JP2023512115A - 固定機能を有する生検マーカー - Google Patents

固定機能を有する生検マーカー Download PDF

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Abstract

バネで付勢されたアンカーを有する生検マーカー。生検マーカーは、挿入姿勢と固定姿勢とを含んでいる。マーカーの横方向のスパン/断面積は、挿入姿勢と固定姿勢とに間で変移する際に変化するように構成されている。一実施形態では、バネで付勢されたアンカーは、予め規定された回転軸周りにバネで移動するように構成されている。生検マーカーの一実施形態は、単一のワイヤの構造で構成されている場合がある。【選択図】図1A

Description

[関連出願の相互参照]
本非仮出願は、同じ発明者によって2020年1月21日に出願され、「BIOPSY MARKER WITH ANCHORING CAPABILITIES」と題された仮出願第62/963,707号に対する優先権を主張する。
本非仮出願は、同じ発明者によって2020年5月19日に出願され、「BIOPSY MARKER WITH ANCHORING CAPABILITIES」と題され、現在は米国特許第10,842,591号である、非仮出願第16/877,720号に対する優先権を主張する。この非仮出願は、同じ発明者によって2020年1月21日に出願され、「BIOPSY MARKER WITH ANCHORING CAPABILITIES」と題された仮出願第62/963,707号に対する優先権を主張する。
本非仮出願は、同じ発明者によって2020年10月21日に出願され、「BIOPSY MARKER WITH ANCHORING CAPABILITIES」と題された17/076,096号に対する優先権をも主張する。この出願は、同じ発明者によって2020年5月19日に出願され、「BIOPSY MARKER WITH ANCHORING CAPABILITIES」と題され、現在は米国特許第10,842,591号である、非仮出願第16/877,720号に対する優先権を主張する。この非仮出願は、同じ発明者によって2020年1月21日に出願され、「BIOPSY MARKER WITH ANCHORING CAPABILITIES」と題された仮出願第62/963,707号に対する優先権を主張する。
本非仮出願は、同じ発明者によって2020年7月30日に出願され、「BIOPSY MARKER WITH ANCHORING CAPABILITIES」と題された16/943,582号に対する優先権をも主張し、同じ発明者によって2020年5月19日に出願され、「BIOPSY MARKER WITH ANCHORING CAPABILITIES」と題され、現在は米国特許第10,842,591である、非仮出願第16/877,720号に対する優先権を主張する。この非仮出願は、同じ発明者によって2020年1月21日に出願され、「BIOPSY MARKER WITH ANCHORING CAPABILITIES」と題された仮出願第62/963,707号に対する優先権を主張する。
本発明は概して、生検マーカーに関する。より具体的には、本発明は、バネで付勢された固定機能を有する生検マーカーに関する。
生検マーカーは、後のある日に組織の位置を確認するための手段として使用される。通常、マーカーは、生検手術の後に関連する組織内または関連する組織の近くに配置される。このため、マーカーは、後日、X線マシンなどの撮像設備を使用して確認することができる。
しばしば、金属生検マーカーが単独で、または生体吸収性マーカーと組み合わせて使用される。金属マーカーは身体に吸収されず、撮像設備を使用して容易に見つけることができる。しかし、金属マーカーは、組織内で変移しやすい。マーカーがその意図された位置から変移した場合、マーカーはもはや生検部位を特定しない。マーカーは、事実上無駄になる。
したがって、生検マーカーが生検部位から変移しないことを確実にするための有効な固定手段を有する、シンプルで、製造が容易で、かつ使用が容易である生検マーカーが必要とされている。しかし、本発明が成された時点において全体として考慮される技術の観点から、従来技術の欠点をどのように克服できるかが、本発明の分野の当業者には明らかではなかった。
参照される公表物すべては、それらの全体が、参照することによって本明細書に組み込まれる。さらに、参照することによって本明細書に組み込まれる参照物における用語の定義または用途が、本明細書に提供されるその用語の定義と一致していないか、または矛盾する場合、本明細書に提供されるその用語の定義が適用され、参照物におけるその用語の定義は適用されない。
慣習的な技術の特定の態様が、本発明の開示を容易にするために論じられているが、出願人はこれら技術的態様を決して否定せず、また、請求される発明が、本明細書に論じられる慣習的な技術的態様の1つまたは複数を包含する場合があることが考えられる。
本発明は、上で論じられた従来技術の問題及び欠陥の1つまたは複数に対処する場合がある。しかし、本発明が、複数の技術分野における他の問題及び欠陥に対処することにおいて有用であることが証明され得ることが考えられる。したがって、請求される発明は、本明細書で論じられる特定の問題または欠陥のいずれかに対処することに限定されるものとしては必ずしも解されるべきではない。
知られている文献、作用、または物品が参照されるか議論される本明細書では、この参照または議論は、知られている文献、作用、もしくは物品、またはこれらの任意の組合せが、優先日において、公に利用可能であること、一般に知られていること、一般的な常識的知識の一部であること、もしくは、適用可能な法律の条項の下での従来技術を構成すること、または、本明細書が関連するあらゆる問題を解決することの試みに関連するものであると知られていることを承認するものではない。
生検マーカーが生検部位から変移しないことを確実にするための有効な固定手段を有する、シンプルで、製造が容易で、かつ使用が容易である生検マーカーに関する、長い間存在するが、今までは満たされていない必要性が、新たな、有用な、非自明な発明によってここで満たされる。
本発明の一実施形態は、生体吸収性構成要素及び非生体吸収性性構成要素を有する生検マーカーを含んでいる。非生体吸収性性構成要素は、予め規定された非線形形状を有する本体セクションを含んでいる。一実施形態では、本体セクションは、少なくとも部分的に生体吸収性構成要素内に存在する。非吸収性構成要素は、固定アームと本体セクションとの間に存在するバネ構成要素をさらに含んでいる。
生検マーカーは、挿入姿勢と固定姿勢とを含んでいる。いくつかの実施形態では、挿入姿勢は、生検マーカーが、固定姿勢にある場合の生検マーカーの断面積より小さい断面積を有することを含んでいる。挿入姿勢は、バネ構成要素からのバネ力を超えるように、固定アームが外力にさらされることさらに含んでいる。固定姿勢は、固定アームが外力を受けていないことを含んでおり、バネ構成要素は、固定アームをバネで外向きに移動させて、生検マーカーの断面積を増大させる。
一実施形態は、固定アームの遠位端に非線形の足場セクションを含んでいる。一実施形態では、足場は、患者の組織によりよく固定するためにJフックまたは鉤状の特徴を含んでいる。
いくつかの実施形態では、本体セクションはコイル形状を有している。いくつかの実施形態では、バネ構成要素はトーションバネである。他の実施形態では、バネ構成要素は肘状バネである。
いくつかの実施形態では、非生体吸収性性構成要素は金属材料で形成されている。いくつかの実施形態では、非生体吸収性性構成要素は単一の連続したワイヤで形成されている。いくつかの実施形態では、生体吸収性構成要素は、脱水させてサイズを低減させることができ、水和させてサイズを増大させることができる膨張可能な材料で構成されている。
いくつかの実施形態は、生体吸収性構成要素が脱水状態にある場合に生体吸収性構成要素内に存在する本体セクションを含んでいる。さらに、ビームは、本体セクションとバネ構成要素との間に延びている。ビームは、脱水状態にある場合に本体セクションと生体吸収性構成要素の外側表面との間の距離より大である長さを有し、それにより、バネ構成要素は、脱水状態にある場合に生体吸収性構成要素の外側に存在する。
いくつかの実施形態は、第2の固定アームと本体セクションとの間に存在する第2のバネ構成要素を含んでいる。挿入姿勢は、第2のバネ構成要素からのバネ力を超えるように、第2の固定アームが外力にさらされることをさらに含んでおり、固定姿勢は、第2の固定アームが外力を受けていないことをさらに含んでおり、第2のバネ構成要素は、第2の固定アームをバネで外向きに移動させて、生検マーカーの断面積を増大させる。
本発明のいくつかの実施形態は、単一のワイヤから形成された生検マーカーの非生体吸収性性構成要素を含んでいる。一実施形態では、単一のワイヤは、円形の断面形状を有している。いくつかの実施形態は、バネ力の方向及び量に影響し得る、円形ではない断面形状を有する単一のワイヤを含んでいる。いくつかの実施形態では、非生体吸収性性構成要素は、コイル形状の本体セクションを有している。ビームは、本体セクションから、固定アームと本体セクションとの間に存在するバネ構成要素へと延びている。
