JP2023536478A - 車両ワイパーシステム用の接続装置 - Google Patents

車両ワイパーシステム用の接続装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、車両の光沢面を拭き取るためのワイパーシステム(100)用の接続装置(130)であって、ワイパーシステム(100)が、光沢面を拭き取るように設計される少なくとも1つのワイパー(110)と、前記ワイパー(110)の回転をもたらすように設計される少なくとも1つのワイパーアーム(120)とを備え、接続装置(130)が、ワイパー(110)をワイパーアーム(120)に接続するように構成され、接続装置(130)が、ワイパー(110)に固定されるように構成される少なくとも1つのコネクタ(140)と、コネクタ(140)上で回動できる能力を伴って取り付けられる少なくとも1つのアダプタ(150)とを備え、ワイパーアーム(120)が、車両によって支持されるモータに接続されるように設計される第1の端部(121)と、アダプタ(150)に固定されるように設計される第2の端部(122)との間で延在する、接続装置(130)において、アダプタ(150)及びコネクタ(140)がワイパーアーム(120)の第2の端部(122)の少なくとも一部を受けるように設計される閉断面ハウジング(170)を共に画定し、ワイパーアーム(120)の第2の端部(122)のこの少なくとも一部が、コネクタ(140)上にアダプタ(150)を保持するのに寄与するように構成されることを特徴とする接続装置(130)に関する。

Description

本発明の分野は、車両用、特に自動車両用のワイパーシステムに関する。より詳細には、本発明は、これらのワイパーシステムの接続装置に関する。
自動車両は、一般に、光沢面、特にウインドシールドを拭き取るためのワイパーシステムを備える。そのようなワイパーシステムは、従来、対象の光沢面を拭き取るようになっている少なくとも1つのワイパーと、ワイパーを回転駆動するためのワイパーアームと、ワイパーアームをワイパーに接続する接続装置とを備える。
接続装置は、ワイパーに固定された少なくとも1つのコネクタと、コネクタ上で回転するように取り付けられる少なくとも1つのアダプタとを備える。ワイパーアームは、それに関する限り、第1の端部と第2の端部との間で延在し、第1の端部によって、ワイパーアームを回転駆動させることができるようにする車両により支持されるモータに接続され、第2の端部によって、接続装置に接続され、より詳細には、接続装置のアダプタに接続される。
現在、ワイパーアームとアダプタとの間には異なる種類の接続が存在する。特に、第2の端部がフックの形態を成すワイパーアームが知られており、その曲率半径は、拭き取られるべき光沢面の主延在面に対して垂直又は略垂直な平面に内接する。
現在知られている接続装置の欠点は、アダプタがコネクタに対して回動できるようにしながら、これらの2つの部品間の、したがって結果として、ワイパーアームとワイパーとの間の信頼できる接続を確保するために、アダプタをコネクタ上に保持するための嵌合手段を必要とすることにある。そのような接続は、これらの部品のいかなる偶発的な外れをも回避するために十分に強くなければならず、この外れは、例えば拭き取り中にこの外れが発生した場合に車両のユーザにとって危険となり得る。
更に、前述のようなフックを有するワイパーアームの使用の欠点は、これらのフックのサイズ、特に高さに関して、すなわち、拭き取られるべき光沢面の延在面に対して垂直な方向に沿うサイズ存在する。更に、この形状は、光沢面とワイパーアームとの間の距離を比較的大きくし、これは、少なくとも1つの審美的な問題を呈し、また、前記光沢面を備える車両が移動しているときに空気の流れも乱す。
本発明は、既存の解決策と比較してワイパーアームが改善されたワイパーシステムで使用されるように設計される接続装置を提案することによってこの文脈に含まれ、この接続装置は、改善されたワイパーアームを対応するワイパーに接続できるようにする。
したがって、本発明の1つの主題は、ワイパーを回転駆動するように構成されるワイパーアームにワイパーを接続するようになっている、車両の光沢面を拭き取るためのワイパーシステム用の接続装置に関し、接続装置は、ワイパーに固定されるように構成される少なくとも1つのコネクタと、コネクタ上で回動するように取り付けられる少なくとも1つのアダプタとを備え、コネクタは、該コネクタをワイパーに固定するように構成されるコネクタの一部を形成するベースと、アダプタと協働して接続装置を形成するようになっている垂直突起を形成する本体とを備え、アダプタ及びコネクタは、ワイパーアームの第2の端部の少なくとも一部を受けるように設計される閉断面のハウジングを共に画定する。
本発明によれば、接続装置は、コネクタに設けられる溝を備え、この溝は、ワイパーアームの第2の端部の少なくとも一部を受けるように構成される閉断面のハウジングを画定するのに役立ち、溝は、コネクタの本体の厚さに入り込むように陥凹状を成す。
本発明によれば、ワイパーアームの第2の端部の少なくとも一部を受けるように構成される閉断面のハウジングは、垂直平面で見たときに閉断面を有する。したがって、ワイパーアームの第2の端部は、コネクタに対するアダプタの回動軸に沿うコネクタに対するアダプタの相対移動、より具体的にはコネクタに対するアダプタの相対移動を防止するように、コネクタとアダプタとの間に画定された容積内に位置される少なくとも1つの部分を有する。したがって、好適には、アダプタとコネクタとの間の接続は、更なる部品を追加する必要なく確保されるが、この接続は、コネクタとアダプタとの間の少なくとも1つの自由度を可能にする。
本発明によれば、溝がコネクタに設けられ、この溝は、ワイパーアームの第2の端部の少なくとも一部を受けるように構成される閉断面のハウジングを画定するのに役立つ。換言すれば、ワイパーアームの第2の端部の少なくとも一部を受けるように構成される閉断面のハウジングは、既知のコネクタ及びアダプタと比較してコネクタ及びアダプタの構造的変更によってもたらされる。
本発明の任意選択的な特徴によれば、接続装置は、コネクタに対してアダプタを回動させるための手段を備える。例えば、これらの回動手段は、アダプタ及びコネクタのうちの一方に設けられる少なくとも1つのラグと、アダプタ及びコネクタのうちの他方に設けられる少なくとも1つのオリフィスとを備え、ラグがオリフィスに受けられる。
本発明の1つの特徴によれば、アダプタは、少なくとも1つの上壁によって互いに接続される少なくとも1つの第1の側壁及び少なくとも1つの第2の側壁を備え、第1の側壁、第2の側壁、及び上壁は、アダプタ内の内部空間を画定し、この内部空間内にコネクタの少なくとも一部が受けられる。
本発明の1つの典型的な一実施形態によれば、少なくとも1つのタブが、アダプタの上壁からアダプタ内の内部空間内に上壁の主延在面を横断する方向に沿って延在し、この少なくとも1つのタブが少なくとも1つのラグを支持し、この少なくとも1つのタブがアダプタの側壁から離れている。好適には、タブは、上壁の主延在面に対して垂直に延在する。この典型的な実施形態によれば、少なくとも1つのタブは、コネクタに設けられる溝内で少なくとも部分的に延在し、溝の底部は、ワイパーアームの第2の端部の少なくとも一部を受けるように構成される閉断面のハウジングを画定するのに役立つ。言い換えると、少なくとも1つのタブは、ワイパーアームの第2の端部の少なくとも一部を受けるように構成される閉断面のハウジング内で少なくとも部分的に延在し、それにより、ワイパーアームの第2の端部のこの部分は、タブが移動できるようにし、その結果、このタブによって支持されるラグがこのラグを受けるオリフィスから離脱するのも回避できるようにする。そうすることで、閉断面のハウジング内に受けられるワイパーアームの第2の端部の部分は、アダプタとコネクタとの間に形成される接続を固定できるようにする。
任意選択的に、少なくとも1つのタブは、タブの主延在方向を横断する方向に沿ってタブから延在する少なくとも1つのロッドを備えてもよく、閉断面のハウジング内に受けられるワイパーアームの第2の端部の少なくとも一部は、このロッドに当接するように配置されるべく設計される。好適には、ロッドは、ロッドを支持するタブの主延在方向に対して垂直に延在する。したがって、以上から分かるように、このロッドは、ワイパーアームの第2の端部の少なくとも一部がこのロッドに当接することができるように、コネクタとアダプタとの間に画定された閉断面のハウジング内で延在する。例えば、少なくとも1つのタブは、アダプタ内の内部空間に面するとともにこのタブの外面から離れる方向を向く内面を有することができ、外面は少なくとも1つのラグを支持し、ロッドは内面に設けられる。したがって、閉断面のハウジング内に受けられるワイパーアームの第2の端部の少なくとも一部は、ロッドに当接する、したがって、間接的に内面に当接するように配置されてもよく、それにより、このタブの外面に設けられたラグを、それを受けるオリフィス内に保持することができる。
本発明のこの典型的な実施形態の1つの特徴によれば、少なくとも1つのタブは、ロッドを支持する第1のタブと、コネクタに設けられた第1のオリフィス内に受けられる第1のラグとであってもよく、コネクタに設けられた第2のオリフィス内に受けられる第2のラグを支持する第2のタブは、アダプタの上壁から、上壁の主延在面を横断する方向に沿って延在してもよく、閉断面のハウジング内に受けられるワイパーアームの第2の端部の少なくとも一部は、必要に応じてロッドを介して第1のタブと、及び第2のタブと接触して配置されるように構成される。例えば、第1のタブ及び第2のタブはいずれも、アダプタの上壁の主延在面に対して垂直に延在してもよく、このことは、第1のタブ及び第2のタブが互いに平行な2つの主方向に沿って延在することを意味する。
