JP2023514644A - 低電圧プラズマイオナイザ - Google Patents
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Abstract
本発明の実施形態によるプラズマイオナイザによれば、スロット(Slot)電極及びその様々な配置を用いて電極を容易に利用及び設計することができ、除電性能を劇的に向上させることができる。また、追加の刺激や材料を利用するなどの様々な方法により、不活性ガスなしでプラズマ点火が可能なプラズマイオナイザを実装することができる。
Description
本発明の実施形態は、低電圧プラズマイオナイザに関する。
除電器(イオナイザ、Ionizer)とは、空気イオンを用いて静電気を中和する装置であり、半導体工程などの静電気防止が必要な様々な設備に使用されている。
このようなイオナイザには、空気分子を分離する方法によって、コロナ放電式イオナイザと光照射式イオナイザがある。
コロナ放電式イオナイザは、電気伝導体先端に高電圧を発生させて放電させるものであり、電子が付近の空気イオンと衝突して前記伝導体先端の付近の空気イオンを生成させる。
光照射式イオナイザは、微弱なX線を用いて空気中の分子を分解し、それにより大量の空気イオンを発生させる。このような光照射式イオナイザは、X線により人体に被害が生じないように、使用時に十分な管理と特別な遮断設備を必要とする。
この他にも、真空チャンバなどの複雑で高価なシステムが必要な低圧工程(あるいは、真空工程)のプラズマプロセスが開発された。近年では、簡単かつ低コストのシステムで実装することができ、真空環境の制約がなく、真空プラズマと同一又はそれ以上の効果を有するプラズマ生成が可能な大気圧プラズマ工程が注目されている。
多くのプラズマを発生させるメカニズムは主に電場を介して荷電粒子にエネルギーを伝達する方式で行われ、電場を形成する方法によって直流放電、RF(Radio Frequency)放電、マイクロ波放電などに区分することができる。マイクロ波プラズマ発生方法は、周波数が異なることを除けばRFプラズマ発生方法と類似している。DC放電の場合、高電圧、高電力が要求され、放電維持条件が厳しいなどの技術的困難性により、ラジオ周波数(Radio Frequency)を用いて一般的にRF放電と呼ばれる交流放電が開発された。
しかしながら、RF放電は、放出されたプラズマの温度によって処理される対象が損傷を受ける危険が大きく、電極設計において制限を受けることになり、高周波電源装置を使用しなければならないため、高価な設置費が要求されるなどの限界がある。一方、大気圧プラズマは、Ar、He、Ne、Xeなどのような不活性ガスがなければプラズマを生成しにくい問題点がある。
本発明は、上記の問題を解決するために、スロット(Slot)電極及びその配置を用いて電極の設計及び利用を容易にし、除電性能が最適化されたプラズマイオナイザを提供することを目的とする。
さらに、追加の刺激や材料を介して不活性ガスなしでプラズマ点火が可能なプラズマイオナイザを提供しようとする。
本発明の一実施形態によるプラズマイオナイザは、長手方向に延びる長辺、前記長辺と交差する短辺、及び前記長手方向に延びるスロットを有する金属板を含み、電場を用いてプラズマを発生させる共振部と、前記共振部に接続され、前記金属板の周囲にプラズマイオンを含むプラズマが発生するように前記共振部に信号を供給する電圧源と、前記プラズマイオンをXY平面と交差する方向に移動させるように設けられたファンとを含む。
前記ファンは、前記XY平面と平行な第1面、及び前記XY平面と平行で前記第1面と対向する第2面を含み、前記ファンから発生した風は、前記第1面から前記第2面の下部に向かって吹き出され、前記金属板は前記ファンの第1面の上部に配置することができる。
前記共振部は、複数の前記金属板を含み、前記複数の金属板のそれぞれに信号を分配して伝達する電力分配器をさらに含むことができる。
前記複数の金属板は第1金属板及び第2金属板を含み、前記第1金属板は第1長辺及び前記第1長辺と交差する第1短辺を含み、前記第2金属板は第2長辺及び前記第2長辺と交差する第2短辺を含み、前記第1短辺の延長線及び前記第2短辺の延長線のそれぞれは、XY平面に対して0度(°)以上180度未満の傾斜角を有することができる。
前記複数の金属板は、所定の間隔を置いて離隔配置された4つの金属板を含み、前記4つの金属板のそれぞれは長辺及び前記長辺と交差する短辺を含み、前記4つの金属板のそれぞれの短辺の延長線はXY平面に対して0度(°)以上180度未満の傾斜角を有することができる。
前記金属板の一端部に配置された圧電素子をさらに含み、前記圧電素子を介して前記一端部に圧力を印加して前記プラズマを点火することができる。
前記金属板の一端部に配置された圧電素子をさらに含み、前記圧電素子を介して前記一端部に圧力を印加して前記プラズマを点火することができる。
