JP2023534371A - 石鹸組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、香料の分野に関し、より詳細には石鹸組成物に関する。本発明は、石鹸活性物質と、LogPによって定義され、かつ特定の割合に従って使用される香料原料を含む香料組成物と、を含む石鹸組成物に関する。本発明はまた、石鹸組成物を含む石鹸物品およびその使用、ならびに皮膚上、表面上または皮膚周囲の空気中での湿潤条件下で香料組成物の嗅覚的特徴を変化させるための方法に関する。

Description

技術分野
本発明は、香料の分野に関し、より詳細には石鹸組成物に関する。本発明は、石鹸活性物質と、LogPによって定義され、かつ特定の割合に従って使用される香料原料を含む香料組成物と、を含む、石鹸組成物に関する。本発明はまた、石鹸組成物を含む石鹸物品およびその使用、ならびに皮膚上、表面上または皮膚周囲の空気中での湿潤条件下で香料組成物の嗅覚的特徴を変化させるための方法に関する。
発明の背景
香料産業が直面している問題の一つは、発香性化合物によってもたらされる嗅覚上の有益性が、その揮発性ゆえに比較的急速に失われることである。香料産業は、特定の期間にわたって同時にいくつかのフレグランスの混合物の賦香効果を延長または増強することができる組成物または添加剤に対して特に関心を持っている。それ自体、揮発性が高すぎるか、それ自身による残留性が低い、または最終用途の表面に少量しか堆積されない標準的な香料原料の持続性を得ることが特に望ましい。
さらに、フレグランスは、製品性能の知覚において重要な役割を果たすため、所定の製品に対する消費者の選択を決定することが多い。洗剤、硬質表面クリーナーまたはパーソナルケアもしくはボディケア製品では、フレグランスは、皮膚または布地に心地よい香りを届けるために、遊離油として組み込まれかつ/またはマイクロカプセルに封入されている。
最終的には、顧客が新たな嗅覚体験を求めることにより、新たな香料組成物の開発が促されている。
経時的に嗅覚特性が変化する二重効果を提供し、なおかつ、適用時の新鮮さの増強を示す石鹸組成物を有することは興味深い。
本開示は、LogPにより定義され、特定の割合に従って使用される香料原料を含む石鹸組成物を有する溶液を提供する。
発明の説明
本発明は、これらのニーズに応え、かつ異なる使用のポイントによって様々な印象をユーザーに与えることができる石鹸組成物を提供する。さらに、そのような石鹸組成物は、湿潤条件に供された場合に特定のグループの材料を放出することによって異なる香りプロファイルを提供する。
第1の態様によれば、本発明は、
- 石鹸活性物質、および
- 香料原料を含む香料組成物
を含む、石鹸組成物であって、香料原料が、
- 0.01重量%~50重量%の、LogP≦2.5を有する第1のグループAの香料原料、および
- 10重量%~60重量%の、LogP≧4を有する第2のグループBの香料原料
を含み、
その際、グループAの香料原料とグループBの香料原料との合計が、香料原料の総重量を基準として35重量%超であることを特徴とする、石鹸組成物に関する。
香料原料の合計は100%であると理解されるべきである。
第2の態様では、本発明は、上記で定義された石鹸組成物を含む石鹸物品に関し、その際、石鹸物品は、液体クレンザー、パーソナルケアソープバー、洗濯石鹸、好ましくは石鹸ベースまたは合成洗剤ベースの洗濯石鹸、シェービング組成物、パーソナル洗浄組成物、ボディケア製品、化粧品、シャンプー、好ましくはシャワージェル、好ましくは石鹸ベースのシャワージェルまたは合成洗剤ベースのシャワージェル、より好ましくは合成洗剤ベースのソープバー、または最も好ましくはソープバーの形態であり得る。
第3の態様では、本発明は、皮膚上、表面上または皮膚周囲の空気中での湿潤条件下で香料組成物の嗅覚的特徴を変化させるための石鹸組成物または石鹸物品の使用に関する。
第4の態様では、本発明は、皮膚上、表面上または皮膚周囲の空気中で、湿潤条件下で賦香組成物の嗅覚的特徴を変化させるための方法であって、本発明の石鹸組成物または本発明の石鹸物品を皮膚、表面または空気に適用する工程を含む方法に関する。
さらなる態様では、本発明は、組成物の嗅覚的特徴を変化させるための方法であって、
- 上記で定義された石鹸組成物または石鹸物品を提供する工程;および
- 上記組成物を湿潤条件に供する工程
からなる工程を含む、方法に関する。
発明の詳細な説明
本発明者らは、そのような石鹸組成物または物品の特定の使用状況においてフレグランスを放出し、ひいては、異なる使用のポイントにおいて使用者に様々な印象を与える石鹸組成物および石鹸物品を発明した。
本発明の新たに形成されたフレグランスルールは、石鹸組成物からのフレグランス特性の突然の変化による楽しい消費者体験のために湿潤段階でソープバーなどの石鹸組成物を使用しながら、改良されたフレグランス特性を提供することができる。
本発明は、それぞれ、LogP値によって定義される原料で形成される第1のグループの賦香化合物と、LogP値によって定義される原料で形成される第2のグループの賦香化合物とを含む香料組成物を含む、石鹸組成物を提供する。
本出願人は、本発明で定義される香料組成物の嗅覚的特徴が湿潤条件下で変化することを示す。
実際、物理化学的特性に従って定義される原料の特定の組み合わせを含む香料組成物の使用は、上記組成物が湿潤条件に供される場合、単一のフレグランス内で異なる香りを生じさせることを可能にする。
換言すれば、2つの異なるフレグランスの方向を、消費者が、ニート段階(典型的には使用前)から湿潤段階(典型的には使用段階)への移行中に1つのフレグランスから知覚することができる。
本発明を特定の実施形態に関して説明するが、この説明は、限定の意味で解釈されるべきではない。
本発明の例示的な実施形態を詳細に説明する前に、本発明を理解するために重要な定義を与える。
本発明の文脈では、「約」および「およそ」という用語は、当該特徴の技術的効果を依然として保証することを当業者が理解するであろう精度の間隔を示す。一般的に、この用語は、±20%、好ましくは±15%、より好ましくは±10%、さらにより好ましくは±5%の指示された数値からの偏差を示す。特に、これらの用語は、正確な値を示す。
本明細書および添付の特許請求の範囲で使用される場合、使用される「%」または「重量%(wt%)」は、特に記載がない限り「重量%」を意味する。
「石鹸組成物」とは、本発明で定義される香料組成物および石鹸活性物質を含む組成物と理解される。石鹸組成物は、液体であっても乾燥していてもよい。石鹸組成物は、ソープバー、シャワージェル、またはシャンプーなどのパーソナル洗浄組成物に含まれる。石鹸組成物は、合成洗剤ベースまたは石鹸ベースの物品に含まれる。特に、かかる石鹸組成物は、石鹸ベースのシャワージェルまたは合成洗剤ベースのシャワージェルに含まれる。特に、石鹸組成物は、合成洗剤ベースのソープバーに含まれる。特に、石鹸組成物は、ソープバーに含まれる。
