JP2023538954A - 改変剤形を調製する方法および関連する構成成分 - Google Patents

改変剤形を調製する方法および関連する構成成分 Download PDF

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Abstract

臨床現場の状況を含む状況において固体剤形から均一混合物を調製する方法が提供される。本方法は、薬物製品を含む固体剤形を得るステップ、固体剤形を少なくとも1つの可撓性区域を有する容器に添加するステップ、液体を容器に添加するステップ、固体剤形を液体と混合するステップであって、固体剤形を分散させ、崩壊させ、懸濁させ、および/または溶解し、均一混合物を生成するステップを含む。このような方法において使用するための容器およびデバイスも提供される。

Description

関連出願への相互参照
本出願は、それらのそれぞれの内容の全体が参照により本明細書に組み込まれている、2020年9月1日出願の米国仮出願第63/073,049号および2021年3月30日出願の米国仮出願第63/167,988号に基づく優先権を主張する。
発明の分野
本発明は、例えば、臨床現場の状況および他の状況において、固体剤形を均一混合物に変換する方法を対象とする。
発明の背景
固体剤形は、かなりの割合の集団が、固体剤形の部分用量を服用する必要があること、ならびに/または錠剤およびカプセル剤を嚥下することができないにも関わらず、医薬品製剤のデフォルト標準となっている。本発明は、これらの場合における、固体剤形の欠点に対処する方法を提供する。
発明の概要
固体剤形から均一混合物を調製する方法であって、
a)薬物製品を含む固体剤形を得るステップ、
b)固体剤形を容器に添加するステップ、
c)液体を容器に添加するステップ、
d)固体剤形を液体と混合するステップであって、該固体剤形を分散させ、崩壊させ、懸濁させ、および/または溶解し、これにより、均一混合物を形成させるステップ
を含み、容器が、少なくとも1つの可撓性区域を備え、該方法が、対象の臨床現場で行われる、方法が提供される。
固体剤形から均一混合物を調製する方法であって、
a)薬物製品を含む固体剤形を得るステップ、
b)固体剤形を容器に添加するステップ、
c)液体を容器に添加するステップ、
d)固体剤形を液体と混合するステップであって、該固体剤形を分散させ、崩壊させ、懸濁させ、および/または溶解し、これにより、均一混合物を形成させるステップ
を含み、容器が、少なくとも1つの可撓性区域を備え、均一混合物が、対象に投与するよう意図されており、
(a)対象が、非ヒト動物またはヒトであるか、または(b)対象に投与された、もしくは投与されるべき薬物製品の量が、対象の特徴によって決定される、または(c)1種または複数のさらなる固体剤形が、容器に添加される、または(d)対象が、臨床試験に参加している、または(e)対象が小児対象である、または(f)対象が、老齢対象である、方法も提供される。
以下に記載されている図面は、例示目的に過ぎず、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。
図1、2、および3は、本発明の方法に使用することができる、使い捨てバッグを図示する。 図1、2、および3は、本発明の方法に使用することができる、使い捨てバッグを図示する。 図1、2、および3は、本発明の方法に使用することができる、使い捨てバッグを図示する。 図4Aは、本発明の方法に使用することができる、容器を図示する。図4Bおよび4Cは、本発明の方法に使用することができる、支持管を図示する。 図5は、本発明の方法に使用することができる、容器を図示する。 図6Aは、本発明の方法に使用することができる、容器を図示する。図6Bおよび6Cは、琥珀色の処方ボトルに連結した、図6Aに図示されているものと同じ容器を図示する。 図7および8は、本発明の方法に使用することができる容器を図示する。 図7および8は、本発明の方法に使用することができる容器を図示する。 図9は、本発明の方法に使用することができる、容器およびシリンジアダプターを図示する。 図10は、本発明の方法に使用することができる、着脱可能な部品を有する容器を図示する。 図11は、本発明の方法に使用することができる、容器および錠剤を図示する。 図12は、本発明の方法に使用することができる、容器および振動デバイスを図示する。 図13は、本発明の方法に使用することができる、容器およびデバイスを図示する。 図14は、本発明の方法に使用することができる、電子デバイスを備える容器を図示する。
発明の詳細な説明
本明細書において使用される専門用語は、特定の実施形態を説明するためのものであり、制限することを意図するものでないことが理解されるべきである。さらに、本明細書に記載されているものと類似または等価な方法、デバイスおよび材料のいずれも、本発明の実施または試験に使用することができるが、ある特定の方法、デバイスおよび材料が、これより記載されている。
上述の実施形態(段落番号に列挙されている要素を含む)に関すると、本明細書において開示されている実施形態はそれぞれ、他の開示されている実施形態の各々に適用可能であると企図される。さらに、方法実施形態に列挙されている要素は、本明細書に記載されている容器、粉末ブレンドまたはシステムの実施形態に使用することができる。
定義
「a」および「an」という冠詞は、本開示において、冠詞の文法上の目的語の1つまたは1つを超える(すなわち、少なくとも1つ)を指すために使用される。
「対象」は、ヒトまたは非ヒト動物とすることができる。用語「対象」および「患者」は、本明細書において互換的に使用される。
対象に関して「処置すること」という用語は、例えば、疾患もしくは障害の阻害、後退または停滞を含むこと;あるいは障害の治癒、改善もしくは少なくとも部分的な好転;あるいは疾患もしくは障害の重症度の軽減、低下、抑制、阻害、低減、疾患もしくは障害の症状の撲滅または実質的な撲滅、または好転を包含する。対象における疾患進行または疾患合併症の「阻害」とは、対象における疾患進行および/もしくは疾患合併症を予防または軽減することを意味する。
疾患または障害に伴う「症状」は、疾患もしくは障害に関連する任意の臨床兆候または検査兆候を含み、対象が感じ得るまたは観察し得るものに限定されない。
「対象に投与すること」または「患者に投与すること」は、状態、例えば病的状態に関連する症状を緩和する、治癒するまたは軽減するために、対象/患者に医薬、薬物または医療を提供すること、分注することまたは施用することを意味する。投与は、周期的投与とすることができる。
本明細書において使用する場合、「有効な」または「治療的に有効な」は、所定量の物質、例えば薬物を言う場合、所望の治療的応答を生じるのに十分な物質の量を指す。ある特定の実施形態では、有効量は、所望の治療的結果または予防結果を実現するために必要な投与量および期間における有効な量を指す。本発明の薬物の治療有効量は、個体の疾患状態、年齢、性別および体重、ならびに個体において薬物が所望の応答を誘発する能力などの因子に応じて様々になり得る。治療有効量は、薬物のいかなる毒性作用または有害作用よりも、治療的に有益な効果が勝る量を包含する。
本明細書において開示されている任意の範囲は、この範囲内の小数第2位、小数第1位および整数の単位量のすべてが、本発明の一部として具体的に開示されていることを意味する。したがって、例えば、0.01%~50%は、0.02、0.03・・・0.09;0.1;0.2・・・0.9;および1、2・・・49%という単位量は、本発明の実施形態として含まれることを意味する。
本明細書において使用する場合、「均一混合物」は、組成が混合物全体にほぼ一様な混合物である。例えば、等量または等重量の2つの部分に分割した後の、水および薬物製品からなる均一混合物は、同量の薬物製品またはほぼ同量の薬物製品を有することができる。2つの部分は、例えば、差異が1%もしくはそれ未満(少なくとも99%が均一)、1.5%もしくはそれ未満(少なくとも98.5%が均一)、2%もしくはそれ未満(少なくとも98%が均一)、5%もしくはそれ未満(少なくとも95%が均一)または10%もしくはそれ未満(少なくとも90%が均一)である場合、ほぼ同量の薬物製品を有することができる。したがって、本発明の実施形態では、均一混合物は、少なくとも90%均一である、少なくとも95%均一である、少なくとも98%均一である、少なくとも98.5%均一である、または少なくとも99%均一である。
均一混合物は、一定期間の後、均一になることができる。均一混合物は、混合ステップ直後に均一である。実施形態では、この混合物は、混合ステップ後に、少なくとも:1分間、2分間、5分間、10分間、30分間または1時間、均一である。さらに、一部の実施形態では、混合物または懸濁液が、早期時点において均一であり、この混合物または懸濁液を短時間、混合または振とうすることによって均一になることができる場合、それは、均一と見なすことができる。
固体は、液体に、同時に溶解する、分散させる、懸濁させる、および/または崩壊させることができ、固体のある一部は液体に溶解し、ある一部は液体に分散し、ある一部は液体に懸濁し、ある一部は液体に崩壊することが理解される。例えば、液体に分散される固体はまた、液体に溶解した、および/または崩壊した固体のある一部を有することがある。
