JP2023525860A - Nmda受容体の活性を調節する化合物、その医薬組成物及び使用 - Google Patents

Nmda受容体の活性を調節する化合物、その医薬組成物及び使用 Download PDF

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Abstract

Figure 2023525860000001
本発明は、NMDA受容体の活性を調節する化合物、その薬物組成物及び使用を提供する。具体的には、本発明は、式Iで表される化合物、又はその製薬上許容される塩若しくはエステル、立体異性体又は溶媒和物を提供する。前記化合物は、NMDA受容体の活性を増強する作用を有し、うつ病、不安、ストレス、学習及び認知障害、神経因性疼痛などの疾患を予防・治療する薬物の製造に用いられることができる。
【化1】

Description

本発明は医薬品化学の分野に属し、NMDA受容体の活性を調節する化合物、その医薬組成物及び使用に関する。具体的には、本発明は、NMDA受容体の活性を調節する化合物、及びうつ病、不安、ストレス、学習・認知機能障害、神経障害性疼痛及び他の疾患の予防薬・治療薬の製造における当該化合物の使用に関する。
N-メチル-d-アスパラギン酸(NMDA)受容体は興奮性神経伝達物質グルタミン酸のイオンチャネル型受容体であり、様々な複雑な生理学的・病理学的メカニズムに関与する。NMDA受容体はCa2+の流入を仲介することにより、シナプス可塑性を高め、学習・記憶及び神経系の発達に関与する;神経興奮性があるアミノ酸の急増に伴い、NMDA受容体を作動させ、Ca2+の大量流入が引き起こし、延いては細胞死をもたらすことになる。NMDA受容体の機能調節の乱れは神経変性疾患、うつ病、てんかん、虚血性脳損傷などの中枢神経系疾患を引き起こす重要な原因であると考えられている。
NMDA受容体は、興奮毒性と深くかかわっている。興奮性神経毒性は細胞外グルタミン酸の過剰放出により、NMDA受容体の過剰活性化を引き起こし、延いてはCa2+とNaの流入及びKの流出、細胞内シグナル伝達経路の活性化につながる。細胞内Ca2+過負荷による細胞機能不全を引き起こし、さらにアポトーシスへの誘導、若しくは細胞死シグナル伝達経路を開始し、最終的に神経細胞死、さらに神経変性疾患、うつ病及びその他の疾患につながる。NMDA受容体拮抗薬はその活性化を阻害することにより、細胞の興奮毒性を低下させる。さらに、NMDA受容体はCa2+の流入を介することにより、シナプス可塑性や神経細胞の興奮性を高め、長期促進(Long term promotion,LTP)を誘導し、神経細胞の発達を向上させることにより、神経変性疾患、うつ病、統合失調症、及びそれらの疾患による認知機能障害の治療において、重要な役割を果たす。従って、NMDA受容体の活性を適当に調節することが神経疾患の治療において効果的な解決策になると考えられている。
研究によれば、NMDA受容体拮抗薬は急速な抗うつ効果があるが、NMDA受容体作動薬はNMDA受容体を介して神経伝達物質の放出を増加させることにり、シナプス後部のAMPA感受性を調節して抗うつ効果を発揮する。NMDA受容体部分作動薬はアロステリックサイトを介してNMDA受容体に対して二重(拮抗薬/作動薬)効果を発揮すると考えられている。
抗うつ薬の研究分野において、NMDA部分作動薬/拮抗薬のようなNMDA受容体に対して部分作動及び/又は拮抗効果を発揮するNMDA受容体調節剤を設計・製造することは、うつ病の治療にとって非常に重要である。
発明の詳細な説明
本発明の発明者らは綿密な研究と創造的作業を通じて、式Iで表される化合物を得た。本発明者らは、驚くべきことに、式Iで表される化合物又はその製薬上許容される塩、溶媒和物若しくはそれらの混合物がNMDA受容体の作動薬、特に部分作動薬であり、且つNMDA受容体との親和性が高い;動物モデルにおいて、モデル動物のうつ病や不安を迅速で効果的且つ永続的に予防・治療できることが示される。
本発明の化合物
本発明の一態様によれば、式Iで表される化合物、その製薬上許容される塩若しくはエステル、その立体異性体若しくはその溶媒和物が得られ、
Figure 2023525860000002
式中、
環Aは、3-8員脂肪族複素環であり;
は、H、C1-C6アルキル、アリール-C1-C4アルキル、C2-C6アシル、-CONRR’及び天然アミノ酸フラグメントであり;
は、H、C1-C6アルキル、C1-C6アルコキシカルボニル、C2-C6アシル、-CONRR’及び天然アミノ酸フラグメントであり;
は、H、シアノ、3-8員含窒素脂肪族複素環-C1-C4アシル、C1-C6アルコキシカルボニル及び-CONHRであり;
R及びR’はそれぞれ独立してH及びC1-C6アルキルであり;
は、H、C1-C6アルキル、天然アミノ酸フラグメント及び前記天然アミノ酸フラグメントのカルボン酸誘導体であり;
本明細書において、前記C1-C6アルキル、アリール-C1-C4アルキル、C2-C6アシル、3-8員含窒素脂肪族複素環-C1-C4アシル、C1-C6アルコキシカルボニル、-CONRR’、-CONHR及び天然アミノ酸フラグメントはそれぞれ独立して1つ又は複数の以下の基で置換されていてもよい:ハロゲン、アミノ、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシル、ニトロ、C1-C6アルキル及びC1-C6アルコキシ;
且つ、R、R及びRは次の条件を満たす:
(1)R、R及びRは同時にHではなく;
(2)RとRがHである場合、RはBocではなく;
(3)式Iが
Figure 2023525860000003
であり、R
Figure 2023525860000004
であり、RがHである場合、RはH、
Figure 2023525860000005
ではなく;
(4)式Iが
Figure 2023525860000006
であり、R
Figure 2023525860000007
であり、RがHである場合、RはC2-C6アシル及び-CONRR’ではなく;
(5)式Iが
Figure 2023525860000008
であり、R及びRがいずれもHである場合、RはC1-C4アルキル、アセチル、
Figure 2023525860000009
ではなく;
(6)前記式Iで表される化合物は
Figure 2023525860000010
ではない。
いくつかの実施形態において、環Aは4-7員脂肪族複素環であり、好ましくは4-6員脂肪族複素環である。
いくつかの実施形態において、環Aは4-7員含窒素脂肪族複素環であり、好ましくは4-6員含窒素脂肪族複素環である。
いくつかの実施形態において、環Aは
Figure 2023525860000011
である。
いくつかの実施形態において、環Aは
Figure 2023525860000012
である。
いくつかの実施形態において、RはH、C1-C6アルキル、フェニル-C1-C4アルキル、C2-C6アシル及び天然アミノ酸フラグメントである。
いくつかの実施形態において、RはH、C1-C6アルキル及びC2-C6アシルである。
いくつかの実施形態において、RはHである。
いくつかの実施形態において、Rは天然アミノ酸のカルボキシル残基である。
いくつかの実施形態において、RはH、アセチル、メチル、
Figure 2023525860000013
である。
いくつかの実施形態において、RはH、アセチル、メチル、
Figure 2023525860000014
である。
いくつかの実施形態において、RはH、アセチル、メチル、
Figure 2023525860000015
である。
いくつかの実施形態において、RはH、C1-C6アルキル、C1-C6アルコキシカルボニル、C2-C6アシル及び天然アミノ酸フラグメントであり;本明細書において、前記C1-C6アルキル、フェニル-C1-C4アルキル、C2-C6アシル及び天然アミノ酸フラグメントはそれぞれ独立して1つ又は複数の以下の基で置換されていてもよい:ハロゲン、アミノ、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシル、ニトロ、C1-C6アルキル及びC1-C6アルコキシ。
いくつかの実施形態において、RはH、C1-C4アルコキシカルボニル、C2-C6アシル及び天然アミノ酸のカルボキシル残基である。
いくつかの実施形態において、RはH、C1-C6アルキル及びC2-C6アシル及び天然アミノ酸のカルボキシル残基である。
いくつかの実施形態において、RはH、C1-C6アルキル及びC2-C6アシルである。
いくつかの実施形態において、Rは天然アミノ酸のカルボキシル残基である。
いくつかの実施形態において、RはH、メチル、エチル、プロピル、ブチル、tert-ブトキシカルボニル、アセチル、
Figure 2023525860000016
である。
いくつかの実施形態において、RはH、メチル、エチル、tert-ブトキシカルボニル、アセチル、
Figure 2023525860000017
である。
いくつかの実施形態において、RはH、メチル、tert-ブトキシカルボニル、アセチル、
Figure 2023525860000018
である。
いくつかの実施形態において、RはH、シアノ、5-7員(例えば、6員)含窒素脂肪族複素環-C1-C3アシル(例えば、メチルアシル)、C1-C4アルコキシカルボニル及び-CONHRであり;RはH、天然アミノ酸フラグメント、前記天然アミノ酸フラグメントのアミド誘導体、及び前記天然アミノ酸フラグメントのシアノ誘導体である。
いくつかの実施形態において、RはH、シアノ、5-7員含窒素脂肪族複素環-C1-C3アシル、C1-C4アルコキシカルボニル及び-CONHRであり;RはH、天然アミノ酸フラグメント及び前記天然アミノ酸フラグメントのアミド誘導体である。
いくつかの実施形態において、RはH、シアノ、5-7員含窒素脂肪族複素環-C1-C3アシル、C1-C4アルコキシカルボニル及び-CONHRであり;RはH及び天然アミノ酸フラグメントである。
いくつかの実施形態において、RはH、シアノ、5-7員含窒素脂肪族複素環-C1-C3アシル、C1-C4アルコキシカルボニル及び-CONHRであり;RはH及び天然アミノ酸フラグメントのアミド誘導体である。
いくつかの実施形態において、RはHである。
いくつかの実施形態において、Rは-CONHRであり;Rは天然アミノ酸的アミノ残、及び前記天然アミノ酸的アミノ残のアミド誘導体である。
いくつかの実施形態において、RはH、シアノ、
Figure 2023525860000019
である。
いくつかの実施形態において、RはH、シアノ、
Figure 2023525860000020
である。
いくつかの実施形態において、RはH、シアノ、C1-C4アルコキシカルボニル及び-CONHRであり;RはH、天然アミノ酸フラグメント、前記天然アミノ酸フラグメントのアミド誘導体、及び前記天然アミノ酸フラグメントのシアノ誘導体である。
いくつかの実施形態において、RはH、シアノ、C1-C4アルコキシカルボニル及び-CONHRであり;RはH、天然アミノ酸フラグメント及び前記天然アミノ酸フラグメントのアミド誘導体である。
いくつかの実施形態において、RはH、シアノ、C1-C4アルコキシカルボニル及び-CONHRであり;RはH及び天然アミノ酸フラグメントである。
いくつかの実施形態において、RはH、シアノ、C1-C4アルコキシカルボニル及び-CONHRであり;RはH及び天然アミノ酸フラグメントのアミド誘導体である。
いくつかの実施形態において、環Aは
Figure 2023525860000021
であり;
は、独立して-H、C1-C6アルキル及びC2-C6アシルであり;
は、H、Boc、C2-C6アシル及び天然アミノ酸フラグメントであり;
は、Hである。
いくつかの実施形態において、環Aは
Figure 2023525860000022
であり;
は天然アミノ酸フラグメントであり;
はH、C1-C6アルキル、C2-C6アシル及び天然アミノ酸フラグメントであり;
はHである。
いくつかの実施形態において、環Aは
Figure 2023525860000023
であり;
はHであり;
は天然アミノ酸フラグメントであり;
はメチルエステル、エチルエステル、プロピルエステル、イソプロピルエステル、メチルアミド、シアノ及びCONHRであり;
は天然アミノ酸フラグメント及び前記天然アミノ酸フラグメントのカルボン酸誘導体である。
いくつかの実施形態において、環Aは
Figure 2023525860000024
であり;
はHであり;
はH、C1-C6アルキル、C2-C6アシルであり;
はCONHRであり;
は天然アミノ酸フラグメント及び前記天然アミノ酸フラグメントのカルボン酸誘導体である。
いくつかの実施形態において、前記天然アミノ酸フラグメントは以下のアミノ酸のカルボキシル残基である。例えば、Thr、Ser、Val、Gly、Ala、Ile、Phe、Gln及びTyr。
いくつかの実施形態において、前記天然アミノ酸フラグメントは以下のアミノ酸のアミノ残基である。例えば、Thr、Ser、Val、Gly、Ala、Ile、Phe、Gln及びTyr。
いくつかの実施形態において、前記天然アミノ酸フラグメントは
Figure 2023525860000025
である。
いくつかの実施形態において、前記天然アミノ酸フラグメントは
Figure 2023525860000026
である。
いくつかの実施形態において、前記天然アミノ酸フラグメントは
Figure 2023525860000027
である。
いくつかの実施形態において、前記天然アミノ酸フラグメントは
Figure 2023525860000028
である。
本発明の一実施形態において、前記天然アミノ酸フラグメントのカルボン酸誘導体とは、前記天然アミノ酸フラグメントのカルボキシル基の一部が他の原子で置換されて生成され、且つ加水分解によってカルボン酸が得られた構造を指す。前記天然アミノ酸フラグメントのアミド誘導体、シアノ誘導体及びカルボキシル酸エステル誘導体が含まれている。いくつかの実施形態において、前記天然アミノ酸フラグメントのカルボン酸誘導体は以下のアミノ酸フラグメントのアミド誘導体、シアノ誘導体及びカルボキシル酸エステル誘導体を含むがこれらに限られない。例えば、Thr、Ser、Val、Gly、Ala、Ile、Phe、Gln及びTyr。いくつかの実施形態において、前記天然アミノ酸フラグメントのカルボン酸誘導体は、
Figure 2023525860000029
であってもよい。
いくつかの実施形態において、環Aは3-8員脂肪族複素環であり;
はH、C1-C6アルキル、アリール-C1-C4アルキル、C2-C6アシル、-CONRR’及び天然アミノ酸フラグメントであり;
はH、C1-C6アルキル、C1-C6アルコキシカルボニル、C2-C6アシル、-CONRR’及び天然アミノ酸フラグメントであり;
はH、シアノ、C1-C6アルコキシカルボニル及び-CONHRであり;
R及びR’各自は独立してH及びC1-C6アルキルであり;
はH、C1-C6アルキル、天然アミノ酸フラグメント及び前記天然アミノ酸フラグメントのカルボン酸誘導体であり;
本明細書において、前記C1-C6アルキル、アリール-C1-C4アルキル、C2-C6アシル、C1-C6アルコキシカルボニル、-CONRR’、-CONHR及び天然アミノ酸フラグメントはそれぞれ独立して1つ又は複数の以下の基で置換されていてもよい:ハロゲン、アミノ、ヒドロキシル、シアノ、カルボキシル、ニトロ、C1-C6アルキル及びC1-C6アルコキシ。
いくつかの実施形態において、R、R及びRは以下の条件をすべて満たす:
(1)R、R及びRは同時にHではなく;
(2)R及びRがHである場合、RはBocではなく;
(3)式Iが
Figure 2023525860000030
であり、R
Figure 2023525860000031
であり、RがHである場合、RはH、
Figure 2023525860000032
ではなく;
(4)式Iが
Figure 2023525860000033
であり、R
Figure 2023525860000034
であり、RがHである場合、RはC2-C6アシル及び-CONRR’ではなく;
(5)式Iが
Figure 2023525860000035
であり、R及びRが両方ともHである場合、RはC1-C4アルキル、アセチル、
Figure 2023525860000036
ではなく;
(6)前記式Iで表される化合物は
Figure 2023525860000037
ではない。
いくつかの実施形態において、RはH、シアノ、C1-C4アルコキシカルボニル及び-CONHRであり;RはH、天然アミノ酸フラグメント、前記天然アミノ酸フラグメントのアミド誘導体、及び前記天然アミノ酸フラグメントのシアノ誘導体である。
いくつかの実施形態において、本発明は以下の化合物又はその塩を提供する。
Figure 2023525860000038
Figure 2023525860000039
Figure 2023525860000040
Figure 2023525860000041
Figure 2023525860000042
Figure 2023525860000043
Figure 2023525860000044
Figure 2023525860000045
Figure 2023525860000046
Figure 2023525860000047
Figure 2023525860000048
Figure 2023525860000049
Figure 2023525860000050
Figure 2023525860000051
Figure 2023525860000052
Figure 2023525860000053
Figure 2023525860000054
Figure 2023525860000055
Figure 2023525860000056
Figure 2023525860000057
Figure 2023525860000058
Figure 2023525860000059
Figure 2023525860000060
Figure 2023525860000061
Figure 2023525860000062
Figure 2023525860000063
Figure 2023525860000064
化合物の製造
本発明の化合物はこの分野の既知の様々な方法により製造されることができる。
いくつかの実施形態において、式I中のR、R及びRがすべてHである場合、式Iで表される化合物は以下の方法によって製造されることができる:
Figure 2023525860000065
いくつかの実施形態において、式I-1からさらに以下の一連の式Iで表される化合物を得ることができる:
Figure 2023525860000066
いくつかの実施形態において、L-システインメチルエステル塩酸塩を出発原料として以下の一連の式Iで表される化合物を得ることができる:
Figure 2023525860000067
いくつかの実施形態において、式I-7、I-8及びI-9をそれぞれさらに脱保護し、R-LG又はRHと反応して対応する式Iで表される化合物を生成されることができる。
前記実施形態において、LGは求核置換反応の脱離基を表し、例えば、ハロゲンなど;Pgはアミノ保護基を表し、例えば、Boc、Fmocなど。
いくつかの実施形態において、対象生成物の構造に応じて前記実験の順序を調整することができる。
治療法と医薬組成物
他の実施態様において、本発明は医薬組成物提供し、本発明の化合物、その製薬上許容される塩又はエステル、その立体異性体又はその溶媒和物を含む;本明細書において、さらに1つ又は複数の製薬上許容される賦形剤を含んでもよい。
いくつかの実施形態において、本発明の医薬組成物は本発明の化合物、及び製薬上許容される賦形剤を含有していてもよい。
いくつかの実施形態において、本発明の医薬組成物は0.1-90重量%の式I化合物及び/又はその生理学的許容される塩を含有していてもよい。
本発明の医薬組成物中の化合物、その製薬上許容される塩又はエステル、その立体異性体又はその溶媒和物は被験者に対して、
(a)NMDA受容体の活性を調節する(例えば、上方調節又は下方調節);
(b)NMDA受容体の活性を増強する;
(c)うつ病を予防する;
(d)うつ病を治療する;
(e)不安障害を予防する;
(f)不安障害を治療する;
(g)脳卒中を予防する;
(h)脳卒中を治療する;
(i)ハンチントン病を予防する;
(j)ハンチントン病を治療する;
(k)アルツハイマー病を予防する;
(l)アルツハイマー病を治療する;
(m)神経痛を予防する;
(n)神経痛を治療する;
(o)統合失調症を予防する;
(p)統合失調症を治療する;
(q)(a)-(p)の任意の組み合わせ。
もう一つの形態では、本発明は医薬品製造における前記化合物、その製薬上許容される塩又はエステル、その立体異性体又はその溶媒和物の使用を提供し、前記医薬品は以下の目的で使用される:
(a)NMDA受容体の活性を調節する(例えば、上方調節又は下方調節);
(b)NMDA受容体の活性を増強する;
(c)うつ病を予防する;
(d)うつ病を治療する;
(e)不安障害を予防する;
(f)不安障害を治療する;
(g)脳卒中を予防する;
(h)脳卒中を治療する;
(i)ハンチントン病を予防する;
(j)ハンチントン病を治療する;
(k)アルツハイマー病を予防する;
(l)アルツハイマー病を治療する;
(m)神経痛を予防する;
(n)神経痛を治療する;
(o)統合失調症を予防する;
(p)統合失調症を治療する;
(q)(a)-(p)の任意の組み合わせ。
もう一つの形態では、本発明は、被験者においてうつ病、不安症、脳卒中、ハンチントン病、アルツハイマー病、神経痛又は統合失調症を予防及び/又は治療する方法を提供し、当該方法は、本発明の化合物、その薬学的に許容される塩又はエステル、その立体異性体又はその溶媒和物、医薬組成物の有効量をこれを必要とする被験者に投与することを含む。
もう一つの形態では、本発明は、インビボ又はインビトロでNMDA受容体(例えばヒトNMDA受容体)の活性を調節(例えば、上方調節又は下方調節)する方法を提供し、当該方法は、被験者、哺乳動物細胞又はNMDA受容体に本発明のいずれか1項に記載の式Iで表される化合物、その薬学的に許容される塩又はエステル、その立体異性体又はその溶媒化合物の有効量を投与することを含む。
もう一つの形態では、本発明により提供される式Iで表される化合物、その薬学的に許容される塩又はエステル、その立体異性体又はその溶媒和物は、うつ病、不安症、脳卒中、ハンチントン病、アルツハイマー病、神経痛又は統合失調症の治療及び/又は予防するために用いられる。
もう一つの形態では、本発明により提供される式Iで表される化合物、その薬学的に許容される塩又はエステル、その立体異性体又はその溶媒和物は、インビボ又はインビトロでNMDA受容体〈例えばヒトNMDA受容体〉の活性化を調節(例えば、上方調節又は下方調節)するために用いられる。
本発明の化合物、その製薬上許容される塩若しくはエステル、その立体異性体若しくはその溶媒和物、又は本発明の医薬組成物は医療分野で既知の剤形に製造されることができ、例えば、錠剤、丸剤、懸濁剤、乳剤、溶液、ゲル剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤、エリキシル剤、トローチ剤、坐剤、注射剤(注射液、注射用滅菌粉末、注射用濃縮液を含む)、吸入剤、スプレー剤などが挙げられる。好ましい剤形は投与方法及び治療目的に応じて決められる。本発明の医薬組成物は滅菌であり且つ製造・保管条件が安定的であるべきである。好ましい剤形は注射剤である。注射剤は滅菌注射溶液であってもよい。例えば、以下の方法によって滅菌注射溶液を製造することができる:適切な溶媒に必要な量の本発明の化合物、その製薬上許容される塩又はエステル、その立体異性体又はその溶媒和物をドーピングし、及び本明細書において、同時に他の所望の成分(pH調整剤、界面活性剤、イオン強度調整剤、等張化剤、防腐剤、希釈剤、又はその任意の組み合わせを含むがこれらに限られない)をドーピングし、その後ろ過滅菌する。さらに、保管及び使用を容易にするため、滅菌注射溶液を滅菌凍結乾燥(例えば、真空乾燥又は冷凍乾燥)粉剤に製造することができる。このような滅菌凍結乾燥粉剤は使用前に適切な担体に分散されることができ、例えば滅菌パイロジェンフリー水。
また、投与を容易にするため、本発明の化合物、その製薬上許容される塩又はエステル、その立体異性体又はその溶媒和物は単位用量の形で医薬組成物の中に存在することができる。
本発明の化合物、その製薬上許容される塩又はエステル、その立体異性体又はその溶媒和物、医薬組成物はこの分野の既知の如何なる適切な方法によって投与されることができ、経口、口腔、舌下、眼球、局所、非経口、直腸、髄腔内、細胞質内小胞体、鼠径部、膀胱内、局所(例えば、粉剤、軟膏剤若しくは滴剤)、又は経鼻投与経路を含むがこれらに限られない。しかし、多くの治療用途では、好ましい投与経路/方法は非経口投与(例えば、静脈内投与、皮下投与、腹腔内投与、筋肉内投与)である。当業者は、投与経路及び/又は方法が予期される目的に応じて変わることについて理解すべきである。好ましい一実施形態において、本発明の化合物、その製薬上許容される塩又はエステル、その立体異性体又はその溶媒和物、医薬組成物は静脈内注入又は注射によって投与される。
