそれぞれの1つの近位端を接合する。同様に、遠位セルストラットはそれぞれ、1つの隣接する遠位セルストラットに共通する遠位端から、別の遠位セルストラットに共通する近位端まで近位に延在し、そこで、2つの中位セルストラット115のそれぞれの1つの遠位端を接合する。各クラウン内の各中位セルストラット115は、そのクラウン内の2つの隣接セル111に接する。図7A~Bに示されるように、セルの1つのクラウンの遠位ストラットリング114は、セルの隣接クラウンの近位ストラットリング113n+1であり、遠位ストラットリング114の遠位セルストラットは、近位ストラットリング113n+1の近位セルストラットである。
作動要素100の作動部103内のセル110のクラウンの長手方向及び円周方向の配置は、その拡張されていない、及び拡張された構成における装置の挙動に影響を与えることができる。例えば、セルの隣接するクラウン間に円周方向オフセットを提供することは、カテーテルを通した送達のための拡張構成から非拡張構成への作動要素の圧縮を容易にすることができる。セルの隣接するクラウンのこの円周方向オフセットはまた、その非拡張送達構成における送達カテーテルを通る作動要素100(すなわち、血餅モビライザ)の前進中の座屈(buckling)及びキンク(又は、ねじれ/kinking)を低減し得る。
図7A-Cの実施形態では、セル110・・・110の複数のセルのクラウン111の第一クラウン110の遠位セルストラットリング114の共通近位端(すなわち、中位セルストラット115の近位端)は、セル111の第一クラウン110の近位セルストラットリング113の共通遠位端(すなわち、中位セルストラット115の近位端)から第一周方向にオフセットされ、セルの複数のセルのクラウン111の第二クラウン110の遠位セルストラットリング114の共通近位端(すなわち、中位セルストラット115の近位端)は、セル111の第二クラウン110の近位セルストラットリング113の共通遠位端(すなわち、中位セルストラット115の遠位端)から第一周方向とは逆の第二周方向にオフセットされる。このパターンは、セルのその後のクラウンを繰り返し、その結果、近位セルストラットリングの共通遠位端は、セルの各連続するクラウンにおいて、第一周方向及び第二周方向に交互にオフセットされる。したがって、クラウンは、ジグザグパターンで互いに対して構成される。
他の実施形態(図示せず)では、各遠位セルストラットリング114の共通近接端(すなわち、中位セルストラット115の遠心端)は、同じ周方向における近位セルストリップリング113の共通遠位端(すなわち、中位セルストラット115の近接端)からの周囲にオフセットしており、その結果、これらの共通端間の中位セルストラット115は、作動部103の長手方向軸に平行でない方向に延在する。したがって、クラウンはらせん状のパターンで互いに向いている(又は、互いに向かい合っている)。
同様に、図7A~Cの実施形態では、中位セルストラット115の各々は、それが延在する遠位セルストラット及び近位セルストラットよりも柔軟であるように適合され、構成される。この実施形態では、作動要素100の作動部103及びテーパー部120は、単一のチューブから切り取られ、全ての要素は同じ厚さ(すなわち、チューブの厚さ)を有する。図7Aの平坦化図(作動要素100を作製するために中実チューブから切断されるパターンを示す)に示されるように、各セル111を囲む(又は、に接する)中位セルストラット115は、そのセル111を囲む遠位セルストラットの幅よりも小さい幅と、そのセル111を囲む近位セルストラットの幅よりも小さい幅とを有し、それによって、中位セルストラット115を、近位セルストラット及び遠位セルストラットよりも柔軟にする。例えば、遠位セルストラット及び近位セルストラットは、実質的に同じ幅、例えば、0.10mm~0.145mm、特に0.10mm、0.12又は0.125mmの範囲を有することができ、一方、中位セルストラット115は、0.05mm~0.13mmの範囲、特に0.05、0.08、0.09又は0.10の幅を有し得る。
