JP2023525592A - 注射デバイスのためのダイヤルグリップ - Google Patents

注射デバイスのためのダイヤルグリップ Download PDF

Info

Publication number
JP2023525592A
JP2023525592A JP2022570276A JP2022570276A JP2023525592A JP 2023525592 A JP2023525592 A JP 2023525592A JP 2022570276 A JP2022570276 A JP 2022570276A JP 2022570276 A JP2022570276 A JP 2022570276A JP 2023525592 A JP2023525592 A JP 2023525592A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grip
dial
dial grip
dose selection
injection device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022570276A
Other languages
English (en)
Inventor
シュテファン・アルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanofi SA
Original Assignee
Sanofi SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanofi SA filed Critical Sanofi SA
Publication of JP2023525592A publication Critical patent/JP2023525592A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/31Details
    • A61M5/315Pistons; Piston-rods; Guiding, blocking or restricting the movement of the rod or piston; Appliances on the rod for facilitating dosing ; Dosing mechanisms
    • A61M5/31533Dosing mechanisms, i.e. setting a dose
    • A61M5/31545Setting modes for dosing
    • A61M5/31548Mechanically operated dose setting member
    • A61M5/3155Mechanically operated dose setting member by rotational movement of dose setting member, e.g. during setting or filling of a syringe
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/20Automatic syringes, e.g. with automatically actuated piston rod, with automatic needle injection, filling automatically
    • A61M2005/2006Having specific accessories
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M2205/00General characteristics of the apparatus
    • A61M2205/35Communication
    • A61M2205/3576Communication with non implanted data transmission devices, e.g. using external transmitter or receiver
    • A61M2205/3584Communication with non implanted data transmission devices, e.g. using external transmitter or receiver using modem, internet or bluetooth

Abstract

注射デバイス(50)のダイヤルグリップ(10)は、グリップベース(12)と、グリップベース(12)の一方の側(16)に設けられたハンドリング部材(14)と、グリップベース(12)の他方の側(20)に設けられたクラッチ(18)であって、ダイヤルグリップ(10)によって投与量を選択し、排出するために、注射デバイスの投与量選択および排出機構の用量選択部材と解放可能に係合して、投与量選択および排出機構にグリップベース(12)を連結する、クラッチとを含む。【選択図】図2

