JP2023526958A - 流体配送モジュール用のシール挿入ツール及び流体配送モジュールへのシールの取り付け方法 - Google Patents

流体配送モジュール用のシール挿入ツール及び流体配送モジュールへのシールの取り付け方法 Download PDF

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Abstract

流体の流れを制御するための装置は、半導体製造用のプロセス流体を供給するための重要なコンポーネントである。流体の流れを制御するためのこれらの装置は、流れを制御するための装置内にしっかりとパッケージ化された様々な流体フローコンポーネントを必要とする。装置の整備には、現場に設置された装置の狭い場所にシールを取り付けることを可能にする特殊な装置と方法が必要となる。シール挿入ツールを使用することで、シールの設置を容易にし、流れを制御するための装置への流体フローコンポーネントの効率的な組み立てを可能にすることができる。【選択図】図5

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年5月19日に出願された米国仮出願63/026,780に基づく優先権を主張するものであり、その全体が参照により本明細書に組み込まれるものとする。
流れ制御は、半導体チップ製造における重要な技術の1つである。流体の流れを制御するための装置は、半導体製造及び他の産業プロセス用のプロセス流体を既知の流量で配送するために重要である。このようなデバイスは、さまざまな用途で流体の流れを測定し、正確に制御するために使用される。この制御は、装置が最小限のシール漏れで迅速かつ確実に組み立てられるコンポーネントを備えていることに依存する。
チップ製造の技術が向上するにつれて、コンポーネントのサイズが縮小し、流れを制御するための装置のパッケージ要件が厳しくなっている。流れを制御するための装置のメンテナンスと修理には、狭い場所にシールとコンポーネントを取り付けることがますます必要になる。メンテナンスの迅速性と容易性を改善するために、改善された方法と機器が望まれる。
本技術は、流体配送モジュール内の流れを制御するための装置内のコンポーネント取り付け位置にシールを取り付ける際に使用するためのシール挿入ツールを対象とする。流れを制御するための装置は、有効に機能させるため漏れがないように組み立てなければならない多数のコンポーネントを有する。このような装置は、半導体チップ製造、ソーラーパネル製造などの広範囲のプロセスで使用することができる。
1つの実施形態において、本発明は、流体源からプロセスチャンバまで延びる流体供給ラインの流体配送モジュールに環状シールを取り付ける方法である。第1に、シール挿入ツールが流体配送モジュールの第1の基板ブロックと結合される。シール挿入ツールには、環状シールが装填されている。シール挿入ツールは、環状シールが第1の基板ブロックの第1の面上に配置された第1の流体ポートの上に配置、位置合わせされて結合される。第2に、シール挿入ツールが作動して、シール挿入ツールが環状シールを下げ、第1の流体ポートの第1の流体開口部を取り囲む第1の流体ポートの第1の環状溝に環状シールの下部を押し込む。この第1及び第2のステップは、流体配送モジュールが流体供給ライン内の原位置にある間に実行される。さらに別の実施において、本発明は、流体配送モジュール内の環状シールを交換する方法である。第1に、流体配送モジュールの第1の基板ブロックから、流体配送モジュールの1つ以上のアンカーとそれぞれ係合する1つ以上のコンポーネントファスナを解放することによって、アクティブフローコンポーネントが第1の基板ブロックから切り離され、それによって、第1の基板ブロックの第1の面上の第1の流体ポートが露出する。第2に、期限切れのシールが取り除かれる。第3に、流体配送モジュールの1つ以上のアンカーと係合する1つ以上のツールファスナを作動させることによって、シール挿入ツールが第1の基板ブロックに連結される。第4に、シール挿入ツールを作動させて、第1の流体ポートと位置合わせされた環状シールが、第1の流体ポートの第1の流体開口部を取り囲む第1の流体ポートの第1の環状溝に押し込まれる。
別の実装では、本発明は、支持構造、支持構造に取り付けられた第1の基板ブロック、及び支持構造に取り付けられた複数のフローコンポーネントを具備する流体配送モジュールに環状シールを取り付ける方法である。第1に、シール挿入ツールに第1の基板ブロックへの環状シールが装填され、この環状シールは、第1の基板ブロックの第1の面上に位置する第1の流体ポートの上に位置合わせされる。第2に、シール挿入ツールが、第1流体ポートの第1流体開口部を取り囲む第1流体ポートの第1環状溝に環状シールの下部を押し込むように、シール挿入ツールを作動させる。第1及び第2のステップは、第1の基板ブロックが流体配送モジュールの支持構造に取り付けられた状態である間に実行される。
さらに別の実施形態では、本発明は、半導体または集積回路を製造する方法である。第1に、流体源からプロセスチャンバまで延びる流体供給ラインを完成させるために、流体配送モジュールの環状シールを上記の方法に従って設置又は交換する。第2に、流体が流体源からプロセスチャンバに流され、プロセスチャンバ内の1つ以上の半導体または集積回路ウェハと接触する。
別の実施では、本発明はシール挿入ツールである。このシール挿入ツールは、本体、本体を流体配送モジュールに結合するための一対のファスナ、本体にスライド可能に取り付けられたエンドエフェクタ、環状シールを受け入れて保持するように構成されたエンドエフェクタ、及びエンドエフェクタに動作可能に結合されたアクチュエータを有し、ユーザがアクチュエータを作動させることで、エンドエフェクタを上昇状態から下降状態に変化させるように構成されている。
本技術の適用可能性のあるさらなる領域は、以下に提供される詳細な説明から明らかになるであろう。詳細な説明及び具体例は、好ましい実施形態を示しているが、説明のみを目的としており、発明の技術的範囲を限定することを意図していないことを理解されたい。
開示された本発明は、詳細な説明及び添付の図面からより完全に理解されるであろう。
流れを制御するための1つ以上の装置を利用する半導体デバイスを製造するためのシステムの概略図である。
図1のプロセスで利用することができる流れを制御するための複数の装置を具備する流体配送モジュールの斜視図である。
1つの流体フローコンポーネントが取り除かれていることを示す図2のモジュールの斜視図である。
一対の基板ブロックに取り付けられたコンポーネントの斜視図である。
図4Aのコンポーネント及び基板ブロックのうちの1つの、線4B-4Bに沿って切り取った断面図である。
図4Aのコンポーネントの底面図である。
図4Aの基板ブロックの上面図である。
流れを制御する装置の基板ブロックにシールを取り付けるためのシール挿入ツールの斜視図である。
図5のシール挿入ツールの正面図である。
線6B-6Bに沿って切り取った、図5のシール挿入ツールの断面図である。
線6C-6Cに沿って切り取った、図5のシール挿入ツールの断面図である。
図5のシール挿入ツールの分解図である。
図5のシール挿入ツールの底面図である。
シールの取り付け方法を示すフローチャートである。
流体配送モジュールの一部の基板ブロックの上に配置されたシール挿入ツール及びシールの斜視図である。
流体配送モジュールの一部の基板ブロックと接触して配置されたシール挿入ツールのエンドエフェクタの斜視図である。