長尺装置1の可撓性を高めるために、作動部103内の各中位セルストラット115はまた、中位セルストラットにさらなる可撓性を提供するためにヒンジ部140を有する。図7Aに示されるように、ヒンジ部分140は、中位セルストラット115の近位端と遠位端との間に配置される中位セルストラット115において、予め形成された曲線又は屈曲である。この実施形態のヒンジ部140は、2つの一体的な屈曲を含み、一方は、中位セルストラットが延在する近位セルストラットの共通遠位端付近にあり、他方は、中位セルストラットが延在する遠位セルストラットの共通近位端付近にある。他の実施形態(図示せず)では、ヒンジ部140は、各中位セルストラットの中央に、他の2つの屈曲よりもはるかに大きい第三の一体的な屈曲を含むことができる。他の実施形態(図示せず)では、いくつかの中位ストラット115内のヒンジ部140は、遠位端よりも中位セルストラットの近位端の近くに形成された2つの屈曲である。他の実施形態では、作動部101内の各中位セルストラット115は、より少ない又はより多いヒンジ部分140を含むことができる。ヒンジ部140は、例えば図7Aに示されるように、例えばヒンジ部140及び中位セルストラットの他の部分が同じ構造の部品であるリビングヒンジを形成する、中位セルストラットと一体化することができる。例えば、各ヒンジ部140は、増大した曲率及び/又は屈曲の一体部分を有することができる。ヒンジを形成する湾曲は、中位セルストラットに付加的な可撓性を提供する。中位セルストラットの追加の可撓性は、例えば、その非拡張送達構成で前進させ、引き抜く際に、作動要素が血管解剖学的構造の形状に適合するのを助ける。ヒンジはまた、長尺装置1が、その形状を血管解剖学的構造に適合させるのを助け、その拡張構成に拡張されて、血餅を捕捉する。さらに、この特徴は、装置が前進運動に対する抵抗に遭遇したときに前進力を分配するために、長尺装置1の長さに沿って複数の曲げポイントを設けることによって、前進中のキンク及び座屈を回避するのに役立つ。いくつかの実施形態(図示せず)では、セルのクラウンのすべてがヒンジ部分を有するわけではない。
本発明の他の実施形態(図示せず)では、作動部内のセルの複数のクラウンのうち1つ又は複数のセルのクラウンは、可撓性の中位セルストラットを欠くことができる。作動部103はまた、中間(intermediate)セルの少なくとも1つのクラウンを含むことができ、各中間セルは、2つの遠位セルストラットと交差する2つの近位セルストラットによって境界付けされる開放領域を含むことができ、すなわち、セルの他のクラウンのいくつかに含まれるより可撓性の中位セルストラットを省略する。中間セルの少なくとも1つのクラウン内の各中間セルの遠位セルストラットは、セルの隣接クラウン内のセルの近位セルストラットを含むことができ、中間セルの少なくとも1つのクラウン内の各中間セルの近位セルストラットは、セルの隣接クラウン内のセルの遠位セルストラットを含むことができる。したがって、作動部分は、可撓性の中位セルを有するクラウンと、可撓性の中位セルを有さないクラウンとを含む。
図7A-Cの作動要素100はまた、作動部103の近位端から接続部101まで近位側に延びるテーパー部120を含む。テーパー部120は、複数のストラット122を有する。複数のテーパー部ストラット122の少なくともいくつかは、複数のテーパー部セル124を境界とする。特に、テーパー部120のストラット122は、作動部ストラット、例えば、遠位セルストラット、近位セルストラット及び/又は中位セルストラット115の幅よりも大きい幅を有することができ、それによって、テーパー部ストラットを、作動部のストラットよりも堅い(すなわち、柔軟性が低い)。テーパー部120のテーパーは、ストラット122が近位接続部101の遠位端で放射線不透過性マーカー107より遠位の接続点119に収束する単一のテーパー部セル124のみを有する、作動部103中のセルのサイズ及び数と比較して、テーパー部120中のセル124のサイズ及び数によって達成される。
