JP2023539181A - プレス材料成形体を製造するための接着剤配合物 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023539181000001
本発明は、プレス材料成形体、特にプレス材料プレート、を製造するための化学的に硬化可能な水性の接着剤配合物に関する。接着剤配合物は、ヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂の、あるいは官能性のヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂からなる混合物の、水相を35重量%から85重量%有している。接着剤配合物は、さらに尿素樹脂架橋剤の水相を12重量%から25重量%有しており、その尿素樹脂架橋剤は、尿素と多官能のアルデヒドから製造された反応生成物である。さらに接着剤配合物は、0.1重量%から4重量%の酸触媒を有している。本発明は、さらに、この種の接着剤配合物を使用しながらプレス材料成形体、特にプレス材料プレートを製造する方法に関する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プレス材料成形体、特にプレス材料プレートを製造するための、化学的に硬化可能な水性の接着剤配合物に関し、並びに、接着剤配合物とチップ材料もしくは繊維材料からなる混合物を連続的又は不連続的に圧縮することにより、あるいは接着剤配合物とチップ材料もしくは繊維材料からなる層を圧縮することによって、プレス材料成形体、特にプレス材料プレートを製造する方法に関する。
プレス材料成形体という概念は、一般的に、混和された接着剤配合物を硬化させながら、プレス圧を供給しながら、そして場合によっては加熱しながら、チップ材料もしくは繊維材料を有する材料を接合することによって、プレス材料成形体に成形される、成形体を意味する。このような成形体の最も一般的な用途は、プレートの形状である。したがって、プレス材料成形体という概念に入るのは、たとえばチップボード、特に粗いチップボード(配向性ストランドボード;OSBとも称される)、中密度(木質)ファイバーボード(いわゆるMDFボード)、高密度(木質)ファイバーボード(いわゆるHDFボード)、そしてまた、たとえばべニア合板のような積層された、もしくは層接合された板構造である。
したがってチップ材料もしくは繊維材料は、きわめて一般的な材料を含み、それらはたとえば、古紙、製材屑のような他のリサイクル材料、リサイクル建材からなる繊維を含む木質繊維もしくはセルロースファイバーのような繊維、たとえば藁、竹などのような他の天然由来の繊維、そしてまた、たとえばポリエステル繊維のような、合成繊維も、含む。もちろん、様々な性質の繊維からなる混合物も、チップ材料もしくは繊維材料に含まれる。チップ材料もしくは繊維材料は、形状が全く相違しており、破砕の程度が全く異なっていてもよい。すなわち、チップ材料もしくは繊維材料は、すでに形が出来上がった、したがってたとえば上で述べたべニア合板のように、繊維複合体として存在することができる。しかしチップ材料もしくは繊維材料は、様々な粉砕度で、多かれ少なかればらばらの形態で提供することができ、たとえば上で挙げたチップボード又はOSBにおけるような、いわゆるチップのように比較的小さい粉砕度により、あるいはまた、たとえば上で述べたMDFボード及びHDFボードにおけるように、たとえば溶かされた、いわゆる木粉のように、比較的高い粉砕度により、ばらばらの形態で、提供することもできる。
チップ材料もしくは繊維材料の種類に関係なく、プレス材料成形体を製造する(様々な)方法に共通なのは、接着剤配合物を有する繊維材料が型内で圧力と場合によっては加熱を受けてプレスされることである。
上述したこれらの利用のための接着剤配合物は、一般に知られており、これらの既知の接着剤配合物は、もちろんそれぞれ製造すべき成形体もしくはプレートの形式に応じて、かつそれに伴ってそれぞれ適用すべき工程にしたがって、適合されなければならない。一部では、様々な工程のために化学的にきわめて様々な接着剤配合物が使用される。例えば、いわゆるファイバーボードを製造する場合には、主として尿素ホルムアルデヒド樹脂、いわゆるUF樹脂が、そしてより少ない量においてイソシアネートベースの樹脂も使用され、一方で、べニア層の接合もしくは接着のためには、主に、フェノール樹脂が使用される。このように所定の工程及び/又は製品に接着剤配合物を適合させる必要があるので、経済上不利益に作用する場合がある。
さらに、プレス材料成形体を製造する方法において、今日、主として使用される接着剤配合物に共通するのは、特に、硬化の途上で有害物質が放出されることである。この種の汚染物質の例として、特にホルムアルデヒド及びイソシアネートベースの配合物の揮発性の成分と分解生成物が挙げられる。特にすでに、主に使用される接着剤配合物において放出され得る汚染物質の量を少なくとも削減する試みがなされているが、他の問題、特にプロセス工学的な問題が、この種の低汚染物質のより少ない配合において、しばしば生じる。
たとえば、プレス材料成形片を製造する場合に、方法を経済的に実施できるようにするためには、作業時間を充分に短くしなければならない。したがって、今日主として使用される方法においては、チップ材料もしくは繊維材料と接着剤のプレスは、高い温度で実施される。チップボードもしくはファイバーボードの製造は、一般的に200℃から250℃の温度において行われる。したがってこの高い温度は、特に、プレス混合のコア内で充分な、できる限り完全な硬化を得るためにも、必要である。というのは、たとえばチップ材料もしくは繊維材料と接着剤からなるプレスケーキの加熱は、側方から行われ、かつ熱は内側のコア内へ伝えなければならないからである。もちろんこの高い温度は、有害物質を減少させる変形例を含めて、現在使用される接着剤配合物においては、しばしば、たとえば成形体の裂けのような、成形体の損傷をもたらし、したがって高い傷物率をもたらすことになり得る。
本発明の課題は、従来技術の欠点を克服し、かつ、成形体の可能な限り信頼性の高い製造を行うことができ、大量の不良品を回避しつつ工程中の汚染物質の量を低減し、同時に、プレス材料成形体のための様々な製造方法において可能な限り普遍的に使用できる、接着剤配合物を提供することである。さらに本発明の課題は、この種の接着剤配合物を使用して、プレス材料成形体を製造する方法を提供することである。
この課題は、一方で、接着剤配合物とチップ材料もしくは繊維材料とからなる混合物を連続的又は不連続的に圧縮することにより、あるいは接着剤配合物と繊維材料プレートからなる積層を圧縮することによって、プレス材料成形体、特にプレス材料プレートを製造するための化学的に硬化可能な水性の接着剤配合物によって解決される。
化学的に硬化可能な水性の接着剤配合物は、少なくとも1種の化学的に硬化可能な反応性樹脂と反応性樹脂のための少なくとも1種の架橋剤もしくは硬化剤とを含む。