非生体吸収性性構成要素は、挿入構成及び固定構成を有している。非生体吸収性性構成要素は、固定構成にある場合よりも小さい挿入構成の断面を有している。換言すると、非生体吸収性性構成要素は、端部から見ると(すなわち、長手軸と同一線上に見ると)、固定姿勢にある場合に、挿入姿勢にある場合よりも生検マークの長手軸に対してより大である外向きのスパンを有している。挿入構成は、バネ構成要素からのバネ力を超えるように、固定アームが外力にさらされることを含んでおり、固定構成は、外力を受けていない固定アームを含んでおり、バネ構成要素は、固定アームをバネで外向きに移動させて、横方向/径方向における生検マーカーの断面積/スパンを増大させる。
一実施形態では、非生体吸収性性構成要素は、本体セクションから、第2の固定アームに接続された第2のバネ構成要素へ延びる第2のビームを含んでいる。挿入姿勢は、第2のバネ構成要素からのバネ力を超えるように、第2の固定アームが外力にさらされることをさらに含んでいる。固定姿勢は、第2の固定アームが外力を受けていないことをさらに含んでおり、第2のバネ構成要素は、第2の固定アームをバネで外向きに移動させて、非生体吸収性性構成要素の断面積/スパンを増大させる。
生検マーカーのいくつかの実施形態は、脱水させてサイズを低減させることができ、水和させてサイズを増大させることができる生体吸収性構成要素を含んでいる。非生体吸収性性構成要素は、予め規定された非線形形状を有する本体セクションであって、本体セクションが、生体吸収性構成要素内に少なくとも部分的に存在する、本体セクションで構成されている。第1のビームは、本体セクションから第1の固定アームと第1のビームとの間に存在する第1のバネ構成要素に延びている。第1のビームは、脱水状態にある場合に本体セクションと生体吸収性構成要素の外側表面との間の距離より大である長さをさらに有し、それにより、第1のバネ構成要素が、脱水状態にある場合に生体吸収性構成要素の外側に存在する。第2のビームは本体セクションから延び、第2のバネ構成要素は第2の固定アームと第2のビームとの間に存在している。第2のビームは、脱水状態にある場合に本体セクションと生体吸収性構成要素の外側表面との間の距離より大である長さをさらに有し、それにより、第2のバネ構成要素が、脱水状態にある場合に生体吸収性構成要素の外側に存在する。
マーカーは、挿入姿勢と固定姿勢とをさらに促進する。挿入姿勢は、生検マーカーが、固定姿勢にある場合の生検マーカーの横方向のスパンより小さい横方向のスパンを有することを含んでいる。挿入姿勢は、第1のバネ構成要素及び第2のバネ構成要素からのそれぞれのバネ力を超えるように、各々が外力にさらされる第1の固定アーム及び第2の固定アームをさらに含んでおり、
固定姿勢は、第1の固定アーム及び第2の固定アームが外力を受けていないことをさらに含んでおり、第1のバネ構成要素及び第2のバネ構成要素は、第1の固定アーム及び第2の固定アームをバネで外向きに移動させて、生検マーカーの横方向のスパンを増大させる。
生検マーカーのいくつかの実施形態は、水和状態と脱水状態とを有する生体吸収性構成要素を含んでおり、生体吸収性構成要素は、脱水状態から水和状態に移行する際にサイズが増大する。非生体吸収性性構成要素は、予め規定された非線形形状を有する本体セクションを含んでおり、本体セクションは、生体吸収性構成要素内に少なくとも部分的に存在する。非生体吸収性性構成要素は、本体セクションから第1のバネ構成要素に延びる第1のビームをさらに含んでいる。第1のビームは、脱水状態にある場合に本体セクションと生体吸収性構成要素の外側表面との間の距離より大である長さを有し、それにより、第1のバネ構成要素が、脱水状態にある場合に生体吸収性構成要素の外側に存在する。さらに、第1のバネ構成要素は、第1の固定アームと第1のビームとの間に存在する。水和されると、生体吸収性構成要素は、生体吸収性構成要素が第1の固定アームに力を印加することになる量だけサイズが増大する。生体吸収性構成要素によって印加される力は、第1のバネ構成要素のバネ力を超え、第1の固定アームを固定姿勢に移動させる。
いくつかの実施形態では、固定姿勢は、固定アーム(複数可)が、生検マーカーの中心長手軸に向かって移動することを含んでいる。
いくつかの実施形態は、本体セクションと第2のバネ構成要素との間に延びる第2のビームを含んでいる。第2のビームは、脱水状態にある場合に本体セクションと生体吸収性構成要素の外側表面との間の距離より大である長さを有し、それにより、第2のバネ構成要素が、脱水状態にある場合に生体吸収性構成要素の外側に存在する。第2のバネ構成要素は、第2の固定アームと第2のビームとの間に存在する。生体吸収性構成要素は、生体吸収性構成要素が水和された際に、第2の固定アーム上に力を印加する。生体吸収性構成要素によって印加される力は、第2のバネ構成要素のバネ力を超え、第2の固定アームを固定姿勢に移動させる。第2の固定アームの固定位置と第1の固定アームの固定位置とは、生検マーカーが患者の身体内に配置された際に、第1の固定アームと第2の固定アームとの間に患者の組織を集合的にクランプする。
いくつかの実施形態では、本体セクションはコイル形状を有している。いくつかの実施形態では、非生体吸収性性構成要素は金属材料で形成されている。いくつかの実施形態では、非生体吸収性性構成要素は単一の連続したワイヤで形成されている。
いくつかの実施形態では、バネ構成要素は、隣接する第1のビーム及び隣接する第1の固定アームよりも小さい断面積を有する肘状バネである。いくつかの実施形態は、脱水された生体吸収性構成要素内へ穴が開いた中空セクションを含み、第1のビームが中空セクションを通っている。
いくつかの実施形態では、生体吸収性構成要素は、脱水状態から水和状態へ変移する際に、サイズが増大し、柔らかくなり、ある程度まで液化する。さらに、本体セクション及び第1の固定アームの少なくとも一部は、脱水状態にある場合に生体吸収性構成要素の外側表面内に存在し、それにより、脱水された生体吸収性構成要素が、第1の固定アームに、第1のバネ構成要素のバネ力より大である力を印加し、それにより、脱水された生体吸収性の外側表面内に存在する第1の固定アームの一部が、脱水された生体吸収性の外側表面内に残ったままである。脱水された生体吸収性構成要素によって印加される力に比べ、生体吸収性構成要素は、水和状態にある場合に第1の固定アームにより弱い力を印加する。このより弱い力は、第1のバネ構成要素のバネ力よりも弱く、それにより、生体吸収性が脱水状態から水和状態に移行する際に、第1の固定アームを固定姿勢に移動させる。
いくつかの実施形態では、第2のビームは、本体セクションと第2のバネ構成要素との間に延びている。本体セクション、及び第2の固定アームの少なくとも一部は、脱水状態にある場合には生体吸収性構成要素の外側表面内に存在し、それにより、脱水された生体吸収性構成要素が、第2の固定アームに、第2のバネ構成要素のバネ力より大である力を印加し、それにより、脱水された生体吸収性の外側表面内に存在する第2の固定アームの一部が、脱水された生体吸収性の外側表面内に残ったままである。脱水された生体吸収性構成要素によって印加される力に比べ、生体吸収性構成要素は、水和状態にある場合に第2の固定アームにより弱い力を印加する。このより弱い力は、第2のバネ構成要素のバネ力よりも弱く、それにより、生体吸収性が脱水状態から水和状態に移行する際に、同様に第2の固定アームを固定姿勢に移動させる。一実施形態では、固定姿勢は、第1の固定アーム及び第2の固定アームが、生検マーカーの横方向のスパンを増大させるように、外向きにバネで移動することを含んでいる。
いくつかの実施形態は、脱水された生体吸収性構成要素内へ穴が開いた中空セクションを含み、第1のビーム及び/または第2のビームが中空セクションを通っている。
本発明のこれら及び他の重要な目的、利点、及び特徴は、本開示が進むにつれて明らかとなるであろう。
したがって、本発明は、本明細書で以下に説明される本開示に例示されることになる構成の特徴、要素の組合せ、及びパーツの配置を含んでおり、本発明の範囲は、特許請求の範囲に示されることになる。
本発明をより完全に理解するために、添付図面を参照して取られる以下の詳細な説明が参照されるものとする。
本発明の一実施形態の正面図である。 本発明の一実施形態の上面図である。 本発明の一実施形態の側面図である。 運搬デバイス内での挿入構成における、本発明の一実施形態の図である。 運搬デバイスの遠位端を離している、本発明の一実施形態の図である。 非吸収性構成要素の一実施形態の正面図である。 非吸収性構成要素の一実施形態の上面図である。 非吸収性構成要素の一実施形態の側面図である。 本発明の一実施形態の正面図である。 本発明の一実施形態の上面図である。 図4Aの細部Cの拡大図である。 本発明の一実施形態の側面図である。 本発明の一実施形態の正面図である。 非吸収性構成要素の一実施形態の正面図である。 非吸収性構成要素の一実施形態の上面図である。 非吸収性構成要素の一実施形態の側面図である。 生体吸収性構成要素が脱水段階と水和段階との両方で示されている、図6Aの正面図である。 生体吸収性構成要素が脱水段階と水和段階との両方で示されている、図6Bの上面図である。 生体吸収性構成要素が脱水段階と水和段階との両方で示されている、図6Cの側面図である。 非吸収性構成要素の一実施形態の正面図である。 非吸収性構成要素の一実施形態の上面図である。 非吸収性構成要素の一実施形態の側面図である。 生体吸収性構成要素が脱水段階と水和段階との両方で示されている、図7Aの正面図である。 生体吸収性構成要素が脱水段階と水和段階との両方で示されている、図7Bの上面図である。 生体吸収性構成要素が脱水段階と水和段階との両方で示されている、図7Cの側面図である。 本発明の一実施形態の正面図である。 生体吸収性構成要素が脱水状態で示されている、本発明の一実施形態の正面図である。 図9Aの細部Zの拡大図である。 生体吸収性構成要素が水和状態で示されている、本発明の一実施形態の正面図である。 生体吸収性構成要素が脱水状態で示されている、本発明の一実施形態の正面図である。 図10Aの細部Zの拡大図である。 生体吸収性構成要素が水和状態で示されている、本発明の一実施形態の正面図である。 生体吸収性構成要素が脱水状態で示されている、本発明の一実施形態の正面図である。 生体吸収性構成要素が水和状態で示されている、本発明の一実施形態の正面図である。 生体吸収性構成要素が脱水状態で示されている、本発明の一実施形態の正面図である。 生体吸収性構成要素が水和状態で示されている、本発明の一実施形態の正面図である。