「石鹸活性物質」とは、洗剤または界面活性剤および/または弱酸の塩を含む物質と理解される。典型的には、石鹸活性物質は、弱酸の塩であり得、これは、脂肪酸および水酸化ナトリウムのような強塩基であり得る。界面活性剤および洗剤という用語は、互換的に使用され得る。洗剤は、合成洗剤であり得る。
一実施形態では、石鹸溶液のpHは、5超であり得る。石鹸溶液のpHは、好ましくは約5.5であり得る。石鹸溶液のpHは、好ましくは約5~11であり得る。石鹸溶液のpHは、好ましくは約5.5~9であり得る。別の実施形態では、石鹸溶液のpHは、8.0超であり得る。好ましくは、石鹸溶液のpHは、9.0超であり得る。より好ましくは、石鹸溶液のpHは、9.0~10.5であり得る。
石鹸活性物質は、石鹸活性物質の合計に対して3~70重量%、好ましくは4~40重量%、最も好ましくは5~20重量%の水分を含有し得る。石鹸活性物質は、脂肪酸の塩、特に脂肪酸のナトリウム塩であり得る。
「石鹸ベース」とは、脂肪酸のナトリウム塩が存在し得ることを意味する。石鹸組成物では、脂肪酸のナトリウム塩は、石鹸組成物の40~92重量%、または60~87重量%、または75~84重量%の量で存在し得る。「合成洗剤ベース」という用語は、石鹸組成物または石鹸物品が、少なくとも1種の合成洗剤を含有することを意味する。合成洗剤は、合成界面活性剤であり得る。合成洗剤は、合成洗剤ベースのソープバー、合成洗剤ベースの洗濯石鹸または合成洗剤ベースのシャワージェルなどの合成洗剤ベースの石鹸組成物または合成洗剤ベースの石鹸物品の、30~98重量%、または30~94重量%、または40~92重量%、または60~87重量%、または75~84重量%、好ましくは30~94重量%の量で存在し得る。
合成洗剤ベースの組成物または物品は、アルキルオリゴグリコシドおよび/またはアルケニルオリゴグリコシドおよびオレフィンスルホネートから選択される群の1種以上の合成洗剤を含み得る。合成洗剤ベースの組成物または物品は、好ましくは、LAS(直鎖状アルキルベンゼンスルホン酸)、AOS(アルファオレフィンスルホネート)、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウリルサルコシン酸ナトリウム、ミレス硫酸ナトリウム、ココイルイセチオン酸ナトリウム(SCI)、ココモノグリセリドサルフェート(CMGS)、アルキルグリセリルエーテルスルホネート(AGES)またはそれらの組み合わせから選択される群の1種以上の合成洗剤を含み得る。
合成洗剤ベースの石鹸組成物または物品は、純粋な合成洗剤組成物または物品、すなわち、合成洗剤のみをベースとする、組成物または物品、特にバーであり得る。好ましくは、石鹸および合成洗剤は、また、石鹸組成物中の石鹸活性物質と混合され得る。かかる合成洗剤ベースの石鹸組成物または物品は、石鹸-合成洗剤または合成洗剤ベースの石鹸組成物として知られている。合成洗剤ベースの石鹸組成物または物品は、石鹸活性物質および少なくとも1種の合成洗剤を含み得る。石鹸活性物質は、特に脂肪酸のナトリウム塩である。
石鹸活性物質は、ソープヌードル類に含まれ得る。ソープヌードルは、植物油または動物脂肪に由来する脂肪酸を含み得る。ソープヌードルは、中性脂肪および油の鹸化、脂肪酸の中和ならびにメチルエステルの鹸化から製造され得る。ソープヌードルは、ソープバーの製造において主成分として使用され得、したがって石鹸ベースとして使用され得る。この石鹸ベースは、ソープヌードルの製造に使用される原料の性質とは異なる、特有の臭いを有し得る。一般的なタロー石鹸ベースは、人工的で、ワックス状で、クリーミーで、脂っぽく、そして動物のようなノートを与え、一方で、パーム脂肪酸ベースの石鹸ベースは、土のような、プラスチックの、焦げた、メタリックなノートを与える。この石鹸ベースノートは、保管中に石鹸組成物を保存する際に悪化し、それによって香りのインパクトを減少させ得る。特に、一部のベースは、通常のベース臭に加えて悪臭ノートを呈する。石鹸ベースのフレグランス成分は、ベースの香りを覆い、さらにフレグランス体験をもたらすという追加の問題を有する。
本明細書で使用される「香料原料」という用語は、快楽効果を付与するために賦香調製物または組成物に使用される賦香成分の化合物または混合物を指す。換言すれば、賦香成分であると考えられるべきこのような賦香成分は、単に匂いを有しているものとしてではなく、組成物の匂いをポジティブにまたは心地よいように付与または変更できるものとして、当業者には認識されなければならない。
本明細書で使用される「賦香成分」という用語は、匂いを付与または調節するという主目的のために使用される化合物を意味する。換言すれば、賦香成分であると考えられるべきこのような成分は、単に匂いを有しているものとしてではなく、少なくとも組成物の匂いをポジティブにまたは心地よいように付与または変更できるものとして、当業者に認識されなければならない。本開示の目的のために、香料アコードは、また、賦香成分と、賦香成分の送達を一緒に改善、増強または改変する物質、例えば、香料前駆体、エマルションまたは分散液との組み合わせ、ならびに持続性、芳香性、悪臭防止、抗菌効果、微生物安定性、昆虫防除などの匂いを改変または付与することを超える追加の利益を付与する組み合わせも含む。
賦香成分の性質および種類は、ここでより詳細な説明を保証するものではなく、いずれにしても網羅的ではなく、当業者は一般的な知識に基づいて、意図する用途または適用および所望の感覚刺激効果に従ってそれらを選択することが可能である。一般的に、これらの賦香成分は、アルコール、アルデヒド、ケトン、エステル、エーテル、アセテート、ニトリル、テルペノイド、含窒素または含硫複素環化合物および精油と同様に多様な化学クラスに属し、上記賦香補助成分は、天然または合成由来であり得る。これらの成分の多くは、いかなる場合でも、参考テキスト、例えば、S. Arctanderによる書籍、Perfume and Flavor Chemicals, 1969, Montclair, New Jersey, USAもしくはその最新版、または同様の性質の他の論文、ならびに香料分野の豊富な特許文献に記載されている。上記成分は、また、様々な種類の賦香化合物を制御された方法で放出することが知られている化合物であってもよいことも理解される。