図7A~図7Cの実施形態におけるテーパー部120は、4つのテーパー部ストラット122を有し、そのうちの2つは、放射線不透過性マーカー107より遠位の接続点119において交わるように、作動部101の近位端から近位に延在し、接続部121の近位に延在するアーム126(アーム126は、上記の図1~4に関して説明されるように、プッシャに接続し得る)。他の2つのストラット122は、第一の2つのストラット122の中央部分と交差するように、作動部分の近位端から近位に延在する。一緒になって、4つのストラットは、3つのテーパー部セル124を画定する。再び、テーパー部120のテーパーが、作動部103中のセルのサイズ及び数と比較して、テーパー部120中のセル124のサイズ及び数によって達成される。テーパー部ストラットは、例えば、テーパー部ストラットの角度及び/又は厚さ、及びそれらが画定するセルの形状による、少なくとも作動部の近位端が外向きの半径方向の力を提供するのを助ける。また、テーパー部ストラットは、遠位側に向けられた前進力を作動要素100の作動部に効果的に伝達することによって、押し込み可能性を助ける。
近位接続部101は、1つ又は2つの近位に延在するアーム126を含むことができる。アーム126は、本発明の他の実施形態で説明するように、プッシャに接続することができる。
作動要素100は、作動部103の遠位端にのみ組み込まれた放射線不透過性マーカー107を含むことができ、又は作動部103の他のセクションに組み込むこともできる。いくつかの実施形態では、異なる放射線不透過性マーカー107は、それらの間又は他のデバイスのからみ合いを回避するために、異なる長さを有する。放射線不透過性マーカー107は、白金イリジウム合金又はタンタルで作ることができる。放射線不透過性マーカー107は、作動要素100の位置及び拡張の程度を示すために、蛍光透視下で使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、作動部103は、1.5mm未満の第一直径を有する圧縮構成と、少なくとも3.0mmの第二直径を有する拡張構成とを有する。作動部103は、第一直径と第二直径との間及びそれらを含む全ての直径において、0.5Nと3.0Nとの間の外向きの半径方向の力を及ぼすことができる。特定の実施形態では、1.5mmの第一直径で作動部103によって及ぼされる外側半径方向の力は、1.4N~3.0N、より具体的には1.4N、1.5N、2N又は2.5Nであり、3.5mmの第二直径で作動部103によって及ぼされる外側半径方向の力は、0.5N~1.5N、より具体的には0.6N、1N、1.4N又は1.5Nである。
いくつかの実施形態では、作動部103は、1.5mm~3.5mmの直径で、0.5N~3Nの外向きの半径方向の力を及ぼすように構成される。他の実施形態では、作動部103は、2.0mm~3.0mmの直径で、1.0N~2.0Nの外向きの半径方向力を及ぼすように構成される。特定の実施形態では、作動部103は、直径約2.0mmで、1Nと2Nとの間の外向きの半径方向の力を及ぼすように構成される。別の実施形態では、作動部103は、約3.0mmの直径で1Nと2Nの間の外向きの半径方向の力を及ぼすように構成される。
先に説明した実施形態は、適切な外向きの半径方向の力を及ぼすように構成された適切な作動要素100を形成するように組み合わせることができる。作動要素100のさらなる例は、欧州特許出願第EP21382165.5号に記載されている。
以下に、提案された長尺装置1の性能の異なる例を詳述する。実施例及び図面は、例示目的のために本明細書に提供され、本発明を限定することを意図しない。
実施例1:長尺医療装置1(この特定の場合、ステント回収器)のプッシャ200と作動要素100との間のアタッチメント(すなわち、接続)のトルク抵抗試験
この実験的試験の目的は、長尺医療装置1のプッシャ200と作動要素100との間のアタッチメントのトルク抵抗を測定することであった。
本研究では、8つのステント回収器を使用した:異なる構成を有するAnaconda Biomedによって製造された5つのステント回収器(以下、Condaデバイス)及びMedtronicによって製造された3つのステント回収器(以下、Solitaireデバイス)。
方法
手順中使用されるツール及び設備は、表1に示される。
Figure 2023541786000002
手順:
1.ステント回収器は、試験前に少なくとも2時間、37℃±2℃の水中で予め処理した。