好ましい実施形態の以下の詳細な説明では、詳細な説明の一部を形成する添付図面を参照する。図面では、説明のために、本発明が実施され得る特定の実施形態が示されている。他の実施形態が利用され得、また、本発明の範囲を逸脱することなく、構造的変更が行われ得ることを理解されたい。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用される場合、単数の形態「a」、「an」、及び「the」は、内容によって明確に別様に指示されていない限り、複数の参照を含んでいる。本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用される場合、「または」との用語は、文脈によって明確に別様に指示されていない限り、「及び/または」を含むその意味において概して採用される。
本明細書で使用される場合、「実質的に垂直」は、2つの対象または軸が、厳密に垂直であるかほぼ垂直であることを意味する。すなわち、垂直の少なくとも5度、または10度の内にあるか、より好ましくは、垂直の1度未満の内にある。同様に、「実質的に平行」は、2つの対象または軸が、厳密に平行であるかほぼ平行であることを意味する。すなわち、平行の少なくとも5度または10度の内にあり、好ましくは、平行の1度未満の内にある。
本明細書で使用される場合、「被験体」、「患者」、または「有機体」との用語は、人間及び動物(たとえば、マウス、ラット、豚、猫、犬、及びウマ)を含んでいる。
図1に示すように、本発明の一実施形態は、生体吸収性/生物分解性の構成要素101と、非吸収性構成要素103とで構成された生検マーカーを含んでいる。いくつかの実施形態では、非吸収性構成要素103の少なくとも一部は、生体吸収性構成要素101の中に存在している。いくつかの実施形態では、本明細書で説明されるように、非吸収性構成要素103の少なくとも本体セクション102は、生体吸収性構成要素101内に存在し、また、非吸収性構成要素103が生体吸収性構成要素101から滑り出ることを防止するために、非線形及び/または多次元的である。
いくつかの実施形態では、生体吸収性構成要素101は、患者の内部組織または生物学的流体と接触すると膨張する、ヒドロゲルなどの膨張性の材料で構成されている。いくつかの実施形態では、生体吸収性構成要素101には、限定ではないが、ポリグリコール酸(PGA)、ポリ乳酸(PLA)、糖ベースの組成、澱粉ベースの組成、もしくは、コラーゲン、ヒドロゲルなどの生物質ベースの組成、または前述のものの任意の組合せを含む、任意の生体吸収性材料が含まれる。いくつかの実施形態では、生体吸収性構成要素101は、患者の身体内のどこかの開口または穴を閉じるように設計されたバイオプラグである。生体吸収性構成要素は、任意のサイズである場合があり、また、概して任意の形状とすることができる。一実施形態では、生体吸収性構成要素101は、図2に示すように、筒状の形状であり、運搬デバイス202の内部管腔の断面積に概して等しい脱水状態の断面サイズを有している。
いくつかの実施形態では、非吸収性構成要素103の少なくとも一部は、限定ではないが、ニチノール、チタン、及びステンレス鋼を含む、1つまたは複数の金属材料で構成されている。非吸収性構成要素103は、生体吸収性構成要素101が吸収されるか破損した後に、長期間にわたって患者内に残ることになる。非吸収性構成要素103は、限定ではないが、X線マシン、CTスキャナ、超音波マシン、またはMRIマシンを含む、撮像設備を使用して、生検マーカー100を容易に確認することを補助する。いくつかの実施形態は、少なくとも1つの撮像マシンを通して識別可能である材料で構成された非吸収性構成要素103の少なくとも本体セクション102を含んでいる。
図1から図3に示すように、本発明の一実施形態は、生体吸収性構成要素101内に存在する、非生体吸収性性構成要素103の本体セクション102を含んでいる。本体セクション102は、(1)非生体吸収性性構成要素103が、ヒドロゲルなどの柔らかい材料で構成された生体吸収性構成要素101から容易に外れ得ないことを確実にする手段を提供し、(2)撮像設備を使用して生検マーカー100を容易に確認することを補助する、特有の確認可能な形状を有している。
いくつかの実施形態では、本体セクション102は、生体吸収性構成要素101のトンネル/導管を通過できないサイズ及び形状を有するように設計されている。生体吸収性構成要素101のトンネル/導管内には、導管の少なくとも1つをも破裂させることなく、ビーム104が存在する。いくつかの実施形態では、本体セクション102は、ビーム104が内部に存在する生体吸収性構成要素101の導管よりも大きい断面のサイズ及び形状を有するように設計されている。ビーム104は、本体セクション102と固定構成要素との間を構造的に接続する。本体セクション102がビーム(複数可)104と同じサイズ及び形状である場合、本体セクション102は、生体吸収性構成要素101をより容易に出ることができ、また、潜在的に、生体吸収性構成要素101の吸収の前に2つの構成要素を互いから分離させる。同じ理由のために、本体セクション102は、全体として、ビーム(複数可)104よりも大である断面のサイズ及び形状を有している。いくつかの実施形態では、同じ理由のために、本体セクション102は線形ではない形状を有している。
本体セクション102の例示的に図示される形状は、コイルの形態である。図1から図4に図示されるコイルは、3つの相互接続された同心の円を含んでいる。しかし、いくつかの実施形態は、マーカーのサイズ、そして最終的には運搬デバイスのサイズを低減させるために、2つの相互接続された同心の円(図5及び図6を参照)で構成されたコイルを有している。一実施形態は、生検マーカー100のサイズをさらに低減させ、外科医がより小さい搬送デバイスを使用してマーカーを挿入することを可能にするように、第1のビーム104aと第2のビーム104bとの間に延びる、単一の同心の円で構成された本体セクション102、またはU形状で構成された本体セクション102を有している。いくつかの実施形態では、本体セクション102は、限定ではないが、蹄鉄、正弦波、及びMを含む、任意の非線形形状である場合がある。
図1から図3に示すように、本体セクション102は、全体として生検マーカー100の中心の長手軸112に対して垂直に向けられた、中心の長手軸114を有している。図4に示すように、いくつかの実施形態は、コイルの中心軸114が生検マーカー100の中心の長手軸112と同軸であるように向けられたコイル形状の本体セクション102を含んでいる。いくつかの実施形態は、生検マーカー100の長手軸112に対して0度から90度の間の角度の中心のコイル軸114を含んでいる。
いくつかの実施形態では、コイルを構成する統合された同心の円は、本体セクション102のサイズを最小にするように密に配置されている。しかし、統合された同心の円の間の空間は、本体セクション102の所望のサイズ、及び、統合された同心の円の空間の変化を通して形成される、生体吸収性構成要素101内の移動に対する抵抗の所望の量に応じて調整され得る。コイルを構成する円のサイズも、本体セクション102の所望のサイズ、及び、統合された同心の円のサイズの変化を通して形成される、生体吸収性構成要素101内の移動に対する抵抗の所望の量に応じて調整することができる。
本体セクション102のサイズは、特定の運搬デバイス202にフィットするように、必要に応じて調整することもできる。患者の身体内の挿入のエリアに応じて、運搬デバイス202の内部管腔の断面積を変化させることができる。最終的には、(生検マーカー100の長手軸112に対する)本体セクション102の断面サイズは、運搬デバイス202の内部管腔の断面積以下となる。一実施形態では、生検マーカー100の長手軸112に対して平行な方向に延びる本体セクション102のサイズは、生検マーカー100の長手軸112に対して平行な方向に延びる生体吸収性構成要素101の長さ以下となる。同様に、一実施形態は、横方向(すなわち、長手軸112に対して垂直)に外向きの方向において生体吸収性構成要素101のサイズ以下である、この同じ方向に延びる本体セクション102のサイズを含んでいる。