流体配送モジュールの一部の基板ブロックに結合されたシール挿入ツールの斜視図である。
流体配送モジュールの一部の基板ブロックのシールキャビティに押し込まれたシールの斜視図である。
流体配送モジュールの一部の基板ブロックから取り外されたシール挿入ツールの斜視図である。
線11A-11Aに沿って切り取った、図10Aの、シール挿入ツール、シール、及び流体配送モジュールの一部の断面図である。
線11B-11Bに沿って切り取った、図10Bの、シール挿入ツール、シール、及び流体配送モジュールの一部の断面図である。
線11C-11Cに沿って切り取った、図10Cの、シール挿入ツール、シール、及び流体配送モジュールの一部の断面図である。
線11D-11Dに沿って切り取った、図10Dの、シール挿入ツール、シール、及び流体配送モジュールの一部の断面図である。
グリッパが取り外されたエンドエフェクタを示す、図5のシール挿入ツールの一部の斜視図である。
グリッパが取り付けられたエンドエフェクタを示す、図12Aのシール挿入ツールの一部の斜視図である。
代替的エンドエフェクタを示す、シール挿入ツールの代替的実施形態の一部の斜視図である。
線13B-13Bに沿って切り取った、図13Aのシール挿入ツールの一部の断面図である。
シール挿入ツール用のトルク制限アタッチメントの斜視図である。
図14Aのトルク制限アタッチメントの分解図である。
図13Aのシール挿入ツールの上に配置されたトルク制限アタッチメントの斜視図である。
図13Aのシール挿入ツールで組み立てられたトルク制限アタッチメントの斜視図である。
すべての図面は概略図であり、必ずしも縮尺どおりではない。本明細書で特に断りのない限り、同じ要素であっても、特定の図では番号が付けられていて、他の図では番号が付けられていないこともある。
本発明の原理による例示的な実施形態の説明は、添付の図面と関連させて読まれることを意図するものであり、図面は、明細書による説明全体の一部と見なすものとする。ここに開示された本発明の実施形態の説明において、方向又は向きへの言及は単に説明上の便宜を図るものであり、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。「下方」、「上方」、「水平」、「垂直」、「上に」、「下に」、「上」、「下」、「左」、「右」、「上端」、「底部」などの相対的な用語及びその派生語(たとえば、「水平に」、「下向きに」、「上向きに」など)は、記載されている、又は説明中の図面に示されている向きを指すと解釈すべきである。これらの相対的な用語は、説明の便宜上のものであり、明示的に示されていない限り、装置が特定の向きで構築又は操作されることを必要とすることを意味するものではない。「取り付けられた」、「添付された」、「接続された」、「結合された」、「相互接続された」などの用語は、構造物が介在する構造物を介して直接的又は間接的に互いに固定又は取り付けられている関係を示し、特に明記されていない限り、可動状態の付属品又は関係或いは固定されている付属品又は関係の両方を意味する。さらに、本発明の特徴及び利点は、好ましい実施形態を参照することによって説明される。したがって、本発明は、単独で、又は他の特徴と組み合わせることで存在するかもしれないいくつかの可能な非限定的な特徴の組み合わせを示す好ましい実施形態に明示的に限定されるべきではなく、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって定義されるものとする。
本発明は、流量制御装置を形成するために流体フローコンポーネントを取り付ける際に使用するためのシールリテーナに関する。半導体製造は、流体の流れの高性能な制御を要求する業界の1つである。半導体製造技術が進歩するにつれて、消費者は、必要とするスペースを縮小した流れ制御デバイスの必要性を認識するようになった。このように、流量制御装置のパッケージングがこれまで以上に高密度になるにつれて、流量制御装置のサービスとメンテナンスはますます困難になってきている。本発明により、流量制御装置内の流量制御コンポーネントの効率的な組み立てが容易になる。
図1は、例示的な処理システム1000の概略図を示す。処理システム1000は、処理チャンバ1300に流体結合された流れ「添付された」を制御するための複数の装置100を利用することができる。流れを制御するための複数の装置100は、1つ以上の異なるプロセス流体を処理チャンバ1300に供給するために使用される。流体は、複数の流体供給源又は流体源から提供される。集合的に、流れを制御するための複数の装置100は、流体配送モジュール1400に属する。任意選択で、処理システム100で2つ以上の流体配送モジュール1400を利用することができる。流れを制御するための複数の装置100は、出口マニホルド400によって処理チャンバ1300に接続される。半導体及び集積回路のような物品は、処理チャンバ1300内で処理することができる。
弁1100は、流れを制御するための装置100のそれぞれを処理チャンバ1300から分離し、流れを制御するための装置100のそれぞれを選択的に処理チャンバ1300に接続又は分離することを可能にし、多種多様な異なる処理ステップの実行を容易にする。処理チャンバ1300は、流れを制御するための複数の装置100によって供給されるプロセス流体を適用するためのアプリケータを含むことができ、流れを制御するための複数の装置100によって供給される流体の選択的又は広範な分配を可能にする。任意選択的に、処理チャンバ1300は、真空チャンバであってもよいし、流れを制御するための複数の装置100によって供給される流体に物品を浸漬するためのタンク又は槽であってもよい。流体供給ラインは、それぞれの流体供給のそれぞれから処理チャンバ1300までの流路によって形成される。
さらに、処理システム1000は、プロセス流体の排出を可能にし、或いは1つ以上の流れを制御するための装置100のパージを容易にすることで、この流れを制御するための装置100内でプロセス流体同士の切り替えを可能にするために、弁1100によって処理チャンバ1300から隔離された、ドレイン1200をさらに備えることができる。任意選択的に、ドレイン1200は、真空源であってもよいし、処理チャンバ1300から液体を除去するように構成された液体ドレインであってもよい。必要に応じて、流れを制御するための装置100は、マスフローコントローラ、フロースプリッタ、又は処理システム内のプロセス流体の流れを制御する他のどのようなデバイスであってもよい。さらに、弁1100は、必要に応じて、流れを制御するための装置100に組み込むことができる。
処理システム1000で実行できる処理には、湿式洗浄、フォトリソグラフィ、イオン注入、乾式エッチング、原子層エッチング、湿式エッチング、プラズマ灰化、高速熱アニール、炉アニール、熱酸化、化学気相堆積、原子層堆積、物理蒸着、分子線エピタキシー、レーザーリフトオフ、電気化学蒸着、化学機械研磨、ウェーハテスト、電気メッキ、又は流体を利用するその他の処理が含まれる。
図2及び3は、例示的な流体配送モジュール1400の概略図を示す。この実施形態では、流体配送モジュール1400は、複数の入口101及び複数の出口102を有する流れを制御するための複数の装置100を有する。いくつかの実施形態では、複数の入口101は、複数の出口102に1対1で対応してはいない。つまり、複数の入口101が単一の出口102に結合されてもよく、単一の入口101が複数の出口102に分割されてもよい。これは、プロセスチャンバ1300に異なる流体を供給する前に、それらの流体の混合又は組み合わせを成し遂げるために行うことができる。