本発明の医薬組成物は「治療有効量」又は「予防有効量」の本発明の化合物、その製薬上許容される塩又はエステル、その立体異性体又はその溶媒和物を含有してもよい。「予防有効量」とは、疾患の発症を予防、抑制、又は遅らせるのに十分な量を指す。「治療有効量」とは、既に疾患に罹患している患者の疾患及びその合併症を治癒又は少なくとも部分的に抑制するのに十分な量を指す。本発明の化合物、その製薬上許容される塩又はエステル、その立体異性体又はその溶媒和物の治療有効量は以下の要因に応じて変化する:治療しようとする疾患の重症度、患者自身の免疫系の一般的な状態、患者の全身状態、例えば、年齢、体重及び性別、薬の投与方法、及び同時に併用されるその他の療法など。
本発明において、最適な応答(例えば、治療又は予防の応答)を得るために、投与スケジュールを調整することができる。例えば、単回投与、一定期間にわたる反復投与、又は治療状況の緊急性に応じて割合に従う減量又は増量が挙げられる。
本発明の化合物、その製薬上許容される塩又はエステル、その立体異性体又はその溶媒和物の治療又は予防有効量の典型的な非限定範囲は0.02~100mg/kgであり、例えば、0.1~100mg/kg、0.1~50mg/kg、又は1~50mg/kgが挙げられる。なお、投与量が治療しようとする症状の種類及び重症度に応じて異なるので注意する必要がある。また、本分野の当業者は、任意特定の患者について、特定の投与スケジュールが患者の需要及び医師の専門的評価に応じて経時的に調整される必要があることについて理解すべきである;ここでの用量範囲は、例示のみを目的としたものであり、本発明の医薬組成物の使用又は範囲を限定するものではない。
本発明において、前記被験者は哺乳動物であってもよく、例えば、ヒト。
本発明において、特に明記しない限り、本明細書で使用される科学的及び技術的用語は本分野の当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。また、本明細書で使用される細胞培養、生化学、核酸化学、免疫学研究室などの操作手順はすべて対応する分野で広く使用されている通常の手順である。それと同時に、本発明をよりよく理解するために、次のような関連用語の定義と解釈を提供する。
本明細書において、用語「天然アミノ酸」は主に以下の20種類のアミノ酸を指す:アラニン(Ala)、アルギニン(Arg)、アスパラギン(Asn)、アスパラギン酸(Asp)、システイン(Cys)、グルタミン酸(Gln)、グルタミン酸(Glu)、グリシン(Gly)、ヒスチジン(His)、ロイシン(Leu)、イソロイシン(Ile)、リジン(Lys)、メチオニン(Met)、フェニルアラニン(Phe)、プロリン(Pro)、セリン(Ser)、トレオニン(Thr)、トリプトファン(Trp)、チロシン(Tyr)及びバリン(Val)。アミノ酸分子にはアミノ及びカルボキシルの2つの官能基が含まれていることが知られ、本明細書に記載の「アミノ酸フラグメント」とは、アミノ酸分子のアミノ基から水素原子1個を除き又はカルボキシル基からヒドロキシル基を除いた残りの部分を指す。従って、前記「カルボキシル残基」とは、アミノ酸分子のカルボキシル基からヒドロキシルを除いた残りの構造を指す。
本明細書で使用される用語「アルキル」とは、直鎖状又は分枝状の飽和脂肪族炭化水素基を指す。いくつかの実施形態において、前記アルキルは1~6個(例えば、1、2、3、4、5又は6個)の炭素原子を含有する。例えば、本明細書で使用される用語「C1-C6アルキル」とは、1~6個の炭素原子を含む直鎖状又は分枝状のアルキル(例えば、メチル、エチル、ノルマルプロピル、イソプロピル、ノルマルブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、ノルマルペンチル、イソペンチル、ネオペンチル又はノルマルヘキシルなど)を指す。
本明細書で使用される用語「C1-C6アルコキシ」とは、C1-C6アルキル-O-を指し、ここで、C1-C6アルキルは前述の通りである。適切なC1-C6アルコキシの非限定的な例として、メトキシ、エトキシ及びイソプロポキシなどが挙げられる。
本明細書で使用される用語「C2-C6アシル」とは、2~6個(例えば、2、3、4、5又は6個)の炭素原子を含む一般式R-C(O)-で表される一価基を指し、ここで、Rはアルキル、アルケニルなどの構造を有してもよい。適切なC2-C6アシルの非限定的な例として、アセチル、プロピオニル、イソプロピオニル、ノルマルブチリル、sec-ブチリル、tert-ブチリル、ノルマルバレリル、イソバレリル及びピバロイルなどが挙げられる。
本明細書で使用される用語「C1-C6アルコキシカルボニル」とは、C1-C6アルキル-OC(O)-を指し、ここで、C1-C6アルキルは前記の通りである。適切なC1-C6アルコキシカルボニルの非限定的な例として、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、tert-ブトキシカルボニルなどが挙げられる。
本明細書で使用される用語「アリール」とは、芳香族性を有する単環式基又は縮合環式基を指す。例えば、フェニル、ナフチルなど。
本明細書で使用される用語「脂肪族複素環」とは、N、O及びSから選択される少なくとも1個の環形成ヘテロ原子を有する環式脂肪族炭化水素を指す。いくつかの実施形態において、用語「3-8員脂肪族複素環」とは、3~8個の環員(例えば、3、4、5、6、7又は8個)を含有する前記脂肪族複素環を指し、例えば、3-8員のN含有脂環式複素環、4-6員のN含有脂肪族複素環。具体例は以下の例を含むがこれらに限られない。
Figure 2023525860000068
など。
本明細書で使用される用語「含窒素脂肪族複素環」とは、少なくとも1個のN原子を含有する脂肪族複素環を指し、ここで、脂肪族複素環の定義は前記のとおりである;用語「3-8員含窒素脂肪族複素環」とは、3~8個この環員(例えば、3、4、5、6、7又は8個)を含有する前記含窒素脂肪族複素環を指す。
本明細書で使用される用語「3-8員含窒素脂肪族複素環-C1-C4アシル」とは、3-8員含窒素脂肪族複素環-R-C(O)-構造を有する1価の基を指す、ここで、3-8員含窒素脂肪族複素環の定義は前記のとおりであり、Rが存在せず又はアルキル、アルケニルなどの構造を有する。具体例は以下の例を含むがこれらに限られない。
Figure 2023525860000069
本明細書で使用される用語「置換」とは、指定された原子に結合された1個又は複数個(例えば、1個、2個、3個又は4個)の水素原子が指定された基によって選択的に置換されることを指し、指定された原子が通常の原子価を超えず且つ前記置換によって安定的な化合物を形成することができる。置換基及び/又は変数の組み合わせは当該組み合わせによって安定的な化合物を形成する場合のみが許容される。
置換基が「独立して」と記載されている場合、置換基はそれぞれ独立していることを指す。従って、それぞれの置換基は別の(他の)置換基と同一であっても異なっていてもよい。
本明細書で使用される用語「1個又は複数個」とは、合理的な条件下における1個又は1個以上を指し、例えば、2個、3個、4個、5個又は10個が挙げられる。
特に言及しない限り、本明細書で使用される置換基の結合部位は置換基の任意の適切な位置であってもよい。
本明細書で使用される用語「立体異性体」とは、原子の結合順序が同じであるが、原子の空間配置によって異なる異性体を指し、例えば、鏡像異性体、幾何異性体など。「鏡像異性体」とは、少なくとも1つの不斉中心のために形成される異性体を指す。1個又は複数個(例えば、1個、2個、3個又は4個)の不斉中心を有する化合物において、鏡像異性体、ジアステレオマーなどが存在する可能性がある。前記分子が二重結合を有する場合、例えば、C=C、C=N又はN=N二重結合、二重結合に結合される2個の原子は自由に回転できないため、幾何異性体(シス/トランス)が存在する可能性がある。
本明細書において実線
Figure 2023525860000070
、実線のくさび形結合
Figure 2023525860000071
又は破線のくさび形結合
Figure 2023525860000072
によって本発明の化合物の結合を表す。実線によって不斉炭素原子への結合を表す場合、当該炭素原子によって形成されるすべて可能な立体異性体が含まれている。実線又は破線のくさび形結合によって不斉炭素原子への結合を表す場合、示された立体異性体が存在する。
本発明の化合物は、溶媒和物(好ましくは水和物)の形態で存在してもよく、ここで、本発明の化合物は前記化合物の結晶格子の構造要素とする極性溶媒を含み、特に例えば、水、メタノール又はエタノールが挙げられる。水をはじめとする極性溶媒の量は化学量論比又は非化学量論比で存在する。本明細書に記載の疾患又は症状を治療するために使用される式Iで表される化合物の任意の溶媒和物については、異なる特性(薬物動態特性を含む)を提供できるが、一旦被験者に吸収されると、式Iで表される化合物が得られ、従って式Iで表される化合物の使用がそれぞれ式Iで表される化合物の任意の溶媒和物の使用を包含することについて理解すべきである。
また、本発明のある化合物は遊離の形態で存在して治療に用いられることができ、或いは適切な場合、その製薬上許容される誘導体の形態で存在する可能性があることについても理解すべきである。本発明において、製薬上許容される誘導体は製薬上許容される塩又はエステル、それを必要な患者に投与した後、本発明を直接又は間接的に提供できる化合物又はその代謝物しくは残留物を含むがこれらに限られない。
本発明の化合物の製薬上許容される塩はその酸付加塩及びアルカリ付加塩を含む。
適切な塩の概要については、Stahl及びWermuthの"Handbook of Pharmaceutical Salts:Properties, Selection, and Use"(Wiley-VCH, 2002)、又はS. M. Bergeなどの"Pharmaceutical Salts", J. Pharm. Sci. 1977, 66, 1-19を参照する。本発明の化合物の製薬上許容される塩を製造する方法は本分野の当業者に一般的に知られている。
適切な酸付加塩は製薬上許容される塩を形成する酸により形成される。適切なアルカリ付加塩は製薬上許容される塩を形成するアルカリにより形成される。いくつかの実施形態において、適切な無機酸としては、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、リン酸又は硝酸などが挙げられる;有機酸としては、ギ酸、酢酸、アセト酢酸、ピルビン酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、酪酸、カプロン酸、ヘプタン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、安息香酸、サリチル酸、2-(4-ヒドロキシベンゾイル)-安息香酸、樟脳酸、桂皮酸、シクロペンタンプロピオン酸、ジグルコン酸、3-ヒドロキシ-2-ナフトエ酸、ナイアシン、パルモイ酸、ペクチン酸、3-フェニルプロピオン酸、ピクリン酸、ピバリン酸、2-ヒドロキシエタンスルホン酸、イタコン酸、アミノスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、ドデシル硫酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、2-ナフタレンスルホン酸、ナフタレンジスルホン酸、カンファースルホン酸、クエン酸、酒石酸、ステアリン酸、乳酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸、アジピン酸、アルギン酸、マレイン酸、フマル酸、D-グルコン酸、マンデル酸、アスコルビン酸、グルコヘプトン酸、グリセロリン酸、アスパラギン酸、スルホサリチル酸などが挙げられる。例えば、HCl(又は塩酸)、HBr(又は臭化水素酸溶液)、メタンスルホン酸、硫酸、酒石酸又はフマル酸と式Iで表される化合物を用いて製薬上許容される塩を形成させる。
本明細書で使用される用語「製薬上許容されるエステル」とは、本発明の化合物から誘導されるエステルを指し、生理学的加水分解可能なエステル(可生理学的条件下で加水分解して遊離酸又はアルコールを放出できる本発明の化合物)が含まれている。本発明の化合物自体はエステルであってもよい。
本明細書で使用される用語「代謝安定性」とは、化合物が未変化体の形態で体内に入り且つ安定的に存在し、他の構造形態に代謝されない能力を指す。
本明細書で使用される用語「被験者」とは、患者又はその他の本発明の組成物の投与を受けて本発明の前記疾患又は症状を治療、予防、軽減及び/又は緩和する動物を指し、特に哺乳動物、例えば、ヒト、イヌ、サル、ウシ、ウマなど。
本明細書で使用される用語「添加剤」とは、化合物を投与するために使用される賦形剤又は担体を指し、希釈剤、崩壊剤、沈降防止剤、界面活性剤、流動化剤、結合剤、潤滑剤、コーティング剤などを含むがこれらに限られない。添加剤の例としては、モノステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸アルミニウム、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、クロスポビドン、イソステアリン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシステアリン酸ヒドロキシジオクテート、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、乳糖、乳糖一水和物、ステアリン酸マグネシウム、マンニトール、微結晶セルロースなどを含むがこれらに限られない。
以下に実施例を示し本発明の実施形態について詳しく説明するが、本分野当業者は、以下の実施例が本発明について説明するのみに用いられ、本発明の範囲を限定するものではないことについて理解すべきである。実施例において特定の条件が示されていない場合、通常の条件又は製造元によって提案される条件下で実施される。製造元の表示のない試薬や器具は、市販される通常の製品であってもよい。
Figure 2023525860000073
例示的な合成経路
実施例A-001、A-002の合成
Figure 2023525860000074
-15℃下で、原料メルカプトエチルアミン塩酸塩1.14g(10mmol、1.0eq)をメタノール100mlに溶かし、トリエチルアミン1.75ml(15mmol、1.5eq)を加えて十分に遊離させた後、1-Boc-3-アゼチジノン1.8g(10mmol、1.0eq)を加え、引き続き低温下で15min反応させた後室温に戻し、TLCによって監視し、原料が完全に反応した後、減圧濃縮し、濃縮物を酢酸エチル100mlに溶し、少量の水で複数回洗浄(15ml×4)し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過・濃縮した。粗生成物をシリカゲルカラムで精製し(PE:EtOAc=2:1)、白色固体A-002 2.25gが得られ、収率が92.6%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.37(s,9H,-CH3), 3.12(t,2H,J=8.2Hz), 3.34(t,2H,J=6.1Hz), 4.1-4.20(d,2H,J=9.2Hz), 4.59-4.62(d,2H,J=9.5Hz), 9.3(s,1H)。M+1:231.11
中間体A-002 1g(6mmol)を無水酢酸エチル10mLに溶かし、4mol/L HCl/EtOAc 10mLを加え、室温下で1晩攪拌し、システムに白色固体が出現した;TLCによって監視し、原料が完全に反応した後、反応を終了させた。ろ過し、無水エーテルで洗浄し、白色固体A-001 0.54gが得られ、収率が76%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:3.10(t,2H,J=6.8Hz), 3.37(t,2H,J=6.4Hz), 4.1-4.15(d,2H,J=11.2Hz), 4.55-4.6(d,2H,J=10.5Hz), 9.5(s,1H), 9.8(s,1H)。M+1:131.06。
A-002の製造方法によって五員環、六員環に対応する生成物A-016、A-030、A-044を製造することができ、方法はA-002と同じであり、対応する環状ケトンを置き換えるだけでよい;同様に、A-001の製造方法によって五員環、六員環に対応する生成物A-015、A-029、A-043を製造することができる。
A-016:A-002の合成における原料1-Boc-3-アゼチジノンをN-Boc-3-ピロリドンに置き換え、他の操作はA-002の合成と同じである。M+1:245.12。
A-030:A-002の合成における原料1-Boc-3-アゼチジノンをN-Boc-4-ピペリドンに置き換え、他の操作はA-002の合成と同じである。M+1:259.14。
A-044:A-002の合成における原料1-Boc-3-アゼチジノンをN-Boc-3-ピペリドンに置き換え、他の操作はA-002の合成と同じである。M+1:259.14。
A-015:A-001の合成における中間体A-002をA-016に置き換え、他の操作はA-001の合成と同じである。M+1:145.07。
A-029:A-001の合成における中間体A-002をA-030に置き換え、他の操作はA-001の合成と同じである。M+1:159.09。
A-043:A-001の合成における中間体A-002をA-044に置き換え、他の操作はA-001の合成と同じである。M+1:159.09。
実施例A-003
Figure 2023525860000075
化合物A-001 0.4g(2.4mmol)を無水DCM 20mlに溶かし、TEA665μL(4.8mmol)を加えて遊離させた;アセチルクロリド155μL(2.2mmol)をDCM5mlに加え、氷浴下で滴下漏斗により反応システムにゆっくり滴下し、引き続き低温下で半時間反応させた後室温に戻した;室温下で4h反応させ、TLCによって監視し、原料が完全に反応した後反応を終了させた。少量の水で洗浄し(5ml×3)、有機相を分取し、乾燥、ろ過、濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって分離し、褐色油状物が得られ、塩酸を加えて攪拌して塩を生成して固体が出現し、生成物A-003 0.31gが得られ、収率が61.9%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:2.03(s,3H), 3.15(t,2H,J=6.8Hz), 3.29(t,2H,J=7.4Hz), 4.11-4.21(d,2H,J=7.1Hz), 4.51-4.63(d,2H,J=8.1Hz), 9.53(s,1H)。M+1:173.07。
実施例A-004、A-005の製造:
A-004:A-003の合成におけるアセチルクロリドをイソブチリルクロリドに置き換え、他の操作はA-003の合成と同じである。M+1:201.10。
A-005:A-003の合成におけるアセチルクロリドをピバロイルクロリドに置き換え、他の操作はA-003の合成と同じである。M+1:215.11。
実施例A-017~A-019の製造:
A-017:A-003の合成におけるA-001をA-015に置き換え、他の操作はA-003と同じである。M+1:187.08。
A-018:A-003の合成におけるA-001をA-015に、アセチルクロリドをイソブチリルクロリドに置き換え、他の操作はA-003と同じである。M+1:215.11。
A-019:A-003の合成におけるA-001をA-015に、アセチルクロリドをピバロイルクロリドに置き換え、他の操作はA-003と同じである。M+1:229.13。
実施例A-031~A-033の製造:
A-031:A-003の合成におけるA-001をA-029に置き換え、他の操作はA-003と同じである。M+1:201.10。
A-032:A-003の合成におけるA-001をA-029に、アセチルクロリドをイソブチリルクロリドに置き換え、他の操作はA-003と同じである。M+1:229.13。
A-033:A-003の合成におけるA-001をA-029に、アセチルクロリドをピバロイルクロリドに置き換え、他の操作はA-003と同じである。M+1:243.15。
実施例A-045~A-047の製造:
A-045:A-003の合成におけるA-001をA-043に置き換え、他の操作はA-003と同じである。M+1:201.10。
A-046:A-003の合成におけるA-001をA-043に、アセチルクロリドをイソブチリルクロリドに置き換え、他の操作はA-003と同じである。M+1:229.13。
A-047:A-003の合成におけるA-001をA-043に、アセチルクロリドをピバロイルクロリドに置き換え、他の操作はA-003と同じである。M+1:243.15。
実施例A-006
本実施例によって化合物A-006の合成方法について説明する。
Figure 2023525860000076
中間体A-001 0.4g(2.4mmol)を無水DCM20mlに溶かし、TEA665μL(4.8mmol)を加えて遊離させ、5min攪拌した後、(2.3mmol)Boc-tBu-Thr 0.63g、HOBt0.49g(3.6mmol)及びEDCI0.62g(3.6mmol)を加え、室温下で1晩反応させた。TLCによって監視し、原料が完全に反応した後、反応を終了させた。飽和クエン酸水溶液で洗浄し(10mL×2)、有機相を分取し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過、濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって分離し、無色の油状の中間体1a 0.61gが得られ、収率が68.8%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.14-1.20(m,12H), 1.37(s,9H), 3.24(t,2H,J=7.2Hz), 3.38-3.65(m,2H), 3.72-3.95(m,3H), 4.10-4.30(m,1H), 4.65-4.94(m,3H), 7.34(s,1H), 8.23(s,1H)。M+1:388.22
中間体1a 0.5g(1.3mmol)を無水酢酸エチル5mlに溶かし、4mol/L HCl/EtOAc10mLを加え、室温下で1晩反応させ、システムに白色固体が出現し、TLCによって監視し、原料が完全に反応した後、反応を終了させた。減圧ろ過し、無水エーテルで洗浄し、白色固体A-006 0.25gが得られ、収率が73%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.21(m,3H), 3.21(t,2H,J=6.4Hz), 3.36-3.65(m,2H), 3.7-3.97(m,3H), 4.10-4.30(m,1H), 4.60-4.71(m,2H), 4.86-5.01(m,1H), 5.65(s,1H), 8.23-8.28(d,2H,J=21Hz)。M+1:232.10
実施例A-007~A-014の製造:
A-007:A-006の合成における
Figure 2023525860000077
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:218.09。
A-007-1:A-006の合成における
Figure 2023525860000078
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:218.09。
A-008:A-006の合成における
Figure 2023525860000079
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:230.12。
A-008-1:A-006の合成における
Figure 2023525860000080
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:230.12。
A-009:A-006の合成における
Figure 2023525860000081
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:188.08。
A-010:A-006の合成における
Figure 2023525860000082