本明細書において使用する場合、「対象に投与されることが意図されている均一混合物」は、該均一混合物が、後の時点、または将来の複数の時点において、対象に投与されることが意図されているか、または投与されることができることを意味する。この定義は、投与される可能性で調製される均一混合物であって、実際には投与されない均一混合物を含む。一部の実施形態では、本方法は、対象への均一混合物の投与をさらに含む。
実施形態では、均一混合物は、均一懸濁液である。
用語「容器」は、本明細書において幅広く使用される。したがって、容器は、以下に限定されないが、バッグ、パウチ、器、筐体、チューブ、レセプタクル、投与補助具、デバイスなどを含む。
一部の実施形態では、容器は、直立することが可能である。そのような一実施形態では、吸引カップは、容器の底部に組み込まれる。この吸引カップは、支持体を提供する。
一部の実施形態では、容器の内側の底部は、半球状、テーパー状または円錐状である。半球状底部、テーパー状底部または円錐状底部は、容器の底部に固体が蓄積するのを防止するか、またはこれを最小限にする。例えば、角のある容器は、角に固体が蓄積する。さらに、半球状底部、テーパー状底部または円錐状底部は、混合ステップの間、錠剤との十分な接触を可能にする。このような接触により、固体剤形は、一層速やかに崩壊することが可能となる。
実施形態では、容器は、容器を可逆的に囲んでかつシールするための手段を備える。容器を可逆的に囲んでかつシールするための手段は、キャップであってもよい。このような特徴により、将来の使用のために調製した懸濁液の保管が可能となる。容器を可逆的に囲んでかつシールするための手段は、好ましくは漏れ防止性であるか、または漏出を最小限にする。冷凍庫または冷蔵庫中などの、冷却温度にある容器および均一混合物または懸濁液の保管は、容器を可逆的に囲んでかつシールするための手段によって補助される。容器を可逆的に囲んでかつシールするための手段は、チャイルドレジスタンスであってもよい。
例示的な非限定実施形態が、図7に示されている。容器は、特定の観衆にとって最大限に目立つような形状であってもよい。例えば、容器の外側は、子供の目を引くよう、動物として、例えば、漫画のキャラクターとして形状であってもよい。内部設計は、本明細書に記載されている他の実施形態から変化がない状態とすることができる。
一部の実施形態では、本方法は、容器の開口部から患者の口腔へと、直接、対象に均一混合物を投与するステップ、または投与を完了したステップを含む。
容器は、細長いテーパー状の首部を備えてもよい。首部は、分注された分量を表示する目盛りの印を有することができる。容器は、患者に所望の量を直接、分注するよう逆さまにして、絞り出すことができる。
一部の実施形態では、容器を可逆的に囲んでかつシールするための手段、例えば、キャップは、経口用スプーンを備える。一部の実施形態では、容器を可逆的に囲んでかつシールするための手段は、シリンジアダプターを備えているか、またはシリンジアダプターを収容するよう設計されている。このようなシリンジアダプターによって、経口用シリンジの先端部を容器に接続することが可能となり、この容器から均一混合物の正確な抜き取りが可能となる。したがって、容器に液体を注ぎ入れること、またはシリンジを容器に浸ける難しさが排除される。
一部の実施形態では、容器は、外部ハンドルを備える。このようなハンドルのために、片手で容器を保持して操作することが可能となり、投与用カップまたは投与用スプーンなどの別のデバイスを保持するために、もう一方の手を使用することができる。
実施形態では、容器は、内側および外側を備え、内側および/または外側は、凹凸、粗粒質、突起部、環、らせん、ドット、隆起表面および/または隆線を備える。このような特徴は、ヒトが容器をしっかりと保持する(例えば、容器が滑るのを防止する)、または固体剤形の崩壊を促進するのに有用である。内側は、通常、液体または均一混合物に接触する側面である。
一部の実施形態では、容器は、第1のチャンバー、第1の開口部および第2の開口部を有する第1の部分、ならびに第2のチャンバーおよび第3の開口部を有する第2の部分である少なくとも2つの部分を備え、第2の開口部は、第3の開口部に取り付けてこれとシールを形成することが可能であり、第1および第2のチャンバーは、より大きな単一チャンバーを形成する。例えば、容器は、可逆的に取り付けおよび着脱可能な底部区域および上部区域を有することができる。このような特徴は、固体剤形をブレンドし、均一混合物を取り出す際に利益をもたらす。
実施形態では、容器は、容器の内側に適合するバッグで内張りされている。このバッグ(例えば、第2の容器)は、用量の調製および分注後に廃棄することができる。この容器は、洗浄および清浄することなく使用することができる。
実施形態では、デバイスまたは容器は、その本体に配合された色を有しているか、または標識などの色付き材料または不透明な材料で包まれている。これによって、保管中に、光分解性薬物の安定性が増大し得る。
容器またはデバイスは、ガス、放射線照射または任意の他の従来の方法を使用することによって、滅菌され得る。
一部の実施形態では、容器は、薄く、しなりやすく可撓性であり、プラスチック製フィルム、不織布またはプラスチック製織布を備えるか、またはこれらから作製されている。プラスチック製フィルム、不織布、またはプラスチック製織布は、ポリエチレン、例えば、高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)または線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、もしくはポリプロピレン、もしくは他の可撓性ポリマー、またはそれらの混合物であってもよい。
一部の実施形態では、容器は、シリコーン、ポリカーボネートまたはポリスチレンを含むか、またはこれらから作製される。
実施形態では、容器は、筐体、または剛性本体を有する第2の容器と同時に使用されてもよい。容器は、剛性筐体または第2の容器に挿入されてもよい。代替的に、剛性筐体または第2の容器は、支持挿入管として働くよう、容器に挿入されてもよい。容器は、単回使用後に廃棄されてもよい一方、剛性筐体または第2の容器は、リンスまたは洗浄されて、再使用されてもよい。
一部の実施形態では、容器の開口部は、一緒に可逆的に連結することが可能な対向する側縁部によって画定されている。一部の実施形態では、開口部は、一対の相補性の対向したシールストリップからなり、ストリップの一方は、翼構成要素を備えており、第2のストリップは、チャネル構成要素を備えており、このようなストリップが係合されると、液体が非透過性障壁を形成する。そのような例の1つは、ジップトップを有する容器である。容器は、固体支持体を挿入することなく、容器内への固体剤形および薬物製品の容易な挿入を可能にする、圧搾開口部を含んでもよい。圧搾開口部は、開口部に、一層堅い材料またはポリマーを使用することによって完成されていてもよい。例えば、HDPEが使用されてもよい。
実施形態では、固体剤形が力によって、混合される、分散される、崩壊される、懸濁される、および/または溶解される。用語「力」は、本明細書において幅広く使用される。力は、以下に限定されないが、撹拌、振動、振とう、摩擦、機械圧または押し圧、せん断、打ちたたき、弾ませ、擦過および/または浸食を含む。上記の一覧表示は、定義の重なる用語を含んでもよい。例えば、ある振動力は、振とう力と見なされ、その逆でもある。
実施形態では、混合は、容器への力の印加を含む。実施形態では、力は、容器の可撓性区域への、振動力、振とう力、機械力、摩擦力、および/または機械圧とすることができる。力は、ヒトによって印加されてもよい。代替的に、力は、機械によって印加されてもよい。実施形態では、機械は、振とう機構、振動機構、機械力を提供する機構、摩擦力を提供する機構、または機械圧をもたらす機構を含む。
本明細書に記載されている容器、および固体剤形を崩壊するために容器に十分な力を提供することが可能な機械を備えるシステムも提供される。機械は、電子デバイスとすることができる。
実施形態では、容器は、機械のチャンバーに挿入される。実施形態では、機械は、1つまたは複数のローラーまたはピストンによって容器に機械力を印加する。力は、振動運動および/または回転運動の形態にあることができる。
一実施形態では、デバイスまたは機械は、固体剤形の崩壊を助ける、容器(およびその中の固体剤形)に力を働かせることが可能な1つまたは複数のローラーを含む。一実施形態では、デバイスまたは機械は、固体剤形の崩壊を助ける、容器(およびその中の固体剤形)に力を働かせることが可能な2つのローラーを含む。一部の実施形態では、デバイスまたは機械は、ローラー間の距離を増加または低下させるための手段を含む。一部の実施形態では、ローラーは動き、容器は固定されている。他の実施形態では、容器が動き、ローラーは固定されているが、依然として回転することができる。ローラーの回転は、電気モーターによって、または機械的な手段によって、例えば、ローラーを順に回転させるヒトによって回転することができるレバーによって手作業により制御されてもよい。ローラーの回転は、容器の移動によってやはり引き起こされてもよい。
複数の力が、容器(および、その中の固体剤形)に印加されてもよい。開示されている力のすべての組合せが企図される。例えば、以下の力の組合せ:
a)振動力および機械力;
b)振動力、振とう力および機械力;
