JP2023534865A - 改善された操縦特性を有する床清掃装置、特にこすり吸引式床清掃装置 - Google Patents

改善された操縦特性を有する床清掃装置、特にこすり吸引式床清掃装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、床清掃装置(10)、特に、こすり吸引式床清掃装置(10)であって、清掃すべき床面に対して平行な送り方向(V)が割り当てられている床ユニット(12)と、床ユニット(12)に対応して配置されていて、作動状態で床面に接触する工具(18,20)であって、駆動装置によって床面に対して相対的に可動である工具(18,20)、床清掃装置(10)をガイドするためのガイド部分(14)と、床ユニット(12)とガイド部分(14)とを互いに枢着的に結合するジョイント装置(16)とを有しており、床清掃装置(10)は、送り方向(V)で床面に対して送り作用を発生させるように構成されており、ジョイント装置(16)は、規定のまたは仮想の第1の旋回軸線(A)を含む第1の旋回領域を有する、床ユニット(12)に対して相対的な、第1の旋回領域を中心とした、特に第1の旋回軸線(A)を中心としたガイド部分(14)の旋回運動を許容する第1の旋回ジョイントを備えて形成されており、第1の旋回軸線(A)は、床面に対して垂直に延びる、送り方向(V)を定義する方向ベクトルを含む第1の旋回軸線平面に位置している、床清掃装置(10)に関する。このような床清掃装置では、操縦作動状態で、ガイド部分(14)は、第1の旋回軸線(A)を中心として床ユニット(12)に対して相対的に旋回可能であり、ガイド部分(14)は、第1の旋回軸線平面において床ユニット(12)または床に対して相対的に固定されるまたは一時的に支持可能であって、旋回軸線平面でガイド部分(14)を支持した状態で行われる第1の旋回軸線(A)を中心としたガイド部分(14)の旋回運動により、送り作用は、床清掃装置(10)の操縦を良好にする、床ユニット(12)の回転モーメントを床面で生じさせる。

Description

本発明は、床清掃装置、特に、例えば湿式床清掃装置のような、こすり吸引式床清掃装置であって、
-清掃すべき床面に対して平行な送り方向が割り当てられている床ユニット、
-床ユニットに対応して配置されていて、作動状態で床面に接触する工具であって、駆動装置によって床面に対して相対的に可動である工具、
-床清掃装置をガイドするためのガイド部分、および
-床ユニットとガイド部分とを互いに枢着的に結合するジョイント装置を有しており、
床清掃装置は好ましくは、送り方向で床面に対して送り作用を発生させるように構成されており、
ジョイント装置は、規定のまたは仮想の第1の旋回軸線を含む第1の旋回領域を有する、床ユニットに対して相対的な、第1の旋回領域を中心とした、特に第1の旋回軸線を中心としたガイド部分の旋回運動を許容する第1の旋回ジョイントを備えて形成されており、
第1の旋回軸線は、床面に対して垂直に延びる、送り方向を定義する方向ベクトルを含む第1の旋回軸線平面に位置している、床清掃装置に関する。
様々な複雑な構造を有する清掃装置が、先行技術により公知である。
本発明に最も近い先行技術として、文献独国特許出願公開第102009028944号明細書が挙げられる。この先行文献には、本願の特許請求項1による上位概念の特徴を有した床清掃装置が記載されている。この装置は、その基本構造において、有利な操縦可能性により実際に有効性が実証されているが、さらなる改良が必要であった。
独国実用新案第202013012528号明細書には、床清掃装置が記載されており、この床清掃装置では、吸引条片に結合された2つの清掃工具の有利な配置によって、独国特許出願公開第102009028944号明細書のものよりも清掃機能および送り機能が改善されている。
さらに例えば、文献欧州特許第2832277号明細書には、改善された送り特性と、ガイド部分に組み込まれた吸引駆動装置とを備える、独国特許出願公開第102009028944号明細書の対象物に基づく改良が示されている。
文献独国特許出願公開第102016208895号明細書には、床ユニットに駆動構成要素が省スペースに配置された床清掃装置が記載されている。
特許された欧州特許第3031378号明細書に記載された床清掃装置は、装置を必要に応じて作動位置と省スペースの搬送位置または保管位置との間で移動させることができるようにするための措置を講じている。
別の先行技術として、米国特許出願公開第2013/0133146号明細書、米国特許出願公開第2012/0246848号明細書ならびに米国特許第2818312号明細書が参照され、これらの文献はすべて、送り方向に対して横方向に延びる軸線を中心として旋回可能な突出するフォークアセンブリを有している。
これらすべての装置は、ポイントごとのさらなる改良および個々の構成要素の統合をすすめているにもかかわらず、少なくとも所定の作動状態では、操作者にとって操縦が困難であることが示されている。大部分において、これらの装置は、エネルギ供給エレメント、清浄水タンクもしくは汚水タンク、ならびに種々様々な操作構成要素、制御構成要素、および駆動構成要素をガイド部分に取り付けることに基づき、ガイド部分自体が部分的により大きくなり重たくなるという欠点を有しており、これにより確かに、床ユニットはよりコンパクトに構成することができるが、特により長時間の作動時には操作者にとって取扱いが困難となる。先行技術に関して上述した床ユニットにおける改良により、操縦特性を部分的に改善することができたとしても、先行技術では操作者が操作の間に、操作状況に応じてガイド部分の重量の多かれ少なかれかなりの割合を引き受けることが必要である。このことは、継続的には、操作者の疲労につながるおそれがある。さらに、床清掃装置の操縦のし易さも損なわれる。
したがって、本発明の課題は、先行技術により公知の利点を十分に利用し、操縦特性の改善の必要性も考慮に入れた、冒頭で述べた形式の床清掃装置を提供することである。
この課題は、冒頭で述べた形式の床清掃装置であって、このような床清掃装置では、操縦作動状態で、ガイド部分が、第1の旋回軸線を中心として床ユニットに対して相対的に旋回可能であり、ガイド部分は、第1の旋回軸線平面において床ユニットまたは床に対して相対的に固定可能または一時的に支持可能であって、旋回軸線平面でガイド部分を支持した状態で行われる第1の旋回軸線を中心としたガイド部分の旋回運動により、送り作用はおよび/または操作者の操縦運動は、床清掃装置の操縦を良好にする、好ましくは床面に対して実質的に垂直な回転軸線を中心として作用する、床ユニットの回転モーメントを床面で生じさせることが想定されている床清掃装置により解決される。このような形式の操縦運動は例えば、送り作用に抗した、ガイド部分における操作者による分散的な軽い保持であってもよく、このような軽い保持は、床ユニットにおける送り作用と共に、床ユニットの回転モーメントを床面で生じさせる。
第1の旋回領域との関連で、第1の旋回領域が、規定のまたは仮想の第1の旋回軸線を有していると言うとき、これは、この文書の範囲内では、旋回領域が、不変の旋回軸線を含む一種のジョイントとして形成されていてもよいことを、または旋回軸線が旋回運動の間に、例えば、比較的大きな範囲にわたってフレキシブルなばねエレメント、例えば弾性体またはコイルばねもしくは板ばね等、を中心とした、または円弧状ガイドによる旋回の際に、時間と共に変化するように構成されていてもよいことを意味している。しかしながら重要であるのは、第1の旋回領域を中心とした旋回がガイドされて行われ、規定の旋回軸線もしくは仮想の旋回軸線、すなわち、旋回の各段階で実際に有効であるが、旋回領域を中心とした旋回の程度を変化させる旋回軸線が、第1の旋回平面に位置しているということである。
本発明による床清掃装置は、すなわち、操縦作動状態で、ガイド部分を床ユニットに対して、以下にさらに詳しく説明する方式で固定し、または一時的に支持可能または持続的に支持可能であって、すなわち完全にまたは少なくとも部分的に支持可能であって、これによりこの支持を介してガイド部分の重量が床部分に、そして最終的には清掃すべき床に作用することにより優れている。すなわち、本発明による操作装置において、操縦作動状態の間、ガイド部分が後方に向かって(すなわち、操作者に向かって)傾けられて、これにより、支持される場合は、またはガイド部分が機械構造に基づきそのグリップ区分で既に後方に向かって立っている場合は、操作者はもはや、ガイド部分の重量を、先行技術の場合と同様には引き受ける必要はない。この場合、通常は操作者によって引き受けるべき重量の一部を、このような支持により減じることができるならば既に、改善が得られる。重量の部分的な支持だけでも既に有利である。支持を介して、操縦作動状態の間にガイド部分の重量を完全にまたは少なくとも部分的に床ユニットへと導入することにより、本発明による床清掃装置の操縦特性に関して、支持を介して引き受けられる重量の一部がどこで床ユニットに作用するかに応じて追加的な利点が得られる。送り方向に関するガイド部分の傾斜は、例えば、ガイド部分の長手方向で、第1の旋回軸線に対して実質的に直交に延在し、かつ床清掃装置の操縦のための、ガイド部分における操作者の作用点によって、例えばハンドグリップによって規定される作用線を通って延びるガイド部分長手方向軸線に関する。
いずれにせよ、床ユニットにおけるガイド部分の重量の少なくとも部分的な支持は、床ユニットにおけるジョイント装置の第1の旋回軸線を中心とした床ユニットに対して相対的なガイド部分の旋回時にかつ/またはガイド部分における操作者の操縦運動時に、分散された、つまり一方の側に向かってずらされた重量分布が行われるという効果を有している。これにより、床ユニットにおける回転モーメントが、好ましくは、床面に対して垂直な回転軸線を中心とする回転モーメントが既に得られる。本発明による床清掃装置の操縦特性に有利な影響を与えるこのような回転モーメントは、好ましくは少なくとも1つの回転する工具を介して、またはその他の構成要素によって、分散された重量分布に基づき変位運動を付加的に支援する送り作用が床ユニットで生成され得ることにより、強化される。旋回させられたガイド部分に基づき、鉛直方向の力成分と水平方向の力成分とを含む、ガイド部分に沿って作用する力が、床ユニットへと伝達される。鉛直方向の力成分は完全にまたは部分的にジョイント装置および支持を介して床ユニット内に導入することができるのに対し、水平方向の力成分は横方向の力として床ユニットで作用する。これにより、特に操作者による対応保持する操縦運動との関連で、床ユニットの所定の領域で送り作用がより顕著に強化され、これにより以下で詳しく説明するように、操縦特性に有利な影響が与えられる。本発明はすなわち、旋回されたガイド部分に基づき横方向成分を含んで床ユニット内に導入された、ガイド部分の重量を、送り作用を利用して行われる操縦運動と共に利用して、床清掃装置全体の操縦特性を改善している。しかしながら本発明の利点は、少なくとも1つの回転する工具が送り作用を生成しない場合でも、より僅かな範囲ではあっても利用することができる。