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:202.09。
A-011:A-006の合成における
Figure 2023525860000083
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:244.14。
A-012:A-006の合成における
Figure 2023525860000084
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:278.12。
A-013:A-006の合成における
Figure 2023525860000085
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:245.10。
A-014:A-006の合成における
Figure 2023525860000086
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:294.12。
実施例A-020~A-028の製造:
A-020:A-006の合成におけるA-001をA-015に置き換え、他の操作はA006と同じである。M+1:246.12。
A-021:A-006の合成におけるA-001をA-015に、
Figure 2023525860000087
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:232.10。
A-022:A-006の合成におけるA-001をA-015に、
Figure 2023525860000088
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:244.14。
A-023:A-006の合成におけるA-001をA-015に、
Figure 2023525860000089
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:202.09。
A-024:A-006の合成におけるA-001をA-015に、
Figure 2023525860000090
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:216.11。
A-025:A-006の合成におけるA-001をA-015に、
Figure 2023525860000091
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:258.16。
A-026:A-006の合成におけるA-001をA-015に、
Figure 2023525860000092
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:292.14。
A-027:A-006の合成におけるA-001をA-015に、
Figure 2023525860000093
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:259.12。
A-028:A-006の合成におけるA-001をA-015に、
Figure 2023525860000094
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:308.14。
実施例A-034~A-042の製造:
A-034:A-006の合成におけるA-001をA-029に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:260.14。
A-035:A-006の合成におけるA-001をA-029に、
Figure 2023525860000095
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:246.12。
A-036:A-006の合成におけるA-001をA-029に、
Figure 2023525860000096
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:258.16。
A-037:A-006の合成におけるA-001をA-029に、
Figure 2023525860000097
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:216.11。
A-038:A-006の合成におけるA-001をA-029に、
Figure 2023525860000098
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:230.12。
A-039:A-006の合成におけるA-001をA-029に、
Figure 2023525860000099
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:272.17。
A-040:A-006の合成におけるA-001をA-029に、
Figure 2023525860000100
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:306.16。
A-041:A-006の合成におけるA-001をA-029に、
Figure 2023525860000101
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:273.13。
A-042:A-006の合成におけるA-001をA-029に、
Figure 2023525860000102
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:322.15。
実施例A-048~A-056の製造:
A-048:A-006の合成におけるA-001をA-043に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:260.14。
A-049:A-006の合成におけるA-001をA-043に、
Figure 2023525860000103
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:246.12。
A-050:A-006の合成におけるA-001をA-043に、
Figure 2023525860000104
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:258.16。
A-051:A-006の合成におけるA-001をA-043に、
Figure 2023525860000105
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:216.11。
A-052:A-006の合成におけるA-001をA-043に、
Figure 2023525860000106
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:230.12。
A-053:A-006の合成におけるA-001をA-043に、
Figure 2023525860000107
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:272.17。
A-054:A-006の合成におけるA-001をA-043に、
Figure 2023525860000108
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:306.16。
A-055:A-006の合成におけるA-001をA-043に、
Figure 2023525860000109
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:273.13。
A-056:A-006の合成におけるA-001をA-043に、
Figure 2023525860000110
に置き換え、他の操作はA-006と同じである。M+1:322.15。
実施例A-059
本実施例によって化合物A-059の合成方法について説明する。
Figure 2023525860000111
1.中間体A-058の合成
化合物A-002 0.6g(2.6mmol)を無水DCM20mlに溶かし、TEA1.4mL(10mmol)を加えた後、アセチルクロリド350μL(5mmol)をDCM5mLに加え、氷浴下で滴下漏斗により反応システムにゆっくり滴下し、低温下で半時間反応させた後室温に戻して4h反応させ、TLCによって監視し、原料が完全に反応した後、反応を終了させた。水で洗浄し(10mL×3)、有機相を分取し、乾燥、ろ過、濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって分離し、褐色油状物A-058 0.57gが得られ、収率が81.4%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.38(s,9H), 2.05(s,3H), 3.14(t,2H,J=7.8Hz), 3.35(t,2H,J=5.8Hz), 4.13-4.22(d,2H,J=8.7Hz), 4.60-4.63(d,2H,J=10.2Hz)。M+1:273.12
2.中間体A-057の合成
A-057はA-058から脱保護して得られ、その合成方法がA-001と同じである。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:2.06(s,3H), 3.17(t,2H,J=6.3Hz), 3.34(t,2H,J=5.8Hz), 4.09-4.17(d,2H,J=6.9Hz), 4.49-4.61(d,2H,J=7.9Hz), 9.21(s,1H)。M+1:173.07
3.最終生成物A-059の合成
合成方法はA-058と同じである。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.73(s,3H), 2.06(s,3H), 3.01(t,2H,J=6Hz), 3.74-3.82(m,3H), 4.05-4.07(d,1H,J=10Hz), 4.64-4.66(d,1H,J=9.6Hz), 4.90-4.92(d,1H,J=8.8Hz)。M+1:215.08
A-058の合成方法により、以下の生成物を製造する:
実施例A-070、A-078、A-086の製造:
A-070:A-002をA-016に置き換え、他の操作はA-058と同じである。M+1:287.14。
A-078:A-002をA-030に置き換え、他の操作はA-058と同じである。M+1:301.15。
A-086:A-002をA-044に置き換え、他の操作はA-058と同じである。M+1:301.15。
実施例A-094、A-102、A-110、A-118の製造:
A-094:アセチルクロリドをイソブチリルクロリドに置き換え、他の操作はA-058と同じである。M+1:301.15。
A-102:A-002をA-016に、アセチルクロリドをイソブチリルクロリドに置き換え、他の操作はA-058と同じである。M+1:315.17。
A-110:A-002をA-030に、アセチルクロリドをイソブチリルクロリドに置き換え、他の操作はA-058と同じである。M+1:329.18。
A-118:A-002をA-044に、アセチルクロリドをイソブチリルクロリドに置き換え、他の操作はA-058と同じである。M+1:329.18。
実施例A-126、A-134、A-142、A-150の製造:
A-126:アセチルクロリドをピバロイルに置き換え、他の操作はA-058と同じである。M+1:315.17。
A-134:A-002をA-016に、アセチルクロリドをピバロイルクロリドに置き換え、他の操作はA-058と同じである。M+1:329.18。
A-142:A-002をA-030に、アセチルクロリドをピバロイルクロリドに置き換え、他の操作はA-058と同じである。M+1:343.20。
A-150:A-002をA-044に、アセチルクロリドをピバロイルクロリドに置き換え、他の操作はA-058と同じである。M+1:343.20。
実施例A-158、A-166、A-174、A-182の製造:
A-158:溶媒をDMFに、アセチルクロリドをヨードイソブタンに、TEAを炭酸カリウムに置き換え、他の操作はA-058と同じである。M+1:287.17。
A-166:A-002をA-016に、溶媒をDMFに、アセチルクロリドをヨードイソブタンに、TEAを炭酸カリウムに置き換え、他の操作はA-058と同じである。M+1:301.19。
A-174:A-002をA-030に、溶媒をDMFに、アセチルクロリドをヨードイソブタンに、TEAを炭酸カリウムに置き換え、他の操作はA-058と同じである。M+1:315.20。
A-182:A-002をA-044に、溶媒をDMFに、アセチルクロリドをヨードイソブタンに、TEAを炭酸カリウムに置き換え、他の操作はA-058と同じである。M+1:315.20。
実施例A-190、A-198、A-206、A-214の製造:
A-190:ヨードイソブタンを臭化ベンジルに置き換え、他の操作はA-158と同じである。M+1:321.16。
A-198:ヨードイソブタンを臭化ベンジルに置き換え、他の操作はA-158と同じである。M+1:335.17。
A-206:ヨードイソブタンを臭化ベンジルに置き換え、他の操作はA-158と同じである。M+1:349.19。
A-214:ヨードイソブタンを臭化ベンジルに置き換え、他の操作はA-158と同じである。M+1:349.19。
実施例A-222、A-230、A-238、A-246の製造:
A-222:溶媒をDMFに、アセチルクロリドをヨードメタンに、TEAを炭酸カリウムに置き換え、他の操作はA-058と同じである。M+1:245.12。
A-230:A-002をA-016に、溶媒をDMFに、アセチルクロリドをヨードメタンに、TEAを炭酸カリウムに置き換え、他の操作はA-058と同じである。M+1:259.14。
A-238:A-002をA-030に、溶媒をDMFに、アセチルクロリドをヨードメタンに、TEAを炭酸カリウムに置き換え、他の操作はA-058と同じである。M+1:273.16。
A-246:A-002をA-044に、溶媒をDMFに、アセチルクロリドをヨードメタンに、TEAを炭酸カリウムに置き換え、他の操作はA-058と同じである。M+1:273.16。
A-057の合成方法により、以下の生成物を製造する:
実施例A-069、A-077、A-085の製造:
A-069:A-058をA-070に置き換え、他の操作はA-057と同じである。M+1:187.08。
A-077:A-058をA-078に置き換え、他の操作はA-057と同じである。M+1:201.10。
A-085:A-058をA-086に置き換え、他の操作はA-057と同じである。M+1:201.10。
実施例A-093、A-101、A-109、A-117の製造:
A-093:A-058をA-094に置き換え、他の操作はA-057と同じである。M+1:201.10。
A-101:A-058をA-102に置き換え、他の操作はA-057と同じである。M+1:215.11。
A-109:A-058をA-110に置き換え、他の操作はA-057と同じである。M+1:229.13。
A-117:A-058をA-118に置き換え、他の操作はA-057と同じである。M+1:229.13。
実施例A-125、A-133、A-141、A-149の製造:
A-125:A-058をA-126に置き換え、他の操作はA-057と同じである。M+1:215.11。
A-133:A-058をA-134に置き換え、他の操作はA-057と同じである。M+1:229.13。
A-141:A-058をA-142に置き換え、他の操作はA-057と同じである。M+1:243.15。
A-149:A-058をA-150に置き換え、他の操作はA-057と同じである。M+1:243.15。
実施例A-157、A-165、A-173、A-181の製造:
A-157:A-058をA-158に置き換え、他の操作はA-057と同じである。M+1:187.12。
A-165:A-058をA-166に置き換え、他の操作はA-057と同じである。M+1:201.13。
A-173:A-058をA-174に置き換え、他の操作はA-057と同じである。M+1:215.15。
A-181:A-058をA-182に置き換え、他の操作はA-057と同じである。M+1:215.15。
実施例A-189、A-197、A-205、A-213の製造:
A-189:A-058をA-190に置き換え、他の操作はA-057と同じである。M+1:221.10。
A-197:A-058をA-198に置き換え、他の操作はA-057と同じである。M+1:235.12。
A-205:A-058をA-206に置き換え、他の操作はA-057と同じである。M+1:249.13。
A-213:A-058をA-214に置き換え、他の操作はA-057と同じである。M+1:249.13。
実施例A-221、A-229、A-237、A-245の製造:
A-221:A-058をA-222に置き換え、他の操作はA-057と同じである。M+1:145.07。
A-229:A-058をA-230に置き換え、他の操作はA-057と同じである。M+1:159.09。
A-237:A-058をA-238に置き換え、他の操作はA-057と同じである。M+1:173.10。
A-245:A-058をA-246に置き換え、他の操作はA-057と同じである。M+1:173.10。
A-059の合成方法により、以下の生成物を製造する:
実施例A-060、A-061の製造:
A-060:A-057を原料とし、アセチルクロリドをイソブチリルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:243.11。
A-061:A-057を原料とし、アセチルクロリドをピバロイルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:257.12。
実施例A-062~A-064の製造:
A-062:A-057を原料とし、溶媒をDMFに、アセチルクロリドをヨードメタンに、TEAを炭酸カリウムに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:187.08。
A-063:A-057を原料とし、溶媒をDMFに、アセチルクロリドをヨードエタンに、TEAを炭酸カリウムに置き換え、他の操作はA-062と同じである。M+1:201.10。
A-064:A-057を原料とし、溶媒をDMFに、アセチルクロリドを
Figure 2023525860000112
に、TEAを炭酸カリウムに置き換え、他の操作はA-062と同じである。M+1:230.09。
実施例A-071~A-073の製造:
A-071:A-069を原料とし、他の操作はA-059と同じである。M+1:229.09。
A-072:A-069を原料とし、アセチルクロリドをイソブチリルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:257.12。
A-073:A-069を原料とし、アセチルクロリドをピバロイルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:271.14。
実施例A-079~A-081の製造:
A-079:A-077を原料とし、他の操作はA-059と同じである。M+1:243.11。
A-080:A-077を原料とし、アセチルクロリドをイソブチリルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:271.14。
A-081:A-077を原料とし、アセチルクロリドをピバロイルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:285.16。
実施例A-087~A-089の製造:
A-087:A-085を原料とし、他の操作はA-059と同じである。M+1:243.11。
A-088:A-085を原料とし、アセチルクロリドをイソブチリルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:271.14。
A-089:A-085を原料とし、アセチルクロリドをピバロイルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:285.16。
実施例A-095~A-097の製造:
A-095:A-093を原料とし、アセチルクロリドを
Figure 2023525860000113
に置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:258.12。
A-096:A-093を原料とし、アセチルクロリドをイソブチリルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:271.14。
A-097:A-093を原料とし、アセチルクロリドをピバロイルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:285.16。
実施例A-103~A-105の製造:
A-103:A-101を原料とし、他の操作はA-059と同じである。M+1:257.12。
A-104:A-101を原料とし、アセチルクロリドをイソブチリルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:285.16。
A-105:A-101を原料とし、アセチルクロリドをピバロイルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:299.17。
実施例A-111~A-113の製造:
A-111:A-109を原料とし、他の操作はA-059相同;
A-112:A-109を原料とし、アセチルクロリドをイソブチリルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:299.17。
A-113:A-109を原料とし、アセチルクロリドをピバロイルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:313.19。
実施例A-119~A-121の製造:
A-119:A-117を原料とし、他の操作はA-059と同じである。M+1:271.14。
A-120:A-117を原料とし、アセチルクロリドをイソブチリルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:299.17。
A-121:A-117を原料とし、アセチルクロリドをピバロイルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:313.19。
実施例A-127~A-129の製造:
A-127:A-125を原料とし、他の操作はA-059と同じである。M+1:257.12。
A-128:A-125を原料とし、アセチルクロリドをイソブチリルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:285.16。
A-129:A-125を原料とし、アセチルクロリドをピバロイルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:299.17。
実施例A-135~A-137の製造:
A-135:A-133を原料とし、他の操作はA-059と同じである。M+1:271.14。
A-136:A-133を原料とし、アセチルクロリドをイソブチリルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:299.17。
A-137:A-133を原料とし、アセチルクロリドをピバロイルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:313.19。
実施例A-143~A-145の製造:
A-143:A-141を原料とし、他の操作はA-059と同じである。M+1:285.16。
A-144:A-141を原料とし、アセチルクロリドをイソブチリルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:313.19。
A-145:A-141を原料とし、アセチルクロリドをピバロイルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:327.20。
実施例A-151~A-153の製造:
A-151:A-149を原料とし、他の操作はA-059と同じである。M+1:285.16。