図から分かるように、一般に、流れを制御するための装置100のそれぞれを一列に配置し、複数の装置100を平行な列にならべている。これは、必ずしもそうでなければならないわけではなく、任意のパッケージ構成を使用できる。流体配送モジュール1400は、基板パネル1402を有する。基板パネル1402は、流体配送モジュール1400の支持構造として機能するが、単に組み立てを容易にするために使われてもよい。支持構造の他の構成も考えることができる。複数の基板ブロック104は、基板パネル1402上に載置され、以下でより詳細に説明するように、対応する流体ポートを有する1つ以上の流体フローコンポーネント200に流れを導くための流体ポートを内部に含む。流体フローコンポーネント200は能動コンポーネントと見なすことができるが、基板ブロック104は受動コンポーネントと見なすことができる。流体フローコンポーネント200は、バルブ、フローコントローラ、圧力トランスデューサ、フロー測定センサ、圧力調整器、フローリストリクタ、又はアクチュエータ、その他の既知のいずれかの流れ制御コンポーネントのうちの1つ以上とすることができる。流体フローコンポーネント200を基板ブロック104に結合するために、複数のアンカーが使用される。アンカーは、基板ブロック104内のねじ込みインサート又はねじ山、基板パネル1402内のねじ込みインサート又はねじ山、ナット、又は流体フローコンポーネント200の確実な締結を可能にする他の固定機能とすることができる。
図2を図3と比較することによって分かるように、流体フローコンポーネント200は、図3の流体配送モジュール1400では取り除かれている。流体フローコンポーネント200が取り除かれているので、2つの基板ブロック104の部分が露出している。コンポーネント取り付け位置106は、2つの基板ブロック104の部分によって形成されている。コンポーネント取り付け位置106は、コンポーネント取り付け位置106に取り付けられたコンポーネント200の寸法に応じて、サイズを変えることができる。したがって、異なるコンポーネント取り付け位置106では、同じ基板ブロック104の異なる部分を含むことができる。各コンポーネント200は、流体配送モジュール1400内にコンポーネント取り付け位置106を有する。
図4A~Dを参照すると、流体配送モジュール1400の一部が示されている。具体的には、コンポーネント取り付け位置106を形成する1対の基板ブロック104に取り付けられた、流体フローコンポーネント200が示されている。流体フローコンポーネント200は、コンポーネントファスナ250を介して基板ブロック104に取り付けられる。コンポーネントファスナ250は、位置合わせ及び締結のために使用することができ、流体フローコンポーネント200を基板ブロック104に締結することができる任意の適切なタイプのファスナと交換することができる。コンポーネントファスナ250は、ボルト、ねじ、ピン、その他の既知の締結装置などのファスナとすることができる。しかし、他の実施形態では、コンポーネントファスナ250は、位置合わせ機構とは別にしてもよい。例えば、流体フローコンポーネント200を基板ブロック104に位置合わせするために、ダウエルピンその他のピンを使用することができる。次に、別個のコンポーネントファスナを使用して、流体フローコンポーネント200を基板ブロック104に締結することができる。図4A~Dからわかるように、コンポーネントファスナ250は、基板ブロック104を通って延びる。
図には示されていないが、図4A~Dでは、基板パネル1402はアンカーを有する。アンカーは、ねじが切られているか、又はコンポーネントファスナ250を受けるねじ付きインサートを有する基板パネル1402の部分を含む。したがって、コンポーネントファスナ250は、流体フローコンポーネント200内のファスナ通路208、基板ブロック104内のファスナ通路108を通って延び、基板パネル1402内のアンカーに差し込まれる。コンポーネントファスナ2250は、大まかな位置合わせを意図しているが、精密な位置合わせは他の形状によって行われる。したがって、ファスナ通路108、208は、コンポーネントファスナ250に正確に合致する必要はない。代替の実施形態では、コンポーネントファスナ250は、ファスナ通路108内のねじ穴又はインサートを介して基板ブロック104に直接取り付けることができる。これらの実施形態では、基板ブロック104は、付加的なファスナを介して基板パネル1402に別々に取り付けることができる。他の実施形態では、コンポーネントファスナ250は、基板パネル1402の下にある支持体その他のコンポーネントに取り付けることができる。
図4Bに最もよく示されるように、環状シール300は、流体流れ構成要素200と基板ブロック104との間に配置される。環状シール300は、円筒状の外側面304、外側直立リング壁306、内側直立リング壁308、及び内側直立リング壁308と外側直立リング壁306とを接続するフランジ310を有する環状構成を有するシールである。外側直立リング壁306は上部面312を有する。シール300はまた、上部316と下部318に分割され、上部316はシールの上半分であり、下部318はシールの下部である。シール300はまた、中心を通って流体の通過を可能にする流路302を有する。シール300は、流体フローコンポーネント200の流体ポート210と基板ブロック104の流体ポート110との間の気密シールをもたらす。基板ブロック104の流体ポート110のそれぞれは、環状溝116を備える。流体フローコンポーネント200の流体ポート210のそれぞれは、環状溝216を備える。基板ブロック104の流体ポート110のそれぞれは、環状溝116を備える。
図4Cに最もよく示されるように、流体フローコンポーネント200は、2つの流体ポート210を備える底面214を備え、一方の流体ポート210は入口であり、他方は出口である。流体流路212は、一方の流体ポート210の流体開口部から他方の流体ポート210の流体開口部まで延びる。同様に、図4Dにより、基板ブロック104はそれぞれ、2つの流体ポート110を備える第1の面114を備えることが分かる。流体流路112は、一方の流体ポート110の流体開口部から他方の流体ポート110の流体開口部まで延びる。図4Bに戻ると、シール300が流体フローコンポーネント200と基板ブロック104との間に設置されたとき、第1の面114と底面214との間に間隔dがあることが分かる。したがって、シール300は、流体フローコンポーネント200と基板ブロック104との間で圧縮される。シール300は、流体フローコンポーネント200の環状溝216及び基板ブロック104の環状溝116に収まる。組み立て時、第1の面114及び底面214は、コンポーネントファスナ250によって互いに引き寄せられ、第1の面114と底面214との間の間隔dを減少させる。
基板ブロック104はそれぞれ、第1の流体ポート110と第2の流体ポート110とを分割する中央面C-Cを備える。中央面C-Cは、基板ブロック104の2つの対向する側面の間の中間点で離間され、第1の面114を横切る。第1の面114は、部品を取り付けることができる基板ブロック104のフットプリントを形成する。しかしながら、流体配送モジュール1400の構成により、基板ブロック104はそれぞれ、2つの異なるコンポーネントを搭載する。中央面C-Cは、基板ブロック104のフットプリントをフットプリントの第1の半分120とフットプリントの第2の半分122とに分割する。流体フローコンポーネント200は、常にフットプリントの第1及び第2の半分120、122の一方又は他方に取り付けられ、中央面C-Cをまたぐことはない。