Description

本開示は、注射デバイスのためのダイヤルグリップに関する。
薬物または薬剤の送達、特に注射による定期的な治療を必要とするさまざまな疾患が存在している。そのような注射は、医療関係者または患者自身によって使用される注射デバイスを用いて実行することができる。
注射デバイスは、いずれもSanofi社からの、使い捨てのSolostar(商標)注射ペンおよび再使用可能なAllstar(商標)注射ペンのように、使い捨てまたは再使用可能でありうる。Allstar(商標)注射ペンの機械的構造は、特許文献1に詳細に記載されている。Solostar(商標)およびAllstar(商標)の注射ペンなどの注射ペンは、遠位端と近位端とを含み、本開示の文脈では、近位という用語は、注射中、患者の方を指す方向を示し、遠位という用語は、患者から離れる方を指す反対方向を示す。Solostar(商標)およびAllstar(商標)の注射デバイスの遠位端にあるボタンまたはノブは、デバイスによって注射される投与量を選択するためのダイヤルグリップとしての目的を果たす。
国際公開第2014/033195号
本開示は、注射デバイス用、特に患者による薬物の自己投与のためのニードルベースの注射システムのためのダイヤルグリップのさまざまな概念を記載する。ダイヤルグリップは、注射デバイスに解放可能に取り付けるために提供することができ、1つの実施形態によれば、たとえば注射デバイスを発送するためのダミーダイヤルグリップとして使用することができる。ダイヤルグリップは、注射デバイスによる用量選択のために提供することができる。注射デバイスは、遠位端と近位端とを有するペン形状デバイスであることができ、ダイヤルグリップは、注射ペンの遠位端を形成することができ、この遠位端を患者によって回転させて、カスタム用量を選択または設定することができる。いくつかの実施形態では、患者によってダイヤルグリップの後端に軸方向力を加えることによってダイヤルグリップを内方向に押して、選択または設定された用量を注射することができる。他の実施形態では、別個のボタンを設けることができ、患者によってボタンの後端に軸方向力を加えることによってこのボタンを内方向に押して、選択または設定された用量を注射することができる。ダイヤルグリップは、特に、薬物注射デバイスに解放可能に取り付けるために提供することができ、それにより、ダイヤルグリップを別のダイヤルグリップと交換することができる。ダイヤルグリップは、薬物もしくは薬剤のための交換可能なカートリッジを含むことができるAllstar(商標)ペンなどの再使用可能な注射デバイス、またはSolostar(商標)ペンなどの、デバイス内に薬物もしくは薬剤の固定された量を含む使い捨ての注射デバイスに取り付けることができる。注射デバイスは、たとえば、受動的ダイヤルグリップ、すなわちいかなる特別の機能も有さないグリップであることができる、ダミーダイヤルグリップを用いて発送することができる。ダミーダイヤルグリップは、本明細書では、全く機能を提供することはできず、または少なくとも、たとえば投与量選択などの基本的機能以外の別の機能を提供することはできないダイヤルグリップとして理解することができる。これは、注射デバイスを発送するための一種の固定デバイスとしての目的を特に果たすことができる。ダミーダイヤルグリップは、注射デバイスに解放可能に取り付けることができ、それにより、ダミーダイヤルグリップを別のダイヤルグリップと交換することができる。ダミーダイヤルグリップは、グリップトップによって伸張させることができ、または交換用ダイヤルグリップによって交換することができ、グリップトップまたは交換用ダイヤルグリップは、たとえば用量記録および連結機能または他のユーティリティ機能などの特別な機能を含む。ダミーダイヤルグリップの基本的機能を拡張するために、ダイヤルグリップのより快適なハンドリングのためのそのような他の構成を、たとえば患者によってダミーダイヤルグリップに取り付けることができる。
1つの態様では、本開示は、注射デバイスのためのダイヤルグリップであって、グリップベースと、グリップベースの一方の側に設けられたハンドリング部材と、グリップベースの他方の側に設けられたクラッチであって、ダイヤルグリップによって投与量を選択し、排出するために、注射デバイスの投与量選択および排出機構の用量選択部材と係合して、投与量選択および排出機構にグリップベースを連結するためのクラッチとを含む、ダイヤルグリップを提供する。このダイヤルグリップは、たとえば、一体成形グリップとして製造することができ、いかなる特別な機能も有さずにダミーダイヤルグリップの基本的機能を実行することができる。これは、たとえば、注射デバイスを発送するために、また、注射デバイスに取り付けられたときにダイヤルグリップをハンドリング部材によって回転させることによって、注射される用量を選択し、ダイヤルグリップを内方向に押すことによって、選択された用量を排出するための基本的機能を患者に提供するために使用することができる。ダイヤルグリップは、特に、より多くの機能を含むことができる別のダイヤルグリップによる交換を有効にするために、注射デバイスに解放可能に取り付けるために提供することができる。
諸実施形態では、ダイヤルグリップは、ロック位置とロック解除位置との間で可動である少なくとも1つのロッキングレバーを含むことができ、少なくとも1つのロッキングレバーは、ロック位置に動かされたとき、注射デバイスの本体内に設けられた少なくとも1つのロッキングレバー受容部と係合することができる。ロッキングレバーは、たとえば、ダイヤルグリップが注射デバイス上に位置し、それによってロッキングレバーがロック位置に動かされるときに、ダイヤルグリップの回転をロックするために設けることができる。ロッキングレバーをロック解除位置に動かすようにダイヤルグリップを配置した後、ダイヤルグリップを回転させて用量選択を可能にすることができる。本明細書において使用する「ロッキングレバー」という用語はまた、ロッキングボルト、ロッキングピン、またはロッキングアームも含む。
諸実施形態では、ハンドリング部材は、グリップトップを解放可能に取り付けるように構成することができる。したがって、ハンドリング部材は、グリップトップを取り付け、注射デバイスから取り外すことを可能にし、したがって、目的に合わせて設けられ、構成された電子装置をグリップトップが含むとき、たとえば用量記録を有するダイヤルグリップの機能を拡張することを可能にする。少なくとも1つのロッキングレバーがダイヤルグリップによって含まれるとき、ダイヤルグリップは、グリップトップがハンドリング部材に取り付けられているか否かに応じて、ロック位置とロック解除位置との間で少なくとも1つのロッキングレバーを動かすように構成することができる。たとえば、ダイヤルグリップが取り付けられた注射デバイスは、グリップトップを取り付けずに発送することができ、それにより、少なくとも1つのロッキングレバーは、ロック位置に動かされ、ダイヤルグリップを回転させて用量を選択できないようにすることができる。グリップトップがダイヤルグリップに取り付けられているとき、少なくとも1つのロッキングレバーは、ロック解除位置に動かされて、ダイヤルグリップを回転させることを可能にし、したがって患者が注射デバイスによって投与量を選択し、排出することを可能にすることができる。
さらなる実施形態では、ダイヤルグリップのハンドリング部材は、グリップトップを解放可能に取り付けるための固定具を含むことができる。グリップトップは、ダイヤルグリップの使用をさらに向上させるために提供することができ、特定の実施形態では、ダイヤルグリップを回転させることによって用量選択を可能にするために必要とされる。特に、グリップトップは、ダイヤルグリップにさらなる機能を提供することができる。グリップトップは、たとえば、さらなる機能を提供するために電子装置を含むことができ、ダイヤルグリップの使用を改良するために特別な形状もしくは色を有することができ、および/または患者に有用な追加の機能を含むことができる。
さらなる別の実施形態では、固定具は、少なくとも1つの案内溝を含むことができ、グリップトップは、その内側に設けられた、少なくとも1つの案内溝と係合するための1つまたはそれ以上の案内ピンを含むことができる。案内溝および案内ピンは、技術的努力をそれほど伴わずにハンドリング部材にグリップトップを安全に固定することを可能にする。特に、案内溝および案内ピンは、ハンドリング部材およびグリップトップそれぞれに成形することができる。
さらに別の実施形態では、少なくとも1つの案内溝は、端部セクションを含むことができ、固定具は、端部セクション内に配置されるホルダをさらに含むことができ、案内ピンを端部セクション内に着座させ、端部セクション内のホルダによって解放可能に固定することができる。これにより、グリップトップをハンドリング部材によりしっかりと固定することが可能になる。さらに別の実施形態では、固定具は、ホルダ上に力を及ぼすためにハンドリング部材内に配置された保持ばねをさらに含むことができる。したがって、グリップトップをハンドリング部材から取り外すには、保持ばねがかける力に打ち勝つ必要があり、したがって、グリップトップを取り外すために必要とされる力は、保持ばねおよびそれがかける力によってセットアップされる。
ダイヤルグリップがロック位置とロック解除位置との間で可動である少なくとも1つのロッキングレバーを含む実施形態では、案内ピンが端部セクション内に着座していないとき、少なくとも1つのロッキングレバーをロック位置に強制するように保持ばねを配置することができる。したがって、ダイヤルグリップの使用、特に用量選択のためのその回転を、グリップトップがハンドリング部材に取り付けられていないときはブロックすることでき、または換言すれば、グリップトップが取り付けられているときのみ、ダイヤルグリップを回転させることによって用量を選択することができる。