A-152:A-149を原料とし、アセチルクロリドをイソブチリルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:313.19。
A-153:A-149を原料とし、アセチルクロリドをピバロイルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:327.20。
実施例A-159~A-161の製造:
A-159:A-157を原料とし、他の操作はA-059と同じである。M+1:229.13。
A-160:A-157を原料とし、アセチルクロリドをイソブチリルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:257.16。
A-161:A-157を原料とし、アセチルクロリドをピバロイルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:271.18。
実施例A-167~A-169の製造:
A-167:A-165を原料とし、他の操作はA-059と同じである。M+1:243.15。
A-168:A-165を原料とし、アセチルクロリドをイソブチリルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:271.18。
A-169:A-165を原料とし、アセチルクロリドをピバロイルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:285.19。
実施例A-175~A-177の製造:
A-175:A-173を原料とし、他の操作はA-059と同じである。M+1:257.16。
A-176:A-173を原料とし、アセチルクロリドをイソブチリルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:285.19。
A-177:A-173を原料とし、アセチルクロリドをピバロイルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:299.21。
実施例A-183~A-185の製造:
A-183:A-181を原料とし、他の操作はA-059と同じである。M+1:257.16。
A-184:A-181を原料とし、アセチルクロリドをイソブチリルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:285.19。
A-185:A-181を原料とし、アセチルクロリドをピバロイルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:299.21。
実施例A-191~A-193の製造:
A-191:A-189を原料とし、他の操作はA-059と同じである。M+1:263.11。
A-192:A-189を原料とし、アセチルクロリドをイソブチリルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:291.15。
A-193:A-189を原料とし、アセチルクロリドをピバロイルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:305.16。
実施例A-199~A-201の製造:
A-199:A-197を原料とし、他の操作はA-059と同じである。M+1:277.13。
A-200:A-197を原料とし、アセチルクロリドをイソブチリルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:305.16。
A-201:A-197を原料とし、アセチルクロリドをピバロイルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:319.18。
実施例A-207~A-209の製造:
A-207:A-205を原料とし、他の操作はA-059と同じである。M+1:291.15。
A-208:A-205を原料とし、アセチルクロリドをイソブチリルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:319.18。
A-209:A-205を原料とし、アセチルクロリドをピバロイルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:333.19。
実施例A-215~A-217の製造:
A-215:A-213を原料とし、他の操作はA-059と同じである。M+1:291.15。
A-216:A-213を原料とし、アセチルクロリドをイソブチリルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:319.18。
A-217:A-213を原料とし、アセチルクロリドをピバロイルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:333.19。
実施例A-223~A-225の製造:
A-223:A-221を原料とし、他の操作はA-059と同じである。M+1:187.08。
A-224:A-221を原料とし、アセチルクロリドをイソブチリルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:215.11。
A-225:A-221を原料とし、アセチルクロリドをピバロイルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:229.13。
実施例A-231~A-233の製造:
A-231:A-229を原料とし、他の操作はA-059と同じである。M+1:201.10。
A-232:A-229を原料とし、アセチルクロリドをイソブチリルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:229.13。
A-233:A-229を原料とし、アセチルクロリドをピバロイルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:243.15。
実施例A-239~A-241の製造:
A-239:A-237を原料とし、他の操作はA-059と同じである。M+1:215.11。
A-240:A-237を原料とし、アセチルクロリドをイソブチリルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:243.15。
A-241:A-237を原料とし、アセチルクロリドをピバロイルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:257.16。
実施例A-247~A-249の製造:
A-247:A-245を原料とし、他の操作はA-059と同じである。M+1:215.11。
A-248:A-245を原料とし、アセチルクロリドをイソブチリルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:243.15。
A-249:A-245を原料とし、アセチルクロリドをピバロイルクロリドに置き換え、他の操作はA-059と同じである。M+1:257.16。
実施例A-066
本実施例を示し、化合物A-066の合成方法について説明する。
Figure 2023525860000114
1.中間体2aの合成方法
氷浴下で化合物A-057 0.3g(1.74mmol)を無水DCM20mlに溶かし、TEA490μL(3.5mmol)を加えて5min攪拌遊離させた後、Boc-tBu-Thr 0.49g(1.74mmol)、HOBt0.35g(2.6mmol)及びEDCI0.5g(2.6mmol)を加え、ゆっくり室温に戻し、6h反応した後TLCによって監視し、原料が完全に反応した後、反応を終了させた。飽和クエン酸水溶液で洗浄し(10mL×3)、有機相を分取し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過、濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって分離し、無色の油状の中間体2a 0.59gが得られ、収率が78%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.13-1.22(m,12H), 1.37(s,9H), 2.34(s,3H), 3.25(t,2H,J=5.9Hz), 3.37-3.98(m,4H), 4.09-4.28(m,1H), 4.58-4.89(m,3H), 7.89(s,1H)。M+1:430.23
2.最終生成物A-066の合成方法
中間体2a 0.5g(1.17mmol)を無水酢酸エチル溶于5mLに溶かし、4mol/L HCl/EtOAc10mLを加え、室温下で1晩反応させ、システムに白色固体が出現し、TLCによって監視し、原料が完全に反応した後、反応を終了させた。減圧ろ過し、無水エーテルで洗浄し、白色固体A-066 0.26gが得られ、収率が72.6%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.17-1.22(m,3H), 2.36(s,3H), 3.23(t,2H,J=6.7Hz), 3.35-3.95(m,4H), 4.12-4.32(m,1H), 4.58-4.92(m,3H), 5.65(s,1H), 8.21-8.29(d,2H,J=19Hz)。M+1:274.11
実施例A-065、A-067~A-068の製造:
A-065:原料
Figure 2023525860000115
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:230.09。
A-067:原料
Figure 2023525860000116
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:260.10。
A-068:原料
Figure 2023525860000117
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:272.14。
実施例A-074~A-076の製造:
A-074:A-057をA-069に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:288.13。
A-075:A-057をA-069に、原料
Figure 2023525860000118
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:274.11。
A-076:A-057をA-069に、原料
Figure 2023525860000119
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:286.15。
実施例A-082~A-084の製造:
A-082:A-057をA-077に置き換え、他の操作はA-066と同じである。
A-083:A-057をA-077に、原料
Figure 2023525860000120
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:288.13。
A-084:A-057をA-077に、原料
Figure 2023525860000121
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:300.17。
実施例A-090~A-092の製造:
A-090:A-057をA-085に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:302.15。
A-091:A-057をA-085に、原料
Figure 2023525860000122
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:288.13。
A-092:A-057をA-085に、原料
Figure 2023525860000123
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:300.17。
実施例A-098~A-100の製造:
A-098:A-057をA-093に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:302.15。
A-099:A-057をA-093に、原料
Figure 2023525860000124
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:288.13。
A-100:A-057をA-093に、原料
Figure 2023525860000125
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:300.17。
実施例A-106~A-108の製造:
A-106:A-057をA-101に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:316.16。
A-107:A-057をA-101に、原料
Figure 2023525860000126
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:302.15。
A-108:A-057をA-101に、原料
Figure 2023525860000127
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:314.18。
実施例A-114~A-116の製造:
A-114:A-057をA-109に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:330.18。
A-115:A-057をA-109に、原料
Figure 2023525860000128
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:316.16。
A-116:A-057をA-109に、原料
Figure 2023525860000129
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:328.20。
実施例A-122~A-124の製造:
A-122:A-057をA-117に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:330.18。
A-123:A-057をA-117に、原料
Figure 2023525860000130
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:316.16。
A-124:A-057をA-117に、原料
Figure 2023525860000131
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:328.20。
実施例A-130~A-132の製造:
A-130:A-057をA-125に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:316.16。
A-131:A-057をA-125に、原料
Figure 2023525860000132
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:302.15。
A-132:A-057をA-125に、原料
Figure 2023525860000133
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:314.18。
実施例A-138~A-140の製造:
A-138:A-057をA-133に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:330.18。
A-139:A-057をA-133に、原料
Figure 2023525860000134
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:316.16。
A-140:A-057をA-133に、原料
Figure 2023525860000135
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:328.20。
実施例A-146~A-148の製造:
A-146:A-057をA-141に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:344.19。
A-147:A-057をA-141に、原料
Figure 2023525860000136
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:330.18。
A-148:A-057をA-141に、原料
Figure 2023525860000137
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:342.21。
実施例A-154~A-156の製造:
A-154:A-057をA-149に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:344.19。
A-155:A-057をA-149に、原料
Figure 2023525860000138
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:330.18。
A-156:A-057をA-149に、原料を
Figure 2023525860000139
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:342.21。
実施例A-162~A-164の製造:
A-162:A-057をA-157に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:288.17。
A-163:A-057をA-157に、原料
Figure 2023525860000140
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:274.15。
A-164:A-057をA-157に、原料
Figure 2023525860000141
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:286.19。
実施例A-170~A-172の製造:
A-170:A-057をA-165に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:302.18。
A-171:A-057をA-165に、原料
Figure 2023525860000142
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:288.17。
A-172:A-057をA-165に、原料
Figure 2023525860000143
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:300.20。
実施例A-178~A-180の製造:
A-178:A-057をA-173に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:316.20。
A-179:A-057をA-173に、原料
Figure 2023525860000144
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:302.18。
A-180:A-057をA-173に、原料
Figure 2023525860000145
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:314.22。
実施例A-186~A-188の製造:
A-186:A-057をA-181に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:315.20。
A-187:A-057をA-181に、原料
Figure 2023525860000146
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:302.18。
A-188:A-057をA-181に、原料
Figure 2023525860000147
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:314.22。
実施例A-194~A-196の製造:
A-194:A-057をA-189に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:322.15。
A-195:A-057をA-189に、原料
Figure 2023525860000148
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:308.14。
A-196:A-057をA-189に、原料
Figure 2023525860000149
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:320.17。
実施例A-202~A-204の製造:
A-202:A-057をA-197に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:336.17。
A-203:A-057をA-197に、原料
Figure 2023525860000150
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:322.15。
A-204:A-057をA-197に、原料
Figure 2023525860000151
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:334.19。
実施例A-210~A-212の製造:
A-210:A-057をA-205に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:350.18。
A-211:A-057をA-205に、原料
Figure 2023525860000152
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:336.17。
A-212:A-057をA-205に、原料
Figure 2023525860000153
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:348.20。
実施例A-218~A-220の製造:
A-218:A-057をA-213に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:350.18。
A-219:A-057をA-213に、原料
Figure 2023525860000154
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:336.17。
A-220:A-057をA-213に、原料
Figure 2023525860000155
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:348.20。
実施例A-226~A-228の製造:
A-226:A-057をA-221に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:246.12。
A-227:A-057をA-221に、原料
Figure 2023525860000156
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:232.10。
A-228:A-057をA-221に、原料
Figure 2023525860000157
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:244.14。
実施例A-234~A-236の製造:
A-234:A-057をA-229に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:260.14。
A-235:A-057をA-229に、原料
Figure 2023525860000158
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:246.12。
A-236:A-057をA-229に、原料
Figure 2023525860000159