例えば、第1のタブは前述の通りであり、第2のタブも同様に、第2のラグを支持する外面と、内面とを備え、該内面には、閉断面のハウジング内に受けられるワイパーアームの第2の端部の部分が当接する。したがって、ワイパーアームの第2の端部のこの部分は、ロッドを介して第1のタブに間接的に当接することによって第1のラグを第1のオリフィスに保持するとともに、第2のタブの内面に間接的に当接することによって第2のラグを第2のオリフィスに保持するように構成される。したがって、回動手段を協働して保持することができ、それにより、本発明に係る接続装置を備えるワイパーシステムの最適な動作が確保される。
「第1のタブ」及び「第2のタブ」という用語は、説明を理解し易くするためにのみ使用され、本発明を損なうことなくロッドを第2のタブに設けることができることが理解され得る。
以上から分かるように、本発明のこの典型的な実施形態によれば、ワイパーアームの第2の端部の一部を受けるように構成される閉断面のハウジングは、第1及び第2のラグを支持する第1のタブ及び第2のタブも少なくとも部分的に受ける。
本発明の他の典型的な実施形態によれば、コネクタに対してアダプタを回動させるための手段を形成するのに役立つ少なくとも1つのラグは、アダプタの側壁のうちの1つに設けられてもよい。任意選択的に、少なくとも1つの第1のラグを第1の側壁に設けることができ、第2のラグを、それに関する限り、第2の側壁に設けることができ、第1のラグは、コネクタに設けられる第1のオリフィスに受けられ、第2のラグは、コネクタに設けられる第2のオリフィスに受けられる。例えば、少なくとも第1のオリフィスは、コネクタに設けられる溝を画定するのに役立つコネクタの壁に設けられてもよい。好適には、第1のオリフィス及び第2のオリフィスはいずれも、この溝を画定するコネクタの壁に設けられる。第1のラグ及び第2のラグは、それらに関する限り、例えばアダプタの側壁の内面、すなわち、このアダプタの内部空間に面するこれらの壁の面に設けられてもよい。これらは、本発明を限定するものとして理解されるべきではない典型的な実施形態にすぎないことが理解され得る。
本発明のこの典型的な実施形態の1つの特徴によれば、アダプタは、ワイパーアームの一部を受けるように設計される少なくとも1つの結合舌部を備え、この結合舌部は、これをアダプタに固定する第1の端部と第2の自由端部との間で延在する。
言い換えると、この結合舌部は、ワイパーアームの第2の端部をアダプタに固定するように構成される。
例えば、この結合舌部は、主に、ワイパーの主延在軸線と平行な方向に沿って、接続装置の前面から離れるように延在する。この結合舌部は、これをアダプタに固定する第1の端部と、第2の自由端部との間で延在する。この第2の自由端部は、好適には、ワイパーアームの第1のセグメントを所定位置に保持するための少なくとも1つの保持部材を備えてもよい。これは典型的な一実施形態にすぎず、本発明の範囲から逸脱することなく、この少なくとも1つの保持部材を結合舌部の第1の端部と第2の端部との間に設けることができることが理解され得る。
また、本発明は、車両の光沢面を拭き取るように設計される少なくとも1つのワイパーと、ワイパーを回転駆動するように設計される少なくとも1つのワイパーアームと、ワイパーをワイパーアームに接続するように設計される前述の少なくとも1つの接続装置とを備える、車両のワイパーシステムにも関連する。
この典型的な実施形態の1つの特徴によれば、ワイパーアームは、車両によって支持されるモータに接続されるように設計される第1の端部と、アダプタに固定されるように設計される第2の端部との間で延在し、ワイパーアームの第2の端部はフック形状を有し、フックの少なくとも一部が閉断面のハウジング内に受けられ、フックのこの少なくとも一部がアダプタをコネクタ上に保持するのに役立つ。好適には、ワイパーアームの第2の端部を形成するフックは、アダプタの全周体にわたって延在せず、閉断面のハウジングの容積に係合される。したがって、前述したように、アダプタとコネクタとの間の接続は、更なる部品を追加する必要なく確保されるが、この接続は、コネクタとアダプタとの間の少なくとも1つの自由度を可能にする。
本発明の1つの特徴によれば、ワイパーアームは、主回転軸を中心に回動するように構成され、ワイパーアームのフックは、このワイパーアームの主回転軸に対して垂直な平面に内接する曲率半径を有する。言い換えれば、ワイパーアームの第2の端部を形成するこのフックのプロファイルは、ワイパーアームの主回転軸に対して垂直な平面に内接し、この平面も、本発明に係るワイパーシステムを装備した車両の光沢面と平行又は実質的に平行である。好適には、そのような曲率半径は、このフックを少なくとも部分的に受ける接続装置の垂直サイズ、すなわち、ワイパーアームの主回転軸と平行な方向に沿うサイズを制限できるようにする。また、この曲率半径は、接続装置の後面も解放できるようにし、すなわち、例えば、ウォッシャ流体を搬送するためのパイプへの接続を形成できるようにするべく、接続装置のこの後面上にわたって位置できないようにする。「接続装置の後面」 は、ワイパーアームの第1の端部に面するこの接続装置の面であると理解される。
ワイパーアームの第2の端部を形成するフックは、ベースによって互いに接続される少なくとも1つの第1のセグメント及び少なくとも1つの第2のセグメントを備えるU字形状を成していてもよく、少なくとも1つの第1のセグメントはワイパーアームの本体の連続部を形成し、少なくとも1つの第2のセグメントはフックの自由端部を形成し、閉断面のハウジング内に受けられるワイパーアームのフックの少なくとも一部は、フックの第2のセグメントによって形成される。言い換えれば、フックの第2のセグメントは、アダプタをコネクタ上に保持するのに役立つこのフックの部分を形成する。ワイパーアームの本体は、ワイパーアームのフックによって採用されるU字形状の第1のセグメントと、このワイパーアームの第1の端部との間で延在し、ワイパーアームの第1の端部は、それに関する限り、車両によって支持されるモータに接続されるように設計される。
本発明の1つの特徴によれば、接続装置は、大部分が、前面と後面との間で延在し、前面は、ワイパーアームの第1の端部から離れる方向を向き、ワイパーアームのフックによって採用されるU字形状のベースは、接続装置の前面に隣接して配置される。好適には、フックの第2のセグメントを受ける閉断面のハウジングは、接続装置の前面に面することができる。したがって、そのような構成は、その前面を介してフックを接続装置に挿入できるようにし、それにより、アダプタに対するワイパーアームの取り付けを容易にする。
本発明の1つの特徴によれば、アダプタの内部空間は、少なくとも、ワイパーアームのフックの第2のセグメントを受けることができ、アダプタの第2の側壁は、コネクタとワイパーアームのフックの第1のセグメントとの間でクランプされる又は換言すれば挟まれる。
前述したように、ワイパーアームのフックの第2のセグメントは、閉断面のハウジング内に受けられるこのワイパーアームの第2の端部の一部を形成する。本発明の1つの特徴によれば、ワイパーアームのフックのこの第2のセグメントは、ラグをオリフィス内に保持するのに役立つ。結果として、ラグとオリフィスとの間の協働は、コネクタに対するアダプタの回動軸を形成するのに役立つ。好適には、回動手段は、コネクタの第1のオリフィス内に受けられるアダプタの第1のラグと、コネクタの第2のオリフィス内に受けられるアダプタの第2のラグとを備える。したがって、コネクタに対するアダプタの回動軸は、第1のラグ及び第2のラグを通る直線によって実現することができ、この直線は、ラグが受けられる第1のオリフィスの中心及び第2のオリフィスの中心も通る。
コネクタに対してアダプタを回動させるための手段を形成するのに役立つ少なくとも1つのラグがアダプタの側壁のうちの1つに設けられる前述の他の典型的な実施形態によれば、ワイパーアームのフックの第2のセグメントがコネクタに設けられる溝内に受けられる一方で、このフックの第1のセグメントが接続装置に側方で隣接する。したがって、アダプタの第1の側壁によって支持された第1のラグが、それを受ける第1のオリフィスから離脱し始める場合、フックの第2のセグメントは、溝の側面に当接するまで、この第1の側壁の方向で推し進められ、それにより、第1のオリフィスからのこの第1のラグの完全な離脱が防止される。同様に、第2の側壁によって支持された第2のラグが、それを受ける第2のオリフィスから離脱し始める場合、フックの第2のセグメントは、溝の他の側面に当接するまで、この第2の側壁の方向で推し進められ、それにより、同様に、第2のオリフィスからの第2のラグの完全な離脱が防止される。したがって、フックの第2のセグメントは、ここではラグをそれぞれのオリフィスに保持するのに明らかに役立ち、したがって、同様にアダプタをコネクタに保持する。
前述したように、アダプタの上壁から延在する少なくとも1つのタブは、タブの主延在方向を横断する方向に沿ってタブから延在する少なくとも1つのロッドを備えてもよく、ワイパーアームのフックの第2のセグメントは、このロッドと当接するように配置される。
前述したように、ワイパーアームのフックの第2のセグメントは、アダプタをコネクタ上に保持するのに役立ち、このことは、ラグをそれぞれのオリフィスに保持するのに役立ち、それにより、特にコネクタに対するこのアダプタの回動軸に沿った、コネクタに対するアダプタの相対移動を防止することを意味する。
本発明の1つの特徴によれば、アダプタは、ワイパーアームのフックの第1のセグメントの一部を受けるように設計される少なくとも1つの結合舌部を備えてもよい。言い換えると、この結合舌部は、ワイパーアームの第2の端部をアダプタに固定するのに役立つ。