図5~8を参照すると、シール挿入ツール500が示されている。シール挿入ツール500は、シール300を基板ブロック104の環状溝116に押し込むために使用される。図5で最もよくわかるように、シール挿入ツール500は、アクチュエータ502、エンドエフェクタ560、上部本体510、下部本体512、及び一対のツールファスナ550を有する。アクチュエータ502は、アレンレンチ、ソケットレンチ、スパナレンチ、又はアクチュエータ502を作動させることができる他のツール、のようなツールによって係合することができる、ソケットヘッドキャップスクリューその他のコンポーネントとすることができる。以下に詳細に説明する通り、エンドエフェクタ560はシールを保持し、上下に移動してシール300を環状溝116に押し込む。ツールファスナ550は、基板ブロック104のファスナ通路108に嵌合し、コンポーネントファスナ250が係合するアンカーと同じアンカーに係合する。ツールファスナ550は、ねじ山が付けられていることが好ましいが、シール挿入ツール500を基板ブロック104に固定するために必要などのような方法で機能させてもよい。
図6A~Cを参照すると、シール挿入ツール500の正面図及び2つの断面が示されている。シール挿入ツール500のアクチュエータ502は、駆動軸530に取り付け固定される。駆動軸530は、アクチュエータ502を受け入れる穴532を有し、駆動軸530をねじ接続によってアクチュエータ502に固定する。或いは、アクチュエータ502は、駆動軸530に接着、溶接、プレス、その他の方法で固定してもよい。いくつかの実施形態では、アクチュエータ502は、駆動軸530と一体的に形成することもできる。駆動軸530はボールねじが好ましいが、アクメ又は台形ねじを有する親ねじ、従来のねじ、又は回転時に直線運動が可能な他の軸であってもよい。駆動軸530は、近位端531から遠位端533まで延び、アクチュエータ502用の穴532は、近位端531に位置している。
駆動軸530は、ねじ付きカラー540にねじ込み式で係合する。ねじ付きカラー540は、この実施ではボールナットであるが、台形ねじ又はアクメねじを有するリードナット、又は三角形プロファイルねじ用の従来のナットであってもよい。あるいは、ねじ付きカラー540は、駆動軸530とねじ付きカラー540の一方が駆動軸530とねじ付きカラー540の他方に対して回転するとき、駆動軸530とねじ付きカラー540との間で相対運動を生じさせて、駆動軸530と係合することができるどのようなデバイスであってもよい。
入力停止ブロック520は、アクチュエータ502と駆動軸530との間を占有する。入力停止ブロック520は、ねじ付きカラー540を底面にすることによって、駆動軸530の移動を制限するのに役立つ。これにより、取り付け中にシール300が過度に圧縮されることが防止され、駆動軸530からの過剰な力によりアクチュエータの最大保持力を超えてしまうことで基板パネル1402内のアンカーが破壊してしまうリスクが最小限に抑えられる。入力停止ブロック520は、上部本体510のボア511にも乗り、アクチュエータ502にトルクが加えられたときに駆動軸530にかかる曲げ力を低減する。最後に、入力停止ブロック520は、シール300の取り付け前に駆動軸530が適切に引き込まれたことを示すために使用できるインジケータ溝522を有する。
駆動軸530の遠位端533において、スナップリング534は、駆動軸530の環状溝内に嵌合する。スナップリング534は、サークリップ、e-クリップ、又はスプリングクリップとしても知られ、環状溝にはめ込まれ、駆動軸530の過度の後退を防ぐ。アクチュエータ502を回して駆動軸530を上方に引っ込めると、スナップリング534がねじ付きカラー540と係合し、アクチュエータ502のさらなる回転を防止する。これにより、駆動軸530がねじ付きカラー540から過度に引き込まれないことがうまく保証され、シール挿入ツール500の望んでいない分解が防止される。
駆動軸530の遠位端533は、摩擦低減コンポーネント536と係合する。この場合、摩擦低減コンポーネント536はボールベアリングであるが、スラストワッシャその他の摩擦低減コンポーネントであってもよい。摩擦低減コンポーネント536は、エンドエフェクタ560と係合する。エンドエフェクタ560は、プランジャ570及びグリッパ585を有する。プランジャ570は、摩擦低減コンポーネント536が入るくぼみ571を有する。
プランジャ570はまた、プランジャシャフト572及びプランジャヘッド573を有する。プランジャシャフト572は、下部本体512に形成されたボア516内をスライドする。プランジャヘッド573は、端面574、作業面575、環状壁576、くぼみ577、及び床578を有する。端面574は、図6A~Cに示すように、プランジャヘッド573の最下面である。作業面575は、端面574の上部内側にある平面である。作業面575は、環状壁576及び床578によって境界付けられたくぼみ577を取り囲んでいる。シール300がエンドエフェクタ560内に装填されると、シール300の外側の直立リング壁306の上面312が作業面575に当接するが、内側の直立リング壁308の上面314は床578から離れている。このようにして、内側直立リング壁308は、設置時に変形しない。
グリッパ585は、カラー586及び複数のグリップフィンガ587を有する。カラー586は、プランジャシャフト586上をスライドするような寸法になっている。グリップフィンガ587は、カラー586と共に動くようにプランジャシャフト586に取り付けられている。縦軸A-Aは、アクチュエータ502、駆動軸530、摩擦低減コンポーネント536、及びプランジャ570を通って延びる。プランジャ570及びグリッパ585は、シールの設置中に縦軸A-Aに沿って移動するように強いられる。使用中、グリッパ585はシール300を保持する。グリッパ585は、シール挿入ツール500が基板ブロック104上に設置されている間、シール300が保持されるように、シール300を捕まえておくように設計されている。以下に詳述するように、グリップフィンガ587はそれぞれ、シール300の円筒状外面304及び直立リング外壁306と係合する弓形部分及び平坦部分を有する内面588を有する。
エンドエフェクタ560の回転は、下部本体512に形成されたスロット515内に設置された回転防止機構538によって防止される。回転防止機構538は、スロット515内で上下にスライドすることができるが、エンドエフェクタ560は回転できない。回転防止機構538は、プランジャ570のプランジャシャフト572と係合して回転を防止する。代替的に、回転防止機構538は、プランジャ570のねじ穴に取り付けられたボルトであってもよい。他の実施形態では、それは、プレス、溶接、接着、又は別の方法で適所に設置されたピンその他のものであってもよい。
回転防止機構538とスロット515の組み合わせは、エンドエフェクタ560の望んでいない取り外しを防止するのにも役立つ。エンドエフェクタ560は、駆動軸530に対して軸方向の制約を受けない。それどころか、エンドエフェクタ560は軸方向に自由に浮動する。駆動軸530が後退し、エンドエフェクタ560に上向きの力が存在しない場合、摩擦低減コンポーネント536と駆動軸530との間に空間が生じる場合がある。しかしながら、エンドエフェクタ560に力が加えられ、駆動軸530が前進して摩擦低減コンポーネント536と接触するとすぐに、摩擦低減コンポーネント536は駆動軸530からエンドエフェクタ560に力を伝達する。