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:258.16。
実施例A-242~A-244の製造:
A-242:A-057をA-237に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:274.15。
A-243:A-057をA-237に、原料
Figure 2023525860000160
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:260.14。
A-244:A-057をA-237に、原料
Figure 2023525860000161
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:272.17。
実施例A-250~A-252の製造:
A-250:A-057をA-245に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:274.15。
A-251:A-057をA-245に、原料
Figure 2023525860000162
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:260.14。
A-252:A-057をA-245に、原料
Figure 2023525860000163
に置き換え、他の操作はA-066と同じである。M+1:272.17。
実施例A-253
本実施例によって化合物A-253の合成方法について説明する。
Figure 2023525860000164
1.中間体3aの合成方法
-15℃下で、原料 L-システインメチルエステル塩酸塩1.8g(10mmol)をメタノール100mLに溶かし、完全に溶解するまで攪拌し続け、TEA1.75mL(15mmol)を加え、原料が完全に遊離した後、原料 1-Boc-3-アゼチジノン1.8g(10mmol、1.0eq)を加え、引き続き低温下で15min反応させた後室温に戻した。室温下で4h反応した後、TLCによって監視し、原料が完全に反応した後、反応液を回転乾燥させ、濃縮物を酢酸エチル100mLに溶かし、少量の水で複数回洗浄し(15ml×4)、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、回転乾燥させた。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し(PE:EtOAc=2:1)、黄色の透明油状の中間体3a 2.4gが得られ、収率が83%である。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d6), δppm:1.37(s,9H), 3.06-3.55(m,6H), 3.91-4.19(m,4H), 8.69(s,1H)。M+1:289.11
2.中間体A-254の合成方法
中間体3a 0.8g(2.8mmol)を無水メタノール5mLに溶かし、7mol/L NH/CHOH溶液5mLを加え、室温下で1晩攪拌し、TLCによって監視し、原料が完全に反応した後、反応を終了させた。減圧濃縮し、白色固体が得られ、石油エーテルを加えて攪拌して性状を改善し、ろ過し、白色固体のA-254 0.68gが得られ、収率が90.7%である。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d6), δppm:1.37(s,9H), 3.02-3.27(m,2H), 3.36-3.45(m,1H), 3.94-4.23 (m,4H), 8.14(s,2H), 8.78(s,1H)。M+1:274.11
3.生成物A-253の合成方法
A-254 0.4gを無水酢酸エチル3mLに溶かし、4mol/L HCl/EtOAc5mLを加え、室温下で4h攪拌した後、TLCによって監視し、原料が完全に反応した後、システムに白色固体が出現し、ろ過して無水エーテルで洗浄し、最終生成物A-253 0.21gが得られ、収率が70%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:3.04-3.28(m,2H), 3.37-3.42(m,1H), 3.91-4.22(m,4H), 8.15(s,2H), 8.54(s,1H)。M+1:174.06
同様に、中間体3aの合成過程において、原料1-Boc-3-アゼチジノンをN-Boc-3-ピロリドン、N-Boc-4-ピペリドン、N-Boc-3-ピペリドンに置き換え、他の操作は中間体3aの合成と同じであり、それぞれ中間体3b、中間体3c、中間体3dが得られる。
Figure 2023525860000165
実施例A-262、A-270、A-278の製造:
A-262:中間体3aを中間体3bに置き換え、他の操作はA-254と同じである。M+1:288.13。
A-270:中間体3aを中間体3cに置き換え、他の操作はA-254と同じである。M+1:302.15。
A-278:中間体3aを中間体3dに置き換え、他の操作はA-254と同じである。M+1:302.15。
実施例A-261、A-269、A-277の製造:
A-261:A-254をA-262に置き換え、他の操作はA-253と同じである。M+1:188.08。
A-269:A-254をA-270に置き換え、他の操作はA-253と同じである。M+1:202.09。
A-277:A-254をA-278に置き換え、他の操作はA-253と同じである。M+1:202.09。
実施例A-255
本実施例によって化合物A-255の合成方法について説明する。
Figure 2023525860000166
1.中間体4aの合成方法
中間体3a 2.4g(8.3mmol)を無水酢酸エチル10mLに溶かし、氷浴下で4mol/L塩酸/酢酸エチル溶液20mLを加え、1晩反応させ、オフホワイト固体が出現し、TLCによって監視し、原料が完全に反応した後、ろ過し、無水エーテルで洗浄し、乾燥し、中間体4a 1.8gが得られた。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:3.05-3.55(m,6H), 3.91-4.19(m,4H), 8.26(s,1H), 8.69(s,1H)。M+1:189.06
2.中間体5aの合成方法
氷浴下で中間体4a 1.6g(7.15mmol)をDCM20mLに溶かし、TEA4mL(28mmol)を加えて遊離させた後、アセチルクロリド1mL(14mmol)をゆっくり滴下し、徐々に室温に戻し、1晩反応させ。TLCによって監視し、原料が完全に反応した後、反応を終了させ、飽和クエン酸水溶液で洗浄し(10mL×3)、有機相を分取し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過、濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって分離し、淡黄色の油状の中間体5a 1.53gが得られ、収率が76.5%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:2.05(s,3H), 3.07-3.53(m,6H), 3.95-4.21(m,4H), 8.48(s,1H)。M+1:231.07
3.生成物A-255の合成方法
中間体5aを加水分解し、合成方法はA-254と同じである。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:2.04(s,3H), 3.02-3.25(m,2H), 3.38-3.47(m,1H), 3.97-4.22(m,4H), 8.23(s,2H), 9.01(s,1H)。M+1:216.07
中間体4aの合成過程において、原料中間体3aをそれぞれ中間体3b、中間体3c、中間体3dに置き換え、他の操作は中間体4aの合成と同じであり、それぞれ中間体4b、中間体4c、中間体4dが得られる;
同様に、中間体5aの合成過程において、原料中間体4aをそれぞれ中間体4b、中間体4c、中間体4dに置き換え、他の操作は中間体5aの合成と同じであり、それぞれ中間体5b、中間体5c、中間体5dが得られる;
同様に、中間体5aの合成過程において、アセチルクロリドをそれぞれイソブチリルクロリド、ピバロイルクロリドに置き換え、それぞれ中間体6a、6b、6c、6d、中間体7a、7b、7c、7dが得られる。
Figure 2023525860000167
A-256~A-257の製造:
A-256:中間体5aを中間体6aに置き換え、他の操作はA-255と同じである。M+1:244.10。
A-257:中間体5aを中間体7aに置き換え、他の操作はA-255と同じである。M+1:258.12。
A-263~A-265の製造:
A-263:中間体5aを中間体5bに置き換え、他の操作はA-255と同じである。M+1:230.09。
A-264:中間体5aを中間体6bに置き換え、他の操作はA-255と同じである。M+1:258.12。
A-265:中間体5aを中間体7b、その他操作与A-255と同じである。M+1:272.14。
A-271~A-273の製造:
A-271:中間体5aを中間体5cに置き換え、他の操作はA-255と同じである。M+1:244.10。
A-272:中間体5aを中間体6cに置き換え、他の操作はA-255と同じである。M+1:272.14。
A-273:中間体5aを中間体7cに置き換え、他の操作はA-255と同じである。M+1:286.15。
A-279~A-281の製造:
A-279:中間体5aを中間体5dに置き換え、他の操作はA-255と同じである。M+1:244.10。
A-280:中間体5aを中間体6dに置き換え、他の操作はA-255と同じである。M+1:272.14。
A-281:中間体5aを中間体7dに置き換え、他の操作はA-255と同じである。M+1:286.15。
実施例A-258
本実施例によって化合物A-258の合成方法について説明する。
Figure 2023525860000168
1.中間体8aの合成方法
中間体4a 1.8g(8mmol)をジクロロメタン50mLに溶かし、氷浴下でトリエチルアミン0.89g(8.8mmol)を加え、十分に遊離させた後にBoc-tBu-Thr 2.2g(8mmol)、HOBt1.18g(8.8mmol)、EDCI1.68g(8.8mmol)を加え、室温に戻して反応させ、TLCによって監視した。完全に反応した後、クエン酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、飽和塩化ナトリウム溶液を用いて順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過、濃縮した。濃縮物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、石油エーテル:酢酸エチル=1:1であり、中間体8a 1.9gが得られ、収率が53%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.12-1.20(m,12H), 1.37(s,9H), 3.14-3.41(m,2H), 3.59-3.87(m,5H), 4.04-4.84(m,5H), 7.84(s,1H), 8.52(s,1H)。M+1:446.22
2.中間体9aの合成方法
中間体8a 1.5g(3.37mmol)を少量のメタノールに溶かし、氷浴下で7mol/L NH/CHOH溶液10mLを加え、1晩反応させた。TLCによって監視し、原料が完全に反応した後、反応液を回転乾燥し、オフホワイトの固体である中間体9a 1.45gが得られ、収率が99.4%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.12-1.22(m,12H), 1.37(s,9H), 3.15-3.43(m,2H), 3.59-3.89(m,2H), 4.07-4.81(m,5H), 7.84(s,1H), 8.24(s,2H), 8.57(s,1H)。M+1:431.22
3.生成物A-258の合成方法
中間体9a 1.3g(3mmol)を無水酢酸エチル10mLに溶かし、氷浴下で4mol/L HCl/EtOAc溶液10mLを加え、徐々に室温に戻し、6h反応させた後、TLCによって監視し、原料が完全に反応し、反応システムに白色固体が析出され、濾過し、無水エーテルで洗浄し、最終生成物A-258 0.81gが得られ、収率が86.1%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.12-1.17(m,3H), 3.05-3.17(m,1H), 3.39-3.43(m,1H), 3.72-3.92(m,2H), 4.06-4.81(m,5H), 5.65(s,1H), 7.55(s,1H), 7.93(s,2H), 8.24(s,2H)。M+1:275.11
中間体4aをそれぞれ中間体4b、中間体4c、中間体4dに置き換え、それぞれ中間体8b、中間体8c、中間体8dを製造することができ、対応して中間体9b、中間体9c、中間体9dを製造した。
中間体4aをそれぞれ中間体4b、中間体4c、中間体4dに置き換え、原料
Figure 2023525860000169
に置き換え、それぞれ中間体10a、中間体10b、中間体10c、中間体10dを製造することができ、さらに対応する中間体11a、中間体11b、中間体11c、中間体11dを製造した。
中間体4aをそれぞれ中間体4b、中間体4c、中間体4dに置き換え、原料
Figure 2023525860000170
に置き換え、それぞれ中間体12a、中間体12b、中間体12c、中間体12dを製造することができ、さらに対応する中間体13a、中間体13b、中間体13c、中間体13dを製造した。
Figure 2023525860000171
実施例A-259~A-260の製造
A-259:原料
Figure 2023525860000172
に置き換え、他の操作はA-258と同じである。M+1:261.09。
A-260:原料
Figure 2023525860000173
に置き換え、他の操作はA-258と同じである。M+1:273.13。
実施例A-266~A-268の製造方法
A-266:原料である中間体4aを中間体4bに置き換え、他の操作はA-258と同じである。M+1:289.13。
A-267:原料である中間体4aを中間体4bに置き換え、原料
Figure 2023525860000174
に置き換え、他の操作はA-258と同じである。M+1:275.11。
A-268:原料である中間体4aを中間体4bに置き換え、原料
Figure 2023525860000175
に置き換え、他の操作はA-258と同じである。M+1:287.15。
実施例A-274~A-276の製造方法
A-274:原料である中間体4aを中間体4cに置き換え、他の操作はA-258と同じである。M+1:303.14。
A-275:原料である中間体4aを中間体4cに置き換え、原料
Figure 2023525860000176
に置き換え、他の操作はA-258と同じである。M+1:289.13。
A-276:原料である中間体4aを中間体4cに置き換え、原料
Figure 2023525860000177
に置き換え、他の操作はA-258と同じである。M+1:301.16。
実施例A-282からA-284の製造
A-282:原料である中間体4aを中間体4dに置き換え、他の操作はA-258と同じである。M+1:303.14。
A-283:原料である中間体4aを中間体4dに置き換え、原料
Figure 2023525860000178
に置き換え、他の操作はA-258と同じである。M+1:289.13。
A-284:原料である中間体4aを中間体4dに置き換え、原料
Figure 2023525860000179
に置き換え、他の操作はA-258と同じである。M+1:301.16。
実施例A-285
本実施例によって化合物A-285の合成方法について説明する。
Figure 2023525860000180
氷浴下で、中間体8a 0.8g(1.74mmol)を無水酢酸エチル10mLに溶かし、4mol/L HCl/EtOAc5mLを加え、徐々に室温に戻した。4h反応させた後、TLCによって監視し、原料が完全に反応し、反応システムに白色固体が析出された。反応を停止し、減圧濾過し、濾過ケーキを無水酢酸エチル15mLに加えて10min撹拌し続けてから濾過し、白色固体A-285 0.51gが得られ、収率が90.1%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.12-1.17(m,3H), 3.07-3.19(m,1H), 3.38-3.42(m,1H), 3.68-3.91(m,5H), 4.07-4.83(m,5H), 5.63(s,1H), 7.53 (s,1H), 7.88(s,2H)。M+1:290.11
実施例A-286からA-287の製造
A-286:中間体8aを中間体10aに置き換え、他の操作はA-285と同じである。M+1:276.09。
A-287:中間体8aを中間体12aに置き換え、他の操作はA-285と同じである。M+1:288.13。
実施例A-288からA-290の製造
A-288:中間体8aを中間体8bに置き換え、他の操作はA-285と同じである。M+1:304.13。
A-289:中間体8aを中間体10bに置き換え、他の操作はA-285と同じである。M+1:290.11。
A-290:中間体8aを中間体12bに置き換え、他の操作はA-285と同じである。M+1:302.15。
実施例A-291からA-293の製造
A-291:中間体8aを中間体8cに置き換え、他の操作はA-285と同じである。M+1:318.14。
A-292:中間体8aを中間体10cに置き換え、他の操作はA-285と同じである。M+1:304.13。
A-293:中間体8aを中間体12cに置き換え、他の操作はA-285と同じである。M+1:316.16。
実施例A-294からA-296の製造
A-294:中間体8aを中間体8dに置き換え、他の操作はA-285と同じである。M+1:318.14。
A-295:中間体8aを中間体10dに置き換え、他の操作はA-285と同じである。M+1:304.13。
A-296:中間体8aを中間体12dに置き換え、他の操作はA-285と同じである。M+1:316.16。
実施例A-302
本実施例によって化合物A-302の合成方法について説明する。
Figure 2023525860000181
1.中間体14aの合成方法
中間体9a 0.7g(1.6mmol)を無水DCM10mLに溶かし、TEA832μL(6mmol)を加え、氷浴下でトリフルオロ酢酸無水物0.7g(TFAA、3.2mmol)を加え、徐々に室温に戻し、室温下で12h撹拌し、TLCによって監視し、原料が完全に反応し、反応を停止し、有機相を水10mL、飽和塩化ナトリウム水溶液10mLで順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーカラムにより分離し(PE:EtOAc=2:1)、最終生成物である中間体14a 0.62gが得られ、収率が92%である。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d6), δppm:1.13-1.21(m,12H), 1.37(s,9H), 3.03-3.14(m,1H), 3.39-3.42(m,1H), 3.69-3.86(m,2H), 4.03-4.75(m,5H), 7.81(s,1H), 8.34(s,1H)。M+1:413.21
2.実施例A-302の製造
氷浴下で中間体14a 0.5gを無水酢酸エチル10mLに溶かし、十分に撹拌して溶解させ、4mol/L HCl/EtOAc5mLを加え、徐々に室温に戻した。室温下で5h反応させた後、反応システムに黄色固体が析出され、TLCによって監視し、原料が完全に反応した後、反応を停止した。濾過し、濾過ケーキを無水酢酸エチルに加えて15min撹拌してから濾過し、A-302 0.26gが得られ、収率が83%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.13-1.18(m,3H), 3.06-3.18(m,1H), 3.39-3.42(m,1H), 3.74-3.91(m,2H), 4.05-4.79(m,5H), 5.68 (s,1H), 8.29(s,2H), 8.52(s,1H)。M+1:257.10
実施例A-297~A-301、A-303、A-304の製造
A-297:中間体9aをA-254に置き換え、他の操作はA-302と同じである。M+1:156.05。
A-298:中間体9aをA-254に置き換え、他の操作は中間体14aと同じである。M+1:256.10。
A-299:中間体9aをA-255に置き換え、他の操作は中間体14aと同じである。M+1:198.06。
A-300:中間体9aをA-256に置き換え、他の操作は中間体14aと同じである。M+1:226.09。
A-301:中間体9aをA-257に置き換え、他の操作は中間体14aと同じである。M+1:240.11。
A-303:中間体9aを中間体11aに置き換え、他の操作はA-302と同じである。M+1:243.08。
A-304:中間体9aを中間体13aに置き換え、他の操作はA-302と同じである。M+1:255.12。
実施例A-305からA-312の製造
A-305:中間体9aをA-262に置き換え、他の操作はA-302と同じである。M+1:170.07。
A-306:中間体9aをA-262に置き換え、他の操作は中間体14aと同じである。M+1:270.12。
A-307:中間体9aをA-263に置き換え、他の操作は中間体14aと同じである。M+1:212.08。
A-308:中間体9aをA-264に置き換え、他の操作は中間体14aと同じである。M+1:240.11。
A-309:中間体9aをA-265に置き換え、他の操作は中間体14aと同じである。M+1:254.12。
A-310:中間体9aを中間体9bに置き換え、他の操作はA-302と同じである。M+1:271.12。
A-311:中間体9aを中間体11bに置き換え、他の操作はA-302と同じである。M+1:257.10。
A-312:中間体9aを中間体13bに置き換え、他の操作はA-302と同じである。M+1:269.14。
実施例A-313~A-320の製造
A-313:中間体9aをA-270に置き換え、他の操作はA-302と同じである184.08
A-314:中間体9aをA-270に置き換え、他の操作は中間体14aと同じである。M+1:284.14。
A-315:中間体9aをA-271に置き換え、他の操作は中間体14aと同じである。M+1:226.09。
A-316:中間体9aをA-272に置き換え、他の操作は中間体14aと同じである。M+1:254.12。
A-317:中間体9aをA-273に置き換え、他の操作は中間体14aと同じである。M+1:268.14。
A-318:中間体9aを中間体9cに置き換え、他の操作はA-302と同じである。M+1:285.13。
A-319:中間体9aを中間体11cに置き換え、他の操作はA-302と同じである。M+1:271.12。
A-320:中間体9aを中間体13cに置き換え、他の操作はA-302と同じである。M+1:283.15。
実施例A-321~A-328の製造
A-321:中間体9aをA-278に置き換え、他の操作はA-302と同じである。M+1:184.08。
A-322:中間体9aをA-278に置き換え、他の操作は中間体14aと同じである。M+1:284.14。
A-323:中間体9aをA-279に置き換え、他の操作は中間体14aと同じである。M+1:226.09。
A-324:中間体9aをA-280に置き換え、他の操作は中間体14aと同じである。M+1:254.12。
A-325:中間体9aをA-281に置き換え、他の操作は中間体14aと同じである。M+1:268.14。
A-326:中間体9aを中間体9dに置き換え、他の操作はA-302と同じである。M+1:285.13。
A-327:中間体9aを中間体11dに置き換え、他の操作はA-302と同じである。M+1:271.12。
A-328:中間体9aを中間体13dに置き換え、他の操作はA-302と同じである。M+1:283.15。
実施例A-329の合成
Figure 2023525860000182
1.中間体15aの合成