本発明による床清掃装置のさらなる構成によれば、第1の旋回軸線は、送り方向を定義する方向ベクトルと共に、操縦作動状態で、5°~85°の、好ましくは15°~45°の鋭角をなすことが想定されていてもよい。これは、ガイド部分が、床清掃装置の清掃作動状態もしくは操縦作動状態で、後方に向かって操作者の方に傾けられているように第1の旋回軸線が方向付けられていることを意味している。これにより、ガイド部分の重量から、旋回ジョイントの固定もしくは支持を介して、床ユニットにおける傾倒モーメントが第1の旋回軸線に対して横方向に生じ、この傾倒モーメントには対応モーメントが少なくとも部分的に反作用することが可能である。これは特に、グリップ区分が、垂直方向の床面への投影図で見て、床ユニットの後方に位置している場合である。
本発明の1つの実施態様は、第1の旋回ジョイントが、床ユニットにおいて、第1の旋回軸線を中心として持続的に固定される、または操縦作動状態において、送り方向を定義する方向ベクトルに対する第1の旋回軸線の向きにより設定された所定の位置でロック可能であることを想定している。換言すると、第1の旋回ジョイントは、第1の旋回軸線を中心として所定の向きで継続的に、または所定の位置でロックされる。継続的または一時的に選択されたロックを介して、床ユニットへのガイド部分の重量の支持が達成されてもよい。さらに、これにより、既に示した有利な操縦特性が生じる。
持続的なまたは所定のロックに対して代替的に、本発明のさらなる構成によれば、ジョイント装置は、規定のまたは仮想の第2の旋回軸線を含む第2の旋回領域を有する、床ユニットに対して相対的な、第2の旋回領域を中心としたガイド部分の旋回運動を許容する第2の旋回ジョイントを備えて形成されていることが想定されている。第2の旋回軸線は、床面に対して実質的に平行、かつ第1の旋回軸線に対して横方向に延在している。互いに横方向、特に直交に延在する旋回軸線を含む2つの旋回ジョイントを有する床清掃装置は、先行技術により既に公知である。すなわち既に文献独国特許出願公開第102009028944号明細書には、二重の旋回ジョイントを備えたこのような形式のジョイント装置が示されている。このような形式のジョイント装置は、それ以前の先行技術に対して確かに操縦特性を改善してはいるが、上述したように、操縦作動状態で、ガイド部分の重量のかなりの割合を操作者が引き受けなければならないという欠点を有している。本発明は、ジョイント装置が支持を介して持続的に、または必要時に一時的に、このような欠点を克服する状態にもたらされ得ることを想定している。ジョイント装置の支持は、ジョイント装置表面もしくはジョイント装置内で直接行うことができる。代替的に、ジョイント装置の支持は、ガイド部分への支持装置の取付けを介して行うことができ、支持装置は床ユニットにまたは床に直接支持される。代替的な構成によれば、ジョイント装置の支持は、床ユニットへの支持装置の取付けを介して行うことができ、支持装置はガイド部分を支持する。
この関連で、本発明の有利な実施態様では、ジョイント装置には支持装置が機能的に割り当てられていて、支持装置は、操縦作動状態で、第1の旋回ジョイントを含むジョイント装置を、床ユニットに対して相対的に、少なくとも一時的にかつ/または少なくとも部分的に、操縦作動状態で支持することが想定されている。このような形式の支持装置は、例えば手動で取り付けられていてもよく、電気的もしくは電磁的に接続されていてもよく、または持続的に設けられていてもよく、場合によっては線形のまたは累進的なまたは累減的な支持特性線を有している。既に上述したように、ジョイント装置の支持は、ジョイント装置で直接行うことができ、またはガイド部分へのまたは床ユニットへの支持装置の取付けを介して間接的に行うことができる。
簡単な機械的な実施態様は、この関連で、支持装置が、少なくとも一時的に、少なくとも1つのロック位置で、好適には少なくとも2つの、特に好適には少なくとも3つのロック位置で、ロック可能であることを想定している。これに対して代替的に、支持装置が無段階式にロック可能であることが想定されていてもよい。
この場合、本発明の1つの実施態様では、支持装置が剛性的に形成されていてもよい。これは例えば、支持ステー、支持アングル、支持性の捕捉フォーク、またはロックヨークを介して実現可能である。
純粋に剛性の支持装置に対して代替的に、本発明によれば、支持装置が、ばねエレメントを有しており、このばねエレメントは、線形の、または段階的な、または累減的な(減少する)、または累進的な(増大する)支持作用を、第1の旋回軸線と送り方向を定義する方向ベクトルとの間の角度に応じて有していることが想定されていてもよい。支持の際に作用する支持力の累進的な経過および累減的な経過の組合せも想定することができ、例えば、ばねエレメントは、支持装置が所定の角度範囲にわたってまずは累進的な支持作用を提供し、次いで累減的な支持作用を提供する、またはその逆を行う。
特にばね的な支持装置を使用する場合に、望ましくない振動作用を回避するために、または支持状態の急激な達成を回避するために、本発明のさらなる構成は、支持装置に減衰エレメントが対応して配置されていることを想定することができる。このような措置により、例えば、支持されていない状態と部分的または完全に支持された状態との間の、なだらかな減衰された移行を達成することができる。
本発明のさらなる構成は、ガイド部分を第1の旋回軸線平面で支持するだけではなく、付加的に、第1の旋回軸線に割り当てられた別の支持装置を設けることを想定しており、この別の支持装置は、床ユニットに対する、第1の旋回軸線平面から出る第1の旋回軸線を中心とした旋回の際にも、予め規定されたまたは規定可能な旋回角度以降、ガイド部分を支持するように構成されている。換言すると、ガイド部分は、側方の旋回の際にも、少なくとも所定の旋回角度以降、支持され得る。支持は、上述したように、例えば剛性的に、ばね的に、かつ/または減衰されて行われてもよい。第1の旋回軸線に関する支持のための上述した説明が参照され、この説明は、この個所で、第2の旋回軸線を中心とする運動に関する支持についても同様に当てはまる。
本発明のさらなる構成は、支持装置が、ガイド部分を、第1の旋回軸線を中心とした旋回の際に、床ユニットに対して好ましくは円弧状の軌道に沿ってガイドするように形成されていることを想定している。このために、支持装置にガイド軌道が設けられてもよく、このガイド軌道ではガイドキャリッジがガイドされていて、その上にガイド部分が載置される、またはガイドキャリッジにガイド部分が形状接続または摩擦接続を介して連結される。連結は例えば、近付いてくる部分の磁石アセンブリにより支援されてもよい。さらにこの関連で、支持装置は、ガイド部分を、第1の旋回軸線を中心とした旋回の際に、ばね的に支持するように、好ましくは旋回角度が増加するほど累進的にばね的に支持するように形成されていることが想定されていてもよい。したがって、実質的に真ん中のニュートラル位置からのガイド部分の変位が増加するにつれ増大する一種の戻しモーメントまたは戻し力を提供することができる。これにより操作者は、ガイド部分を旋回後にニュートラル位置へと動かす操縦運動の際に、負荷軽減されるもしくは支援される。
さらに、本発明によれば、ジョイント装置は、第1の旋回ジョイントを第2の旋回ジョイントに結合する結合エレメントを有しており、結合エレメントは床ユニットに対して第2の旋回軸線を中心として旋回可能であって、ガイド部分は結合エレメントに対して、第1の旋回軸線を中心として旋回可能であることが想定されていてもよい。これにより、一種のダブルカルダン式のジョイント装置が得られる。
有利にはこの関連得、結合エレメントが床ユニットに対して支持可能であることが想定されている。すなわち、第1の旋回軸線平面で支持するための支持装置は、-支持が有効である場合でも-第1の旋回軸線を中心としたガイド部分のさらに良好な可動性を保証するために、結合エレメントに連結される。
特に、この関連で、各支持装置は、結合エレメントに対応して配置されていて、操縦作動状態で床ユニットに支持するように接触する支持エレメントを含むことが想定されている。
本発明の好適な実施態様では、各支持装置は、ジョイント装置と一体に形成されていてもよい。この場合、既に上述したように、ジョイント装置はダブルカルダンジョイントとして形成されていて、支持装置もしくは両旋回軸線に対応配置された支持装置のうちの少なくとも1つはダブルカルダンジョイントに一体に形成されていてもよい。代替的に、支持装置を、必要に応じて床清掃装置に取り付けることができるまたは床清掃装置から取り外すことができる別個の構成群として、例えば支持モジュールの形態で形成することができる。このために、支持モジュールと床清掃装置との間の確実かつさらに解除可能な結合を想定した連結インターフェースが提供されてもよい。
さらに、本発明によれば、同じく既に上述したように、各支持装置を操作者によって必要に作動または非作動にすることができるように形成されていてもよい。このことは、機械的な変位、例えば支持ヨークの往復フラップにより、または各支持装置等を電磁的に接続もしくは作動させることにより行うことができる。
本発明のさらなる構成は、支持装置が、操作者によって、作動位置と退避位置との間で旋回可能であって、支持装置は好ましくは、作動位置および退避位置のうちの少なくとも一方でロック可能であることを想定している。これにより、支持装置は必要に応じて接続または取り外しすることができ、理想的には支持装置は両位置に留まる。このことは例えば、ばね予荷重または係止またはロック装置によって行うことができる。
本発明の1つの実施態様は、支持装置には、付着エレメント、特に磁石が対応して配置されていて、付着エレメントは、支持の際に、支持装置を、支持装置に抗したかつ/または支持装置に対して横方向の旋回に抗して、力閾値を超過するまで固定するように構成されていることを想定している。換言すると、支持作用の望ましくない解除を回避するために、支持装置を支持作動位置で補助的に固定することができる。
さらに、本発明のさらなる構成は、支持装置が、好ましくは付着エレメントを介して、支持装置とガイド部分もしくは床ユニットとの間の実質的に形状接続的なかつ/または摩擦接続的な接続を提供することを想定している。これにより、支持装置とガイド部分もしくは床ユニットとの間の、意図しない解除を阻止する確実な連結が支持中に得られる。少なくとも部分的な形状接続は、例えば、支持装置が係合する簡単な切欠きまたは凹部を設けることにより提供することができる。
旋回軸線の向きに関しては、第2の旋回軸線が、第1の旋回軸線に対して実質的に垂直に向けられていることが想定されていてもよい。この場合さらに、ガイド部分は、好適には第1の旋回軸線に対して垂直に、かつ場合によっては第2の旋回軸線に対して垂直に向けられている長手方向軸線を有していてもよい。