前記金属板は、前記スロットを挟んで互いに対向する第1電極及び第2電極を含み、前記第1電極及び前記第2電極のそれぞれが前記スロットに隣接する一端部にコーティングされている導電性材料層をさらに含むことができる。
本発明の実施形態によるプラズマイオナイザによれば、スロット(Slot)電極及びその様々な配置を用いて電極を容易に利用及び設計することができ、除電性能を劇的に向上させることができる。
さらに、追加の刺激や材料を利用するなどの様々な方法により、不活性ガスなしでプラズマ点火が可能なプラズマイオナイザを実装することができる。
本発明の一実施形態によるプラズマイオナイザは、長手方向に延びる長辺、前記長辺と交差する短辺、及び前記長手方向に延びるスロットを有する金属板を含み、電場を用いてプラズマを発生させる共振部と、前記共振部に接続され、前記金属板の周囲にプラズマイオンを含むプラズマが発生するように前記共振部に信号を供給する電圧源と、前記プラズマイオンをXY平面と交差する方向に移動させるように設けられたファンとを含む。
本発明は、様々な変換を加えることができ、様々な実施形態を有することができるので、特定の実施形態を図に示し、詳細な説明に詳細に説明しようとする。本発明の効果及び特徴、そしてそれらを達成する方法は、図と共に詳細に後述される実施形態を参照することによって明らかになるであろう。しかしながら、本発明は、以下に開示される実施形態に限定されず、様々な形態で実装することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明するが、図面を参照して説明するとき、同一又は対応する構成要素は同一の図面符号を付与し、これに対する重複の説明は省略する。
以下の実施形態において、第1、第2などの用語は限定的な意味ではなく、ある構成要素を他の構成要素と区別する目的で使用されている。以下の実施形態において、単数の表現は、文脈上明らかに別段の意味を持たない限り、複数の表現を含む。以下の実施形態において、含む又は有するなどの用語は、本明細書に記載の特徴又は構成要素が存在することを意味し、1つ又は複数の他の特徴又は構成要素が追加される可能性を予め排除するものではない。図では、説明の便宜上、構成要素は、その大きさを誇張又は縮小することができる。例えば、図に示される各構成の大きさ及び形状は説明の便宜上任意に示されているので、本発明は必ずしも示されたものに限定されない。
図1は、本発明の一実施形態による低電圧プラズマイオナイザの構成を概略的に示すブロック図である。
一実施形態による低電圧プラズマイオナイザ1000(Low Voltage Plasma Ionizer)は、空気イオンを用いて帯電した表面を中和することにより静電気を除去するなどの表面処理を行うことができる。
一実施形態によるイオナイザ1000は、電圧源30、電力増幅器40、電力分配器50、共振部10、及びファン(Fan)20を含むことができる。
電圧源30(Source Generator)は、プラズマ生成に必要な電気信号及び/又は電圧を発生することができる。電圧源30は、RF(Radio Frequency)、マイクロ波(Microwave)のソースジェネレータ(Source Generator)とすることができる。
電力増幅器(Power Amplifier)40は、電圧源30で生成された信号及び/又は電圧をプラズマ生成に十分な電力を有するように増幅することができる。図示していないが、前記電圧源30と電力増幅器40とは単一の装置として設けられてもよい。
電力分配器(Power Divider)50は、後述する共振部10が複数の共振器を含む場合、複数の共振器のそれぞれに電力を分配して伝達することができる。実施形態によっては、電力分配器50は省略されてもよい。
共振部(Resonator Module)10は、電圧源30から発生された信号及び/又は電圧を受信して最終的にプラズマが生成されるモジュールであってもよい。電圧源30によって発生する電場によって加熱された高温電子は中性の空気分子をイオン化(Ionization)してプラズマを生成するが、この時のプラズマは中性分子(Neutral)、空気イオン400、及び電子(Electron)をすべて含む概念を意味することができる。以下、プラズマの空気イオンをプラズマイオン400と命名して説明し得る。
共振部10は、単数の共振器(Resonator)を含んでもよく、複数の共振器を含んでもよい。各共振器は、後述するスロット(Slot)を有する金属を含むことができる。複数の共振器を含む場合、イオナイザ1000の除電性能を向上させることができる利点がある。共振部10については、後述する図2を参照してさらに詳細に説明する。
ファン(Fan)20は、共振部10で生成されたプラズマイオン400を移動させるための風Wを生成することができる。ファン20によって発生する風によって、点火されたプラズマの強度が弱まったり消化したりするのを防ぐために、共振部10の前方にファン20を配置することができる。ファン20の配置については、後述する図10~図12でさらに詳細に説明する。また、ファン20は、プラズマ生成により加熱された共振部10を冷やす役割も果たすことができる。