c)振動力、振とう力、摩擦力および機械力;
d)振動力、振とう力、摩擦力、圧力および機械力;
e)振とう力および機械力;
f)振動力、振とう力および機械力;
g)振とう力および機械力;
h)摩擦力および機械力;
i)摩擦力、振とう力および機械力
j)圧力および機械力;
k)圧力、振とう力および機械力;
l)圧力、振とう力、摩擦力および機械力;
m)振とう力および振動力;
n)振とう力、摩擦力および振動力、ならびに
o)振とう力、摩擦力、圧力および振動力
が印加されてもよい。
実施形態では、力は、上の部分項目a)~o)のうちのいずれか1つとして印加される。別の実施形態では、部分項目a)~o)の力の1つのいずれかに加えて、圧延力が印加される。さらなる実施形態では、部分項目a)~o)の力のうちの1つのいずれかに加えて、押し圧力が印加される。
機械力は、例えば、ヒトの手、ローラーまたはピストンによって、任意の好適な手段によって提供され得る。
異なる力を、同時にまたは逐次的に、または固体剤形を溶解する、分散する、懸濁する、および/もしくは崩壊するための好適な任意の順序で印加されてもよい。実施形態では、容器は、水平配置にある。これによって、固体表面で容器を回転することが容易になり、摩擦力および他の力を可能にし、これによって、錠剤が崩壊する。
一部の実施形態では、容器は、より薄い壁厚を有する区域、およびより厚い壁厚を有する第2の区域を備える。例えば、容器の底部区域は、1~1.5mmの厚さを有することができ、上部区域は、2mmまたはこれより大きな厚さを有することができる。これは、ヒトが、剤形を容易に揉んで、破壊することが可能となる、容器の区域を設ける。
一部の実施形態では、水は、脱イオン水または蒸留水である。
一部の実施形態では、対象は、臨床試験に参加するヒト、非ヒト動物、小児対象、および/または老齢対象である。
一部の実施形態では、保存剤が、本発明の方法、例えば、粉末ブレンドに使用される。1つまたは複数の保存剤が、薬物製品および液体を含有する容器に添加されてもよい。保存剤は、活性成分もしくは賦形剤の酸化を低減するまたは低下することができ、微生物の産生を低減することができる。一部の例示的な保存剤には、抗菌剤、抗真菌剤、抗微生物剤、静微生物剤(microstatic agent)、微生物殺菌剤、フェノールアルコール、ベンジルアルコール、フェノキシエタノール、ブチルパラベン、クロロブタノール、メタクレゾール、クロロクレゾール、メチルパラベン、フェニルエチルアルコール、プロピルパラベン、フェノール、安息香酸、ソルビン酸、メチルパラベン、安息香酸ナトリウム、ブロニドール(bronidol)およびプロピレングリコールが含まれる。
一部の実施形態では、粘度改変剤または増粘剤、例えば、粉末ブレンドが、本発明の方法に使用される。1つまたは複数の粘度改変剤が、薬物製品および液体を含有する容器に添加されてもよい。一部の例示的な粘度改変剤には、グアーガム、セルロースゲル、ポビドン、ベンジルアルコール、ポリエチレングリコール、ベヘン酸のエステルとグリセロールとのブレンド、グリセリド、パルミトステアリン酸エチレングリコールとパルミトステアリン酸ジエチレングリコールとの混合物、ヒドロキシプロピルセルロース、マルトデキストリンおよび乾燥ブドウ糖シロップ、デンプングリコール酸ナトリウム、アルファー化トウモロコシデンプンおよび親水コロイドが含まれる。
一部の実施形態では、消泡剤が、本発明の方法において、例えば、粉末ブレンドにおいて使用されてもよい。1つまたは複数の消泡剤が、薬物製品および液体を含有する容器に添加されてもよい。一部の例示的な消泡剤には、ビスフェニルヘキサメチコン、ジメチコン、ヘキサメチルジシロキサン、ジメチコノール、ヘキシルアルコール、イソプロピルアルコール、テトラメチルデシンジオール、シメチコン(約90%ジメチコンおよび10%二酸化ケイ素(w/w)の混合物)、フェネチルジシロキサン、フェニルトリメチコン、石油蒸留物、ポリシリコーン-7、プロピルアルコール、ジメチルシリル化シリカ、シリル化シリカおよびトリメチルシロキシシリケートが含まれる。実施形態では、消泡剤は、アルコール(例えば、セトステアリルアルコール)、不溶性オイル(例えば、ヒマシ油)、ステアリン酸エステル、ポリジメチルシロキサンおよび他のシリコーン誘導体、エーテルまたはグリコールである。
一部の実施形態では、薬物製品は、例えば、メトクロプラミド、ゾルピデム、オンダンセトロン、アムロジピン、アトルバスタチン、ベンラファキシン、カルベジロール、サルブタモール硫酸塩、フェキソフェナジン、メトプロロール、メトホルミン、セフィキシム、イルベサルタン、ジバルプロエクス、アシクロビル、ロスバスタチン、アルモトリプタン、シンアリジン、ジメンヒドリナート、レパグリニド、テルミサルタン、レボノルゲストレル、ビソプロロール、フェキソフェナジン、アリピプラゾール、アンフェタミン、ロラタジン、ドネペジル、ジフェンヒドラミン、パラセタモール、エスシタロプラム、デスロラタジン、デスモプレシン、エチゾラム、クロザピン、n-アセチルシステイン、アセトアミノフェン、バクロフェン、クロナゼパム、ラモトリジン、リザトリプタン、メロキシカム、アルプラゾラム、ヒヨスサイアミン、イブプロフェン、プレドニゾロン、カルビドーパ、レボドーパ、ファモチジン、ランソプラゾール、シサプリド、ミルタザピン、リスペリドン、トラマドール、アセナピン、バルデナフィル、テストステロン、ブプレノルフィン、ナロキソン、フェンテルミン、ジフェンヒドラミン、ドンペリドン、セレギリン、ゾルミトリプタン、オランザピン、セチリジン、モキシフロキサシン、ドキシサイクリン、トリメトプリム、パラセタモール、アミカシン、カプレオマイシン、サイクロセリン、エチオナミド、カナマイシン、レボフロキサシン、リネゾリド、p-アミノサリチル酸またはストレプトマイシンとすることができる。薬物製品の他の例は、参照により本明細書に組み込まれている、www.who.int/medicines/publications/essentialmedicines/EMLc2015_8-May-15.pdf?ua=1において入手可能な、WHO Model List of Essential Medicines for Children(2015年4月)に見出すことができる。
薬物製品中の薬物は、以下に限定されないが、薬物の薬学的に許容される塩、または薬物の誘導体を含めた、任意の好適な形態にあってもよい。この点で、用語「薬学的に許容される塩」は、薬物の比較的非毒性の無機酸塩および有機酸塩、または塩基付加塩を指す。例えば、そのような塩を調製する手段の1つは、薬物を無機塩基により処理することによる。
一部の実施形態では、本方法は、必要に応じて、本方法のステップb)において、容器に第2の薬物製品を添加するステップを含む。第2の薬物製品は、第2の固体剤形であってもよく、または第2の薬物は、第1の薬物と同じ固体剤形中に存在していてもよい。他の実施形態では、2種超の薬物製品が、必要に応じて、本方法のステップb)において、容器に添加される。
いかなる中分子量メチルセルロース増粘剤も、Methocel(商標)A4C Premiumを含めた、例えば、粉末ブレンドにおいて、本方法および製剤に使用されてもよい。
一部の実施形態では、容器は、滅菌される。容器は、殺菌パウチで供給されてもよい。
本主題の開示によって、例えば、病院の状況において、栄養チューブを介する投与が可能となる。本開示はまた、固体剤形からの部分用量の正確な投与も可能になる。このような部分投与量は、安全性データが許容する場合、保管されてもよい。
嚥下困難を有する患者へのある特定の経口剤形を投与することが、何十年もの間、困難であった。多数のデバイスが当分野において公知である。しかし、本明細書において開示されている方法は、例えば、医療専門家によって、または獣医学的医薬、精密医薬、患者の服薬遵守および臨床試験などの他の領域において、現在、実践されていない、特有の解決策を提示する。
水と接触すると、濃厚になって、所望の粘度を実現する、粉末ブレンドが、本明細書に記載されている。これは、均一懸濁液の作製および維持の一助となる。濃厚化および粘度は、この過程において制御されなければならず、本明細書に記載されている製剤が、適正な制御となることができる。本明細書に記載されている製剤はまた、患者にとって良好な味感、および良好な感覚受容特性をもたらす。
多くの経口錠剤は、通常、240mlの水と一緒に摂取され、確実にそれらの錠剤が胃腸管内で崩壊し、続いて溶出する。これらの錠剤の溶出試験の間、水性媒体900mLが必要である。本方法は、5~15mlの水または他の液体中に一様に、これらの錠剤を崩壊して、分散させることが可能である。混合して均一分散体を確実に形成することを可能にする装置が利用される。この装置は、消化中の胃を疑似するかき混ぜおよび混合の原理を利用する。この装置を使用している間、懸濁液の粘度は、徐々に向上して、錠剤内に水が浸透することを可能にする。
開示されている発明は、以下に限定されないが、臨床現場、獣医学、精密医療、服薬遵守強化および臨床試験を含めた、多数の様々な用途を有する。したがって、一部の実施形態では、本方法は、臨床現場の状況、獣医学的状況、精密医療、服薬遵守強化または臨床試験の状況に適用可能であるか、または実践される。