化学的に硬化可能な水性の接着剤配合物は、具体的には、ヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂の、あるいはヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂の混合物の、30重量%から65重量%の樹脂含有量を有する水相を35重量%から85重量%と、尿素と多官能のアルデヒドとから形成された反応生成物である尿素樹脂架橋剤の、30重量%から65重量%の樹脂含有量を有する水相を12重量%から25重量%と、pks値が2以下の酸触媒を0.1重量%から4重量%有している。
好ましくは、化学的に硬化可能な水性の接着剤配合物は、ヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂の、又は官能性のヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂の混合物の、水相を50重量%から80重量%有することができる。好ましくは、この水相の樹脂含有量は、35重量%から60重量%とすることができる。
好ましくは、接着剤配合物は、尿素樹脂架橋剤の水相を14重量%から22重量%有することができる。好ましくはこの水相の樹脂含有量は、35重量%から60重量%とすることができる。
特に、接着剤配合物は、酸触媒を0.5重量%から3.5重量%有することができる。
水相とは、それぞれ使用される反応性物質の種類に応じて、したがってそれぞれ反応性樹脂と架橋剤/硬化剤に応じて、この反応性物質の水性の分散液及び/又は水性の懸濁液及び/又は水性のエマルジョン及び/又は水性の溶液と解釈される。ここで、残部は、重量%で、したがって水相の100重量%まで、少なくとも主に、水によって形成することができる。しかし、水相は、たとえば分散助剤及び/又は懸濁助剤もしくはその安定剤、乳化剤、消泡剤などのような、他の成分を有することもできる。
さらに、接着剤配合物は、特定の水相の他に、顔料等の他の成分もしくは物質もしくは、添加物を含んでもよい。好ましい添加物の例については、以下でさらに詳細に説明する。接着剤配合物が、さらに他の成分、特に添加物を含む限り、当業者は、当然に、指定された水相(反応性樹脂、架橋剤)及び酸触媒の重量割合を適宜調整しなければならない。
接着剤配合物は、接着剤製剤、サイジング剤として、もしくは関連する技術分野の専門用語において慣用されているように、糊剤(Leimformulierung)と称することもできる。特に接着剤配合物は、チップボード、ファイバーボード及び、たとえばべニア合板木材板等の積層ボード構造体の製造における使用を意図することができる。
記載された特徴を有する接着剤配合物は、一方では、有害物質を放出することなく使用可能であるという事実を特徴としている。実験が示すように、記載の接着剤配合物においては、特に、プレス材料成形体を製造する過程において接着剤配合物を硬化させる際にホルムアルデヒド又はイソシアネートの放出が生じることはない。それによってたとえば、主に木質繊維ベースの繊維材料を使用する場合に、ホルムアルデヒドの放出は、従来の接着剤配合物に比較して、少なくとも、木質繊維材料自体から放出されるホルムアルデヒドの量に比べて制限又は減少させることができる。これは、その後の結果において、プレス材料成形体もしくはプレス材料成形プレートを製造する間の有害物質の放出に関する利点及びそれに伴う、たとえば、労働条件の大幅な改善を意味する。
驚くべきことに、さらに、特定の組成の接着剤配合物は、プレス材料成形体の製造の技術分野で、本質的な適合の必要なしに、普遍的に使用できることも示された。従って、この接着剤配合物を用いて、たとえばチップボード、MDFボード、HDFボード、OSBプレートも、チップ材料もしくは繊維材料からなる積層されたプレートも製造することができ、もしくは接着剤配合物を用いて、同様の製造方法を実施することができる。
さらに、この接着剤配合物を使用する場合に、プレス工程における温度は、従来技術に基づく従来の接着剤配合物に比較して、大幅に低減できることができることが、実証された。すなわち実験において、たとえばMDFボードを製造する場合に、この接着剤配合物を使用する場合には、プレス工程における温度を約160℃以下に低減することができた。これは、通常、従来の接着剤配合物を使用する場合に必要とされる、200℃を越える温度に対する比較である。これはきわめて原理的に、エネルギーコストの削減をももたらし、それに伴って製造コストの低下ももたらされる。
これに関連して、この接着剤配合物は、さらに、プレス材料成形体の不良品のない、もしくは少なくとも不良品が減少した製造に関しても、有利であることが明らかにされた。明らかに、記載の接着剤配合物を使用する場合に、一方で、たとえばチップ材料もしくは繊維材料と接着剤配合物とからなるプレスケーキの外側領域からの良好な熱伝導がもたらされるので、この種のプレスケーキをプレスする過程においてそのコア領域内で、充分に高いコア温度を得ることができ、できる限り完全に硬化させることができる。これは特に、たとえばプレートとして製造された成形体の機械的曲げ強度及び/又は横方向の引張強度のような、得ることのできる機械的特性によって裏付けることができ、それははっきりと、それぞれのプレート、たとえばMDFボード又はHDFボードのための規格化された要件の範囲内にあり、もしくはそれを上回る。他方で、プレス工程の過程において、本発明の接着剤配合物をできるかぎり完全に硬化させるために必要な温度が比較的低いため、損傷をもたらすことがなく、かつその損傷によって生じる不良品を防止することができると思われる。
この接着剤配合物の実施形態において、ヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂の、あるいはヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂からなる混合物の、水相の活性水素当量(H-aktiv AEquivalentgewicht)は、200g/molから1500g/molとすることができる。
この範囲内の活性水素当量は、ヒドロキシ官能基化された(Hydroxyl-Gruppen funktionalisierten)反応性樹脂の硬化反応に特に適していることが明らかにされている。好ましくは、ヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂の、あるいは官能性のヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂からなる混合物の、水相は500g/molから1300g/molの活性水素当量を有してもよい。
それ自体知られているように、官能化された樹脂という概念は、きわめて一般的に、それぞれの官能基、この場合においては、たとえば反応性樹脂のヒドロキシ基が、オリゴマーあるいはポリマーの担体もしくは炭化水素骨格上に化学的に結合して存在する、化学的物質と理解することができる。担体の性質は、基本的に見て、多様な性質とすることができる。
好ましくはヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂又はヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂からなる混合物は、アクリレート樹脂、官能化スチロールアクリレート樹脂、官能化アクリル酸コポリマー、官能化アクリレート-ウレタン-コポリマー及び官能化(メタ)アクリレート-コポリマーからなる群から選択することができる。
それぞれ使用された、ヒドロキシ基によって官能化された樹脂もしくはポリマーの種類に応じて、対応する水相は、たとえば水性分散液、懸濁液、エマルジョン又は溶液として製造することができる。ヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂の適切な水相の例として、Allnex社のMacrynal SC 6826 WA42とViacryl SC 6843WA42及びAlberdingk Boley社のAC31が挙げられる。
ヒドロキシ官能性の反応性樹脂のための、尿素樹脂架橋剤もしくは硬化剤の適切な水相の例として、Allnex社の製品CymelNF3030を挙げることができる。
酸触媒としては、たとえば、(改質された)p-トルエンスルフォン酸等のスルフォン酸、及びその誘導体を使用することができ、好適な例は、Allnex社のCycat4045が挙げられる。
好ましい実施変形例においては、接着剤配合物は、1種又は複数種の多価アルコールを0.1重量%から20重量%含んでもよい。
特定の重量%の範囲内で1種又は複数種の多価アルコールを使用することによって、特に、必要な場合には、接着剤配合物の早過ぎる硬化又は極めて急速な硬化を有効に防止し、もしくは遅延させることができる。多価アルコールは、接着剤配合物の特定の反応性樹脂もしくは硬化剤/架橋剤において、反応遅延剤として作用する。すなわち、チップ材料もしくは繊維材料との必要な混合及び/又はチップ材料もしくは繊維材料を含むボードの被覆を、硬化が速すぎる高いリスクなしで、実施することができる。この特徴は、特に、たとえば、いわゆるブローラインにおけるように、高められた温度において接着剤配合物をチップ材料もしくは繊維材料と混合することを実施する工程において有意義である。接着剤配合物が、1重量%から10重量%の1種又は複数種の多価アルコールを有していると、特に効果的であることが実証された。多価アルコールとして、たとえばブチルジグリコール等のグリコールを使用することができる。
更なる実施形態において、接着剤配合物は、アニオン性ワックス又は中性ワックス、あるいはこれらのワックスの混合物を0.1重量%から5重量%含んでもよい。
それによって特に、チップ材料もしくは繊維材料の接着、したがってチップ材料もしくは繊維との混合ないしチップ材料もしくは繊維材料ボードの積層を改善することができる。好ましくは、接着剤配合物は、アニオン性ワックス又は中性ワックスあるいはこれらのワックスからなる混合物を0.5重量%から3重量%含んでもよい。ワックスもしくはワックス混合物として、たとえばSasol社の製品Hydrowax 46が適している。
接着剤配合物の成分としての1種又は複数種のワックスに対して代替的に、以下でプレス材料成形体を製造する方法を用いてさらに詳細に説明するように、チップ材料もしくは繊維材料を接着剤混合によって接着する過程において、固体ワックスを添加することもできる。
接着剤配合物の他の実施形態において、1種又は複数種の充填材及び/又は顔料を0.1重量%から35重量%含んでもよい。
充填材及び/又は顔料によって、最終的に、プレス材料成形体の機械的特性及び/又は着色を調節することができる。
さらに、接着剤配合物が、1種又は複数種の湿潤剤もしくは界面活性剤を0.1重量%から6重量%有すると、効果的であり得る。
この特徴によって、特に、水相の取り扱いを改善し、接着剤配合物の付着特性を改善することができる。好適な湿潤剤は、たとえばByk社のDisperbyk 190である。
さらに、接着剤配合物は、1種又は複数種の消泡剤を0.1重量%から8重量%含むことができる。
この特徴は、特に、プレス材料成形体を製造する過程において、たとえば気泡の形成を防止するために、プレス工程に有利な効果を与えることができる。適切な消泡剤として、たとえばEvonik社のSurfynol 420又はSurfynol DF 75を挙げることができる。
接着剤配合物は、さらに、1種又は複数種の増粘剤を0.1重量%から8重量%有することができる。
好適な増粘剤の例として、Elemenis社のRheolate 310D及び/又はDow社のAcrysol RM 8Wが挙げられる。この種の増粘剤を使用することによって、レオロジー及びそれに伴って特に2液型接着剤配合物の加工特性を調節し、もしくは要件に適合させることができる。具体的には、増粘剤を有する接着剤配合物は、たとえばローラ塗布による塗膜を形成するのに特に適している。
基本的に、この接着剤配合物は、含まれる全ての物質、したがってヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂の、あるいはヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂からなる混合物の上述した水相と、尿素樹脂架橋剤の水相と、酸触媒と、場合によっては付加的な添加物もしくは成分を有する、混合された配合物である。しかしこれは、限られた保存期間を伴うことがある。
したがって好ましくは、この接着剤配合物は、ヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂の、あるいは官能性のヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂からなる混合物の、水相を有する第1の水性の成分Aを含むことができ、かつ、尿素樹脂架橋剤の水相を有する第2の成分Bを含むことができ、成分AとBは、成分AとBを混合することによって接着剤配合物を製造するために用意され得る。
他の言葉で表現すると、硬化可能な接着剤配合物は2つの成分AとBの混合によって製造することができ、もしくは硬化可能な接着剤配合物は、2つの成分AとBを混合することによって製造することができる。成分AとBの混合は、好ましくは使用の直前、したがってチップ材料もしくは繊維材料の接着の直前かつ/又はチップ材料もしくは繊維材料ボードの接着の直前に行うことができ、これについては以下でさらに詳細に説明する。
接着剤配合物は、たとえば60重量%から90重量%の成分Aと10重量%から40重量%の成分Bからなるものであってよい。言い換えると、接着剤配合物は、60重量%から90重量%の成分Aと10重量%から40重量%の成分Bとを混合することによって製造することができ、もしくは形成される。
この場合、成分A又は成分Bは、酸触媒も含んでもよい。さらに、特定の水相と酸触媒以外に、たとえば上述した添加物等、場合によっては他の成分もしくは物質もしくは添加物を成分A又は成分Bに混合することができる。成分A及び/又は成分Bがさらに他の成分、特に添加物を含む限り、当業者は、当然に、成分AとBの適切な重量割合に調整しなければならない。成分A及び/又は成分Bが他の添加物を有している場合、上記で規定した重量%の範囲内で、成分Bに対する成分Aの重量%の割合も調整されなければならない。