有利な質量分布と支持作用は、例えば、ジョイント装置が床ユニットに、ガイド部分の重量がジョイント装置を介して、送り方向で見て、床ユニットの面重心または質量重心の手前に位置する、床ユニットのジオメトリ的な場所において床ユニット内に導入されるように、取り付けられているならば得られる。
本発明のさらなる構成は、質量分布の変更のために、ひいては本発明による床清掃装置の操縦特性の必要に応じた調節のために、床ユニットが、ジョイント装置を、送り方向に沿った様々な取付け位置で床ユニットに可変に取り付けることができる取付け装置を有していることを想定している。このような特性は、例えば、取付け装置が、レールと、それぞれ予め規定された取付け位置で取付け可能な係止装置とを有していることにより得られる。
しかしながら質量分布には、操作者による、第2の旋回軸線を中心としたガイド部分の旋回によっても既に影響を与えることができる。したがって例えば、支持状態の間に、ガイド部分を支持作用に抗して後方に引くことにより、床清掃装置全体を、多かれ少なかれ相当に後方に「傾倒」させることができる。このような措置により、支持作用を利用しながら、床清掃装置の前方の領域は、例えば、送り運動を生じされる清掃工具または駆動輪は負荷軽減され、これにより操縦をより容易にすることができる。上述した「傾倒」とは、数分角もしくは数度の範囲にあってもよい。
本発明によれば、床ユニットとガイド部分との間の質量比は、1:5~1:1の範囲、または1:1~5:1の範囲で形成されていることが想定されていてもよい。
冒頭で既に説明したように、本発明による床清掃装置は少なくともオプションとして、床ユニットにおける送り作用を想定している。この関連で、少なくとも1つの工具が、作動状態で、床面に接触するように、かつ少なくとも部分的に送り運動を発生させるように構成されていることが想定されていてもよい。しかしながら本発明による作用は、-少なくとも限定的な範囲では-互いに逆方向に回転する工具が、送り作用なしでも、床清掃装置と基礎との間の摩擦を著しく減じることにより既に得られる。床清掃装置が、手動で、前に向かってスライドされて、上述した説明のようにガイド部分が第1の旋回軸線を中心として旋回させられると、前進運動、およびこれに関連した床清掃装置の慣性のみによって、このような前進運動から、冒頭で述べた良好な床ユニットの回転モーメントを生じさせることができる。
特に、この関連で、本発明によれば、床ユニットの工具は、運転状態で床面に対して実質的に平行に向けられている回転軸線を備えた回転駆動される少なくとも1つのブラシを有することができる。
本発明の1つの実施態様は、第1のブラシが、作動状態で、床面に対する垂線に対して僅かに傾けられて方向付けられている第1の回転軸線を有していて、第2のブラシが、作動状態で、床面に対する垂線に対して同じく僅かに傾けられて方向付けられている第2の回転軸線を有しており、第1および第2のブラシは逆向きに回転するように構成されていることを想定している。回転方向は、自由に選択可能であってもよい。
垂線に対する回転軸線の傾きに関して、本発明による床清掃装置の特別な実施形態では、第1の回転軸線と第2の回転軸線とが、0.8°~5°だけ、好適には約1.5°だけ、垂線に対して傾けられていることが想定されていてもよい。傾きは、適切な機構を介して操作者によって調節可能であってもよい。
工具による送り作用の生成に加えて付加的にまたは代替的に、本発明による床清掃装置はさらに、床ユニットが少なくとも1つの駆動体を、例えば、作動状態で、床面に接触し、少なくとも一時的にかつ/または少なくとも部分的に送り運動を生成するホイール、ドラム、またはローラ状のシリンダの形態の駆動体を含んでいることが想定されていてもよい。
本発明による床清掃装置の操縦時の利点に関して、理解しやすくするために以下に補足する:
-本発明による床清掃装置の、先行技術に対して著しく改善された操縦性は、冒頭で述べたガイド部分の支持を、送り作用と、特に操作者がガイド部分で分散的に軽く保持した場合の、操作者による何らかの操縦運動とに組み合わせることにより得られる。
-ガイド部分が第1の旋回領域を中心として、特に第2の旋回軸線を中心として旋回されると、床清掃装置は、力均衡の状態の外へ動かされる。
-その結果、操作者によって部分的に引き受けられる重量は、第1の旋回軸線に相当する軸線を中心としたガイド部分の旋回を許容する支持を有さない従来の装置の場合よりも著しく減じられる。
-したがって操作者は、本発明による床清掃装置では、ガイド部分のこのような旋回の間は、ガイド部分を保持するために極めて僅かな力を利用するだけでよい。操作者は、ガイド部分を容易に保持し、操縦することができる。
-送り力の作用に抗して変位させられたガイド部分における操作者による僅かな保持により、床ユニットにおいて相応の回転モーメントが生じ、これは送り作用により支援される。このような作用は、操作者が、ガイド部分を、送り作用に抗して僅かに引き戻しただけでも、特に顕著に現れる。
-第1の旋回領域を中心として、ガイド部分が、一方または他方の方向でより強く旋回されるほど、保持もしくは引き戻しの結果によるこの作用は大きくなる。
-有利には操縦の際に支持を利用する場合、小さな旋回運動を既に利用することができる。
-操縦は、ガイド部分が使用者によって、上述した保持または引き戻しに加えて付加的に、支持の作用に抗してさらに僅かに下方の床面に向かって押されることによっても、さらに容易にすることができる。これにより、床ユニットにおける回転モーメントは、一方では床ユニットにおける力分布の変更により、他方では、送り作用の利用により強化される。
操縦中のこれらすべての措置は、使用者による比較的小さな介入であり、極めて僅かな力しか必要としない。
好ましくは、本発明による床清掃装置は、さらに、粒子および/または液体または一般的に汚水を床面から吸い込むように構成されている吸引ユニットを有している。この関連において、吸引ユニットは、少なくとも1つの吸引タービンを含んでいてもよく、この吸引タービンは、床ユニットまたはガイド部分に配置されているか、またはこれらとは別個に形成されていて、かつ負圧を発生させるように構成されている。吸引作用は、床清掃装置の、使用者に面した背面に配置された直線的なまたは丸み付けられた吸引条片によって助成または強化することができる。この吸引条片は、1つまたは複数のシールリップを有していてもよい。吸引条片および/またはシールリップは、ガイド部分を介して床ユニットに導入される横方向力を吸収する際に有利となり得る、床面に対して相対的な摩擦力を提供する。横方向力の吸収は、ガイドホイールまたは駆動ホイールを介しても行うことができる。
しかしながら本発明によれば、汚水を別の方法で、例えば不織布、毛管吸収機構、または汚水を収容し捕集容器内へと搬送する回転ローラまたはこれに類するものを介して吸収することも同様に可能である。
さらに本発明による床清掃装置は、吸い込まれた粒子および/または清掃のために使用される液体を捕集するように構成された少なくとも1つの捕集容器を含むことができ、捕集容器は、特に取外し可能にガイド部分または床ユニットに配置されている。
さらに、本発明による床清掃装置は、洗浄剤容器を有していてもよく、この洗浄剤容器は、洗浄剤を好適には供給装置を介して、少なくとも1つの工具に提供するように構成されており、この洗浄剤容器は、床ユニットまたはガイド部分に配置されている。
さらに、本発明による床清掃装置は、清浄水容器を有していてもよく、この清浄水容器は、清浄水を好適には供給装置を介して、少なくとも1つの工具に提供するように構成されており、この清浄水容器は、床ユニットまたはガイド部分に配置されている。
捕集容器、洗浄剤容器、および清浄水容器は、グループごとにまたはすべて統合されて形成されていてもよい。
本発明による床清掃装置の好適な発展形態によれば、床清掃装置を、退避状態にもたらすことができ、退避状態では、床ユニットは、ガイド部分に対して相対的に、省スペースの退避位置へと移動可能であり、この退避位置でロック可能である。
本発明のさらなる構成は、支持装置が、ガイド部分を床ユニットに対して完全にロックするように形成されていて、これにより、第1の旋回軸線を中心とした、および場合によっては第2の旋回軸線を中心とした旋回は、少なくとも所定の角度範囲においてロックされていることを想定している。すなわちこの本発明による態様によれば、ガイド部分を床ユニットに対して相対的に、両構成要素の相互の相対運動もしくは旋回が不可能であるように固定することが可能である。ガイド部分と床ユニットとの互いに対するこのような完全なロックもしくは固定は、このような本発明の思想に変化形において、必要に応じて接続可能であり、再び解除可能であってもよい。このことは例えば、支持装置が、詳しく上述したように、旋回軸線を中心として作動位置と非作動位置とに旋回可能であり、支持装置が、作動位置において床ユニットに対して相対的なガイド部分の完全なロックを設定することによって達成することができる。この場合、支持装置は、ガイド部分を床部分に支持することができ、すなわちジョイント装置とは無関係に支持することができる。しかしながら支持は、ジョイント装置に組み込まれていてもよく、またはジョイント装置のすぐ近くに配置されていてもよい。特に、このような形式の支持は、ジョイント装置の構成において、ダブルカルダンジョイントとして、またはその他のダブルジョイントとして提供される。好ましくは、ガイド部分が旋回軸線に対して相対的に、幾分傾いている、例えば15°~45°傾いている場合に、床ユニットに対して相対的なガイド部分の完全なロックが利用される。これにより、ガイド部分は、所定の角度位置で完全にロックすることができ、ガイド部分は、鉛直軸線に対して相対的にそれ以上変位もしくは旋回することはできないが、鉛直軸線の方向への戻り旋回においては可動のままであることができる。
本発明はさらに、上述した形式の支持装置に関する。この支持装置は、ベースを有していて、支持装置はこのベースでシャフトまたは床ユニットに取付け可能である。取付けは、不動に予め規定された位置で、または可変に行うことができる。さらに、支持装置は、持続的にまたは支持位置への移動により、シャフトの重量を床ユニットへと導入する少なくとも1つの支持ステーを有している。支持ステーは、例えば、支持位置と退避位置との間で往復フラップさせることができる。位置固定のために、ロック機構または磁石を設けることができる。支持装置により、上述したように、操縦作動状態で、ガイド部分の重量を床ユニット上で支持することができ、ガイド部分は引き続き操縦可能であり、すなわち第1の旋回軸線を中心として旋回可能なままである。さらに、支持装置は、第1の旋回軸線を中心としたガイド部分の旋回を切替可能にロックするロックヨークを有していてもよい。ロックヨークは、第1の旋回軸線を中心としたガイド部分の各旋回を遮断するように、または所定の旋回角度以降で初めて旋回を遮断するように構成されていてもよい。