例えば、少なくとも1つの保持部材は、例えば弾性スナップ締結によってワイパーアームの第1のセグメントに設けられる第1の切り欠きと協働する歯を備えてもよい。これに代えて又は加えて、この少なくとも1つの保持部材は、それぞれが結合舌部の縁部に側方で連続する2つのフィンガを備えてもよく、これらの2つのフィンガは、ワイパーアームのフックの第1のセグメントを挟むように設計される。例えば、これらのフィンガのそれぞれは、結合舌部の主延在面に対して垂直な主方向に沿って延在してもよい。
少なくとも1つの保持部材が歯及び2つのフィンガによって形成される1つの特定の構成によれば、歯は、好適には、これらの2つのフィンガ間に設けられる。言い換えれば、この特定の構成によれば、ワイパーアームのフックの第1のセグメントは、歯が協働する切り欠きの隣で、前述の2つのフィンガ間に挟まれる。換言すれば、この特定の構成によれば、保持部材を形成する2つのフィンガ及び歯が1つの同じ軸線に沿って整列され、この保持部材は、結果として、この第1のセグメントの単一領域においてフックの第1のセグメントと係合される。例えば、結合舌部はアダプタの第2の側壁に連続する。
本発明の一例によれば、上壁は、内部空間から離れるように第2の側壁を越えて側方で延在し、また、アダプタは、上壁、第2の側壁、及び下壁がワイパーアームのフックの第1のセグメントを受けるための領域を画定するように、内部空間から離れて側方で第2の側壁の下縁部から延在する少なくとも1つの下壁を備える。本発明の一例によれば、上壁のこの側方の連続は、アダプタの片側でのみ実現される。任意選択的に、上壁の主延在面に対して垂直にアダプタの上壁と下壁との間で測定される、第2の側壁の高さ、及びフックの第1のセグメントの厚さは、同一又は実質的に同一である。より詳細には、第2の側壁の高さは、第2の側壁を越えて、上壁及び下壁によってそれぞれ形成される突出部間で測定される。
本発明の1つの特定の典型的な実施形態によれば、少なくとも1つの減衰部材がワイパーアームによって支持される。好適には、この減衰部材は、ワイパーアームの操作が不十分な場合に、特にワイパーの交換中、及び、新しいワイパーがアームに未だ取り付けられておらず、その結果、アームの落下及びアームの自由端部と光沢面との接触をもたらし得るきに、ワイパーシステムが拭き取るようになっている光沢面を保護できるようにする。例えば、少なくとも1つの減衰部材は、ワイパーアームのフックの第1のセグメントに取り付けられる。好適には、減衰部材は、ワイパーアームのフックの少なくとも第1のセグメントを覆う。任意選択的に、減衰部材は、このフックのベースの少なくとも一部を覆ってもよい。
好適には、本発明に係るワイパーシステムは、車両によって支持されるウォッシャ流体のタンクに液圧的に接続されるように設計される、ウォッシャ流体を搬送するための少なくとも1つのダクトを備えてもよく、この搬送ダクトは、接続装置の後面に設けられた液圧接続部材に対して液圧的に接続される。この場合、この接続部材は、ワイパーアームの第2の端部を形成するフックの形状に起因して、このフックの第1のセグメントが接続装置に対して側方に延びるため、接続装置の後面に配置されてもよく、それにより、接続装置の後面への「垂直」アクセスが開放される。言い換えると、フックの曲率半径が光沢面と平行な平面内で延在するという事実は、前述したように、ワイパーアームが接続装置の後面上にわたって位置できないようにし、それにより、この後面への接続部材の接続が可能になる。
或いは、搬送ダクトは、減衰部材上に配置されたカニューレに液圧的に接続されてもよく、このカニューレ自体は、この減衰部材によって支持された少なくとも1つのスプレーノズルに接続され、対象の光沢面上にウォッシャ流体を噴射するように設計される。
更なる詳細、特徴、及び、利点は、以下の図に示される様々な典型的な実施形態に関連して例示として以下で与えられる詳細な説明を読むと、より明確に明らかになる。
少なくとも1つのワイパーと、1つのワイパーアームと、ワイパーアームをワイパーに接続する1つの接続装置とを備える本発明に係るワイパーシステムの部分斜視図を示す。 アダプタが分解図で示される、本発明に係るワイパーシステムの接続装置の斜視図を示す。 本発明に係るワイパーアームの斜視図を示す。 本発明の第1の典型的な実施形態に係る接続装置のアダプタの斜視図を示す。 図4に示される第1の典型的な実施形態に係る接続装置のアダプタの斜視底面図を示す。 本発明の第1の典型的な実施形態に係る接続装置のコネクタの斜視図を示す。 本発明の第1の典型的な実施形態に係る接続装置の斜視図を示す。 本発明の第1の典型的な実施形態に係るワイパーシステムの縦断面図を示すし、この断面は、ワイパーアームの端部を形成するフックの中心を通る平面で切断されている。 本発明の第1の典型的な実施形態に係るワイパーシステムの接続装置を通る平面で切断した第1の垂直断面図を示す。 本発明の第1の典型的な実施形態に係るワイパーシステムの接続装置を通る平面で切断した第2の垂直断面を示し、この平面は図9の断面とは異なる。 本発明の第2の典型的な実施形態に係る接続装置のアダプタの垂直断面図を示す。 本発明の第2の典型的な実施形態に係る接続装置のコネクタの斜視図を示す。 本発明の第2の典型的な実施形態に係るワイパーシステムの接続装置で切断した垂直断面図を示す。 本発明の第2の典型的な実施形態の変形例に係るワイパーシステムの接続装置で切断した垂直断面図を示す。
本発明の特徴、変形、及び異なる実施形態は、それらが相互に不適合又は排他的でない限り、様々な組み合わせで互いに組み合わせることができる。特に、特徴のこの選択が技術的利点を与える又は本発明を従来技術と区別するのに十分であれば、記載された他の特徴から分離して、以下に記載される特徴の選択のみを含む本発明の変形を想像することが可能である。
図において、縦、横、側方、左、右、上、下という用語は、本発明に係るワイパーシステム100のワイパー110の三面体L、V、Tに関連した向きを指す。この基準系内で、縦軸Lは縦方向を表わし、横軸Tは横方向を表わし、垂直軸Vは対象の物体の垂直方向を表わす。この基準系内で、垂直断面は、横平面及び垂直平面内、すなわち、三面体の横軸T及び垂直軸Vが内接する平面内で切断された断面に対応する。縦断面は、それに関する限り、縦平面及び垂直平面内、すなわち、縦軸L及び垂直軸Xが内接する平面内で切断された断面を示す。以下の説明では、「ワイパー」及び「ワイパーブレード」という用語は、「ワイパーアーム」及び「アーム」という用語と同様に、置き換え可能に使用される。
図1は、本発明に係る車両の光沢面を拭き取るためのワイパーシステム100を示す。例えば、ワイパーシステム100は、自動車両のウインドシールドを拭き取るようになっていてもよい。このワイパーシステム100は、接続装置130によって互いに接続される少なくとも1つのワイパー110及び少なくとも1つのワイパーアーム120を備える。
ワイパー110は、図示された三面体の縦軸Lと平行な主延在軸Xに沿って主に延在し、光沢面を拭き取るように光沢面と接触するように設計される少なくとも1つのブレードラバー118-例えば、図9、図10、図13及び図14に見られる-を備える。また、ワイパー110は、少なくとも1つの補強部材117-例えば、図8、図9、図10、図13及び図14に見られる-と、光沢面に沿って流れる空気流によって加えられる圧力をワイパー110を車両の光沢面に押し付ける力に変換するように設計される少なくとも1つの空気偏向器113とを備える。ブレードラバー118、補強部材117、及び空気偏向器113は、図9、図10、図13、及び図14に見ることができる支持体116によって支持され、これらの4つの要素は、2つの末端部部品115-そのうちの1つは図1に見ることができる-によって部分的に一緒に保持され、これらの末端部部品は審美的機能も有する。
ワイパーアーム120は、車両によって支持されてこのワイパーアーム120を回転駆動するように設計されたモータにワイパーアームを接続する第1の端部121と、ワイパーアームを接続装置130に接続する第2の端部122との間で延在する。
より具体的には、この接続装置130は、ワイパー110に固定された少なくとも1つのコネクタ140と、コネクタ140上で回動するように取り付けられるアダプタ150とを備える。ワイパーアーム120の第2の端部122は、より詳細には、接続装置130のアダプタ150に固定される。したがって、このアダプタ150は少なくとも1つの結合舌部151を備え、結合舌部151は、該結合舌部をアダプタ150に固定する第1の端部と第2の自由端部との間で延在し、第2の自由端部は、ワイパーアーム120の第2の端部122を所定位置に保持するための少なくとも1つの保持部材152を備える。この結合舌部151は、アダプタ150の側壁に連続している。その結果、この結合舌部151によって保持されるワイパーアーム120の第2の端部122の一部は、アダプタ150の前記側壁に接する。
接続装置130は、前面131と後面132との間で縦に延在し、後面132はワイパーアーム120の第1の端部121に面し、前面131は、この後面132とは反対側の面であり、ワイパー110の主延在軸Xに沿っている。以下でより詳細に説明するように、コネクタ140及びアダプタ150は、ワイパーアーム120の第2の端部122の少なくとも一部を受けるように設計される閉断面のハウジングを画定し、この閉断面のハウジングは、接続装置130の前面131及び/又は後面132に面している。接続装置130及びそれを構成する要素は、説明の後半でより詳細に説明される。
図1に示されるワイパーシステム100は、ワイパーアーム120によって、より詳細にはこのワイパーアーム120の第2の端部122によって支持される少なくとも1つの減衰部材160も備える。この減衰部材160は、例えば前述の光沢面に対するワイパーアーム120の落下をもたらし得るワイパー110の交換中にワイパーアーム120の操作が不十分である場合に、本発明に係るワイパーシステム100を組み込む自動車両の光沢面に対する損傷のリスクを制限するように有利に設計される。