ペットおよび家禽への固体剤形の投与は、本明細書に開示されている方法およびデバイスの使用によって促進され得る。錠剤は、懸濁液に変換することができる。これらの懸濁液は、肉および魚のフレーバーにより風味付けされていてもよく、またはペットフードと混合されてもよい。様々な動物および種は、異なる体重および他の特徴を有しており、したがって、様々な量の活性成分を必要とする。本明細書に開示されている方法およびデバイスによって、適切な用量の使用が可能である。一層大型のデバイスおよび液体量(例えば、1リットル、500mlまたは100ml)により、より大きなスケールでの用量調製が可能である。例えば、象には、結核を処置するための、多量のいくつかの薬物が供されなければならない。
薬物応答における変動性に対処する方法において、薬物開発と臨床医薬との間に不調和が存在する。薬物開発は、多過ぎる様々な用量と多数の様々なタイプの患者を研究するには、非現実的であり、かつ費用面で高額となるため、画一投与(one-dose-fits-all)という文化を有する。一層洗練したものとするために精度の高い投与が設定される。手頃なオーミックス技術(例えば、ゲノミクス、トランスクリプトミクス、プロテオミクスおよびメタボロミクス)は、医療撮像を改善する、迅速な病理試験および腸内微生物叢の特徴付けを可能にする、生体試料の優れた分析を可能にする、および「ビッグデータ」を解析する強力な計算ツールを提供する。これらは、正確な投与の進歩の際の重要な因子である。薬物応答における、個体間変動および個体内変動性の我々の理解は、今や、単一患者の共変量(例えば、年齢、性別、体重など)を超えて、薬物動態および薬力学の「隠された」生理的決定因子および分子決定因子、すなわち臓器サイズ、血流、DMET活性、炎症状態、腸内微生物叢、分子標的の遺伝学などを含む。
精密医療は、経口用量は、複数の因子に基づいて滴定されることを要求する。しかし、経口錠剤などの経口剤形は、数種の選択された強度でしか入手可能ではない。本明細書に開示されている方法およびデバイスによって、正確かつ柔軟な用量滴定が可能となる。例えば、対象に投与された、または対象に投与される薬物製品の量は、患者の特徴によって決定され得る。このような特徴には、対象の遺伝子、環境およびライフスタイル、ならびに年齢、性別、既存の状態および他の関連特徴を含むことができる。このような用途では、投与される薬物製品の量は、通常、薬物製品の正確な量を供するよう、固体剤形中の薬物製品の量とは異なる量となろう。
患者は、多くの場合、複数の医薬を服用することが必要とされる。これらの医薬は、多くの場合、患者の、丸剤または錠剤などの経口剤形の嚥下困難を克服するため、一度に1つずつ投与される必要がある。この問題は、子供に該当する。本明細書に開示されている方法およびデバイスによって、複数の錠剤を単一懸濁液または混合物に同時に変換することが可能となる。このような懸濁液または混合物は、個々の薬物の多回投与が回避されるように投与され得る。その結果、処置プロトコルを含めた患者の服薬遵守が強化される。臨床現場の状況では、複数の医薬、薬物製品または活性成分を一緒にするとやはり有益である。例えば、看護師は、開示されている方法およびデバイスを利用して、一層効率的に複数の医薬を投与する、または正確な用量を投与することができる。
医薬品有効成分(API)の供給は、通常、早期臨床開発の間には、非常に限定される。しかし、薬物の複数強度は、単回投与漸増(SAD)研究および多回投与漸増(MAD)研究において必要とされる。現在の実践には、(1)複数強度の固体剤形の作製、(2)異なる強度での「ボトル中の粉末」(投与前の再構成)、および(3)試験の必要性に適合する様々な強度の「カプセル中の散剤」を含む。これらの選択肢の各々は、少なくとも3~6か月間行われる安定性研究を必要とする。錠剤の各強度は、保管の期間の適正な安定性および溶出特徴を実証しなければならず、これは、費用がかかり、多大な時間を必要とする。さらに、ボトル中の散剤の場合、散剤と希釈剤との間の緊密な混合を実証することが重要である。
本明細書に開示されている方法およびデバイスは、1つの強度の錠剤を作製することを可能にし、異なる一定分量を使用して、研究に必要な異なる用量の必要性を満たすことができる。代替的に、例えば、所望の量のAPI粉末を加え、希釈剤と混合することによって、本明細書に開示されている方法およびデバイスを使用することができる。用量調製物は、投与直前に行われるので、長期安定性データを必要としない。調製物はまた、本明細書において開示されているデバイス中で保管して、翌日に使用することができる。
通常、臨床試験は、対象が固体剤形、次いで8オンスの水を摂取して行われる。この量の水によって、固体剤形が胃媒体中で確実に崩壊し、分散する。これによって、吸収される薬物にとって、最大機会を実現する。APIの大部分の吸収は、小腸(十二指腸、空腸および回腸)で起こる。小腸は、栄養素および薬物を吸収する微絨毛の存在により、最大表面積を有する。胆汁酸塩などの乳化剤も、小腸に存在する。これらの乳化剤は、小腸における溶出、およびその後の吸収を助ける。
常套的な自宅の状況では、患者は、薬物を8オンスの水と共に摂取しなくてもよい。摂取時間の変動および胃内容物の変動はまた、摂取された錠剤の崩壊および溶出に影響を及ぼすことがある。本明細書に開示されている方法およびデバイスは、固体剤形を均一混合物または懸濁液に変換し、すなわち、崩壊および分散が完了して、胃の変動によって影響を受けない。したがって、胃内容物が小腸に移行すると、全用量が吸収に利用可能となる。これは、狭い治療限界を有する薬物の場合、特に重要である。それは、胃の生理的変化のためにいかなる変動も回避する。このような用量送達の効率のために、摂取される全用量が低減され、これによって、費用の削減をもたらすことがやはり可能である。
多数の固体剤形は、患者または介護人に錠剤を砕いて、半固形食と混合するか、または半固形食の上からカプセル剤の内容物を振りかけて混合するよう指示する説明を含む。本明細書に開示されている方法およびデバイスによって、懸濁した薬物と半固形食との混合が可能となる。一部の実施形態では、デバイスは、取り外し可能な下半分を有する。これによって、デバイスから口腔に内容物を移すためのスプーンの使用が可能となる。半固形食には、以下に限定されないが、粉ミルク、アップルソース、アボカド、バナナおよび缶詰め果物が含まれる。
本明細書に開示されている方法およびデバイスにより、患者または介護人は、より大きな力および頻度であるが、ヒトの胃のかき混ぜ運動を疑似することが可能となる。これによって、液相と錠剤中に存在する超崩壊剤との間の一層迅速かつ一層緊密な接触が可能になり、これによって、錠剤の迅速崩壊をもたらして、懸濁液を形成する。
通常、規制当局に提出される新規薬物申請書は、小児調査計画を含むことが必要とされる。このような計画は、早期開発研究を行うために、小児に優しい製剤を必要とする。本明細書に開示されている方法およびデバイスは、このような早期開発作業を行うための理想的な解決策を実現する。
目盛り線(右)および2つの複室バッグ(左)を有する管状バッグを図示する図2を参照する。次に、懸濁液を混合し、チャンバー1とチャンバー2との間に等しく分布させることができる。2つの複室バッグは、バッグの中央部のハッシュマークより下に継ぎ目を有する。ハッシュマークより上の混合チャンバー3は、中央継ぎ目がなく、懸濁液と混合して、チャンバー1とチャンバー2との間に懸濁液の均等な分布を補助する。バッグの底部の右側をハサミで切り取り、チャンバー1の内容物を放出することができる(すなわち、懸濁液の半分)か、または左側を切り取り、チャンバー2の内容物を放出することができる(すなわち、懸濁液の他の半分)。
図1および図2に類似した、2つの複室バッグを図示する図3を参照する。2つの低い方のチャンバー中の懸濁液のレベルを示す線が含まれている。
容器を図示する図4Aを参照する。図4Bおよび4Cは、本明細書において開示されている容器と共に使用するための、一層堅い第2の容器または支持挿入管を図示する。この支持管は、容器の本体に剛性をもたらす。これらの支持管は、容器内への錠剤および液体媒体の導入を容易にする。支持管は、円滑な挿入を可能にする、テーパー状の端部を好ましくは有することができる。支持管は、キャップまたはシリンジアダプターを含んでもよい。支持管は、密閉底部(図4B)または開放底部(図4C)を有してもよい。支持管はまた、容器の内容物を注ぎ出すことを容易にするために使用されてもよい。
容器の絞ることが可能な開口部を図示する図5を参照する。
平坦な底部、ネジ山付き首部、および可撓性シリコーン本体表面に目盛りの印を有する容器である、図6Aを参照する。この容器のネジ山は、図6Bおよび6Cに例示されている通り、処方ボトル(18mmの琥珀色の処方ボトルなど)に連結されてもよい。
図7を参照する。図7Aは、中央の平坦部および線状の開口部を有する容器を図示する。図7Bは、中央の曲線部および線状の開口部を有する容器を図示する。図7Cは、中央の平坦部および線状の開口部を有する容器を図示する。図7Dは、線状の開口部を有する容器を図示する。
シリンジアダプター、および容器から均一混合物または懸濁液を取り出す方法のステップを図示する図9を参照する。