最後に、支持装置は、上述した利点を達成するために、必要に応じて相応の床清掃装置に取付け可能でありかつ再び取外し可能であるような、後付けキットとしても、すなわち別個の構成群としても提供することができることに留意されたい。
本発明の実施形態を、以下の図面に基づき以下に説明する。
本発明による床清掃装置の第1の実施例を、ヨーク状に形成された作動させられた支持装置と共に示す立体図である。 本発明による床清掃装置の第1の実施例を別の視野角から示す立体図である。 本発明による床清掃装置の第1の実施例を床ユニットとジョイント装置の一部とを示す立体詳細図である。 図3の本発明による床清掃装置の第1の実施例を床ユニットとジョイント装置の一部とを別の視野角から示す立体詳細図である。 本発明による床清掃装置の第1の実施例の支持装置を示す立体詳細図である。 図5の支持装置を別の視野角から示す立体詳細図である。 本発明による支持装置を備えた床清掃装置の第1の実施例の床ユニットとガイド部分の一部とを示す立体詳細図である。 図7に相当する床ユニットとガイド部分の一部とを示す立体詳細図を、支持装置が、第1の旋回軸線を中心としたガイド部分の側方の旋回を遮断している状態で示した図である。 工具の傾きを説明するための床ユニットの詳細図である。 ジョイント装置と支持装置とを介して行われる床ユニットへのガイド部分からの力の分布を説明するための図である。 本発明による床清掃装置の操縦挙動を一般的に説明するための立体詳細図である。 本発明による床清掃装置の操縦挙動を一般的に説明するための立体詳細図である。 本発明による床清掃装置の操縦挙動を一般的に説明するための立体詳細図である。 操作アセンブリが片側のハンドグリップでのみ負荷されている、本発明による床清掃装置による一操縦工程を説明するための立体図である。 操作アセンブリが片側のハンドグリップでのみ負荷されている、本発明による床清掃装置による一操縦工程を説明するための立体図である。 操作者が壁から十分に距離を置いた状態で、床清掃装置が壁に沿って動かされる本発明による床清掃装置による一操縦工程を説明するための立体図である。 操作者が壁から十分に距離を置いた状態で、床清掃装置が壁に沿って動かされる本発明による床清掃装置による一操縦工程を説明するための立体図である。 本発明による床清掃装置の退避位置を説明するための立体詳細図である。 本発明による床清掃装置の退避位置を説明するための立体詳細図である。 本発明による床清掃装置の退避位置を説明するための立体詳細図である。 ばね状に形成された支持装置を備えた本発明による床清掃装置の第2の実施例を示す立体図である。 必要時に床に支持されるフラップ可能な支持装置を備えた本発明による床清掃装置の第3の実施例を示す立体図である。 ガイド部分のガイドされた側方の旋回を可能にする支持装置を備えた本発明による床清掃装置の第3の実施例を示す立体部分図である。 ガイド部分のガイドされた側方の旋回を可能にする支持装置を備えた本発明による床清掃装置の第3の実施例を示す立体部分図である。 図17および図18による支持装置の基体を示す詳細部分図である。 図17および図18による支持装置の基体を示す詳細部分図である。 支持装置の異なる作動位置に関して第3の実施例を示す立体部分図である。 支持装置の退避位置に関して第3の実施例を示す立体部分図である。 本発明による床清掃装置の第3の実施例による別個の支持モジュールを示す立体図である。 本発明による床清掃装置の第3の実施例による別個の支持モジュールを示す立体図である。 本発明による床清掃装置の第3の実施例による別個の支持モジュールを示す立体図である。
図1および図2には、全体として符号10で示された本発明による床清掃装置の第1実施例の異なる視線方向から見た立体図が示されている。この床清掃装置は、床ユニット12とガイド部分14とを有しており、これらはジョイント装置16を介して互いに枢着的に結合されている。
床ユニットには、2つのブラシ状の工具18,20が対応して配置されていて、これらの工具は回転駆動させることができる。このために工具18には駆動装置22が、工具20には駆動装置24が対応して配置されている。床ユニット12は、両駆動装置22,24が取り付けられているプレート状のケーシング26を有しており、両駆動装置の間には自由な中間スペースが設けられている。工具18,20は、ケーシング26の下面に支持されている。ケーシング26には、図1で認めることができるように、背面に吸引条片28が取り付けられていて、吸引条片の下面には、好ましくはゴム材料から形成されているシールリップアセンブリ30が設けられている。シールリップアセンブリは、1つだけのまたは複数のシールリップを有していてもよい。吸引条片28には、背面に全部で3つの支持ローラ32が設けられていて、そのうちの1つは図面では見えていない。床ユニット12はさらに、その前側に、斜め上方に向かって立ち上がっている2つの搬送ローラ34を有しており、これらの搬送ローラは支持突起36内で支持されている。これらの搬送ローラ34は、本発明による床清掃装置10の保管位置におけるより容易な取扱いのために用いられ、これについては、図14a~図14cにつきさらに詳しく後述する。
ガイド部分14は細長いシャフト40を有しており、このシャフト40の上端部には操作アセンブリ42が取り付けられている。この操作アセンブリ42は、対応して配置された操作レバーを有する2つのハンドグリップ44,46と、中央の操作フィールド48とを含んでおり、中央の操作フィールドには、現在の作動状態、ならびに作動パラメータ、例えば現在の充電状態、工具18,20の目下の回転数、例えば清浄水、汚水、洗浄液といった様々な液体に関する充填状態、残留動作時間および類似の情報を表示するためのディスプレイおよび/または表示フィールドが設けられている。さらに、中央の操作フィールド48は、床清掃装置10の様々な作動パラメータ、例えば工具18,20の回転数等をオンにするおよび制御するための調節機器を含んでいる。
シャフト40にはさらに、充填管片52を備えた純水容器50ならびに排水管片56を備えた汚水容器54が設けられている。清浄水容器50には、水と洗浄液との混合物を充填することもできる。代替的に、図示されていない洗浄液用の別個の容器が設けられていてもよい。液体容器50,54の下方には、別個のケーシング領域58において、詳細には示されていない形式で、床ユニット12に清浄水および洗浄液を供給するための構成要素と、床に塗布され、汚れを吸収した洗浄液を含む水を吸い込むための、特に吸引タービンを備えた吸引ユニットとが設けられている。
床ユニット12に対して相対的なガイド部分14の傾斜を、以下で、第1の旋回軸線Aに対して垂直に延在し、かつ両ハンドグリップ44,46の中心軸線によって規定された作用線Wを通って延びる、ガイド部分長手方向軸線Fの傾斜に基づいて説明する。第1の旋回軸線Aと共にガイド部分長手方向軸線は、床面に対して相対的なガイド部分14の傾斜平面を規定している。
床ユニット12をガイド部分14に結合させるジョイント装置16を、以下で、図3および図4につき詳しく説明する。ジョイント装置は、図示した実施例では、床ユニットに取り付けられた第1の支持部分60と、第1の支持部分に連結されたジョイントエレメント62と、ガイド部分14のシャフト40の下面に取り付けられた第2の支持部分64とを含む。
ジョイント装置16は、第2の支持部分64が、第1の旋回軸線Aを中心としてジョイントエレメント62に対して相対的に旋回可能であるように形成されている。第1の旋回軸線Aは、本発明による床清掃装置10が床を清掃するために操縦される、以下では操縦作動状態とも呼ばれる、作動位置にほぼ相当する、図1~図4に示した位置では、斜め前方に向かう方向に延びている。この第1の旋回軸線は、1つの平面、つまり床に対して平行な送り方向Vを含む第1の旋回軸線平面に位置しており、この平面は、実質的に両工具18,20の間の対称線上で床面に対して垂直に延びている。さらにジョイント装置16は、第1の旋回軸線Aに対して直交方向に延在する第2の旋回軸線Bを有している。したがって、ジョイント装置16のジョイントエレメント62は、床ユニット12をガイド部分14にダブルカルダン式に結合させている。
詳細には、ジョイントエレメント62は、床ユニット12に取り付けられる第1の支持部分60に連結するための下側の領域に、2つのステー68,70を備えたフォーク形状を有していいて、これらのステーは、後ろ側で補強エレメント72を介して互いに結合されている。両ステー68,70を貫通して、ジョイントエレメント62を、旋回軸線Bを中心として旋回可能に第1の支持部分60に支持する軸受ピン74が延在している。ジョイントエレメント62はその上端部に、円錐状に延在する区分内に形成されている軸受アイ76を有しており、この軸受アイは第1の旋回軸線Aを規定している。この軸受アイ76とこれに所属の軸受ピンとを介して、ジョイントエレメント62は、ガイド部分14のシャフト40の下端部における第2の支持部分64に、第1の旋回軸線Aを中心として旋回可能に結合されている。
第1の支持部分60は、床ユニット12上でガイドレール80に沿って移動することができ、このガイドレール80に沿った任意の位置でロックすることができる。ロックは、クランプ機構を介して行われ、このクランプ機構は移動のために解除することができ、固定のためにクランプ位置にもたらすことができる。代替的に、第1の支持部分を例えば予め規定されたロック開口または係止開口内に差し込むことにより固定することができる予め規定されたロック位置を設けることも可能である。この移動可能性により、床ユニットにおけるガイド部分の機械的な作用点を所望のように変更し、規定することができ、これにより、本発明による床清掃装置10の操縦特性に影響を与えることができる。これについては、以下でさらに詳しく説明する。
図1および図2からわかるように、両駆動装置22と24との間には、後方の領域に自由空間が設けられている。自由空間は一方では、駆動装置22,24に衝突させることなしに、ガイド部分14をレール80に沿って所望の形式で移動させてロックすることができるような十分なスペースを得るために利用される。他方では、この自由空間には支持装置90が設けられており、図1および図2では、この支持装置のうち実質的に、位置調節可能なロックヨーク92が認識可能である。支持装置90は、図5および図6に詳細に示されており、その機能形式は、図7および図8の詳細な説明につき以下に説明する。