図7を参照すると、シール挿入ツール500の分解図が示されている。説明中のコンポーネントが表示されている。この図で最もよくわかるように、上部本体510を下部本体512に取り付けるために、付加的なファスナ517のセットが使用される。ねじ付きカラー540は上部本体510と下部本体512との間に挟まれているため、ねじ付きカラー540はファスナ517によって捕捉される。上部本体510はまた、ツールが上部本体510を通って挿入されてファスナ550に到達することできるようにする、複数の通路514を有する。ファスナ550も、通路514の機能によって捕捉されるが、軸方向に自由に後退する。これにより、基板ブロック104上へのシール挿入ツール500の設置がうまい具合に容易になる。
図8を参照すると、シール挿入ツール500の底面図が示されている。シール挿入ツール500は、点線で示されるフットプリント590を有する。これは、シール挿入ツール500が基板ブロック104上に設置されたときに基板ブロック104上で占有する領域である。フットプリント590は、基板ブロック104のフットプリントの半分未満である。したがって、シール挿入ツール500は、フットプリントの第1及び第2の半分120、122のいずれか1つの中に収まり、中央面C-Cを横切らない。フットプリント590は、シール挿入ツール500が流体配送モジュール1400内の流体フローコンポーネント200と干渉しないことを保証するために、フットプリントの第1及び第2の半分120、122のそれぞれよりも小さい。
図9を参照すると、シール挿入ツール500を使用する方法がより詳細に記載されている。第1に、ユーザは、エンドエフェクタ560にシール300を挿入する。これは、カラー586がプランジャ570のプランジャヘッド573に当接する下降位置にまで、グリッパ585を押すことによって行われる。次に、シール300は、外側直立リング壁308の上面312がプランジャ570の作業面575と接触するように、エンドエフェクタ560内に押し込まれる。グリッパ585は、グリップフィンガ587が外側直立リング壁308と係合し、シール300をしっかりと保持した状態で、下降位置に留まる。シールを取り付ける前又は取り付けた後のいずれかで、駆動軸530が完全に後退するようにアクチュエータ502を回転させ、インジケータ溝522が上部本体510の上面の上に露出させる。これにより、基板ブロック104上へのシール挿入ツール500の取り付け時に、シールのための十分なクリアランスがあることが保証される。
第2に、シール挿入ツール500は、ファスナ550を、ファスナ通路108を通して挿入することができるように、基板ブロック104と位置合わせされる。第3に、シール挿入ツール500が基板ブロック104に押し付けられる。グリップフィンガ587は、基板ブロック104の第1の面に接触するシール挿入ツール500の第1の部分である。ツールファスナ550は、ファスナ通路108内にあるが、下にあるアンカーに固定されていない。
第4に、ツールファスナ550がアンカーに取り付けられて、シール挿入ツール500を基板ブロック104に固定する。ツールファスナ550の設置により、シール挿入ツール500の底部が基板ブロック104の第1の面114に接触する。またこのことにより、グリッパ585のカラー586がプランジャ570のプランジャヘッド573から離れた上昇位置にグリッパ585を押す。下降位置から上昇位置に移行するとき、グリップフィンガ587はシール300を通り過ぎてスライドし、グリップフィンガ587の内面588がシール300の円筒形外面304と係合する。グリップフィンガ587は外側に撓み、プランジャ570が基板ブロック104の第1の面114に対して下方に移動するときにシール300への圧力を維持する。
第5に、アクチュエータ502は、回転によって作動し、環状シール300の下部318を流体ポート110の環状溝116へと下降させる。アクチュエータ502は、アクチュエータ502及びエンドエフェクタ560が後退している最初の上昇状態から、アクチュエータ502及びエンドエフェクタ560が伸長している下降状態に移行する。エンドエフェクタ560が下降状態に移行すると、シール300は、作業面575と直立リング壁306の上面312とが係合することで環状溝116に押し込まれる。このプロセスでは、グリップフィンガ587の内面588がプランジャヘッド573と係合し、カム作用を介してさらに係合し、アクチュエータ502が作動してシール300を環状溝116に挿入するときにシールを解放できるようにする。第6に、アクチュエータ502が緩められ、ツールファスナ550が取り外される。最後に、シール挿入ツール500は、基板取り付けブロック104から取り外される。
図10A~11Dは、シール挿入ツール500の使用方法をさらに詳細に示している。図10A及び11Aにおいて、シール挿入ツール500は、シール300がエンドエフェクタ560に挿入された状態で、基板ブロック104の上方にある。ツールファスナ550は、シール挿入ツールの設置準備のために、基板ブロックのファスナ通路108に挿入される。ツールファスナ550の締結前に、シールが環状溝116に押し込まれないように、アクチュエータ502が後退していることに留意することも重要である。これは、図示のように露出している入力停止ブロック520のインジケータ溝522によってユーザに示される。図示の通り、グリップフィンガ587の内面588は、シール300の直立リング壁306の縁部と係合する。グリッパ585は、カラー586がプランジャヘッド573に接触した状態で下降位置にある。
図10B及び11Bには、基板ブロック104の上に配置されたシール挿入ツール500が示されている。グリップフィンガ587は、基板ブロックの第1の面114と接触する。グリッパ585は、カラー586がプランジャヘッド573に接触した状態で下降位置に留まっている。グリップフィンガ587の内面588は、シール300の直立リング壁306の縁部と係合する。
図10C及び11Cを参照には、基板ブロック104の第1の面114に取り付けられたシール挿入ツール500が示されている。挿入ツール500を基板ブロック104に固定するツールファスナ550が設置されている。グリップフィンガ587は、基板ブロックの第1の面114と接触したままである。ツールファスナ550が基板ブロック104の第1の面114の反対方向にシール挿入ツール500を引っ張っているので、グリッパ585は、部分的に上昇した位置にある。カラー586はもはやプランジャヘッド573に触れていない。シール挿入ツール500が基板ブロック104に取り付けられたときにグリッパ585が静止したままであるため、カラー586はプランジャシャフト572を上方に動かすことで、プランジャ570を基板ブロック104に向かって下向きに移動させる。グリップフィンガ587の内面588は、シール300の円筒形外面304と係合する。
図10D及び11Dにおいて、シール挿入ツール500のアクチュエータ502が完全に作動して、シール300を基板ブロック104内の所定の位置に押し込む。具体的には、エンドエフェクタ560を上昇状態から下降状態に移動する。下降した状態では、入力停止ブロック520のインジケータ溝522はもはや見えない。シール300の下部318は環状溝116に押し込まれ、グリッパ585は上昇状態に完全に移行する。上昇状態では、グリップフィンガ587はもはやシール300と係合しない。その代わりに、グリップフィンガ587の内面588は、図示のようにプランジャヘッド573と係合する。これにより、シール300がプランジャ570と共に引っ込められることを回避し、シール300が所定の位置に留まることが保証される。図10Eは、アクチュエータ502が引き込まれ、ツールファスナ500がそれぞれのアンカーから取り外された後のシールリテーナ500を示している。シール300は基板ブロック104内に留まり、設置準備完了となる。