本発明によれば、香料組成物は、香料原料に加えて、香料産業において現在使用されている、上記香料原料を溶解するための少なくとも1種の溶媒を含み得る。溶媒は、好ましくは、ジプロピレングリコール(4-オキサ-2,6-ヘプタンジオール+2-メチル-3-オキサ-1,5-ヘキサンジオール+2,4-ジメチル-3-オキサ-1,5-ペンタンジオール)、Isopar M(炭化水素C13~C14)、Isopar L(炭化水素C11~C13)、ミリスチン酸イソプロピル(テトラデカン酸イソプロピル)クエン酸エチル(トリエチル2-ヒドロキシ-1,2,3-プロパントリカルボキシレート)、トリアセチン(1,2,3-プロパントリイルトリアセテート)、安息香酸ベンジル、1,3-プロパンジオール、メチルジヒドロアビエートとメチルテトラヒドロアビエートとの混合物、植物油、例えば、アーモンド油、アルガン油、綿油、コーン油、オリーブ油、ヒマワリ油、ヒマシ油およびそれらの混合物からなる群で選択される。
換言すれば、これは、溶媒が本発明で定義される香料原料に含まれないことを意味する。
香料組成物は、香料原料に加えて、プロ香料またはプロフレグランスとしても知られる様々な種類の賦香化合物を制御された方法で放出することが知られている少なくとも1種の化合物を含み得る。適切なプロ香料の非限定的な例には、4-(ドデシルチオ)-4-(2,6,6-トリメチル-2-シクロヘキセン-1-イル)-2-ブタノン、4-(ドデシルチオ)-4-(2,6,6-トリメチル-1-シクロヘキセン-1-イル)-2-ブタノン、トランス-3-(ドデシルチオ)-1-(2,6,6-トリメチル-3-シクロヘキセン-1-イル)-1-ブタノン、2-フェニルエチルオキソ(フェニル)アセテート、3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イルヘキサデカノエート、(2-((2-メチルウンデカ-1-エン-1-イル)オキシ)エチル)ベンゼン、1-メトキシ-4-(3-メチル-4-フェネトキシブタ-3-エン-1-イル)ベンゼン、(3-メチル-4-フェネトキシブタ-3-エン-1-イル)ベンゼン、1-(((Z)-ヘキサ-3-エン-1-イル)オキシ)-2-メチルウンデカ-1-エン、(2-((2-メチルウンデカ-1-エン-1-イル)オキシ)エトキシ)ベンゼン、2-メチル-1-(オクタン-3-イルオキシ)ウンデカ-1-エン、1-メトキシ-4-(1-フェネトキシプロパ-1-エン-2-イル)ベンゼン、1-メチル-4-(1-フェネトキシプロパ-1-エン-2-イル)ベンゼン、2-(1-フェネトキシプロパ-1-エン-2-イル)ナフタレン、(2-フェネトキシビニル)ベンゼン、2-(1-((3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イル)オキシ)プロパ-1-エン-2-イル)ナフタレンまたはそれらの混合物が含まれ得る。
本発明によれば、香料原料は、
- 0.01~50重量%、好ましくは2~50重量%、より好ましくは5~50重量%の、LogP≦2.5を有する第1のグループAの香料原料、および
- 10~60重量%、好ましくは15~55重量%、より好ましくは15~50重量%、さらにより好ましくは20~50重量%の、LogP≧4を有する第2のグループBの香料原料
を含み、その際、グループAの香料原料とグループBの香料原料との合計が、香料原料の総重量を基準として35重量%を上回る。
一実施形態によれば、グループAの香料原料とグループBの香料原料との合計は、香料原料の総重量を基準として35~90重量%を構成する。
当業者であれば、自身の一般的な知識に基づき、それらのLogP値に従って第1グループの原料および第2グループの原料を選択することが可能であろう。LogPは、親油性の尺度として知られる推定オクタノール-水分配係数の常用対数である。
多くの賦香化合物のLogP値は、例えば、Daylight Chemical Information Systems, Inc. (Daylight CIS), Irvine, Calif.から入手可能なPomona92データベースに報告されており、これには、元の文献への引用も含まれる。LogP値は、Daylight CISからも入手可能な「CLOGP」プログラムによって最も便利に計算される。このプログラムは、実験に基づくlogP値がPomona92データベース内で利用可能である場合にもこれを列挙している。「計算されたlogP」(cLogP)は、HanschおよびLeoのフラグメントアプローチによって決定される(A. Leo, in Comprehensive Medicinal Chemistry, 第4巻, C. Hansch, P. G. Sammens, J. B. TaylorおよびC. A. Ramsden, Eds., 295頁, Pergamon Press, 1990を参照のこと)。フラグメントアプローチは、各香油成分の化学構造に基づいており、原子の数および種類、原子の連結性、ならびに化学結合を考慮している。cLogP値は、この物理化学的特性について最も信頼性が高く、かつ広く使用されている推定値であり、好ましくは、本発明において有用な賦香化合物の選択において、実験的なLogP値の代わりに使用される。
このように、低いLogPを有する原料と高いLogPを有する原料との正しいバランスを調節することで、2つの異なる嗅覚方向が湿潤条件下で強度の増加(ブースト)と共に与えられる「2 in 1」フレグランスが得られる。
一実施形態によれば、第1のグループの賦香原料は、LogP≦2.5を有する香料原料で形成され、第2のグループの賦香原料は、LogP≧4.5を有する香料原料で作られている。
別の実施形態によれば、香料原料は、第1のグループAの香料原料の2~25重量%を構成する。
特定の実施形態によれば、匂い検出閾値(ODT)≦2×10-3μg/Lを有するグループAの香料原料とグループBの香料原料との合計は、香料原料の総重量を基準として8%超、好ましくは8~80%、より好ましくは15~80%である。
本発明によれば、「臭気検出閾値」という用語は、嗅覚的に検出され得るその材料の最低蒸気濃度を指す。
賦香化合物の匂い閾値濃度は、ガスクロマトグラフ(「GC」)を使用して決定される。具体的には、濃度や鎖長分布が既知の炭化水素標準物質を用いて、シリンジによって注入される香油成分の正確な量、正確な分割比、炭化水素応答を決定するためにガスクロマトグラフを校正する。空気流量が正確に測定され、人間の吸入が12秒間続くと仮定して、サンプリングされた体積が計算される。任意の時点における検出器での正確な濃度が分かっているので、吸入される体積あたりの質量は分かっており、したがって賦香化合物の濃度が分かる。閾値濃度を決定するために、溶液を、逆算した濃度でスニフポートに送る。パネリストがGC排水の匂いを嗅ぎ、匂いに気づいた時の保持時間を特定する。全てのパネリストにわたる平均により、賦香化合物の匂い閾値濃度が決定される。匂い閾値の決定は、C. Vuilleumierら, Multidimensional Visualization of Physical and Perceptual Data Leading to a Creative Approach in Fragrance Development, Perfume & Flavorist, 第33巻, September, 2008, 54~61頁においてより詳細に記載されている。