いくつかの実施形態では、本体セクション102はコイル形状ではない形状を有している。いくつかの実施形態では、本体セクション102の形状は、非吸収性構成要素103全体を単一の連続したワイヤで構成することを可能にする形状である。いくつかの実施形態では、本体セクション102の形状は、本体セクション102、ビーム104、バネ106、及び固定アーム108を、単一のワイヤで構成することを可能にする形状である。いくつかの実施形態では、本体セクション102の形状は、本体セクション102、ビーム104、及びバネ106を、単一のワイヤで構成することを可能にする形状である。いくつかの実施形態では、本体セクション102の形状は、本体セクション102及びビーム104を、単一のワイヤで構成することを可能にする形状である。いくつかの実施形態では、本体セクション102の形状は、単一のワイヤで構成することができる形状である。
本発明のいくつかの実施形態は、各々が本体セクション102の形状において視覚的に明確な変化を有する、複数の生検マーカーを含んでいる。様々な生検マーカー間の本体セクション102の形状の変化は、撮像設備を通して見た際に各々のマーカーを視覚的に区別できるままである状態で、複数の生検マーカーを患者内に挿入することを可能にする。たとえば、コイル形状、コイルの数、コイルの向き、コイルのサイズ、コイルの同心円のサイズ、またはコイル内の円の間の間隔は、様々な生検マーカーを、撮像設備を使用して互いから区別することができることを確実にするように、調整することができる。同様に、様々な生検マーカー間の本体セクション102の異なる形状を使用することもできる。たとえば、異なる生検マーカーは、コイル、蹄鉄、正弦波、Mなどの形状の本体セクション102を有する場合がある。好ましくは、これら形状は、単一のワイヤを操作するか曲げることによって形成することができる形状である。
本発明の生検マーカー100は、本体セクション102からバネ106に向かって延びる少なくとも1つのビーム104をさらに含んでいる。1つまたは複数のビーム104は、本体セクション102とバネ106との間を機械的に相互接続する。いくつかの実施形態では、ビーム(複数可)104は、生検マーカー100の長手軸112に対し、概して平行な方向に延びている。この方向に延びることにより、生検マーカー100の断面積を制限することを補助している。いくつかの実施形態は、長手軸112に対して概して平行ではない方向に、本体セクション102から延びるビーム104を含んでいる。
図1から図4に示すように、いくつかの実施形態は、2つのビーム104a、104bを含んでいる。図1から図3では、ビーム104aとビーム104bとの両方が、概して同じ方向に延びている。代替的には、図4は、いくつかの実施形態がどのように、概して反対の方向に延びるビーム104a、104bを含むかを示している。いくつかの実施形態は、3つ以上のビーム104を有する場合があり、このため、3つ以上のバネ106、固定アーム108、及び足場110を有する場合がある。
いくつかの実施形態では、ビーム104aとビーム104bとは、図4に示すように同じ長さである場合があるか、図5に示すように異なる長さを有する場合がある。異なる長さのビーム104a、104bでは、バネ106a、106bは、生検マーカー100の長さに沿って異なる位置に存在し、このため、横/径方向(すなわち、長手軸112に対して垂直な方向)において、バネ106a、106bが生検マーカー100の長手方向の広がりに沿っての同じ位置を占める場合に比べ、少ない空間を占める。最終的には、このスペースの低減により、より小さい直径の運搬デバイス202を使用することが可能になる。
図6及び図7に示す実施形態などのいくつかの実施形態は、本体セクション102とバネ106との間に延びる単一のビーム104を含んでいる。図6に示すようないくつかの実施形態では、ビーム104は、本体セクション102の中心の長手軸114に対し、概して垂直な方向に延びている。図7に示すように、いくつかの実施形態は、本体セクション102の中心の長手軸114に対して概して平行である方向に延びるビーム104を含んでいる。
いくつかの実施形態では、図6及び図7に示すように、バネ(複数可)106は、生検マーカー100を患者内に挿入するプロセスの前、またはプロセス中の最初に、生体吸収性構成要素101が脱水状態にある場合、生体吸収性構成要素101の外側に存在する。脱水状態にある場合にバネ(複数可)106が生体吸収性構成要素101aの外側に存在するため、ビーム(複数可)104は、脱水状態にある場合、本体セクション102と、生体吸収性構成要素101aの、長手方向端部などの外側表面との間の距離より大である長さを有している。いくつかの実施形態では、ビーム104は、水和状態101bにある場合、足場110が、生体吸収性構成要素101の長手方向端部を長手方向に越えて存在することを確実にするための十分な長さを有している。いくつかの実施形態では、図8に示すように、ビーム104は、参照符号101bによって示されるように水和状態にある場合、本体セクション102と生体吸収性構成要素101の長手方向端部との間の距離より大である長さを有している。
本発明は、バネ構成要素106(「バネ106」とも称される)と、固定アーム108と、足場110とで構成された、少なくとも1つのバネで付勢されたアンカーを有する非吸収性構成要素103をさらに含んでいる。バネ106は、生検マーカー100の本体セクション102に取り付けられているか、一体になっている端部とは反対側のビーム104の端部に位置している。バネ106は、そのそれぞれの固定アーム108が、生検マーカー100を生検部位に固定するための固定位置に有効にバネによって開くことを可能にする。
少なくともバネ106は、ニチノール、チタン、ステンレス鋼などの弾性材料で構成されており、それにより、生検マーカー100を強制的に挿入構成にすることができ、次いで、患者の身体内に配置された場合に固定構成へと跳ね返って戻すことができる。いくつかの実施形態では、バネ構成要素106、固定アーム108、及び足場110は、1つまたは複数の弾性材料で構成されている。他の実施形態では、非吸収性構成要素103全体が弾性材料(複数可)で構成されている。
図1から図3に提供したように、バネ106は、トーションバネとして図示されている。各トーションバネの第1の端部はビーム104と一体になっており、各トーションバネの第2の端部は固定アーム108と一体になっている。しかし、バネ構成要素の一実施形態は、限定ではないが、肘状バネ、ループバネ、板バネ、らせんバネ、圧縮バネ、プレートバネなどを含む、当業者に知られている他の設計の動的バネを含む場合がある。バネ106は、それぞれのビーム104とそれぞれの固定アーム108との間の角度が180度に等しくない静止の位置を含んでいる。
図4から図9に示すように、バネ106は肘状バネである。肘状バネは、非生体吸収性性構成要素103が単一のワイヤで構成されている場合、製造が容易である。肘状バネ106は、それぞれのビーム104とそれぞれの固定アーム108との間の角度が180度に等しくない静止の位置を有している。しかし、肘状バネは、外力を受ける場合、静止の位置から曲げられる場合がある。
一実施形態では、バネ106は、バネ106が静止の位置にある際にビーム104と固定アーム108との間の角度が約125度であるように設計されている。いくつかの実施形態は、ビーム104と固定アーム108との間の角度が90度から180度の間である静止の位置を有するバネ106を含んでいる。いくつかの実施形態は、ビーム104と固定アーム108との間の角度が100度から160度の間である静止の位置を有するバネ106を含んでいる。いくつかの実施形態は、ビーム104と固定アーム108との角度が、水和状態と脱水状態との両方において足場110がヒドロゲルの外にあることを確実にするために十分である静止の位置を有するバネ106を含んでいる。
一実施形態では、バネ構成要素106は、そのそれぞれのビーム104と固定アーム108との間に配置されたヒンジ/回転軸を規定する構造を含んでいる。換言すると、バネの機能は、弾性部材を単に曲げることを超える構造的構成要素及び特徴に関連している。
前に説明したように、バネ106は、非生体吸収性性構成要素103を操作して挿入構成にすることを可能にする。挿入構成では、固定アーム108と、そしてひいては足場110とが、バネ106のバネ力より大である力の下で操作される。固定アーム108、そしてひいては足場110は、中心の長手軸112に向けて力が加えられて、生検マーカー100の断面積が低減され、それにより、生検マーカー100が、図2Aに示すように、運搬デバイス202の内部管腔内にフィットする。運搬デバイス202は、生検マーカー100を生検部位に搬送するために患者内に挿入することができる、任意のニードル、カテーテル、または任意の他の生体挿入可能な筒状構造とすることができる。いくつかの実施形態では、バネ106は、固定アーム108及び足場110が、非吸収性構成要素103が生体吸収性構成要素101の断面積以下の断面積を有するようになるまで中心の長手軸112に向けて力が加えられることを許容するように適合されている。