諸実施形態では、グリップベースは、クラッチの周りに同軸に配置されたカラーであって、投与量選択および排出機構のダイヤルスリーブと、注射デバイスの本体との間に挿入するために設けられる、カラーをさらに含むことができる。カラーは、ダイヤルグリップを注射デバイスに取り付けたときに注射デバイスとダイヤルグリップを位置合わせする目的を果たすことができる。さらに、カラーは、クラッチに加えて、注射デバイスへのダイヤルグリップの連結の安定性を高めることもできる。
ダイヤルグリップがロック位置とロック解除位置との間で可動である少なくとも1つのロッキングレバーを含む実施形態では、カラーは、少なくとも1つのロッキングレバーのための案内部として構成することができる。これは、特に、少なくとも1つのロッキングレバーが、延長部を含み、それによってダイヤルグリップを注射デバイスに取り付けることを難しくしうるときに有用となりうる。そのような場合、少なくとも1つのロッキングレバーのための案内部として使用されるカラーにより、たとえば患者がダイヤルグリップを注射デバイスに取り付けるのをより容易にすることができる。特に、少なくとも1つのロッキングレバーは、少なくとも1つのブロッキングレバーを含むことができ、カラーは、少なくとも1つのロッキングレバーのための案内部としてカラー内に設けられた溝またはチャネルを含むことができる。
さらなる態様では、本開示は、本明細書に開示するダイヤルグリップのための交換可能なグリップトップであって、その内側に設けられた、ダイヤルグリップのハンドリング部材によって含まれる少なくとも1つの案内溝と係合するための少なくとも1つの案内ピンを含む、交換可能なグリップトップを提供する。グリップトップは、たとえば、成形によって製造することができ、少なくとも1つの案内ピンをその内側に成形することができる。グリップトップは、患者が快適に使用できるように成形され、たとえば、グリップトップを有さないダイヤルグリップの場合よりもユーザにとって回転および用量選択を容易なものにするために1つまたはそれ以上のハンドルを含むことができる。
諸実施形態では、本明細書に開示するグリップトップまたは本明細書において開示するダイヤルグリップは、注射デバイスによって選択され、排出される1つまたはそれ以上の薬物投与量を記録する、記憶する、処理する、送信するうちの少なくとも1つを行うように構成された電子装置をさらに含むことができる。電子装置は、たとえば、グリップトップの内部に、たとえばグリップトップの端部セクション下の専用空間に置くことができ、それにより、グリップトップがハンドリング部材に取り付けられたとき、電子装置は、グリップトップの端部セクションとハンドリング部材の上側との間の空間内に収容されるようになる。グリップトップ内の電子装置の他の収容も可能である。電子装置はまた、ハンドリング部材内に直接、たとえば電子装置用に設けられたハンドリング部材の内側の空間内に置くこともできる。
本明細書において開示するグリップトップまたは本明細書において開示するダイヤルグリップのさらなる実施形態では、電子装置は、次の機能:すなわち、ブルートゥース(登録商標)接続;近距離無線通信接続;WiFi(商標)接続の1つまたはそれ以上を提供するように構成することができる。したがって、電子装置は、ダイヤルグリップに1つまたはそれ以上の接続機能を実装して、コンピュータなどの外部デバイスにデータを送信することおよび/または外部デバイスからデータを受け取ることを可能にすることができる。
さらに別の実施形態では、本明細書において開示するグリップトップまたは本明細書において開示するダイヤルグリップは、電子装置のための電源として電池、たとえばボタンセルを含むことができる。電池は、特に、再充電可能な電池であることができ、電池を充電するためにグリップトップおよび/またはダイヤルグリップの外側に接点を設けることができる。たとえば、グリップトップまたはダイヤルグリップを、充電接点が内部に配置された充電ステーション内に置くことができ、この充電接点は、再充電可能な電池に充電電流を供給するためにグリップトップまたはダイヤルグリップの接点と接触する。特定の実施形態では、電子装置は、充電接点を介してデータ通信するように構成することができる。したがって、充電ステーションは、充電のため、およびグリップトップまたはダイヤルグリップの電子装置と、充電またはドッキングステーションと通信可能に連結された外部デバイスとの間のデータ交換のための一種のドッキングステーションとして使用することができる。
さらに別の態様では、本開示は、注射デバイスであって、機械的インターフェースを有する投与量選択および排出機構をその一方の開放端部に収容する本体と、本開示に記載するようなダイヤルグリップとを含み、ダイヤルグリップのクラッチは、機械的インターフェースを形成する投与量選択および排出機構の用量選択部に連結され、それによってダイヤルグリップによる投与量選択および排出を可能にする、注射デバイスを提供する。ダイヤルグリップは、たとえば、さらなる機能を有さずに、発送するために提供されたダミーダイヤルグリップであることができ、そのようなダミーダイヤルグリップを有する注射デバイスは、配送目的で提供することができる。このダイヤルグリップは、特に、異なる、特に追加の機能を有する別のダイヤルグリップとの交換を可能にするために、注射デバイスの本体に解放可能に取り付けることができる。
さらなる実施形態では、注射デバイスは、本明細書において開示するさらなる機能を備えたダイヤルグリップ、および/または本明細書において開示するさらなる機能を備えたグリップトップを含むことができる。
一実施形態によれば、本開示は、注射デバイスであって、
・投与量選択および排出機構を収容するために設けられた本体と、
・機械的インターフェースを形成する投与量選択および排出機構に連結され、それによってダイヤルグリップによる投与量選択を可能にする、ダイヤルグリップとを含み、
ダイヤルグリップは、投与量選択および排出機構から解放可能であり、それにより、ダイヤルグリップを第2のダイヤルグリップによって交換することができ、またはダイヤルグリップのグリップトップはダイヤルグリップから解放可能であり、それにより、グリップトップを第2のグリップトップによって交換することができる、注射デバイスに関する。第2のダイヤルグリップ/交換用ダイヤルグリップまたは第2のグリップトップ/交換用グリップトップは、連結機能などの追加の機能を注射デバイスのユーザに提供することができる、
第2のダイヤルグリップまたは第2のグリップトップは、注射デバイスによって選択または排出される1つまたはそれ以上の薬物投与量に関連するデータを測定する、記録する、記憶する、処理する、送信するうちの少なくとも1つを行うように構成された電子装置を含むことができる。
電子装置は、以下の機能:すなわち、ブルートゥース(登録商標)接続、近距離無線通信接続、WiFi(商標)接続の1つまたはそれ以上を提供するように構成することができる。
第2のダイヤルグリップまたは第2のグリップトップは、電子装置のための電源として電池、特に再充電可能な電池をさらに含むことができ、電池を充電するために外側に設けられた接点を含むことができ、電子装置は、充電接点を介してデータ通信するように構成することができる。
本実施形態による注射デバイスのダイヤルグリップは、本記載において開示するさらなる機能と組み合わせることができる。これは、グリップベースを有することができ、または有さないこともできる。ダイヤルグリップは、グリップトップに解放可能に取り付けるための固定具を有することができ、または有さないこともできる。
ダミーダイヤルグリップを備えた注射ペンの一例の図である。 注射デバイスのための交換可能なダイヤルグリップの一例のさまざまな図である。 注射ペンに取り付けられたダイヤルグリップの一例のさまざまな図である。 ダイヤルグリップの一例内のロッキングレバーの案内を示すさまざまな図である。
以下では、注射デバイス、特にペンの形態の注射デバイスを参照しながら、本開示の実施形態を記載する。しかし、本開示は、そのような用途に限定されず、特にペン以外の別の形状を有する、薬物送達デバイスの他のタイプにも同様に配備することができる。
図1は、本体52を有する注射ペン50の形態の注射デバイスを示す。本体52は、薬物カートリッジ(図示せず)を保持し、(図1には用量選択のための部材56のみが示される)用量選択および排出機構56を収容するために設けられる。本体52は、近位端と遠位端とを有する。キャップ60によって保護されるシリンジ58が、本体52の近位端に設けられ、ダミーダイヤルグリップ10’が、本体52の遠位端に取り付けられる。ダミーダイヤルグリップ10’は、遠位端に解放可能に取り付けることができ、これ以後記載するような基本的機能を患者に提供することができる。
患者は、ダミーダイヤルグリップ10’を使用して用量を選択することができる。選択された用量は、用量選択および排出機構56のスケール上に示される。用量の選択は、グリップトップがダミーダイヤルグリップ10’に取り付けられたときにのみ可能となりうる。ロッキングレバーは、ダミーダイヤルグリップ10’が特定の取り付け位置にあるとき、および/またはグリップトップがダミーダイヤルグリップ10’に取り付けられていないときに、用量選択を防止することができる。用量選択は、通常、ダミーダイヤルグリップ10’を、その長手方向軸周りに取り付けられたグリップトップと共に本体52に対して回転させることによって、実行することができる。ダミーダイヤルグリップ10’を回転させることにより、用量選択および排出機構は、選択された用量を本体52内のカートリッジから排出することができる位置にピストンをもっていくことができる。ダミーダイヤルグリップ10’を下方に、すなわち、本体52の遠位端に対して軸方向に押さえることによって、選択された用量を排出することができる。ダミーダイヤルグリップ10’を下方に押さえることによってダミーダイヤルグリップ10’上にかかる力は、用量選択および排出機構によって圧力パルスに変換することができ、この圧力パルスは、カートリッジ上で、たとえばカートリッジのダイアフラム上で効果的に働き、それにより、カートリッジの内側圧力は増大され、選択された用量に対応する、カートリッジ内に含まれる薬物の量が、シリンジ58を介して患者の体内に排出される。