特定の実施形態によれば、香料組成物は、さらに2.5~4の間(2.5および4を除く)に含まれるlogPおよび/または≦2×10-3μg/Lの匂い検出閾値(ODT)のODTを有するグループCの香料原料を少なくとも10重量%含む。
logP≦2.5およびODT≦2×10-3μg/L空気を有する香料原料の非限定的な例としては、以下の表Aに列挙される化合物を挙げることができる。
Figure 2023534371000001
Figure 2023534371000002
logP≧4およびODT≦2×10-3μg/L空気を有する香料原料の非限定的な例としては、表Bの香料原料を挙げることができる。
Figure 2023534371000003
Figure 2023534371000004
2.5~4の間に含まれるlogPと、≦2×10-3μg/Lの匂い検出閾値(ODT)のODTとを有する香料原料の非限定的な例としては、リナリルアセテート、ベンジルベンゾエート、ジヒドロミルセノール、リナロール、スクラレオレート((-)-プロピル(S)-2-(1,1-ジメチルプロポキシ)プロパノエート)、エチルアセトアセテート、およびそれらの混合物を挙げることができる。
一実施形態によれば、香料組成物は、香料原料を可溶化するための少なくとも1種の溶媒を含み、上記溶媒は、好ましくは、ジプロピレングリコール、Isopar M(炭化水素C13~C14)、Isopar L(炭化水素C11~C13)、ミリスチン酸イソプロピル(イソプロピルテトラデカノエート)、クエン酸エチル(トリエチル2-ヒドロキシ-1,2,3-プロパントリカルボキシレート)、トリアセチン(1,2,3-プロパントリイルトリアセテート)、安息香酸ベンジル、1,3-プロパンジオール、メチルジヒドロアビエテートとメチルテトラヒドロアビエテートとの混合物、植物油、例えば、アーモンド油、アルガン油、綿油、コーン油、オリーブ油、ヒマワリ油、ヒマシ油およびそれらの混合物からなる群で選択される。
存在する場合、溶媒は、香料組成物の50重量%まで、好ましくは30重量%まで含まれ得る。
本発明の香料組成物は、遊離油としておよび/または封入された形で使用され得る。
実際に、フレグランス組成物は、任意選択的にマイクロカプセルまたはコア-シェル型マイクロカプセルに封入されていてよく、これは、ポリマーシェルにより封入された疎水性活性成分の油性コアを含む送達システムを指す。フレグランス組成物は、任意選択的に、担体材料によって形成されるマトリックス内に(遊離油としておよび/または封入された形で)捕捉されていてもよい。担体材料は、モノマー、オリゴマーまたはポリマーの担体材料、またはこれらの2種以上の混合物を含む。オリゴマー担体は、炭水化物であってもよく、オリゴマー担体は、スクロース、ラクトース、ラフィノース、マルトース、トレハロース、フルクトオリゴ糖であってもよい。モノマー担体材料の例は、例えばグルコース、フルクトース、マンノース、ガラクトース、アラビノース、フコース、ソルビトール、マンニトールである。ポリマー担体は、共有結合によって連結されている10を超えるモノマー単位を有する。好ましい実施形態では、担体は、ポリマー担体材料であり得る。ポリマー担体材料の非限定的な例には、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール、デキストリン、マルトデキストリン、グルコースシロップ、天然または加工デンプン、多糖類、炭水化物、キトサン、アラビアガム、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、アクリルアミド、アクリレート、ポリアクリル酸が含まれる。フレグランスまたは香料を担体材料中に封入することによって、老化に対する保護、使用中のインパクトの増強、および基材からの持続放出がもたらされ得る。ポリマーマトリックスを有するマイクロカプセルは、噴霧乾燥により得ることができる。
マイクロカプセルのポリマーシェルの性質は、様々であり得る。
特定の一実施形態によれば、ポリマーシェルは、ポリウレア、ポリウレタン、ポリアミド、ポリエステル、ポリアクリレート、ポリシロキサン、ポリカーボネート、ポリスルホンアミド、尿素とホルムアルデヒドとのポリマー、メラミンとホルムアルデヒドとのポリマー、メラミンと尿素とのポリマー、またはメラミンとグリオキサールとのポリマーおよびそれらの混合物からなる群から選択される材料を含む。
特定の実施形態によれば、ポリマーシェルは、ポリウレアおよび/またはポリウレタンからなる群から選択される材料を含む。
疎水性材料組成物を封入する材料は、従来技術において幅広く記載されてきたマイクロカプセルであり得る。
本発明のマイクロカプセル由来のポリマーシェルの性質は、様々であってよい。非限定的な例として、シェルは、アミノプラストベース、ポリウレタンベース、ポリアミドベース、ポリエステルベースまたはポリウレアベースであり得る。
一実施形態によれば、シェルは、タンパク質を含むバイオポリマーベースのシェルである。
シェルはまた、ハイブリッド、すなわち有機-無機、例えば架橋された少なくとも2種の無機粒子から構成されるハイブリッドシェル、またはさらにポリアルコキシシランマクロモノマー組成物の加水分解および縮合反応から生じるシェルであり得る。
一実施形態によれば、シェルは、メラミン-ホルムアルデヒドまたは尿素-ホルムアルデヒドまたは架橋メラミンホルムアルデヒドまたはメラミングリオキサールなどのアミノプラストコポリマーを含む。
別の実施形態によれば、マイクロカプセルは、複合コアセルベーションから生じるポリマーシェルを有し、その際、シェルは、場合により架橋される。
別の態様によれば、シェルは、例えばイソシアネートベースのモノマーならびにアミン含有架橋剤、例えば、炭酸グアニジンおよび/またはグアナゾールから作られるポリウレアベースであるが、これらに限定されない。特定のポリウレアマイクロカプセルは、少なくとも2つのイソシアネート官能基を含む少なくとも1種のポリイソシアネートと、アミン(例えば水溶性グアニジン塩およびグアニジン)からなる群から選択される少なくとも1種の反応物との間の重合の反応生成物であるポリウレア壁;コロイド安定剤または乳化剤;ならびにカプセル化香料を含む。しかしながら、アミンの使用は省略され得る。