シール挿入ツール500を用いてシール300を取り付ける前に、有効期限が切れたシール300を取り除き、環状溝116及び第1の面114を注意深く洗浄することが重要である。言うまでもなく、これは、整備が必要な流体流れ構成要素200を取り外した後に行われる。例えば、典型的なサービス手順では、流体フローコンポーネント200を取り外し、期限切れのシール300を取り外し、基板ブロック104を完全に洗浄して新しいシール300の取り付けの準備をし、上述のようにシール300を取り付け、そして、流体フローコンポーネント200を再び取り付ける。
図12A及び12Bは、シール挿入ツール500の一部をより詳細に示す図である。見ればわかるように、図12Aは、グリッパ585のないプランジャ570を示す。図12Bは、シール300と共に、所定の位置にあるグリッパ585を示す。
図13A及び13Bは、シール挿入ツール600の代替的実施形態を示す。シール挿入ツール600は、プランジャヘッド673及びプランジャシャフト672を有するエンドエフェクタ660を有する。ただし、このシール挿入ツール600では、シール挿入ツール500のグリッパを無くしている。シール挿入ツール600のエンドエフェクタ660は、プランジャヘッド673の最下面を形成する端面674を有する。エンドエフェクタ660はまた、外側直立リング壁306と係合する作業面675、くぼみ677、床678、及び環状壁676を有する。くぼみ677、床678、及び環状壁676は、エンドエフェクタ660と内側直立リング壁308との間の接触を回避するような働きを行う。内側直立リング壁308の上面314は、床678から離され、シール300の望んでいない変形を防止する。
シール挿入ツール600は、シール挿入ツール500と実質的に同一の機能を有するが、設置時にシール300を把持しない。その代わりに、ユーザは、基板ブロック104にシール300を設置し、次に、シール挿入ツール600を取り付ける。そして、アクチュエータ502を作動させて、シール300を着座させる。
図14A~Dを参照すると、シール挿入ツール用のトルク制限装置の実施形態が示されている。本実施形態では、前に開示されたシール挿入ツール500、600の1つをトルクモジュール1000と組み合わせるので、別個のトルクドライバが不要となる。図14A~Dでは、シール挿入ツール600が示されているが、いずれの実施形態もトルクモジュール1000と共に利用することができる。トルクモジュール1000は、シール挿入ツール500の上部と係合することができ、アドオンコンポーネントとしての役割を果たすことができる。図示のように、トルクモジュール1000は、ユーザが操作するためのハンドル1002と、つまみねじ1003と、ツールファスナ550と係合するシャフト1005とを有する。
図14C及び14Dを参照すると、トルクモジュール1000は、シール挿入ツール600に直接取り付けられる。トルクモジュール1000は、上部本体1010内に収容されたトルクリミッタ1004及び下部本体1011を有する。トルクリミッタ1004は、摩擦クラッチベースのデバイス又は任意の他の既知のトルク制限デバイスとすることができる。トルクモジュール1000は、ボルト、磁石、接着剤、スナップインターフェース、その他の既知の方法によって取り付けることができる。
現時点での本発明を実施する好ましいモードを含む特定の例に関して本発明を説明してきたが、当業者であれば、上述のシステム及び技術の多数の変形及び置換があることを理解するであろう。他の実施形態を活用することができ、本発明の範囲から逸脱することなく構造的及び機能的な変更を行うことができることを理解すべきである。したがって、本発明の精神及び範囲は、添付の特許請求の範囲に記載されているように広く解釈されるべきである。

Claims (40)

  1. 流体源からプロセスチャンバまで延びる流体供給ラインの流体配送モジュールに環状シールを取り付ける方法であって、前記方法は、
    a)環状シールが装填されたシール挿入ツールを前記流体配送モジュールの第1の基板ブロックに結合させ、前記環状シールを、前記第1の基板ブロックの第1の面上に位置する第1の流体ポートの上に位置合わせさせるステップと、
    b)前記シール挿入ツールを作動させ、前記シール挿入ツールが前記環状シールを下降させ前記環状シールの下部を前記第1の流体ポートの第1の流体開口部を取り囲む前記第1の流体ポートの第1の環状溝に押し込むステップと、
    を具備し、
    ステップa)及びステップb)は、前記流体配送モジュールが前記流体供給ライン内の原位置にある間に実行されることを特徴とする方法。
  2. ステップa)に先立ち、前記流体配送モジュールが前記流体供給ライン内の原位置にある間に、前記方法はさらに、
    第1のアクティブフローコンポーネントを前記流体配送モジュールの前記第1の基板ブロックから切り離し、前記第1の基板ブロックの第1の面上の前記第1の流体ポートを露出させるステップであって、前記第1の基板ブロックは前記第1の流体ポートの前記第1の流体開口部から前記第1の基板ブロック上の第2の流体ポートの第2の流体開口部へと延びることを特徴とする、ステップと、
    期限切れのシールを取り除くステップと、
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記アクティブフローコンポーネントは、底面及び前記底面上に第1のコンポーネントを有するコンポーネントブロックを具備し、前記アクティブフローコンポーネントは前記流体配送モジュールの前記第1の基板ブロックと結合し、前記底面の面積部は前記第1の基板ブロックの前記第1の面にのしかかって向かい合い、前記シール挿入ツールは、前記コンポーネントブロックの前記底面の面積部内に収まるフットプリントを有することを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. d)前記環状シールを前記第1の環状溝に残したまま、前記第1の流体ポートを露出させるために前記第1の基板ブロックから前記シール挿入ツールを切り離すステップと、
    e)前記環状シールの上部を前記第1のアクティブフローコンポーネントのコンポーネントブロックの底面に位置するコンポーネント流体ポートのコンポーネント環状溝に押し込み、前記環状シールにより前記第1の流体ポートの前記第1の流体開口部で前記コンポーネント流体ポートのコンポーネント流体開口部を機密シールするように、前記第1のアクティブフローコンポーネントを前記第1の基板ブロックに結合するステップと、
    をさらに具備することを特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. 前記流体配送モジュールは複数のアンカーを具備し、ステップa)の期間、前記シール挿入ツールは前記第1の基板ブロックと結合しており、前記アンカーは、ステップe)において、前記第1のアクティブフローコンポーネントを前記第1の基板ブロックに結合させるために使うアンカーと同じアンカーであることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. ステップa)に従って前記シール挿入ツールが前記流体配送モジュールの前記第1の基板ブロックに結合されるとき、前記シール挿入ツールのフットプリントが前記第1の基板ブロックのフットプリント内に収まることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の方法。