氷浴下で、Fmoc-Val 0.5g(1.5mmol)を無水DCM10mLに溶かし、DMF2滴を加えて触媒反応を行い、その後TEA230μL(1.65mmol)を加え、塩化オキサリル133μL(1.58mmol)を1滴ずつ滴下し、室温に戻し、1晩反応させ、TLCによって監視し、原料が完全に反応した後、反応システムに化合物A-002 0.35g(1.5mmol)を加え、室温下で4h撹拌し続け、TLCによって監視し、原料が完全に反応した後、反応を停止し、飽和クエン酸で2回洗浄し、飽和塩化ナトリウム溶液で1回洗浄し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーカラムにより分離し(PE:EtOAC=3:1)、無色油状物0.69gが得られ、収率が83.3%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.12-1.23(m,6H), 1.37(9H), 2.15-2.25(m,1H), 3.16-3.73(m,5H), 4.16-4.79(m,8H), 7.21-8.29(m,9H)。M+1:552.25
2.中間体16a的合成
中間体15a 0.48gを無水アセトニトリル5mLに溶かし、ジエチルアミン5mLを加え、内部温度50℃下で4h反応させた後、TLCによって監視し、原料が完全に反応した後、反応を停止し、減圧下で回転乾燥し、DCM10mlを加え、回転乾燥し続け、2回繰り返し、シリカゲルクロマトグラフィーカラムにより分離し、油状物0.25gが得られ、収率が87.2%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.12-1.20(m,6H), 1.37(s,9H), 2.14-2.27(m,1H), 3.13-3.77(m,5H), 4.13-4.57(m,4H), 8.23(s,2H)。M+1:330.18
3.A-329の合成
中間体16 0.25gを酢酸エチル4mLに溶かし、4mol/L HCl/EtOAc3mLを加え、室温下で3h撹拌し、TLCによって監視し、原料が完全に反応した後、反応システムに白色固体が析出され、濾過、乾燥し、白色固体0.16gが得られ、収率が79%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.12-1.19(m,6H), 2.14-2.25(m,1H), 3.13-3.75(m,5H), 4.16-4.61(m,4H), 8.29(s,2H), 9.01(s,1H)。M+1:230.12
実施例A-330の合成
Figure 2023525860000183
中間体17aの合成
合成方法は、A-329と同じであり、淡黄色固体0.65gが得られ、収率が89.3%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.14-1.27(m,6H), 2.15-2.25(m,1H), 3.16-3.73(m,5H), 4.16-4.79(m,8H), 7.21-8.29(m,9H)。M+1:452.19
中間体18aの合成:
氷浴下で、中間体17 0.62gを無水DCM10mLに溶かし、TEA300μLを加えて遊離させ、無水酢酸185μLをゆっくりと滴下し、徐々に室温に戻し、6h反応させ続け、TLCによって監視し、原料が完全に反応した後、反応を停止し、飽和クエン酸水溶液、飽和塩化ナトリウム溶液で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーカラムにより分離し、油状物0.52gが得られ、収率が83%である。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d6), δppm:1.13-1.27(m,6H), 2.05-2.27(m,4H), 3.15-3.70(m,5H), 4.12-4.75(m,8H), 7.21-8.28(m,9H)。M+1:494.2
実施例A-330の合成
合成方法は中間体16aと同じであり、油状物0.38gが得られ、HCl/EtOAcを加えて撹拌した後、反応システムに白色固体が析出され、濾過、乾燥し、生成物A-330 0.34gが得られる。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.12-1.18(m,6H), 2.05-2.24(m,4H), 3.11-3.78(m,5H), 4.12-4.65(m,4H), 8.60(s,2H)。M+1:272.14
実施例A-331の合成
Figure 2023525860000184
中間体19aの合成
合成方法は中間体8aと同じであり、無色油状物1.52gが得られ、収率が81.3%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.03-1.37 (m,27H), 2.32-2.38(m,1H), 3.02-3.73(m,4H), 4.14-4.68(m,10H), 7.12-8.32(m,10H)。M+1:709.36。
中間体20aの合成
合成方法は中間体16aと同じであり、油状物0.84gが得られ、収率が86.9%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.01-1.38 (m,27H), 2.32-2.38(m,1H), 3.05-3.77(m,4H), 4.12-4.71(m,7H), 7.76(s,1H), 8.35(s,2H)。M+1:487.29。
実施例A-331の合成:
合成方法はA-329と同じであり、白色固体0.49gが得られ、収率が87.5%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.07-1.22 (m,9H), 2.18-2.27(m,1H), 3.07-3.78(m,7H), 4.14-4.59(m,4H), 5.72(s,1H), 8.21-8.32(m,4H)。M+1:331.17。
実施例A-347、A-348の合成
A-347:A-331の合成における
Figure 2023525860000185
に置き換え、他の操作はA-331と同じである。M+1:317.16。
A-348:A-331の合成における
Figure 2023525860000186
に置き換え、他の操作はA-331と同じである。M+1:329.20。
実施例A-332の合成
Figure 2023525860000187
中間体21aの合成
中間体3a 5.2g(18mmol)をメタノール20mLに溶かし、氷水浴下で、NaOH水溶液(10 mL、9.0 M)を溶液に徐々に加え、反応液の色が濃くなった後、室温に戻した。三時間反応させ、TLCにより、反応チェックし、中間体3aが完全に消失した後、反応中止し、溶剤を減圧留去し、、希塩酸を加え、pH値を弱酸性にし、白色固体が析出させ後、濾過及び乾燥を行い、白色固体4.3gが得られ、収率が86.9%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.37(s,9H), 3.06-3.56(m,3H), 3.94-4.23(m,4H), 8.54(s,1H)。M-1:273.1
中間体22aの合成
氷浴下で、中間体21a 0.8g(2.9mmol)をアセトニトリル20mLに溶かし、TEA0.8mL(5.8mmol)、TBTU1.1g(3.5mmol)を加えた後、O-TERT-ブチル-L-セリンメチルエステル塩酸塩 0.53g(3.1mmol)を加え、徐々に室温に戻し、4h反応させた後、TLCによって監視し、原料が完全に反応した後、反応を停止した。飽和クエン酸、飽和塩化ナトリウムで順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーカラムにより分離し、油状物0.86gが得られ、収率が76.1%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.13(s,9H), 1.42(s,9H), 2.67-4.38(m,13H), 7.43(s,1H), 8.21(s,1H)。M+1:432.21
中間体23aの合成
合成方法は中間体9aと同じであり、油状物0.76gが得られ、収率が93.5%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.13(s,9H), 1.42(s,9H), 2.67-4.38(m,10H), 7.06-7.21(m,3H), 8.21(s,1H)。M+1:417.21
実施例A-332の合成
合成方法はA-329と同じであり、白色固体0.53gが得られ、収率が81.3%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:2.67-4.54(m,10H), 4.94(s,1H), 7.21-8.11(m,5H)。M+1:261.10。
実施例A-370の合成
A-370:合成方法はA-332と同じであり、A-332の合成における
Figure 2023525860000188
に置き換え、他の操作はA-332と同じである。M+1:275.11
実施例A-383、A-390、A-397の合成
A-383:A-332の合成における中間体5aを5b、
Figure 2023525860000189
に置き換え、他の操作はA-332と同じである。M+1:289.13
A-390:A-332の合成における中間体5aを5c、
Figure 2023525860000190
に置き換え、他の操作はA-332と同じである。M+1:303.14
A-397:A-332の合成における中間体5aを5d、
Figure 2023525860000191
に置き換え、他の操作はA-332と同じである。M+1:303.14
実施例A-371の合成
Figure 2023525860000192
中間体24aの合成
合成方法は中間体21aと同じであり、油状物0.68gが得られ、収率が76.7%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:2.10(s,3H), 2.67-2.92(m,2H), 3.67(m,1H), 4.12-4.38(m,4H), 7.06(s,1H), 12.39(s,1H)。M+1:217.06
中間体25aの合成
合成方法は中間体22aと同じであり、油状物0.93gが得られ、収率が79.1%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.13(s,12H), 2.10(s,3H), 2.67-2.92(m,2H), 3.67(s,3H), 3.69-4.38(m,7H), 7.06(s,1H), 8.32(s,1H)。M+1:374.17
中間体26aの合成
合成方法は中間体23aと同じであり、0.67gが得られ、収率が75.2%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.13(s,12H), 2.10(s,3H), 2.67-2.92(m,2H), 3.33-4.38(m,7H), 7.06(s,1H), 7.21(s,2H), 8.32(s,1H)。M+1:359.17
A-371の合成
合成方法はA-332と同じであり、無色油状物0.48gが得られ、オイルポンプで吸引乾燥し、白色固体が得られ、収率が85.7%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:2.10(s,6H), 2.33-2.85(m,2H), 4.12-4.54(m,7H), 4.94(s,1H), 7.21(s,2H), 8.26(s,2H)。M+1:303.11
実施例A-333の合成
A-333:A-371の合成における
Figure 2023525860000193
に置き換え、他の操作はA-371と同じである。M+1:317.12
実施例A-372、A-373
A-372:A-371の合成における5aを6aに置き換え、他の操作はA-371と同じである。M+1:345.16
A-373:A-371の合成における5aを7aに置き換え、他の操作はA-371と同じである。M+1:359.17
実施例A-384、A-391、A-398の合成
A-384:A-371の合成における中間体5aを5bに置き換え、他の操作はA-371と同じである。M+1:331.14
A-391:A-371の合成における中間体5aを5cに置き換え、他の操作はA-371と同じである。M+1:345.16
A-398:A-371の合成における中間体5aを5dに置き換え、他の操作はA-371と同じである。M+1:345.16
実施例A-385、A-386の合成
A-385:A-371の合成における中間体5aを6bに置き換え、他の操作はA-371と同じである。M+1:359.17
A-386:A-371の合成における中間体5aを7bに置き換え、他の操作はA-371と同じである。M+1:373.19
実施例A-392、A-393の合成
A-392:A-371の合成における中間体5aを6cに置き換え、他の操作はA-371と同じである。M+1:373.18
A-393:A-371の合成における中間体5aを7cに置き換え、他の操作はA-371と同じである。M+1:387.2
実施例A-399、A-400の合成
A-399:A-371の合成における中間体5aを6dに置き換え、他の操作はA-371と同じである。M+1:373.19
A-400:A-371の合成における中間体5aを7dに置き換え、他の操作はA-371と同じである。M+1:387.21
実施例A-334の合成
Figure 2023525860000194
中間体27aの合成
合成方法は中間体19aと同じであり、無色油状物0.56gが得られ、収率が75.4%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.19(s,9H), 1.42(s,9H), 2.32-2.67(m,2H), 3.33-4.54(m,11H), 4.94(s,1H), 7.06(s,1H), 7.21(s,2H), 7.31(s,1H), 8.06(s,1H)。M+1:504.24
実施例A-334の合成
合成方法はA-371と同じであり、白色固体0.31gが得られ、収率が87.9%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:2.67-2.92(m,2H), 3.54-4.52(m,11H), 5.08(s,2H), 7.06-7.21(m,3H), 8.32(s,1H), 8.92(s,2H)。M+1:348.13
実施例A-335の合成
Figure 2023525860000195
中間体28aの合成
氷浴下で、中間体8a 0.7gをDCM20mLに溶かし、KCO 0.4gを加え、塩化アセチル170μLをDCM5mLに溶かし、反応システムに滴下し、徐々に室温に戻し、4h反応させた後、TLCによって監視し、原料が完全に反応した後、反応を停止し、飽和クエン酸溶液、飽和塩化ナトリウム溶液で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーカラムにより分離し、無色油状物である中間体27a 0.53gが得られ、収率が69%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.13-1.23(m,12H), 1.37(s,9H), 2.05(s,3H), 3.15-3.43(m,2H), 3.61-3.87(m,5H), 4.05-4.87(m,5H), 7.84(s,1H)。M+1:488.24
中間体29aの合成
合成方法は中間体23aと同じであり、油状物0.46gが得られ、収率が92.6%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.13-1.25(m,12H), 1.37(s,9H), 2.04(s,3H), 3.16-3.44(m,2H), 3.62-3.87(m,2H), 4.06-4.85(m,5H), 7.84(s,1H), 8.35(s,2H)。M+1:473.24
A-335的合成:
合成方法はA-329と同じであり、白色固体0.25gが得られ、収率が87.5%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.13-1.17(m,3H), 2.03(s,3H), 3.07-3.18(m,1H), 3.39-3.43(m,1H), 3.73-3.92(m,2H), 4.07-4.83(m,5H), 5.63(s,1H), 7.57(s,1H), 7.95(s,1H), 8.25(s,2H)。M+1:317.12。
実施例A-336の合成
Figure 2023525860000196
中間体30aの合成
合成方法は中間体15aと同じであり、黄色の粉末状固体0.89gが得られ、収率が78.6%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.13-1.42(m,21H), 2.7-3.57(m,4H), 4.26-4.51(m,9H), 7.28-7.91(m,9H)。M+1:610.29
中間体31aの合成
合成方法は中間体16aと同じであり、黄色固体0.45gが得られ、収率が80.3%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.13-1.42(m,21H), 2.7-3.57(m,4H), 4.26-4.51(m,9H), 8.96(s,1H)。M+1:388.22
A-336の合成
合成方法はA-329と同じであり、白色粉末0.22gが得られ、収率が70.9%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.16(d,3H), 2.70(t,2H), 3.47-4.21(m,8H), 5.37(s,1H), 8.96(s,3H)。M+1:232.11
実施例A-349、A-356、A-363的合成
A-349:A-336の合成におけるA-002をA-016に置き換え、他の操作はA-336と同じである。M+1:246.12
A-356:A-336の合成におけるA-002をA-030に置き換え、他の操作はA-336と同じである。M+1:260.14
A-363:A-336の合成におけるA-002をA-044に置き換え、他の操作はA-336と同じである。M+1:260.11
実施例A-337の合成
Figure 2023525860000197
中間体32aの合成
合成方法は中間体17aと同じであり、白色粉末0.42gが得られ、収率が102.4%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.43(s,3H), 2.7-3.57(m,4H), 4.26-4.51(m,9H), 5.44(s,1H), 7.28-7.91(m,10H)。M+1:454.18
中間体33aの合成
合成方法は18aと同じであり、固体0.33gが得られ、収率が77.6%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.43(s,3H), 2.10(s,3H), 2.7-3.57(m,4H), 4.26-4.51(m,9H), 5.44(s,1H), 7.28-7.91(m,9H)。M+1:496.19
A-337の合成
合成方法はA-330と同じであり、0.14gが得られ、収率が70%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.43(s,3H), 2.10(s,3H), 2.7-3.57(m,4H), 4.26-4.51(m,9H), 5.44(s,1H), 7.8(s,2H)。M+1:274.12
中間体30aの合成において、原料である中間体A-002をA-016、A-030、A-044に置き換え、他の操作は中間体30aの合成と同じであり、それぞれ中間体30b、中間体30c、中間体30dを製造することができた。
同様に、中間体32aの合成において、原料である中間体30aを中間体30b、中間体30c、中間体30dに置き換え、他の操作は中間体32aの合成と同じであり、それぞれ中間体32b、中間体32c、中間体32dを製造することができた。
同様に、中間体33aの合成において、原料である中間体30aを中間体30b、中間体30c、中間体30dに置き換え、他の操作は中間体33aの合成と同じであり、それぞれ中間体33b、中間体33c、中間体33dを製造することができた。
同様に、中間体33aの合成において、塩化アセチルを塩化イソブチリル、塩化ピバロイルに置き換え、それぞれ中間体34a、34b、34c、34d、中間体35a、35b、35c、35dを製造することができた。
Figure 2023525860000198
実施例A-338~A-343の合成
A-338:A-337の合成における
Figure 2023525860000199
に置き換え、他の操作はA-337と同じである。M+1:230.09
A-339:A-337の合成における
Figure 2023525860000200
に置き換え、他の操作はA-337と同じである。M+1:244.11
A-340:A-337の合成における
Figure 2023525860000201
に置き換え、他の操作はA-337と同じである。M+1:286.15
A-341:A-337の合成における
Figure 2023525860000202
に置き換え、他の操作はA-337と同じである。M+1:320.14
A-342:A-337の合成における
Figure 2023525860000203
に置き換え、他の操作はA-337と同じである。M+1:287.11
A-343:A-337の合成における
Figure 2023525860000204
に置き換え、他の操作はA-337と同じである。M+1:336.13
実施例A-344及びA-345の合成
A-344:A-337の合成における33aを34aに置き換え、他の操作はA-337と同じである。M+1:302.15
A-345:A-337の合成における33aを35aに置き換え、他の操作はA-337と同じである。M+1:316.17
実施例A-350、A-357、A-364の合成
A-350:A-337の合成における33aを33bに置き換え、他の操作はA-337と同じである。M+1:288.13
A-357:A-337の合成における33aを33cに置き換え、他の操作はA-337と同じである。M+1:302.15
A-364:A-337の合成における33aを33dに置き換え、他の操作はA-337と同じである。M+1:302.1
実施例A-351、A-352、A-358、A-359、A-365、A-366の合成
A-351:A-337の合成における33aを34bに置き換え、他の操作はA-337と同じである。M+1:316.17
A-352:A-337の合成における33aを35bに置き換え、他の操作はA-337と同じである。M+1:330.18
A-358:A-337の合成における33aを34cに置き換え、他の操作はA-337と同じである。M+1:330.18
A-359:A-337の合成における33aを35cに置き換え、他の操作はA-337と同じである。M+1:344.20
A-365:A-337の合成における33aを34dに置き換え、他の操作はA-337と同じである。M+1:330.16
A-366:A-337の合成における33aを35dに置き換え、他の操作はA-337と同じである。M+1:344.15
実施例A-346の合成
Figure 2023525860000205
中間体36aの合成
合成方法は1aと同じであり、黄色粉末0.22gが得られ、収率が37%得られる。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.13-1.42(m,24H), 2.7-3.57(m,4H), 4.26-4.70(m,11H), 5.37(s,1H), 7.28-7.90(m,10H)。M+1:711.34
中間体37aの合成
合成方法は中間体16aと同じであり、固体0.13gが得られ、収率が41%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.13-1.42(m,24H), 2.7(t,2H), 3.47-4.64(m,10H), 5.37(s,1H), 7.28-7.90(m,3H)。M+1:489.27
A-346の合成:
合成方法はA-331と同じであり、59mgが得られ、収率が22.3%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.16(s,6H), 2.7(t,2H), 3.47-4.64(m,10H), 5.37(s,2H), 8.95(s,4H)。M+1:333.16
中間体36aの合成において、原料である中間体32aを32b、32c、32dに置き換え、他の操作は中間体36aの合成と同じであり、それぞれ中間体36b-1、中間体36c-1、中間体36d-1を製造することができた。