本開示は、以下の実施例によってさらに例示され、これらは、本明細書において記載されている特定の手順に対する範囲または趣旨において、このような開示を限定するものと解釈されるべきではない。これらの実施例は、ある特定の実施形態を例示するために提示されていること、およびこれにより本開示の範囲に対する限定が意図されているわけではないことが理解されるべきである。本開示の趣旨および/または添付の特許請求の範囲から逸脱することなく、当業者にそれ自体を示唆し得る様々な他の実施形態、修正および同等物に頼らなければならない可能性があることをさらに理解されたい。
(実施例1)
固体剤形製剤は、錠剤またはカプセル剤のサイズが大きいこと、嗜好性に乏しいこと、および正確な投与量強度を欠くために、多数の患者、とりわけ子供には不具合がある。臨床結果は、多くの場合、アドヒランスの欠如、および治療的失敗となる。嚥下困難は、単なる小児の問題ではない。高齢者、または脳卒中によって衰弱したヒトなどの他の患者部分集団もまた、子供向けに具体的に設計された製剤から利益を受ける。
固体剤形を壊す、砕くまたは粉砕するための複数の手法が、現在使用されている。例えば、破砕デバイス、分割デバイス、摩砕デバイス、および粉砕デバイスが、利用可能であるが、それぞれ、欠点を有する。
固体剤形を壊す、砕くまたは粉砕するための一般に使用される方法に伴う問題は、以下に限定されないが、(1)砕いた錠剤が閉じ込められず、錠剤を砕く行為が、こぼれ/損失を伴うこと;(2)大部分の場合、砕いた錠剤に由来する粉末は均一ではなく、粒子サイズに大きな変動を含むこと;(3)この粉末の一部(一定分量)が、投与される場合、投与される所望の用量が保証されないこと;(4)装置の様々な部品のリンスを含めた複数のステップが含まれること:および(5)この技法を毎日繰り返すのは、退屈であることを含む。さらに、活性成分は、錠剤内に一様に分布されないことがある。(Wagner-Hattler 2020年)。
一研究では、94名の健常な志願者が、それぞれ、10錠の25mgのヒドロクロロチアジド錠剤を分割する。合計で、1752錠の錠剤を手で分割し、41.3%が、理想重量から10%を超えて逸脱し、12.4%が、20%を超えて逸脱した。(McDevitt 1998年)。
別の研究では、病院の状況において、看護師間での剤形の操作を研究した。知見は、以下を含んだ:(1)手作業によって、40件の錠剤操作のうち、25個の錠剤(62.5%)がカットされ、12個(30%)が分散し、1個(2.5%)が砕け、1個(2.5%)が壊れ、錠剤が最初に半分に割れて、次に分散した操作が1個(2.5%)であった;(2)錠剤が分割された25件の錠剤操作のうち3件(11.5%)において、操作を繰り返す必要があった、(3)2つの場合において、分割中に錠剤が粉々に砕けた一方、第3の場合では、錠剤は不均等に割れた;および(4)これらの操作のさらに9件(34.6%)の間に、錠剤が分割されると、やはり目に見える粉末が生成した。(Richey 2013年)。
以下の実施例では、市販の錠剤分割器(Walgreens)を使用して、TBI-223即時放出(IR)600mg錠剤を四分の1に分割して、このような方法の精度を試験する。
Figure 2023538954000002
結果:
完全な錠剤を最初に半分に2個に分割し、次に、最初の半分および2番目の半分を分割し、4個の部分を生成した。最初の半分の分割は、不均等なサイズになり、錠剤物質の顕著な粉砕を含んだ。2番目の半分を分割すると、それほど砕けなかったが、一部は、依然として、サイズが同じではなかった。4個の部分を秤量し、次に、TBI-223の分量をUV吸光度による分光測光法によって決定した。分割部分の重量が、以下の表1に示されている。
さらに、完全に無傷の錠剤を崩壊させ、0.1N HClで希釈し、ポリエーテルスルホン(PES)シリンジフィルターに通してろ過し、UVによって分析した。無傷の錠剤結果は、理論量の99.8%であった(理論量=600mg)。これは、この技法は、評価下にある製品にとって好適であったことを実証する。分割錠剤から4個の部分を得るため同じ手順に従い、データを表1に示しており、これは、重量およびUV試験の両方において、再現性が非常に乏しいことを示している。錠剤の4個の部分は、目視観察、部分の重量およびUVによる分析によって実証される通り、サイズ、重量、およびTBI-223の含有量が幅広く変わった。4個の部分の相対標準偏差(RSD)は、33.5であった。これは、試料間の活性成分の量に違いがあるので、部分分割するには許容されない方法および用量となる。
Figure 2023538954000003
(実施例2)
TBI-223 IR 600mgの錠剤および10mLの水をシリコーン管中で一緒にして、錠剤を完全に崩壊させた。次に、シロップNF14mLを加えた。これは、体積による調製ではなく、最終体積は、ほぼ25mLである。
10mLの水および14mLのシロップNFからなるプラセボも調製した。
懸濁液の一定分量である4つの4mLを5mL Baxa経口投与シリンジを使用して抜き取り、HPLCによって効力に関して一定分量を試験した。データが表2に示されている。
シロップNFの保存剤(メチルパラベン)は、この方法によって、TBI-223のピークから分離されなかったことが発見された。したがって、プラセボ結果(干渉)を試料結果から差し引いた。この方法を使用すると、結果は、わずかに高かった(106%、体積により調製された懸濁液ではない可能性が高い)が、試験した4つの一定分量の相対標準偏差(RSD)は、優れていた(1.1%)。
したがって、発明者は、TBI-223 IR錠剤から調製した懸濁液の送達は、実施例1にあるような単純な分割錠剤に比べて、部分用量を送達する優れた方法であることを実証する。懸濁液によって送達された部分用量は、実施例1における33%のRSDを有した、分割錠剤部分用量と比較すると、1.1%のRSDを有する。したがって、懸濁液によって送達された部分用量の試料再現性は優れていた。
Figure 2023538954000004
(実施例3)
実施例1に記載した通り、プレトマニド200mgの錠剤を分割する。次に、一部をそれぞれ、HPLCによってプレトマニド含有量を試験した。
結果:
錠剤の4個の部分は、目視観察、部分の重量およびHPLCによる分析によって証拠立てられる通り、サイズ、重量、およびプレトマニド含有量が幅広く変わった。データが表3に示されている。これは、患者間のばらつきのために、部分分割して患者に投与するには不良な方法である。結果は、実施例1におけるTBI-223錠剤の場合に実証されたものに類似した。
Figure 2023538954000005
(実施例4)
以下の調製物を調製した。調製物A、BおよびCにおいて使用した粉末ミックスは、0.55gの中分子量メチルセルロース増粘剤(Methocel(商標)A4C)、2gのサトウキビの糖、および2gの人工的に風味付けされたドリンクミックス(Tang(登録商標))(これは、以下の成分:糖、フルクトース、クエン酸、アスコルビン酸、マルトデキストリン、リン酸カルシウム、グアーガムおよびキサンタンガム、ピロリン酸ナトリウム(sodium acid pyrophosphate)およびブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)を含む)とした。
調製物A:
1. 粉末ミックスをTBI-223 IR 600mgの錠剤および20mLの水を含む、シリコーン製スクリュー-キャップ式バッグに移した。
2. ヘッドスペースの空気の一部を除去するために、バッグを優しく絞りながら、栓をした。
3. バッグの内容物を混合し、揉んで固体全部を湿らせた。
4. 錠剤を連続的に混合し、錠剤物質が、完全に崩壊して、一様な懸濁液が得られるまで、手作業によって揉んだ。錠剤物質は、約14分で完全に崩壊した。
調製物B:
1. 粉末ミックスをTBI-223 IR 600mgの錠剤および20mLの水を含む、シリコーン製スクリュー-キャップ式バッグに移した。
2. ヘッドスペースの空気の一部を除去するために、バッグを優しく絞りながら、栓をした。
3. バッグの内容物を混合し、揉んで固体全部を湿らせた。
4. スプーン(任意の硬い物体が使用されてもよい)を使用して、錠剤を下向きにすりつぶす力強い動きでバッグを通して砕いた。
5. 得られた混合物を混合し、一様な懸濁液が得られるまで、手作業によって揉み、これは、約6~7分間で行われた。
調製物C:
1. 粉末ミックスをTBI-223 IR 600mgの錠剤および20mLの水を含む、シリコーン製スクリュー-キャップ式バッグに移した。
2. ヘッドスペースの空気の一部を除去するために、バッグを優しく絞りながら、栓をした。
3. バッグの内容物を混合し、揉んで固体全部を湿らせた。
4. この混合物を15分間、静置した。
5. 残りの錠剤は、スプーンを用いて、下向きにすりつぶす力強い動きでバッグを通して砕いた。
6. 得られた混合物を混合し、約4~5分間で、一様な懸濁液が得られるまで、手作業によって揉んだ。
調製物A、BおよびCの間での最速技法は、スプーンまたは他の硬い物体を使用して、シリコーンバッグを通して錠剤を砕くことであり、これは、10分未満に達成することができる。
調製物D、E、FおよびHにおいて使用した粉末ミックスは、0.27gの中分子量メチルセルロース増粘剤(Methocel(商標)A4C)、2gのサトウキビの糖および2gの人工的に風味付けされたドリンクミックス(Tang(登録商標))とした。
調製物D:
1. 粉末ミックスをTBI-223 IR 600mgの錠剤および20mLの水を含む、シリコーン製スクリュー-キャップ式バッグに移した。