生検マーカー100が患者内に挿入される場合、生検マーカー100は、たとえばプランジャデバイス204を使用して運搬デバイス202から押し出され、固定アーム108、そしてひいては足場110は、これらが図2Bに示すように運搬デバイス202の内部管腔を出る際に、バネ106からのバネ力の下で固定構成へとバネで移動する。固定構成では、生検マーカー100の横方向/径方向のスパン、すなわち断面積が、生検マーカー100が挿入構成にある場合の断面積より大である。通常、固定アーム108は、中心の長手軸112から外向きにバネによって移動することになる。非吸収性構成要素103の材料の弾性もしくはバネ106のバネ力、及び/または、生検マーカー100が配置される周囲の組織の密度に応じて、1つまたは複数の固定アーム108は、そのそれぞれの静止の位置に戻ることになるか、バネ106のバネ力がアンカーアセンブリ上の組織の力と等しくなるまで外向きにバネで移動することになる。
いくつかの実施形態では、バネ106は、生体吸収性構成要素101が脱水状態にある場合、生体吸収性構成要素101の外側に存在する。いくつかの実施形態では、バネ106は、生体吸収性構成要素101が水和状態にある場合、生体吸収性構成要素101の外側に存在する。いくつかの実施形態では、バネ106は、生体吸収性構成要素101が水和状態にある場合ではなく、生体吸収性構成要素101が脱水状態にある場合に、生体吸収性構成要素101の外側に存在する。
固定アーム(複数可)108は、本体セクション102から離れる方向に、バネ(複数可)106を越えてさらに延びている。固定アーム108は、患者内の組織と係合し、足場(複数可)110を本体セクション102からさらに突出させて、患者内の組織と係合するように設計されている。実施形態に応じて、生検マーカー100は、1つまたは複数の固定アーム108を有する場合がある。通常、生検マーカー100は、バネ106毎に1つの固定アーム108を有することになる。
いくつかの実施形態では、固定アーム108は、水和状態にある場合に、バネ106と生体吸収性構成要素101のエッジとの間の(静止の位置にある場合の固定アーム108と同じ方向の)距離以上の長さを有している。結果として、足場110は、生体吸収性構成要素101よりむしろ患者の組織と係合する。2つ以上の固定アーム108を有するいくつかの実施形態では、1つの固定アームが他の固定アームより長い長さを有しており、それにより、各足場110が互いから長手方向に離間し、このため、挿入姿勢にある場合、横方向/径方向のより少ない空間を占めることができる。
いくつかの実施形態では、固定アーム108は、単一のワイヤが連続したものであり、このワイヤにより、非吸収性構成要素103の他の部分が構成されている。いくつかの実施形態では、固定アーム108は、非吸収性構成要素103の各部と同じ断面のサイズを有している。いくつかの実施形態では、固定アーム108は、固定アーム108が患者の組織と係合することを補助するように、非吸収性構成要素103の他の部分より大である断面のサイズを有している。
いくつかの実施形態では、固定アーム108は、円形形状の断面を有している。いくつかの実施形態では、固定アーム108は、患者の組織との摩擦を増大させ、最終的には、固定アーム108が患者の組織と係合することを補助するように、円形ではない断面形状を有している。いくつかの実施形態では、固定アーム108は、固定アーム108が患者の組織と係合することを補助するように、摩擦を増大させる要素または摩擦を増大させる材料を有する外側表面を有している。
本発明は、固定アーム108の遠位端に1つまたは複数の足場110をさらに含んでいる。いくつかの実施形態は、各固定アーム108に取り付けられているか、または一体になっている足場110を含んでいる。足場110は、配置した後の組織の成長のために、別の固定手段及び構造的サポートを提供する。足場110の上または周囲の組織の成長は、生検マーカー100が生検部位から移動することを防止する助けになる。
一実施形態では、各足場110は非線形形状を有している。いくつかの実施形態では、足場110はループ形状を有している。このことは、図4Cにもっともよく見られる。図4Cに図示されているように、足場110のもっとも遠位の端部116は、ループ形状を形成する中で固定アーム108を越えて延びている。固定アーム108を越える遠位端116の延長部分、または、足場110の他の部分は、遠位端116が、患者の組織内に引っかかることをより可能にすることを確実にする。さらに、ループ形状は、穴118を残すように設計されており、この穴を通して組織が成長することができ、足場110上によりよい引っかかりを提供する。他の実施形態は、固定アーム108を越えて延びるもっとも遠位の端部116を含んでいない場合がある、及び/または、穴118を含まない場合がある。
図1Bにもっともよく図示されているようないくつかの実施形態では、各足場110の遠位端116は、中心の長手方向の軸112及び114に向けて内向きにループしている。図4Bにもっともよく図示されているようないくつかの実施形態では、各足場110の遠位端116は、同じ方向に、中心の長手方向の軸112及び114から外向きにループしている。いくつかの実施形態では、各足場110の遠位端116は、反対方向に、中心の長手方向の軸112及び114から外向きにループしている。図5にもっともよく図示されているようないくつかの実施形態では、各足場110の遠位端116は、中心の長手方向の軸112及び114から外向きに、かつ互いから離れるようにループしている。ループの向き及び遠位端116の方向は、挿入姿勢にある場合に足場110が占める横方向/径方向の空間を低減させるために最適化されている。結果として、内部管腔、そしてひいては運搬デバイス202は、全体として断面を低減させて、患者の身体の開口のサイズを制限することができる。
いくつかの実施形態では、バーブ状の形状またはJフック形状を遠位端116に有する足場110を含んでいる。遠位端116のバーブ状の形状またはJフック形状は、固定アーム108が、挿入姿勢に向かって、または、挿入場所に向かって戻ることを防止する方法で向けられている。いくつかの実施形態では、足場110は、固定アーム108が、挿入姿勢に向かって、または、挿入場所に向かって戻ることを防止する任意の非線形形状である。
いくつかの実施形態では、足場110は、単一のワイヤが連続したものであり、このワイヤにより、非吸収性構成要素103の他の部分が構成されている。いくつかの実施形態では、足場110は、非吸収性構成要素103の各部と同じ断面のサイズを有している。いくつかの実施形態では、足場110は、足場110が患者の組織と係合することを補助するように、非吸収性構成要素103の他の部分より大である断面のサイズを有している。いくつかの実施形態では、足場110は、円形形状の断面を有している。いくつかの実施形態では、足場110は、患者の組織との摩擦を増大させ、最終的には、足場110が患者の組織と係合することを補助するように、円形ではない断面形状を有している。いくつかの実施形態では、足場110は、足場110が患者の組織と係合することを補助するように、摩擦を増大させる要素または摩擦を増大させる材料を有する外側表面を有している。
手術の間、本発明の生検マーカー100は、生体親和性の運搬デバイス202を使用して患者内に挿入できるサイズ及び形状を有している。生検マーカー100は、図2Aに示す挿入姿勢にされる。挿入操作において、固定アーム108は、ある位置に押し込まれ、この位置において、生検マーカー100の断面積が運搬デバイス202の内部管腔内にフィットするように低減される。この位置は、(図示していない)いくつかの実施形態では、上方かつ本体セクション102に向けて折りたたまれているか、ビーム104と固定アーム108との間の角度を180度へ、または180度近くにするように、図2Aに示すように下方かつ本体セクション102から離れるように折りたたまれた固定アーム108を含んでいる。生検マーカー100は、こうして、運搬デバイス202の内部管腔内へ押し込まれ、内部管腔が生検マーカー100を挿入姿勢に保持する。
運搬デバイス202は、すでに位置決めが完了しているか、生検部位の位置へ挿入される。このため、生検部位への入口ポイントは、概して、運搬デバイス202の断面積のサイズである。次いで、生検マーカー100を運搬デバイス202の遠位端から押し出すことができ、運搬デバイス202を出ると、固定アーム108は、静止の位置へ(または、患者の組織が許容するだけ静止の位置の近くまで)外向きに有効にバネで移動し、生検マーカー100は、それ自体を生検部位の組織内に固定させる。固定姿勢では、生検マーカー100のスパン/断面積は、運搬デバイス202の断面積より大である。結果として、生検マーカーは、生検マーカー100が固定姿勢にある場合に生検部位に向けて入口ポイントを出ることができない。固定姿勢に向かっての有効なバネの動作は、生検マーカー100がその挿入ポイントにあるままとなることを確実にする。