共振部10で生成されたプラズマイオン400は、ファン20によって発生する風Wを介して電荷が蓄積された表面に到達して静電気を中和、除去することができる。
次に、図2を用いて共振部10の構成及び原理について説明する。図2は、本発明の一実施形態による共振部10をより具体的に示す図である。以下では、共振部10が単数の金属板100を含む場合の共振器10として説明し得る。
共振器10は、金属板100と金属板100に接続された伝送導体300とを含むことができる。
金属板100は、長手方向に延びる一対の長辺S1、長辺S1と交差する一対の短辺S2、及び長手方向に延びるスロット105を含むことができる。スロット105によって金属板100は、第1電極101及び第2電極102に分けることができる。言い換えれば、第1電極101及び第2電極102は、スロット105を挟んで互いに対向して配置されることができる。第1電極101及び第2電極102の長さは、電圧源10で発生する信号の波長λの1/4の倍数であり得る。図2では、電極101、102の長さがλ/4であることを例示的に示している。
スロット105の幅xは、約10μm~約200μmであり得、一例として約100μmであり得るが、これらに限定されない。
本発明では、金属板100がスロット105によってC型と類似した形状に曲げられた形態を例示して説明したが、スロット105及びこれにより形成される金属板100の形態はこれに限定されない。
伝送導体300は、電圧源30と接続されて電圧源30から発生した信号及び/又は電圧を金属板100に供給してスロット105の周りにプラズマが生成されるようにすることができる。伝送導体300は、電力増幅器40及び/又は電力分配器50を介して電圧源30に接続することができる。
伝送導体300は、金属板100上の電圧源30に対してインピーダンス整合する点Mに位置し、金属板100と電気的又は物理的に接続することができる。伝送導体300は、電圧源30から供給される信号の周波数(1/θ)に対して50Ωのインピーダンスを有するようにインピーダンス整合点Mに配置することができる。
金属板100は、第1端E1及び第2端E2の両端を含むことができる。第1端E1はスロット105によって開放されていない閉鎖端であり、第2端E2はスロット105によって開放された開放端であり得る。
金属板100の2つの電極101、102の間の空間であるスロット105上には、伝送導体300によって供給される信号及び/又は電圧によってプラズマ200を生成することができる。プラズマ200は、金属板100の開放端E2に生成することができる。プラズマ200が含むプラズマイオン400は、帯電した物体の一表面60上に到達して静電気を除去することができる。図2に例示的に示すように、プラズマイオン400の負電荷は、正電荷が蓄積された表面60上の正電荷と結合して静電気を中和500することができる。
共振部10が複数の金属板100を含む場合(マルチスロット構造)、複数の金属板100のそれぞれは、上述した金属板100と実質的に同一の構成であり得る。
図3は、イオナイザのより具体的な一実施形態を示すものである。以下、図1及び図2で説明した内容と重複する内容は説明を省略又は簡略化することができる。
図3を参照すると、イオナイザ1000の構成要素のうち、電圧源30、共振器10、及びファン20が示されている。共振器10は、金属板100及びそれに接続された伝送導体300を含むことができる。
電圧源30は、伝送導体300を介して金属板100にプラズマ生成のための信号(一例として、マイクロ波)を供給することができる。図3では、伝送導体300が電圧源30に直接接続されているものと示されているが、本発明は必ずしもこれに限定されず、たとえ図示していないが、電圧源30と伝送導体300との間に、上述した電力増幅器40及び/又は電力分配器50がさらに配置されてもよい。
金属板100及びファン20は、3次元空間上でXY平面と並んで位置することができ、Z軸方向に距離hだけ離隔して位置することができる。このとき、XY平面のうちファン20からZ軸方向の上部に向かって距離hだけ平行に離隔した平面をXY-1平面という。
金属板100は、一対の長辺S1及び長辺S1と交差する一対の短辺S2を含むことができる。以下、正確には、図面符号S1、S2のそれぞれは長辺及び短辺の「延長線」を意味するものであるが、説明の便宜上、「延長線」を省略して「長辺」、「短辺」と説明し得る。図3では、説明の便宜上、長辺S1及び短辺S2をそれぞれ1つずつ表示している。図3の実施形態では、金属板100はXY-1平面上に位置しているので、長辺S1及び短辺S2はともにXY平面上に位置する。言い換えれば、図3の実施形態では、金属板100の長辺S1及び短辺S2はともにXY平面に対して0度(°)に配置されている。そのような実施形態は、図4Dに簡略に示されている。