2. バッグの内容物を混合し、揉んで固体全部を湿らせた。
3. この混合物を約4~5分間、静置し、次に、錠剤を短時間で混合し、手作業によって揉んだが、錠剤は崩壊しなかった。さらに4~5分間、静置した後、錠剤は、依然として崩壊しない。錠剤が完全に崩壊するまでは、合計でほぼ23分間であった。
調製物E:
1. TBI-223 IR 600mgの錠剤および20mLの水をシリコーン製スクリュー-キャップ式バッグに添加する。
2. バッグの内容物を混合し、揉んで固体全部を湿らせた。
3. この混合物を、約4~5分間、静置した。
4. 錠剤を混合し、錠剤物質が、完全に崩壊して、一様な懸濁液が得られるまで、手作業によって揉む。錠剤物質は、30秒未満で完全に崩壊する。
5. 粉末(power)ミックスを加えて混合し、一様な懸濁液が得られるまで(約1分間)、手作業によって錠剤片を揉んだ。
調製物F:
1. 粉末ミックスをTBI-223 IR 600mgの錠剤および20mLの水を含む、シリコーン製スクリュー-キャップ式バッグに移した。
2. バッグの内容物を混合し、揉んで固体全部を湿らせた。
3. この混合物を約30分間、静置し、短時間、混合して手作業によって錠剤片を揉んだ後、錠剤は完全に崩壊した。
調製物G:
1. 25mgの米国薬局方クロルタリドン錠剤および8mLの水を細長いニップルに加えて混合する。崩壊後の錠剤ミックスが、ほとんど直ちに形成される。
調製物H:
1. TBI-223 IR 600mgの錠剤および20mLの水をシリコーン製スクリュー-キャップ式バッグに加えた。
2. この混合物を約3分間、静置し、次に、錠剤片を短時間、混合して、30秒間、手作業によって揉み、この混合物をさらに2分間、放置した。短時間、混合して揉んだ後、錠剤は完全に崩壊し、一様な懸濁液が約5分後に得られる。
3. 粉末ミックスを加え、一様な懸濁液が得られるまで(約2分間)、手作業によって内容物を混合して揉んだ。
上記の調製物の各々において、混合した懸濁液の用量は、投与用スプーンまたはシリンジを使用して取り出すことができる。
上記の結果は、調製物Eによって例示される通り、粉末ミックスを添加する前に、固体剤形を分散させて、均一懸濁液を形成させる方が、調製物Dによって例示される、固体剤形を分散させる前に、粉末ミックスを添加するよりも好ましいことを実証している。
(実施例5)
図1または図2の左側に示されている使い捨てバッグに、錠剤および10mlの水を添加する。使い捨てバッグの内容物は、手作業によって、例えば、錠剤を崩壊するよう剤形を絞り出すことによって、機械的に混合する。目盛り線は、患者に投与され得る均一懸濁液(約5ml)の半分となる一定分量を測定するために使用する。代替的に、バッグに添加される内容物の全量が、10mlとなるよう、所定量の水が添加されてもよく、5mlの均一懸濁液を患者に投与することができる。
(実施例6)
図1または図2の左側に示されている使い捨てバッグに、錠剤、およびメチルセルロース増粘剤および糖および人工着香料および10mlの水からなる粉末ブレンドを添加する。使い捨てバッグの内容物は、手作業によって、例えば、剤形を破壊して均一懸濁液を形成するよう剤形を絞り出すことによって機械的に混合される。目盛り線は、患者に投与され得る均一懸濁液(約5ml)の半分となる一定分量を測定するために使用する。代替的に、バッグに添加される内容物の全量が、10mlとなるよう、所定量の水が添加されてもよく、5mlの均一懸濁液を患者に投与することができる。
(実施例7)
図1または図2の右側に示されている使い捨てバッグに、錠剤および10mlの水を添加する。使い捨てバッグの内容物は、手作業によって、例えば、錠剤を破壊するよう剤形を絞り出すことによって、機械的に混合する。バッグの底部は、2つの同じチャンバーを有する。各チャンバーは、等しい体積であり、その結果、一方の側からの送達が合計の2分の1となるよう、懸濁液を操作する。1つのチャンバー中の均一懸濁液の部分を、患者に投与することができる。
(実施例8)
図1または図2の右側に示されている使い捨てバッグに、錠剤、およびメチルセルロース増粘剤および糖および人工着香料および10mlの水からなる粉末ブレンドを添加する。使い捨てバッグの内容物は、手作業によって、例えば、剤形を破壊して均一懸濁液を形成するよう剤形を絞り出すことによって機械的に混合される。バッグの底部は、2つの同じチャンバーを有する。各チャンバーは、等しい体積であり、その結果、一方の側からの送達が合計の2分の1となるよう、懸濁液を操作する。1つのチャンバー中の均一懸濁液の部分を、患者に投与することができる。
(実施例9)
上部に開口部を有する、薄く、しなりやすく可撓性の丸底バッグを備える投与補助具を使用する。少なくとも2つの開口部を有するテーパー状の剛性管も使用される。テーパー状の剛性管は、投与補助具に挿入される。次に、薬物製品および液体を、テーパー状の剛性管の開口部に挿入する。テーパー状の剛性管は、図4Cに示されている筐体に類似した、上部および底部に開口部を有する。したがって、テーパー状の剛性管が、投与補助具から取り出されると、薬物製品および液体の実質的にすべてが、投与補助具に留まる。薬物製品および液体を投与補助具中で混合し、均一懸濁液を形成する。
(実施例10)
ある特定の患者集団は、電子デバイスの補助なしの物理的操作によって錠剤を崩壊して分散させることが困難なことがある。したがって、この過程を補助する電子デバイスを評価した。手作業による物理的操作、および機械による物理的操作を使用して、液体媒体中で錠剤を崩壊して分散させるために必要な時間量を計算し、以下に記載した通りに比較した。
A.ヒトの手による容器
プレトマニド200mgの錠剤、次いで10mLの水を、図11に図示されている容器に加えた。この容器は、可撓性材料から作製されており、図7Dに図示されている容器に形状が似ている。ヒトの親指とそれ以外の指の間で、錠剤を振とうする、押し圧する、擦る、および揉むことによって、デバイス中の錠剤および水を混合した。錠剤は、ほぼ2分後に、水中で崩壊し、均一に分散した。
B.振動デバイス
錠剤を分散させるための振動力を与えるため、電子振動器Bombombda(モデル番号S10100-50)を利用した。部分Aに図示されている同じ容器に、プレトマニド200mgの錠剤、次いで10mLの水を加えた。容器を図12に示されている振動器に挿入し、振動器の電源を入れた。振動の周波数は、手作業により達成することができるよりもかなり大きくした。
振動器を用いた3分間の混合後でさえも、錠剤が崩壊して分散することができなかったことが、驚くべきことに発見された。
C.ボルテックスシェーカー
上の部分Aに図示されている同じ容器に、プレトマニド200mgの錠剤および10mLの水を加えた。容器をボルテックスシェーカー(Thermolyne Maxi Mix、Thermo Fisher Scientific)に装着した。ボルテックスシェーカーのこのような混合機構は、振動、振とう、表面浸食、せん断、振とう、および水と錠剤との摩擦を含む。均一懸濁液は、2.5分後に調製した。錠剤を分散させるための効率的なデバイスは、複数の混合機構を必要とすることが驚くべきことに発見された。
(実施例11)
図13に示されている2つのローラーを備えるデバイスが使用される。これらのローラーは、同時であるが、反対方向に回転する。レバーは、右回りおよび左回りの方向に回転して、容器に機械力を課すことができる。これによって、錠剤の均一な混合が可能となる。
(実施例12)
容器に、錠剤、およびメチルセルロース増粘剤および糖および人工着香料および10mlの水からなる粉末ブレンドを添加する。容器を電気機械に取り付け、この機械は、容器の可撓性区域への、振動力、振とう力、機械力、摩擦力および/または機械圧の1つまたは複数をもたらす。容器および電気機械の例を図14に図示する。この機械は、キャップ、錠剤分散用のケイ素製チャンバー、振動ユニットおよびスタンドを含む。
(実施例13)
粉末ブレンドは、表4に記載されている通りに調製した。
Figure 2023538954000006
Figure 2023538954000007
Figure 2023538954000008
特定の実施形態の変形形態が行われてもよく、その場合でも、添付の特許請求の範囲に収まるので、本発明は、上記の発明の特定の実施形態に限定されないことを理解すべきである。
本発明は、以下の番号付き段落によって、非限定的にさらに記載される:
1)固体剤形から均一混合物を調製する方法であって、
a)薬物製品を含む固体剤形を得るステップ、
b)固体剤形を容器に添加するステップ、
c)液体を容器に添加するステップ、
d)固体剤形を液体と混合するステップであって、該固体剤形を分散させ、崩壊させ、懸濁させ、および/または溶解し、これにより、均一混合物を形成させるステップ
を含み、
容器は、少なくとも1つの可撓性区域を備え、
該方法は、対象の臨床現場で行われる、および/または
1種または複数のさらなる固体剤形が、容器に添加される、および/または
均一混合物が、対象に投与されるよう意図されており、
(i)対象は、ヒトまたは非ヒト動物であり、
(ii)対象に投与された、または投与されるべき薬物製品の量が、対象の特徴によって決定され、
(iii)対象は、臨床試験に参加している、
(iv)対象は、小児対象である、または
(v)対象は、老齢対象である、方法。