2.3D印刷されたクランプ及び近位トルクツールは、以下の位置で水平引張試験機のベースボード上にセットアップされ、遠位クランプ、近位クランプ及び近位トルクツール(セットアップ中に配置される)とともにセットアップされた。
3.近位トルクツール及び近位トルクツール用の3Dプリントされた固定具は、ウォーターバスの左側に配置した。
4.ステント回収器の接続部は、手持ち式トルクゲージのジョー内にガイドワイヤトルカを用いてクランプした。
5.ステント回収器をハイポチューブを通して装填し、ピンゲージを使用してステント回収器の遠位端をトルクロードセルにクランプした。
6.手持ち式トルクゲージはピーク力Nmに設定した。
7.操作者を助けるために、トルクゲージホルダーが90°毎にクリックできるようにして、手持ち式トルクゲージを360°回転させた。
8.手持ち式トルクゲージは破断が生じるまで360°回転させた。
9.試験が完了したとき、以下の詳細をデータシートに記録した:ピーク力、回転数、破壊位置、破壊モード(又は、フェイルモード)。
結果と結論
以下の表2は、Condaデバイス及びSolitaireデバイスの両方についての結果を示す。
Figure 2023541786000003
結果は、Solitaire装置と比較して、トルク試験中のConda装置がより高い性能を示した。これらの結果は、臨床使用中の長尺装置1の安全性に直接関連し、したがって、より高い回転数を得ることは、例えば、装置の誤った取り扱いによる早期破損の可能性を低減する。しかしながら、ステント回収器は、使用中のトルクを意図していなかったので、Conda及びSolitaire装置の両方について得られた値は、長尺装置1の任意のありそうな誤使用をカバーするのに十分である。
実施例2:プッシャ200と長尺医療装置1の作動要素100(この特定の場合、ステント回収器)との間のアタッチメント(すなわち、接続)の引張試験
この実験的試験の目的は、プッシャ200と長尺医療装置1の作動要素100との間の接続の引張りを測定することであった。
そのうち35個の試料、20個のCondaデバイス、及び15個のSolitaireデバイスをステント回収器として使用して、アタッチメント/接続における引張強度を評価した。
方法
手順中使用されたツール及び装置は、表3に示される。
Figure 2023541786000004
手順:
1.試料は、試験前に少なくとも2時間、37℃±2℃の水中で予め処理した。
2.Zwick試験Xpertプログラム(3104236 Rev 01 Clot Mobiliser System Tensile Test.ZP2)を介して、以下のように、接続されたPC上でパラメータを設定した:引張モード、4m/分の速度、及び10mmのグリップ間の分離。
3.装置の構成を確認し、50Nのロードセルを取り付け、両方の空気圧グリップにセラミック製グリップを取り付けたことを確認した。
4.プッシャのワイヤを、ステント結合部が空気圧クランプの両方のセットの間の中心点に位置付けられ、クランプが閉じられるまで、上側グリップに配置した。
5.引張試験機にかかる力をゼロに設定し、次いで底部クランプを閉じた。
6.この時点で、「start」ボタンをクリックすることによって試験を開始した。
7.試験が完了したとき、以下の詳細をデータシートに記録した:結合を破壊するためのピーク引張力、結合破壊位置、破壊モード。
8.最後に、詳細な記録が終了したら、試料を取り出し、クランプを開けた。
結果と結論
以下の表4は、Condaデバイス及びSolitaireデバイスの両方についての結果を示す。
Figure 2023541786000005
結果は、Solitaireデバイスと比較して、引張抵抗におけるCondaデバイスのより高い性能を示した。これらの結果は、臨床使用中の長尺装置1の安全性に関連し、したがって、より高い値の引張強度を得ることは、回収中の過剰な張力によるアタッチメント/接続の早期破壊の可能性を低減する。