いくつかの実施形態では、図5、図6Dから図6F、及び図7Dから図7Fに最適に図示されるように、生体吸収性構成要素101は、ヒドロゲルなどの膨張可能な材料である。生体吸収性構成要素101は、少なくとも2つの役割を果たす。一方の役割は、撮像を補助することである。生検マーカー100をヒドロゲル内または別の吸収性物質内に配置することにより、生検マーカー100は、患者内に埋め込まれた後に、超音波スキャンの間により容易に視認可能である。超音波撮像は、空気及び水を非常によく示し、そのため、生体吸収性構成要素101は、超音波画像において黒いエリアとして示される。少なくとも本体セクション102が生体吸収性構成要素101のヒドロゲル内に配置されていることから、ヒドロゲルは、構成要素をともに結び付ける硬化プロセスの間、本体セクション102を囲む。生体吸収性構成要素101内に存在する非生体吸収性性構成要素103の金属構造は、空気として白で示され、生検マーカー100の位置を特定するために容易に確認可能なコントラストを提供する。したがって、撮像設備は、生検マーカー100を容易に確認することができる。
生体吸収性構成要素101の他方の役割は、その膨張可能な性質に結びついている。挿入の前または挿入の間、生体吸収性構成要素は、図6Dから図6F、及び図7Dから図7Fに示すように、参照符号101aによって確認可能な脱水状態にある。生体吸収性構成要素101のサイズ/表面積は、水和段階に比べ、脱水段階では小さくなっている。膨張可能な生体吸収性構成要素101を使用することにより、患者内への挿入のために、生検マーカーのサイズを低減させ、配置された際に、患者の組織の穴または空隙を埋めるように膨張させることができる。
図7D及び図7Eに示すように、生体吸収性構成要素101は、水和された際に、2倍の長さ、及び2.67倍の直径に膨張する場合がある。いくつかの実施形態では、生体吸収性構成要素101は、1.5倍から3倍の長さに膨張する場合がある。いくつかの実施形態では、生体吸収性構成要素101は、1.5倍から3倍の直径に膨張する場合がある。いくつかの実施形態では、生体吸収性構成要素101は、一方向に膨張する。いくつかの実施形態では、生体吸収性構成要素101は、2つの方向に膨張する。いくつかの実施形態では、生体吸収性構成要素101は、すべての方向に膨張する。
ここで図9を参照すると、一実施形態が、脱水状態(図9Aを参照されたい)にある生体吸収性構成要素101を含んでおり、ここでは、バネ106が生体吸収性構成要素101の外側表面の外に存在している。バネ106は、生体吸収性構成要素101の組成に基づいて予め規定された特定のバネ力を有している。生体吸収性構成要素101が水和し、サイズが増大するにつれて(図9Cにおける101b)、生体吸収性構成要素101は、固定アーム108に接触し、固定アーム108に力を加える。この力は、バネ力を超え、固定アーム108をバネ106周りに、固定位置へと回転させる(図9Cに例示されている)。
図9Bに示すように、いくつかの実施形態では、バネ106は、固定アーム108及びビーム104の断面積に比べて断面積が一様なままである場合よりも小さいバネ力を有する、局所的に弱められたエリアを提供するように、低減された断面積を有する場合がある。いくつかの実施形態では、低減された断面積は、ノッチ120の形態である。しかし、代替的な方法及び設計が、固定アーム108及びビーム104の断面積に比べ、バネ106の断面積を低減させるために採用される場合がある。さらに、限定ではないが、正方形、矩形、三角形、及び楕円形を含む、バネ構成要素106の異なる断面形状を採用して、バネ構成要素106のバネ力を変化させることができる。
いくつかの実施形態では、バネ106は、固定アーム108及び/またはビーム104に比べ、代替的な材料で構成される場合がある。バネ106の代替的な材料または組成は、固定アーム108及び/またはビーム104の材料または組成よりも高いコンプライアンス/低い剛性であるように設計される場合がある。さらに、バネ106の曲げ剛性は、生体吸収性構成要素101の組成に基づいて計算される。いくつかの実施形態では、曲げ剛性は、水和のプロセスの間に生体吸収性構成要素101がバネ106の曲げ剛性を超えることを可能にするように制限されている。このプロセスは、図9Aと図9Cとを比較することによって想像することができる。生体吸収性構成要素101は、水和し、サイズが増大する。水和された生体吸収性構成要素101bは固定アーム108に接触し、固定アーム108上に力を加える。この力は、バネ106の曲げ剛性またはバネ力を超え、固定アーム108に、患者の組織を内向きにクランプさせ、把持させる。
すでに説明したように、生体吸収性構成要素101は、水和された際にサイズが変化するように設計されている。厳密な組成、サイズ、及び形状は、生体吸収性構成要素101が水和され、固定アーム108に力を加える際に、固定アーム108が挿入位置から固定位置へ移動することが可能であることを確実にするように調整される場合がある。さらに、厳密な組成、サイズ、及び形状は、固定アーム108のそれぞれの固定位置に変位する際に固定アーム108が移動可能である総量を変化させるように調整される場合がある。いくつかの実施形態では、生体吸収性構成要素101はヒドロゲルである。しかし、厳密な組成は、非吸収性構成要素の意図される用途、機能的パラメータ、ならびにサイズ、形状、及び設計に基づいて変化し得る。
ここで図10を参照すると、本発明の一実施形態は、図9に図示された実施形態に類似の全体の設計及び機能を有しているが、生体吸収性構成要素101は、中空セクション122を有している。中空セクション122は、本体セクション102がヒドロゲル101内に包含されたままであることを確実にするように、本体セクション102から離間している。ビーム104a及び/または104bは、中空セクション122を通って延びており、中空セクション122は、バネ106及び/または固定アーム108に向けて開口している。中空セクション122は、固定アーム108と相互作用することができる生体吸収性構成要素101の量を低減させた。換言すると、生体吸収性構成要素101は、図9に示す実施形態と同様に、中空セクション122が存在しない場合に印加されることになる力よりも少ない力を、水和プロセスの間に固定アーム108に印加する。結果として、中空セクション122の包含が唯一の差異である場合、固定アームは内向きに少なくクランプする。このことは、図9Cを図10Cと比較することによって見ることができる。
中空セクション122は、固定アームが互いに向けて旋回する範囲を制限することを意図して設計することができるか、またはより弱いバネ構成要素106を使用することを可能にすることができる。その意図に関わらず、バネ106のバネ力/曲げ剛性、中空セクション122/生体吸収性構成要素101のサイズ、位置、及び組成、及び/または固定アーム108の所望の動きは、任意の所与の状況の必要に応じて調整及び最適化され得る。
図9A及び図10Aは、概して細長い筒状形状を有する、脱水された生体吸収性構成要素101aを図示しており、脱水された生体吸収性構成要素101aの底部表面を通ってビーム106が延びている。生体吸収性構成要素101が水和される場合、固定アーム108が、生体吸収性構成要素101の中心の長手軸に向かって内向きにクランプする。しかし、この向きは唯一可能である向きではない。いくつかの実施形態では、ビーム106は、脱水された生体吸収性構成要素101aの外側表面を異なる向きで通って延び、生体吸収性構成要素101が水和される場合、固定アーム108は、患者の組織を把持するように、互いに向けて内向きにクランプする。
バネ106の形状及び設計は、本明細書に記載の形状及び設計にいずれかに従う場合がある。さらに、バネの位置は、他の実施形態に関して本明細書に記載したように、本体セクション102からオフセットしているか、同じ概略的距離にある場合がある。
同様に、足場110、ビーム104、及び本体セクション102は、本明細書に記載の様々な実施形態に従って設計されている場合がある。
非吸収性構成要素103のいくつかの実施形態は、複雑な非線形の固定形状を形成するように、本体セクション102と足場110との間に延びるいくつかのバネ/曲げセクションを有している。さらに、生体吸収性構成要素101は、複雑な非線形の固定形状を形成するように、バネ/曲げセクションと実施可能に相互作用するために、様々な特徴、形状、及び/または組成を含んでいる。
ここで図11を参照すると、本発明の一実施形態は、脱水された生体吸収性構成要素101aで存在する、バネ106、及び固定アーム108の少なくとも一部を含んでいる。生体吸収性構成要素101は、脱水状態では、より高い剛性を有し、より強固になっている。さらに、バネ106は、固定アーム108が脱水された生体吸収性構成要素101a内にあるままであることを確実にするように、閾値の量未満のバネ力を有している。
生体吸収性構成要素101は、水和状態に移行する際に柔らかくなる。このことは、通常、固定デバイスがインプラントされる際に起こる。さらに、バネ106の閾値のバネ力は、水和された生体吸収性構成要素101aが固定アーム108に印加する力よりも大である。このため、バネ106は、生体吸収性構成要素101が水和された際に、固定アーム108のそれぞれの固定位置へと互いから離れるように固定アーム108に外向きに力を加える。この変移は、図11A(脱水/挿入状態)を図11B(水和/固定状態)に対して比較する中で見ることができる。
バネ106のバネ力/曲げ剛性、生体吸収性構成要素101のサイズ、位置、及び組成、及び/または固定アーム108の所望の動きは、任意の所与の状況の必要に応じて調整及び最適化され得る。