2)均一混合物が均一懸濁液である、段落1の方法。
3)固体剤形がステップd)において分散される、段落1または2の方法。
4)液体が、水であり、必要に応じて、1~50ml、1~20ml、1~10mlまたは1~5mlの水である、段落1~3のいずれか1つの方法。
5)薬物製品が、即時放出(IR)錠剤、経口溶解錠剤(ODT)、または分散性錠剤(DT)である、段落1~4のいずれか1つの方法。
6)固体剤形が崩壊剤を含む、段落1~5のいずれか1つの方法。
7)混合が、容器に力を印加することを含む、段落1~6のいずれか1つの方法。
8)力が、振動力、振とう力、機械力、摩擦力および/または機械圧である、段落7の方法。
9)力が、容器の可撓性区域に印加される、段落7または8の方法。
10)力がヒトによって印加され、必要に応じて、ヒトが対象である、段落7~9のいずれか1つの方法。
11)力が機械によって印加される、段落7~9のいずれか1つの方法。
12)機械が、振とう機構、振動機構、機械力を提供する機構、摩擦力を提供する機構、および/または機械圧をもたらす機構を含む、段落11の方法。
13)力が、少なくとも機械力および振動力である、段落11または12の方法。
14)容器が、目盛りを備えており、必要に応じて、目盛りが、0.5mlもしくはそれ未満、0.75mlもしくはそれ未満、1.0mlもしくはそれ未満、1.5mlもしくはそれ未満、2.0mlもしくはそれ未満、3.0mlもしくはそれ未満、4.0mlもしくはそれ未満、5.0mlもしくはそれ未満、または10mlもしくはそれ未満、0.5ml、0.75ml、1.0ml、1.5ml、2.0ml、3.0ml、4.0ml、5.0mlまたは10mlの刻みである、段落1~13のいずれか1つの方法。
15)容器が、第1のチャンバー、第2のチャンバーおよび混合チャンバーを備え、第1のチャンバーおよび第2のチャンバーが、等しい体積を有し、第1のチャンバーが、混合チャンバーと連結しており、第2のチャンバーが、混合チャンバーと連結している、段落1~14のいずれか1つの方法。
16)等しい体積が第1のチャンバーおよび第2のチャンバーに存在するよう、均一混合物を分布させるステップをさらに含む、段落15の方法。
17)第1のチャンバーから均一混合物を、それを必要とする患者に投与するステップ、または第1のチャンバーから均一混合物を移送するステップをさらに含む、段落15~16のいずれか1つの方法。
18)固体剤形が固体経口剤形である、段落1~17のいずれか1つの方法。
19)少なくとも1つの可撓性区域が、可撓性フィルム、例えば、ポリエチレンフィルムまたはシリコーンフィルムを含む、段落1~18のいずれか1つの方法。
20)容器が、上部端部に開口部を備える、段落1~19のいずれか1つの方法。
21)開口部が、一緒に可逆的に連結することが可能な対向する側縁部によって画定されている、段落20の方法。
22)対向する側縁部が、2つの角で交わり、該縁部がより堅い可撓性フィルムであり、両縁部に同時に圧力を印加すると、このような圧力が印加されている間、より大きな開口部を生じる、段落21の方法。
23)容器に剛性区域がない、段落1~22のいずれか1つの方法。
24)容器の少なくとも1つの外面が平坦な表面を備える、段落1~23のいずれか1つの方法。
25)容器が、直立するための手段を備える外部底端部を備えており、必要に応じて、直立するための手段が、吸引カップまたは安定化土台である、段落1~24のいずれか1つの方法。
26)容器が、テーパー状底部、半球状底部または円錐状底部を備える内部底端部を備える、段落1~25のいずれか1つの方法。
27)容器がハンドルを備える、段落1~26のいずれか1つの方法。
28)容器が、第1の開口部および第2の開口部を有する第1の部分、ならびに第3の開口部を有する第2の部分である少なくとも2つの部分を備え、第2の開口部が、第3の開口部に取り付けてこれとシールを形成して、容器を形成することが可能である、段落1~27のいずれか1つの方法。
29)容器が、内側および外側を備え、内側および/または外側が、凹凸、粗粒質、突起部、環、らせん、ドット、隆起表面および/または隆線を備える、段落1~28のいずれか1つの方法。
30)光の透過を防止するように、容器が着色されているか、もしくは不透明であるか、または容器が非透光性であり、必要に応じて、光が紫外光である、段落1~29のいずれか1つの方法。
31)容器が、該容器を可逆的に囲んでかつシールするための手段を備える、段落1~30のいずれか1つの方法。
32)容器が、開口部、および該開口部を可逆的に閉じることが可能なキャップを備える、段落1~31のいずれか1つの方法。
33)キャップが、ネジ山付きキャップであり、開口部がネジ山付き開口部であり、容器を閉じると、キャップおよび開口部はシールを形成する、段落32の方法。
34)キャップがスプーンを備える、段落32~33のいずれか1つの方法。
35)キャップがシリンジアダプターである、段落32~33のいずれか1つの方法。
36)シリンジアダプターを開口部に取り付けるステップを含む、段落20~35のいずれか1つの方法。
37)シリンジをシリンジアダプターに取り付けるステップ、および容器から所定量の均一混合物を抽出するステップを含む、段落20、35~36のいずれか1つの方法。
38)容器が、薄く可撓性ポリマー、必要に応じて、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレートまたはポリプロピレンを含む、段落1~37のいずれか1つの方法。
39)剛性支持管を容器に挿入するステップをさらに含む、段落1~38のいずれか1つの方法。
40)固体剤形および液体を剛性支持管に挿入するステップ、および続いて、固体剤形を混合する前に、容器から剛性支持管を取り除くステップをさらに含む、段落1~39のいずれか1つの方法。
41)閉じた密封容器を形成するステップをさらに含む、段落1~40のいずれか1つの方法。
42)容器およびキャップがそれぞれ、薬物製品と反応しない1種または複数の不活性材料から独立してなる、段落1~41のいずれか1つの方法。
43)均一混合物の一定分量を分離するステップをさらに含む、段落1~42のいずれか1つの方法。
44)均一混合物、または該均一混合物の一定分量を、それを必要とする対象に投与し、これによって対象を処置するステップをさらに含む、段落1~43のいずれか1つの方法。
45)対象が、小児対象または嚥下障害に罹患している対象である、段落44の方法。
46)対象が微生物感染に罹患している、段落44または45の方法。
47)微生物感染が、Mycobacterium tuberculosisによって引き起こされる、段落46の方法。
48)粉末ブレンドを容器に添加するステップをさらに含み、粉末ブレンドが増粘剤を含む、段落1~47のいずれか1つの方法。
49)粉末ブレンドが、均一混合物が形成された後に、容器に添加される、段落48の方法。
50)増粘剤を含む、粉末ブレンド。
51)増粘剤が、メチルセルロース、中分子量メチルセルロース、または水中2%で400cPの粘度を生じる増粘剤である、段落50の粉末ブレンド。
52)増粘剤、糖または着香剤をさらに含む、段落50または51による粉末ブレンド。
53)対象の臨床現場において、固体剤形を均一混合物に変換することにおいて使用するための容器であって、
a)少なくとも1つの可撓性区域、
b)容器を可逆的に囲んでかつシールするための手段、および
c)目盛り
を備える、容器。
54)目盛りが、0.5mlもしくはそれ未満、0.75mlもしくはそれ未満、1.0mlもしくはそれ未満、1.5mlもしくはそれ未満、2.0mlもしくはそれ未満、3.0mlもしくはそれ未満、4.0mlもしくはそれ未満、5.0mlもしくはそれ未満、または10mlもしくはそれ未満、0.5ml、0.75ml、1.0ml、1.5ml、2.0ml、3.0ml、4.0ml、5.0mlまたは10mlの刻みである、段落53の容器。

Claims (56)

  1. 固体剤形から均一混合物を調製する方法であって、
    a)薬物製品を含む固体剤形を得るステップ、
    b)前記固体剤形を容器に添加するステップ、
    c)液体を前記容器に添加するステップ、
    d)前記固体剤形を前記液体と混合するステップであって、前記固体剤形を分散させ、崩壊させ、懸濁させ、および/または溶解し、これにより、均一混合物を生成するステップ
    を含み、前記容器が、少なくとも1つの可撓性区域を備え、前記方法が、対象の臨床現場で行われる、方法。
  2. 前記均一混合物が均一懸濁液である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記固体剤形がステップd)において分散される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記液体が、水であり、必要に応じて、1~50ml、1~20ml、1~10mlまたは1~5mlの水である、請求項1に記載の方法。
  5. 前記薬物製品が、即時放出(IR)錠剤、経口溶解錠剤(ODT)、または分散性錠剤(DT)である、請求項1に記載の方法。
  6. 前記固体剤形が崩壊剤を含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記混合するステップが、前記容器に力を印加するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記力が、振動力、振とう力、機械力、摩擦力および/または機械圧である、請求項7に記載の方法。