本発明の課題は、プレス材料成形体、特にプレス材料プレートを製造する第1の方法によっても解決される。
この方法は、以下のステップを有する:
-チップ材料もしくは繊維材料あるいはチップ材料もしくは繊維材料混合物を準備するステップと、
-化学的に硬化可能な接着剤配合物を準備するステップと、
-チップ材料もしくは繊維材料又はチップ材料もしくは繊維材料混合物を接着剤配合物と混合して、プレスケーキを形成するステップと、
-接着剤配合物を硬化させながら、プレスケーキを連続的に圧縮し、あるいはプレスケーキ片を製造し、かつ接着剤配合物を硬化させながら、プレス型内でプレスケーキ片を不連続的に圧縮する。
この方法においては、接着剤配合物として、上述し、かつ該当する請求項内で定義されるように、化学的に硬化可能な水性の接着剤配合物が使用されることが、重要である。この場合、プレスケーキ又はプレスケーキ片は、77重量%から98.5重量%の重量割合のチップ材料もしくは繊維材料あるいはチップ材料もしくは繊維材料混合物と、1重量%から20重量%の重量割合の接着剤配合物とを有する。
この種の方法によって、特定の接着剤配合物を使用するこのような製造方法により得られる利点は、接着剤配合物についての上述の説明に関連してすでに説明されている。2液型接着剤配合物を使用する場合、2つの成分AとBを一緒にすることにより、対応する2液型接着剤配合物を、製造方法において形成することができる。2つの成分AとBの結合又は混合することは、チップ材料もしくは繊維材料及び/又はチップ材料もしくは繊維材料混合物を接着剤配合物と混合してプレスケーキを製造するステップの前に、あるいはそのステップの過程においても、行うことができる。
チップ材料もしくは繊維材料及びチップ材料もしくは繊維材料混合物とは、たとえば古紙由来の繊維を含む、木質繊維もしくはセルロース繊維のような繊維、製材の屑あるいはリサイクル建造木材等の他の再生利用材料、たとえば藁、竹などのような他の天然由来の繊維、そしてまた、ポリエステル繊維等の合成繊維を含んでいる、材料である。チップ材料もしくは繊維材料、又は、チップ材料混合物もしくは繊維材料混合物は、態様が全く相違しており、特に、破砕の程度が全く異なっていてもよい。チップ材料もしくは繊維材料あるいはチップ材料混合物もしくは繊維材料混合物は、たとえば様々な粉砕度で提供することができ、たとえば上で挙げたチップボード又はOSBにおけるような、いわゆるチップのように比較的小さい粉砕度により、あるいはまた、たとえば上で述べたMDFボード及びHDFボードにおけるように、たとえば溶かされた、いわゆる木粉のように、比較的高い粉砕度により、提供することもできる。
本方法の更なる実施形態において、チップ材料もしくは繊維材料あるいはチップ材料混合物もしくは繊維材料混合物を接着剤配合物と混合する過程において、0.1重量%から5重量%の固体ワックスを添加することができる。
それによって特に、チップ材料もしくは繊維材料又はチップ材料混合物もしくは繊維材料混合物の接着、したがって接着剤配合物とチップ材料もしくは繊維材料あるいはチップ材料もしくは繊維材料混合物との混合を、改善することができる。
最後に、しかし、本発明の課題は、プレス材料成形体、特にプレス材料プレートを製造する他の方法によっても解決される。この他の方法は、以下のステップを有する、
-多数のチップ材料もしくは繊維材料を有するプレートを準備し、
-プレートの、他のプレートと結合するために設けられた少なくとも1つの表面を接着剤配合物でコーティングし、
-コーティングされたプレートを積層してプレート積層体を形成し、
-接着剤配合物を硬化させながら、プレス型内でプレート積層体を圧縮する。
この更なる方法において、接着剤配合物として、上述し、かつ該当する請求項内で定義されるような、化学的に硬化可能な接着剤配合物が使用されることが、再び重要である。ここでは、プレート積層体のプレートの重量割合は、80重量%から99重量%であり、かつプレート積層体の接着剤配合物の重量割合は、1重量%から20重量%である。
本発明をさらによく理解するために、本発明を以下で、限定しない実施形態を用いて、かつプレス材料プレートを製造する方法も、図を用いて詳細に説明する。
本発明の枠内において、化学的に硬化可能な接着剤配合物の組成の例は、以下の如くである:
成分A
マクリナル(Macrynal)SC6826 WA42;オールネックス(Allnex);73.6重量%、
ブチルジグリコール;5重量%、
サイカート(Cycat)4045;オールネックス、2重量%、
ハイドロワックス(Hydrowax)46;サソール(Sasol);1重量%;

成分B
サイメル(Cymel)NF3030、オールネックス;18.4重量%。
記載された実施例において、接着剤配合物は2液型接着剤配合物として製造されており、2液型接着剤配合物の個々の成分の重量%の割合は、成分Aと成分Bからなる2液型接着剤配合物の100重量%を基準とする。したがって記載された実施例において、成分Aは、成分Aの100重量%に対して、90.2重量%のマクリナルSC6826WA42、6.1重量%のブチルジグリコール、2.5重量%のサイカート4045及び1.2重量%のハイドロワックスからなる。記載された実施例において、成分Bは、100重量%のサイメルNF3030からなる。この実施例において、接着剤配合物は、81.6重量%の成分Aと18.4重量%の成分Bから構成されている。
既に上述したように、このような2液型接着剤配合物の実施例は、保管性の改善のために好ましく使用されるが、原則的には、含まれる物質すべてを有する調合済の配合物であり、したがって、ヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂の、あるいは官能性のヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂からなる混合物の、水相及び尿素樹脂架橋剤の水相と酸触媒及び場合によっては付加的な添加物もしくは成分を有する、調合済の配合物としての実施例も可能である。
マクリナルSC 6826 WA42は、ヒドロキシ官能基を有するアクリル-ポリオール樹脂の水相又は分散液であり、43重量%の不揮発性物質を有し、活性水素当量(HEW)が900g/molである。
サイメルNF3030は、約43重量%の不揮発性物質の含有量を有する、尿素と多官能のアルデヒドの反応性生成物の水相である。
サイカート4045は、部分的にアミンでブロックされたp-トルエンスルフォン酸触媒である。
特定の接着剤配合物は、プレス材料成形体を製造する既知の方法に使用するのに基本的に良好であり普遍的に適していることが、証明された。
しかし、記載された接着剤配合物は、単なる実施例と見なすべきであって、プレス材料成形体を製造する方法のそれぞれ指定の要件に応じて、上述した接着剤配合物の代わりに、適合された、あるいは他の、配合物もしくはレシピを使用することができる。