別段の指示がない限り、本明細書及び特許請求の範囲で使用される測定値、条件などを表すすべての数字は、すべての場合において、「約」という用語によって修飾されるものと理解されるべきである。したがって、反対に示されない限り、本明細書及び添付の特許請求の範囲に記載される数値パラメータは、本明細書に開示される主題によって得られることが求められる所望の特性に応じて変化し得る近似値である。
明細書及び特許請求の範囲を通して、単語「含む(comprise)」及び「含む(comprising)」のようなその変形は、他の技術的特徴、構成要素、又はステップを排除することを意図しない。本発明のさらなる目的、利点及び特徴は、説明を検討することによって当業者に明らかになるか、又は本発明の実施によって知ることができる。さらに、本発明は、本明細書に記載される特定の及び好ましい実施形態のすべての可能な組み合わせをカバーする。
本開示及び/又はいくつかの他の例は、上記に記載されている。上記の説明によれば、様々な変更が達成され得る。特許請求の範囲において保護されることが必要とされる全ての適用、修正及び変更は、本開示の保護範囲内であり得る。
本発明の範囲は、以下の一組の請求項において定義される。

Claims (15)

  1. 遠位に前進し、近位端から近位に引き出され、前記近位端から長手方向軸の周りに回転されるように適合された長尺装置であって、前記装置は、
    近位に延在する第一接続部(101)を含む作動要素(100)であって、前記第一接続部(101)は、第一取付面(102)を有する、該第一接続部(101)と、
    遠位に延在する第二接続部(201)を含むプッシャ(200)であって、前記第二接続部(201)は、重複部分を画定し、前記重複部分の第一及び第二横方向範囲に沿って長手方向に延在する第一及び第二シームを画定するように、前記第一取付面(102)に面し、前記第一取付面(102)に対して長手方向に整列して延在する第二取付面(202)を有する、該プッシャ(200)と、
    前記第一シームから前記第二シームに向かって延在する前記第一及び第二接続部(101、201)を取り付ける第一溶接部と、
    前記第二シームから前記第一シームに向かって延在する前記第一及び第二接続部(101、201)を取り付ける第二溶接部と、
    を含む、装置。
  2. 前記長手方向軸に垂直な前記第一接続部(101)の断面形状は、環の断面であり、前記長手方向軸に垂直な前記第二接続部(201)の断面形状は、円形である、請求項1に記載の装置。
  3. 前記第一溶接部は、前記第一シームに沿った複数の溶接点を含み、前記第二溶接部は、前記第二シームに沿った複数の溶接点を含む、請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記第一溶接部は、複数の連続する溶接点を更に有し、前記第二溶接部は、複数の連続する溶接点を更に有する、請求項3に記載の装置。
  5. 前記重複部分の少なくとも一部の周りに延びるジャケット(132)をさらに含み、前記ジャケット(132)は、前記プッシャ(200)の少なくとも一部の周りで前記重複部分から近位に延在する、請求項1~4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 前記重複部分の近位端に配置された放射線不透過性要素(133)をさらに含み、前記放射線不透過性要素(133)は、前記プッシャ(200)の少なくとも一部の周りに延在するコイルを含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 前記放射線不透過性要素(133)の周りに延在するジャケット(131)をさらに含み、前記ジャケット(131)は、前記重複部分の少なくとも一部の周りに延在する、請求項5又は6に記載の装置。
  8. プッシャ(200)が作動要素(100)を遠位に前進させ、前記作動要素(100)を近位に引き出し、前記プッシャ(200)の近位端から長手方向軸の周りに前記作動要素(100)を回転させることを可能にするように前記作動要素(100)を前記プッシャ(200)に接続する方法であり、前記作動要素(100)は近位に延在する第一接続部(101)を有し、前記第一接続部(101)は第一取付面(102)を有し、前記プッシャ(200)は遠位に延在する第二接続部(201)を有し、前記第二接続部(202)は第二取付面(202)を有し、前記方法は、