ファン20は、XY平面と平行な第1面Q1、及びXY平面と平行で第1面Q1と対向する反対面である第2面Q2を含むことができる。言い換えれば、図3において、第1面Q1はファン20の上部面であり、第2面Q2はファン20の下部面であり得る。ファン20は、第1面Q1から第2面Q2の下部に向かって吹き出される風を生成することができる。金属板100は、ファン20の第1面Q1の上部に位置することができる。
図4A~図4Dは、本発明の一実施形態による金属板の長辺が互いに異なる傾斜角で配置された金属板を一方向から見た側面図であり、図5A及び図5Bは、図4A~図4Dの各実施形態における減衰時間(Decay time)を測定したグラフである。
図4を参照すると、金属板100の長辺S1のXY平面に対する傾斜角θ1(以下、第1傾斜角と命名して説明し得る)による金属板100(100a、100b、100c、100d)の側面図が示されている。図4の側面図は、Y方向から見た側面図である。図4A、図4B、図4C及び図4Dは、順次長辺S1の傾斜角θ1が90度、60度、30度及び0度である実施形態を示す。図4A~図4Dの実施形態において、短辺S2のXY平面に対する傾斜角θ2(以下、第2傾斜角と命名して説明し得る。)はすべて0度である。
各実施形態において、金属板100のZ軸方向の下部には、除電性能を測定するためのCPM(Charged Plate Monitor)装置61が配置されている。CPM装置61は、上部に金属板100からプラズマイオン400が到達するプレートを含むことができる。 CPM装置61は、減衰時間(Decay Time)測定を通じてイオナイザ1000の除電性能をテストすることができる。減衰時間(Decay Time)測定は、イオナイザ1000で発生したイオンを用いてCPM装置61のプレート上に故意に印加された静電気が除去される時間を測定する方式である。一例として、初期定電圧の約10%以下に低下するまでの時間を測定し得る。
図5A及び図5Bのそれぞれは、図4A~図4Dの各実施形態における初期定電圧として+1000V、-1000Vを印加したときの減衰時間(すなわち、それぞれ+100V、-100Vの定電圧になるまでの時間)分布を示すグラフである。金属板100の最低点とCPM装置61のプレートとは距離dだけ離隔しているとするとき、図5はdによる減衰時間(Decay Time)を測定したグラフである。距離dは数cmから数十cmの範囲であり得るが、これに限定されない。
図5A及び図5Bを参照すると、概ね第1傾斜角θ1が0度のとき減衰時間が最も短いので、金属板100の長辺S1はXY平面と平行に位置する実施形態が除電性能に優れていることを確認することができる。
具体的には、図5A及び図5Bを参照すると、dが約10cm~約20cmの場合、第1傾斜角θ1が0度、90度、60度、30度の順で除電性能に優れることができる。
特に、図5Aの初期定電圧が+1000Vの場合はdが約10cmのとき、そして図5Bの初期定電圧が-1000Vの場合はdが約20cmのとき、第1傾斜角θ1が0度である実施形態において他の実施形態と比較して除電性能にはるかに優れている。一例として、図5Aの場合、dが10cmのとき、第1傾斜角θ1が0度である実施形態における減衰時間は約1.7~1.8(秒、sec)であり、第1傾斜角θ1が30度、60度である実施形態(減衰時間が約2.7~2.8(sec))と比較すると、約30%以上減少した時間を示す。図5Bの場合、dが20cmのとき、第1傾斜角θ1が0度である実施形態における減衰時間は約2.5(sec)であり、残りの実施形態(減衰時間が約4(sec)前後で測定される)と比較すると、約40%減少した時間を示す。
総合すると、金属板100の長辺S1が0度の傾斜角で、すなわちXY平面と平行に配置されるとき、イオナイザ1000の除電性能に最も優れることができる。その理由の一つとして、プラズマが安定的に維持していると仮定すると、第1傾斜角θ1が0度のときにスロット105に生成されたプラズマが風と当接する面積が最も広いためであると説明することができる。
以下、図6~図9Bを用いて、他の実施形態における金属板100の短辺S2の配置によるイオナイザ1000の除電性能について説明する。以下、上述した内容と重複する内容は説明を省略又は簡略化することができる。
まず、図6は、本発明の他の実施形態によるプラズマイオナイザの構成を3次元的に示す斜視図である。図6の実施形態において、金属板100はファン20から距離hだけ離間したXY平面(XY-1平面)上で、長辺S1は固定された状態を維持し(θ1=0度)、短辺S2がXY-1平面に対して0°超過180°未満の傾斜角を有するように配置することができる。図6には、第2傾斜角θ2が60度であることを例として示した。
図7A及び図7B、図8A及び図8Bはそれぞれ、本発明の一実施形態による金属板100の短辺S2がそれぞれ0度及び90度に配置された金属板を異なる方向から見た側面図である。図9A及び図9Bは、図7A及び図7B、図8A及び図8Bの実施形態における減衰時間を測定したグラフである。