特定の態様によれば、コロイド安定剤は、0.1%~0.4%のポリビニルアルコール、0.6%~1%のビニルピロリドンおよび四級化ビニルイミダゾールのカチオン性コポリマーの水溶液を含む(全てのパーセンテージは、コロイド安定剤の総重量に対する重量により定義される)。別の態様によれば、乳化剤は、アニオン性または両親媒性バイオポリマーであり、一態様では、アラビアガム、大豆タンパク質、ゼラチン、カゼインナトリウムおよびそれらの混合物からなる群から選択され得る。
コア-シェル型マイクロカプセルの水性分散液/スラリーの製造は、当業者によく知られている。一態様では、マイクロカプセル壁材料は、任意の適切な樹脂、特にメラミン、グリオキサール、ポリウレア、ポリウレタン、ポリアミド、ポリエステル等を含み得る。適切な樹脂は、アルデヒドとアミンとの反応生成物を含み、適切なアルデヒドは、ホルムアルデヒドおよびグリオキサールを含む。適切なアミンには、メラミン、尿素、ベンゾグアナミン、グリコールウリル、およびそれらの混合物が含まれる。適切なメラミンには、メチロールメラミン、メチル化メチロールメラミン、イミノメラミン、およびそれらの混合物が含まれる。適切な尿素には、ジメチロール尿素、メチル化ジメチロール尿素、尿素-レゾルシノール、およびそれらの混合物が含まれる。製造に適した材料は、以下の企業Solutia Inc. (St Louis, Missouri U.S.A.)、Cytec Industries (West Paterson, New Jersey U.S.A.)、Sigma-Aldrich (St. Louis, Missouri U.S.A.)のうちの1社以上から得ることができる。
一態様によれば、マイクロカプセルは、以下の工程:
1)香油を、少なくとも2つのイソシアネート官能基を有する少なくとも1種のポリイソシアネートと混合して、油相を形成する工程;
2)アミノプラスト樹脂および任意に安定剤を水に分散または溶解させて、水相を形成する工程;
3)油相と水相とを混合することにより、水中油型分散液を調製する工程であって、平均液滴サイズは1~100ミクロンの間である、工程;
4)硬化工程を実施して上記マイクロカプセルの壁を形成する工程;ならびに
5)任意に、最終分散液を乾燥させて乾燥したコア-シェル型マイクロカプセルを得る工程
を含む方法により得ることができる1シェル型アミノプラストコア-シェル型マイクロカプセルである。
一態様によれば、コア-シェル型マイクロカプセルは、ホルムアルデヒド不含のカプセルである。ホルムアルデヒド不含のアミノプラストマイクロカプセルスラリーの典型的な製造方法は、以下の工程
1)オリゴマー組成物を調製する工程であって、該オリゴマー組成物は、
a.メラミンの形の、またはメラミンと2つのNH2官能基を含む少なくとも1種のC~C化合物との混合物の形のポリアミン成分;
b.グリオキサールと、C4-62,2-ジアルコキシ-エタナールと、任意にグリオキサレートとの混合物の形のアルデヒド成分であって、上記混合物は、1/1~10/1の間に含まれるグリオキサール/C4-62,2-ジアルコキシ-エタナールのモル比を有するアルデヒド成分;ならびに
c.プロトン酸触媒
の反応生成物を含むか、これらを一緒に反応させて得られる、工程
2)水中油型分散液を調製する工程であって、液滴サイズが1~600ミクロンであり、かつ
a.油;
b.水媒体:
c.工程1で得られる少なくとも1種のオリゴマー組成物;
d.少なくとも1種の架橋剤であって、以下の:
i.C~C12芳香族または脂肪族ジ-またはトリ-イソシアネートおよびそれらのビウレット、トリウレット、トリマー、トリメチロールプロパン付加物およびそれらの混合物;および/または
ii.式:
A-(オキシラン-2-イルメチル)
[式中、nは、2または3を表し、Aは2~6個の窒素原子および/または酸素原子を任意に含むC~C基を表す]のジ-もしくはトリ-オキシラン化合物
の中で選択される、少なくとも1種の架橋剤
e.任意で、2つのNH官能基を含むC~C化合物
を含む、工程;
3)分散液を加熱する工程;ならびに
4)分散液を冷却する工程
を含む。
上記の方法は、国際公開第2013/068255号により詳細に記載されている。
別の態様によれば、マイクロカプセルのシェルは、ポリウレアベースまたはポリウレタンベースである。ポリウレアおよびポリウレタンベースのマイクロカプセルスラリーの調製方法の例は、例えば、国際公開第2007/004166号、欧州特許出願公開第2300146号明細書、および欧州特許出願公開第25799号明細書に記載されている。典型的には、ポリウレアまたはポリウレタンベースのマイクロカプセルスラリーの製造方法は、以下の工程:
a)少なくとも2つのイソシアネート基を有する少なくとも1種のポリイソシアネートを油に溶解して油相を形成する工程;
b)乳化剤またはコロイド安定剤の水溶液を調製して水相を形成する工程;
c)油相を水相に加えて水中油型分散液を形成する工程であって、平均液滴サイズは1~500μmの間、好ましくは5~50μmの間である、工程;ならびに
d)界面重合を誘発させてスラリーの形のマイクロカプセルを形成するのに十分な条件を適用する工程
を含む。
別の特定の実施形態によれば、石鹸組成物は、充填剤をさらに含み、ここで、該充填剤は、0.002~35重量%、好ましくは0.2~5.0重量%の量で存在し、かつ任意にTiO、タルクおよび糖を含む群から選択される1種以上の化合物である。充填剤として使用される糖は、任意の糖、特にソルビトール、またはソルビトールと組み合わせた任意の糖であり得る。石鹸物品は、充填剤を含み得る。
第2の態様では、本発明は、上記で定義された石鹸組成物を含む石鹸物品に関する。
別の特定の実施形態によれば、石鹸物品は、液体クレンザー、パーソナルケアソープバー、洗濯石鹸、好ましくは石鹸ベースまたは合成洗剤ベースの洗濯石鹸、シェービング組成物、パーソナルクレンジング組成物、ボディケア製品、化粧品、シャンプー、好ましくはシャワージェル、好ましくは石鹸ベースのシャワージェルまたは合成洗剤ベースのシャワージェル、より好ましくは合成洗剤ベースのソープバー、または最も好ましくはソープバーの形であり得る。一実施形態では、石鹸物品は、洗濯石鹸の形であり得る。さらなる実施形態では、石鹸物品は、合成洗剤ベースのソープバー、ソープバーまたは石鹸ベースのシャワージェルまたは合成洗剤ベースのシャワージェルの形であり得る。特定の実施形態では、石鹸物品は、ソープバーの形であり得る。
特定の実施形態によれば、石鹸組成物および/または石鹸物品は、制汗またはデオドラント組成物ではない。