同様に、中間体36aの合成において、原料である中間体を32b、32c、32d、を
Figure 2023525860000206
に置き換え、それぞれ36b-2及び36b-3、36c-2及び36c-3、36d-2及び36d-3を得ることができた。
Figure 2023525860000207
実施例A-353、A-360、A-367の合成
A-353:A-346の合成における36aを36b-1に置き換え、他の操作はA-346と同じである。M+1:347.17
A-360:A-346の合成における36aを36c-1に置き換え、他の操作はA-346と同じである。M+1:361.19
A-367:A-346の合成における36aを36d-1に置き換え、他の操作はA-346と同じである。M+1:361.2
実施例A-354、A-355、A-361、A-362、A-368、A-369の合成
A-354:A-346の合成における36aを36b-2に置き換え、他の操作はA-346と同じである。M+1:333.16
A-355:A-346の合成における36aを36b-3に置き換え、他の操作はA-346と同じである。M+1:345.19
A-361:A-346の合成における36aを36c-2に置き換え、他の操作はA-346と同じである。M+1:347.17
A-362:A-346の合成における36aを36c-3に置き換え、他の操作はA-346と同じである。M+1:359.21
A-368:A-346の合成における36aを36d-2に置き換え、他の操作はA-346と同じである。M+1:347.3
A-369:A-346の合成における36aを36d-3に置き換え、他の操作はA-346と同じである。M+1:359.25
実施例A-374の合成
Figure 2023525860000208
中間体38aの合成
中間体8a 8.0g(18mmol)をメタノール30mLに溶かし、更にNaOH3.6g(90mmol)を水10mLに溶かし、氷浴下で、NaOH水溶液を中間体8aの反応システムにゆっくりと加え、反応液の色が暗くなり、徐々に室温に戻した。3h反応させた後、TLCによって監視し、原料が完全に反応した後、反応を停止し、減圧濃縮し、反応システムにおけるメタノールを除去し、希塩酸でpH値を弱酸性になるまで調節し、反応システムに白色固体が析出され、濾過し、赤外線で乾燥し、白色固体4.3gが得られ、収率が58.1%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.13(s,12H), 1.37(s,9H), 2.67-3.77(m,3H), 4.12-4.64(m,6H), 7.39-7.06(m,2H), 12.01(s,1H)。M-1:432.1
中間体39aの合成
氷浴下で、中間体38a 4.3g(10mmol)をアセトニトリル20mLに溶かし、TEA2.7mL(20mmol)、TBTU3.78g(12mmol)を加えた後、O-TERT-ブチル-L-セリンメチルエステル塩酸塩1.83g(10.7mmol)を加え、徐々に室温に戻し、4h反応させた後、TLCによって監視し、原料が完全に反応した後、反応を停止した。飽和クエン酸、飽和塩化ナトリウムで順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーカラムにより分離し、油状物4.58gが得られ、収率が76.1%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.13(s,24H), 1.37(s,9H), 2.67-3.84(m,3H), 3.67(s,3H), 4.12-4.64(m,8H), 7.39-8.06(m,3H)。M+1:603.34
中間体40aの合成
中間体39a 4.58g(7.60mmol)を少量のメタノールに溶かし、氷浴下で7mol/L NH/CHOH溶液10mLを加え、1晩反応させた。TLCによって監視し、原料が完全に反応した後、反応液を回転乾燥し、オフホワイト固体である中間体40a 4.04gが得られ、収率が90.4%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.13(s,24H), 1.37(s,9H), 2.67-3.84(m,3H), 4.12-4.64(m,8H), 7.39-8.06(m,5H)。M+1:588.34
A-374の合成
中間体40a 1gを酢酸エチル4mLに溶かし、4mol/L HCl/EtOAc3mLを加え、室温下で3h撹拌し、TLCによって監視し、原料が完全に反応した後、反応システムに白色固体が析出され、濾過、乾燥し、白色固体0.51gが得られ、収率が79%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.16(m,6H), 2.67-4.62(m,11H), 5.32(s,2H), 7.3(s,2H), 8.96(s,4H)。M+1:376.16
中間体38aの合成において、原料
Figure 2023525860000209
に置き換え、他の操作は中間体38aの合成と同じであり、それぞれ中間体38b、中間体38cを製造することができた。
Figure 2023525860000210
同様に、中間体39aの合成において、原料
Figure 2023525860000211
に置き換え、それぞれ39b、39c及び39dを得ることができた。
Figure 2023525860000212
実施例A-375及びA-376の合成
A-375:A-374の合成における中間体38aを38bに置き換え、他の操作はA-374と同じである。M+1:362.15
A-376:A-374の合成における中間体38aを38cに置き換え、他の操作はA-374と同じである。M+1:374.18
実施例A-377、A-378、A-379、A-380、A-381、A-382の合成
A-377:A-374の合成における中間体39aを39bに置き換え、他の操作はA-374と同じである。M+1:332.13
A-378:中間体39aの合成における39aを39cに置き換え、他の操作はA-374と同じである。M+1:346.15
A-379:A-374の合成における中間体39aを39dに置き換え、他の操作はA-374と同じである。M+1:388.20
A-380:A-374の合成における中間体38aを38cに置き換え、中間体39aの合成における
Figure 2023525860000213
に置き換え、他の操作はA-374と同じである。M+1:422.18
A-381:A-374の合成における中間体38aを38bに置き換え、中間体39aの合成における
Figure 2023525860000214
に置き換え、他の操作はA-374と同じである。M+1:389.16
A-382:A-374の合成における中間体38aを38cに置き換え、中間体39aの合成における
Figure 2023525860000215
に置き換え、他の操作はA-374と同じである。M+1:438.18
実施例A-387、A-388、A-389の合成
A-387:A-374の合成における中間体3aを3bに置き換え、他の操作はA-374と同じである。M+1:390.18
A-388:A-374の合成における中間体3aを3bに置き換え、中間体38aの合成における
Figure 2023525860000216
に置き換え、他の操作はA-374と同じである。M+1:376.16
A-389:A-374の合成における中間体3aを3bに置き換え、中間体38aの合成における
Figure 2023525860000217
に置き換え、他の操作はA-374と同じである。M+1:388.2
実施例A-394、A-395、A-396の合成
A-394:A-374の合成における中間体3aを3cに置き換え、他の操作はA-374と同じである。M+1:404.19
A-395:A-374の合成における中間体3aを3cに置き換え、中間体38aの合成における
Figure 2023525860000218
に置き換え、他は、A-374と同じである。M+1:390.18
A-396:A-374の合成における中間体3aを3cに置き換え、中間体38aの合成における
Figure 2023525860000219
に置き換え、他は、A-374と同じである。M+1:402.21
実施例A-401、A-402、A-403の合成
A-401:A-374の合成における中間体3aを3dに置き換え、他の操作はA-374と同じである。M+1:404.19
A-402:A-374の合成における中間体3aを3dに置き換え、中間体38aの合成における
Figure 2023525860000220
に置き換え、他の操作はA-374と同じである。M+1:390.18
A-403:A-374の合成における中間体3aを3dに置き換え、中間体38aの合成における
Figure 2023525860000221
に置き換え、他の操作はA-374と同じである。M+1:402.21
実施例A-405の合成
Figure 2023525860000222
中間体41aの合成
氷浴下で21a(4.32g、15.7mmol)をDCM100mlに加え(溶解せず)、TEA2.5eqを加えた後に溶液中の固体が徐々に溶解し、ピペリジン1.1eq、HOBt1.2eq及びEDCI1.2eqを加え、温度を維持しながら10min反応させ、室温下で1晩反応させ、TLC(PE:EA=1:1)によって監視し、完全に反応した後、水、飽和クエン酸溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を濃縮した。カラムクロマトグラフィーにより分離して4.9gが得られ、収率が90%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.42(s,9H), 1.55-2.92(m,8H), 3.54-4.38(m,9H), 7.28(s,1H)。M+1:342.18
実施例A-404の合成
中間体41a(4.9g、14.4mmol)を酢酸エチルに加えて完全に溶解した後、HCl-EtOAc28ml溶液を加え、室温下で6h撹拌し、TLC(PE:EA=1:2)によって監視し、完全に反応した後、濾過し、濾過ケーキを酢酸エチルで洗浄し、乾燥して白色固体4.69gが得られ、収率が93%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.55-2.92(m,8H), 3.54-4.38(m,9H), 7.28(s,2H)。M+1:242.13
中間体42aの合成
氷浴下でA-404(0.5g、1.8mmol)をDCM20mlに加え、固体が溶解せず、TEA2.5eqを加えてから固体が徐々に溶解し、Boc-tBu-Thr1.1eq、HOBt1.2eq及びEDCI1.2eqを加え、温度を維持しながら10min反応させ、室温下で5h反応させ、TLC(DCM:MeOH=10:1)によって監視し、完全に反応した後、水、飽和クエン酸溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過し、濾液を濃縮した。カラムクロマトグラフィーにより分離して0.85gが得られ、収率が94%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.16(s,21H), 1.55-2.92(m,8H), 3.54-4.64(m,11H), 7.28(s,2H)。M+1:499.29
実施例A-405の合成
中間体42aを酢酸エチル8mlに加えて完全に溶解し、HCl-EtOAc溶液8mlを加え、室温下で6h撹拌し、TLC(PE:EA=1:2)によって監視し、完全に反応した後、濾過し、濾過ケーキを酢酸エチルで洗浄し、乾燥して白色固体0.45gが得られ、収率が69.6%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.16(s,3H), 1.55-2.92(m,8H), 3.54-4.38(m,11H), 5.37(s,1H), 7.28(s,1H), 8.93(s,2H)。M+1:343.18
実施例A-408、A-412、A-416の合成
A-408:A-404の合成における
Figure 2023525860000223
に置き換え、他の操作はA-404と同じである。M+1:244.11
A-412:A-404の合成における
Figure 2023525860000224
に置き換え、他の操作はA-404と同じである。M+1:257.14
A-416:A-404の合成における
Figure 2023525860000225
に置き換え、他の操作はA-404と同じである。M+1:260.08
実施例A-406、A-407の合成
A-406:A-405の合成における
Figure 2023525860000226
に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:341.20
A-407:A-405の合成における
Figure 2023525860000227
に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:329.16
実施例A-409、A-410、A-411の合成
A-409:A-405の合成におけるA-404をA-408に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:345.16
A-410:A-405の合成におけるA-404をA-408に置き換え、
Figure 2023525860000228
に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:343.18
A-411:A-405の合成におけるA-404をA-408に置き換え、
Figure 2023525860000229
に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:331.14
実施例A-413、A-414、A-415の合成
A-413:A-405の合成におけるA-404をA-412に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:358.19
A-414:A-405の合成におけるA-404をA-412に置き換え、
Figure 2023525860000230
に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:356.21
A-415:A-405の合成におけるA-404をA-412、
Figure 2023525860000231
に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:344.17
実施例A-417、A-418、A-419の合成
A-417:A-405の合成におけるA-404をA-416に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:361.13
A-418:A-405の合成におけるA-404をA-416、
Figure 2023525860000232
に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:359.15
A-419:A-405の合成におけるA-404をA-416、
Figure 2023525860000233
に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:347.12
実施例A-420、A-436、A-452の合成
A-420:A-404の合成における中間体3aを3bに置き換え、他の操作はA-404と同じである。M+1:256.14
A-436:A-404の合成における中間体3aを3cに置き換え、他の操作はA-404と同じである。M+1:270.16
A-452:A-404の合成における中間体3aを3dに置き換え、他の操作はA-404と同じである。M+1:270.16
実施例A-421、A-422、A-423の合成
A-421:A-405の合成におけるA-404をA-420に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:357.19
A-422:A-405の合成におけるA-404をA-420、
Figure 2023525860000234
に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:355.21
A-423:A-405の合成におけるA-404をA-420に、
Figure 2023525860000235
に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:343.18
実施例A-424、A-428、A-432の合成
A-424:A-404の合成における3aを3bに、
Figure 2023525860000236
に置き換え、他の操作はA-404と同じである。M+1:258.12
A-428:A-404の合成における3aを3bに、
Figure 2023525860000237
に置き換え、他の操作はA-404と同じである。M+1:271.15
A-432:A-404の合成における3aを3bに、
Figure 2023525860000238
に置き換え、他の操作はA-404と同じである。M+1:274.10
実施例A-425、A-426、A-427の合成
A-425:A-405の合成におけるA-404をA-424に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:359.17
A-426:A-405の合成におけるA-404をA-424に、
Figure 2023525860000239
に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:357.19
A-427:A-405の合成におけるA-404をA-424に、
Figure 2023525860000240
に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:345.16
実施例A-429、A-430、A-431の合成
A-429:A-405の合成におけるA-404をA-428に、他の操作はA-405と同じである。M+1:372.20
A-430:A-405の合成におけるA-404をA-428に、
Figure 2023525860000241
に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:370.22
A-431:A-405の合成におけるA-404をA-428に、
Figure 2023525860000242
に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:358.19
実施例A-433、A-434、A-435の合成
A-433:A-405の合成におけるA-404をA-432に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:375.15
A-434:A-405の合成におけるA-404をA-432に、
Figure 2023525860000243
に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:373.17
A-435:A-405の合成におけるA-404をA-432に、
Figure 2023525860000244
に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:361.13
実施例A-437、A-438、A-439の合成
A-437:A-405の合成におけるA-404をA-436に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:371.21
A-438:A-405の合成におけるA-404をA-436に、
Figure 2023525860000245
に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:369.23
A-439:A-405の合成におけるA-404をA-436に、
Figure 2023525860000246
に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:357.19
実施例A-440、A-444、A-448の合成
A-440:A-404の合成における3aを3cに、
Figure 2023525860000247
に置き換え、他の操作はA-404と同じである。M+1:272.14
A-444:A-404の合成における3aを3cに、
Figure 2023525860000248
に置き換え、他の操作はA-404と同じである。M+1:285.17
A-448:A-404の合成における3aを3cに、
Figure 2023525860000249
に置き換え、他の操作はA-404と同じである。M+1:288.12
実施例A-441、A-442、A-443の合成
A-441:A-405の合成におけるA-404をA-440に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:373.19
A-442:A-405の合成におけるA-404をA-440に、
Figure 2023525860000250
に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:371.21
A-443:A-405の合成におけるA-404をA-440に、
Figure 2023525860000251
に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:359.17
実施例A-445、A-446、A-447の合成
A-445:A-405の合成におけるA-404をA-444に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:386.22
A-446:A-405の合成におけるA-404をA-444に、
Figure 2023525860000252
に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:384.24
A-447:A-405の合成におけるA-404をA-444に、
Figure 2023525860000253
に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:372.20
実施例A-449、A-450、A-451の合成
A-449:A-405の合成におけるA-404をA-448に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:389.16
A-450:A-405の合成におけるA-404をA-448に、
Figure 2023525860000254
に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:387.18
A-451:A-405の合成におけるA-404をA-448に、
Figure 2023525860000255
に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:375.15
実施例A-456、A-460、A-464の合成
A-456:A-404の合成における3aを3dに、
Figure 2023525860000256
に置き換え、他の操作はA-404と同じである。M+1:272.14
A-460:A-404の合成における3aを3dに、
Figure 2023525860000257
に置き換え、他の操作はA-404と同じである。M+1:285.17
A-464:A-404の合成における3aを3dに、
Figure 2023525860000258
に置き換え、他の操作はA-404と同じである。M+1:288.12
実施例A-453、A-454、A-455の合成
A-453:A-405の合成におけるA-404をA-452に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:371.21
A-454:A-405の合成におけるA-404をA-452に、
Figure 2023525860000259
に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:369.23
A-455:A-405の合成におけるA-404をA-452に、