すなわち、たとえば、製品マクリナルSC6826WAは、たとえば、バイアクリル(Viacryl)SC6834W、同様にオールネックス等の、ヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂の、あるいはヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂からなる混合物の他の水相によって、置き換えることができる。好ましくはヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂又はヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂からなる混合物は、アクリレート樹脂、官能化スチレンアクリル樹脂、官能化アクリル酸コポリマー、官能化アクリレート-ウレタン-コポリマー及び官能化(メタ)アクリレート-コポリマーからなる群から、選択することができる。
同じことは、上で実施例に記載された、例としての接着剤配合物の他の成分である、サイメルNF3030、ブチルジグリコール、サイカート4045及びハイドロワックス46についても、当てはまる。
当業者には、実施例で挙げられた製品に類似した製品が、一般的に知られている。接着剤配合物が2液型接着剤配合物として製造されている限りにおいて、さらに、上述の実施例においてブチルジグリコールとハイドロワックス46について記載されたように、成分Aの代わりに、各添加物を同様に成分Bに添加できることも、当てはまる。
それぞれの要件もしくはプロセス制御に応じて、接着剤配合物がさらに、上の実施例に記載された添加物、すなわち、ブチルジグリコールとハイドロワックス46とは異なる添加物を含んでいることも、効果的であり得る。例えば、接着剤配合物は、例えば、0.1重量%から35重量%の1種又は複数種の充填材及び/又は顔料、0.1重量%から6重量%の1種又は複数種の湿潤剤、0.1重量%から8重量%の1種又は複数種の消泡剤及び/又は0.1重量%から8重量%の1種又は複数種の増粘剤を有することができる。さらに接着剤配合物は、0.1重量%から20重量%の1種又は複数種の多価アルコール及び0.1重量%のから5重量%のアニオン性ワックス、あるいは中性ワックスを含んでもよい。すでに述べたように、この種の添加物は、接着剤配合物が2成分で製造されている場合、原則的に成分Aか、あるいは成分Bに添加することができる。
それぞれ添加物の種類と量に応じて、もしくはプレス材料成形体を製造する方法のそれぞれ一般的な要件とプロセス制御に応じて、接着剤配合物の成分、すなわち、水相、酸触媒(複数可)、多価アルコール及び種々の添加物の重量%の割合は、調整してもよいことはもちろんである。この場合、当業者は、個々の成分についての上述した重量%の範囲内で、個々の成分の重量割合のそれぞれの対応する調整を行うことができる。2液型接着剤配合物として製造されている場合、成分AとBの互いに対する重量割合は、もちろん同様に、指定された重量%の範囲内で適切に調整することができる。
特に水溶性の接着剤配合物は、ヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂の、あるいはヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂からなる混合物の、30重量%から65重量%の樹脂含有量を有する水相を35重量%から85重量%含んでいる。さらに水溶性の接着剤配合物は、尿素と多官能性のアルデヒドから形成された反応性生成物である尿素樹脂架橋剤の、30重量%から65重量%の樹脂含有量を有する水相を12重量%から25重量%含んでいる。この水性の接着剤配合物は、さらに、2以下のpks値を有する酸触媒を0.1重量%から4重量%含んでいる。
ヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂の、あるいは官能性のヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂からなる混合物の、水相の活性水素当量は、200g/molから1500g/molとすることができる。
以下、図を用いてプレス材料プレートを製造する方法の実施例を、さらに説明する。図は、それぞれ著しく概略的な表示である:
図1は、プレス材料プレートを形成する、プレスケーキの連続的なプレス工程の実施形態を示している。 図2は、チップ材料もしくは繊維材料を有するプレートと接着剤配合物からなる層を積層するための不連続的なプレス工程の実施形態を示している。
プレス材料成形体、特にプレス材料プレートを製造する方法は、基本的に以下のステップを有する:
-チップ材料もしくは繊維材料、あるいはチップ材料もしくは繊維材料混合物を準備し、
-化学的に硬化可能な接着剤配合物を準備し、
-チップ材料もしくは繊維材料又はチップ材料もしくは繊維材料混合物を接着剤配合物と混合して、プレスケーキを形成し、
-接着剤配合物を硬化させながら、プレスケーキを連続的にプレスし、あるいはプレスケーキ片を製造して、接着剤配合物を硬化させながら、プレス型内でプレスケーキ片を不連続的にプレスする。
この場合、接着剤配合物として、上述し、かつ該当する請求項に定義されるような、化学的に硬化可能な水性の接着剤配合物を使用することができる。
チップ材料もしくは繊維材料あるいはチップ材料もしくは繊維材料混合物を接着剤配合物と混合することは、特殊専門用語で糊付けとも称され、それ自体知られているように、種々のやり方で実施してもよい。この点において、もっとも普及している方法として、機械的な糊付けもしくは混合装置内での混合、いわゆるブローラインによる糊付け及び、稀であるがドライ糊付け(Trockenbeleimung)が実施される。これらの糊付け方法もしくは混合方法は、当業者には知られているので、ここでは詳しい説明は不要とすることができる。この場合、上述した、ワックス(Hydrowax 46)を含む、2液型接着剤配合物についての実施例に対して代替的に、チップ材料もしくは繊維材料あるいはチップ材料もしくは繊維材料混合物を接着剤配合物と混合する過程で、固体ワックスを0.1重量%から5重量%混合してもよい。
この方法のために2成分接着剤配合物が使用される限りにおいて、接着剤配合物の製造は、たとえばチップ材料もしくは繊維材料と混合する前に、あるいはチップ材料もしくは繊維材料と混合する過程においても、成分AとBを混合することによって行うことができる。
それとは別に、チップ材料もしくは繊維材料あるいはチップ材料もしくは繊維材料混合物を接着剤配合物と混合した後に、あるいは混合することによって、いわゆるプレスケーキが形成され、もしくは得られ、それが次に圧縮される。
図1には、プレスケーキ1のための連続的なプレス工程の実施形態が示されている。プレスケーキ1のこの種の連続的なプレス工程は、図1に示す実施形態において、二重ベルトプレス2を用いて行うことができる。図1の実施形態に示される二重ベルトプレス2は、いわゆるアンダーベルト3という、この上にプレスケーキ1が塗布されて、移送されるアンダーベルト3と、プレス部材としてのオーバーベルト4とを有している。プレスケーキ1は、図1に示すように、二重ベルトプレス2のアンダーベルト3とオーバーベルト4の間を案内されて、アンダーベルト3とオーバーベルト4とを相対的に調整することによって、所望のプレス圧で圧縮され、もしくはプレスされる。プレスケーキ1の圧縮の過程において、接着剤配合物も硬化され、接着剤配合物の硬化は、たとえば図1に示される加熱手段5による加熱によって開始し、もしくは促進することができる。