特定の実施形態によれば、石鹸組成物および/または石鹸物品は、制汗またはデオドラント活性物質を含まない。
特定の実施形態によれば、石鹸組成物および/または石鹸物品は、香料組成物ではない。換言すれば、特定の実施形態によれば、石鹸組成物および/または石鹸物品は、香料組成物からならない。
一実施形態では、本発明のソープバーまたは石鹸組成物は、1種以上の界面活性剤を含み得る。界面活性剤は、脂肪酸のナトリウム塩、例えば、パーム油脂肪酸のナトリウム塩、パーム核油脂肪酸のナトリウム塩、直鎖状アルキルベンゼンスルホン酸、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウレス硫酸アンモニウム、ラウリルサルコシン酸ナトリウムおよび/またはミレス硫酸ナトリウムからなる群から選択される1種以上の化合物である。合成界面活性剤は、LAS(直鎖状アルキルベンゼンスルホン酸)、AOS(アルファオレフィンスルホネート)、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウリルサルコシン酸ナトリウム、ミレス硫酸ナトリウム、ココイルイセチオン酸ナトリウム(SCI)、ココモノグリセリドサルフェート(CMGS)、アルキルグリセリルエーテルスルホネート(AGES)またはそれらの組み合わせから選択される群の合成界面活性剤であり得る。
さらなる実施形態では、本発明のソープバーまたは石鹸組成物は、任意に、石鹸活性物質、界面活性剤、加工助剤、保湿剤、充填剤、金属イオン封鎖剤、中和剤、過脂肪化剤(superfattening agent)、結合剤および染料から選択される1種以上の成分を含み得る。特定の実施形態では、石鹸組成物は、少なくとも界面活性剤、加工助剤、中和剤、保湿剤およびプロフレグランスを含む。一実施形態では、加工助剤は、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウムもしくはリン酸ナトリウムまたはそれらの組み合わせであり得る。特定の実施形態では、加工助剤は、塩化ナトリウムであり得る。特定の実施形態では、中和剤は、水酸化ナトリウムであり得る。特定の実施形態では、充填剤は、二酸化チタン、タルク粉末、ベントナイト、デンプン、硫酸ナトリウム(NaSO)、炭酸ナトリウム(NaCO)、リン酸ナトリウムまたはそれらの組み合わせであり得る。本明細書で使用される「リン酸ナトリウム」という用語は、異なるグレードで存在し得るリン酸ナトリウムである。さらに、ホスフェートは、ジ-、トリ-、テトラ-およびポリホスフェートを含む縮合アニオンであり得る。これらの塩は、無水の水不含および含水形態であり得る。本明細書で使用されるリン酸ナトリウムは、概して、トリポリリン酸ナトリウム(Na10)に関する。特定の実施形態では、湿潤剤は、グリセリン、ソルビトール、糖、またはそれらの組み合わせであり得る。特定の実施形態では、金属イオン封鎖剤は、エチドロン酸四ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム(EDTA)、またはそれらの組み合わせであり得る。特定の実施形態では、二酸化チタンが、美白剤として使用される。特定の実施形態では、結合剤は、デンプンまたはポリマーであり得る。ポリマーは、カルボキシメチルセルロースであり得る。別の実施形態では、結合剤は、石鹸組成物において使用されない。特定の実施形態では、過脂肪化剤は、ラウリン酸であり得る。過脂肪化剤は、ソープバーまたは石鹸組成物の0.1~10重量%、好ましくは1~5重量%の量で存在し得る。特定の実施形態では、染料は、Cl12490、Cl12740、またはCl12150であり得る。染料は、ソープバーまたは石鹸組成物の0.000001~0.001重量%、好ましくは0.00001~0.0001重量%の量で含まれ得る。
別の特定の実施形態によれば、ソープバーまたは石鹸組成物は、さらに充填剤を含み、充填剤は、0.002~35重量%、好ましくは0.2~5.0重量%の量で存在する。充填剤は、任意に、TiO、タルク、糖、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウムまたはリン酸ナトリウムを含む群から選択される1種以上の化合物である。充填剤として使用される糖は、任意の糖、特にソルビトール、またはソルビトールと組み合わせた任意の糖であり得る。
さらなる実施形態では、本発明のソープバーは、エアフレッシュニング効果を有し得る。本発明のソープバーは、浴室などの室内で日常的に使用する際に、持続性のエアフレッシュニング効果を有する。通常のソープバーの使用は、手洗いに対して1日50回を超える可能性がある。通常のソープバーの使用は、手洗いに対して1日50回までである可能性がある。通常のソープバーの使用は、手洗いに対して1日約20回である可能性がある。ソープバーのエアフレッシュニング効果は、少なくとも12時間である可能性がある。特に、ソープバーのエアフレッシュニング効果は、少なくとも18時間にわたる可能性がある。ソープバーの通常の使用時に、ソープバーのエアフレッシュニング効果は、3カ月間までである可能性がある。ドライソープバーのエアフレッシュニング効果は、少なくとも3カ月間にわたる可能性がある。ソープバーは、湿潤状態だけでなく乾燥状態にもエアフレッシュニング効果を有し得る。ドライソープバーは、水と接触しないソープバーである。また、ドライソープバーは、2時間以上前、好ましくは4時間以上前、より好ましくは6時間以上前に水と接触したソープバーである可能性がある。本発明のドライソープバーのエアフレッシュニング効果は、長時間にわたる可能性がある。ドライソープバーのエアフレッシュニング効果は、ソープバーがキャビン内にある場合、少なくとも1カ月間にわたる可能性がある。ドライソープバーのエアフレッシュニング効果は、ソープバーがキャビン内にある場合、3カ月までである可能性がある。したがって、ソープバーがキャビンまたは化粧室にあっても、エアフレッシュニング効果は持続する。
本発明の一実施形態によるソープバーは、以下の成分のいずれかを単独でまたは互いに組み合わせて、それぞれの量で含み得る:
・ 40~90重量%、または好ましくは60~85重量%の脂肪酸のナトリウム塩、
・ 0.0~5.0重量%、または好ましくは0.0~3.0重量%の直鎖状アルキルベンゼンスルホン酸、
・ 任意で0.0~5.0重量%、または好ましくは0.0~3.0重量%のアルファオレフィンスルホネート、
・ 任意で0.0~5.0重量%、または好ましくは0.0~3.0重量%のラウリル硫酸アンモニウム、ラウレス硫酸アンモニウム、ラウリルサルコシン酸ナトリウムおよび/またはミレス硫酸ナトリウム、