ダミーダイヤルグリップ10’は、注射ペン50を発送するために使用することができ、簡単なグリップトップを設けるか、または封入して、上記で記載したような用量選択および排出を有効にすることができる。簡単なグリップトップは、ダミーダイヤルグリップ10’の一部であることができ、またはこれは、別個の部材であることができる。簡単なグリップトップが別個の部材として具現化される場合、これは、注射ペン50にさらなる機能を提供するために別のグリップトップと交換可能であることができる。ダミーダイヤルグリップ10’および簡単なグリップトップは、比較的簡単な技術手段によって、たとえば一体成形された部材として実装することができ、注射ペン50の発送に同封して、患者がペン50をすぐに使用することを可能にすることができる。患者がより多くの機能を望む場合、ダミーダイヤルグリップ10’および/または簡単なグリップトップをより複雑なダイヤルグリップまたはグリップトップそれぞれと交換することができる。これを達成するために、ダミーダイヤルグリップ10’は、注射ペン50に解放可能に取り付けるために提供することができ、および/またはグリップトップを解放可能に取り付けるために提供して、グリップトップの簡単な交換を可能にすることができる。
図2は、注射ペンのための別のダイヤルグリップ10を4つの異なる図で示し、左から右にかけて:グリップトップ28が取り付けられたダイヤルグリップ10の側面図;ダイヤルグリップ10へのグリップトップ28の取り付けおよびロッキングレバー22の内部を示す、グリップトップ28が取り付けられたダイヤルグリップ10を通る断面図;グリップトップ28およびロッキングレバー22の内部を示す、グリップトップ28が取り外されたダイヤルグリップ10を通る断面図;ならびにダイヤルグリップ10のハンドリング部材14内に設けられた案内溝24の詳細を示す、グリップトップ28を有さないダイヤルグリップ10の側面図、を示す。このダイヤルグリップ10は、交換可能なグリップトップ28用に提供され、以下で記載するように追加の機能を患者に提供することができる。これは、たとえば、患者が注射ペンのより快適なハンドリングを望む場合に、ダミーダイヤルグリップの交換用として提供することができる。しかし、基本的に、このダイヤルグリップ10はまた、一種のダミーダイヤルグリップとして注射ペンと共に発送することもでき、取り付け可能で交換可能なグリップトップによって延長可能であることができる。
図2の最も右の図は、ダイヤルグリップ10を側面図で示す:グリップベース12は、グリップ10の中央部を形成する。グリップベース12は、ダイヤルグリップ10を取り付けることができる、注射ペンの遠位端の直径に類似する直径を有するコイン状に成形することができる。グリップベース12は、ハンドリング側16と下側20とを含み、いずれも、コインの両側のように互いに反対に配置される。下側20は、注射ペンの本体52(図3に示す)の遠位端と当接するために設けられ、ハンドリング側16は、ハンドリング側16から突起するハンドリング部材14にグリップトップ28を取り付けるために設けられる。
ハンドリング部材14は、ハンドリング側16に設けられる。ハンドリング部材14は、グリップベース12のハンドリング側16から延びるキャップのように形成することができる。ハンドリング部材14は、たとえば電子装置を収容するために中空であることができる。1つまたはそれ以上の案内溝24をハンドリング部材14内に、特に図2の最も右の図に示すようにその側壁内に設けることができる。案内溝24は、J形状にすることができ、Jの一方の端部にある開放入口と、Jの他方の端部から延びる端部セクション25とを有する。端部セクション25は、グリップトップ28の案内ピン30のためのベッドとしての目的を果たすことができる。案内ピン30を端部セクション内に解放可能に固定するために、ホルダ26が端部セクション25内に配置される。
特に1つまたはそれ以上のクランプ足部を含むクラッチ18が、グリップベース12の下側20から延びる。クラッチ18は、注射ペンの投与量選択および排出機構の用量選択部材と係合するように構成され、それにより、ペン軸に対応するダイヤルグリップ10の軸周りのその回転は、排出される所望の用量を選択するために、注射ペンの投与量選択および排出機構に回転を引き起こす。カラー13が、クラッチ18の周りに同軸に配置される。カラー13は、注射ペンへの取り付け中、および取り付けられているときにダイヤルグリップ10のためのアライナとしての目的を果たすことができ、これはこれ以後記載する。さらに、カラー13は、1つまたはそれ以上のロッキングレバー22のための案内部としての目的を果たすことができ、これもまたこれ以後詳細に記載する。
図2の最も左の図は、グリップトップ28が取り付けられたダイヤルグリップ10を側面図で示す。グリップトップ28は、溝付きまたはリブ付き表面を含んで、グリップトップ28の回転をより容易にすることができる。グリップトップ28は、図2の2つの断面側面図が示すように、ダイヤルグリップ10に解放可能に取り付けることができる。
グリップトップ28は、中央右の図で分かるように、その内部に配置された案内ピン30を含む。案内ピン30は、グリップトップ28がハンドリング部材14上に置かれたときに案内溝24と係合することができる。案内ピン30は、案内溝24と合致するように配置され、それにより、グリップトップ28がハンドリング部材14上に置かれたとき、案内ピン30は、案内溝24の入口に入ることができ、ハンドリング部材14上でグリップトップ28をその軸周りで時計回り方向に(または案内溝24の配置に応じて反時計周り方向に)回転させることによって、溝24内で端部セクション25まで動くことができる。案内ピン30は、次いで、J形状の案内溝24の左底部において止まり、すなわちグリップトップ28をさらに回転させることはできなくなる。グリップトップ28をその軸方向にダイヤルグリップ10上でグリップベース12に向けてわずかに押し出すことにより、案内ピン30を端部セクション25内に強制することができる。端部セクション25内では、案内ピン30をホルダ26によってロックすることができる。ホルダ26は、フック様に成形することができ、それにより、端部セクション25内に案内ピン30を置くために必要とされる力は、端部セクション25から案内ピン30を引き出すために必要とされる力より小さくなることができる。
ホルダ26は、ロッキングレバー22の一部であることができ、ロッキングレバー22は、ホルダ26が一方の端部を形成し、他方の端部が、グリップトップ28がハンドリング部材14に取り付けられていないとき(図2の右2つの図に示すように)にカラー13のペン側端部から突き出す、レバーとして具現化することができる。それぞれのロッキングレバー22は、カラー13によって案内され、ロック位置(図2の右2つの図に示す)とロック解除位置(図2の左の図に示す)との間で可動である。それぞれのロッキングレバー22は、グリップトップ28がハンドリング部材14に完全に取り付けられているときにロック解除位置に動かされ、これは、グリップトップ28の案内ピン30が、案内溝24の端部セクション25内で掛止され、ホルダ26によって保持されることを意味する。そのような状態において、案内ピン30は、ホルダ26を少しだけ持ち上げ、それによってロッキングレバー22をそのロック位置からロック解除位置にする動きを引き起こす。
図2の2つの中央の図はまた、電子装置32および特に再充電可能な電池34を、グリップトップ28および/またはハンドリング部材14が含むことができることを示す。電子装置32は、注射デバイス50によって選択され、排出される1つまたはそれ以上の薬物投与量を記録する、記憶する、処理する、送信するうちの少なくとも1つを行うように構成することができる。また、接点36を、グリップトップ28および/またはハンドリング部材14の外側に設けることができる。接点36は、電池34を充電するために設けることができるが、電子装置32と外部デバイスとのデータ交換のために設けることもできる。たとえば、接点36は、充電ステーション(図示せず)の対向接点に電気的に接続することができ、充電ステーションは、充電のために電力を供給しコンピュータと電子装置32との間でデータを交換するために使用することができるUSB(ユニバーサルシリアルバス)接続などのデータケーブルを介してコンピュータに接続することができる。したがって、グリップトップ28またはダイヤルグリップ10は、データ交換のために外部デバイスと接続することができる。しかし、電子装置32は、たとえばブルートゥース(登録商標)接続、近距離無線通信接続(NFC)、および/またはWiFi(商標)接続を実装することによって、外部デバイスとの無線によるデータ交換を行うように構成することもでき、それによってスマートフォンまたはタブレットPCなどの外部デバイスとデータを無線によって交換することを可能にする。接点36は、任意選択であり、再充電可能な電池34が使用されるときにのみ設けることができる。再充電可能な電池の代わりに、ボタンセルなどの使い捨て電池を使用することができる。
図3は、注射ペンの本体52の遠位端に取り付けられたダイヤルグリップ10を示す。グリップベース12は、本体52のスリーブの端部に当接する。カラー13は、取り付けられたダイヤルグリップ10を本体スリーブ52内で位置合わせする。ダイヤルグリップ10のクラッチ18は、クラッチ18および用量選択部材56が回転不能に連結されるように用量選択および排出機構の用量選択部材56と係合する。