支持装置90はベース94を有していて、このベースで支持装置は、床ユニット12のプレート状のケーシング26に支持されている。ベース94も、レール80に沿って所望の形式で移動可能である。ベース94は、ベース94から上方に向かって延在する2つの側方の支持ジョー96,98を有している。支持ジョー96,98内には、一方では、既に上述したロックヨーク92が旋回可能に収容されていて、ロックヨーク92の互いに対して向けられている2つの自由端部は、それぞれ支持するピン区分として用いられる。ロックヨーク92は、支持ジョー96,98を起点として、複数回屈曲したもしくは湾曲した形態で、屈曲したU字形の領域100に向かって延びており、この屈曲したU字形の領域100は、2つの支持区分102を介して、そこを起点として広がるヨーク区分104に結合されている。ロックヨーク92は、他の形式で形成されてもよいことは自明である。
両支持ジョー96,98の内面には、保持フォーク106が取り付けられていて、保持フォークも支持ジョー96,98の内側で旋回可能である。保持フォーク106はU字型に形成されていて、ベース94から斜め上方に向いている2つの長手方向脚部108を有しており、長手方向脚部は、僅かに内側に向かってずらされている、丸み付けられた自由端部110を有している。両脚部108には、付加的に、側方に突出する当接舌片112が設けられている。横方向脚部114は、比較的内実に形成されていて、ベース94に支持するように当て付けられるために用いられる。
両支持ジョー96,98の間では、ベース94に保持磁石116が設けられている。
さらに、図5では、また上述した図3および図4でも、ジョイントエレメント62を固定するために設けられた固定エレメント120が認識され、この固定エレメントは、軸受アイ76に整列させることができる軸受開口122を有している。固定エレメント120は、ジョイントエレメント62の上方の区分のジオメトリに適合されていて、安定化させる補強リブ124を備えた板状の形状を有しており、図5で見てその下方の領域に受容開口126を有していて、この受容開口には、脚部108の丸み付けされた端部110を挿入し、これを支持するように受容することができる。
ロックヨーク92およびガイドフォーク106は、第3の旋回軸線Cを中心としてベースに対して相対的に旋回可能である。第3の旋回軸線Cは、第2の旋回軸線Bに対して実質的に平行に延在している。
支持装置90の機能形式について以下に説明する。図7は、ロックヨーク92が下に向かってフラップされている状態で、支持装置90を示しており、これにより、ロックヨーク92は、床ユニット12のケーシング26上で、両駆動装置22,24の間の中間スペースに非作動位置で休止している。支持装置90のこの位置では、ガイド部分14の全重量は、床ユニット12に支持されており、すなわち保持フォーク106を備えた支持装置90の作用のみを介して、かつジョイントアセンブリ16による接続を介して支持されている。つまり操作者は、もはやガイド部分の重量を完全にまたは部分的に引き受ける必要はない。床清掃装置10は、ガイド部分14が側方に傾けられない限り、使用者による保持支援なしに単独で完全に安定的にこの状態に留まる。ガイド部分14が側方に旋回させられると、操作者は、ガイド部分の重量を支持しなければならない。
この場合、オプションとしての追加特徴として、ベース94もレール80に沿ってジョイント装置16に対して相対的に様々な間隔および相対位置にもたらして、そこで固定できることが想定されていてもよい。これにより、保持フォーク106を軸受ジョー96,98に対して相対的な様々な旋回位置にもたらすことができ、ひいてはガイド部分14をも、床ユニット12に対して相対的な様々な角度位置で支持することができるようになる。その結果、床面に対して相対的な傾斜に関して第1の旋回軸線Aの様々な方向付けも得られる。
しかしながらまた、重要なことは、支持装置が、図7に示された位置において、第1の旋回軸線Aを中心としたガイド部分の旋回を、ほぼ妨げることなく許容することである。ガイド部分14がニュートラルである、つまり旋回軸線Aを中心として左側に向かっても右側に向かっても旋回していない図7に示された状態では、ガイド部分14の全重量は、支持装置90およびジョイント装置16を介して床ユニット12に導出され、これによって使用者は、ガイド部分14自体を保持する必要はなく、図示の実施形態では部分的にも保持する必要はないが、使用者は、旋回軸線Aを中心としてガイド部分をアクティブに旋回させることによって、僅かな力で床清掃装置10を左側に向かってまたは右側に向かって操縦することができる。しかしながらこの場合、使用者は、-旋回度に応じて-ガイド部分14の重量を部分的に保持する必要がある。支持と組み合わせた旋回により、操縦特性が著しく改善され、これについては、以下で図11a~図11cを参照して説明する。
しかしながら支持装置90は、図8に示した位置で、床清掃装置10を付加的に、旋回軸線Aを中心とした旋回に抗してロックすることができるという別の機能を有している。
図8は、ロックヨーク92が上方に向かってフラップされている状態で、支持装置90を示しており、これにより、U字型の領域100は、ガイド部分14の下方のケーシング区分58におけるケーシング凹部130内に受容されている。この位置では、ガイド部分14のケーシング凹部130内にロックヨーク92のU字型の領域100を実質的に形状接続的に受容することにより、ガイド部分14が旋回軸線Aを中心として旋回可能になることが阻止される。したがってその位置に旋回可能なロックヨーク92は、一種の切替可能なロック機能を提供する。このロック機能によって、使用者はいずれかの構成要素を保持または安定させる必要なしに、床清掃装置10を一時的に確実に置くことができるようになる。
さらに、図5および図6に示した支持装置90は、別個の構成部材として提供することができ、後付け目的のためにも使用することができることに留意されたい。したがって、作動中に操作者が、ガイド部分の重量の少なくとも一部を操縦の際に引き受け支持しなければならず、このようなことは継続的には厳しく疲労を招くものであるという問題に悩まされているすべての既に公知の清掃装置に、このような構成部品を後から取り付けることが可能である。このような後付け可能な支持装置は、保持フォーク106もしくはガイド部分14の重量を吸収するために相応に形成された装置のみを備えて形成されていてもよいし、または付加的に旋回可能なロックヨーク92も備えていてもよい。
図9は、前方から床ユニット12を見た場合の工具20が、回転軸線Rを中心として回転可能であることを示しており、この回転軸線Rは、垂線Sに対して相対的に傾斜角γだけ内側に向かって傾斜している。同様に、ただし中心軸線Mを中心として鏡面対称的に、工具18(図9には図示せず)が、内側に向かって傾けられている。各回転軸線Rを中心として両工具18,20が逆回転で駆動されると、送り方向Vの方向での送り作用が得られる。
図10は、支持装置90が有効になると直ちに、ガイド部分14の重量が、ジョイント装置16を介してだけでなく、同様に支持装置90も介して、そしてそこで特に保持フォーク106を介して、床ユニット12に導入されることが矢印で示されている。ガイド部分14の重量の均一な分布に基づき、後方のローラ32は、幾分大きな力を吸収し、幾分大きな支持作用を担う。これにより、ブラシ状の工具18,20は幾分、負荷が軽減され、これによりこれらの工具の耐用期間を延長することができる。このようなブラシの負荷軽減作用が所望されない場合には、本発明の構成では、ジョイント装置を床ユニットに送り方向でさらに前方に配置することが想定されてもよい。これにより、支持装置を、送り方向とは逆のさらに後方に配置することができる。これにより、ガイドユニットの重量のより均一なもしくはより中心的な、床部分への分配が達成される。さらに、上述しかつ以下でさらに詳細に説明する、操縦のし易さおよび操作のし易さに関する利点も得られる。
図11a~図11cは、上述した支持装置90が特に利用される様々な操縦状態を示している。
図11aは、本発明による床清掃装置10の側面図で、ガイド部分14が床ユニット12に対してジョイント装置16によって後方に向かって操作者(図示せず)へと旋回させられていて、第1の旋回軸線Aが、清掃すべき基礎に対して相対的に約30°の角度αをなして延びている様子を示している。この状態では、支持装置90が、ガイド部分14の重量FGFを完全に支持しているので、操作者はこの重量FGFを受ける必要はない。操作者は、操縦のために極めて僅かな力で、ガイド部分14を左右に旋回させることができ、操作者は、操作アセンブリ42のグリップ44および46を把持し、これにより床清掃装置10を操縦する。旋回の程度に応じて、操作者は、ガイド部分14の重量を部分的に受け止めなければならない。
操縦のために、操作者は、特に、図11bおよび図11cに示したように、床清掃装置10のガイド部分14を、第1の旋回軸線Aを中心として、矢印Pに示したように左に旋回させることができる。これにより、ガイド部分14の重心も幾分左に向かって移動する。その結果、力の平衡がずれて、床に対して実質的に垂直に延在する、床ユニットの高さ方向軸線を中心とした、ヨーモーメントとも呼ばれるモーメントが、床ユニット12で生じる。この作用は、床ユニット12が、互いに逆方向に回転する工具18,20に基づき、かつ支持ローラ32の作用に基づき、いずれにせよ比較的容易に基礎上で操縦可能であり、逆方向に回転する工具18,20の駆動装置の送り作用に基づき、送り方向Vで前方に向かって押し進められることにより促進される。これにより、送り作用および結果として生じるヨーモーメントとの組合せにおける、矢印Pによって示されたガイド部分14の変位によって、床清掃装置は、矢印Pの方向で左に向かって極めて容易に制御されるようになる。
この作用は、操作者が、例えば操作アセンブリ42のグリップ44,46における軽い保持により、床ユニット12の送り作用に抗して作用し、これにより変位作用およびヨーモーメントが増強されることによっても促進される。操作者は、例えば図11bで左側のグリップ44を、図示の傾斜で保持することができ、または送り力の作用に抗して若干後方に向かって引っ張ることもでき、操作者は、右側のグリップ46を僅かに前方に向かって押し、これによりダブルカルダン式のジョイント装置16を介して床ユニット12にトルクを加える。これによりカーブ走行が生じ、操縦時にこのようなカーブ走行を有利に利用することができる。これを促進するさらなる作用は、送り作用がこの場合、床部分に均一に作用するのではなく、床ユニット12に導入される、ガイド部分14の水平方向の力成分に基づいて、床ユニット12の右側でより強力に利用されることにある。この付加的な作用は、床ユニット12に、左に向かうより強力な運動を行わせる。