バネ106の形状及び設計は、本明細書に記載の形状及び設計にいずれかに従う場合がある。さらに、バネの位置は、他の実施形態に関して本明細書に記載したように、本体セクション102からオフセットしているか、同じ概略的距離にある場合がある。同様に、足場110及び本体セクション102は、本明細書に記載の様々な実施形態に従って設計されている場合がある。
図12は、図11に示す実施形態の変形形態を示している。図12に示す実施形態は、中空セクション122を含んでいる。この中空セクション122は、バネ106と、固定アーム108の一部とを収容している。中空セクション122は2つの役割を有している。第1の役割は、生体吸収性構成要素101が脱水された際にハウジングキャビティとして作用することである。第2の役割は、図11に示すものなどの中空ではない生体吸収性構成要素に比べ、生体吸収性構成要素101が水和した際の固定アーム108に対する抵抗の低減である。
図10の実施形態と同様に、図12の実施形態の中空セクション122は、固定アームのそれぞれの固定位置に移行する際に固定アームが移動する量を制御するように設計することができる。さらに、中空セクション122は、より弱いバネ106を使用することを可能にするように設計することができる。その意図に関わらず、バネ構成要素106のバネ力/曲げ剛性、中空セクション122/生体吸収性構成要素101のサイズ、位置、及び組成、及び/または固定アーム108の所望の動きは、任意の所与の状況の必要に応じて調整及び最適化され得る。
本発明の一実施形態は、図11から図12に示す固定デバイスを形成する方法である。新規の方法は、非生体吸収性性構成要素を、非線形の本体セクション、少なくとも1つのバネ構成要素、及び少なくとも1つの固定アームを有する、所定のバネで付勢された形状に曲げることを含んでいる。非生体吸収性性構成要素は、テンションがかけられた状態で挿入姿勢に屈曲され、生体吸収性構成要素は、固定アームの少なくとも一部の周りで脱水されて、挿入姿勢にアームを保持する。いくつかの実施形態では、生体吸収性構成要素は、本体セクション、ビーム(複数可)、バネ(複数可)、及び固定アーム(複数可)の少なくとも一部の周りで脱水される。
いくつかの実施形態では、非生体吸収性性構成要素103は、全体が単一のワイヤの構造で構成されている。いくつかの実施形態では、非生体吸収性性構成要素103は、単一のワイヤの構造で構成されており、ワイヤは、概して円形の断面を有している。単一のワイヤをもとに、ワイヤを所望の固定姿勢に曲げることにより、本体セクション102、ビーム104、バネ構成要素106、固定アーム108、及び足場110を構築することができる。単一のワイヤの構造を使用することにより、製造の時間、コスト、及び複雑さが大きく低減される。
いくつかの実施形態では、生検マーカー100は、脱水状態の際に、約1mmから20mmの間の長手方向の全長を有している。いくつかの実施形態では、生検マーカー100の長さは、脱水されている場合は7.5mmから10mmの間である。いくつかの実施形態では、生検マーカー100は、脱水されている場合の5mmの長さと、脱水されている場合の1.3mmの外径とを有している。いくつかの実施形態では、非生体吸収性性構成要素103は、約1mmから7mmの間の長手方向の全長を有している。
上に説明された利点、及び前述の記載から明らかとされる利点は、有効に達成される。本発明の範囲を逸脱することなく、特定の変更が上述の構成に行われる場合があることから、上の詳細な説明に含まれるか、または添付図面に図示されるすべての事項は、説明的ものと解釈され、限定的意味では解釈されないことが意図されている。
添付の特許請求の範囲が、本明細書に記載される本発明の包括的及び明示的な特徴のすべてをカバーすることを意図していること、ならびに、本発明の範囲のすべての言及が、言語が原因で、それらの間となると言われる場合があることをも理解されたい。
〔実施の態様〕
(1) 生検マーカーであって、
生体吸収性構成要素と、
非生体吸収性構成要素であって、前記非生体吸収性性構成要素が、
予め規定された非線形形状を有する本体セクションであって、前記本体セクションが、前記生体吸収性構成要素内に少なくとも部分的に存在する、前記本体セクションと、
前記本体セクションから第1のバネ構成要素に延びる第1のビームであって、
前記バネ構成要素が第1の固定アームと前記第1のビームとの間に存在する、
前記第1のビームと、
挿入姿勢及び固定姿勢であって、前記挿入姿勢は、前記生検マーカーが、前記固定姿勢にある場合の前記生検マーカーの横方向のスパンとは異なっている前記横方向のスパンを有することを含んでおり、
前記挿入姿勢は、前記固定アームが、前記バネ構成要素からのバネ力を超えるように保持力にさらされることを含み、
前記固定姿勢が、前記固定アームが前記保持力を受けないこと、及び、前記バネ構成要素が前記固定アームを、バネによって静止の位置へ移動させ、それにより、前記生検マーカーの前記横方向のスパンを変化させることを含む、
前記挿入姿勢及び前記固定姿勢と、を含む、
前記非生体吸収性性構成要素と、を備えている前記生検マーカー。
(2) 前記固定アームの遠位端に非線形の足場セクションをさらに含む、実施態様1に記載の生検マーカー。
(3) 前記本体セクションがコイル形状を有している、実施態様1に記載の生検マーカー。
(4) 前記バネ構成要素がトーションバネである、実施態様1に記載の生検マーカー。
(5) 前記バネ構成要素が肘状バネである、実施態様1に記載の生検マーカー。
(6) 前記非生体吸収性性構成要素が金属材料で形成されている、実施態様1に記載の生検マーカー。
(7) 前記非生体吸収性性構成要素が単一の連続したワイヤで構成されている、実施態様1に記載の生検マーカー。
(8) 脱水させてサイズを低減させることができ、水和させてサイズを増大させることができる膨張可能な材料で構成された前記生体吸収性構成要素をさらに含んでいる、実施態様1に記載の生検マーカー。
(9) 前記生体吸収性構成要素が脱水状態にある場合に前記生体吸収性構成要素内に存在する前記本体セクションと、
前記脱水状態にある場合に前記本体セクションと前記生体吸収性構成要素の外側表面との間の距離より大である長さを有し、それにより、前記第1のバネ構成要素が、前記脱水状態にある場合に前記生体吸収性構成要素の外側に存在する、前記第1のビームと、
をさらに含む、実施態様8に記載の生検マーカー。
(10) 前記生体吸収性構成要素が、前記生体吸収性構成要素が前記第1の固定アームに力を印加することになる量だけ、水和された際にサイズが増大し、前記生体吸収性構成要素によって印加される前記力が、前記第1のバネ構成要素の前記バネ力を超え、前記第1の固定アームを前記固定姿勢に移動させる、実施態様9に記載の生検マーカー。
(11) 前記固定姿勢が、前記生検マーカーの中心長手軸に向かって前記固定アームが移動することを含んでいる、実施態様10に記載の生検マーカー。
(12) 脱水された前記生体吸収性構成要素内へ穿孔された中空セクションをさらに含み、前記第1のビームが前記中空セクションを通っている、実施態様9に記載の生検マーカー。
(13) 前記本体セクション、及び前記第1の固定アームの少なくとも一部が、前記脱水状態にある場合には前記生体吸収性構成要素の外側表面内に存在し、それにより、脱水された前記生体吸収性構成要素が、前記第1の固定アームに、前記第1のバネ構成要素の前記バネ力より大である力を印加し、それにより、脱水された前記生体吸収性の前記外側表面内に存在する前記第1の固定アームの前記一部が、脱水された前記生体吸収性の前記外側表面内に残ったままであり、
前記生体吸収性構成要素が、前記水和状態にある場合に前記第1の固定アームに、脱水された前記生体吸収性構成要素によって印加される前記力に比べてより弱い力を印加し、前記より弱い力が、前記第1のバネ構成要素の前記バネ力未満であり、
前記第1のバネ構成要素が、それにより、前記生体吸収性が前記脱水状態から前記水和状態に移行する際に、前記第1の固定アームを前記固定姿勢に移動させることをさらに含む、
実施態様9に記載の生検マーカー。
(14) 前記本体セクションから第2のバネ構成要素に延びる第2のビームをさらに含み、
前記第2のバネ構成要素が第2の固定アームと前記第2のビームとの間に存在し、
前記挿入姿勢が、前記第2の固定アームが、前記バネ構成要素からの前記バネ力を超えるように力にさらされることをさらに含み、
前記固定姿勢が、前記第2の固定アームが前記力を受けないこと、及び、前記第2のバネ構成要素が前記第2の固定アームを、バネによって静止の位置へ移動させ、それにより、前記生検マーカーの前記横方向のスパンを変化させることをさらに含む、
実施態様1に記載の生検マーカー。
(15) 前記第1のビームの前記長さと前記第2のビームの前記長さとが異なっている、実施態様14に記載の生検マーカー。
(16) 生検マーカーであって、
脱水させてサイズを低減させることができ、水和させてサイズを増大させることができる膨張可能な材料で構成された生体吸収性構成要素と、
非生体吸収性構成要素であって、前記非生体吸収性構成要素が、
予め規定された非線形形状を有する本体セクションであって、前記本体セクションが、前記生体吸収性構成要素内に少なくとも部分的に存在する、前記本体セクションと、
前記本体セクションから第1のバネ構成要素に延びる第1のビームであって、
前記バネ構成要素が第1の固定アームと前記第1のビームとの間に存在する、
前記第1のビームと、