・ 0.05~1.5重量%、または好ましくは0.4~0.8重量%の塩化ナトリウム、
・ 0.01~13重量%、または好ましくは0.01~2.0重量%の水酸化ナトリウム、
・ 0.1~35重量%、または好ましくは0.3~10重量%、またはより好ましくは0.2~5重量%のタルク粉末、ベントナイト、デンプン、糖、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウムもしくはリン酸ナトリウムまたはそれらの組み合わせを含む充填剤;
・ 0.1~9重量%、または好ましくは1.0~5.0重量%のグリセリン;
・ 0.0~9.0重量%、または好ましくは0.0~5.0重量%のソルビトールおよび/または糖;
・ 0.1~0.5重量%、または好ましくは0.1~0.3重量%の二酸化チタン;
・ 0.001~0.4重量%、または好ましくは0.01~0.2重量%のエチドロン酸四ナトリウム;
・ 0.001~0.4重量%、または好ましくは0.01~0.2重量%のEDTA四ナトリウム;
・ 0.1~3.0重量%、または好ましくは0.5~1.2重量%の本明細書で定義される香料組成物;ならびに
・ 8.0~18重量%、または好ましくは10~12重量%の水(ソープバー全体の重量に対して)。
別の態様では、本発明は、皮膚上、表面上または皮膚周囲の空気中での湿潤条件下で香料組成物の嗅覚的特徴を変化させるための石鹸組成物または石鹸物品の使用に関する。
本明細書で使用される「表面」という用語は、石鹸を適用することができる任意の表面を指す。表面は、テキスタイルまたは硬質表面であり得る。硬質表面は、木材、セラミック、金属、ガラス、石、プラスチックまたは皮革のいずれかであり得るが、これらに限定されない。テキスタイルは、織布または不織布のいずれかであり得るが、これらに限定されない。
第4の態様では、本発明は、皮膚上、表面上または皮膚周囲の空気中での湿潤条件下で、上記組成物の嗅覚的特徴を変化させるための方法であって、本発明の石鹸組成物または本発明の石鹸物品を皮膚、表面または空気に適用する工程を含む方法に関する。
さらなる態様では、本発明は、組成物の嗅覚的特徴を変化させるための方法であって、
- 上記で定義された石鹸組成物を提供する工程;および
- 上記組成物を、湿潤条件、典型的には水に供する工程
からなる工程を含む方法に関する。
実施例
本発明は、以下の非限定的な実施例によってさらに詳細に説明されることになる。
実施例1:ソープバー配合物
ソープバーは、第1表の以下の組成物に関する:
Figure 2023534371000005
実施例2:ソープヌードルの製造
ソープヌードル配合物(以下の組成のソープヌードルを、商標名:WLFARIN SOAP NOODLEの下でPT. Wilmar Nabati Indonesiaから購入する)
Figure 2023534371000006
ソープヌードルを、TiOおよび香料と混合し、これをソーププロッダーに数回通過させた。次いで、このソープヌードルを最終的なプロッダーで引き延ばし、スタンパーでタブレットの形でスタンピングした。
ソープヌードルの例示的な製造
蒸留したパームおよびパーム核脂肪酸からソープヌードルを作った。このソープヌードルは、PT. Wilmer Nabati Indonesiaにより供給されたものであった。このソープヌードルを量り分け、典型的なZアーム型のソープミキサーに加えた。本実施例で使用したソープヌードルは、約12%の水分含量を有していた。本発明で使用した石鹸材料は、約10%~約15%の水分含量を有する。二酸化チタン、フレグランスを、別々にZアーム型ソープミキサーに加えた。これらの成分を、均質化のために約5~10分間混合し、次いでミキサーからプロッダーに移した。プロッダーは、アルミニウム/またはステンレス鋼で作られたスクリュー、水冷機によって冷却するためにジャケットが付けられたバレル、Zアーム型ミキサーから来る石鹸を供給するためのホッパ、ギヤボックス、および機械を運転するための電気系統で構成された石鹸押出機であった。Zアーム型ミキサーからの均質化された石鹸を、プロッダーを通して処理し、ソープバー製造システムにおいてソープバーにスタンピングした。ソープバーは、二重スタンピングを用いず、きれいなバーエッジを用いて形成された。ソープバーを、段ボール箱に詰めた。従来の方法で使用する場合、このようなソープバーは、皮膚への使用に適していた。
ソープバー用の香料組成物-概要
・ フレグランスA(第3表)
・ フレグランスB(第4表)
・ フレグランスC(第5表)
・ 比較フレグランスX(第6表)
Figure 2023534371000007
Figure 2023534371000008
Figure 2023534371000009
Figure 2023534371000010
Figure 2023534371000011
Figure 2023534371000012
Figure 2023534371000013
Figure 2023534371000014
Figure 2023534371000015
Figure 2023534371000016
実施例3
乾燥、泡立ち段階(水の添加)におけるソープバーに組み込まれた香料組成物の放出の嗅覚的評価ならびに乾燥、湿潤および室内充填状態における香料プロファイルの変化を確認するための室内充填評価
a)全てのソープバー試料を製造し、評価前に数日間熟成した。
b)バーソープ(ニートドライ)の香り評価:ニートドライバーを段ボール箱から評価する;フレグランスのプロファイルを記録する。全ての評価者からの共通の嗅覚的説明を書き留める。
c)評価ブースでのバーソープ(前腕からの泡立て)の香り評価(残留臭気がある場合には、これを洗浄するための洗浄ボウルおよび空気パージ設備を備えた隔離された小さなキャビン):ボランティアの一人は、清潔な前腕に石鹸を塗布する。バーソープ(重量40g)(第1表を参照のこと)を、流水の水道水で10秒間洗浄し、濡れた石鹸を、片方の前腕において往復の動きで10回擦る。水がほとんどなければ、評価前に塗布領域に典型的な泡が生じる。このプロセスを、他のアームについても繰り返す。ボランティアの前腕についた石鹸の泡を、評価パネラーが即座に評価する。全ての評価者からの共通の嗅覚的説明を書き留める。
d)キャビンの芳香を、泡立て直後に外側からにおい窓を通して評価する。
e)同じキャビンの芳香を、4時間後に評価する。
Figure 2023534371000017
この評価では、本発明による香料組成物を含むソープバーについて、水の存在下での泡立ち段階において快楽度の有意な変化が示された。
この評価では、本発明による香料組成物を含むソープバーについて、キャビンの芳香において快楽度の有意な変化が示された。