図1には、プレスケーキ1を連続的にプレスするための可能な1つの実施形態のみが示されているが、プレスローラを備えたプレス、又は、ベルトとローラの組合せを有するプレス、あるいはいわゆるカレンダープレス等の、連続的に作動する他のプレスシステムは、プレス材料成形体を製造する分野においてそれ自体知られており、かつ慣用されている。連続プレスの場合、図1に示されるように、プレス材料ストランド6が得られ、それは次にプレス材料成形体、特にプレス材料プレートに切断されることによって、分離することができる。
たとえば、図1に示す実施形態を用いて明らかにされるように、連続的な圧縮の代わりに、本方法においては、たとえば連続的に放出されたプレスケーキを分割することによって得られる、前もって所望の方法で製造されたプレスケーキ片を、接着剤配合物を硬化させながら、プレス材料成形体を形成するように不連続的にプレスすることもできる。このような不連続的な圧縮は、たとえば変位可能なプレススタンプを有するプレス型内で実施することができる。
プレスケーキもしくはプレスケーキ片を連続的又は不連続的に圧縮することによりプロセスが実施されるか否かに関係なく、プレスケーキ又はプレスケーキ片は、チップ材料又は繊維材料あるいはチップ材料又は繊維材料混合物の重量割合が77重量%から98.5重量%であり、2液型接着剤配合物の重量割合が1重量%から20重量%である。
図2には、本発明に係る接着剤配合物を使用することも可能な、プレス材料成形体、特にプレス材料プレートを製造する代替的な方法の実施形態が簡単かつ大まかに示されている。
この代替的な方法は、以下のステップを有する:
-チップ材料もしくは繊維材料を有する多数のプレート、特にべニア合板を準備し、
-プレートの、他のプレートと結合するために設けられた少なくとも1つの表面を接着剤配合物で被覆し、
-被覆されたプレートを積層して、プレート積層体を形成し、
-接着剤配合物を硬化させながら、プレス型内でプレート積層体を圧縮する。
図2には、対応するプレート積層体7が示されており、チップ材料もしくは繊維材料を有するプレート8と、それぞれが2枚のプレート8の間に配置された、接着剤配合物9の層とが積層される。図2に図式的に大まかに示されるプレート積層体7は、たとえばプレススタンプ10によって、場合によっては図2には示されないプレス型内でも、圧縮することができる。プレート8は、圧縮前に、接着剤配合物9を用いて被覆もしくは糊付けを実施することができ、それによって、基本的に、プレートの一方の表面11あるいは少なくとも内側に位置するプレート8の両方の表面11も、接着剤配量9で被覆することができる。
図2に示す、プレート積層体7の圧縮による工程においても、接着剤配合物として、上述したような接着剤配合物9を使用することができ、プレート積層体のプレートの重量割合は80重量%から99重量%であり、プレート積層体の接着剤配合物の重量割合は、1重量%から20重量%である。
実施形態は、可能な実施変形例を示しており、それによって、本発明は、その具体的に示された実施変形例に限定されないことにこの時点で留意されるべきである。
保護領域は、請求項によって定められている。しかし、明細書と図面は、請求項を考えるために利用すべきである。図示され、かつ説明された様々な実施形態の個別特徴又は特徴の組合せは、それ自体自立した進歩的解決を表すことができる。自立した進歩的解決の基礎となる課題は、明細書から読み取ることができる。
具体的な説明内の値領域についてのすべての記載は、その任意の部分領域とすべての部分領域を共に含むものであって、たとえば記載1から10は、下限の1と上限の10から始まるすべての部分領域、すなわち下限の1またはそれ以上で始まり、上限の10またはそれ以下で終了する、たとえば1から1.7、または3.2から8.1、あるいは5.5から10のすべての部分領域、を一緒に含んでいるものとする。
最後に形式的に指摘しておくが、構造を理解しやすくするために部材は一部縮尺どおりではなく、かつ/又は拡大及び/又は縮小して示されている。
1 プレスケーキ
2 二重ベルトプレス
3 アンダーベルト
4 オーバーベルト
5 加熱手段
6 プレス材料ストランド
7 プレート積層体
8 プレート
9 接着剤配合物
10 プレススタンプ
たとえば、プレス材料成形片を製造する場合に、方法を経済的に実施できるようにするためには、作業時間を充分に短くしなければならない。したがって、今日主として使用される方法においては、チップ材料もしくは繊維材料と接着剤のプレスは、高い温度で実施される。チップボードもしくはファイバーボードの製造は、一般的に200℃から250℃の温度において行われる。したがってこの高い温度は、特に、プレス混合のコア内で充分な、できる限り完全な硬化を得るためにも、必要である。というのは、たとえばチップ材料もしくは繊維材料と接着剤からなるプレスケーキの加熱は、側方から行われ、かつ熱は内側のコア内へ伝えなければならないからである。もちろんこの高い温度は、有害物質を減少させる変形例を含めて、現在使用される接着剤配合物においては、しばしば、たとえば成形体の裂けのような、成形体の損傷をもたらし、したがって高い傷物率をもたらすことになり得る。
特許文献1は、エマルジョン-アクリル樹脂又はメタクリル樹脂とアミン樹脂又はフェノール樹脂を含む合板用の接着剤組成を開示する。アミン樹脂は、たとえば尿素-ホルムアルデヒド-樹脂又は尿素-メラミン-樹脂によって形成することができる。特許文献1には、アクリル樹脂又はメタクリル樹脂として、カルボキシル酸類属又はヒドロキシル類属を有する(メタ)アクリレートが挙げられている。
特許文献2は、木材と他の多孔又は半多孔の基板とを接着するための合成樹脂の分散剤ベースの水性の分散接着剤を開示している。合成樹脂の分散剤は、架橋可能なNメチロール類属を有する少なくとも1つのエマルジョン重合体と少なくとも1つの保護コロイド及び少なくとも1つの架橋剤とを有している。架橋剤は、たとえばグリオキサールジウレア又はマロンジアルデヒドジウレア等の化学的に改質された尿素誘導体からなる群から選択してもよい。特許文献2の合成樹脂の分散剤の固体含有量は、約50%としてもよい。
[先行技術文献]
[特許文献]
特開平10-8014号公報 欧州特許第1505085号明細書
この接着剤配合物おいて、ヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂の、あるいはヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂からなる混合物の、水相の活性水素当量(H-aktiv AEquivalentgewicht)は、200g/molから1500g/molである