挿入姿勢及び固定姿勢であって、前記挿入姿勢は、前記生検マーカーが、前記固定姿勢にある場合の前記生検マーカーの横方向のスパンとは異なっている前記横方向のスパンを有することを含んでおり、
前記挿入姿勢は、前記固定アームが、前記バネ構成要素からのバネ力を超えるように保持力にさらされることを含み、
前記固定姿勢が、前記固定アームが前記保持力を受けないこと、及び、前記バネ構成要素が前記固定アームを、バネによって静止の位置へ移動させ、それにより、前記生検マーカーの前記横方向のスパンを変化させることを含む、
前記挿入姿勢及び前記固定姿勢と、を含む、
前記非生体吸収性構成要素と、を備えている前記生検マーカー。
(17) 前記固定アームの遠位端に非線形の足場セクションをさらに含む、実施態様16に記載の生検マーカー。
(18) 前記本体セクションがコイル形状を有している、実施態様16に記載の生検マーカー。
(19) 前記バネ構成要素がトーションバネである、実施態様16に記載の生検マーカー。
(20) 前記バネ構成要素が肘状バネである、実施態様16に記載の生検マーカー。
(21) 前記非生体吸収性構成要素が金属材料で形成されている、実施態様16に記載の生検マーカー。
(22) 前記非生体吸収性構成要素が単一の連続したワイヤで構成されている、実施態様16に記載の生検マーカー。
(23) 前記生体吸収性構成要素が脱水状態にある場合に前記生体吸収性構成要素内に存在する前記本体セクションと、
前記脱水状態にある場合に前記本体セクションと前記生体吸収性構成要素の外側表面との間の距離より大である長さを有し、それにより、前記第1のバネ構成要素が、前記脱水状態にある場合に前記生体吸収性構成要素の外側に存在する、前記第1のビームと、
をさらに含む、実施態様16に記載の生検マーカー。
(24) 前記生体吸収性構成要素が、前記生体吸収性構成要素が前記第1の固定アームに力を印加することになる量だけ、水和された際にサイズが増大し、前記生体吸収性構成要素によって印加される前記力が、前記第1のバネ構成要素の前記バネ力を超え、前記第1の固定アームを前記固定姿勢に移動させる、実施態様23に記載の生検マーカー。
(25) 前記固定姿勢が、前記生検マーカーの中心長手軸に向かって前記固定アームが移動することを含んでいる、実施態様24に記載の生検マーカー。
(26) 脱水された前記生体吸収性構成要素内へ穴が開いた中空セクションをさらに含み、前記第1のビームが前記中空セクションを通っている、実施態様23に記載の生検マーカー。
(27) 前記本体セクション、及び前記第1の固定アームの少なくとも一部が、前記脱水状態にある場合には前記生体吸収性構成要素の外側表面内に存在し、それにより、脱水された前記生体吸収性構成要素が、前記第1の固定アームに、前記第1のバネ構成要素の前記バネ力より大である力を印加し、それにより、脱水された前記生体吸収性の前記外側表面内に存在する前記第1の固定アームの前記一部が、脱水された前記生体吸収性の前記外側表面内に残ったままであり、
前記生体吸収性構成要素が、前記水和状態にある場合に前記第1の固定アームに、脱水された前記生体吸収性構成要素によって印加される前記力に比べてより弱い力を印加し、前記より弱い力が、前記第1のバネ構成要素の前記バネ力未満であり、
前記第1のバネ構成要素が、それにより、前記生体吸収性が前記脱水状態から前記水和状態に移行する際に、前記第1の固定アームを前記固定姿勢に移動させることをさらに含む、
実施態様23に記載の生検マーカー。
(28) 前記本体セクションから第2のバネ構成要素に延びる第2のビームをさらに含み、
前記第2のバネ構成要素が第2の固定アームと前記第2のビームとの間に存在し、
前記挿入姿勢が、前記第2の固定アームが、前記バネ構成要素からの前記バネ力を超えるように力にさらされることをさらに含み、
前記固定姿勢が、前記第2の固定アームが前記力を受けないこと、及び、前記第2のバネ構成要素が前記第2の固定アームを、バネによって静止の位置へ移動させ、それにより、前記生検マーカーの前記横方向のスパンを変化させることをさらに含む、
実施態様16に記載の生検マーカー。
(29) 前記第1のビームの前記長さと前記第2のビームの前記長さとが異なっている、実施態様28に記載の生検マーカー。

Claims (14)

  1. 生検マーカーであって、
    脱水させてサイズを低減させることができ、水和させてサイズを増大させることができる膨張可能な材料で構成された生体吸収性構成要素と、
    非生体吸収性構成要素であって、前記非生体吸収性構成要素が、
    予め規定された非線形形状を有する本体セクションであって、前記本体セクションが、前記生体吸収性構成要素内に少なくとも部分的に存在する、前記本体セクションと、
    前記本体セクションから第1のバネ構成要素に延びる第1のビームであって、
    前記バネ構成要素が第1の固定アームと前記第1のビームとの間に存在する、
    前記第1のビームと、
    挿入姿勢及び固定姿勢であって、前記挿入姿勢は、前記生検マーカーが、前記固定姿勢にある場合の前記生検マーカーの横方向のスパンとは異なっている前記横方向のスパンを有することを含んでおり、
    前記挿入姿勢は、前記固定アームが、前記バネ構成要素からのバネ力を超えるように保持力にさらされることを含み、
    前記固定姿勢が、前記固定アームが前記保持力を受けないこと、及び、前記バネ構成要素が前記固定アームを、バネによって静止の位置へ移動させ、それにより、前記生検マーカーの前記横方向のスパンを変化させることを含む、
    前記挿入姿勢及び前記固定姿勢と、を含む、
    前記非生体吸収性構成要素と、を備えている前記生検マーカー。
  2. 前記固定アームの遠位端に非線形の足場セクションをさらに含む、請求項1に記載の生検マーカー。
  3. 前記本体セクションがコイル形状を有している、請求項1に記載の生検マーカー。
  4. 前記バネ構成要素がトーションバネである、請求項1に記載の生検マーカー。
  5. 前記バネ構成要素が肘状バネである、請求項1に記載の生検マーカー。
  6. 前記非生体吸収性構成要素が金属材料で形成されている、請求項1に記載の生検マーカー。
  7. 前記非生体吸収性構成要素が単一の連続したワイヤで構成されている、請求項1に記載の生検マーカー。
  8. 前記生体吸収性構成要素が脱水状態にある場合に前記生体吸収性構成要素内に存在する前記本体セクションと、
    前記脱水状態にある場合に前記本体セクションと前記生体吸収性構成要素の外側表面との間の距離より大である長さを有し、それにより、前記第1のバネ構成要素が、前記脱水状態にある場合に前記生体吸収性構成要素の外側に存在する、前記第1のビームと、
    をさらに含む、請求項1に記載の生検マーカー。
  9. 前記生体吸収性構成要素が、前記生体吸収性構成要素が前記第1の固定アームに力を印加することになる量だけ、水和された際にサイズが増大し、前記生体吸収性構成要素によって印加される前記力が、前記第1のバネ構成要素の前記バネ力を超え、前記第1の固定アームを前記固定姿勢に移動させる、請求項8に記載の生検マーカー。
  10. 前記固定姿勢が、前記生検マーカーの中心長手軸に向かって前記固定アームが移動することを含んでいる、請求項9に記載の生検マーカー。
  11. 脱水された前記生体吸収性構成要素内へ穴が開いた中空セクションをさらに含み、前記第1のビームが前記中空セクションを通っている、請求項8に記載の生検マーカー。
  12. 前記本体セクション、及び前記第1の固定アームの少なくとも一部が、前記脱水状態にある場合には前記生体吸収性構成要素の外側表面内に存在し、それにより、脱水された前記生体吸収性構成要素が、前記第1の固定アームに、前記第1のバネ構成要素の前記バネ力より大である力を印加し、それにより、脱水された前記生体吸収性の前記外側表面内に存在する前記第1の固定アームの前記一部が、脱水された前記生体吸収性の前記外側表面内に残ったままであり、
    前記生体吸収性構成要素が、前記水和状態にある場合に前記第1の固定アームに、脱水された前記生体吸収性構成要素によって印加される前記力に比べてより弱い力を印加し、前記より弱い力が、前記第1のバネ構成要素の前記バネ力未満であり、
    前記第1のバネ構成要素が、それにより、前記生体吸収性が前記脱水状態から前記水和状態に移行する際に、前記第1の固定アームを前記固定姿勢に移動させることをさらに含む、
    請求項8に記載の生検マーカー。
  13. 前記本体セクションから第2のバネ構成要素に延びる第2のビームをさらに含み、
    前記第2のバネ構成要素が第2の固定アームと前記第2のビームとの間に存在し、
    前記挿入姿勢が、前記第2の固定アームが、前記バネ構成要素からの前記バネ力を超えるように力にさらされることをさらに含み、
    前記固定姿勢が、前記第2の固定アームが前記力を受けないこと、及び、前記第2のバネ構成要素が前記第2の固定アームを、バネによって静止の位置へ移動させ、それにより、前記生検マーカーの前記横方向のスパンを変化させることをさらに含む、
    請求項1に記載の生検マーカー。
  14. 前記第1のビームの前記長さと前記第2のビームの前記長さとが異なっている、請求項13に記載の生検マーカー。
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