この図1は、ワイパーシステム100を専用で用いる光沢面上にウォッシャ流体を噴射するように設計される ウォッシャ流体を噴射するための少なくとも1つのオリフィス-ここでは見えない-をワイパー110が備える本発明に係るワイパーシステム100の実施形態の変形例をより詳細に示す。好適には、ウォッシャ流体を噴射するための複数のオリフィスがワイパー110に設けられる。これらのスプレーオリフィスは、例えば、ワイパー110に沿って又は接続装置130の両側に分配される。このウォッシャ流体をスプレーオリフィスに分配するための少なくとも一つのチャネルもワイパー110に設けられる。この分配チャネルには、接続装置130を介してウォッシャ流体が供給される。したがって、ワイパーアーム120に沿って延びてその後面132を介して接続装置130に接続されるウォッシャ流体を搬送するためのダクト123の存在に留意されたい。そのような接続は、特に、図3に関連して後述するワイパーアーム120の第2の端部122によって採用される形状によって可能にされる。より詳細には、接続装置130の一方の側面に沿ったワイパーアーム120の一部の側方位置決めは、接続装置130の後面132の上部を解放できるようにし、それにより、接続装置130のこの後面132に対する搬送ダクト123の接続を可能にする。この搬送ダクト123は、少なくとも1つの保持リング124、好適にはその幾つかによってワイパーアーム120に対して所定位置に保持される。
図2は、接続装置130を備える本発明に係るワイパーシステムの一部の拡大図であり、ワイパーアームの第2の端部122を部分的に受ける閉断面のハウジングの一部を明らかにするためにアダプタ150が分解図で描かれている。図示のように、この第2の端部122は平坦フック220の形状を有し、この平坦フック220のセグメントは、閉断面のハウジング内、すなわち、接続装置130の内側に受けられる。「平坦フック」という用語は、図3に関連して以下でより完全に定義される。説明の残りの部分では、「平坦フック」及び「フック」という用語は置き換え可能に使用される。
したがって、ワイパーアームの第2の端部122を形成するフック220の少なくとも第1のセグメント221は、アダプタ150の一方側に接し、このフック220の第2のセグメント223は、それに関する限り、閉断面のハウジング内に受けられる。したがって、前述したことによれば、フック220の第1のセグメント221は、接続装置130に接するワイパーアーム120の第2の端部122の一部を形成する。
また、この図2は、接続装置130の後面132上で実現される液圧接続を明らかにする。接続装置130の後面132、より詳細にはこの接続装置130のコネクタ140の後面148には第1の液圧接続部材149が設けられ、この第1の液圧接続部材149にはウォッシャ流体を搬送するためのダクト123が液圧的に接続される。
図3は、ワイパーアーム120のみを示す。前述したように、このワイパーアーム120は、第1の端部121と第2の端部122との間で延在する。このワイパーアーム120は、より詳細には、ヨーク126内に嵌合された少なくとも1つのロッド125を備え、ロッドは、それ自体、車両によって支持されるモータに接続されたベアリング127に共同回転するように固定される。言い換えると、このベアリング127は、ワイパーアーム120の第1の端部121を形成する。このベアリング127は、モータの駆動シャフトを受けるように設計され、この駆動シャフトは、ベアリング127、ひいてはワイパーアーム120の全体を回転駆動するように設計される。
ワイパーアーム120は、図示の例では2つの回転軸を有する。主回転軸R1が、今しがた前述したようにベアリング127に受けられるように設計されるモータの駆動シャフトによって形成される。この主回転軸R1は、実質的に垂直であり、すなわち、図示の三面体の垂直軸Vと平行であり、拭き取られるべき光沢面に対して垂直又は実質的に垂直である。結果として、ワイパーアーム120が回転できるようにされ、したがって、本発明に係るワイパーシステムを備える車両の光沢面上にわたってワイパーが掃くようにするべく、ワイパーアームが接続されるワイパーも回転できるようにされる。更に、ヨーク126とベアリング127との間に副回転軸R2が更に形成される。この副回転軸R2は、横軸であり、すなわち、図示の三面体の横軸Tと平行であり、ベアリング127に対するロッド125及びヨーク126の垂直又は実質的に垂直な移動を可能にする。そのような移動は、特に、ワイパーアーム120が接続されるワイパーを必要なときに交換するために、ワイパーアーム130の第2の端部122を対象の光沢面から離れるように移動させるべく上昇させることができるようにする。
それに関する限り、前述したように、ワイパーアーム120の第2の端部122はフック220の形態を成す。本発明によれば、このフック220は、図3に示すように垂直方向で平坦な形状を有する。この平坦な形状は、フック220の正中面、又はこのフック220を形成する湾曲部の曲率半径の配置によって規定されてもよい。したがって、フック220の正中面又は曲率半径は、ワイパーアーム120の主回転軸R1に対して垂直又は略垂直な平面Pに内接する。図示されるように、ワイパーアーム120の副回転軸R2は、フック220の曲率半径も内接する平面Pに内接する。言い換えれば、この曲率半径Rは、縦平面及び横平面、すなわち、図示された三面体の縦軸L及び横軸Tが内接する平面に内接する。
このフック220は、上方から見てU字形であり、このことは、フックが、このワイパーアーム120の本体222に連続する少なくとも第1のセグメント221と、ベース224によって第1のセグメント221に接続される少なくとも第2のセグメント223とを備えることを意味する。このフック220の第1のセグメント221は、結合舌部によってアダプタに固定されているワイパーアーム120の第2の端部122の一部を形成する一方で、このフック220の第2のセグメント223は、接続装置内に、より詳細には、この接続装置のコネクタ及びアダプタによって画定される閉断面のハウジング内に受けられるように設計される。換言すれば、前述したように、このフック220の第1のセグメント221及び第2のセグメント223は、第1のセグメント221が側方で接続装置に隣接し、第2のセグメント223がこの接続装置内に受けられるという点で、互いに区別することができる。
第1のセグメント221は、ワイパーアーム120の第2の端部122を形成するフック220の第2のセグメント223の縦寸法よりも大きい縦寸法を有することに留意されたい。また、第1のセグメント221は、アダプタの結合舌部によって支持される保持部材を形成するのに役立つ歯を受けるように設計される少なくとも1つの第1の切り欠き225も有し、これについては以下でより完全に説明する。図示の例によれば、第1の切り欠き225は貫通穴であるが、これは単なる典型的な実施形態であり、本発明の文脈から逸脱することなく、この第1の切り欠き225は代替的に止まり穴の形態をとることができることが理解され得る。この代替形態によれば、止まり穴は、第1のセグメント221の内面、すなわち、第2のセグメント223に面するこの第1のセグメント221の内面に通じている最後に、第1のセグメント221は、少なくとも1つの第2の切り欠き226、特に図示の例によれば、減衰部材をこの第1のセグメント221に固定できるようにするべく設計される2つの第2の切り欠き226を備える。
次に、図4から図10を参照して、本発明の第1の典型的な実施形態を説明し、図4及び図5は、第1の典型的な実施形態に係る接続装置130のアダプタ150を示し、図6は、第1の典型的な実施形態に係るこの接続装置130のコネクタ140を示し、図7は、接続装置130、すなわち、コネクタ140に取り付けられるアダプタ150を示し、図8~図10は、第1の典型的な実施形態に係るワイパーシステム100を貫く異なる部分を示す。
本発明の第1の典型的な実施形態に係るアダプタ150は、上壁155によって互いに接続される少なくとも1つの第1の側壁153と少なくとも1つの第2の側壁154とを備える。上部155及び2つの側壁153,154は、アダプタ150の内部空間156を画定する。言い換えると、アダプタ150は、垂直面で見て逆U字形状を有する。図示のように、前述の結合舌部151は、後方に向かって、すなわち、接続装置の前面から離れるように第2の側壁に連続する。上壁155は、側方で、内部空間156から離れるように第2の側壁154を越えて延在する。また、アダプタ150は、第2の側壁154の下縁部158、すなわち、上壁155とは反対側の縁部から側方で内部空間156から離れるように延びる少なくとも1つの下壁157も備える。結果として、第2の側壁154、上壁155、及び下壁157は、フックの第1のセグメントのための受け入れ領域159を画定する。好適には、上壁155の主延在面に対して垂直な方向に沿って上壁155と下壁157との間で測定される第2の側壁154の高さHは、ワイパー装置が組み付けられるときに同じ方向に沿って測定されるフックの第2のセグメントの厚さと同一又は実質的に同一である。