  7. 第2の流体開口部を有する第2の流体ポート及び前記第1の流体開口部と前記第2の流体開口部との間に延びる第1の流体通路を具備する前記第1の基板ブロックと、
    前記第1の基板ブロックに結合され前記第2の流体ポートに流体結合された第2のアクティブフローコンポーネントを具備する前記流体配送モジュールと、
    をさらに具備し、
    ステップa)及びステップb)を実施中、前記第2のアクティブフローコンポーネントは、前記第2の流体ポートに流体結合されたままであることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記第2の流体ポートは前記第1の面上にあることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記シール挿入ツールの本体内のファスナ通路を通って延びる一対のツールファスナを具備する前記シール挿入ツールをさらに具備し、
    ステップa)は、前記第1の基板ブロック又は前記第1の基板ブロックが取り付けられた前記流体配送モジュールの支持構造のいずれかに配置された、対応するアンカーの対と係合するように、前記一対のツールファスナを作動させるステップを具備することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記一対のツールファスナはねじ込みツールファスナであり、前記一対のアンカーはねじ込みアンカーであり、ステップa)は、前記一対のねじ込みツールファスナを回転させ、前記第1の基板ブロックが取り付けられた前記流体配送モジュールの前記支持構造内に配置された前記一対のねじ込みアンカーを係合させるステップを具備し、前記一対のねじ込みツールファスナは、前記第1の基板ブロックのファスナ通路を通って延びることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. ステップa)及びステップb)の期間、流体配送モジュールの第1の基板ブロック及び付加的コンポーネントが、流体配送モジュールの支持構造に取り付けられたままであることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の方法。
  12. ステップb)は、
    b-1)前記シール挿入ツールのアクチュエータを回転させ、それによって、環状シールが装填されている前記シール挿入ツールのエンドエフェクタを上昇状態から下降状態へと移動させるステップをさらに具備することを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 前記上昇状態において、前記環状シールは前記エンドエフェクタによって係合されて保持され、前記下降状態において、前記エンドエフェクタは前記環状シールを前記第1の環状溝に押し込み、前記環状シールを解放することを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 前記下降状態において、前記エンドエフェクタのプランジャの端面が前記第1の基板ブロックの前記第1の面に接触することを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 前記エンドエフェクタは、プランジャシャフトと前記プランジャシャフトの遠位端に配置されたプランジャヘッドとを有するプランジャにスライド可能に取り付けられたグリッパを具備し、前記グリッパは前記プランジャシャフトの周りにスライド可能に取り付けられた複数のグリップフィンガを具備することを特徴とする請求項12又は請求項13に記載の方法。
  16. ステップa)に先立ち、前記環状シールを前記複数のグリップフィンガの間に挿入することによって前記環状シールを前記エンドエフェクタに装填し、前記グリップフィンガが前記環状シールに半径方向内向きの力を加えて前記環状シールを前記エンドエフェクタに係合させて保持し、前記グリッパが前記エンドエフェクタに対して下降位置になるようにするステップをさらに具備し、
    前記シール挿入ツールが前記第1の基板ブロックに結合されているとき、前記グリップフィンガは前記第1の基板ブロックの前記第1の面に接触するか又はその上にあり、
    ステップb)は、前記シール挿入ツールの前記アクチュエータを回転させ、それによって前記エンドエフェクタの前記プランジャを下降させ、前記プランジャ前記グリッパに対してスライドし、前記環状シールの下部を前記第1の環状溝に押し込むステップを具備することを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. ステップb)の期間、前記グリップフィンガは、前記グリップフィンガの内面と前記環状シール又は前記プランジャのうちの少なくとも1つとの間のカム作用によって、半径方向外側に撓められることを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 前記環状シールは、外側の直立リング壁、内側の直立リング壁、及び前記内側の直立リング壁の前記外側の直立リング壁との間に延びるフランジを具備し、前記シール挿入ツールは、ステップb)の実行中に、前記内側の直立リング壁に垂直方向の圧縮力を及ぼさないことを特徴とする請求項1乃至請求項17のいずれか1項に記載の方法。
  19. ステップb)の実行中に、前記シール挿入ツールは前記内側の直立リング壁に接触しないことを特徴とする、請求項18に記載の方法。
  20. 流体配送モジュール内の環状シールを交換する方法であって、前記方法は、
    a)前記流体配送モジュールの1つ以上のアンカーとそれぞれ係合する1つ以上のコンポーネントファスナを解放することによって、前記流体配送モジュールの第1の基板ブロックから第1のアクティブフローコンポーネントを切り離し、それにより前記第1の基板ブロックの第1の面上に第1の流体ポートを露出させるステップと、
    b)期限切れのシールを取り除くステップと、
    c)1つ以上のツールファスナを作動させて前記流体配送モジュールの前記1つ以上のアンカーと係合させることにより、シール挿入ツールを前記第1の基板ブロックに結合するステップと、
    d)前記第1の流体ポートと位置合わせされた環状シールが、前記第1の流体ポートの第1の流体開口部を取り囲む前記第1の流体ポートの第1の環状溝に押し込まれるように、シール挿入ツールを作動させるステップと、
    を具備する方法。
  21. e)前記環状シールを前記第1の環状溝に残したまま、前記第1の流体ポートを露出させるために前記第1の基板ブロックから前記シール挿入ツールを切り離すステップと、
    f)前記1つ以上のコンポーネントファスナを作動させて前記1つ以上のアンカーと係合させることにより、前記第1のアクティブフローコンポーネントを前記第1の基板ブロックに結合させ、それにより前記環状シールの上部を、前記第1のアクティブフローコンポーネントのコンポーネントブロックの底面上に配置されたコンポーネント流体ポートのコンポーネント環状溝に押し込み、前記環状シールで、前記コンポーネント流体ポートのコンポーネント流体開口部に対して前記第1の流体ポートの前記第1の流体開口部を気密シールするステップと、