しかしながらまた同様に、ガイド部分14のこのような傾斜位置において、完全な直進走行を例えば壁に沿って、または突出部の、例えば家具部材の下方で、実施することも可能であり、突出部の下を通って床ユニットが移動する。このとき、側方に傾けられたガイド部分14によって、操作者は、壁または突出部から安全な間隔をおいて移動することができる。操作者は、このような傾斜したガイド部分14による直進走行の際には、床ユニット12がモーメントにさらされることを回避するように保持すべきではない。これにより、例えば工具18,20のブラシ面を最大限利用することができ、壁の近くでも、または上方に構成された面の下でも、最適な清掃効果を得ることができる。ただしこのような直進走行において重要なことは、操作者が保持しないこと、またはガイド部分14を自身に向かって引きつけないことである。
しかしながらこれらのすべての操縦状況において、本発明による支持装置は、ガイド部分14の全重量FGFを、または全重量のうちの少なくとも僅かな量からその大部分までを吸収し、床ユニット12に伝達するという利点を提供する。したがってどの操縦状況においても、操作者の負荷は既に僅かに、または著しく軽減される。したがって、本発明による床清掃装置10は、時間的に延長された清掃プロセスの場合であっても、操作および制御が格段に簡単である。支持装置の利用時に、床清掃装置10を後方に向かって僅かに傾けることによって、または送り方向に抗して床清掃装置10を保持することによって、操作者はさらに付加的に送り作用に影響を与えることができる。
図11cは、ガイド部分14を矢印Pに相応に右に向かって変位させることによる同様の制御運動を示しており、これにより矢印Pに相当する対応するカーブ走行が右に向かって行われる。
このような形式の制御は、傾斜角度βの様々な選択によって調節することができ、つまり傾斜角度βが大きい場合には、小さな曲線半径を有する比較的集中的なカーブ運動が行われ、これに対して傾斜角度βがごく僅かな場合には、カーブ運動はそれほど集中的でなく、比較的大きな曲線半径を有している。このような運動に影響を与える別の可能性は、操作者による保持の強度、または回転する工具18,20による送り作用の大きさである。
操縦特性に影響を与えるためのさらなる手段は、オプションとして、上述したように、床ユニット12におけるジョイント装置16の位置を調整することにある。すなわちジョイント装置16を、床ユニット12上のレール80に沿って前方および後方にスライドさせることができ、これにより、本発明による床清掃装置10の運動学および操縦挙動が変化させられる。重量FGFが作用するガイド部分14の重心が、(上から見て、すなわち床面への水平方向の投影図で見て)床ユニット12の重心に対して整合して配置されている場合に、または僅かな水平方向の間隔のみを置いて配置されている場合に、本発明による床清掃装置10をよりニュートラルに制御することができるということは、経験則である。これに対して、この間隔が大きい場合は、床清掃装置10は変位運動に対してより敏感に反応する。しかしながら、床ユニット12上のレール80に沿ってジョイント装置16をさらに後方に向かって移動させることにより、清掃工具18,20は負荷軽減され、それ以上強く基礎に対して押し付けられない。同様のことは、支持装置の作用に抗した上述したガイド部分の傾動に対しても当てはまる。これにより、例えば、敏感な基礎面の場合には、清掃強度に影響を与えることができる。さらには、一方の工具18,20の摩耗を減じることができる。この場合、重量FGFは、支持ローラ32により強く負荷をかける。
念のため付言しておくと、図11bおよび図11cに相応する変位運動は、ロックヨーク92によって完全にロックすることができ、これにより、床清掃装置10の継続的な直進走行は容易になる。またロックヨーク92は、僅かな角度β1およびβ2の僅かな変位のみを許容するように形成されていてもよい。
図12aおよび図12bは、1つの操縦状態を示しており、この操縦状態では、操作者が、ある種の押圧力Fを片側でのみ操作アセンブリ42のグリップ46に上方から加え、他方のグリップ44を解放しているもしくは場合によってはガイドしながら保持しているが、相応の押圧力によって負荷はしていない。このような措置により、第1の旋回軸線Aを中心としたガイド部分14の容易な傾動および/または操作者による軽い保持が生じる。相応に、支持装置90およびジョイント装置16によって、床ユニット12において不均衡な圧力比が作用し、このような圧力比により床ユニット12において横方向の力が生じる。図12aに示されたように、これにより、送り方向に関して矢印Pに相当する右方向へのカーブ運動が生じる(下方から見た図では矢印Pは論理的に左に向かう)。この場合、グリップ46自体または操作アセンブリ42全体が、軸線Fを中心として回転する必要はない。グリップ46の負荷およびそれに伴う操作者による軽い保持のみによって、支持装置90を使用しかつ送り駆動と相互作用するこのような例示的な操縦状況において、操作者による大きな手間なく、容易な制御運動が導入される。
図13aおよび図13bは、1つの操縦状態を示しており、この操縦状態では、操作者が床清掃装置10を壁Wに沿って(場合によっては、突出部の下方で)制御しており、ガイド部分14を床部分12に対して、後方から見て左方向側方に、約70°の傾斜角度βまで旋回させている。床ユニット12は、工具18,20のブラシ面が可能な限り最良に利用されるように、さらに僅かに傾斜させられている。この場合、床ユニット12は、表面を傷つけない滑動面188で、壁Wに沿って制御され、すなわち、矢印Pにより示されたように、壁に対して平行に制御される。このことは、操作アセンブリ42が操作者によって僅かに回転させられ(矢印P参照)、グリップ44に軽い押圧力が上方から加えられる(力F参照)ことにより可能である。このような操縦により、支持装置90の利用時に、床ユニット12における良好な力の分配が、逆向きに回転する工具18,20に対して行われる。これにより、床清掃装置10は、操作者に僅かな手間をかけることなく、容易に壁Wに沿って壁に対して平行に操縦され得る。
この図面からはさらに、操作者が壁に向かって接近させた場合に、相応の取扱いによって床清掃装置10を、僅かな力を加えることなしに、まさに軽々と、壁に沿って任意に、例えば90°または180°回転させることができ、ガイド部分14が壁と接触することはないことが認められる。
図14a~図14cは、本発明による床清掃装置10を、省スペースな、かつより容易に搬送可能な収納位置もしくは搬送位置にもたらすことができることを示している。図面から明らかなように、床ユニット12はジョイント装置16を介して、支持突起36が斜め前方に向かって立っていて、搬送ローラ34が実質的にガイド部分14のシャフト40に鉛直方向で整合するように、ガイド部分14に対して相対的に旋回させられて、この位置でロックされている。したがって、グリップ44,46への作用により、工具18,20が基礎に接触することなく、床清掃装置10を簡単に搬送ローラ34上でスライドさせることができる。したがって床清掃装置を、例えば良好に片付けることもできる。必要時に、床ユニット12を再び、上記示した操作位置にもたらすことができる。
図15は、本発明の第2の実施例を示している。この場合、支持装置190は、概略的に示されているように、単に圧縮ばね192として形成されている。この支持装置は、第2の旋回軸線Bを中心としてガイド部分14が旋回する場合に、ガイド部分14の重量FGFの少なくとも一部がばねによって吸収されるという作用を有している。ガイド部分14の旋回運動が大きくなるほど、ばね192の支持作用は強力になる。ばねは、ガイド部分14ブロックを完全に支持することもできる。さらに、または代替的に、第1の旋回軸線Aを中心とした所定の角度α(図11a参照)の旋回の際に完全な支持が得られるように、ストッパを設けることができる。
圧縮ばね192の形態のまたはこのような圧縮ばね192を備えた構成群の形態の支持装置190の構成は、特に簡単かつ安価である。
詳しくは図示されていないこれに対して代替的な実施形態は、送り方向Vに対して横方向に延在する旋回軸線を中心として旋回可能ではなく、実質的に送り方向の方向で、またはこれに対して鋭角の角度をなして延在している旋回軸線を中心として側方にフラップ可能な唯1つのレバーの形態の支持装置を有している。支持装置は、ガイド部分のための保持面を提供するように形成されてもよく、この保持面上では、ガイド部分が第1の旋回軸線Aを中心として旋回可能ではあるが、ガイド部分と保持面とが接触した状態では、それ以上第2の旋回軸線Bを中心として旋回することはできない。このような場合、床清掃装置を、1つだけの旋回軸線、すなわち第2の旋回軸線を有するように形成することもでき、これによりガイド部分を簡単に、支持装置上に一時的に支持するように置くことができる。
この関連で、例えば、ガイド部分に凹部を設けることができ、ガイド部分がその上に置かれる場合、この凹部内には、支持装置が、特にフラップ可能なレバーが係合する。この凹部は、レバーを形状接続的に収容することができる、または第1の旋回軸線を中心とした、床ユニットに対して相対的なガイド部分の相対旋回運動も可能にすることができる。
載置面上でのガイド部分の滑動の際に第1の旋回軸線Aを中心としたガイド部分の旋回を可能にするが、載置面を備えた支持装置に対して択一的に、本発明の別の構成によれば、支持装置が、ガイド部分における支持装置の形状接続的かつ/または摩擦接続的な係合もしくは作用を想定していてもよく、これにより床ユニットに対して相対的なガイド部分のあらゆる旋回運動が一時的に中断されることが想定されていてもよい。この変化態様では、つまりガイド部分は、ガイド部分に支持装置が作用した際には、第1の旋回軸線を中心にしても、第2の旋回軸線を中心にしても旋回することができない。例えば、ガイド部分または床ユニットに凹部または窪みが設けられていてもよく、この凹部または窪み内に、支持装置が形状接続的にまたは少なくとも部分的に形状接続的に係合し、これにより、両構成要素の互いの相対運動を制限する支持が行われる。
これに対して、詳しくは図示されていない別の択一的な実施形態は、例えば、床ユニットとガイド部分との間に、全体がばねエレメントとして、例えばフレキシブルなゴム体として、または金属製のばねエレメントを備えたユニットとして形成されているジョイント装置を有している。この場合、任意の旋回方向にばね作用を設けることが可能である。
本発明のさらなる構成では、支持装置が、図15に示した実施態様に類似して、例えばロッドの形態で剛性に形成されていることも想定することができる。ボーデンケーブルまたはばね弾性的なボーデンケーブルを支持装置として使用することも可能であり、例えばこの場合、ボーデンケーブルは送り方向でジョイント装置の手前側に配置されていて、これにより床ユニットに対して相対的なガイド部分の所定の角度位置から、第2の旋回軸線Bを中心としたさらなる旋回をロックするが、第1の旋回軸線を中心としたガイド部分の旋回は許容する。ボーデンケーブルに対して択一的に引張ばねが設けられていてもよく、この引張ばねは、床ユニットにおいて送り方向でジョイント装置の手前でロック可能である。