前述したように、結合舌部151は、フックの第1のセグメントを保持するための少なくとも1つの部材152を備える。より詳細には、この少なくとも1つの保持部材152は、アダプタの上壁155から距離を隔てて延在する結合舌部151の後端部に設けられる。ここに示される例によれば、この少なくとも1つの保持部材152は、フックの第1のセグメントに設けられる第1の切り欠きと協働するように設計される少なくとも1つの歯250と、結合舌部151に側方で連続する少なくとも2つのフィンガ251とを備える。より詳細には、これらのフィンガ251は、結合舌部151の主延在面に対して垂直に又は実質的に垂直に延在する。したがって、第1のフィンガ251aは、アダプタ150の内部空間156から離れるように結合舌部151の上縁部252から延在し、第2の舌部251bは、それに関する限り、このアダプタ150の内部空間156からも離れるようにこの結合舌部151の下縁部253から延在する。結合舌部151の「上縁部」及び「下縁部」は、ここでは、図示の三面体の垂直軸Vと平行な垂直方向に沿って互いに対向してそれぞれアダプタの上壁及び下壁に近いこの結合舌部151の2つの縁部であると理解される。好適には、歯250は、結合舌部151によって支持される第1のフィンガ251aと第2のフィンガ251bとの間に設けられる。その結果、取り付け位置において、フックの第1のセグメントは、第1の切り欠きの両側に配置される第1のフィンガ251aと第2のフィンガ251bとの間に挟まれる。例えば、歯250は、スナップ締結によってフックの第1のセグメントの第1の切り欠きと協働することができる。
このアダプタ150は、コネクタ上で回動するように取り付けられる。この目的のために、回動手段がアダプタ150とコネクタとの間に分配される。例えば、アダプタ150及びコネクタの一方又は他方に少なくとも1つのラグを設けることができ、また、この少なくとも1つのラグを受けるのに適したオリフィスがアダプタ150及びコネクタの他方に設けられる。ここに示す例によれば、アダプタ150は、コネクタに設けられたオリフィス内に受けられるように設計される少なくとも1つのラグ254を支持する。図示のように、この少なくとも1つのラグ254は、第1の側壁153の内面、すなわち、アダプタ150の内部空間156に面するこの第1の側壁153の面に設けられる。好適には、第1の側壁153によって支持されるラグ254は第1のラグ254aであり、また、アダプタ150は、第2の側壁154の内面、すなわち、アダプタ150の内部空間156に面するこの第2の側壁154の面によって支持される第2のラグ254bを備える。各ラグ254a、254bは、内部空間156の内部で他方のラグ254a、254bに向かって延在する側壁153,154からの突出部を形成する。本発明によれば、第1のラグ254aは、コネクタに設けられた第1のオリフィスと協働するように設計され、第2のラグ254bは、同様にコネクタに設けられた第2のオリフィスと協働するように設計される。第1のラグ254a及び第2のラグ254bを通る軸が、コネクタに対するアダプタ150の回動軸を形成する。
アダプタ150は、アダプタ150の上壁155及び第2の側壁154から延在する前壁255を備えることにも留意されたい。この前壁255は、例えば図5においてより明確に見える。
図5は、第1の典型的な実施形態に係るアダプタ150の斜視底面図を示す。この図5は、特に、第2の側壁154の内面によって支持される第2のラグ254bを明らかにする。ラグ254a、254bのそれぞれは、対象のラグ254a、254bの下面、すなわち、アダプタ150が接続装置のコネクタに取り付けられるときにワイパーに面するこのラグ254a、254bの部分に設けられるチャンバ351を有する。これらの面取り351は、アダプタ150を接続装置のコネクタに取り付けることをより容易にする。
前述したように、アダプタ150は前壁255も備える。図5に示されるように、この前壁255は湾曲され、この前壁255の曲率半径は、アダプタ150の上壁155の主延在面と平行な平面に内接する。この前壁255は、中間壁256によって、後方に向かって、すなわち結合舌部151の方向に連続している。好適には、前壁255は、アダプタ150の横寸法d1、すなわち、図示の三面体の横軸Tと平行に測定されるこのアダプタ150の寸法の一部のみにわたって、このアダプタ150の第1の側壁153と第2の側壁154との間で延在して、この寸法の少なくとも一部を自由に残し、したがって、ワイパーアームの第2の端部を形成するフックの第2のセグメントの挿入を可能にする。また、前壁255及び中間壁256は、ワイパーアームの第2の端部を形成するフックの形状に対して相補的な形状を有することにも留意されたい。この特定の形状は、例えば、フックのための、より詳細にはこのフックの第2のセグメントのための挿入ガイドとして機能することができ、次いで前壁255はこのフックのための挿入ストッパを形成することができる。例えば図8に見られるように、この前壁255は、より詳細には、ワイパーアームのこの第2の端部を形成するフックのベースのためのストッパを形成するように設計される。言い換えれば、フック220のこのベースは、接続装置の前面を形成するのに役立つことが理解され得る。
図6は、本発明の第1の典型的な実施形態に係る接続装置のコネクタ140を示す。図示のように、このコネクタ140は、前述したブレードラバー、支持体、及び補強部材を少なくとも受けるように設計される少なくとも1つのベース141を備える。換言すれば、このベース141は、コネクタをワイパーに固定できるようにするコネクタ140の部分を形成する。このベース141から、コネクタ140の本体142が延在し、本体142は、接続装置を形成するべくアダプタと協働するようになっている垂直突起を形成する。
図示のように、溝143がこの本体142に設けられる。図示の例によれば、この溝143は、より詳細には、横方向に沿って、このコネクタ140の本体142のほぼ中央に設けられる。したがって、この溝143は、2つの側面144、下面145及び後面146によって画定され、これらの2つの側面144、下面145及び後面146は、コネクタ140の本体142の内面、すなわち、溝143に面するこの本体142の面によって形成される。言い換えると、溝143は、本体の厚さに入り込むように陥凹状を成す。溝143の側面144、下面145、及び後面146によって画定されるこの溝143は、接続装置の閉断面のハウジングを画定するのに役立つ。言い換えると、この溝143は、ワイパーアームの第2の端部を形成するフックの部分を受けるように設計される。より詳細には、この溝143は、ワイパーアームの第2の端部を形成するフックの第2のセグメントを受けるように設計される。
このコネクタ140は、接続装置の前面を形成するのに役立つ前面147と、接続装置の後面を形成するのに役立つ後面148との間で縦に延在する。ここに示す例によれば、コネクタ140の後面148に第1の液圧接続部材149が設けられ、このコネクタの前面147に第2の液圧接続部材240が設けられる。図6には見えないが、第3の液圧接続部材が好適にはコネクタ140の後面148に設けられてもよい。第1の液圧接続部材149は、ウォッシャ流体を搬送するためのダクトに液圧的に接続されるように設計され、このことは、第1の液圧接続部材149が接続装置へのウォッシャ流体の入口点を形成することを意味する。第2の液圧接続部材240は、それに関する限り、ワイパーに沿って設けられてこのウォッシャ流体を噴射するための部材を供給できるようにするこのウォッシャ流体を分配するためのチャネルに液圧的に接続され、このことは、ウォッシャ流体が接続装置から出る出口点をこの第2の液圧接続装置240が形成することを意味する。
前述したように、アダプタの第1のラグを受けるように設計される第1のオリフィスと、アダプタの第2のラグを受けるように設計される第2のオリフィスとがコネクタ140に形成される。以下により詳細に説明するように、アダプタは、コネクタ140を覆うように構成される。このアダプタの側壁の内面にラグが設けられることにより、コネクタ140の外面にオリフィスを設ける必要があることが理解され得る。したがって、第1のオリフィス-図6では見えない-は、コネクタ140の本体142の第1の外側面に形成され、第2のオリフィス241は、それに関する限り、コネクタ140の本体142の第2の外側面252に形成される。好適には、第1のオリフィス及び第2のオリフィス241は整列され、このことは、これらのオリフィスが図示された三面体の横軸Tと平行な直線に沿って設けられることを意味する。例えば、第1のオリフィス及び第2のオリフィス241が止まり穴であってもよい。
図7は、第1の典型的な実施形態に係る接続装置130の斜視図を示す。したがって、この図7は、ワイパーアームの第2の端部を形成するフックの第2のセグメントを受けるように設計される閉断面のハウジング170を特に視認可能にする。「閉断面のハウジング」 は、垂直面で見たときに閉じられる断面を有するハウジングであると理解される。
前述したように、閉断面のこのハウジング170は、少なくとも接続装置130の前面131に面している。言い換えれば、閉断面のこのハウジング170は、垂直平面に見られるように、閉じられる不規則な断面を伴うチューブの形態を成す。したがって、ワイパーアームの第2の端部を形成するフックの第2のセグメントは、それが前述の前壁155に当接するまで、接続装置130の前面131を介して閉断面のハウジング170内に挿入され得る。任意選択的に、閉断面のハウジング170は、接続装置130の後面に面することもできる。
この図7からも分かるように、閉断面のハウジング170はアダプタ150の内部空間156内で少なくとも部分的に延在する。
図8は、フック220のベース224の中心、すなわち、フック220の曲率半径が最小となるこのベース224のポイントを通過する、正中面又はフックで切断された縦断面で見た本発明の第1の典型的な実施形態に係るワイパーシステム100を部分的に示す。この図8は、アダプタ150の前壁255とフック220のベース224との間の協働、より詳細には、このベース224の後面228、すなわち、フック220の内部及びワイパーアームの第1の端部に面するこのベース224の面との協働を特に見えるようにする。前述したように、ワイパーアームの第2の端部が受けられる閉断面のハウジング170は、このフック220のベース224の後面228がアダプタ150の前壁255に当接して配置されるまで、この前面131を介してフック220を閉断面のハウジング170内に挿入できるように、接続装置130の前面131に少なくとも部分的に面している。言い換えると、取り付け位置では、フック220のベース224が接続装置130の前面131の隣に配置される。