  9. 前記力が、前記容器の前記可撓性区域に印加される、請求項7に記載の方法。
  10. 前記力がヒトによって印加され、必要に応じて、前記ヒトが前記対象である、請求項7に記載の方法。
  11. 前記力が機械によって印加される、請求項7に記載の方法。
  12. 前記機械が、振とう機構、振動機構、機械力を提供する機構、摩擦力を提供する機構、および/または機械圧をもたらす機構を含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記力が、少なくとも機械力および振動力である、請求項12に記載の方法。
  14. 前記容器が目盛りを備え、必要に応じて、前記目盛りが、0.5mlもしくはそれ未満、0.75mlもしくはそれ未満、1.0mlもしくはそれ未満、1.5mlもしくはそれ未満、2.0mlもしくはそれ未満、3.0mlもしくはそれ未満、4.0mlもしくはそれ未満、5.0mlもしくはそれ未満、または10mlもしくはそれ未満、0.5ml、0.75ml、1.0ml、1.5ml、2.0ml、3.0ml、4.0ml、5.0mlまたは10mlの刻みである、請求項1に記載の方法。
  15. 前記容器が、第1のチャンバー、第2のチャンバーおよび混合チャンバーを備え、前記第1のチャンバーおよび第2のチャンバーが、等しい体積を有し、前記第1のチャンバーが、前記混合チャンバーと連結しており、前記第2のチャンバーが、前記混合チャンバーと連結している、請求項1に記載の方法。
  16. 等しい体積が前記第1のチャンバーおよび前記第2のチャンバーに存在するよう、前記均一混合物を分布させるステップをさらに含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記第1のチャンバーから前記均一混合物を、それを必要とする患者に投与するステップ、または前記第1のチャンバーから前記均一混合物を移送するステップをさらに含む、請求項15に記載の方法。
  18. 前記固体剤形が固体経口剤形である、請求項1に記載の方法。
  19. 前記少なくとも1つの可撓性区域が、可撓性フィルム、例えば、ポリエチレンフィルムまたはシリコーンフィルムを含む、請求項1に記載の方法。
  20. 前記容器が、上部端部に開口部を備える、請求項1に記載の方法。
  21. 前記開口部が、一緒に可逆的に連結することが可能な対向する側縁部によって画定されている、請求項20に記載の方法。
  22. 前記対向する側縁部が、2つの角で交わり、前記縁部がより堅い可撓性フィルムであり、両縁部に同時に圧力を印加すると、このような圧力が印加されている間、より大きな開口部を生じる、請求項21に記載の方法。
  23. 前記容器に剛性区域がない、請求項1に記載の方法。
  24. 前記容器の少なくとも1つの外面が平坦な表面を備える、請求項1に記載の方法。
  25. 前記容器が、直立するための手段を備える外部底端部を備えており、必要に応じて、直立するための前記手段が、吸引カップまたは安定化土台である、請求項1に記載の方法。
  26. 前記容器が、テーパー状底部、半球状底部または円錐状底部を備える内部底端部を備える、請求項1に記載の方法。
  27. 前記容器がハンドルを備える、請求項1に記載の方法。
  28. 前記容器が、第1の開口部および第2の開口部を有する第1の部分、ならびに第3の開口部を有する第2の部分である少なくとも2つの部分を備え、前記第2の開口部が、前記第3の開口部に取り付けてこれとシールを形成して、前記容器を形成することが可能である、請求項1に記載の方法。
  29. 前記容器が、内側および外側を備え、前記内側および/または前記外側が、凹凸、粗粒質、突起部、環、らせん、ドット、隆起表面および/または隆線を備える、請求項1に記載の方法。
  30. 光の透過を防止するように、前記容器が着色されているか、もしくは不透明であるか、または前記容器が非透光性であり、必要に応じて、前記光が紫外光である、請求項1に記載の方法。
  31. 前記容器が、前記容器を可逆的に囲んでかつシールするための手段を備える、請求項1に記載の方法。
  32. 前記容器が、開口部、および前記開口部を可逆的に閉じることが可能なキャップを備える、請求項1に記載の方法。
  33. 前記キャップが、ネジ山付きキャップであり、前記開口部がネジ山付き開口部であり、前記容器を閉じると、前記キャップおよび開口部はシールを形成する、請求項32に記載の方法。
  34. 前記キャップがスプーンを備える、請求項32に記載の方法。
  35. 前記キャップがシリンジアダプターである、請求項32に記載の方法。
  36. 前記開口部にシリンジアダプターを取り付けるステップを含む、請求項20に記載の方法。
  37. シリンジを前記シリンジアダプターに取り付けるステップ、および前記容器から所定量の前記均一混合物を抽出するステップを含む、請求項36に記載の方法。
  38. 前記容器が、薄く可撓性ポリマー、必要に応じて、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレートまたはポリプロピレンを含む、請求項1に記載の方法。
  39. 前記容器に剛性支持管を挿入するステップをさらに含む、請求項38に記載の方法。
  40. 前記固体剤形および前記液体を前記剛性支持管に挿入するステップ、および続いて、前記固体剤形を混合する前に、前記容器から前記剛性支持管を取り除くステップをさらに含む、請求項39に記載の方法。
  41. 閉じた密封容器を形成するステップをさらに含む、請求項32に記載の方法。
  42. 前記容器およびキャップがそれぞれ独立して、前記薬物製品と反応しない1種または複数の不活性材料からなる、請求項32に記載の方法。
  43. 前記均一混合物の一定分量を分離するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  44. 前記均一混合物、または前記均一混合物の一定分量を、それを必要とする対象に投与し、これによって前記対象を処置するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  45. 前記対象が、小児対象または嚥下障害に罹患している対象である、請求項44に記載の方法。
  46. 前記対象が微生物感染に罹患している、請求項44に記載の方法。
  47. 前記微生物感染が、Mycobacterium tuberculosisによって引き起こされる、請求項46に記載の方法。
  48. 粉末ブレンドを前記容器に添加するステップをさらに含み、前記粉末ブレンドが増粘剤を含む、請求項1に記載の方法。
  49. 前記粉末ブレンドが、前記均一混合物が形成された後に、前記容器に添加される、請求項48に記載の方法。
  50. 前記対象が、(a)ヒトである、(b)非ヒト動物である、(c)臨床試験に参加している(e)小児対象である、および/または(f)老齢対象である、請求項1に記載の方法。
  51. 増粘剤を含む、粉末ブレンド。
  52. 前記増粘剤が、メチルセルロース、中分子量メチルセルロース、または水中2%で400cPの粘度を生じる増粘剤である、請求項51に記載の粉末ブレンド。
  53. 増粘剤、糖または着香剤をさらに含む、請求項51に記載の粉末ブレンド。
  54. 対象の臨床現場において、固体剤形を均一混合物に変換することにおいて使用するための容器であって、
    a)少なくとも1つの可撓性区域、
    b)前記容器を可逆的に囲んでかつシールするための手段、および
    c)目盛り
    を備える、前記容器。
  55. 前記目盛りが、0.5mlもしくはそれ未満、0.75mlもしくはそれ未満、1.0mlもしくはそれ未満、1.5mlもしくはそれ未満、2.0mlもしくはそれ未満、3.0mlもしくはそれ未満、4.0mlもしくはそれ未満、5.0mlもしくはそれ未満、または10mlもしくはそれ未満、0.5ml、0.75ml、1.0ml、1.5ml、2.0ml、3.0ml、4.0ml、5.0mlまたは10mlの刻みである、請求項54に記載の容器。
  56. 固体剤形から均一混合物を調製する方法であって、
    a)薬物製品を含む固体剤形を得るステップ、
    b)前記固体剤形を容器に添加するステップ、
    c)液体を前記容器に添加するステップ、
    d)前記固体剤形を前記液体と混合するステップであって、前記固体剤形を分散させ、崩壊させ、懸濁させ、および/または溶解し、これにより、均一混合物を形成させるステップ
    を含み、前記容器が、少なくとも1つの可撓性区域を備え、前記均一混合物が、対象に投与されることが意図されており、(a)前記対象が、非ヒト動物であり、(b)前記対象に投与された、もしくは投与されるべき前記薬物製品の量が、前記対象の特徴によって決定される、(c)1種または複数のさらなる固体剤形が、前記容器に添加される、(d)前記対象が、臨床試験に参加している、(e)前記対象が小児対象である、および/または(f)前記対象が、老齢対象である、方法。
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