図3の左の図では、グリップトップ28は、ダイヤルグリップ10に取り付けられず、それにより、ロッキングレバー22はロック位置にあり、すなわち、一方の端部はカラー13のペン側端部から突き出している。ロッキングレバー22のレバーの突き出した端部は、ペンの本体スリーブ52の内側に配置されたロッキングレバー受容部54と係合する。ロッキングレバー受容部54は、たとえば、クラウンとして具現化することができ、ペンの本体スリーブ52に対するダイヤルグリップ10の回転をブロックし、それにより、用量選択部材56も回転できず、用量選択ができなくなる。ペンの本体スリーブ52に対するダイヤルグリップ10の回転をブロックする機能が、グリップトップ28がダイヤルグリップ10に取り付けられていないときに実行される限り、ロッキングレバー22およびロッキングレバー受容部54の他の実装が可能である。
図3の右の図は、ダイヤルグリップ10に完全に取り付けられ、これによってロックされているグリップトップ28を示す。この状態では、案内ピン30は、案内溝24(図2)の端部セクション25内に着座し、ロッキングレバー22のレバーの一方の端部にあるホルダ26を持ち上げ、それにより、ロッキングレバー22はロック解除位置にもっていかれ、このロック解除位置では、ロッキングレバーは、ペンの本体スリーブ52の内側のロッキングレバー受容部54と係合しなくなる。したがって、ペンの本体スリーブ52に対する、グリップトップ28を伴ったダイヤルグリップ10の回転が可能になり、したがって、ダイヤルグリップ10の回転と共に、クラッチ18に回転不能に連結された用量選択部材56を回転させることによって、用量を選択することができる。
図3で分かるように、クラッチ18および用量選択部材56は、ダイヤルグリップ10が本体52に取り付けられたとき、すなわちカラー13が、スリーブの端部にグリップベース12が当接するまで本体スリーブ52内に挿入されたときに、互いにクリック式に嵌まるように設計される。これにより、クラッチ18と用量選択部材56の両方のクリック力に打ち勝つのに十分大きな力で、本体スリーブ52からダイヤルグリップ10を引き出すことによって、ペン本体52からダイヤルグリップ10を取り出すことも可能になる。
図4は、カラー13によるロッキングレバー22の案内部を部分的断面図で示す:ロッキングレバー22のレバー部材は、カラーのチャネル13’内に可動に置かれる。チャネル13’の代わりに、ロッキングレバー22のレバー部材のための案内部として、溝を使用することもできる。ロッキングレバー22のハンドリング端部にあるフック様に成形されたホルダ26は、案内溝24の端部セクション25内に載置する。保持ばね27が、ハンドリング部材14内のシート内でホルダ26の上方に置かれ、ホルダ26上に力をかけて、ロッキングレバー22を押し下げ、それにより、ロッキングレバー22の下側端部は、カラー13およびチャネル13’の外に進んで、注射ペン(図3を参照)の本体52の内側のロッキングレバー受容部54と係合する。
保持ばね27は、角度配向で示されている場合でも、別の配向に、たとえばホルダを外側に押し出す径方向配向に配置することもできることに留意されたい。
また、グリップトップ28が取り出されたときに、ペンの本体52とダイヤルグリップ10との間の捕捉が得られる限り、ロッキングレバー22の別の配置、たとえばヒンジ連結式レバーも可能であることに留意されたい。
図4の右の図は、グリップトップ28がダイヤルグリップ10に完全に取り付けられたときに(図3の右の図に示すように)案内ピン30が案内溝24の端部セクション25内に載置する状態を示す。案内ピン30は、端部セクション25内の適所にホルダ26によって保持され、ホルダ26は、保持ばね27の力に反して案内ピン30によって上方向に押さえられる。これはまた、ロッキングレバー22の上方向の動きも引き起こし、それにより、ロッキングレバー22は、チャネル13’内に完全に載置し、ロッキングレバー22のいずれの部材もカラー13の底部においてカラー13から外に進まない。この状態において、ダイヤルグリップ10は、完全に取り付けられたグリップトップ28と一緒に、その長手方向軸の周りで注射ペンの本体52に対して回転することができ、クラッチ18の動きにより、用量を選択するために、回転不能に連結された用量選択部材56を動かすことができる。
グリップトップ28は、これを軸方向に少しだけグリップベース12から引き離し、案内ピン30が端部セクション25から出るようにすることによって、ダイヤルグリップ10から取り外すことができ、これは、ホルダ26上にかかっている保持ばね27の力より大きい力を必要とする。案内ピン30が端部セクション25から出るとすぐに、保持ばね27は拡張し、ホルダ26およびロッキングレバー22を下方向に(図4の左図に示すように)強制することができ、それにより、注射ペンの本体52に対するダイヤルグリップ10の相対的な動きは、ブロックされ、グリップトップ28をさらにハンドリングしても、意図しない用量選択または排出を生じさせることはできない。案内ピン30がその後、端部セクション25から出ることができたとき、グリップトップ28を反時計回り方向に回転させて、グリップベース12と本質的に平行である案内溝24のセクション内で、案内ピン30がハンドリング部材14の上部において開く案内溝24の軸方向セクションに隣接するまで、案内ピン30を動かすことができる。グリップトップ28は、最終的に、これを軸方向にダイヤルグリップ10のハンドリング部材14から引き離すことによって、取り外すことができる。
注射ペンの本体52からのダイヤルグリップ10の取り外しは、ダイヤルグリップ10を注射ペンの用量選択および排出機構の0IU停止部まで回転させ、次いで、ダイヤルグリップ10を軸方向に外方向に引き、ダイヤルグリップ10をさらに(ペンの機構は0IUに留まりながら、0IU停止部を超えて)捩ることによって、実行することができる。最後に、ダイヤルグリップ10は、これを軸方向に引いて外すことによって本体52から取り出すことができる。これは、たとえば、電子装置などの追加の機能を含むダイヤルグリップとダミーダイヤルグリップを交換するために実行することができる。
「薬物」または「薬剤」という用語は、本明細書では同義的に用いられ、1つもしくはそれ以上の活性医薬成分またはそれらの薬学的に許容可能な塩もしくは溶媒和物と、場合により薬学的に許容可能な担体と、を含む医薬製剤を記述する。活性医薬成分(「API」)とは、最広義には、ヒトまたは動物に対して生物学的効果を有する化学構造体のことである。薬理学では、薬剤または医薬は、疾患の治療、治癒、予防、または診断に使用されるか、さもなければ身体的または精神的なウェルビーイングを向上させるために使用される。薬物または薬剤は、限定された継続期間で、または慢性障害では定期的に使用可能である。
以下に記載されるように、薬物または薬剤は、1つもしくはそれ以上の疾患の治療のために各種タイプの製剤中に少なくとも1つのAPIまたはその組合せを含みうる。APIの例としては、500Da以下の分子量を有する低分子、ポリペプチド、ペプチド、およびタンパク質(たとえば、ホルモン、成長因子、抗体、抗体フラグメント、および酵素)、炭水化物および多糖、ならびに核酸、二本鎖または一本鎖DNA(ネイキッドおよびcDNAを含む)、RNA、アンチセンス核酸たとえばアンチセンスDNAおよびRNA、低分子干渉RNA(siRNA)、リボザイム、遺伝子、およびオリゴヌクレオチドが挙げられうる。核酸は、ベクター、プラスミド、またはリポソームなどの分子送達システムに取り込み可能である。1つまたはそれ以上の薬物の混合物も企図される。
薬物または薬剤は、薬物送達デバイスでの使用に適合化された一次パッケージまたは「薬物容器」に包含可能である。薬物容器は、たとえば、1つもしくはそれ以上の薬物の収納(たとえば、短期または長期の収納)に好適なチャンバを提供するように構成されたカートリッジ、シリンジ、リザーバ、または他の硬性もしくは可撓性のベッセルでありうる。たとえば、いくつかの場合には、チャンバは、少なくとも1日間(たとえば、1日間~少なくとも30日間)にわたり薬物を収納するように設計可能である。いくつかの場合には、チャンバは、約1カ月~約2年間にわたり薬物を収納するように設計可能である。収納は、室温(たとえば、約20℃)または冷蔵温度(たとえば、約-4℃~約4℃)で行うことが可能である。いくつかの場合には、薬物容器は、投与される医薬製剤の2つ以上の成分(たとえば、APIと希釈剤、または2つの異なる薬物)を各チャンバに1つずつ個別に収納するように構成されたデュアルチャンバカートリッジでありうるか、またはそれを含みうる。かかる場合には、デュアルチャンバカートリッジの2つのチャンバは、人体もしくは動物体への投薬前および/または投薬中に2つ以上の成分間の混合が可能になるように構成可能である。たとえば、2つのチャンバは、互いに流体連通するように(たとえば、2つのチャンバ間の導管を介して)かつ所望により投薬前にユーザによる2つの成分の混合が可能になるように構成可能である。代替的または追加的に、2つのチャンバは、人体または動物体への成分の投薬時に混合が可能になるように構成可能である。
本明細書に記載の薬物送達デバイスに含まれる薬物または薬剤は、多くの異なるタイプの医学的障害の治療および/または予防のために使用可能である。障害の例としては、たとえば、糖尿病または糖尿病に伴う合併症たとえば糖尿病性網膜症、血栓塞栓障害たとえば深部静脈血栓塞栓症または肺血栓塞栓症が挙げられる。障害のさらなる例は、急性冠症候群(ACS)、アンギナ、心筋梗塞、癌、黄斑変性、炎症、枯草熱、アテローム硬化症および/または関節リウマチである。APIおよび薬物の例は、ローテリステ2014年(Rote Liste 2014)(たとえば、限定されるものではないがメイングループ12(抗糖尿病薬剤)または86(オンコロジー薬剤))やメルク・インデックス第15版(Merck Index,15th edition)などのハンドブックに記載されているものである。