また、ここに示される第1の典型的な実施形態によれば、アダプタ150の上壁155が、ワイパーアームの第2の端部を形成するフック220のベース224を覆うように前壁255を越えて前方に延在することに留意されたい。
また、この図8は、コネクタの後面148に設けられる第1の液圧接続部材149とウォッシャ流体を搬送するためのダクト123との間に形成された液圧接続も明らかにする。このように、第1の液圧接続部材149がウォッシャ流体を搬送するダクト123に嵌め込まれる。
図9は、接続装置130、第1のセグメント221、及びワイパーアームの第2の端部を形成するフック220の第2のセグメント223を通る平面で切断した垂直断面で見たときの、本発明の第1の典型的な実施形態に係るワイパーシステム100を示す。
前述したように、アダプタ150は、コネクタ140を少なくとも部分的に覆うように取り付けられる。これにより、例えばこの図9に示されるように、ワイパーアームの第2の端部を形成するフックの第2のセグメント23を受ける閉断面のハウジング170が形成される。より詳細には、閉断面のこのハウジング170は、アダプタ150の第1の側壁153、このアダプタ150の上壁155、アダプタの第2の側壁154、及びコネクタ140の本体142によって画定され、すなわち、上で規定された溝143と、コネクタ140の本体142の上面242、すなわち、このアダプタ150がコネクタ140に取り付けられるときにアダプタ150の上壁155に面するこの本体142の面とによって画定される。前述したように、閉断面のハウジング170は、アダプタ150の内部空間156内で延在する。
したがって、ワイパーアームのフックの第2のセグメント223は、アダプタ150の内部空間156及びコネクタ140に設けられた溝143の両方に受けられる。このフックの第1のセグメント221は、それに関する限り、アダプタ150の第2の側壁154に当接する。したがって、図示のように、アダプタ150のこの第2の側壁154は、フックの第1のセグメント221とコネクタ140の本体142との間に挟まれる。そのような構成は、好適には、アダプタ150の第1の側壁153及び第2の側壁154によってそれぞれ支持された第1のラグ及び第2のラグがそれぞれ第1のオリフィス内及び第2のオリフィス内に保持されるようにすることを可能にし、第1のオリフィス及び第2のオリフィスは、それらに関する限り、コネクタ140の本体142の外側面に設けられる。
この構成によれば、ワイパーアームのフックの第2のセグメント223がコネクタ140に設けられる溝143内に受けられ、一方、このフックの第1のセグメント221は、接続装置130と側方で隣接する。したがって、アダプタ150の第1の側壁153によって支持される第1のラグがそれを受ける第1のオリフィスから離脱し始める場合、フックの第2のセグメント223は、溝143の側面144に当接するまで、この第1の側壁153の方向で推し進められ、それにより、第1のオリフィスからのこの第1のラグの完全な離脱が防止される。同様に、第2の側壁154によって支えられる第2のラグがそれを受ける第2のオリフィスから離脱し始める場合、フックの第2のセグメント223は、溝143の他の側面144に当接するまで、この第2の側壁154の方向で推し進められ、それにより、同様に、第2のオリフィスからの第2のラグの完全な離脱が防止される。したがって、フックの第2のセグメント223は、ラグをそれぞれのオリフィス内に保持するのに役立ち、そのため、同様に、アダプタ150をコネクタ140上に保持するのに役立つ。
第1のラグと第1のオリフィスとの協働、及び第2のラグと第2のオリフィスとの協働が例えば図10に示される。
更に、図9は、アダプタの前壁に連続する中間壁256の部分を明らかにする。この中間壁256は、アダプタ150の上壁155から、内部空間156内で、このアダプタ150の上壁155の主延在面に対して垂直又は実質的に垂直な方向に沿って延在する。この中間壁256は、アダプタ150の第1の側壁153及び第2の側壁154から離れている。したがって、図9に示される第1の典型的な実施形態によれば、この中間壁256は、ワイパーアームのフック220の第2のセグメント223をその閉断面のハウジング170への挿入中に案内するための部材を形成する垂直タブである。
前述したように、コネクタ140のベース141がこのコネクタ140の一部を形成し、それによってコネクタがワイパーに固定される。したがって、このベース141は、補強部材117及びブレードラバー118を支持する支持体116を受けるための空間を形成する全体的な逆U字形を有する。より詳細には、補強部材117は、支持体116に設けられたハウジング内に受けられる金属ストリップの形態を成す。また、この支持体116は、ブレードラバー118のための少なくとも2つの結合タブ119を備える。このブレードラバー118は、支持体116の2つの結合タブ119によって保持されるブレードラバー118の部分を形成する少なくとも1つのヒール210と、ヒール210にヒンジ212によって接続される少なくとも1つの拭き取りリップ211とを備え、この拭き取りリップ211は、拭き取られるべき光沢面と接触するように設計されるブレードラバー118の部分を形成する。この図9は、コネクタ140のベース141に設けられてそれ自体がワイパー110に設けられたスプレーオリフィスを供給する前述の分配チャネルにウォッシャ流体を搬送できるようにする中間チャネル213を明らかにする。言い換えると、この中間チャネル213は、第1の液圧接続部材及び第2の液圧接続部材の両方に接続される。
最後に、この図9は、フック220の第1のセグメント221によって支持される減衰部材160を明らかにする。図示のように、この減衰部材160は下側突出部161を備え、このことは、減衰部材160がこの第1のセグメント221に取り付けられるときに、この減衰部材160の一部がこの減衰部材160の下縁部からアダプタ150の第2の側壁154の方向で延びることを意味する。したがって、この下側突出部161は、第1のセグメント221の下縁部に隣接して配置される。任意選択的に、減衰部材160は、本発明に係るワイパーシステムの空気力学的性能を更に向上できるようにする空気偏向器を備えてもよい。好適には、減衰部材160は、少なくとも1つのカニューレに液圧的に接続される少なくとも1つのスプレーノズルを備えてもよく、このカニューレ自体は前述の搬送ダクトに液圧的に接続されている。
ここには示されない本発明の一実施形態の変形例によれば、減衰部材は、ワイパーアームの第2の端部を形成するフックの第1のセグメントを覆い、またこのフックのベースも覆う。このワイパーアームの副回転軸から最も遠いワイパーアームの部分は、光沢面と接触してこれを損傷する可能性が最も高いこのアームの部分を形成する。更に、この副回転軸から最も離れている部分のうち、接続装置に受けられない部分、すなわち、フックの第1のセグメント及びベースは、更に危険に晒されている。したがって、本発明によれば、少なくともフックのベース及び/又は第1のセグメントが減衰部材を備えていることが重要である。
図10は、接続装置130を通過してフックの第1のセグメント221のみを通過する平面で切断された他の垂直断面、すなわち、図9に示される断面よりも接続装置130の後面に近い断面における第1の典型的な実施形態に係るワイパーシステム100を示す。
したがって、この図10は、アダプタ150の第1の側壁153上及びコネクタ140内にそれぞれ形成される第1のラグ254aと第1のオリフィス243との間の協働、及び、第2のラグ254bと第2のオリフィス241との間の協働を特に見えるようにし、第2のラグ254b及び第2のオリフィス241は、それらに関する限り、アダプタ150の第2の側壁154上及びコネクタ140内にそれぞれ形成される。この図10から分かるように、このアダプタ150をコネクタ140に取り付けることができるようにするべくアダプタ150の側壁153,154を離間する必要がある。また、この取り付けは、図5に関連して説明したラグ254a、254bの下面に面取りが存在することによって容易になる。したがって、これらの側壁153,154は、それらが初期位置に戻るときにラグ254a、254bを対応するオリフィス241,243に挿入できるようにするのに十分な弾性を有する。接続装置130上へのアームの組み付け中、フックが接続装置130内に形成された閉断面のハウジング内に挿入されると、このフックの少なくとも第1のセグメント221は、第2の側壁154をコネクタ140に対して、より詳細にはこのコネクタ140の本体142に対して押し付けることができるようにし、それにより、少なくとも第2のラグ254bが対応するオリフィス内に保持されるようにする。同様に、図9に関連して説明したように、コネクタに設けられた溝の側面は、ラグ254a、254bがそれらを受けるオリフィス241,243から外れるのを防止するために、閉断面のハウジングに受けられたフックの第2のセグメントのためのストッパを形成するように設計される。
また、この図10は、コネクタ140の本体142を通じて延びる中間チャネル213の他の部分も明らかにする。したがって、この中間チャネル213は、ウォッシャ流体分配チャネルに供給するために接続装置を縦に通過する。