Figure 2023525860000260
に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:357.19
実施例A-457、A-458、A-459の合成
A-457:A-405の合成におけるA-404をA-456に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:373.19
A-458:A-405の合成におけるA-404をA-456に、
Figure 2023525860000261
に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:371.21
A-459:A-405の合成におけるA-404をA-456に、
Figure 2023525860000262
に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:359.17
実施例A-461、A-462、A-463の合成
A-461:A-405の合成におけるA-404をA-460に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:386.22
A-462:A-405の合成におけるA-404をA-460に、
Figure 2023525860000263
に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:384.24
A-463:A-405の合成におけるA-404をA-460に、
Figure 2023525860000264
に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:372.20
実施例A-465、A-466、A-467の合成
A-465:A-405の合成におけるA-404をA-464に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:389.16
A-466:A-405の合成におけるA-404をA-464に、
Figure 2023525860000265
に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:387.18
A-467:A-405の合成におけるA-404をA-464に、
Figure 2023525860000266
に置き換え、他の操作はA-405と同じである。M+1:375.15
実施例468の合成
Figure 2023525860000267
中間体43aの合成
氷浴下で中間体38a(1.1g、2.55mmol)をDCM50mlに加え、固体が溶解せず、TEA2.5eqを加えた後に固体が徐々に溶解し、その後N-Bocピペラジン1.1eq、HOBt1.2eq及びEDCI1.2eqを加え、温度を維持しながら10min反応させ、室温下で1晩反応させ、TLC(DCM:MeOH=5:1)によって監視し、完全に反応した後、水、飽和クエン酸溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過し、濾液を濃縮した。カラムクロマトグラフィーにより分離して0.87gが得られ、収率が57.2%である。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d6), δppm:1.16(s,12H), 1.42(s,18H), 2.67-4.64(m,17H), 7.38(s,2H)。M+1:600.34
A-468の合成
中間体43a(0.87g、1.45mmol)を酢酸エチル10mlに加え、HCl-EtOAc溶液10mlを加え、室温下で6h撹拌し、TLC(PE:EA=1:2)によって監視し、完全に反応した後、濾過し、濾過ケーキを酢酸エチルで洗浄し、乾燥して白色固体0.74mgが得られ、収率が95%である。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6), δppm:1.16(s,3H), 2.81-4.38(m,17H), 5.37(s,1H), 7.28(s,4H)。M+1:344.17
実施例A-469、A-470の合成
A-469:A-468の合成における
Figure 2023525860000268
に置き換え、他の操作はA-468と同じである。M+1:342.19
A-470:A-468の合成における
Figure 2023525860000269
に置き換え、他の操作はA-468と同じである。M+1:330.16
実施例A-471、A-472、A-473の合成
A-471:A-468の合成における中間体3aを3bに置き換え、他の操作はA-468と同じである。M+1:358.19
A-472:A-468の合成における中間体3aを3bに置き換え、
Figure 2023525860000270
に置き換え、他の操作はA-468と同じである。M+1:356.21
A-473:A-468の合成における中間体3aを3bに置き換え、
Figure 2023525860000271
に置き換え、他の操作はA-468と同じである。M+1:344.17
実施例A-474、A-475、A-476の合成
A-474:A-468の合成における中間体3aを3cに置き換え、他の操作はA-468と同じである。M+1:372.20
A-475:A-468の合成における中間体3aを3cに、
Figure 2023525860000272
に置き換え、他の操作はA-468と同じである。M+1:370.22
A-476:A-468の合成における中間体3aを3cに、
Figure 2023525860000273
に置き換え、他の操作はA-468と同じである。M+1:358.19
実施例A-477、A-478、A-479的合成
A-477:A-468の合成における中間体3aを3cに、他の操作はA-468と同じである。M+1:372.1
A-478:A-468の合成における中間体3aを3cに、
Figure 2023525860000274
に置き換え、他の操作はA-468と同じである。M+1:370.2
A-479:A-468の合成における中間体3aを3cに、
Figure 2023525860000275
に置き換え、他の操作はA-468と同じである。M+1:358.19
実施例1:インビトロでの受容体結合試験
1.実験目的
受容体リガンド結合実験により、NMDA受容体に対する試験化合物の親和性について研究する。
2.実験方法
SPFグレードのSD系雄性ラット10匹を購入し、7日間予備飼育した後に試験研究の用に供する。
(1)前頭前皮質及び海馬の粗シナプトソームの調製
ラットを断頭により屠殺した後、氷上で前頭前皮質及び海馬を速やかに分離し、秤量後に10倍体積のTris-HCl緩衝液(Tris-HCl 50mM、MgCl2・6H2O 5mM、EDTA 1mM、0.5% (W/V) BSA、PMSF 1 mM、スクロース0.32 M、pH7.4)50mMを加え、1500回転/minで5回ホモジナイズし、1回あたり30sである。ホモジネートを1000×gで10min遠心分離し、更に上澄液を40000×gで10min遠心分離し、沈殿物を収集し、10倍体積のTris-HCl緩衝液を再懸濁させ、37°C下で10minインキュベートし、更に40000×gで10min遠心分離し、最後に得られた沈殿物を上記緩衝液で再懸濁させ、分注後に-80°C下で保存して研究の用に供する。
(2)ラットの粗シナプトソームと[3H]-MK-801の結合に対する被験薬の阻害活性の測定
全てのチューブにラットの粗シナプトソームタンパク質50μgを順次加えた。非特異的結合チューブに体積50μlのMK-801(dizocilpine)を加え、最終濃度が100μMであり、15min予備反応させた。試験管に対応する濃度の対照薬物20μLを加えて15min反応させた。全ての試験管に体積30μlの標識リガンド[3H]-MK-801を順次加え、最終濃度が10nMであった。Tris-HCl緩衝液(Tris-HCl 50 mM、MgCl2・6H2O 5 mM、EDTA 1 mM、0.5%(W/V) BSA、0.1% NaN3、pH7.4)50mMで全ての反応管の体積が200μlになるまで補足した。37℃の反応条件で10min反応させた。49型ガラス繊維ろ紙を用意し、同時にスポットした。ろ紙をマルチヘッド細胞収集装置に入れ、反応システムを負圧で吸引濾過し、更に氷冷Tris-HCl緩衝液50mM1回10mlで5回洗浄した。吸引して乾燥した後、ろ紙をシンチレーション液1mlに加えてシェーカーで1.5h振とうし、翌日に液体シンチレーションカウンターに入れて放射活性を測定した。
(3)ラットの粗シナプトソームタンパク質におけるNMDA受容体に対する被験薬のアゴニスト性の測定
全てのチューブにラットの粗シナプトソームタンパク質100μgを順次加えた。非特異的結合チューブに5,7-ジクロロキヌレン酸50μlを加え、最終濃度が10μMであった。全ての試験管にグルタミン酸50μMを予め加え、15minを予備反応させた。試験管に対応する濃度の対照薬物20μLを加え、15min反応させた。最も大きな反応管にグリシン1mMを加えた。全ての試験管に体積30μlの標識リガンド[3H]-MK-801を順次加え、最終濃度が10nMであり、15min反応させた。Tris-HCl緩衝液(Tris-HC l50mM、MgCl2・6H2O 5mM、EDTA、0.5% (W/V) BSA 1 mM、0.1% NaN3、pH 7.4)50mMで全ての反応管の体積が500μlになるまで補足した。37℃の反応条件下で15min反応させた。49型ガラス繊維ろ紙を用意し、同時にスポットした。ろ紙をマルチヘッド細胞収集器に入れ、反応システムを負圧で吸引濾過し、更に氷冷Tris-HCl緩衝液50mM1回10mlで5回洗浄した。吸引して乾燥した後、ろ紙をシンチレーション液1mlに加えてシェーカーで1.5h振とうし、翌日に液体シンチレーションカウンターに入れて放射活性を測定した。
(4)データ処理及び統計解析
GraphPad5.0ソフトウェアでデータを解析して処理し、非線形フィッティングによってその競合阻害パーセンテージを計算した。ここで、
阻害パーセンテージ%=((総結合チューブcpm-化合物cpm)/(総結合チューブcpm-非特異的結合チューブcpm))×100%
特異的結合量=総結合量-非特異的結合量
各結合点は、いずれも2つの2重チューブによって決定された。
アゴニスト実験において、最大[3H]-MK-801結合%=((試験化合物cpm数-5,7-ジクロロキヌレン酸cpm数)/(1mMグリシンcpm数-5,7-ジクロロキヌレン酸cpm数))×100%。
Figure 2023525860000276
実験結果から明らかなように、実施例の化合物は、いずれもNMDA受容体に対するアゴニスト効力を有し、最大アゴニスト効力が12%~78%であり、NMDA受容体部分アゴニストに属する。
実施例2:ラットのインビボ代謝に関する研究
ラットの経口/尾静脈内投与試験により、実施例化合物の血漿濃度の曝露などの薬物動態パラメータを評価し、インビボ代謝安定性を評価した。
本実験において、斯貝福から購入した体重200±20gのSPFグレードの雄性SD系ラットを使用した。
静脈内投与溶液の調製:各被験薬を約1mg正確に量り、0.9%塩化ナトリウム溶液を加えて正確に5mLとし、0.2mg/mLに調製した。投与体積が1mL/200gであり、濃度換算後の投与量が1mg/kgである。
強制経口投与溶液の調製:各被験薬を約10mg正確に量り、0.9%塩化ナトリウム溶液を加えて正確に10mLとし、1mg/mLに調製した。投与体積が2mL/200gであり、濃度換算後の投与量が10mg/kgである。
ラットを8群にランダムに割り付け、1群あたり6匹であり、上記投与量に応じて強制経口投与及び尾静脈内投与を行った。投与前、投与2min、5min、15min、30min、1h、2h、3h、4h、6h後に眼窩から約0.2mL採血し、4℃下で3000rpmで10min遠心分離し、上澄液をLC/MS/MSにより測定した。DAS薬物動態解析プログラムにより測定されたデータを解析し、主要薬物動態パラメータを計算した。実験結果を下表に示す。
Figure 2023525860000277
結果から明らかなように、実施例化合物は、ラットの経口投与/注射により良好な薬物動態特性を有する。
実施例3:動物薬力学実験
ラットの強制水泳実験により薬力学評価を行った。実験動物は、SPFグレードの体重150g~180gの雄性SD系ラットであり、購入後に1週間予備飼育し、強制水泳実験を行い、実験前に12h絶食させる必要がある。実施例の化合物をいずれも生理食塩水で溶解し、ブランク対照群(生理食塩水)、実施例の化合物投与群を設定した。1群あたり8~10匹のラットである。
実験前日にラットを高さ40cm、内径18cm、水深23cmのガラス槽に入れて15minを予備水泳させ、水温が28℃である。予備水泳が終了した後にラットを取り出し、乾いた布で乾拭きした後に電気暖房機で乾かし、飼育ケージに戻し、投与した。2日目に本格的な強制水泳実験を行い、5min実験を行い、5min以内の累積不動時間を記録し、7日目に2回目の強制水泳実験を行った。不動の判定基準は、動物が水中で足掻きを止め、浮いたままであり、僅かな肢の動きだけで頭部が水面に浮かぶように保持することである。結果を表4に示し、実験データをGraphPad Prism 5.0ソフトウェアにより統計解析した。
Figure 2023525860000278
実験結果から明らかなように、複数の実施例化合物は、強制経口投与により有効であり、且つ薬効が翌日~7日後まで維持できる。
本発明の具体的な実施形態が詳しく説明されたが、当業者であれば、開示された全ての教示に基づき、これらの細部に種々の修正や置換を行うことができ、これらの変更は、いずれも本発明の請求範囲にあることについて理解すべきである。本発明の完全な範囲は、添付される特許請求の範囲及びそのあらゆる等価物によって与えられる

Claims (15)

  1. 式I
    Figure 2023525860000279
    式中、
    環Aが、3-8員の脂環式環であり、
    が、H、C1-C6アルキル基、アリール-C1-C4アルキル基、C2-C6アシル基、-CONRR’及び天然アミノ酸フラグメントから選択され、
    が、H、C1-C6アルキル基、C1-C6アルコキシカルボニル基、C2-C6アシル基、-CONRR’及び天然アミノ酸フラグメントから選択され、
    が、H、シアノ基、3-8員の窒素含有脂環式環-C1-C4アシル基、C1-C6アルコキシカルボニル基及び-CONHRから選択され、
    R及びR’が、それぞれ独立してH及びC1-C6アルキル基から選択され、
    が、H、C1-C6アルキル基、天然アミノ酸フラグメント及び前記天然アミノ酸フラグメントのカルボン酸誘導体から選択され、
    場合により、前記C1-C6アルキル基、アリール-C1-C4アルキル基、C2-C6アシル基、3-8員の窒素含有脂環式環-C1-C4アシル基、C1-C6アルコキシカルボニル基、-CONRR’、-CONHR及び天然アミノ酸フラグメントが、それぞれ独立して、ハロゲン、アミノ基、ヒドロキシル基、シアノ基、カルボキシル基、ニトロ基、C1-C6アルキル基及びC1-C6アルコキシ基から選択される1つ又は複数の基で置換されていてもよく、
    且つ、R、R及びRが、下記を満たす:
    (1)R、R及びRが同時にHではなく、
    (2)R及びRがHである場合、RがBocではなく、
    (3)式Iが
    Figure 2023525860000280
    であり、R
    Figure 2023525860000281
    であり、RがHである場合、Rが、H、
    Figure 2023525860000282
    ではなく、
    (4)式Iが
    Figure 2023525860000283
    であり、R
    Figure 2023525860000284
    であり、RがHである場合、Rが、C2-C6アシル基及び-CONRR’ではなく、
    (5)式Iが
    Figure 2023525860000285
    であり、R及びRがいずれもHである場合、Rが、C1-C4アルキル、アセチル基、
    Figure 2023525860000286
    ではなく、
    (6)前記式Iで表される化合物が、
    Figure 2023525860000287
    ではない。
    で表される化合物、又はその製薬上許容される塩若しくはエステル、立体異性体又は溶媒和物。
  2. 環Aが、4-7員の脂環式環から選択され、好ましくは、4-6員の脂環式環であり、
    好ましくは、環Aが、4-7員の窒素含有脂環式環から選択され、より好ましくは4-6員の窒素含有脂環式環であり、
    好ましくは、環Aが、
    Figure 2023525860000288
    である、請求項1に記載の化合物、又はその製薬上許容される塩若しくはエステル、立体異性体又は溶媒和物。
  3. が、H、C1-C6アルキル基、フェニル-C1-C4アルキル基、C2-C6アシル基及び天然アミノ酸フラグメントから選択され、
    好ましくは、Rが、H、C1-C6アルキル基及びC2-C6アシル基から選択され、
    好ましくは、RがHであり、
    好ましくは、Rが、天然アミノ基酸のカルボキシル基残基から選択され、
    好ましくは、Rは、H、アセチル基、メチル基、
    Figure 2023525860000289
    から選択される、請求項1又は2に記載の化合物、又はその製薬上許容される塩若しくはエステル、立体異性体又は溶媒和物。
  4. が、H、C1-C6アルキル基、C1-C6アルコキシカルボニル基、C2-C6アシル基及び天然アミノ酸フラグメントから選択され、場合により、前記C1-C6アルキル基、フェニル-C1-C4アルキル基、C2-C6アシル基及び天然アミノ酸フラグメントが、それぞれ独立して、ハロゲン、アミノ基、ヒドロキシル基、シアノ基、カルボキシル基、ニトロ基、C1-C6アルキル基及びC1-C6アルコキシ基から選択される1つ又は複数の基で置換され、
    好ましくは、Rが、H、C1-C4アルコキシカルボニル基、C2-C6アシル基及び天然アミノ基酸のカルボキシル基残基から選択され、
    好ましくは、Rが、H、C1-C6アルキル基、C2-C6アシル基及び天然アミノ基酸のカルボキシル基残基から選択され、
    好ましくは、Rが、H、C1-C6アルキル基及びC2-C6アシル基から選択され、
    好ましくは、Rが、天然アミノ基酸のカルボキシル基残基から選択され、
    好ましくは、Rが、H、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、tert-ブトキシカルボニル基、アセチル基、
    Figure 2023525860000290
    から選択される、請求項1~3のいずれか一項に記載の化合物、又はその製薬上許容される塩若しくはエステル、立体異性体又は溶媒和物。
  5. が、H、シアノ基、5-7員の窒素含有脂環式環-C1-C3アシル基、C1-C4アルコキシカルボニル基及び-CONHRから選択され、Rが、H、天然アミノ酸フラグメント、前記天然アミノ酸フラグメントのアミド誘導体、及び前記天然アミノ酸フラグメントのシアノ誘導体から選択され、
    好ましくは、Rが、H、シアノ基、5-7員の窒素含有脂環式環-C1-C3アシル基、C1-C4アルコキシカルボニル基及び-CONHRから選択され、Rが、H、天然アミノ酸フラグメント及び前記天然アミノ酸フラグメントのアミド誘導体から選択され、
    好ましくは、Rが、Hであり、
    好ましくは、Rが、-CONHRであり、Rが、天然アミノ基酸のアミノ基残基、及び前記天然アミノ基酸のアミノ基残基のアミド誘導体から選択され、
    好ましくは、Rが、H、シアノ基、
    Figure 2023525860000291
    から選択される、請求項1~4のいずれか一項に記載の化合物、又はその製薬上許容される塩若しくはエステル、立体異性体又は溶媒和物。
  6. 前記天然アミノ酸フラグメントが、アミノ酸Thr、Ser、Val、Gly、Ala、Ile、Phe、Gln及びTyrのカルボキシル基残基又はアミノ基残基から選択され、
    好ましくは、前記天然アミノ酸フラグメントが、アミノ酸Thr、Ser、Val、Gly、Ala、Ile、Phe、Gln及びTyrのカルボキシル基残基から選択され、
    好ましくは、前記天然アミノ酸フラグメントが、アミノ酸Thr、Ser、Val、Gly、Ala、Ile、Phe、Gln及びTyrのアミノ基残基から選択される、請求項1~5のいずれか一項に記載の化合物、又はその製薬上許容される塩若しくはエステル、立体異性体又は溶媒和物。
  7. 下記から選択される、請求項1~6のいずれか一項に記載の化合物、又はその製薬上許容される塩若しくはエステル、立体異性体又は溶媒和物。
    Figure 2023525860000292
    Figure 2023525860000293
    Figure 2023525860000294
    Figure 2023525860000295
    Figure 2023525860000296
    Figure 2023525860000297
    Figure 2023525860000298
    Figure 2023525860000299
    Figure 2023525860000300
    Figure 2023525860000301
    Figure 2023525860000302
    Figure 2023525860000303
    Figure 2023525860000304
    Figure 2023525860000305
    Figure 2023525860000306
    Figure 2023525860000307
    Figure 2023525860000308
    Figure 2023525860000309
    Figure 2023525860000310
  8. 前記溶媒和物が水和物である、請求項1~7のいずれか一項に記載の化合物、又はその製薬上許容される塩若しくはエステル、立体異性体又は溶媒和物。
  9. 有効量の請求項1~8のいずれか一項に記載の式Iで表される化合物、その製薬上許容される塩若しくはエステル、その立体異性体又はその溶媒和物を含有する薬物組成物であって、
    前記薬物組成物さらには1種又は複数種の製薬上許容される添加剤を含有していてもよい。
  10. うつ病、不安障害、脳卒中、ハンチントン病、アルツハイマー病、神経痛又は統合失調症を治療及び/又は予防する医薬品の製造における請求項1~8のいずれか一項に記載の式Iで表される化合物、その製薬上許容される塩若しくはエステル、その立体異性体又はその溶媒和物の使用。
  11. NMDA受容体(例えば、ヒトNMDA受容体)の活性をインビボ若しくはインビトロで調節(例えば、上方調節又は下方調節)する医薬品の製造における請求項1~8のいずれか一項に記載の式Iで表される化合物、その製薬上許容される塩若しくはエステル、その立体異性体又はその溶媒和物の使用。
  12. 請求項1~8のいずれか一項に記載の式Iで表される化合物、その製薬上許容される塩若しくはエステル、その立体異性体又はその溶媒和物であって、それはうつ病、不安障害、脳卒中、ハンチントン病、アルツハイマー病、神経痛又は統合失調症を治療及び/又は予防するために用いられる。
  13. 請求項1~8のいずれか一項に記載の式Iで表される化合物、その製薬上許容される塩若しくはエステル、その立体異性体又はその溶媒和物であって、それはインビボ若しくはインビトロでNMDA受容体(例えば、ヒトNMDA受容体)の活性を調節(例えば、上方調節又は下方調節)するために用いられる。
  14. 被験者においてうつ病、不安障害、脳卒中、ハンチントン病、アルツハイマー病、神経痛又は統合失調症を予防及び/又は治療する方法であって、それを必要とする被験者に請求項1~8のいずれか一項に記載の化合物、その製薬上許容される塩若しくはエステル、その立体異性体又はその溶媒和物、又は請求項9に記載の医薬組成物を有効量を投与することを含む。
  15. インビボ又はインビトロでNMDA受容体の活性を調節する方法であって、被験者、哺乳類細胞又はNMDA受容体、好ましくはヒトNMDA受容体に請求項1~8のいずれか一項に記載の式Iで表される化合物、その製薬上許容される塩若しくはエステル、その立体異性体又はその溶媒和物の有効量を投与することを含む;好ましくは、前記調節は、上方調節又は下方調節である。
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