1型もしくは2型糖尿病または1型もしくは2型糖尿病に伴う合併症の治療および/または予防のためのAPIの例としては、インスリン、たとえば、ヒトインスリン、もしくはヒトインスリンアナログもしくは誘導体、グルカゴン様ペプチド(GLP-1)、GLP-1アナログもしくはGLP-1レセプターアゴニスト、はそのアナログもしくは誘導体、ジペプチジルペプチダーゼ-4(DPP4)阻害剤、またはそれらの薬学的に許容可能な塩もしくは溶媒和物、またはそれらのいずれかの混合物が挙げられる。本明細書で用いられる場合、「アナログ」および「誘導体」という用語は、天然に存在するペプチドに存在する少なくとも1つのアミノ酸残基の欠失および/または交換によりおよび/または少なくとも1つのアミノ酸残基の付加により天然に存在するペプチドの構造たとえばヒトインスリンの構造から形式的に誘導可能な分子構造を有するポリペプチドを指す。付加および/または交換アミノ酸残基は、コード可能アミノ酸残基または他の天然に存在する残基または純合成アミノ酸残基のどれかでありうる。インスリンアナログは、「インスリンレセプターリガンド」とも呼ばれる。特に、「誘導体」という用語は、天然に存在するペプチドの構造から形式的に誘導可能な分子構造、たとえば、1つまたはそれ以上の有機置換基(たとえば脂肪酸)がアミノ酸の1つまたはそれ以上に結合したヒトインスリンの分子構造を有するポリペプチドを指す。場合により、天然に存在するペプチドに存在する1つまたはそれ以上のアミノ酸が、欠失し、および/または非コード可能アミノ酸を含めて他のアミノ酸によって置き換えられ、または天然に存在するペプチドに非コード可能なものを含めてアミノ酸が付加される。
インスリンアナログの例は、Gly(A21)、Arg(B31)、Arg(B32)ヒトインスリン(インスリングラルギン);Lys(B3)、Glu(B29)ヒトインスリン(インスリングルリジン);Lys(B28)、Pro(B29)ヒトインスリン(インスリンリスプロ);Asp(B28)ヒトインスリン(インスリンアスパルト);位置B28のプロリンがAsp、Lys、Leu、ValまたはAlaに置き換えられたうえに位置B29のLysがProに置き換えられていてもよいヒトインスリン;Ala(B26)ヒトインスリン;Des(B28~B30)ヒトインスリン;Des(B27)ヒトインスリンおよびDes(B30)ヒトインスリンである。
インスリン誘導体の例は、たとえば、B29-N-ミリストイル-des(B30)ヒトインスリン、Lys(B29)(N-テトラデカノイル)-des(B30)ヒトインスリン(インスリンデテミル、レベミル(Levemir)(登録商標));B29-N-パルミトイル-des(B30)ヒトインスリン;B29-N-ミリストイルヒトインスリン;B29-N-パルミトイルヒトインスリン;B28-N-ミリストイルLysB28ProB29ヒトインスリン;B28-N-パルミトイル-LysB28ProB29ヒトインスリン;B30-N-ミリストイル-ThrB29LysB30ヒトインスリン;B30-N-パルミトイル-ThrB29LysB30ヒトインスリン;B29-N-(N-パルミトイル-ガンマ-グルタミル)-des(B30)ヒトインスリン、B29-N-オメガ-カルボキシペンタデカノイル-ガンマ-L-グルタミル-des(B30)ヒトインスリン(インスリンデグルデク、トレシーバ(Tresiba)(登録商標));B29-N-(N-リトコリル-ガンマ-グルタミル)-des(B30)ヒトインスリン;B29-N-(ω-カルボキシヘプタデカノイル)-des(B30)ヒトインスリンおよびB29-N-(ω-カルボキシヘプタデカノイル)ヒトインスリンである。
GLP-1、GLP-1アナログおよびGLP-1レセプターアゴニストの例は、たとえば、リキシセナチド(リキスミア(Lyxumia)(登録商標))、エキセナチド(エキセンジン-4、バイエッタ(Byetta)(登録商標)、ビデュリオン(Bydureon)(登録商標)、ヒラモンスターの唾液腺により産生される39アミノ酸ペプチド)、リラグルチド(ビクトーザ(Victoza)(登録商標))、セマグルチド、タスポグルチド、アルビグルチド(シンクリア(Syncria)(登録商標))、デュラグルチド(トルリシティ(Trulicity)(登録商標))、rエキセンジン-4、CJC-1134-PC、PB-1023、TTP-054、ラングレナチド/HM-11260C、CM-3、GLP-1エリゲン、ORMD-0901、NN-9924、NN-9926、NN-9927、ノデキセン、ビアドール-GLP-1、CVX-096、ZYOG-1、ZYD-1、GSK-2374697、DA-3091、MAR-701、MAR709、ZP-2929、ZP-3022、TT-401、BHM-034、MOD-6030、CAM-2036、DA-15864、ARI-2651、ARI-2255、エキセナチド-XTENおよびグルカゴン-Xtenである。
オリゴヌクレオチドの例は、たとえば、家族性高コレステロール血症の治療のためのコレステロール低下アンチセンス治療剤ミポメルセンナトリウム(キナムロ(Kynamro)(登録商標))である。
DPP4阻害剤の例は、ビダグリプチン、シタグリプチン、デナグリプチン、サキサグリプチン、ベルベリンである。
ホルモンの例としては、脳下垂体ホルモンもしくは視床下部ホルモンまたはレギュラトリー活性ペプチドおよびそれらのアンタゴニスト、たとえば、ゴナドトロピン(フォリトロピン、ルトロピン、コリオンゴナドトロピン、メノトロピン)、ソマトロピン(Somatropine)(ソマトロピン(Somatropin))、デスモプレシン、テルリプレシン、ゴナドレリン、トリプトレリン、リュープロレリン、ブセレリン、ナファレリン、およびゴセレリンが挙げられる。
多糖の例としては、グルコサミノグリカン、ヒアルロン酸、ヘパリン、低分子量ヘパリンもしくは超低分子量ヘパリンもしくはそれらの誘導体、もしくは硫酸化多糖たとえばポリ硫酸化形の上述した多糖、および/またはそれらの薬学的に許容可能な塩が挙げられる。ポリ硫酸化低分子量ヘパリンの薬学的に許容可能な塩の例は、エノキサパリンナトリウムである。ヒアルロン酸誘導体の例は、ハイランG-F20(シンビスク(Synvisc)(登録商標))、ヒアルロン酸ナトリウムである。
本明細書で用いられる「抗体」という用語は、イムノグロブリン分子またはその抗原結合部分を指す。イムノグロブリン分子の抗原結合部分の例としては、抗原への結合能を保持するF(ab)およびF(ab’)2フラグメントが挙げられる。抗体は、ポリクローナル抗体、モノクローナル抗体、組換え抗体、キメラ抗体、脱免疫化もしくはヒト化抗体、完全ヒト抗体、非ヒト(たとえばネズミ)抗体、または一本鎖抗体でありうる。いくつかの実施形態では、抗体は、エフェクター機能を有すると共に補体を固定可能である。いくつかの実施形態では、抗体は、Fcレセプターへの結合能が低減されているか、または結合能がない。たとえば、抗体は、Fcレセプターへの結合を支援しない、たとえば、Fcレセプター結合領域の突然変異もしくは欠失を有するアイソタイプもしくはサブタイプ、抗体フラグメントまたは突然変異体でありうる。抗体という用語は、4価二重特異的タンデムイムノグロブリン(TBTI)および/またはクロスオーバー結合領域配向を有する二重可変領域抗体様結合タンパク質(CODV)に基づく抗原結合分子も含む。
「フラグメント」または「抗体フラグメント」という用語は、完全長抗体ポリペプチドを含まないが依然として抗原に結合可能な完全長抗体ポリペプチドの少なくとも一部分を含む抗体ポリペプチド分子由来のポリペプチド(たとえば、抗体重鎖および/または軽鎖ポリペプチド)を指す。抗体フラグメントは、完全長抗体ポリペプチドの切断部分を含みうるが、この用語は、かかる切断フラグメントに限定されるものではない。本発明に有用な抗体フラグメントとしては、たとえば、Fabフラグメント、F(ab’)2フラグメント、scFv(一本鎖Fv)フラグメント、線状抗体、単一特異的または多重特異的な抗体フラグメント、たとえば、二重特異的、三重特異的、四重特異的および多重特異的抗体(たとえば、ダイアボディ、トリアボディ、テトラボディ)、1価または多価抗体フラグメント、たとえば、2価、3価、4価および多価の抗体、ミニボディ、キレート化組換え抗体、トリボディまたはビボディ、イントラボディ、ナノボディ、小モジュール免疫医薬(SMIP)、結合ドメインイムノグロブリン融合タンパク質、ラクダ化抗体、およびVHH含有抗体が挙げられる。抗原結合抗体フラグメントの追加の例は当技術分野で公知である。
「相補性決定領域」または「CDR」という用語は、特異的抗原認識を媒介する役割を主に担う、重鎖および軽鎖の両方のポリペプチドの可変領域内の短いポリペプチド配列を指す。「フレームワーク領域」という用語は、CDR配列でないかつ抗原結合が可能になるようにCDR配列の適正配置を維持する役割を主に担う、重鎖および軽鎖の両方のポリペプチドの可変領域内のアミノ酸配列を指す。フレームワーク領域自体は、典型的には抗原結合に直接関与しないが、当技術分野で公知のように、ある特定の抗体のフレームワーク領域内のある特定の残基は、抗原結合に直接関与しうるか、またはCDR内の1つもしくはそれ以上のアミノ酸と抗原との相互作用能に影響を及ぼしうる。
抗体の例は、抗PCSK-9 mAb(たとえば、アリロクマブ)、抗IL-6 mAb(たとえば、サリルマブ)、および抗IL-4 mAb(たとえば、デュピルマブ)である。
本明細書に記載のいずれのAPIの薬学的に許容可能な塩も、薬物送達デバイスで薬物または薬剤に使用することが企図される。薬学的に許容可能な塩は、たとえば、酸付加塩および塩基性塩である。
本発明の全範囲および趣旨から逸出することなく、本明細書に記載のAPI、製剤、装置、方法、システムおよび実施形態のさまざまな構成要素の改変(追加および/または除去)を行うことができ、本発明は、そのような改変および本発明のあらゆるすべての等価物を包含することを、当業者は理解するであろう。