比較のフレグランスXは、いかなる有意な変化も示さない。

Claims (13)

  1. - 石鹸活性物質、および
    - 香料原料を含む香料組成物
    を含む、石鹸組成物であって、香料原料が、
    - 0.01重量%~50重量%の、LogP≦2.5を有する第1のグループAの香料原料、および
    - 10重量%~60重量%の、LogP≧4を有する第2のグループBの香料原料
    を含み、
    その際、グループAの香料原料とグループBの香料原料との合計が、香料原料の総重量を基準として35重量%超であることを特徴とする、石鹸組成物。
  2. 第1のグループの香料原料が、LogP≦2.5を有する香料原料を含み、第2のグループの賦香原料が、LogP≧4.5を有する香料原料を含む、請求項1記載の組成物。
  3. 前記香料原料が、15~50重量%の第2のグループBの香料原料を含む、請求項1または2記載の組成物。
  4. 匂い検出閾値(ODT)≦2×10-3μg/Lを有するグループAの香料原料とグループBの香料原料との合計が、前記香料原料の総重量を基準として8重量%超である、請求項1から3までのいずれか1項記載の組成物。
  5. 前記第1のグループAからの香料原料が、2-(4-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)-1-エタノール、3-エトキシ-4-ヒドロキシベンズアルデヒド、2-エチル-3-ヒドロキシ-4(4H)-ピラノン、4-(4-ヒドロキシフェニル)-2-ブタノン、7-ヒドロキシ-2-クロメノン、フェニルエチルアルコール、アニシックアルデヒド、ケイ皮アルコール、4-ノナノリド、2-メトキシ-4-(2-プロペン-1-イル)フェノール、メチル2,4-ジヒドロキシ-3,6-ジメチルベンゾエート、フェニルエチルアセテート、バニリン、イソオイゲノール、(3aRS,6SR,7aSR)-ペルヒドロ-3,6-ジメチル-ベンゾ[b]フラン-2-オン、酪酸エチル、メチルナフチルケトン、7-メチル-2H-1,5-ベンゾジオキセピン-3(4H)-オン、3-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-2-メチルプロパナール、2,4-ジメチル-3-シクロヘキセン-1-カルバルデヒド、(+-)-3-フェニルブタナール、ベンジルアセトン、4-(3,4-メチレンジオキシフェニル)-2-ブタノン、5-エチル-4-ヒドロキシ-2-メチル-フラン-3-オン、エチルイソブチレート、エチルメチルフェニルグリシデート、エチル2-メチル-1,3-ジオキソラン-2-アセテート、ベンゼンメタノール、α-メチレン、アセテート、およびそれらの混合物からなる群において選択される、請求項1から4までのいずれか1項記載の組成物。
  6. 前記第2のグループBからの香料原料が、(4Z)-4-ドデセナール、3,3-ジメチル-5-(2,2,3-トリメチル-3-シクロペンテン-1-イル)-4-ペンテン-2-オール、{1-メチル-2-[(1,2,2-トリメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサ-3-イル)メチル]シクロプロピル}メタノール、2-メチルウンデカナール、(1S,1’R)-2-[1-(3’,3’-ジメチル-1’-シクロヘキシル)エトキシ]-2-メチルプロピルプロパノエート、(3aR,5aS,9aS,9bR)-3a,6,6,9a-テトラメチルドデカヒドロナフト[2,1-b]フラン、1-(2,2,3,6-テトラメチル-シクロヘキシル)-3-ヘキサノール、1-(オクタヒドロ-2,3,8,8-テトラメチル-2-ナフタレニル)-1-エタノン、(2e)-トリデカ-2-エンニトリル、ベルジルプロピオネート、ナフト[2,1-b]フラン、ドデカヒドロ3a,6,6,9a-テトラメチル、パチョロール、アルデヒドC12、1-[(1RS,6SR)-2,2,6-トリメチルシクロヘキシル]-3-ヘキサノール、(+)-(3R)-1-[(1R,6S)-2,2,6-トリメチルシクロヘキシル]-3-ヘキサノール、(3E,5Z)-1,3,5-ウンデカトリエン、ペンタデセノリド、(+-)-2-(4-メチル-3-シクロヘキセン-1-イル)-2-プロパンチオール、アルデヒドスプラ、((-)-(2e)-2-エチル-4-[(1R)-2,2,3-トリメチル-3-シクロペンテン-1-イル]-2-ブテン-1-オール、4-ペンテン-1-オール、2-メチル-4-(2,2,3-トリメチル-3-シクロペンテン-1-イル)、イオノン、メチル、3-メチル-シクロペンタデカノン、ヘキシルシンナミックアルデヒド、(+-)-(1S,4aR,8S,8aR)-2,2,6,8-テトラメチル-1,2,3,4,4a,5,8,8a-オクタヒドロ-1-ナフタレノール、オキサシクロヘキサデカン-2-オン、ムセノンデルタ、デルタダマスコンおよびそれらの混合物からなる群において選択される、請求項1から4までのいずれか1項記載の組成物。
  7. 前記香料組成物が、前記石鹸組成物の総重量を基準として0.01~10重量%、好ましくは0.1~3重量%、より好ましくは0.5~1.2重量%の量で存在する、請求項1から6までのいずれか1項記載の石鹸組成物。
  8. 充填剤をさらに含み、好ましくは、前記充填剤は、0.002~35重量%、好ましくは0.2~5.0重量%の量で存在する、請求項1から7までのいずれか1項記載の石鹸組成物。
  9. 前記充填剤が、TiO、タルク、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、リン酸ナトリウムおよび糖を含む群から選択される1種以上の化合物である、請求項8記載の石鹸組成物。
  10. 請求項1から9までのいずれか1項記載の石鹸組成物を含む石鹸物品。
  11. 液体クレンザー、パーソナルケアソープバー、洗濯石鹸、好ましくは石鹸ベースまたは合成洗剤ベースの洗濯石鹸、シェービング組成物、パーソナルクレンジング組成物、ボディケア製品、化粧品、シャンプー、好ましくはシャワージェル、好ましくは石鹸ベースのシャワージェルまたは合成洗剤ベースのシャワージェル、より好ましくは合成洗剤ベースのソープバーまたは最も好ましくはソープバーの形である、請求項10記載の石鹸物品。
  12. ソープバーの形である、請求項11記載の石鹸物品。
  13. 皮膚上、表面上または皮膚周囲の空気中での湿潤条件下で、前記香料組成物の嗅覚的特徴を変化させるための、請求項1から9までのいずれか1項記載の石鹸組成物または請求項10または11記載の石鹸物品の使用。
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