この方法においては、接着剤配合物として、求項10内で定義されるように、化学的に硬化可能な水性の接着剤配合物が使用されることが、重要である。この場合、プレスケーキ又はプレスケーキ片は、77重量%から98.5重量%の重量割合のチップ材料もしくは繊維材料あるいはチップ材料もしくは繊維材料混合物と、1重量%から20重量%の重量割合の接着剤配合物とを有する。
この更なる方法において、接着剤配合物として、求項12内で定義されるような、化学的に硬化可能な接着剤配合物が使用されることが、再び重要である。ここでは、プレート積層体のプレートの重量割合は、80重量%から99重量%であり、かつプレート積層体の接着剤配合物の重量割合は、1重量%から20重量%である。
最後に形式的に指摘しておくが、構造を理解しやすくするために部材は一部縮尺どおりではなく、かつ/又は拡大及び/又は縮小して示されている。
なお、本発明の実施態様として、以下に示すものがある。
[態様1]
接着剤配合物とチップ及び/又は繊維材料からなる混合物を連続的又は不連続的に圧縮することにより、あるいは接着剤配合物とチップ及び/又は繊維材料プレートとからなる積層を圧縮することによって、プレス材料成形体、特にプレス材料プレート、を製造するための化学的に硬化可能な水性の接着剤配合物であって、
少なくとも1種の化学的に硬化可能な反応性樹脂と反応性樹脂のための少なくとも1種の架橋剤とを有する、
ものにおいて、
前記水性の接着剤配合物が、ヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂の、あるいはヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂からなる混合物の、30重量%から65重量%の樹脂含有量を有する水相を35重量%から85重量%有し、
かつ、前記水性の接着剤配合物が、尿素と多官能のアルデヒドから製造された反応生成物である尿素樹脂架橋剤の、30重量%から65重量%の樹脂含有量を有する水相を、12重量%から25重量%有し、
かつ前記水性の接着剤配合物が、2以下のpks値を有する酸触媒を0.1重量%から4重量%有する、
ことを特徴とする、化学的に硬化可能な水性の接着剤配合物。
[態様2]
前記ヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂の、あるいは前記ヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂からなる混合物の、水相の活性水素当量が、200g/molから1500g/molである、ことを特徴とする態様1に記載の接着剤配合物。
[態様3]
前記ヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂又は前記ヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂からなる混合物が、アクリレート樹脂、官能化スチロールアクリレート樹脂、官能化アクリル酸コポリマー、官能化アクリレート-ウレタン-コポリマー及び官能化(メタ)アクリレート-コポリマーからなる群から選択される、ことを特徴とする態様1又は2に記載の接着剤配合物。
[態様4]
1種の多価アルコール又は複数種の多価アルコールを0.1重量%から20重量%有する、ことを特徴とする態様1から3のいずれか1態様に記載の接着剤配合物。
[態様5]
アニオン性ワックス、あるいは中性ワックス又はこれらのワックスの混合物を0.1重量%から5重量%有する、ことを特徴とする態様1から4のいずれか1態様に記載の接着剤配合物。
[態様6]
1種又は複数種の充填材及び/又は顔料を0.1重量%から35重量%有する、ことを特徴とする態様1から5のいずれか1態様に記載の接着剤配合物。
[態様7]
1種又は複数種の湿潤剤を0.1重量%から6重量%有する、ことを特徴とする態様1から5のいずれか1態様に記載の接着剤配合物。
[態様8]
1種又は複数種の消泡剤を0.1重量%から8重量%有する、ことを特徴とする態様1から7のいずれか1態様に記載の接着剤配合物。
[態様9]
1種又は複数種の増粘剤を0.1重量%から8重量%有する、ことを特徴とする態様1から8のいずれか1態様に記載の接着剤配合物。
[態様10]
ヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂の、又はヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂からなる混合物の、水相を備えた、第1の水性の成分Aを有し、
かつ尿素樹脂架橋剤の水相を備えた第2の成分Bを有し、
前記成分AとBが、前記成分AとBとを混合することによって接着剤配合物を形成するために用意され、
前記接着剤配合物が、60重量%から90重量%の前記成分Aと10重量%から40重量%の前記成分Bとからなる、
ことを特徴とする態様1から9のいずれか1態様に記載の接着剤配合物。
[態様11]
プレス材料成形体、特にプレス材料プレートを製造する方法であって:
-チップ材料及び/又は繊維材料又はチップ材料及び/又は繊維材料混合物を準備するステップと、
-化学的に硬化可能な接着剤配合物を準備するステップと、
-チップ材料及び/又は繊維材料又はチップ材料及び/又は繊維材料混合物を前記接着剤配合物と混合して、プレスケーキを製造するステップと、
-前記接着剤配合物を硬化させながら、前記プレスケーキを連続的に圧縮し、又はプレスケーキ片を製造し、かつ前記接着剤配合物を硬化させながら、プレス型内でプレスケーキ片を不連続的に圧縮するステップと、
を有する、方法において、
前記接着剤配合物として、態様1から10のいずれか1態様に記載の化学的に硬化可能な前記水性の接着剤配合物が使用され、
前記プレスケーキ又は前記プレスケーキ片が、77重量%から98.5重量%の重量割合のチップ材料及び/又は繊維材料又はチップ材料及び/又は繊維材料混合物と、1重量%から20重量%の重量割合の接着剤配合物と、を有している、
ことを特徴とする方法。
[態様12]
チップ材料及び/又は繊維材料又はチップ材料及び/又は繊維材料混合物を前記接着剤配合物と混合する過程において、0.1重量%から5重量%の固体ワックスが混合される、ことを特徴とする態様11に記載の方法。
[態様13]
プレス材料プレートを製造する方法であって:
-チップ材料及び/又は繊維材料を有する多数のプレートを準備するステップと、
-プレートの、他のプレートと結合するために設けられた少なくとも1つの側面を接着剤配合物によって被覆するステップと、
-前記被覆されたプレートを積層して、プレート積層体を形成するステップと、
-前記接着剤配合物を硬化させながら、プレス型内で前記プレート積層体を圧縮するステップと、
を有する、方法において、
前記接着剤配合物として、態様1から12のいずれか1態様に記載の化学的に硬化可能な水性の2液型接着剤配合物が使用され、
前記プレート積層体のプレートの重量割合が、80重量%から99重量%であり、かつ前記プレート積層体の接着剤配合物の重量割合が、1重量%から20重量%である、