Claims (16)

  1. 注射デバイス(50)のためのダイヤルグリップ(10)であって、
    グリップベース(12)と、
    該グリップベース(12)の一方の側(16)に設けられたハンドリング部材(14)と、
    グリップベース(12)の他方の側(20)に設けられたクラッチ(18)であって、ダイヤルグリップ(10)によって投与量を選択するために、注射デバイスの投与量選択および排出機構の用量選択部材と係合して、投与量選択および排出機構にグリップベース(12)を連結するためのクラッチとを含む、前記ダイヤルグリップ。
  2. ロック位置とロック解除位置との間で可動である少なくとも1つのロッキングレバー(22)を含み、ここで、該少なくとも1つのロッキングレバー(22)は、ロック位置に動かされたときに注射デバイス(50)の本体(52)内に設けられたロッキングレバー受容部(54)と係合することができる、請求項1に記載のダイヤルグリップ(10)。
  3. ハンドリング部材(14)は、グリップトップ(28)を解放可能に取り付けるように構成される、請求項1または2に記載のダイヤルグリップ(10)。
  4. ハンドリング部材(14)は、グリップトップ(28)を解放可能に取り付けるための少なくとも1つの固定具(24、25、26、27)を含む、請求項3に記載のダイヤルグリップ(10)。
  5. 少なくとも1つの固定具は、少なくとも1つの案内溝(24)を含み、グリップトップ(28)は、その内側に設けられた、少なくとも1つの案内溝(24)と係合するための1つまたはそれ以上の案内ピン(30)を含む、請求項4に記載のダイヤルグリップ(10)。
  6. 少なくとも1つの案内溝(24)は、端部セクション(25)を含み、少なくとも1つの固定具は、端部セクション(25)内に配置されたホルダ(26)をさらに含み、案内ピン(30)は、端部セクション(25)内に着座することができ、該端部セクション(25)内にホルダ(26)によって解放可能に固定することができる、請求項5に記載のダイヤルグリップ(10)。
  7. 固定具は、ホルダ(26)上に力を及ぼすためにハンドリング部材(14)内に配置された保持ばね(27)をさらに含み、該保持ばね(27)は、案内ピン(30)が端部セクション(25)内に着座していないときにロック位置にロッキングレバー(22)を強制するように配置される、請求項6に記載のダイヤルグリップ(10)。
  8. グリップベース(12)は、クラッチ(18)の周りに同軸に配置されたカラー(13)であって、投与量選択および排出機構のダイヤルスリーブと、注射デバイスの本体との間に挿入するために設けられる、カラーをさらに含み、該カラー(13)は、少なくとも1つのロッキングレバーのための案内部として構成される、請求項1~7のいずれか1項に記載のダイヤルグリップ(10)。
  9. 請求項1~8のいずれか1項に記載のダイヤルグリップ(10)のための交換可能なグリップトップ(28)であって、その内側に設けられた、ダイヤルグリップ(10)のハンドリング部材(14)によって含まれる少なくとも1つの案内溝(24)と係合するための少なくとも1つの案内ピン(30)を含む、前記交換可能なグリップトップ。
  10. 注射デバイス(50)によって選択され、排出される1つまたはそれ以上の薬物投与量を記録する、記憶する、処理する、送信するうちの少なくとも1つを行うように構成された電子装置(32)をさらに含む、請求項9に記載のグリップトップ(28)または請求項1~8のいずれか1項に記載のダイヤルグリップ(10)。
  11. 電子装置(32)は、次の機能:すなわち、ブルートゥース(登録商標)接続;近距離無線通信接続;WiFi(商標)接続の1つまたはそれ以上を提供するように構成される、請求項10に記載のグリップトップ(28)。
  12. 電子装置のための電源として電池(34)、特に再充電可能な電池と、該電池(34)を充電するために外側に設けられた接点(36)とをさらに含み、ここで、電子装置(32)は、特に、充電接点(36)を介してデータ通信するように構成される、請求項10または11に記載のグリップトップ(28)。
  13. 注射デバイスであって、
    投与量選択および排出機構を収容するために設けられた本体(52)と、
    機械的インターフェースを形成する投与量選択および排出機構に連結され、それによってダイヤルグリップ(10)による投与量選択を可能にする、ダイヤルグリップ(10)とを含み、
    該ダイヤルグリップは、投与量選択および排出機構から解放可能であり、それにより、ダイヤルグリップ(10)を第2のダイヤルグリップによって交換することができる、または
    ダイヤルグリップのグリップトップ(28)は、ダイヤルグリップから解放可能であり、それにより、グリップトップを第2のグリップトップによって交換することができることを特徴とする、前記注射デバイス。
  14. 第2のダイヤルグリップまたは第2のグリップトップは、注射デバイス(50)によって選択または排出される1つまたはそれ以上の薬物投与量を測定する、記録する、記憶する、処理する、送信するうちの少なくとも1つを行うように構成された電子装置(32)を含むことを特徴とする、請求項13に記載の注射デバイス。
  15. 本体(52)の一方の開放端部上に、機械的インターフェース(56)を有する投与量選択および排出機構を収容する本体(52)と、
    請求項1に記載のダイヤルグリップ(10)であって、該ダイヤルグリップ(10)のクラッチ(18)は、機械的インターフェースを形成する投与量選択および排出機構の投与量選択部材(56)に連結され、それによってダイヤルグリップ(10)による投与量選択および排出を可能にする、ダイヤルグリップとを含む、請求項13または14に記載の注射デバイス(50)。
  16. 請求項1~8のいずれか1項に記載のダイヤルグリップ(10)および/または請求項9~12のいずれか1項に記載のグリップトップ(28)を含む、請求項15に記載の注射デバイス(50)。
JP2022570276A 2020-05-18 2021-05-17 注射デバイスのためのダイヤルグリップ Pending JP2023525592A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP20315242.6 2020-05-18
EP20315242 2020-05-18
PCT/EP2021/062914 WO2021233799A1 (en) 2020-05-18 2021-05-17 A dial grip for an injection device