図7を参照すると、金属板100eの長辺S1及び短辺S2の傾斜角θ1、θ2が共に0度である実施形態(図3)が示されている。このような実施形態に対して、図7AはY軸方向から見た側面図であり、長辺S1の傾斜角θ1が0度に配置され、図7BはX軸方向から見た側面図であり、短辺S2の傾斜角θ2が0度に配置されている。
図8を参照すると、金属板100fの長辺S1の傾斜角θ1は0度、短辺S2の傾斜角θ2はすべて90度である実施形態が示されている。この実施形態において、図8Aは、Y軸方向から見た側面図であり、スロット105を含む金属板100の平面形態を見ることができ、図8Bは、X軸方向から見た側面図であり、短辺S2の傾斜角θ2が90度に傾斜している。
図9A及び図9Bのそれぞれは、図7A~図8Bなどの互いに異なる第2傾斜角θ2を有する実施形態における初期定電圧で+1000V、-1000Vを印加したときの減衰時間分布を示すグラフである。
図9A及び図9Bを参照すると、第2傾斜角θ2が概ね斜めになるときの減衰時間が最も短いので、金属板100の短辺S2がXY平面に対して傾斜するように配置される実施形態が除電性能に優れていることを確認することができる。
具体的には、図9A及び図9Bを参照すると、dが約10cm~約30cmの範囲で、第2傾斜角θ2が75度、90度、0度の順で除電性能に優れることができる。
特に、除電性能の観点から、図9Aの初期定電圧が+1000Vの場合はdが約12cm~約30cmの範囲が有利であり、図9Bの初期定電圧が-1000Vの場合はdが約20cm~約30cmの範囲が有利であり得る。
総合すると、金属板100の短辺S2は、0度超過90度未満の傾斜角θ2で、すなわちXY平面に対して斜めに配置されるとき、イオナイザ1000の除電性能に最も優れることができる。短辺S2の傾斜角θ2は、測定する基準点によって90度超過180度未満の範囲を有することもできる。
その理由の一つとして、長辺S1の傾斜角θ1が0度の場合、除電性能は良いが、プラズマが風の影響を受けてその強度が弱化又は消化する可能性が存在するため、短辺S2を斜めに配置する場合、プラズマを安定的に維持できるからであることが挙げられる。
従来、プラズマイオナイザにおいて、RFプラズマを生成させる場合、共振器の電極設計に困難があった。したがって、本発明では、スロット105を含む金属板100、すなわちスロット電極を用いて電極の利用及び設計を容易かつ簡便にすることができる。上述したように、スロット電極100の長辺S1及び短辺S2の傾斜角θ1、θ2を多様に調節して配置することにより、イオナイザ1000の除電性能を最適化することができる。
以下、図10~図12Bを用いて、一実施形態による金属板100とファン20の配置によるイオナイザ1000の除電性能について説明する。以下、上述した内容と重複する内容は説明を省略又は簡略化することができる。
図10は、本発明の一実施形態による金属板100とファン20の配置を示す側面図であり、ファン20がZ軸方向に金属板100の下部(又は前方)に位置している実施形態であり、図11は、ファン20がZ軸方向に金属板100の上部(又は後方)に位置している実施形態である。金属板100は、X軸方向から見たとき、短辺S2が斜めに配置されており、金属板100にはプラズマ200が生成されていてもよい。
図12A及び図12Bは、それぞれ図10及び図11の実施形態(θ1=0度、θ2=75度)における減衰時間(Decay time)を測定したグラフである。図12A及び図12Bを参照すると、ファン20が金属板100の前方に位置するとき(図10)、減衰時間がより短く示して、除電性能により優れていることを確認することができる。これは、ファン20の強度、すなわちファン20の第2面Q2を通って吹き出される風の強度が等しいという仮定のもと、ファン20の第1面Q1に流入する風の強度が第2面Q2に吹き出される風の強度より弱いため、金属板100がファン20の前方に位置するとき、プラズマ200が風の影響をあまり受けないためだと説明することができる。
以下、図13~図18を用いて、一実施形態によるイオナイザのマルチスロット(Multi Slot)構造について説明する。以下、上述した内容と重複する内容は説明を省略又は簡略化することができ、上述した実施形態と比較して特徴となる部分を中心に説明することができる。以下の図では、説明の便宜上、プラズマ200が生成された部分を円印で示している。
図13は、本発明の他の実施形態によるプラズマイオナイザの構成を3次元的に示す斜視図であり、2つの金属板を含むマルチスロット構造の一例であり、図14A及び図14Bは、図13のイオナイザを一側面及び上面から見た様子を概略的に示す上面図であり、図15A及び図15Bは、本発明の他の実施形態によるイオナイザをYZ平面から見た側面図である。
図13を参照すると、イオナイザ1000は、電圧源30、電力分配器50、共振部10、及びファン20を含むことができ、共振部10は2つの金属板100(110、120)を含むことができる。図13には示されていないが、任意選択で、電圧源30と電力分配器50との間に電力増幅器40をさらに介在してもよい。