図16に示された本発明による別の実施態様によれば、ガイド部分14に支持装置196が設けられていてもよく、この支持装置は、床に対して相対的な第1の旋回軸線Aの所定の角度以降または所定の角度範囲で、ガイド部分14を直接床に支持する。この支持装置は、例えば2脚フォーク198であってもよく、このフォークはその上端部でピン200を介して旋回可能にガイド部分14に支持されている。フォーク198の下端部には、ローラ202が配置されていてもよく、これらのローラは、床清掃装置10の作動時には床に支持されて転動する。
支持装置196は、図16に実線で示す支持作動位置と、破線で示す退避位置との間で矢印204のように旋回可能である。その際、支持装置196を、作動位置および退避位置において、かつ場合によってはその間に位置する位置においても、ロックすることができ、場合によってはばね的にかつ/または減衰させてロックすることができる。ガイド部分14を支持する作動位置では、操作者は、ガイド部分14の重量を、グリップ44,46を介して保持する必要がなく、清掃装置10を軽い運動で操縦するためにグリップ44,46に作用するだけでよいことにより、操作者は負荷軽減される。グリップ44,46の一方における軽い保持により、床ユニット12においてトルクを生成させる上述した作用が生じる。
図17~図22に示した本発明の別の実施形態では、床ユニット12に、旋回可能な支持装置210を備えた別個の支持モジュール208が設けられている。床ユニット12およびガイド部分14の既に上述した構成要素は再度説明されず、再度参照符号も付されていない。特に、先行する実施形態に対するこの実施形態の差異について述べる。
この旋回可能な支持装置210は、支持モジュール208の基体212に設けられている。この支持モジュール208は、既存の床清掃装置10の床ユニット12に、予め規定された連結インターフェースを介してモジュール式に取り付けることができる。例えば、支持モジュール208は、既存の床清掃装置10に後付けするための追加部品として購入することができ、既存の床清掃装置に持続的にまたは必要時に取り付けることができる。
ケーシング214を備えた基体212が認識される。基体は、図17および図18で後方の領域に2つのジブ216,218を有しており、これらのジブには、それぞれ1つの垂直軸線を介して旋回可能なローラ220,222が回転可能に支持されている。ローラ220,222は、吸引条片の後方で床清掃装置10を支持するために働く。これらのローラは、床清掃装置10の操縦中は、自動的に方向付けられる。
図22a、図22b、および図22cには、支持モジュール208が床清掃装置10から取り外されて、別個に示されている。特別に構成されたインターフェースを介して、床清掃装置を、この基体212に取外し可能に接続することができる。
支持装置210は、支持モジュール208の基体212に旋回可能に取り付けられた2つのレバー224,226を有している。レバー224,226は、旋回ピン228,230を介して旋回可能に基体212に支持されている。さらに、レバー224,226のうちの少なくとも一方は、引張ばね232を介して、予め規定された2つの位置へとばねによって予荷重をかけられていて、これについてはさらに詳しく後述する。両レバー224,226には、旋回ピン228,230を介して基体212における支持部から離れている端部で、載置エレメント234が取り付けられている。載置エレメントも、旋回ピン230を介してレバー224,226に対して相対的に旋回可能であり、係止フック238を介して、図17に示された位置に係止可能である。
図17と図18とを比較した場合、支持装置210自体が、支持位置(図17)と退避位置(図18)との間で旋回可能であることが認められる。図17および図18に示されているように、旋回ピン228,230により規定される両レバー224,226の旋回軸線に対して相対的な、基体212のケーシング214における引張ばね232の枢着点240の適切な選択によって、旋回可能な支持装置210は、支持位置(図17)に対しても退避位置(図18)に対しても予荷重を加えられている。一方の位置から他方の位置への支持装置210の旋回の際には、引張ばね232はまずは緊張させられて、一時的に、最大に緊張させられた状態となり、次いで再び、その都度目標とする目標位置の方向へのさらなる旋回運動時に弛緩させられる。同じことは逆方向の旋回にも当てはまる。これにより、支持装置210が確実にばねにより予荷重をかけられて所望の位置に留まることが保証されている。
図19aおよび図19bにおいて個別部分図で描かれている載置エレメント234を見ると、載置エレメントは、円弧状の基体250を有しており、この基体は、図19aに示されたその上面に、円弧状のガイド貫通孔254を備えたほぼ閉じられた表面252を有していることが認識される。基体250にはその下面に(図19b参照)、開口部256が設けられている。ガイド貫通孔254内には、ガイドキャリッジ258がガイドされていて、ガイドキャリッジは、ガイド貫通孔254の内側で、このガイド貫通孔によって規定された円弧状の移動軌道に沿って移動することができ、かつこのとき基体250の表面252に沿って滑動する。
図19bでは、ガイドキャリッジ258が台形の対応部材260に、ねじ固定手段262を介して、開口部256の内側で固定されており、対応部材260は、開口部256の内側でガイドキャリッジ258と共に移動することが認められる。台形の対応部材260の両側には、ばねエレメント、この場合、圧縮ばね264,266が設けられていて、これらのばねエレメントは、ガイドキャリッジ258に対応部材260と共に、ガイド貫通孔254もしくは開口部256の内側の中間位置をとるように予荷重をかけている。両圧縮ばね264,266を含むこのようなばねアセンブリの作用に抗して、ガイドキャリッジ258は、円弧状の移動軌道に沿って貫通孔254の内側で移動することができる。ガイドキャリッジ258は、その上面に金属プレート268を有しており、この金属プレートは場合によっては磁気的に形成されていて、ガイド部分14との一時的な連結のために利用することができる。
図17では、ガイド部分14がガイドキャリッジ258上に載置されている様子を認めることができる。このために形状接続的な係合部が、設けられていてもよく、例えば、ガイド部分14の真ん中に、ガイドキャリッジ258を実質的に形状接続的に収容する凹部270(図17および図18参照)が設けられていてもよい。場合によってはこれに加えてさらに、金属プレート268を使用して磁石アセンブリを介して、補助的な摩擦接続が行われてもよい。これにより、ガイド部分14はガイドキャリッジ258に分離可能に一時的に連結される。その結果、ガイド部分14は、ガイドキャリッジ258を介してガイドされて載置エレメント234に沿って、第1の旋回軸線Aを中心として左右に旋回することができ、このような旋回は、両ばね264,266を含むばねアセンブリの抵抗に抗して行われる。真ん中のニュートラル位置へのガイド部分14の戻しガイドは、ばねアセンブリによって支援される。支持装置210はこの場合、本発明による他の実施例につき上述したのと同様に作用する。支持装置210は、ガイド部分14の重量を、両グリップ44,46を介して完全に保持するということから、操作者の負担を軽減し、さらに、上述した形式で操縦を容易にする。
支持装置210の退避位置を見ると、この退避位置では、載置エレメント234がやはり2つの異なる位置をすなわち、載置エレメント234の表面252が下方に向けられている、図18に示された位置と、図20および図21に示された位置とをとることができることがわかる。図18の位置は、載置エレメントが、ガイド部分14を支持するための作動位置へと上方に向かって旋回させられるときに既に載置エレメント234が既に正しい向きに位置しているという利点を有している。
載置エレメント234は、図18に示された位置から、さらに、図20に示された退避位置へと旋回させられ、そこでレバー224,226に対して相対的に上方に向かって省スペースに畳まれている。表面252は、この場合、清掃装置10から見て後方に面している。この位置では、載置エレメント234を省スペースに配置することができる。図20に示されたこの位置は、図14a~図14cにつき既に詳しく上述したように、清掃装置10を図21の退避位置へともたらすために特に適している。
図22a~図22cでは、別個に形成された後付け可能な支持モジュール208が再度個別に、様々な方向から見た図で示されている。図22aでは、支持装置210は、図17に相当する支持のための作動位置で示されていて、図22bでは、支持装置210は、図18に相当する畳まれた位置で示されていて、図22cでは、この位置を起点として支持装置210が退避位置で示されており、載置エレメント234も、レバー224,226に対して相対的に旋回させられている。
この実施形態により、清掃装置10に後付けすることができる、もしくは必要に応じて清掃装置に取り付けることができる支持モジュール208を提供することができる。
本発明による支持装置またはジョイント装置は、振動を減衰するために、または過度に急激な当接を回避するために、付加的に減衰エレメントを備えて形成されていてもよいことを述べておく。このような減衰器は、例えばニューマチック式または液圧式の減衰器であってもよく、または単に減衰性のゴム体の形態で形成されていてもよい。本発明は、種々様々な実施例による様々な構成の支持装置によって、ガイド部分14の重量を、完全にまたは少なくとも部分的に、複数の操作状況において床ユニット12に導入し、かつ床ユニットによって引き受けさせることができるという利点を有しており、これによって操作者は、本発明による床清掃装置10を著しくより良好に操作することができる。明細書の導入部および図面の説明における上述の説明が参照される。
操作アセンブリ42における、特にグリップ44,46を介した簡単な傾斜運動および補償されたまたは異なる押圧力分布により、床清掃装置10は、互いに逆向きに回転しかつ床面に対して僅かに傾斜した工具18,20の送り作用を利用して、様々な操作状況において簡単に取り扱うことができる。支持装置が作用しない限りは、ガイド部分14の左方、右方、(操作者に向かう)後方および(操作者から離れる)前方への傾倒運動が簡単に可能である。支持装置がその様々な構成で作用するとすぐに、適切な力伝達(前述の説明参照)による有利な操縦運動が、操作者による大きな手間なしに達成される。

Claims (32)

  1. 床清掃装置(10)、特に、こすり吸引式床清掃装置(10)であって、
    清掃すべき床面に対して平行な送り方向(V)が割り当てられている床ユニット(12)と、
    前記床ユニット(12)に対応して配置されていて、作動状態で前記床面に接触する工具(18,20)であって、駆動装置によって前記床面に対して相対的に可動である工具(18,20)と、