最後に、この図10は、減衰部材160をフックの第1のセグメント221上に保持するために使用される手段を示す。したがって、図示のように、この減衰部材160は、減衰部材160の内面、すなわち、フックの第1の側面221と接触するようになっているこの減衰部材160の面から、減衰部材160のこの内面の主延在面に対して垂直に延びるピン162を備える。このピン162は、フック220の第1のセグメント221に設けられた第2の切り欠き226のうちの1つに受けられ、この第1のセグメント221の内面、すなわち、フックの第2のセグメントに面する面にストッパを形成するヘッド163で終端し、フックは、それに関する限り、閉断面のハウジングに受けられる。ヘッド163は、それを対応する第2の切り欠き226に圧力嵌めできるようにする弾性変形特性を有し、その後、その元の形状への戻りは、離脱に対するストッパを形成し、減衰部材160を所定の位置にロックする。より詳細には、第1のセグメント221のこの内面は、対象の第2の切り欠き226の周囲に設けられてピン162のこのヘッド163を受ける窪み227を有することに留意されたい。好適には、この窪み227は、第1のセグメント221とそれが支持する減衰部材160とで構成されるアセンブリの横方向サイズを小さくできるようにし、それにより、この目的のために設けられるアダプタ150に沿って受け入れ領域159にこの第1のセグメント221を係合させることができる。これが本発明の一実施例にすぎず、本発明と適合する任意の他の既知の手段によって減衰部材をワイパーアームに固定できることが理解され得る。例えば、減衰部材は、本発明の文脈から逸脱することなく、ワイパーアームに接着結合又は超音波溶接され得る。
ここで、図11~図14を参照して、本発明の第2の典型的な実施形態について説明する。これらの異なる典型的な実施形態において同一である要素は、同じ参照符号を有し、その説明のために、上記で既に与えられた説明を参照する。
したがって、図11は、本発明の第2の典型的な実施形態に係る接続装置のアダプタ150を示す。より詳細には、この図11は、アダプタ150と接続装置のコネクタとの間で使用される回動手段を形成するのに役立つラグ254を通過する垂直面で切断されたこのアダプタ150を貫く垂直断面を示す。この第2の典型的な実施形態に係るアダプタ150は、特にアダプタ150とコネクタ140との間で使用される回動手段を形成するのに役立つラグ254の位置決めによって第1の典型的な実施形態とは異なる。
したがって、この第2の典型的な実施形態によれば、少なくとも1つのタブ257は、アダプタ150の上壁155から、この上壁155の主延在面に対して垂直又は実質的に垂直な方向で延在する。図示の例によれば、2つのタブ257は、上壁155から、この上壁155の主延在面に対して垂直に、アダプタ150の内部空間156内で延在する。これらのタブ257のそれぞれは、前述のラグ254のうちの1つを支持する。したがって、第1のタブ257aは、コネクタの第1のオリフィスと協働するように設計される第1のラグ154aを支持し、また、第2のタブ257bは、コネクタの第2のオリフィスと協働するように設計される第2のラグ254bを支持する。より詳細には、これらのラグ254はそれぞれ、それらを支持するタブ257の末端部を形成する。言い換えれば、各タブ257は、アダプタ150の上壁155とそれが支持するラグ254との間で垂直に延在する。また、各ラグ254は、それを支えるタブ257の外面259、すなわち、他のタブ257から離れる方向を向く対象のタブ257の面から突出するように配置される。
更に、タブ257の少なくとも一方は、対象のタブ257から、より詳細には対象のタブ257の内面350から、他のタブ257の方向で、対象のタブ257の主延在面を横断する方向、好適には主延在面に対して垂直な方向に沿って延びるロッド258を有する。言い換えれば、このロッド258は、大部分が、アダプタ150の上壁155の主延在面と平行な又は実質的に平行な平面内で延在する。「タブ257の内面350」は、他のタブに面するこのタブの面であると理解される。図13に関連して以下でより詳細に説明するように、ワイパーアームの第2の端部を形成するフックの第2のセグメントは、このロッド258に当接するように設計され、この当接は、このロッド258を支持するタブ257によって支えられるラグ254を対応するオリフィス内に保持できるようにする。
図示の例によれば、ロッド258は第1のタブ257aに設けられるが、これは単なる典型的な実施形態であり、このロッド258を本発明の文脈から逸脱することなく第2のタブ257bによって支持できることが理解され得る。或いは、タブ257のそれぞれは、本発明の文脈から逸脱することなく、それ自体のロッド258を支持することができる。
今しがた説明した違いは別として、第2の典型的な実施形態に係るアダプタ150は、第1の典型的な実施形態に係るアダプタ150と同一であり、そのため、特に図4に関連して上記で与えられたその説明は、必要な変更を加えてこの第2の典型的な実施形態に適用される。
図12は、本発明の第2の典型的な実施形態に係るコネクタ140の斜視図を示し、本発明の第2の典型的な実施形態に係るコネクタ140は、溝143が設けられるこのコネクタ140の本体142がそこから延びるベース141を備える。第2の典型的な実施形態によれば、溝143は、ワイパーアームのフックの第2のセグメントに加えて、コネクタ140上でこのアダプタを回動させるための手段を形成するのに役立つラグを支持するアダプタの2つのタブを受けるように設計される。結果として、第2の典型的な実施形態に係る溝143は、横方向寸法、すなわち、図示の三面体の横軸Tと平行に測定される寸法を、縦方向で変化するこの溝143を画定するのに役立つ2つの側面144間に有する。したがって、接続装置の前面を形成するのに役立つコネクタ140の部分の近傍に位置する溝143の第1の部分143aの横方向寸法は、このコネクタ140の後面148のより近くに位置するこの溝143の第2の部分143bの横方向寸法よりも小さい。溝143の第1の部分143aは、ワイパーアームのフックの第2のセグメントの一部のみを受けるようになっており、一方、第2の部分143bは、それに関する限り、ワイパーアームのフックのこの第2のセグメントの他の部分及びラグを支持するアダプタのタブを受けるように設計される。
第2の典型的な実施形態に係るコネクタ140は、第1の典型的な実施形態に係るコネクタと同様に、アダプタによって支持されたラグを受けるように設計される2つのオリフィス241,243を備える。図示するように、これらのオリフィス241,243は、コネクタ140の本体142の外側面に形成される。本発明の第2の典型的な実施形態によれば、ラグが溝143内に受けられるように設計される。これらのラグとオリフィス241,243との間の協働を可能にするために、オリフィスが貫通オリフィスであり、このことは、これらのオリフィスがそれぞれ、外側面から溝143へと、より詳細にはこの溝143の側面144まで本体を貫通して形成されることを意味する。これらのオリフィス241,243へのラグの挿入を可能にするために、面取り244が、対象の側面144において、これらのオリフィス241,243のそれぞれの上方に設けられる。
コネクタ140の残りの部分は、第1の典型的な実施形態と第2の典型的な実施形態との間で同一であり、特に図6に関連して上記で与えられたその説明は、必要な変更を加えて図12に適用される。
図13は、2つのタブ257を通過するとともにこれらのタブ257のうちの一方によって支持されるロッド258を通過する平面で切断した垂直断面で示される、本発明の第2の典型的な実施形態に係るワイパーシステム100を示す。
図示のように、ワイパーアームの第2の端部を形成するフックの第2のセグメント223は、第1のタブ257aに当接するとともに第2のタブ257bによって支持されるロッド258に当接するように配置される。より詳細には、第2のセグメント223は、第1のタブ257aの内面350及びロッド258の自由端部に当接する。言い換えれば、この第2のセグメント223は、第1のタブ257aの内面350と、第2のタブ257bによって支持されるロッド258との間でクランプされる又は挟まれる。結果として、この第2のセグメント223は、第1のラグ254a及び第2のラグ254bをそれぞれのオリフィス241,243内の所定位置に保持できるようにする。より詳細には、フックの第2のセグメント223の支持は、回動手段の横方向移動、すなわち、コネクタ140に対するアダプタ150の回動軸に沿う移動、すなわち、ラグ254a、254bのそれが受けられるオリフィス241,243に対する相対移動を防止できるようにする。
この図13から分かるように、アダプタ150は、コネクタ140上に垂直方向に沿って取り付けられるように設計される。オリフィス241,243の上方に設けられた面取り244は、この挿入中にタブ257が互いに向かって変形することを可能にする。また、これらのタブ257は、それらが溝143に挿入されてラグ254がそれらのそれぞれのオリフィス241,243の隣に配置された時点で、それらの初期位置に戻ることができるようにするのに十分な弾性を有する。ワイパーアーム及び接続装置130の組み立て中、フック220の第2のセグメント223は、アダプタ150とコネクタ140との間に形成される閉断面のハウジング内に挿入され、タブの一方及び他方のタブと関連付けられるタブと接触する。したがって、フック220の第2のセグメント221は、これらのオリフィス241,243とラグ254との間の協働の安定性を確保できるようにする。第2の典型的な実施形態に係るワイパーシステムの残りの部分は、第1の典型的な実施形態に係るワイパーシステムと同一であり、そのため、図9及び図10に関連して前述したその説明は、必要な変更を加えてこの第2の典型的な実施形態に適用される。