電力分配器50は、複数の金属板100のそれぞれに電力を分配して伝達することができる。図13において、電力分配器50は、伝送導体310、320を介して2つの金属板110、120のそれぞれに電力を分配して伝達することができる。
共振部10は、2つの金属板100として第1金属板110及び第2金属板120、各金属板110、120に接続された伝送導体300(310、320)を含むことができる。
第1金属板110は、一対の第1長辺S1-1(Slf-1、S1m-1)、一対の第1短辺S2-1及びスロット150-1を含むことができる。第2金属板120は、一対の第2長辺S1-2(Slf-2、S1m-2)、一対の第2短辺S2-2及びスロット150-2を含むことができる。
第1金属板110及び第2金属板120は、XY平面から見たとき、互いに対向するように配置することができる。金属板110、120のXY平面上の配置については、後述する図16を参照してさらに詳細に説明する。
第1金属板110は、互いに平行な第1-1長辺S1f-1及び第1-2長辺S1m-1を含み、第2金属板120は、互いに平行な第2-1長辺S1f-1及び第2-2長辺Slm-2を含むことができる。
このとき、金属板110、120の長辺Slf-1、S1m-1、Slf-2、S1m-2は、XY平面に対して0度以上180度未満の傾斜角を有することができる。言い換えれば、金属板100の長辺は、XY平面と平行な平面上に位置するか、またはXY平面と0度超過180度未満の傾斜角を有することができる。一方、金属板110、120の短辺S2-1、S2-2も、0度以上180度未満の傾斜角を有することができる。一例として、短辺S2-1、S2-2のうちの少なくとも1つは、XY平面と平行な平面と0°超過180°未満の傾斜角を有することができる。図13には、両方の短辺S2-1、S2-2がともにXY平面に対して約60度の傾斜角を有する例を示している。
図14Aは、イオナイザをYZ平面と交差する方向(一例として、X方向、以下単にYZ平面方向といえる)から見た側面図であり、図14Bは、XY平面と交差する方向(一例として、Z方向、以下単にXY平面方向といえる)から見た上面図である。図14A及び図14Bを併せて参照すると、第1金属板110の短辺S2-1及び第2金属板120の短辺S2-2は、第1-2長辺S1m-1と第2-2長辺S1m-2との間の距離d1が、第1-1長辺S1f-1と第2-1長辺S1f-2との間の距離d2より短くなるように傾斜して配置することができる。
図15A及び図15Bは、本発明の他の実施形態によるイオナイザをYZ平面から見た側面図である。第1金属板110の第1短辺S2-1及び第2金属板120の第2短辺S2-2は、第1-2長辺S1m-1と第2-2長辺S1m-2との間の距離d1が、第1-1長辺S1f-1と第2-1長辺S1f-2との間の距離d2と等しくなるように傾斜して配置することができる。言い換えれば、図15A又は図15Bのように、2つの金属板110、120がYZ平面から見たとき、同じ方向に傾斜するように配置することができる。
図16A~図16Cは、本発明の他の実施形態による金属板の配置をXY平面から見た上面図である。
図16A~図16Cを参照すると、金属板110、120は、プラズマ200が生成された第2端E2と他端である第1端E1とを含み、第2端E2は、一方向(図16のX方向及び/又はY方向)に互いに対向するように配置されてもよい。
図16Aは、図13の実施形態の上面図を示す。図16Aの実施形態によれば、金属板110、120の第1端E1は、ファン20の中央線CLに対して一方向(図16ではX方向)に同じ側に配置することができる。図16Bの実施形態によれば、金属板110、120の第1端E1は、ファン20の中央線CLに対して一方向(図16ではX方向)に互いに反対側に配置することができる。図16Cの実施形態によれば、金属板110、120の第1端E1及び第2端E2がすべて一直線l上に位置するように配置することができる。このとき、金属板110、120の第1端E1は、ファン20の中央線CLに対して一方向(図16ではX方向)に互いに反対側に配置することができる。
実施形態によって、金属板110、120の短辺S2-1、S2-2は、XY平面と平行な平面上に位置してもよい。
上述の金属板110、120の長辺S1及び/又は短辺S2の互いに異なる配置による実施形態における、イオナイザ1000の性能が状況/環境に合わせて最適化されるように、図16A~図16CのようにXY平面から見た金属板100の様々な配置を様々な組み合わせで適用することができる。図16A~図16CによるXY平面から見た金属板100の様々な配置は、後述する図17による金属板100が4つである実施形態だけでなく、複数の金属板100の数に関係なく適当な組み合わせで適用することができる。
伝送導体310、320を介してそれぞれに接続された金属板110、120に電力分配器50から分配された信号を供給することができる。