    前記第一取付面(102)を前記第二取付面(202)に長手方向に整合させて重複部分を形成し、前記重複部分の第一及び第二横方向延在部に沿って前記長手方向軸に平行に延在する第一及び第二シームを形成するように配置するステップと、
    前記第一シームから前記第二シームに向かって延在する第一溶接部を形成するステップと、
    前記第二シームから前記第一シームに向かって延在する第二溶接部を形成するステップ
    を含む、方法。
  9. 前記長手方向軸に垂直な前記第一接続部(101)の断面形状は、環の断面であり、前記長手方向軸に垂直な前記第二接続部(201)の断面形状は、円形である、請求項8に記載の方法。
  10. 前記第一溶接部を形成する前記ステップは、前記第一シームから前記第二シームに向かって延在する複数の溶接点を形成するステップを含み、前記第二溶接部を形成する前記ステップは、前記第二シームから前記第一シームに向かって延在する複数の溶接点を形成するステップを含む、請求項8又は9に記載の方法。
  11. 前記第一溶接部を形成する前記ステップは、前記第一シームから前記第二シームに向かって延在する複数の溶接点を連続的に形成するステップを更に含み、前記第二溶接部を形成する前記ステップは、前記第二シームから前記第一シームに向かって延在する複数の溶接点を連続的に形成するステップを更に含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記第一溶接部を形成する前記ステップが、前記第一シームの遠位部分に前記複数の溶接点のうち第一溶接点を形成するステップと、前記複数の溶接点のうち前に形成された溶接点よりも、前記第一シームに沿ったより近位位置に前記複数の溶接点のそれぞれの他の溶接点を形成するステップを更に含み、前記第二溶接点を形成する前記ステップが、前記第二シームの遠位部分に前記複数の溶接点のうち第一溶接点を形成するステップと、前記複数の溶接点のうち前に形成された溶接点よりも、前記第二シームに沿ったより近位位置に前記複数の溶接点のそれぞれの他の溶接点を形成するステップを更に含む、請求項8~11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記第一溶接部を形成する前記ステップは、前記第一シームの近位端に第一溶接点と前記第一シームの前記近位端と前記遠位端の間の第二溶接点を形成した後、前記第一シームに沿った他の任意の点に溶接点を形成するステップを含み、
    前記第二溶接部を形成する前記ステップは、前記第二シームの近位端に第一溶接点と前記第二シームの前記近位端と前記遠位端の間の第二溶接点を形成した後、前記第二シームに沿った他の任意の点に溶接点を形成するステップを含む、
    請求項8~12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記第一溶接部を形成する前記ステップは、前記第一シームでエネルギーを前記第二シームへ横方向に向けるステップを含み、前記第二溶接部を形成する前記ステップは、前記第二シームでエネルギーを前記第一シームへ横方向に向けるステップを含む、請求項8~13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記重複部分の少なくとも一部をジャケット(132)で覆うステップであって、前記ジャケット(132)は、前記プッシャ(200)の少なくとも一部の周りで前記重複部分から近位に延在する、該ステップと、
    放射線不透過性要素(133)を前記重複部分の近位端に配置するステップであって、前記放射線不透過性要素(133)は、前記プッシャ(200)の少なくとも一部の周りに延在するコイルを有する、該ステップと、
    前記放射線不透過性要素(133)をジャケット(131)で覆うステップであて、前記ジャケット(131)は、前記重複部分の少なくとも一部の周りに延在する、該ステップ
    をさらに含む、請求項8~14のいずれか一項に記載の方法。
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