図14は、アダプタ150の2つのタブ257及びロッド258を通過する平面で切断した垂直断面で示される、本発明の第2の典型的な実施形態の変形例に係るワイパーシステム100を示す。この第2の実施形態の変形例は、先に説明した第2の実施形態とは、その鏡像であるという点で異なる。換言すれば、それらが同一の車両に取り付けられるとき、第2の典型的な実施形態に係るワイパーシステムのワイパーアームのフック220の第1のセグメント221の結合舌部151は、この車両の移動方向に対して車両の前方を向く一方で、ワイパーシステム100が第2の典型的な実施形態の変形例に係る態様で実現されるときにはこの車両の後方を向く。
第2の典型的な実施形態に係るワイパーシステム100は、左ハンドル車両に取り付けられるのに特に適しており、一方、第2の実施形態の変形例に係るワイパーシステム100は、右ハンドル車両に取り付けられるのに特に適している。
以上から理解されるように、実施される実施形態にかかわらず、ワイパーアームは、縦方向並進における単一の移動によって接続装置に取り付けられ得る。したがって、好適には、本発明は、このワイパーアームを接続装置内に挿入するためにワイパーアームに対してワイパーを傾斜させる必要性を回避できるようにする。実行される縦の並進運動の結果として、フックの第1のセグメントはアダプタの側壁のうちの1つと隣接し、このフックの第2のセグメントは、それに関する限り、接続装置内に受けられ、アダプタとコネクタとの間に配置された回動手段を所定の位置に保つのに役立つことができるようにする。
したがって、以上から分かるように、本発明は、ワイパーアームの形状が接続装置の縦方向サイズを小さくすることを有利に可能にし、また、この接続装置の後部を介してウォッシャ流体を搬送するためのダクトを接続することも有利に可能にするワイパーシステムを提供し、今しがた与えられた説明が本発明の範囲を限定するものではないことが理解される。

Claims (15)

  1. ワイパー(110)を、該ワイパー(110)を回転駆動するように構成されるワイパーアーム(120)に接続するようになっている、車両の光沢面を拭き取るためのワイパーシステム(100)用の接続装置(130)であって、前記接続装置(130)が、前記ワイパー(110)に固定されるように構成される少なくとも1つのコネクタ(140)と、前記コネクタ(140)上で回動するように取り付けられる少なくとも1つのアダプタ(150)とを備え、前記コネクタが、該コネクタ(140)の一部を形成してコネクタを前記ワイパー(110)に固定するように構成されるベース(141)と、前記アダプタ(150)と協働して前記接続装置(130)を形成するようになっている垂直突起を形成する本体(142)とを備え、前記アダプタ(150)及び前記コネクタ(140)が、前記ワイパーアーム(120)の第2の端部(122)の少なくとも一部を受けるように設計される閉断面のハウジング(170)を共に画定する、接続装置(130)において、
    前記コネクタ(140)に設けられる溝(143)を備え、この溝(143)は、前記ワイパーアーム(120)の前記第2の端部(122)の前記少なくとも一部を受けるように構成される閉断面の前記ハウジングを画定するのに役立ち、前記溝(143)は、前記コネクタ(140)の前記本体(142)の厚さに入り込むように陥凹状を成すことを特徴とする接続装置(130)。
  2. 前記コネクタ(140)に対して前記アダプタ(150)を回動させるための手段(254,241,243)を備え、前記回動手段(254,241,243)は、前記アダプタ(150)及び前記コネクタ(140)の一方に設けられる少なくとも1つのラグ(254,254a,254b)を備え、このラグ(254,254a,254b)は、前記アダプタ(150)及び前記コネクタ(140)の他方に設けられるオリフィス(241,243)に受けられる、請求項1に記載の接続装置(130)。
  3. 前記アダプタ(150)は、少なくとも1つの上壁(155)によって互いに接続される少なくとも1つの第1の側壁(153)及び少なくとも1つの第2の側壁(154)を備え、前記第1の側壁(153)、前記第2の側壁(154)、及び前記上壁(155)は、前記アダプタ(150)内に内部空間(156)を画定し、該内部空間(156)内には前記コネクタ(140)の少なくとも一部が受けられる、請求項1又は2に記載の接続装置(130)。
  4. 少なくとも1つのタブ(257,257a,257b)が、前記アダプタ(150)の前記上壁(155)から前記アダプタ(150)内の前記内部空間(156)内へと、前記上壁(155)の主延在面を横断する方向に沿って延在し、この少なくとも1つのタブ(257,257a,257b)が前記少なくとも1つのラグ(254,254a,254b)を支持し、この少なくとも1つのタブ(257,257a,257b)は前記アダプタ(150)の前記側壁(153,154)から離れている、請求項2及び3に記載の接続装置(130)。
  5. 前記少なくとも1つのタブ(257,257a,257b)は、前記タブ(257,257a,257b)の主延在方向を横断する方向に沿って前記タブ(257,257a,257b)から延在する少なくとも1つのロッド(258)を備え、閉断面の前記ハウジング(170)内に受けられるように設計される、前記ワイパーアーム(120)の前記第2の端部(122)の前記少なくとも一部は、このロッド(258)に当接するように配置されるべく設計される、請求項4に記載の接続装置(130)。
  6. 前記アダプタは、前記ワイパーアームの一部を受けるように設計される少なくとも1つの結合舌部(151)を備え、この結合舌部(151)は、これを前記アダプタ(150)に固定する第1の端部と第2の自由端部との間で延びる、請求項1から5のいずれか一項に記載の接続装置(130)。
  7. 車両のワイパーシステム(100)であって、前記車両の光沢面を拭き取るように設計される少なくとも1つのワイパー(110)と、前記ワイパー(110)を回転駆動するように設計される少なくとも1つのワイパーアーム(120)と、前記ワイパー(110)を前記ワイパーアーム(120)に接続するように設計される請求項1から6のいずれか一項に記載の少なくとも1つの接続装置(130)とを備えるワイパーシステム(100)。
  8. 前記ワイパーアーム(120)は、前記車両によって支持されるモータに接続されるように設計される第1の端部(121)と前記アダプタ(150)に固定されるように設計される第2の端部(122)との間で延在し、前記ワイパーアーム(120)の前記第2の端部(122)がフック形状(220)を有し、前記フック(220)の少なくとも一部が閉断面の前記ハウジング(170)内に受けられ、前記フック(220)のこの少なくとも一部が前記アダプタ(150)を前記コネクタ(140)上に保持するのに役立つ、請求項7に記載のワイパーシステム(100)。
  9. 前記ワイパーアーム(120)は、主回転軸(R1)を中心に回動するように構成され、前記ワイパーアーム(120)の前記フック(220)は、このワイパーアーム(120)の前記主回転軸(R1)に対して垂直な平面(P)に内接する曲率半径を有する請求項8に記載のワイパーシステム(100)。
  10. 前記ワイパーアーム(120)の前記第2の端部(122)を形成する前記フック(220)は、ベース(224)によって互いに接続される少なくとも1つの第1のセグメント(221)及び少なくとも1つの第2のセグメント(223)を備えるU字形を成し、前記少なくとも1つの第1のセグメント(221)が前記ワイパーアーム(120)の本体(222)の連続部を形成し、前記少なくとも1つの第2のセグメント(223)が前記フック(220)の自由端部を形成し、閉断面の前記ハウジング(170)内に受けられる前記ワイパーアーム(120)の前記フック(220)の前記少なくとも一部が少なくとも前記フック(220)の前記第2のセグメント(223)によって形成される、請求項8又は9に記載のワイパーシステム(100)。
  11. 前記接続装置(130)は、大部分が、前面(131)と後面(132)との間で延在し、前記前面(131)が前記ワイパーアーム(120)の前記第1の端部(121)から離れる方向を向き、前記ワイパーアーム(120)の前記フック(220)の前記ベース(224)が前記接続装置(130)の前記前面(131)に隣接して配置される、請求項10に記載のワイパーシステム(100)。
  12. 前記接続装置が請求項3から6のいずれか一項に記載のものであり、前記アダプタ(150)内の前記内部空間(156)が前記ワイパーアーム(120)の前記フック(220)の前記第2のセグメント(223)を少なくとも受け、前記アダプタ(150)の前記第2の側壁(154)は、前記コネクタ(140)と前記ワイパーアーム(120)の前記フック(220)の前記第1のセグメント(221)との間にクランプされる、請求項8又は9に記載のワイパーシステム(100)。
  13. 前記接続装置(130)が請求項2から6のいずれか一項に記載のものであり、前記ワイパーアーム(120)の前記フック(220)の前記第2のセグメント(223)は、前記ラグ(254,254a,254b)を前記オリフィス(241,243)内に保持するのに役立つ、請求項12記載のワイパーシステム(100)。
  14. 前記少なくとも1つのタブ(257,257a,257b)は、前記タブ(257,257a,257b)の主延在方向を横断する方向に沿って前記タブ(257,257a,257b)から延在する少なくとも1つのロッド(258)を備え、前記ワイパーアーム(120)の前記フック(220)の前記第2のセグメント(223)がこのロッド(258)と当接するように配置される、請求項13に記載のワイパーシステム(100)。
  15. 前記ワイパーアーム(120)によって支持される少なくとも1つの減衰部材(160)を備える請求項7から14のいずれか一項に記載のワイパーシステム(100)。
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