図17は、本発明の他の実施形態によるプラズマイオナイザの構成を3次元的に示す斜視図であって、4つの金属板を含むマルチスロット構造の他の例であり、図18は、図17のイオナイザを上面から見た様子を概略的に示す上面図である。
図17を参照すると、イオナイザ1000は、電圧源30、電力分配器50、共振部10及びファン(Fan)20を含むことができ、共振部10は4つの金属板100(110、120、130、140)を含むことができる。複数の金属板100は、所定の間隔及び角度で、実施形態によって均一な間隔及び角度で互いに離隔して配置することができる。第1金属板110を基準に時計回り方向に第2金属板120、第3金属板130、及び第4金属板140と命名して説明する。図17に示す実施形態の場合でも、任意選択で、電圧源30と電力分配器50との間に電力増幅器40をさらに介在してもよい。
電力分配器50は、伝送導体300を介して伝送導体300のそれぞれに接続された4つの金属板110、120、130、140に電力を分配して伝達することができる。
4つの金属板110、120、130、140のそれぞれは、長辺S1(S1-1、S1-2、S1-3、S1-4)及び長辺と交差する短辺S2(S2-1、S2-2、S2-3、S2-4)を含むことができる。前記4つの金属板110、120、130、140のそれぞれの長辺S1又は短辺S2は、0度(°)以上180度未満の傾斜角を有することができる。
例えば、複数の金属板110、120、130、140は、それぞれ互いに平行な下部長辺S1f(S1f-1、S1f-2、S1f-3、S1f-4)と上部長辺S1m(S1m-1、S1m- 2、S1m-3、S1m-4)を含むことができる。上部長辺S1mは、下部長辺S1fに対して一定の角度を有し、短辺S2の傾斜角θ2を決定することができる。図17には、第2傾斜角θ2が鋭角基準で約60度である例を示したが、第2傾斜角θ2はこれに限定されない。
図18を併せて参照すると、複数の金属板100はXY平面から見たとき、複数の金属板100の短辺S2(S2-1、S2-2、S2-3、S2-4)は、互いに対向する一対の金属板110と130、120と140の上部長辺S1m-1、S1m-3(又は下部長辺S1f-1、S1f-3)が互いに反対方向に位置するように配置することができる。例えば、金属板110、130は、互いに対向する第1金属板110と第3金属板130の下部長辺S1f-1、S1f-3がX方向に互いに反対側に位置するように傾斜することができる。あるいは、金属板120、140は、互いに対向する第2金属板120と第4金属板140の下部長辺S1f-2、S1f-4がY方向に互いに反対側に位置するように傾斜することができる。
実施形態によって、複数の金属板100の短辺S2(S2-1、S2-2、S2-3、S2-4)は、互いに対向する一対の金属板110と130、120と140の上部長辺S1m(又は下部長辺S1f)が互いに同じ方向に位置するように配置されてもよい。
複数の金属板100の短辺S2の傾斜角はこれに限定されず、一対の金属板110と130の上部長辺S1m(又は下部長辺S1f)は互いに反対方向に位置し、他の一対の金属板120と140の上部長辺S1m(又は下部長辺S1f)は互いに同じ方向に位置するなど、イオナイザ1000の除電性能が最適化されるように複数の金属板100の短辺S2の傾斜角の関係を適当に組み合わせることができる。
共振部10がマルチスロット構造である場合にも、ファン20は、XY平面と平行で互いに対向する第1面Q1及び第2面Q2を含み、風は前記第1面Q1から前記第2面Q2の下部面に向かって吹き出され、金属板100はファン20の第1面Q1上に位置することができる。金属板100がファン20の前方に位置するように配置されることにより、金属板100上に生成されるプラズマ200への風の影響を最小限に抑え、イオナイザ1000の除電性能を最適化することができる。
以上では、イオナイザ1000がマルチスロット構造の場合に2つ又は4つの金属板100を含むことを例示して説明したが、共振部10が含む複数の金属板100の数は、これに限定されない。
図19A及び図19Bは、図6(単一のスロット電極)及び図13(マルチスロット電極)の実施形態における減衰時間(Decay time)を測定して比較したグラフである。図19A及び図19Bは、それぞれ金属板100とCPM装置61のプレートとの間の間隔dが30cmのときを基準として、それぞれ20W、40Wの電力を供給したときの減衰時間を測定したグラフである。
初期定電圧が+1000V、-1000Vの場合ともに、単一の金属板100を含む場合よりも、2つの金属板100を含むマルチスロット構造の場合が、減衰時間がより短く示して、除電性能により優れていることを確認することができる。
上述した本発明の各実施形態において、金属板の長辺及び/又は短辺がXY平面となす角度は多様に調節することができ、これにより最適な性能を示す角度に設定することができる。