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023525592A true JP2023525592A (ja) 2023-06-16

Family

ID=71452166

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022570276A Pending JP2023525592A (ja) 2020-05-18 2021-05-17 注射デバイスのためのダイヤルグリップ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20230191038A1 (ja)
EP (1) EP4153279A1 (ja)
JP (1) JP2023525592A (ja)
CN (1) CN115605243A (ja)
WO (1) WO2021233799A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023131692A1 (en) 2022-01-10 2023-07-13 Sanofi Electronic encoder module for a drug delivery device and drug delivery device

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI538707B (zh) * 2011-05-06 2016-06-21 賽諾菲阿凡提斯德意志有限公司 藥物傳送裝置及用於藥物傳送裝置的匣支架
CN104661696B (zh) 2012-08-31 2018-04-20 赛诺菲-安万特德国有限公司 药物输送装置
LT3484547T (lt) * 2016-07-15 2022-06-10 Eli Lilly And Company Vaistų leidimo įtaiso dozės nustatymo modulis
DK3488365T3 (da) * 2016-07-22 2023-06-26 Shl Medical Ag Anordning og system til opnåelse af medikamentrelateret information
MX2019010214A (es) * 2017-02-28 2019-10-09 Lilly Co Eli Deteccion de dosis e identificacion de farmacos para un dispositivo de suministro de medicamentos.

Also Published As

Publication number Publication date
EP4153279A1 (en) 2023-03-29
CN115605243A (zh) 2023-01-13
WO2021233799A1 (en) 2021-11-25
US20230191038A1 (en) 2023-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20220323690A1 (en) Sheath Remover and Methods for Assembly Thereof
US11071832B2 (en) Medicament injection device
KR20180015676A (ko) 덮개 체결부
JP2018516692A (ja) 自動注射器および組み立て方法
JP2023525592A (ja) 注射デバイスのためのダイヤルグリップ
JP2019500091A (ja) 薬剤注射デバイス
JP2024038402A (ja) キャップ
CN112423811B (zh) 用于药物递送装置的系统
JP6929284B2 (ja) 注射デバイス
US20230001091A1 (en) Injection device
JP2018535058A (ja) 注射デバイス
JP2021529041A (ja) 薬剤送達デバイス
JP7343498B2 (ja) 注射デバイス
US20230226277A1 (en) System for a drug delivery device and drug delivery device
EP3860694B1 (en) A cap
US10973987B2 (en) Drug delivery device
US20210290848A1 (en) Cartridge Unit for a Drug Delivery Device
US20220016352A1 (en) Supplementary Device for an Injection Device
WO2023170197A1 (en) Workpiece carrier for an injection device
JP2023549898A (ja) 薬物送達デバイスのための装置および薬物送達デバイス
WO2023131691A1 (en) Carry case for a drug delivery device and drug delivery device
WO2023170196A1 (en) Mechanical connector for injection devices

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240322