    をさらに具備することを特徴とする請求項20に記載の方法。
  22. ステップa)からステップf)までを実行中、前記流体配送モジュールは、流体源からプロセスチャンバまで延びる流体供給ライン内の原位置にとどまっていることを特徴とする請求項21に記載の方法。
  23. ステップa)からステップd)までを実行中、前記流体配送モジュールは、流体源からプロセスチャンバまで延びる流体供給ライン内の原位置にとどまっていることを特徴とする請求項20又は請求項21に記載の方法。
  24. ステップa)に先立ち、前記流体配送モジュールは、前記第1の基板ブロック、前記第1のアクティブフローコンポーネント、及び複数の他の流体フローコンポーネントが取り付けられ互いに流体的に連通する支持構造をさらに具備し、ステップa)が完了しても、前記第1の基板ブロックは支持構造に取り付けられた状態を維持することを特徴とする請求項20乃至請求項23のいずれか1項に記載の方法。
  25. 前記第1の基板ブロックは、前記第1の基板ブロックの前記第1の面上にある第2の流体ポートであって、第2の流体開口部を有する前記第2の流体ポートと、前記第1の流体開口部と前記第2の流体開口部との間に延びる第1の流体通路とを具備し、前記第1の流体ポート及び前記第2の流体ポートは、前記第1の面を横断し、前記第1の基板ブロックのフットプリントをフットプリントの第1の半分とフットプリントの第2の半分とに分割する中央面の両側に位置し、前記シール挿入ツールのフットプリントは、フットプリントの第1の半分内にあることを特徴とする請求項20乃至請求項24のいずれか1項に記載の方法。
  26. 前記流体配送モジュールは、前記第1の基板ブロックに結合され、前記第2の流体ポートに流体的に結合された第2のアクティブフローコンポーネントを具備し、ステップa)及びステップd)を実行中、前記第2のアクティブフローコンポーネントは前記第2の流体ポートに流体的に結合された状態を維持することを特徴とする請求項25に記載の方法。
  27. 支持構造、前記支持構造に取り付けられた第1の基板ブロック、及び前記支持構造に取り付けられた複数のフローコンポーネントを具備する流体配送モジュールに環状シールを取り付ける方法であって、前記方法は、
    a)環状シールが装填されたシール挿入ツールを前記第1の基板ブロックに結合するステップであって、前記環状シールは、前記第1の基板ブロックの第1の面上に配置された第1の流体ポートの上に位置合わせされて配置さるステップと、
    b)前記シール挿入ツールを作動させて、前記シール挿入ツールが前記第1の流体ポートの第1の流体開口部を取り囲む、前記第1の流体ポートの第1の環状溝に、前記環状シールの下部を押し込むステップと、
    を具備し、
    ステップa)及びステップb)は、前記第1の基板ブロックが前記流体配送モジュールの前記支持構造に取り付けられた状態を維持している間に実行されることを特徴とする方法。
  28. 半導体又は集積回路を製造する方法であって、
    請求項1乃至請求項27のいずれか1項に記載の方法により流体配送モジュールの環状シールを設置又は交換して、流体源からプロセスチャンバまで延びる流体供給ラインを完成させるステップと、
    前記流体源から前記プロセスチャンバに流体を流して、前記プロセスチャンバ内の1つ以上の半導体又は集積回路ウェハと接触させるステップと、
    を具備することを特徴とする方法。
  29. 本体と、
    前記本体を流体配送モジュールに結合するための一対のファスナと、
    前記本体にスライド可能に取り付けられたエンドエフェクタであって、前記エンドエフェクタは、環状シールを受け入れて保持するように構成されたエンドエフェクタと、
    前記エンドエフェクタに動作可能に結合され、ユーザがアクチュエータを作動させることで、前記エンドエフェクタを上昇状態から下降状態に変化させるよう構成されている、アクチュエータと、
    を具備するシール挿入ツール。
  30. 前記アクチュエータは、
    ユーザ係合コンポーネントと、
    前記ユーザ係合コンポーネントの回転により対応するねじ付き駆動軸の回転を引き起こすように、前記ユーザ係合コンポーネントに回転不能に結合されたねじ付き駆動軸と、
    前記本体に取り付けられ固定されているねじ付きカラーであって、前記ねじ付き駆動軸の回転によってねじ付き駆動軸が前記本体及び前記ねじ付きカラーに対して軸方向に移動するように、前記ねじ付き駆動軸が前記ねじ付きカラーとねじ係合している、ねじ付きカラーと、
    をさらに具備することを特徴とする請求項29に記載のシール挿入ツール。
  31. 前記ねじ付きカラーがボールナットを具備し、前記ねじ付き駆動軸がボールねじを具備することを特徴とする請求項30に記載のシール挿入ツール。
  32. 前記エンドエフェクタはプランジャシャフトとプランジャヘッドとを具備し、前記プランジャシャフトは軸方向に位置合わせされ、前記ねじ付き駆動軸と動作可能に協働して、前記ねじ付き駆動軸の移動により前記エンドエフェクタを前記上昇状態 から前記下降状態に動かすことを特徴とする請求項30又は請求項31に記載のシール挿入ツール。
  33. 前記ねじ付き駆動軸の遠位端と前記プランジャシャフトの近位端との間に配置された摩擦低減コンポーネントをさらに具備することを特徴とする請求項32に記載のシール挿入ツール。
  34. 前記摩擦低減コンポーネントはボールベアリングを具備することを特徴とする請求項33に記載のシール挿入ツール。
  35. 前記プランジャシャフトの前記近位端は、前記ボールベアリングが入るくぼみを具備することを特徴とする請求項34に記載のシール挿入ツール。
  36. 前記エンドエフェクタは前記本体に対して相対的回転ができないことを特徴とする請求項29乃至請求項35のいずれか1項に記載のシール挿入ツール。
  37. 前記エンドエフェクタは、床を有する中央くぼみを取り囲む環状壁を有するプランジャヘッドを具備し、前記環状壁は作業面で終わり、作業面と床は互いに軸方向にずれていることを特徴とする請求項29乃至請求項35のいずれか1項に記載のシール挿入ツール。
  38. 前記エンドエフェクタに装填された環状シールをさらに具備し、前記環状シールは、外側直立リング壁、内側直立リング壁、及び前記内側直立リング壁と前記外側直立リング壁との間に延びるフランジを具備し、外側直立リング壁の上面は前記作業面と接触し、前記内側直立リング壁の上部は中央のくぼみに突出し、前記床と前記内側直立リング壁の上面との間にギャップが存在することを特徴とする請求項37に記載のシール挿入ツール。
  39. 前記エンドエフェクタは、プランジャシャフトと、前記プランジャシャフトの遠位端に配置されたプランジャヘッドとを有するプランジャにスライド可能に取り付けられたグリッパを具備し、前記グリッパは、前記プランジャシャフトの周りにスライド可能に取り付けられたカラーに取り付けられた半径方向に撓むことができる複数のグリップフィンガを具備することを特徴とする請求項29乃至請求項38のいずれか1項に記載のシール挿入ツール。
  40. 前記アクチュエータが作動することにより、前記エンドエフェクタの前記プランジャが下降し、前記グリッパに対してスライドすることを特徴とする請求項39に記載のシール挿入ツール。
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