ことを特徴とする方法。

Claims (13)

  1. 接着剤配合物とチップ及び/又は繊維材料からなる混合物を連続的又は不連続的に圧縮することにより、あるいは接着剤配合物とチップ及び/又は繊維材料プレートとからなる積層を圧縮することによって、プレス材料成形体、特にプレス材料プレート、を製造するための化学的に硬化可能な水性の接着剤配合物であって、
    少なくとも1種の化学的に硬化可能な反応性樹脂と反応性樹脂のための少なくとも1種の架橋剤とを有する、
    ものにおいて、
    前記水性の接着剤配合物が、ヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂の、あるいはヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂からなる混合物の、30重量%から65重量%の樹脂含有量を有する水相を35重量%から85重量%有し、
    かつ、前記水性の接着剤配合物が、尿素と多官能のアルデヒドから製造された反応生成物である尿素樹脂架橋剤の、30重量%から65重量%の樹脂含有量を有する水相を、12重量%から25重量%有し、
    かつ前記水性の接着剤配合物が、2以下のpks値を有する酸触媒を0.1重量%から4重量%有する、
    ことを特徴とする、化学的に硬化可能な水性の接着剤配合物。
  2. 前記ヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂の、あるいは前記ヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂からなる混合物の、水相の活性水素当量が、200g/molから1500g/molである、ことを特徴とする請求項1に記載の接着剤配合物。
  3. 前記ヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂又は前記ヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂からなる混合物が、アクリレート樹脂、官能化スチロールアクリレート樹脂、官能化アクリル酸コポリマー、官能化アクリレート-ウレタン-コポリマー及び官能化(メタ)アクリレート-コポリマーからなる群から選択される、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の接着剤配合物。
  4. 1種の多価アルコール又は複数種の多価アルコールを0.1重量%から20重量%有する、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の接着剤配合物。
  5. アニオン性ワックス、あるいは中性ワックス又はこれらのワックスの混合物を0.1重量%から5重量%有する、ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の接着剤配合物。
  6. 1種又は複数種の充填材及び/又は顔料を0.1重量%から35重量%有する、ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の接着剤配合物。
  7. 1種又は複数種の湿潤剤を0.1重量%から6重量%有する、ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の接着剤配合物。
  8. 1種又は複数種の消泡剤を0.1重量%から8重量%有する、ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の接着剤配合物。
  9. 1種又は複数種の増粘剤を0.1重量%から8重量%有する、ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の接着剤配合物。
  10. ヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂の、又はヒドロキシ基によって官能化された反応性樹脂からなる混合物の、水相を備えた、第1の水性の成分Aを有し、
    かつ尿素樹脂架橋剤の水相を備えた第2の成分Bを有し、
    前記成分AとBが、前記成分AとBとを混合することによって接着剤配合物を形成するために用意され、
    前記接着剤配合物が、60重量%から90重量%の前記成分Aと10重量%から40重量%の前記成分Bとからなる、
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の接着剤配合物。
  11. プレス材料成形体、特にプレス材料プレートを製造する方法であって:
    -チップ材料及び/又は繊維材料又はチップ材料及び/又は繊維材料混合物を準備するステップと、
    -化学的に硬化可能な接着剤配合物を準備するステップと、
    -チップ材料及び/又は繊維材料又はチップ材料及び/又は繊維材料混合物を前記接着剤配合物と混合して、プレスケーキを製造するステップと、
    -前記接着剤配合物を硬化させながら、前記プレスケーキを連続的に圧縮し、又はプレスケーキ片を製造し、かつ前記接着剤配合物を硬化させながら、プレス型内でプレスケーキ片を不連続的に圧縮するステップと、
    を有する、方法において、
    前記接着剤配合物として、請求項1から10のいずれか1項に記載の化学的に硬化可能な前記水性の接着剤配合物が使用され、
    前記プレスケーキ又は前記プレスケーキ片が、77重量%から98.5重量%の重量割合のチップ材料及び/又は繊維材料又はチップ材料及び/又は繊維材料混合物と、1重量%から20重量%の重量割合の前記接着剤配合物と、を有している、
    ことを特徴とする方法。
  12. チップ材料及び/又は繊維材料又はチップ材料及び/又は繊維材料混合物を前記接着剤配合物と混合する過程において、0.1重量%から5重量%の固体ワックスが混合される、ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. プレス材料プレートを製造する方法であって:
    -チップ材料及び/又は繊維材料を有する多数のプレートを準備するステップと、
    -プレートの、他のプレートと結合するために設けられた少なくとも1つの側面を接着剤配合物によって被覆するステップと、
    -前記被覆されたプレートを積層して、プレート積層体を形成するステップと、
    -前記接着剤配合物を硬化させながら、プレス型内で前記プレート積層体を圧縮するステップと、
    を有する、方法において、
    前記接着剤配合物として、請求項1から12のいずれか1項に記載の化学的に硬化可能な水性の2液型接着剤配合物が使用され、
    前記プレート積層体のプレートの重量割合が、80重量%から99重量%であり、かつ前記プレート積層体の前記接着剤配合物の重量割合が、1重量%から20重量%である、
    ことを特徴とする方法。
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