以下、図20及び図21を用いてプラズマを点火する他の方法に関する実施形態について説明する。図20及び図21は、本発明の他の実施形態によるプラズマイオナイザの構成を概略的に示す図である。以下、上述した内容と重複する内容は説明を省略し、特徴となる構成を中心に説明する。
図20を参照すると、イオナイザ1000の構成のうち、電圧源30、伝送導体300、及びスロット105上にプラズマ200が生成されている金属板100が示されている。イオナイザ1000は、金属板100の一端部に配置された圧電素子700をさらに含むことができる。図示していないが、電圧源30と伝送導体300との間に電力増幅器及び/又は電力分配器をさらに介在してもよい。
圧電素子700に圧力Pを加えると、圧電素子700の両端に電位差が生じる。圧電素子700の一端は接地されており、圧電素子700の他端は金属板100のプラズマ200が生成される一端部に隣接するように配置することができる。圧電素子700に圧力Pを加えると、接地された一端対比瞬間的に発生した電位差によってプラズマ200が点火することができる。この場合、アルゴンガスなどの不活性ガスがなくてもプラズマ200を点火することができるという利点がある。
図21を参照すると、金属板100は、スロット105を挟んで互いに対向する第1電極101及び第2電極102を含む。このとき、金属板100は、第1電極101及び第2電極102のそれぞれがスロット105に隣接し、スロット105によって開放されている一端部E2にコーティングされている材料層800をさらに含むことができる。材料層800はグラファイト(Graphite)を含むことができる。このように、電気伝導度の高いグラファイトなどの材料層をコーティングすることにより、アルゴンガスなどの不活性ガスなしでプラズマ200の自己点火(Self Ignition)を可能にすることができる。
このように、本発明の一実施形態によれば、追加の刺激(例えば、圧力など)や導電性材料を利用するなどの様々な方法により、不活性ガスなしでプラズマ点火が可能なプラズマイオナイザ1000を実装することができる。
以上では、本発明の好ましい実施形態について示して説明したが、本発明は上述した特定の実施形態に限定されず、特許請求の範囲で請求する本発明の要旨を逸脱することなく、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者によって様々な変形実施が可能であることは勿論であり、そのような変形実施は本発明の技術的思想や見通しから個別に理解されてはならない。
したがって、本発明の思想は、上述した実施形態に限定されず、後述する特許請求の範囲だけでなく、この特許請求の範囲と均等な又はそれから等価的に変更された全ての範囲が本発明の思想カテゴリーに属すると言えるだろう。
Claims (7)
- 長手方向に延びる長辺、前記長辺と交差する短辺、及び前記長手方向に延びるスロットを有する金属板を含み、電場を用いてプラズマを発生させる共振部と、
前記共振部に接続され、前記金属板の周囲にプラズマイオンを含むプラズマが発生するように前記共振部に信号を供給する電圧源と、
前記プラズマイオンをXY平面と交差する方向に移動させるように設けられたファンと、を含む、プラズマイオナイザ。 - 前記ファンは、前記XY平面と平行な第1面、及び前記XY平面と平行で前記第1面と対向する第2面を含み、
前記ファンから発生した風は、前記第1面から前記第2面の下部に向かって吹き出され、
前記金属板は、前記ファンの第1面の上部に位置する、請求項1に記載のプラズマイオナイザ。 - 前記共振部は、複数の前記金属板を含み、
前記複数の金属板のそれぞれに信号を分配して伝達する電力分配器をさらに含む、請求項1に記載のプラズマイオナイザ。 - 前記複数の金属板は、第1金属板及び第2金属板を含み、
前記第1金属板は第1長辺及び前記第1長辺と交差する第1短辺を含み、前記第2金属板は第2長辺及び前記第2長辺と交差する第2短辺を含み、
前記第1短辺の延長線及び前記第2短辺の延長線は、それぞれXY平面に対して0度(°)以上180度未満の傾斜角を有する、請求項3に記載のプラズマイオナイザ。 - 前記複数の金属板は、所定の間隔を置いて離隔配置された4つの金属板を含み、
前記4つの金属板はそれぞれ長辺及び前記長辺と交差する短辺を含み、
前記4つの金属板のそれぞれの短辺の延長線は、XY平面に対して0度(°)以上180度未満の傾斜角を有する、請求項3に記載のプラズマイオナイザ。 - 前記金属板の一端部に配置された圧電素子をさらに含み、
前記圧電素子を介して前記一端部に圧力を印加して前記プラズマを点火する、請求項1~5のいずれか一項に記載のプラズマイオナイザ。 - 前記金属板は、
前記スロットを挟んで互いに対向する第1電極及び第2電極を含み、
前記第1電極及び前記第2電極のそれぞれが前記スロットに隣接する一端部にコーティングされている導電性材料層をさらに含む、請求項1~5のいずれか一項に記載のプラズマイオナイザ。
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