    前記床清掃装置(10)をガイドするためのガイド部分(14)と、
    前記床ユニット(12)と前記ガイド部分(14)とを互いに枢着的に結合するジョイント装置(16)と
    を有しており、
    前記床清掃装置(10)は、送り方向(V)で前記床面に対して送り作用を発生させるように構成されており、
    前記ジョイント装置(16)は、規定のまたは仮想の第1の旋回軸線(A)を含む第1の旋回領域を有する、前記床ユニット(12)に対して相対的な、前記第1の旋回領域を中心とした、特に前記第1の旋回軸線(A)を中心とした前記ガイド部分(14)の旋回運動を許容する第1の旋回ジョイントを備えて形成されており、
    前記第1の旋回軸線(A)は、前記床面に対して垂直に延びる、前記送り方向(V)を定義する方向ベクトルを含む第1の旋回軸線平面(E)に位置している、
    床清掃装置(10)において、
    操縦作動状態で、前記ガイド部分(14)は、前記第1の旋回軸線(A)を中心として前記床ユニット(12)に対して相対的に旋回可能であり、前記ガイド部分(14)は、前記第1の旋回軸線平面(E)において前記床ユニット(12)または床に対して相対的に固定可能または一時的に支持可能であって、前記旋回軸線平面(E)で前記ガイド部分(14)を支持した状態で行われる前記第1の旋回軸線(A)を中心とした前記ガイド部分(14)の旋回運動により、送り作用は、前記床清掃装置(10)の操縦を良好にする、前記床ユニット(12)の回転モーメントを前記床面で生じさせることを特徴とする、床清掃装置(10)。
  2. 前記第1の旋回軸線(A)は、前記送り方向を定義する前記方向ベクトル(V)と共に、前記操縦作動状態で、5°~85°の、好ましくは15°~45°の鋭角をなす、請求項1記載の床清掃装置(10)。
  3. 前記第1の旋回ジョイントは、前記床ユニット(12)において、前記第1の旋回軸線の周りに持続的に固定可能であって、または前記操縦作動状態において、前記送り方向を定義する前記方向ベクトル(V)に対する前記第1の旋回軸線(A)の向きにより設定された予め規定された位置でロック可能である、請求項1記載の床清掃装置(10)。
  4. 前記ジョイント装置(16)は、規定のまたは仮想の第2の旋回軸線(B)を含む第2の旋回領域を有する、前記床ユニット(12)に対して相対的な、前記第2の旋回領域を中心とした前記ガイド部分(14)の旋回運動を許容する第2の旋回ジョイントを備えて形成されており、前記第2の旋回軸線(B)は前記床面に対して実質的に平行、かつ前記第1の旋回軸線(A)に対して横方向に延在している、請求項1から3までのいずれか1項記載の床清掃装置(10)。
  5. 前記ジョイント装置(16)には支持装置(90)が機能的に割り当てられていて、前記支持装置は、操縦作動状態で、前記ガイド部分または前記第1の旋回ジョイントを含む前記ジョイント装置(16)を、前記床ユニット(12)に対して相対的にまたは前記床に対して相対的に、少なくとも一時的にかつ/または少なくとも部分的に支持する、請求項4記載の床清掃装置(10)。
  6. 前記支持装置(90)は、少なくとも一時的に、少なくとも1つのロック位置で、好適には少なくとも2つの、特に好適には少なくとも3つのロック位置で、ロック可能である、請求項5記載の床清掃装置(10)。
  7. 前記支持装置(90)は、無段階式にロック可能である、請求項5記載の床清掃装置(10)。
  8. 前記支持装置(90)は剛性的に形成されている、請求項5から7までのいずれか1項記載の床清掃装置(10)。
  9. 前記支持装置(190)は、ばねエレメント(192)を有しており、前記ばねエレメントは、支持作用を、好ましくは累進的な支持作用を、前記第1の旋回軸線(A)と前記送り方向を定義する前記方向ベクトル(V)との間の角度に応じて有している、請求項5から7までのいずれか1項記載の床清掃装置(10)。
  10. 前記支持装置(90)には減衰エレメントが対応して配置されている、請求項5から7までのいずれか1項記載の床清掃装置(10)。
  11. 前記第1の旋回軸線(A)を含む前記第1の旋回領域に割り当てられた支持装置(92,210)が設けられており、前記支持装置は、前記ガイド部分(14)を、前記第1の旋回軸線(A)を中心とした旋回の際に、予め規定されたまたは予め規定可能な旋回角度以降、前記床ユニット(12)に対して少なくとも部分的に支持するように構成されている、請求項4から10までのいずれか1項記載の床清掃装置(10)。
  12. 前記支持装置(210)は、前記ガイド部分を、前記第1の旋回軸線(A)を中心とした旋回の際に、前記床ユニット(12)に対して支持するように、または好ましくは円弧状の軌道に沿ってガイドするように形成されている、請求項1から11までのいずれか1項記載の床清掃装置(10)。
  13. 前記支持装置(210)は、前記ガイド部分(14)を、前記第1の旋回軸線(A)を中心とした旋回の際に、ばね的に支持するように、好ましくは旋回角度が両旋回方向で増加するほど累進的にばね的に支持するように形成されている、請求項11および12記載の床清掃装置(10)。
  14. 前記ジョイント装置(16)は、前記第1の旋回ジョイントを前記第2の旋回ジョイントに結合する結合エレメント(62)を有しており、前記結合エレメント(62)は前記床ユニット(12)に対して前記第2の旋回軸線(B)を中心として旋回可能であって、前記ガイド部分(14)は前記結合エレメント(62)に対して、前記第1の旋回領域の前記第1の旋回軸線(A)を中心として旋回可能である、請求項4から13までのいずれか1項記載の床清掃装置(10)。
  15. 前記結合エレメント(62)は、前記床ユニット(12)に対して、場合によってはばね的に、支持可能である、請求項14記載の床清掃装置(10)。
  16. 前記支持装置(90)は、前記結合エレメント(62)に対応して配置されていて、前記操縦作動状態で前記床ユニット(12)に支持するように接触する支持エレメント(106)を含む、請求項5および請求項1から15までのいずれか1項を引用する床清掃装置(10)。
  17. 前記支持装置(90)は、前記ジョイント装置(16)に一体的に形成されている、または前記床清掃装置(10)に好ましくはモジュール式に取付け可能かつ前記床清掃装置から取外し可能な別個の構成群として形成されている、請求項5および請求項1から15までのいずれか1項を引用する床清掃装置(10)。
  18. 前記ジョイント装置(16)はダブルカルダンジョイントとして形成されていて、前記支持装置(90)もしくは前記支持装置(90)のうちの少なくとも1つは前記ダブルカルダンジョイントに一体に形成されている、請求項5および請求項1から17までのいずれか1項を引用する床清掃装置(10)。
  19. 前記支持装置(90)は操作者によって、必要に応じて作動させることができるように、または非作動にすることができるように形成されている、請求項5および請求項1から18までのいずれか1項を引用する床清掃装置(10)。
  20. 前記支持装置は、操作者によって、作動位置と退避位置との間で旋回可能であって、前記支持装置は好ましくは、前記作動位置および退避位置のうちの少なくとも一方でロック可能である、請求項19記載の床清掃装置(10)。
  21. 前記支持装置(90)には、付着エレメント(116)、特に磁石が対応して配置されていて、前記付着エレメントは、支持の際に、前記支持装置(90)を、前記支持装置に抗した旋回に抗して、限界力まで固定するように構成されている、請求項5および請求項1から20までのいずれか1項を引用する床清掃装置(10)。
  22. 前記支持装置は、好ましくは前記付着エレメントを介して、前記支持装置と前記ガイド部分(14)もしくは前記床ユニット(12)との間の実質的に形状接続的なかつ/または摩擦接続的な接続を提供する、請求項21記載の床清掃装置(10)。
  23. 前記第2の旋回軸線(B)は、前記第1の旋回軸線(A)に対して実質的に垂直に向けられている、請求項4から22までのいずれか1項記載の床清掃装置(10)。
  24. 前記ガイド部分(14)は、好適には前記第1の旋回軸線(A)に対して垂直に、かつ場合によっては前記第2の旋回軸線(B)に対して垂直に向けられている長手方向軸線を有している、請求項1から23までのいずれか1項記載の床清掃装置(10)。
  25. 前記ジョイント装置(16)は前記床ユニット(12)に、前記ガイド部分(14)の重量が前記ジョイント装置(16)を介して、前記送り方向(V)で見て、前記床ユニットの面重心または質量重心の手前に位置する、前記床ユニット(12)のジオメトリ的な場所において前記床ユニット(12)内に導入されるように取り付けられている、請求項1から24までのいずれか1項記載の床清掃装置(10)。
  26. 前記床ユニット(12)は、前記ジョイント装置(16)を、前記送り方向(V)に沿った様々な取付け位置で前記床ユニット(12)に可変に取り付けることができる取付け装置を有している、請求項1から25までのいずれか1項記載の床清掃装置(10)。
  27. 前記床ユニット(12)と前記ガイド部分(14)との間の質量比は、1:5~1:1の範囲、または1:1~5:1の範囲で形成されている、請求項1から26までのいずれか1項記載の床清掃装置(10)。
  28. 前記床清掃装置(10)は、退避状態をさらに有しており、前記退避状態では、前記床ユニット(12)は、前記ガイド部分(14)に対して相対的に、省スペースの退避位置へと移動可能であり、前記退避位置でロック可能である、請求項1から27までのいずれか1項記載の床清掃装置(10)。
  29. 前記支持装置は、前記ガイド部分を前記床ユニットに対して完全にロックするように形成されていて、これにより、前記第1の旋回軸線を中心とした、および場合によっては前記第2の旋回軸線を中心とした旋回は、少なくとも所定の角度範囲においてロックされている、請求項1から28までのいずれか1項記載の床清掃装置。
  30. 請求項1から29までのいずれか1項記載の床清掃装置のための支持装置(90)。
  31. 前記支持装置をシャフト(40)または床ユニット(12)に取付け可能なベース(94)、ならびに持続的にまたは支持位置への移動により、前記シャフト(40)の重量を前記床ユニット(12)へと導入する少なくとも1つの支持ステーを有している、請求項30記載の支持装置(90)。
  32. 前記支持装置(90)は、好ましくは旋回可能なロックヨーク(92)を有しており、前記ロックヨーク(92)は、第1の旋回軸線(A)を中心としたガイド部分の各旋回を遮断するように、または所定の旋回角度以降で初めて旋回を遮断するように構成されている、請求項30または31記載の支持装置(90)。
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